JPH08310268A - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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Publication number
JPH08310268A
JPH08310268A JP12997796A JP12997796A JPH08310268A JP H08310268 A JPH08310268 A JP H08310268A JP 12997796 A JP12997796 A JP 12997796A JP 12997796 A JP12997796 A JP 12997796A JP H08310268 A JPH08310268 A JP H08310268A
Authority
JP
Japan
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case
shaft
gear
shift
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP12997796A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Minaishi
俊樹 南石
Yuichi Takeda
裕一 竹田
Kazunori Yamamoto
二教 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP12997796A priority Critical patent/JPH08310268A/ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速レバーの操作性を良くすること。 【解決手段】 運転部の座席に面するボンネットの後面
に、変速レバーとエアクリーナーとを、機体中心に左右
に振り分けて配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機の一実施例として、機
体フレーム上に原動機部をボンネットによりカバーして
配設し、同ボンネット後方に運転部を配設したものがあ
る。
【0003】そして、運転部は、ボンネットの後面にス
テアリングコラムを兼用させて、同ボンネットの後部上
面にハンドルを取付け、同ハンドルの後方に座席を配設
し、同座席の左右側方に走行速度を変更するための変速
レバーや植付苗の株間隔を変更するための植付変速レバ
ーを配設して構成している。
【0004】また、ボンネットの左側壁にはエアクリー
ナーを取付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記乗用田
植機の場合、特に走行用の変速レバーを座席の側方に配
設しているために、前方の苗植付状態等を視認しながら
同変速レバーを操作するオペレーターにとって、変速レ
バーが視界内になく、操作が行ないにくいという問題が
ある。
【0006】また、エアクリーナーを、ボンネットの左
側壁に取付けているために、同エアクリーナーがボンネ
ットの側方まで延設されたステップ側に張出しており、
同エアクリーナーが同ステップ上で作業を行なう際に支
障となることがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、運
転部の座席に面するボンネットの後面に、変速レバーと
エアクリーナーとを、機体中心に左右に振り分けて配設
したことを特徴とする乗用田植機を提供せんとするもの
である。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0009】図1及び図2に示す(A) は、乗用田植機で
あり、同乗用田植機(A) は、自走可能な走行部(1)の後
方に植付部(2) を昇降リンク機構(3) を介して連結し、
同植付部(2) を昇降油圧シリンダ(4)により昇降可能と
している。
【0010】走行部(1) について、図1〜図13を参照
して説明する。
【0011】走行部(1) は、図1及び図2に示すよう
に、機体フレーム(10)上の前部にエンジン(11)を設け、
後部に運転部(12)を設けている。
【0012】そして、機体フレーム(10)の前部下側に、
ミッションケース(13)をエンジン(11)に連動連結して取
付け、同ミッションケース(13)の左右側面より横外側方
にそれぞれ左右フロントアクスルケース(15)(15)を突設
し、同ケース(15)(15)の先端に前車輪(16)(16)を取付け
ている。
【0013】また、機体フレーム(10)の後部には、リヤ
アクスルケース(17)を取付け、同ケース(17)の左右側面
にそれぞれ後車輪(18)(18)を取付けている。
【0014】そして、ミッションケース(13)とリヤアク
スルケース(17)は、伝動軸(19)を介して連動連結してい
る。
【0015】また、(20)は、床面、変速ガイド板、フェ
ンダー、座席取付板(20a) 等を兼用するケーシング体で
あり、FRP等の高剛性を有する合成樹脂により一体成
形して、機体フレーム(10)上に張設している。
【0016】また、(21)はボンネットであり、エンジン
(11)と、同エンジン(11)の直上方に配設した燃料タンク
(22)と、後述する運転部(12)のステアリングシャフト(2
3)をカバーしている。
【0017】また、上記した運転部(12)は、エンジン(1
1)の直後にステアリングシャフト(23)を立設し、同シャ
フト(23)の上端にハンドル(24)を取付ける一方、同シャ
フト(23)の下端を、ミッションケース(13)の後上部に一
体的に取付けたステアリング伝動ケース(27)に連動連結
し、同ケース(27)より垂下したピットマンアーム軸(28)
の下端に左右フロントアクスルケース(15)(15)の縦長ケ
ース(41)をステアリング機構(25)を介して連動連結して
いる。
【0018】そして、ハンドル(24)の後方には、座席(2
6)をケーシング体(20)の後部に形成した座席取付板(20
a) 上に直接取付けて配置している。
【0019】また、(30)は、ステアリングシャフト(23)
の直後に配設した変速レバー、(31)は、ボンネット(21)
の左側面より上方に突出させたクラッチレバー、(32)
は、座席(26)の右側方に配設した植付部昇降レバー、(3
3)は、ボンネット(21)の左側方に配設したクラッチペダ
ル、(34)は、同ボンネット(21)の右側方に配設したブレ
ーキペダル、(35)は、エアクリーナーである。
【0020】上記のような構成において、本発明の要旨
は、変速レバー(30)とエアクリーナー(35)の配設構造に
あり、以下図3〜図11を参照して説明する。
【0021】すなわち、変速レバー(30)とエアクリーナ
ー(35)は、運転部(12)の座席(26)に面するボンネット(2
1)の後面に、機体中心に左右に振り分けて配設してい
る。
【0022】そして、変速レバー(30)は、図1及び図3
に示すように、ボンネット(21)の後面左側半部の直後に
あって、基端をステアリング伝動ケース(27)の直上方に
配設した変速用リンク機構(36)の一端に連動連結してい
る。
【0023】また、変速用リンク機構(36)は図4〜図6
に示すように、機体フレーム(10)に回動支軸(36a)を前
後方向に軸線を向けて軸架し、同回動支軸(36a) の後端
に平面視略C字状の軸支持ブラケット(36b) を取付け、
同ブラケット(36b) に左右方向に軸線を向けて回動横支
軸(36c) を横架し、同回動横支軸(36c) に回転自在に嵌
合したボス(36d)に、上方へ立上り状に伸延する変速レ
バー(30)の基端を取付けると共に、下方へ伸延する副変
速用アーム(36e) の基端を取付け、同アーム(36e) の先
端と、ミッションケース(12)に取付けた副変速用シフト
アーム支軸(71a) とを、副変速用リンク(36f) を介して
連動連結している。(36i)(36j)はリンク連結ピン、(71
b) は連結アームである。
【0024】一方、回動支軸(36a) の前端には、下方へ
伸延する主変速用アーム(36g) の基端を取付け、同アー
ム(36g) の先端と、ミッションケース(12)に取付けた主
変速用シフトアーム支軸(70a) とを、主変速用リンク(3
6h) を介して連動連結している。(36k)(36m)は連結ピ
ン、(70b) は連結アームである。
【0025】かかる構成により、変速レバー(30)を前後
に回動操作して、副変速用シフトアーム支軸(71a) を回
動させ、同支軸(71a) に取付けた副変速用シフトアーム
(71)を介してミッションケース(12)の副変速操作が行な
えるようにすると共に、変速レバー(30)を左右に回動操
作して、主変速用シフトアーム支軸(70a) を回動させ、
同支軸(70a) に取付けた主変速用シフトアーム(70)を介
してミッションケース(12)の主変速操作が行なえるよう
にしている。
【0026】また、図4中、(a) は植付切換位置、(b)
は中立位置、(c) は後進切換位置、(d) は前進切換位置
を示している。
【0027】また、図1及び図7に示す(37)は、ボンネ
ット(21)の後面左側部より後下方へ傾斜状に突設した変
速ガイド板であり、同ガイド板(37)は、後端縁左右側部
に、それぞれ左右横摺動規制片(37a)(37b) を突出状に
形成している。
【0028】そして、かかるガイド板(37)の後端縁に沿
わせて変速レバー(30)を操作することにより、同変速レ
バー(30)を左側より右側へ順次、前進走行の高速位置(F
4)と低速位置(F3)、中立位置(N) 、後進走行の高速位置
(R2)と低速位置(R1)、中立位置(N)、植付速度の高速位
置(F2)と低速位置(F1)に変換できるようにしている。
【0029】かかる構成において、左右横摺動規制片(3
7a)(37b)は、それぞれ前進走行の高速位置(F4)と後進走
行の高速位置(F2)の間、及び後進走行の高速位置(F2)と
植付速度の高速位置(F1)との間に位置させているため
に、高速側の変換はオペレータが意識して一旦中立状態
に切換えた後でなければ行なえず、不用意な変速による
事故を防止することができる。
【0030】また、変速ガイド板(37)の変容例として
は、図7〜図10に示すものが考えられる。図中、(37
c)(37d)(37e)(37f)は、横摺動規制片である。
【0031】また、上記の場合において、後進と植付と
の切換位置を、相互に入れ変えることもできる。
【0032】また、後進への切換位置を右側にして、前
進への切替位置を中央部にすることもできる。
【0033】このようにして、繰返し変速操作の多い植
付への切換位置と前進への切換位置を隣接させて、操作
性を良好にすることができる。
【0034】また、ボンネット(21)は、図1に示すよう
に、前半部(38)と後半部(39)とに二分割構成すると共
に、後半部(39)を、図3及び図11に示すように、さら
に後半左側部(39a) に後半右側部(39b)とに二分割構成
している。
【0035】そして、後半左側部(39a) と後半右側部(3
9b) の各上壁接合部(39c)(39d)によりステアリングシャ
フト挿通孔(130) を形成している。
【0036】また、後半右側部(39b) の後面(39e) の下
部には、エアクリーナー(35)を嵌合装着するための嵌合
孔(131) を形成している。
【0037】このように、ボンネット(21)を、前半部(3
8)と後半部(39)とに二分割構成すると共に、後半部(39)
をさらに後半左側部(39a) と後半右側部(39b)とに二分
割構成しているために、ハーネス等を外さなくても容易
にエンジン(11)等のメンテナンス等を行なうことができ
る。
【0038】また、図1中、(132) は、ヘッドランプで
あり、ブレーキペダル(34)の取付け側であるケーシング
体(20)の右側前端部に取付けて、クラッチペダル(33)の
取付け側であるケーシング体(20)の左側部のステップ空
間を広く確保している。
【0039】上記のような構成により、以下のような作
用効果が生起される。
【0040】すなわち、本発明では、運転部(12)の座席
(26)に面するボンネット(21)の後面に、変速レバー(30)
を配設しているために、同操作レバー(30)が前方の苗植
付状態等を視認しているオペレーターの視界内に入り、
同変速レバー(30)の操作が楽に行なえ、操作性が向上す
る。
【0041】また、エアクリーナー(35)もボンネット(2
1)の後面に配設しているために、ボンネット(21)の側方
のステップ空間を充分に確保できて、同ステップ空間に
おける作業が楽に行なえる。
【0042】また、上記した変速レバー(30)とエアクリ
ーナー(35)は、ボンネット(21)の後面に、機体中心に左
右に振り分けて配設しているために、機体の全長を短く
しても、運転部(12)の操作性を損わないだけの足元空間
を確保できる。
【0043】また、本実施例では、左右フロントアクス
ルケース(15)(15)を、以下のように構成している。
【0044】すなわち、フロントアクスルケース(15)
は、図12〜図15に示すように、横外側方へ伸延する
横長ケース(40)と、上下縦方向へ伸延する縦長ケース(4
1)とから形成しており、ミッションケース(13)の側面に
横長ケース(40)の基端を連結し、同横長ケース(40)の先
端部下面に縦長ケース(41)の上端を同縦長ケース(41)の
軸線廻りに回転自在に連結し、同縦長ケース(41)の下端
に前車輪(16)を取付けている。(16a) は前車軸、(40e)
は、カラーによるシール材である。
【0045】そして、横長ケース(40)と縦長ケース(41)
は、それぞれ前半部(40a)(41a)と後半部(40b)(41b)とに
接合・分離自在に二分割構成している。(42)は、横長ケ
ース(40)と縦長ケース(41)の各接合周縁部に設けたボル
ト座、(43)は接合ボルトである。
【0046】また、横長ケース(40)は、図13〜図15
に示すように、断面形状を横長楕円形状とし、後半部(4
0b) の内側端周縁にのみ連結フランジ(40c)を一体成形
し、同連結フランジ(40c) を介して、同後半部(40b) の
基端のみをミッションケース(13)の側面に連結可能と
し、前半部(40a) は後半部(40b) に連結・支持するよう
に構成している。(40d) は連結ボルトである。
【0047】なお、本実施例では、左右側の横長ケース
(40)の互換性をもたせているために、図14に示す右側
の横長ケース(40)は、上記のような構成になっている
が、図13に示す左側の横長ケース(40)は、前半部(40
a) と後半部(40b) とが前後反対になっている。
【0048】従って、ミッションケース(13)の側面に連
結していない前半部(40a) を後半部(40b) より取外すこ
とにより、容易にメンテナンス等が行なえ、組立作業
性、整備性の向上が図れる。
【0049】また、後半部(40b) のみをミッションケー
ス(13)の側面に連結するために、両者の接合面に寸法誤
差があっても、シール性を確保することができる。
【0050】また、本実施例では、フロントアクスルケ
ース(15)を無加工アルミダイキャストにより成形してい
るために、合せ面の機械加工を不要として、軽量化とコ
ストの軽減化を図ることができる。
【0051】また、上記横長ケース(40)内には、横軸(4
4)を軸架しており、同横長ケース(40)の上側内周面を横
軸(44)に近接させた状態にてミッションケース(13)に連
結することにより、横長ケース(40)の直上方の空間を大
きくして、クラッチペダルアーム(33a) やブレーキペダ
ルアーム(34a) の配設空間を確保している。
【0052】また、(45)は、縦長ケース(41)中に軸架し
た伝動軸としての縦軸であり、同縦軸(45)は、上記横軸
(44)の外側端に上端をベベルギヤ(44a)(45a)を介して連
動連結する一方、前車軸(16a) に下端をベベルギヤ(45
b)(16b)を介して連動連結している。
【0053】また、縦長ケース(41)の上端部には、図1
2及び図16に示すように、ナックルアーム(46)を後方
へ向けて突設し、同ナックルアーム(46)の基部にストッ
パー(47)を設ける一方、横長ケース(40)の先端部にスト
ッパー受部(48)を設けて、同受部(48)にストッパー(47)
を当接させて、ナックルアーム(46)の内側方への回動規
制が行なえるように構成している。
【0054】上記のような構成により、以下のような作
用効果が生起される。
【0055】すなわち、フロントアクスルケース(15)
を、それぞれ前半部(40a)(41a)と後半部(40b)(41b)とに
二分割構成しているために、同ケース(15)内への横軸(4
4)や縦軸(45)等の配設が容易に行なえると共に、前半部
(40a)(40b)と後半部(40b)(41b)との接合部に同ケース(1
5)の軸線と直交する方向に接合ボルト(43)を螺着して接
合することができる。
【0056】従って、フロントアクスルケース(15)の横
長ケース(40)の周囲にブレーキペダルアーム(34a) の配
設空間を確保することができ、同アーム(34a) のストロ
ークを大きくすることができる。
【0057】また、本実施例では、ミッションケース(1
3)を、以下のように構成している。
【0058】すなわち、ミッションケース(13)は、図1
7〜図20に示すように、左側半部(50)と右側半部(51)
とに接合・分離自在に二分割構成すると共に、右側半部
(51)を、後述するステアリング伝動ケース(27)の右側半
部(91)と一体成形している。(84)は接合ボルトである。
【0059】そして、ミッションケース(13)の左側半部
(50)と右側半部(51)との間には、第20図に示すよう
に、植付変速軸(52)と、主変速軸(53)と、副変速軸(54)
と、前車輪デフ装置(55)とを、相互に一定間隔を開けて
軸架し、左側半部(50)の前側部には一端(56a) を左側外
方へ突出させて入力軸(56)を軸支している。
【0060】入力軸(56)は、一端(56a) を、エンジン(1
1)に連動機構(57)を介して連動連結する一方、他端に、
入力歯車(56b) を取付け、同入力歯車(56b) に、ミッシ
ョンケース(13)内において、植付変速軸(52)の左側部に
遊嵌した遊転歯車(58)の小歯車(58a) を噛合させてい
る。(58b) は、遊転歯車(58)に別途設けた大歯車であ
る。
【0061】上記遊転歯車(58)の小歯車(58a) と大歯車
(58b)には、それぞれ副変速軸(54)の左側部に遊嵌した
副変速歯車としての大歯車(59)と小歯車(60)とを噛合さ
せ、両歯車(59)(60)間に介在させて副変速軸(54)に取付
けた変速シフター(61)を軸線方向に摺動させて、選択的
にいずれか一方の歯車(59)(60)と副変速軸(54)とを連動
可能としている。
【0062】また、副変速軸(54)の右側部には、別途に
植付第一変速歯車(62)、植付第二変速兼走行第一変速歯
車(63)、及び走行第二変速歯車(64)を取付け、同走行第
一変速歯車(63)と走行第二変速歯車(64)に、主変速軸(5
3)の右側部にスプライン嵌合した主変速歯車としての大
歯車(65)と小歯車(66)を選択的に噛合可能としている。
【0063】また、主変速軸(53)の中央部には、伝動歯
車としての平歯車(67)と傘歯車(68)を取付け、平歯車(6
7)に、前車輪デフ装置(55)のリングギヤ(55a) を噛合さ
せる一方、傘歯車(68)に、リヤアクスルケース(17)に動
力を伝達する伝動軸(19)の先端に取付けた傘歯車(19a)
を噛合させている。
【0064】かかる構成により、走行部(1) を前進四段
階に変速可能とすると共に、後進にも変速可能としてい
る。
【0065】すなわち、第一変速では、第17図に示す
主・副変速用シフトアーム(70)(71)を操作して、動力が
入力歯車(56b) →遊転歯車(58)の小歯車(58a) →副変速
歯車の大歯車(59)→副変速軸(54)→走行第一変速歯車(6
3)→主変速歯車の大歯車(65)→主変速軸(53)→伝動歯の
平歯車(67)と傘歯車(68)→前車輪デフ装置(55)のリング
ギヤ(55a) と伝動軸(19)の傘歯車(19a) →前車輪(16)(1
6)と後車輪(18)(18)に伝達されるようにしている。
【0066】また、第二変速では、主変速用シフトアー
ム(70)を操作して、動力が、上記第一変速において、副
変速軸(54)→走行第二変速歯車(64)→主変速歯車の小歯
車(66)に伝達されるようにしている。
【0067】また、第三変速では、主・副変速用シフト
アーム(70)(71)を操作して、動力が、上記第一変速にお
いて、入力歯車(56b) →遊転歯車(58)の大歯車(58b) →
副変速歯車の小歯車(60)→副変速軸(54)→走行第一変速
歯車(63)→主変速歯車の大歯車(65)に伝達されるように
している。
【0068】また、第四変速では、主変速用シフトアー
ム(70)を操作して、動力が、上記第三変速において、副
変速軸(54)→走行第二変速歯車(64)→主変速歯車の小歯
車(66)に伝達されるようにしている。
【0069】また、図20中、(85)はデフロック装置で
あり、同デフロック装置(85)は、右側横軸(44)にスプラ
イン嵌合し、前車輪デフ装置(55)のリングギヤ(55a) に
設けた被噛合部(55b) に噛合可能な噛合部(85a) と、同
噛合部(85a) を噛合解除方向に押圧するスプリング(85
b) と、同スプリング(85b)の付勢に抗して噛合部(85a)
を噛合方向へ摺動させるデフロック作動軸(85c) と、
同作動軸(85c) を作動させるデフロックアーム(85d) と
から構成している。
【0070】また、ミッションケース(13)の右側半部(5
1)には植付ギヤケース(75)を連通連結し、同ケース(75)
と植付部(2) の植付ミッションケース(76)との間に植付
伝動軸(77)を介設して、植付部(2) の植付爪(2a)を植付
作動可能としている。
【0071】そして、植付ギヤケース(75)内には、植付
変速軸(52)の右側端(52a) を伸延させ、同右側端(52a)
に植付伝動傘歯車(52b) を取付け、同傘歯車(52b)に植
付伝動軸(77)の前端に取付けた傘歯車(77a) を噛合させ
ている。
【0072】また、植付変速軸(52)の右側部には、植付
変速ギヤ(80)をスプライン嵌合すると共に、バックギヤ
(81)を取付けており、植付変速ギヤ(80)を植付変速部(8
2)により、植付第一・第二変速ギヤ(62)(63)のいずれか
に噛合させて、植付変速(植付ける苗株の間隔変更)を
可能としている。
【0073】また、バックギヤ(81)に主変速ギヤの大歯
車(65)を噛合させることにより、走行部(1) を後進可能
としている。
【0074】また、ミッションケース(13)内の軸は、上
記のように、フロントアクスル軸としての横軸(44)を最
後部に位置させて、他の軸を全て前側に位置させてお
り、ミッションケース(13)の重心を前側に位置させると
共に、ミッションケース(13)の後部高さを低くし、ステ
アリング伝動ケース(27)の地上高を低くして、機体の安
定性を良好にすることができるようにしている。
【0075】また、ミッションケース(13)には、図17
〜図19に示すように、左前側下部に作動油吸入部(86)
を設ける一方、右後側上部に作動油戻し部(87)を設け
て、同一作動油が油圧ポンプ内を通ることなく、まんべ
んなくミッションケース(13)内を通って循環するように
している。
【0076】また、ステアリング伝動ケース(27)は、図
17〜図19に示すように、左側半部(90)と右側半部(9
1)とに接合・分離自在に二分割構成すると共に、前記し
たように、右側半部(91)をミッションケース(13)の右側
半部(51)の後上部に位置させて一体成形している。
【0077】一方、ステアリング伝動ケース(27)の左側
半部(90)は、図18に示すように、左側面視において、
ミッションケース(13)の左側半部(50)の後上部側が傾面
をなす略直角三角形状に形成している。
【0078】すなわち、ステアリング伝動ケース(27)の
後部は、後述するピットマンアーム軸(28)の上端部を軸
支するものであり、同後部をピットマンアーム軸(28)と
同一軸線方向に伸延させて、同ケース(27)によるピット
ンアーム軸(28)の片持ち支持幅(L)を広幅にしている。
【0079】従って、ピットマンアーム軸(28)の片持ち
支持が確実に行なえ、そのために、ピットマンアーム軸
(28)の軸径を小さくしても強度を確保することができ
て、その分、重量と製造コストの軽減が図れる。
【0080】また、ステアリング伝動ケース(27)内には
前部に、ステアリングシャフト(23)の下端部を軸支する
一方、後部にピットマンアーム軸(28)の上端部を軸支
し、同アーム軸(28)と上記シャフト(23)との間に中間縦
軸(92)を軸架して、上記シャフト(23)の下端部と中間縦
軸(92)の中途部とピットマンアーム軸(28)の上端部にそ
れぞれ取付けた第1・第2・第3ギヤ(93)(94)(95)を並
列状態に噛合させている。(23') はシャフトケースであ
る。
【0081】また、ピットマンアーム軸(28)の下端と、
フロントアクスルケース(15)の縦長ケース(41)に取付け
たナックルアーム(46)とを連動連結するステアリング機
構(25)は、図16に示すように、ピットマンアーム軸(2
8)の下端にピットマンアーム(96)の前端を直交状態に取
付け、同アーム(96)の後端左右側部と左右側のナックル
アーム(46)の先端との間に、それぞれタイロッド(97)(9
7)を連結して構成している。(97a)(97b)はロッド連結ピ
ンである。
【0082】そして、ステアリングシャフト(23)とピッ
トマンアーム軸(28)と縦軸(45)を前後平行に配置する一
方、伝動軸(19)とピットマンアーム(96)とを前高後低の
傾斜状でかつ上下平行に配置し、かつピットマンアーム
軸(28)と伝動軸(19)とを直交状態に配置している。
【0083】このようにして、伝動軸(19)と、同伝動軸
(19)の直下方で左右揺動するピットマンアーム(96)とが
干渉するのを防止すると共に、部品構成をコンパクトに
している。
【0084】また、本実施例では、リヤアクスルケース
(17)を、以下のように構成している。
【0085】すなわち、リヤアクスルケース(17)は、図
21及び図22に示すように、上半部(100) と下半部(1
01)とに接合・分離自在に二分割構成し、リヤアクスル
ケース(17)の底面を凸部のない滑らかな形状に形成し
て、同リヤアクスルケース(17)の最低地上高(底面の地
上高)を高くしている。
【0086】従って、センターフロートの感度に悪影
響を与えることがない、圃場に筋を入れることがな
い、圃場に落ちているゴミや藁屑等が引掛ることがな
い、リヤアクスルケースの成形において、抜き勾配が
底部になく、底面又は上面の凹凸を自由にとれる(アン
ダーカットにならない)、という効果がある。
【0087】そして、リヤアクスルケース(17)内には、
前部にクラッチ・ブレーキ軸(102)を軸架し、後部に左
右後車軸(18a)(18a)の内側部を軸架し、両軸(102)(18a)
間に中間軸(103) を軸架しており、各軸(102)(103)の中
央部及び左右後車軸(18a)(18a)の内側端部は、それぞれ
第1・第2・第3軸受ボス部(104)(105)(106) により軸
支している。
【0088】また、リヤアクスルケース(17)の前端部に
は、前端をミッションケース(13)に連動連結した伝動軸
(19)の後端部(19b) を軸支しており、同後端部(19b) に
伝動傘歯車(19c) を取付け、同伝動傘歯車(19c) にクラ
ッチ・ブレーキ軸(102) の中央部に取付けた受動傘歯車
(107) を噛合させている。
【0089】また、クラッチ・ブレーキ軸(102) の左右
側部には、筒状ギヤ(108)(109)を軸線方向に摺動自在に
嵌合して、両ギヤ(108)(109)の内側外周部(108a)(109a)
を、受動傘歯車(107) の左右側面に形成した内歯(107a)
(107a)に噛合・解除可能としてクラッチ部を構成してい
る。
【0090】また、筒状ギヤ(108)(109)の外側周面に
は、複数個の押し板(108b)(109b)を半径方向に張出し状
に取付け、同押し板(108b)(109b)を、リヤアクスルケー
ス(17)内に両ギヤ(108)(109)の外周に位置させて設けた
複数個の摩擦板(110)(110)間に介在させてブレーキ部を
構成している。
【0091】また、上記したクラッチ部とブレーキ部の
操作は、左右クラッチ・ブレーキ操作部(111)(111)によ
り行なうようにしている。
【0092】また、上記筒状ギヤ(108)(109)には、それ
ぞれ中間軸(103) に取付けた中間大歯車(112)(112)を噛
合させ、別途に中間軸(103) の左右側周面に形成した中
間小歯車(113)(113)に、後車軸(18a)(18a)の内側部にそ
れぞれ取付けた後車軸ギヤ(114)(114)を噛合させてい
る。
【0093】また、植付伝動軸(77)は、図1に示すよう
に、ミッションケース(13)と植付部(2) の植付ミッショ
ンケース(76)との間に介設しており、中途部に自在継手
(120) を介設して中折れ自在とし、中折れ部である自在
継手(120) をリヤアクスルケース(17)の直上方に配置す
ると共に、同自在継手(120)よりも前側の前半部伝動軸
(77b)を、機体フレーム(10)と上下に平行させ、かつ右
側フロントアクスルケース(15)の横長ケース(40)の直上
方に配置している(図20参照)。
【0094】このようにして、植付伝動軸(77)の中折れ
角を 180度に近い角度にしている。
【0095】従って、植付伝動軸(77)を略一直線上で回
転させることができるために、同植付伝動軸(77)が円滑
に回転して、ミッションケース(13)から植付ミッション
ケース(76)への動力伝達が確実に行なえ、植付部(2) に
設けた植付爪(2a)の等速作動を確保して、植付苗株の間
隔が均一な植付作業が行なえる。
【0096】また、植付伝動軸(77)の前半部伝動軸(77
b) の後端部は、昇降リンク機構(3)のロアリンク(3a)の
回動支点(3b)の直下方において、支持体(125) を介して
機体フレーム(10)に支持させている。
【0097】このようにして、植付部(2) を可及的に走
行部(1) に近接させて、機体の全長を短くし、機体のコ
ンパクト化を図っている。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような作用効果
が生起される。
【0099】すなわち、本発明では、運転部の座席に面
するボンネットの後面に、変速レバーを配設しているた
めに、同変速レバーが前方の苗植付状態等を視認してい
るオペレーターの視界内に入り、同変速レバーの操作が
楽に行なえ、操作性が向上する。
【0100】また、エアクリーナーもボンネットの後面
に配設しているために、ボンネット側方のステップ空間
を充分に確保できて、同ステップ空間における作業が楽
に行なえる。
【0101】また、上記した変速レバーとエアクリーナ
ーは、ボンネットの後面に、機体中心に左右に振り分け
て配設しているために、機体の全長を短くしても、運転
部の操作性を損わないだけの足元空間を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロントアクスルケース構造を具
備する乗用田植機の側面図。
【図2】同乗用田植機の平面図。
【図3】ボンネットの背面図。
【図4】変速用リンク機構の平面図。
【図5】同機構の側面図。
【図6】同機構の正面図。
【図7】変速ガイド板の平面図。
【図8】他の実施例としての変速ガイド板の平面図。
【図9】他の実施例としての変速ガイド板の平面図。
【図10】他の実施例としての変速ガイド板の平面図。
【図11】ボンネットの後半部の平面図。
【図12】フロントアクスルケースの一部切欠背面図。
【図13】フロントアクスルケースの左断面側面図。
【図14】フロントアクスルケースの右断面側面図。
【図15】フロントアクスルケースの端面図。
【図16】ステアリング機構の平面説明図。
【図17】ミッションケースの平面図。
【図18】ミッションケースの断面側面図。
【図19】ミッションケースの右側面図。
【図20】ミッションケースの断面説明図。
【図21】リヤアクスルケースの平面図。
【図22】リヤアクスルケースの断面説明図。
【符号の説明】
(A) :乗用田植機 (1) :走行部 (2) :植付部 (3) :昇降リンク機構 (12):運転部 (13):ミッションケース (15):フロントアクスルケース (17):リヤアクスルケース (21):ボンネット (30):変速レバー (35):エアクリーナー (40):横長ケース (41):縦長ケース
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 乗用田植機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機の一形態として、走行
部の後方に植付部を昇降リンク機構を介して連結し、走
行部は、機体フレームの前部に左右一対の前車輪を取付
けると共に、後部に左右一対の後車輪を取付け、機体フ
レーム上に、床面と変速ガイド板とフェンダーと座席取
付板とを兼用するケーシング体を張設したものがある。
【0003】そして、ケーシング体は、後端縁が後車軸
よりも後方に位置し、かつ、同後端縁の左右幅が左右一
対の後車輪間隔よりも広幅に形成されている。
【0004】
【解決しようとする課題】ところが、上記した乗用田植
機では、上記したように後端縁が後車軸よりも後方に位
置し、かつ、後端縁の左右幅が左右一対の後車輪幅より
も広幅に形成されているためにに、ケーシング体の座席
取付板に取付けた座席にオペレータが着座して、ハンド
ル操作を行ないながら後下方を向いて、側方の既植付苗
の状況や、その既植付苗に沿って新規に植付けている植
付苗の状況等を視認する際に、ケーシング体の後端部が
視認の妨げになるという不具合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走
行部の後方に植付部を昇降リンク機構を介して連結し、
走行部は、機体フレームの前部に左右一対の前車輪を取
付けると共に、後部に左右一対の後車輪を取付け、機体
フレーム上に、床面と変速ガイド板とフェンダーと座席
取付板とを兼用するケーシング体を張設し、植付部は、
苗載台を具備し、同苗載台には四条分の苗マットを載置
可能とした乗用田植機であって、ケーシング体は、変速
ガイド板とフェンダーと座席取付板とを兼用する後半側
部を、平面視略横長矩形状に形成し、床面を形成する前
半側部を左右幅が前方へ向けて漸次細幅の平面視略台形
状に形成し、後端縁を後車軸の軸芯よりも前方に配置す
ると共に、同後端縁の左右幅を、苗載台の三条分の苗マ
ット載置幅よりも短幅とし、かつ、左右一対の後車輪の
間隔よりも広幅に形成したことを特徴とする乗用田植機
を提供せんとするものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0007】図1及び図2に示す(A) は、乗用田植機で
あり、同乗用田植機(A) は、自走可能な走行部(1)の後
方に植付部(2) を昇降リンク機構(3) を介して連結し、
同植付部(2) を昇降油圧シリンダ(4)により昇降可能と
している。
【0008】走行部(1) について、図1〜図13を参照
して説明する。
【0009】走行部(1) は、図1及び図2に示すよう
に、機体フレーム(10)上の前部にエンジン(11)を設け、
後部に運転部(12)を設けている。
【0010】そして、機体フレーム(10)の前部下側に、
ミッションケース(13)をエンジン(11)に連動連結して取
付け、同ミッションケース(13)の左右側面より横外側方
にそれぞれ左右フロントアクスルケース(15)(15)を突設
し、同ケース(15)(15)の先端に前車輪(16)(16)を取付け
ている。
【0011】また、機体フレーム(10)の後部には、リヤ
アクスルケース(17)を取付け、同ケース(17)の左右側面
にそれぞれ後車輪(18)(18)を取付けている。
【0012】そして、ミッションケース(13)とリヤアク
スルケース(17)は、伝動軸(19)を介して連動連結してい
る。
【0013】また、(20)は、床面(20b) 、変速ガイド板
(20c) 、フェンダー(20d) 、座席取付板(20a) 等を兼用
するケーシング体であり、FRP等の高剛性を有する合
成樹脂により一体成形して、機体フレーム(10)上に張設
している。
【0014】そして、ケーシング体(20)は、図1及び図
2に示すように、変速ガイド板(20c) とフェンダー(20
d) と座席取付板(20a) とを兼用する後半側部(20e)
を、平面視略横長矩形状に形成し、床面(20a) を形成す
る前半側部(20f) を左右幅が前方へ向けて漸次細幅の平
面視略台形状に形成し、後端縁(20g) を後車軸(18a) の
軸芯よりも前方に配置すると共に、同後端縁(20g) の左
右幅を、後述する苗載台(2b)の三条分の苗マット載置幅
よりも短幅とし、かつ、左右一対の後車輪(18)(18)の間
隔よりも広幅に形成している。
【0015】このようにして、ケーシング体(20)の座席
取付板(20a) に取付けた座席(26)にオペレータが着座し
て、ハンドル操作を行ないながら後下方に向いて、側方
の既植付苗の状況や、その既植付苗に沿って新規に植付
けている植付苗の状況等を視認する際に、ケーシング体
(20)の後端部(20g) が視認の妨げにならないようにして
いる。
【0016】また、ケーシング体(20)の床面(20b) を形
成する前半側部(20f) は、左右幅を前方へ向けて細幅に
形成しているために、オペレータは座席(26)に着座した
状態で、機体の左右側前下方の圃場面を容易に視認する
ことができる。
【0017】従って、オペレータは、確実に植付苗や機
体の左右側前下方の圃場面の状況を視認することができ
て、植付作業能率を向上させることができる。
【0018】また、(21)はボンネットであり、エンジン
(11)と、同エンジン(11)の直上方に配設した燃料タンク
(22)と、後述する運転部(12)のステアリングシャフト(2
3)をカバーしている。
【0019】また、上記した運転部(12)は、エンジン(1
1)の直後にステアリングシャフト(23)を立設し、同シャ
フト(23)の上端にハンドル(24)を取付ける一方、同シャ
フト(23)の下端を、ミッションケース(13)の後上部に一
体的に取付けたステアリング伝動ケース(27)に連動連結
し、同ケース(27)より垂下したピットマンアーム軸(28)
の下端に左右フロントアクスルケース(15)(15)の縦長ケ
ース(41)をステアリング機構(25)を介して連動連結して
いる。
【0020】そして、ハンドル(24)の後方には、座席(2
6)をケーシング体(20)の後部に形成した座席取付板(20
a) 上に直接取付けて配置している。
【0021】また、(30)は、ステアリングシャフト(23)
の直後に配設した変速レバー、(31)は、ボンネット
(21)の左側面より上方に突出させたクラッチレバ
ー、(32)は、座席(26)の右側方に配設した植付部昇降レ
バー、(33)は、ボンネット(21)の左側方に配設したクラ
ッチペダル、(34)は、同ボンネット(21)の右側方に配設
したブレーキペダル、(35)は、エアクリーナーである。
【0022】次に、変速レバー(30)とエアクリーナー(3
5)の配設構造を、以下図3〜図11を参照して説明す
る。
【0023】すなわち、変速レバー(30)とエアクリーナ
ー(35)は、運転部(12)の座席(26)に面するボンネット(2
1)の後面に、機体中心に左右に振り分けて配設してい
る。
【0024】そして、変速レバー(30)は、図1及び図3
に示すように、ボンネット(21)の後面左側半部の直後に
あって、基端をステアリング伝動ケース(27)の直上方に
配設した変速用リンク機構(36)の一端に連動連結してい
る。
【0025】また、変速用リンク機構(36)は図4〜図6
に示すように、機体フレーム(10)に回動支軸(36a)を前
後方向に軸線を向けて軸架し、同回動支軸(36a) の後端
に平面視略C字状の軸支持ブラケット(36b) を取付け、
同ブラケット(36b) に左右方向に軸線を向けて回動横支
軸(36c) を横架し、同回動横支軸(36c) に回転自在に嵌
合したボス(36d)に、上方へ立上り状に伸延する変速レ
バー(30)の基端を取付けると共に、下方へ伸延する副変
速用アーム(36e) の基端を取付け、同アーム(36e) の先
端と、ミッションケース(12)に取付けた副変速用シフト
アーム支軸(71a) とを、副変速用リンク(36f) を介して
連動連結している。(36i)(36j)はリンク連結ピン、(71
b) は連結アームである。
【0026】一方、回動支軸(36a) の前端には、下方へ
伸延する主変速用アーム(36g) の基端を取付け、同アー
ム(36g) の先端と、ミッションケース(12)に取付けた主
変速用シフトアーム支軸(70a) とを、主変速用リンク(3
6h) を介して連動連結している。(36k)(36m)は連結ピ
ン、(70b) は連結アームである。
【0027】かかる構成により、変速レバー(30)を前後
に回動操作して、副変速用シフトアーム支軸(71a) を回
動させ、同支軸(71a) に取付けた副変速用シフトアーム
(71)を介してミッションケース(12)の副変速操作が行な
えるようにすると共に、変速レバー(30)を左右に回動操
作して、主変速用シフトアーム支軸(70a) を回動させ、
同支軸(70a) に取付けた主変速用シフトアーム(70)を介
してミッションケース(12)の主変速操作が行なえるよう
にしている。
【0028】また、図4中、(a) は植付切換位置、(b)
は中立位置、(c) は後進切換位置、(d) は前進切換位置
を示している。
【0029】また、図1及び図7に示す(37)は、ボンネ
ット(21)の後面左側部より後下方へ傾斜状に突設した変
速ガイド板であり、同ガイド板(37)は、後端縁左右側部
に、それぞれ左右横摺動規制片(37a)(37b) を突出状に
形成している。
【0030】そして、かかるガイド板(37)の後端縁に沿
わせて変速レバー(30)を操作することにより、同変速レ
バー(30)を左側より右側へ順次、前進走行の高速位置(F
4)と低速位置(F3)、中立位置(N) 、後進走行の高速位置
(R2)と低速位置(R1)、中立位置(N)、植付速度の高速位
置(F2)と低速位置(F1)に変換できるようにしている。
【0031】かかる構成において、左右横摺動規制片(3
7a)(37b)は、それぞれ前進走行の高速位置(F4)と後進走
行の高速位置(F2)の間、及び後進走行の高速位置(F2)と
植付速度の高速位置(F1)との間に位置させているため
に、高速側の変換はオペレータが意識して一旦中立状態
に切換えた後でなければ行なえず、不用意な変速による
事故を防止することができる。
【0032】また、変速ガイド板(37)の変容例として
は、図7〜図10に示すものが考えられる。図中、(37
c)(37d)(37e)(37f)は、横摺動規制片である。
【0033】また、上記の場合において、後進と植付と
の切換位置を、相互に入れ変えることもできる。
【0034】また、後進への切換位置を右側にして、前
進への切替位置を中央部にすることもできる。
【0035】このようにして、繰返し変速操作の多い植
付への切換位置と前進への切換位置を隣接させて、操作
性を良好にすることができる。
【0036】また、ボンネット(21)は、図1に示すよう
に、前半部(38)と後半部(39)とに二分割構成すると共
に、後半部(39)を、図3及び図11に示すように、さら
に後半左側部(39a) に後半右側部(39b)とに二分割構成
している。
【0037】そして、後半左側部(39a) と後半右側部(3
9b) の各上壁接合部(39c)(39d)によりステアリングシャ
フト挿通孔(130) を形成している。
【0038】また、後半右側部(39b) の後面(39e) の下
部には、エアクリーナー(35)を嵌合装着するための嵌合
孔(131) を形成している。
【0039】このように、ボンネット(21)を、前半部(3
8)と後半部(39)とに二分割構成すると共に、後半部(39)
をさらに後半左側部(39a) と後半右側部(39b)とに二分
割構成しているために、ハーネス等を外さなくても容易
にエンジン(11)等のメンテナンス等を行なうことができ
る。
【0040】また、図1中、(132) は、ヘッドランプで
あり、ブレーキペダル(34)の取付け側であるケーシング
体(20)の右側前端部に取付けて、クラッチペダル(33)の
取付け側であるケーシング体(20)の左側部のステップ空
間を広く確保している。
【0041】上記のような構成により、以下のような作
用効果が生起される。
【0042】すなわち、本発明では、運転部(12)の座席
(26)に面するボンネット(21)の後面に、変速レバー(30)
を配設しているために、同操作レバー(30)が前方の苗植
付状態等を視認しているオペレーターの視界内に入り、
同変速レバー(30)の操作が楽に行なえ、操作性が向上す
る。
【0043】また、エアクリーナー(35)もボンネット(2
1)の後面に配設しているために、ボンネット(21)の側方
のステップ空間を充分に確保できて、同ステップ空間に
おける作業が楽に行なえる。
【0044】また、上記した変速レバー(30)とエアクリ
ーナー(35)は、ボンネット(21)の後面に、機体中心に左
右に振り分けて配設しているために、機体の全長を短く
しても、運転部(12)の操作性を損わないだけの足元空間
を確保できる。
【0045】また、本実施例では、左右フロントアクス
ルケース(15)(15)を、以下のように構成している。
【0046】すなわち、フロントアクスルケース(15)
は、図12〜図15に示すように、横外側方へ伸延する
横長ケース(40)と、上下縦方向へ伸延する縦長ケース(4
1)とから形成しており、ミッションケース(13)の側面に
横長ケース(40)の基端を連結し、同横長ケース(40)の先
端部下面に縦長ケース(41)の上端を同縦長ケース(41)の
軸線廻りに回転自在に連結し、同縦長ケース(41)の下端
に前車輪(16)を取付けている。(16a) は前車軸、(40e)
は、カラーによるシール材である。
【0047】そして、横長ケース(40)と縦長ケース(41)
は、それぞれ前半部(40a)(41a)と後半部(40b)(41b)とに
接合・分離自在に二分割構成している。(42)は、横長ケ
ース(40)と縦長ケース(41)の各接合周縁部に設けたボル
ト座、(43)は接合ボルトである。
【0048】また、横長ケース(40)は、図13〜図15
に示すように、断面形状を横長楕円形状とし、後半部(4
0b) の内側端周縁にのみ連結フランジ(40c)を一体成形
し、同連結フランジ(40c) を介して、同後半部(40b) の
基端のみをミッションケース(13)の側面に連結可能と
し、前半部(40a) は後半部(40b) に連結・支持するよう
に構成している。(40d) は連結ボルトである。
【0049】なお、本実施例では、左右側の横長ケース
(40)の互換性をもたせているために、図14に示す右側
の横長ケース(40)は、上記のような構成になっている
が、図13に示す左側の横長ケース(40)は、前半部(40
a) と後半部(40b) とが前後反対になっている。
【0050】従って、ミッションケース(13)の側面に連
結していない前半部(40a) を後半部(40b) より取外すこ
とにより、容易にメンテナンス等が行なえ、組立作業
性、整備性の向上が図れる。
【0051】また、後半部(40b) のみをミッションケー
ス(13)の側面に連結するために、両者の接合面に寸法誤
差があっても、シール性を確保することができる。
【0052】また、本実施例では、フロントアクスルケ
ース(15)を無加工アルミダイキャストにより成形してい
るために、合せ面の機械加工を不要として、軽量化とコ
ストの軽減化を図ることができる。
【0053】また、上記横長ケース(40)内には、横軸(4
4)を軸架しており、同横長ケース(40)の上側内周面を横
軸(44)に近接させた状態にてミッションケース(13)に連
結することにより、横長ケース(40)の直上方の空間を大
きくして、クラッチペダルアーム(33a) やブレーキペダ
ルアーム(34a) の配設空間を確保している。
【0054】また、(45)は、縦長ケース(41)中に軸架し
た伝動軸としての縦軸であり、同縦軸(45)は、上記横軸
(44)の外側端に上端をベベルギヤ(44a)(45a)を介して連
動連結する一方、前車軸(16a) に下端をベベルギヤ(45
b)(16b)を介して連動連結している。
【0055】また、縦長ケース(41)の上端部には、図1
2及び図16に示すように、ナックルアーム(46)を後方
へ向けて突設し、同ナックルアーム(46)の基部にストッ
パー(47)を設ける一方、横長ケース(40)の先端部にスト
ッパー受部(48)を設けて、同受部(48)にストッパー(47)
を当接させて、ナックルアーム(46)の内側方への回動規
制が行なえるように構成している。
【0056】上記のような構成により、以下のような作
用効果が生起される。
【0057】すなわち、フロントアクスルケース(15)
を、それぞれ前半部(40a)(41a)と後半部(40b)(41b)とに
二分割構成しているために、同ケース(15)内への横軸(4
4)や縦軸(45)等の配設が容易に行なえると共に、前半部
(40a)(40b)と後半部(40b)(41b)との接合部に同ケース(1
5)の軸線と直交する方向に接合ボルト(43)を螺着して接
合することができる。
【0058】従って、フロントアクスルケース(15)の横
長ケース(40)の周囲にブレーキペダルアーム(34a) の配
設空間を確保することができ、同アーム(34a) のストロ
ークを大きくすることができる。
【0059】また、本実施例では、ミッションケース(1
3)を、以下のように構成している。
【0060】すなわち、ミッションケース(13)は、図1
7〜図20に示すように、左側半部(50)と右側半部(51)
とに接合・分離自在に二分割構成すると共に、右側半部
(51)を、後述するステアリング伝動ケース(27)の右側半
部(91)と一体成形している。(84)は接合ボルトである。
【0061】そして、ミッションケース(13)の左側半部
(50)と右側半部(51)との間には、第20図に示すよう
に、植付変速軸(52)と、主変速軸(53)と、副変速軸(54)
と、前車輪デフ装置(55)とを、相互に一定間隔を開けて
軸架し、左側半部(50)の前側部には一端(56a) を左側外
方へ突出させて入力軸(56)を軸支している。
【0062】入力軸(56)は、一端(56a) を、エンジン(1
1)に連動機構(57)を介して連動連結する一方、他端に、
入力歯車(56b) を取付け、同入力歯車(56b) に、ミッシ
ョンケース(13)内において、植付変速軸(52)の左側部に
遊嵌した遊転歯車(58)の小歯車(58a) を噛合させてい
る。(58b) は、遊転歯車(58)に別途設けた大歯車であ
る。
【0063】上記遊転歯車(58)の小歯車(58a) と大歯車
(58b)には、それぞれ副変速軸(54)の左側部に遊嵌した
副変速歯車としての大歯車(59)と小歯車(60)とを噛合さ
せ、両歯車(59)(60)間に介在させて副変速軸(54)に取付
けた変速シフター(61)を軸線方向に摺動させて、選択的
にいずれか一方の歯車(59)(60)と副変速軸(54)とを連動
可能としている。
【0064】また、副変速軸(54)の右側部には、別途に
植付第一変速歯車(62)、植付第二変速兼走行第一変速歯
車(63)、及び走行第二変速歯車(64)を取付け、同走行第
一変速歯車(63)と走行第二変速歯車(64)に、主変速軸(5
3)の右側部にスプライン嵌合した主変速歯車としての大
歯車(65)と小歯車(66)を選択的に噛合可能としている。
【0065】また、主変速軸(53)の中央部には、伝動歯
車としての平歯車(67)と傘歯車(68)を取付け、平歯車(6
7)に、前車輪デフ装置(55)のリングギヤ(55a) を噛合さ
せる一方、傘歯車(68)に、リヤアクスルケース(17)に動
力を伝達する伝動軸(19)の先端に取付けた傘歯車(19a)
を噛合させている。
【0066】かかる構成により、走行部(1) を前進四段
階に変速可能とすると共に、後進にも変速可能としてい
る。
【0067】すなわち、第一変速では、第17図に示す
主・副変速用シフトアーム(70)(71)を操作して、動力が
入力歯車(56b) →遊転歯車(58)の小歯車(58a) →副変速
歯車の大歯車(59)→副変速軸(54)→走行第一変速歯車(6
3)→主変速歯車の大歯車(65)→主変速軸(53)→伝動歯の
平歯車(67)と傘歯車(68)→前車輪デフ装置(55)のリング
ギヤ(55a) と伝動軸(19)の傘歯車(19a) →前車輪(16)(1
6)と後車輪(18)(18)に伝達されるようにしている。
【0068】また、第二変速では、主変速用シフトアー
ム(70)を操作して、動力が、上記第一変速において、副
変速軸(54)→走行第二変速歯車(64)→主変速歯車の小歯
車(66)に伝達されるようにしている。
【0069】また、第三変速では、主・副変速用シフト
アーム(70)(71)を操作して、動力が、上記第一変速にお
いて、入力歯車(56b) →遊転歯車(58)の大歯車(58b) →
副変速歯車の小歯車(60)→副変速軸(54)→走行第一変速
歯車(63)→主変速歯車の大歯車(65)に伝達されるように
している。
【0070】また、第四変速では、主変速用シフトアー
ム(70)を操作して、動力が、上記第三変速において、副
変速軸(54)→走行第二変速歯車(64)→主変速歯車の小歯
車(66)に伝達されるようにしている。
【0071】また、図20中、(85)はデフロック装置で
あり、同デフロック装置(85)は、右側横軸(44)にスプラ
イン嵌合し、前車輪デフ装置(55)のリングギヤ(55a) に
設けた被噛合部(55b) に噛合可能な噛合部(85a) と、同
噛合部(85a) を噛合解除方向に押圧するスプリング(85
b) と、同スプリング(85b)の付勢に抗して噛合部(85a)
を噛合方向へ摺動させるデフロック作動軸(85c) と、
同作動軸(85c) を作動させるデフロックアーム(85d) と
から構成している。
【0072】また、ミッションケース(13)の右側半部(5
1)には植付ギヤケース(75)を連通連結し、同ケース(75)
と植付部(2) の植付ミッションケース(76)との間に植付
伝動軸(77)を介設して、植付部(2) の植付爪(2a)を植付
作動可能としている。
【0073】そして、植付ギヤケース(75)内には、植付
変速軸(52)の右側端(52a) を伸延させ、同右側端(52a)
に植付伝動傘歯車(52b) を取付け、同傘歯車(52b)に植
付伝動軸(77)の前端に取付けた傘歯車(77a) を噛合させ
ている。
【0074】また、植付変速軸(52)の右側部には、植付
変速ギヤ(80)をスプライン嵌合すると共に、バックギヤ
(81)を取付けており、植付変速ギヤ(80)を植付変速部(8
2)により、植付第一・第二変速ギヤ(62)(63)のいずれか
に噛合させて、植付変速(植付ける苗株の間隔変更)を
可能としている。
【0075】また、バックギヤ(81)に主変速ギヤの大歯
車(65)を噛合させることにより、走行部(1) を後進可能
としている。
【0076】また、ミッションケース(13)内の軸は、上
記のように、フロントアクスル軸としての横軸(44)を最
後部に位置させて、他の軸を全て前側に位置させてお
り、ミッションケース(13)の重心を前側に位置させると
共に、ミッションケース(13)の後部高さを低くし、ステ
アリング伝動ケース(27)の地上高を低くして、機体の安
定性を良好にすることができるようにしている。
【0077】また、ミッションケース(13)には、図17
〜図19に示すように、左前側下部に作動油吸入部(86)
を設ける一方、右後側上部に作動油戻し部(87)を設け
て、同一作動油が油圧ポンプ内を通ることなく、まんべ
んなくミッションケース(13)内を通って循環するように
している。
【0078】また、ステアリング伝動ケース(27)は、図
17〜図19に示すように、左側半部(90)と右側半部(9
1)とに接合・分離自在に二分割構成すると共に、前記し
たように、右側半部(91)をミッションケース(13)の右側
半部(51)の後上部に位置させて一体成形している。
【0079】一方、ステアリング伝動ケース(27)の左側
半部(90)は、図18に示すように、左側面視において、
ミッションケース(13)の左側半部(50)の後上部側が傾面
をなす略直角三角形状に形成している。
【0080】すなわち、ステアリング伝動ケース(27)の
後部は、後述するピットマンアーム軸(28)の上端部を軸
支するものであり、同後部をピットマンアーム軸(28)と
同一軸線方向に伸延させて、同ケース(27)によるピット
ンアーム軸(28)の片持ち支持幅(L)を広幅にしている。
【0081】従って、ピットマンアーム軸(28)の片持ち
支持が確実に行なえ、そのために、ピットマンアーム軸
(28)の軸径を小さくしても強度を確保することができ
て、その分、重量と製造コストの軽減が図れる。
【0082】また、ステアリング伝動ケース(27)内には
前部に、ステアリングシャフト(23)の下端部を軸支する
一方、後部にピットマンアーム軸(28)の上端部を軸支
し、同アーム軸(28)と上記シャフト(23)との間に中間縦
軸(92)を軸架して、上記シャフト(23)の下端部と中間縦
軸(92)の中途部とピットマンアーム軸(28)の上端部にそ
れぞれ取付けた第1・第2・第3ギヤ(93)(94)(95)を並
列状態に噛合させている。(23') はシャフトケースであ
る。
【0083】また、ピットマンアーム軸(28)の下端と、
フロントアクスルケース(15)の縦長ケース(41)に取付け
たナックルアーム(46)とを連動連結するステアリング機
構(25)は、図16に示すように、ピットマンアーム軸(2
8)の下端にピットマンアーム(96)の前端を直交状態に取
付け、同アーム(96)の後端左右側部と左右側のナックル
アーム(46)の先端との間に、それぞれタイロッド(97)(9
7)を連結して構成している。(97a)(97b)はロッド連結ピ
ンである。
【0084】そして、ステアリングシャフト(23)とピッ
トマンアーム軸(28)と縦軸(45)を前後平行に配置する一
方、伝動軸(19)とピットマンアーム(96)とを前高後低の
傾斜状でかつ上下平行に配置し、かつピットマンアーム
軸(28)と伝動軸(19)とを直交状態に配置している。
【0085】このようにして、伝動軸(19)と、同伝動軸
(19)の直下方で左右揺動するピットマンアーム(96)とが
干渉するのを防止すると共に、部品構成をコンパクトに
している。
【0086】また、本実施例では、リヤアクスルケース
(17)を、以下のように構成している。
【0087】すなわち、リヤアクスルケース(17)は、図
21及び図22に示すように、上半部(100) と下半部(1
01)とに接合・分離自在に二分割構成し、リヤアクスル
ケース(17)の底面を凸部のない滑らかな形状に形成し
て、同リヤアクスルケース(17)の最低地上高(底面の地
上高)を高くしている。
【0088】従って、センターフロートの感度に悪影
響を与えることがない、圃場に筋を入れることがな
い、圃場に落ちているゴミや藁屑等が引掛ることがな
い、リヤアクスルケースの成形において、抜き勾配が
底部になく、底面又は上面の凹凸を自由にとれる(アン
ダーカットにならない)、という効果がある。
【0089】そして、リヤアクスルケース(17)内には、
前部にクラッチ・ブレーキ軸(102)を軸架し、後部に左
右後車軸(18a)(18a)の内側部を軸架し、両軸(102)(18a)
間に中間軸(103) を軸架しており、各軸(102)(103)の中
央部及び左右後車軸(18a)(18a)の内側端部は、それぞれ
第1・第2・第3軸受ボス部(104)(105)(106) により軸
支している。
【0090】また、リヤアクスルケース(17)の前端部に
は、前端をミッションケース(13)に連動連結した伝動軸
(19)の後端部(19b) を軸支しており、同後端部(19b) に
伝動傘歯車(19c) を取付け、同伝動傘歯車(19c) にクラ
ッチ・ブレーキ軸(102) の中央部に取付けた受動傘歯車
(107) を噛合させている。
【0091】また、クラッチ・ブレーキ軸(102) の左右
側部には、筒状ギヤ(108)(109)を軸線方向に摺動自在に
嵌合して、両ギヤ(108)(109)の内側外周部(108a)(109a)
を、受動傘歯車(107) の左右側面に形成した内歯(107a)
(107a)に噛合・解除可能としてクラッチ部を構成してい
る。
【0092】また、筒状ギヤ(108)(109)の外側周面に
は、複数個の押し板(108b)(109b)を半径方向に張出し状
に取付け、同押し板(108b)(109b)を、リヤアクスルケー
ス(17)内に両ギヤ(108)(109)の外周に位置させて設けた
複数個の摩擦板(110)(110)間に介在させてブレーキ部を
構成している。
【0093】また、上記したクラッチ部とブレーキ部の
操作は、左右クラッチ・ブレーキ操作部(111)(111)によ
り行なうようにしている。
【0094】また、上記筒状ギヤ(108)(109)には、それ
ぞれ中間軸(103) に取付けた中間大歯車(112)(112)を噛
合させ、別途に中間軸(103) の左右側周面に形成した中
間小歯車(113)(113)に、後車軸(18a)(18a)の内側部にそ
れぞれ取付けた後車軸ギヤ(114)(114)を噛合させてい
る。
【0095】また、植付伝動軸(77)は、図1に示すよう
に、ミッションケース(13)と植付部(2) の植付ミッショ
ンケース(76)との間に介設しており、中途部に自在継手
(120) を介設して中折れ自在とし、中折れ部である自在
継手(120) をリヤアクスルケース(17)の直上方に配置す
ると共に、同自在継手(120)よりも前側の前半部伝動軸
(77b)を、機体フレーム(10)と上下に平行させ、かつ右
側フロントアクスルケース(15)の横長ケース(40)の直上
方に配置している(図20参照)。
【0096】このようにして、植付伝動軸(77)の中折れ
角を 180度に近い角度にしている。
【0097】従って、植付伝動軸(77)を略一直線上で回
転させることができるために、同植付伝動軸(77)が円滑
に回転して、ミッションケース(13)から植付ミッション
ケース(76)への動力伝達が確実に行なえ、植付部(2) に
設けた植付爪(2a)の等速作動を確保して、植付苗株の間
隔が均一な植付作業が行なえる。
【0098】また、植付伝動軸(77)の前半部伝動軸(77
b) の後端部は、昇降リンク機構(3)のロアリンク(3a)の
回動支点(3b)の直下方において、支持体(125) を介して
機体フレーム(10)に支持させている。
【0099】このようにして、植付部(2) を可及的に走
行部(1) に近接させて、機体の全長を短くし、機体のコ
ンパクト化を図っている。
【0100】また、植付部(2) には、図1及び図2に示
すように、苗載台(2b)を前高後低の傾斜姿勢に配置して
おり、同苗載台(2b)には四条分の苗マット(図示せず)
を載置可能とする一方、四条分の植付爪(2a)(2a)(2a)(2
a)を設けて、四条の苗植付作業が同時に行なえるように
している。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような作用効果
が生起される。
【0102】すなわち、本発明では、ケーシング体は、
変速ガイド板とフェンダーと座席取付板とを兼用する後
半側部を、平面視略横長矩形状に形成し、床面を形成す
る前半側部を左右幅が前方へ向けて漸次細幅の平面視略
台形状に形成し、後端縁を後車軸の軸芯よりも前方に配
置すると共に、同後端縁の左右幅を、苗載台の三条分の
苗マット載置幅よりも短幅とし、かつ、左右一対の後車
輪の間隔よりも広幅に形成しているために、ケーシング
体の座席取付板に取付けた座席にオペレータが着座し
て、ハンドル操作を行ないながら後下方を向いて、側方
の既植付苗の状況や、その既植付苗に沿って新規に植付
けている植付苗の状況等を視認する際に、ケーシング体
の後端部が視認の妨げにならず、確実に植付苗の状況を
視認することができて、植付作業能率を向上させること
ができる。
【0103】また、ケーシング体の床面を形成する前半
側部は、左右幅を前方へ向けて細幅に形成しているため
に、オペレータは座席に着座した状態で、機体の左右側
前下方の圃場面を容易に視認することができて、この点
からも植付作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用田植機の側面図。
【図2】同乗用田植機の平面図。
【図3】ボンネットの背面図。
【図4】変速用リンク機構の平面図。
【図5】同機構の側面図。
【図6】同機構の正面図。
【図7】変速ガイド板の平面図。
【図8】他の実施例としての変速ガイド板の平面図。
【図9】他の実施例としての変速ガイド板の平面図。
【図10】他の実施例としての変速ガイド板の平面図。
【図11】ボンネットの後半部の平面図。
【図12】フロントアクスルケースの一部切欠背面図。
【図13】フロントアクスルケースの左断面側面図。
【図14】フロントアクスルケースの右断面側面図。
【図15】フロントアクスルケースの端面図。
【図16】ステアリング機構の平面説明図。
【図17】ミッションケースの平面図。
【図18】ミッションケースの断面側面図。
【図19】ミッションケースの右側面図。
【図20】ミッションケースの断面説明図。
【図21】リヤアクスルケースの平面図。
【図22】リヤアクスルケースの断面説明図。
【符号の説明】 (A) :乗用田植機 (1) :走行部 (2) :植付部 (3) :昇降リンク機構 (12):運転部 (13):ミッションケース (15):フロントアクスルケース (17):リヤアクスルケース (21):ボンネット (30):変速レバー (35):エアクリーナー (40):横長ケース (41):縦長ケース
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転部の座席に面するボンネットの後面
    に、変速レバーとエアクリーナーとを、機体中心に左右
    に振り分けて配設したことを特徴とする乗用田植機。
JP12997796A 1996-05-24 1996-05-24 乗用田植機 Pending JPH08310268A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62187669A (ja) * 1986-02-14 1987-08-17 Iseki & Co Ltd 乗用型走行車体

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62187669A (ja) * 1986-02-14 1987-08-17 Iseki & Co Ltd 乗用型走行車体

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