JPH08310019A - 記録方法及び記録装置 - Google Patents
記録方法及び記録装置Info
- Publication number
- JPH08310019A JPH08310019A JP14545095A JP14545095A JPH08310019A JP H08310019 A JPH08310019 A JP H08310019A JP 14545095 A JP14545095 A JP 14545095A JP 14545095 A JP14545095 A JP 14545095A JP H08310019 A JPH08310019 A JP H08310019A
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- JP
- Japan
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- recording
- recording material
- dye
- impurities
- head
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 染料通路27中の液化染料22が、気化部17に供
給され、レーザ光Lの照射によって気化し、印画紙50
(仮想線で示す)に移行して記録がなされる。気化部17
に対向してクリーニングテープ56が位置し、染料の非移
行時にクリーニングテープ56が矢印のように気化部17に
押し付けられ、染料中の不純物22aを吸収、除去して気
化部のクリーニングを行う。 【効果】 上記クリーニングを定期的に行うことによ
り、気化部17に不純物22aが付着して染料の上記移行を
妨げることが回避される。その結果、常に良好な記録が
なされる。
給され、レーザ光Lの照射によって気化し、印画紙50
(仮想線で示す)に移行して記録がなされる。気化部17
に対向してクリーニングテープ56が位置し、染料の非移
行時にクリーニングテープ56が矢印のように気化部17に
押し付けられ、染料中の不純物22aを吸収、除去して気
化部のクリーニングを行う。 【効果】 上記クリーニングを定期的に行うことによ
り、気化部17に不純物22aが付着して染料の上記移行を
妨げることが回避される。その結果、常に良好な記録が
なされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録方法及び記録装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ、テレビジョン、コ
ンピュータグラフィクス等の画像記録において、モノカ
ラーの記録は勿論のこと、ハードコピーのカラー化に対
するニーズが高まっている。これに対応して、色々な方
式のプリンタが開発され、様々な分野に展開している。
ンピュータグラフィクス等の画像記録において、モノカ
ラーの記録は勿論のこと、ハードコピーのカラー化に対
するニーズが高まっている。これに対応して、色々な方
式のプリンタが開発され、様々な分野に展開している。
【0003】これらの記録方式の中で、適当なバインダ
樹脂中に高濃度の転写染料が分散してなるインク層が塗
布されたインクシートと、転写された染料を受容する染
着樹脂がコーティングされた印画紙等の被転写体とを一
定の圧力で密着させ、インクシート上に位置する感熱記
録ヘッドから画像情報に応じた熱を加え、この加熱に応
じてインクシートから染料受容層に転写染料を熱転写さ
せる方式がある。
樹脂中に高濃度の転写染料が分散してなるインク層が塗
布されたインクシートと、転写された染料を受容する染
着樹脂がコーティングされた印画紙等の被転写体とを一
定の圧力で密着させ、インクシート上に位置する感熱記
録ヘッドから画像情報に応じた熱を加え、この加熱に応
じてインクシートから染料受容層に転写染料を熱転写さ
せる方式がある。
【0004】上記の操作を例えば、減法混色の三原色で
あるイエロー、マゼンタ、シアンに分解された画像信号
についてそれぞれ繰り返すことによって、フルカラー画
像を得るようにしたいわゆる熱転写方式は、小型化、保
守が容易で、即時性を備え、銀塩カラー写真並の高品位
な画像を得る優れた技術として注目を集めてはいる。
あるイエロー、マゼンタ、シアンに分解された画像信号
についてそれぞれ繰り返すことによって、フルカラー画
像を得るようにしたいわゆる熱転写方式は、小型化、保
守が容易で、即時性を備え、銀塩カラー写真並の高品位
な画像を得る優れた技術として注目を集めてはいる。
【0005】図25は、こうした熱転写方式のプリンタの
要部の概略正面図である。このプリンタによれば、感熱
記録ヘッド(以下、サーマルヘッドと称する。)1とプ
ラテンローラ3とが対向し、これらの間に、ベースフィ
ルム12b上にインク層12aを設けたインクシート12と、
紙20b上に染着樹脂層(染料受容層)20aを設けた被記
録紙(被転写体)20とが挟着された状態で、プラテンロ
ーラ3によってサーマルヘッド1に押し付けられる。
要部の概略正面図である。このプリンタによれば、感熱
記録ヘッド(以下、サーマルヘッドと称する。)1とプ
ラテンローラ3とが対向し、これらの間に、ベースフィ
ルム12b上にインク層12aを設けたインクシート12と、
紙20b上に染着樹脂層(染料受容層)20aを設けた被記
録紙(被転写体)20とが挟着された状態で、プラテンロ
ーラ3によってサーマルヘッド1に押し付けられる。
【0006】そして、サーマルヘッド1によって選択的
に加熱されたインク層12a中のインク(転写染料)が、
被転写体20の染着樹脂層20aにドット状に転写され、熱
転写記録が遂行される。このような熱転写記録には、一
般に、長手状のサーマルヘッドを被記録紙走行方向に直
交させて固定して配したライン方式や、サーマルヘッド
を記録紙走行方向に直交する方向に往復動させるシリア
ル方式が採用されている。
に加熱されたインク層12a中のインク(転写染料)が、
被転写体20の染着樹脂層20aにドット状に転写され、熱
転写記録が遂行される。このような熱転写記録には、一
般に、長手状のサーマルヘッドを被記録紙走行方向に直
交させて固定して配したライン方式や、サーマルヘッド
を記録紙走行方向に直交する方向に往復動させるシリア
ル方式が採用されている。
【0007】本出願人は、こうした熱転写記録方式の利
点を生かしつつ、廃棄物及び転写エネルギーを低減し、
プリンタを小型、軽量化するために、図26及び図27に示
すような非接触方式の染料気化型レーザビームプリンタ
(LBP)を既に提案した。
点を生かしつつ、廃棄物及び転写エネルギーを低減し、
プリンタを小型、軽量化するために、図26及び図27に示
すような非接触方式の染料気化型レーザビームプリンタ
(LBP)を既に提案した。
【0008】図26の記録方式によれば、熱溶融性の染料
層22を気化部17に有する記録ヘッド(プリンタヘッド)
10と、気化した(或いは昇華した)染料を受容する受容
層50aを持つ被記録体(印画紙)50との間に1μm〜1
mmの範囲の微小空隙11を設けている。
層22を気化部17に有する記録ヘッド(プリンタヘッド)
10と、気化した(或いは昇華した)染料を受容する受容
層50aを持つ被記録体(印画紙)50との間に1μm〜1
mmの範囲の微小空隙11を設けている。
【0009】そして、レーザ光Lの照射によって、記録
ヘッド10の気化部17の染料収容部37に収容した液化染料
22をその沸点近傍まで選択的に加熱して気化させ、気化
染料32を空隙11内で飛翔させて、気化穴23から被記録体
である印画紙50上に転写し、連続的な階調を持つ画像を
得る。この操作を減法混色の三原色であるイエロー、マ
ゼンタ、シアンに分解された画像信号についてそれぞれ
繰り返すことによって、フルカラー化を達成できる。
ヘッド10の気化部17の染料収容部37に収容した液化染料
22をその沸点近傍まで選択的に加熱して気化させ、気化
染料32を空隙11内で飛翔させて、気化穴23から被記録体
である印画紙50上に転写し、連続的な階調を持つ画像を
得る。この操作を減法混色の三原色であるイエロー、マ
ゼンタ、シアンに分解された画像信号についてそれぞれ
繰り返すことによって、フルカラー化を達成できる。
【0010】なお、この記録方式では、印画紙50を記録
ヘッド10に対して例えば上方側で対向させ、気化部17の
上面付近に、レーザ18から出射されてレンズ19で集光さ
れたレーザ光Lを照射して気化染料32を上方に飛翔若し
くは移行させるのがよい。この場合、転写染料が加熱手
段により空隙11を移動するためには、気化現象の他に、
高出力レーザが照射された時にしばしば見られ、染料分
子の結合が効率よく切断されてそのエネルギーを利用し
て非常に大きい速度でエッチングされる現象や、沸騰や
爆発により発生したガスのエネルギーを利用して非常に
大きい速度でエッチングされる現象も利用できる(こう
した気化機構以外の転写機構をアブレーションと称す
る:以下、同様)。
ヘッド10に対して例えば上方側で対向させ、気化部17の
上面付近に、レーザ18から出射されてレンズ19で集光さ
れたレーザ光Lを照射して気化染料32を上方に飛翔若し
くは移行させるのがよい。この場合、転写染料が加熱手
段により空隙11を移動するためには、気化現象の他に、
高出力レーザが照射された時にしばしば見られ、染料分
子の結合が効率よく切断されてそのエネルギーを利用し
て非常に大きい速度でエッチングされる現象や、沸騰や
爆発により発生したガスのエネルギーを利用して非常に
大きい速度でエッチングされる現象も利用できる(こう
した気化機構以外の転写機構をアブレーションと称す
る:以下、同様)。
【0011】また、レーザ光透過性のあるヘッドベース
14に染料溜め15を設け、ヘッドベース14上に固定したス
ペーサ28との間に液化染料22を収容し、ここから染料通
路27を経て気化部17に液化染料22を供給する。この場
合、気化部17への染料の供給効率及び気化効率の向上の
ために、毛細管現象を利用して染料の供給及び保持を行
う小円柱体21からなる微小凹凸を気化部17に設けてい
る。
14に染料溜め15を設け、ヘッドベース14上に固定したス
ペーサ28との間に液化染料22を収容し、ここから染料通
路27を経て気化部17に液化染料22を供給する。この場
合、気化部17への染料の供給効率及び気化効率の向上の
ために、毛細管現象を利用して染料の供給及び保持を行
う小円柱体21からなる微小凹凸を気化部17に設けてい
る。
【0012】そして、上記の空隙11を保持し、X方向に
移動する印画紙50をガイドするために、スペーサ28上に
保護板29を固定している。この保護板29には、上記の染
料の液化状態を保持するためのヒータ16が埋設されてい
るが、こうしたヒータは染料収容部(上記の通路27及び
染料溜め15)内に配設することができる。
移動する印画紙50をガイドするために、スペーサ28上に
保護板29を固定している。この保護板29には、上記の染
料の液化状態を保持するためのヒータ16が埋設されてい
るが、こうしたヒータは染料収容部(上記の通路27及び
染料溜め15)内に配設することができる。
【0013】また、図27はレーザ光透過性のあるヘッド
ベース14に染料溜め15を設け、ヘッドベース14上に固定
した蓋体13との間に液化染料22を収容し、ここから染料
通路27を経て気化部17に液化染料22を供給する。この場
合、気化部17への染料の供給効率及び気化効率の向上の
ために、発熱によって生じる染料の表面張力低下による
染料逃げを防止し、毛細管現象を利用して継続的な染料
の供給及び保持を行うために、前述した図26における小
円柱体21に代えて小さなビーズ24からなるビーズ集合体
25を気化部17に設けている。
ベース14に染料溜め15を設け、ヘッドベース14上に固定
した蓋体13との間に液化染料22を収容し、ここから染料
通路27を経て気化部17に液化染料22を供給する。この場
合、気化部17への染料の供給効率及び気化効率の向上の
ために、発熱によって生じる染料の表面張力低下による
染料逃げを防止し、毛細管現象を利用して継続的な染料
の供給及び保持を行うために、前述した図26における小
円柱体21に代えて小さなビーズ24からなるビーズ集合体
25を気化部17に設けている。
【0014】そして、上記の空隙17aを保持し、X方向
(紙面垂直方向)に移動する印画紙50をガイドするため
に、蓋体13上に保護板(図示せず)を固定している。こ
の保護板には、上記の染料の液化状態を保持するための
ヒータが埋設されていてよいが、ここではヒータ26は染
料収容部(上記の通路27)内に配設する。
(紙面垂直方向)に移動する印画紙50をガイドするため
に、蓋体13上に保護板(図示せず)を固定している。こ
の保護板には、上記の染料の液化状態を保持するための
ヒータが埋設されていてよいが、ここではヒータ26は染
料収容部(上記の通路27)内に配設する。
【0015】また、このプリンタヘッドを含むプリンタ
全体は、例えばフルカラー用としてイエロー、マゼン
タ、シアンの各染料溜め15Y、15M、15Cをそれぞれ共
通のベース14に設け、そこから各色の染料を12〜24個の
多数のドットを形成する列状の気化部17Y、17M、17C
に供給する。
全体は、例えばフルカラー用としてイエロー、マゼン
タ、シアンの各染料溜め15Y、15M、15Cをそれぞれ共
通のベース14に設け、そこから各色の染料を12〜24個の
多数のドットを形成する列状の気化部17Y、17M、17C
に供給する。
【0016】各気化部に対しては、対応するレーザ(特
に半導体レーザチップ)18を各12〜24個アレイ状に配し
たマルチレーザアレイ30から出射される各レーザ光を多
数の集光レンズ19を配したマイクロレンズアレイ31によ
ってそれぞれ集光する。
に半導体レーザチップ)18を各12〜24個アレイ状に配し
たマルチレーザアレイ30から出射される各レーザ光を多
数の集光レンズ19を配したマイクロレンズアレイ31によ
ってそれぞれ集光する。
【0017】この記録方式の加熱手段は、レーザのかわ
りに通電ヒータを用いても良い。その場合は基板上に薄
膜プロセスで微小ヒータを設けてから前述の図26におけ
る小円柱又はビーズ集合体を設けるのが好ましい。
りに通電ヒータを用いても良い。その場合は基板上に薄
膜プロセスで微小ヒータを設けてから前述の図26におけ
る小円柱又はビーズ集合体を設けるのが好ましい。
【0018】上記したように、この染料気化型レーザビ
ームプリンタによれば、記録に消費される染料について
は、その失われた分だけを染料溜めから溶融状態で気化
部へ自発的若しくは強制的に流すことにより、或いは、
適当な基体上に連続的に塗布され、その基体が転写部に
移動することにより、気化部へ連続的に供給することが
できる。これは、染料がバインダ樹脂を殆ど含有しない
ために、可能となる。従って、記録に関与する気化部
は、繰り返して多数回使用できるので、上述した熱転写
方式においてはインクシートが1回限りの使い捨てであ
るのに対し、省資源及び環境保護の面で有利である。
ームプリンタによれば、記録に消費される染料について
は、その失われた分だけを染料溜めから溶融状態で気化
部へ自発的若しくは強制的に流すことにより、或いは、
適当な基体上に連続的に塗布され、その基体が転写部に
移動することにより、気化部へ連続的に供給することが
できる。これは、染料がバインダ樹脂を殆ど含有しない
ために、可能となる。従って、記録に関与する気化部
は、繰り返して多数回使用できるので、上述した熱転写
方式においてはインクシートが1回限りの使い捨てであ
るのに対し、省資源及び環境保護の面で有利である。
【0019】また、気化型又はアブレーション型である
ために、染料層と被記録体(印画紙)とが接触しないで
記録を行え、従って、2回目以降のプリント時に上述し
た熱転写方式でみられるような染料の逆転写、混色は生
じることがないと共に、加熱部分は気化部を含むヘッド
のみとなり、上述した熱転写方式に比べて著しく消費電
力が低減する。同時に、染料の供給に上述したインクシ
ートではなく小体積の染料溜めを使用するために、プリ
ンタを小型、軽量化できる。
ために、染料層と被記録体(印画紙)とが接触しないで
記録を行え、従って、2回目以降のプリント時に上述し
た熱転写方式でみられるような染料の逆転写、混色は生
じることがないと共に、加熱部分は気化部を含むヘッド
のみとなり、上述した熱転写方式に比べて著しく消費電
力が低減する。同時に、染料の供給に上述したインクシ
ートではなく小体積の染料溜めを使用するために、プリ
ンタを小型、軽量化できる。
【0020】また、この記録方式は、染料の気化又は昇
華を利用したものであるために、上述の熱転写方式のよ
うに被記録体の染料受容層を加熱する必要がなく、イン
クシートと被記録体とを高い圧力で押し付ける必要もな
く、この点でもプリンタの小型化、軽量化に有利であ
る。そして、気化部の染料層と被記録体とが接触しない
ために、それらの間で熱融着が起こり得ないだけではな
く、染料と受容層樹脂の相溶性が小さくても記録可能で
ある。従って、染料及び受容層樹脂の設計、選択の幅が
著しく広がる。
華を利用したものであるために、上述の熱転写方式のよ
うに被記録体の染料受容層を加熱する必要がなく、イン
クシートと被記録体とを高い圧力で押し付ける必要もな
く、この点でもプリンタの小型化、軽量化に有利であ
る。そして、気化部の染料層と被記録体とが接触しない
ために、それらの間で熱融着が起こり得ないだけではな
く、染料と受容層樹脂の相溶性が小さくても記録可能で
ある。従って、染料及び受容層樹脂の設計、選択の幅が
著しく広がる。
【0021】また、染料の気化(或いは昇華)のための
熱エネルギー供給源として、光源に半導体レーザ18を用
いることを基本としているが、半導体レーザは電力から
光への変換効率が高く、その上、指向性、集光性に優れ
ているので、染料の熱エネルギー伝達効率も非常に高
い。従って、従来方式(上記のサーマルヘッドによる熱
転写やインクジェット)に比べてトータルのエネルギー
利用効率が格段に高くなり、小型化や省電力化に有利に
なるという特徴も有する。
熱エネルギー供給源として、光源に半導体レーザ18を用
いることを基本としているが、半導体レーザは電力から
光への変換効率が高く、その上、指向性、集光性に優れ
ているので、染料の熱エネルギー伝達効率も非常に高
い。従って、従来方式(上記のサーマルヘッドによる熱
転写やインクジェット)に比べてトータルのエネルギー
利用効率が格段に高くなり、小型化や省電力化に有利に
なるという特徴も有する。
【0022】更に、従来のインクジェット方式のカラー
プリンタでは、記録速度が遅い上に階調表現が難しく、
電子写真方式では、ランニングコストが低く記録速度が
速いがイニシャルコストが高い。これに対し、半導体レ
ーザは出力パワーやパルス幅等の制御が容易であるた
め、上記の記録方式では簡単に多階調表現が実現でき
る。即ち、カラービデオカメラ等で作り出された電気的
な画像を半導体レーザによって画像信号に応じた染料転
写に変換し、銀塩写真に匹敵する少なくとも1色当たり
128階調を持つフルカラー画像を形成することができ
る。
プリンタでは、記録速度が遅い上に階調表現が難しく、
電子写真方式では、ランニングコストが低く記録速度が
速いがイニシャルコストが高い。これに対し、半導体レ
ーザは出力パワーやパルス幅等の制御が容易であるた
め、上記の記録方式では簡単に多階調表現が実現でき
る。即ち、カラービデオカメラ等で作り出された電気的
な画像を半導体レーザによって画像信号に応じた染料転
写に変換し、銀塩写真に匹敵する少なくとも1色当たり
128階調を持つフルカラー画像を形成することができ
る。
【0023】なお、この染料気化型の記録方法に適した
転写体としてのヘッド10は、転写時に瞬間的に加わる熱
量に対して十分耐える性質と、気化部(転写部)へ毛細
管現象により自発的に液状の染料を供給するための表面
積が大きくかつ転写時にも強固に染料を保持することの
できる例えば数μmサイズの小円柱体21が配置された構
造とを有することが好ましい。また、適当な保温装置を
設けることによって、融点が室温以上である染料又は染
料混合物の使用も可能になる。
転写体としてのヘッド10は、転写時に瞬間的に加わる熱
量に対して十分耐える性質と、気化部(転写部)へ毛細
管現象により自発的に液状の染料を供給するための表面
積が大きくかつ転写時にも強固に染料を保持することの
できる例えば数μmサイズの小円柱体21が配置された構
造とを有することが好ましい。また、適当な保温装置を
設けることによって、融点が室温以上である染料又は染
料混合物の使用も可能になる。
【0024】また、この記録方法に適した転写染料は、
適当な気化速度又はアブレーション速度を有し、単独若
しくは混合状態で 200℃以下において流動状態を示し、
かつ必要十分な耐熱性を具備していれば、どのような染
料でもよい。具体的には、分散染料、油溶性染料、塩基
性染料、酸性染料などが挙げられる。特に、アブレーシ
ョン機構が気化機構よりも優位を占める場合は、直接染
料のように分子量が大きくて気化速度が小さい染料や、
カーボンブラックや顔料でさえも転写は可能である。融
点が室温以上にある染料でも、染料同士を混合すること
により、或いは染料と揮発性の低分子量物質を混合する
ことにより、融点は低下する。
適当な気化速度又はアブレーション速度を有し、単独若
しくは混合状態で 200℃以下において流動状態を示し、
かつ必要十分な耐熱性を具備していれば、どのような染
料でもよい。具体的には、分散染料、油溶性染料、塩基
性染料、酸性染料などが挙げられる。特に、アブレーシ
ョン機構が気化機構よりも優位を占める場合は、直接染
料のように分子量が大きくて気化速度が小さい染料や、
カーボンブラックや顔料でさえも転写は可能である。融
点が室温以上にある染料でも、染料同士を混合すること
により、或いは染料と揮発性の低分子量物質を混合する
ことにより、融点は低下する。
【0025】また、この記録方法に適した印画紙は、転
写染料と適当な相溶性を有し、転写染料を容易に受容し
て染料本来の発色を促進し、かつ染料を固定する作用が
あれば、どのような印画紙でもよい。例えば、分散染料
に対しては、分散染料と相溶性の良いポリエステル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アセテート樹脂等を表面にコ
ートした紙などが好ましい。印画紙に転写された染料の
定着は、転写後の画像を加温して、表面の転写染料を受
容層内部に浸透させる方式によって行うことも可能であ
る。
写染料と適当な相溶性を有し、転写染料を容易に受容し
て染料本来の発色を促進し、かつ染料を固定する作用が
あれば、どのような印画紙でもよい。例えば、分散染料
に対しては、分散染料と相溶性の良いポリエステル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アセテート樹脂等を表面にコ
ートした紙などが好ましい。印画紙に転写された染料の
定着は、転写後の画像を加温して、表面の転写染料を受
容層内部に浸透させる方式によって行うことも可能であ
る。
【0026】印画紙が、その表面に10μm以下の穴が多
数存在する多孔質構造であると、転写された染料が直ち
に多孔質内に浸み込み、ヘッドと未乾燥染料との接触に
よる尾引き現象が防止できる。
数存在する多孔質構造であると、転写された染料が直ち
に多孔質内に浸み込み、ヘッドと未乾燥染料との接触に
よる尾引き現象が防止できる。
【0027】染料転写方式の加熱手段は、大別して、熱
ヘッドによる方法と、レーザ光の波長領域を含む波長領
域に吸収を示し、光エネルギーを熱エネルギーに変換す
る材料(光熱変換体)とレーザ光とを組み合わせる方法
とが挙げられる。
ヘッドによる方法と、レーザ光の波長領域を含む波長領
域に吸収を示し、光エネルギーを熱エネルギーに変換す
る材料(光熱変換体)とレーザ光とを組み合わせる方法
とが挙げられる。
【0028】レーザ光を使用する場合には、解像度が著
しく向上すると共に、レーザ光密度を光学系で大きくす
ることにより集中的な加熱が可能となり、到達温度が上
がり、この結果、熱効率が向上するという特徴がある。
特に、マルチレーザを使用することによって、1画面を
転写する時間は大幅に短縮される。
しく向上すると共に、レーザ光密度を光学系で大きくす
ることにより集中的な加熱が可能となり、到達温度が上
がり、この結果、熱効率が向上するという特徴がある。
特に、マルチレーザを使用することによって、1画面を
転写する時間は大幅に短縮される。
【0029】但し、光熱変換体は、連続的にレーザ光の
光エネルギーを吸収するために耐熱性を十分に満足する
ものでなければならない。従って、この方式に用いる光
熱変換体としては、レーザの発光波長に一致する吸収を
示す金属薄膜、金属薄膜と高誘電率を持つセラミック薄
膜との2層膜等の薄膜系光吸収体を直接転写部に設ける
他に、カーボンブラック、金属微粒子等の微粒子系光吸
収体や、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色
素、シアニン系色素、アントラキノン系色素等の有機系
色素又は有機金属系色素等の如く耐熱性に優れた材料又
は顔料を転写染料に均一に分散して使用してもよい。
光エネルギーを吸収するために耐熱性を十分に満足する
ものでなければならない。従って、この方式に用いる光
熱変換体としては、レーザの発光波長に一致する吸収を
示す金属薄膜、金属薄膜と高誘電率を持つセラミック薄
膜との2層膜等の薄膜系光吸収体を直接転写部に設ける
他に、カーボンブラック、金属微粒子等の微粒子系光吸
収体や、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色
素、シアニン系色素、アントラキノン系色素等の有機系
色素又は有機金属系色素等の如く耐熱性に優れた材料又
は顔料を転写染料に均一に分散して使用してもよい。
【0030】本発明者は、連続使用後における記録ヘッ
ドの記録部を綿密に観察した結果、気化部に炭素と炭素
を含む厚さ数μmの異物とが付着していることを発見し
た。これは、上記の染料気化型の記録方法で熱転写を行
う時に、転写色剤である記録材に染料成分及び必要添加
物(酸化防止剤、ラジカル反応禁止剤、赤外線吸収剤、
可塑剤又は融点低下剤等)以外の不純物が含まれている
ためである。
ドの記録部を綿密に観察した結果、気化部に炭素と炭素
を含む厚さ数μmの異物とが付着していることを発見し
た。これは、上記の染料気化型の記録方法で熱転写を行
う時に、転写色剤である記録材に染料成分及び必要添加
物(酸化防止剤、ラジカル反応禁止剤、赤外線吸収剤、
可塑剤又は融点低下剤等)以外の不純物が含まれている
ためである。
【0031】そして、このような不純物は気化又はアブ
レートせず、転写体の転写部に固形分として厚さ数μm
残留することがあり、このような異物は、記録材に含ま
れる不純物又は記録材が熱劣化してできた物質が記録時
間の経過に伴って濃縮され成長したものであり、その結
果、このような固形分が記録部に目詰まりを起こし、感
度低下、階調再現性の低下がみられ、高品質の画像が得
られなくなる場合があることを見出した。また、このよ
うな異物の蓄積を放置すれば、やがては記録不能に至
る。なお、上記不純物や劣化物質は、分析の結果、少な
くとも炭素と酸素とを含んでいることが判明している。
レートせず、転写体の転写部に固形分として厚さ数μm
残留することがあり、このような異物は、記録材に含ま
れる不純物又は記録材が熱劣化してできた物質が記録時
間の経過に伴って濃縮され成長したものであり、その結
果、このような固形分が記録部に目詰まりを起こし、感
度低下、階調再現性の低下がみられ、高品質の画像が得
られなくなる場合があることを見出した。また、このよ
うな異物の蓄積を放置すれば、やがては記録不能に至
る。なお、上記不純物や劣化物質は、分析の結果、少な
くとも炭素と酸素とを含んでいることが判明している。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたものであって、記録材中の不純物
による記録品質の低下を惹き起こすことがなく、常に良
好な記録がなされる記録方法及びこの記録方法を実施す
るための記録装置を提供することを目的とするものであ
る。
事情に鑑みてなされたものであって、記録材中の不純物
による記録品質の低下を惹き起こすことがなく、常に良
好な記録がなされる記録方法及びこの記録方法を実施す
るための記録装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した記
録方法において、ヘッド上に生成する残留不純物の発生
を防止するためには、転写染料を精製するか又は熱安定
性の高い転写染料を使用する等の手段がある。然し、こ
れらの手段を行使してなお不純物が記録部に蓄積する場
合には、その不純物或いは染料劣化物の全てを濃度が高
くないうちに記録部から除去することにより、その成長
を抑制すれば、安定した画像が得られることを突き止
め、本発明に到達した。
録方法において、ヘッド上に生成する残留不純物の発生
を防止するためには、転写染料を精製するか又は熱安定
性の高い転写染料を使用する等の手段がある。然し、こ
れらの手段を行使してなお不純物が記録部に蓄積する場
合には、その不純物或いは染料劣化物の全てを濃度が高
くないうちに記録部から除去することにより、その成長
を抑制すれば、安定した画像が得られることを突き止
め、本発明に到達した。
【0034】即ち、本発明は、被記録体に対向する記録
ヘッドを使用し、前記記録ヘッドから前記被記録体へ記
録材を移行させる記録方法において、前記被記録体への
前記記録材の移行時若しくは非移行時に前記記録材中の
不純物を前記記録材から除去することを特徴とする記録
方法に係る。
ヘッドを使用し、前記記録ヘッドから前記被記録体へ記
録材を移行させる記録方法において、前記被記録体への
前記記録材の移行時若しくは非移行時に前記記録材中の
不純物を前記記録材から除去することを特徴とする記録
方法に係る。
【0035】本発明において、記録材中において記録時
間の経過に伴って生成する不純物を記録材移行部から除
去するように構成することが望ましい。
間の経過に伴って生成する不純物を記録材移行部から除
去するように構成することが望ましい。
【0036】そして、その構造は多孔質部材によって形
成し不純物を吸収して除去することが望ましい。
成し不純物を吸収して除去することが望ましい。
【0037】また、本発明は、不純物を機械的に吸引し
て除去することもできる。
て除去することもできる。
【0038】また、本発明において、毛細管現象によっ
て液状記録材をその飛翔面側に供給しかつ保持するため
の多孔性の記録材飛翔用構造体を記録ヘッドの記録材移
行部に設けることが望ましい。
て液状記録材をその飛翔面側に供給しかつ保持するため
の多孔性の記録材飛翔用構造体を記録ヘッドの記録材移
行部に設けることが望ましい。
【0039】更に、250 ℃で 500パスカル以上の蒸気圧
を持つ染料を融解させるか、或いは染料を適当な溶媒に
溶解したインクを記録材として用い、この記録材を保持
するために横方向の寸法が 0.2〜3μm、高さが2〜15
μmの凹凸構造を形成し、前記記録材を吐出するための
加熱手段を設け、画素内で 128段階以上の階調を表現で
きる記録方法であって、記録中に生成される前記記録材
中の不純物を除去するように構成することが望ましい。
を持つ染料を融解させるか、或いは染料を適当な溶媒に
溶解したインクを記録材として用い、この記録材を保持
するために横方向の寸法が 0.2〜3μm、高さが2〜15
μmの凹凸構造を形成し、前記記録材を吐出するための
加熱手段を設け、画素内で 128段階以上の階調を表現で
きる記録方法であって、記録中に生成される前記記録材
中の不純物を除去するように構成することが望ましい。
【0040】本発明はまた、被記録体に対向する記録ヘ
ッドを有し、この記録ヘッドから前記被記録体へ記録材
を移行させるように構成され、前記記録材中の不純物を
前記記録材から除去するための不純物除去手段を更に有
する記録装置に係るものである。
ッドを有し、この記録ヘッドから前記被記録体へ記録材
を移行させるように構成され、前記記録材中の不純物を
前記記録材から除去するための不純物除去手段を更に有
する記録装置に係るものである。
【0041】本発明において、不純物除去手段は、記録
ヘッドの被記録体との対向面又は記録ヘッドの一方の側
面に設けられていることが望ましい。
ヘッドの被記録体との対向面又は記録ヘッドの一方の側
面に設けられていることが望ましい。
【0042】また、本発明において、不純物除去手段
は、記録ヘッドに設けた開口を介して記録材に接するよ
うに配設してもよい。
は、記録ヘッドに設けた開口を介して記録材に接するよ
うに配設してもよい。
【0043】また、本発明における不純物除去手段用の
開口は、記録材飛翔用の開口又は記録ヘッドに形成した
排出口であることが望ましい。
開口は、記録材飛翔用の開口又は記録ヘッドに形成した
排出口であることが望ましい。
【0044】本発明において、不純物除去手段として、
多孔質材料の毛細管作用を利用することが望ましい。
多孔質材料の毛細管作用を利用することが望ましい。
【0045】更に、不純物除去手段は、記録材に対して
接触角が90度以下の濡れ性を有し、平均ポアサイズが20
μm以下の孔を有する多孔質材料の毛細管作用を利用す
ることが望ましい。
接触角が90度以下の濡れ性を有し、平均ポアサイズが20
μm以下の孔を有する多孔質材料の毛細管作用を利用す
ることが望ましい。
【0046】そして、その多孔質材料は、無機系材料、
有機系高分子材料又は無機系材料と有機系高分子材料と
の複合体を使用するのがよい。
有機系高分子材料又は無機系材料と有機系高分子材料と
の複合体を使用するのがよい。
【0047】また、本発明において、不純物除去手段
が、記録材飛翔部の側面に形成した排出口から駆動手段
を用いて記録材中の不純物を排出するように構成しても
よい。
が、記録材飛翔部の側面に形成した排出口から駆動手段
を用いて記録材中の不純物を排出するように構成しても
よい。
【0048】本発明は、排出口に加えた負圧又は記録材
飛翔部に加えた正圧を駆動力として記録材中の不純物の
排出が行われるように構成することが望ましい。
飛翔部に加えた正圧を駆動力として記録材中の不純物の
排出が行われるように構成することが望ましい。
【0049】また、本発明において、不純物を排出する
ための駆動力は、排出口に接する多孔質部材と記録材と
の間に生じる表面張力を利用することが望ましい。
ための駆動力は、排出口に接する多孔質部材と記録材と
の間に生じる表面張力を利用することが望ましい。
【0050】また、本発明において、不純物を排出する
ための駆動力として、記録材通路中の記録材に対する加
熱手段による前記記録材の膨張も利用できる。
ための駆動力として、記録材通路中の記録材に対する加
熱手段による前記記録材の膨張も利用できる。
【0051】更に、不純物を排出するための駆動力とし
て、排出口近傍に小型の作動手段を設けることもでき
る。
て、排出口近傍に小型の作動手段を設けることもでき
る。
【0052】そして、その小型の作動手段は、小型電動
機又はピエゾ素子を使用することもできる。
機又はピエゾ素子を使用することもできる。
【0053】また、本発明は、記録材飛翔用構造体の液
状記録材を加熱ビームにより加熱して飛翔させるように
構成することが望ましい。
状記録材を加熱ビームにより加熱して飛翔させるように
構成することが望ましい。
【0054】そして、液状記録材を加熱して飛翔させる
ための発熱体が記録材飛翔用構造体に設けられているこ
とが望ましい。
ための発熱体が記録材飛翔用構造体に設けられているこ
とが望ましい。
【0055】そして、その毛細管現象によって液状記録
材を開口側に供給しかつ保持するように多孔性の記録材
飛翔用構造体が構成されていることが望ましい。
材を開口側に供給しかつ保持するように多孔性の記録材
飛翔用構造体が構成されていることが望ましい。
【0056】更に、毛細管現象によって液状記録材を開
口側に供給しかつ保持するように、記録材の飛翔部に横
方向の寸法が 0.2〜3μm、高さが2〜15μmの凹凸を
形成する多孔性構造体が構成されていることが望まし
い。
口側に供給しかつ保持するように、記録材の飛翔部に横
方向の寸法が 0.2〜3μm、高さが2〜15μmの凹凸を
形成する多孔性構造体が構成されていることが望まし
い。
【0057】その多孔性構造物は小柱体の集合体によっ
て形成されていることが望ましい。
て形成されていることが望ましい。
【0058】更に、本発明は、液状記録材が、気化又は
アブレーションして前記液状記録材と非接触状態で対向
配置された被記録体へ飛翔するように構成することが望
ましい。
アブレーションして前記液状記録材と非接触状態で対向
配置された被記録体へ飛翔するように構成することが望
ましい。
【0059】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明が以下の実施例のみに限定されるもので
ないことは勿論である。
するが、本発明が以下の実施例のみに限定されるもので
ないことは勿論である。
【0060】なお、本発明をその原理と共に説明するた
め、図1〜図16に示すように、減法混色三原色のうちの
任意の1色について単一のプリンタヘッドとして取扱
い、試験や実験の結果を併記しながら説明する。
め、図1〜図16に示すように、減法混色三原色のうちの
任意の1色について単一のプリンタヘッドとして取扱
い、試験や実験の結果を併記しながら説明する。
【0061】先ず、図1及び図2について、第1の実施
例による非接触方式の染料気化型レーザビームプリンタ
を説明する。図1はプリンタヘッドの断面図(図2のI
−I線断面図)、図2は同平面図(図1のII−II線断面
図)である。
例による非接触方式の染料気化型レーザビームプリンタ
を説明する。図1はプリンタヘッドの断面図(図2のI
−I線断面図)、図2は同平面図(図1のII−II線断面
図)である。
【0062】このプリンタヘッド51は、図示の如くに、
底面に染料液化用のヒータ56を全面に設けたベース52
(パイレックスガラスからなる)の一側方に染料溜め53
が設けられ、ベース52の上方には染料通路27を形成する
蓋体54が染料溜め53の領域に至るまで設けられて本体が
構成されている。そして、ベース52の染料溜めとは反対
側には気化部17が図2に示すように一定間隔で多数配設
されている。
底面に染料液化用のヒータ56を全面に設けたベース52
(パイレックスガラスからなる)の一側方に染料溜め53
が設けられ、ベース52の上方には染料通路27を形成する
蓋体54が染料溜め53の領域に至るまで設けられて本体が
構成されている。そして、ベース52の染料溜めとは反対
側には気化部17が図2に示すように一定間隔で多数配設
されている。
【0063】各気化部17には、直径2μm、高さ8μ
m、間隔2μmの小円柱体21の群(10×10本、但し図で
は簡略化してある)が発熱構造体101 を構成している。
そして、この小柱体21間の微小空隙がその毛細管作用に
よってその空隙内で液化染料22を保持すると共に、プリ
ンタヘッドの1ドット分の時系列的動作に必要な充分な
量の液化染料22を上方(気化面又は液面)へ供給する作
用をなすものである。なお、小柱体21は、リアクティブ
イオンエッチング(RIE)及びパウダビームエッチン
グの組み合わせによって形成され、その上部には赤外線
を吸収するための炭素層(図示省略)が蒸着によって被
着している。
m、間隔2μmの小円柱体21の群(10×10本、但し図で
は簡略化してある)が発熱構造体101 を構成している。
そして、この小柱体21間の微小空隙がその毛細管作用に
よってその空隙内で液化染料22を保持すると共に、プリ
ンタヘッドの1ドット分の時系列的動作に必要な充分な
量の液化染料22を上方(気化面又は液面)へ供給する作
用をなすものである。なお、小柱体21は、リアクティブ
イオンエッチング(RIE)及びパウダビームエッチン
グの組み合わせによって形成され、その上部には赤外線
を吸収するための炭素層(図示省略)が蒸着によって被
着している。
【0064】各気化部17が配設されている位置のベース
52の下方にはレーザ18が夫々設けられ、このレーザ18か
ら発するレーザ光Lはレンズ19によって集光され、透過
性のベース52を通してレーザ光Lが発熱構造体101 を集
中的に加熱し、その小柱体21間の空隙に保持されている
液化染料22を気化し飛翔させるようになっている。
52の下方にはレーザ18が夫々設けられ、このレーザ18か
ら発するレーザ光Lはレンズ19によって集光され、透過
性のベース52を通してレーザ光Lが発熱構造体101 を集
中的に加熱し、その小柱体21間の空隙に保持されている
液化染料22を気化し飛翔させるようになっている。
【0065】<実験1>転写試験に際しては、プリンタ
ヘッド51の上部に配置する被記録体(以下、印画紙とい
う)50(仮想線で示す)と気化部17との間隔を50μmに
調整した。次に、レーザ18から出射する波長 850nmのレ
ーザ光Lをレンズ19により発熱構造体101 の前記炭素層
に6×10μmの領域に集光し、画像情報に応じて1×10
μsec 〜256×10μsec の 256段階のパルス長を持つレ
ーザパルスを、印画紙50をプリンタヘッドに対し相対的
に移動させながら気化部17に照射した。この時、集光部
の光出力は20mWであった。
ヘッド51の上部に配置する被記録体(以下、印画紙とい
う)50(仮想線で示す)と気化部17との間隔を50μmに
調整した。次に、レーザ18から出射する波長 850nmのレ
ーザ光Lをレンズ19により発熱構造体101 の前記炭素層
に6×10μmの領域に集光し、画像情報に応じて1×10
μsec 〜256×10μsec の 256段階のパルス長を持つレ
ーザパルスを、印画紙50をプリンタヘッドに対し相対的
に移動させながら気化部17に照射した。この時、集光部
の光出力は20mWであった。
【0066】そして、試験用の染料はソルベントイエロ
ー56、ディスパースレッド1、ソルベントブルー35を、
フタル酸ジブチルに夫々50℃で15重量%溶解してイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の記録
材を作製し、印画紙50には昇華転写用専用紙(VPM3
0STA、ソニー社製)を使用した。上記液化染料は、
いずれも50℃で染料溜め53に導入され、自動的に染料通
路27を経由して気化部17に導入された。なお、染料とし
ては、フタル酸ジブチルを用いずに、加熱して液化した
ものも記録に供することができる。
ー56、ディスパースレッド1、ソルベントブルー35を、
フタル酸ジブチルに夫々50℃で15重量%溶解してイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の記録
材を作製し、印画紙50には昇華転写用専用紙(VPM3
0STA、ソニー社製)を使用した。上記液化染料は、
いずれも50℃で染料溜め53に導入され、自動的に染料通
路27を経由して気化部17に導入された。なお、染料とし
ては、フタル酸ジブチルを用いずに、加熱して液化した
ものも記録に供することができる。
【0067】その結果、マクベス濃度計で測定した最高
感度は、イエロー(Y)2.0 、マゼンタ(M)2.2 、シ
アン(C)2.2 になり、解像度は 300DPIであった。
感度は、イエロー(Y)2.0 、マゼンタ(M)2.2 、シ
アン(C)2.2 になり、解像度は 300DPIであった。
【0068】A6サイズの印画紙換算で5枚の記録を行
った後に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)夫々の気化部17に、後述するクリーニングテープ
56(高温処理により繊維間を一部融着した厚さ 200μm
のガラス繊維で、繊維径1μm、平均ポアサイズ2μ
m)を10,000パスカルの圧力で5秒間押し付けた。その
結果、気化部17に残存した液化染料22はガラス繊維に吸
収されると同時に、速やかに新しい液化染料22が染料溜
め53から染料通路27を経て自動的に発熱構造体101の小
柱体21間の空隙に補給された。
った後に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)夫々の気化部17に、後述するクリーニングテープ
56(高温処理により繊維間を一部融着した厚さ 200μm
のガラス繊維で、繊維径1μm、平均ポアサイズ2μ
m)を10,000パスカルの圧力で5秒間押し付けた。その
結果、気化部17に残存した液化染料22はガラス繊維に吸
収されると同時に、速やかに新しい液化染料22が染料溜
め53から染料通路27を経て自動的に発熱構造体101の小
柱体21間の空隙に補給された。
【0069】なお、上記のようにして、A6サイズの印
画紙換算で5枚の記録ごとに上記のクリーニング操作を
行った結果、A6サイズで10,000枚の記録を行っても気
化部17には異物が蓄積せず、転写感度は低下しなかっ
た。
画紙換算で5枚の記録ごとに上記のクリーニング操作を
行った結果、A6サイズで10,000枚の記録を行っても気
化部17には異物が蓄積せず、転写感度は低下しなかっ
た。
【0070】ここで用いたクリーニングテープ56は、図
1に示すように、気化部17の上方に所定の間隙を以て配
置されており、間欠的に非記録時にのみ、図3に示すよ
うに、クリーニングテープ56で気化部17を所定の圧力で
圧接し、気化部17に残留した不純物22aを吸収して除去
するようになっている。そして、このクリーニングテー
プ56用の多孔質材料としては各種のものがあり、その数
種について実験を試みた。
1に示すように、気化部17の上方に所定の間隙を以て配
置されており、間欠的に非記録時にのみ、図3に示すよ
うに、クリーニングテープ56で気化部17を所定の圧力で
圧接し、気化部17に残留した不純物22aを吸収して除去
するようになっている。そして、このクリーニングテー
プ56用の多孔質材料としては各種のものがあり、その数
種について実験を試みた。
【0071】この実験に供したクリーニングテープの構
造は、図4に断面図で示すように、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)製の芯材71の両面に多孔質材56a及
び56bが貼付されてクリーニングテープ56が帯状に構成
されている。なお、全体の厚さは10μm〜1mmが好適で
ある。この多孔質材56a及び56bは、図5に拡大して示
すように無数の微小孔56Aを有している。微小孔56Aの
平均ポアサイズDは20μm以下が好ましいが、素早く液
化染料22を吸収するためにはこの平均ポアサイズDは2
μm以下であることが特に好ましい。即ち、液化染料22
の表面張力をγ、表面の半径をr、接触角をθ、吸引圧
をFとすればF=2γcos θ/rパスカルの関係から、
吸引力=F×比表面積であるので、ポアサイズは小さい
方がよい。
造は、図4に断面図で示すように、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)製の芯材71の両面に多孔質材56a及
び56bが貼付されてクリーニングテープ56が帯状に構成
されている。なお、全体の厚さは10μm〜1mmが好適で
ある。この多孔質材56a及び56bは、図5に拡大して示
すように無数の微小孔56Aを有している。微小孔56Aの
平均ポアサイズDは20μm以下が好ましいが、素早く液
化染料22を吸収するためにはこの平均ポアサイズDは2
μm以下であることが特に好ましい。即ち、液化染料22
の表面張力をγ、表面の半径をr、接触角をθ、吸引圧
をFとすればF=2γcos θ/rパスカルの関係から、
吸引力=F×比表面積であるので、ポアサイズは小さい
方がよい。
【0072】一般に、微小孔56Aの比表面積は、5m2/g
以上、1000m2/g以下であることが好ましい。何故なら
ば、多孔質の比表面積が5m2/gよりも小さいと、劣化物
濃度が高い液化染料を吸収する能力が小さい。また、多
孔質の比表面積が1000m2/gよりも大きいと、平均ポアサ
イズが小さ過ぎて効率良く液化染料を吸収できないから
である。
以上、1000m2/g以下であることが好ましい。何故なら
ば、多孔質の比表面積が5m2/gよりも小さいと、劣化物
濃度が高い液化染料を吸収する能力が小さい。また、多
孔質の比表面積が1000m2/gよりも大きいと、平均ポアサ
イズが小さ過ぎて効率良く液化染料を吸収できないから
である。
【0073】更に図5に示すように、毛細管作用により
液化染料22を吸収するためには、液化染料22の表面との
接触角θが90度以下になる濡れ性の高い材料が必要であ
る。
液化染料22を吸収するためには、液化染料22の表面との
接触角θが90度以下になる濡れ性の高い材料が必要であ
る。
【0074】このような多孔質の材料としては、ガラス
繊維、高温処理で繊維間を融着したガラス繊維、多孔質
ガラス、珪藻土、粘土又は多孔質アルミナ等に代表され
る無機系材料、セルロース繊維、多孔質ポリエチレン、
多孔質ポリプロピレン、多孔質ポリスチレン等に代表さ
れる有機系高分子材料が好適に使用できる。
繊維、高温処理で繊維間を融着したガラス繊維、多孔質
ガラス、珪藻土、粘土又は多孔質アルミナ等に代表され
る無機系材料、セルロース繊維、多孔質ポリエチレン、
多孔質ポリプロピレン、多孔質ポリスチレン等に代表さ
れる有機系高分子材料が好適に使用できる。
【0075】また、多孔質材料として粉体又は紙のよう
な繊維を使用する場合は、それらから剥離する粉塵や短
繊維が気化部に落下しても異物の原因となり得る。従っ
て、前記の無機系材料或いは有機系材料を高分子のバイ
ンダーで補強した複合体として使用するのがよい。但
し、この場合はそのクリーニングテープは使い捨てとな
る。
な繊維を使用する場合は、それらから剥離する粉塵や短
繊維が気化部に落下しても異物の原因となり得る。従っ
て、前記の無機系材料或いは有機系材料を高分子のバイ
ンダーで補強した複合体として使用するのがよい。但
し、この場合はそのクリーニングテープは使い捨てとな
る。
【0076】また、これに使用するクリーニングテープ
56は、ベースフィルム71に多孔性の材料を塗布してもよ
い。上記したように濡れ性が良いことはそれに比例して
毛細管作用が良好なことであり、このような多孔質材料
を用いれば、非多孔質材料と比較するとその吸引力は数
百倍であるとされている。なお、上記したようにクリー
ニングテープ56は気化部17へ押し付けるか又は気化部17
を擦ってもよい。但し、薄い上に柔軟性があるので圧接
する力は適切にすることが必要である。
56は、ベースフィルム71に多孔性の材料を塗布してもよ
い。上記したように濡れ性が良いことはそれに比例して
毛細管作用が良好なことであり、このような多孔質材料
を用いれば、非多孔質材料と比較するとその吸引力は数
百倍であるとされている。なお、上記したようにクリー
ニングテープ56は気化部17へ押し付けるか又は気化部17
を擦ってもよい。但し、薄い上に柔軟性があるので圧接
する力は適切にすることが必要である。
【0077】<実験2>この実験に供したクリーニング
テープ56用の多孔質材料としては、クリーンルーム用不
繊紙(厚さ 500μm、繊維径 0.5μm、平均ポアサイズ
2μm、商品名:ベンコット、旭化成社製)を用いる以
外は前記実験1と同様の条件で記録及びクリーニング操
作を行った。その結果、A6サイズで10,000枚の記録を
行っても気化部17に異物が蓄積せず、転写感度は低下し
なかった。
テープ56用の多孔質材料としては、クリーンルーム用不
繊紙(厚さ 500μm、繊維径 0.5μm、平均ポアサイズ
2μm、商品名:ベンコット、旭化成社製)を用いる以
外は前記実験1と同様の条件で記録及びクリーニング操
作を行った。その結果、A6サイズで10,000枚の記録を
行っても気化部17に異物が蓄積せず、転写感度は低下し
なかった。
【0078】<実験3>この実験に供したクリーニング
テープ56用の多孔質材料としては、バインダー樹脂とし
てポリスチレン樹脂を用いて結合させた珪藻土のフィル
ム(厚さ 200μm、平均ポアサイズ1μm)を用いる以
外は前記実験1と同様の条件で転写及びクリーニング操
作を行った。その結果、A6サイズで10,000枚の記録を
行っても気化部に異物が蓄積せず、転写感度は低下しな
かった。
テープ56用の多孔質材料としては、バインダー樹脂とし
てポリスチレン樹脂を用いて結合させた珪藻土のフィル
ム(厚さ 200μm、平均ポアサイズ1μm)を用いる以
外は前記実験1と同様の条件で転写及びクリーニング操
作を行った。その結果、A6サイズで10,000枚の記録を
行っても気化部に異物が蓄積せず、転写感度は低下しな
かった。
【0079】<実験4>この実験に供したクリーニング
テープ56用の多孔質材料としては、高温処理で繊維間を
一部融着した厚さ 200μmのガラス繊維(繊維径1μ
m、平均ポアサイズ2μm)を10,000パスカルの圧力で
気化部17に10秒間押し付けると、気化部に残存した液化
染料はガラス繊維に吸収されると同時に、染料通路27か
ら速やかに新しい液化染料が気化部に自動的に導入され
た。そして、A6サイズの5枚印画毎にこのクリーニン
グ操作を行った結果、A6サイズで10,000枚の記録を行
っても気化部に異物が蓄積せず、転写感度は低下しなか
った。
テープ56用の多孔質材料としては、高温処理で繊維間を
一部融着した厚さ 200μmのガラス繊維(繊維径1μ
m、平均ポアサイズ2μm)を10,000パスカルの圧力で
気化部17に10秒間押し付けると、気化部に残存した液化
染料はガラス繊維に吸収されると同時に、染料通路27か
ら速やかに新しい液化染料が気化部に自動的に導入され
た。そして、A6サイズの5枚印画毎にこのクリーニン
グ操作を行った結果、A6サイズで10,000枚の記録を行
っても気化部に異物が蓄積せず、転写感度は低下しなか
った。
【0080】この帯状のクリーニングテープ56は、図6
に示すように、送り出し用のリール72から巻き取り用の
リール73に巻き取られる。即ち、その巻き取り方向は記
録ヘッドの走査方向に直交する方向であり、非記録時に
のみ間欠的に作用し、多孔質層56a又は56bの吸引機能
がなくなるごとに一定の長さだけ巻き取られて未使用部
分に代わるようになり、片面の使用後は巻き替えて他の
面を使用できるようになっている。そしてこの駆動は図
示省略した駆動源により自動的に行われる。
に示すように、送り出し用のリール72から巻き取り用の
リール73に巻き取られる。即ち、その巻き取り方向は記
録ヘッドの走査方向に直交する方向であり、非記録時に
のみ間欠的に作用し、多孔質層56a又は56bの吸引機能
がなくなるごとに一定の長さだけ巻き取られて未使用部
分に代わるようになり、片面の使用後は巻き替えて他の
面を使用できるようになっている。そしてこの駆動は図
示省略した駆動源により自動的に行われる。
【0081】本実施例の記録ヘッド51によれば、記録材
中に含まれている不純物22a或いは熱により劣化した液
化染料等が、記録時間の経過に伴って濃縮され成長して
異物となって気化部17の周辺に残留しているものを、ク
リーニングテープ56により除去するので、常に気化部17
は正常な液化染料22の飛翔が可能な状態に保たれて良好
な記録が可能となる。
中に含まれている不純物22a或いは熱により劣化した液
化染料等が、記録時間の経過に伴って濃縮され成長して
異物となって気化部17の周辺に残留しているものを、ク
リーニングテープ56により除去するので、常に気化部17
は正常な液化染料22の飛翔が可能な状態に保たれて良好
な記録が可能となる。
【0082】また、クリーニングテープ56に使用されて
いる多孔質材56a及び56bは、液化染料との接触角が90
度以下の濡れ性の高い材料であると共に、そのポアサイ
ズが極めて小さいために吸引力に優れ、上記不純物の除
去効果が顕著である。
いる多孔質材56a及び56bは、液化染料との接触角が90
度以下の濡れ性の高い材料であると共に、そのポアサイ
ズが極めて小さいために吸引力に優れ、上記不純物の除
去効果が顕著である。
【0083】図7及び図8は、第1の実施例の変形例で
ある第2の実施例を示す図1、図2と同様の図であっ
て、同じく非接触方式の染料気化型レーザビームプリン
タ60を示すものである。この例が前記第1の実施例と異
なる点は、染料液化用ヒータが、気化部17近くの領域の
ヒータ55Bと、染料溜め53近くの領域のヒータ55Aとに
二分されていて、ヒータ55Aのパワーをヒータ55Bのそ
れよりも大きくしていることである。それ以外の部分は
図1、図2と同様に構成されている。
ある第2の実施例を示す図1、図2と同様の図であっ
て、同じく非接触方式の染料気化型レーザビームプリン
タ60を示すものである。この例が前記第1の実施例と異
なる点は、染料液化用ヒータが、気化部17近くの領域の
ヒータ55Bと、染料溜め53近くの領域のヒータ55Aとに
二分されていて、ヒータ55Aのパワーをヒータ55Bのそ
れよりも大きくしていることである。それ以外の部分は
図1、図2と同様に構成されている。
【0084】このような構造によって、高パワーヒータ
55Aの上部付近の染料通路27に在る液化染料はその他の
部分の液化染料よりも更に加熱される。この加熱によ
り、高温度化した液化染料は膨張し、その下流側の液化
染料を気化開口部側へ押し出すような働きをする。即
ち、液化染料22の流れを更に促進させる駆動力の役をな
すことになる。図7における染料通路27の中の矢印は、
局部的な高温加熱により加速された液化染料の流れ22F
を示しその駆動力と駆動方向を示している。
55Aの上部付近の染料通路27に在る液化染料はその他の
部分の液化染料よりも更に加熱される。この加熱によ
り、高温度化した液化染料は膨張し、その下流側の液化
染料を気化開口部側へ押し出すような働きをする。即
ち、液化染料22の流れを更に促進させる駆動力の役をな
すことになる。図7における染料通路27の中の矢印は、
局部的な高温加熱により加速された液化染料の流れ22F
を示しその駆動力と駆動方向を示している。
【0085】従って、この例においても液化染料22中の
不純物22a等の除去機能は前記第1の実施例と同じであ
るが、この例では、上記に加えて、不純物22aを含む液
化染料22を開口部へ導いて除去し易くするという効果が
更に付加される。
不純物22a等の除去機能は前記第1の実施例と同じであ
るが、この例では、上記に加えて、不純物22aを含む液
化染料22を開口部へ導いて除去し易くするという効果が
更に付加される。
【0086】図9及び図10は、第3の実施例による非接
触方式の染料気化型レーザビームプリンタのプリンタヘ
ッド61を示し、図9は図10のIX−IX線断面図、図10は平
面図(図9のX−X線断面図)である。この例の前記第
1の実施例と異なる点は、気化部17側の側面の蓋体54の
側面に不純物22aの排出口57を設け、クリーニングテー
プ56を排出口57に対向して設けていることであり、それ
以外の部分は図1、図2と同様に構成されている。
触方式の染料気化型レーザビームプリンタのプリンタヘ
ッド61を示し、図9は図10のIX−IX線断面図、図10は平
面図(図9のX−X線断面図)である。この例の前記第
1の実施例と異なる点は、気化部17側の側面の蓋体54の
側面に不純物22aの排出口57を設け、クリーニングテー
プ56を排出口57に対向して設けていることであり、それ
以外の部分は図1、図2と同様に構成されている。
【0087】このような構造によって、不純物22a等は
この排出口57から排出されるので、この近傍に集まり、
気化部17付近には付着することが少なくなる。而も、記
録中においてもクリーニングテープ56を図11に示すよう
に紙面に直交する方向に配し、必要に応じて不純物除去
を行うことが可能である。
この排出口57から排出されるので、この近傍に集まり、
気化部17付近には付着することが少なくなる。而も、記
録中においてもクリーニングテープ56を図11に示すよう
に紙面に直交する方向に配し、必要に応じて不純物除去
を行うことが可能である。
【0088】従って、この例の場合は液化染料22中の不
純物22a等の除去機能は、前記第1の実施例と同じであ
り、更に記録中においてもクリーニングテープ56を作動
させられることにより、間欠的な前記第1の実施例の除
去方法に比べて記録の能率化が図られる。
純物22a等の除去機能は、前記第1の実施例と同じであ
り、更に記録中においてもクリーニングテープ56を作動
させられることにより、間欠的な前記第1の実施例の除
去方法に比べて記録の能率化が図られる。
【0089】また、この実施例についても、上記した第
2の実施例と同様に染料液化用ヒータ55を二分して染料
溜め53側を高パワーヒータ55A(図9において仮想線で
表示)に代えることも可能である。
2の実施例と同様に染料液化用ヒータ55を二分して染料
溜め53側を高パワーヒータ55A(図9において仮想線で
表示)に代えることも可能である。
【0090】実験では、前記第1の実施例と同様の条件
でA6サイズの印画紙換算で5枚の印画を行った後に、
高熱ヒータ55Aに通電して加熱した。その結果、染料通
路27と排出口57付近との温度勾配が生じて、表面張力の
温度依存性により転写部の液化染料22は自動的に排出口
57の端部に押し出された。そして、A6サイズの5枚の
印画毎にこのクリーニング操作を行った結果、A6サイ
ズで10,000枚の記録を行っても気化部17に異物が蓄積せ
ず、転写感度は低下しなかった。
でA6サイズの印画紙換算で5枚の印画を行った後に、
高熱ヒータ55Aに通電して加熱した。その結果、染料通
路27と排出口57付近との温度勾配が生じて、表面張力の
温度依存性により転写部の液化染料22は自動的に排出口
57の端部に押し出された。そして、A6サイズの5枚の
印画毎にこのクリーニング操作を行った結果、A6サイ
ズで10,000枚の記録を行っても気化部17に異物が蓄積せ
ず、転写感度は低下しなかった。
【0091】図12及び図13は、第4の実施例による非接
触方式の染料気化型レーザビームプリンタのプリンタヘ
ッド62を示す、図9、図10と同様の図である。この例の
前記第3の実施例と異なる点は、図9、図10に示した前
記第3の実施例における排出口57から、先端が下向きの
L字形の排出管58を延設し、その水平部の途中にマイク
ロ電動モータ59が設けられていることであり、それ以外
の部分は前記第3の実施例におけると同様に構成されて
いる。
触方式の染料気化型レーザビームプリンタのプリンタヘ
ッド62を示す、図9、図10と同様の図である。この例の
前記第3の実施例と異なる点は、図9、図10に示した前
記第3の実施例における排出口57から、先端が下向きの
L字形の排出管58を延設し、その水平部の途中にマイク
ロ電動モータ59が設けられていることであり、それ以外
の部分は前記第3の実施例におけると同様に構成されて
いる。
【0092】マイクロ電動モータ59のような微細構造の
アクチェータの製造については、 LONG-SHENG FAN, MEMBER, IEEE, YU-CHONG TAI, AND RI
CHARD S. MULLER,FELLOW, IEEE 「Integrated Movable Micromecahnical Structures fo
r Sensors and Actuators」 IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES. VOL. 35. N
O. 6. JUNE 1988p. 724〜730 及び MEHRAN MEHREGANY, KAIGHAM J. GABRIEL, MEMBER, IEE
E, AND WILLIAM S.N. TRIMMER, MEMBER, IEEE 「Integrated Fabrication of Polysilicon Mechanism
s」 IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES. VOL. 35. N
O. 6. JUNE 1988p. 719〜723 に紹介されている。
アクチェータの製造については、 LONG-SHENG FAN, MEMBER, IEEE, YU-CHONG TAI, AND RI
CHARD S. MULLER,FELLOW, IEEE 「Integrated Movable Micromecahnical Structures fo
r Sensors and Actuators」 IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES. VOL. 35. N
O. 6. JUNE 1988p. 724〜730 及び MEHRAN MEHREGANY, KAIGHAM J. GABRIEL, MEMBER, IEE
E, AND WILLIAM S.N. TRIMMER, MEMBER, IEEE 「Integrated Fabrication of Polysilicon Mechanism
s」 IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES. VOL. 35. N
O. 6. JUNE 1988p. 719〜723 に紹介されている。
【0093】前記マイクロモータ59について、図14に示
す概略図(同図(a)は断面図、同図(b)は平面図)
によりその作動原理の概要を説明する。このモータは主
にポリシリコンからなる微細な可動部品を有している。
回転軸90に外嵌、固着した導電性ブッシュ91に、Phosph
osilicate glass (PSG)層92を介して多数のブレー
ド93aを設けた回転体93が同軸に固定し、全体としてロ
ータ94を構成する。そして、ブッシュ91を囲むようにし
てステータ95が固定している。
す概略図(同図(a)は断面図、同図(b)は平面図)
によりその作動原理の概要を説明する。このモータは主
にポリシリコンからなる微細な可動部品を有している。
回転軸90に外嵌、固着した導電性ブッシュ91に、Phosph
osilicate glass (PSG)層92を介して多数のブレー
ド93aを設けた回転体93が同軸に固定し、全体としてロ
ータ94を構成する。そして、ブッシュ91を囲むようにし
てステータ95が固定している。
【0094】回転軸90と第一の回転体92の周縁にパルス
96の電圧を印加すると、ブッシュ91の周縁に正の電荷が
発生し、此処に対向する第一の回転体92の箇所に負の電
荷が発生する。このようにして、ブッシュ91の周縁に、
正電位、零電位が交互に円環状に配されるようにする。
なお、ブッシュ91とその対向電極91’及びステータ95は
多数に分割されて配されるが、これは図示省略してい
る。
96の電圧を印加すると、ブッシュ91の周縁に正の電荷が
発生し、此処に対向する第一の回転体92の箇所に負の電
荷が発生する。このようにして、ブッシュ91の周縁に、
正電位、零電位が交互に円環状に配されるようにする。
なお、ブッシュ91とその対向電極91’及びステータ95は
多数に分割されて配されるが、これは図示省略してい
る。
【0095】上記のパルス96に同期して、ステータ95に
パルス97の電圧を印加し、ブッシュ91の周縁の正電位の
箇所に対向するステータ95の箇所に正の電荷を発生さ
せ、かつ、正電位、零電位を交互に円環状に配するよう
にすると、ブッシュ91の正電位箇所は、ステータ95の正
電位箇所に発撥してその零電位箇所に対向する位置に移
動する。
パルス97の電圧を印加し、ブッシュ91の周縁の正電位の
箇所に対向するステータ95の箇所に正の電荷を発生さ
せ、かつ、正電位、零電位を交互に円環状に配するよう
にすると、ブッシュ91の正電位箇所は、ステータ95の正
電位箇所に発撥してその零電位箇所に対向する位置に移
動する。
【0096】これを繰り返すことにより、ロータ94が回
転し、第二の回転体93が回転してそのブレード93aによ
って液化染料が第二の回転体93の下流側に移動させら
れ、不純物22aが矢印で示すように除去される。
転し、第二の回転体93が回転してそのブレード93aによ
って液化染料が第二の回転体93の下流側に移動させら
れ、不純物22aが矢印で示すように除去される。
【0097】この実施例においても、前記第1の実施例
と同様の条件で記録を行いながら、マイクロモータ59を
作動させて排出管58の端部から2000パスカルの圧力で液
化染料を吸引すると、一秒に20μlの液化染料が排出さ
れた。気化部17には染料通路27から速やかに新しい液化
染料が自動的に導入された。このようにクリーニングを
行いながら転写を行った結果、A6サイズで10,000枚の
印画を行っても気化部17に異物が蓄積せず、転写感度は
低下しなかった。
と同様の条件で記録を行いながら、マイクロモータ59を
作動させて排出管58の端部から2000パスカルの圧力で液
化染料を吸引すると、一秒に20μlの液化染料が排出さ
れた。気化部17には染料通路27から速やかに新しい液化
染料が自動的に導入された。このようにクリーニングを
行いながら転写を行った結果、A6サイズで10,000枚の
印画を行っても気化部17に異物が蓄積せず、転写感度は
低下しなかった。
【0098】このマイクロモータ59の作動により、不純
物22a等は排出管58を通って強制的に排出されるので、
上記した第2の実施例と同様に気化部17付近には不純物
22aが付着して残留することが少なくなる。而も、この
場合は記録時、非記録時に関係なく必要に応じて不純物
22aを排出することができる。
物22a等は排出管58を通って強制的に排出されるので、
上記した第2の実施例と同様に気化部17付近には不純物
22aが付着して残留することが少なくなる。而も、この
場合は記録時、非記録時に関係なく必要に応じて不純物
22aを排出することができる。
【0099】図15は、前記第4の実施例の変形例である
第5の実施例を示すものであり、要部を抽出して示した
概略図である。この例では、図示のように上記第4の実
施例におけるマイクロモータの代わりに、排出管58の水
平部端末にピエゾ素子63を取り付けたものである。従っ
て、これ以外の部分は第4の実施例と同様に構成されて
いる。
第5の実施例を示すものであり、要部を抽出して示した
概略図である。この例では、図示のように上記第4の実
施例におけるマイクロモータの代わりに、排出管58の水
平部端末にピエゾ素子63を取り付けたものである。従っ
て、これ以外の部分は第4の実施例と同様に構成されて
いる。
【0100】この例の場合も、このピエゾ素子63への間
欠的電圧印加による間欠的体積変化に基いて、不純物22
a等は排出管58を通って強制的に排出されるなど、機
能、性能及びその効果は、前記第3の実施例に劣らぬ結
果が得られる。
欠的電圧印加による間欠的体積変化に基いて、不純物22
a等は排出管58を通って強制的に排出されるなど、機
能、性能及びその効果は、前記第3の実施例に劣らぬ結
果が得られる。
【0101】図16及び図17は、第5の実施例による非接
触方式の染料気化型プリンタのプリンタヘッド64を示
す、図1、図2と同様の図である。この例の前記第1の
実施例と異なる点は、レーザビーム方式に代えて気化部
17の発熱構造体101 の底部に染料気化用のヒータ65が設
けられていることであり、それ以外の部分は同様の構成
になっている。
触方式の染料気化型プリンタのプリンタヘッド64を示
す、図1、図2と同様の図である。この例の前記第1の
実施例と異なる点は、レーザビーム方式に代えて気化部
17の発熱構造体101 の底部に染料気化用のヒータ65が設
けられていることであり、それ以外の部分は同様の構成
になっている。
【0102】この実施例におけるヒータ65は、気化構造
体101 の底部全面に敷設され、図17に示すように電極65
A及び65Bにより通電される。従って、この電極65A及
び65Bからの通電によって液化染料22を加熱、気化して
記録がなされる。
体101 の底部全面に敷設され、図17に示すように電極65
A及び65Bにより通電される。従って、この電極65A及
び65Bからの通電によって液化染料22を加熱、気化して
記録がなされる。
【0103】この実施例の場合も、前記第1の実施例と
同じく、非記録時にのみ間欠的に記録部17に残留した不
純物22aをクリーニングテープ56により除去するもので
あるので、その除去機能は前記第1の実施例と全く同様
であり、同様の効果が奏せられる。
同じく、非記録時にのみ間欠的に記録部17に残留した不
純物22aをクリーニングテープ56により除去するもので
あるので、その除去機能は前記第1の実施例と全く同様
であり、同様の効果が奏せられる。
【0104】図18は、第6の実施例による非接触方式の
染料気化型レーザビームプリンタのプリンタヘッド66を
示す、図1と同様の断面図である。この例の前記第1の
実施例と異なる点は、染料液化用ヒータ55がベース52の
上面に設けられて、染料通路27の底面を形成しているこ
とであり、その他の部分は同様の構成となっている。
染料気化型レーザビームプリンタのプリンタヘッド66を
示す、図1と同様の断面図である。この例の前記第1の
実施例と異なる点は、染料液化用ヒータ55がベース52の
上面に設けられて、染料通路27の底面を形成しているこ
とであり、その他の部分は同様の構成となっている。
【0105】この実施例においてはヒータ55の加熱が直
接液化染料22に作用するので、液化染料22の昇温を早め
て気化部17への供給を速くし、迅速記録が可能になる。
接液化染料22に作用するので、液化染料22の昇温を早め
て気化部17への供給を速くし、迅速記録が可能になる。
【0106】従って、この実施例の場合は、クリーニン
グテープ56の配置及び作用は前記第1の実施例と同じで
あるので、その不純物22aの除去機能も前記第1の実施
例と同様であるのに加えて、上記のように液化染料22を
開口部へ導くというプラスの効果が奏せられる。
グテープ56の配置及び作用は前記第1の実施例と同じで
あるので、その不純物22aの除去機能も前記第1の実施
例と同様であるのに加えて、上記のように液化染料22を
開口部へ導くというプラスの効果が奏せられる。
【0107】図19は、第7の実施例による非接触方式の
染料気化型プリンタのプリンタヘッド67を示す、図1と
同様の断面図であるが、前記第1の実施例と異なる点
は、レーザビームの代わりに、気化部17と同位置のベー
ス52上に幅細の突出部69を設けて、その上にヒータ68を
敷設し、更に小柱体21群からなる気化構造体101 を設け
ていることであり、その他の部分は図1、図2と同様の
構成となっている。
染料気化型プリンタのプリンタヘッド67を示す、図1と
同様の断面図であるが、前記第1の実施例と異なる点
は、レーザビームの代わりに、気化部17と同位置のベー
ス52上に幅細の突出部69を設けて、その上にヒータ68を
敷設し、更に小柱体21群からなる気化構造体101 を設け
ていることであり、その他の部分は図1、図2と同様の
構成となっている。
【0108】この発熱体68の一対の電極68A及び68B
は、突出部69の側面に沿って夫々がベース52上面位置に
おいて外部へ導かれている。この発熱体65から発生する
熱はこの突出部69を介してしか外部へ伝達されないの
で、熱のロスが少なく効率的な加熱が行われる。
は、突出部69の側面に沿って夫々がベース52上面位置に
おいて外部へ導かれている。この発熱体65から発生する
熱はこの突出部69を介してしか外部へ伝達されないの
で、熱のロスが少なく効率的な加熱が行われる。
【0109】この実施例においても、上記した他の実施
例と同様に夫々の特長を生かして記録を行うと同時に、
クリーニングテープ56も気化部17の構造に合わせて前記
第1の実施例と同じ配置になっているので、同様の機能
により同様の効果が奏せられる。
例と同様に夫々の特長を生かして記録を行うと同時に、
クリーニングテープ56も気化部17の構造に合わせて前記
第1の実施例と同じ配置になっているので、同様の機能
により同様の効果が奏せられる。
【0110】以上、各実施例について説明したように、
濡れ性の高い多孔質材料を用いたクリーニングテープ56
により、ヘッドの構造に合わせて図3又は図11に示すよ
うにして気化部17に残留する不純物を除去したり、又は
図12及び図15に示すように、排出口58を設けて気化部17
付近に集結して濃縮された不純物を強制的に排出させる
ことが、高品質で良好な記録を継続することの条件であ
ることは明白である。上記の各実施例の記録ヘッドを用
いながら、そのクリーニングテープ等の不純物除去手段
を作用させずに記録した次の比較例と比べれば、更に上
記各実施例の効果が顕著である。
濡れ性の高い多孔質材料を用いたクリーニングテープ56
により、ヘッドの構造に合わせて図3又は図11に示すよ
うにして気化部17に残留する不純物を除去したり、又は
図12及び図15に示すように、排出口58を設けて気化部17
付近に集結して濃縮された不純物を強制的に排出させる
ことが、高品質で良好な記録を継続することの条件であ
ることは明白である。上記の各実施例の記録ヘッドを用
いながら、そのクリーニングテープ等の不純物除去手段
を作用させずに記録した次の比較例と比べれば、更に上
記各実施例の効果が顕著である。
【0111】<比較例>全くクリーニング操作を行わず
に前記第1の実施例と同様の条件で転写操作を行った。
その結果、A6サイズで20枚の記録を行うと記録感度が
低下し始め、更にA6サイズで 100枚の印画を行うと全
く記録ができなくなった。この時に気化部を取り出して
アセトンでよく洗浄して顕微鏡で観察すると、気化部の
凹凸構造の上部に直径60μmの異物が蓄積していた。
に前記第1の実施例と同様の条件で転写操作を行った。
その結果、A6サイズで20枚の記録を行うと記録感度が
低下し始め、更にA6サイズで 100枚の印画を行うと全
く記録ができなくなった。この時に気化部を取り出して
アセトンでよく洗浄して顕微鏡で観察すると、気化部の
凹凸構造の上部に直径60μmの異物が蓄積していた。
【0112】第1の実施例(図1〜図3)、第2の実施
例(図7、図8)、第6の実施例(図16、図17)、第7
の実施例(図18)又は第8の実施例(図19)によるプリ
ンタヘッド(代表して符号51で表す)を有するカラービ
デオプリンタ200 は、図20(下方から見た斜視図)に示
すように、縦方向(X方向)の紙送りと、X方向と直交
方向のヘッドの横方向(Y方向)スキャンとによって、
印刷を行うものであり、これらの縦方向の紙送りと横方
向のヘッドスキャンは交互に行うように構成されてい
る。
例(図7、図8)、第6の実施例(図16、図17)、第7
の実施例(図18)又は第8の実施例(図19)によるプリ
ンタヘッド(代表して符号51で表す)を有するカラービ
デオプリンタ200 は、図20(下方から見た斜視図)に示
すように、縦方向(X方向)の紙送りと、X方向と直交
方向のヘッドの横方向(Y方向)スキャンとによって、
印刷を行うものであり、これらの縦方向の紙送りと横方
向のヘッドスキャンは交互に行うように構成されてい
る。
【0113】このプリンタ200 において、各色のヘッド
部Y、M、Cからなるプリンタヘッド51は、シリアル型
ヘッドとして、送りねじ機構からなるヘッド送り軸201
とヘッド支軸202 により印画紙50(仮想線で示す)の紙
送り方向Xと直交するヘッド送り方向Yに往復移動自在
にしてある。
部Y、M、Cからなるプリンタヘッド51は、シリアル型
ヘッドとして、送りねじ機構からなるヘッド送り軸201
とヘッド支軸202 により印画紙50(仮想線で示す)の紙
送り方向Xと直交するヘッド送り方向Yに往復移動自在
にしてある。
【0114】また、プリンタヘッド70の上側には、印画
紙50を挟むように支持するヘッド受けローラ(プラテン
ローラ)203が回転自在に設けられている。そして、印画
紙50は、紙送り駆動ローラ204 と従動ローラ205 との間
に挟持されて紙送り方向Xに移動するようになってい
る。なお、プリンタヘッド51は、フレキシブルハーネス
206 を介してヘッドコントローラ(図示省略)に接続さ
れている。また、紙送り駆動ローラ204 は、メカコント
ローラ(図示省略)によって駆動制御される。
紙50を挟むように支持するヘッド受けローラ(プラテン
ローラ)203が回転自在に設けられている。そして、印画
紙50は、紙送り駆動ローラ204 と従動ローラ205 との間
に挟持されて紙送り方向Xに移動するようになってい
る。なお、プリンタヘッド51は、フレキシブルハーネス
206 を介してヘッドコントローラ(図示省略)に接続さ
れている。また、紙送り駆動ローラ204 は、メカコント
ローラ(図示省略)によって駆動制御される。
【0115】1ラインの印画が終了したら、ヘッド支え
を兼ねた紙送り駆動ローラ204 で印画紙50を1ライン分
送る。印画スタートは1色毎に順次に行われるが、3ド
ット以降は同時に印画される。なお、複数の発熱体75が
ある場合は、交互に稼働させ、選択された発熱体75は記
録に供される一方、非記録の発熱体75は余熱を利用して
染料の液化や保温に使用し、温度をコントロールするこ
とができる。
を兼ねた紙送り駆動ローラ204 で印画紙50を1ライン分
送る。印画スタートは1色毎に順次に行われるが、3ド
ット以降は同時に印画される。なお、複数の発熱体75が
ある場合は、交互に稼働させ、選択された発熱体75は記
録に供される一方、非記録の発熱体75は余熱を利用して
染料の液化や保温に使用し、温度をコントロールするこ
とができる。
【0116】先に挙げた各実施例におけるようなクリー
ニングテープ56を気化部17の上方に設けたタイプでは、
図20に示すように、プリンタヘッド51の下部においてヘ
ッド送り軸201 側に繰り出しリール72を配置し、従動ロ
ーラ205 側に巻き取りリール73を配置して、クリーニン
グテープ56の内側面をプリンタヘッド51の気化部に対向
させている。
ニングテープ56を気化部17の上方に設けたタイプでは、
図20に示すように、プリンタヘッド51の下部においてヘ
ッド送り軸201 側に繰り出しリール72を配置し、従動ロ
ーラ205 側に巻き取りリール73を配置して、クリーニン
グテープ56の内側面をプリンタヘッド51の気化部に対向
させている。
【0117】前記第3の実施例(図9〜図11)のよう
に、クリーニングテープ56を排出口57側に設けたタイプ
のプリンタヘッド61を搭載したプリンタ200 にあって
は、図21に示すように、各プリンタヘッド61Y、61M、
61Cの間に所定の間隔を設けて、この間隔を形成する面
に排出口を設け、この間隔内にクリーニングテープ56を
配置している。従って、これまでは単にヘッドとして説
明してきたが、実際は各染料ごとに専用のクリーニング
テープ56を有し、夫々がその繰り出しリール72A、72
B、72Cをヘッド送り軸201 側に配置し、巻き取りリー
ル73A、73B、73Cを従動ローラ205 側に配置してい
る。
に、クリーニングテープ56を排出口57側に設けたタイプ
のプリンタヘッド61を搭載したプリンタ200 にあって
は、図21に示すように、各プリンタヘッド61Y、61M、
61Cの間に所定の間隔を設けて、この間隔を形成する面
に排出口を設け、この間隔内にクリーニングテープ56を
配置している。従って、これまでは単にヘッドとして説
明してきたが、実際は各染料ごとに専用のクリーニング
テープ56を有し、夫々がその繰り出しリール72A、72
B、72Cをヘッド送り軸201 側に配置し、巻き取りリー
ル73A、73B、73Cを従動ローラ205 側に配置してい
る。
【0118】この染料気化型レーザビームプリンタ(上
述した熱転写方式のプリンタでも同様)において、多色
印刷を行うために、プリンタヘッド部を例えば3組(黒
色用のものを別に用意する場合は4組)用意し、それぞ
れのヘッド部を小型化して近接させ、多色印刷用のヘッ
ド部としている。
述した熱転写方式のプリンタでも同様)において、多色
印刷を行うために、プリンタヘッド部を例えば3組(黒
色用のものを別に用意する場合は4組)用意し、それぞ
れのヘッド部を小型化して近接させ、多色印刷用のヘッ
ド部としている。
【0119】即ち、図23に示すように、各色用の1次元
レーザアレイを3個分、ヘッドのスキャン方向Yに並設
する。具体的には、図22に明示するように、例えばフル
カラー用としてシアン、マゼンタ、イエローの各染料溜
め15C、15M、15Yをそれぞれのベース14に設けて各染
料収容部又は染料供給ヘッド部37C、37M、37Yを構成
し、そこから各色の染料を12〜24個の多数のドットを形
成する列状の気化部17C、17M、17Yに供給する。
レーザアレイを3個分、ヘッドのスキャン方向Yに並設
する。具体的には、図22に明示するように、例えばフル
カラー用としてシアン、マゼンタ、イエローの各染料溜
め15C、15M、15Yをそれぞれのベース14に設けて各染
料収容部又は染料供給ヘッド部37C、37M、37Yを構成
し、そこから各色の染料を12〜24個の多数のドットを形
成する列状の気化部17C、17M、17Yに供給する。
【0120】各気化部に対しては、対応するレーザ(特
に半導体レーザチップ)18を各12〜24個アレイ状に配し
たマルチレーザアレイ30から出射される各レーザ光を多
数の集光レンズ19を配したマイクロレンズアレイ31によ
ってそれぞれ集光する(36はレーザ光Lを直角方向に導
くためのミラー)。
に半導体レーザチップ)18を各12〜24個アレイ状に配し
たマルチレーザアレイ30から出射される各レーザ光を多
数の集光レンズ19を配したマイクロレンズアレイ31によ
ってそれぞれ集光する(36はレーザ光Lを直角方向に導
くためのミラー)。
【0121】集光レンズとしては、図示したレンズ系で
もよいが、仮想線で示す1枚の径大の集光レンズ38を使
用してよい。このレンズ38は、光入射位置に応じて光出
射位置が上記の各気化部17C、17M、17Yに相当するよ
うに屈折経路が変化するように形成されたものである。
なお、マルチレーザアレイ30は、基板33に設けたコント
ロールIC34によって駆動制御し、またヒートシンク35
によって十分に放熱できるようになっている。
もよいが、仮想線で示す1枚の径大の集光レンズ38を使
用してよい。このレンズ38は、光入射位置に応じて光出
射位置が上記の各気化部17C、17M、17Yに相当するよ
うに屈折経路が変化するように形成されたものである。
なお、マルチレーザアレイ30は、基板33に設けたコント
ロールIC34によって駆動制御し、またヒートシンク35
によって十分に放熱できるようになっている。
【0122】なお、モノカラー印刷の場合は、図24に示
すように、1次元レーザアレイ30を作製し、それぞれの
レーザ素子を独立かつ並列に動作できる構造にすること
によって、簡単にビーム数の一倍以上の印刷速度が得ら
れる(例えば24ビームのレーザアレイを用いれば24倍の
速度となる)。
すように、1次元レーザアレイ30を作製し、それぞれの
レーザ素子を独立かつ並列に動作できる構造にすること
によって、簡単にビーム数の一倍以上の印刷速度が得ら
れる(例えば24ビームのレーザアレイを用いれば24倍の
速度となる)。
【0123】上記した各プリンタヘッド10はいずれも、
染料収容部37において記録ドット数に対応した個数分だ
け液化染料22をドット状に収容すると共に、レーザ18も
記録ドット数の各発光点18aを有するアレイ状に配した
ものである。レーザ18に依らない上記の熱転写方式のプ
リンタでも、サーマルヘッド1の加熱部も同様にドット
状に配列されている。
染料収容部37において記録ドット数に対応した個数分だ
け液化染料22をドット状に収容すると共に、レーザ18も
記録ドット数の各発光点18aを有するアレイ状に配した
ものである。レーザ18に依らない上記の熱転写方式のプ
リンタでも、サーマルヘッド1の加熱部も同様にドット
状に配列されている。
【0124】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
【0125】例えば、上述した染料気化型の記録ヘッド
に限らず、先に図27で示したように気化構造部をビーズ
の集合体を用いた場合にも適用でき、更に既述したアブ
レーションによる記録方式のものにも適用できる。従っ
て、いずれの場合にも記録部の構造や形状に応じて適宜
な不純物の除去方式を採用すればよい。
に限らず、先に図27で示したように気化構造部をビーズ
の集合体を用いた場合にも適用でき、更に既述したアブ
レーションによる記録方式のものにも適用できる。従っ
て、いずれの場合にも記録部の構造や形状に応じて適宜
な不純物の除去方式を採用すればよい。
【0126】また、クリーニング用の多孔性材料として
は上記以外の材料でもよく、その形状も上記のような帯
状のテープ以外の形状とすることも可能である。
は上記以外の材料でもよく、その形状も上記のような帯
状のテープ以外の形状とすることも可能である。
【0127】また、上記した各実施例における染料気化
のための加熱方式に対する不純物の除去方法は、上記実
施例に限定することなく任意に適宜な組み合わせを採る
こともできる。
のための加熱方式に対する不純物の除去方法は、上記実
施例に限定することなく任意に適宜な組み合わせを採る
こともできる。
【0128】更に、不純物排出管に設けるマイクロアク
チュエータも上記以外にも適宜な機構のものを使用する
ことができる。
チュエータも上記以外にも適宜な機構のものを使用する
ことができる。
【0129】
【発明の作用効果】本発明は、被記録体への記録材の移
行時若しくは非移行時に、記録材中の不純物を記録材か
ら除去するようにしているので、記録装置の記録材移行
部に不純物が存在することによって記録材の被記録体へ
の移行が妨げられることがなく、高品質な記録結果が安
定して得られる。
行時若しくは非移行時に、記録材中の不純物を記録材か
ら除去するようにしているので、記録装置の記録材移行
部に不純物が存在することによって記録材の被記録体へ
の移行が妨げられることがなく、高品質な記録結果が安
定して得られる。
【図1】本発明の第1の実施例によるプリンタヘッドの
断面図(図2のI−I線断面図)である。
断面図(図2のI−I線断面図)である。
【図2】同プリンタヘッドの平面図である。
【図3】同不純物除去の要領を示すプリンタヘッドの図
1と同様の断面図である。
1と同様の断面図である。
【図4】同クリーニングテープの拡大断面図である。
【図5】同多孔質材料のポアを模式的に示す拡大断面図
である。
である。
【図6】同リールに巻回されたクリーニングテープとプ
リンタヘッドとの関係を示す概略側面図である。
リンタヘッドとの関係を示す概略側面図である。
【図7】本発明の第2の実施例によるプリンタヘッドの
断面図(図8の VII−VII 線断面図)である。
断面図(図8の VII−VII 線断面図)である。
【図8】同プリンタヘッドの平面図である。
【図9】本発明の第3の実施例によるプリンタヘッドの
断面図(図10のIX−IX線断面図)である。
断面図(図10のIX−IX線断面図)である。
【図10】同プリンタヘッドの平面図である。
【図11】同不純物除去の要領を示すプリンタヘッドの図
9と同様の断面図である。
9と同様の断面図である。
【図12】本発明の第4の実施例によるプリンタヘッドの
断面図(図13の XII−XII 線断面図)である。
断面図(図13の XII−XII 線断面図)である。
【図13】同プリンタヘッドの平面図である。
【図14】同マイクロモータを示し、同図(a)は拡大概
略断面図、同図(b)は拡大概略図平面図である。
略断面図、同図(b)は拡大概略図平面図である。
【図15】本発明の第5の実施例によるプリンタヘッドの
概略部分正面図である。
概略部分正面図である。
【図16】本発明の第6の実施例によるプリンタヘッドの
断面図(図17の XVI−XVI 線断面図)である。
断面図(図17の XVI−XVI 線断面図)である。
【図17】同プリンタヘッドの平面図である。
【図18】本発明の第7の実施例によるプリンタヘッドの
断面図である。
断面図である。
【図19】本発明の第8の実施例によるプリンタヘッドの
断面図である。
断面図である。
【図20】本発明の実施例によるプリンタヘッドを有する
プリンタの概略斜視図である。
プリンタの概略斜視図である。
【図21】本発明の他の実施例によるプリンタヘッドを有
するプリンタの概略斜視図である。
するプリンタの概略斜視図である。
【図22】本発明の実施例によるプリンタヘッド本体の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図23】同プリンタヘッドとそのスキャン状態を示す概
略平面図である。
略平面図である。
【図24】同他のプリンタヘッドとそのスキャン状態を示
す概略平面図である。
す概略平面図である。
【図25】従来の感熱記録ヘッドを用いたプリンタの要部
正面図である。
正面図である。
【図26】本発明の完成前に案出されたプリンタの概略断
面図である。
面図である。
【図27】同本発明の完成前に案出された他のプリンタの
概略断面図である。
概略断面図である。
17・・・気化部 17a・・・空隙 18・・・半導体レーザ 19・・・レンズ 21・・・小柱体 22・・・液化染料 22a・・・不純物 27・・・染料通路 22F・・・染料の流れ 50・・・印画紙 51、60、61、62、64、66、67・・・プリンタヘッド 52・・・ベース 53・・・染料溜め 54・・・蓋体 55、55B・・・染料液化用ヒータ 55A・・・染料液化用高温ヒータ 56・・・クリーニングテープ 57・・・排出口 58・・・排出管 59・・・マイクロモータ 65、68・・・発熱体 69・・・突出部 71・・・芯材 72・・・繰り出しリール 73・・・巻き取りリール L・・・レーザ光
Claims (25)
- 【請求項1】 被記録体に対向する記録ヘッドを使用
し、前記記録ヘッドから前記被記録体へ記録材を移行さ
せる記録方法において、前記被記録体への前記記録材の
移行時若しくは非移行時に前記記録材中の不純物を前記
記録材から除去することを特徴とする記録方法。 - 【請求項2】 記録材中において記録時間の経過に伴っ
て生成する不純物を記録材移行部から除去する、請求項
1に記載した記録方法。 - 【請求項3】 多孔質部材によって不純物を吸収して除
去する、請求項1に記載した記録方法。 - 【請求項4】 不純物を機械的に吸引して除去する、請
求項1に記載した記録方法。 - 【請求項5】 毛細管現象によって液状記録材をその飛
翔面側に供給しかつ保持するための多孔性の記録材飛翔
用構造体を記録ヘッドの記録材移行部に設ける、請求項
2に記載した記録方法。 - 【請求項6】 250 ℃で 500パスカル以上の蒸気圧を持
つ染料を融解させるか、或いは前記染料を適当な溶媒に
溶解したインクを記録材として用い、この記録材を保持
するために横方向の寸法が 0.2〜3μm、高さが2〜15
μmの凹凸構造を形成し、前記記録材を吐出するための
加熱手段を設け、画素内で 128段階以上の階調を表現で
きる記録方法において、記録中に生成される前記記録材
中の不純物を除去する、請求項5に記載した記録方法。 - 【請求項7】 被記録体に対向する記録ヘッドを有し、
この記録ヘッドから前記被記録体へ記録材を移行させる
ように構成され、前記記録材中の不純物を前記記録材か
ら除去するための不純物除去手段を更に有する記録装
置。 - 【請求項8】 不純物除去手段が、記録ヘッドの被記録
体との対向面又は記録ヘッドの一方の側面に設けられて
いる、請求項7に記載した記録装置。 - 【請求項9】 不純物除去手段が、記録ヘッドに設けた
開口を介して記録材に接するように配設されている、請
求項8に記載した記録装置。 - 【請求項10】 不純物除去手段用の開口が、記録材飛翔
用の開口又は記録ヘッドに形成した排出口である、請求
項8に記載した記録装置。 - 【請求項11】 不純物除去手段が、多孔質材料の毛細管
作用を利用している、請求項7に記載した記録装置。 - 【請求項12】 不純物除去手段が、記録材に対して接触
角が90度以下の濡れ性を有し、平均ポアサイズが20μm
以下の孔を有する多孔質材料の毛細管作用を利用してい
る、請求項7に記載した記録装置。 - 【請求項13】 多孔質材料が、無機系材料、有機系高分
子材料又は無機系材料と有機系高分子材料との複合体で
ある、請求項11に記載した記録装置。 - 【請求項14】 不純物除去手段が、記録材飛翔部の側面
に形成した排出口から駆動手段を用いて記録材中の不純
物を排出するように構成されている、請求項7に記載し
た記録装置。 - 【請求項15】 排出口に加えた負圧又は記録材飛翔部に
加えた正圧を駆動力として記録材中の不純物の排出が行
われる、請求項14に記載した記録装置。 - 【請求項16】 不純物を排出するための駆動力が、排出
口に接する多孔質部材と記録材との間に生じる表面張力
である、請求項15に記載した記録装置。 - 【請求項17】 不純物を排出するための駆動力が、記録
材通路中の記録材に対する加熱手段による前記記録材の
膨張である、請求項14に記載した記録装置。 - 【請求項18】 不純物を排出するための駆動力が、排出
口近傍に設けた小型の作動手段によって生じる、請求項
14に記載した記録装置。 - 【請求項19】 小型の作動手段が、小型電動機又はピエ
ゾ素子を有している、請求項18に記載した記録装置。 - 【請求項20】 記録材飛翔用構造体の液状記録材を加熱
ビームにより加熱して飛翔させるようになっている、請
求項7に記載した記録装置。 - 【請求項21】 液状記録材を加熱して飛翔させるための
発熱体が記録材飛翔用構造体に設けられている、請求項
7に記載した記録装置。 - 【請求項22】 毛細管現象によって液状記録材を開口側
に供給しかつ保持するように多孔性の記録材飛翔用構造
体が構成されている、請求項7に記載した記録装置。 - 【請求項23】 毛細管現象によって液状記録材を開口側
に供給しかつ保持するように、記録材の飛翔部に横方向
の寸法が 0.2〜3μm、高さが2〜15μmの凹凸を形成
する多孔性構造体が構成されている、請求項7に記載し
た記録装置。 - 【請求項24】 多孔性構造物が小柱体の集合体によって
形成されている、請求項22に記載した記録装置。 - 【請求項25】 液状記録材が、気化又はアブレーション
して前記液状記録材と非接触状態で対向配置された被記
録体へ飛翔するようにした、請求項7に記載した記録装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14545095A JPH08310019A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 記録方法及び記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14545095A JPH08310019A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 記録方法及び記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08310019A true JPH08310019A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15385512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14545095A Pending JPH08310019A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 記録方法及び記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08310019A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12043050B2 (en) | 2020-05-27 | 2024-07-23 | Ricoh Company, Ltd. | Light irradiation method, light absorbing material attaching apparatus, flying body generating method and apparatus, image forming method, and three-dimensional object producing method |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP14545095A patent/JPH08310019A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12043050B2 (en) | 2020-05-27 | 2024-07-23 | Ricoh Company, Ltd. | Light irradiation method, light absorbing material attaching apparatus, flying body generating method and apparatus, image forming method, and three-dimensional object producing method |
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