JPH083183B2 - 人工軽量土を用いた擁壁の施工方法 - Google Patents

人工軽量土を用いた擁壁の施工方法

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JPH083183B2
JPH083183B2 JP63254827A JP25482788A JPH083183B2 JP H083183 B2 JPH083183 B2 JP H083183B2 JP 63254827 A JP63254827 A JP 63254827A JP 25482788 A JP25482788 A JP 25482788A JP H083183 B2 JPH083183 B2 JP H083183B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、人工軽量土を用いた擁壁の施工方法に関
する。
《従来の技術》 既存の土構造物の法面に擁壁を築造する工法は、例え
ば石積み擁壁であれば、法面の前面側に石積みを行な
い、その後裏込め土、裏込め砂利などを背面側に充填
し、このとき排出用パイプ等の施工も同時に行われてい
た。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、この石積みによる擁壁工法では前記法
面の前面に石積みと裏込めとを交互に繰り返しながら順
次構築するため、機械化施工が出来ず、施工の手間がか
かるほか、石積み技能者不足のおり、工期が長期化する
欠点があった。
また、機械化施工ができないため、石積み擁壁の施工
とその背面の裏込め作業の時期がずれることから、擁壁
背面の裏込め土の圧縮によってその表面に不同沈下が生
じやすかった。
さらには、擁壁の勾配が急であると、前記盛土や裏込
めによる土圧によって地滑りなどが起こり易く、したが
って、前記擁壁の安定化を保つために勾配を緩くとって
施工する必要がある。しかし、このように緩勾配にする
と、その分だけ擁壁の上部または下部の用地面積を縮小
させることになり、用地の有効利用ができなかった。
この発明は以上の欠点を解決するものであって、機械
化施工ができ、圧縮による不同沈下がなく、擁壁の勾配
を急にしても地滑りなどを生ずることがなく、そのため
擁壁上下の用地面積を広くとることのできるようにした
人工軽量土を用いた擁壁の施工方法を提供することを目
的とする。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この発明は、擁壁を構成す
る土砂として、砂質土や粘性土等の自然土やフライアッ
シュ、高炉スラグなどの産業副産物の単独もしくはこれ
らの混合物と、気泡を発生させる発泡剤もしくは起泡剤
を発泡させた気泡および固結剤とを混合撹拌した混合物
を用い、該混合物を既存用地の法面と型枠との間に順次
所定の高さで打設し固結させることを繰り返すことによ
って既存用地の法面に所定勾配の軽量土構造物を積層状
に構築するようにした。
また、この発明では前記型枠はコンクリートなどで構
成された板状の本体と、この本体の背面側に設けられた
アンカー材とを備え、この型枠の背面に前記軽量土構造
物を積層状に構築し、前記アンカー材をこの軽量土構造
物中に埋設することで前記型枠を埋め殺し状態に一体化
することができる。
更にこの発明では、既存用地の法面を削りとって新た
な急勾配の擁壁を築造するようにもできる。
《作 用》 以上の構成によれば、既存用地と型枠の間に打設され
た軽量土混合物は固結し、人工軽量土構造物となる。ま
た、固結後はその上部に同様にして順次軽量土混合物が
打設され、これを繰返えすことにより擁壁が完成する。
したがって、型枠に土圧などの負荷をかけず、また地
盤沈下などを生じない。
型枠としてコンクリート製のものを用いた場合には、
軽量土構造物は裏込め土砂としての機能と、擁壁の補強
としての機能を兼用する。
得られる擁壁は、軽量土混合物が軽量なので急勾配に
することができ、既存用地の法面の勾配との差に応じ
て、上部側用地面積、または下部側用地面積を拡幅でき
る。
《実 施 例》 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
第1図、第2図はこの発明を既存盛土の高速道路の法
面に構築される擁壁の施工方法に適用した場合を示すも
のである。
図において、上部が高速道路用地1aである既存盛土1
の下部地盤面Eには、既存盛土1の法面W1の勾配より急
勾配の型枠2が構築される。
なお、第1図に示す法面W2は、型枠2を設置するため
に若干既存法面W1を掘削している。
型枠2は第2図(a),(b)に示すように、コンク
リートタイル状をなす所定寸法のユニットに形成され、
得ようとする擁壁3の表面を構成する平板状の型枠本体
2aを備えている。
そして、この型枠本体2aの裏面側には、縦横に配置さ
れたアンカー材2bが設けられ、型枠2は、本体2aが所定
角度になるようにアンカー材2bによって立て掛け状態に
法面W2から所定の間隔を置いて設置される。
次いで、型枠2の構築状態ではその下部地盤面Eに排
水用のフィルタFが敷設される。
以上の準備完了後、軽量土混合物Aを型枠2と既存盛
土1との隙間に打設し、固結させることによって人工軽
量土構造物6が両者間を一体に結合した状態で積層状に
構築される。
この場合、型枠2を定着させるために、その全高に相
当する軽量土混合物Aを一度に打設せず、適当な量を打
設した状態で一旦停止し、混合物Aがある程度固結した
後に残量を打設してもよい。
前記軽量土混合物Aは、第1図に示すように、既存盛
土1の上部用地1aの面に設置された製造プラントによっ
て製造され、順次打設される。
この軽量土混合物Aは、土砂Bと、これに起泡剤、例
えば界面活性剤、動物性加水分解蛋白質を水に溶解した
水溶液Cを圧縮空気とともに発泡器7に供給して前記起
泡剤を発泡させた起泡Dと、固結剤E、例えばセメント
スラリーとを連続式のミキサー8に投入し、ミキサー8
でこれらを混合撹拌することで作製される。
作製された軽量土混合物Aは、ベルトコンベア9によ
って前記既存盛土1の法面W2と型枠2との間に打設さ
れ、その打設量がほぼ型枠2の天端に至った状態で打設
作業を停止する。打設された軽量土混合物Aは、固結剤
Eを含有しているので気泡Dを含んだ状態で固結し、固
結によって軽量土構造物6が型枠2の裏面に一体化した
状態で構築される。
この作業完了後に次の型枠2の構築作業が行われる。
この作業は、この実施例では次の段の型枠2を最下段
の型枠2上に連続かつ同一勾配となるように設置する方
法によって行なわれているが、上段側のものを下側より
も急傾斜にすることもできる。
この場合にあっても、軽量土構造物6の表面にフィル
タFを設置し、前記と同様に軽量土混合物Aを既存盛土
1と型枠2の間に打設し、固結することを繰り返す。
最終段階では、最上部の型枠2の天端を、既存盛土1
の上部用地面1aと同一水平面となるように設け、フィル
タFを設置後、この型枠2と既存盛土1との隙間に軽量
土混合物Aを打設し、これを固結させることによって、
擁壁3の築造が完成する。
完成状態において、前記型枠本体2aは擁壁3の表面を
構成し、その背部のアンカー材2aは軽量土混合物A中に
埋設され、これにより型枠2は埋め殺し状態で前記軽量
土構造物6と一体化される。
そして、この実施例では擁壁3の完成状態では既存盛
土1と型枠2との勾配の差に応じた上部の高速道路用地
1aの拡幅Lを得られることになる。
なお、図においては、型枠2を3段に積み重ねている
が、これは型枠2の大きさや重量、法面W2の高さ、およ
び軽量土混合物Aの固結までに型枠2に加わる側圧等に
よって定まる。
また型枠2を一般に用いられる耐水合板等で構成して
もよく、この場合には施工完了後型枠2を撤去すれば、
軽量土構造物6の露出表面を擁壁3の表面とすることが
できる。
さらに、以上の軽量土混合物Aに使用できるのは、土
砂Bとして、現場で掘削された土砂のほか、他の場所か
ら運搬された砂質土や、粘性土等の自然土、或いはフラ
イアッシュ、高炉スラグなどの産業副産物を単独ないし
は混合して用いることができる。
さらにまた、気泡Dに替えて、無機質系の発泡剤、例
えばアルミニウム粉末や過酸化水素系の発泡剤も使用で
き、これらを用いる場合には発泡器7は必要とせず、発
泡剤を土砂Bと固結剤Eとに混合し撹拌するだけで軽量
土混合物Aを得るとこができる。
更に、軽量化の促進と、コストダウンとを考えると人
工軽量土Aに多孔質の高炉急冷スラグ,高炉膨脹スラグ
等の軽量化剤を混入させることが推賞される。また更
に、軽量土Aの設計仕様に応じた圧縮強度,剪断強度の
確保は固結剤Eとしてのセメント,フライアッシュ,高
炉スラグ微粉末,石灰などを単独ないしは組合せて用い
ることができる。
透水性が必要な場合には、固結剤Eの単位水量を減ず
ればよい。
また、前記実施例では施工現場において軽量土混合物
を作製したが、予め製造し、混合撹拌しながらダンプカ
ー等で打設現場まで搬送するようにしてもよい。
第3図はこの発明の第二実施例を示すものである。
図における実施例は、既存用地20の想像線で示す法面
Wを削土して新たな急勾配の法面W′とし、この法面
W′に沿って平行して前記第一実施例と同様に型枠2の
構築と軽量土混合物Aの積層状の打設作業を交互に繰り
返すことによって、型枠2の裏面に軽量土構造物6が一
体化した擁壁21の築造を完成するようにしている。
この実施例では勾配差に応じて、既存用地20が幅L1だ
け拡幅されるとともに、下部側用地20aも幅L2だけ拡幅
される。
第4図はこの発明の第三実施例を示すものである。
この実施例では、既存盛土30の下部側にこれの法面W
よりも急勾配のコンクリート製擁壁本体31を構築し、そ
の裏面に軽量土混合物Aを順次積層状に打設することで
擁壁本体31と軽量土構造物6とが一体化した擁壁32の築
造を完成するようにしている。この実施例でも前記第一
実施例と同様上部側用地30aを拡幅できる。
《発明の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この発明
による人工軽量土を用いた擁壁の施工方法にあっては、
打設された軽量土混合物が固結した後、同様にして順次
打設されるので、従来の石積み工法と異なり、機械化施
工が可能であり、工期も短縮する。また、構築された擁
壁は勾配が急であっても、自己崩壊することがなく、擁
壁の勾配と既存用地の法面の勾配との差に応じて、上部
側用地面積、または下部側用地面積を拡幅できる。
構築された人工軽量土構造物は、軽量であり、順次固
化するため型枠に土圧などの負荷をかけず、また打設後
地盤沈下を生じない。
型枠としてコンクリート擁壁を用いた場合には、裏込
め土砂としての機能と、擁壁の補強としての機能を兼用
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一実施例を示す断面説明図、第2
図(a),(b)は同実施例に用いるコンクリート製型
枠の説明図、第3図はこの発明の第二実施例を示す断面
説明図、第4図はこの発明の第三実施例を示す断面説明
図である。 A……軽量土混合物、B……土砂 C……水溶液、D……気泡 E……固結剤 1,20,30……既存盛土(既存用地) 1a……高速道路用地(上部側用地) 2……型枠 3,21,32……擁壁 6……人工軽量土構造物 20a……下部側用地 30a……上部側用地 31……擁壁本体 W,W′……法面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】擁壁を構成する土砂として、砂質土や粘性
    土等の自然土やフライアッシュ、高炉スラグなどの産業
    副産物の単独もしくはこれらの混合物と、気泡を発生さ
    せる発泡剤もしくは起泡剤を発泡させた起泡および固結
    剤とを混合撹拌した混合物を用い、該混合物を既存用地
    の法面と型枠との間に順次所定の高さで打設し固結させ
    ることを繰り返すことによって既存用地の法面に所定勾
    配の軽量土構造物を積層状に構築することを特徴とする
    人工軽量土を用いた擁壁の施工方法。
  2. 【請求項2】前記型枠はコンクリートなどで構成された
    板状の本体と、この本体の背面側に設けられたアンカー
    材とを備え、この型枠の背面に前記軽量土構造物を積層
    状に構築し、前記アンカー材をこの軽量土構造物中に埋
    設することで前記型枠を埋め殺し状態に一体化すること
    を特徴とする請求項1に記載の人工軽量土を用いた擁壁
    の施工方法。
  3. 【請求項3】前記既存用地の法面を削りとって新たな急
    勾配の擁壁を築造するようにしたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の人工軽量土を用いた擁壁の施工方
    法。
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