JPH08337076A - 製本ファイル - Google Patents

製本ファイル

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JPH08337076A
JPH08337076A JP17151595A JP17151595A JPH08337076A JP H08337076 A JPH08337076 A JP H08337076A JP 17151595 A JP17151595 A JP 17151595A JP 17151595 A JP17151595 A JP 17151595A JP H08337076 A JPH08337076 A JP H08337076A
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JP
Japan
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bookbinding
melt adhesive
file
adhesive
hot melt
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Withdrawn
Application number
JP17151595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kishimoto
芳男 岸本
Eiichi Sugiura
栄一 杉浦
Mikihiro Endou
幹大 遠藤
Kazutoshi Haraguchi
和俊 原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホットメルト接着剤の余剰となる部分の厚さ
を小さくして、のり溜りを小さくする製本ファイルを提
供する。 【構成】 ファイル本体1の背表紙1b部に接着される
ホットメルト接着剤3を、第1のホットメルト接着剤層
3aと、この第1のホットメルト接着剤層3aの表面に
積層されると共に、被製本物5の背の幅に当接する第2
のホットメルト接着剤層3bとを積層状に形成する。こ
れにより、製本の際に、ホットメルト接着剤3の余剰と
なる部分の厚さを小さくして、のり溜りを小さくするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は製本ファイルに関する
もので、更に詳細には、ホットメルト接着剤を使用した
製本ファイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、製本ファイルの内側背部分にホ
ットメルト接着剤を備えた製本ファイルは、公知であ
り、既に市販されている。これの欠点は製本ファイルの
外側背部分をヒーターで加熱されるために、ホットメル
ト接着剤に伝熱しにくく、1冊当たりの製本時間が約4
0秒かそれ以上かかるという欠点があり、また、被製本
物の厚さの種類によってホットメルト接着剤の幅を幾種
類も容易しなければならないという欠点がある。
【0003】それに対して、製本内側に電磁誘導発熱材
料(例えばアルミ箔)とホットメルト接着剤を具備した
製本ファイルが提案されている。しかしながら、これの
欠点は被製本物が薄い場合、例えば、5mm厚さの場
合、アルミ箔とホットメルト接着剤の幅を5mmにする
と発熱効率が極端に落ち、ホットメルト接着剤が溶融し
なくなるという問題が生じる。幅を10mmあるいはそ
れ以上にすれば発熱効率は良くなるが、被製本物の厚さ
に対して製本ファイルの背幅が広くなりすぎ、仕上がり
外観が悪く、とても「製本」と呼べるものではない。
【0004】そこで、本発明者等は、この問題を解決す
るために、既にL字型製本方法を提案している。この方
法は、例えば、背幅10mmの製本ファイル(アルミ
箔、ホットメルト接着剤幅は共に10mm)に厚さ5m
mの被製本物を置き、電磁誘導加熱によって溶融したホ
ットメルト接着剤の余剰部分(5mm)を製本ファイル
表紙と共に折り、背幅を5mmにしてしまうものである
(特開平7−47784号公報参照)。この方法によれ
ば、被製本物の厚さに応じて背幅を縮めることができる
ため2〜3種類の背幅の製本ファイルを準備すれば良
く、非常に優れた方式となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
本方法では、余剰ホットメルト接着剤部分を表紙と共に
折り曲げるため被製本物の片側にホットメルト接着剤の
余剰部分ができ、これが表紙部分の「こぶ」として製本
ファイルとしての手触り、外観を悪くするという欠点が
あった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、ホットメルト接着剤の余剰となる部分の厚さを小さ
くして、のり溜りの問題を解決できるようにした製本フ
ァイルを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の製本ファイルは、ファイル基材にホット
メルト接着剤を具備する製本ファイルを前提とし、上記
ホットメルト接着剤の厚さが、少なくとも被製本物の当
接部分が他より厚くなることができるように積層構造に
したことを特徴とするものである(請求項1)。この場
合、被製本物の背の幅と当接するホットメルト接着剤の
他より厚い部分の幅は、必しも一致する必要はなく、被
製本物の背と側面に当接するであろうホットメルト接着
剤の厚さの比較において、被製本物の背に当接する部分
の方より厚く形成されていればよい。
【0008】この発明において、上記ホットメルト接着
剤に電磁誘導発熱材料を積層させる方が好ましい(請求
項2)。
【0009】また、上記ホットメルト接着剤の積層構造
は任意でよく、例えばホットメルト接着剤を剥離可能に
積層すると共に、剥離されるホットメルト接着剤層を複
数に分割可能に形成することができる(請求項3)。ま
た、積層される表面側のホットメルト接着剤層を適宜間
隔をおいて複数列設することも可能である(請求項
4)。また、積層される表面側のホットメルト接着剤層
を、一側又は中央に向って漸次肉厚に形成してもよい
(請求項5)。
【0010】
【作用】請求項1記載の製本ファイルによれば、例えば
L字型あるいはU字型の折り曲げによる製本方法におい
て、被製本物の側面側に当接する部分のホットメルト接
着剤は、背の部分に当接するホットメルト接着剤より厚
さが小さいことから、側面部に形成される余剰ホットメ
ルト接着剤ののり溜りの量は小さくなり、「こぶ」の程
度は小さく、製本仕上げを綺麗にすることができる。
【0011】請求項2記載の製本ファイルによれば、ホ
ットメルト接着剤に電磁誘導発熱材料を積層することに
より、電磁誘導加熱手段からの交番磁界による電磁誘導
発熱材料の自己発熱を利用してホットメルト接着剤を短
時間に溶融し、製本することができる。
【0012】請求項3記載の製本ファイルによれば、ホ
ットメルト接着剤を剥離可能に積層すると共に、剥離さ
れるホットメルト接着剤層を複数に分割可能に形成する
ことにより、被製本物の厚さに応じてホットメルト接着
剤の幅を調整することができる。
【0013】請求項4記載の製本ファイルによれば、積
層される表面側のホットメルト接着剤層を適宜間隔をお
いて複数列設することにより、被製本物の背幅よりはみ
出るホットメルト接着剤の余剰部分を可及的に少なくす
ることができ、のり溜りの量を少なくすることができ
る。
【0014】請求項5記載の製本ファイルによれば、積
層される表面側のホットメルト接着剤層を、一側又は中
央に向って漸次肉厚に形成することにより、請求項4に
記載の場合と同様に、被製本物の背幅よりはみ出るホッ
トメルト接着剤の余剰部分を可及的に少なくすることが
でき、のり溜りの量を少なくすることができる。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の製本ファイルを添付図面に
基づいて詳細に説明する。
【0016】◎第1実施例 図1はこの発明の製本ファイルの第1実施例を示す要部
斜視図である。上記製本ファイルは、表紙1aと背表紙
1bを有するファイル基材としてのファイル本体1と、
このファイル本体1の背表紙部に接着される接着部4と
で構成されている。この場合、ファイル本体1は、一方
の表紙1aと背表紙1bとを谷折れ線を介して直角に連
接し、背表紙1bと他方の表紙1aとを直状に連接した
L字型に形成されている。
【0017】上記接着部4は電磁誘導加熱手段例えば電
磁誘導加熱コイルによって発熱する電磁誘導発熱材料例
えばアルミ箔2と、このアルミ箔2の表面に密着して設
けられるホットメルト接着剤3とで構成されており、ア
ルミ箔2とファイル本体1とはホットメルト接着剤又は
粘着剤(図示せず)で接着されている。ホットメルト接
着剤3は、被製本物5の背幅より広い幅を有する第1の
ホットメルト接着剤層3a(以下に第1の接着剤層とい
う)と、この第1の接着剤層1aの一側端側すなわち直
角に連接する表紙1a側に積層される被製本物5の背幅
と略同幅の第2のホットメルト接着剤層3b(以下に第
2の接着剤層という)とで構成されている。
【0018】このように形成することにより、被製本物
5の側面と当接する部分すなわち第1の接着剤層3aの
厚さは、被製本物5の背と当接する部分すなわち第2の
接着剤層3bの厚さより小さく(薄く)形成される。
【0019】この場合、上記ファイル本体1は、例え
ば、セラミックスや金属等の無機質材料、紙、合成紙、
織布、不織布等の布や紙、ポリ塩化ビニル、ポリウレタ
ン、フェノール等の剛性樹脂等からなり、剛性のもので
も可撓性のもののいずれであってもよい。
【0020】また、上記ホットメルト接着剤3は、例え
ばベースポリマー、ワックス類、可塑性剤、タッキファ
イヤ、酸化防止剤及び充填剤等にて形成されており、ベ
ースポリマーとしては、例えば、エチレン・酢酸ビニル
共重合体(EVA)、ポリオレフィン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂等
のホットメルト接着剤あるいはアクリル系、ゴム系、E
VA系若しくはシリコン系の粘着剤を使用することがで
きる。
【0021】また、ファイル本体1とアルミ箔2を接着
させるために、例えば両面又は片面粘着テープあるいは
ホットメルト接着剤等を使用することができる。
【0022】◎第2実施例 図2はこの発明の製本ファイルの第2実施例の製本前及
び製本時の状態を示す要部斜視図である。
【0023】第2実施例は、被製本物の厚さに応じてホ
ットメルト接着剤の幅を調整できるようにした場合であ
る。すなわち、第1の接着剤層3aと第2の接着剤層3
bとの間に再剥離接着剤10を介在させて積層すると共
に、背の長手方向に沿う複数の平行な切れ目11によっ
て第2の接着剤層3bを複数に分割可能に形成すること
により、図2(b)に示すように、第2の接着剤層3b
の一部分を第1の接着剤層3aから剥がして、被製本物
の背と当接する部分の第2の接着剤層3bを他の部分よ
り厚く形成できるようにした場合である。
【0024】この場合、再剥離接着剤10で仮接着する
が、再剥離接着剤としては、ホットメルト接着剤3の軽
接着力タイプ、例えば、ワックス含量の高いもの、又は
再剥離性の粘着剤を使用することができる。その形成状
態は限定しないが、好ましくは、線状、格子状、点状に
施されるホットメルト接着剤を積層あるいは仮接着す
る。
【0025】なお、第2実施例において、その他の部分
は上記第1実施例と同じであるので同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
【0026】◎第3実施例 図3はこの発明の製本ファイルの第3実施例を示す要部
斜視図である。
【0027】第3実施例は、被製本物の背部からはみ出
るホットメルト接着剤の余剰部分を可及的に少なくする
ようにした場合である。すなわち、第1の接着剤層1a
の片側に積層される第2の接着剤層1bを隙間12を介
して列設される複数の接着剤片3b′にて形成した場合
である。
【0028】このように第2の接着剤層3bを適宜間隙
12をおいて複数列設することにより、製本時に溶融し
て被製本物の背部からはみ出るホットメルト接着剤の余
剰部分を少なくすることができる。なお、間隙12の間
隔や接着剤片3b′の幅や厚み等は被製本物の厚さ等に
応じて適宜設定することができる。
【0029】第3実施例において、その他の部分は上記
第1実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を
付して説明は省略する。
【0030】◎第4実施例 図4はこの発明の製本ファイルの第4実施例を示す要部
斜視図である。
【0031】第4実施例は、被製本物の厚さに応じてホ
ットメルト接着剤の幅を調整可能にすると共に、ホット
メルト接着剤の余剰部分を可及的に少なくするようにし
た場合である。すなわち、第1の接着剤層3aの表面に
再剥離接着剤10を介して上記第3実施例と同様に間隙
12をおいて積層される第2の接着剤層3bの接着剤片
3b′に切れ目11を介して接着剤片3b′を分離及び
剥離可能に形成した場合である。
【0032】このように第2の接着剤層3bを、適宜間
隙12をおいて複数列設すると共に、切れ目11を介し
て分離可能に形成することにより、被製本物の厚さに応
じて一側部の接着剤片3b′を分離し剥離して被製本物
の背と当接する部分の第2の接着剤層3bを他の部分よ
り厚く形成することができる。また、製本時に溶融して
被製本物の背部からはみ出るホットメルト接着剤の余剰
部分を少なくすることができる。
【0033】なお、第4実施例において、その他の部分
は上記第1ないし第3実施例と同じであるので、同一部
分には同一符号を付して説明は省略する。
【0034】◎第5実施例 図5はこの発明の製本ファイルの第5実施例を示す要部
斜視図である。
【0035】第5実施例は、被製本物の背部からはみ出
るホットメルト接着剤の余剰部分を可及的に少なくする
ようにした別の形態である。すなわち、第1の接着剤層
3aの表面に積層される第2の接着剤層3bを被製本物
の背の当接側を厚くすべく一側端から他側端に向って漸
次肉厚となるように傾斜状に形成した場合である。
【0036】このように、第2の接着剤層3bを、被製
本物の背の当接側を厚くするように一側端から他側端に
向って漸次肉厚に形成することにより、製本時に溶融し
て被製本物の背部からはみ出るホットメルト接着剤の余
剰部分を少なくすることができる。なお、第2の接着剤
層3bの傾斜面は必しも直線である必要はなく、凹状あ
るいは凸状の曲線であってもよい。
【0037】第5実施例において、その他の部分は上記
第1実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を
付して説明は省略する。
【0038】◎第6実施例 図6はこの発明の製本ファイルの第6実施例を示す要部
斜視図である。
【0039】第6実施例はU字型に折り曲げられる製本
ファイルの一例であり、表紙1aと背表紙1bとを直状
に連接したファイル本体1の背表紙部に接着部4を具備
した場合である。すなわち、ホットメルト接着剤3の第
1の接着剤層3aの中央部に第2の接着剤層3bを積層
した場合である。したがって、被製本物の側面と当接す
る部分すなわち第1の接着剤層3aの厚さは、被製本物
の背と当接する部分すなわち第2の接着剤層3bの厚さ
より小さく(薄く)形成される。
【0040】この場合、上記接着部4は、上記第1実施
例と同様に、電磁誘導加熱手段例えば電磁誘導加熱コイ
ルによって発熱する電磁誘導発熱材料例えばアルミ箔2
と、このアルミ箔2の表面に密着して設けられるホット
メルト接着剤3とで構成されており、アルミ箔2とファ
イル本体1とはホットメルト接着剤又は粘着剤(図示せ
ず)で接着されている。なお、第6実施例において、そ
の他の部分は上記第1実施例と同じであるので、その説
明は省略する。
【0041】◎第7実施例 図7はこの発明の製本ファイルの第7実施例の要部を示
す斜視図である。
【0042】第7実施例は、U字型に折り曲げられるフ
ァイル本体1において、被製本物の厚さに応じてホット
メルト接着剤の幅を調整できるようにした場合である。
すなわち、第1の接着剤層3aと第2の接着剤層3bと
の間に再剥離接着剤10を介在させて積層すると共に、
背の長手方向に沿う複数(2本)の平行な切れ目11に
よって第2の接着剤層3bを複数(3個)に分割可能に
形成することにより、第2の接着剤層3bの両側部分を
第1の接着剤層3aから剥がして、被製本物の背と当接
する部分の第2の接着剤層3bを他の部分より厚く形成
できるようにした場合である。
【0043】この場合、再剥離接着剤10は、上記第2
実施例における再剥離接着剤10と同様に、ホットメル
ト接着剤3の軽接着力タイプ、例えば、ワックス含量の
高いもの、又は再剥離性の粘着剤を使用することができ
る。また、その形成状態は限定しないが、好ましくは、
線状、格子状、点状に施されるホットメルト接着剤を積
層あるいは仮接着するものである方がよい。
【0044】◎第8実施例 図8はこの発明の製本ファイルの第8実施例を示す要部
斜視図である。
【0045】第8実施例は、U字型に折り曲げられるフ
ァイル本体1において、被製本物の背部からはみ出るホ
ットメルト接着剤の余剰部分を可及的に少なくするよう
にした場合である。すなわち、第1の接着剤層3aの表
面に積層される第2の接着剤層3bを被製本物の背の当
接側を厚くすべく両側端から中央部に向って漸次肉厚と
なるように傾斜状に形成した場合である。
【0046】このように、第2の接着剤層3bを、被製
本物の背の当接側を厚くするように両側端から中央部に
向って漸次肉厚に形成することにより、U字型に折り曲
げて製本する際に溶融して被製本物の背部からはみ出る
ホットメルト接着剤の余剰部分を少なくすることができ
る。なお、第2の接着剤層3bの傾斜面は必しも直線で
ある必要はなく、凹状あるいは凸状の曲線であってもよ
い。
【0047】第8実施例において、その他の部分は上記
第1及び第6実施例と同じであるので、同一部分には同
一符号を付して説明は省略する。
【0048】◎第9実施例 図9はこの発明の製本ファイルの第9実施例を示す要部
斜視図である。
【0049】第9実施例は、U字型に折り曲げられるフ
ァイル本体1において、被製本物の背部からはみ出るホ
ットメルト接着剤の余剰部分を可及的に少なくするよう
にした別の形態である。すなわち、第1の接着剤層1a
に積層される第2の接着剤層1bを隙間12を介して列
設される複数の接着剤片3b′にて形成した場合であ
る。
【0050】このように第2の接着剤層3bを適宜間隙
12をおいて複数列設することにより、製本時に溶融し
て被製本物の背部からはみ出るホットメルト接着剤の余
剰部分を少なくすることができる。なお、間隙12の間
隔や接着剤片3b′の幅や厚み等は被製本物の厚さ等に
応じて適宜設定することができる。
【0051】第9実施例において、その他の部分は上記
第1及び第6実施例と同じであるので、同一部分には同
一符号を付して説明は省略する。
【0052】次に、上記のように構成される製本ファイ
ルを用いて被製本物を製本する方法について、図10及
び図11を参照して説明する。
【0053】上記ファイル本体1がL字型の場合、ま
ず、図10(a)に示すように、電磁誘導加熱手段例え
ば電磁誘導加熱コイル7の上方に、背表紙部が位置する
ようにL字状に折り曲げられたファイル本体1を配置す
る。次に、接着部4の第2の接着剤層3bの表面に複数
枚の用紙を束ねた被製本物5の端部を当接すると共に、
被製本物5の両側を押え板6によって挾持固定する。こ
の状態で電磁誘導加熱コイル7に通電すなわち電圧を印
加すると、交番磁界が発生し、この交番磁界によってア
ルミ箔2が自己発熱し、その熱によってホットメルト接
着剤3が溶融して被製本物5に浸透、塗布される。(図
10(a)参照)。
【0054】電磁誘導加熱コイル7に所定時間電圧を印
加した後、通電を停止する。次に、図10(b)に示す
ように、一方の押え板6を上方へ後退させると共に、下
方から折り曲げ用押し板8を上方へ上昇させて背表紙1
bと表紙1aを折り曲げて製本(図10(c)参照)が
完了する。
【0055】一方、ファイル本体1をU字型に折り曲げ
る場合は、電磁誘導加熱手段例えば電磁誘導加熱コイル
(図示せず)の上方に水平に配置されたファイル本体1
の接着部4の第2の接着剤層3bに被製本物5を当接す
ると共に、被製本物5の両側を押え板6によって挾持固
定する。この状態で電磁誘導加熱コイルに通電すなわち
電圧を印加して交番磁界を発生させると、アルミ箔2が
自己発熱して、その熱によってホットメルト接着剤3が
溶融して被製本物5に浸透、塗布される。
【0056】そして、電磁誘導加熱コイルに所定時間電
圧を印加した後、通電を停止する。次に、図11(a)
に示すように、押え板6を上方へ後退させると共に、下
方から折り曲げ用押し板8を上方へ上昇させて左右両側
の表紙折り曲げ用押し板8で側面部を挟み圧着させて製
本(図11(b)参照)する。
【0057】上記のように、内側背表紙部分の被製本物
5の端部が当接する厚い第2の接着剤層3b部、厚さの
薄い第1の接着剤層3a部を電磁誘導により溶融させ
て、被製本物5にホットメルト接着剤3が適当に浸透し
た時点で、被製本物5の厚さに応じて表紙1aを折り曲
げることにより、余剰部分となる厚さの薄いホットメル
ト接着剤3aがファイルの表紙面にのり溜りを生ずる
が、その程度は小さいため、製本仕上がりは比較的美観
に富むものとなる。
【0058】次に、この発明の製本ファイルを用いた製
本方法と従来の製本ファイルを用いた製本方法との比較
実験例について説明する。
【0059】★実施例1 第1の接着剤層3a:エチレン・酢酸ビニル系接着剤
(厚さ0.5mm、幅15mm、長さ290mm)、第
2の接着剤層3b:エチレン・酢酸ビニル系接着剤(厚
さ0.8mm、幅7.5mm、長さ290mm)、アル
ミ箔2(厚さ50μm、幅15mm、長さ290mm)
を表紙1aの折り目筋に配置した図1に示すようなL字
型に折り曲げられるの製本ファイルを用いて、図10に
示すような手順で製本した。その結果、ファイルの表紙
面の一側部にのり溜りが生じたが、その程度は小さいた
め、製本仕上がりは比較的美観に富むものであった。
【0060】★実施例2 第1の接着剤層3a:エチレン・酢酸ビニル系接着剤
(厚さ0.5mm、幅15mm、長さ290mm)、第
2の接着剤層3b:エチレン・酢酸ビニル系接着剤(厚
さ1mm、幅7.5mm、長さ290mm)、アルミ箔
2(厚さ50μm、幅15mm、長さ290mm)を背
表紙1bに沿ってに配置した図6に示すようなU字型に
折り曲げられる製本ファイルを用いて、図11に示すよ
うな手順で製本した。その結果、ファイルの両表紙面に
のり溜りが生じたが、その程度は小さいため、製本仕上
がりは比較的美観に富むものであった。
【0061】★比較例1 図12(a)に示すような厚さ1mm、幅15mmのエ
チレン・酢酸ビニル系ホットメルト接着剤3、厚さ50
μm、幅15mmのアルミ箔2を、表紙1aと背表紙1
bとをL型に折曲したファイル本体1の折り目筋に配置
した製本ファイルを用いて、実施例1と同様な手順で電
磁誘導加熱方式で製本した。その結果、図12(b)に
示すような製本物ができたが、ホットメルト接着剤3の
余剰部分10mm部分が側面にあり、こぶとなって外観
が悪く、膨れ9が生じた。しかも、実施例1,2の余剰
部分よりホットメルト接着剤3の容量が大きいことか
ら、膨れ9の大きさも大であった。
【0062】★比較例2 図13(a)に示すような厚さ0.5mm、幅15mm
のエチレン・酢酸ビニル系ホットメルト接着剤3、厚さ
50μm、幅15mmのアルミ箔2を、表紙1aと背表
紙1bとをL型に折曲したファイル本体1の折り目筋に
配置した製本ファイルを用いて、実施例1と同様な手順
で電磁誘導加熱方式で製本した。その結果、図13
(b)に示すような製本物ができたが、ホットメルト接
着剤3の厚さが小さい(薄い)分だけ余剰部分の容量は
小さく膨れ9の大きさは小さく、外観もあまり目立たな
いが、製本物の背の強度が不十分となり、また、被製本
物5は接着剤の浸透の程度が小さいことから被製本物5
の部分的な脱落が生じた。
【0063】なお、上記実施例では、第1の接着剤層3
aと第2の接着剤層3bとを積層したホットメルト接着
剤3と電磁誘導発熱材料例えばアルミ箔2とを積層し
た、電磁誘導加熱方式に適用される製本ファイルの場合
について説明したが、接着部4を積層構造のホットメル
ト接着剤3で形成したものでもよい。この場合は、電磁
誘導加熱手段以外のヒーター等の加熱手段によって溶融
させて製本することができる。
【0064】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の製本
ファイルによれば、上記のように構成されているので、
以下のような効果が得られる。
【0065】1)請求項1記載の製本ファイルによれ
ば、ホットメルト接着剤の厚さを、少なくとも被製本物
の当接部分が他より厚くなることができるように積層構
造とするので、側面部に形成される余剰ホットメルト接
着剤ののり溜りの量を小さくすると共に、「こぶ」の程
度を小さくすることができるので、製本仕上げを綺麗に
することができる。
【0066】2)請求項2記載の製本ファイルによれ
ば、ホットメルト接着剤に電磁誘導発熱材料を積層する
ので、電磁誘導加熱手段からの交番磁界による電磁誘導
発熱材料の自己発熱を利用してホットメルト接着剤を短
時間に溶融し、製本することができる。したがって、製
本作業の能率の向上を図ることができる。
【0067】3)請求項3記載の製本ファイルによれ
ば、ホットメルト接着剤を剥離可能に積層すると共に、
剥離されるホットメルト接着剤層を複数に分割可能に形
成するので、上記1)に加えて被製本物の厚さに応じて
ホットメルト接着剤の幅を調整することができ、製本作
業を更に容易にすることができる。
【0068】4)請求項4記載の製本ファイルによれ
ば、積層される表面側のホットメルト接着剤層を適宜間
隔をおいて複数列設するので、上記1)に加えて被製本
物の背幅よりはみ出るホットメルト接着剤の余剰部分を
可及的に少なくすることができ、のり溜りの量を更に小
さくして製本仕上げを更に綺麗なものとすることができ
る。
【0069】5)請求項5記載の製本ファイルによれ
ば、積層される表面側のホットメルト接着剤層を、一側
又は中央に向って漸次肉厚に形成するので、上記1)に
加えて上記4)と同様に、被製本物の背幅よりはみ出る
ホットメルト接着剤の余剰部分を可及的に少なくするこ
とができ、のり溜りの量を更に小さくして製本仕上げを
更に綺麗なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製本ファイルの第1実施例を示す要
部斜視図である。
【図2】この発明の製本ファイルの第2実施例の製本前
の状態(a)及び製本時の状態(b)を示す要部斜視図
である。
【図3】この発明の製本ファイルの第3実施例を示す要
部斜視図である。
【図4】この発明の製本ファイルの第4実施例を示す要
部斜視図である。
【図5】この発明の製本ファイルの第5実施例を示す要
部斜視図である。
【図6】この発明の製本ファイルの第6実施例を示す要
部斜視図である。
【図7】この発明の製本ファイルの第7実施例を示す要
部斜視図である。
【図8】この発明の製本ファイルの第8実施例を示す要
部斜視図である。
【図9】この発明の製本ファイルの第9実施例を示す要
部斜視図である。
【図10】この発明の製本ファイルを用いた製本方法の
製本前の状態(a)、製本時の状態(b)及び製本物
(c)を示す概略断面図である。
【図11】この発明の製本ファイルを用いた別の製本方
法の製本時の状態(a)及び製本物(b)を示す概略断
面図である。
【図12】従来の製本ファイルの要部斜視図(a)及び
それを用いた製本物の概略断面図(b)である。
【図13】従来の別の製本ファイルの要部斜視図(a)
及びそれを用いた製本物の概略断面図(b)である。
【符号の説明】
1 ファイル本体(ファイル基材) 2 アルミ箔(電磁誘導発熱材料) 3 ホットメルト接着剤 3a 第1の接着剤層(第1のホットメルト接着剤層) 3b 第2の接着剤層(第2のホットメルト接着剤層) 4 接着部 5 被製本物 10 再剥離接着剤 11 切れ目 12 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原口 和俊 東京都文京区関口二丁目3番3号 ニチバ ン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル基材にホットメルト接着剤を具
    備する製本ファイルにおいて、 上記ホットメルト接着剤の厚さが、少なくとも被製本物
    の当接部分が他より厚くなることができるように積層構
    造にしたことを特徴とする製本ファイル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製本ファイルにおいて、 ホットメルト接着剤に電磁誘導発熱材料を積層してなる
    ことを特徴とする製本ファイル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の製本ファイルにお
    いて、 ホットメルト接着剤を剥離可能に積層すると共に、剥離
    されるホットメルト接着剤層を複数に分割可能に形成し
    てなることを特徴とする製本ファイル。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の製本ファイルにお
    いて、 積層される表面側のホットメルト接着剤層を適宜間隔を
    おいて複数列設してなることを特徴とする製本ファイ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の製本ファイルにお
    いて、 積層される表面側のホットメルト接着剤層を、一側又は
    中央に向って漸次肉厚に形成してなることを特徴とする
    製本ファイル。
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Cited By (3)

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WO2002000444A1 (en) * 2000-06-28 2002-01-03 Unibind (Cyprus) Limited Improved binding element
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KR101035382B1 (ko) * 2011-01-18 2011-05-23 주식회사 아비즈 포토북의 이중 제책방법

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