JPH09193271A - 成形用積層シート - Google Patents
成形用積層シートInfo
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- JPH09193271A JPH09193271A JP8004804A JP480496A JPH09193271A JP H09193271 A JPH09193271 A JP H09193271A JP 8004804 A JP8004804 A JP 8004804A JP 480496 A JP480496 A JP 480496A JP H09193271 A JPH09193271 A JP H09193271A
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- Japan
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- foam
- molding
- thickness
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- laminated sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨材表面に被覆層を形成するのに用いられる
成形用積層シートにおいて、発泡体層の切断面における
露出や表皮材のめくれに起因する外観不良を防止し得る
ものを提供する。 【解決手段】 独立気泡率70%以上、ゲル分率が40
重量%以上のポリプロピレン系樹脂発泡体5の一面に表
皮材6を貼り合わせてなり、骨材7の表面を被覆した後
に切断される余剰部分を有し、少なくとも上記切断が予
定されている位置における発泡体の厚みが、該部分以外
の発泡体5の厚みの60%以下となるように部分的に圧
縮されている成形用積層シート4。
成形用積層シートにおいて、発泡体層の切断面における
露出や表皮材のめくれに起因する外観不良を防止し得る
ものを提供する。 【解決手段】 独立気泡率70%以上、ゲル分率が40
重量%以上のポリプロピレン系樹脂発泡体5の一面に表
皮材6を貼り合わせてなり、骨材7の表面を被覆した後
に切断される余剰部分を有し、少なくとも上記切断が予
定されている位置における発泡体の厚みが、該部分以外
の発泡体5の厚みの60%以下となるように部分的に圧
縮されている成形用積層シート4。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂などから
なる骨材表面に被覆層を形成するための成形用積層シー
トに関し、特に、ポリプロピレン系樹脂発泡体と表皮材
とを積層してなる成形用積層シートに関する。
なる骨材表面に被覆層を形成するための成形用積層シー
トに関し、特に、ポリプロピレン系樹脂発泡体と表皮材
とを積層してなる成形用積層シートに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両における内装品では、
ヒトが接触する部分の感触を和らげるために、柔軟性に
富んだ被覆層で被覆された成形品が用いられている。す
なわち、合成樹脂などからなる骨材の表面を柔軟性を有
する被覆層で被覆してなる内装品が幅広く用いられてい
る。
ヒトが接触する部分の感触を和らげるために、柔軟性に
富んだ被覆層で被覆された成形品が用いられている。す
なわち、合成樹脂などからなる骨材の表面を柔軟性を有
する被覆層で被覆してなる内装品が幅広く用いられてい
る。
【0003】また、上記車両用内装品は、取り付けられ
る部分に応じて様々な形状を有する。従って、様々な形
状の骨材の表面に沿うように被覆層を形成する必要があ
るため、スタンピング成形やシートスタンピング成形な
どの成形方法により骨材表面に被覆層を一体化する方法
が採用されている。この種の方法では、成形に際し、先
ず、成形型の一方のプレス面上に、骨材を構成するため
の熱可塑性樹脂を、複数の位置に配置したり、シート状
の熱可塑性樹脂を配置したり、あるいは繊維状物を混合
してなる熱可塑性樹脂を配置しておく。他方、成形型の
他方のプレス面側に、被覆層を構成するためのシートを
配置しておく。そして、上記成形型を閉じ、加熱・加圧
することにより、合成樹脂からなる骨材を成形するとと
もに、該骨材の表面に被覆層を一体成形する。しかる
後、被覆層のうち、骨材表面からはみ出ている余剰部分
を切断刃により切断し、目的とする被覆層付きの内装品
を得ている。
る部分に応じて様々な形状を有する。従って、様々な形
状の骨材の表面に沿うように被覆層を形成する必要があ
るため、スタンピング成形やシートスタンピング成形な
どの成形方法により骨材表面に被覆層を一体化する方法
が採用されている。この種の方法では、成形に際し、先
ず、成形型の一方のプレス面上に、骨材を構成するため
の熱可塑性樹脂を、複数の位置に配置したり、シート状
の熱可塑性樹脂を配置したり、あるいは繊維状物を混合
してなる熱可塑性樹脂を配置しておく。他方、成形型の
他方のプレス面側に、被覆層を構成するためのシートを
配置しておく。そして、上記成形型を閉じ、加熱・加圧
することにより、合成樹脂からなる骨材を成形するとと
もに、該骨材の表面に被覆層を一体成形する。しかる
後、被覆層のうち、骨材表面からはみ出ている余剰部分
を切断刃により切断し、目的とする被覆層付きの内装品
を得ている。
【0004】上記被覆層を構成するためのシートとして
は、柔軟性を与えるためのポリプロピレン系樹脂発泡体
の一面に良好な接触感や外観を与えるための合成樹脂シ
ートよりなる表皮材を貼り合わせてなる積層シートが用
いられている。また、上記ポリプロピレン系樹脂発泡体
としては、下記の〜に記載のように種々のものが提
案されている。
は、柔軟性を与えるためのポリプロピレン系樹脂発泡体
の一面に良好な接触感や外観を与えるための合成樹脂シ
ートよりなる表皮材を貼り合わせてなる積層シートが用
いられている。また、上記ポリプロピレン系樹脂発泡体
としては、下記の〜に記載のように種々のものが提
案されている。
【0005】ゲル分率が35重量%以上であり、かつ
少なくとも一方の表面から1mm深さまでの表層部分の
平均気泡径が200μm以下であるポリプロピレン系樹
脂発泡体(特開平2−102034号公報)。
少なくとも一方の表面から1mm深さまでの表層部分の
平均気泡径が200μm以下であるポリプロピレン系樹
脂発泡体(特開平2−102034号公報)。
【0006】両端のスチレン重合体と中央のエチレン
−ブチレン共重合体またはエチレン−プロピレン共重合
体とからなるブロック共重合体10〜55重量%と、ポ
リプロピレン系樹脂40〜85重量%と、ポリエチレン
系樹脂5〜40重量%とを含む樹脂混合組成物からな
り、弾性回復率が10%以下、成形性L/D(L:成形
型の深さ、D:成形型の直径)が0.3〜1.0である
連続シート状架橋発泡体(特開平2−255739号公
報)。
−ブチレン共重合体またはエチレン−プロピレン共重合
体とからなるブロック共重合体10〜55重量%と、ポ
リプロピレン系樹脂40〜85重量%と、ポリエチレン
系樹脂5〜40重量%とを含む樹脂混合組成物からな
り、弾性回復率が10%以下、成形性L/D(L:成形
型の深さ、D:成形型の直径)が0.3〜1.0である
連続シート状架橋発泡体(特開平2−255739号公
報)。
【0007】見掛密度が0.20〜0.025g/c
m3 、ゲル分率が0.5〜75重量%であり、表面粗さ
の絶対値が15μm以下となるように加熱圧縮されてな
る表皮材積層用ポリオレフィン系樹脂発泡体(特開平1
−222929号公報)。
m3 、ゲル分率が0.5〜75重量%であり、表面粗さ
の絶対値が15μm以下となるように加熱圧縮されてな
る表皮材積層用ポリオレフィン系樹脂発泡体(特開平1
−222929号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り提案されている上記ポリプロピレン系樹脂発泡体と表
皮材とを積層してなる積層シートを用い、上述した成形
方法により被覆層付き成形品を得、成形後に積層シート
の余剰部分を切断した場合、上記ポリプロピレン系樹脂
発泡体が切断面に露出することになり、表皮材と骨材と
の間から該発泡体層が見えることになるため、外観を損
なうという問題があった。
り提案されている上記ポリプロピレン系樹脂発泡体と表
皮材とを積層してなる積層シートを用い、上述した成形
方法により被覆層付き成形品を得、成形後に積層シート
の余剰部分を切断した場合、上記ポリプロピレン系樹脂
発泡体が切断面に露出することになり、表皮材と骨材と
の間から該発泡体層が見えることになるため、外観を損
なうという問題があった。
【0009】加えて、切断刃による切断後に該切断刃を
引き抜くに際し、切断刃と発泡体との摩擦抵抗により、
発泡体と表皮材とが剥離して表皮材が表面側にめくれ、
より一層外観が損なわれることもあった。
引き抜くに際し、切断刃と発泡体との摩擦抵抗により、
発泡体と表皮材とが剥離して表皮材が表面側にめくれ、
より一層外観が損なわれることもあった。
【0010】本発明の目的は、骨材表面に被覆層を形成
するのに用いられる成形用積層シートであって、上記発
泡体層の露出や表皮材のめくれに起因する外観不良を効
果的に防止し得るものを提供することにある。
するのに用いられる成形用積層シートであって、上記発
泡体層の露出や表皮材のめくれに起因する外観不良を効
果的に防止し得るものを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、骨材表面に成
形法により被覆層を形成するのに用いられる成形用積層
シートであり、下記の構成を備えることを特徴とし、そ
れによって上記課題を達成するものである。
形法により被覆層を形成するのに用いられる成形用積層
シートであり、下記の構成を備えることを特徴とし、そ
れによって上記課題を達成するものである。
【0012】すなわち、本発明に係る成形用積層シート
は、独立気泡率が70%以上であり、ゲル分率が40重
量%以上のポリプロピレン系樹脂発泡体の一面に表皮材
を貼り合わせた構造を有し、かつ骨材表面を上記発泡体
側から被覆した後に切断される余剰部分を有し、少なく
とも上記切断が予定されている位置における発泡体が、
該部分以外の発泡体の厚みの60%以下の厚みを有して
いることを特徴とする。
は、独立気泡率が70%以上であり、ゲル分率が40重
量%以上のポリプロピレン系樹脂発泡体の一面に表皮材
を貼り合わせた構造を有し、かつ骨材表面を上記発泡体
側から被覆した後に切断される余剰部分を有し、少なく
とも上記切断が予定されている位置における発泡体が、
該部分以外の発泡体の厚みの60%以下の厚みを有して
いることを特徴とする。
【0013】以下、本発明の詳細を説明する。 (ポリプロピレン系樹脂発泡体)本発明において、上記
ポリプロピレン系樹脂発泡体は、ポリプロピレン系樹
脂、熱分解型発泡剤、架橋助剤、架橋助剤に必要に応じ
て併用される過酸化物、必要に応じて添加される老化防
止剤、顔料、その他の添加剤などからなる発泡性ポリプ
ロピレン系樹脂組成物を原料として製造することができ
る。
ポリプロピレン系樹脂発泡体は、ポリプロピレン系樹
脂、熱分解型発泡剤、架橋助剤、架橋助剤に必要に応じ
て併用される過酸化物、必要に応じて添加される老化防
止剤、顔料、その他の添加剤などからなる発泡性ポリプ
ロピレン系樹脂組成物を原料として製造することができ
る。
【0014】上記ポリプロピレン系樹脂は、ポリプロピ
レンをベースとするもの(例えば、プロピレン成分を5
0重量%以上含む樹脂)であれば特に限定されるもので
はなく、プロピレンの単独重合体;プロピレンと他のオ
レフィン、例えばエチレン、酢酸ビニル、(メタ)アク
リル酸、(メタ)アクリル酸エステルなどとの共重合
体;プロピレンと他のオレフィン、例えばエチレン、ブ
テンなどとの三元共重合体;ポリプロピレン樹脂に他の
オレフィン系樹脂をブロック、ランダムブロック、ラン
ダム共重合したものなどを用いることができる。これら
の重合体は、単独で使用されてもよく、2種以上併用さ
れてもよい。
レンをベースとするもの(例えば、プロピレン成分を5
0重量%以上含む樹脂)であれば特に限定されるもので
はなく、プロピレンの単独重合体;プロピレンと他のオ
レフィン、例えばエチレン、酢酸ビニル、(メタ)アク
リル酸、(メタ)アクリル酸エステルなどとの共重合
体;プロピレンと他のオレフィン、例えばエチレン、ブ
テンなどとの三元共重合体;ポリプロピレン樹脂に他の
オレフィン系樹脂をブロック、ランダムブロック、ラン
ダム共重合したものなどを用いることができる。これら
の重合体は、単独で使用されてもよく、2種以上併用さ
れてもよい。
【0015】また、ポリプロピレン系樹脂だけでは柔軟
性が欠ける場合には、要求品質に応じて低密度ポリエチ
レン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体などを、上記ポリプロピ
レン系樹脂100重量部に対し、好ましくは5〜50重
量部、より好ましくは30〜40重量部配合してもよ
い。
性が欠ける場合には、要求品質に応じて低密度ポリエチ
レン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体などを、上記ポリプロピ
レン系樹脂100重量部に対し、好ましくは5〜50重
量部、より好ましくは30〜40重量部配合してもよ
い。
【0016】上記発泡性ポリプロピレン系樹脂組成物に
用いられる熱分解型発泡剤としては、ポリプロピレン系
樹脂の溶融粘度よりも高い熱分解温度を有するものであ
れば特に限定されるものではなく、例えば、アゾジカル
ボンアミドや、これと同等もしくはより高温の熱分解温
度を有するヒドラジドジカルボンアミド、アゾジカルボ
ン酸バリウム塩、ジニトロソペンタエチレンテトラミ
ン、ニトロソグアニジン、p,p´−オキシビスベンゼ
ンスルホン酸セミカルバジドなどを用いることができ
る。これらの熱分解型発泡剤は、単独で使用されてもよ
く、2種以上併用されてもよい。また、発泡剤の分解を
促進させるために、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛などの
公知の分解助剤を適宜添加してもよい。
用いられる熱分解型発泡剤としては、ポリプロピレン系
樹脂の溶融粘度よりも高い熱分解温度を有するものであ
れば特に限定されるものではなく、例えば、アゾジカル
ボンアミドや、これと同等もしくはより高温の熱分解温
度を有するヒドラジドジカルボンアミド、アゾジカルボ
ン酸バリウム塩、ジニトロソペンタエチレンテトラミ
ン、ニトロソグアニジン、p,p´−オキシビスベンゼ
ンスルホン酸セミカルバジドなどを用いることができ
る。これらの熱分解型発泡剤は、単独で使用されてもよ
く、2種以上併用されてもよい。また、発泡剤の分解を
促進させるために、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛などの
公知の分解助剤を適宜添加してもよい。
【0017】上記熱分解型発泡剤の含有量は、ポリプロ
ピレン系樹脂100重量部に対し、0.01〜30重量
部が好ましく、0.05〜15重量部がさらに好まし
い。上記架橋助剤としては、例えば、ジビニルベンゼ
ン、ジアリルベンゼン、ジビニルナフタレン、ポリエチ
レンジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタ
クリレート、ジアリルフタレートなどの二官能モノマ
ー、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリ
アリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテートな
どの三官能モノマーが用いられる。これらの架橋助剤
は、単独で使用されてもよく、2種以上併用されてもよ
い。
ピレン系樹脂100重量部に対し、0.01〜30重量
部が好ましく、0.05〜15重量部がさらに好まし
い。上記架橋助剤としては、例えば、ジビニルベンゼ
ン、ジアリルベンゼン、ジビニルナフタレン、ポリエチ
レンジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタ
クリレート、ジアリルフタレートなどの二官能モノマ
ー、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリ
アリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテートな
どの三官能モノマーが用いられる。これらの架橋助剤
は、単独で使用されてもよく、2種以上併用されてもよ
い。
【0018】上記架橋助剤の好ましい添加量は、ポリプ
ロピレン系樹脂100重量部に対し0.01〜30重量
部が好ましく、0.05〜15重量部がさらに好まし
い。化学架橋のために、上記架橋助剤に必要に応じて併
用される有機過酸化物としては、例えば、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイドなどが挙げられる。
ロピレン系樹脂100重量部に対し0.01〜30重量
部が好ましく、0.05〜15重量部がさらに好まし
い。化学架橋のために、上記架橋助剤に必要に応じて併
用される有機過酸化物としては、例えば、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイドなどが挙げられる。
【0019】上記過酸化物の含有量は、ポリプロピレン
系樹脂100重量部に対し、0.01〜10重量部が好
ましく、0.05〜5重量部がさらに好ましい。上記発
泡性ポリプロピレン系樹脂組成物には、その他、抗酸化
剤、熱安定剤、金属害防止剤、無機充填剤、紫外線吸収
剤、顔料、石油樹脂などを必要に応じて添加することが
できる。
系樹脂100重量部に対し、0.01〜10重量部が好
ましく、0.05〜5重量部がさらに好ましい。上記発
泡性ポリプロピレン系樹脂組成物には、その他、抗酸化
剤、熱安定剤、金属害防止剤、無機充填剤、紫外線吸収
剤、顔料、石油樹脂などを必要に応じて添加することが
できる。
【0020】なお、上記ポリプロピレン系樹脂発泡体
は、いわゆる前架橋法で得られたものでもよいが、特に
これに限定されるものではない。前架橋法によりポリプ
ロピレン系樹脂発泡体を製造する方法とは、ポリプロピ
レン系樹脂に発泡剤や架橋助剤などを添加し、必要に応
じて無機充填剤、カップリング剤、各種添加剤を添加
し、得られた配合物を溶融混練し、発泡性ポリプロピレ
ン系樹脂組成物を得る。この樹脂組成物からシートを成
形し、得られたシートを架橋し、次に加熱することによ
り熱分解型発泡剤を分解させることにより発泡させ、発
泡体を得る。
は、いわゆる前架橋法で得られたものでもよいが、特に
これに限定されるものではない。前架橋法によりポリプ
ロピレン系樹脂発泡体を製造する方法とは、ポリプロピ
レン系樹脂に発泡剤や架橋助剤などを添加し、必要に応
じて無機充填剤、カップリング剤、各種添加剤を添加
し、得られた配合物を溶融混練し、発泡性ポリプロピレ
ン系樹脂組成物を得る。この樹脂組成物からシートを成
形し、得られたシートを架橋し、次に加熱することによ
り熱分解型発泡剤を分解させることにより発泡させ、発
泡体を得る。
【0021】なお、上記シートの形成は、単軸押出機、
二軸押出機、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサ
ー、ニーダー、ミキシングロールなどの汎用の混練装置
を用い、上記配合物を熱分解型発泡剤の分解温度未満の
温度で溶融混練し、得られた混練物をシート状に形成す
ることにより行う。
二軸押出機、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサ
ー、ニーダー、ミキシングロールなどの汎用の混練装置
を用い、上記配合物を熱分解型発泡剤の分解温度未満の
温度で溶融混練し、得られた混練物をシート状に形成す
ることにより行う。
【0022】上記発泡のための加熱手段としては、熱
風、赤外線もしくは電気ヒーター、スチーム加熱、超音
波加熱またはこれらを適宜組み合わせたものが用いられ
るが、塩浴、すなわち、硝酸カリウム、亜硝酸ナトリウ
ムなどを加熱して使用してもよい。
風、赤外線もしくは電気ヒーター、スチーム加熱、超音
波加熱またはこれらを適宜組み合わせたものが用いられ
るが、塩浴、すなわち、硝酸カリウム、亜硝酸ナトリウ
ムなどを加熱して使用してもよい。
【0023】架橋方法としては、電子線架橋法や化学架
橋法を適用することができる。電子線架橋法では、α
線、β線、γ線、X線、紫外線などの電離性放射線を用
いる。照射線量は、通常、1〜50.0Mradであ
る。また、化学架橋法では、上述した有機過酸化物を使
用する。
橋法を適用することができる。電子線架橋法では、α
線、β線、γ線、X線、紫外線などの電離性放射線を用
いる。照射線量は、通常、1〜50.0Mradであ
る。また、化学架橋法では、上述した有機過酸化物を使
用する。
【0024】上記のようにして得られたポリプロピレン
系樹脂発泡体の発泡倍率としては、通常、10〜20倍
とされる。本発明における上記ポリプロピレン系樹脂発
泡体においては、独立気泡率が70%以上、好ましくは
80%〜90%とされる。独立気泡率が70%未満の場
合には、骨材用熱可塑性樹脂との一体成形時における熱
と圧力により、発泡体全体が押し潰されて、薄く偏肉化
するからである。
系樹脂発泡体の発泡倍率としては、通常、10〜20倍
とされる。本発明における上記ポリプロピレン系樹脂発
泡体においては、独立気泡率が70%以上、好ましくは
80%〜90%とされる。独立気泡率が70%未満の場
合には、骨材用熱可塑性樹脂との一体成形時における熱
と圧力により、発泡体全体が押し潰されて、薄く偏肉化
するからである。
【0025】本発明において、独立気泡率は、下記式に
より計算される値である。 〔独立気泡率(%)〕=100−F0 (%)−F
W (%) なお、F0 は連続気泡率を意味し、ASTM D285
6(エアーピクノメーターによる硬質気泡プラスチック
の連続気泡の標準試験方法)に準じて測定される値であ
る。又、FW は気泡壁の占める容積分率(%)であっ
て、FW =ρf/ρsで表される。但し、ρfはポリプ
ロピレン系樹脂発泡体の見掛け密度(g/cm3 )、ρ
sはポリプロピレン系樹脂発泡体を構成する樹脂の密度
(g/cm3 )である。
より計算される値である。 〔独立気泡率(%)〕=100−F0 (%)−F
W (%) なお、F0 は連続気泡率を意味し、ASTM D285
6(エアーピクノメーターによる硬質気泡プラスチック
の連続気泡の標準試験方法)に準じて測定される値であ
る。又、FW は気泡壁の占める容積分率(%)であっ
て、FW =ρf/ρsで表される。但し、ρfはポリプ
ロピレン系樹脂発泡体の見掛け密度(g/cm3 )、ρ
sはポリプロピレン系樹脂発泡体を構成する樹脂の密度
(g/cm3 )である。
【0026】また、上記ポリプロピレン系樹脂発泡体の
ゲル分率は40重量%以上、好ましくは50〜75重量
%の範囲とされる。ゲル分率が40重量%未満では、骨
材用熱可塑性樹脂との一体成形時における熱と圧力によ
り、発泡体全体が押し潰されて、薄く偏肉化するからで
ある。
ゲル分率は40重量%以上、好ましくは50〜75重量
%の範囲とされる。ゲル分率が40重量%未満では、骨
材用熱可塑性樹脂との一体成形時における熱と圧力によ
り、発泡体全体が押し潰されて、薄く偏肉化するからで
ある。
【0027】本発明におけるゲル分率とは、下記測定方
法により得られたものをいう。即ち、ポリプロピレン系
樹脂発泡体をAg秤量し、これを120℃のキシレン中
に24時間浸漬後、残渣を200メッシュの金網で濾過
し、得られた金網上の不溶解分を真空乾燥し、その時の
重量を測定し(該重量をBgとする)、下記式によりゲ
ル分率を算出する。 〔ゲル分率(重量%)〕=100×B/A
法により得られたものをいう。即ち、ポリプロピレン系
樹脂発泡体をAg秤量し、これを120℃のキシレン中
に24時間浸漬後、残渣を200メッシュの金網で濾過
し、得られた金網上の不溶解分を真空乾燥し、その時の
重量を測定し(該重量をBgとする)、下記式によりゲ
ル分率を算出する。 〔ゲル分率(重量%)〕=100×B/A
【0028】(ポリプロピレン系樹脂発泡体の厚み)本
発明に係る成形用積層シートの特徴の1つは、上記ポリ
プロピレン系樹脂発泡体の厚みが一様ではなく、少なく
とも、最終的に除去される余剰部分を切断する位置にお
いて発泡体が、該部分以外の発泡体の厚みの60%以下
の厚みを有していることにある。これは、図1を参照し
て後述するように、予め切断位置における発泡体の厚み
を薄くしておくことにより、切断面における発泡体の露
出割合を低減するとともに、切断刃との摩擦による表皮
材のめくれを防止することにより、被覆層付き成形品の
外観性を高めるためである。
発明に係る成形用積層シートの特徴の1つは、上記ポリ
プロピレン系樹脂発泡体の厚みが一様ではなく、少なく
とも、最終的に除去される余剰部分を切断する位置にお
いて発泡体が、該部分以外の発泡体の厚みの60%以下
の厚みを有していることにある。これは、図1を参照し
て後述するように、予め切断位置における発泡体の厚み
を薄くしておくことにより、切断面における発泡体の露
出割合を低減するとともに、切断刃との摩擦による表皮
材のめくれを防止することにより、被覆層付き成形品の
外観性を高めるためである。
【0029】なお、「切断が予定されている位置におけ
る発泡体以外の発泡体の厚み」とは、該発泡体中、最も
厚い部分の厚みをいう。上記ポリプロピレン系樹脂発泡
体の切断位置の厚みを被覆層を形成している部分の発泡
体の厚みの60%以下に圧縮する方法としては、加熱下
においてプレスする方法など、適宜の方法を採用するこ
とができる。あるいは、ポリプロピレン系樹脂発泡体を
成形するに際し、予め切断位置において厚みが薄くなる
ように、切断位置を含む部分において厚みを規制する一
対のプレート等を配置し、該プレート間においてポリプ
ロピレン系樹脂発泡体を発泡成形することにより、部分
的に厚みの薄いポリプロピレン系樹脂発泡体を得てもよ
い。
る発泡体以外の発泡体の厚み」とは、該発泡体中、最も
厚い部分の厚みをいう。上記ポリプロピレン系樹脂発泡
体の切断位置の厚みを被覆層を形成している部分の発泡
体の厚みの60%以下に圧縮する方法としては、加熱下
においてプレスする方法など、適宜の方法を採用するこ
とができる。あるいは、ポリプロピレン系樹脂発泡体を
成形するに際し、予め切断位置において厚みが薄くなる
ように、切断位置を含む部分において厚みを規制する一
対のプレート等を配置し、該プレート間においてポリプ
ロピレン系樹脂発泡体を発泡成形することにより、部分
的に厚みの薄いポリプロピレン系樹脂発泡体を得てもよ
い。
【0030】また、上記発泡体の厚みを薄くする部分
は、最終的に切断される位置を含み、かつ最終的に
骨材表面を被覆する部分に至らない限り、適宜定め得
る。従って、最終的に被覆層を形成する部分に位置する
発泡体を除いた、残りの全ての領域の厚みを薄くしても
よく、上記切断位置においてのみ厚みを薄くしてもよ
い。なお、上記ポリプロピレン系樹脂発泡体の具体的な
厚みは、用途によっても異なるが、被覆層を構成してい
る部分では通常1〜3mm程度とされる。
は、最終的に切断される位置を含み、かつ最終的に
骨材表面を被覆する部分に至らない限り、適宜定め得
る。従って、最終的に被覆層を形成する部分に位置する
発泡体を除いた、残りの全ての領域の厚みを薄くしても
よく、上記切断位置においてのみ厚みを薄くしてもよ
い。なお、上記ポリプロピレン系樹脂発泡体の具体的な
厚みは、用途によっても異なるが、被覆層を構成してい
る部分では通常1〜3mm程度とされる。
【0031】(表皮材)上記ポリプロピレン系樹脂発泡
体に貼り合わされる表皮材としては、良好な接触感及び
外観を呈する適宜の材料を用いることができ、例えば、
ポリ塩化ビニルシート、熱可塑性エラストマーシート、
ABS樹脂入りのポリ塩化ビニルシート、合成皮革、天
然繊維もしくは合成繊維製の布帛状物などが用いられ
る。表皮材の厚みは、通常、0.3〜1mm程度とされ
る。
体に貼り合わされる表皮材としては、良好な接触感及び
外観を呈する適宜の材料を用いることができ、例えば、
ポリ塩化ビニルシート、熱可塑性エラストマーシート、
ABS樹脂入りのポリ塩化ビニルシート、合成皮革、天
然繊維もしくは合成繊維製の布帛状物などが用いられ
る。表皮材の厚みは、通常、0.3〜1mm程度とされ
る。
【0032】(ポリプロピレン系樹脂発泡体と表皮材と
の貼り合わせ)上記ポリプロピレン系樹脂発泡体と表皮
材とを貼り合わせる方法としては、接着剤を用いる方法
や、ポリプロピレン系樹脂発泡体を成形した直後に、上
記表皮材を加熱下においてラミネートする方法など、適
宜の方法を用いることができる。この貼り合わせは、発
泡体の厚みを部分的に薄くするように圧縮する前に行っ
てもよく、あるいは上記圧縮後に行ってもよい。
の貼り合わせ)上記ポリプロピレン系樹脂発泡体と表皮
材とを貼り合わせる方法としては、接着剤を用いる方法
や、ポリプロピレン系樹脂発泡体を成形した直後に、上
記表皮材を加熱下においてラミネートする方法など、適
宜の方法を用いることができる。この貼り合わせは、発
泡体の厚みを部分的に薄くするように圧縮する前に行っ
てもよく、あるいは上記圧縮後に行ってもよい。
【0033】(骨材)本発明は、骨材の表面に被覆層を
形成するために用いられる成形用積層シートであり、該
成形用積層シートが適用される骨材は、特に限定される
ものではないが、好ましくは、熱可塑性樹脂により構成
される。すなわち、熱可塑性樹脂よりなる骨材の場合に
は、骨材の成形とともに、本発明に係る成形用積層シー
トと基材とを成形型内で一体成形することができる。も
っとも、金属などの他の材料からなる骨材に、本発明の
成形用積層シートを適用してもよい。
形成するために用いられる成形用積層シートであり、該
成形用積層シートが適用される骨材は、特に限定される
ものではないが、好ましくは、熱可塑性樹脂により構成
される。すなわち、熱可塑性樹脂よりなる骨材の場合に
は、骨材の成形とともに、本発明に係る成形用積層シー
トと基材とを成形型内で一体成形することができる。も
っとも、金属などの他の材料からなる骨材に、本発明の
成形用積層シートを適用してもよい。
【0034】また、上記骨材を構成するのに用いられる
熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではない
が、ポリオレフィン系樹脂を用いることが、ポリプロピ
レン系樹脂発泡体との一体成形性に優れているため好ま
しい。またポリオレフィン系樹脂よりなる熱可塑性樹脂
は、植物繊維系ハードボードやABSインジェクション
品などの従来から用いられていた骨材構成材料に比べ
て、軽量である点においても有利である。
熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではない
が、ポリオレフィン系樹脂を用いることが、ポリプロピ
レン系樹脂発泡体との一体成形性に優れているため好ま
しい。またポリオレフィン系樹脂よりなる熱可塑性樹脂
は、植物繊維系ハードボードやABSインジェクション
品などの従来から用いられていた骨材構成材料に比べ
て、軽量である点においても有利である。
【0035】上記ポリオレフィン系樹脂としては、ポリ
プロピレン系樹脂に他のポリオレフィン系樹脂をブロッ
ク、ランダムブロック、ランダム共重合したものなどを
例示することができ、また、プロピレンと、エチレン、
酢酸ビニルもしくはアクリル酸エステルなどとの共重合
体も使用することができる。
プロピレン系樹脂に他のポリオレフィン系樹脂をブロッ
ク、ランダムブロック、ランダム共重合したものなどを
例示することができ、また、プロピレンと、エチレン、
酢酸ビニルもしくはアクリル酸エステルなどとの共重合
体も使用することができる。
【0036】さらに、骨材用熱可塑性樹脂には、タル
ク、硅酸、炭酸カルシウムなどの無機充填剤を、骨材用
樹脂の特性を損なわない範囲で配合してもよく、また、
成形性を損なわない範囲で、ABS樹脂、ポリスチレン
系樹脂、石油樹脂などの樹脂を添加してもよい。また、
骨材の最終的な形状は、用途によって適宜定められる。
すなわち、車両用内装品の場合には、目的とする内装品
の形状に応じて骨材が成形される。
ク、硅酸、炭酸カルシウムなどの無機充填剤を、骨材用
樹脂の特性を損なわない範囲で配合してもよく、また、
成形性を損なわない範囲で、ABS樹脂、ポリスチレン
系樹脂、石油樹脂などの樹脂を添加してもよい。また、
骨材の最終的な形状は、用途によって適宜定められる。
すなわち、車両用内装品の場合には、目的とする内装品
の形状に応じて骨材が成形される。
【0037】(本発明の成形用積層シートを用いた被覆
層の形成方法)次に、本発明に係る成形用積層シートを
用いて、骨材表面に被覆層を一体的に成形する方法を説
明する。
層の形成方法)次に、本発明に係る成形用積層シートを
用いて、骨材表面に被覆層を一体的に成形する方法を説
明する。
【0038】本発明に係る成形用積層シートを用いて骨
材表面に被覆層を一体的に成形する方法としては、発泡
体における気泡破壊などを軽減し得る観点から、射出成
形法に比べて、低圧力下で行い得るホットスタンピング
成形が好ましい。
材表面に被覆層を一体的に成形する方法としては、発泡
体における気泡破壊などを軽減し得る観点から、射出成
形法に比べて、低圧力下で行い得るホットスタンピング
成形が好ましい。
【0039】上記ホットスタンピング成形により、骨材
表面に被覆層を形成してなる成形品を得る工程を、図1
及び図2を参照して説明する。まず、図1(a)に示す
上型1と下型2とからなる成形型を用意する。下型2の
プレス面に、団子状の骨材用熱可塑性樹脂3を適量供給
しておく。他方、本発明に係る成形用積層シート4を、
上型1と下型2との間に供給する。成形用積層シート4
は、ポリプロピレン系樹脂発泡体5の片面に表皮材6を
貼り合わせた構造を有する。図1(a)から明らかなよ
うに、ポリプロピレン系樹脂発泡体5は、中央部の厚み
が厚く、周縁部の厚みが相対的に薄くされている。これ
は、周縁部5bは、成形後に余剰部分として除去される
部分だからである。
表面に被覆層を形成してなる成形品を得る工程を、図1
及び図2を参照して説明する。まず、図1(a)に示す
上型1と下型2とからなる成形型を用意する。下型2の
プレス面に、団子状の骨材用熱可塑性樹脂3を適量供給
しておく。他方、本発明に係る成形用積層シート4を、
上型1と下型2との間に供給する。成形用積層シート4
は、ポリプロピレン系樹脂発泡体5の片面に表皮材6を
貼り合わせた構造を有する。図1(a)から明らかなよ
うに、ポリプロピレン系樹脂発泡体5は、中央部の厚み
が厚く、周縁部の厚みが相対的に薄くされている。これ
は、周縁部5bは、成形後に余剰部分として除去される
部分だからである。
【0040】また、成形用積層シート4は、上記ポリプ
ロピレン系樹脂発泡体5が下型2側を向くように供給さ
れている。次に、図1(b)に示すように、上型1と下
型2とを閉じ、所定の温度条件で加圧成形することによ
り、骨材7が成形されるとともに、骨材7の上面に、成
形用積層シート4が一体化され、被覆層が形成される。
なお、この場合の骨材7の厚みは、通常1〜5mmであ
る。
ロピレン系樹脂発泡体5が下型2側を向くように供給さ
れている。次に、図1(b)に示すように、上型1と下
型2とを閉じ、所定の温度条件で加圧成形することによ
り、骨材7が成形されるとともに、骨材7の上面に、成
形用積層シート4が一体化され、被覆層が形成される。
なお、この場合の骨材7の厚みは、通常1〜5mmであ
る。
【0041】しかる後、図1(c)に示すように、成形
型を開き、被覆層付き成形品8を形成型から取り出す。
しかる後、図1の一点鎖線A−Aで沿う部分に沿って切
断し、余剰部分5bを除去する。すなわち、図2に要部
を拡大して示すように、切断前の被覆層付き成形品8で
は、上記のように発泡体5の周縁部すなわち余剰部分5
bの厚みが、中央部5aの厚みに比べて薄くされてい
る。従って、A−A線に沿って切断した場合、切断部分
では、図2に拡大して示されているように、ポリプロピ
レン系樹脂発泡体5の厚みが相対的に薄くされている。
よって、最終的に得られる被覆層付き成形品8では、発
泡体5の周縁部5bが切断に際しての切断刃の圧力によ
りさらに薄くなるため、断面方向から発泡体5が見え難
くなる。
型を開き、被覆層付き成形品8を形成型から取り出す。
しかる後、図1の一点鎖線A−Aで沿う部分に沿って切
断し、余剰部分5bを除去する。すなわち、図2に要部
を拡大して示すように、切断前の被覆層付き成形品8で
は、上記のように発泡体5の周縁部すなわち余剰部分5
bの厚みが、中央部5aの厚みに比べて薄くされてい
る。従って、A−A線に沿って切断した場合、切断部分
では、図2に拡大して示されているように、ポリプロピ
レン系樹脂発泡体5の厚みが相対的に薄くされている。
よって、最終的に得られる被覆層付き成形品8では、発
泡体5の周縁部5bが切断に際しての切断刃の圧力によ
りさらに薄くなるため、断面方向から発泡体5が見え難
くなる。
【0042】加えて、切断位置では、ポリプロピレン系
樹脂発泡体の厚みが薄くなっているため、切断刃を切断
後に成形用積層シート4から除去するに際して切断刃が
発泡体5と接触する部分の面積が小さくなる。よって、
表皮材6がめくれたりすることもない。
樹脂発泡体の厚みが薄くなっているため、切断刃を切断
後に成形用積層シート4から除去するに際して切断刃が
発泡体5と接触する部分の面積が小さくなる。よって、
表皮材6がめくれたりすることもない。
【0043】すなわち、本発明に係る成形用積層シート
では、上記のように最終的に切断が予定されている位置
を含む部分において、ポリプロピレン系樹脂発泡体の厚
みが、切断が予定されている位置以外のポリプロピレン
系樹脂発泡体の厚みの60%以下の厚みとされているた
め、最終的に得られる被覆層付き成形品において、被覆
層の切断面においてポリプロピレン系樹脂発泡体が観察
され難くなり、かつ表皮材のめくれを確実に防止するこ
とができる。よって、外観に優れた被覆層付き成形品を
容易に提供することができる。
では、上記のように最終的に切断が予定されている位置
を含む部分において、ポリプロピレン系樹脂発泡体の厚
みが、切断が予定されている位置以外のポリプロピレン
系樹脂発泡体の厚みの60%以下の厚みとされているた
め、最終的に得られる被覆層付き成形品において、被覆
層の切断面においてポリプロピレン系樹脂発泡体が観察
され難くなり、かつ表皮材のめくれを確実に防止するこ
とができる。よって、外観に優れた被覆層付き成形品を
容易に提供することができる。
【0044】(本発明の成形用積層シートの利用範囲)
本発明の成形用積層シートは、骨材の表面に被覆層を一
体成形する用途に一般的に広く用いることができ、例え
ば、インスツルメンタルパネル、ドアの内装などの自動
車を含む車両の内装品の用途に好ましく用いられるが、
これらの用途に限定されるものではない。
本発明の成形用積層シートは、骨材の表面に被覆層を一
体成形する用途に一般的に広く用いることができ、例え
ば、インスツルメンタルパネル、ドアの内装などの自動
車を含む車両の内装品の用途に好ましく用いられるが、
これらの用途に限定されるものではない。
【0045】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を説明する
ことにより、本発明を明らかにする。
ことにより、本発明を明らかにする。
【0046】(実施例1)エチレン−プロピレンランダ
ム共重合体(プロピレン含量:96重量%、メルトイン
デックス=2)80重量%と、直鎖状ポリプロピレン
(メルトインデックス=6)20重量%の樹脂ブレンド
100重量部に対し、発泡剤としてアゾジカルボンアミ
ドを6重量部、架橋助剤としてトリメチルプロパントリ
メタクリレート2.4重量部及び1,9−ノナンジオー
ルジメタクリレート0.6重量部、安定剤としてBHT
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)を0.5重量部を配合し、得られた配合物を二軸押
出機(径120mm)で溶融混練し、得られた混練物を
アゾジカルボンアミドの分解温度以下の温度でTダイ法
により押出し、厚さ1.5mmのシートを成形した。
ム共重合体(プロピレン含量:96重量%、メルトイン
デックス=2)80重量%と、直鎖状ポリプロピレン
(メルトインデックス=6)20重量%の樹脂ブレンド
100重量部に対し、発泡剤としてアゾジカルボンアミ
ドを6重量部、架橋助剤としてトリメチルプロパントリ
メタクリレート2.4重量部及び1,9−ノナンジオー
ルジメタクリレート0.6重量部、安定剤としてBHT
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)を0.5重量部を配合し、得られた配合物を二軸押
出機(径120mm)で溶融混練し、得られた混練物を
アゾジカルボンアミドの分解温度以下の温度でTダイ法
により押出し、厚さ1.5mmのシートを成形した。
【0047】次に、上記シートに6.0Mradの電子
線を、平均ゲル分率が60重量%前後となるように照射
し、架橋した。得られた架橋シートを280℃の熱風縦
型発泡炉において独立気泡率が85%となるように加熱
発泡し、厚さ3mmの表面が平滑な架橋発泡シートを得
た。
線を、平均ゲル分率が60重量%前後となるように照射
し、架橋した。得られた架橋シートを280℃の熱風縦
型発泡炉において独立気泡率が85%となるように加熱
発泡し、厚さ3mmの表面が平滑な架橋発泡シートを得
た。
【0048】次に、上記架橋発泡シートの片面に、コロ
ナ処理を施し、コロナ処理が施された面にウレタン系接
着剤を用いて、表皮材として厚み0.6mmの軟質ポリ
塩化ビニルシートを貼り合わせ、発泡シートと表皮材と
からなる積層シートを得た。
ナ処理を施し、コロナ処理が施された面にウレタン系接
着剤を用いて、表皮材として厚み0.6mmの軟質ポリ
塩化ビニルシートを貼り合わせ、発泡シートと表皮材と
からなる積層シートを得た。
【0049】得られた積層シートを、最終的に骨材に一
体成形された後に切断される部分に沿って、発泡体側の
温度を190℃、表皮材側の温度を25℃として加熱プ
レスにより面圧300kg/cm2 で10秒間プレス
し、圧縮することにより、部分的に上記発泡シートの厚
みを3mmから1.0mmとした(元の厚みに対する割
合は、33.3%)。
体成形された後に切断される部分に沿って、発泡体側の
温度を190℃、表皮材側の温度を25℃として加熱プ
レスにより面圧300kg/cm2 で10秒間プレス
し、圧縮することにより、部分的に上記発泡シートの厚
みを3mmから1.0mmとした(元の厚みに対する割
合は、33.3%)。
【0050】次に、骨材用熱可塑性樹脂として、ポリプ
ロピレン系樹脂を約200℃の温度で溶融した状態で、
スタンピングモールド用の下型のプレス面上に配置し、
該樹脂の上方に、上記のようにして用意した実施例1の
成形用積層シートを発泡シートが下方を向くように配置
し、70kg/cm2 の圧力でプレス成形し、骨材の成
形とともに骨材表面に熱融着により上記成形用積層シー
トを一体成形し、車両用内装品を作製した。
ロピレン系樹脂を約200℃の温度で溶融した状態で、
スタンピングモールド用の下型のプレス面上に配置し、
該樹脂の上方に、上記のようにして用意した実施例1の
成形用積層シートを発泡シートが下方を向くように配置
し、70kg/cm2 の圧力でプレス成形し、骨材の成
形とともに骨材表面に熱融着により上記成形用積層シー
トを一体成形し、車両用内装品を作製した。
【0051】(実施例2)実施例1において、積層シー
トを部分的に薄くするための加熱圧縮を、面圧300k
g/cm2 ×5秒の条件に変更したことを除いては、実
施例1と同様にして成形用積層シートを得、該成形用積
層シートを用いて実施例1と同様にして車両用内装品を
作製した。なお、上記条件で部分的に薄くされた発泡シ
ートの薄い部分の厚みは、1.5mmであった(元の厚
みに対する割合は、50%)。
トを部分的に薄くするための加熱圧縮を、面圧300k
g/cm2 ×5秒の条件に変更したことを除いては、実
施例1と同様にして成形用積層シートを得、該成形用積
層シートを用いて実施例1と同様にして車両用内装品を
作製した。なお、上記条件で部分的に薄くされた発泡シ
ートの薄い部分の厚みは、1.5mmであった(元の厚
みに対する割合は、50%)。
【0052】(実施例3)実施例1において、積層シー
トを加熱下で圧縮する条件を、面圧500kg/cm2
×2秒としたことを除いては、実施例1と同様にして成
形用積層シートを得た。この場合、厚みが薄くされてい
る部分の発泡体の厚みは、1.7mmであった(元の厚
みに対する割合は、56.7%)。このようにして得た
成形用積層シートを用い、実施例1と同様にして車両用
内装品を作製した。
トを加熱下で圧縮する条件を、面圧500kg/cm2
×2秒としたことを除いては、実施例1と同様にして成
形用積層シートを得た。この場合、厚みが薄くされてい
る部分の発泡体の厚みは、1.7mmであった(元の厚
みに対する割合は、56.7%)。このようにして得た
成形用積層シートを用い、実施例1と同様にして車両用
内装品を作製した。
【0053】(比較例1)実施例1で得た発泡シートと
表皮材とからなる積層シートをそのまま用いて、すなわ
ち発泡体の厚みを部分的に薄くする処理を行わずに、他
は実施例1と同様にして車両用内装品を作製した。
表皮材とからなる積層シートをそのまま用いて、すなわ
ち発泡体の厚みを部分的に薄くする処理を行わずに、他
は実施例1と同様にして車両用内装品を作製した。
【0054】(比較例2)実施例1において、積層シー
トを加熱下で圧縮する条件を、面圧300kg/cm2
×2秒としたことを除いては、実施例1と同様にして成
形用積層シートを得た。この場合、厚みが薄くされてい
る部分の発泡体の厚みは、2.0mmであった(元の厚
みに対する割合は、66.7%)。このようにして得た
成形用積層シートを用い、実施例1と同様にして車両用
内装品を作製した。
トを加熱下で圧縮する条件を、面圧300kg/cm2
×2秒としたことを除いては、実施例1と同様にして成
形用積層シートを得た。この場合、厚みが薄くされてい
る部分の発泡体の厚みは、2.0mmであった(元の厚
みに対する割合は、66.7%)。このようにして得た
成形用積層シートを用い、実施例1と同様にして車両用
内装品を作製した。
【0055】(比較例3)実施例1において、積層シー
トを加熱下で圧縮する条件を、面圧500kg/cm2
×1秒としたことを除いては、実施例1と同様にして成
形用積層シートを得た。この場合、厚みが薄くされてい
る部分の発泡体の厚みは、2.5mmであった(元の厚
みに対する割合は、83.3%)。このようにして得た
成形用積層シートを用い、実施例1と同様にして車両用
内装品を作製した。
トを加熱下で圧縮する条件を、面圧500kg/cm2
×1秒としたことを除いては、実施例1と同様にして成
形用積層シートを得た。この場合、厚みが薄くされてい
る部分の発泡体の厚みは、2.5mmであった(元の厚
みに対する割合は、83.3%)。このようにして得た
成形用積層シートを用い、実施例1と同様にして車両用
内装品を作製した。
【0056】(評価)実施例1〜3及び比較例1〜3で
得た各車両用内装品について、外観品質を下記の要領で
評価した。
得た各車両用内装品について、外観品質を下記の要領で
評価した。
【0057】発泡体の露出度……得られた車両用内装
品の被覆層の切断面において、ポリプロピレン系樹脂よ
りなる発泡シートが露出しているか否かを目視により観
察した。発泡シートが目立たなかった場合には○印を、
発泡シートの存在が認められた場合には△印を、発泡シ
ートが完全に露出し、外観性が極めて悪かった場合には
×印を付することにより、下記の表1に結果を示す。
品の被覆層の切断面において、ポリプロピレン系樹脂よ
りなる発泡シートが露出しているか否かを目視により観
察した。発泡シートが目立たなかった場合には○印を、
発泡シートの存在が認められた場合には△印を、発泡シ
ートが完全に露出し、外観性が極めて悪かった場合には
×印を付することにより、下記の表1に結果を示す。
【0058】表皮材の剥離……得られた車両用の内装
品の切断面近傍において、表皮材が剥離しているか否か
を目視により観察した。表皮材の剥離が全く認められな
かった場合には○印を、若干の剥離が認められた場合に
は△印を、表皮材の剥離が明らかに認められる場合には
×印を付して、下記の表1に結果を示す。
品の切断面近傍において、表皮材が剥離しているか否か
を目視により観察した。表皮材の剥離が全く認められな
かった場合には○印を、若干の剥離が認められた場合に
は△印を、表皮材の剥離が明らかに認められる場合には
×印を付して、下記の表1に結果を示す。
【0059】また、下記の表1においては、上記外観の
評価とともに、発泡シートを部分的に薄くするための加
熱プレス条件と、加熱プレスにより切断される位置にお
ける発泡体の厚み及び該厚みの元の厚みに対する割合を
併せて示す。
評価とともに、発泡シートを部分的に薄くするための加
熱プレス条件と、加熱プレスにより切断される位置にお
ける発泡体の厚み及び該厚みの元の厚みに対する割合を
併せて示す。
【0060】
【表1】
【0061】表1から明らかなように、加熱プレスによ
る発泡シートの薄くされた部分の厚みが1.7mm以下
の場合には、切断面において発泡体が見え難く、表皮材
のめくれも生じないことがわかる。これに対して、加熱
プレスによる発泡体を圧縮した量が1.3mm未満、す
なわち発泡体の薄くされた部分の厚みが1.7mmを超
えると、上記発泡体が切断面において露出し、かつ表皮
材のめくれが認められることがわかる。
る発泡シートの薄くされた部分の厚みが1.7mm以下
の場合には、切断面において発泡体が見え難く、表皮材
のめくれも生じないことがわかる。これに対して、加熱
プレスによる発泡体を圧縮した量が1.3mm未満、す
なわち発泡体の薄くされた部分の厚みが1.7mmを超
えると、上記発泡体が切断面において露出し、かつ表皮
材のめくれが認められることがわかる。
【0062】
【発明の効果】本発明では、骨材表面に被覆層を形成す
るのに用いられる成形用積層シートにおいて、独立気泡
率が70%であり、ゲル分率が40重量%以上のポリプ
ロピレン系樹脂発泡体の一面に表皮材を貼り合わせた構
成において、少なくとも最終的に切断が予定されている
位置における発泡体が、該部分以外の発泡体の厚みの6
0%以下の厚みを有しているため、本発明に係る成形用
積層シートを用いて骨材を被覆成形し、余剰部分を切断
した場合、切断面において発泡体が露出し難く、かつ表
皮材のめくれも生じ難い。よって、外観品質に優れた被
覆層付き成形品を確実に提供することが可能となる。
るのに用いられる成形用積層シートにおいて、独立気泡
率が70%であり、ゲル分率が40重量%以上のポリプ
ロピレン系樹脂発泡体の一面に表皮材を貼り合わせた構
成において、少なくとも最終的に切断が予定されている
位置における発泡体が、該部分以外の発泡体の厚みの6
0%以下の厚みを有しているため、本発明に係る成形用
積層シートを用いて骨材を被覆成形し、余剰部分を切断
した場合、切断面において発泡体が露出し難く、かつ表
皮材のめくれも生じ難い。よって、外観品質に優れた被
覆層付き成形品を確実に提供することが可能となる。
【図1】(a)〜(c)は、本発明の成形用積層シート
を用いて、被覆層付き成形品を得る工程を説明するため
の各断面図。
を用いて、被覆層付き成形品を得る工程を説明するため
の各断面図。
【図2】本発明の成形用積層シートを骨材とともに一体
成形した後における発泡体の厚みが薄くなっている部分
を拡大して示す部分切欠断面図。
成形した後における発泡体の厚みが薄くなっている部分
を拡大して示す部分切欠断面図。
1…上型 2…下型 3…骨材用熱可塑性樹脂 4…成形用積層シート 5…ポリプロピレン系樹脂発泡体 6…表皮材 7…骨材 8…被覆層付き成形品
Claims (1)
- 【請求項1】 骨材表面に被覆層を形成するのに用いら
れる成形用積層シートであって、 独立気泡率が70%以上であり、ゲル分率が40重量%
以上のポリプロピレン系樹脂発泡体の一面に表皮材を貼
り合わせてなり、かつ前記骨材表面を被覆した後に切断
される余剰部分を有し、少なくとも前記切断が予定され
ている位置における前記発泡体が、該部分以外の発泡体
の厚みの60%以下の厚みを有していることを特徴とす
る成形用積層シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8004804A JPH09193271A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 成形用積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8004804A JPH09193271A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 成形用積層シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09193271A true JPH09193271A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11593959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8004804A Withdrawn JPH09193271A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 成形用積層シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09193271A (ja) |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP8004804A patent/JPH09193271A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040326 |