JPH08303498A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
ディスクブレーキ装置Info
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- JPH08303498A JPH08303498A JP7135852A JP13585295A JPH08303498A JP H08303498 A JPH08303498 A JP H08303498A JP 7135852 A JP7135852 A JP 7135852A JP 13585295 A JP13585295 A JP 13585295A JP H08303498 A JPH08303498 A JP H08303498A
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- Japan
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- disc
- pin
- brake pad
- long hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスクブレーキ装置におけるブレーキパッ
ドのピンに押し当てられる長孔の耐摩耗性を向上する。 【構成】 ブレーキパッド10は、ディスクの側面に接す
るライニング15と、これを支持するプレート16とから構
成されている。プレート16には、ピン12に対してディス
クの回転方向に僅かに変移移動できるように長孔17が形
成され、ブレーキ本体に設けられたピンが長孔17に挿通
されている。ばね18の両端18b がピン12に亘って載置さ
れると共に、中央に形成された係合部18a がブレーキパ
ッド10の下側縁に係合され、長孔17の下縁17a とピン12
とを互いに押し当てるように付勢している。長孔17は、
長手方向の軸線がブレーキパッド10の中心線Cに交差す
るディスク2の接線方向に対して傾斜して交差するよう
に偏向して形成されている。
ドのピンに押し当てられる長孔の耐摩耗性を向上する。 【構成】 ブレーキパッド10は、ディスクの側面に接す
るライニング15と、これを支持するプレート16とから構
成されている。プレート16には、ピン12に対してディス
クの回転方向に僅かに変移移動できるように長孔17が形
成され、ブレーキ本体に設けられたピンが長孔17に挿通
されている。ばね18の両端18b がピン12に亘って載置さ
れると共に、中央に形成された係合部18a がブレーキパ
ッド10の下側縁に係合され、長孔17の下縁17a とピン12
とを互いに押し当てるように付勢している。長孔17は、
長手方向の軸線がブレーキパッド10の中心線Cに交差す
るディスク2の接線方向に対して傾斜して交差するよう
に偏向して形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車やオートバイ
(以下、単に車両という)に用いられるディスクブレー
キ装置に関するものである。
(以下、単に車両という)に用いられるディスクブレー
キ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に用いられるディスクブレーキ装置
は、一般に、車体側に固定されるブレーキ本体1と車輪
側に固定されるディスク2とから構成され、ブレーキ本
体1は、ブレーキパッド10と、このブレーキパッド10を
ディスク2に押し付けるキャリパ11とを備えている(図
1参照)。ブレーキ本体1には、その相対向する内面に
亘って一対のピン12が設けられている。ブレーキパッド
10は、ディスク2に押し付けられるライニング15と、こ
のライニング15を支持するためのプレート16とから構成
されている。ブレーキパッド10は、プレート16にピン12
が挿通され、ライニング15をディスク2に押し付けるよ
うに、キャリパ11の駆動によってディスク2の面に対し
て近接移動される。ピン12が挿通されるプレート16は、
ディスク2の側面に対して近接移動が可能なように、か
つ、ディスクブレーキ装置の作動時(制動時)にブレー
キパッド10がピン12に対してディスク2の回転方向(図
7において鎖線で示した矢印の方向)に僅かに変移でき
るように、ピン12に対してクリアランスを有する長孔20
が形成されている。なお、図における符号Oは、ディス
ク 2の中心点を示している。
は、一般に、車体側に固定されるブレーキ本体1と車輪
側に固定されるディスク2とから構成され、ブレーキ本
体1は、ブレーキパッド10と、このブレーキパッド10を
ディスク2に押し付けるキャリパ11とを備えている(図
1参照)。ブレーキ本体1には、その相対向する内面に
亘って一対のピン12が設けられている。ブレーキパッド
10は、ディスク2に押し付けられるライニング15と、こ
のライニング15を支持するためのプレート16とから構成
されている。ブレーキパッド10は、プレート16にピン12
が挿通され、ライニング15をディスク2に押し付けるよ
うに、キャリパ11の駆動によってディスク2の面に対し
て近接移動される。ピン12が挿通されるプレート16は、
ディスク2の側面に対して近接移動が可能なように、か
つ、ディスクブレーキ装置の作動時(制動時)にブレー
キパッド10がピン12に対してディスク2の回転方向(図
7において鎖線で示した矢印の方向)に僅かに変移でき
るように、ピン12に対してクリアランスを有する長孔20
が形成されている。なお、図における符号Oは、ディス
ク 2の中心点を示している。
【0003】プレート16の長孔20がピン12に対してクリ
アランスを有する状態で挿通されているため、振動によ
って異音が発生したりピン12やピン12に接触する長孔20
の周縁が摩耗・損傷しないように、挿通されたピン12と
長孔20の周縁を互いに押し当てるように付勢するための
ばね18が設けられている。ばね18は、その両端18b がピ
ン12に亘って載置されると共に、中央に形成された係合
部18a がブレーキパッド10の下側縁に係合され、長孔20
の下縁20a とピン12とを互いに押し当てるように付勢し
ている。ばね18の付勢力は、ディスク2の側面に対して
ブレーキパッド10が近接移動可能なように設定されてい
る。
アランスを有する状態で挿通されているため、振動によ
って異音が発生したりピン12やピン12に接触する長孔20
の周縁が摩耗・損傷しないように、挿通されたピン12と
長孔20の周縁を互いに押し当てるように付勢するための
ばね18が設けられている。ばね18は、その両端18b がピ
ン12に亘って載置されると共に、中央に形成された係合
部18a がブレーキパッド10の下側縁に係合され、長孔20
の下縁20a とピン12とを互いに押し当てるように付勢し
ている。ばね18の付勢力は、ディスク2の側面に対して
ブレーキパッド10が近接移動可能なように設定されてい
る。
【0004】このように構成されたディスクブレーキ装
置にあっては、従来からのブレーキパッド10に形成され
ている長孔20は、図7に示すように、その長軸方向の軸
線がブレーキパッド10の中心線Cに直交するディスクに
対する接線Tの方向と平行になるように形成されてい
た。
置にあっては、従来からのブレーキパッド10に形成され
ている長孔20は、図7に示すように、その長軸方向の軸
線がブレーキパッド10の中心線Cに直交するディスクに
対する接線Tの方向と平行になるように形成されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車両のエンジンを高速
回転させた場合等においては、エンジンから発生する振
動がディスクブレーキ装置に伝達してピン12を含むディ
スクブレーキ本体1とブレーキパッド10のプレート16と
が共振する。このとき、上記従来からのディスクブレー
キ装置にあっては、長孔20の長軸手方向の軸線が水平方
向に形成されているため、図7において実線の矢印で示
した方向の振動がプレート16の長孔20のピン12に押し当
てられた周縁に部分的に集中して衝撃を与えることとな
る。そのため、ディスクブレーキ装置の作動に起因する
摩耗以外に、振動の衝撃によってピン12に接触している
長孔20の摩耗が増大するという問題があった。
回転させた場合等においては、エンジンから発生する振
動がディスクブレーキ装置に伝達してピン12を含むディ
スクブレーキ本体1とブレーキパッド10のプレート16と
が共振する。このとき、上記従来からのディスクブレー
キ装置にあっては、長孔20の長軸手方向の軸線が水平方
向に形成されているため、図7において実線の矢印で示
した方向の振動がプレート16の長孔20のピン12に押し当
てられた周縁に部分的に集中して衝撃を与えることとな
る。そのため、ディスクブレーキ装置の作動に起因する
摩耗以外に、振動の衝撃によってピン12に接触している
長孔20の摩耗が増大するという問題があった。
【0006】また、ディスクブレーキ装置の作動時にお
いて、ブレーキパッド10は、ディスク2の中心点Oを中
心としてディスク2と共にピン12に対してディスク2の
回転方向に僅かに移動する。上記従来からのディスクブ
レーキ装置にあっては、プレート16の長孔20の長軸方向
の軸線がブレーキパッド10の中心線Cに直交するディス
ク2に対する接線Tの方向と平行になるように形成され
ているため、長孔20におけるディスク2に対する接線と
長孔20の長軸方向の軸線とが異なり、ブレーキパッド10
がディスク2の回転方向にスムーズに移動できず、ディ
スクブレーキ装置の作動に起因する摩耗も増大するとい
う問題があった。
いて、ブレーキパッド10は、ディスク2の中心点Oを中
心としてディスク2と共にピン12に対してディスク2の
回転方向に僅かに移動する。上記従来からのディスクブ
レーキ装置にあっては、プレート16の長孔20の長軸方向
の軸線がブレーキパッド10の中心線Cに直交するディス
ク2に対する接線Tの方向と平行になるように形成され
ているため、長孔20におけるディスク2に対する接線と
長孔20の長軸方向の軸線とが異なり、ブレーキパッド10
がディスク2の回転方向にスムーズに移動できず、ディ
スクブレーキ装置の作動に起因する摩耗も増大するとい
う問題があった。
【0007】本発明は、上記問題を優位に解決するため
になされたもので、ディスクブレーキ装置におけるブレ
ーキパッドのピンに押し当てられる長孔の耐摩耗性を向
上することを目的とするものである。
になされたもので、ディスクブレーキ装置におけるブレ
ーキパッドのピンに押し当てられる長孔の耐摩耗性を向
上することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るディスクブレーキ装置は、車体に固定
されるブレーキ本体と、車輪に固定されるディスクとか
ら構成され、前記ブレーキ本体は、キャリパによって前
記ディスク面に押し付けられるブレーキパッドと、該ブ
レーキパッドをディスク面に対して近接移動可能に支持
するピンとを備え、前記ブレーキパッドは、ディスクの
回転方向に変移可能に形成された長孔に前記ピンが挿通
され、前記長孔の周縁とピンとを押し当てるように付勢
するばねが設けられたディスクブレーキ装置において、
前記長孔の長軸方向の軸線を前記ディスクの接線方向に
対して交差するように偏向させて形成したことを特徴と
するものである。
に、本発明に係るディスクブレーキ装置は、車体に固定
されるブレーキ本体と、車輪に固定されるディスクとか
ら構成され、前記ブレーキ本体は、キャリパによって前
記ディスク面に押し付けられるブレーキパッドと、該ブ
レーキパッドをディスク面に対して近接移動可能に支持
するピンとを備え、前記ブレーキパッドは、ディスクの
回転方向に変移可能に形成された長孔に前記ピンが挿通
され、前記長孔の周縁とピンとを押し当てるように付勢
するばねが設けられたディスクブレーキ装置において、
前記長孔の長軸方向の軸線を前記ディスクの接線方向に
対して交差するように偏向させて形成したことを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明に係るディスク
ブレーキ装置は、長軸方向の軸線をディスクの接線方向
に対して交差するように偏向して形成されたブレーキパ
ッドの長孔とピンとがばねによって互いに押し当てられ
る。そのため、エンジンの振動等がディスクブレーキ装
置に伝達された際に、振動による衝撃が分散され、ま
た、ブレーキパッドの長孔のピンに対する接触点が変化
することとなる。
ブレーキ装置は、長軸方向の軸線をディスクの接線方向
に対して交差するように偏向して形成されたブレーキパ
ッドの長孔とピンとがばねによって互いに押し当てられ
る。そのため、エンジンの振動等がディスクブレーキ装
置に伝達された際に、振動による衝撃が分散され、ま
た、ブレーキパッドの長孔のピンに対する接触点が変化
することとなる。
【0010】さらに、上記のように構成された本発明に
係るディスクブレーキ装置は、ブレーキパッドの長孔の
長軸方向の軸線がブレーキパッドの中心線に直交するデ
ィスクの接線方向に対して交差するように偏向して形成
されているために、作動時においてブレーキパッドが挿
通されたピンに対してスムーズにディスクの回転方向に
移動することとなる。
係るディスクブレーキ装置は、ブレーキパッドの長孔の
長軸方向の軸線がブレーキパッドの中心線に直交するデ
ィスクの接線方向に対して交差するように偏向して形成
されているために、作動時においてブレーキパッドが挿
通されたピンに対してスムーズにディスクの回転方向に
移動することとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るディスクブレーキ装置の
一実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。なお、図
において同一符号は同一部分または相当部分とする。
一実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。なお、図
において同一符号は同一部分または相当部分とする。
【0012】図1に示すように、ディスクブレーキ装置
は、概略、車体に固定されるブレーキ本体1と車輪に固
定されるディスク2とから構成され、ブレーキ本体1
は、ブレーキパッド10と、このブレーキパッド10をディ
スク2に押し付けるキャリパ11とを備えている。なお、
この実施例においては、ディスク2の両側面にキャリパ
11を対向するように設けた例によって説明するが、この
実施例に限定されることなく、ディスク2の片側だけに
キャリパを設けたディスクブレーキ装置にも適用するこ
とができることはもちろんである。
は、概略、車体に固定されるブレーキ本体1と車輪に固
定されるディスク2とから構成され、ブレーキ本体1
は、ブレーキパッド10と、このブレーキパッド10をディ
スク2に押し付けるキャリパ11とを備えている。なお、
この実施例においては、ディスク2の両側面にキャリパ
11を対向するように設けた例によって説明するが、この
実施例に限定されることなく、ディスク2の片側だけに
キャリパを設けたディスクブレーキ装置にも適用するこ
とができることはもちろんである。
【0013】ブレーキ本体1の相対向する内面には、キ
ャリパ11が対向するように設けられ、一対のピン12が両
内面に亘って設けられている。キャリパ11は、油圧回路
(図示を省略した)に接続されたシリンダ13とこのシリ
ンダ13に嵌挿されたピストン14とから構成され、ブレー
キパッド10をディスク2の両面からはさむようにして押
し付けるものである。
ャリパ11が対向するように設けられ、一対のピン12が両
内面に亘って設けられている。キャリパ11は、油圧回路
(図示を省略した)に接続されたシリンダ13とこのシリ
ンダ13に嵌挿されたピストン14とから構成され、ブレー
キパッド10をディスク2の両面からはさむようにして押
し付けるものである。
【0014】ブレーキパッド10は、ディスク2の側面に
接するライニング15と、このライニング15を支持するた
めのプレート16とから構成されている。ブレーキパッド
10は、プレート16にピン12が挿通され、キャリパ11の駆
動によってディスク2の側面に対して近接移動され、ラ
イニング15をディスク2に押し付けて車輪の制動を行
う。ピン12に挿通されるプレート16には、ディスク2の
側面に対して近接移動が可能なように、かつ、ディスク
ブレーキ装置の作動時(制動時)にブレーキパッド10が
ピン12に対してディスク2の回転方向(図2において鎖
線で示した矢印の方向)に僅かに変移移動できるよう
に、ピン12に対してクリアランスを有する長孔17が形成
されている。
接するライニング15と、このライニング15を支持するた
めのプレート16とから構成されている。ブレーキパッド
10は、プレート16にピン12が挿通され、キャリパ11の駆
動によってディスク2の側面に対して近接移動され、ラ
イニング15をディスク2に押し付けて車輪の制動を行
う。ピン12に挿通されるプレート16には、ディスク2の
側面に対して近接移動が可能なように、かつ、ディスク
ブレーキ装置の作動時(制動時)にブレーキパッド10が
ピン12に対してディスク2の回転方向(図2において鎖
線で示した矢印の方向)に僅かに変移移動できるよう
に、ピン12に対してクリアランスを有する長孔17が形成
されている。
【0015】プレート16の長孔17がピン12に対してクリ
アランスを有する状態で挿通されているため、振動によ
って異音が発生したりピン12やピン12に接触する長孔17
の周縁が摩耗・損傷しないように、挿通されたピン12と
ブレーキパッド10を押し当てるように付勢するためのば
ね18が設けられている。ばね18は、針金様の線材からな
り、中央を折り曲げて係合部18a が形成されたもので、
その両端18b がピン12に亘って載置されると共に、中央
に形成された係合部18a がブレーキパッド10の下側縁に
係合され、図2においてブレーキパッド10をピン12に対
して持ち上げるように付勢し、長孔17の下縁17a とピン
12とを互いに押し当てている。ばね18の付勢力は、ディ
スク2の側面にブレーキパッド10が近接移動可能なよう
に設定されている。
アランスを有する状態で挿通されているため、振動によ
って異音が発生したりピン12やピン12に接触する長孔17
の周縁が摩耗・損傷しないように、挿通されたピン12と
ブレーキパッド10を押し当てるように付勢するためのば
ね18が設けられている。ばね18は、針金様の線材からな
り、中央を折り曲げて係合部18a が形成されたもので、
その両端18b がピン12に亘って載置されると共に、中央
に形成された係合部18a がブレーキパッド10の下側縁に
係合され、図2においてブレーキパッド10をピン12に対
して持ち上げるように付勢し、長孔17の下縁17a とピン
12とを互いに押し当てている。ばね18の付勢力は、ディ
スク2の側面にブレーキパッド10が近接移動可能なよう
に設定されている。
【0016】ピン12が挿通されるブレーキパッド10の長
孔17は、図2におよび図3に示すように、その長軸方向
の軸線がブレーキパッド10の中心線Cに直交するディス
ク2の接線Tの方向に対して傾斜して交差するように偏
向して形成されている。
孔17は、図2におよび図3に示すように、その長軸方向
の軸線がブレーキパッド10の中心線Cに直交するディス
ク2の接線Tの方向に対して傾斜して交差するように偏
向して形成されている。
【0017】以上のように構成された本発明に係るディ
スクブレーキ装置は、図3に示すように、ばね18によっ
てf1 の大きさおよび方向で長孔17の下縁17a とピン12
とが互いに押し当てられるように付勢されている。そし
て、エンジンの高速回転等によって振動がFの大きさお
よび方向でディスクブレーキ装置に伝達し、ピン12を含
むディスクブレーキ本体1とブレーキパッド10のプレー
ト16とが共振すると、ブレーキパッド10はばね18の押し
当てる力に抗してf2 に移動し、長孔17のピン12の接触
点が変化して振動による衝撃が分散されることとなる。
また、キャリパ11の駆動によってライニング15がディス
ク2に押し付けられる作動時においては、ブレーキパッ
ド10は、挿通されたピン12に対して長孔17の長軸方向軸
線に沿ってスムーズにディスク2の回転方向に移動する
こととなる。
スクブレーキ装置は、図3に示すように、ばね18によっ
てf1 の大きさおよび方向で長孔17の下縁17a とピン12
とが互いに押し当てられるように付勢されている。そし
て、エンジンの高速回転等によって振動がFの大きさお
よび方向でディスクブレーキ装置に伝達し、ピン12を含
むディスクブレーキ本体1とブレーキパッド10のプレー
ト16とが共振すると、ブレーキパッド10はばね18の押し
当てる力に抗してf2 に移動し、長孔17のピン12の接触
点が変化して振動による衝撃が分散されることとなる。
また、キャリパ11の駆動によってライニング15がディス
ク2に押し付けられる作動時においては、ブレーキパッ
ド10は、挿通されたピン12に対して長孔17の長軸方向軸
線に沿ってスムーズにディスク2の回転方向に移動する
こととなる。
【0018】なお、この実施例においては、図2に示す
ように、長孔17の下縁17a および上縁17b が直線でブレ
ーキパッド10に対して同方向に偏向させた例によって説
明したが、これに限定されることなく、図4に示すよう
に、ピン12に押し当てられる長孔17の下縁17a および上
縁17b を、円弧状の曲線に形成してもよい。また、長孔
17を偏向させる方向は、同方向に限定されることなく、
図5に示すように、左右対称の異なる方向とすることも
できる。さらに、図6に示すように、長孔17の形状を楕
円形とすることもできる。そして、ばね18がピン12と接
触する点の数および接触面積等に影響するばね18の形状
やばね係数等は、長孔17の形状や偏向させる方向によっ
て決定される。長孔17は、ディスク2の中心点Oから長
孔17の中心軸線までの半径R(図7参照)を有する接線
方向に偏向しているが、半径Rが大きい場合には接線の
傾斜角度が小さくなって従来のように中心軸線が水平に
近づくため、接線の傾斜角度よりも長孔17の偏向角度を
大きくすることが望ましい。
ように、長孔17の下縁17a および上縁17b が直線でブレ
ーキパッド10に対して同方向に偏向させた例によって説
明したが、これに限定されることなく、図4に示すよう
に、ピン12に押し当てられる長孔17の下縁17a および上
縁17b を、円弧状の曲線に形成してもよい。また、長孔
17を偏向させる方向は、同方向に限定されることなく、
図5に示すように、左右対称の異なる方向とすることも
できる。さらに、図6に示すように、長孔17の形状を楕
円形とすることもできる。そして、ばね18がピン12と接
触する点の数および接触面積等に影響するばね18の形状
やばね係数等は、長孔17の形状や偏向させる方向によっ
て決定される。長孔17は、ディスク2の中心点Oから長
孔17の中心軸線までの半径R(図7参照)を有する接線
方向に偏向しているが、半径Rが大きい場合には接線の
傾斜角度が小さくなって従来のように中心軸線が水平に
近づくため、接線の傾斜角度よりも長孔17の偏向角度を
大きくすることが望ましい。
【0019】このように、本発明に係るディスクブレー
キ装置においては、ブレーキパッド10に形成される長孔
17とは楕円等、ピン12に対してブレーキパッド10がディ
スク2の回転方向に移動することが可能な形状に形成さ
れた孔の意味で用いられ、また、長孔17の偏向とはその
長軸方向の軸線をディスクの接線方向に対して左右対
称、または同方向に傾斜させる意味で用いている。
キ装置においては、ブレーキパッド10に形成される長孔
17とは楕円等、ピン12に対してブレーキパッド10がディ
スク2の回転方向に移動することが可能な形状に形成さ
れた孔の意味で用いられ、また、長孔17の偏向とはその
長軸方向の軸線をディスクの接線方向に対して左右対
称、または同方向に傾斜させる意味で用いている。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、長軸方
向の軸線をディスクの接線方向に対して偏向させて形成
されたブレーキパッドの長孔とピンとがばねによって互
いに押し当てられるため、エンジンの振動等がディスク
ブレーキ装置に伝達された際に、振動による衝撃が分散
され、また、ブレーキパッドの穴のピンに対する接触点
が変化することとなる。したがって、本発明によれば、
ディスクブレーキ装置におけるブレーキパッドの作動に
起因する耐摩耗性と、車両の振動等に起因するピンに押
し当てられる長孔の耐摩耗性を向上することができる
等、特有の効果を奏することができる。
向の軸線をディスクの接線方向に対して偏向させて形成
されたブレーキパッドの長孔とピンとがばねによって互
いに押し当てられるため、エンジンの振動等がディスク
ブレーキ装置に伝達された際に、振動による衝撃が分散
され、また、ブレーキパッドの穴のピンに対する接触点
が変化することとなる。したがって、本発明によれば、
ディスクブレーキ装置におけるブレーキパッドの作動に
起因する耐摩耗性と、車両の振動等に起因するピンに押
し当てられる長孔の耐摩耗性を向上することができる
等、特有の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクブレーキ装置の側面図である。
【図2】本発明に係るディスクブレーキ装置のブレーキ
パッドを示す正面図である。
パッドを示す正面図である。
【図3】本発明に係るディスクブレーキ装置のブレーキ
パッドの長孔とピンとの押し当てられる力の関係を示す
概念図である。
パッドの長孔とピンとの押し当てられる力の関係を示す
概念図である。
【図4】本発明の別の実施例におけるブレーキパッドを
示す正面図である。
示す正面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例におけるブレーキパ
ッドを示す正面図である。
ッドを示す正面図である。
【図6】本発明のさらにまた別の実施例におけるブレー
キパッドを示す正面図である。
キパッドを示す正面図である。
【図7】従来のディスクブレーキ装置におけるブレーキ
パッドを示す正面図である。
パッドを示す正面図である。
1 ブレーキ本体 2 ディスク 10 ブレーキパッド 11 キャリパ 12 ピン 17 長孔 18 ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 車体に固定されるブレーキ本体と、車輪
に固定されるディスクとから構成され、前記ブレーキ本
体は、キャリパによって前記ディスク面に押し付けられ
るブレーキパッドと、該ブレーキパッドをディスク面に
対して近接移動可能に支持するピンとを備え、前記ブレ
ーキパッドは、ディスクの回転方向に変移可能に形成さ
れた長孔に前記ピンが挿通され、前記長孔の周縁とピン
とを押し当てるように付勢するばねが設けられたディス
クブレーキ装置において、 前記長孔の長軸方向の軸線を前記ディスクの接線方向に
対して交差するように偏向させて形成したことを特徴と
するディスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7135852A JPH08303498A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7135852A JPH08303498A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ディスクブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08303498A true JPH08303498A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15161283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7135852A Pending JPH08303498A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ディスクブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08303498A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003517548A (ja) * | 1999-12-16 | 2003-05-27 | フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー | ブレーキパッド支持ピン用のリテーナークリップ |
| DE102015104156A1 (de) * | 2015-03-19 | 2016-09-22 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Bremsklotz zur Befestigung an einem Bremssattel einer Fahrzeug-Bremsvorrichtung |
| ITUA20162181A1 (it) * | 2016-03-31 | 2017-10-01 | Freni Brembo Spa | Pastiglia, assieme, pinza e metodo per freno a disco |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP7135852A patent/JPH08303498A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003517548A (ja) * | 1999-12-16 | 2003-05-27 | フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー | ブレーキパッド支持ピン用のリテーナークリップ |
| JP4773021B2 (ja) * | 1999-12-16 | 2011-09-14 | フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー | ブレーキパッド支持ピン用のリテーナークリップ |
| DE102015104156A1 (de) * | 2015-03-19 | 2016-09-22 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Bremsklotz zur Befestigung an einem Bremssattel einer Fahrzeug-Bremsvorrichtung |
| US9920802B2 (en) | 2015-03-19 | 2018-03-20 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Brake pad for fastening on a brake caliper of a vehicle braking device |
| ITUA20162181A1 (it) * | 2016-03-31 | 2017-10-01 | Freni Brembo Spa | Pastiglia, assieme, pinza e metodo per freno a disco |
| US10690202B2 (en) | 2016-03-31 | 2020-06-23 | Freni Brembo S.P.A. | Pad, assembly, clamp and method for brake disc |
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