JPH08309901A - 発泡体と表皮材からなる複合材及びこれから得られた成型品 - Google Patents

発泡体と表皮材からなる複合材及びこれから得られた成型品

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JPH08309901A
JPH08309901A JP7118290A JP11829095A JPH08309901A JP H08309901 A JPH08309901 A JP H08309901A JP 7118290 A JP7118290 A JP 7118290A JP 11829095 A JP11829095 A JP 11829095A JP H08309901 A JPH08309901 A JP H08309901A
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JP
Japan
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foam
composite material
molded product
aggregate
weight
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JP7118290A
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Inventor
Yukinobu Matsumoto
行伸 松本
Kenji Kato
健二 加藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の複合材は、独立気泡率が70%以
上、好ましくは80〜99%で、ゲル分率が40%以上
であるポリプロピレン系樹脂発泡体と、同発泡体の一方
の面に貼り合わされた表皮材とからなるものである。本
発明の成型品は、上記構成の複合材が所要形状に成型さ
れると共に、該発泡体の他方の面に熱可塑性樹脂製の骨
材が一体成型されてなるものである。 【効果】 スタンピングモールドにおいて骨材用の熱可
塑性樹脂の溶融物を複合材の発泡体側に一体成型する際
に、骨材用熱可塑性樹脂の熱と圧力によって複合材の発
泡体が押し潰されることがなく、成型品表面に凹凸が発
生することを防止し、高品質な車輌内装成型品を得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリプロピレン系樹脂
発泡体と表皮材からなる複合材、及びこれから得られた
成形体に関する。このような成形体は、例えば自動車の
天井材やドアトリムなどの車輌用内装品に使用される。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の成型品は、スタンピン
グモールド法によって製造せられる。すなわち、成型型
の下型のプレス面上に骨材用熱可塑性樹脂を多数の団子
状でもしくはシート状で供給し、その上に、上側の表皮
材と下側のポリプロピレン系樹脂発泡体とからなる複合
材を加熱状態で供給し、その状態で適宜の加熱、加圧条
件下に骨材となる溶融状態の熱可塑性樹脂を上記発泡体
の下面に一体成型することによって所要形状の成型品が
得られる。
【0003】従来、このような成型品を得るのに使用さ
れるポリプロピレン系樹脂発泡体としては、下記のもの
が提案されている。
【0004】(1) ゲル分率が35%以上であり、かつ少
なくとも一方の表面から1mm深さまでの表層部分の平
均気泡径が200μm以下であるポリプロピレン系樹脂
発泡体(特開平2−102034号公報参照)。
【0005】(2) 両端のスチレン重合体と中央のエチレ
ン−ブチレン共重合体又はエチレン−プロピレン共重合
体とからなるブロック共重合体10〜55重量%と、ポ
リプロピレン系樹脂40〜85重量%と、ポリエチレン
系樹脂5〜40重量%とを含む樹脂混合組成物からな
り、弾性回復率が10%以下、成型性L/D(L;成型
型の深さ、D:成型型の直径)が0.3〜1.0である
連続シート状架橋発泡体(特開平2−255739号公
報参照)。
【0006】(3) 見掛密度が0.20〜0.025g/
cm3 、ゲル分率が0.5〜75%で、かつ、表面粗さ
の絶対値が15μm以下になるように加熱圧縮されて成
る表皮材積層用ポリオレフィン系樹脂発泡体(特開平1
−222929号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成を有
するポリプロピレン系樹脂発泡体を用いてスタンピング
モールド法によって上述のように所要形状の成型品を得
ようとすると、いずれの場合も、骨材用の熱可塑性樹脂
の溶融物を、発泡体と表皮材からなる複合材の発泡体側
に一体成型する際に、溶融熱可塑性樹脂の熱と圧力によ
り発泡体が押し潰されて薄く偏肉化し、又、部分的に発
泡体の厚みが変化して表皮材表面に凹凸が生じ易いとい
う難点があった。
【0008】本発明の目的は、上記の点に鑑み、スタン
ピングモールドにおいて骨材用の熱可塑性樹脂の溶融物
を複合材の発泡体側に一体成型する際に、発泡体が押し
潰されて薄く偏肉化したり表皮材表面に凹凸が生じる恐
れのないポリプロピレン系樹脂発泡体・表皮材系複合材
を提供すること、及びこれから得られた、例えば自動車
などの車輌用内装品に使用される成型品を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による複合材は、
独立気泡率が70%以上でゲル分率が40%以上である
ポリプロピレン系樹脂発泡体と、同発泡体の一方の面に
貼り合わされた表皮材とからなるものである。
【0010】ポリプロピレン系樹脂発泡体としては、独
立気泡率が80%〜99%であるものが好ましい。
【0011】本発明により、上記構成の複合材が所要形
状に成型されると共に、該発泡体の他方の面に熱可塑性
樹脂製の骨材が一体成型されてなる成型品が提供せられ
る。
【0012】上記ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造原
料として用いられるプロピレン系樹脂組成物は、ポリプ
ロピレン系樹脂、熱分解型発泡剤、架橋助剤、同助剤に
必要に応じて併用される過酸化物、必要に応じて添加さ
れる老化防止剤、顔料、その他の添加剤などからなるも
のである。
【0013】ポリプロピレン系樹脂は、ポリプロピレン
をベースとするもの(例えば、プロピレン成分を50重
量%以上含むもの)であれば特に限定されるものではな
く、プロピレンの単独重合体;プロピレンと他のオレフ
ィン例えばエチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸エステルなどとの共重合体;プ
ロピレンと他のオレフィン例えばエチレン、ブテンなど
との三元共重合体;ポリプロピレン樹脂に他のオレフィ
ン系樹脂をブロック、ランダムブロック、ランダム共重
合したものなどであり得る。これらの重合体は単独で使
用されてもよいし、2種以上併用されてもよい。又、ポ
リプロピレン系樹脂だけでは柔軟性が欠ける場合は、要
求品質に応じて低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体を5〜50重量部、望ましくは30〜40重量部
配合してもよい。
【0014】熱分解型発泡剤としては、ポリプロピレン
系樹脂組成物の溶融温度よりも高い熱分解温度を有する
ものであれば特に限定なく使用することができ、例え
ば、アゾジカルボンアミドや、これと同等もしくはそれ
より高温の熱分解温度を有するヒドラドジカルボンアミ
ド、アゾジカルボン酸バリウム塩、ジニトロソペンタエ
チレンテトラミン、ニトロソグアニジン、p,p' −オ
キシビスベンゼンスルホニルセミカルバジドなどが例示
される。これらの熱分解型発泡剤は単独で使用されても
よいし、2種以上併用されてもよい。又、発泡剤の分解
を促進させるために、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛など
公知の分解助剤を適宜添加してもよい。
【0015】熱分解型発泡剤の含有量は、ポリプロピレ
ン系樹脂100重量部に対して0.01〜30重量部が
好ましく、0.05〜15重量部がさらに好ましい。
【0016】架橋助剤としては、例えば、ジビニルベン
ゼン、ジアリルベンゼン、ジビニルナフタレン、ポリエ
チレンジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメ
タクリレート、ジアリルフタレートなどの二官能モノマ
ー、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリ
アリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテートな
どの三官能モノマーが用いられる。これらの架橋助剤は
単独で使用されてもよいし、2種以上併用されてもよ
い。
【0017】架橋助剤の好ましい添加量は、ポリプロピ
レン系樹脂100重量部に対して0.01〜30重量部
が好ましく、0.05〜15重量部がさらに好ましい。
【0018】化学架橋のために、架橋助剤に必要に応じ
て併用される有機パーオキサイドとしては、例えば、メ
チルエチルケトンパーオキサイド、t−ブチルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイドなどが挙げられる。
【0019】過酸化物の含有量は、ポリプロピレン系樹
脂100重量部に対して0.01〜10重量部が好まし
く、0.05〜5重量部がさらに好ましい。
【0020】ポリプロピレン系樹脂組成物には、その他
にも、抗酸化剤、熱安定剤、金属害防止剤、無機充填
物、紫外線吸収剤、顔料、石油樹脂などを必要に応じて
添加することができる。
【0021】ポリプロピレン系樹脂発泡体は、いわゆる
前架橋法で得られたものであってよいが、これに限定さ
れない。
【0022】前架橋法によるポリプロピレン系樹脂発泡
体の製造方法は、ポリプロピレン系樹脂に発泡剤や架橋
助剤などを添加し、必要に応じて無機質充填物、カップ
リング剤、各種添加剤を添加し、得られた配合物を溶融
混練して発泡性ポリプロピレン系樹脂組成物とし、この
組成物からシートを形成し、得られたシートを架橋さ
せ、ついで加熱して発泡剤を分解させることにより発泡
させ、発泡体とするものである。上記シートの形成はつ
ぎのように行う。単軸押出機、二軸押出機、ヘンシェル
ミキサー、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、ミ
キシングロールなどの汎用の混練装置を用いて、配合物
を熱分解型発泡剤の分解温度未満の温度で溶融混練し、
得られた混練物をシートに形成する。
【0023】発泡のための加熱手段としては、熱風、赤
外線もしくは電気ヒータ、スチーム加熱、超音波加熱又
はこれらの組み合わせが用いられる。
【0024】架橋方法としては、電子線架橋法や化学架
橋法が適用できる。電子線架橋法では、α線、β線、γ
線、X線、紫外線などの電離性放射線を用いる。照射線
量は通常は1〜50.0Mrad である。化学架橋法では
上記例示の有機パーオキサイド物を使用する。
【0025】こうして得られた発泡体の発泡倍率は通常
10〜20倍であり、また厚みは通常1.0〜4.0m
mである。
【0026】本発明に用いる発泡体の独立気泡率は70
%以上であり、好ましくは80%〜99%である。独立
気泡率が70%未満であると、骨材用熱可塑性樹脂の一
体成型時における熱と圧力によって発泡体が押し潰され
て薄く偏肉化してしまう。
【0027】本発明に用いる発泡体のゲル分率は40%
以上であり、好ましくは50〜75%である。ゲル分率
が40%未満になると、やはり骨材用熱可塑性樹脂の一
体成型時における熱と圧力によって発泡体が押し潰され
て薄く偏肉化してしまう。
【0028】ポリプロピレン系樹脂発泡体の一方の面に
貼り合わせる表皮材としては、ポリ塩化ビニル製シー
ト、熱可塑性エラストマーシート、ABS樹脂入りのポ
リ塩化ビニルシート、合成皮革、天然繊維ないしは合成
繊維製の布帛状物などが用いられる。表皮材の厚みは通
常0.3〜1mmである。
【0029】また、ポリプロピレン系樹脂発泡体の他方
の面に一体成型される骨材を構成する熱可塑性樹脂とし
ては、特に限定されないが、ポリオレフィン系樹脂を用
いるのが好ましい。これは、従来用いられていた植物繊
維系ハードボードやABSインジェクション品に比べ軽
量である点で有利である。ポリオレフィン系樹脂として
は、ポリプロピレン系樹脂に他のオレフィン系樹脂をブ
ロック、ランダムブロック、ランダム共重合したものな
どが例示される。又、プロピレンと、エチレン、酢酸ビ
ニル、アクリル酸エステルなどとの共重合体も使用でき
る。
【0030】さらに、骨材用熱可塑性樹脂にはタルク、
硅酸、炭酸カルシウムなどの無機物を骨材用樹脂の特性
を損わない範囲で配合してもよいし、又、成型性を損わ
ない範囲でABS樹脂、ポリスチレン系樹脂、石油樹脂
などオレフィン系以外の樹脂を添加してもよい。
【0031】つぎに、本発明による複合材の成型方法に
ついて説明すると、発泡体の気泡破壊などを軽減する上
で、射出成型よりも圧力の少いホットスタンピングモー
ルド法が好ましい。
【0032】添付図1は、ポットスタンピングモールド
法による複合材の成型例を示す。
【0033】まず、図1(a)に示すように、上下対に
なった成型型の下型(5) のプレス面に、団子状の骨材用
熱可塑性樹脂(6) を適量供給し、シート状のポリプロピ
レン系樹脂発泡体(1) に表皮材(2) を貼り合わせた複合
材(3) を、発泡体(1) が下型(5) を向くように供給す
る。
【0034】ついで、図1(b)に示すように、上型
(4) と下型(5) を合わせて所定の温度条件下で加圧成型
をすることにより、複合材(3) と、これの発泡体(1) に
骨材(7) が一体化した成型品(8) が成型される。骨材の
厚みは通常1〜5mmである。
【0035】その後、図1(c)に示すように、成型型
を開いて成型品(8) を型から取り出す。
【0036】
【作用】本発明によれば、骨材用の熱可塑性樹脂と一体
成型される発泡体の独立気泡率を70%以上に、またゲ
ル分率を40%以上に設定したから、骨材を複合材に一
体成型する際に、骨材用熱可塑性樹脂の熱と圧力によっ
て複合材の発泡体が押し潰されることがなく、成型品表
面に凹凸が発生することを防止し、高品質な車輌内装成
型品を得ることができる。
【0037】
【実施例】
実施例1 エチレン−プロピレンランダム共重合体(プロピレン含
量:96重量%、メルトインデックス:2)80重量%
と直鎖状ポリエチレン(メルトインデックス:6)20
重量%の樹脂ブレンド100重量部に、発泡剤としてア
ゾジカルボンアミドを6重量部、架橋助剤としてトリメ
チルプロパントリメタクリレート2.4重量部と1,9
−ノナンジオールジメタクリレート0.6重量部、安定
剤としてBHTを0.5重量部配合して、得られた配合
物を二軸押出機(120φ)で溶融混練し、混練物をア
ゾジカルボンアミドの分解温度以下の温度でTダイ法で
押出し、厚さ1.5mmのシートを形成した。
【0038】ついで、このシートに6.0Mrad の電子
線を平均ゲル分率が60%前後になるように照射して架
橋を施した。
【0039】その後、得られた架橋シートを280℃の
熱風縦型発泡炉で独立気泡率が85%前後になるように
加熱発泡した。
【0040】こうして、厚さ3mmの表面平滑な架橋発
泡シートを得た。
【0041】つぎに、この発泡シートの片面にコロナ処
理を施し、処理面にウレタン系接着剤を用いて、表皮材
として厚み0.6mmの軟質ポリ塩化ビニルシートを貼
り合わせ、発泡シートと表皮材とからなる複合材を作製
した。
【0042】つぎに、骨材用熱可塑性樹脂としてポリプ
ロピレン系樹脂を約200℃の温度で溶融した状態で、
スタンピングモールド用の下型のプレス面上に配し、同
樹脂の上方に、上記複合材を発泡体シートが下になるよ
うに配置し、プレスにより圧力70kg/cm2 で加圧し、
複合材に上記樹脂を熱融着により一体成型し、車輌用内
装成型品を作製した。
【0043】実施例2 発泡剤の配合量を15重量部に変えた点を除いて実施例
1と同じ操作を行い、成型品を作製した。
【0044】実施例3〜4 ポリプロピレン系樹脂と直鎖状ポリエチレンの比率を6
0重量%対40重量%変えた点を除いて実施例1〜2と
同じ操作を行い、それぞれ成型品を作製した。 実施例5〜6 独立気泡率が90%前後になるように、発泡条件を変え
た点を除いて実施例1〜2と同じ操作を行い、それぞれ
成型品を作製した。
【0045】実施例7〜8 独立気泡率が90%前後になるように、発泡条件を変え
た点を除いて実施例3〜4と同じ操作を行い、成型品を
作製した。
【0046】比較例1 押出しシートに電子線を平均ゲル分率が39%前後にな
るように照射した点を除いて実施例1と同じ操作を行
い、成型品を作製した。
【0047】比較例2 発泡剤の配合量を15重量部に変えた点を除いて比較例
1と同じ操作を行い、成型品を作製した。
【0048】比較例3〜4 ポリプロピレン系樹脂と直鎖状ポリエチレンの比率を6
0重量%対40重量%変えた点を除いて比較例1〜2と
同じ操作を行い、それぞれ成型品を作製した。
【0049】比較例5〜6 独立気泡率が65%前後になるように、発泡条件を変え
た点を除いて実施例1〜2と同じ操作を行い、それぞれ
成型品を作製した。
【0050】比較例7〜8 独立気泡率が65%前後になるように、発泡条件を変え
た点を除いて実施例3〜4と同じ操作を行い、それぞれ
成型品を作製した。
【0051】性能試験 a)発泡体の密度 発泡体の密度は下記の方法で測定した。
【0052】発泡体を10cm×10cmの大きさに切
断し、得られたサンプルの厚みをJIS−K−6767
に準じてダイヤルゲージで測定し、この測定値から体積
(V)を算出しておく。
【0053】つぎに、このサンプルの重量(W)を秤量
する。
【0054】発泡体の密度は下記の式で与えられる。
【0055】発泡体の密度(g/cm3 )=W/V
【0056】b)発泡体の独立気泡率 発泡体の独立気泡率の測定は、ASTM−D−2856
に準じて行った。具体的には、まず、発泡体を4cm×
3cmの大きさに正確に切断し、得られたサンプルの厚
みをJIS−K−6767に準じたダイヤルゲージで測
定し、この測定値から体積を算出しておく。
【0057】つぎに、この値を用いて、空気比較式比重
計(BECKMAN製MODEL930型)で所定の操
作を行い、測定数値(A)を求め、又、サンプルの重量
(B)を測定する。空気比較式比重計で測定した後のサ
ンプルの容積(C)をメスシリンダーでcc単位で読み
取る。ポリプロピレン系樹脂の比重を(D)とする。独
立気泡率は下記の式で与えられる。
【0058】
【0059】c)ゲル分率 発泡体のゲル分率はつぎの方法測定した。
【0060】まず、約0.2gの発泡体サンプルを精密
に秤量し、その重量をE(g)とする。
【0061】ついで、このサンプルを温度120℃でキ
シレン50ml中に24時間浸漬し、その後、200メ
ッシュの金網で濾過をし、金網上の不溶解分を真空乾燥
し、その不溶解分の重量を精密に秤量し、その重量をF
(g)とする。
【0062】ゲル分率は次式で算出する。
【0063】ゲル分率(%)=F/E×100
【0064】d)発泡体厚みの減少率 発泡体厚みの減少率は下記の方法で測定した。
【0065】発泡体の厚み(G)を図1(a)の状態で
成型前に測定しておく。成型後、得られた成型品を図1
(c)中のA−A' 線に沿う断面で切断し、この切断面
における発泡体の厚み(H)をスケール付きルーペで測
定する。
【0066】発泡体厚みの減少率は次式で与えられる。
【0067】発泡体厚みの減少率(%)=(G−H)/
G×100
【0068】発泡体厚みの減少程度の評価基準は下記の
通りである。
【0069】×:発泡体厚みの減少率50%以上、 △:40%〜50% ○:30%〜40%
【0070】e)表皮材表面の凹凸 表皮材表面の凹凸は目視により観察した。表皮材表面の
凹凸の評価基準は下記の通りである。
【0071】××:凹凸が激しい ×:凹凸がある ○:凹凸がない
【0072】性能試験の結果を表1にまとめて示す。
【0073】
【表1】 上記表から明らかなように、実施例の成型品はいずれの
項目においても良好な結果を示すことが認められる。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スタンピングモールドにおいて骨材用の熱可
塑性樹脂の溶融物を複合材の発泡体側に一体成型する際
に、骨材用熱可塑性樹脂の熱と圧力によって複合材の発
泡体が押し潰されることがなく、成型品表面に凹凸が発
生することを防止し、高品質な車輌内装成型品を得るこ
とができる。
【0075】
【実施例】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)、(b)及び(c)は、ポットス
タンピングモールド法による車輌用内装成型品の成型例
を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1:発泡体 2:表皮材 3:複合材 4:上型 5:下型 6:骨材用熱可塑性樹脂 7:骨材 8:成型品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:20 B29L 9:00 31:58

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立気泡率が70%以上でゲル分率が4
    0%以上であるポリプロピレン系樹脂発泡体と、同発泡
    体の一方の面に貼り合わされた表皮材とからなる複合
    材。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレン系樹脂発泡体の独立気泡
    率が80%〜99%である請求項1記載の複合材。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複合材が所要形状に成型
    されると共に、該発泡体の他方の面に熱可塑性樹脂製の
    骨材が一体成型されてなる成型品。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の複合材が所要形状に成型
    されると共に、該発泡体の他方の面に熱可塑性樹脂製の
    骨材が一体成型されてなる成型品。
JP7118290A 1995-05-17 1995-05-17 発泡体と表皮材からなる複合材及びこれから得られた成型品 Pending JPH08309901A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019111930A1 (ja) * 2017-12-07 2019-06-13 積水化成品工業株式会社 積層発泡シート、及びその成形体

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WO2019111930A1 (ja) * 2017-12-07 2019-06-13 積水化成品工業株式会社 積層発泡シート、及びその成形体
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