JPH08324108A - 顕色剤層検出用発色剤溶液および該発色剤溶液含有スプレー - Google Patents

顕色剤層検出用発色剤溶液および該発色剤溶液含有スプレー

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JPH08324108A
JPH08324108A JP7155420A JP15542095A JPH08324108A JP H08324108 A JPH08324108 A JP H08324108A JP 7155420 A JP7155420 A JP 7155420A JP 15542095 A JP15542095 A JP 15542095A JP H08324108 A JPH08324108 A JP H08324108A
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carbon atoms
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JP7155420A
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English (en)
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Masajiro Sano
正次郎 佐野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時に環境汚染の少ない顕色剤層検出用発
色剤溶液及びそれを含有するスプレーを提供する。 【構成】 電子供与性発色剤との接触により発色像を形
成することができる電子受容性顕色剤を含む顕色剤層を
有する顕色剤シートの該顕色剤層の領域またはその塗布
量を検出するために用いられる、電子供与性発色剤が有
機溶剤に溶解されてなる顕色剤層検出用発色剤溶液にお
いて、該発色剤が、インドリルフタリド系化合物または
インドリルアザフタリド系化合物であり、そして該有機
溶剤が、非ハロゲン系化合物からなることを特徴とする
顕色剤層検出用発色剤溶液、及び顕色剤層検出用発色剤
溶液を、噴霧剤と共に噴射用バルブを有する耐圧容器中
に封入してなる顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕色剤層の領域または
減感インキ層の領域の検出及び顕色剤層の塗布量の検出
に用いられる顕色剤層検出用発色剤溶液及びそれを含有
するスプレーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子供与性の無色の有機化合物(以下、
「発色剤」と言うことがある)と、電子受容性物質(以
下、「顕色剤」と言うことがある)との反応により、発
色を示すことは古くから知られている。この現象を具体
的に利用したものとして感圧記録シートが知られてい
る。感圧記録シートにおいては、発色剤を包含するマイ
クロカプセルからなる発色剤層と、顕色剤を含む顕色剤
層とを接触させ、これに筆圧、タイプ等により圧力を加
えてマイクロカプセルを破壊して、発色剤と顕色剤とを
反応させて発色像の形成が行なわれる。
【0003】感圧記録シートは、ノーカーボン型記録シ
ートとして帳票の形で使用されることが多い。ノーカー
ボン型記録紙は、一般に、発色剤層を支持体(一般に紙
である)の片面に形成した上用紙、および顕色剤層を支
持体の片面に形成した下用紙の二種のシートを組み合わ
せた構成、あるいは上記の上用紙、支持体の片面に発色
剤層を形成し、その反対側の面に顕色剤層を形成した中
用紙、そして上記の下用紙の三種のシートを組み合わせ
た構成として使用される。上記下用紙と中用紙が、一方
の表面に顕色剤層を有するので顕色剤シートと呼ばれ
る。
【0004】前述の性質を持つ顕色剤としては、クレー
類、フェノール樹脂類、芳香族カルボン酸の金属塩等が
知られている。通常、これらの顕色剤を含む塗布液を紙
(支持体)の全面に均一に塗布して顕色剤層を形成し
て、顕色剤シートを作製する。こうして得られた顕色剤
シート(中用紙又は下用紙)の顕色剤層は、発色像を形
成するためのものであるが、用途により、発色像を形成
したくない領域を設けたい場合がある。このような領域
は、減感剤を含有する減感インキをその領域のみに印刷
等により塗布することによって、形成することができ
る。あるいは予め紙表面に、顕色剤層を部分的に形成し
ておく方法も、用途により採用される。
【0005】上記のように、減感インキを顕色剤層の特
定の領域上にのみ塗布する場合、減感インキが顕色剤層
上の所定の領域(位置)に形成されているかどうかを確
認してから、その確認された塗布条件で減感インキを形
成して、実際の製造が行なわれる。しかしながら、上記
顕色剤層は白色であり、また塗布された減感インキの層
もほぼ白色であるため、減感インキの塗布位置を即座に
確認することができない。また顕色剤層を紙に部分的に
形成する場合も、その形成位置も上記同様に即座に確認
することができない。従って、これらの位置を確認する
ため、顕色剤層形成用塗布液あるいは減感インキを印刷
機により塗布後、一旦印刷機を停止して、塗布物(顕色
剤シート)をサンプリングして、確認が行なわれてい
る。このような塗布位置を確認する方法として、特開昭
50−62492号公報に記載されている発色剤を溶剤
に溶かした溶液を顕色剤層面に吹き付ける方法が知られ
ている。このような発色剤溶液としては、例えば、富士
写真フイルム(株)製の「スプレーチェッカー」等が市
販されている。すなわち、上記発色剤溶液を顕色剤層面
に吹き付けると、顕色剤層面は発色し、減感インキの存
在する領域あるいは顕色剤層が形成されていない領域は
発色しないため、顕色剤層の形成領域あるいは減感イン
キが塗布されている領域を確認することができる。
【0006】上記公報には、発色剤溶液として、クリス
タルバイオレットラクトン(CLV)を塩化メチレンを
主成分とする溶剤に溶解した溶液、N−2,4,5−ト
リクロロフェニルロイコオーラミンをトルエンに溶解し
た溶液、そしてローダミン(p−ニトロアリニノラクタ
ム)を酢酸エチルとキシレンの混合溶剤に溶解した溶液
が記載されている。上記のような、発色剤の溶剤に使用
されているハロゲン化炭化水素や芳香族炭化水素、特に
ハロゲン化炭化水素は人体に対する毒性が強く、できれ
ば使用を避けたい溶剤であるが、発色剤の溶解性及び顕
色剤層上での発色性を確保するため使用されている。従
って、上記発色剤溶液をスプレー塗布する作業において
は、上記有機溶剤が作業所内に充満しないように充分換
気して行なうか、充分に換気されている別の場所で行う
必要があるとの問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、顕色剤層の領域または塗布量の検出、及び減感イン
キ層の領域の検出に使用することができ且つ使用時に環
境汚染の少ない顕色剤層検出用発色剤溶液を提供するこ
とにある。また、本発明の目的は、顕色剤層の領域また
は塗布量の検出、及び減感インキ層の領域の検出に使用
することができ且つ使用時に環境汚染の少ない顕色剤層
検出用発色剤溶液を含有するスプレーを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子供与性発
色剤との接触により発色像を形成することができる電子
受容性顕色剤を含む顕色剤層を有する顕色剤シートの該
顕色剤層の領域またはその塗布量を検出するために用い
られる、電子供与性発色剤が有機溶剤に溶解されてなる
顕色剤層検出用発色剤溶液において、該発色剤が、イン
ドリルフタリド系化合物またはインドリルアザフタリド
系化合物であり、そして該有機溶剤が、非ハロゲン化合
物からなることを特徴とする顕色剤層検出用発色剤溶液
にある。
【0009】本発明の上記顕色剤層検出用発色剤溶液の
好適な態様は下記の通りである。 1)有機溶剤が、炭素原子数5〜12の直鎖炭化水素及
び炭素原子数5〜12の脂環式炭化水素の少なくとも一
種の炭化水素を50重量%以上含んでいる上記顕色剤層
検出用発色剤溶液。 2)インドリルフタリド系化合物が、下記の一般式
(I):
【0010】
【化3】
【0011】[但し、R11及びR12は、同一でも異なっ
ていても良く、炭素原子数1〜10のアルキル基を表わ
し、R13は、置換基としてアルコキシ基又はフェニルオ
キシ基を有していても良い炭素原子数1〜12のアルキ
ル基又はフェニル基を表わし、R14は、炭素原子数1〜
8のアルキル基又はフェニル基を表わし、そして、Y1
は、水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基又は炭
素原子数1〜12のアルコキシ基を表わす。]で表わさ
れるp−置換アミノフェニルインドリルフタリド誘導体
である上記顕色剤層検出用発色剤溶液。 3)インドリルアザフタリド系化合物が、下記の一般式
(II):
【0012】
【化4】
【0013】[但し、R21及びR22は、同一でも異なっ
ていても良く、炭素原子数1〜10のアルキル基又はシ
クロアルキル基を表わし、R23は、置換基としてアルコ
キシ基又はフェニルオキシ基を有していても良い炭素原
子数1〜12のアルキル基又はフェニル基を表わし、R
24は、炭素原子数1〜8のアルキル基又はフェニル基を
表わし、Y2 は、水素原子、炭素原子数1〜12のアル
キル基又は炭素原子数1〜12のアルコキシ基を表わ
し、そして環Aは無置換のピリジン環を表わす。]で表
わされるp−置換アミノフェニルインドリルアザフタリ
ド誘導体である上記顕色剤層検出用発色剤溶液。
【0014】4)炭化水素が、石油エーテルまたは石油
ベンジンである上記1)の顕色剤層検出用発色剤溶液。 5)発色剤が、有機溶媒100重量部に対して0.1〜
10重量部の量で含有されている上記顕色剤層検出用発
色剤溶液。
【0015】また、本発明は、上記顕色剤層検出用発色
剤溶液を、噴霧剤と共に噴射用バルブを有する耐圧容器
(エアゾール容器)中に封入してなる顕色剤層検出用発
色剤溶液含有スプレーにもある。
【0016】本発明の顕色剤層検出用発色剤溶液は、有
機溶剤として人体に対して毒性が強く且つ高い揮発性を
有するハロゲン化炭化水素などのハロゲン化合物を用い
ないで、非ハロゲン化合物からなる溶剤(好ましくは直
鎖炭化水素または環式炭化水素を主成分とする溶剤)を
用い、このような溶剤に可溶なインドリルフタリド系ま
たはインドリルアザフタリド系発色剤を溶解してなるも
のである。そしてこの発色剤溶液あるいはそのスプレー
(それがエアゾール容器中に封入されたもの)を顕色剤
シートの顕色剤層上に噴霧した場合、迅速に高い発色を
示す。このため、従来の優れた発色性を示すクリスタル
バイオレットラクトン(CLV)を塩化メチレンを主成
分とする溶剤に溶解した発色剤溶液に代えて使用するこ
とができる。なおかつ、噴霧時に溶剤による環境の汚染
をほとんどもたらさないことから、人体にとって好まし
い発色剤溶液である。
【0017】本発明の減感インキの層が設けられた顕色
剤シートの例を、図1に示す。図1では、支持体11上
に、顕色剤層12が設けられ、その上の特定の領域に減
感インキ層13が形成されている。この積層体は、通常
下用紙として使用される。顕色剤層12が設けられてい
ない側の表面に発色剤含有マイクロカプセルからなる発
色剤層を設けた場合は、中用紙として使用される。
【0018】本発明の顕色剤層が部分的に形成された顕
色剤シートの例を、図2に示す。図2では、支持体21
上に、顕色剤層22a、22bが設けられている。この
積層体は、通常下用紙として使用される。顕色剤層が設
けられていない側の表面に発色剤含有マイクロカプセル
からなる発色剤層を設けた場合は、中用紙として使用さ
れる。
【0019】上記顕色剤層に、本発明の顕色剤層検出用
発色剤溶液あるいはそのスプレーを噴霧すると、図1の
顕色剤シートにおいては、顕色剤層12のみ発色し、減
感インク層13は発色しないため、減感インキ層の形成
領域が容易に認めることができ、図2の顕色剤シートに
おいては、部分的に形成された顕色剤層22の形成領域
が容易に認めることができる。また、上記発色濃度によ
り、顕色剤層の塗布量も検出することができる。例え
ば、発色剤溶液を顕色剤面に噴霧し、得られた発色像
と、あらかじめ作成した顕色剤の塗布量別発色濃度基準
見本と比較することにより、顕色剤層の塗布量も検出
(決定)することができる。詳細は、特開昭50−62
492号公報の12〜13頁に記載されている。
【0020】本発明の顕色剤層検出用発色剤溶液は、基
本的には、インドリルフタリド系またはインドリルアザ
フタリド系化合物からなる発色剤を、人体に対して毒性
の極めて低くかつ高い揮発性を有する直鎖炭化水素また
は脂環式炭化水素を主成分とする有機溶剤に溶解するこ
とにより得られる。インドリルフタリド系化合物として
は、下記の一般式(I):
【0021】
【化5】
【0022】[但し、R11及びR12は、同一でも異なっ
ていても良く、炭素原子数1〜10のアルキル基を表わ
し、R13は、置換基としてアルコキシ基又はフェニルオ
キシ基を有していても良い炭素原子数1〜12のアルキ
ル基又はフェニル基を表わし、R14は、炭素原子数1〜
8のアルキル基又はフェニル基を表わし、そして、Y1
は、水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基又は炭
素原子数1〜12のアルコキシ基を表わす。]で表わさ
れるp−置換アミノフェニルインドリルフタリド誘導体
が好ましい。
【0023】上記のp−置換アミノフェニルインドリル
フタリド誘導体の好ましい例としては、3−(4−ジエ
チルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−イソアミル−2−メチルインドール−3−イル)
フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフ
ェニル−3−(1−β−エトキシエチル−2−メチルイ
ンドール−3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルア
ミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−β−フェノ
キシエチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリ
ド、3−(4−ジブチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エト
キシフェニル)−3−(1−エチル−2−フェニルイン
ドール−3−イル)フタリド、3−(4−N−シクロヘ
キシル−N−エチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
フタリド、3−(4−N−エチル−N−イソアミルアミ
ノ−2−イソアミルオキシフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−
(4−ジエチルアミノ−2−メチルフエニル)−3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタ
リド、3−(4−N−シクロヘキシル−N−エチルアミ
ノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−
メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(4−N
−ブチル−N−エチルアミノ−2−メチルフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
フタリド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタ
リド、3−(4−ジエチルアミノ2−エトキシフェニ
ル)−3−(1−ヘキシル−2−メチルインドール−3
−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エ
トキシフェニル)−3−(1−オクチル−2−フェニル
インドール−3−イル)フタリド、及び3−(4−ジエ
チルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−オク
チル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド等を
挙げることができる。
【0024】インドリルアザフタリド系化合物として
は、下記の一般式(II):
【0025】
【化6】
【0026】[但し、R21及びR22は、同一でも異なっ
ていても良く、炭素原子数1〜10のアルキル基又はシ
クロアルキル基を表わし、R23は、置換基としてアルコ
キシ基又はフェニルオキシ基を有していても良い炭素原
子数1〜12のアルキル基又はフェニル基を表わし、R
24は、炭素原子数1〜8のアルキル基又はフェニル基を
表わし、Y2 は、水素原子、炭素原子数1〜12のアル
キル基又は炭素原子数1〜12のアルコキシ基を表わ
し、そして環Aは無置換のピリジン環を表わす。]で表
わされるp−置換アミノフェニルインドリルアザフタリ
ド誘導体が好ましい。環Aは、窒素原子がアザフタリド
環の4位又は7位に位置するピリジン環が好ましく、特
に4位のピリジン環がカブリが少なく好ましい。R11
12、Y1 、R11及びR12で表される置換基の総炭素原
子数の和が、8以上のものが発色剤の有機溶剤への溶解
性が増加するので好ましい。
【0027】上記p−置換アミノフェニルインドリルア
ザフタリド誘導体の好ましい例としては、3−(4−ジ
エチルアミノ−2−エトキシフエニル)−3−(1−エ
チル−2−メチルインド−ル−3−イル)−4−又は7
−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エト
キシフェニル)−3−(1−エチル−2−フェニルイン
ドール−3−イル)−4−又は7−アザフタリド、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−イソアミル−2−フェニルインドール−3−イ
ル)−4−又は7−アザフタリド、3−(4−ジエチル
アミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−β−エト
キシエチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−
又は7−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2
−エトキシフェニル)−3−(1−β−フェノキシエチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)−4−又は7−
アザフタリド、3−(4−ジブチルアミノ−2−エトキ
シフェニル)−3−(1−エチル−2−フェニルインド
ール−3−イル)−4−又は−7−アザフタリド、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−メチル−2−フェニルインドール−3−イル)−
4−又は−7−アザフタリド、3−(4−N−シクロヘ
キシル−N−エチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−フェニルインドール−3−イ
ル)−4−又は−7−アザフタリド、3−(4−N−エ
チル−N−イソアミルアミノ−2−イソアミルオキシフ
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−4−又は−7−アザフタリド、3−(4−
ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−
オクチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−又
は−7−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2
−メチルフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルイ
ンドール−3−イル)−4−又は−7−アザフタリド、
3−(4−N−シクロヘキシル−N−エチルアミノ−2
−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチル
インドールー3−イル)−4−又は−7−アザフタリ
ド、3−(4−N−ブチル−N−エチルアミノ−2−メ
チルフェニル)−3−(1−エチル−2−フェニルイン
ドール−3−イル)−4−又は−7−アザフタリド、3
−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル
−2−フェニル・インドール−3−イル)−4−又は−
7−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ2−エト
キシフェニル)−3−(1−ヘキシル−2−メチルイン
ド−ル−3−イル)−4−又は7−アザフタリド、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−オクチル−2−フェニルインドール−3−イル)
−4−又は−7−アザフタリド、3−(4−ジエチルア
ミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2
−メチルインドール−3−イル)−5又は6−アザフタ
リド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−フェニルインドール−3
−イル)−5又は6−アザフタリド、3−(4−ジブチ
ルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル
−2−フェニルインドール−3−イル)−5又は6−ア
ザフタリド、及び3−(2,4−ジエチルアミノフエノ
ール)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)−4−又は7−アザフタリド等を挙げることが
できる。これらの中で、発色色相の点から、p−置換ア
ミノフェニルインドリル−4−又は−7−アザフタリド
が好ましい。
【0028】本発明の有機溶剤は、非ハロゲン化合物か
らなる溶剤であり、好ましくは直炭素原子数5〜12の
直鎖炭化水素及び炭素原子数5〜12の脂環式炭化水素
の少なくとも一種の炭化水素を50重量%以上含む溶剤
である。さらに、この炭化水素を70重量%以上を含む
ことが、毒性及び発色性の点で好ましい。直鎖炭化水素
の炭素原子数は、5〜8が好ましく、脂環式炭化水素の
炭素原子数は、5〜8が好ましい。また、沸点は20〜
120℃が好ましく、更に30〜100℃が好ましい。
また上記炭化水素は飽和であることが好ましい。上記炭
化水素の例としては、n−ペンタン、n−ヘキサン、イ
ソヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、イソオクタ
ン、n−デカン、2,2−ジメチルブタン、2−ペンテ
ン、混合ペンテン、シクロヘキサン、メチルシクロペン
タン、メチルシクロヘキサン、石油エーテル及び石油ベ
ンジンを挙げることができる。石油エーテル及び石油ベ
ンジンが好ましい。石油エーテルは、一般にヘキサンを
主成分とし、その他にペンタン、ヘプタン、及びメチル
シクロペンタン等の脂環式炭化水素を含み、沸点は30
〜70℃である。石油ベンジンは、一般にヘキサン及び
ヘプタンを主成分とし、沸点50〜90℃である。
【0029】本発明の有機溶剤は、上記炭化水素以外に
下記の溶剤を含むことができる。他の有機溶剤の例とし
ては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル等のアルコール類;酢酸エチル、酢酸イソプロピル、
酢酸ブチル等のエステル類;イソプロピルエーテル等の
エーテル類;およびアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類を挙げることができ
る。このような極性の高い溶剤は、幾分減感作用を示す
ので顕色剤層上での発色が遅くなるため、できるだけ少
量使用することが好ましい。また、上記溶剤は、本発明
の炭化水素に比べて毒性が強いことからも、できるだけ
少量使用することが好ましい。
【0030】本発明の顕色剤層検出用発色剤溶液は、例
えば、上記特定の発色剤を上記炭化水素を主成分とする
有機溶剤に、添加、混合することにより得ることができ
る。上記発色剤溶液の発色剤濃度は、0.1〜10重量
%が好ましく、更に0.3〜5重量%が好ましい。上記
発色剤溶液を顕色剤層に噴霧する方法としては、スプレ
ーガンを用いて、通常の圧縮空気を利用して発色剤溶液
を吹きつけることができる。
【0031】また、本発明の顕色剤層検出用発色剤溶液
含有スプレーは、上記顕色剤層検出用発色剤溶液を、噴
霧剤と共に噴射用バルブを有する耐圧容器(通常エアゾ
ール容器と呼ばれる)中に封入することにより得ること
ができる。上記噴霧剤としは、従来から使用されている
材料を使用することができるが、毒性の点から、塩素系
の化合物を使用しないことが好ましい。例としては、プ
ロパン、ブタン及びLPG(液化石油ガス)等を挙げる
ことができる。噴射用バルブを有する耐圧容器は、従来
からエアゾール容器として使用されてるものを適宜選択
して用いることができる。耐圧容器としては、例えばブ
リキ、ティンフリー鋼板、ステンレススチール又はアル
ミニウムからなる金属容器、あるいはガラスまたはプラ
スチックからなる非金属容器を挙げることができる。
【0032】本発明で好適に使用される顕色剤シート
は、前記のように、支持体上に顕色剤層が部分的に設け
られたもの、あるいは支持体上に設けられた顕色剤層の
表面の所望の領域に減感インキ層が設けられたものであ
る。支持体としては、従来顕色剤シートの支持体として
使用されているどのような支持体であってもよく、例え
ば、上質紙、中質紙、更紙、マシンコート紙、アート
紙、キャストコート紙、合成紙、レジンコーティッド
紙、プラスチックフィルム等を挙げることができる。
【0033】他の感圧記録シートの発色剤層と接触させ
るための顕色層に含有される顕色剤としては、酸性白
土、活性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、ベント
ナイト、カオリンのような粘土物質、芳香族カルボン酸
の金属塩、フェノールホルムアルデヒド樹脂等を挙げる
ことができる。中でも芳香族カルボン酸金属塩が好まし
い。この芳香族カルボン酸金属塩の好ましい具体例とし
ては、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、3,5−ジ
−t−オクチルサリチル酸、3,5−ジ−t−ノニルサ
リチル酸、3,5−ジ−t−ドデシルサリチル酸、3−
メチル−5−t−ドデシルサリチル酸、3−t−ドデシ
ルサリチル酸、5−t−ドデシルサリチル酸、5−シク
ロヘキシルサリチル酸、3,5−ビス(α,α−ジメチ
ルベンジル)サリチル酸、3−メチル−5−(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベン
ジル)−5−メチルサリチル酸、3−(α,α−ジメチ
ルベンジル)−6−メチルサリチル酸、3−(α−メチ
ルベンジル)−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリ
チル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−6−エチ
ルサリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメチル
ベンジル)サリチル酸、カルボキシ変性テルペンフェノ
ール樹脂、3,5−ビス(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸とベンジルクロリドとの反応生成物であるサリチル
酸樹脂等の、亜鉛塩、ニッケル塩、アルミニウム塩、カ
ルシウム塩等を挙げることができる。
【0034】上記芳香族カルボン酸金属塩は、機械的に
水系で分散処理するか、又は有機溶媒に溶解して使用す
ることができる。
【0035】芳香族カルボン酸金属塩を機械的に分散処
理する場合は、ボールミル、アートライター、サンドグ
ラインダー等で処理することができ、分散液にすること
ができる。
【0036】芳香族カルボン酸金属塩を溶解する有機溶
媒としては、ジイソプロピルナフタレン、1−フェニル
−1−キシリルエタン、1−フェニル−1−イソプロピ
ルフェニルエタン、1−フェニル−1−エチルフェニル
エタン、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸アミル、メチレンクロライド、ブ
タノール、パラフィン、灯油等を挙げることができる。
【0037】芳香族カルボン酸金属塩を上記有機溶媒に
溶解した溶液を、分散剤を含む水に対して5〜120重
量%、好ましくは50〜100重量%添加して乳化分散
させる。続いてこの乳化分散液を加熱して有機溶媒を除
去してもよい。芳香族カルボン酸金属塩は有機溶媒に対
して一般に10〜200重量%溶解して使用する。
【0038】この分散剤としては、イオン系又は非イオ
ン系の界面活性剤や水溶性高分子化合物を使用すること
ができる。界面活性剤としては、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル
スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、多価アルコール脂肪酸部分エス
テル等が挙げられる。また、水溶性高分子化合物として
は、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ
ビニルエーテル、ポリスチレンスルホン酸ソーダ、無水
マレイン酸共重合体等が挙げられる。
【0039】上記顕色剤層を形成するための塗布液に
は、バインダーとして、スチレン/ブタジエン共重合体
ラテックス、酢酸ビニル系ラテックス、アクリル酸エス
テル系ラテックス、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸、無水マレイン酸/スチレン共重合体、カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース等の合成高分子、
あるいはデンプン、カゼイン、アラビアゴム、ゼラチン
等の天然高分子を添加してもよい。
【0040】支持体に塗布する顕色剤の最終塗布量は、
0.1g/m2 〜3.0g/m2 、好ましくは0.2g
/m2 〜1.0g/m2 が適当である。
【0041】本発明で使用される顕色剤シートに設けら
れる減感インキ層の減感インキは下記のようにして製造
することができる。減感インキは、減感剤、顔料及びバ
インダーからなる通常の油溶性インキの構成を有する。
減感インキに使用することができる減感剤としては、公
知の材料を使用することができる。例えば、ドデシルト
リメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルアンモ
ニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩;ドデシル
アミン、ドデシルジアミン等の高分子量のアミン;2,
4,4−トリメチル−2−オキサゾリン等の置換オキサ
ゾリン;キシレンジアミン、N−アミノプロピルピペリ
ジン等の分子中に環状構造を有するジアミン;ポリアミ
ンのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドまたは
ブチレンオキサイド付加体等のポリアミン誘導体とアル
キレンオキシドとの反応物;ポリオキシエチレンアルキ
ルアミン;ポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリ
オキシエチレンエステル;ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル;ポリエチレングリコール;ポリプロ
ピレングリコール;ポリオキシプロピレンアルキルアミ
ン;グルタミン酸−γ−アルキルエステル残基を有する
重合体;スピロアセタール系ジアミン;N−(アミノア
ルキル)−ラクタム類、アミン類のグリシジルエーテル
付加体等を挙げることができる。ポリアミンのエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイドまたはブチレンオキ
サイド付加体等のポリアミン誘導体とアルキレンオキシ
ドとの反応物が好ましい。
【0042】減感インキに使用することができる顔料と
しては、二酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、タルク、カオリン、ベントナイト等の白色顔料を挙
げることができる。減感インキに使用することができる
バインダーとしては、ロジン変性フェノール樹脂、ケト
ン樹脂、ポリアミド樹脂、マレイン酸樹脂、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、尿
素樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、ブチラ
ール樹脂、ポリビニルアルコール等の合成樹脂、及びゼ
ラチン、シェラック等の天然樹脂を挙げることができ
る。
【0043】減感インキは所望により、有機溶剤を用い
て更に希釈して使用しても良い。有機溶剤としては、ア
マニ油、桐油、大豆油、綿実油、メタノール、エタノー
ル、酢酸エチル、トルエン、ヘキサン、酢酸エチル、ト
ルエン、ヘキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、ポリプロピレングリコール、ポリブチレン
グリコール、パラフィンオイル等を挙げることができ
る。更に、必要により、紫外線吸収剤や、パラフィンワ
ックス、リスタリンワックス、カルバナロウワックス等
のワックス類、あるいはでんぷん、テキストリン等の裏
移り防止剤を使用しても良い。
【0044】減感インキは、例えば、上記減感剤(所望
により紫外線吸収剤)を加熱混合し、冷却後所望により
有機溶剤を加える。得られたワニスに、顔料、バインダ
ーを加えて分散して減感インキを製造することができ
る。蛍光増白剤は上記のように加熱溶解させて添加して
も良いし、分散時に添加しても良い。上記分散は、3本
ロールミル等のロールミル、アートライター、サンドグ
ラインダー等で行なうことができる。支持体上の顕色剤
層(後述する)の表面に塗布する、減感インキの最終塗
布量(固形分)は、0.8g/m2 〜4.0g/m2
好ましくは1.0g/m2 〜3.0g/m2 が適当であ
る。
【0045】本発明の顕色剤シートは、支持体上に顕色
剤層が部分的に設けられたもの、あるいは支持体上に顕
色剤層及びその上の減感インキ層を有するものである
が、その裏側に、発色剤含有のマイクロカプセルからな
る発色剤層を形成しても良い(中用紙)。また、本発明
の顕色剤シートと組み合わせて使用される感圧記録シー
ト(上用紙又は中用紙)おいては、発色剤含有のマイク
ロカプセルからなる発色剤層が、形成されている。この
ような発色剤層は、従来の感圧記録シートのマイクロカ
プセルからなる発色剤層と同様に形成することができ
る。
【0046】例えば、発色剤を適当な溶媒に溶解してマ
イクロカプセル化し、バインダー、カプセル保護剤など
と共にマイクロカプセルを含む発色剤層形成用塗布液を
調製し、支持体上に塗布し、乾燥することにより発色剤
層を形成する。
【0047】上記発色剤層に含有される発色剤は、使用
される発色剤層により上記のように相対的に変えること
が必要であるが、従来の発色剤を使用することができ
る。例えば、トリフェニルメタンフタリド系化合物、フ
ルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、インドリ
ルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系化合物、ロー
ダミンラクタム系化合物、トリフェニルメタン系化合
物、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化合物、フル
オレン系化合物など各種の化合物を挙げることができ
る。上記溶媒としては、天然又は合成油を単独で又は混
合して用いることができる。このような溶媒の例として
は、植物油、灯油、パラフィン、ナフテン油、アルキル
化ビフェニル、アルキル化ターフェニル、塩素化パラフ
ィン、アルキル化ナフタレン、ジアリールアルカン、フ
タル酸エステル等を挙げることができる。
【0048】発色剤を含有するマイクロカプセルは、そ
れ自体公知の任意の方法、例えば、界面重合法、内部重
合法、相分離法、外部重合法、コアセルベーション法等
の方法により製造することができる。また、バインダー
としては水溶性バインダー、ラテックス系バインダー等
を使用することができ、カプセル保護剤としては、セル
ロース粉末、デンプン粒子、タルク等を使用することが
できる。支持体上へのマイクロカプセル層の形成もそれ
自体公知の方法により行うことができる。発色剤層中の
発色剤の最終塗布量は、0.03〜0.30g/m2
好ましくは0.05〜0.20g/m2 が適当である。
【0049】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明する。
【0050】[実施例1] [顕色剤シート(下用紙)の作製] <顕色剤層形成用塗布液(A)>3,5−ジ−α−メチ
ルベンジルサリチル酸亜鉛10重量部を1−イソプロピ
ルフェニル−2−フェニルエタン20重量部に加え、9
0℃で加熱して溶解させた。ついで、この溶液を、ポリ
ビニルアルコール(株式会社クラレ製、商品名「PVA
−203」)の2重量%水溶液50重量部中に加え、更
に界面活性剤として10%スルホコハク酸ソーダ水溶液
0.1重量部を加えてホモジナイザーを用いて乳化し、
平均粒径が3μmの乳化液を調製した。
【0051】次に、炭酸カルシウム80重量部、酸化亜
鉛20重量部及びヘキサメタリン酸ナトリウム1重量部
を水200重量部に加え、ケディーミルを用いて分散さ
せて分散液を調製した。これに、前記乳化液を混合した
後、さらにバインダーとしてポリビニルアルコール(株
式会社クラレ製、商品名「PVA−110」)の10重
量%水溶液100重量部およびカルボキシ変性スチレン
/ブタジエンラテックス(SN−304、住友ノーガタ
ックス(株)製)10重量部(固形分)を添加し、固形
分濃度が20重量%になるように水を加えて調整して顕
色剤層形成用塗布液(A)を得た。
【0052】<顕色剤層形成用塗布液(B)>3,5−
ジ−α−メチルベンジルサリチル酸亜鉛10重量部、炭
酸カルシウム80重量部、酸化亜鉛20重量部及びヘキ
サメタリン酸ナトリウム1重量部を水200重量部に加
え、サンドグラインダーを用いて分散させて平均粒径が
3μmの分散液を調製した。得られた分散液に、ポリビ
ニルアルコール(株式会社クラレ製、商品名「PVA−
110」)の10重量%水溶液100重量部及びカルボ
キシ変性スチレン/ブタジエンラテックスス(SN−3
07、住友ノーガタックス(株)製)10重量部(固形
分)を添加し、固形分濃度が20重量%になるように水
を加えて調整して顕色剤層形成用塗布液(B)を得た。
【0053】顕色剤層形成用塗布液(A)及び(B)
を、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸亜鉛換
算で(A)/(B)=50/50の割合で混合して、坪
量50g/m2 の原紙の一方の表面に、上記混合塗布液
を固形分塗布量が5g/m2 になるようにエアーナイフ
塗布機を使用して塗布し、塗膜を乾燥して顕色剤シート
を製造した。
【0054】[顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレー
の作製]3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェ
ニル)−3−(1−n−オクチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)フタリド1.0gを石油ベンジン80g
とアセトン16gの混合溶剤中に添加して攪拌すること
により、溶解させて顕色剤層検出用発色剤溶液を作製し
た。得られた発色剤溶液を、噴射用バルブを有する耐圧
容器(エアゾール容器)の中に加え、さらにLPG(液
化石油ガス)150gを封入することにより顕色剤層検
出用発色剤溶液含有スプレーを作製した。
【0055】[実施例2] [顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレーの作製]3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−4−又は−7−アザフタリド1.0gを石油ベン
ジン80gとアセトン16gの混合溶剤中に添加して攪
拌することにより、溶解させて顕色剤層検出用発色剤溶
液を作製した。得られた発色剤溶液を、噴射用バルブを
有する耐圧容器(エアゾール容器)の中に加え、さらに
LPG(液化石油ガス)150gを封入することにより
顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレーを作製した。顕
色剤シートは実施例1と同様にして作製した。
【0056】[比較例1] [顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレーの作製]クリ
スタルバイオレットラクトン(CVL)1.0gを石油
ベンジン80gとアセトン16gの混合溶剤中に添加し
て攪拌した。しかしながら、クリスタルバイオレットラ
クトンは溶解しなかった。このため、顕色剤層検出用発
色剤溶液含有スプレーを作製できなかった。
【0057】[実施例3] [顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレーの作製]3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)フタリド0.8gを石油エーテル60gと酢酸エチ
ル20gの混合溶剤中に添加して攪拌することにより、
溶解させて顕色剤層検出用発色剤溶液を作製した。得ら
れた発色剤溶液を、噴射用バルブを有する耐圧容器(エ
アゾール容器)の中に加え、さらにLPG(液化石油ガ
ス)160gを封入することにより顕色剤層検出用発色
剤溶液含有スプレーを作製した。顕色剤シートは実施例
1と同様にして作製した。
【0058】[実施例4] [顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレーの作製]3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−4−又は−7−アザフタリド0.8gを石油エー
テル60gと酢酸エチル20gの混合溶剤中に添加して
攪拌することにより、溶解させて顕色剤層検出用発色剤
溶液を作製した。得られた発色剤溶液を、噴射用バルブ
を有する耐圧容器(エアゾール容器)の中に加え、さら
にLPG(液化石油ガス)160gを封入することによ
り顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレーを作製した。
顕色剤シートは実施例1と同様にして作製した。
【0059】[比較例2] [顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレーの作製]クリ
スタルバイオレットラクトン0.8gを石油エーテル6
0gと酢酸エチル20gの混合溶剤中に添加して攪拌し
た。しかしながら、クリスタルバイオレットラクトンは
溶解しなかった。このため、顕色剤層検出用発色剤溶液
含有スプレーを作製できなかった。
【0060】[比較例3] [顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレーの作製]クリ
スタルバイオレットラクトン1.0gをアセトン96g
の混合溶剤中に添加して攪拌することにより、溶解させ
て顕色剤層検出用発色剤溶液を作製した。得られた発色
剤溶液を噴射用バルブを有する耐圧容器(エアゾール容
器)の中に加え、さらにLPG(液化石油ガス)150
gを封入することにより顕色剤層検出用発色剤溶液含有
スプレーを作製した。顕色剤シートは実施例1と同様に
して作製した。
【0061】[比較試験]上記で得られた各顕色剤層検
出用発色剤溶液含有スプレーを、顕色剤シートの顕色剤
層の上に噴霧し、顕色剤層上での発色性を目視で観察し
た。得られた結果を表1に示す。
【0062】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 発色剤 溶剤 溶解性 発色性 ──────────────────────────────────── 実施例1 インドリルフタリド 石油ベンジン 良好 良好 /アセトン 実施例2 インドリルアザフタリド 石油ベンジン 良好 良好 /アセトン 実施例3 インドリルフタリド 石油エーテル 良好 良好 /酢酸エチル 実施例4 インドリルアザフタリド 石油エーテル 良好 良好 /酢酸エチル ──────────────────────────────────── 比較例1 CVL 石油ベンジン 不良 −− /アセトン 比較例2 CVL 石油エーテル 不良 −− /酢酸エチル 比較例3 CVL アセトン 良好 発色速度、 濃度共に低い ────────────────────────────────────
【0063】上記実施例1〜4で得られた顕色剤層検出
用発色剤溶液含有スプレーは、上表に示したように顕色
剤層の領域にのみにおいて高い濃度で速やかに発色し
た。従って、本発明の顕色剤層検出用発色剤溶液含有ス
プレーは、非ハロゲン系の有機溶剤を使用しているのも
かかわらず、従来のハロゲン化炭化水素を用いた発色剤
溶液含有スプレーに比べても劣らない発色性を示すもの
である。
【0064】
【発明の効果】本発明の顕色剤層検出用発色剤溶液及び
そのスプレーは、人体に対して毒性が強く且つ高い揮発
性を有するハロゲン化炭化水素を用いないで、非ハロゲ
ン系の有機溶剤(好ましくは直鎖炭化水素または環式炭
化水素を主成分とする溶剤)と、このような溶剤に可溶
なインドリルフタリド系またはインドリルアザフタリド
系発色剤からなるものである。従って、人体にとって好
ましい顕色剤層検出用発色剤溶液およびそのスプレーで
ある。さらに、この発色剤溶液あるいはそのスプレーを
顕色剤シートの顕色剤層上に噴霧した場合、迅速に高い
発色を示す。このため、従来の優れた発色性を示すクリ
スタルバイオレットラクトン(CLV)を塩化メチレン
を主成分とする溶剤に溶解した発色剤溶液に代えて使用
することができる。従って、本発明の顕色剤層検出用発
色剤溶液及びそのスプレーは、優れた発色性を示すだけ
でなく、人体にとって好ましいものであるということが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用することができる感圧記録用シー
トの例の断面を、模式的に示す図である。
【図2】本発明で使用することができる感圧記録用シー
トの別の例の断面を、模式的に示す図である。
【符号の説明】
11、21 支持体 12、22a、22b 顕色剤層 13 減感インキ層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子供与性発色剤との接触により発色像
    を形成することができる電子受容性顕色剤を含む顕色剤
    層を有する顕色剤シートの該顕色剤層の領域またはその
    塗布量を検出するために用いられる、電子供与性発色剤
    が有機溶剤に溶解されてなる顕色剤層検出用発色剤溶液
    において、 該発色剤が、インドリルフタリド系化合物またはインド
    リルアザフタリド系化合物であり、そして該有機溶剤
    が、非ハロゲン化合物からなることを特徴とする顕色剤
    層検出用発色剤溶液。
  2. 【請求項2】 該有機溶剤が、炭素原子数5〜12の直
    鎖炭化水素及び炭素原子数5〜12の脂環式炭化水素の
    少なくとも一種の炭化水素を50重量%以上含む請求項
    1に記載の顕色剤層検出用発色剤溶液。
  3. 【請求項3】 インドリルフタリド系化合物が、下記の
    一般式(I): 【化1】 [但し、R11及びR12は、同一でも異なっていても良
    く、炭素原子数1〜10のアルキル基を表わし、R
    13は、置換基としてアルコキシ基又はフェニルオキシ基
    を有していても良い炭素原子数1〜12のアルキル基又
    はフェニル基を表わし、R14は、炭素原子数1〜8のア
    ルキル基又はフェニル基を表わし、そして、Y1は、水
    素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基又は炭素原子
    数1〜12のアルコキシ基を表わす。]で表わされるp
    −置換アミノフェニルインドリルフタリド誘導体である
    請求項1に記載の顕色剤層検出用発色剤溶液。
  4. 【請求項4】 インドリルアザフタリド系化合物が、下
    記の一般式(II): 【化2】 [但し、R21及びR22は、同一でも異なっていても良
    く、炭素原子数1〜10のアルキル基又はシクロアルキ
    ル基を表わし、R23は、置換基としてアルコキシ基又は
    フェニルオキシ基を有していても良い炭素原子数1〜1
    2のアルキル基又はフェニル基を表わし、R24は、炭素
    原子数1〜8のアルキル基又はフェニル基を表わし、Y
    2 は、水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基又は
    炭素原子数1〜12のアルコキシ基を表わし、そして環
    Aは無置換のピリジン環を表わす。]で表わされるp−
    置換アミノフェニルインドリルアザフタリド誘導体であ
    る請求項1に記載の顕色剤層検出用発色剤溶液。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の顕色剤層検出用発色剤
    溶液を、噴霧剤と共に噴射用バルブを有する耐圧容器中
    に封入してなる顕色剤層検出用発色剤溶液含有スプレ
    ー。
JP7155420A 1995-05-29 1995-05-29 顕色剤層検出用発色剤溶液および該発色剤溶液含有スプレー Pending JPH08324108A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356060A (ja) * 2001-05-30 2002-12-10 Toppan Forms Co Ltd 蛍光物質含有減感インクおよびそれを用いた情報シート
JP2023047786A (ja) * 2021-09-27 2023-04-06 佐川印刷株式会社 減感印刷検査方法

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