JPH0831122B2 - Icカードにおけるコマンド処理方法 - Google Patents

Icカードにおけるコマンド処理方法

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JPH0831122B2
JPH0831122B2 JP63311898A JP31189888A JPH0831122B2 JP H0831122 B2 JPH0831122 B2 JP H0831122B2 JP 63311898 A JP63311898 A JP 63311898A JP 31189888 A JP31189888 A JP 31189888A JP H0831122 B2 JPH0831122 B2 JP H0831122B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はICカードにおけるコマンド処理方法にかか
り、特にICカードの完成後にカードメーカがICカードの
全エリアのテストを実行でき、かつユーザがユーザにと
って不必要なエリアへのアクセスを防止するのに好適な
ICカードにおけるコマンド処理方法に関する。
[従来の技術] 従来のICカードのテストに関する先行技術としては、
特開昭59−121486号公報に開示されているように、ICカ
ード内のメモリのリード/ライトをICカードのパッケー
ジング完成後に行う場合、消去可能なP−ROMを使用し
て行うものが知られている。
また、特開昭62−82489号公報に開示されているよう
に、ICカード内のメモリエリアをあらかじめ使用用途別
に分け、システム側とユーザ側でアクセス可能な範囲を
制限したものも知られている。
[発明が解決しようとする課題] 上記特開昭59−121486号公報に記載されているような
消去可能なP−ROMを使用したICカードは、プログラム
の書き込みが外部から行える場合に限って可能であり、
消去できないP−ROMを使用した場合には適用できない
という問題点がある。
消去できないP−ROMを使用した場合には、P−ROM自
体の書き込み内容のチェックは、パッケージング前に行
うことができる。しかし、この場合、データの記憶エリ
アとしてのEEPROMのテスト方法が問題になる。すなわ
ち、EEPROMエリアは、上位装置から直接リード/ライト
されるのではなく、P−ROMのプログラムを介して行わ
れる。したがって、カード完成後に上記EEPROMのテスト
を行う必要が生じる。この場合、カードメーカ側では、
全エリアについてリード/ライトのテストを行う必要が
あるのに対し、ユーザの手に渡った場合には、そのアク
セス範囲を制限する必要がある。この理由は、EEPROMエ
リアの中には、P−ROM内のプログラムが管理する情報
もあり、この情報をユーザがアクセスすることは、安全
面からこのましくない。
このように、カードメーカが行うテストではメモリの
全エリアを自由にアクセスすることができ、ユーザが行
うテストではアクセス範囲を制限する手段が必要にな
る。上記特開昭59−121486号公報に記載されている方法
では、この点の配慮が欠けているという問題点があっ
た。
また、特開昭62−82489号公報に開示されているよう
に、メモリ領域を区別して利用制限を行う場合には、カ
ードメーカのテスト時と、ユーザ利用時とを、どのよう
に区別し、さらに上位装置による不正アクセスをいかに
して防止するかが問題となる。
本発明の目的は、カードメーカ側でのICカードテスト
時とユーザ利用時とが完全に区別でき、また、ユーザに
とって不必要なエリアへのアクセスを防止することが可
能なICカードにおけるコマンド処理方法を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明のICカードにおけるコマンド処理方法は、テス
トモードからユーザモードへの切り替えコマンドを含む
テストモードコマンド・リストをICカード内のP−ROM
部に格納し、ユーザモードからテストモードへの切り替
えコマンドを含まないユーザモードコマンド・リストを
ICカード内のP−ROM部に格納し、カードメーカ側の要
求するコマンドを実行するテストモード又はユーザ側の
要求するコマンドを実行するユーザモードに設定して、
このモード状態をICカード内のEEPROM部に格納し、上位
装置からのコマンドを受けた場合、上記EEPROM部を参照
して上記モード状態がテストモードかユーザモードかを
判定し、テストモードと判定された場合、P−ROM部の
テストモードコマンド・リストを参照して上記上位装置
からのコマンドがメーカ側が実行可能なコマンドか否か
を判定し、ユーザモードと判定された場合、ユーザモー
ドコマンド・リストを参照して上記上位装置からのコマ
ンドがユーザ側が実行可能なコマンドか否かを判定し、
メーカ側又はユーザ側が実行不可能なコマンドであると
判定された場合、上位装置に対してコマンド不正を通知
し、メーカ又はユーザ側が実行可能なコマンドであると
判定された場合には、当該コマンドを実行することを特
徴としている。
[作用] 本発明によれば、上位装置からのコマンドを受領した
ICカードはテストモードかユーザモードかを判定し、ユ
ーザモードの場合にはユーザモードコマンド・リストを
参照してユーザ側が実行可能なコマンドか否かを判定す
る。判定の結果、ユーザモードコマンド・リストにな
く、ユーザ側が実行できないコマンドと判定された場合
には、コマンド不正を上位装置に通知する。これによっ
て、ユーザ側にとって不必要なエリアへのアクセスが防
止される。
また、メーカ側がテストを実行した後には、テストモ
ードからユーザモードへの切り替えコマンドにより、テ
ストモードからユーザモードに切り替えられる。しか
し、一度ユーザモードに切り替えられた後は、ユーザモ
ードからテストモードへの切り替えコマンドは上記ユー
ザモードコマンド・リストにないため、実行できない。
したがって、ユーザがユーザ側にとって不必要なエリア
へアクセスすることが確実に防止される。
[実施例] 以下、添付の図面に示す実施例により、更に詳細に本
発明について説明する。
第1図は、ICカードの構成を示すブロック図である。
図示するように、ICカード1は、上位装置11との間でコ
マンド及びデータの授受を行う入出力制御部2と、コマ
ンドの内容を解析して実行するコマンド処理部3と、メ
モリ制御部4と、データ記憶エリア5と、コマンドの可
否を判断するテストモードコマンド・リスト9と、ユー
ザモードコマンド・リスト10から構成されている。ま
た、データ記憶エリア5は、図示するように、モード情
報エリア6と、システムエリア7と、ユーザエリア8と
から構成されている。ここで、入出力制御部2とコマン
ド処理部3とメモリ制御部4とテストモードコマンド・
リスト9とユーザモードコマンド・リスト10は、P−RO
Mにより構成され、データ記憶エリア5は、EEPROMで構
成される。
第2図(a)はテストモードコマンド・リスト9の一
例を示し、第2図(b)はユーザモードコマンド・リス
ト10の一例を示し、第2図(c)はデータ記憶エリア5
のアドレス付けの一例を示している。
第2図(a)に示すように、テストモードコマンド・
リスト9は、テストモードにおいて使用可能なコマンド
定義101と、データ記憶エリア5のアクセスを伴うコマ
ンドの場合のアクセス可能先頭ブロック番号102とアク
セス可能最終ブロック番号103から構成されている。ま
た、第2図(b)に示すように、ユーザモードコマンド
・リスト10は、ユーザモードにおいて使用可能なコマン
ド定義201と、データ記憶エリア5のアクセスを伴うコ
マンドの場合のアクセス可能先頭ブロック番号202とア
クセス可能最終ブロック番号203から構成されている。
また、第2図(c)に示すように、データ記憶エリア5
は、処理単位であるブロック毎に番号(アドレス)付け
されている。第2図(a),(b),(c)から明らか
なように、テストモードにおいてはブロック番号0から
500の全てがアクセス可能であるのに対し、ユーザモー
ドにおいてはブロック番号0から100へのアクセスが禁
止される構成となっている。
次に、上位装置11からコマンドを受領した場合のシー
ケンスを第2図と第3図を用いて説明する。第3図は、
以下に述べるステップが行われる過程を第1図と同じIC
カード構成図に示したものである。
第3図に示すように、ステップ101において、上位装
置11から出力されたREADコマンド20は、アクセス先頭ブ
ロック番号として30を有し、入出力制御部2を介してコ
マンド処理部3に渡される。ここで、第2図(c)から
明らかなように、READコマンド20のアクセス先頭ブロッ
ク番号30はシステムエリア7内に存在し、テストモード
時に限ってアクセス可能なものである。次に、ステップ
102において、コマンド処理部3は、メモリ制御部4を
介してデータ記憶エリア5内のモード情報エリア6のデ
ータを取り込む。次に、ステップ103において、モード
情報エリア6の内容が“テストモード”を示していれば
テストモードコマンド・リスト9を選択し、“ユーザモ
ード”を示していればユーザモードコマンド・リスト10
を選択する。この場合には、READコマンド20の該当ブロ
ックは“30"であり、“テストモード”時は許可される
が、“ユーザモード”の場合許可の範囲外となる。従っ
て、モード情報エリア6の内容が“ユーザモード”であ
る場合には、コマンド処理部3は、ステップ104におい
て、上位装置11に対して“コマンド不正”を通知する。
また、図示していないが、モード情報エリア6の内容が
“テストモード”である場合には、コマンド処理部3
は、メモリ制御部4を介して、データ記憶エリア5のブ
ロック番号30に対するREADコマンド(20)を実行する。
次に、第2図と第4図を用いて、ユーザモードとシス
テムモードの切り替えについて説明する。第4図は、以
下に述べるステップが行われる過程を第1図と同じICカ
ード構成図に示したものである。
第4図に示す様に、上位装置11から出力されるCHANG
コマンド21は、ステップ300において入出力制御部2を
介してコマンド処理部3に渡される。コマンド処理部3
は、ステップ301においてメモリ制御部4を介してデー
タ記憶エリア5内のモード情報エリア6のデータを取り
込む。そして、ステップ302において、コマンド処理部
3は、モード情報エリア6の内容が“テストモード”を
示していればテストモードコマンド・リスト9を選択
し、“ユーザモード”を示していればユーザコマンド・
リスト10を選択する。コマンド処理部3が“テストモー
ド”を選択した場合、テストモードコマンド・リスト9
のコマンド定義101にCHANGコマンド21が定義されている
ため処理可能となり、コマンド処理部3が“ユーザモー
ド”を選択した場合、ユーザモードコマンド・リスト10
にCHANGコマンドは定義されておらず、処理不可能とな
る(ステップ303)。コマンド処理部3が処理不可能な
場合は、ステップ304において上位装置11に対して“コ
マンド不正”を通知する。コマンド処理部3が処理可能
な場合は、ステップ305においてメモリ制御部4を介し
て、モード情報エリア6に対して“ユーザモード”を示
すデータを書き込む。コマンド処理部3は処理が終る
と、ステップ306において、上位装置11に対して“モー
ド切り替え終了”を通知する。
上記した実施例によれば、あらかじめICカード内P−
ROM上プログラムにモード管理機能を保有させ、テスト
モードにおいては、アクセスエリアに制限がなく、EEPR
OM全エリアのアクセスが可能なため、効果的なメモリの
テストが行える。また、ユーザ利用の前にユーザモード
に切り替えた後は、再度テストモードに戻すことが不可
能な方式なので、上位装置よりの誤操作,不正なアクセ
スは完全に防止することが可能となる。
[発明の効果] 本発明によれば、カードメーカ側でのICカードテスト
時とユーザ利用時とを完全に区別でき、ユーザにとって
不必要なエリアへのアクセスを防止することが可能なIC
カードにおけるコマンド処理方法を提供することが可能
になる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すICカードのブロック
図、第2図(a)はテストモードコマンド・リストの詳
細を示す説明図、第2図(b)はユーザモードコマンド
・リストの詳細を示す説明図、第2図(c)はデータ記
憶エリアの詳細を示す説明図、第3図及び第4図は第1
図に示す実施例の動作を説明するためのステップを表示
したブロック図である。 1……ICカード、2……入出力制御部、3……コマンド
処理部、4……メモリ制御部、5……データ記憶エリ
ア、6……モード情報エリア、7……システムエリア、
8……ユーザエリア、9……テストモードコマンド・リ
スト、10……ユーザモードコマンド・リスト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テストモードからユーザモードへの切り替
    えコマンドを含むテストモードコマンド・リストをICカ
    ード内のP−ROM部に格納し、 ユーザモードからテストモードへの切り替えコマンドを
    含まないユーザモードコマンド・リストをICカード内の
    P−ROM部に格納し、 カードメーカ側の要求するコマンドを実行するテストモ
    ード又はユーザ側の要求するコマンドを実行するユーザ
    モードに設定して、このモード状態をICカード内のEEPR
    OM部に格納し、 上位装置からのコマンドを受けた場合、上記EEPROM部を
    参照して上記モード状態がテストモードかユーザモード
    かを判定し、 テストモードと判定された場合、P−ROM部のテストモ
    ードコマンド・リストを参照して上記上位装置からのコ
    マンドがメーカ側が実行可能なコマンドか否かを判定
    し、ユーザモードと判定された場合、P−ROM部のユー
    ザモードコマンド・リストを参照して上記上位装置から
    のコマンドがユーザ側が実行可能なコマンドか否かを判
    定し、 メーカ側又はユーザ側が実行可能なコマンドであると判
    定された場合、上位装置に対してコマンド不正を通知
    し、メーカ又はユーザ側が実行可能なコマンドであると
    判定された場合には、当該コマンドを実行するICカード
    におけるコマンド処理方法。
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