JPH0834876A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents
感光性樹脂組成物Info
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- JPH0834876A JPH0834876A JP16950894A JP16950894A JPH0834876A JP H0834876 A JPH0834876 A JP H0834876A JP 16950894 A JP16950894 A JP 16950894A JP 16950894 A JP16950894 A JP 16950894A JP H0834876 A JPH0834876 A JP H0834876A
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- Japan
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- black
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- photosensitive resin
- resin composition
- composition
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 黒、赤、緑、紫、黄の顔料から少なくとも2
種類以上を用いて調製した擬似黒色化感光性樹脂組成物
において、該感光性樹脂組成物が電解質物質を含んでな
ることを特徴とする擬似黒色化感光性着色組成物。 【効果】 本発明により、透過率を下げ、かつ、架橋効
率を向上させることができる擬似黒色化感光性樹脂組成
物が提供される。
種類以上を用いて調製した擬似黒色化感光性樹脂組成物
において、該感光性樹脂組成物が電解質物質を含んでな
ることを特徴とする擬似黒色化感光性着色組成物。 【効果】 本発明により、透過率を下げ、かつ、架橋効
率を向上させることができる擬似黒色化感光性樹脂組成
物が提供される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーフィルタを作製
するために用いる擬似黒色化感光性樹脂組成物、特に、
ブラックマトリクスを作製するための擬似黒色化感光性
樹脂組成物に関する。
するために用いる擬似黒色化感光性樹脂組成物、特に、
ブラックマトリクスを作製するための擬似黒色化感光性
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性樹脂組成物(レジスト)に顔料を
分散させたカラーレジストとしては、特開平4−63870
号公報に記載のものがある。これは、通常の着色カラー
レジストと同様に透明基盤上にレジストをスピンコータ
ー等の方法により塗膜し、これをフォトリソグラフィー
法を用いてパターンを形成させて得られたもの、即ち、
カラーレジスト型ブラックマトリクスである。
分散させたカラーレジストとしては、特開平4−63870
号公報に記載のものがある。これは、通常の着色カラー
レジストと同様に透明基盤上にレジストをスピンコータ
ー等の方法により塗膜し、これをフォトリソグラフィー
法を用いてパターンを形成させて得られたもの、即ち、
カラーレジスト型ブラックマトリクスである。
【0003】上記カラーレジスト型ブラックマトリクス
は遮光性であるため、フォトリソグラフィー法を用いて
パターンを形成するときに、塗膜中の光反応部位におけ
る光量が少なくなり架橋効率が低くなる。そして、光架
橋に必要な光量が得られなければ、パターンが現像時に
溶解し、剥がれてしまうという問題点がある。また、光
架橋効率が低くなれば(低架橋効率のカラーレジス
ト)、カラーフィルタのパターンを形成するために必要
な露光量が大きくなる結果、パターンを形成するために
相当の時間を要する(露光量は露光時間に比例するから
である)という問題点が生じる。このことは、遮光性が
高くなればなるほど、即ち、透過率を下げれば下げるほ
ど顕著になり、通常のブラックカラーレジストは着色カ
ラーレジストの3〜10倍の露光量を必要とする。
は遮光性であるため、フォトリソグラフィー法を用いて
パターンを形成するときに、塗膜中の光反応部位におけ
る光量が少なくなり架橋効率が低くなる。そして、光架
橋に必要な光量が得られなければ、パターンが現像時に
溶解し、剥がれてしまうという問題点がある。また、光
架橋効率が低くなれば(低架橋効率のカラーレジス
ト)、カラーフィルタのパターンを形成するために必要
な露光量が大きくなる結果、パターンを形成するために
相当の時間を要する(露光量は露光時間に比例するから
である)という問題点が生じる。このことは、遮光性が
高くなればなるほど、即ち、透過率を下げれば下げるほ
ど顕著になり、通常のブラックカラーレジストは着色カ
ラーレジストの3〜10倍の露光量を必要とする。
【0004】一方、透過率を上げれば、光架橋効率は向
上するが、遮光性が低下するので、遮光性カラーレジス
トの目的であるコントラストの向上には適切でない。
上するが、遮光性が低下するので、遮光性カラーレジス
トの目的であるコントラストの向上には適切でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、遮光性は落とさずに、低露光量によりブラック
マトリクスを作製することが可能な感光性樹脂組成物を
提供することを目的とする。
に鑑み、遮光性は落とさずに、低露光量によりブラック
マトリクスを作製することが可能な感光性樹脂組成物を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に基づいて鋭意研究を行った結果、以下に述べる感光性
樹脂組成物を開発することに成功し、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は、黒、赤、緑、紫、黄の顔料
から少なくとも2種類以上を用いて調製した擬似黒色化
感光性樹脂組成物において、該感光性樹脂組成物が電解
質物質を含んでなることを特徴とする擬似黒色化感光性
着色組成物である。
に基づいて鋭意研究を行った結果、以下に述べる感光性
樹脂組成物を開発することに成功し、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は、黒、赤、緑、紫、黄の顔料
から少なくとも2種類以上を用いて調製した擬似黒色化
感光性樹脂組成物において、該感光性樹脂組成物が電解
質物質を含んでなることを特徴とする擬似黒色化感光性
着色組成物である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
擬似黒色化感光性樹脂組成物は、以下のようにして調製
される。黒、赤、緑、紫、黄の顔料から少なくとも2種
類を選び、各色を個々に分散剤を用いて水中に分散させ
る。用いる黒色の顔料の例としては、カーボンブラッ
ク、アセチレンブラック、アイボリーブラック、黒鉛、
アニリンブラック、ミネラルブラック、鉄黒、チタンブ
ラック、シアニンブラック等が挙げられる。赤色の顔料
としては、べんがら、鉛丹、銀朱、カドミウムレッド、
アンチモン朱等の無機顔料、パーマネントレッド、クロ
モフタールレッド、キナクリドンレッド、チオインジゴ
レッド等の有機顔料等が挙げられる。青色の顔料として
は、群青、紺青、コバルトブルー、セルリアンブルー等
の無機顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブル
ー、インジゴ等の有機顔料が挙げられる。緑色の顔料と
しては、クロムグリーン、ビリジアン、エメラルドグリ
ーン、コバルトグリーン、ジンクグリーン等の無機顔
料、ナフトールグリーン、フタロシアニングリーン等の
有機顔料が挙げられる。紫色の顔料としては、コバルト
紫、マンガン紫等の無機顔料、ジオキサジンヴァイオレ
ット、インダスレンブリリアントヴァイオレット等の有
機顔料が挙げられる。黄色の顔料としては、黄鉛、亜鉛
黄、カドミウムイエロー、クロム酸バリウム、チタン
黄、鉛シアナミド等の無機顔料、ジスアゾイエロー、ナ
フトールイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロ
ー、パーマネントイエロー、バルカンファストイエロ
ー、クロモフタールイエロー、キノリンイエロー、アン
スラゲンイエロー、アンスラピリジンイエロー等の有機
顔料が挙げられる。
擬似黒色化感光性樹脂組成物は、以下のようにして調製
される。黒、赤、緑、紫、黄の顔料から少なくとも2種
類を選び、各色を個々に分散剤を用いて水中に分散させ
る。用いる黒色の顔料の例としては、カーボンブラッ
ク、アセチレンブラック、アイボリーブラック、黒鉛、
アニリンブラック、ミネラルブラック、鉄黒、チタンブ
ラック、シアニンブラック等が挙げられる。赤色の顔料
としては、べんがら、鉛丹、銀朱、カドミウムレッド、
アンチモン朱等の無機顔料、パーマネントレッド、クロ
モフタールレッド、キナクリドンレッド、チオインジゴ
レッド等の有機顔料等が挙げられる。青色の顔料として
は、群青、紺青、コバルトブルー、セルリアンブルー等
の無機顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブル
ー、インジゴ等の有機顔料が挙げられる。緑色の顔料と
しては、クロムグリーン、ビリジアン、エメラルドグリ
ーン、コバルトグリーン、ジンクグリーン等の無機顔
料、ナフトールグリーン、フタロシアニングリーン等の
有機顔料が挙げられる。紫色の顔料としては、コバルト
紫、マンガン紫等の無機顔料、ジオキサジンヴァイオレ
ット、インダスレンブリリアントヴァイオレット等の有
機顔料が挙げられる。黄色の顔料としては、黄鉛、亜鉛
黄、カドミウムイエロー、クロム酸バリウム、チタン
黄、鉛シアナミド等の無機顔料、ジスアゾイエロー、ナ
フトールイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロ
ー、パーマネントイエロー、バルカンファストイエロ
ー、クロモフタールイエロー、キノリンイエロー、アン
スラゲンイエロー、アンスラピリジンイエロー等の有機
顔料が挙げられる。
【0008】使用する分散剤としては、カチオン性界面
活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等のイ
オン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビ
タンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタ
ンアルキルエステル類等のノニオン性界面活性剤、各種
水溶性ポリマーがある。水中に顔料を分散させるために
使用する界面活性剤としては、親水性の高い、即ち、H
LB価の高い(14以上)界面活性剤が好ましい。
活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等のイ
オン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビ
タンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタ
ンアルキルエステル類等のノニオン性界面活性剤、各種
水溶性ポリマーがある。水中に顔料を分散させるために
使用する界面活性剤としては、親水性の高い、即ち、H
LB価の高い(14以上)界面活性剤が好ましい。
【0009】カチオン性界面活性剤の例としては、脂肪
族アミン類、第4アンモニウム塩類、アルキルピリジウ
ム塩類等が挙げられる。アニオン性界面活性剤の例とし
ては、脂肪酸塩類、硫酸エステル類、スルホン酸塩類、
燐酸エステル類等が挙げられる。両性界面活性剤の例と
しては、アミノ酸塩類等が挙げられる。
族アミン類、第4アンモニウム塩類、アルキルピリジウ
ム塩類等が挙げられる。アニオン性界面活性剤の例とし
ては、脂肪酸塩類、硫酸エステル類、スルホン酸塩類、
燐酸エステル類等が挙げられる。両性界面活性剤の例と
しては、アミノ酸塩類等が挙げられる。
【0010】水溶性ポリマーの例として、ブチラール樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ア
クリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート等の重合体若しくは共
重合体からなるアクリル樹脂、ポリアクリルアミド等が
挙げられる。
脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ア
クリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート等の重合体若しくは共
重合体からなるアクリル樹脂、ポリアクリルアミド等が
挙げられる。
【0011】上記分散剤を水と混合し、顔料を分散させ
る。顔料を分散するには、市販のサンドミル、ボールミ
ル、ホモジナイザー等が使用される。顔料を分散した各
色の着色組成物を適当な割合で混合し、擬似黒色化す
る。擬似黒色化するには、補色の関係にある色同士を混
合すればよく、かかる混合(減法混色)によりほとんど
黒に近い色となり、その後の色の微調整を他の色で行う
ことができる。
る。顔料を分散するには、市販のサンドミル、ボールミ
ル、ホモジナイザー等が使用される。顔料を分散した各
色の着色組成物を適当な割合で混合し、擬似黒色化す
る。擬似黒色化するには、補色の関係にある色同士を混
合すればよく、かかる混合(減法混色)によりほとんど
黒に近い色となり、その後の色の微調整を他の色で行う
ことができる。
【0012】得られた黒色組成物に感光性ポリマーを加
える。感光性ポリマーとしては、バインダー樹脂と光架
橋剤が組み合わされて用いられる。バインダー樹脂の例
としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、アクリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等の重合体若し
くは共重合体からなるアクリル樹脂、ポリアクリルアミ
ド等が挙げられる。
える。感光性ポリマーとしては、バインダー樹脂と光架
橋剤が組み合わされて用いられる。バインダー樹脂の例
としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、アクリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等の重合体若し
くは共重合体からなるアクリル樹脂、ポリアクリルアミ
ド等が挙げられる。
【0013】光架橋剤の例としては、ジアゾ化合物、ア
ジド化合物等が好ましく用いられる。本発明におけるジ
アゾ化合物とは、1分子中に1個、好ましくは2個以上
のジアゾ塩を有するものをいい、好ましくは芳香族系ジ
アゾ化合物が用いられる。この具体例として、p−ジア
ゾジフェニルアミン、2,5−ジメトキシ−4−p−ト
リルメルカプトンベンゼンジアゾニウムまたは2,5−
ジメトキシ−4−モルホリノベンゼンジアゾニウムとホ
ルムアルデヒドとの縮合物が挙げられる。
ジド化合物等が好ましく用いられる。本発明におけるジ
アゾ化合物とは、1分子中に1個、好ましくは2個以上
のジアゾ塩を有するものをいい、好ましくは芳香族系ジ
アゾ化合物が用いられる。この具体例として、p−ジア
ゾジフェニルアミン、2,5−ジメトキシ−4−p−ト
リルメルカプトンベンゼンジアゾニウムまたは2,5−
ジメトキシ−4−モルホリノベンゼンジアゾニウムとホ
ルムアルデヒドとの縮合物が挙げられる。
【0014】本発明においてアジド化合物とは、1分子
中に1個好ましくは2個以上のアジド塩を有するものを
いう。アジド化合物は、通常スルホン酸またはスルホン
酸塩の形で用いられる。4,4−ジアジドスツルベン−
2,2’−ジスルホン酸ナトリウム、2,6−ビス(4
−アジドベンザール)アセトン2−スルホン酸、2,6
−ビス(4−アジドベンザール)アセトン2,2’−ジ
スルホン酸、2,6−ビス(4−アジドベンザール)シ
クロヘキサノン−2,2’−ジスルホン酸、2,6−ビ
ス(4−アジドベンザール)メチルシクロヘキサノン−
2,2’−ジスルホン酸等が挙げられる。
中に1個好ましくは2個以上のアジド塩を有するものを
いう。アジド化合物は、通常スルホン酸またはスルホン
酸塩の形で用いられる。4,4−ジアジドスツルベン−
2,2’−ジスルホン酸ナトリウム、2,6−ビス(4
−アジドベンザール)アセトン2−スルホン酸、2,6
−ビス(4−アジドベンザール)アセトン2,2’−ジ
スルホン酸、2,6−ビス(4−アジドベンザール)シ
クロヘキサノン−2,2’−ジスルホン酸、2,6−ビ
ス(4−アジドベンザール)メチルシクロヘキサノン−
2,2’−ジスルホン酸等が挙げられる。
【0015】ジアゾ化合物又はアジド化合物は、多すぎ
ると顔料分散性を低下させてしまうため、バインダー固
形分に対し、1〜30重量%加える場合が好ましい。光架
橋剤は反応性に富むので、実際に使用する直前に添加す
る場合が好ましい。以上のようにして作製された擬似黒
色化感光性樹脂組成物に電解質物質を添加する。本発明
における電解質物質とは、水中に溶解し電離する物質を
いう。電解質物質の例としては、NaCl、KCl、LiCl、KB
r、KI、Na2SO4、CaCl2、MgSO4、CuSO 4、CdSO4、AlCl3
等が挙げられる。
ると顔料分散性を低下させてしまうため、バインダー固
形分に対し、1〜30重量%加える場合が好ましい。光架
橋剤は反応性に富むので、実際に使用する直前に添加す
る場合が好ましい。以上のようにして作製された擬似黒
色化感光性樹脂組成物に電解質物質を添加する。本発明
における電解質物質とは、水中に溶解し電離する物質を
いう。電解質物質の例としては、NaCl、KCl、LiCl、KB
r、KI、Na2SO4、CaCl2、MgSO4、CuSO 4、CdSO4、AlCl3
等が挙げられる。
【0016】前記擬似黒色化感光性樹脂組成物に添加す
る電解質の量は、顔料表面のζ電位により変わるが、好
ましくは、上記擬似黒色化感光性樹脂組成物の10重量%
以下であり、さらに好ましくは、0.05〜2重量%であ
る。10重量%を越えると顔料が完全に凝集を起こしてし
まい、塗膜にならなくなってしまう。
る電解質の量は、顔料表面のζ電位により変わるが、好
ましくは、上記擬似黒色化感光性樹脂組成物の10重量%
以下であり、さらに好ましくは、0.05〜2重量%であ
る。10重量%を越えると顔料が完全に凝集を起こしてし
まい、塗膜にならなくなってしまう。
【0017】
【作用】顔料粒子が水に分散しているとき、顔料表面に
ζ電位が存在する。このζ電位の絶対値が大きいほど粒
子の斥力が働き、顔料の分散安定性は増す。このとき顔
料分散液に電解質を加えると顔料表面に対イオンが吸着
し顔料表面のζ電位は減少する。その結果、顔料粒子は
凝集を起こすようになる。そこで、電解質の添加量を調
節して軽い凝集を起こす程度の電解質を加える。そのと
きの塗膜は表面が少し荒れた状態になる。つまり、レジ
ストの表面の凹凸が通常の塗膜よりも大きくなって塗膜
の表面積が増加し、露光に関わる反応部位が増えること
になる。また、表面が荒れるために散乱の効果が生じ、
塗膜の透過率は低下する。従って、電解質を添加したレ
ジストは、電解質を添加しないレジストよりも反応部位
が多くなるために少ない露光量でパターンを形成させる
ことができ、かつ、形成されたパターンは表面の散乱の
影響で透過率を低く抑えることができる。
ζ電位が存在する。このζ電位の絶対値が大きいほど粒
子の斥力が働き、顔料の分散安定性は増す。このとき顔
料分散液に電解質を加えると顔料表面に対イオンが吸着
し顔料表面のζ電位は減少する。その結果、顔料粒子は
凝集を起こすようになる。そこで、電解質の添加量を調
節して軽い凝集を起こす程度の電解質を加える。そのと
きの塗膜は表面が少し荒れた状態になる。つまり、レジ
ストの表面の凹凸が通常の塗膜よりも大きくなって塗膜
の表面積が増加し、露光に関わる反応部位が増えること
になる。また、表面が荒れるために散乱の効果が生じ、
塗膜の透過率は低下する。従って、電解質を添加したレ
ジストは、電解質を添加しないレジストよりも反応部位
が多くなるために少ない露光量でパターンを形成させる
ことができ、かつ、形成されたパターンは表面の散乱の
影響で透過率を低く抑えることができる。
【0018】本発明では、レジストに電解質を添加する
ことにより、レジスト中の顔料粒子に軽い凝集を生じさ
せ、このレジストからできる塗膜の表面を荒れさせ、塗
膜の表面積を大きくすることにより反応に関わる部位を
多くし、これによりパターンを形成させるために必要な
露光量を小さくすることができる。また、塗膜の表面が
荒れているために表面の散乱の効果により透過率を下げ
ることができる。
ことにより、レジスト中の顔料粒子に軽い凝集を生じさ
せ、このレジストからできる塗膜の表面を荒れさせ、塗
膜の表面積を大きくすることにより反応に関わる部位を
多くし、これによりパターンを形成させるために必要な
露光量を小さくすることができる。また、塗膜の表面が
荒れているために表面の散乱の効果により透過率を下げ
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。 〔実施例1〕青、黄、紫、黒の顔料として、それぞれフ
タロシアニンブルー、ジスアゾイエロー、ジオキサジン
ヴァイオレット、カーボンブラックを選択し、以下の配
合によりサンドミルを用いて分散を行った。
明する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。 〔実施例1〕青、黄、紫、黒の顔料として、それぞれフ
タロシアニンブルー、ジスアゾイエロー、ジオキサジン
ヴァイオレット、カーボンブラックを選択し、以下の配
合によりサンドミルを用いて分散を行った。
【0020】 顔料 20 % ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル 5 % 水 75 % 上記各色組成物を以下の組成比で混合する。 青:黄色:紫:黒=12:9:1:4 上記着色樹脂組成物100重量部に2−ヒドロキシエチル
メタクリルアミドの10%水溶液を50重量部、更にp−ジ
アゾジフェニルアミンを1重量部添加した。
メタクリルアミドの10%水溶液を50重量部、更にp−ジ
アゾジフェニルアミンを1重量部添加した。
【0021】このようにしてできた感光性樹脂組成物に
電解質物質として塩化ナトリウムを上記樹脂組成物の0.
1重量%加えた。上記サンプルをスピンコーターによっ
てガラス基板に塗布した。膜厚は1.0μmで最大透過率は
700nmにおいて2.0%であった。この塗膜を50℃で3分間
プリベークを行い、高圧水銀灯によって解像度がわかる
テストパターンを介し、400mJ/cm2で露光した。露光後
1%リンゴ酸水溶液によって現像を行った。
電解質物質として塩化ナトリウムを上記樹脂組成物の0.
1重量%加えた。上記サンプルをスピンコーターによっ
てガラス基板に塗布した。膜厚は1.0μmで最大透過率は
700nmにおいて2.0%であった。この塗膜を50℃で3分間
プリベークを行い、高圧水銀灯によって解像度がわかる
テストパターンを介し、400mJ/cm2で露光した。露光後
1%リンゴ酸水溶液によって現像を行った。
【0022】このときパターンが10μm線まで現像によ
って流れずに形成された。 〔比較例1〕比較例として、上記実施例の組成において
電解質物質を添加しない組成物を作製し、同じ評価を行
った。上記サンプルをスピンコーターによってガラス基
板に塗布した。膜厚は1.0μmで最大透過率は700nmにお
いて3.0%であった。
って流れずに形成された。 〔比較例1〕比較例として、上記実施例の組成において
電解質物質を添加しない組成物を作製し、同じ評価を行
った。上記サンプルをスピンコーターによってガラス基
板に塗布した。膜厚は1.0μmで最大透過率は700nmにお
いて3.0%であった。
【0023】以下、実施例1と同様にプリベーク、露
光、現像を行った。その結果、400mJ/cm2の露光量では
露光不足で光架橋反応が不完全なため、現像時にパター
ンが流れてしまった。ここで、テストパターンにおける
10μm線が形成されるところまで露光量を上げていく
と、その露光量は2000mJ/cm2であることがわかった。
光、現像を行った。その結果、400mJ/cm2の露光量では
露光不足で光架橋反応が不完全なため、現像時にパター
ンが流れてしまった。ここで、テストパターンにおける
10μm線が形成されるところまで露光量を上げていく
と、その露光量は2000mJ/cm2であることがわかった。
【0024】以上より、擬似黒色化感光性樹脂組成物に
電解質物質を加えることによりパターンを形成させるの
に必要な紫外線照射量を減らすことができることがわか
った。
電解質物質を加えることによりパターンを形成させるの
に必要な紫外線照射量を減らすことができることがわか
った。
【0025】
【発明の効果】本発明により、透過率を下げ、かつ、架
橋効率を向上させることができる擬似黒色化感光性樹脂
組成物を提供することができる。本発明によれば、電解
質物質を添加し、塗膜の表面を荒れさせることにより透
過率が下がるため、電解質を添加しない塗膜に比べて膜
厚を薄くすることが可能である。このことは、液晶モジ
ュールに組み込む際に極めて有用である。
橋効率を向上させることができる擬似黒色化感光性樹脂
組成物を提供することができる。本発明によれば、電解
質物質を添加し、塗膜の表面を荒れさせることにより透
過率が下がるため、電解質を添加しない塗膜に比べて膜
厚を薄くすることが可能である。このことは、液晶モジ
ュールに組み込む際に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/038
Claims (1)
- 【請求項1】 黒、赤、緑、紫、黄の顔料から少なくと
も2種類以上を用いて調製した擬似黒色化感光性樹脂組
成物において、該感光性樹脂組成物が電解質物質を含ん
でなることを特徴とする擬似黒色化感光性着色組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16950894A JPH0834876A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 感光性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16950894A JPH0834876A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 感光性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0834876A true JPH0834876A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15887818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16950894A Pending JPH0834876A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 感光性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0834876A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11194213A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-07-21 | Toray Ind Inc | カラーフィルター用カラーペーストおよびその製造方法並びにカラーフィルター |
| JP2010091876A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Taiyo Ink Mfg Ltd | 黒色ソルダーレジスト組成物及びその硬化物 |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP16950894A patent/JPH0834876A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11194213A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-07-21 | Toray Ind Inc | カラーフィルター用カラーペーストおよびその製造方法並びにカラーフィルター |
| JP2010091876A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Taiyo Ink Mfg Ltd | 黒色ソルダーレジスト組成物及びその硬化物 |
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