JPH0834148B2 - 超電導マグネツト - Google Patents
超電導マグネツトInfo
- Publication number
- JPH0834148B2 JPH0834148B2 JP61288592A JP28859286A JPH0834148B2 JP H0834148 B2 JPH0834148 B2 JP H0834148B2 JP 61288592 A JP61288592 A JP 61288592A JP 28859286 A JP28859286 A JP 28859286A JP H0834148 B2 JPH0834148 B2 JP H0834148B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superconducting
- coil
- winding
- magnet
- winding drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は超電導マグネットに係り、特にエポキシ樹脂
等で一体に固化したマグネットにおいて、超電導コイル
が巻胴部からの剥離によってクウェンチすることを防止
し、これによりトレーニングの回数を著しく減少させた
超電導マグネットに関する。
等で一体に固化したマグネットにおいて、超電導コイル
が巻胴部からの剥離によってクウェンチすることを防止
し、これによりトレーニングの回数を著しく減少させた
超電導マグネットに関する。
[発明の技術的背景] 従来、wind&react法によって化合物超電導線材を用
いて製作された高磁界マグネットが知られており、この
ようなマグネットにおいては電磁力によって生ずる過大
なフープストレスにより超電導特性の劣化を防止するた
めに、コイル部分の最外層上に高強度のステンレス線や
熱収縮率の大きいアルミ線等を高張力で巻回したり、あ
るいはステンレスやアルミ等からなる円筒を被嵌せし
め、コイルをエポキシ樹脂等によって含浸することが行
なわれている。
いて製作された高磁界マグネットが知られており、この
ようなマグネットにおいては電磁力によって生ずる過大
なフープストレスにより超電導特性の劣化を防止するた
めに、コイル部分の最外層上に高強度のステンレス線や
熱収縮率の大きいアルミ線等を高張力で巻回したり、あ
るいはステンレスやアルミ等からなる円筒を被嵌せし
め、コイルをエポキシ樹脂等によって含浸することが行
なわれている。
[背景技術の問題点] 上記のようなマグネットにおいては、超電導コイル
と、巻胴、鍔板および補強線との間に、ガラス繊維等か
らなる絶縁物が介在せしめられ、この絶縁物中にもエポ
キシ樹脂等が含浸される。従ってマグネットへの通電時
の電磁力によって径方向に発生する応力は、補強線、超
電導線のマトリックス部分およびエポキシ樹脂等のヤン
グ率で決まる弾性力によって支持される。
と、巻胴、鍔板および補強線との間に、ガラス繊維等か
らなる絶縁物が介在せしめられ、この絶縁物中にもエポ
キシ樹脂等が含浸される。従ってマグネットへの通電時
の電磁力によって径方向に発生する応力は、補強線、超
電導線のマトリックス部分およびエポキシ樹脂等のヤン
グ率で決まる弾性力によって支持される。
しかしながら、上記のような構造のマグネットにおい
ては、巻胴と巻胴上の絶縁物との間にエポキシ樹脂等が
十分に含浸されず、マグネットが高磁界中で励磁された
場合に、この部分で剥離し、クウェンチの原因となるこ
とがあり、これによるトレーニングの回数はエポキシ樹
脂等で一体化されていないNb−Ti合金コイル等に比較し
て非常に多く、このため試験時の液体Heの使用量も増大
し、経済的に不利となる難点がある。
ては、巻胴と巻胴上の絶縁物との間にエポキシ樹脂等が
十分に含浸されず、マグネットが高磁界中で励磁された
場合に、この部分で剥離し、クウェンチの原因となるこ
とがあり、これによるトレーニングの回数はエポキシ樹
脂等で一体化されていないNb−Ti合金コイル等に比較し
て非常に多く、このため試験時の液体Heの使用量も増大
し、経済的に不利となる難点がある。
[発明の目的] 本発明は上記の難点を解消するためになされたもの
で、超電導コイルと巻枠との剥離におって生ずるクウェ
ンチに基づくトレーニングの回数を著しく減少し得る構
造の超電導マグネットを提供することをその目的とす
る。
で、超電導コイルと巻枠との剥離におって生ずるクウェ
ンチに基づくトレーニングの回数を著しく減少し得る構
造の超電導マグネットを提供することをその目的とす
る。
[発明の概要] 本発明は、巻胴の両端に一対の鍔板を設けた巻枠と、
この巻枠上に巻回された超電導コイルとを備え、前記コ
イルを合成樹脂で固化せしめて成る超電導マグネットに
おいて、前記コイルはワインド・アンド・リアクト法に
より形成された化合物系超電導コイルからなり、前記鍔
板と一体に接合するとともに、前記巻胴とは接合しない
ことにより、超電導コイルの巻枠からの剥離に基づく上
記難点を除去し、マグネットの特性を向上せしめるよう
にしたものである。
この巻枠上に巻回された超電導コイルとを備え、前記コ
イルを合成樹脂で固化せしめて成る超電導マグネットに
おいて、前記コイルはワインド・アンド・リアクト法に
より形成された化合物系超電導コイルからなり、前記鍔
板と一体に接合するとともに、前記巻胴とは接合しない
ことにより、超電導コイルの巻枠からの剥離に基づく上
記難点を除去し、マグネットの特性を向上せしめるよう
にしたものである。
[発明の実施例] 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の超電導マグネットのコイル軸を含む
平面で切断した断面図、第2図は巻胴に垂直な平面で切
断した巻胴のA−A′断面図を示したものである。
平面で切断した断面図、第2図は巻胴に垂直な平面で切
断した巻胴のA−A′断面図を示したものである。
第1図において超電導マグネット1は、ステンレス製
の巻胴2とこの巻胴の両端近傍に配置されたステンレス
製の鍔板3a、3bと、この巻胴と鍔板により形成される空
間に巻回された化合物系超電導線よりなる超電導コイル
4と、このコイル上に設けられた補強層5とを備えてお
り、超電導コイル4は鍔板3a、3bとはエポキシ樹脂によ
り一体に含浸固化され接合されているが、コイ4と巻胴
2の胴部2aの外周とは単に接触するか、あるいは非接触
の状態で接合されていない。
の巻胴2とこの巻胴の両端近傍に配置されたステンレス
製の鍔板3a、3bと、この巻胴と鍔板により形成される空
間に巻回された化合物系超電導線よりなる超電導コイル
4と、このコイル上に設けられた補強層5とを備えてお
り、超電導コイル4は鍔板3a、3bとはエポキシ樹脂によ
り一体に含浸固化され接合されているが、コイ4と巻胴
2の胴部2aの外周とは単に接触するか、あるいは非接触
の状態で接合されていない。
前記超電導コイル4は例えば多心構造のNb3Sn超電導
線からなり、この場合にはCuマトリックス中にNbフィラ
メントとSnまたはSn合金を含む複合線を絶縁物質を介し
て巻枠上に巻回した後、Cuマトリックス中へのSnの拡散
熱処理およびNb3Sn生成の熱処理を施すことにより形成
される。
線からなり、この場合にはCuマトリックス中にNbフィラ
メントとSnまたはSn合金を含む複合線を絶縁物質を介し
て巻枠上に巻回した後、Cuマトリックス中へのSnの拡散
熱処理およびNb3Sn生成の熱処理を施すことにより形成
される。
上記の巻胴2は円筒状の胴部2aと、この両端側に形成
されたフランジ部2b、2cとからなりこのフランジ部2b、
2cはボルト6によりそれぞれ鍔板3a、3bに固定されてい
る。
されたフランジ部2b、2cとからなりこのフランジ部2b、
2cはボルト6によりそれぞれ鍔板3a、3bに固定されてい
る。
第2図および第1図のB方向から見たフランジ部2bの
平面を示す第3図に示すように、巻胴2は8分割され分
解および組立て可能な構造を有しており、巻胴のフラン
ジ部2b、2cもこれに応じて8分割されている。
平面を示す第3図に示すように、巻胴2は8分割され分
解および組立て可能な構造を有しており、巻胴のフラン
ジ部2b、2cもこれに応じて8分割されている。
以上の構造のマグネット1をワインド・アンド・リア
クト法により製造する場合には、巻枠を組立て後、巻胴
と鍔板とで形成される空間内に熱処理により超電導線を
形成する絶縁された複合線を巻回し、超電導化合物生成
の熱処理を施す。次いでコイル形状を維持しながら巻胴
の一部、即ち第3図において隣接する部材イ、ロをイ→
ロの順で、即ち、イを巻胴の中心部へ平行に移動させて
取り外した後、ロを巻胴の周方向および中心部へ順次平
行に移動させて取り外し、シリコン樹脂系の離形材を巻
胴表面に塗布した後、ロ→イの順で再び鍔板に固定す
る。これを全ての部材について行った後、マグネットを
密閉容器内に収容し、内部を排気してエポキシ樹脂の含
浸を行う。
クト法により製造する場合には、巻枠を組立て後、巻胴
と鍔板とで形成される空間内に熱処理により超電導線を
形成する絶縁された複合線を巻回し、超電導化合物生成
の熱処理を施す。次いでコイル形状を維持しながら巻胴
の一部、即ち第3図において隣接する部材イ、ロをイ→
ロの順で、即ち、イを巻胴の中心部へ平行に移動させて
取り外した後、ロを巻胴の周方向および中心部へ順次平
行に移動させて取り外し、シリコン樹脂系の離形材を巻
胴表面に塗布した後、ロ→イの順で再び鍔板に固定す
る。これを全ての部材について行った後、マグネットを
密閉容器内に収容し、内部を排気してエポキシ樹脂の含
浸を行う。
尚、上記の説明においてはエポキシ樹脂の含浸前の巻
胴部材の分解→組立ての際に表面に離形材を塗布した
が、これに代えて予じめ表面にテフロン被覆した部材を
用意し、これと交換するようにしてもよい。
胴部材の分解→組立ての際に表面に離形材を塗布した
が、これに代えて予じめ表面にテフロン被覆した部材を
用意し、これと交換するようにしてもよい。
さらにエポキシ樹脂の含浸後、その外周を機械加工し
て表面を平滑にして補強層を形成する。このエポキシ樹
脂の含浸後に巻胴とコイルとが接合していないことを確
認することが有効である。
て表面を平滑にして補強層を形成する。このエポキシ樹
脂の含浸後に巻胴とコイルとが接合していないことを確
認することが有効である。
[発明の効果] 以上述べたように本発明のワインド・アンド・リアク
ト法による超電導マグネットにおいては、化合物系超電
導コイルが巻胴表面と接合していないため、クウェンチ
の原因である巻胴部での硬化性樹脂の剥離を生じないた
め、トレーニングの回数を著しく減少させることができ
るとともに、経済的に有利である利点を有する。
ト法による超電導マグネットにおいては、化合物系超電
導コイルが巻胴表面と接合していないため、クウェンチ
の原因である巻胴部での硬化性樹脂の剥離を生じないた
め、トレーニングの回数を著しく減少させることができ
るとともに、経済的に有利である利点を有する。
第1図は本発明の超電導マグネットの一実施例を示す縦
断面図、第2図は第1図のA−A′断面図、第3図は第
1図のB方向から見たフランジ部の平面図である。 1……超電導マグネット 2……巻胴 3a、3b……鍔板 4……超電導コイル
断面図、第2図は第1図のA−A′断面図、第3図は第
1図のB方向から見たフランジ部の平面図である。 1……超電導マグネット 2……巻胴 3a、3b……鍔板 4……超電導コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 剛 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 小田 勇一郎 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 三宅 清市 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−218706(JP,A) 特開 昭58−50712(JP,A) 特開 昭58−6106(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】巻胴の両端に一対の鍔板を設けた巻枠と、
この巻枠上に巻回された超電導コイルとを備え、前記コ
イルを合成樹脂で固化せしめてなる超電導マグネットに
おいて、前記コイルはワインド・アンド・リアクト法に
より形成された化合物系超電導コイルからなり、前記鍔
板と一体に接合されると共に、前記巻胴とは接合されて
いないことを特徴とする超電導マグネット。 - 【請求項2】巻胴は分解および組立て可能であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の超電導マグネッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61288592A JPH0834148B2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 | 超電導マグネツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61288592A JPH0834148B2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 | 超電導マグネツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63141303A JPS63141303A (ja) | 1988-06-13 |
| JPH0834148B2 true JPH0834148B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=17732250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61288592A Expired - Lifetime JPH0834148B2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 | 超電導マグネツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0834148B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003011911A (ja) * | 2001-05-21 | 2003-01-15 | Orgapack Gmbh | 梱包される品物の周りに鋼製の紐で紐掛けするための手動作動式ストラッピング装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100921966B1 (ko) | 2007-08-23 | 2009-10-15 | 한국기초과학지원연구원 | 초전도 자석의 열처리를 위한 전처리 방법 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS586106A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-13 | Shinku Yakin Kk | 超電導マグネツト用巻枠 |
| JPS5850712A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-25 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ニオブ・錫合金超電導マグネツトの製造方法 |
| JPS59218706A (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 超電導コイルの製作方法 |
-
1986
- 1986-12-03 JP JP61288592A patent/JPH0834148B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003011911A (ja) * | 2001-05-21 | 2003-01-15 | Orgapack Gmbh | 梱包される品物の周りに鋼製の紐で紐掛けするための手動作動式ストラッピング装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63141303A (ja) | 1988-06-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102314987A (zh) | 具有受到支撑的外部线圈的螺线管磁体 | |
| JPH0834148B2 (ja) | 超電導マグネツト | |
| JPH0831369B2 (ja) | 超電導マグネツトの製造方法 | |
| JP2679330B2 (ja) | 超電導コイルの製造方法 | |
| JPS6390875A (ja) | 永久電流スイツチの製造方法 | |
| JPH01179406A (ja) | モールドコイルの製造方法 | |
| JPS62256415A (ja) | 化合物系超電導マグネツトの製造方法 | |
| JPS63166202A (ja) | 超電導マグネツトの製造方法 | |
| JPS58130769A (ja) | 鞍形超電導界磁巻線の製造方法 | |
| JPS5871606A (ja) | 超電導マグネツト | |
| JPH09283325A (ja) | 超電導コイルとその製造方法 | |
| JPH0347290Y2 (ja) | ||
| JPH06163241A (ja) | 磁場発生装置用電磁石 | |
| JPH07130532A (ja) | 超電導コイル | |
| JPH04242910A (ja) | 樹脂モールド形変流器 | |
| JPS6182412A (ja) | 巻鉄心の製造方法 | |
| JPH0225214Y2 (ja) | ||
| JPH09203496A (ja) | 高圧タンクの製造方法 | |
| JPH01147813A (ja) | 超電導コイルの製造方法 | |
| JPH01274404A (ja) | 超電導コイル | |
| JPH09120911A (ja) | 超電導磁石 | |
| JPH11111517A (ja) | ハイブリット型超電導磁石 | |
| JPH05217431A (ja) | 超電導成形撚線 | |
| JPS6179204A (ja) | 超電導コイルの巻線方法および巻線用治具 | |
| JPH04324605A (ja) | 超電導コイルの製造方法 |