JPH08322600A - 3’−固有の校正活性を有するdnaポリメラーゼの使用 - Google Patents

3’−固有の校正活性を有するdnaポリメラーゼの使用

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JPH08322600A
JPH08322600A JP8160550A JP16055096A JPH08322600A JP H08322600 A JPH08322600 A JP H08322600A JP 8160550 A JP8160550 A JP 8160550A JP 16055096 A JP16055096 A JP 16055096A JP H08322600 A JPH08322600 A JP H08322600A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】脱活性化剤の存在又は非存在下に、オリゴ
−もしくはポリ−リボヌクレオチド、又はオリゴ−もし
くはポリ−デゾキシリボヌクレオチドの3' 位から保護
基を除去するための3' −固有の校正活性を有するRN
A又はDNAポリメラーゼの使用。 【効果】本発明を用いることにより、未知DNAの配列
及び/又はその濃度を決定することができる。本発明の
方法はゲルを用いないDNAの配列決定法の改良法を提
供するものであり、DNAの配列決定の自動化を可能と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オリゴ−又はポリ
リボ−又はデゾキシリボヌクレオチドの3’−位から保
護基を除去するための脱活性化剤の存在下又は非存在下
に、3’−固有の校正活性(3’−IEA)を有するD
NA又はRNAポリメラーゼの使用に関する。この使用
は、部分的にゲルを使用しない配列決定法の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現代分子遺伝学は、いまや、ガンや遺伝
病などの複雑な生物学的過程及び病理学の理解において
重要な進展をもたらしている。これは、主として70年
代後半のヌクレオチド配列決定法(サンガーら(Sange
r, F., Nicklen, S. and Coulson, A. R. :プロシーデ
ィングス オブ ナショナル アカデミー オブ サイ
エンスUSA 74 (1977),5463-5467 、マキサムとギル
バート(Maxam, A. M. andGilbert, W. :プロシーディ
ングス オブ ナショナル アカデミー オブ サイエ
ンスUSA 74 (1977),560-564)の進展により可能とさ
れたものである。これらの古典的方法はいまでもや世界
中のほとんどの研究室でその元の形のまま使用されてい
る。第一選択の方法として広く受入れられているにもか
かわらず、サンガーのジデオキシ法は未だ完全自動化に
は至っていない。主としてゲル電気泳動段階のためであ
る。従って、このバッチステップは速度及び処理試料数
の面で改善されてきた。しかし、これらの明白な限界を
克服する別法の探索する試みが現在行われているところ
である。これらの試みは大きな報いを受けておらず、最
近、ハイブリダイゼーションによる配列決定(ストレゾ
スカら(Strezoska, Z.,Paunescu, T., Radosalvjevic,
D., Labat, I., Drmanac, R. and Crkvenjakov, R. :
プロシーディングス オブ ナショナル アカデミー
オブ サイエンスUSA 88 (1991) 10089-10093) や走
査型トンネル顕微鏡法(ドリスコルら(Driscoll,R.
J., Youngquist, M. G. and Baldeschwieler, J. D. :
ネイチャー 346 (1990) 294-296)などの新規出現の概念
やプロジェクトが現れたにすぎない。
【0003】このような考えを秘めて、幾つかのチーム
は新たなアプローチを提案している。それは、サンガー
のジデオキシ法の酵素力を利用するが、その後にポリア
クリルアミドゲル電気泳動により分析される生産物の複
雑な混合物を生成させない方法である(ツィエン(Tsie
n, R. : WO91/06678号、ギブスら(Gibbs,
R., Civitello, A., Burgess, K., Raghavachari, R.,
Metzker, M. : WO93/0518号、キャナードとサ
ルファティ(Canard and Sarfati):フランス特許930353
8 号)。この新たな取組みは決定対象であるヌクレオチ
ド配列に相補的な成長途中のDNA鎖中に単塩基付加を
行うことに依存する。付加された塩基はそれぞれ段階的
手法で同定され、そして未知の配列は完全自動化されリ
アルタイムで決定(deduced) される。DNAポリメラー
ゼによる1個のそして1個だけの塩基の付加を制御する
ため、4種の塩基ATGCの特定のヌクレオシド5’−
三リン酸は、それらがなおDNAポリメラーゼの良い基
質であり、相互に容易に区別され得るものであり、そし
て鎖−終結基として機能することができ、あるいはいっ
たん組み込まれたときは同定の対象となる次の塩基の付
加のための新たな3’−プライマーとして機能すること
ができるように設計されなければならない。
【0004】このような基質の3’−水酸基の化学的保
護は組み込まれるかぎり所望の性質をこれらの基質に与
えるであろう、そしてそれらの3’−ブロック水酸基は
脱保護により官能性の3’−末端を回復するであろう。
このようにして、3’−保護は4種の塩基ATGCのそ
れぞれの標識として働き、その同定は塩基対合の標準則
を用いてDNA鋳型に対応する核酸塩基の同定を意味す
ることになり、従って、このプロセスが効率的に回ると
きはヌクレオチド配列を決定するための極めて容易な方
法を提供する。多数の3’−修飾−2’−デオキシヌク
レオシド5’−三リン酸が合成され、これらがDNAポ
リメラーゼの基質となることが明らかにされ(コーンバ
ーグ(Kornberg, A.) :DNA複製(1980)フリーマ
ン、サンフランシスコ、テイバーとリチャードソン(Tab
or, S. and Richardson, C. : プロシーディングス オ
ブ ナショナル アカデミー オブ サイエンスUSA
86 (1989) 4076-4080、クラエブスキー(Kraevsky, A.
A.) : モレキュラー バイオロジー 21 (1987) 25-29、
キャナードとサルファティ(Canard and Sarfati):ジー
ン 148 (1994) 1-16)、従って妥当な時間で組み込み反
応が容易に行われることについてはほとんど疑いがな
い。同様に、蛍光標識塩基を持つヌクレオチドや伸長さ
れたDNAの蛍光検出が、現在半自動配列決定装置(ベ
ンターら(Venter, C. J.. Adams, M. D., Martin-galla
rdo, A., McCombie, R. W. and Fields,C. : T. I. B.
S. 10 (1992) 8-11) の標準的プロトコールに採用され
ており、また3’−エキソヌクレアーゼによる反応で放
出される1種の蛍光分子について適用されている(デイ
ビスら(Davis, L., Fairfield, F. R., Harger, C. A.,
Jett, J. H., Keller, R. A., Hahn, J. H., Kratowsk
i, L. A., Marropne, B. L., Martin, J. C., Nutter,
H. L., Ratcliff, R. L., Shera, B. E., Simpson,D.
J. and Soper, S. A. : ジェネティック アナリシス
テクニクス アンドアプリケーションズ 8 (1991) 1-7
) 。このことは、開発や自動化のレベルで、組み込み
や検出の問題を既に解決容易なものとしている。
【0005】しかし、脱保護の問題は明らかに未解決で
あり、従って重要なステップである。3’−位は標準組
み込み条件下で完全に安定であるように保護し、望まし
くない僅かな濃度の未保護ヌクレオシド5’−三リン酸
の形成を回避しなければならない。しかし、3’−位は
DNAの化学的安定性及び二本鎖安定性と両立し得る他
の温和な条件下で容易に脱保護される。ギブスら(Gibb
s, R., Civitello, A.,Burgess, K., Raghavachari,
R., Metzker, M. : WO93/0518号) は、光感受
性の従ってUV照射により3’−水酸基末端を回復する
3’−スペーサーアームを持つこのようなチミジンヌク
レオチド基質を設計した。しかしながら、これは精巧を
要し、他の3種の塩基であるAGCに適用するには化学
的に困難であり、スペーサーアームの設計従って対応す
る標識には柔軟性がほとんどなく、そしてBstDNA
ポール(pole)I以外の他のDNAポールの使用に関して
はデータが存在しない(ギブスら(Metzker, M., Ragha
vachari, R., Burgess, K. and Gibbs, R. :コールド
スプリング ハーバー ラボラトリー アブストラク
ト、ゲノムマッピング アンド シーケンシング ミー
ティング,(1994) p170 )。
【0006】キャナードとサルファティ((Canard and
Sarfati) :フランス特許9303538 号)は、室温における
中性条件下で間接的にそして直ちに脱保護される新たな
3’−修飾−2’デオキシヌクレオチドを設計した。こ
れらの著者は低い速度ではあるけれども、3’−エステ
ルを加水分解することができるエステラーゼ様酵素を用
いる酵素的脱保護に関するデータをも提供した(キャナ
ードとサルファティ(Canard and Sarfati): ジーン 148
(1994) 1-16)。酵素的脱保護は、それが動力学的に魅
力的である、すなわち脱保護が理想的に数秒間で進行す
るに違いないことを除き、このような配列決定過程に組
み込むに要望される多くの性質がある。
【0007】理想的な組み込み条件をサーチする間に、
終結したDNAの3’−ブロック端を脱保護するために
ほとんどのDNAポリメラーゼを使用することができ、
適当な3’−脱保護酵素を探索する苦労から開放される
ことを発見した(キャナードとサルファティ(Canard an
d Sarfati): ジーン 148 (1994) 1-16、及び印刷中(199
4))。しかしながら、DNAポリメラーゼのこの一般的
性質は、ツィエン(Tsien, R. :WO91/06678
号) などに記載されているようにゲルを用いない配列決
定法では全く無効となる。
【0008】DNAポリメラーゼにより相補鎖が段階的
に作られ、そしてその後に長時間を要するゲル電気泳動
を必要としない、上記のようなゲルを用いない配列決定
法は、例えばサンガー(Sanger)の古典的方法(WO91
/06678、WO93/05183、DE41411
78、US5.302.509、FR9303538)
に勝る本質的利点がある。3’−修飾ヌクレオチド(D
NAチェインターミネーター)はDNAポリメラーゼの
基質として表される。しかし、DNA鎖の3’−末端に
導入されたこの基(3’−標識)の除去は、第二のステ
ップで行わなければならない。化学的、光化学的及び酵
素的方法がこれに関し通常適用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする主要な問題は、上述の欠点を克服すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
(1) DNA又はRNAポリメラーゼ、脱保護剤、及
び必要に応じ鋳型と脱活性化剤の存在下に、式(I)
【0011】
【化2】
【0012】(式中、Xは二官能性連結基であり、Yは
活性基を付与する残基であり、Bはプリン、ピリミジ
ン、デアザプリン、デアザピリミジン又はそれらのアナ
ログである。)で表されるオリゴ−もしくはポリ−リボ
ヌクレオチド、又はオリゴ−もしくはポリ−デゾキシリ
ボヌクレオチドからY基を除去する方法、(2) Xが
酸素、硫黄又は−NH−であり、Yが−C(O)R、−
CH2 −R、−C(S)NH−R、又は−C(O)NH
−R基であり、ここでRはハプテン、発色団又は分岐し
又は分岐していない1原子以上からなるアルキル基であ
る、前記(1)記載の方法、(3) Rが蛍光発色団で
あり及び/又はアルキル基が1〜20原子よりなるもの
である、前記(1)記載の方法、(4) 該ポリメラー
ゼが鋳型依存性のDNAポリメラーゼである、前記
(1)〜(3)いずれかに記載の方法、(5) ポリメ
ラーゼとして顕著な3’−5’−エキソヌクレアーゼ活
性を有しないポリメラーゼを用い、鋳型が式(I)のオ
リゴヌクレオチド化合物とハイブリッドを形成すること
ができるデゾキシヌクレオチド配列である、前記(1)
〜(4)いずれかに記載の方法、(6) 遺伝子工学的
に又は化学的に合成された3’−5’−エキソ−マイナ
スT7−ポリメラーゼ、Taqポリメラーゼ及びHIV
逆転写酵素が用いられる、前記(1)〜(5)いずれか
に記載の方法、(7) 脱保護剤がリボ−又はデゾキシ
リボヌクレオシド−5’−三リン酸又はその誘導体であ
る、前記(1)〜(6)いずれかに記載の方法、(8)
脱保護剤が式(I)のオリゴヌクレオチドの3’末端
に続く鋳型鎖のヌクレオチドに相補的である、前記
(7)記載の方法、(9) 鋳型及び脱活性化剤が存在
し、そしてその脱活性化剤がX−Y結合の開裂を顕著に
阻害する物理的、化学的又は酵素的手段である、前記
(1)記載の方法、(10) 3’−固有の校正活性を
有するDNAポリメラーゼ又はRNAポリメラーゼが使
用されるものである、前記(1)〜(9)いずれかに記
載の方法、(11) 1個以上のデゾキシヌクレオシド
三リン酸(dNTPs)又はその誘導体をDNAに組み
込み、そして必要があれば該DNAの濃度又は配列を決
定することを特徴とし、適当なプライマー、DNA鋳型
及び適当な緩衝液を3’−固有の校正活性を有するDN
Aポリメラーゼに加えて使用する前記(1)〜(10)
いずれかに記載の方法、(12) ゲルを用いないヌク
レオチド配列決定法において使用される、前記(1)〜
(10)いずれかに記載の方法、並びに(13) 目的
のDNA配列中のヌクレオチド反復の数の計測において
使用される、前記(1)〜(10)いずれかに記載の方
法、に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明について説明する。
上記の問題は、本発明によって解決され、そして幾つか
の分子生物学的技法、特にゲルを使用しない配列決定法
における一つの道具として3’−固有の校正活性(3’
−IEA)を有するDNAポリメラーゼの使用に向けら
れる。この3’−IEAはDNAチェインターミネータ
ーでない3’−修飾DNAポリメラーゼ基質の使用を可
能とする。3’−標識は次のヌクレオチドの付加の間に
DNAポリメラーゼにより除去されるから、最初の3’
−修飾ヌクレオチドは次のヌクレオチドに対するプライ
マーとして働くことができる機能的3’−末端に変換さ
れる3’−位を有する虚偽のチェインターミネーターで
ある。本発明の基盤となる重要な事実は、3’−標識が
次の正しいヌクレオチドの付加と同時にDNAポリメラ
ーゼそれ自体により放出されるということである。従っ
て、放出された3’−標識はヌクレオチドが挿入された
ことの指標であり、そして次のヌクレオチドがその標識
の放出を呼び起こしたことの指標ともなる。従って、D
NAポリメラーゼが、3’−標識ヌクレオチドの挿入及
びその後の古典的ヌクレオチドの付加の際、3’−標識
を放出することができるという事実は、未知のDNA鎖
上の二つの連続する核酸塩基についての情報を与える。
このことは、ツィエン(Tsien,R. : WO91/066
78号) 、ギブス(Gibbs) ら1991、キャナードとサ
ルファティ(Canard and Sarfati) :フランス特許930353
8 号に記載されたゲルを用いない配列決定法において挿
入されたヌクレオチドに特異的な3’−標識を除去する
ために使用することができる。この場合、3’−IEA
は脱保護段階を効率的に行うためのそしてそれに続く挿
入された塩基を同定するための鍵となる。4種の古典的
ヌクレオチドのうちから3種の混合物の重合化及び第4
の3’−標識ヌクレオチドの重合化は、3’−IEAを
有するDNAポリメラーゼの存在下にプライマーDNA
に付加すると、正常に進行するが、3’−標識を持つヌ
クレオチドがDNAに組み込まれると直ちに培地中に
3’−標識が放出されることを指摘するのも興味があ
る。従って、培地中に遊離の標識が存在することは、重
合が起こったことの指標となる。所与の反応混合物(P
CRのような)中で重合が起こったか否かを素早くチェ
ックできるから、これは特に興味深い。この標識は、
3’−付加形に比べると3’−遊離形で容易に同定され
るものが好ましい。
【0014】本発明の典型的なDNAポリメラーゼ基質
は一般式(I)の化合物である。
【0015】
【化3】
【0016】上式中、Xは2官能性の連結基、Yは活性
基を付与する残基、そして残基Bはプリン、ピリミジ
ン、デアザプリン、デアザピリミジン、又はそれらのア
ナログであり、好ましい化合物はXが酸素、硫黄又は−
NH−基でありそしてYは−C(O)R、−CH2
R、−C(S)NH−R、又は−C(O)NH−R基で
あり、ここでRはハプテン、色素又は蛍光発色団などの
発色団又は分岐し又は分岐していない少なくとも1原子
からなるアルキル基である。特に、2’−デオキシ3’
−エステル化ヌクレオシド5’−三リン酸は、同種のヌ
クレオチドのみを用いる単純始発測定(simple standin
g start assay)において幾つかのDNAポリメラーゼの
基質となる。しかし、4種の3’−エステル化デオキシ
ヌクレオチドの混合物を使用するときは、大腸菌DNA
ポリメラーゼI大断片とT7DNAポリメラーゼを用い
て1個以上の付加産物が観察された。TaqDNAポリ
メラーゼ及びその他の幾つかの好熱性酵素ではこれは観
察されなかった。このことは、読み取りが3’−非保護
デオキシヌクレオチドの微量によるものではないことを
示唆する。TaqDNAポリメラーゼを用いる最適組み
込みレベルは、驚くべきことに、TaqDNAポリメラ
ーゼに対する72℃という既知の最適温度よりも遙に低
い37℃と45℃の間の温度にある。しかしながら、ク
ローニングされた好熱性酵素と天然の好熱性酵素を使用
した場合、生産物パターンに差異はみられなかったこと
から、大腸菌DNAポリメラーゼによるクローニング産
物の汚染の可能性は否定できる。3’−エステルの除去
も、遺伝子工学的に作成されたこのような校正活性を欠
くT7DNAポリメラーゼ(シークエナーゼ(Sequenas
e))の使用により例示されるように、DNAポリメラー
ゼ分子としばしば結合している3’→5’エキソヌクレ
アーゼ活性の存在不存在には一貫して無関係であった。
3’−エステル化ヌクレオチドをDNAの不存在下にT
7DNAポリメラーゼと共にインキュベートし、この酵
素を熱失活させ、この混合物をDNA鋳型/プライマー
及びTaqDNAポリメラーゼとインキュベートする
と、以前のように1個の付加産物が観察された。これは
3’−エステルが組み込みの前に加水分解されないこと
を示すものである。
【0017】3’−IEAを有するDNAポリメラーゼ
の使用にかかる本発明の他の目的は、成長しつつあるD
NA鎖中に挿入されたその担体核酸塩基の量に化学量論
的である培地中に放出される遊離の標識の量に関する。
これは、所与の塩基、所与のジヌクレオチド、所与のト
リヌクレオチド、又は4種の塩基ATGCのうちの3種
のみを含む所与の反復配列の反復の数を決定する場合に
特に興味がある。次に、このような測定において、反復
するモチーフの伸長により重合が起こるとき、培地中に
放出される標識の量は該モチーフの反復の数に直接比例
する。これは、DNA配列中の反復の数が、例えば、脆
弱X染色体症候群(フーら(Fu, Y.-H.,Kuhl, D. P. A.,
Pizzuti, A., Pieretti, M., Sutcliff, J., Richard
s, S., Verkerk, A. J. M. H., Holden, J. J. A., Fen
wick, R. G., Warren, S. T., Oostra, B. A., Nelson,
D. L. and Caskey, C. T. : セル 67 (1991) 1047-10
58) や同様の分子欠陥を含むその他の疾病などの遺伝病
の開始又は完全発症と相関しているときは特に重要であ
る。
【0018】本発明の他の側面は、それがこれらの基質
の組み込み特性を変えることなく化学的に修飾され得る
修飾ヌクレオチド(又はヌクレオチドアナログ)におけ
るある位置を同定することである。従って、この3’−
位はヌクレオチドアナログに元の3’−ヒドロキシルヌ
クレオチドアナログとは異なる性質を与える置換基を化
学的に付着させるために使用することができる。つい
で、ヌクレオチドアナログの物理的性質を変更して、ポ
リメラーゼによる組み込み特性を変更することなく、疎
水性、親水性、極性、その他の性質を増加させることが
できる。これは、ヌクレオチドアナログの5’−三リン
酸型がウイルスにコードされた逆転写酵素のインビトロ
での強い阻害剤であり得るが、荷電をもった5’−モ
ノ、ジ、又はトリリン酸は生体の非極性細胞質膜を通過
できないため生体内での送達を阻止するためインビボで
は無効であるとき、抗ウイルス化学において特に重要で
ある。3’−位における親油性のエステルは5’−モノ
リン酸ヌクレオチドアナログの疎水性を大きく変え、細
胞内に容易に侵入することを可能とし、従ってヌクレオ
チドアナログに対する特異的5’−キナーゼ反応の必要
性を回避することを可能とする。ウイルス株はそのキナ
ーゼ遺伝子の欠失により薬剤耐性となることができるか
ら、これは臨床的に極めて重要である。より一般的様式
では、ヌクレオチドの3’−位に親油性を有する置換基
の付加は、5’−位のモノ、ジ、又はトリリン酸により
もたらされる親水性又は極性を相殺することを可能とす
る。細胞内にいったんはいると、この3’−親油性ヌク
レオシド5’−モノ、ジ、又はトリリン酸は、必要なと
きは、細胞内キナーゼにより5’−トリリン酸型に変換
され、DNA内に組み込まれる。3’−親油性ヌクレオ
チドが修飾された塩基を持つときは、3’−IEAのた
めに、この修飾されたヌクレオチドはその修飾された塩
基と一緒に細胞のDNA中に組み込まれ、そして前者の
3’−親油性置換基を遊離型とし、すなわち3’−IE
AのためにDNAに非共有結合的に結合する形になる。
これを、単独では細胞内に容易に導入されない化合物を
細胞内に送達するために使用できることは、当分野にお
ける熟練者には自明でもある。
【0019】以下に、3’−IEAの制御法と一方上記
のような3’−IEAの利用法を例示する。ゲルを用い
ない配列決定法で固体支持体(ダイナビードM−28
0、ダイナル(DYNAL) 図3パネルaに示す )に固定した
未知DNA鎖のヌクレオチド(2ピコモル)を決定する
ためのDNAポリメラーゼ(5ユニット)と4種の3’
−標識ヌクレオシド−5’三リン酸(1mM)の使用
法。DNAポリメラーゼはこれらの反応条件下で3’−
IEAを持っていてはならないことは明らかである。そ
うでなければ、3’−標識化dNTPsは誤ったチェイ
ンターミネーターとして作用し、1個のヌクレオチドの
正確かつ特異的な挿入を不可能とする。図4は、Taq
ポリメラーゼが図3に描かれていることを実行すること
ができるが、その3’−IEAを完全に阻害するために
(30〜45℃、pH7.5、1mMのMn2+、5mM
のクエン酸塩、1mMの各3’−標識ヌクレオチド)、
Taqポリメラーゼの古典的反応条件(72℃、pH
8.3、1〜5mMのMg2+)を変更するための注意が
必要となる。
【0020】図3パネルb)は、フォーダー(Fodor,
S.) :サイエンス 264 (1994) 1400によって記載された
ものなどの固体支持体に固定された極めて多くのDNA
試料及びイメージ分析システム(CCDカメラ)により
記録された組み込みスコアに、この配列決定法が如何に
適用されるかを示す。固定化DNAを保持するチップ
を、適当な緩衝液中に3’−IEAを持たないDNAポ
リメラーゼと共に一度にただ1種の3’−標識ヌクレオ
チドのみを含む反応混合物中に浸漬し、洗浄緩衝液で濯
ぎ、CCDカメラにより分析し、3’−標識ヌクレオチ
ドを組み込んだDNA試料の座標(coordinates) を記録
し、そしてこのプロセスを残りの3種の3’−標識ヌク
レオチドについて順番に繰り返すことを除き、図3aと
同じ実験条件を用いる。4種の3’−標識ヌクレオチド
が組み込まれると、すべてのDNA試料はこの標識(ta
g) で標識される。すべての標識を脱保護溶液により除
去し、各DNA試料がどの第二の塩基を組み込むことが
できるかを決定するため、このプロセスを繰り返す。
3’−IEA活性を示すDNAポリメラーゼは図4に示
すようにDNA鎖を完全に埋め、この方法を無効とする
ことはここでも明らかである。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例等によりなんら限定
されるものではない。
【0022】実施例1DNA中へのヌクレオチド組み込みのマーカーとしての
3’−IEAの使用 。 組み込み反応(例えばPCR)の成功度は、現在、アガ
ロース又はポリアクリルアミド ゲル電気泳動による反
応生産物の分析によって測られている。簡単ではある
が、この方法は、一時に大量のPCR産物を分析すると
きは、極めて厄介であり、自動化するのが困難である。
従って、dNTPsの組み込みを可視的にチェックする
ことができれば、あるいは少なくとも自動化組み込み試
験の利用によりゲル電気泳動を回避することができれ
ば、極めて有用となろう。古典的dNTPs及び3’−
IEAを示すDNAポリメラーゼと組み合わせて3’−
標識dNTPsを使用すると、重合反応によりヌクレオ
チドが組み込まれたか否かを効率的に決定することがで
きる。図4、5は、低濃度の3’−標識dNTPが、古
典的PCR混合物(dNTPs、プライマー、DNA鋳
型及び緩衝液)を用いるPCRに含められる方法を例示
する。
【0023】3’−標識dNTPが正常な3’−OH−
dNTP部分の代わりにそのワトソン−クリック対鎖(c
ognate) の前に無差別に挿入されるから、そしてこの標
識がその後次のヌクレオチドの付加が起こると除去され
るから、上清中における非結合標識の存在は重合が起こ
ったことの指標となり、上清中の標識の濃度は挿入され
た3’−標識ヌクレオチドの数に直接関係する。図5
は、PCRが完了したときの二本鎖産物の濃度を測定す
る方法を例示する。3種のdNTPと3’−標識dNT
Pの混合物をこのPCRに添加し、添加したDNAポリ
メラーゼの最適活性温度に注意しながら1サイクルだけ
PCRを実施する。また、二本鎖DNA産物の濃度は上
清中の遊離の3’−標識濃度に関係する。次に組み込み
が起こったPCRを選択し、そしてゲル電気泳動により
正確な長さの産物があるか否かだけを分析することがで
きる。
【0024】この方法は、未知のDNA試料中のDNA
濃度を測定するために使用することができることも明ら
かである。実際、図5の場合には、放出された標識の量
は鋳型DNAの量に比例し、濃度が既知の標準品を用い
る適当な計算によって上清中の遊離標識を直接測定する
ことにより該未知試料のDNA濃度を決定することがで
きることは明らかである。前に述べたように、この標識
はその3’−結合型に比べてその遊離型で同定するのが
容易である。その目的にとって、最上の蛍光団は大きな
ストウクスシフト(Stokes shift)を持つもの、すなわち
その遊離型に対応する極大放出波長がその結合型の極大
放出波長に可能な限り重ならないようなものである。こ
の性質は、3’−IEAの発現に続き僅か1個の遊離標
識が上清中に存在する場合の蛍光シグナルを得るために
有利に使用することができる。
【0025】実施例21本の試験管と1個の反応を用いる所与のDNA配列中
のトリ−ヌクレオチド反復の数の計算:CGG反復及び
脆弱X症候群の症例 脆弱性X症候群はヒトの最も頻度の多い遺伝的精神遅滞
である(オーストラらによる総説(Oostra, B. A., Will
ems, P. J. and Verkerk, A. J. M. H. : 脆弱性X症候
群:ア グロウイング ジーン、1993)。この疾病
の分子的基礎は、(CGG)n トリプレット反復の迅速
な拡張を含むいわゆるFMR1座位における「動的変異
(dynamic mutation)」である。ここで数nは正常な、キ
ャリアの、又は病理的な表現型(フーら(Fu, Y.-H., Ku
hl, D. P. A., Pizzuti, A., Pieretti, M., Sutcliff,
J., Richards, S., Verkerk, A. J. M. H., Holden,
J.J. A., Fenwick, R. G., Warren, S. T., Oostra, B.
A., Nelson, D. L. and Caskey, C. T. :セル 67 (19
91) 1047-1058)に密接に相関している。正常な表現型は
6〜23ユニットにわたる多形性(CGG)反復を有す
るが、キャリアの女性は43と200ユニットの間の反
復を有する。罹患した個体は200ユニット以上のCG
G反復を有する。従って、CGG反復の数を正確に計測
することは、その診断並びに予想のレベルで臨床的に重
要であり、これは古典的細胞遺伝学的方法やPCRおよ
びその後のゲル電気泳動を用いるDNA分析により大雑
把ではあるが評価することができる。3’−IEAを使
用すれば、ゲル電気泳動の段階を有利に置換することが
でき、極めて簡単な測定により正確な反復数を得ること
ができる。このトリプレット反復領域の両側のプライマ
ー(図6)を使用し、ビオチン−ストレプトアビジン系
やマグネティックビーズ(ダイナル(Dynal) 、ノールウ
エー)などの標準的方法を用い、個体支持体上に固定さ
れ得るPCR産物を生産する。二本鎖を製造者推薦のよ
うにNaOHで溶解して一本鎖DNA配列の鋳型を調製
し、そしてプライマーを(CGG)n 領域の直ぐ上流に
配置する。次に、プライマーの結合したDNAを3’−
IEAを示すDNAポリメラーゼ、200μMのdGT
P、50μMのdATP、50μMのddTTP、及び
400μMの3’−標識dCTPを含む混合物と共に、
重合及び3’−IEA活性の両者に最適のpH、温度及
び時間の条件下でインキュベートする。2’3’−ジデ
オキシヌクレオチドはCGG領域の外側でのみ組み込ま
れ、そしてそれがその同種の塩基と遭遇するとDNAチ
ェインターミネーションによりこの反応を停止する。C
GG領域の内側ではdGTPが同種のdC塩基の前に組
み込まれ、そして3’−標識dCTPはCGG領域内で
も組み込まれ、そしてその3’−標識は3’−IEAの
発現により除去される。伸長反応の終了の後、この上清
を直接又は上清を三リン酸塩化合物を除去し得るが遊離
の標識を除去し得ないHPLCや迅速イオン交換クロマ
トグラフィーなどの組み込まれていない3’−標識dC
TPから遊離の標識を分離することを目的とする簡単な
精製操作の後に、遊離の標識の存在について分析する。
同じ実験をそのCGG領域がDNA配列決定により完全
に明らかにされた対照のDNAについて行い、そしてこ
の2試料の間の遊離標識濃度の比較により、FMR1領
域がX染色体上に位置するので増幅された対立遺伝子の
数を考慮に入れて、CGG反復数の値を正確に決定する
ことができる。
【0026】この技術は、モノ、ジ、トリ−ヌクレオチ
ド反復を持つ他のいかなるDNA配列や、例えば、nが
生物学的意味を有する反復テロマー配列(TTAGG
G)nなどの4種の古典的塩基A、T、G及びCのうち
の3種のみを含むもっと長い配列に適用できることが明
らかである。ddNTP、dNTP、及び3’−標識d
NTPの混合物の組成を、短い配列の反復数nを決定す
る研究の場合に便利なように適合させることは容易であ
る。
【0027】実施例3DNAポリメラーゼの3’−IEAにより媒介される標
識置換法を用いる未知DNA試料のヌクレオチド配列の
決定 図6と同じ実験条件下でプライマー、鋳型を用いるが、
実験の目的は鋳型の未知のDNAヌクレオチド配列を決
定することにある。プライマーを添加したDNAを一度
にただ1種の3’−標識dNTPと逐次インキュベート
し、そして組み込みを、インサイチュ(例えば、標識が
蛍光性のものであれば、蛍光検出により)及び上清の両
方でチェックする。実際、DNAポリメラーゼが3’−
IEAを示すときは、3’−末端に付加された標識は上
清中に放出される、一方DNAは新たにやってくる3’
−標識を持つヌクレオチドにより終結される、従って、
蛍光はDNA鎖の3’−末端においてそして遊離の標識
として上清中で測定されるに違いない。基本的には、一
度に1種の3’−標識dNTPをプライマー化されたD
NAとインキュベートする。図7では、その順序は次の
とおりである:すべて3’−標識を持つA、T、C、
G。すなわち、3’−標識−dATPをまず付加させ、
そして蛍光をインサイチュ及び上清中でチェックする。
Aはプライマーに直ぐ隣接する鋳型中に見出されるから
両者共ネガティブである。ついで、3’−標識−dTT
Pを用いるとインサイチュのみで蛍光検出により組み込
まれたことが分かる。インサイチュのみで陽性の蛍光シ
グナルが観察されることは3’−IEAが発現していな
いことを示すものであり、従ってただ1個のTが組み込
まれたことを示す。いずれも(インサイチュ及び上清
中)陽性のシグナルが観察された後は、再びA、T、C
及びG−3’−標識ヌクレオチドの順に逐次使用し、こ
うして3’−標識−dATPをプローブとする混合物で
は、この実験では次の塩基がTであるから陽性となる。
蛍光はインサイチュと上清中の両方で検出されるとき、
3’−IEAの発現を示すことになる。この場合、何個
のAが列に挿入されたかを知ることが重要である。これ
は内部蛍光標準、すなわちこの場合ただ1種の3’−I
EAにより鋳型当たり何個の標識が放出されたかを正確
に評価するために遊離標識の既知の量を上清に添加する
ことにより容易に行うことができる。
【0028】このことを次に組み込まれた塩基について
例示する。ここで、4種の3’−標識dCTPを列に付
加すると鋳型当たり4種の遊離標識が放出される。上清
に内部標準を添加し、ついで蛍光法で定量することによ
り、これらを測定する。このプロセスは手で容易になさ
れるが、コンピューターに連結した蛍光検出系は、リア
ルタイムで配列データを編集し並びにDNAの3’−末
端の標識又は上清中の遊離の標識の存在又は不存在によ
り、どの塩基が付加されたかを演繹するロボット化され
たワークステーションを動かすことができることは明ら
かである。これらの順序立てられかつ論理的ステップ
は、完全なDNA配列が決定されるまで鋳型の各塩基に
対して繰り返される。
【0029】
【発明の効果】本発明を用いることにより、未知DNA
の配列及び/又はその濃度を決定することができる。本
発明の方法はゲルを用いないDNAの配列決定法の改良
法を提供するものであり、DNAの配列決定の自動化を
可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に使用される幾つかの2’−デ
オキシ−3’−修飾ヌクレオシド5’−三リン酸基質の
構造を示す図である。これらの化合物は、キャナードと
サルファティ(Canard and Sarfati)、ジーン 148 (199
4) 1-16 により合成されたものであり、幾つかのDN
Aポリメラーゼの基質として適当である。
【図2】図2は、3’−ant−dNTPsとDNAポ
リメラーゼを用いる末端標識プライマー伸長及びゲル測
定の結果を示すポリアクリルアミドゲル電気泳動の図で
ある。3’−ant−dNTPsは、キャナードとサル
ファティ(Canard and Sarfati)、ジーン 148 (1994) 1-
16 に記載されたものである。図2aは、3’−エステ
ル化−dNTPs(400μM)をプライマー/鋳型及
びシ−クエナーゼと0、1、2、3、4、5分間(それ
ぞれレーン0、1、2、3、4、5)インキュベートし
た結果である。図2bは、同じプライマー/鋳型及び
3’−エステル化−ヌクレオチド(2mM)をTaqD
NAポリメラーゼと共に用い、0、5、10、15分間
(それぞれレーン0、6、7、8)インキュベートし
た。Pはプライマー(21−マー)であり、試料は15
%変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動にかけ、オート
ラジオグラフィーで可視化した。
【図3】図3は、ゲルを用いないDNAの配列決定法を
示す図である。図3パネルaは、固体支持体(ダイナビ
ーズM−280、ダイナル)に固定した未知のDNA鎖
のヌクレオチド(2ピコモル)のゲルを用いない配列決
定法において、DNAポリメラーゼ(5ユニット)と4
種の3’−標識ヌクレオシド−5’−三リン酸(1m
M)を如何に使用するかを示す。図3パネルbは、固体
支持体に固定した極めて多数のDNA試料(フォ−ダー
(S. Fodor)サイエンス 264 (1994) 1400)及びイメージ
分析システム(CCDカメラ)により記録される組み込
みスコアへのこの配列決定法の適用法を示す。
【図4】図4は、図3に記載したことをTaqポリメラ
ーゼが行うことができることを示す図である。。ただ
し、Taqポリメラーゼの3’−IEA(30〜40
℃、pH7.5、1mMのMn2+、5mMのクエン酸、
1mMの各3’−標識ヌクレオチド)を十分に阻害する
ために、古典的反応条件下(72℃、pH8.3、1〜
5mMのMg2+)を変更する必要がある。
【図5】図5は、PCRが終了したとき、二本鎖産物の
濃度を測定する方法を例示した図である。3種のdNT
Psと3’−標識dNTPの1種の混合物をこのPCR
に添加し、このDNAポリメラーゼの最適活性の温度で
1サイクルだけPCRを行う。
【図6】図6は、トリプレット反復数nの決定法を示す
図である。。トリプレット反復領域の両側に隣接するプ
ライマーを用い、ビオチン−ストレプトアビジン系やマ
グネティックビーズ(例えばダイナルから)などの標準
的方法により固体支持体に固定化され得るPCR産物を
作成する。遊離の標識を測定し標準品と比較してnを決
定する。
【図7】図7は、DNAポリメラーゼの3’−IEAに
より媒介される標識置換系を用いる未知DNA試料のヌ
クレオチド配列の決定を示す図である。プライマーを付
加されたDNAを一度に1種だけの3’−標識dNTP
と逐次インキュベートし、そして組み込みをインサイチ
ュ(標識が蛍光性であるときは蛍光検出法により)及び
上清中の両方でチェックする(実施例3を参照)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12N 9/12 9162−4B C12N 15/00 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DNA又はRNAポリメラーゼ、脱保護
    剤、及び必要に応じ鋳型と脱活性化剤の存在下に、式
    (I) 【化1】 (式中、Xは二官能性連結基であり、Yは活性基を付与
    する残基であり、Bはプリン、ピリミジン、デアザプリ
    ン、デアザピリミジン又はそれらのアナログである。) で表されるオリゴ−もしくはポリ−リボヌクレオチド、
    又はオリゴ−もしくはポリ−デゾキシリボヌクレオチド
    からY基を除去する方法。
  2. 【請求項2】 Xが酸素、硫黄又は−NH−であり、Y
    が−C(O)R、−CH2 −R、−C(S)NH−R、
    又は−C(O)NH−R基であり、ここでRはハプテ
    ン、発色団又は分岐し又は分岐していない1原子以上か
    らなるアルキル基である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ポリメラーゼとして顕著な3’−5’−
    エキソヌクレアーゼ活性を有しないポリメラーゼを用
    い、鋳型が式(I)のオリゴヌクレオチド化合物とハイ
    ブリッドを形成することができるデゾキシヌクレオチド
    配列である、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 遺伝子工学的に又は化学的に合成された
    3’−5’−エキソ−マイナスT7−ポリメラーゼ、T
    aqポリメラーゼ及びHIV逆転写酵素が用いられる、
    請求項1〜請求項3いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 鋳型及び脱活性化剤が存在し、そしてそ
    の脱活性化剤がX−Y結合の開裂を顕著に阻害する物理
    的、化学的又は酵素的手段である、請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 3’−固有の校正活性を有するDNAポ
    リメラーゼ又はRNAポリメラーゼが使用されるもので
    ある、請求項1〜請求項5いずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 1個以上のデゾキシヌクレオシド三リン
    酸(dNTPs)又はその誘導体をDNAに組み込み、
    そして必要があれば該DNAの濃度又は配列を決定する
    ことを特徴とし、適当なプライマー、DNA鋳型及び適
    当な緩衝液を3’−固有の校正活性を有するDNAポリ
    メラーゼに加えて使用する、請求項1〜請求項6いずれ
    か1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ゲルを用いないヌクレオチド配列決定法
    において使用される、請求項1〜請求項6いずれか1項
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 目的のDNA配列中のヌクレオチド反復
    の数の計測において使用される、請求項1〜請求項6い
    ずれか1項に記載の方法。
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