JPH08302577A - ゴム補強用スチールコード及びラジアルタイヤ - Google Patents
ゴム補強用スチールコード及びラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH08302577A JPH08302577A JP7137202A JP13720295A JPH08302577A JP H08302577 A JPH08302577 A JP H08302577A JP 7137202 A JP7137202 A JP 7137202A JP 13720295 A JP13720295 A JP 13720295A JP H08302577 A JPH08302577 A JP H08302577A
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- Japan
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- strands
- cord
- wire
- rubber
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- Pending
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/062—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】素線同士が直接接触せず、コード中心部はもと
より各素線の全周にもゴムを十分に浸透させることがで
き、耐食性の向上と素線間のフレッティング防止による
高い耐疲労性が得られるゴム補強用スチールコードを提
供する。 【構成】3本の素線からなるスチールコードで、大きい
波高さになるような波くせが予め巻き付け前に施された
3本の素線を用い、その内の2本の素線をほぼ平行に束
ねその2本の素線の周りに1本の素線をらせん状に巻き
付けることで素線同士をルーズにしている。
より各素線の全周にもゴムを十分に浸透させることがで
き、耐食性の向上と素線間のフレッティング防止による
高い耐疲労性が得られるゴム補強用スチールコードを提
供する。 【構成】3本の素線からなるスチールコードで、大きい
波高さになるような波くせが予め巻き付け前に施された
3本の素線を用い、その内の2本の素線をほぼ平行に束
ねその2本の素線の周りに1本の素線をらせん状に巻き
付けることで素線同士をルーズにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用タイヤや搬送用ベ
ルト等のゴム製品の補強に用いられるスチールコード及
びラジアルタイヤに関する。
ルト等のゴム製品の補強に用いられるスチールコード及
びラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車用タイヤにおけるベルト層の補強
には、従来一般に、3本ないし5本の素線を同一方向に
同時に撚り合せた1×3ないし1×5といった1×n構
造のスチールコードが用いられていた。しかし、この構
造では図1に示すように、コードを構成する素線間にほ
とんど隙間を有さないため、タイヤ成形後の加硫工程に
おいてコード内部の空隙部へのゴム浸入が困難であり、
コード長手において前記空隙部が連続することを避けら
れない。したがって、このようなタイヤの使用中、路面
の石や金属片等を踏みことによってキズが補強コードに
達すると、コード内部の空隙部を水が伝わり、コード全
体に錆びが伝播することになる。このような状態になる
とコード強力が低下するばかりでなく、コード表面とゴ
ムの界面で接着層が破壊され、いわゆるセパレーション
現象が発生し、タイヤとしての機能が著しく低下した
り、その寿命が低下してしまう。
には、従来一般に、3本ないし5本の素線を同一方向に
同時に撚り合せた1×3ないし1×5といった1×n構
造のスチールコードが用いられていた。しかし、この構
造では図1に示すように、コードを構成する素線間にほ
とんど隙間を有さないため、タイヤ成形後の加硫工程に
おいてコード内部の空隙部へのゴム浸入が困難であり、
コード長手において前記空隙部が連続することを避けら
れない。したがって、このようなタイヤの使用中、路面
の石や金属片等を踏みことによってキズが補強コードに
達すると、コード内部の空隙部を水が伝わり、コード全
体に錆びが伝播することになる。このような状態になる
とコード強力が低下するばかりでなく、コード表面とゴ
ムの界面で接着層が破壊され、いわゆるセパレーション
現象が発生し、タイヤとしての機能が著しく低下した
り、その寿命が低下してしまう。
【0003】このような欠点を改善するために、特公平
2−29408号公報には、n本の素線をほぼ平行に引
き揃えた素線束の周りに、n本の素線を巻き付けて撚り
合わせたn+n構造のスチールコードが開示されてい
る。図2はかかる先行技術による2+2構造のスチール
コード示しており、平行に引き揃えた2本の素線1a、
1aの周りに他の2本の素線2a、2aが巻き付けられ
るように撚り合されている。この構造においては、コー
ドの中心にゴムが浸入しない連続した空隙部が形成され
ないので、前記した1×n構造の欠点をかなり改善する
ことができる。
2−29408号公報には、n本の素線をほぼ平行に引
き揃えた素線束の周りに、n本の素線を巻き付けて撚り
合わせたn+n構造のスチールコードが開示されてい
る。図2はかかる先行技術による2+2構造のスチール
コード示しており、平行に引き揃えた2本の素線1a、
1aの周りに他の2本の素線2a、2aが巻き付けられ
るように撚り合されている。この構造においては、コー
ドの中心にゴムが浸入しない連続した空隙部が形成され
ないので、前記した1×n構造の欠点をかなり改善する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この2
+2構造のスチールコードにおいても、図2の(イ)及
び(ハ)の断面部位においては、コード中心部に図1
(b)の1×4構造と同様な空隙部が生じ、また、特に
引き揃えた2本の素線同士が互いに密着したりする部分
が生じたりするため、ゴム浸透性が未だ十分ではないと
いう問題があった。さらに、タイヤ中のコードに種々の
応力がかかった場合、先行技術では素線同士が密着して
いるため、この部分にゴムが介在しないと素線同士が擦
れ合うフレティング現象が起こり、耐疲労性においても
十分ではないという問題があった。
+2構造のスチールコードにおいても、図2の(イ)及
び(ハ)の断面部位においては、コード中心部に図1
(b)の1×4構造と同様な空隙部が生じ、また、特に
引き揃えた2本の素線同士が互いに密着したりする部分
が生じたりするため、ゴム浸透性が未だ十分ではないと
いう問題があった。さらに、タイヤ中のコードに種々の
応力がかかった場合、先行技術では素線同士が密着して
いるため、この部分にゴムが介在しないと素線同士が擦
れ合うフレティング現象が起こり、耐疲労性においても
十分ではないという問題があった。
【0005】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、素線
同士がほとんど直接接触せず、コード中心部はもとより
各素線の全周にもゴムを十分に浸透させることができ、
耐食性の向上と素線間のフレッティング防止による高い
耐疲労性が得られるゴム補強用スチールコードを提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、高性能で高
寿命のラジアルタイヤを提供することにある。
めに創案されたもので、その目的とするところは、素線
同士がほとんど直接接触せず、コード中心部はもとより
各素線の全周にもゴムを十分に浸透させることができ、
耐食性の向上と素線間のフレッティング防止による高い
耐疲労性が得られるゴム補強用スチールコードを提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、高性能で高
寿命のラジアルタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、タイトに巻き付けた場合に素線に生じる波高
さに比べて大きい波高さになるような波くせが予め巻き
付け前に施された3本の素線からなり、その内の2本の
素線をほぼ平行に束ねその2本の素線の周りに1本の素
線をらせん状に巻き付けることで素線同士がルーズにな
っている構成としたものである。前記型付け率は、束ね
られるべき2本の素線の型付け率PF2が110〜15
0%、外周に巻きつけられるべき1本の素線の型付け率
PF1が103〜140%の範囲にあることが好まし
い。また、他の目的を達成するため本発明は、上記構成
のスチールコードをベルト部の補強に用いたものであ
る。
本発明は、タイトに巻き付けた場合に素線に生じる波高
さに比べて大きい波高さになるような波くせが予め巻き
付け前に施された3本の素線からなり、その内の2本の
素線をほぼ平行に束ねその2本の素線の周りに1本の素
線をらせん状に巻き付けることで素線同士がルーズにな
っている構成としたものである。前記型付け率は、束ね
られるべき2本の素線の型付け率PF2が110〜15
0%、外周に巻きつけられるべき1本の素線の型付け率
PF1が103〜140%の範囲にあることが好まし
い。また、他の目的を達成するため本発明は、上記構成
のスチールコードをベルト部の補強に用いたものであ
る。
【0007】
【作用】本発明においては、素線の本数を3本とし、か
つほぼ平行に束ねた2本の素線の周りに1本の素線をら
せん状に巻きつけた2+1構造のスチールコードとして
いる。このためコードの中心部に大きな空隙部が生じな
い。しかも、前記素線束を含む素線は撚り合せ前に過大
な高さの波くせが連続的に施されている。これにより、
束を構成する2本の素線同士が連続して接触する長さも
極くわずかとなり、その2本の素線間にも隙間が創成さ
れるため、コードの長手方向において素線同士が部分的
に接触するのみとなり、コード長手のいかなる個所にお
いても3本の素線で囲まれて閉輪郭の部分が生じない。
したがって、各素線ともその周囲に十分ゴムが行き渡り
覆われて接着するので、耐触性、耐フレッティング性お
よび耐疲労性のすぐれたスチールコードとなる。なお、
素線数を3本にすることに伴うコード強力の低下は、素
線の太径化や強度のアップで補えばよいため問題ない。
また、かかる構造のスチールコードをタイヤのベルト部
の補強に用いることによって耐食性、耐セパレーション
性に強い、又高寿命のタイヤとすることができる。
つほぼ平行に束ねた2本の素線の周りに1本の素線をら
せん状に巻きつけた2+1構造のスチールコードとして
いる。このためコードの中心部に大きな空隙部が生じな
い。しかも、前記素線束を含む素線は撚り合せ前に過大
な高さの波くせが連続的に施されている。これにより、
束を構成する2本の素線同士が連続して接触する長さも
極くわずかとなり、その2本の素線間にも隙間が創成さ
れるため、コードの長手方向において素線同士が部分的
に接触するのみとなり、コード長手のいかなる個所にお
いても3本の素線で囲まれて閉輪郭の部分が生じない。
したがって、各素線ともその周囲に十分ゴムが行き渡り
覆われて接着するので、耐触性、耐フレッティング性お
よび耐疲労性のすぐれたスチールコードとなる。なお、
素線数を3本にすることに伴うコード強力の低下は、素
線の太径化や強度のアップで補えばよいため問題ない。
また、かかる構造のスチールコードをタイヤのベルト部
の補強に用いることによって耐食性、耐セパレーション
性に強い、又高寿命のタイヤとすることができる。
【0008】以下本発明を添付図面に基いて説明する。
図3は本発明によるゴム補強用スチールコードの一実施
例を模式的に示しており、1a,1a,1bは素線であ
り、それぞれ炭素鋼線材を伸線加工し、表面に真鍮など
のゴムとの接着性の良いめっきを施してなり、直径がた
とえば0.80〜2.50mm、引張り強さが110〜
135kgf/mm2となっている。3本の素線は直径
がすべて同じでも良いし、あるいは1本以上異なってい
ても良い。 前記3本の素線1a,1a,1bのうち2
本の素線1a,1aは長手方向にほぼ平行に引き揃えら
れた束となっており、残る1本の素線1bは前記束素線
1a,1aの外周に螺旋状に巻き付けられている。巻き
付けピッチは10〜18mmと任意である。
図3は本発明によるゴム補強用スチールコードの一実施
例を模式的に示しており、1a,1a,1bは素線であ
り、それぞれ炭素鋼線材を伸線加工し、表面に真鍮など
のゴムとの接着性の良いめっきを施してなり、直径がた
とえば0.80〜2.50mm、引張り強さが110〜
135kgf/mm2となっている。3本の素線は直径
がすべて同じでも良いし、あるいは1本以上異なってい
ても良い。 前記3本の素線1a,1a,1bのうち2
本の素線1a,1aは長手方向にほぼ平行に引き揃えら
れた束となっており、残る1本の素線1bは前記束素線
1a,1aの外周に螺旋状に巻き付けられている。巻き
付けピッチは10〜18mmと任意である。
【0009】しかも、束素線1a,1aともう1本の素
線1bは、コードにされる以前に、予め、100%を超
える型付け率で過大な高さの波くせが連続的に付けられ
ている。すなわち、束素線1a,1aの型付け率をPF
2とし、巻き付けられるべき1本の素線1bの型付け率
をPF1とすると、PF2=110〜150%,PF1=
103〜140%の範囲が好ましい。この理由は、PF
2,PF1ともその下限を下廻るとゴム浸透性が従来例と
ほぼ同じになり、一方、上限を上廻ると、素線の撚り込
み長さのバランスが悪くなり、耐疲労性の低下をきたす
等の特性低下が出てくるためである。
線1bは、コードにされる以前に、予め、100%を超
える型付け率で過大な高さの波くせが連続的に付けられ
ている。すなわち、束素線1a,1aの型付け率をPF
2とし、巻き付けられるべき1本の素線1bの型付け率
をPF1とすると、PF2=110〜150%,PF1=
103〜140%の範囲が好ましい。この理由は、PF
2,PF1ともその下限を下廻るとゴム浸透性が従来例と
ほぼ同じになり、一方、上限を上廻ると、素線の撚り込
み長さのバランスが悪くなり、耐疲労性の低下をきたす
等の特性低下が出てくるためである。
【0010】かかる構成により、図3(a)(b)のように、
束素線1a,1aともう1本の素線1bはコード長手方
向で局部的に接触するだけとなり、束素線1a,1aと
もう1本の素線1bの間には、隙間Sが創成される。し
かも、束を構成する2本の素線1a,1aも平行的であ
りながら連続して接触する領域が少なく、2本の素線1
a,1a間にも隙間S’が創成される。したがって、コ
ード長手方向のいかなる断面部位においても、1か所以
上の隙間が必ずあり、閉輪郭となる部分はない。
束素線1a,1aともう1本の素線1bはコード長手方
向で局部的に接触するだけとなり、束素線1a,1aと
もう1本の素線1bの間には、隙間Sが創成される。し
かも、束を構成する2本の素線1a,1aも平行的であ
りながら連続して接触する領域が少なく、2本の素線1
a,1a間にも隙間S’が創成される。したがって、コ
ード長手方向のいかなる断面部位においても、1か所以
上の隙間が必ずあり、閉輪郭となる部分はない。
【0011】本発明によるスチールコードは、例えば図
4に示すバンチャー式撚り線装置を用いて製造すること
ができる。この撚り線装置は、撚り線装置本体23の回
転の中心軸線上にガイドロール11、12、13、14
が設けられており、回転の中心軸線よりも外側には前記
ガイドロールと同一に回転するディスクロール15a、
15b、16a、16bが設けられている。また、ディ
スクロールより内側にはディスクロールの回転とは無関
係に定位置を保つ1個の素線供給ボビン19が配置され
ている。そして、撚り線装置本体23外には、2個の素
線供給ボビン20、21が設けられている。さらに、撚
り線装置本体23内には、各素線に過大なくせを付ける
ための型付装置18a、18bがそれぞれ設けられてい
る。
4に示すバンチャー式撚り線装置を用いて製造すること
ができる。この撚り線装置は、撚り線装置本体23の回
転の中心軸線上にガイドロール11、12、13、14
が設けられており、回転の中心軸線よりも外側には前記
ガイドロールと同一に回転するディスクロール15a、
15b、16a、16bが設けられている。また、ディ
スクロールより内側にはディスクロールの回転とは無関
係に定位置を保つ1個の素線供給ボビン19が配置され
ている。そして、撚り線装置本体23外には、2個の素
線供給ボビン20、21が設けられている。さらに、撚
り線装置本体23内には、各素線に過大なくせを付ける
ための型付装置18a、18bがそれぞれ設けられてい
る。
【0012】コードの製造に当っては、素線供給ボビン
20、21から束を構成すべき2本の素線1a、1aが
引き出され、これら素線1a,1aがガイドロール11
→15a、15b→ガイドロール12→第1の型付け装
置18a→ガイドロール13→ディスクロール16a、
16b→ガイドロール14を通過して巻取りボビン22
に巻き取られる。また、素線ボビン19からは巻き付け
用の素線1bが引き出され、この素線1bは第2の型付
け装置18b→ガイドロール13→ディスクロール16
a、16b→ガイドロール14を通過して巻取りボビン
22に巻取られる。そしてディスクロール15a、15
b、16a、16bが回転する状態のもとで、巻取りボ
ビン22が回転してコード3が巻取りボビン22に連続
して巻き取られる。
20、21から束を構成すべき2本の素線1a、1aが
引き出され、これら素線1a,1aがガイドロール11
→15a、15b→ガイドロール12→第1の型付け装
置18a→ガイドロール13→ディスクロール16a、
16b→ガイドロール14を通過して巻取りボビン22
に巻き取られる。また、素線ボビン19からは巻き付け
用の素線1bが引き出され、この素線1bは第2の型付
け装置18b→ガイドロール13→ディスクロール16
a、16b→ガイドロール14を通過して巻取りボビン
22に巻取られる。そしてディスクロール15a、15
b、16a、16bが回転する状態のもとで、巻取りボ
ビン22が回転してコード3が巻取りボビン22に連続
して巻き取られる。
【0013】上記過程において、素線ボビン20、21
から引き出された素線1a、1aはガイドロール11と
ディスクロール15a、15b及びガイドロール12を
通過するまでに一方向に撚り合わされ、そして第1の型
付け装置18aを通過する際に前記したPF2による過
大なくせ付けが施される。一方、素線ボビン19から引
き出されは素線1bは、第2の型付け装置18bを通過
する際に前記したPF1による過大にくせ付けされ、前
記2本の素線1a、1a上に引き合わされる。2本の素
線1a、1aはガイドロール13、14を通過するまで
に逆方向に撚り戻されるため、素線1a、1aは第1の
型付け装置18aによるうねりのくせが残るだけのほと
んど撚りのない状態になる。素線1bはガイドロール1
3、14を通過する際に素線1a、1aの周りに巻き付
けられ、2+1構造のスチールコード3としてボビン2
2に巻き取られる。なお、本発明のスチールコードはバ
ンチャー式撚り線装置でなくチューブラー式撚り線装置
でも勿論製造することができる。
から引き出された素線1a、1aはガイドロール11と
ディスクロール15a、15b及びガイドロール12を
通過するまでに一方向に撚り合わされ、そして第1の型
付け装置18aを通過する際に前記したPF2による過
大なくせ付けが施される。一方、素線ボビン19から引
き出されは素線1bは、第2の型付け装置18bを通過
する際に前記したPF1による過大にくせ付けされ、前
記2本の素線1a、1a上に引き合わされる。2本の素
線1a、1aはガイドロール13、14を通過するまで
に逆方向に撚り戻されるため、素線1a、1aは第1の
型付け装置18aによるうねりのくせが残るだけのほと
んど撚りのない状態になる。素線1bはガイドロール1
3、14を通過する際に素線1a、1aの周りに巻き付
けられ、2+1構造のスチールコード3としてボビン2
2に巻き取られる。なお、本発明のスチールコードはバ
ンチャー式撚り線装置でなくチューブラー式撚り線装置
でも勿論製造することができる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。直径0.28m
mの3本の素線を用い、波高さ(型付率)を種々変えて
本発明の2+1構造のスチールコードを製作し、実施例
1〜5とした。また、比較例として実施例と同一の素線
を用い、タイトに撚り合せた2+1構造スチールコード
を製作した。なお、従来例として、実施例と同一の素線
を用いて2+2構造のスチールコードを製作した。上記
実施例と比較例および従来例について、製作条件とコー
ド特性を表1に示す。なお、表1において、「ゴム浸透
性」は直線状のコードをゴム中で加硫してサンプルを作
製し、このゴム中のコードを長手方向に分解し、目視で
ゴムの浸透度を判定する方法に依った。コード中心部ま
で完全にゴムで覆われているものを100%とした。ま
た、「耐疲労性指数」は直線状のコードをゴム中で加硫
して円柱状のサンプルを作製し、ハンター式回転曲げ疲
労試験機にて107回を疲労限としてその値を求め、従
来例を100として指数で表した。
mの3本の素線を用い、波高さ(型付率)を種々変えて
本発明の2+1構造のスチールコードを製作し、実施例
1〜5とした。また、比較例として実施例と同一の素線
を用い、タイトに撚り合せた2+1構造スチールコード
を製作した。なお、従来例として、実施例と同一の素線
を用いて2+2構造のスチールコードを製作した。上記
実施例と比較例および従来例について、製作条件とコー
ド特性を表1に示す。なお、表1において、「ゴム浸透
性」は直線状のコードをゴム中で加硫してサンプルを作
製し、このゴム中のコードを長手方向に分解し、目視で
ゴムの浸透度を判定する方法に依った。コード中心部ま
で完全にゴムで覆われているものを100%とした。ま
た、「耐疲労性指数」は直線状のコードをゴム中で加硫
して円柱状のサンプルを作製し、ハンター式回転曲げ疲
労試験機にて107回を疲労限としてその値を求め、従
来例を100として指数で表した。
【0015】
【表1】
【0016】この表1から明らかなように、実施例1〜
5のスチールコードは安定した良好なゴム浸透性が確保
され、しかも従来の2+2構造に比べてフレティングが
少なく、耐疲労性がすぐれていることがわかる。
5のスチールコードは安定した良好なゴム浸透性が確保
され、しかも従来の2+2構造に比べてフレティングが
少なく、耐疲労性がすぐれていることがわかる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、コードがタイトに巻き付けた場合に素線に生じ
る波高さに比べて大きい波高さになるような波くせが予
め巻き付け前に施された3本の素線からなり、その内の
2本の素線をほぼ平行に束ね、その2本の素線の周りに
1本の素線をらせん状に巻き付けることで素線同士がル
ーズになっているため、コード長手方向のいかなる個所
においても素線間に隙間があり、3本の各素線ともその
周囲に十分にゴムが行き渡り覆われる。このため安定し
た良好なゴム浸透性が確保されるとともにフレッティン
グが少なく、耐疲労性が良好であるというすぐれた効果
が得られる。また、請求項2によれば、束ねられるべき
2本の素線の型付け率PF2と外周に巻きつけられるべ
き1本の素線の型付け率PF1を最適な範囲としている
ため、耐食性と耐疲労性をバランス良く実現するという
すぐれた効果が得られる。請求項3によれば、前記スチ
ールコードをベルト部の補強に用いたため、耐食性や耐
疲労性に優れた高寿命のラジアルタイヤを提供できると
いうすぐれた効果が得られる。
きには、コードがタイトに巻き付けた場合に素線に生じ
る波高さに比べて大きい波高さになるような波くせが予
め巻き付け前に施された3本の素線からなり、その内の
2本の素線をほぼ平行に束ね、その2本の素線の周りに
1本の素線をらせん状に巻き付けることで素線同士がル
ーズになっているため、コード長手方向のいかなる個所
においても素線間に隙間があり、3本の各素線ともその
周囲に十分にゴムが行き渡り覆われる。このため安定し
た良好なゴム浸透性が確保されるとともにフレッティン
グが少なく、耐疲労性が良好であるというすぐれた効果
が得られる。また、請求項2によれば、束ねられるべき
2本の素線の型付け率PF2と外周に巻きつけられるべ
き1本の素線の型付け率PF1を最適な範囲としている
ため、耐食性と耐疲労性をバランス良く実現するという
すぐれた効果が得られる。請求項3によれば、前記スチ
ールコードをベルト部の補強に用いたため、耐食性や耐
疲労性に優れた高寿命のラジアルタイヤを提供できると
いうすぐれた効果が得られる。
【図1】従来のスチールコードを模式的に示す断面図で
ある。
ある。
【図2】従来のスチールコードを模式的に示す説明図で
ある。
ある。
【図3】本発明によるスチールコードの一例を模式的に
示すもので、(a)はその側面図、(b)はその1ピッ
チ分の各部の断面図である。
示すもので、(a)はその側面図、(b)はその1ピッ
チ分の各部の断面図である。
【図4】本発明スチールコードの製造装置と製造法の一
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
1a,1a 束の素線 1b 巻き付け素線
Claims (3)
- 【請求項1】タイトに巻き付けた場合に素線に生じる波
高さに比べて大きい波高さとなるような波くせが予め巻
き付け前に施された3本の素線からなり、その内の2本
の素線をほぼ平行に束ね、その2本の素線の周りに1本
の素線をらせん状に巻き付けることで素線同士がルーズ
になっていることを特徴とするゴム補強用スチールコー
ド。 - 【請求項2】束ねられるべき2本の素線の型付け率PF
2が110〜150%、外周に巻きつけられるべき1本
の素線の型付け率PF1が103〜140%の範囲にあ
る請求項1に記載のゴム補強用スチールコード。 - 【請求項3】請求項1ないし2記載のスチールコードを
ベルト部の補強に用いてなるラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7137202A JPH08302577A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | ゴム補強用スチールコード及びラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7137202A JPH08302577A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | ゴム補強用スチールコード及びラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302577A true JPH08302577A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15193184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7137202A Pending JPH08302577A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | ゴム補強用スチールコード及びラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302577A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10140491A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-26 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | ゴム弾性体用スチールコード |
| JP2006089902A (ja) * | 2004-06-03 | 2006-04-06 | Sumitomo Denko Steel Wire Kk | ゴム物品補強用金属コード及びそのコードの製造方法 |
| JP2007191830A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Bridgestone Corp | ゴム−スチールコード複合体 |
| WO2008035771A1 (fr) * | 2006-09-22 | 2008-03-27 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | bandage radial pneumatique |
| CN105408129A (zh) * | 2013-07-15 | 2016-03-16 | 弘德产业株式会社 | 轮胎加固用钢丝绳 |
-
1995
- 1995-05-11 JP JP7137202A patent/JPH08302577A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10140491A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-26 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | ゴム弾性体用スチールコード |
| JP2006089902A (ja) * | 2004-06-03 | 2006-04-06 | Sumitomo Denko Steel Wire Kk | ゴム物品補強用金属コード及びそのコードの製造方法 |
| JP2007191830A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Bridgestone Corp | ゴム−スチールコード複合体 |
| WO2008035771A1 (fr) * | 2006-09-22 | 2008-03-27 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | bandage radial pneumatique |
| CN105408129A (zh) * | 2013-07-15 | 2016-03-16 | 弘德产业株式会社 | 轮胎加固用钢丝绳 |
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