JPH0834964A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JPH0834964A
JPH0834964A JP22675494A JP22675494A JPH0834964A JP H0834964 A JPH0834964 A JP H0834964A JP 22675494 A JP22675494 A JP 22675494A JP 22675494 A JP22675494 A JP 22675494A JP H0834964 A JPH0834964 A JP H0834964A
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Sumiko Kawaguchi
須美子 川口
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粘着力と凝集力のバランス性能により貼付性が
優れると共に、溶液粘度の経時的変化のない粘着剤組成
物を提供する。 【構成】水不溶性であってアセトン及び/又はテトラヒ
ドロフラン可溶性の粘着剤と、無水マレイン酸を含有す
る重合体からなる固形分、ならびにアセトン及び/又は
テトラヒドロフランを含有する有機溶剤から構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粘着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、粘着組成物及びそれを用いた粘
着テープに要求される条件としては、(1)所定の時
間、適当な粘着力で皮膚等に確実に密着すること、
(2)粘着テープを剥離する際に糊残りや糸引きが起こ
らないこと、(3)特殊な設備を必要とせずに容易に製
造できること等が挙げられる。
【0003】従来、粘着テープにおいて、適当な凝集力
を付与するために、粘着剤を架橋する方法が用いられて
いる。架橋方法としては、例えば、粘着剤自体を架橋剤
等で微架橋する方法;支持体等に粘着剤層を形成した
後、金属イオン架橋、ウレタン架橋、エポキシ架橋、メ
ラミン架橋を行う方法;支持体等に粘着剤層を形成した
後、過酸化物又は電子線照射によりラジカル反応を起こ
して架橋する方法などが挙げられる。しかしながら、こ
のような架橋方法では、得られた粘着剤層の凝集力は向
上する反面、粘着力が低下して貼付性が悪くなるという
問題点があった。
【0004】上記以外に、粘着剤層の凝集力を向上させ
る方法として、例えば、水溶性高分子及びメトキシエチ
レン−無水マレイン酸共重合体の第一級アルコールモノ
エステルからなる粘着剤を使用した経皮吸収貼付剤が提
案されている(特開昭63−135328号公報)。し
かしながら、この方法では、粘着剤層の保形性を高める
ことはできるが、粘着剤層の粘着力が劣る上に凝集力が
不足して剥離する際にべとつきや糊残りを生じるという
問題点があった。
【0005】さらに、上記水溶性高分子の代わりに、ア
クリル系等の非水溶性粘着剤を用いると粘着性や凝集性
を改善できるが、粘着剤の一般的な溶剤である酢酸エチ
ルの溶液中では、メトキシエチレン−無水マレイン酸共
重合体が経時的に増粘して、粘着テープ等を大量生産す
る際に粘着剤層の厚み精度が悪くなるという問題点があ
った。
【0006】また、粘着剤層が、粘着基剤、可塑化剤、
無水ケイ酸及び薬物からなる貼付剤が開示されている
(特開平3−291218号公報)。しかしながら、こ
の貼付剤は粘着剤層の凝集性を高めることはできるが、
この粘着剤は酢酸エチル等の溶剤中で無水ケイ酸が経時
的に増粘することが知られており、大量生産の際には粘
着剤層の厚み精度のばらつきが大きくなるという問題点
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、粘着力と凝集力のバランス性能により貼付性が優れ
ると共に、溶液粘度の経時的変化のない粘着剤組成物を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】第1発明の粘着剤組成物は、水不溶性であ
ってアセトン及び/又はテトラヒドロフラン可溶性の粘
着剤と無水マレイン酸を含有する重合体からなる固形
分、ならびにアセトン及び/又はテトラヒドロフランを
含有する有機溶剤から構成される。
【0010】上記水不溶性であってアセトン及び/又は
テトラヒドロフラン可溶性の粘着剤としては、例えば、
(メタ)アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系
粘着剤が挙げられるが、(メタ)アクリル系粘着剤が好
ましい。
【0011】上記(メタ)アクリル系粘着剤としては、
例えば、(メタ)アクリル酸アルキエステルを主体とす
る重合体が好適に使用されるが、(メタ)アクリル酸ア
ルキエステルと共重合可能な官能性モノマー、多官能性
モノマー、ビニル化合物等との共重合体であってもよ
い。
【0012】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、アルキル基の炭素数が少なくなると凝集力は
向上するが粘着力が低下し、多くなると粘着力は向上す
るが凝集力が低下するので、炭素数1〜18のものが好
ましく、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチ
ル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イ
ソデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アク
リル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等が挙
げられ、これらは単独で使用されても二種以上が併用さ
れてもよい。
【0013】上記官能性モノマーとしては、水酸基を有
するモノマー、カルボキシル基を有するモノマー、アミ
ド基を有するモノマー、アミノ基を有するモノマーなど
が挙げられる。
【0014】上記水酸基を有するモノマーとしては、例
えば、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル等の(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシアルキル等が好適に使用される。
【0015】また、上記カルボキシル基を有するモノマ
ーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸などのα,β
−不飽和カルボン酸;マレイン酸ブチルなどのマレイン
酸モノアルキルエステル;(無水)マレイン酸、フマル
酸、クロトン酸等が好適に使用される。
【0016】アミド基を有するモノマーとしては、例え
ば、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ジエチ
ルアクリルアミドなどのアルキル(メタ)アクリルアミ
ド;ブトキシメチルアクリルアミド、エトキシメチルア
クリルアミドなどのアルキルエーテルメチロール(メ
タ)アクリルアミド;ジアセトンアクリルアミド等が好
適に使用される。
【0017】アミノ基を有するモノマーとしては、例え
ば、ジメチルアミノエチルアクリレート等が好適に使用
される。
【0018】上記多官能性モノマーとしては、例えば、
1,6−ヘキサングリコールジメタクリレート、テトラ
エチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、ジビニルベンゼン、ジビニル
トルエン、ジアリルフタレート等が挙げられる。
【0019】上記ビニル化合物としては、酢酸ビニル、
スチレン、α−メチルスチレン、N−ビニル−2−ピロ
リドン、塩化ビニル、アクリロニトリル、エチレン、プ
ロピレン、ブタジエン等が挙げられ、これらが共重合さ
れてもよい。
【0020】上記(メタ)アクリル酸アルキエステルを
主体とする(共)重合体は、通常、重合開始剤の存在下
で上述のモノマーを配合して溶液重合を行うことにより
調製される。溶液重合を行う場合は、所定量の各種モノ
マーに酢酸エチル又はその他の重合溶媒を加え、攪拌装
置及び冷却還流装置を備えた反応器中で、アゾビス系、
過酸化物系等の重合開始剤の存在下、窒素雰囲気中で7
0〜90℃、8〜40時間反応させればよい。また、モ
ノマーは一括投入又は分割投入のいずれの方法でもよ
い。
【0021】上記アゾビス系重合開始剤としては、2,
2−アゾビス−イソ−ブチロニトリル、1,1'-アゾビ
ス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2'-
アゾビス(2,4−ジメチルバレリニトリル)等が挙げ
られ、過酸化物系重合開始剤としては、過酸化ラウロイ
ル、過酸化ベンゾイル、ジ(tert−ブチル)パーオ
キサイド等が挙げられる。
【0022】上記(メタ)アクリル系粘着剤には、必要
に応じて、粘着付与剤、可塑剤等が添加されてもよい。
粘着付与剤としては、例えば、ロジン、水添ロジン、不
均化ロジン、ロジンエステル等のロジン系樹脂;α−ピ
ネン,β−ピネン等のテルペン系樹脂;テルペンフェノ
ール樹脂;石油系樹脂;アルキル−フェノール樹脂;キ
シレン樹脂;クマロン樹脂;クマロン−インデン樹脂な
どが挙げられる。
【0023】上記可塑剤としては、粘着剤層を可塑化で
きるものであれば、特に限定されず、例えば、オクタン
酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロ
ピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチ
ル、ステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オ
クチル、オレイン酸エチル、オレイン酸デシル、乳酸ミ
リスチル等の一価アルコール脂肪酸エステル;アジピン
酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジオク
チル、コハク酸ジオクチル二塩基酸エステル;ジカプリ
ン酸プロピレングリコール、トリオクタン酸グリセリ
ル、トリ(オクタン酸/デカン酸)グリセリル、中鎖脂
肪酸トリグリセリドなどの多価アルコール脂肪酸エステ
ル及びこれらの脂肪酸エステルに相当する脂肪酸;グリ
セリン、ジグリセリン等の多価アルコール;炭素数4以
上のアルキレングリコール;ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコー
ル;アリルアルキルアルコール;トリアセチン;液状多
糖類;炭素数12以上のアルキルトリメチルアンモニウ
ムクロイド等の液状カチオン界面活性剤;ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル又はエステル、脂肪酸ジエタノ
ールアミド、ソルビタンアルキルエステル、ソルビタン
ポリオキシエチレンアルキルエステル等の非イオン界面
活性剤;ジメチルベタイン等の両性界面活性剤;液状ア
ミノ酸などが挙げられる。これらの中で、特に、ミリス
チン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、セバ
シン酸ジエチル、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の脂肪酸
エステル、ポリエチレングリコール及びトリアセチン等
の使用が好ましい。
【0024】上記可塑剤の使用量は、多くなると凝集力
及び粘着力が低下するので、粘着剤組成物中50重量%
以下が好ましく、より好ましくは40重量%以下であ
る。
【0025】上記ゴム系粘着剤はゴム弾性体を主体とす
るのが好ましく、ゴム弾性体としては、例えば、シス−
1,4−イソプレン(天然ゴム)、スチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体、ポリイソプレン、ポリ
ブテン、ポリイソブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等が挙げられる。
【0026】上記ゴム系粘着剤には、必要に応じて、粘
着付与剤、軟化剤、充填剤、老化防止剤等が添加されて
もよい。
【0027】上記粘着付与剤としては、上述の粘着付与
剤が使用可能であり、粘着付与剤の使用量は、ゴム系粘
着剤100重量部に対して20〜200重量部が好まし
い。
【0028】上記軟化剤としては、例えば、プロセスオ
イル、パーム油、綿実油、ヤシ油、ヒマシ油等のオイ
ル;ポリブテン、液状イソブチレン、液状ポリアクリレ
ート、蜜蝋、カルナバロウ、ラノリン等が挙げられる。
また、上記充填剤としては酸化チタン等が挙げられ、上
記老化防止剤としてはブチルヒドロキシトルエン等が挙
げられる。
【0029】上記シリコン系粘着剤としては、ポリジメ
チルシロキサン等を主成分とするものが好ましい。
【0030】上記無水マレイン酸を含有する重合体とし
ては、無水マレイン酸を含有するものであれば特に限定
されず、例えば、メトキシエチレン、エトキシエチレン
等のビニルエーテルと無水マレイン酸との共重合体;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
等の(メタ)アクリル酸アルキエステルと無水マレイン
酸との共重合体;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィンと無水マレイン酸との共重合体;ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体等のゴム系ポリマーの無水マレイ
ン酸付加物等が挙げられ、特に、メトキシエチレンと無
水マレイン酸との共重合体、スチレンと無水マレイン酸
との共重合体、ポリイソプレンの無水マレイン酸付加物
等が好適に使用される。
【0031】上記粘着剤組成物において、無水マレイン
酸を含有する重合体の量が、少なくなると粘着剤の凝集
力向上効果が小さくなり、多くなると粘着力が低下する
ので、粘着剤組成物中0.01〜20重量%が好まし
く、より好ましくは0.1〜5重量%である。
【0032】上記メトキシエチレンと無水マレイン酸と
の重合体の市販品としては、GAF社製「GANTRE
Z AN−119」(固有粘度0.1〜0.5)、「G
ANTREZ AN−139」(固有粘度1.0〜1.
4)、「GANTREZ AN−149」(固有粘度
1.5〜2.0)、「GANTREZ AN−169」
(固有粘度2.6〜3.5)、「GANTREZ AN
−179」(固有粘度3.5〜4.5)等が挙げられ、
「AN−119」及び「AN−169」が好ましい。
【0033】上記粘着剤組成物において、有機溶剤中に
含有されるアセトン及びテトラヒドロフランは、それぞ
れ単独で使用されても両者が混合して使用されてもよ
く、その使用量は、少なくなると粘着剤組成物の経時的
粘度変化を抑制する効果がなく、多くなると粘着剤組成
物の固形分濃度が低くなり過ぎて塗工し難くなるので、
粘着剤組成物の固形分100重量部に対して30重量部
以上に制限される。上記有機溶剤中の他の溶剤として
は、例えば、アクリル系粘着剤の重合溶媒である酢酸エ
チルが挙げられる。
【0034】上記粘着剤組成物において、アセトン及び
/又はテトラヒドロフランの量が多くなると固形分濃度
が低くなり過ぎて塗工が困難となり乾燥に時間を要する
ので、上記粘着剤及び無水マレイン酸を含有する重合体
からなる固形分の濃度は、5重量%以上に制限される。
【0035】上記粘着剤組成物に薬物を含有させ、従来
公知の粘着テ−プの製造方法によって支持体に塗工、乾
燥して粘着剤層を形成することにより、経皮吸収製剤が
得られる。粘着剤組成物の塗工法としては、溶剤塗工
法、ホットメルト塗工法、エマルジョン塗工法等が使用
可能である。
【0036】上記粘着剤層の厚さは、薄くなると粘着力
が低下するので、10〜100μmが好ましい。
【0037】上記薬物としては、以下のものが挙げられ
る。アセトアミノフェノン、フェナセチン、メフェナム
酸、ジクロフェナックナトリウム、フルフェナム酸、ア
スピリン、サリチル酸ナトリウム、アミノピリン、アル
クロフェナック、イブプロフェン、ナプロキセン、フル
ルピプロフェン、ケトプロフェン、アンフェナックナト
リウム、メピリゾール、インドメタシン、ペンタゾシ
ン、ピロキシカム等の解熱鎮痛消炎剤;ヒドロコルチゾ
ン、トリアムシノロン、デキサメタゾン、ベタメタゾ
ン、プレドニゾロン等のステロイド系抗炎症剤。
【0038】塩酸ジルチアゼム、四硝酸ペンタエリスリ
トール、硝酸イソソルビド、トラジピル、ニコランジ
ル、ニトログリセリン、乳酸プレニラミン、モルシドミ
ン、亜硝酸アミル、塩酸トラゾリン、ニフェジピン等の
血管拡張剤;塩酸プロカインアミド、塩酸リドカイン、
塩酸プロプラノロール、塩酸アルプレノロール、アテノ
ロール、ナドロール、酒石酸メトプロロール、アジマリ
ン、ジソピラミド、塩酸メキシレチン等の不整脈用剤;
塩酸エカラジン、インダパミド、塩酸クロニジン、塩酸
ブニトロロール、塩酸ラベタロール、カプトプリル、酢
酸グアナベンズ、メブタメート、硫酸ベタニジン等の血
圧降下剤。
【0039】クエン酸カルベタペンタン、クロペラスチ
ン、タンニン酸オキセラジン、塩酸クロプチノール、塩
酸クロフェダノール、塩酸ノスカピン、塩酸エフェドリ
ン、塩酸イソプロテレノール、塩酸クロルプレナリン、
塩酸メトキシフェナミン、塩酸プロカテロール、塩酸ツ
ロプテロール、塩酸クレンプテロール、フマル酸ケトチ
フェン等の鎮咳去痰剤。
【0040】シクロフォスファミド、フルオロウラシ
ル、デガフール、マイトマイシンC、塩酸プロカルバジ
ン、ドキシフルリジン、ラニムスチン等の抗悪性腫瘍
剤;アミノ安息香酸エチル、塩酸テトラカイン、塩酸ブ
ロカイン、塩酸ジブカイン、塩酸オキシブプロカイン、
塩酸プロピトカイン等の局所麻酔剤。
【0041】プロピルチオウラシル、チアマゾール、酢
酸メテロノン、エストラジオール、エストリオール、プ
ロゲステロン等のホルモン剤;塩酸ジフェンヒドラミ
ン、マレイン酸クロルフェニラミン、プロメタジン、塩
酸シプロヘプタジン、塩酸ジフェニルピラリンの等の抗
ヒスタミン剤。
【0042】ワルファリンカリウム、塩酸チクロピジン
等の血液凝固阻止剤;臭化メチルアトロピン、スコポラ
ミン等の鎮痙剤;チオペンタールナトリウム、ペントバ
ルビタールナトリウム等の全身麻酔剤;ブロムワレニル
尿素、アモバルビタール、フェノバルビタール等の催眠
・鎮痛剤;フェニトインナトリウム等の抗癲癇剤。
【0043】塩酸メタンフェタミン等の興奮剤・覚醒
剤;塩酸ジフェンドール、メシル酸ベタヒスチン等の鎮
暈剤;塩酸クロルプロマジン、チオリダジン、メプロバ
メート、塩酸イミプラミン、クロルジアゼポキシド、ジ
アゼパム等の精神神経用剤;塩酸スキサメトニウム、塩
酸エペリゾン等の骨格筋弛緩剤;臭化ネオスチグミン、
塩化ベタネコール等の自律神経用剤;塩酸アマンタジン
等の抗パーキンソン剤。
【0044】ヒドロフルメチアジド、イソソルビド、フ
ロセミド等の利尿剤;塩酸フェニレフリン等の血管収縮
剤;塩酸ロベリン、ジモルホラミン、塩酸ナロキソン等
の呼吸促進剤;臭化グリコピロニウム、プログルミド、
塩酸セトラキサート、シメチジン、スピゾフロン等の消
化性潰瘍治療剤;ウルソデスオキシコール酸、オサルミ
ド等の利胆剤;ヘキサミン、スパルティン、ジノプロス
ト、塩酸リトドリン等の泌尿生殖器及び肛門用剤。
【0045】サリチル酸、シクロピロクスオラミン、塩
酸クロコナゾール等の寄生性皮膚疾患用剤;尿素等の皮
膚軟化剤;カルシトリオール、塩酸チアミン、リン酸リ
ボフラビンナトリウム、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸
アミド、パンテノール、アスコルビン酸等のビタミン
剤;塩化カルシウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウ
ム等の無機質製剤。
【0046】エタンシラート等の止血剤;チオプロニン
等の肝臓疾患用剤;シアナミド等の習慣性中毒用剤;コ
ルヒチン、プロベネシド、スルフィンピラゾン等の通風
治療剤;トルブタミド、クロルプロパミド、グリミジン
ナトリウム、グリプゾール、塩酸プホルミン、インスリ
ン等の糖尿病用剤。
【0047】ベンジルペニシリンカリウム、プロピシリ
ンカリウム、クロキサシリンナトリウム、アンピシリン
ナトリウム、塩酸バカンピリシン、カルベニシリンナト
リウム、セファロリジン、セフォキシチンナトリウム、
エリスロマイシン、クロラムフェニコール、テトラサイ
クリン、硫酸カナマイシン、サイクロセリン等の抗生物
質;イソシアニド、ピラジナミド、エチオナミド等の化
学療法剤;塩酸モルヒネ、リン酸コデイン、塩酸コカイ
ン、塩酸ペチジン等の麻薬。
【0048】上記薬物の添加量は、薬物の種類、テープ
製剤の使用目的により異なるが、少なくなると薬物の高
い放出性が得られず、多くなると粘着剤層の凝集力や粘
着力が低下するので、通常、粘着剤組成物中0.01〜
50重量%が好ましい。但し、薬物が粘着剤層中で過飽
和状態で存在したり、結晶が析出した状態で存在してい
ても特に支障はない。また、薬物を経皮吸収促進剤と共
にカプセル化したり、薬物貯蔵層を設けてもよい。
【0049】上記支持体としては、柔軟性を有するもの
が好ましく、さらに粘着剤層に薬物やその他の添加物を
含有する場合は、不透過性や難透過性のものが好まし
い。このような支持体としては、例えば、酢酸セルロー
ス、エチルセルロース、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合
体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−一酸化
炭素共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ナ
イロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等の樹脂フィルム:アルミニウムシートが
挙げられ、これらの単層シート、2種以上の積層体が用
いられる。また、上記樹脂フィルム又はアルミニウムシ
ートと織布又は不織布との積層体であってもよい。
【0050】上記支持体の粘着剤層形成面には、必要に
応じて、コロナ放電処理、薬品酸化処理、オゾン処理な
どの表面処理が施されていてもよい。
【0051】次に、本発明2の粘着剤組成物について説
明する。本発明2の粘着剤組成物は、水不溶性であって
アセト及び/又はテトラヒドロフラン可溶性の粘着剤と
無水珪酸からなる固形分、ならびに有機溶剤中に含有さ
れるアセトン及び/又はテトラヒドロフランからなる。
【0052】上記水不溶性であってアセトン及び/又は
テトラヒドロフラン可溶性の粘着剤としては、本発明で
使用されるアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン
系粘着剤が好適に使用される。
【0053】上記無水珪酸としては、主として親水性無
水珪酸が使用される。上記粘着剤組成物中、無水珪酸の
使用量は、粘着剤の成分及びその組成比によって大きく
影響を受けるので、一般的には、少なくなると粘着剤の
凝集力向上効果が低減し、多くなると粘着剤の凝集力は
向上するが粘着力が低下するので、粘着剤組成物中1〜
20重量%が好ましく、より好ましくは3〜15重量%
である。
【0054】上記粘着剤組成物中、上記アセトン及びテ
トラヒドロフランは、それぞれ単独で使用されても両者
が混合されて使用されてもよく、その使用量は、粘着剤
の種類や無水珪酸の使用量によって異なるが、粘着剤組
成物の固形分100重量部に対して30重量部以上に限
定される。上記有機溶剤中の他の溶剤としては、例え
ば、アクリル系粘着剤の重合溶媒である酢酸エチルが挙
げられる。
【0055】上記粘着剤組成物において、アセトン及び
/又はテトラヒドロフランの量が多くなると固形分が低
くなり過ぎ塗工が困難となり乾燥に時間を要するので、
粘着剤と無水珪酸からなる固形分の濃度は、5重量%以
上に制限される。
【0056】上記粘着剤組成物には、必要に応じて薬
物、その他添加剤が含有されてもよい。
【0057】上記粘着剤組成物を使用して、本発明と同
様な方法によって支持体上に粘着剤層を設けることによ
り、経皮吸収製剤が得られる。上記支持体としては、本
発明で使用される支持体が挙げられる。
【0058】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)アクリル系粘着剤(1)の合成 アクリル酸2−エチルヘキシル302g(65モル%)
及びN−ビニル−2−ピロリドン98g(35モル%)
を攪拌装置および冷却装置付きセパラブルフラスコに仕
込み、さらに酢酸エチル400gを加えて、モノマー濃
度50重量%に調整した後、この溶液を窒素雰囲気下で
80℃に昇温し、過酸化ラウロイル2gをシクロヘキサ
ン100gに溶解した溶液及び酢酸エチル243gを少
しずつ添加しながら、12時間重合反応を行って、固形
分35重量%、粘度1.5×10 4 cpsのアクリル系
粘着剤(1)の酢酸エチル溶液を得た。
【0059】上記アクリル系粘着剤(1)溶液に、無水
マレイン酸の重合体として「GANTREZ AN−1
19」を固形分中の濃度が2重量%となるように加え、
さらにアセトンを全固形分100重量部に対して50重
量部加え、固形分濃度30重量%の粘着剤組成物を得
た。
【0060】(実施例2)アセトンを全固形分100重
量部に対して200重量部加えたこと以外は、実施例1
と同様にして、固形分濃度20重量%の粘着剤組成物を
得た。
【0061】(比較例1)アセトンに代えて酢酸エチル
を加えたこと以外は、実施例1と同様にして、固形分濃
度30重量%の粘着剤組成物を得た。
【0062】(実施例3)ゴム系粘着剤の調製 スチレン−イソプレン−スチレン・ブロック共重合体
(シェル化学社製「カリフレックスTR1107」)1
00重量部、粘着付与剤として脂環族水素添加石油樹脂
(荒川化学社製「アルコン−P90」)140重量部及
び軟化剤としてポリブテン(日石化学社製「HV−30
0」)25重量部を、酢酸エチル/シクロヘキサン混合
溶媒(重量比1:1)490重量部に溶解させて固形分
濃度35重量%のゴム系粘着剤溶液を得た。上記ゴム系
粘着剤溶液に、無水マレイン酸の重合体として「GAN
TREZAN−169」を固形分中の濃度が1重量%と
なるように加え、さらにアセトンを全固形分100重量
部に対して150重量部加え、固形分濃度23重量%の
粘着剤組成物を得た。
【0063】(実施例4)アセトンを全固形分100重
量部に対して1400重量部加えたこと以外は、実施例
3と同様にして、固形分濃度6重量%の粘着剤組成物を
得た。
【0064】(比較例2)アセトンを全く加えなかった
こと以外は、実施例3と同様にして、固形分濃度23重
量%の粘着剤組成物を得た。
【0065】(比較例3)アセトンを全固形分100重
量部に対して3000重量部加えたこと以外は、実施例
3と同様にして、固形分濃度3重量%の粘着剤組成物を
得た。
【0066】上記実施例及び比較例で得られた粘着剤組
成物につき、以下の測定、評価を行い、その結果を表1
に示した。 (1)粘度測定 粘着組成物の調製直後及び調製から2週間後における粘
度を、B型粘度計を用いて25±0.5℃で測定した。 (2)塗工性評価 調製直後及び調製2週間後を経過した粘着組成物を使用
して、シリコン処理した厚さ35μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム上に塗工、乾燥して、乾燥後の厚
さ80μmの粘着剤層を形成した後、目視により均一な
粘着剤層が得られたかどうかを観察した。 ○:均一な粘着剤層が形成された。 ×:均一な粘着剤層が形成されなかった。
【0067】
【表1】
【0068】(実施例5)実施例1と同様にして得られ
たアクリル系粘着剤(1)の酢酸エチル溶液に、無水マ
レイン酸の重合体として「GANTREZ AN−11
9」を固形分中の濃度が2重量%となるように加え、さ
らにアセトンに代えてテトラヒドロフラン(以下THF
という)を全固形分100重量部に対して50重量部加
え、固形分濃度30重量%の粘着剤組成物を得た。
【0069】(実施例6)THFを全固形分100重量
部に対して200重量部加えたこと以外は、実施例5と
同様にして、固形分濃度20重量%の粘着剤組成物を得
た。
【0070】(実施例7)実施例3と同様にして得られ
たゴム系粘着剤溶液に、無水マレイン酸の重合体として
「GANTREZ AN−169」を固形分中の濃度が
1重量%となるように加え、さらにTHFを全固形分1
00重量部に対して150重量部加え、固形分濃度23
重量%の粘着剤溶液を得た。
【0071】(実施例8)THFを全固形分100重量
部に対して1400重量部加えたこと以外は、実施例7
と同様にして、固形分濃度6重量%の粘着剤組成物を得
た。
【0072】(比較例4)THFを全固形分100重量
部に対して3000重量部加えたこと以外は、実施例7
と同様にして、固形分濃度3重量%の粘着剤溶液を得
た。
【0073】上記実施例5〜8及び比較例4で得られた
粘着剤組成物につき、実施例1と同様な粘度測定及び塗
工性評価を行い、その結果を表2に示した。
【0074】
【表2】
【0075】(実施例9)実施例1と同様にして得られ
たアクリル系粘着剤(1)の酢酸エチル溶液に、無水珪
酸を固形分中の濃度が5重量%となるように加え、さら
にアセトンを固形分濃度100重量部に対して50重量
部加え、固形分濃度30重量%の粘着剤組成物を得た。
【0076】(実施例10)アセトンを固形分100重量
部に対して200重量部加えたこと以外は、実施例11と
同様にして、固形分濃度20重量%の粘着剤組成物を得
た。
【0077】(実施例11)アセトン及びTHFをそれぞ
れを固形分100重量部に対して100重量部加えたこ
と以外は、実施例11と同様にして、固形分濃度20重量
%の粘着剤組成物を得た。
【0078】(比較例5)アセトンに代えて酢酸エチル
を加えたこと以外は、実施例11と同様にして、固形分濃
度30重量%の粘着剤組成物を得た。
【0079】(実施例12)実施例3と同様にして得られ
たゴム系粘着剤溶液に、無水珪酸を固形分中の濃度が3
重量%となるように加え、さらにTHFを固形分100
重量部に対して150重量部加えて、固形分濃度23重
量%の粘着剤組成物を得た。
【0080】(実施例13)実施例3と同様にして得られ
たゴム系粘着剤溶液に、無水珪酸を固形分中の濃度が3
重量%となるように加え、さらにTHFを固形分100
重量部に対して1400重量部加え、固形分濃度6重量
%の粘着剤組成物を得た。
【0081】(比較例6)実施例3と同様にして得られ
たゴム系粘着剤溶液に、無水珪酸を固形分中の濃度が3
重量%となるように加え、さらにTHFに代えて酢酸エ
チル:シクロヘキサノン(1:1)混合液を加えて、固
形分濃度23重量%の粘着剤組成物を得た。
【0082】(比較例7)実施例3と同様にして得られ
たゴム系粘着剤溶液に、無水珪酸を固形分中の濃度が3
重量%となるように加え、さらにTHFを固形分100
重量部に対して3000重量部加え、固形分濃度3重量
%の粘着剤組成物を得た。
【0083】(実施例14)アクリル系粘着剤(2)の合成 アクリル酸エチル200g、アクリル酸オクチル180
g、N−ビニル−2−ロリドン20gを攪拌装置および
冷却装置付きセパラブルフラスコに仕込み、さらに酢酸
エチル400gを加えて、モノマー濃度50重量%に調
整した後、この溶液を窒素雰囲気下で80℃に昇温し、
過酸化ラウロイル4gをシクロヘキサン100gに溶解
した溶液及び酢酸エチル243gを少しずつ添加しなが
ら、12時間重合反応を行って、固形分35重量%、粘
度8×104 cpsのアクリル系粘着剤の酢酸エチル溶
液を得た。得られたアクリル系粘着剤の酢酸エチル溶液
に、無水珪酸及びパルミチン酸イソプロピル(可塑剤)
を固形分中の濃度がそれぞれ7及び30重量%となるよ
うに加え、さらにアセトンを固形分100重量部に対し
て80重量部加え、固形分濃度24重量%の粘着剤組成
物を得た。
【0084】(比較例8)実施例14で得られたアクリル
系粘着剤(2)に、無水珪酸を固形分中の濃度が7重量
%となるように加え、さらにパルミチン酸イソプロピル
(可塑剤)を固形分100重量部に対して30重量部加
え、固形分濃度24重量%の粘着剤組成物を得た。
【0085】上記実施例9〜14及び比較例5〜8で得ら
れた粘着剤組成物につき、実施例1と同様な粘度測定及
び塗工性評価を行い、その結果を表3に示した。
【0086】
【表3】
【0087】
【発明の効果】本発明の粘着剤組成物のは、水不溶性で
あってアセトン又はテトラヒドロフラン可溶性の粘着
剤、無水マレイン酸を含有する重合体及びアセトン又は
テトラヒドロフランからなることにより、粘着力と凝集
力のバランス性能により貼付性が優れると共に、経時的
な粘度上昇が起こらないので、粘着テープの量産に好適
に使用される。
【0088】第2発明の粘着剤組成物は、水不溶性であ
ってアセトン又はテトラヒドロフラン可溶性の粘着剤、
無水珪酸ならびにアセトン及びテトラヒドロフランのう
ち少なくともいずれか1種からなることにより、粘着力
と凝集力のバランス性能により貼付性が優れると共に、
経時的な粘度上昇が起こらないので、大量生産が容易と
なる。また、貼付剤として使用する場合には、粘着剤層
が柔軟性を保持しながら高い凝集性を示すので、剥離す
る際に粘着剤のはみ出しや糊残りが起こらない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水不溶性であってアセトン及び/又はテト
    ラヒドロフラン可溶性の粘着剤と、無水マレイン酸を含
    有する重合体からなる固形分、ならびにアセトン及び/
    又はテトラヒドロフランを含有する有機溶剤から構成さ
    れる粘着剤組成物であって、アセトン及び/又はテトラ
    ヒドロフランが上記固形分100重量部に対して30重
    量部以上含有され、かつ上記固形分が粘着剤組成物中5
    重量%以上であることを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】水不溶性であってアセトン及び/又はテト
    ラヒドロフラン可溶性の粘着剤と、無水珪酸からなる固
    形分、ならびにアセトン及び/又はテトラヒドロフラン
    を含有する有機溶剤から構成される粘着剤組成物であっ
    て、アセトン及び/又はテトラヒドロフランが上記固形
    分100重量部に対して30重量部以上含有され、かつ
    上記固形分が粘着剤組成物中5重量%以上であることを
    特徴とする粘着剤組成物。
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