JPH1120061A - 積層シート - Google Patents
積層シートInfo
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- JPH1120061A JPH1120061A JP17579597A JP17579597A JPH1120061A JP H1120061 A JPH1120061 A JP H1120061A JP 17579597 A JP17579597 A JP 17579597A JP 17579597 A JP17579597 A JP 17579597A JP H1120061 A JPH1120061 A JP H1120061A
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- Japan
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- resin
- laminated
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性及び成形性を良好に保持しつつ、且
つ、低コストで良好な触感と柔軟性を有する積層シート
を提供する。 【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂40〜90重量%
とポリエチレン系樹脂60〜10重量%からなり、ゲル
分率が20〜70%である架橋独立気泡型発泡体シート
をにスライスして得られたシートのスライス面に、接着
性樹脂層が積層されてなることを特徴とする積層シー
ト。
つ、低コストで良好な触感と柔軟性を有する積層シート
を提供する。 【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂40〜90重量%
とポリエチレン系樹脂60〜10重量%からなり、ゲル
分率が20〜70%である架橋独立気泡型発泡体シート
をにスライスして得られたシートのスライス面に、接着
性樹脂層が積層されてなることを特徴とする積層シー
ト。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、真空成形
法、スタンピング成形法によって成形されるドア、イン
スツルメントパネル等の車両内装材に好適に用いられる
積層シートに関する。
法、スタンピング成形法によって成形されるドア、イン
スツルメントパネル等の車両内装材に好適に用いられる
積層シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、真空成形法、スタンピング成形法
によって成形される車両内装材は、ドライバーの多くの
嗜好をいれ、その形状が複雑になり、特に、ドア、イン
スツルメントパネル等に用いられる合成樹脂発泡体シー
トは、真空成形の成形深さが益々深くなってきている。
特に、アームレストや木目込み部等において、その展開
率が極めて大きなものとなるため、しばしば上記合成樹
脂発泡体シートが切断する、「フォーム切れ」現象が起
こるに至っている。
によって成形される車両内装材は、ドライバーの多くの
嗜好をいれ、その形状が複雑になり、特に、ドア、イン
スツルメントパネル等に用いられる合成樹脂発泡体シー
トは、真空成形の成形深さが益々深くなってきている。
特に、アームレストや木目込み部等において、その展開
率が極めて大きなものとなるため、しばしば上記合成樹
脂発泡体シートが切断する、「フォーム切れ」現象が起
こるに至っている。
【0003】又、スタンピング成形においても、最近で
は、予め凹凸の浅い真空成形法で予備成形された後、ス
タンピング成形が行われるのが主流となってきている。
従って、スタンピング成形に用いられる合成樹脂発泡体
シートにも真空成形と同様に高い展開率が求められるよ
うになってきている。
は、予め凹凸の浅い真空成形法で予備成形された後、ス
タンピング成形が行われるのが主流となってきている。
従って、スタンピング成形に用いられる合成樹脂発泡体
シートにも真空成形と同様に高い展開率が求められるよ
うになってきている。
【0004】更に、合成樹脂発泡体シートに表装材を積
層した従来の表皮付き発泡体シートは、予め真空成形し
て所望の凹状形状に成形し、該凹所に溶融した熱可塑性
樹脂からなる骨材を充填し、ホットスタンピング成形法
を用いて凸型で型押して賦形する方法が採られている
が、この場合、「樹脂抱き込み」と称される現象、即
ち、上記発泡体シートのセル内に骨材の熱可塑性樹脂が
部分的に侵入し、著しい場合にはこの侵入した骨材の熱
可塑性樹脂によって発泡体シートに引き裂き傷が入った
り、部分的に千切れたりする成形トラブルが起きるもの
であって、スタンピング成形用の合成樹脂発泡体シート
に真空成形性や耐熱性の向上が熱望されている現状にあ
る。
層した従来の表皮付き発泡体シートは、予め真空成形し
て所望の凹状形状に成形し、該凹所に溶融した熱可塑性
樹脂からなる骨材を充填し、ホットスタンピング成形法
を用いて凸型で型押して賦形する方法が採られている
が、この場合、「樹脂抱き込み」と称される現象、即
ち、上記発泡体シートのセル内に骨材の熱可塑性樹脂が
部分的に侵入し、著しい場合にはこの侵入した骨材の熱
可塑性樹脂によって発泡体シートに引き裂き傷が入った
り、部分的に千切れたりする成形トラブルが起きるもの
であって、スタンピング成形用の合成樹脂発泡体シート
に真空成形性や耐熱性の向上が熱望されている現状にあ
る。
【0005】現状では上記事情を勘案し、車両内装用の
スタンピング成形用合成樹脂発泡体シートとしては、嵩
密度が0.06〜0.1g/ccのポリプロピレン系樹
脂架橋発泡体シートが主に用いられている。然るに、上
記嵩密度範囲のポリプロピレンを主成分とするポリプロ
ピレン系樹脂架橋発泡体シートは、未だ、常温において
堅い触感を呈するものであって、良好な触感と柔軟性が
得られないといった問題があったが、嵩密度が0.05
g/cc以下のポリプロピレン系樹脂架橋発泡体シート
は、上述したようにスタンピング成形用には耐熱性及び
成形性において問題点を有するものであった。
スタンピング成形用合成樹脂発泡体シートとしては、嵩
密度が0.06〜0.1g/ccのポリプロピレン系樹
脂架橋発泡体シートが主に用いられている。然るに、上
記嵩密度範囲のポリプロピレンを主成分とするポリプロ
ピレン系樹脂架橋発泡体シートは、未だ、常温において
堅い触感を呈するものであって、良好な触感と柔軟性が
得られないといった問題があったが、嵩密度が0.05
g/cc以下のポリプロピレン系樹脂架橋発泡体シート
は、上述したようにスタンピング成形用には耐熱性及び
成形性において問題点を有するものであった。
【0006】上記ポリプロピレン系樹脂架橋発泡体シー
トの堅い触感を改善する試みとして、上記ポリプロピレ
ン系樹脂架橋発泡体シートの表面に低密度のポリプロピ
レン系樹脂シートを熱ラミネートによって積層する方法
が提案されている。しかし、上記方法は、ポリプロピレ
ン系樹脂架橋発泡体シートに低密度のポリプロピレン系
樹脂シートを熱ラミネートするために相当にコストアッ
プとなり、厚さが1mm以下の低密度の薄物のポリプロ
ピレン系樹脂発泡体シートを広幅でラミネートする必要
があり、上記ラミネート工程自体極めて難しい課題を有
するものであった。 更に、得られた積層シートの真空
成形やスタンピング成形時に、加熱され軟化した積層シ
ートが自重で垂れ下がり、複雑に折り畳まれる所謂「タ
レ」現象を起こし易く、これらの成形性にも問題点を有
するものであった。
トの堅い触感を改善する試みとして、上記ポリプロピレ
ン系樹脂架橋発泡体シートの表面に低密度のポリプロピ
レン系樹脂シートを熱ラミネートによって積層する方法
が提案されている。しかし、上記方法は、ポリプロピレ
ン系樹脂架橋発泡体シートに低密度のポリプロピレン系
樹脂シートを熱ラミネートするために相当にコストアッ
プとなり、厚さが1mm以下の低密度の薄物のポリプロ
ピレン系樹脂発泡体シートを広幅でラミネートする必要
があり、上記ラミネート工程自体極めて難しい課題を有
するものであった。 更に、得られた積層シートの真空
成形やスタンピング成形時に、加熱され軟化した積層シ
ートが自重で垂れ下がり、複雑に折り畳まれる所謂「タ
レ」現象を起こし易く、これらの成形性にも問題点を有
するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の事実
に鑑みなされたものであって、その目的は、耐熱性及び
成形性を良好に保持しつつ、且つ、低コストで良好な触
感と柔軟性を有する積層シートを提供することにある。
に鑑みなされたものであって、その目的は、耐熱性及び
成形性を良好に保持しつつ、且つ、低コストで良好な触
感と柔軟性を有する積層シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリプロピレ
ン系樹脂40〜90重量%とポリエチレン系樹脂60〜
10重量%からなり、ゲル分率が20〜70%である架
橋独立気泡型発泡体シートをにスライスして得られたシ
ートのスライス面に、接着性樹脂層が積層されてなるこ
とを特徴とする積層シートをその要旨とする。
ン系樹脂40〜90重量%とポリエチレン系樹脂60〜
10重量%からなり、ゲル分率が20〜70%である架
橋独立気泡型発泡体シートをにスライスして得られたシ
ートのスライス面に、接着性樹脂層が積層されてなるこ
とを特徴とする積層シートをその要旨とする。
【0009】本発明においてポリプロピレン系樹脂は、
特に限定されるものではないが、例えば、プロピレンの
ホモポリマー、プロピレンとこれと重合可能なエチレン
等のコモノマーとのブロックコポリマーないしはランダ
ムコポリマー、プロピレンとエチレン及びブテン等のタ
ーポリマー等が挙げられる。これらは単独で用いられて
もよいが、2種以上が混合して用いられてもよい。
特に限定されるものではないが、例えば、プロピレンの
ホモポリマー、プロピレンとこれと重合可能なエチレン
等のコモノマーとのブロックコポリマーないしはランダ
ムコポリマー、プロピレンとエチレン及びブテン等のタ
ーポリマー等が挙げられる。これらは単独で用いられて
もよいが、2種以上が混合して用いられてもよい。
【0010】上記ポリプロピレン系樹脂のメルトフロー
レート(MFR)は、好ましくは0.3〜20g/10
分、より好ましくは0.4〜10g/10分である。上
記ポリプロピレン系樹脂のMFRが0.3g/10分未
満では、シート化する成形技術が難しくなり、得られる
シートもその表面が荒れて粗面となり易く、又、MFR
が20g/10分を超えると、得られるシートの耐熱性
及び高温時の伸びが低下し、成形性が低下する。尚、上
記ポリプロピレン系樹脂のMFRは、JIS K 72
10に基づき、温度230℃、荷重2.16kgfで測
定された値である。
レート(MFR)は、好ましくは0.3〜20g/10
分、より好ましくは0.4〜10g/10分である。上
記ポリプロピレン系樹脂のMFRが0.3g/10分未
満では、シート化する成形技術が難しくなり、得られる
シートもその表面が荒れて粗面となり易く、又、MFR
が20g/10分を超えると、得られるシートの耐熱性
及び高温時の伸びが低下し、成形性が低下する。尚、上
記ポリプロピレン系樹脂のMFRは、JIS K 72
10に基づき、温度230℃、荷重2.16kgfで測
定された値である。
【0011】又、本発明においてポリエチレン系樹脂
は、特に限定されるものではないが、例えば、高密度ポ
リエチレン系樹脂、中密度ポリエチレン系樹脂、低密度
ポリエチレン系樹脂、超低密度ポリエチレン系樹脂等エ
チレンのホモポリマー、エチレンとこれと重合可能なα
−オレフィン等のコモノマーとのコポリマーである線状
邸密度ポリエチレン系樹脂等が挙げられる。これらは単
独で用いられてもよいが、2種以上が混合して用いられ
てもよい。上記ポリエチレン系樹脂のうち、線状低密度
ポリエチレン系樹脂は、常温及び100℃付近の高温の
両方において高い伸びを示すので特に好適に用いられ
る。
は、特に限定されるものではないが、例えば、高密度ポ
リエチレン系樹脂、中密度ポリエチレン系樹脂、低密度
ポリエチレン系樹脂、超低密度ポリエチレン系樹脂等エ
チレンのホモポリマー、エチレンとこれと重合可能なα
−オレフィン等のコモノマーとのコポリマーである線状
邸密度ポリエチレン系樹脂等が挙げられる。これらは単
独で用いられてもよいが、2種以上が混合して用いられ
てもよい。上記ポリエチレン系樹脂のうち、線状低密度
ポリエチレン系樹脂は、常温及び100℃付近の高温の
両方において高い伸びを示すので特に好適に用いられ
る。
【0012】又、上記ポリエチレン系樹脂のMFRは、
好ましくは1.0〜20g/10分、より好ましくは
1.5〜10g/10分である。上記ポリエチレン系樹
脂のMFRが1.0g/10分未満では、シート化する
成形技術が難しくなり、得られるシートもその表面が荒
れて粗面となり易く、又、MFRが20g/10分を超
えると、得られるシートの伸びが低下し、真空成形が難
しくなる。尚、上記ポリエチレン系樹脂のMFRは、J
IS K 7210に基づき、温度190℃、荷重2.
16kgfで測定された値である。
好ましくは1.0〜20g/10分、より好ましくは
1.5〜10g/10分である。上記ポリエチレン系樹
脂のMFRが1.0g/10分未満では、シート化する
成形技術が難しくなり、得られるシートもその表面が荒
れて粗面となり易く、又、MFRが20g/10分を超
えると、得られるシートの伸びが低下し、真空成形が難
しくなる。尚、上記ポリエチレン系樹脂のMFRは、J
IS K 7210に基づき、温度190℃、荷重2.
16kgfで測定された値である。
【0013】本発明における架橋独立気泡型発泡体シー
トは、上記ポリプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹
脂からなり、ポリプロピレン系樹脂の配合量は、少なく
なると耐熱性が低下し、多くなると常温での触感、柔軟
性及び圧縮に対する抵抗性が低下するので40〜90重
量%に限定され、ポリエチレン系樹脂は60〜10重量
%に限定される。
トは、上記ポリプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹
脂からなり、ポリプロピレン系樹脂の配合量は、少なく
なると耐熱性が低下し、多くなると常温での触感、柔軟
性及び圧縮に対する抵抗性が低下するので40〜90重
量%に限定され、ポリエチレン系樹脂は60〜10重量
%に限定される。
【0014】上記架橋独立気泡型発泡体シートを得る方
法として従来公知の任意の方法が採用でき、例えば、上
記ポリプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹脂からな
る混合樹脂に、発泡剤、架橋助剤等の添加剤を添加し、
発泡性樹脂組成物粗シートの成形、電子線等の電離
性放射線の照射、加熱発泡の3工程からなる方法、上
記工程を除き、工程において化学架橋剤を配合した
発泡性樹脂組成物からなる発泡性樹脂組成物シートを加
熱発泡させる方法等が挙げられる。
法として従来公知の任意の方法が採用でき、例えば、上
記ポリプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹脂からな
る混合樹脂に、発泡剤、架橋助剤等の添加剤を添加し、
発泡性樹脂組成物粗シートの成形、電子線等の電離
性放射線の照射、加熱発泡の3工程からなる方法、上
記工程を除き、工程において化学架橋剤を配合した
発泡性樹脂組成物からなる発泡性樹脂組成物シートを加
熱発泡させる方法等が挙げられる。
【0015】上記発泡剤は、その分解温度が上記混合樹
脂の溶融温度よりも高いものであれば、特に限定される
ものではなく、例えば、アゾジカルボンアミド、ヒドラ
ゾジカルボンアミド、アゾジカルボン酸アミド、アゾジ
カルボン酸バリウム塩、ジニトロソペンタエチレンテト
ラミン、ニトロソグアニジン、p,p’−オキシビスベ
ンゼンスルホニルセミカルバジド等が挙げられる。これ
らは単独で用いられてもよいが、2種以上が混合して用
いられてもよい。
脂の溶融温度よりも高いものであれば、特に限定される
ものではなく、例えば、アゾジカルボンアミド、ヒドラ
ゾジカルボンアミド、アゾジカルボン酸アミド、アゾジ
カルボン酸バリウム塩、ジニトロソペンタエチレンテト
ラミン、ニトロソグアニジン、p,p’−オキシビスベ
ンゼンスルホニルセミカルバジド等が挙げられる。これ
らは単独で用いられてもよいが、2種以上が混合して用
いられてもよい。
【0016】上記発泡剤の添加量は、上記混合樹脂10
0重量部に対して、好ましくは1〜50重量部、より好
ましくは1〜30重量部である。
0重量部に対して、好ましくは1〜50重量部、より好
ましくは1〜30重量部である。
【0017】又、上記混合樹脂の架橋助剤は、特に限定
されるものではなく、例えば、ジビニルベンゼン、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ジビニルナフタレ
ン、ジビニルトルエン、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、トリアリルトリメート、トリアリルシア
ヌレート等が挙げられる。これらは単独で用いられても
よいが、2種以上が混合して用いられてもよい。
されるものではなく、例えば、ジビニルベンゼン、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ジビニルナフタレ
ン、ジビニルトルエン、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、トリアリルトリメート、トリアリルシア
ヌレート等が挙げられる。これらは単独で用いられても
よいが、2種以上が混合して用いられてもよい。
【0018】上記架橋助剤の添加量は、上記混合樹脂1
00重量部に対して、好ましくは0.5〜30重量部、
より好ましくは2〜15重量部である。上記架橋助剤の
添加量が0.5重量部未満では、得られる架橋独立気泡
型発泡体シートの架橋度が小さくなり、十分なゲル分率
が得られ難くなり、30重量部を超えると、架橋度、ゲ
ル分率が大きくなり、堅くなり過ぎて良好な触感や柔軟
性が得られ難くなる。
00重量部に対して、好ましくは0.5〜30重量部、
より好ましくは2〜15重量部である。上記架橋助剤の
添加量が0.5重量部未満では、得られる架橋独立気泡
型発泡体シートの架橋度が小さくなり、十分なゲル分率
が得られ難くなり、30重量部を超えると、架橋度、ゲ
ル分率が大きくなり、堅くなり過ぎて良好な触感や柔軟
性が得られ難くなる。
【0019】上記架橋独立気泡型発泡体シートのゲル分
率は、20〜70%に限定される。上記架橋独立気泡型
発泡体シートのゲル分率が20%未満では、耐熱性が十
分に得られず、真空成形やスタンピング成形等の成形加
工工程における表面荒れ等のトラブルの原因となり、
又、70%を超えると、発泡工程における発泡の安定性
が得られ難く、発泡不良や異常発泡の原因となるので、
上記範囲に限定され、好ましくは30〜70%であり、
特に耐熱性が要求されるスタンピング成形においては、
より好ましくは40〜70%である。尚、ゲル分率は、
上記架橋独立気泡型発泡体シートの厚さ方向に100m
gの試料を採り、120℃のキシレン中に浸漬し、濾別
した溶解残渣を乾燥し、秤量して、次式によって算出さ
れたものである。
率は、20〜70%に限定される。上記架橋独立気泡型
発泡体シートのゲル分率が20%未満では、耐熱性が十
分に得られず、真空成形やスタンピング成形等の成形加
工工程における表面荒れ等のトラブルの原因となり、
又、70%を超えると、発泡工程における発泡の安定性
が得られ難く、発泡不良や異常発泡の原因となるので、
上記範囲に限定され、好ましくは30〜70%であり、
特に耐熱性が要求されるスタンピング成形においては、
より好ましくは40〜70%である。尚、ゲル分率は、
上記架橋独立気泡型発泡体シートの厚さ方向に100m
gの試料を採り、120℃のキシレン中に浸漬し、濾別
した溶解残渣を乾燥し、秤量して、次式によって算出さ
れたものである。
【0020】〔(溶解残渣重量)/(試料重量=100
mg)〕×100
mg)〕×100
【0021】上記架橋独立気泡型発泡体シートの嵩密度
は、表層から中央部にわたって略均質の嵩密度を示すも
のであってもよいが、上記架橋独立気泡型発泡体シート
の製造工程における電離性放射線の照射を複数回施し、
2回目以降の照射を低電圧で行う等の方法により、表層
の架橋度を中央部付近より高め、表層の嵩密度が大き
く、中央部付近の嵩密度が小さくなるなるように厚さ方
向に嵩密度の勾配をもたせたものであってもよい。
は、表層から中央部にわたって略均質の嵩密度を示すも
のであってもよいが、上記架橋独立気泡型発泡体シート
の製造工程における電離性放射線の照射を複数回施し、
2回目以降の照射を低電圧で行う等の方法により、表層
の架橋度を中央部付近より高め、表層の嵩密度が大き
く、中央部付近の嵩密度が小さくなるなるように厚さ方
向に嵩密度の勾配をもたせたものであってもよい。
【0022】特に表層の嵩密度が大きく、中央部付近の
嵩密度が小さくなるなるように厚さ方向に嵩密度の勾配
をもたせた架橋独立気泡型発泡体シートは、その中央部
付近でスライスすると、該スライス面は、嵩密度が小さ
く柔らかい触感が付与されたものとなっており、表皮付
近の嵩密度の大きい部分は、前記する真空成形やスタン
ピング成形等の成形加工工程における耐熱性がより十分
に付与されているものとなっている。
嵩密度が小さくなるなるように厚さ方向に嵩密度の勾配
をもたせた架橋独立気泡型発泡体シートは、その中央部
付近でスライスすると、該スライス面は、嵩密度が小さ
く柔らかい触感が付与されたものとなっており、表皮付
近の嵩密度の大きい部分は、前記する真空成形やスタン
ピング成形等の成形加工工程における耐熱性がより十分
に付与されているものとなっている。
【0023】上記架橋独立気泡型発泡体シートは、シー
ト状にスライスされる。上記スライスされたシートの厚
さは、車両内装材等の用途に応じて適宜設定されるもの
であるが、通常、0.5〜5mm、好ましくは1〜4m
m程度である。上記スライスの方法は、用途毎に設定さ
れた厚さの2倍の厚さの架橋独立気泡型発泡体シートを
作製し、これを一面がスライス面、反対の背面に表皮層
を残したシートの2枚にスライスされてもよく、又、用
途毎に設定された厚さより若干厚目に架橋独立気泡型発
泡体シートを作製し、該発泡体シートの一表面の表皮層
をスライスして除き、一面がスライス面、反対の背面に
表皮層を残したシートとされてもよい。
ト状にスライスされる。上記スライスされたシートの厚
さは、車両内装材等の用途に応じて適宜設定されるもの
であるが、通常、0.5〜5mm、好ましくは1〜4m
m程度である。上記スライスの方法は、用途毎に設定さ
れた厚さの2倍の厚さの架橋独立気泡型発泡体シートを
作製し、これを一面がスライス面、反対の背面に表皮層
を残したシートの2枚にスライスされてもよく、又、用
途毎に設定された厚さより若干厚目に架橋独立気泡型発
泡体シートを作製し、該発泡体シートの一表面の表皮層
をスライスして除き、一面がスライス面、反対の背面に
表皮層を残したシートとされてもよい。
【0024】又、スライスされたシートの嵩密度(スラ
イス面より0.5mm内側の試料で測定)は、好ましく
は0.02〜0.05g/cc、より好ましくは0.0
4〜0.05g/ccである。上記嵩密度が0.02g
/cc未満では、前記する真空成形やスタンピング成形
等の成形加工が難しくなり、又、該成形加工後、得られ
た成形品は「へたり」易く、圧縮応力が小さく、且つ、
その回復も悪くなる。又、0.05g/ccを超える
と、堅くなって良好な触感が得られ難くなる。因みに、
スライス前の架橋独立気泡型発泡体シートの嵩密度は、
0.025〜0.05g/cc程度であり、スライスに
よって一部表皮部分が切除される場合がある。
イス面より0.5mm内側の試料で測定)は、好ましく
は0.02〜0.05g/cc、より好ましくは0.0
4〜0.05g/ccである。上記嵩密度が0.02g
/cc未満では、前記する真空成形やスタンピング成形
等の成形加工が難しくなり、又、該成形加工後、得られ
た成形品は「へたり」易く、圧縮応力が小さく、且つ、
その回復も悪くなる。又、0.05g/ccを超える
と、堅くなって良好な触感が得られ難くなる。因みに、
スライス前の架橋独立気泡型発泡体シートの嵩密度は、
0.025〜0.05g/cc程度であり、スライスに
よって一部表皮部分が切除される場合がある。
【0025】上記スライスされたシートのスライス面に
は接着性樹脂層が積層される。上記接着性樹脂層に用い
られる接着性樹脂とは、常態において感圧接着性を有す
る塑性加工が可能な樹脂であり、具体的には、後述する
表皮材を該接着性樹脂層上に貼付して表皮材付き積層シ
ートとした場合、積層シートの良好な触感を損なうこと
のないものであれば特に限定されるものではないが、例
えば、エチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸共
重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、中でもエチレン
−アクリル酸エチル−無水マレイン酸共重合体が好まし
い。上記架橋独立気泡型発泡体シートのスライス面に接
着性樹脂層を積層する手段は、特に限定されるものでは
なく、押出ラミネート法が用いられてもよく、又、熱ラ
ミネート法が用いられてもよい。
は接着性樹脂層が積層される。上記接着性樹脂層に用い
られる接着性樹脂とは、常態において感圧接着性を有す
る塑性加工が可能な樹脂であり、具体的には、後述する
表皮材を該接着性樹脂層上に貼付して表皮材付き積層シ
ートとした場合、積層シートの良好な触感を損なうこと
のないものであれば特に限定されるものではないが、例
えば、エチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸共
重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、中でもエチレン
−アクリル酸エチル−無水マレイン酸共重合体が好まし
い。上記架橋独立気泡型発泡体シートのスライス面に接
着性樹脂層を積層する手段は、特に限定されるものでは
なく、押出ラミネート法が用いられてもよく、又、熱ラ
ミネート法が用いられてもよい。
【0026】上記接着性樹脂層の厚さは、薄くなると接
着性が低下し、厚くなるとコストが増すので、20〜1
00μmが好ましく、より好ましくは30〜60μmで
ある。
着性が低下し、厚くなるとコストが増すので、20〜1
00μmが好ましく、より好ましくは30〜60μmで
ある。
【0027】上記スライスされたシートのスライス面に
接着性樹脂層が積層された積層シートの接着性樹脂層
に、表皮材が貼着されて用いられてもよい。上記表皮材
は、特に限定されるものではないが、例えば、天然もし
くは人造繊維を編織した布帛或いは不織布、塩化ビニル
系樹脂シート、ポリ塩化ビニル樹脂にアクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体を配合した
樹脂組成物からなるシート、熱可塑性エラストマーシー
ト、レザーその他が挙げられる。
接着性樹脂層が積層された積層シートの接着性樹脂層
に、表皮材が貼着されて用いられてもよい。上記表皮材
は、特に限定されるものではないが、例えば、天然もし
くは人造繊維を編織した布帛或いは不織布、塩化ビニル
系樹脂シート、ポリ塩化ビニル樹脂にアクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体を配合した
樹脂組成物からなるシート、熱可塑性エラストマーシー
ト、レザーその他が挙げられる。
【0028】本発明の積層シートは、叙上の如く構成さ
れているので、ポリプロピレン系樹脂に添加されている
ポリエチレン系樹脂が、主として常温圧縮に対するプッ
シュバック性(弾性回復性)を高め、得られる架橋独立
気泡型発泡体シートに、耐熱性と良好な触感を与え、
又、接着性樹脂層に接する架橋独立気泡型発泡体シート
のスライス面は、高い嵩密度部分が切除されているの
で、更に、良好な触感と柔軟性を有するものであり、反
対面は、高い嵩密度部分からなるものであるので、積層
シート自体としては、真空成形やスタンピング成形等の
成形加工に必要な耐熱性と高い成形性をより十分に保持
するものである。
れているので、ポリプロピレン系樹脂に添加されている
ポリエチレン系樹脂が、主として常温圧縮に対するプッ
シュバック性(弾性回復性)を高め、得られる架橋独立
気泡型発泡体シートに、耐熱性と良好な触感を与え、
又、接着性樹脂層に接する架橋独立気泡型発泡体シート
のスライス面は、高い嵩密度部分が切除されているの
で、更に、良好な触感と柔軟性を有するものであり、反
対面は、高い嵩密度部分からなるものであるので、積層
シート自体としては、真空成形やスタンピング成形等の
成形加工に必要な耐熱性と高い成形性をより十分に保持
するものである。
【0029】更に、架橋独立気泡型発泡体シートのスラ
イス面は、接着性樹脂層が上記スライス面の微細な凹凸
にしっかりと充填され該面に強固に投錨され高い接着性
を示すものであるので、該接着性樹脂層上に貼付される
表皮材を美麗に貼付仕上げでき、且つ、使用時の良好な
触感を賦与するものである。
イス面は、接着性樹脂層が上記スライス面の微細な凹凸
にしっかりと充填され該面に強固に投錨され高い接着性
を示すものであるので、該接着性樹脂層上に貼付される
表皮材を美麗に貼付仕上げでき、且つ、使用時の良好な
触感を賦与するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではない。
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0031】(実施例1)ポリプロピレン系樹脂(MF
R=1.8g/10分、エチレン含有量4.8重量%の
プロピレン−エチレンランダム共重合体、表1中、PP
(1)と略称する。)80重量部、ポリエチレン系樹脂
(MFR=4.0g/10分、密度0.920g/cm
3 の線状低密度ポリエチレン、表1中、PE(1)と略
称する。)20重量部、熱分解型発泡剤(アゾジカルボ
ンアミド)10重量部及び架橋助剤(1,10−デカン
ジオールジメタクリレート)3.5重量部を混合し、T
ダイ法押出成形機を用いて上記熱分解型発泡剤の分解温
度以下の押出条件で押出し、厚さ2.2mmの発泡性粗
シートを得た。
R=1.8g/10分、エチレン含有量4.8重量%の
プロピレン−エチレンランダム共重合体、表1中、PP
(1)と略称する。)80重量部、ポリエチレン系樹脂
(MFR=4.0g/10分、密度0.920g/cm
3 の線状低密度ポリエチレン、表1中、PE(1)と略
称する。)20重量部、熱分解型発泡剤(アゾジカルボ
ンアミド)10重量部及び架橋助剤(1,10−デカン
ジオールジメタクリレート)3.5重量部を混合し、T
ダイ法押出成形機を用いて上記熱分解型発泡剤の分解温
度以下の押出条件で押出し、厚さ2.2mmの発泡性粗
シートを得た。
【0032】得られた発泡性粗シートの両面から電子線
(600KV)を併せて4.0Mrad照射して上記ポ
リプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹脂を架橋し、
発泡性シートを得た。次いで、上記発泡性シートを26
0℃の熱風式発泡炉内で加熱発泡させて、架橋独立気泡
型発泡体シートとした。得られた架橋独立気泡型発泡体
シートは、厚さ5.2mm、嵩密度0.05g/cc、
120℃のキシレン中で24時間浸漬して測定したゲル
分率59%であった。
(600KV)を併せて4.0Mrad照射して上記ポ
リプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹脂を架橋し、
発泡性シートを得た。次いで、上記発泡性シートを26
0℃の熱風式発泡炉内で加熱発泡させて、架橋独立気泡
型発泡体シートとした。得られた架橋独立気泡型発泡体
シートは、厚さ5.2mm、嵩密度0.05g/cc、
120℃のキシレン中で24時間浸漬して測定したゲル
分率59%であった。
【0033】上記架橋独立気泡型発泡体シートを、厚さ
が元の1/2の2.6mmとなるようにスライスした。
スライスされた架橋独立気泡型発泡体シートの嵩密度
は、スライス面0.042g/cc、表皮面0.067
g/cc(いずれも表面より0.5mm内側の試料で測
定)であった。
が元の1/2の2.6mmとなるようにスライスした。
スライスされた架橋独立気泡型発泡体シートの嵩密度
は、スライス面0.042g/cc、表皮面0.067
g/cc(いずれも表面より0.5mm内側の試料で測
定)であった。
【0034】上記架橋独立気泡型発泡体シートのスライ
ス面に、接着性樹脂(住友化学社製、商品名「L−41
10」、エチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸
共重合体、MFR=5g/10分)を厚さ0.05mm
となるように押出ラミネートして積層シートを作製し
た。
ス面に、接着性樹脂(住友化学社製、商品名「L−41
10」、エチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸
共重合体、MFR=5g/10分)を厚さ0.05mm
となるように押出ラミネートして積層シートを作製し
た。
【0035】(実施例2)実施例1のポリプロピレン系
樹脂及びポリエチレン系樹脂に替えて、ポリプロピレン
系樹脂(MFR=2.8g/10分、エチレン含有量
3.4重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合
体、表1中、PP(2)と略称する。)80重量部、ポ
リエチレン系樹脂(MFR=2.6g/10分、密度
0.920g/cm3 の線状低密度ポリエチレン、表1
中、PE(2)と略称する。)20重量部を用いたこと
以外、実施例1と同様にして厚さ2.0mmの発泡性粗
シートを得た。
樹脂及びポリエチレン系樹脂に替えて、ポリプロピレン
系樹脂(MFR=2.8g/10分、エチレン含有量
3.4重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合
体、表1中、PP(2)と略称する。)80重量部、ポ
リエチレン系樹脂(MFR=2.6g/10分、密度
0.920g/cm3 の線状低密度ポリエチレン、表1
中、PE(2)と略称する。)20重量部を用いたこと
以外、実施例1と同様にして厚さ2.0mmの発泡性粗
シートを得た。
【0036】得られた発泡性粗シートに、実施例1と同
様に電子線照射し、熱風式発泡炉内で加熱発泡させて、
架橋独立気泡型発泡体シートとした。得られた架橋独立
気泡型発泡体シートは、厚さ5.0mm、嵩密度0.0
5g/cc、120℃のキシレン中で24時間浸漬して
測定したゲル分率60%であった。
様に電子線照射し、熱風式発泡炉内で加熱発泡させて、
架橋独立気泡型発泡体シートとした。得られた架橋独立
気泡型発泡体シートは、厚さ5.0mm、嵩密度0.0
5g/cc、120℃のキシレン中で24時間浸漬して
測定したゲル分率60%であった。
【0037】上記架橋独立気泡型発泡体シートを、厚さ
が元の1/2の2.5mmとなるようにスライスした。
スライスされた架橋独立気泡型発泡体シートの嵩密度
は、スライス面0.042g/cc、表皮面0.067
g/cc(いずれも表面より0.5mm内側の試料で測
定)であった。
が元の1/2の2.5mmとなるようにスライスした。
スライスされた架橋独立気泡型発泡体シートの嵩密度
は、スライス面0.042g/cc、表皮面0.067
g/cc(いずれも表面より0.5mm内側の試料で測
定)であった。
【0038】上記架橋独立気泡型発泡体シートのスライ
ス面に、接着性樹脂(住友化学社製、商品名「L−41
10」、エチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸
共重合体、MFR=5g/10分)を厚さ0.05mm
となるように押出ラミネートして積層シートを作製し
た。
ス面に、接着性樹脂(住友化学社製、商品名「L−41
10」、エチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸
共重合体、MFR=5g/10分)を厚さ0.05mm
となるように押出ラミネートして積層シートを作製し
た。
【0039】(比較例1〜3)実施例1の架橋独立気泡
型発泡体シートの厚さ、嵩密度及び120℃のキシレン
中で24時間浸漬して測定したゲル分率を各々、表1に
示す値に変更し、スライスすることなく、そのまま接着
樹脂層を積層したこと以外、実施例1と同様にして積層
シートを作製した。
型発泡体シートの厚さ、嵩密度及び120℃のキシレン
中で24時間浸漬して測定したゲル分率を各々、表1に
示す値に変更し、スライスすることなく、そのまま接着
樹脂層を積層したこと以外、実施例1と同様にして積層
シートを作製した。
【0040】(比較例4)実施例2の架橋独立気泡型発
泡体シートをスライスした後、接着樹脂層に替えて、2
液型ウレタン系接着剤を用いたこと以外、実施例2と同
様にして積層シートを作製した。
泡体シートをスライスした後、接着樹脂層に替えて、2
液型ウレタン系接着剤を用いたこと以外、実施例2と同
様にして積層シートを作製した。
【0041】上記実施例及び比較例で得られた積層シー
トの性能を評価するため、表皮材貼付性、真空成形性、
スタンピング成形性、触感及び指圧について、以下に示
す方法で試験した。試験結果は表1に示す。
トの性能を評価するため、表皮材貼付性、真空成形性、
スタンピング成形性、触感及び指圧について、以下に示
す方法で試験した。試験結果は表1に示す。
【0042】1.表皮材貼付性:積層シートの接着性樹
脂層に、厚さ0.5mmの軟質塩化ビニル樹脂シートか
らなる表皮材を圧着して貼付し、表皮材の貼付面の凹凸
(アバタ現象)の有無を試料数5で目視により観察し、
○:5点共無し、×:あり、の2段階で評価した。
脂層に、厚さ0.5mmの軟質塩化ビニル樹脂シートか
らなる表皮材を圧着して貼付し、表皮材の貼付面の凹凸
(アバタ現象)の有無を試料数5で目視により観察し、
○:5点共無し、×:あり、の2段階で評価した。
【0043】2.真空成形性:前項の表皮材貼付性試験
で得られた表皮材付き積層シートを試料数5で、直径1
00mm、深さ40mmの凹型カップ状型窩を有する金
型を用い、表皮材が金型側に当接するようにして、表皮
材付き積層シート表面が120℃になるように加熱して
真空成形を行い、真空成形性試験を行った。評価は、
○:5点共裂け、破れ等の欠点無し、×:裂け、破れあ
り、の2段階で行った。
で得られた表皮材付き積層シートを試料数5で、直径1
00mm、深さ40mmの凹型カップ状型窩を有する金
型を用い、表皮材が金型側に当接するようにして、表皮
材付き積層シート表面が120℃になるように加熱して
真空成形を行い、真空成形性試験を行った。評価は、
○:5点共裂け、破れ等の欠点無し、×:裂け、破れあ
り、の2段階で行った。
【0044】3.スタンピング成形性:前項の真空成形
性試験で得られた破れ等の欠点のない真空成形品に、溶
融した210℃のポリプロピレン樹脂からなる骨材を内
面に供給し、60kgf/cm 2 の圧力で凸型を型押し
てスタンピング成形性試験を行った。評価は、○:5点
共裂け、破れ等の欠点無し、×:裂け、破れあり、の2
段階で行った。
性試験で得られた破れ等の欠点のない真空成形品に、溶
融した210℃のポリプロピレン樹脂からなる骨材を内
面に供給し、60kgf/cm 2 の圧力で凸型を型押し
てスタンピング成形性試験を行った。評価は、○:5点
共裂け、破れ等の欠点無し、×:裂け、破れあり、の2
段階で行った。
【0045】4.触感評価:上記実施例及び比較例の架
橋独立気泡型発泡体シートの接着樹脂層積層面(実施例
1〜2及び比較例4はスライス面)及び前第2及び3項
の真空成形性試験、スタンピング成形性試験で得られた
標本を、対照として、嵩密度0.045g/ccのポリ
プロピレン樹脂架橋独立気泡型発泡体シートの表皮面及
び上記実施例及び比較例と同様に真空成形性試験、スタ
ンピング成形性試験を行って得られた標本と比較し、こ
れらを総合して、○:対照標本より良好な触感を与える
もの、△:対照標本と同等程度の触感を与えるもの、
×:対照標本より触感の悪いもの、の3段階で評価し
た。
橋独立気泡型発泡体シートの接着樹脂層積層面(実施例
1〜2及び比較例4はスライス面)及び前第2及び3項
の真空成形性試験、スタンピング成形性試験で得られた
標本を、対照として、嵩密度0.045g/ccのポリ
プロピレン樹脂架橋独立気泡型発泡体シートの表皮面及
び上記実施例及び比較例と同様に真空成形性試験、スタ
ンピング成形性試験を行って得られた標本と比較し、こ
れらを総合して、○:対照標本より良好な触感を与える
もの、△:対照標本と同等程度の触感を与えるもの、
×:対照標本より触感の悪いもの、の3段階で評価し
た。
【0046】5.指圧評価:前第4項で試験された真空
成形及びスタンピング成形された標本及び対照標本につ
いて、指圧で深さが1.5mm凹むように押圧し、10
秒間この状態に置き、指圧を除いたとき、○:即座に弾
性回復したもの、△:24時間以内に回復したもの、
×:指圧でできた凹みが回復しなかったもの、の3段階
で評価した。
成形及びスタンピング成形された標本及び対照標本につ
いて、指圧で深さが1.5mm凹むように押圧し、10
秒間この状態に置き、指圧を除いたとき、○:即座に弾
性回復したもの、△:24時間以内に回復したもの、
×:指圧でできた凹みが回復しなかったもの、の3段階
で評価した。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明の積層シートは、叙上の如く構成
されているので、真空成形やスタンピング成形性時の高
い耐熱性と成形性を有し、良好な生産性で成形加工がで
き、且つ、得られる成形加工品は、常温圧縮性能と良好
な触感を有するものである。更に、接着性樹脂層を強固
に投錨し、高い接着性を示すものであるので、該接着性
樹脂層上に貼付される表皮材を美麗に貼付仕上げでき、
且つ、低コストで使用時の良好な触感と柔軟性を賦与す
るものである。
されているので、真空成形やスタンピング成形性時の高
い耐熱性と成形性を有し、良好な生産性で成形加工がで
き、且つ、得られる成形加工品は、常温圧縮性能と良好
な触感を有するものである。更に、接着性樹脂層を強固
に投錨し、高い接着性を示すものであるので、該接着性
樹脂層上に貼付される表皮材を美麗に貼付仕上げでき、
且つ、低コストで使用時の良好な触感と柔軟性を賦与す
るものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂40〜90重量%
とポリエチレン系樹脂60〜10重量%からなり、ゲル
分率が20〜70%である架橋独立気泡型発泡体シート
をスライスして得られたシートのスライス面に、接着性
樹脂層が積層されてなることを特徴とする積層シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17579597A JP3396400B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17579597A JP3396400B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 積層シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1120061A true JPH1120061A (ja) | 1999-01-26 |
| JP3396400B2 JP3396400B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=16002392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17579597A Expired - Fee Related JP3396400B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 積層シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3396400B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1752485A1 (en) * | 2005-08-08 | 2007-02-14 | Alveo AG | Soft polyolefin foams with high heat resistance |
| JP2010513053A (ja) * | 2006-12-16 | 2010-04-30 | ベネツケ−カリコ・アーゲー | 発泡カバーシートを備える熱可塑性フィルム |
| US9260577B2 (en) | 2009-07-14 | 2016-02-16 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP17579597A patent/JP3396400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1752485A1 (en) * | 2005-08-08 | 2007-02-14 | Alveo AG | Soft polyolefin foams with high heat resistance |
| WO2007017250A1 (en) * | 2005-08-08 | 2007-02-15 | Sekisui Alveo Ag | Soft polyolefin foams with high heat resistance |
| KR101166390B1 (ko) | 2005-08-08 | 2012-08-09 | 세키스이케미칼가부시키가이샤 | 높은 내열성을 가지는 연질의 폴리올레핀 발포체 |
| JP2010513053A (ja) * | 2006-12-16 | 2010-04-30 | ベネツケ−カリコ・アーゲー | 発泡カバーシートを備える熱可塑性フィルム |
| US9260577B2 (en) | 2009-07-14 | 2016-02-16 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
| US10301447B2 (en) | 2009-07-14 | 2019-05-28 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3396400B2 (ja) | 2003-04-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |