JPH0831401A - 鉛蓄電池の群溶接方法 - Google Patents

鉛蓄電池の群溶接方法

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JPH0831401A
JPH0831401A JP6161256A JP16125694A JPH0831401A JP H0831401 A JPH0831401 A JP H0831401A JP 6161256 A JP6161256 A JP 6161256A JP 16125694 A JP16125694 A JP 16125694A JP H0831401 A JPH0831401 A JP H0831401A
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Takeshi Kameda
剛 亀田
Mikio Oguma
幹男 小熊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極柱と極板の耳部の境界部分と該耳部への鉛
の回り込みをよくすることにより安定した品質を確保で
きる鉛蓄電池の群溶接方法を提供する。 【構成】 くし5,当金6,足し鉛7を用いて、くし5
の各スリットに各極板の耳部1をそれぞれ挿入し、くし
5を通り抜けた各耳部1の上に足し鉛7を置き、当金6
の凹部6aの上面に極柱3を置く。足し鉛7は極柱3側
の高さを低くし反対側を高くした形状のものを使用し、
この足し鉛7をその高さの低い側からトーチ8によるア
ーク溶接で溶かしてストラップを形成することにより各
耳部1と極柱3とを一体に溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、くし,当金,足し鉛を
用いて、アーク溶接で該足し鉛を溶かしてストラップを
形成することにより各耳部と極柱とを一体に溶接する鉛
蓄電池の群溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の鉛蓄電池の群溶接方法
は、図7及び図8に示すように、くし5,当金6,足し
鉛7を用いて、該くし5の各スリットに各極板の耳部1
をそれぞれ挿入し、該くし5を通り抜けた各耳部1の上
に台形状の足し鉛7を置き、当金6の凹部6aの上面に
極柱3を置き、TIG等のトーチ8を用いたアーク溶接
で足し鉛7をその長手方向の片側から順次溶かして図9
(A)(B)に示すようにストラップ2を形成しつつ各
耳部1と極柱3とを一体に溶接することにより行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アーク溶接による群溶接方法では、足し鉛7を予め極板
の耳部1の上に置くため、必要なストラップ2の厚みを
確保するためには、足し鉛7の厚みがある程度厚くなっ
てしまい、このため極柱3と耳部1の重なった部分へア
ークを近づけると、図9(A)(B)に示すように極柱
3の根元が溶けて凹部4が形成されてしまうため、極柱
3の強度が落ちてしまう問題点があった。逆に、アーク
を離すと、鉛のまわりこみが不十分になってしまう問題
点があった。そして、極板の耳部1では、アークを近づ
けると鉛が下に垂れてしまい、アークを離すと耳部1へ
鉛のまわりこみが不十分なため隙間ができてしまう問題
点があった。
【0004】本発明の目的は、極柱と極板の耳部の境界
部分と該耳部への鉛の回り込みをよくすることにより安
定した品質を確保できる鉛蓄電池の群溶接方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、くし,当金,
足し鉛を用いて、前記くしの各スリットに各極板の耳部
をそれぞれ挿入し、前記くしを通り抜けた前記各耳部の
上に前記足し鉛を置き、前記当金の凹部上面に極柱を置
き、アーク溶接で前記足し鉛を溶かしてストラップを形
成することにより前記各耳部と前記極柱とを一体に溶接
する鉛蓄電池の群溶接方法を改良の対象としている。
【0006】本発明においては、前記足し鉛は前記極柱
側の高さを低くし反対側を高くした形状のものを使用
し、前記足し鉛の高さの低い側から溶融していくことを
特徴とする。
【0007】この場合、足し鉛としては、極柱側に置く
部分が高さの低い低高さ部で、その反対側が立上がり部
を介して高さが高くなった高高さ部となっている形状の
ものを用いることができる。
【0008】また、足し鉛としては、極柱側に置く部分
が高さの低い低高さ部で、その反対側がテーパ部を介し
て高さが高くなった高高さ部となっている形状のものを
用いることもできる。
【0009】
【作用】このように足し鉛の形状を極柱側の高さを低く
すると、TIG等のトーチの先端を極柱の根元に可能な
限り近づけることができるため、鉛の溶かし方や流れ方
のコントロールが容易になる。
【0010】このため、極柱と極板の耳部の境界部分と
該耳部への鉛の回り込みがよくなり、極柱の根元が溶け
てそこに凹部が形成されるようなことがなくなり、得ら
れる群溶接部の品質を安定させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4(A)
(B)を参照して詳細に説明する。本実施例の鉛蓄電池
の群溶接方法では、くし5と当金6と足し鉛7とを用い
て、くし5の各スリットに各極板の耳部7を規定の高さ
まで上昇させてそれぞれ挿入し、くし5と当金6とで各
耳部1との間に隙間がないように各耳部1を挟み込む。
次に、極柱3の座部3aを当金6の凹部6aの上に置
き、足し鉛7を耳部1の上に置く。足し鉛7としては、
図3に示すように、極柱3側に置く部分が高さの低い低
高さ部7aで、その反対側が垂直の立上がり部7bを介
して高さが高くなった高高さ部7cとなっている形状の
ものを用いる。
【0012】かかる状態で、TIG等のトーチ8を極柱
3と足し鉛7に可能な限り近づけ、該トーチ8で足し鉛
7の長手方向の端の方からアークを発生させ、該トーチ
8を動かし、足し鉛7をその長手方向の端から順次溶か
しながら全体を溶かしてストラップ2を形成し、極柱3
と耳部1を一体に溶接し、図5(A)(B)に示すよう
な群溶接部9を得る。
【0013】このように足し鉛7の形状を極柱3側の高
さを低くすると、TIG等のトーチ8の先端を極柱3の
根元に可能な限り近づけることができるため、鉛の溶か
し方や流れ方をコントロールすることができ、極柱3と
耳部1の境界部分に鉛を十分回し込ませることができる
ため、極柱3と各耳部1との間に隙間ができず、また各
耳部1と鉛の密着性がよくなってこの部分にも隙間がで
きない。このため、極柱3の根元が溶けてそこに凹部が
形成されるようなことがなくなり、得られる群溶接部9
の品質を安定させることができる。
【0014】図6は、足し鉛7の他の形状の例を示した
ものである。本実施例の足し鉛7は、極柱3側に置く部
分が高さの低い低高さ部7aで、その反対側がテーパ部
7dを介して高さが高くなった高高さ部7cとなってい
る形状となっている。
【0015】このような形状の足し鉛7を用いても、前
述した実施例と同様の効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る鉛蓄電
池の群溶接方法では、足し鉛として極柱側の高さを低く
した形状のものを用いているので、トーチの先端を極柱
の根元に可能な限り近づけることができ、このため鉛の
溶かし方や流れ方のコントロールが容易になる。それ
故、極柱と極板の耳部の境界部分と該耳部への鉛の回り
込みがよくなり、極柱の根元が溶けてそこに凹部が形成
されるようなことがなくなり、得られる群溶接部の品質
を安定させることができる。また、本発明によれば、足
し鉛の長さを変えるだけで、多品種少量生産に対応でき
る点で優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉛蓄電池の群溶接方法の一実施例
における各部品のセット状態を示す斜視図である。
【図2】図1で用いている極柱の斜視図である。
【図3】図1で用いている足し鉛の横断面図である。
【図4】図1で群溶接する状態を示す横断面図である。
【図5】(A)(B)は本実施例の群溶接方法で得られ
た群溶接部の斜視図及び側面図である。
【図6】本発明で用いる足し鉛の他の形状を示した横断
面図である。
【図7】従来の鉛蓄電池の群溶接方法の実施状態を示す
横断面図である。
【図8】図7で用いている足し鉛の形状を示した横断面
図である。
【図9】(A)(B)は従来の群溶接方法で得られた群
溶接部の斜視図及び側面図である。
【符号の説明】
1 極板の耳部 2 ストラップ 3 極柱 3a 座部 4 凹部 5 くし 6 当金 6a 凹部 7 足し鉛 7a 低高さ部 7b 立上がり部 7c 高高さ部 7d テーパ部 8 トーチ 9 群溶接部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図(A)
(B)を参照して詳細に説明する。本実施例の鉛蓄電池
の群溶接方法では、くし5と当金6と足し鉛7とを用い
て、くし5の各スリットに各極板の耳部7を規定の高さ
まで上昇させてそれぞれ挿入し、くし5と当金6とで各
耳部1との間に隙間がないように各耳部1を挟み込む。
次に、極柱3の座部3aを当金6の凹部6aの上に置
き、足し鉛7を耳部1の上に置く。足し鉛7としては、
図3に示すように、極柱3側に置く部分が高さの低い低
高さ部7aで、その反対側が垂直の立上がり部7bを介
して高さが高くなった高高さ部7cとなっている形状の
ものを用いる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 くし,当金,足し鉛を用いて、前記くし
    の各スリットに各極板の耳部をそれぞれ挿入し、前記く
    しを通り抜けた前記各耳部の上に前記足し鉛を置き、前
    記当金の凹部上面に極柱を置き、アーク溶接で前記足し
    鉛を溶かしてストラップを形成することにより前記各耳
    部と前記極柱とを一体に溶接する鉛蓄電池の群溶接方法
    において、 前記足し鉛は前記極柱側の高さを低くし反対側を高くし
    た形状のものを使用し、前記足し鉛の高さの低い側から
    溶融していくことを特徴とする鉛蓄電池の群溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記足し鉛は、前記極柱側に置く部分が
    高さの低い低高さ部で、その反対側が立上がり部を介し
    て高さが高くなった高高さ部となっている形状のものを
    用いることを特徴とする請求項1に記載の鉛蓄電池の群
    溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記足し鉛は、前記極柱側に置く部分が
    高さの低い低高さ部で、その反対側がテーパ部を介して
    高さが高くなった高高さ部となっている形状のものを用
    いることを特徴とする請求項1に記載の鉛蓄電池の群溶
    接方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170093796A (ko) 2014-12-11 2017-08-16 오츠카 가가쿠 가부시키가이샤 전기 이중층 커패시터용 비수 전해액

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