JPH08340276A - マッチドパルスの判定方法、及びスペクトラム拡散通信受信機 - Google Patents

マッチドパルスの判定方法、及びスペクトラム拡散通信受信機

Info

Publication number
JPH08340276A
JPH08340276A JP7144691A JP14469195A JPH08340276A JP H08340276 A JPH08340276 A JP H08340276A JP 7144691 A JP7144691 A JP 7144691A JP 14469195 A JP14469195 A JP 14469195A JP H08340276 A JPH08340276 A JP H08340276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference value
output
matched
pulse
completion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7144691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Kanetani
秀紀 金谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Icom Inc
Original Assignee
Icom Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Icom Inc filed Critical Icom Inc
Priority to JP7144691A priority Critical patent/JPH08340276A/ja
Publication of JPH08340276A publication Critical patent/JPH08340276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マッチドフィルターによる相関手段を用いて
復調するスペクトラム拡散通信受信機において、同期捕
捉完了前のマッチドパルスの誤判定を防止でき、同期捕
捉完了後のマッチドパルスの検出確率の低下を防止する
こと。 【構成】 第1比較回路61は第1の判定基準値S1を越
えた場合に第1同期パルスcを出力し、第2比較回路62
はより小さい第2の判定基準値S2を越えた場合に第2
同期パルスeを出力する。ピーク検出回路8は所定幅Δ
Tの短い期間において第2同期パルスeが出力されてい
れば第3同期パルスgを出力する。パルス発生回路9
は、初期段階においては第1同期パルスcに同期した抽
出パルスiを出力し、以降は第3同期パルスgに同期し
た抽出パルスiを出力する。サンプラー11は抽出パルス
iに同期してマッチドパルスjを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散信号
(以下SS信号とも表す)を復調するスペクトラム拡散
通信受信機に関するものであり、特には、マッチドフィ
ルターによる相関手段を用いて復調するスペクトラム拡
散通信受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりあるスペクトラム拡散通信受信
機においては、受信したSS信号を復調する手段の一つ
として、マッチドフィルターを備えたものがある。マッ
チドフィルターは、入力信号とフィルターパターン(P
N符号)の相互相関値を出力するので、入力信号のパタ
ーンとフィルターパターンとが一致した瞬間に大きな出
力(マッチドパルス)を発生する。入力信号が連続して
いるとマッチドパルスは一定時間周期で現れ、このマッ
チドパルスを抽出することにより、SS信号を復調する
ように構成されている。
【0003】マッチドパルスを抽出するためには、マッ
チドフィルターの出力がマッチドパルスであるか否かを
判定して、その時間的位置を検出する必要がある。マッ
チドパルスの判定方法としては、特開昭61-93746号公報
等に示されているように、マッチドフィルターの出力が
所定の判定基準値を越えるか否かで判定することが行わ
れていた。マッチドパルスであることが判定されると、
その時間的位置を検出して、そのタイミングによりマッ
チドパルスが抽出されるのである。
【0004】しかし、妨害のある環境等では、マッチド
パルス以外のノイズ成分が妨害のレベルによって大きく
なることがあり、その場合にはマッチドフィルターの出
力のS/N比が劣化する。このような状態で判定基準値
を小さくすると、マッチドパルス以外のノイズ成分が判
定基準値を越えて誤った判定をしてしまうことがある。
逆に判定基準値を大きくすると、マッチドパルス自体の
レベル変動によって、レベルが小さくなった場合にはマ
ッチドパルスを検出できなくなり、マッチドパルスの検
出確率が下がってしまうという問題がある。
【0005】このようにして、判定基準値を小さくして
も大きくしても、それぞれ問題があるため、このような
問題を同時に解決できる効果的な技術が待望されてい
る。そのような技術として、特開平05-175934 号公報に
は、同期捕捉完了前は、マッチドフィルターの出力のP
N符号の1周期の期間におけるピーク値をキャリア検出
回路の判定基準値と比較してマッチドパルスであるか否
かを判定し、一旦マッチドパルスが判定された同期捕捉
完了後は、次のマッチドパルスの到来するタイミングを
予想し、その前後の狭い時間幅をピーク値の検出期間と
するように構成した技術が示されている。
【0006】この特開平05-175934 号公報の技術によれ
ば、確かに同期捕捉完了後においては、キャリア検出回
路の判定基準値を小さめに設定しても、判定基準値を越
えるノイズ成分による誤判定を防止できる。また、同期
捕捉完了前においても、目的とするSS信号を受信して
いる場合には、PN符号の1周期の期間におけるピーク
により判定するため、判定基準値を小さくしても誤判定
をかなり防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
特開平05-175934 号公報の技術によれば、目的とするS
S信号を受信している場合には、キャリア検出回路の判
定基準値を小さくしても誤判定をかなり防止できるが、
目的とするSS信号を受信していない場合には、判定基
準値を小さくした場合に、マッチドパルス以外のノイズ
成分によるピークをマッチドパルスと誤判定してしまう
問題は依然として解決できない。
【0008】また、目的とするSS信号を受信している
場合においても、受信信号の相対的なレベル変動によっ
て、マッチドパルスのレベルが小さくなった場合には、
ノイズ成分によるピークがマッチドパルスのレベルを越
える可能性があるので、判定基準値を小さくすると誤判
定してしまうという問題がある。そのような誤判定を防
止するために判定基準値を大きくすると、同期捕捉完了
後において、マッチドパルスの検出確率が下がってしま
い、目的とするSS信号を受信しているにも関わらず受
信していないと判断してしまうことが生じ、判定基準値
を大きくしても小さくしても問題があるという点は、依
然として解決できない。
【0009】一般的に、同期捕捉完了前においては、時
間的位置が全く予想できないマッチドパルスを検出する
必要があるため、検出確率を上げることより誤判定を防
止することを重視する必要がある。そして、同期捕捉完
了後においては、次のマッチドパルスの時間的な位置が
予想できるため、検出確率を上げることを重視する必要
がある。
【0010】そのため、上述したような相反する二つの
課題(誤判定、検出確率の低下)を同時に解消できなく
ても、同期捕捉完了の前後で、それぞれ片方ずつ解消す
ることができればよいのである。
【0011】本発明は、このような点に注目してなされ
たものであって、同期捕捉完了前においては、ノイズ成
分によるマッチドパルスの誤判定を防止でき、同期捕捉
完了後においては、相対的なレベル変動によるマッチド
パルスの検出確率の低下を防止することのできる方法と
装置を提供することを目的としているものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のスペクトラム
拡散通信受信機におけるマッチドパルスの判定方法で
は、同期捕捉完了前は、マッチドフィルターの相関出力
を第1の判定基準値と比較して越えた場合にマッチドパ
ルスと判定し、同期捕捉完了後は、前記相関出力を前記
第1の判定基準値より小さい第2の判定基準値と比較し
て越えた場合にマッチドパルスと判定するものである。
【0013】また、請求項2のマッチドパルスの判定方
法では、同期捕捉完了後においては、マッチドパルスが
現れる時点を含む所定の期間における相関出力のピーク
値を、第2の判定基準値と比較して越えた場合にマッチ
ドパルスと判定するものである。請求項3のスペクトラ
ム拡散通信受信機では、マッチドフィルターの相関出力
を第1の判定基準値と比較して越えた場合に第1の比較
出力を出力する第1の比較手段と、マッチドフィルター
の相関出力を前記第1の判定基準値より小さい第2の判
定基準値と比較して越えた場合に第2の比較出力を出力
する第2の比較手段と、同期捕捉完了前は前記第1の比
較出力を抽出信号として出力し、同期捕捉完了後は前記
第2の比較出力を抽出信号として出力する抽出信号選択
手段と、前記抽出信号によりマッチドパルスを抽出する
マッチドパルス抽出手段とを備えるという手段を講じ
た。
【0014】請求項4のスペクトラム拡散通信受信機で
は、マッチドフィルターの相関出力を第1の判定基準値
と比較して越えた場合に第1の比較出力を出力する第1
の比較手段と、マッチドフィルターの相関出力を前記第
1の判定基準値より小さい第2の判定基準値と比較して
越えた場合に第2の比較出力を出力する第2の比較手段
と、同期捕捉完了後において、マッチドパルスが現れる
時点を含む所定の期間における相関出力のピークの時間
的位置を検出し、該ピークの時間的位置で前記第2の比
較出力があれば検出出力を出力するピーク検出手段と、
同期捕捉完了前は前記第1の比較出力を抽出信号として
出力し、同期捕捉完了後は前記検出出力を抽出信号とし
て出力する抽出信号選択手段と、前記抽出信号によりマ
ッチドパルスを抽出するマッチドパルス抽出手段とを備
えるという手段を講じた。
【0015】請求項5のスペクトラム拡散通信受信機で
は、マッチドフィルターの相関出力を判定基準値と比較
して越えた場合に抽出信号を出力する比較手段と、同期
捕捉完了前は前記判定基準値を第1の判定基準値とし、
同期捕捉完了後は前記判定基準値を前記第1の判定基準
値より小さい第2の判定基準値とする判定基準値変更手
段と、前記抽出信号によりマッチドパルスを抽出するマ
ッチドパルス抽出手段とを備えるという手段を講じた。
【0016】請求項6のスペクトラム拡散通信受信機で
は、マッチドフィルターの相関出力を判定基準値と比較
して越えた場合に比較出力を出力する比較手段と、同期
捕捉完了前は前記判定基準値を第1の判定基準値とし、
同期捕捉完了後は前記判定基準値を前記第1の判定基準
値より小さい第2の判定基準値とする判定基準値変更手
段と、同期捕捉完了後において、マッチドパルスが現れ
る時点を含む所定の期間における相関出力のピークの時
間的位置を検出し、該ピークの時間的位置で前記比較出
力があれば検出出力を出力するピーク検出手段と、同期
捕捉完了前は前記比較出力を抽出信号として出力し、同
期捕捉完了後は前記検出出力を抽出信号として出力する
抽出信号選択手段と、前記抽出信号によりマッチドパル
スを抽出するマッチドパルス抽出手段とを備えるという
手段を講じた。
【0017】
【作用】請求項1のマッチドパルスの判定方法によれ
ば、同期捕捉完了前は、マッチドフィルターの相関出力
を、より大きい第1の判定基準値と比較して越えた場合
にマッチドパルスと判定して出力するので、ノイズ成分
等によるピークは無視される。
【0018】そして、同期捕捉完了後は、前記相関出力
を前記第1の判定基準値より小さい第2の判定基準値と
比較して越えた場合にマッチドパルスと判定して出力す
るので、レベル変動等によってマッチドパルスとなるべ
きピークが小さくなっても確実に検出される。請求項2
のマッチドパルスの判定方法によれば、同期捕捉完了後
においては、マッチドパルスが現れる時点を含む所定の
期間における相関出力のピーク値のみを第2の判定基準
値と比較するので、上記タイミング以外に存在するピー
クは、第2の判定基準値を越えるものであってもマッチ
ドパルスと判定されない。
【0019】請求項3のスペクトラム拡散通信受信機に
よれば、マッチドフィルターの相関出力は、第1の判定
基準値と比較する第1の比較手段と、前記第1の判定基
準値より小さい第2の判定基準値と比較する第2の比較
手段に入力され、同期捕捉完了前は、抽出信号選択手段
によって、前記第1の比較手段の出力でマッチドパルス
を抽出するので、ノイズ成分等によるピークは無視され
る。
【0020】そして、同期捕捉完了後は、抽出信号選択
手段によって、前記第2の比較手段の出力でマッチドパ
ルスを抽出するので、レベル変動等によってマッチドパ
ルスとなるべきピークが小さくなっても確実に検出され
る。請求項4のスペクトラム拡散通信受信機によれば、
同期捕捉完了後においては、ピーク検出手段によって、
マッチドパルスが現れる時点を含む所定の期間以外のタ
イミングのピークは排除される。
【0021】請求項5のスペクトラム拡散通信受信機に
よれば、比較手段において相関出力と比較される判定基
準値を、同期捕捉完了後には第1の判定基準値より小さ
い第2の判定基準値に変更するので、より小さなレベル
のピークであっても検出される。請求項6のスペクトラ
ム拡散通信受信機によれば、比較手段において相関出力
と比較される判定基準値を、同期捕捉完了後には第1の
判定基準値より小さい第2の判定基準値に変更するの
で、同期捕捉完了後においては、より小さなレベルのピ
ークであっても検出される。そして、同期捕捉完了後に
おいては、ピーク検出手段によって、マッチドパルスが
現れる時点を含む所定の期間以外のタイミングのピーク
は排除されるので、上記タイミング以外に存在するピー
クは、第2の判定基準値を越えるものであってもマッチ
ドパルスと判定されない。
【0022】
【実施例】以下に、本発明にかかるマッチドパルスの判
定方法に用いるスペクトラム拡散通信受信機の第1実施
例を、図1,図2に基づいて詳細に説明する。
【0023】各図において、1はスペクトラム拡散通信
受信機である。マッチドフィルター2は、受信したSS
信号と所定のフィルターパターン(PN符号)との相互
相関値を演算して相関出力aを出力する。判定回路3は
マッチドフィルター2の相関出力aと大小2種類の判定
基準値と比較した結果でマッチドパルスjを出力する。
データ再生回路4はマッチドパルスjに基づいてデータ
を復調再生する。
【0024】判定回路3の構成を説明する。演算回路5
は、マッチドフィルター2からの相関出力aを2乗して
出力する。なお、演算回路5においては、2乗に代えて
絶対値をとるという演算でもよい。第1比較回路61は演
算回路5の出力bを第1の判定基準値S1と比較して演
算回路5の出力bが第1の判定基準値S1より大きい場
合にはその時間的位置を示す第1同期パルスc及びカウ
ンタスタート信号dを出力する。
【0025】第2比較回路62は演算回路5の出力bを第
2の判定基準値S2と比較して演算回路5の出力bが第
2の判定基準値S2より大きい場合にはその時間的位置
を示す第2同期パルスeを出力する。ここで、第1の判
定基準値S1は第2の判定基準値S2より大きい値とす
る。
【0026】カウンタ7は第1比較回路61から出力され
るカウンタスタート信号dによってカウント開始し、P
N符号の周期より短い所定時間T後に所定幅ΔTのパル
ス状のタイミング信号fを出力する。例えば、PN符号
の1周期よりPN符号の1チップ分短い時点から1チッ
プ分長い時点までの3チップ分の幅のタイミング信号f
とするか、もしくはPN符号の1周期より僅かに短い所
定時間T後にカウント終了して出力されたパルスを、ワ
ンショットマルチバイブレータ等で所定幅ΔTのパルス
状に整形したタイミング信号fとするとよい。
【0027】ピーク検出回路8はカウンタ7から出力さ
れるタイミング信号fの所定幅ΔTの短い期間におい
て、相関出力aのピークの時間的位置を検出し、検出し
たピークの時間的位置において第2同期パルスeと論理
積処理を行うことにより、第2同期パルスeが同タイミ
ングで出力されているか否かをチェックする。第2同期
パルスeが出力されていれば、ピークの時間的位置を示
す第3同期パルスgを出力するとともにそのタイミング
でカウンタ7のタイミングを修正する修正信号hを出力
する。
【0028】また、タイミング信号fによって検出され
た相関信号aのピーク値と第2同期パルスeとの論理積
処理を行い、検出したピークの時間的位置において第2
同期パルスeが出力されていなければ、受信中のSS信
号が途切れたものと判断して、装置全体は初期化され
る。パルス発生回路9は、第1同期パルスcと第3同期
パルスgとが入力され、初期段階においては、第1同期
パルスcに同期した抽出パルスiを出力し、以降は第3
同期パルスgに同期した抽出パルスiを出力するように
構成されている。パルス発生回路9は、その一例を図6
において示したように、フリップフロップ回路91がリセ
ットされている初期状態のときには、第1同期パルスc
の入力されている論理素子92は出力を出すが、第3同期
パルスgの入力されている論理素子93は出力を出さな
い。そして、フリップフロップ回路91は第1同期パルス
cの立ち上がりで出力を反転するので、それ以降は論理
素子93の方のみが出力を出すように構成されている。
【0029】遅延回路10は、相関出力aに対する抽出パ
ルスiの遅延分と同等の遅延を、相関出力aに与えて相
関出力a’を出力する。サンプラー11は、遅延回路10か
ら出力される相関出力a’を抽出パルスiに同期してサ
ンプリングしてマッチドパルスjを出力する。ここで、
請求項3の第1の比較手段は第1の比較回路61に対応
し、第2の比較手段は第2の比較回路62に対応し、抽出
信号選択手段はカウンタ7,ピーク検出回路8,パルス
発生回路9に対応し、マッチドパルス抽出手段はサンプ
ラー11に対応している。
【0030】また、請求項4の第1の比較手段は第1の
比較回路61に対応し、第2の比較手段は第2の比較回路
62に対応し、ピーク検出手段はカウンタ7,ピーク検出
回路8に対応し、抽出信号選択手段はパルス発生回路9
に対応し、マッチドパルス抽出手段はサンプラー11に対
応している。
【0031】以上の構成においては、カウンタ7からタ
イミング信号fが出力されていない状態であって且つ同
期捕捉完了前の初期状態、即ち第1の判定基準値S1を
越えていない場合には、より小さい第2の判定基準値S
2を越える度に第2同期パルスeが出力されても、ピー
ク検出回路8における論理積処理によって、第3同期パ
ルスgは出力されない。
【0032】しかし、第1同期パルスcが出力される
と、パルス発生回路9から抽出パルスiが出力されて、
相関出力a’はサンプラー11にてサンプリングされてマ
ッチドパルスjが出力される。即ち、第1の判定基準値
S1を越えたレベルの高いピーク値のみがマッチドパル
スと判定されるのである。
【0033】次に、第1同期パルスcとカウンタスター
ト信号dとが出力されて同期捕捉完了後においては、カ
ウンタ7がカウント開始し、次のマッチドパルスのタイ
ミングを予想する所定時間T後において所定幅ΔTのタ
イミング信号fが出力され、ピークが検出されて、第2
同期パルスeとの論理積処理により、第3同期パルスg
と修正信号hとが出力される。
【0034】よって、パルス発生回路9から抽出パルス
iが出力されて、相関出力a’はサンプラー11にてサン
プリングされてマッチドパルスjが出力される。なお、
前記修正信号hによってカウンタ7はカウントのタイミ
ングを修正する。このようにして、一旦、マッチドパル
スjが検出された後には、予想されるタイミングであれ
ば、より低いレベルのピークであってもマッチドパルス
として判定されるので、高い検出確率が得られるのであ
る。
【0035】このようにして、同期捕捉完了前の初期状
態においては、高いレベルの第1の判定基準値S1を越
えるピークのみがマッチドパルスとして判定されるの
で、ノイズ成分によるマッチドパルスの誤判定を防止で
きる。また、一旦マッチドパルスが検出された同期捕捉
完了後においては、予想されるタイミング近傍であれ
ば、より小さい第2の判定基準値S2を越えるピークで
あってもマッチドパルスとして判定されるので、相対的
なレベル変動によるマッチドパルスの検出確率の低下を
防止することができる。
【0036】このようにして、従来の相反する課題を一
挙に解決できるのである。
【0037】図3は第2実施例のスペクトラム拡散通信
受信機の構成図である。この第2実施例において、比較
回路63は、演算回路5の出力bを判定基準値S3と比較
して、演算回路5の出力bが判定基準値S3を越えた場
合に、その時間的位置を示す同期パルスc’及びカウン
タスタート信号d’を出力する。変更回路64には、第1
の判定基準値S1と、第1の判定基準値S1より小さい
第2の判定基準値S2とが入力され、前記同期パルス
c’が入力される迄は第1の判定基準値S1を判定基準
値S3として比較回路63に出力し、前記同期パルスc’
が入力された後は、第1の判定基準値S1に代えて第2
の判定基準値S2を判定基準値S3として比較回路63に
出力するように構成されている。
【0038】よって、一旦、前記同期パルスc’が検出
された後は、比較回路63においては演算回路5の出力b
を、第1の判定基準値S1よりレベルの小さい第2の判
定基準値S2と比較して、越えた場合に同期パルスc’
を出力する。そして、所定の時間T後にはカウンタ7か
ら次のマッチドパルスのタイミングを予想する所定の時
間幅ΔTのタイミング信号fが出力され、この時間幅Δ
T内においてピークが検出されて、同期パルスc’との
論理積処理により、第3同期パルスgと修正信号hとが
出力される。
【0039】このようにして、同期捕捉完了後において
は、予想されるタイミング近傍(T〜T+ΔTの間)で
あれば、より小さい第2の判定基準値S2を越えるピー
クであってもマッチドパルスとして判定されるので、相
対的なレベル変動によるマッチドパルスの検出確率の低
下を防止することができる。なお、図3における他の構
成要素は、図1における構成要素と同等の機能であるた
め、説明を省いた。
【0040】ここでは、請求項5の比較手段は比較回路
63,カウンタ7,ピーク検出回路8,パルス発生回路9
に対応し、判定基準値変更手段は変更回路64に対応し、
マッチドパルス抽出手段はサンプラー11に対応してい
る。また、請求項6の比較手段は比較回路63に対応し、
判定基準値変更手段は変更回路64に対応し、ピーク検出
手段はカウンタ7,ピーク検出回路8に対応し、抽出信
号選択手段はパルス発生回路9に対応し、マッチドパル
ス抽出手段はサンプラー11に対応している。
【0041】図4は第3実施例のスペクトラム拡散通信
受信機の構成図である。第3実施例においては、請求項
1,2のマッチドパルスの判定方法を、マイクロコンピ
ュータを用いた制御回路66を備えることによって実現し
た。図4において、AD変換回路67にて演算回路5の出
力bをデジタル値に変換して制御回路66に入力する。メ
モリ68には前記制御回路66を制御するプログラムと第1
の判定基準値S1,第2の判定基準値S2等の必要なデ
ータが記憶されている。なお、前記マッチドフィルター
の出力aがデジタル信号であれば当然AD変換回路67は
不要となる。
【0042】制御回路66においてマッチドパルスと判定
されたタイミングで抽出パルスiが出力される。以下
に、制御回路66の動作を図5のフローチャートに基づい
て説明する。まず、同期捕捉完了前は、ステップ1にお
いて、出力bを第1の判定基準値S1と比較して越えた
場合に抽出パルスiを出力して、ステップ2に移行す
る。
【0043】同期捕捉完了後は、ステップ2において、
PN符号の1周期より短い所定時間Tを計時した後にス
テップ3に移行する。ステップ3においては、前記出力
bを前記第1の判定基準値S1より小さい第2の判定基
準値S2と比較する。所定の時間幅ΔTの間に前記出力
bが第2の判定基準値S2を越えた場合に抽出パルスi
を出力する。
【0044】このようにして、主にソフトウエア処理に
よってマッチドパルスを判定して抽出パルスiを出力
し、サンプラー11にてマッチドパルスを抽出してデータ
再生回路4にて第1実施例同様にデータを再生するので
ある。この場合には、主にソフトウエア処理によって判
定するので、プログラムやデータを変更することによ
り、処理機能の改良や種々の附加機能を追加することが
容易となる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明の判定方法によれば、同
期捕捉完了前は、マッチドフィルターの相関出力を、よ
り大きい第1の判定基準値と比較して越えた場合にマッ
チドパルスと判定して出力するので、ノイズ成分による
マッチドパルスの誤判定を防止できるという効果が得ら
れる。
【0046】そして、同期捕捉完了後は、前記相関出力
をより小さい第2の判定基準値と比較するので、相対的
なレベル変動によるマッチドパルスの検出確率の低下を
防止できるという効果が得られる。請求項2の発明の判
定方法によれば、同期捕捉完了後は、マッチドパルスが
現れる時点を含む所定の期間においてのみ、相関出力の
ピーク値と第2の判定基準値とを比較して越えた場合に
マッチドパルスと判定するので、第2の判定基準値を小
さい値としても、ノイズ成分によるマッチドパルスの誤
判定を防止できるという効果が得られる。
【0047】請求項3の発明のスペクトラム拡散通信受
信機によれば、同期捕捉完了前は、抽出信号選択手段に
より、より大きな判定基準値を越えた前記第1の比較手
段の出力を抽出信号としてマッチドパルスを抽出するの
で、ノイズ成分によるマッチドパルスの誤判定を防止で
きるという効果が得られる。また、同期捕捉完了後は、
抽出信号選択手段により、より小さな判定基準値を越え
た第2の比較手段の出力を抽出信号としてマッチドパル
スを抽出するので、相対的なレベル変動によるマッチド
パルスの検出確率の低下を防止できるという効果が得ら
れる。
【0048】このようにして、従来の相反する課題を一
挙に解決できるのである。請求項4の発明のスペクトラ
ム拡散通信受信機によれば、ピーク検出手段により、マ
ッチドパルスが現れる時点を含む所定の期間においての
み、相関出力のピーク値と第2の判定基準値とを比較し
て越えた場合にマッチドパルスと判定するので、第2の
判定基準値を小さい値としても、ノイズ成分によるマッ
チドパルスの誤判定を防止できるという効果が得られ
る。
【0049】請求項5の発明のスペクトラム拡散通信受
信機によれば、比較手段における判定基準値を、同期捕
捉完了前は前記判定基準値を第1の判定基準値とし、同
期捕捉完了後は前記判定基準値を前記第1の判定基準値
より小さい第2の判定基準値とするように変更するの
で、比較手段が一つでよく、回路構成がシンプルになる
という効果が得られる。
【0050】請求項6の発明のスペクトラム拡散通信受
信機によれば、ピーク検出手段により、マッチドパルス
が現れる時点を含む所定の期間においてのみ、相関出力
のピーク値と第2の判定基準値とを比較して越えた場合
にマッチドパルスと判定するので、第2の判定基準値を
小さい値としても、ノイズ成分によるマッチドパルスの
誤判定を防止できるという効果が得られるとともに、比
較手段における判定基準値を、同期捕捉完了前は前記判
定基準値を第1の判定基準値とし、同期捕捉完了後は前
記判定基準値を前記第1の判定基準値より小さい第2の
判定基準値とするように変更するので、比較手段が一つ
でよく、回路構成がシンプルになるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる判定方法に用いるスペクトラム
拡散通信受信機の第1実施例の構成を示した構成図であ
る。
【図2】第1実施例のスペクトラム拡散通信受信機の各
部の信号を説明する説明図である。
【図3】第2実施例のスペクトラム拡散通信受信機の構
成図である。
【図4】第3実施例のスペクトラム拡散通信受信機の構
成図である。
【図5】第3実施例のスペクトラム拡散通信受信機の制
御用のプログラムの要部のフローチャートである。
【図6】本発明のスペクトラム拡散通信受信機に用いる
パルス発生回路の一例の要部を示す回路図である。
【符号の説明】
1 スペクトラム拡散通信受信機 2 マッチドフィルター 61 第1比較回路(請求項3,4の第1の比較手段) 62 第2比較回路(請求項3,4の第2の比較手段) 63 比較回路(請求項5,6の比較手段) 64 変更回路(請求項5,6の判定基準値変更手段) 7 カウンタ(請求項3の抽出信号選択手段,請求項
4のピーク検出手段段,請求項5の比較手段,請求項6
のピーク検出手段) 8 ピーク検出回路(請求項3の抽出信号選択手段,
請求項4のピーク検出手段,請求項5の比較手段,請求
項6のピーク検出手段) 9 パルス発生回路(請求項3の抽出信号選択手段,
請求項4の抽出信号選択手段,請求項5の比較手段,請
求項6の抽出信号選択手段) 11 サンプラー(マッチドパルス抽出手段) S1 第1の判定基準値 S2 第2の判定基準値 S3 判定基準値 a 相関出力 c 第1同期パルス(第1の比較出力) e 第2同期パルス(第2の比較出力) g 第3同期パルス i 抽出パルス(抽出信号) j マッチドパルス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マッチドフィルターを復調手段に用いたス
    ペクトラム拡散通信受信機におけるマッチドパルスの判
    定方法において、 同期捕捉完了前は、マッチドフィルターの相関出力を第
    1の判定基準値と比較して越えた場合にマッチドパルス
    と判定し、同期捕捉完了後は、前記相関出力を前記第1
    の判定基準値より小さい第2の判定基準値と比較して越
    えた場合にマッチドパルスと判定することを特徴とする
    マッチドパルスの判定方法。
  2. 【請求項2】同期捕捉完了後においては、マッチドパル
    スが現れる時点を含む所定の期間における相関出力のピ
    ーク値を、第2の判定基準値と比較して越えた場合にマ
    ッチドパルスと判定することを特徴とする請求項1に記
    載のマッチドパルスの判定方法。
  3. 【請求項3】マッチドフィルターを復調手段に用いたス
    ペクトラム拡散通信受信機において、 マッチドフィルターの相関出力を第1の判定基準値と比
    較して越えた場合に第1の比較出力を出力する第1の比
    較手段と、マッチドフィルターの相関出力を前記第1の
    判定基準値より小さい第2の判定基準値と比較して越え
    た場合に第2の比較出力を出力する第2の比較手段と、
    同期捕捉完了前は前記第1の比較出力を抽出信号として
    出力し、同期捕捉完了後は前記第2の比較出力を抽出信
    号として出力する抽出信号選択手段と、前記抽出信号に
    よりマッチドパルスを抽出するマッチドパルス抽出手段
    とを備えたことを特徴とするスペクトラム拡散通信受信
    機。
  4. 【請求項4】マッチドフィルターを復調手段に用いたス
    ペクトラム拡散通信受信機において、 マッチドフィルターの相関出力を第1の判定基準値と比
    較して越えた場合に第1の比較出力を出力する第1の比
    較手段と、マッチドフィルターの相関出力を前記第1の
    判定基準値より小さい第2の判定基準値と比較して越え
    た場合に第2の比較出力を出力する第2の比較手段と、
    同期捕捉完了後において、マッチドパルスが現れる時点
    を含む所定の期間における相関出力のピークの時間的位
    置を検出し、該ピークの時間的位置で前記第2の比較出
    力があれば検出出力を出力するピーク検出手段と、同期
    捕捉完了前は前記第1の比較出力を抽出信号として出力
    し、同期捕捉完了後は前記検出出力を抽出信号として出
    力する抽出信号選択手段と、前記抽出信号によりマッチ
    ドパルスを抽出するマッチドパルス抽出手段とを備えた
    ことを特徴とするスペクトラム拡散通信受信機。
  5. 【請求項5】マッチドフィルターを復調手段に用いたス
    ペクトラム拡散通信受信機において、 マッチドフィルターの相関出力を判定基準値と比較して
    越えた場合に抽出信号を出力する比較手段と、同期捕捉
    完了前は前記判定基準値を第1の判定基準値とし、同期
    捕捉完了後は前記判定基準値を前記第1の判定基準値よ
    り小さい第2の判定基準値とする判定基準値変更手段
    と、前記抽出信号によりマッチドパルスを抽出するマッ
    チドパルス抽出手段とを備えたことを特徴とするスペク
    トラム拡散通信受信機。
  6. 【請求項6】マッチドフィルターを復調手段に用いたス
    ペクトラム拡散通信受信機において、 マッチドフィルターの相関出力を判定基準値と比較して
    越えた場合に比較出力を出力する比較手段と、同期捕捉
    完了前は前記判定基準値を第1の判定基準値とし、同期
    捕捉完了後は前記判定基準値を前記第1の判定基準値よ
    り小さい第2の判定基準値とする判定基準値変更手段
    と、同期捕捉完了後において、マッチドパルスが現れる
    時点を含む所定の期間における相関出力のピークの時間
    的位置を検出し、該ピークの時間的位置で前記比較出力
    があれば検出出力を出力するピーク検出手段と、同期捕
    捉完了前は前記比較出力を抽出信号として出力し、同期
    捕捉完了後は前記検出出力を抽出信号として出力する抽
    出信号選択手段と、前記抽出信号によりマッチドパルス
    を抽出するマッチドパルス抽出手段とを備えたことを特
    徴とするスペクトラム拡散通信受信機。
JP7144691A 1995-06-12 1995-06-12 マッチドパルスの判定方法、及びスペクトラム拡散通信受信機 Pending JPH08340276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7144691A JPH08340276A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 マッチドパルスの判定方法、及びスペクトラム拡散通信受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7144691A JPH08340276A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 マッチドパルスの判定方法、及びスペクトラム拡散通信受信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08340276A true JPH08340276A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15368028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7144691A Pending JPH08340276A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 マッチドパルスの判定方法、及びスペクトラム拡散通信受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08340276A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7362732B2 (en) 2001-08-22 2008-04-22 Nec Corporation Tracking control in a CDMA system
US7443934B2 (en) 2004-03-23 2008-10-28 Sanyo Electric Co., Ltd. Method and apparatus for detecting signals, and transmitting apparatus and receiving apparatus using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7362732B2 (en) 2001-08-22 2008-04-22 Nec Corporation Tracking control in a CDMA system
US7443934B2 (en) 2004-03-23 2008-10-28 Sanyo Electric Co., Ltd. Method and apparatus for detecting signals, and transmitting apparatus and receiving apparatus using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08340276A (ja) マッチドパルスの判定方法、及びスペクトラム拡散通信受信機
JP2006108846A (ja) スペクトラム拡散信号の同期捕捉方法と回路
JPH1013796A (ja) 文字多重データサンプリング回路
KR100230026B1 (ko) 클럭 기준 펄스의 시퀀스를 검출하기 위한 방법과 장치
JP2001509986A (ja) ディジタル同期信号分離器
US7010067B2 (en) Methods and apparatus for feature recognition time shift correlation
JP2859604B2 (ja) スライディング相関器
JP2932967B2 (ja) 映像信号の方式自動判別方法とその装置
JPH05327688A (ja) 同期装置
JPH05219011A (ja) スライディング相関器
JP3279140B2 (ja) 水平同期信号保護装置
US20020196868A1 (en) Evaluation device for assessing a digital data signal, in particular a data signal for a semiconductor memory circuit
JP2783830B2 (ja) 光ディスクプレーヤのデータ復調装置
JPH0738771A (ja) 時間差調整装置
JP2601172B2 (ja) クロック信号の余剰パルス検出回路
JP2867900B2 (ja) ファクシミリ制御装置
JPH0239644A (ja) 相関ピーク検出回路
JP2006333456A (ja) サンプリングクロック生成回路及び文字放送データ抜き取り回路
JPH08223446A (ja) 同期信号検出回路
KR100677195B1 (ko) 디지털 티브이의 수평동기 신호 검출장치
JPH08149118A (ja) 同期信号検出装置
JPH09130753A (ja) 水平同期信号検出装置
JPH09320177A (ja) フレーム同期信号処理回路
JPS588176B2 (ja) ディジタル無線通信方式
JPH05219044A (ja) フレーム同期回路