JPH08324468A - シーラー塗布用ドア位置決め装置 - Google Patents

シーラー塗布用ドア位置決め装置

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JPH08324468A
JPH08324468A JP7133291A JP13329195A JPH08324468A JP H08324468 A JPH08324468 A JP H08324468A JP 7133291 A JP7133291 A JP 7133291A JP 13329195 A JP13329195 A JP 13329195A JP H08324468 A JPH08324468 A JP H08324468A
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door
positioning
sealer
holding
hanger
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彰 梅津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーラー塗布用ドア位置決め装置において、
ドア位置決め精度の向上を図る。 【構成】 車両製造ラインに沿って搬送されたハンガー
11上の車両用ドアDを所定の作業位置にて停止し、傾
斜保持機構41によってこのドアDを所定角度傾斜さ
せ、上部保持部材44及び下部保持部材45によって所
定角度に傾斜したドアDを上方に移動してハンガー11
による保持を解除して上下の位置決めを行うと共に、前
部保持部材46及び後部保持部材47によってドアDの
搬送方向前後の位置決めを行い、ロボット32によって
この位置決めされたドアDの所定位置にシーラーを塗布
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両製造ラインに沿っ
て搬送される車体を所定の作業位置にて車体内部の組立
作業や塗布作業、シーリング作業などのために、車両か
ら開扉したドアの位置決めを行うシーラー塗布用ドア位
置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両組付工程において、車体に組付けら
れるドアは、搬送ラインに沿って搬送されるハンガーに
保持されて移動するようになっている。そして、このハ
ンガーによるドアの搬送中に、ドア内にウインドウレギ
ュレータなどの各種装置が組付けられる。この各種装置
の組付作業はドアの内側に形成された作業開口から行わ
れるものであり、外部からの水がこの作業開口から車室
内に入り込まないように、組付作業終了後にこの作業開
口を覆うようにウォータプルーフカバーが装着される。
このウォータプルーフカバーの装着作業は、ドアが保持
されたハンガーを位置決めしながら、ドアの内側外周部
に接着剤兼シール材としてのシーラーを塗布し、このシ
ーラーを用いてウォータプルーフカバーを固定してい
る。
【0003】図9に従来のシーラー塗布用ドア位置決め
装置の概略を示す。
【0004】図9に示すように、ドアの搬送ラインに沿
って上方に搬送レール101が架設されており、この搬
送レール101にはドアDを保持するハンガー102が
移動自在に装着されている。このハンガー102におい
て、移動方向に沿った本体103は前後が移動体10
4,105によって搬送レール101に移動自在に支持
されており、この本体103からはL字形をなす支持体
106が垂下され、この支持体106には水平移動自在
で且つ内方に移動付勢された支持柱107が装着されて
いる。そして、支持体106及び支持柱107にはそれ
ぞれ搬送ラインから側方に突出する取付片108,10
9,110によってドアDを保持するクランプ部材11
1,112,113が取付けられている。また、前方の
移動体104にはフック114が装着される一方、搬送
レール101の所定の位置にはこのフック114に係脱
する係止片115が取付けられている。そして、ドア位
置決め装置121はドアの搬送ラインの側方に配設さ
れ、図示しない駆動装置によってドアDが保持されたハ
ンガー102の支持体106を拘束する保持アーム12
2を有している。
【0005】従って、ドアDはハンガー102に保持さ
れた状態で、このハンガー102が搬送レール101に
沿って移動し、所定の作業位置にてフック114が係止
片115に係止することで停止する。すると、ドア位置
決め装置121は図示しない駆動装置によって保持アー
ム122を回動し、この保持アーム122によってドア
Dが保持されたハンガー102を拘束する。このように
ドアDの位置決めがなされた状態で、図示しない作業ロ
ボットによりドアDの所定の箇所にシーラーSを塗布す
る。その後、シーラー塗布作業が終了すると、ドア位置
決め装置121はハンガー102の拘束を解除し、係止
片115が搬送レール101から退避することで、フッ
ク114との係止が解除され、ドアDが保持されたハン
ガー102は再び搬送レール101に沿って移動し、ド
アDは次工程に搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシーラ
ー塗布用ドア位置決め装置121にあっては、ドアDが
保持されたハンガー102を保持アーム122が拘束す
ることでドアDを位置決めし、この位置決めされたドア
Dに対してシーラー塗布作業を行っていた。ところが、
ドアDを保持して移動自在なハンガー102はパイプな
どを溶接によって接合して形成されたものであり、製造
精度があまり良くなく、また、このハンガー102は長
期間の使用により変形する。そのため、このハンガー1
02を拘束してもドアDを常に正規の位置に位置決めす
ることはできない。そのため、作業ロボットにより塗布
されたシーラーの位置がばらつき、ドアDの所定の箇所
に適正にシーラーを塗布することができないという問題
があった。
【0007】また、ドアDに対するシーラーの塗布位置
のばらつきをカバーするため、ロボットから吐出される
シーラーの量を多くすることも考えられるが、シーラー
の使用量が増え、コストアップにつながってしまうとい
う問題がある。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、ドア位置決め精度の向上を図ったシーラー塗布
用ドア位置決め装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のシーラー塗布用ドア位置決め装置は、ハン
ガーに保持された起立状態で車両製造ラインに沿って搬
送された車両用ドアを所定の作業位置に停止してシーラ
ー塗布作業のためのドアの位置決めを行うシーラー塗布
用ドア位置決め装置において、前記作業位置にて前記ド
アを所定角度傾斜させるドア傾斜手段と、該傾斜手段に
よって所定角度に傾斜した前記ドアを上方に移動して前
記ハンガーによる保持を解除すると共に該ドアの上下の
位置決めを行うドア上下位置決め手段と、前記傾斜手段
によって所定角度に傾斜した前記ドアの搬送方向前後の
位置決めを行うドア前後位置決め手段と、前記上下位置
決め手段及びドア前後位置決め手段によって所定角度に
位置決めされた前記ドアの所定位置にシーラーを塗布す
る塗布手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明のシーラー塗布用ドア位置決
め装置は、前記ドア上下位置決め手段は前記傾斜手段に
よって所定角度に傾斜した前記ドアの下部を保持して上
方に移動する一対の下部保持部材と前記ドアの上部を保
持して該ドアの浮き上がりを防止する上部保持部材とを
有し、前記ドア前後位置決め手段は前記ドアを搬送方向
前後から挾持する前後一対の前部及び後部保持部材とを
有し、前記下部保持部材及び上部保持部材、前部及び後
部保持部材によって前記ドアを少なくとも四方向から保
持して位置決めすることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明のシーラー塗布用ドア位置決
め装置は、前記下部保持部材及び上部保持部材、前部及
び後部保持部材は前記ドアの大きさや形状に適応して複
数設けられたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】ハンガーに保持された起立状態で車両製造ライ
ンに沿って搬送された車両用ドアは所定の作業位置に停
止し、この作業位置にて、まず、ドア傾斜手段によって
ドアを所定角度傾斜させる。そして、このドアの傾斜状
態で、ドア上下位置決め手段によってドアを上方に移動
し、ハンガーによるドア保持を解除すると共にこのドア
の上下の位置決めを行い、次に、ドア前後位置決め手段
によってドアの搬送方向前後の位置決めを行う。このよ
うにドアが位置決めされると、塗布手段が接近し、この
塗布手段によってドアの所定位置にシーラーを塗布す
る。
【0013】ドアは所定の位置で、下部保持部材、上部
保持部材、前部及び後部保持部材によって四方向から挾
持されて位置決めされることとなり、高精度なドア位置
決めを行うことができる。
【0014】下部保持部材及び上部保持部材、前部及び
後部保持部材は搬送されるドアの大きさや形状に適応し
て複数設けられたことで、一つのラインで多数の車種の
ドアの位置決めを行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1に本発明の一実施例に係るシーラー塗
布用ドア位置決め装置を表す正面視、図2に本実施例の
シーラー塗布用ドア位置決め装置の側面視、図3にシー
ラー塗布用ドア位置決め装置の平面視、図4に下部保持
部材を表す正面視、図5に図4のV−V断面、図6にド
ア搬送ラインを表す概略、図7にドア搬送ハンガーの正
面視、図8にドア搬送ハンガーの側面視を示す。
【0017】まず、本実施例のシーラー塗布用ドア位置
決め装置が適用されるドアの搬送ラインについて説明す
る。図6に示すように、ドア搬送ラインLは組付工場内
を所定の位置に設けられており、ハンガー11に保持さ
れたドアDはこのドア搬送ラインLに沿って搬送される
ようになっている。そして、ドアDは左右で一組をなし
て搬送され、各左右のドアDは途中で2本に分岐したド
ア搬送ラインL1,L2にて沿って分岐され、別々に各
種の作業が行われる。本実施例のシーラー塗布用ドア位
置決め装置31及びシーラー塗布用ロボット32はドア
搬送ラインL1,L2に対応して設けられており、所定
の位置に搬送されたドアDに対して同時に作業を行う。
このシーラー塗布用ロボット32は、防水のためのウォ
ータプルーフカバーを装着するための接着剤兼シール材
としてのシーラーをドアの内側外周部に塗布するもので
あり、アーム先端部にシーラー塗布用ガン33を有して
いる。
【0018】ここで、ハンガー11について説明する。
図7及び図8に示すように、ドアの搬送ラインLに沿っ
て上方に搬送レール12が架設されており、ハンガー1
1本体13は前後の移動体14,15によって搬送レー
ル12に移動自在に支持されている。このハンガー本体
13からはL字形をなす支持体16が垂下して側方に回
動自在に連結され、この支持体16には水平移動自在で
且つ内方に移動付勢された支持柱17が装着されてい
る。そして、支持体16及び支持柱17にはそれぞれ搬
送ラインから側方に突出する取付片18,19,20,
21によってドアDを保持するクランプ部材22,2
3,24,25が取付けられている。クランプ部材23
の取付片19は回動自在であり、図8にて反時計回り方
向に付勢されている。また、支持体16の下部にはハン
ガー11の傾斜状態を保持する保持ローラ26が取付け
られている。一方、前方の移動体14にはフック27が
装着される一方、搬送レール12の所定の位置にはこの
フック27に係脱する係止片28が取付けられており、
この係止片28はシリンダ29によって作動することが
できる。
【0019】従って、ドアDは下部の各クランプ部材2
2に載置されて、且つ、前後の各クランプ部材24,2
5に挾持された状態でハンガー11に保持され、この状
態でこのハンガー11は移動体14,15によって搬送
レール12に沿って移動する。そして、ハンガー11は
所定の作業位置にてフック27が係止片28に係止する
ことで停止し、ここで前述したシーラー塗布用ドア位置
決め装置31によってドアDが位置決めされ、シーラー
塗布用ロボット32によってドアDにシーラーが塗布さ
れる。その後、シーラー塗布作業が終了すると、シリン
ダ29が作動して係止片28が退避し、フック27との
係止が解除され、ドアDが保持されたハンガー11は再
び搬送レール12に沿って搬送される。
【0020】以下、本実施例のシーラー塗布用ドア位置
決め装置31について説明する。
【0021】本実施例のシーラー塗布用ドア位置決め装
置31は、図1乃至図3に示すように、移動するハンガ
ー11が停止した作業位置にてこのハンガー11と共に
ハンガー11に保持されたドアDを所定角度傾斜させて
保持するドア傾斜保持機構41と、このドア傾斜保持機
構41によって所定角度に傾斜保持されたドアDを上方
に移動してハンガー11による保持を解除すると共にこ
のドアDの上下の位置決めを行うドア上下位置決め機構
42と、ドア傾斜保持機構41によって所定角度に傾斜
保持されたドアDを前後方向に移動してこのドアDの前
後の位置決めを行うドア前後位置決め機構43とを有し
ている。
【0022】そして、ドア上下位置決め機構42はドア
Dを上方に移動してハンガー11による保持を解除する
下部保持部材44とハンガー11から上昇したドアDの
上部を保持してこのドアDの浮き上がりを防止する上部
保持部材45から構成されている。また、ドア前後位置
決め機構43はドアDを搬送方向前方から押圧する前部
保持部材46とドアDを搬送方向後方から押圧して前部
保持部材46とでドアDを挾持する後部保持部材47と
から構成されている。従って、ハンガー11に保持され
たドアDはこの下部保持部材44及び上部保持部材4
5、前部保持部材46、後部保持部材47によって四方
向から挾持されて位置決めされるようになっている。
【0023】即ち、ドア傾斜保持機構41において、ド
アDを保持したハンガー11が停止する所定の作業位置
の側方には、床面上にロッドレスシリンダ51がドア搬
送方向に直交する方向に沿って配設されている。このロ
ッドレスシリンダ51は移動自在な移動部材52に支持
ロッド53を介して押圧部材54が装着されており、こ
の押圧部材54によってハンガー11を押し、このハン
ガー11を上部を支点として所定の傾斜角度θだけ傾斜
させることができる。また、この作業位置にはハンガー
11が所定の傾斜角度θだけ傾斜したときに、ハンガー
11の保持ローラ26が当接する支持バー55が立設さ
れており、ハンガー11に保持されたドアDを傾斜位置
に保持することができる。
【0024】また、下部保持部材44はドア傾斜保持機
構41によって所定の傾斜角度θに保持されたドアDの
下方に配設されている。図4及び図5に詳細に示すよう
に、床面上に固設された基台61には支持板62を介し
てガイド部材63が固設されており、このガイド部材6
3にはガイドレール64を介してL字形をなす移動板6
5が垂線に対して所定傾斜角度θ1 だけ傾斜した方向に
移動自在に支持されている。また、支持板62にはブラ
ケット66を介してエアシリンダ67が取付けられてお
り、このエアシリンダ67の駆動ロッド68の先端部は
移動板65に連結されている。そして、この移動板65
には一対の支持ローラ69が回転自在に装着されてお
り、この各支持ローラ69はドアDの下端部を保持でき
るように垂線に対して所定傾斜角度θ2 だけ傾斜して中
央外周面がV字状となっている。
【0025】従って、エアシリンダ67を作動して駆動
ロッド68を前進させると、移動板65が上方に移動
し、移動板65取付けられた一対の支持ローラ69も下
方の退避位置から上方のドア保持位置に移動することが
できる。
【0026】なお、本実施例では、異なる大きさや形状
のドアDに対して位置決めが可能となっており、この支
持ローラ69に隣接して補助支持ローラ70及び補助支
持部材71が設けられている。補助支持ローラ70は移
動板72に取付けられ、この移動板72はガイドロッド
73によって移動自在に支持されると共に、エアシリン
ダ74によって移動することができる。また、補助支持
部材71は移動板75に取付けられ、この移動板75は
ガイドロッド76によって移動自在に支持されると共
に、エアシリンダ77によって移動することができる。
【0027】上部保持部材45は上部保持部材44に上
方に対向して配設されている。図1乃至図3に示すよう
に、床面上からドアDの前後を跨ぐように架設された架
台81には移動台82がドア搬送方向と直交する方向に
移動自在に支持されており、且つ、エアシリンダ83に
よって移動することができるようになっている。この移
動台82には一対のガイドロッド84によって上昇降台
85が昇降自在に支持されると共にエアシリンダ86に
よって移動することができる。そして、この上昇降台8
5に一対のガイドロッド87によって下昇降台88が昇
降自在に支持されると共にエアシリンダ89によって移
動することができる。そして、この下昇降台88には軸
受90によって保持部材91が取付けられた支持台92
が回動自在に装着されている。
【0028】従って、エアシリンダ83を駆動すると、
移動台82が移動し、保持部材91をドア搬送方向と直
交する方向に移動することができる。また、エアシリン
ダ86を駆動すると、移動台82に対して上昇降台85
が昇降し、保持部材91をドアDに接近離反することが
できる。更に、エアシリンダ89を駆動すると、上昇降
台85に対して下昇降台88が昇降し、保持部材91を
ドアDに接近離反することができる。
【0029】また、前部保持部材46はドアDの搬送方
向前方に配設されており、後部保持部材47はドアDの
搬送方向後方に配設されており、この前部保持部材46
及び後部保持部材47によってドアDを前後から押圧し
てこのドアDを挾持することでドアDの前後方向を位置
決めすることができる。
【0030】即ち、前部保持部材46において、ドアD
の搬送方向前方には支柱101が立設されており、この支
柱101の上部にはガイド筒102が固定されている。このガ
イド筒102には移動ロッド103がドアDの搬送方向に沿っ
て水平移動自在で、且つ、エアシリンダ104によって移
動することができるようになっている。そして、この移
動ロッド103の先端部にはドアDの前部を保持する保持
ローラ105が取付けられている。一方、ドアDの搬送方
向後方には支持台111上のガイドレール112によって移動
支柱113がドアDの搬送方向に沿って水平移動自在で、
且つ、エアシリンダ114によって移動することができる
ようになっている。そして、この移動支柱113の上部に
はドアDの後部を保持する保持ローラ115が取付けられ
ている。なお、116はドアDを呼び込むガイドである。
【0031】従って、エアシリンダ104を駆動すると、
移動ロッド103を介して保持ローラ105が前進し、ドアD
の前部を押圧する。一方、エアシリンダ114を駆動する
と、移動支柱113を介して保持ローラ115が前進し、ドア
Dの前部を押圧する。その結果、保持ローラ105と保持
ローラ115とがドアDを前後から押圧し、このドアDを
挾持して前後方向を位置決めすることができる。
【0032】なお、図1乃至図3において、121はクラ
ンプ部材23の移動を阻止する係止ロッドであり、シリ
ンダ122によって回動することができる。この係止ロッ
ド121はドア経時用に適応してクランプ部材23を使用
する場合、ドア位置決め時にこのクランプ部材23を位
置保持するためのものである。
【0033】このように構成された本実施例のシーラー
塗布用ドア位置決め装置31の作用について説明する。
【0034】図6に示すように、ドアDはハンガー11
に保持されてドア搬送ラインLに沿って搬送され、途中
でドア搬送ラインL1,L2にて沿って分岐され、各種
の作業が行われる。即ち、図8に示すように、ドアDを
保持したハンガー11が所定の位置に搬送されると、ド
アDはフック27がハンガー11の係止片28に係止す
ることで停止し、ここでシーラー塗布用ドア位置決め装
置31によってドアDが位置決めされ、シーラー塗布用
ロボット32によってドアDにシーラーが塗布される。
【0035】図1乃至図3に示すように、まず、作業位
置に停止したドアDはドア傾斜保持機構41によって所
定の傾斜角度に移動させて保持される。即ち、ドアDに
対してロッドレスシリンダ51を作動し、押圧部材54
をドア搬送方向に直交する方向に移動すると、この押圧
部材54がハンガー11を押する。すると、このハンガ
ー11は上部を支点として所定の傾斜角度θだけ移動
し、保持ローラ26が支持バー55に当接し、ドアDを
保持したハンガー11は傾斜位置に保持されることとな
る。
【0036】次に、ドア上下位置決め機構42の下部保
持部材44と上部保持部材45によってハンガー11に
保持されたドアDが上下から押えられると共に、ドア前
後位置決め機構43の前部保持部材46と後部保持部材
47によってドアDが前後から押えられることとなり、
このハンガー11に保持されたドアDはこの下部保持部
材44及び上部保持部材45、前部保持部材46、後部
保持部材47によって四方向から挾持されて位置決めさ
れるようになっている。
【0037】即ち、ドア傾斜保持機構41によって所定
の傾斜角度に傾斜保持されたハンガー11上のドアDに
対して、下部保持部材44のエアシリンダ67を作動し
て駆動ロッド68を上昇させると、移動板65と共に一
対の支持ローラ69が上昇する。すると、この支持ロー
ラ69はドアDの下縁部を保持してこのドアDを若干上
昇させることで、ハンガー11のクランプ部材22によ
るドアDの保持を解除すると共に、このドアDの上下方
向の位置決めを行う。更に、前部保持部材46のエアシ
リンダ104を駆動して移動ロッド103を移動させると、保
持ローラ105が前進する。すると、この保持ローラ105は
ドアDの前縁部を保持してこのドアDを若干押圧移動さ
せることで、ハンガー11のクランプ部材24によるド
アDの保持を解除すると共に、このドアDの前後方向の
位置決めを行う。
【0038】そして、下部保持部材44によってドアD
の上下方向の位置決めが行われると共に、前部保持部材
46によってドアDの前後方向の位置決めが行われる
と、後部保持部材47のエアシリンダ114を駆動して移
動支柱113を移動させると、保持ローラ115が前進する。
すると、この保持ローラ115はドアDの後縁部を押圧保
持することで、前部保持部材46の保持ローラ105とで
ドアDを前後から挾持して保持する。また、上部保持部
材45のエアシリンダ86あるいは89を作動してを上
昇降台85あるいは下昇降台88を下降させると、下昇
降台88と共に保持部材91が下降する。すると、この
保持部材91はドアDの上縁部を押圧保持することで、
ドアDのの浮き上がりを防止する。
【0039】このようにハンガー11に保持されたドア
Dが下部保持部材44及び上部保持部材45、前部保持
部材46、後部保持部材47によって四方向から挾持さ
れて位置決め保持されると、シーラー塗布用ロボット3
2が作動し、ウォータプルーフカバーを装着するための
接着剤兼シール材としてのシーラーSをガン33から吐
出し、ドアの内側外周部にこのシーラーSを塗布する。
その後、シーラー塗布作業が終了すると、前述とは逆に
各保持部材44,45,46,47が作動してドアDの
位置決め保持を解除されることでドアDは再びハンガー
11に保持され、また、ドア傾斜保持機構41によるド
アDの傾斜保持が解除されることで、ドアDに保持され
たハンガー11は移動可能な起立状態となる。そして、
搬送レール12へのハンガー11の係止片28が解除さ
れ、ドアDが保持されたハンガー11は再び搬送レール
12に沿って搬送される。
【0040】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のシーラー塗布用ドア位置決め装置によれ
ば、車両製造ラインに沿って搬送されたハンガー上の車
両用ドアを所定の作業位置にて停止し、傾斜手段によっ
てこのドアを所定角度傾斜させ、ドア上下位置決め手段
によって所定角度に傾斜したドアを上方に移動してハン
ガーによる保持を解除すると共にこのドアの上下の位置
決めを行うと共に、前後位置決め手段によってこのドア
の搬送方向前後の位置決めを行い、塗布手段によってこ
の位置決めされたドアの所定位置にシーラーを塗布する
ようにしたので、ハンガーを保持せずにドアを直接位置
決めすることで、ドア位置決め精度を向上させること
で、シーラー塗布作業の作業精度を向上させることがで
き、また、通常はドアを起立させて搬送し、シーラー塗
布時のみ傾斜させて塗布することで、搬送スペースを削
減できると共に塗布時のシーラーのたれを防止して塗布
作業効率を向上させることができる。
【0041】また、本発明のシーラー塗布用ドア位置決
め装置によれば、ドア上下位置決め手段が傾斜手段によ
って所定角度に傾斜したドアの下部を保持して上方に移
動する一対の下部保持部材とドアの上部を保持してドア
の浮き上がりを防止する上部保持部材とを有し、ドア前
後位置決め手段がドアを搬送方向前後から挾持する前後
一対の前部及び後部保持部材とを有し、この下部保持部
材及び上部保持部材、前部及び後部保持部材によってド
アを少なくとも四方向から保持して位置決めするように
したので、ドアを高精度で、且つ、確実に位置決めする
ことができる。
【0042】また、本発明のシーラー塗布用ドア位置決
め装置によれば、下部保持部材及び上部保持部材、前部
及び後部保持部材をドアの大きさや形状に適応して複数
設けたので、一つのラインで多数の車種のドアの位置決
めが可能となり、作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシーラー塗布用ドア位
置決め装置を表す正面図である。
【図2】本実施例のシーラー塗布用ドア位置決め装置の
側面図である。
【図3】シーラー塗布用ドア位置決め装置の平面図であ
る。
【図4】下部保持部材を表す正面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】ドア搬送ラインを表す概略図である。
【図7】ドア搬送ハンガーの正面図である。
【図8】ドア搬送ハンガーの側面図である。
【図9】従来のシーラー塗布用ドア位置決め装置の概略
図である。
【符号の説明】
11 ハンガー 12 搬送レール 22,23,24,25 クランプ部材 31 シーラー塗布用ドア位置決め装置 32 シーラー塗布用ロボット 41 ドア傾斜保持機構 42 ドア上下位置決め保持機構 43 ドア左右位置決め保持機構 44 下部保持部材 45 上部保持部材 46 前部保持部材 47 後部保持部材 D ドア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンガーに保持された起立状態で車両製
    造ラインに沿って搬送された車両用ドアを所定の作業位
    置に停止してシーラー塗布作業のためのドアの位置決め
    を行うシーラー塗布用ドア位置決め装置において、前記
    作業位置にて前記ドアを所定角度傾斜させるドア傾斜手
    段と、該傾斜手段によって所定角度に傾斜した前記ドア
    を上方に移動して前記ハンガーによる保持を解除すると
    共に該ドアの上下の位置決めを行うドア上下位置決め手
    段と、前記傾斜手段によって所定角度に傾斜した前記ド
    アの搬送方向前後の位置決めを行うドア前後位置決め手
    段と、前記上下位置決め手段及びドア前後位置決め手段
    によって所定角度に位置決めされた前記ドアの所定位置
    にシーラーを塗布する塗布手段とを具えたことを特徴と
    するシーラー塗布用ドア位置決め装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシーラー塗布用ドア位置
    決め装置において、前記ドア上下位置決め手段は前記傾
    斜手段によって所定角度に傾斜した前記ドアの下部を保
    持して上方に移動する一対の下部保持部材と前記ドアの
    上部を保持して該ドアの浮き上がりを防止する上部保持
    部材とを有し、前記ドア前後位置決め手段は前記ドアを
    搬送方向前後から挾持する前後一対の前部及び後部保持
    部材とを有し、前記下部保持部材及び上部保持部材、前
    部及び後部保持部材によって前記ドアを少なくとも四方
    向から保持して位置決めすることを特徴とするシーラー
    塗布用ドア位置決め装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシーラー塗布用ドア位置
    決め装置において、前記下部保持部材及び上部保持部
    材、前部及び後部保持部材は前記ドアの大きさや形状に
    適応して複数設けられたことを特徴とするシーラー塗布
    用ドア位置決め装置。
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