JPH08315824A - 電極及び電極の製造方法 - Google Patents
電極及び電極の製造方法Info
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- JPH08315824A JPH08315824A JP8079958A JP7995896A JPH08315824A JP H08315824 A JPH08315824 A JP H08315824A JP 8079958 A JP8079958 A JP 8079958A JP 7995896 A JP7995896 A JP 7995896A JP H08315824 A JPH08315824 A JP H08315824A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池として作動させる場合に、低電位領域で
の充放電容量が小さいという課題があった。 【解決手段】 黒鉛構造における面間隔が、0.335
4nmから0.3400nmの範囲内にある黒鉛と、面
間隔が、0.343nmから0.355nmの範囲内に
ある黒鉛との混合物を、化学気相堆積法による熱分解、
又は、粉砕、混合、焼成により製造する方法による。
の充放電容量が小さいという課題があった。 【解決手段】 黒鉛構造における面間隔が、0.335
4nmから0.3400nmの範囲内にある黒鉛と、面
間隔が、0.343nmから0.355nmの範囲内に
ある黒鉛との混合物を、化学気相堆積法による熱分解、
又は、粉砕、混合、焼成により製造する方法による。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電極及び電極の製
造方法に関し、特にリチウムやカリウム等のアルカリ金
属をドーパント物質とする電池の電極活物質に関するも
のである。
造方法に関し、特にリチウムやカリウム等のアルカリ金
属をドーパント物質とする電池の電極活物質に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルカリ金属をドーパントとする
二次電池の電極としては、面間隔(d)が0.337n
mから0.355nmの範囲内にある単一の面間隔を有
する黒鉛を活物質とした電極が知られている(特開昭6
1−513号公報、特開昭61−1072号公報、及び
特開昭63−24555号公報)。
二次電池の電極としては、面間隔(d)が0.337n
mから0.355nmの範囲内にある単一の面間隔を有
する黒鉛を活物質とした電極が知られている(特開昭6
1−513号公報、特開昭61−1072号公報、及び
特開昭63−24555号公報)。
【0003】ここで、黒鉛は、炭素六員環の網平面の広
がりと重なりによって形成された構造を有するが、とく
にこの六員環網平面が非常に規則正しく重なったとき、
その面間隔が0.3354nmとなり、一方、これより
も不規則に重なったとき、その不規則性の増加と共に面
間隔は徐々に大きくなる。上記従来用いられた電極用黒
鉛はその面間隔が上記のうちの狭い範囲内に分布するも
のであった。
がりと重なりによって形成された構造を有するが、とく
にこの六員環網平面が非常に規則正しく重なったとき、
その面間隔が0.3354nmとなり、一方、これより
も不規則に重なったとき、その不規則性の増加と共に面
間隔は徐々に大きくなる。上記従来用いられた電極用黒
鉛はその面間隔が上記のうちの狭い範囲内に分布するも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の面間隔が狭い範囲に分布する面間隔が単一の黒鉛を
活物質とした電極は、その電気化学的充放電容量が小さ
いという問題点を有していた。とくに適当な正極と組み
合わせて電池として作動させる場合に重要となる低電位
領域での充放電容量が小さく、リチウム金属の電位を基
準として0Vから+0.5Vまでの低電位領域での容量
は、黒鉛1mg当り180mAh以下と小さなものであ
った。
来の面間隔が狭い範囲に分布する面間隔が単一の黒鉛を
活物質とした電極は、その電気化学的充放電容量が小さ
いという問題点を有していた。とくに適当な正極と組み
合わせて電池として作動させる場合に重要となる低電位
領域での充放電容量が小さく、リチウム金属の電位を基
準として0Vから+0.5Vまでの低電位領域での容量
は、黒鉛1mg当り180mAh以下と小さなものであ
った。
【0005】この発明は、上記問題を解決するためにな
されたものであり、ことに充放電容量の大きい電極及び
電極の製造方法を提供しようとするものである。
されたものであり、ことに充放電容量の大きい電極及び
電極の製造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる黒鉛
電極の高容量化を図るべく鋭意検討を行った結果、面間
隔の異なる特定の黒鉛の混合物が良好な電極特性を示す
ことを見出した。即ち面間隔(d)が0.3354nm
〜0.3400nmの範囲内にある第1の面間隔の黒鉛
と、(d)が0.343nm〜0.355nmの範囲内
にある第2の面間隔の黒鉛との混合物が低電位部分での
単位重量当たりの充放電容量において従来のものよりも
優れていることを見出し、この発明に到達した。
電極の高容量化を図るべく鋭意検討を行った結果、面間
隔の異なる特定の黒鉛の混合物が良好な電極特性を示す
ことを見出した。即ち面間隔(d)が0.3354nm
〜0.3400nmの範囲内にある第1の面間隔の黒鉛
と、(d)が0.343nm〜0.355nmの範囲内
にある第2の面間隔の黒鉛との混合物が低電位部分での
単位重量当たりの充放電容量において従来のものよりも
優れていることを見出し、この発明に到達した。
【0007】かくしてこの発明によれば、黒鉛構造にお
ける面間隔(d)が0.3354nmから0.3400
nmの範囲内にある黒鉛と、同じく面間隔(d)が0.
343nmから0.355nmの範囲内にある黒鉛との
混合物を電極活物質として用いてなる電極が提供され
る。
ける面間隔(d)が0.3354nmから0.3400
nmの範囲内にある黒鉛と、同じく面間隔(d)が0.
343nmから0.355nmの範囲内にある黒鉛との
混合物を電極活物質として用いてなる電極が提供され
る。
【0008】この発明において、上記各々の面間隔は、
通常、X線回折分析により測定され、具体的には回折ピ
ーク範囲の2θ値に基づいて決定される。ここで面間隔
が0.3354〜0.3400nmの範囲内にあると
は、この全範囲に面間隔分布を有していることを必ずし
も意味せず、少なくともこの範囲内に属する面間隔を有
しておればよい。一方の面間隔が0.343〜0.35
5nmの範囲についても同様である。
通常、X線回折分析により測定され、具体的には回折ピ
ーク範囲の2θ値に基づいて決定される。ここで面間隔
が0.3354〜0.3400nmの範囲内にあると
は、この全範囲に面間隔分布を有していることを必ずし
も意味せず、少なくともこの範囲内に属する面間隔を有
しておればよい。一方の面間隔が0.343〜0.35
5nmの範囲についても同様である。
【0009】即ち、第1の面間隔の範囲内(0.335
4〜0.3400nm)と第2の面間隔の範囲内(0.
343〜0.355nm)の面間隔を少なくとも有して
おればよく、例えばこれら両範囲がX線回折ピーク上で
連続状に分布するものであってもよい。
4〜0.3400nm)と第2の面間隔の範囲内(0.
343〜0.355nm)の面間隔を少なくとも有して
おればよく、例えばこれら両範囲がX線回折ピーク上で
連続状に分布するものであってもよい。
【0010】これらの黒鉛のうち、CuKα線を線源と
するX線回折計を用いた測定において、面間隔の小さい
方の黒鉛の(002)反射の回折極大ピークの回折線強
度に対する2θ(回折角)=25.0°での回折強度の
比が0.03から0.90、好ましくは0.03から
0.50の範囲内とした場合、例えばリチウム金属の電
位を基準として0Vから+0.5Vまでの低電位部分で
の充放電容量が従来の黒鉛電極に比して約1.4〜1.
7倍に増加する点で好ましい。この比率が0.9を越え
ると第2の面間隔の黒鉛種の比率が高まり、高電位部分
までを含めた充放電容量は増大するものの、充放電曲線
の平坦性が失われ、また、この比率が0.03未満であ
ると第1の面間隔の黒鉛種の比率が高まり、逆に、充放
電曲線の平坦性は良好になるものの、高電位部分までを
含めた充放電容量が減少するため、いずれにおいても低
電位部分での充放電容量は減少する点で好ましくない。
なお、ここで面間隔の大きな黒鉛種の(002)反射の
回折極大ピーク強度の代わりに2θ(回折角)=25.
0°での回折強度を用いるのは2種の黒鉛の(002)
反射回折線が近接して両ピークの分離が困難な場合を考
慮したものである。
するX線回折計を用いた測定において、面間隔の小さい
方の黒鉛の(002)反射の回折極大ピークの回折線強
度に対する2θ(回折角)=25.0°での回折強度の
比が0.03から0.90、好ましくは0.03から
0.50の範囲内とした場合、例えばリチウム金属の電
位を基準として0Vから+0.5Vまでの低電位部分で
の充放電容量が従来の黒鉛電極に比して約1.4〜1.
7倍に増加する点で好ましい。この比率が0.9を越え
ると第2の面間隔の黒鉛種の比率が高まり、高電位部分
までを含めた充放電容量は増大するものの、充放電曲線
の平坦性が失われ、また、この比率が0.03未満であ
ると第1の面間隔の黒鉛種の比率が高まり、逆に、充放
電曲線の平坦性は良好になるものの、高電位部分までを
含めた充放電容量が減少するため、いずれにおいても低
電位部分での充放電容量は減少する点で好ましくない。
なお、ここで面間隔の大きな黒鉛種の(002)反射の
回折極大ピーク強度の代わりに2θ(回折角)=25.
0°での回折強度を用いるのは2種の黒鉛の(002)
反射回折線が近接して両ピークの分離が困難な場合を考
慮したものである。
【0011】また黒鉛の場合、その面間隔は結晶性の良
好な指標となることが知られており、実際、X線回折法
での回折ピークの半値巾は、面間隔が小さくなるに従っ
て狭くなる。従って黒鉛の結晶性の高低は上記のごとき
面間隔の大小で充分に判断することができる。
好な指標となることが知られており、実際、X線回折法
での回折ピークの半値巾は、面間隔が小さくなるに従っ
て狭くなる。従って黒鉛の結晶性の高低は上記のごとき
面間隔の大小で充分に判断することができる。
【0012】この発明における異なった面間隔を有する
黒鉛の調製方法には種々の方法がある。
黒鉛の調製方法には種々の方法がある。
【0013】ことに、鉄族元素(鉄、コバルト、ニッケ
ル)または、それを含む合金よりなる基板上に、出発物
質である炭化水素化合物を化学気相堆積法によって熱分
解することにより合成する方法を利用し、分子量150
以下の炭化水素化合物を用いかつ下記条件: ・供給速度 0.05モル/時間〜15モル/時間 ・分子数密度 2×1021分子/l〜2.6×1022分子/l ・流 速 0.5cm/分〜70cm/分 ・熱分解温度 450℃〜1300℃(好ましくは700℃〜1200℃) で黒鉛の堆積を行うことにより、効率良く上記黒鉛を形
成させることができる。なお、これらから逸脱した条件
においては、前記した面間隔を有する黒鉛、ことに第1
の面間隔の黒鉛と第2の面間隔の黒鉛とのバランスがと
れた黒鉛を形成することは困難である。
ル)または、それを含む合金よりなる基板上に、出発物
質である炭化水素化合物を化学気相堆積法によって熱分
解することにより合成する方法を利用し、分子量150
以下の炭化水素化合物を用いかつ下記条件: ・供給速度 0.05モル/時間〜15モル/時間 ・分子数密度 2×1021分子/l〜2.6×1022分子/l ・流 速 0.5cm/分〜70cm/分 ・熱分解温度 450℃〜1300℃(好ましくは700℃〜1200℃) で黒鉛の堆積を行うことにより、効率良く上記黒鉛を形
成させることができる。なお、これらから逸脱した条件
においては、前記した面間隔を有する黒鉛、ことに第1
の面間隔の黒鉛と第2の面間隔の黒鉛とのバランスがと
れた黒鉛を形成することは困難である。
【0014】なお、この際用いる炭化水素化合物として
は、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素
等のいずれであってもよく、その具体例としては、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン、アン
トラセン、ヘキサメチルベンゼン、1,2−ジブロモエ
チレン、2−ブチン、プロパン、アセチレン、ビフェニ
ル、ジフェニルアセチレン及びその置換誘導体等が挙げ
られる。また堆積厚みは1〜300μm程度が適してい
る。
は、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素
等のいずれであってもよく、その具体例としては、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン、アン
トラセン、ヘキサメチルベンゼン、1,2−ジブロモエ
チレン、2−ブチン、プロパン、アセチレン、ビフェニ
ル、ジフェニルアセチレン及びその置換誘導体等が挙げ
られる。また堆積厚みは1〜300μm程度が適してい
る。
【0015】かかる熱分解法に用いる鉄族元素またはそ
れを含む合金からなる基板は、その導電性の故に黒鉛電
極の集電体として用いることができる。従って、この方
法によれば、前記黒鉛からなる黒鉛活物質の合成と黒鉛
電極の形成とを同時に行うことができ、実用上最も好ま
しい。なお、この際の基板は、平板状のみならず、発泡
状、網状等のいずれの形態のものであってもよい。
れを含む合金からなる基板は、その導電性の故に黒鉛電
極の集電体として用いることができる。従って、この方
法によれば、前記黒鉛からなる黒鉛活物質の合成と黒鉛
電極の形成とを同時に行うことができ、実用上最も好ま
しい。なお、この際の基板は、平板状のみならず、発泡
状、網状等のいずれの形態のものであってもよい。
【0016】ただしこの発明の黒鉛はたとえばピッチ系
炭素等の低結晶性黒鉛と、高温熱処理を施した炭素繊維
等の高結晶性黒鉛とを粉砕し混合し、焼成することによ
っても作製することができる。
炭素等の低結晶性黒鉛と、高温熱処理を施した炭素繊維
等の高結晶性黒鉛とを粉砕し混合し、焼成することによ
っても作製することができる。
【0017】このようにして得られた電極は、種々の電
池用電極として使用でき、ことにアルカリ金属をドーパ
ントとする二次電池用の負極として好適に用いることが
できる。
池用電極として使用でき、ことにアルカリ金属をドーパ
ントとする二次電池用の負極として好適に用いることが
できる。
【0018】第1の面間隔の黒鉛と第2の面間隔の黒鉛
とが混在しているため、黒鉛電極の低電位部分での充放
電容量は、従来の単一の面間隔の黒鉛からなるものに比
して、著しく(例えば約1.4〜1.7倍)増加する。
この低電位部分での充放電容量は、黒鉛電極を適当な正
極と組み合わせて、電池として作動させる場合に電池容
量、電池寿命等の電池性能の向上に役立つものである。
とが混在しているため、黒鉛電極の低電位部分での充放
電容量は、従来の単一の面間隔の黒鉛からなるものに比
して、著しく(例えば約1.4〜1.7倍)増加する。
この低電位部分での充放電容量は、黒鉛電極を適当な正
極と組み合わせて、電池として作動させる場合に電池容
量、電池寿命等の電池性能の向上に役立つものである。
【0019】一方、鉄族元素または、それを含む合金よ
りなる基板上に、出発物質である炭化水素化合物を、化
学気相堆積法によって熱分解することによって黒鉛を合
成する方法により、上記の電極を制御性良く製造するこ
とができる。
りなる基板上に、出発物質である炭化水素化合物を、化
学気相堆積法によって熱分解することによって黒鉛を合
成する方法により、上記の電極を制御性良く製造するこ
とができる。
【0020】
実施例1 CVD装置の中にニッケル基材を配置し、化学気相堆積
法によりベンゼンを供給して熱分解することによって、
該基材上に黒鉛を成長(90μm)させ、黒鉛電極を形
成した。このときの化学気相堆積法の反応条件は、供給
速度1.5mol/時間、分子数密度1.0×1022分
子/l、流速1.5cm/分、熱分解温度950℃であ
る。
法によりベンゼンを供給して熱分解することによって、
該基材上に黒鉛を成長(90μm)させ、黒鉛電極を形
成した。このときの化学気相堆積法の反応条件は、供給
速度1.5mol/時間、分子数密度1.0×1022分
子/l、流速1.5cm/分、熱分解温度950℃であ
る。
【0021】このように合成された黒鉛は、図1に示す
CuKα線を線源に用いたX線回折パターンによれば、
2θ=26.3°(面間隔0.339nmに相当する)
に(002)反射のピークをもつ第1の面間隔の黒鉛
と、それより低角度側の2θ=25°(面間隔0.35
6nmに相当する)にピークをもつ第2の面間隔の黒鉛
の混合物であり、該第1の面間隔の黒鉛の回折強度に対
する該第2の面間隔の黒鉛の回折強度の比は0.18で
あった。
CuKα線を線源に用いたX線回折パターンによれば、
2θ=26.3°(面間隔0.339nmに相当する)
に(002)反射のピークをもつ第1の面間隔の黒鉛
と、それより低角度側の2θ=25°(面間隔0.35
6nmに相当する)にピークをもつ第2の面間隔の黒鉛
の混合物であり、該第1の面間隔の黒鉛の回折強度に対
する該第2の面間隔の黒鉛の回折強度の比は0.18で
あった。
【0022】次にこの黒鉛電極を電解槽内に配設しリチ
ウム金属を対極とし、リチウムをドーバント物質とし、
電解液には1モル/lの過塩素酸リチウムを溶解したプ
ロピレンカーボネート、参照極にはリチウムを用いて、
リチウム原子のドープ、脱ドープによる充放電試験を行
った。この結果、リチウム参照極に対する放電時の電位
変化を図2の曲線Aに示すが、後述する比較例に比して
約1V以下の低電位領域で電池容量が著しく向上した。
ウム金属を対極とし、リチウムをドーバント物質とし、
電解液には1モル/lの過塩素酸リチウムを溶解したプ
ロピレンカーボネート、参照極にはリチウムを用いて、
リチウム原子のドープ、脱ドープによる充放電試験を行
った。この結果、リチウム参照極に対する放電時の電位
変化を図2の曲線Aに示すが、後述する比較例に比して
約1V以下の低電位領域で電池容量が著しく向上した。
【0023】実施例2 実施例1において、ベンゼンの代りにプロパンを用い、
供給速度を2.2モル/時間に、分子数密度を1.5×
1022分子/lに、流速を0.7cm/分に、熱分解温
度を900℃とする以外、実施例1と同様にして黒鉛を
合成した。
供給速度を2.2モル/時間に、分子数密度を1.5×
1022分子/lに、流速を0.7cm/分に、熱分解温
度を900℃とする以外、実施例1と同様にして黒鉛を
合成した。
【0024】合成された黒鉛は、図3に示すCuKα線
を線源に用いたX線回折パターンによれば、第1の面間
隔の黒鉛と第2の面間隔の黒鉛の混合物であり、2θ=
26.3°に対する2θ=25.0°の回折強度の比は
0.23であった。
を線源に用いたX線回折パターンによれば、第1の面間
隔の黒鉛と第2の面間隔の黒鉛の混合物であり、2θ=
26.3°に対する2θ=25.0°の回折強度の比は
0.23であった。
【0025】次にこれを実施例1と同様に黒鉛電極とし
て用い、充放電試験を行った。この結果は第2の曲線B
に示すが、低電位領域での容量が著しく大きかった。
て用い、充放電試験を行った。この結果は第2の曲線B
に示すが、低電位領域での容量が著しく大きかった。
【0026】比較例 CuKα線を線源に用いたX線回折パターンにおいて、
図4に示すような2θ=26.3°(面間隔0.339
nmに相当する)の第1の面間隔の黒鉛のみからなる黒
鉛電極を用いてリチウム原子のドープ、脱ドープによる
充放電試験を実施例1と同様な方法で行った。この結果
図2の曲線Cが得られ、低電位領域での容量が小さかっ
た。
図4に示すような2θ=26.3°(面間隔0.339
nmに相当する)の第1の面間隔の黒鉛のみからなる黒
鉛電極を用いてリチウム原子のドープ、脱ドープによる
充放電試験を実施例1と同様な方法で行った。この結果
図2の曲線Cが得られ、低電位領域での容量が小さかっ
た。
【0027】
【発明の効果】この発明の電極は、低電位部分での充放
電容量が通常の単一な面間隔のもののみからなる黒鉛に
比して増大化されたものである。従って、この発明の電
極は適当な正極と組み合わせて、例えば電池として作動
させた場合に電池性能の向上に役立つものである。そし
てその製造も簡便に行えるため、その有用性は極めて大
なるものである。
電容量が通常の単一な面間隔のもののみからなる黒鉛に
比して増大化されたものである。従って、この発明の電
極は適当な正極と組み合わせて、例えば電池として作動
させた場合に電池性能の向上に役立つものである。そし
てその製造も簡便に行えるため、その有用性は極めて大
なるものである。
【図1】本実施例に係る黒鉛のX線回折チャートの要部
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本発明に係る電極を用いた際の充放電試験結果
を比較例と共に示す図である。
を比較例と共に示す図である。
【図3】本実施例に係る黒鉛のX線回折チャートの要部
を示す図である。
を示す図である。
【図4】従来の黒鉛電極のX線回折チャートの要部を示
す図である。
す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 勝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中島 重夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 黒鉛構造における面間隔(d)が0.3
354nmから0.3400nmの範囲内にある第1の
面間隔を有する黒鉛と、同じく面間隔(d)が0.34
3nmから0.355nmの範囲内にある第2の面間隔
を有する黒鉛との混合物を電極活物質として用いてなる
ことを特徴とする電極。 - 【請求項2】 鉄族元素又はそれを含む合金よりなる基
板上に炭化水素化合物を出発原料とする化学気相堆積法
により熱分解して、黒鉛構造における面間隔(d)が
0.3354nmから0.3400nmの範囲内にある
第1の面間隔を有する黒鉛と、同じく面間隔(d)が
0.343nmから0.355nmの範囲内にある第2
の面間隔を有する黒鉛との混合物を得ることを特徴とす
る電極の製造方法。 - 【請求項3】 上記化学気相堆積法により熱分解する条
件が、 供給速度 0.05モル/時間〜15モル/時間、 分子数密度 2×1021分子/l〜2.6×1022分子/l、 流 速 0.5cm/分〜70cm/分、 熱分解温度 450℃〜1300℃、 であることを特徴とする請求項2に記載の電極の製造方
法。 - 【請求項4】 上記炭化水素化合物は、分子量150以
下であり、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレ
ン、アントラセン、ヘキサメチルベンゼン、1,2−ジ
ブロモエチレン、2−ブチン、プロパン、アセチレン、
ビフェニル、ジフェニルアセチレン及びその置換誘導体
から選ばれたことを特徴とする請求項2,3に記載の電
極の製造方法。 - 【請求項5】 低結晶性黒鉛と高結晶性黒鉛とを粉砕し
混合し、焼成して黒鉛構造における面間隔(d)が0.
3354nmから0.3400nmの範囲内にある第1
の面間隔を有する黒鉛と、同じく面間隔(d)が0.3
43nmから0.355nmの範囲内にある第2の面間
隔を有する黒鉛との混合物を得ることを特徴とする電極
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07995896A JP3158047B2 (ja) | 1988-06-08 | 1996-04-02 | 電極及び電極の製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07995896A JP3158047B2 (ja) | 1988-06-08 | 1996-04-02 | 電極及び電極の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP63141374A Division JP2718696B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 電 極 |
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|---|---|---|---|
| JP11565099A Division JP3532115B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 非水系二次電池 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH08315824A true JPH08315824A (ja) | 1996-11-29 |
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ID=13704825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07995896A Expired - Lifetime JP3158047B2 (ja) | 1988-06-08 | 1996-04-02 | 電極及び電極の製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3158047B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002190296A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Inoac Corp | 電池の負極構造およびその製造方法 |
| JP2009158099A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | リチウムイオン二次電池 |
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-
1996
- 1996-04-02 JP JP07995896A patent/JP3158047B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002190296A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Inoac Corp | 電池の負極構造およびその製造方法 |
| JP2009158099A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | リチウムイオン二次電池 |
| JP2013065545A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-04-11 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 炭素系負極材料、及び当該負極材料を有する二次電池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3158047B2 (ja) | 2001-04-23 |
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