JPH08301948A - 不飽和ポリエステル樹脂組成物、バルクモールディングコンパウンドおよびシートモールディングコンパウンド - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂組成物、バルクモールディングコンパウンドおよびシートモールディングコンパウンド

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JPH08301948A
JPH08301948A JP10447795A JP10447795A JPH08301948A JP H08301948 A JPH08301948 A JP H08301948A JP 10447795 A JP10447795 A JP 10447795A JP 10447795 A JP10447795 A JP 10447795A JP H08301948 A JPH08301948 A JP H08301948A
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JP
Japan
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resin composition
unsaturated polyester
component
iii
styrene
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JP10447795A
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English (en)
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Yukinori Harada
幸規 原田
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Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 成形サイクルの短い加熱圧縮成形法により、
耐水性および透明性に優れた成形品を効率よく得ること
ができ、かつ増粘特性に優れ、特に人造大理石用に適し
た不飽和ポリエステル樹脂組成物、これを用いたバルク
モールディングコンパウンドおよびシートモールディン
グコンパウンド。 【構成】 水素化ビスフェノールAを必須成分とする2
価アルコールおよびα,β−エチレン性不飽和二塩基酸
を用いて得られる不飽和ポリエステル(I)、共重合性
単量体(II)、成分(I)および(II)と共重合可能な
不飽和アルコール(III)ならびにスチレンと無水マレイ
ン酸のモル比(スチレン/無水マレイン酸)が3/1〜
7/1)の共重合体(IV)を含み、成分(IV)と成分
(I)、(II)および(III)の総量の重量配合比が10/9
0〜40/60である樹脂組成物に、成分(II)に可溶な
エポキシ樹脂(V)を含有させてなる不飽和ポリエステル
樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に人造大理石用に適
した不飽和ポリエステル樹脂組成物、さらに詳しくは金
型内で加熱圧縮成形することにより、優れた耐水性およ
び透明性を有する大理石調の成形品が得られ、かつ増粘
特性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物、これを用
いたバルクモールディングコンパウンドおよびシートモ
ールディングコンパウンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人造大理石調の成形品を得る方法
として、シートモールディングコンパウンドまたはバル
クモールディングコンパウンドを100〜160℃の温
度の金型を用いて3〜150kgf/cm2の成形圧力で圧縮
成形するプレス成形法が知られている。これらのコンパ
ウンドは、成形時の作業性および金型内の適切な流動性
を得ることを目的として酸化マグネシウムなどにより増
粘されるが、この増粘に際しては不飽和ポリエステルの
酸価、分子量、コンパウンド中の水分量などの適切な管
理が必要であるため作業性に劣るという問題があった。
またコンパウンドにイソシアネート類を添加し、不飽和
ポリエステル末端の水酸基を反応させて増粘する方法が
知られているが、コンパウンド中の水分により発泡し易
く、また得られる成形品が茶褐色となるため、大理石調
の成形品には使用できないという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術の問題を解決し、成形サイクルの短い加熱圧縮成形
法により、耐水性および透明性に優れた成形品を効率よ
く得ることができ、かつ増粘特性に優れ、特に人造大理
石用に適した不飽和ポリエステル樹脂組成物、これを用
いたバルクモールディングコンパウンドおよびシートモ
ールディングコンパウンドを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における不飽和ポ
リエステル樹脂組成物は、水素化ビスフェノールAを必
須成分とする2価アルコールおよびα,β−エチレン性
不飽和二塩基酸を用いて得られる不飽和ポリエステル
(I)、共重合性単量体(II)、成分(I)および(II)と
共重合可能な不飽和アルコール(III)ならびにスチ
レンと無水マレイン酸のモル比(スチレン/無水マレイ
ン酸)が3/1〜7/1の範囲であって数平均分子量が
5000未満であるスチレン−無水マレイン酸共重合体
(IV)を含み、かつ、成分(III)と成分(II)の重量配合比
〔(III)/(II)〕が1/99〜50/50の範囲であ
り、成分(I)と成分(II)および(III)の総量の重量配合
比〔(I)/((II)+(III))〕が30/70〜70/30
の範囲であり、成分(IV)と成分(I)、(II)および(III)
の総量の重量配合比〔(IV)/((I)+(II)+(III))〕が
10/90〜40/60の範囲である樹脂組成物に、成
分(II)に可溶なエポキシ樹脂(V)を含有させてなるもの
である。この不飽和ポリエステル樹脂組成物には、共重
合性単量体(II)に可溶なスズ化合物(VI)を含有させるこ
とが好ましい。また、これらの不飽和ポリエステル樹脂
組成物には、共重合性単量体(II)に可溶なイミダゾール
類(VII)を含有させることが好ましい。さらに、これら
の不飽和ポリエステル樹脂組成物に、ガラス粉末および
/または水酸化アルミニウムを含有させてなるものが好
ましい。本発明におけるバルクモールディングコンパウ
ンド又はシートモールディングコンパウンドは、この不
飽和ポリエステル樹脂組成物にガラス繊維および重合触
媒を添加して、好ましくは室温〜60℃の温度下に、熟
成することにより増粘させてなるものである。
【0005】前記不飽和ポリエステル(I)は、水素化ビ
スフェノールAを必須成分とする2価アルコールとα,
β−エチレン性不飽和二塩基酸とを公知の方法で合成さ
せて得られるが、必要に応じて飽和二塩基酸、水素化ビ
スフェノールA以外のアルコールなどを併用することが
できる。α,β−エチレン性不飽和二塩基酸としては、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸およ
びこれらの無水物などが用いられる。必要に応じて併用
される飽和二塩基酸としては、アジピン酸、セバシン
酸、コハク酸、グルコン酸、フタル酸無水物、オルトフ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフ
タル酸などが用いられる。
【0006】水素化ビスフェノールA以外の2価アルコ
ールとしては、アルカンジオール、オキサアルカンジオ
ール、ビスフェノールAにエチレンオキシドやプロピレ
ンオキシドを付加したジオールなどが用いられるが、こ
れらに加えて1価または3価のアルコールを用いてもよ
い。アルカンジオールとしては、エチレングリコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオ
ールなどが挙げられる。オキサアルカンジオールとして
は、ジエチレングリコール、トリオキシエチレングリコ
ールなどが挙げられる。これら2価のアルコールと併用
される1価または3価のアルコールとしては、オクチル
アルコール、オレイルアルコール、トリメチロールプロ
パンなどが挙げられる。これらの酸またはアルコールは
組合わせて用いてもよい。
【0007】前記2価アルコールにおいて、水素化ビス
フェノールAと水素化ビスフェノールA以外のアルコー
ルの配合割合は、耐水性等の特性から、通常、モル比
(水素化ビスフェノールA/水素化ビスフェノールA以
外のアルコール)で0.10/0.90〜0.50/
0.5の範囲が好ましく、、さらに光沢と作業性から
0.20/0.80〜0.40/0.60の範囲が好ま
しい。2価アルコールとα,β−エチレン性不飽和二塩
基酸の配合割合は、耐水性等の特性から、通常、モル比
(2価アルコール/α,β−エチレン性不飽和二塩基
酸)で0.90/1.00〜1.20/1.00の範囲
が好ましく、1.00/1.00〜1.10/1.00
の範囲がさらに好ましい。また飽和二塩基酸とα,β−
エチレン性不飽和二塩基酸の配合割合は、通常、モル比
(飽和二塩基酸/α,β−エチレン性不飽和二塩基酸)
で0/1.00〜0.70/0.30の範囲が好まし
く、0/1.00〜0.55/0.45の範囲がさらに
好ましい。
【0008】不飽和ポリエステル(I)の数平均分子量
は、作業性、耐水性等の特性から通常1000〜600
0の範囲とされる。この数平均分子量は、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー(GPC)測定による標準
ポリスチレン換算の値である。不飽和ポリエステル(I)
の製造に際し、アルコール成分として1価または3価の
アルコールを併用してもよい。これらを使用する場合、
その使用量はまたα,β−エチレン性不飽和二塩基酸お
よび飽和二塩基酸と1価または3価のアルコールの使用
量は、モル比〔1価または3価のアルコール/(α,β
−エチレン性不飽和二塩基酸+飽和二塩基酸)〕で0.
05/1.00未満の範囲とするのが好ましい。
【0009】本発明に用いられる共重合性単量体(II)と
しては、スチレン、p−クロルスチレン、ビニルトルエ
ン、ジビニルベンゼン、アクリル酸またはメタクリル酸
の炭素数1〜18個を有するアルコールとのエステル
(例えばメタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート)などが挙げら
れる。これらは2種以上組合わせて用いてもよい。
【0010】本発明に用いられる不飽和アルコール(II
I)は不飽和ポリエステル(I)および共重合性単量体(II)
と共重合可能なアルコールであり、このような不飽和ア
ルコール(III)としては、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒ
ドロキシブチルアクリレート等のヒドロキシアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルメ
タクリレート等のヒドロキシメタクリレート、マレイン
酸メチル(2−ヒドロキシエチル)、マレイン酸エチル
(2−ヒドロキシエチル)、マレイン酸プロピル(2−
ヒドロキシエチル)、マレイン酸ブチル(2−ヒドロキ
シエチル)、マレイン酸メチル(2−ヒドロキシプロピ
ル)、マレイン酸エチル(2−ヒドロキシブチル)等の
マレイン酸のアルキル(ヒドロキシアルキル)エステ
ル、イタコン酸メチル(2−ヒドロキシエチル)、イタ
コン酸エチル(2−ヒドロキシエチル)、イタコン酸プ
ロピル(2−ヒドロキシエチル)、イタコン酸エチル
(2−ヒドロキシプロピル)、イタコン酸メチル(2−
ヒドロキシブチル)等のイタコン酸アルキル(2−ヒド
ロキシアルキル)エステル、アリルアルコール等のアル
リ基を有するアルコール、ヒドロキシメチルアクリルア
ミド、ヒドロキシメチルメタクリルアミド等のアミド、
ヒドロキシメチルスチレン、ヒドロキシエチルスチレン
等のヒドロキシアルキルスチレンなどが挙げられる。こ
れらのうち、価格と入手性の点から2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレートおよび2−ヒドロキシプロピルアクリ
レートが好ましい。これらの不飽和アルコールは2種以
上を組合わせて用いてもよい。
【0011】本発明に用いられるスチレン−無水マレイ
ン酸共重合体(IV)は、スチレンと無水マレイン酸をモル
比(スチレン/無水マレイン酸)で3/1〜7/1の範
囲、好ましくは4/1〜5/1の範囲で配合し、公知の
重合法により数平均分子量5000未満、好ましくは1
500〜3000に調節して得られる。この数平均分子
量は、GPC測定による標準ポリスチレン換算の値であ
る。上記スチレンと無水マレイン酸の配合モル比が3/
1未満では不飽和ポリエステル(I)との相溶性が悪く、
相分離を起こすため、得られる大理石調成形品の特性が
低下する。またモル比が7/1を超えると得られる成形
品の透明性が低下する。また数平均分子量が5000以
上であると不飽和ポリエステル(I)、共重合性単量体(I
I)および不飽和アルコール(III)との相溶性が悪く、こ
れらが相分離を起こし、得られる成形品の特性が低下す
る。この共重合体(IV)としては、例えば岐阜セラック製
造所製商品名GSM−503、CSM−505等の市販
品を用いることができる。
【0012】本発明において、不飽和アルコール(III)
と共重合性単量体(II)の配合割合は重量比〔(III)/(I
I)〕で50/50〜1/99、好ましくは1/99〜1
5/85の範囲とされる。この重量比が50/50を超
えると、得られる成形品の耐水性が低下し、また1/9
9未満では、スチレン−無水マレイン酸共重合体(IV)の
不飽和ポリエステル(I)、共重合性単量体(II)および不
飽和アルコール(III)に対する相溶性が悪くなり、これ
らが相分離を起こすため得られる成形品の特性が低下す
る。また不飽和ポリエステル(I)と共重合性単量体(II)
および不飽和アルコール(III)の総量との配合割合は重
量比〔(I)/((II)+(III))〕で30/70〜70/3
0の範囲とされ、好ましくは45/55〜65/35の
範囲とされる。この重量比が30/70未満では硬化収
縮率が大きくなり、成形品に割れが生じ、また70〜3
0を超える範囲では得られる成形品の特性が低下する。
【0013】さらにスチレン−無水マレイン酸共重合体
(IV)と不飽和ポリエステル(I)、共重合性単量体(II)お
よび不飽和アルコール(III)の総量との配合割合は重量
比〔(IV)/((I)+(II)+(III))〕で10/90〜40
/60の範囲、好ましくは15/85〜30/70の範
囲とされる。この重量比が10/90未満では成形品に
割れが生じ、また40/60を超えると得られる成形品
の特性が低下する。また不飽和ポリエステル(I)、共重
合性単量体(II)および不飽和アルコール(III)との相溶
性が良好であれば、スチレンおよび無水マレイン酸以外
に、前述の共重合性単量体(II)をモル比〔(スチレン+
(II))/無水マレイン酸〕3/1〜7/1の範囲で配合
して得られる数平均分子量が5000未満である共重合
体を上記スチレン−無水マレイン酸共重合体と同じ使用
割合で用いることができる。この数平均分子量は、GP
C測定による標準ポリスチレン換算の値である。
【0014】本発明に用いられる共重合性単量体(II)に
可溶なエポキシ樹脂(V)としては、ビスフェノール型エ
ポキシ樹脂などが挙げられる。該エポキシ樹脂(V)は常
温で液状のものが好ましく、分子量としては300〜1
000の範囲が好ましい。またエポキシ樹脂(V)の使用
量は、得られる成形品の耐水性及び耐候性、樹脂組成物
の増粘性から不飽和ポリエステル(I)、共重合性単量体
(II)、不飽和アルコール(III)およびスチレン−無水マ
レイン酸共重合体(IV)よりなる樹脂組成物100重量部
に対して5〜20重量部が好ましく、5〜10重量部の
範囲がさらに好ましい。
【0015】本発明に用いられる共重合性単量体(II)に
可溶なスズ化合物(VI)は、エステル化反応を促進させ
る。このようなスズ化合物(VI)としては、例えばジブチ
ルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレート、ジブ
チルチンマレート、ジラウリルチンジアセテート、ジオ
クチルチンジアセテートなどが挙げられる。該スズ化合
物(VI)の使用量は、不飽和ポリエステル樹脂組成物1
00重量部に対して0.1〜1.0重量部の範囲が好ま
しい。本発明に用いられる共重合性単量体(II)に可溶な
イミダゾール類(VII)は、通常、エポキシ樹脂を酸無水
物で硬化させる際の硬化促進剤として使用されるもの
で、例えば、グリオギザールとアンモニアから製造され
る窒素を2個含む五員環化合物、2、4の位置に置換基
を導入した2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−
メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾールなどが
用いられる。イミダゾール類(VII)の使用量は、不飽和
ポリエステル樹脂組成物100重量部に対して1.0〜
5.0重量部の範囲が好ましい。
【0016】本発明に用いられるガラス粉末および/ま
たは水酸化アルミニウムには特に制限はなく、またその
使用量、粒径、粒径分布は得られる大理石調成形品の特
性に応じて適宜選択される。ガラス粉末または水酸化ア
ルミニウムの使用量は全樹脂分100重量部に対して1
00〜300重量部が好ましい。本発明になる不飽和ポ
リエステル樹脂組成物には、必要に応じてバルクモール
ディングコンパウンドおよびシートモールディングコン
パウンドに用いられるガラス繊維、重合触媒、離型剤、
重合禁止剤、さらにシランカップリング剤、紫外線吸収
剤、顔料、促進剤および連鎖移動剤等が適宜配合され
る。重合禁止剤としてはターシャリブチルパーオキシベ
ンゾエート等の有機過酸化物が使用され、通常、全樹脂
分100重量部に対して0.5〜3重量%使用されるの
が好ましい。さらに本発明の不飽和ポリエステル樹脂組
成物には、必要に応じてポリスチレン、ポリメチルメタ
クリレート、ポリ酢酸ビニル、これらの共重合体などの
併用もできる。得られる人造大理石の透明感から、これ
らのポリスチレン等はスチレン−無水マレイン酸共重合
体70重量部に対して30重量部以下の量で用いること
が好ましい。
【0017】本発明になるバルクモールディングコンパ
ウンドは、通常、不飽和ポリエステル(I)、共重合性単
量体(II)、不飽和アルコール(III)、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体(IV)およびエポキシ樹脂(V)を含む組
成物に、重合触媒、必要に応じてスズ化合物(VI)、イミ
ダゾール類(VII)を添加した後、ガラス粉末および/ま
たは水酸化アルミニウム、好ましくは長さが0.5〜6
mm程度のガラス繊維等の成分を加え、好ましくは脱気処
理をしながらよく混練し、室温〜60℃の雰囲気に3〜
5日間放置して熟成し、増粘させることにより得られ
る。ガラス繊維は全樹脂分100重量部に対して10〜
50重量部使用することが好ましい。このようにして得
られた良好な作業性を有するバルクモールディングコン
パウンドを金型内で加熱圧縮成形し、ラジカル重合によ
り硬化することにより、優れた耐水性および透明性を有
した人造大理石が得られる。温度は100〜150℃、
圧力は20〜150kg/cm2の範囲が好ましい。
【0018】本発明になるシートモールディングコンパ
ウンドは、通常、不飽和ポリエステル(I)、共重合性単
量体(II)、不飽和アルコール(III)、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体(IV)およびエポキシ樹脂(V)を含む組
成物に、重合触媒、必要に応じてスズ化合物(VI)、イミ
ダゾール類(VII)を添加した後、ガラス粉末および/ま
たは水酸化アルミニウムを加えてよく攪拌し、好ましく
は長さが25mm程度のガラス繊維に含浸させ、室温〜6
0℃の雰囲気に3〜5日間放置することにより得られ
る。ガラス繊維は全樹脂分100重量部に対して50〜
100重量部使用することが好ましい。このようにして
得られた良好な作業性を有するシートモールディングコ
ンパウンドを金型内で加熱圧縮成形し、ラジカル重合に
より硬化することにより優れた耐水性および透明性を有
した人造大理石が得られる。温度は100〜150℃、
圧力は20〜150kg/cmの範囲が好ましい。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 水素化ビスフェノールA 1410g、ネオペンチルグ
リコール250g、プロピレングリコール370gおよ
びイソフタル酸1490gを、攪拌機、還流コンデン
サ、窒素ガス導入管および温度計を取りつけた5リット
ル4つ口フラスコに仕込み、室温から190℃に1時間
で昇温し、その後215℃まで5時間で昇温して反応を
続けた。酸価が5mgKOH/g以下になった時点で温度
を120℃に下げ、ネオペンチルグリコール810gと
無水マレイン酸1070gを仕込み、1時間で160℃
まで昇温し、その後215℃まで4時間で昇温して反応
を続け、酸価22mgKOH/gの不飽和ポリエステル
(A)を得た。
【0020】次いで、不飽和ポリエステル(A)600
gをスチレン350gおよび2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート50gに溶解させた樹脂組成物(B)、GS
M−505〔スチレン−無水マレイン酸共重合体:スチ
レン/無水マレイン酸=5/1(モル比)、数平均分子
量2500、(株)岐阜セラック製造所製商品名〕600
gをスチレン400gに溶解させた樹脂組成物(C)、
エピコート828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
油化シェルエポキシ社製商品名)およびジブチルチンジ
ラウレートと1−シアノ−2−エチル−4−メチルイミ
ダゾールを、それぞれ重量比〔樹脂組成物(B)/樹脂
組成物(C)/エピコート828/ジブチルチンジラウ
レート/1−シアノ−2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール〕で60/40/81/0.5/12.0となるよ
うに配合し、十分に攪拌、混合して不飽和ポリエステル
樹脂組成物(D)を得た。
【0021】次いで、表1に示す成分(配合量は重量
部)を配合してプラネタリーミキサを用いて260mmH
gの減圧下で混練した後、40℃の雰囲気下で48時間
放置し、作業性の良好な増粘したバルクモールディング
コンパウンド(E)を得た。得られたバルクモールディ
ングコンパウンド(E)を、平板金型(250mm×50
0mm)を用いて厚さ8mmの成形品(F)を得た。成形条
件は金型温度130℃、成形圧力100kg/cm、成形時
間10分とした。得られた成形品(F)は優れた透明性
を有し、また線収縮率(室温における金型の寸法と成形
品の寸法から測定した)は0.3%であった。また成形
品(F)を90℃の熱水中に300時間浸漬した後、外
観を目視で評価した。成形品(F)にふくれ、クラック
および著しい白化は認められなかった。その他の試験結
果とともに表2に示す。
【0022】実施例2 実施例1で得た不飽和ポリエステル樹脂組成物(D)を
用い表1に示す配合で、常法により塗工した後、40℃
の雰囲気下で48時間放置し、作業性の良好なシートモ
ールディングコンパウンド(G)を得た。これを平板金
型(250mm×500mm)を用いて厚さ8mmの成形品
(H)を得た。成形条件は金型温度130℃、成形圧力
100kg/cm2、成形時間10分とした。得られた成形品
(H)は優れた透明性を有し、線収縮率は0.1%であ
った。また、成形品(H)を90℃の熱水中に300時
間浸漬しいた後、外観を目視で評価した。成形品(H)
にふくれ、クラックおよび著しい白化は認められなかっ
た。その他の試験結果とともに表2に示す。
【0023】比較例1 実施例1で得た不飽和ポリエステル樹脂組成物(B)、
同じく不飽和ポリエステル樹脂組成物(C)およびミリ
オネートMR−100(ポリメチレンポリフェニルポイ
ソシアネート、日本ポリウレタン工業(株)製商品名)
を、ぞれぞれ重量比〔樹脂組成物(B)/樹脂組成物
(C)/ミリオネートMR−100〕で60/40/8
となるように配合し、十分に攪拌、混合し、樹脂組成物
(I)を得た。次に表1に示す成分を配合してプラネタ
リーミキサを用いて260mmHgの減圧下で混練した
後、40℃の雰囲気下で48時間放置し、作業性の良好
な増粘したバルクモールディングコンパウンド(I)を
得た。バルクモールディングコンパウンド(I)を、平
板金型(250mm×500mm)を用いて厚さ8mmの成形
品(J)を得た。成形条件は金型温度140℃、成形圧
力100kg/cm2、成形時間10分とした。得られた成形
品は茶褐色を呈していた。その他の試験結果とともに表
2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】 光線透過率はJIS K 7105に準じて測定した。
煮沸特性は、90℃、300時間連続浸漬後の成形品の
外観を目視で観察した。線収縮率は室温における平板金
型の寸法と」成形品寸法の差から計算して求めた。
【0026】
【発明の効果】請求項1における不飽和ポリエステル樹
脂組成物によれば、耐水性および透明性に優れ,茶褐色
に着色しない成形品を得ることができる。請求項2にお
ける不飽和ポリエステル樹脂組成物によれば、耐水性お
よび透明性に優れ,茶褐色に着色しておらず、大理石調
の成形品を得ることができる。請求項3又は請求項4の
コンパウンドにより、成形サイクルの短い加熱圧縮成形
法により、耐水性および透明性に優れ,茶褐色に着色し
ておらず、大理石調の成形品を効率よく得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/06 MSF C08L 67/06 MSF //(C04B 26/18 14:22 14:36 14:42) 111:54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素化ビスフェノールAを必須成分とす
    る2価アルコールおよびα,β−エチレン性不飽和二塩
    基酸を用いて得られる不飽和ポリエステル(I)、共重
    合性単量体(II)、成分(I)および(II)と共重合可
    能な不飽和アルコール(III)ならびにスチレンと無水マ
    レイン酸のモル比(スチレン/無水マレイン酸)が3/
    1〜7/1の範囲であって数平均分子量が5000未満
    であるスチレン−無水マレイン酸共重合体(IV)を含
    み、かつ、成分(III)と成分(II)の重量配合比〔(III)/
    (II)〕が1/99〜50/50の範囲であり、成分(I)
    と成分(II)および(III)の総量の重量配合比〔(I)/((I
    I)+(III))〕が30/70〜70/30の範囲であり、
    成分(IV)と成分(I)、(II)および(III)の総量の重量配
    合比〔(IV)/((I)+(II)+(III))〕が10/90〜4
    0/60の範囲である樹脂組成物に、成分(II)に可溶な
    エポキシ樹脂(V)を含有させてなる不飽和ポリエステル
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不飽和ポリエステル用樹
    脂組成物にガラス粉末および/または水酸化アルミニウ
    ムを含有させてなる不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の不飽和ポリエステル樹脂
    組成物にガラス繊維および重合触媒を添加して熟成する
    ことにより増粘させてなるバルクモールディングコンパ
    ウンド。
  4. 【請求項4】 請求項4記載の樹脂組成物にガラス繊維
    および重合触媒を添加して熟成することにより増粘させ
    てなるシートモールディングコンパウンド。
JP10447795A 1995-04-27 1995-04-27 不飽和ポリエステル樹脂組成物、バルクモールディングコンパウンドおよびシートモールディングコンパウンド Pending JPH08301948A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523445A (ja) * 2000-02-18 2003-08-05 オリオン 21 エイ.ディ.プロプライエタリイ リミテッド 発光ゲルコートおよび成形用樹脂
US7030198B2 (en) * 2000-12-06 2006-04-18 Quarella S.P.A. Curable compositions comprising an epoxidised unsaturated polyester and mineral fillers
WO2020080240A1 (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 三菱ケミカル株式会社 シートモールディングコンパウンド、及び成形品

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JPWO2020080240A1 (ja) * 2018-10-16 2021-02-15 三菱ケミカル株式会社 シートモールディングコンパウンド、及び成形品

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