JPH08311396A - 水性ベース塗料組成物および塗膜形成方法 - Google Patents
水性ベース塗料組成物および塗膜形成方法Info
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- JPH08311396A JPH08311396A JP14524695A JP14524695A JPH08311396A JP H08311396 A JPH08311396 A JP H08311396A JP 14524695 A JP14524695 A JP 14524695A JP 14524695 A JP14524695 A JP 14524695A JP H08311396 A JPH08311396 A JP H08311396A
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- Japan
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- coating composition
- polyester resin
- weight
- base
- thermosetting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗料が剪断速度依存性の擬塑性粘性を帯び、
そのためタレ性および微粒化が塗装環境の湿度によって
左右されない熱硬化性水性ベース塗料組成物を提供す
る。 【構成】 全反応成分の合計量を基準にして、水酸基末
端ポリアルカジエンジオール、その水添物またはそれら
の混合物1〜30重量%を含んでいるポリエステル樹脂
と、その架橋剤と、着色顔料とを、該樹脂のカルボキシ
ル基総量の少なくとも50%を中和する塩基を含む水性
媒体中に分散する。塩基の中和当量の5〜20%は二価
以上の塩基性金属水酸化物が占める。
そのためタレ性および微粒化が塗装環境の湿度によって
左右されない熱硬化性水性ベース塗料組成物を提供す
る。 【構成】 全反応成分の合計量を基準にして、水酸基末
端ポリアルカジエンジオール、その水添物またはそれら
の混合物1〜30重量%を含んでいるポリエステル樹脂
と、その架橋剤と、着色顔料とを、該樹脂のカルボキシ
ル基総量の少なくとも50%を中和する塩基を含む水性
媒体中に分散する。塩基の中和当量の5〜20%は二価
以上の塩基性金属水酸化物が占める。
Description
【0001】本発明の背景 本発明は、熱硬化性水性ベース塗料組成物、詳しくは自
動車ボディ等の仕上げ塗装に使用される着色顔料を含ん
でいる水性ベース塗料組成物に関する。
動車ボディ等の仕上げ塗装に使用される着色顔料を含ん
でいる水性ベース塗料組成物に関する。
【0002】近年環境保全、省資源および省エネルギー
の見地から水性塗料の使用に関心が集まっている。例え
ば自動車ボディの塗装においては電着塗膜の上にチッピ
ングシーラー層、プラマー層などの中塗層を施し、さら
にソリッドもしくはメタリックカラーのベースコートと
場合により透明なトップコートが施される。これら各層
のなるべく多くに水性塗料を使用し、有機溶剤の使用量
を減らすのが望ましい。
の見地から水性塗料の使用に関心が集まっている。例え
ば自動車ボディの塗装においては電着塗膜の上にチッピ
ングシーラー層、プラマー層などの中塗層を施し、さら
にソリッドもしくはメタリックカラーのベースコートと
場合により透明なトップコートが施される。これら各層
のなるべく多くに水性塗料を使用し、有機溶剤の使用量
を減らすのが望ましい。
【0003】ビヒクル樹脂としてポリエステル樹脂(ア
ルキッドを含む)を使用する水性ベース塗料組成物にお
いては、樹脂が有するカルボキシル基を塩基で中和して
水溶化し、水性媒体中に溶解または分散される。ニュー
トンの粘性法則に従う従来の水性ベース塗料組成物で
は、スプレー等により微粒化し、きれいな肌を与えるた
めに望ましい低い粘度と、塗着後タレを生じないために
望ましい高い粘度とが両立しない。そこで塗着後水分が
揮散し、不揮発分が上昇することによる粘度上昇をタレ
防止の原理として利用する。しかしながらこの方法は温
度および湿度の変化を受け易い。すなわち高温低湿側で
は水揮散速度が早く、そのためワキ、塗着粘度の早過ぎ
る上昇によるレベリング不足等のため良好な肌が得られ
ない。反対に低温高湿側では水揮散速度がおそく、塗着
粘度が殆ど上昇しないからタレ易い。
ルキッドを含む)を使用する水性ベース塗料組成物にお
いては、樹脂が有するカルボキシル基を塩基で中和して
水溶化し、水性媒体中に溶解または分散される。ニュー
トンの粘性法則に従う従来の水性ベース塗料組成物で
は、スプレー等により微粒化し、きれいな肌を与えるた
めに望ましい低い粘度と、塗着後タレを生じないために
望ましい高い粘度とが両立しない。そこで塗着後水分が
揮散し、不揮発分が上昇することによる粘度上昇をタレ
防止の原理として利用する。しかしながらこの方法は温
度および湿度の変化を受け易い。すなわち高温低湿側で
は水揮散速度が早く、そのためワキ、塗着粘度の早過ぎ
る上昇によるレベリング不足等のため良好な肌が得られ
ない。反対に低温高湿側では水揮散速度がおそく、塗着
粘度が殆ど上昇しないからタレ易い。
【0004】これに対し、見掛け粘度が剪断速度の増大
につれ低下する非ニュートン流体にあっては、見掛け粘
度がスプレー時のように高い剪断速度領域では微粒化に
十分な程低くなり、塗着時のような低い剪断速度領域で
はタレを生じない程高くなる。
につれ低下する非ニュートン流体にあっては、見掛け粘
度がスプレー時のように高い剪断速度領域では微粒化に
十分な程低くなり、塗着時のような低い剪断速度領域で
はタレを生じない程高くなる。
【0005】本発明の開示 本発明は、ポリエステル系の水性ベース塗料組成物にお
いて、樹脂を水性媒体中に溶解または分散するため樹脂
を中和する塩基の一部に、水酸化カルシウムのような二
価以上の塩基性金属酸化物を使用することにより、塗料
が擬塑性粘性を示すようになり、高い降伏値を有すると
の知見を基礎にする。
いて、樹脂を水性媒体中に溶解または分散するため樹脂
を中和する塩基の一部に、水酸化カルシウムのような二
価以上の塩基性金属酸化物を使用することにより、塗料
が擬塑性粘性を示すようになり、高い降伏値を有すると
の知見を基礎にする。
【0006】本発明は、(a)全反応成分の合計量を基
準にして平均重合度5〜50のヒドロキシル基末端ポリ
アルカジエンジオール単独、水添ポリアルカジエンジオ
ール単独、またはその混合物1〜30重量%を含んでい
る、酸価5〜150,水酸基価20〜250を有するポ
リエステル樹脂と、(b)前記ポリエステル樹脂の架橋
剤と、(c)着色顔料とを、前記ポリエステル樹脂のカ
ルボキシル基総量の少なくとも50%を中和する量の塩
基を含む水性媒体中に溶解または分散してなる熱硬化性
水性ベース塗料組成物を提供する。改良点は、前記塩基
の中和当量の5〜20%を二価以上の塩基性金属水酸物
が占めている。
準にして平均重合度5〜50のヒドロキシル基末端ポリ
アルカジエンジオール単独、水添ポリアルカジエンジオ
ール単独、またはその混合物1〜30重量%を含んでい
る、酸価5〜150,水酸基価20〜250を有するポ
リエステル樹脂と、(b)前記ポリエステル樹脂の架橋
剤と、(c)着色顔料とを、前記ポリエステル樹脂のカ
ルボキシル基総量の少なくとも50%を中和する量の塩
基を含む水性媒体中に溶解または分散してなる熱硬化性
水性ベース塗料組成物を提供する。改良点は、前記塩基
の中和当量の5〜20%を二価以上の塩基性金属水酸物
が占めている。
【0007】このように、中和塩基の一部分として、二
価以上の塩基性金属水酸化物、例えば水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウムを使用するこ
とにより、塗料はスプレー塗装時のような高剪断速度領
域においては低粘度であるが、塗着時のような低剪断速
度領域においては高粘度であるような剪断速度依存性の
擬塑性粘性を示す。このことにより、塗料の塗装作業性
と、分散安定性と、塗膜性能を同時に満足させることが
可能になった。
価以上の塩基性金属水酸化物、例えば水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウムを使用するこ
とにより、塗料はスプレー塗装時のような高剪断速度領
域においては低粘度であるが、塗着時のような低剪断速
度領域においては高粘度であるような剪断速度依存性の
擬塑性粘性を示す。このことにより、塗料の塗装作業性
と、分散安定性と、塗膜性能を同時に満足させることが
可能になった。
【0008】好ましい実施態様の説明 良く知られているように、ポリエステル樹脂は必須成分
として多価カルボン酸と多価アルコールを縮合すること
によって製造される。他の反応成分として、少割合のモ
ノカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ラクトンなどを
含むことができ、またアルキド樹脂は乾性油または半乾
性油およびそれらの脂肪酸を含んでいる。
として多価カルボン酸と多価アルコールを縮合すること
によって製造される。他の反応成分として、少割合のモ
ノカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ラクトンなどを
含むことができ、またアルキド樹脂は乾性油または半乾
性油およびそれらの脂肪酸を含んでいる。
【0009】本発明のポリエステル樹脂は、全反応成分
の合計重量を基準にして、10〜60%,好ましくは2
0〜50%,特に30〜40%の芳香族多価カルボン酸
を含まなければならない。その例は、無水フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、無水トリメリット酸、テト
ラブロム無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、無
水ピロメリット酸などであるが、イソフタル酸、テレフ
タル酸、無水トリメリット酸が好ましい。あまり多く使
用すると水溶化または分散時に樹脂粘度が上昇する。
の合計重量を基準にして、10〜60%,好ましくは2
0〜50%,特に30〜40%の芳香族多価カルボン酸
を含まなければならない。その例は、無水フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、無水トリメリット酸、テト
ラブロム無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、無
水ピロメリット酸などであるが、イソフタル酸、テレフ
タル酸、無水トリメリット酸が好ましい。あまり多く使
用すると水溶化または分散時に樹脂粘度が上昇する。
【0010】残りの酸成分としては、ヘキサヒドロ無水
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、1,4−および
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、無水マレイン
酸、無水コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライ
ン酸などがある。先に述べたように、少割合のヒドロキ
シカルボン酸例えば4−ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキ
シピバリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸など、お
よびモノカルボン酸例えば安息香酸、t−ブチル安息香
酸などを含んでもよい。
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、1,4−および
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、無水マレイン
酸、無水コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライ
ン酸などがある。先に述べたように、少割合のヒドロキ
シカルボン酸例えば4−ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキ
シピバリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸など、お
よびモノカルボン酸例えば安息香酸、t−ブチル安息香
酸などを含んでもよい。
【0011】本発明のポリエステル樹脂は、多価アルコ
ール成分として、全反応成分合計量の1〜30%,好ま
しくは2〜20%,特に3〜15%のヒドロキシル基末
端ポリアルカジエンジオール単独、その水素添加物単
独、またはその混合物を含まなければならない。これら
のジオールは、重合度5〜50の共役アルカジエンオリ
ゴマーまたはポリマーから誘導される。分子量は、1,
000〜4,000、特に1,500〜3,000の範
囲であることが好ましい。1,4−ポリイソプレンジオ
ール、1,4−および1,2−ポリブタジエンジオー
ル、それらの水素添加物が好ましい。市販品として、エ
ポール(水素化ポリイソプレンジオール,分子量186
0,平均重合度26,出光石油化学(株)製)、PIP
(ポリイソプレンジオール,分子量2,200,平均重
合度34,出光石油化学(株)製)、ポリテールHA
(水素化ポリブタジエンジオール,分子量2,200,
平均重合度39,三菱化成工業(株)製、ポリテールH
(水素化ポリブタジエンジオール,分子量2,350,
平均重合度42,三菱化成工業(株)製)、R−45H
T(ポリブタジエンジオール,分子量2,270,平均
重合度42,出光石油化学(株)製)などがある。これ
らのジオールを多価アルコール成分の一部として使用す
ることにより、高い中和度において比較的低い粘度を与
える高分子量ポリエステル樹脂が得られる。しかしなが
らあまり多く使用すると満足な塗膜硬度が得られない。
ール成分として、全反応成分合計量の1〜30%,好ま
しくは2〜20%,特に3〜15%のヒドロキシル基末
端ポリアルカジエンジオール単独、その水素添加物単
独、またはその混合物を含まなければならない。これら
のジオールは、重合度5〜50の共役アルカジエンオリ
ゴマーまたはポリマーから誘導される。分子量は、1,
000〜4,000、特に1,500〜3,000の範
囲であることが好ましい。1,4−ポリイソプレンジオ
ール、1,4−および1,2−ポリブタジエンジオー
ル、それらの水素添加物が好ましい。市販品として、エ
ポール(水素化ポリイソプレンジオール,分子量186
0,平均重合度26,出光石油化学(株)製)、PIP
(ポリイソプレンジオール,分子量2,200,平均重
合度34,出光石油化学(株)製)、ポリテールHA
(水素化ポリブタジエンジオール,分子量2,200,
平均重合度39,三菱化成工業(株)製、ポリテールH
(水素化ポリブタジエンジオール,分子量2,350,
平均重合度42,三菱化成工業(株)製)、R−45H
T(ポリブタジエンジオール,分子量2,270,平均
重合度42,出光石油化学(株)製)などがある。これ
らのジオールを多価アルコール成分の一部として使用す
ることにより、高い中和度において比較的低い粘度を与
える高分子量ポリエステル樹脂が得られる。しかしなが
らあまり多く使用すると満足な塗膜硬度が得られない。
【0012】残りの多価アルコール成分としては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジ
エチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,9−ノナンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールエステル、2−ブチル−2−エチル−1,3
−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジ
オール、2,2,4−トリメチルペンタンジオール、水
素化ビスフェノールAなどのジオール類、およびトリメ
チロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトールなどの三価以上のポリオール
類がある。
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジ
エチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,9−ノナンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールエステル、2−ブチル−2−エチル−1,3
−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジ
オール、2,2,4−トリメチルペンタンジオール、水
素化ビスフェノールAなどのジオール類、およびトリメ
チロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトールなどの三価以上のポリオール
類がある。
【0013】アルキド樹脂の場合は、全反応成分の合計
重量の30%まで、好ましくは25%まで、特に10〜
20%の炭素数6以上の脂肪酸またはそれを含む油脂を
含まなければならない。これら油脂成分の例はヒマシ
油、アマニ油、脱水ヒマシ油、桐油、サフラワー油、大
豆油、トール油、ヤシ油、パーム核油およびそれらの脂
肪酸である。ヤシ油およびパーム核油が好ましい。
重量の30%まで、好ましくは25%まで、特に10〜
20%の炭素数6以上の脂肪酸またはそれを含む油脂を
含まなければならない。これら油脂成分の例はヒマシ
油、アマニ油、脱水ヒマシ油、桐油、サフラワー油、大
豆油、トール油、ヤシ油、パーム核油およびそれらの脂
肪酸である。ヤシ油およびパーム核油が好ましい。
【0014】上記以外の反応成分として、カージュラE
(商品名:シエル化学製)などのモノエポキサイド化合
物、およびラクトン類がある。ラクトン類は多価カルボ
ン酸および多価アルコールのポリエステル鎖へ開環付加
してそれ自身ポリエステル鎖を形成する。その例として
は、β−プロピオラクトン、ジメチルプロピオラクト
ン、ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ε−カプロ
ラクトン、γ−カプロラクトン、γ−カプリロラクト
ン、クロトラクトン、δ−バレロラクトン、δ−カプロ
ラクトンなどであるが、ε−カプロラクトンが好まし
い。その量は全反応成分の合計重量の3〜30%,好ま
しくは5〜20%,特に7〜15%である。ラクトンを
付加すると耐チッピング性が向上する。
(商品名:シエル化学製)などのモノエポキサイド化合
物、およびラクトン類がある。ラクトン類は多価カルボ
ン酸および多価アルコールのポリエステル鎖へ開環付加
してそれ自身ポリエステル鎖を形成する。その例として
は、β−プロピオラクトン、ジメチルプロピオラクト
ン、ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ε−カプロ
ラクトン、γ−カプロラクトン、γ−カプリロラクト
ン、クロトラクトン、δ−バレロラクトン、δ−カプロ
ラクトンなどであるが、ε−カプロラクトンが好まし
い。その量は全反応成分の合計重量の3〜30%,好ま
しくは5〜20%,特に7〜15%である。ラクトンを
付加すると耐チッピング性が向上する。
【0015】ポリエステルの合成は、上記反応成分を常
法により窒素気流中、例えば150〜250℃で4〜1
0時間加熱し、縮合することによって行うことができ
る。その際触媒として、ジブチルスズオキサイド、三酸
化アンチモン、酢酸亜鉛、酢酸マンガン、酢酸コバル
ト、酢酸カルシウム、酢酸鉛、テトラブチルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネートなどの公知の触媒を
使用することができる。反応成分は全量を一時に添加し
てもよいが、数回に分けて添加してもよい。
法により窒素気流中、例えば150〜250℃で4〜1
0時間加熱し、縮合することによって行うことができ
る。その際触媒として、ジブチルスズオキサイド、三酸
化アンチモン、酢酸亜鉛、酢酸マンガン、酢酸コバル
ト、酢酸カルシウム、酢酸鉛、テトラブチルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネートなどの公知の触媒を
使用することができる。反応成分は全量を一時に添加し
てもよいが、数回に分けて添加してもよい。
【0016】反応成分のモル比および反応条件は、得ら
れるポリエステル樹脂の酸価が10〜100,好ましく
は20〜50,水酸基価が30〜200,好ましくは5
0〜150,重量平均分子量が10,000〜200,
000,好ましくは25,000〜160,000に達
するように調節すべきである。
れるポリエステル樹脂の酸価が10〜100,好ましく
は20〜50,水酸基価が30〜200,好ましくは5
0〜150,重量平均分子量が10,000〜200,
000,好ましくは25,000〜160,000に達
するように調節すべきである。
【0017】水性ワニスは、樹脂が有するカルボキシル
基の総量の少なくとも50%を中和する量の塩基、すな
わちカルボキシル基総量に対して0.5〜1.2当量、
好ましくは0.7〜1.0当量の塩基を含む水性媒体中
に溶解または分散することによって、製造される。
基の総量の少なくとも50%を中和する量の塩基、すな
わちカルボキシル基総量に対して0.5〜1.2当量、
好ましくは0.7〜1.0当量の塩基を含む水性媒体中
に溶解または分散することによって、製造される。
【0018】本発明によれば、塩基の中和当量の5〜2
0%は3価以上の塩基性金属水酸化物が占める。その例
は、カルシウム、マグネシウム、バリウム、ストロンチ
ウム、錫、亜鉛、アルミニウム等の水酸化物である。水
酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、および水酸化バ
リウムが好ましい。その量があまり少ないと擬塑性粘性
が発現せず、反対にあまり多いと水性媒体中に溶解しな
い。
0%は3価以上の塩基性金属水酸化物が占める。その例
は、カルシウム、マグネシウム、バリウム、ストロンチ
ウム、錫、亜鉛、アルミニウム等の水酸化物である。水
酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、および水酸化バ
リウムが好ましい。その量があまり少ないと擬塑性粘性
が発現せず、反対にあまり多いと水性媒体中に溶解しな
い。
【0019】中和当量の残りの80〜95%を占める他
の塩基としては、アルカリ金属の水酸化物およびアンモ
ニア水のような無機塩基、およびメチルアミン、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、ジイ
ソプロピルアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、モルホリ
ン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、ピ
ペラジン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノ
ールアミン、ジメチルドデシルアミンなどのアミンがあ
る。トリエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジ
エチルエタノールアミンが好ましい。あまり過剰の塩基
は貯蔵時樹脂の加水分解を促進するので好ましくない。
の塩基としては、アルカリ金属の水酸化物およびアンモ
ニア水のような無機塩基、およびメチルアミン、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、ジイ
ソプロピルアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、モルホリ
ン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、ピ
ペラジン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノ
ールアミン、ジメチルドデシルアミンなどのアミンがあ
る。トリエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジ
エチルエタノールアミンが好ましい。あまり過剰の塩基
は貯蔵時樹脂の加水分解を促進するので好ましくない。
【0020】水性媒体は通常イオン交換水であるが、必
要により少量の水混和性有機溶剤を含んでもよい。その
例は、ジエチレングリコールモノエチル−またはモノブ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチル−また
はモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコ
ール、t−ブチルアルコール、ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドンなどである。
要により少量の水混和性有機溶剤を含んでもよい。その
例は、ジエチレングリコールモノエチル−またはモノブ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチル−また
はモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコ
ール、t−ブチルアルコール、ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドンなどである。
【0021】塗料化は、塩基を含む水性媒体中に樹脂を
溶解または分散して水性ワニスを製造し、これへ水性ワ
ニスの一部に溶解した顔料ペーストと、架橋剤を加える
ことによって行われる。
溶解または分散して水性ワニスを製造し、これへ水性ワ
ニスの一部に溶解した顔料ペーストと、架橋剤を加える
ことによって行われる。
【0022】本発明の塗料組成物はポリエステル樹脂と
反応する架橋剤を含まなければならない。そのような架
橋剤の例は、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、トリグリシ
ジルイソシアヌレート、ジシアンジアミドなどである。
アルキド樹脂の場合は、ナフテン酸コバルト、ナフテン
酸鉛、ナフテン酸亜鉛等のドライヤーであってもよい。
メラミン樹脂が好ましい。その量は架橋剤の種類による
が、メラミン樹脂の場合、一般に固形分としてポリエス
テル樹脂:メラミン樹脂=6:4〜8:2の範囲内であ
る。メラミン樹脂は、典型的にはメラミンとホルムアル
デヒドとの縮合物であるメチロール化メラミン、および
そのメチロール基の一部又は全部をメタノール、エタノ
ール、n−ブタノール、イソブタノール等のアルコール
でエーテル化したものである。パラトルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフタレン
スルホン酸などのスルホン酸、およびこれらのスルホン
酸と塗膜の焼付温度で解離する有機アミンとの塩を触媒
として用いることができる。
反応する架橋剤を含まなければならない。そのような架
橋剤の例は、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、トリグリシ
ジルイソシアヌレート、ジシアンジアミドなどである。
アルキド樹脂の場合は、ナフテン酸コバルト、ナフテン
酸鉛、ナフテン酸亜鉛等のドライヤーであってもよい。
メラミン樹脂が好ましい。その量は架橋剤の種類による
が、メラミン樹脂の場合、一般に固形分としてポリエス
テル樹脂:メラミン樹脂=6:4〜8:2の範囲内であ
る。メラミン樹脂は、典型的にはメラミンとホルムアル
デヒドとの縮合物であるメチロール化メラミン、および
そのメチロール基の一部又は全部をメタノール、エタノ
ール、n−ブタノール、イソブタノール等のアルコール
でエーテル化したものである。パラトルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフタレン
スルホン酸などのスルホン酸、およびこれらのスルホン
酸と塗膜の焼付温度で解離する有機アミンとの塩を触媒
として用いることができる。
【0023】本発明の塗料組成物は、慣用の顔料を含ん
でいる。その例は、アルミニウムフレーク、チタンマイ
カ、二酸化チタン被覆雲母状酸化鉄などの金属光沢顔料
もしくは光輝性顔料、二酸化チタン、鉛白、亜鉛華、硫
化亜鉛、グラファイト、カーボンブラック、黄色酸化
鉄、赤色酸化鉄、フタロシアニングブルー、フタロシア
ニングリーン、キナクリドン、インダンスロン、イソイ
ンドリノン、ペリレン、アンスラピリミジン、ベンズイ
ミダゾロン、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、
クロムイエロー、ジケトピロロピロールなどの着色顔
料、および炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸系、
ケイ酸塩系、アルミニウム水和物系などの体質顔料であ
る。顔料は、塩基を含む水性媒体に溶解または分散した
ポリエステル樹脂水性ワニスの一部を使用して顔料ペー
ストをつくり、これを残りの水性ワニスまたは樹脂粉末
を分散した水性ワニスへ添加される。塗料組成物の顔料
含有量は、顔料/塗料組成物中の樹脂固形分の重量比と
して表わされ、通常0.01/1〜1/1,好ましくは
0.03/1〜0.9/1の範囲内である。
でいる。その例は、アルミニウムフレーク、チタンマイ
カ、二酸化チタン被覆雲母状酸化鉄などの金属光沢顔料
もしくは光輝性顔料、二酸化チタン、鉛白、亜鉛華、硫
化亜鉛、グラファイト、カーボンブラック、黄色酸化
鉄、赤色酸化鉄、フタロシアニングブルー、フタロシア
ニングリーン、キナクリドン、インダンスロン、イソイ
ンドリノン、ペリレン、アンスラピリミジン、ベンズイ
ミダゾロン、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、
クロムイエロー、ジケトピロロピロールなどの着色顔
料、および炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸系、
ケイ酸塩系、アルミニウム水和物系などの体質顔料であ
る。顔料は、塩基を含む水性媒体に溶解または分散した
ポリエステル樹脂水性ワニスの一部を使用して顔料ペー
ストをつくり、これを残りの水性ワニスまたは樹脂粉末
を分散した水性ワニスへ添加される。塗料組成物の顔料
含有量は、顔料/塗料組成物中の樹脂固形分の重量比と
して表わされ、通常0.01/1〜1/1,好ましくは
0.03/1〜0.9/1の範囲内である。
【0024】本発明の水性ベース塗料組成物は、例えば
自動車ボディの仕上げ塗装に使用されるベースコートお
よび透明トップコートよりなる複合塗膜の形成に好適に
使用される。この場合ベースコートとして本発明の水性
ベース塗料を塗装し、その上に透明なトップコート塗料
をウエットオンウエットで塗装し、両者を同時に硬化さ
せる2コート1ベーク塗装方法を使用するのが好まし
い。その場合、良好な仕上がりの塗膜を得るためには透
明なトップコート塗料を塗装する前にあらかじめベース
コートを60〜100℃で2〜10分間プレヒートして
おくのが好ましい。メタリック仕上げの場合は必ず透明
なトップコートを塗装しなければならないが、ソリッド
カラー仕上げの場合はトップコートを省略することもで
きる。このような塗装方法および使用するトップコート
塗料は塗料業界においては周知であり、またそれ自体本
発明を構成するものでないのでこれ以上の詳しい説明は
不要であろう。
自動車ボディの仕上げ塗装に使用されるベースコートお
よび透明トップコートよりなる複合塗膜の形成に好適に
使用される。この場合ベースコートとして本発明の水性
ベース塗料を塗装し、その上に透明なトップコート塗料
をウエットオンウエットで塗装し、両者を同時に硬化さ
せる2コート1ベーク塗装方法を使用するのが好まし
い。その場合、良好な仕上がりの塗膜を得るためには透
明なトップコート塗料を塗装する前にあらかじめベース
コートを60〜100℃で2〜10分間プレヒートして
おくのが好ましい。メタリック仕上げの場合は必ず透明
なトップコートを塗装しなければならないが、ソリッド
カラー仕上げの場合はトップコートを省略することもで
きる。このような塗装方法および使用するトップコート
塗料は塗料業界においては周知であり、またそれ自体本
発明を構成するものでないのでこれ以上の詳しい説明は
不要であろう。
【0025】以下実施例により本発明を例証する。実施
例中「%」は重量基準による。
例中「%」は重量基準による。
【0026】製造例1 加熱装置、攪拌機、窒素導入管及び分留塔を有する反応
容器にヤシ油155重量部、トリメチロールプロパン2
48重量部、ジブチル錫オキサイド1.7重量部を仕込
み、乾燥窒素下で加熱を開始し原料を融解させた後、2
10℃まで徐々に昇温し、エステル交換させ冷却した。
次いでイソフタル酸267重量部、アジピン酸59重量
部、ネオペンチルグリコール33重量部、エポール(水
素化ポリイソプレンジオール、分子量=1860、平均
繰り返し数n=26、出光石油化学(株)製)41重量
部を加え220℃まで徐々に昇温し、脱水エステル化反
応を行った。樹脂酸価10まで脱水エステル化を行った
後、150℃まで冷却し無水トリメリット酸40重量部
を加え、樹脂AV40まで反応させ、140℃まで冷却
し、更にε−カプロラクトン77部を加えて1時間反応
させ反応を終了した。得られたポリエステル樹脂にソル
ベッソ#150(芳香族炭化水素溶剤、エッソ化学
(株)製)75重量部、ブチルセロソルブ75重量部を
加え、樹脂固形分83%のポリエステル樹脂ワニスIを
得た。得られたポリエステル樹脂Iは水酸基価137、
酸価37、数平均分子量2850(ポリスチレン換
算)、水トレランス0.8であった。
容器にヤシ油155重量部、トリメチロールプロパン2
48重量部、ジブチル錫オキサイド1.7重量部を仕込
み、乾燥窒素下で加熱を開始し原料を融解させた後、2
10℃まで徐々に昇温し、エステル交換させ冷却した。
次いでイソフタル酸267重量部、アジピン酸59重量
部、ネオペンチルグリコール33重量部、エポール(水
素化ポリイソプレンジオール、分子量=1860、平均
繰り返し数n=26、出光石油化学(株)製)41重量
部を加え220℃まで徐々に昇温し、脱水エステル化反
応を行った。樹脂酸価10まで脱水エステル化を行った
後、150℃まで冷却し無水トリメリット酸40重量部
を加え、樹脂AV40まで反応させ、140℃まで冷却
し、更にε−カプロラクトン77部を加えて1時間反応
させ反応を終了した。得られたポリエステル樹脂にソル
ベッソ#150(芳香族炭化水素溶剤、エッソ化学
(株)製)75重量部、ブチルセロソルブ75重量部を
加え、樹脂固形分83%のポリエステル樹脂ワニスIを
得た。得られたポリエステル樹脂Iは水酸基価137、
酸価37、数平均分子量2850(ポリスチレン換
算)、水トレランス0.8であった。
【0027】製造例2〜4,6,7 表1の配合に基づき製造例1と同様にしてポリエステル
樹脂II〜IV及びVI、VII を得た。得られたポリエステル
樹脂の特性を表1に示した。
樹脂II〜IV及びVI、VII を得た。得られたポリエステル
樹脂の特性を表1に示した。
【0028】
【表1】
【0029】1)エポール:水素化ポリイソプレンジオ
ール、分子量=1860、平均繰り返し数n=26、出
光石油化学(株)製 2)PIP:ポリイソプレンジオール、分子量=240
0、平均繰り返し数n=34、出光石油化学(株)製 3)ポリテールHA:水素化ポリブタジエンジオール、
分子量=2200、平均繰り返し数n=39、三菱化成
工業(株)製 4)R−45HT:ポリブタジエンジオール、分子量=
2270、平均繰り返し数n=42、出光石油化学
(株)製 5)ソルベッソ#150:芳香族炭化水素溶剤、エッソ
化学(株)製 6)平均分子量:GPCによるポリスチレン換算 7)不揮発分:150℃で1時間加熱した際の加熱残分 8)水トレランス:100mlビーカーにポリエステル
ワニス0.5gを取り、テトラヒドロフラン(市販試
薬)10mlで溶解したものに、ビュウレットを用いイ
オン交換水を滴下する。混合溶液が白濁した時のイオン
交換水の滴下量(ml)をもって水トレランスとする。
ール、分子量=1860、平均繰り返し数n=26、出
光石油化学(株)製 2)PIP:ポリイソプレンジオール、分子量=240
0、平均繰り返し数n=34、出光石油化学(株)製 3)ポリテールHA:水素化ポリブタジエンジオール、
分子量=2200、平均繰り返し数n=39、三菱化成
工業(株)製 4)R−45HT:ポリブタジエンジオール、分子量=
2270、平均繰り返し数n=42、出光石油化学
(株)製 5)ソルベッソ#150:芳香族炭化水素溶剤、エッソ
化学(株)製 6)平均分子量:GPCによるポリスチレン換算 7)不揮発分:150℃で1時間加熱した際の加熱残分 8)水トレランス:100mlビーカーにポリエステル
ワニス0.5gを取り、テトラヒドロフラン(市販試
薬)10mlで溶解したものに、ビュウレットを用いイ
オン交換水を滴下する。混合溶液が白濁した時のイオン
交換水の滴下量(ml)をもって水トレランスとする。
【0030】製造例5 製造例1で得られたポリエステル樹脂Iを100重量部
とサイメル253(三井サイテック(株)製メラミン樹
脂)5.5重量部、n−ブタノール3.8重量部を70
℃で1時間縮合させ、樹脂固形分80%のポリエステル
樹脂Vを得た。得られたポリエステル樹脂Vは、水酸基
価129、酸価35、数平均分子量3310(ポリスチ
レン換算)、水トレランス0.85であった。
とサイメル253(三井サイテック(株)製メラミン樹
脂)5.5重量部、n−ブタノール3.8重量部を70
℃で1時間縮合させ、樹脂固形分80%のポリエステル
樹脂Vを得た。得られたポリエステル樹脂Vは、水酸基
価129、酸価35、数平均分子量3310(ポリスチ
レン換算)、水トレランス0.85であった。
【0031】製造例8 製造例1で得られたポリエステル樹脂1100重量部に
水酸化カルシウム0.41重量部、ジメチルエタノール
アミン3.90重量部を加え混合したものにイオン交換
水を192.1重量部を加え、不揮発分28%の水性ポ
リエステル樹脂ワニスAを得た。得られた水性ポリエス
テル樹脂ワニスAを、20℃におけるNo.4フォード
カップの粘度が60秒になるまでイオン交換水で希釈
し、E型粘度計で粘度測定を行った結果、その降伏値は
18dyne/cm2 であった。
水酸化カルシウム0.41重量部、ジメチルエタノール
アミン3.90重量部を加え混合したものにイオン交換
水を192.1重量部を加え、不揮発分28%の水性ポ
リエステル樹脂ワニスAを得た。得られた水性ポリエス
テル樹脂ワニスAを、20℃におけるNo.4フォード
カップの粘度が60秒になるまでイオン交換水で希釈
し、E型粘度計で粘度測定を行った結果、その降伏値は
18dyne/cm2 であった。
【0032】製造例9〜20 製造例1〜7で得られたポリエステル樹脂I〜VII を表
2に基づき製造例1と同様にして水性ポリエステル樹脂
ワニスB〜Mを得た。得られた水性ポリエステル樹脂ワ
ニスの特性を表2に示した。
2に基づき製造例1と同様にして水性ポリエステル樹脂
ワニスB〜Mを得た。得られた水性ポリエステル樹脂ワ
ニスの特性を表2に示した。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】1)ポリエステル樹脂のカルボキシル基総
量に対する塩基性化合物の割合 2)塩基性化合物中の金属水酸化物のモル% 3)降伏値:E型粘度計を用いて、0.5rpmから1
00rpmまで粘度測定をした結果をキャッソンプロッ
トし、降伏値を得た。
量に対する塩基性化合物の割合 2)塩基性化合物中の金属水酸化物のモル% 3)降伏値:E型粘度計を用いて、0.5rpmから1
00rpmまで粘度測定をした結果をキャッソンプロッ
トし、降伏値を得た。
【0036】実施例1〜8および比較例1,2 表2の水性ポリエステル樹脂ワニスA〜IおよびMに対
し、同じ水性ポリエステル樹脂ワニスの一部で溶解した
アルミニウムフレークペーストを加え、さらにメラミン
樹脂およびp−トルエンスルホン酸を加えて良く攪拌混
合して表3の水性ベース塗料を得た。この塗料をイオン
交換水でフォードカップNo.4で60秒/20℃に希
釈し、25℃,85%RHに保った塗装ブース中でブリ
キ板上にスプレー塗装し、150℃で30分間焼付け、
高湿作業性および塗膜性能を評価した。結果を表3に示
す。
し、同じ水性ポリエステル樹脂ワニスの一部で溶解した
アルミニウムフレークペーストを加え、さらにメラミン
樹脂およびp−トルエンスルホン酸を加えて良く攪拌混
合して表3の水性ベース塗料を得た。この塗料をイオン
交換水でフォードカップNo.4で60秒/20℃に希
釈し、25℃,85%RHに保った塗装ブース中でブリ
キ板上にスプレー塗装し、150℃で30分間焼付け、
高湿作業性および塗膜性能を評価した。結果を表3に示
す。
【0037】タレ性は、20cm×30cmのプレス鋼
板に、カチオン電着塗料(日本ペイント(株)製パワー
トップPU−50)を乾燥膜厚約25μmに電着塗装
し、その上に中塗塗料(日本ペイント(株)製オルガP
−2シーラー)を乾燥膜厚約40μmにエヤースプレー
塗装し、140℃で30分間焼付け、次に実施例および
比較例の水性ベース塗料をフォードカップNo.4で3
0秒/20℃に粘度調整し、エヤースプレーで乾燥膜厚
が15μmまたは20μmになるように2ステージ塗装
し、塗装ブース(25℃,85%RH)中に塗板をセッ
ティング後80℃×5分間プレヒートし、その上に下記
配合のクリヤー塗料をフォードカップ#4で20秒に粘
度調整し、エヤースプレーで乾燥膜厚40μmになるよ
うにウエット・オン・ウエット塗装し、10分間放置後
140℃で30分間焼付け硬化し、得られた塗板の溜ま
りおよびタレを目視評価した。結果を表3に示す。
板に、カチオン電着塗料(日本ペイント(株)製パワー
トップPU−50)を乾燥膜厚約25μmに電着塗装
し、その上に中塗塗料(日本ペイント(株)製オルガP
−2シーラー)を乾燥膜厚約40μmにエヤースプレー
塗装し、140℃で30分間焼付け、次に実施例および
比較例の水性ベース塗料をフォードカップNo.4で3
0秒/20℃に粘度調整し、エヤースプレーで乾燥膜厚
が15μmまたは20μmになるように2ステージ塗装
し、塗装ブース(25℃,85%RH)中に塗板をセッ
ティング後80℃×5分間プレヒートし、その上に下記
配合のクリヤー塗料をフォードカップ#4で20秒に粘
度調整し、エヤースプレーで乾燥膜厚40μmになるよ
うにウエット・オン・ウエット塗装し、10分間放置後
140℃で30分間焼付け硬化し、得られた塗板の溜ま
りおよびタレを目視評価した。結果を表3に示す。
【0038】クリヤー塗料の配合 ダイヤナールHR−554(三菱レーヨン(株)製 58.3部 熱硬化型アクリル樹脂ワニス,固形分60%) ACR−461(日本ペイント(株)製 63.6部 熱硬化型アクリル樹脂ワニス,固形分55%) ユーバン20N−60 50.0部 チヌビン900(チバガイギー社製紫外線吸収剤) 2.0部 サノールLS−292(三共有機合成(株)製 1.0部 酸化防止剤) n−ブタノール 1.3部 ソルベッソ100 5.0部
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】1)東洋アルミニウム(株)製アルミニウ
ムフレークペースト、アルミニウムフレーク含有65% 2)サイメル212:三井サイテック(株)製メラミン
樹脂 3)硬化塗膜をキシレンを含ませたガーゼで往復10回
こすり、塗膜状態を観察した。 4)微粒化性:同一吐出量、エア圧で塗装した際の、霧
化粒子の微粒化レベルを目視評価 ○:非常に良好、△:やや不良、×:不良 5)外観:塗膜肌レベルを目視評価 ○:非常に良好、△:やや不良、×:不良 6)タレ性:電着、中塗まで塗装した20cm×30c
mのプレス板にベース膜厚が15または20μになるよ
うにスプレー塗装し、塗装ブース(25℃,85%R
H)中に塗板を垂直でセッティングした後、従来通り予
備加熱、クリヤー塗装を行う。得られた塗板のプレス部
の溜まり及びタレを目視評価 ◎:非常に良好、○:良好、△:やや良好、×:不良
ムフレークペースト、アルミニウムフレーク含有65% 2)サイメル212:三井サイテック(株)製メラミン
樹脂 3)硬化塗膜をキシレンを含ませたガーゼで往復10回
こすり、塗膜状態を観察した。 4)微粒化性:同一吐出量、エア圧で塗装した際の、霧
化粒子の微粒化レベルを目視評価 ○:非常に良好、△:やや不良、×:不良 5)外観:塗膜肌レベルを目視評価 ○:非常に良好、△:やや不良、×:不良 6)タレ性:電着、中塗まで塗装した20cm×30c
mのプレス板にベース膜厚が15または20μになるよ
うにスプレー塗装し、塗装ブース(25℃,85%R
H)中に塗板を垂直でセッティングした後、従来通り予
備加熱、クリヤー塗装を行う。得られた塗板のプレス部
の溜まり及びタレを目視評価 ◎:非常に良好、○:良好、△:やや良好、×:不良
フロントページの続き (72)発明者 奥出 芳隆 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】(a)全反応成分の合計量を基準にして平
均重合度5〜50のヒドロキシル基末端ポリアルカジエ
ンジオール単独、水添ポリアルカジエンジオール単独、
またはその混合物1〜30重量%を含んでいる、酸価5
〜50,水酸基価20〜250を有するポリエステル樹
脂と、 (b)前記ポリエステル樹脂の架橋剤と、 (c)着色顔料とを、塩基全体が前記ポリエステル樹脂
が有するカルボキシル基の総量の少なくとも50%を中
和する量であり、かつ中和当量の5〜20%を二価以上
の塩基性金属水酸化物が占める塩基を含んでいる水性媒
体中に溶解または分散してなる熱硬化性ベース塗料組成
物。 - 【請求項2】前記ポリエステル樹脂は、全反応成分の合
計量を基準にして30重量%までの炭素数6以上の脂肪
酸またはそれを含む油脂を含んでいる請求項1の熱硬化
性水性ベース塗料組成物。 - 【請求項3】前記ポリエステル樹脂は、全反応成分の合
計量を基準にして10〜60重量%の芳香族多価カルボ
ン酸を含んでいる請求項1または2の熱硬化性水性ベー
ス塗料組成物。 - 【請求項4】前記ポリエステル樹脂は、全反応成分の合
成量を基準にして3〜30重量%の環状ラクトンを含ん
でいる請求項1ないし3のいずれかの熱硬化性水性ベー
ス塗料組成物。 - 【請求項5】前記ポリエステル樹脂は、重量平均分子量
10,000〜200,000を有する請求項1ないし
4のいずれかの熱硬化性水性ベース塗料組成物。 - 【請求項6】前記ポリアルカジエンジオールおよび水添
ポリアルカジエンジオールは、数平均分子量1,000
〜4,000のポリイソプレンジオール、ポリブタジエ
ンジオールおよびそれらの水素添加物である請求項1な
いし5のいずれかの熱硬化性水性ベース塗料組成物。 - 【請求項7】前記架橋剤はメラミン樹脂であり、その割
合は固形分としてポリエステル樹脂:メラミン樹脂比=
6:4〜8:2である請求項1ないし6のいずれかの熱
硬化性水性ベース塗料組成物。 - 【請求項8】前記二価以上の塩基性金属水酸化物は、水
酸化カルシウム、水酸化マグネシウムまたは水酸化バリ
ウムである請求項1ないし7のいずれかの熱硬化性水性
ベース塗料組成物。 - 【請求項9】被塗物上にベースコート組成物を塗装し、
その上に透明なトップコート組成物をウエットオンウエ
ットで塗装し、両者を同時に硬化させることよりなる複
合塗膜形成方法において、ベースコート組成物として請
求項1ないし8のいずれかの熱硬化性水性ベース塗料組
成物を用いることを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14524695A JPH08311396A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 水性ベース塗料組成物および塗膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14524695A JPH08311396A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 水性ベース塗料組成物および塗膜形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08311396A true JPH08311396A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15380704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14524695A Withdrawn JPH08311396A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 水性ベース塗料組成物および塗膜形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08311396A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003011972A1 (de) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Bayer Materialscience Ag | Beschichtungsmittel, ein verfahren zu dessen herstellung und dessen verwendung zur erzeugung von strukturierten lackoberflächen |
| US8048486B2 (en) * | 2005-09-15 | 2011-11-01 | Rutgers, The State University Of New Jersey | Flame-retardant coating |
| JP2020519735A (ja) * | 2017-05-12 | 2020-07-02 | アンガス ケミカル カンパニー | エーテルアミン組成物およびコーティング |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP14524695A patent/JPH08311396A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003011972A1 (de) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Bayer Materialscience Ag | Beschichtungsmittel, ein verfahren zu dessen herstellung und dessen verwendung zur erzeugung von strukturierten lackoberflächen |
| US6863863B2 (en) | 2001-07-31 | 2005-03-08 | Bayer Aktiengesellschaft | Coating composition, a process for its preparation, and its use in the production of textured coated surfaces |
| US8048486B2 (en) * | 2005-09-15 | 2011-11-01 | Rutgers, The State University Of New Jersey | Flame-retardant coating |
| JP2020519735A (ja) * | 2017-05-12 | 2020-07-02 | アンガス ケミカル カンパニー | エーテルアミン組成物およびコーティング |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |