JPH083699Y2 - 仮止め式ナット - Google Patents
仮止め式ナットInfo
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- JPH083699Y2 JPH083699Y2 JP1990046680U JP4668090U JPH083699Y2 JP H083699 Y2 JPH083699 Y2 JP H083699Y2 JP 1990046680 U JP1990046680 U JP 1990046680U JP 4668090 U JP4668090 U JP 4668090U JP H083699 Y2 JPH083699 Y2 JP H083699Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- temporary fixing
- shaft portion
- stopper
- pipe holder
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は仮止め式ナットに関し、詳しくは、自動車
等のボデーにボデーのスタッドボルトを利用しかつスタ
ッドボルト位置のバラツキを許容して各種の部品を取付
けるためのナットであって、部品に設けた取付け孔に仮
止めすることにより部品との一体的な取扱いを可能とす
る仮止め式ナットに係わるものである。
等のボデーにボデーのスタッドボルトを利用しかつスタ
ッドボルト位置のバラツキを許容して各種の部品を取付
けるためのナットであって、部品に設けた取付け孔に仮
止めすることにより部品との一体的な取扱いを可能とす
る仮止め式ナットに係わるものである。
[従来の技術] 従来、このような仮止め式のナットとしては、例えば
第15図に示すように、自動車用のパイプ保持具51をアン
ダーフロアやエンジンルーム等に取付ける場合に使用さ
れる、合成樹脂製の筒状のナット41が知られている。こ
のナット41は、所定の内径に形成された筒状の軸部42の
一端に角形の頭部45とフランジ止め部46とを設け、又、
軸部42の他端の外周には雄ねじとなる二条の螺旋突条4
9,50を設けたものである。
第15図に示すように、自動車用のパイプ保持具51をアン
ダーフロアやエンジンルーム等に取付ける場合に使用さ
れる、合成樹脂製の筒状のナット41が知られている。こ
のナット41は、所定の内径に形成された筒状の軸部42の
一端に角形の頭部45とフランジ止め部46とを設け、又、
軸部42の他端の外周には雄ねじとなる二条の螺旋突条4
9,50を設けたものである。
一方、前記のパイプ保持具51には円形状の取付け孔55
を設けて、この取付け孔55の一対の縦溝58より下方へ傾
斜した撓み変形可能な一対の仮止め用係止爪(以下、単
に、係止爪ともいう。)56を突出させている。そして、
取付け孔55に対し上方よりナット41の軸部42を押込んで
ナット41を右へ回転させると、第17図(第17図は第15図
のナット41をR視した仮止め状態図である。)のように
係止爪56と螺旋突条49,50とを係合させることができ
る。そして係止爪56と螺旋突条49,50との抜止め作用に
よりナット41をパイプ保持具51に仮止めした状態で一体
的な取扱いを可能としている。そして、第15図のQ視の
状態よりナット41を右へ回転させると螺旋突条49,50と
係止爪56が係合し、Q視の状態により左へ回転させると
パイプ保持具51とナット41を外すことができる。なお、
仮止め状態のナット41とパイプ保持具51の使用にあたっ
ては、ボデーに突設したスタッドボルト(第9図のスタ
ッドボルト32参照)に取付け孔55を挿入し、ナット41を
スタッドボルトに対して適宜に圧入嵌合させることによ
り、フランジ止め部46の止め作用でパイプ保持具51をボ
デーに取付けることができる。
を設けて、この取付け孔55の一対の縦溝58より下方へ傾
斜した撓み変形可能な一対の仮止め用係止爪(以下、単
に、係止爪ともいう。)56を突出させている。そして、
取付け孔55に対し上方よりナット41の軸部42を押込んで
ナット41を右へ回転させると、第17図(第17図は第15図
のナット41をR視した仮止め状態図である。)のように
係止爪56と螺旋突条49,50とを係合させることができ
る。そして係止爪56と螺旋突条49,50との抜止め作用に
よりナット41をパイプ保持具51に仮止めした状態で一体
的な取扱いを可能としている。そして、第15図のQ視の
状態よりナット41を右へ回転させると螺旋突条49,50と
係止爪56が係合し、Q視の状態により左へ回転させると
パイプ保持具51とナット41を外すことができる。なお、
仮止め状態のナット41とパイプ保持具51の使用にあたっ
ては、ボデーに突設したスタッドボルト(第9図のスタ
ッドボルト32参照)に取付け孔55を挿入し、ナット41を
スタッドボルトに対して適宜に圧入嵌合させることによ
り、フランジ止め部46の止め作用でパイプ保持具51をボ
デーに取付けることができる。
[考案が解決しようとする課題] 上記したナット41は、ボデーの正規の取付け位置のス
タッドボルトに対してはパイプ保持具51を良好に固定す
ることができる。しかしながら、スタッドボルトの取付
け位置は実際は多少のバラツキを生じる。第18図はこの
バラツキを吸収させるパイプ保持具61を示す。なお、こ
のパイプ保持具61は本考案者の初期考案品である。パイ
プ保持具61は取付け孔65を長孔に形成し、ナット41に係
止する仮止め用係止爪66を長孔に沿った爪幅の広いもの
とされる。
タッドボルトに対してはパイプ保持具51を良好に固定す
ることができる。しかしながら、スタッドボルトの取付
け位置は実際は多少のバラツキを生じる。第18図はこの
バラツキを吸収させるパイプ保持具61を示す。なお、こ
のパイプ保持具61は本考案者の初期考案品である。パイ
プ保持具61は取付け孔65を長孔に形成し、ナット41に係
止する仮止め用係止爪66を長孔に沿った爪幅の広いもの
とされる。
第19図に示すように従来のパイプ保持具51では係止爪
56の側面56Aとナット41の山側端部50Aを左回転時に若干
干渉する関係とすることにより、容易に外れなくするこ
とができる。しかし、第18図の初期考案のパイプ保持具
61は係止爪66の爪幅を幅広としていることより上記した
関係が採用できず、仮止めしたナット41が振動などによ
り容易に外れる問題がある。
56の側面56Aとナット41の山側端部50Aを左回転時に若干
干渉する関係とすることにより、容易に外れなくするこ
とができる。しかし、第18図の初期考案のパイプ保持具
61は係止爪66の爪幅を幅広としていることより上記した
関係が採用できず、仮止めしたナット41が振動などによ
り容易に外れる問題がある。
そこで本考案は取付け孔が長孔にされたスタッドボル
トのバラツキ吸収用のパイプイ保持具における前述の問
題点を解決せんとしたものである。すなわち、本考案の
課題はパイプ保持具等の取付け部品に対しては十分な組
付け強度で仮止めされ、輸送時等において部品と分離す
るおそれがなく、かつ積極的に部品と分離させたい場合
には簡単に分離させ得て、かつスタッドボルト位置のバ
ラツキを許容してボデーに取付け得るボルトバラツキ吸
収用部品に適した仮止め式のナットを提供することにあ
る。
トのバラツキ吸収用のパイプイ保持具における前述の問
題点を解決せんとしたものである。すなわち、本考案の
課題はパイプ保持具等の取付け部品に対しては十分な組
付け強度で仮止めされ、輸送時等において部品と分離す
るおそれがなく、かつ積極的に部品と分離させたい場合
には簡単に分離させ得て、かつスタッドボルト位置のバ
ラツキを許容してボデーに取付け得るボルトバラツキ吸
収用部品に適した仮止め式のナットを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するための本考案の手段は、自動
車等のボデーに取付ける部品に設けた長孔の取付け孔の
長手方向に沿う内周部より突出する幅広の一対の仮止め
用係止爪に仮止めし、かつボデーのスタッドボルトに嵌
合させて前記部品を前記ボデーに固定するための樹脂製
のナットであって、 前記ナットは工具に適合する所定形の頭部とスタッド
ボルトに挿着する筒状の軸部とよりなり、軸部の外周部
には、前記一対の仮止め用係止爪にそれぞれ係合する2
条の螺旋突条が設けられ、かつ螺旋突条の軸部先端側に
は前記仮止め用係止爪と当接するストッパが突設されて
なることを特徴とする。
車等のボデーに取付ける部品に設けた長孔の取付け孔の
長手方向に沿う内周部より突出する幅広の一対の仮止め
用係止爪に仮止めし、かつボデーのスタッドボルトに嵌
合させて前記部品を前記ボデーに固定するための樹脂製
のナットであって、 前記ナットは工具に適合する所定形の頭部とスタッド
ボルトに挿着する筒状の軸部とよりなり、軸部の外周部
には、前記一対の仮止め用係止爪にそれぞれ係合する2
条の螺旋突条が設けられ、かつ螺旋突条の軸部先端側に
は前記仮止め用係止爪と当接するストッパが突設されて
なることを特徴とする。
[作用] 部品の取付け孔にナットの軸部を係止爪に当接するま
で挿入し、軸部の螺合方向へ押圧回転させると、係止爪
は撓んでストッパを起え、螺旋突条と係合し、ナットが
部品に仮止めされる。螺旋突条と係合した係止爪は輸送
時等における通常の作用力によってはストッパを起えら
れないので、部品からナットが抜けない。
で挿入し、軸部の螺合方向へ押圧回転させると、係止爪
は撓んでストッパを起え、螺旋突条と係合し、ナットが
部品に仮止めされる。螺旋突条と係合した係止爪は輸送
時等における通常の作用力によってはストッパを起えら
れないので、部品からナットが抜けない。
ナットを部品から分離する場合は軸部を引っ張りなが
ら軸部の螺退方向へ回転させると、係止爪は撓んでスト
ッパを起え、仮止めが解除され、ナットが抜ける。
ら軸部の螺退方向へ回転させると、係止爪は撓んでスト
ッパを起え、仮止めが解除され、ナットが抜ける。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を第1図〜第14図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図は仮止め式の本例ナット1の外観構造を示す。
このナット1は合成樹脂材料からなる。ナット1の軸部
2は筒状に形成され、筒内は第11図に示すように、ボデ
ー31のスタッドボルト32と有効にかみ合う内径の嵌合孔
3とされている。軸部2の一端側は閉止あるいは小孔、
本例では小孔4とされていて、螺動操作用の角形の頭部
5と、後述のパイプ保持具21を止めるためのフランジ止
め部6とが形成されている。軸部2の他端側は開口とさ
れる。第4図及び第5図に示すように、前記嵌合孔3は
開口側が大径にされ大径部分にはスタッドボルト32に塗
着したサビ止め層を螺合時に除去する複数の嵌着爪7が
突設されている。嵌合孔3の大径部より内方にはスタッ
ドボルト32との嵌合性を良くするために開口側より内方
へ向かう複数の条溝8が設けられている。第1図および
第3図に示すように、開口部の端部付近の外周部には交
互に巻かれた状態の2条の螺旋突条9,10が形成されてい
る。これらの螺旋突条9,10はナット1の軸心に対して対
称な軸端外周部位置より各半ピッチとなるように形成さ
れている。螺旋突条9,10は、第10図に示すように、その
上側面がナット1の軸心に対して直角の係止面9A,10Aと
され、下側面がテーパ状のガイド面9B,10Bとされてい
る。なお、螺旋突条9,10は、スタッドボルト32の雄ねじ
の巻き方向と同じ右巻き方向に形成されている。
このナット1は合成樹脂材料からなる。ナット1の軸部
2は筒状に形成され、筒内は第11図に示すように、ボデ
ー31のスタッドボルト32と有効にかみ合う内径の嵌合孔
3とされている。軸部2の一端側は閉止あるいは小孔、
本例では小孔4とされていて、螺動操作用の角形の頭部
5と、後述のパイプ保持具21を止めるためのフランジ止
め部6とが形成されている。軸部2の他端側は開口とさ
れる。第4図及び第5図に示すように、前記嵌合孔3は
開口側が大径にされ大径部分にはスタッドボルト32に塗
着したサビ止め層を螺合時に除去する複数の嵌着爪7が
突設されている。嵌合孔3の大径部より内方にはスタッ
ドボルト32との嵌合性を良くするために開口側より内方
へ向かう複数の条溝8が設けられている。第1図および
第3図に示すように、開口部の端部付近の外周部には交
互に巻かれた状態の2条の螺旋突条9,10が形成されてい
る。これらの螺旋突条9,10はナット1の軸心に対して対
称な軸端外周部位置より各半ピッチとなるように形成さ
れている。螺旋突条9,10は、第10図に示すように、その
上側面がナット1の軸心に対して直角の係止面9A,10Aと
され、下側面がテーパ状のガイド面9B,10Bとされてい
る。なお、螺旋突条9,10は、スタッドボルト32の雄ねじ
の巻き方向と同じ右巻き方向に形成されている。
また、二本の半ピッチの螺旋突条9,10には、両螺旋突
条9,10に係合させた後述するパイプ保持具21の係止爪26
を螺旋突条9,10の軸部2先端(開口部)側において、抜
け止めさせないためのストッパ11が突設されている。第
1図及び第4図などに示すように、本例のストッパ11は
両螺旋突条9,10の両端における両螺旋突条9,10間の溝に
螺旋突条9,10と同じ高さの突起を設けて両螺旋突条9,10
を接続した形状に形成されている。
条9,10に係合させた後述するパイプ保持具21の係止爪26
を螺旋突条9,10の軸部2先端(開口部)側において、抜
け止めさせないためのストッパ11が突設されている。第
1図及び第4図などに示すように、本例のストッパ11は
両螺旋突条9,10の両端における両螺旋突条9,10間の溝に
螺旋突条9,10と同じ高さの突起を設けて両螺旋突条9,10
を接続した形状に形成されている。
一方、第6図〜第8図に本例のパイプ保持具21の構造
を示す。パイプ保持具21は合成樹脂材料からなる。パイ
プ保持具21の左右部分にはフューエルチューブ等のパイ
プ体22をクランプするパイプ受座23が設けられている。
各パイプ受座23にはパイプ体22をクランプする際には撓
み、クランプしたパイプ体22に対しては抜け止め作用を
する可撓性の抜け止め片24が設けられている。パイプ保
持具21の中央部分にはパイプ受座23よりも両外方へ突出
する長孔よりなる縦向きの取付け孔25が設けられてい
る。取付け孔25の中間の深さ部分には第6図、第8図に
示すように、取付け孔25の長手方向に沿う幅広の一対の
仮止め用係止爪26が対向させて設けられている。前記両
係止爪26は第9図〜第11図において、同高位置より内方
へ下傾状に所定長突出させ(なお、第7図及び第8図は
第9図〜第11図とは上下が逆に示してあるため、係止爪
26が上傾状に突出した図となっている。)両係止爪26間
の隙間は第10図に示すように、ナット1の軸部2を内挿
し得る幅とされている。
を示す。パイプ保持具21は合成樹脂材料からなる。パイ
プ保持具21の左右部分にはフューエルチューブ等のパイ
プ体22をクランプするパイプ受座23が設けられている。
各パイプ受座23にはパイプ体22をクランプする際には撓
み、クランプしたパイプ体22に対しては抜け止め作用を
する可撓性の抜け止め片24が設けられている。パイプ保
持具21の中央部分にはパイプ受座23よりも両外方へ突出
する長孔よりなる縦向きの取付け孔25が設けられてい
る。取付け孔25の中間の深さ部分には第6図、第8図に
示すように、取付け孔25の長手方向に沿う幅広の一対の
仮止め用係止爪26が対向させて設けられている。前記両
係止爪26は第9図〜第11図において、同高位置より内方
へ下傾状に所定長突出させ(なお、第7図及び第8図は
第9図〜第11図とは上下が逆に示してあるため、係止爪
26が上傾状に突出した図となっている。)両係止爪26間
の隙間は第10図に示すように、ナット1の軸部2を内挿
し得る幅とされている。
また、第10図に示すように、取付け孔25の長辺側の両
壁面下部には、スタッドボルト32を係止するボルト係止
爪27が対向させて設けられている。前記両ボルト係止爪
27は同高位置より内方へ上傾状に所定長突出させ、両者
間の隙間は第9図、第10図などに示すように、ナット1
の軸部2先端に当接し得る幅とされている。仮止め用係
止爪26及びボルト係止爪27の爪幅は取付け孔25の長孔方
向に充分な幅広にされ、かつ撓み変形し得る厚さに形成
されている。なお、取付け孔25の外方へ突出した壁面に
は成形時の型抜き用の開口窓28が設けられている。
壁面下部には、スタッドボルト32を係止するボルト係止
爪27が対向させて設けられている。前記両ボルト係止爪
27は同高位置より内方へ上傾状に所定長突出させ、両者
間の隙間は第9図、第10図などに示すように、ナット1
の軸部2先端に当接し得る幅とされている。仮止め用係
止爪26及びボルト係止爪27の爪幅は取付け孔25の長孔方
向に充分な幅広にされ、かつ撓み変形し得る厚さに形成
されている。なお、取付け孔25の外方へ突出した壁面に
は成形時の型抜き用の開口窓28が設けられている。
しかして、第2図に示すように、パイプ保持具21の各
パイプ受座23にパイプ体22を各々クランプさせ、第2
図、第9図に示すよういに、パイプ体22をクランプした
パイプ保持具21の取付け孔25にナット1が仮止めされ
る。。すなわち、取付け孔25に対し上方よりナット1の
軸部2を挿入し、螺旋突条9,10の下側のガイド面9B,10B
を仮止め用係止爪26に当接させる。次いでガイド面9B,1
0Bを仮止め用係止爪26に押圧しながら、所定の工具にて
適度な力でナット1の頭部5を右回転させると仮止め用
係止爪26が撓み変形してストッパ11の通過を許す。そし
てストッパ11が通過した後は仮止め用係止爪26が弾性的
に元の形状にもどる(第9図、第10図の状態参照)。す
ると、ナット1が上方へ抜けようとしても仮止め用係止
爪26が螺旋突条9,10の係止面9A,10Aに係合するため抜け
ない。なお、螺旋突条9,10は対称に形成されると共に一
対の仮止め用係止爪26も取付け孔25内において対向する
同高位置に設けられていることから(第10図参照)、ナ
ット1の上方への抜けに対しては、ナット1の軸部2が
取付け孔25の内部においてどのような回転位置にあって
も、両仮止め用係止爪26が螺旋突条9,10にそれぞれ同時
に当接する。また、螺旋突条9,10は軸部2の先端にスト
ッパ11が設けられているので、仮止めしたナット1が通
常状態で、左回転した場合は仮止め用係止爪26がストッ
パ11に当接し上方への抜け止めがされる。
パイプ受座23にパイプ体22を各々クランプさせ、第2
図、第9図に示すよういに、パイプ体22をクランプした
パイプ保持具21の取付け孔25にナット1が仮止めされ
る。。すなわち、取付け孔25に対し上方よりナット1の
軸部2を挿入し、螺旋突条9,10の下側のガイド面9B,10B
を仮止め用係止爪26に当接させる。次いでガイド面9B,1
0Bを仮止め用係止爪26に押圧しながら、所定の工具にて
適度な力でナット1の頭部5を右回転させると仮止め用
係止爪26が撓み変形してストッパ11の通過を許す。そし
てストッパ11が通過した後は仮止め用係止爪26が弾性的
に元の形状にもどる(第9図、第10図の状態参照)。す
ると、ナット1が上方へ抜けようとしても仮止め用係止
爪26が螺旋突条9,10の係止面9A,10Aに係合するため抜け
ない。なお、螺旋突条9,10は対称に形成されると共に一
対の仮止め用係止爪26も取付け孔25内において対向する
同高位置に設けられていることから(第10図参照)、ナ
ット1の上方への抜けに対しては、ナット1の軸部2が
取付け孔25の内部においてどのような回転位置にあって
も、両仮止め用係止爪26が螺旋突条9,10にそれぞれ同時
に当接する。また、螺旋突条9,10は軸部2の先端にスト
ッパ11が設けられているので、仮止めしたナット1が通
常状態で、左回転した場合は仮止め用係止爪26がストッ
パ11に当接し上方への抜け止めがされる。
螺旋突条9,10が半ピッチであることより仮止めした軸
部2は取付け孔25の下方側への移動を許すが、取付け孔
25の下部のボルト係止爪27により軸部2の下方への抜け
が防止される。なお、ボルト係止爪27を省略した取付け
孔25においては軸部2の下方への抜けはフランジ止め部
6により防止される。従って長孔内において抜止めが有
効に行なわれる。
部2は取付け孔25の下方側への移動を許すが、取付け孔
25の下部のボルト係止爪27により軸部2の下方への抜け
が防止される。なお、ボルト係止爪27を省略した取付け
孔25においては軸部2の下方への抜けはフランジ止め部
6により防止される。従って長孔内において抜止めが有
効に行なわれる。
パイプ保持具21とナット1は通常、このような仮止め
状態で輸送や納品に供されるので、両者が不用意に分離
して、その一方を紛失したりするおそれがない。
状態で輸送や納品に供されるので、両者が不用意に分離
して、その一方を紛失したりするおそれがない。
なお、仮止め後においてナット1あるいはパイプ保持
具21に不都合がある場合は、仮止めしたナット1の頭部
5を左回転させ、仮止め用係止爪26がストッパ11に当該
後、さらに若干の力を加えて左回転させると仮止め用係
止爪26の撓みにより係止爪26がストッパ11を通過して容
易に外すことができ、正常なナット1あるいはパイプ保
持具21と取り替えて再度の仮止めすることができる。
具21に不都合がある場合は、仮止めしたナット1の頭部
5を左回転させ、仮止め用係止爪26がストッパ11に当該
後、さらに若干の力を加えて左回転させると仮止め用係
止爪26の撓みにより係止爪26がストッパ11を通過して容
易に外すことができ、正常なナット1あるいはパイプ保
持具21と取り替えて再度の仮止めすることができる。
次に、パイプ保持具21を自動車等のボデー31に取付け
るにあたっては、第9図に示すように、ボデー31から突
出したスタッドボルト32に対し、パイプ保持具21の取付
け孔25を配置する。しかる後、第11図に示すように、取
付け孔25を外挿し、ナット1の嵌合孔3にスタッドボル
ト32を挿入させ、軸部2を例えば叩き込むことにより、
スタッドボルト32に嵌合させる。すると、軸部2の嵌合
孔3の内周部がスタッドボルト32の雄ねじにかみ合い、
かつボルト係止爪27が軸部2の下端にて押し下げられて
スタッドボルト32を圧着するので、ナット1がスタッド
ボルト32に固定される。そして、ナット1のフランジ止
め部6によってパイプ保持具21がボデー31に固定的に取
付けられる。
るにあたっては、第9図に示すように、ボデー31から突
出したスタッドボルト32に対し、パイプ保持具21の取付
け孔25を配置する。しかる後、第11図に示すように、取
付け孔25を外挿し、ナット1の嵌合孔3にスタッドボル
ト32を挿入させ、軸部2を例えば叩き込むことにより、
スタッドボルト32に嵌合させる。すると、軸部2の嵌合
孔3の内周部がスタッドボルト32の雄ねじにかみ合い、
かつボルト係止爪27が軸部2の下端にて押し下げられて
スタッドボルト32を圧着するので、ナット1がスタッド
ボルト32に固定される。そして、ナット1のフランジ止
め部6によってパイプ保持具21がボデー31に固定的に取
付けられる。
なお、本実施例のストッパ11は半ピッチの両螺旋突条
9,10の両端において両螺旋突条9,10を接続した形状とし
たが、ストッパ11の形状はこれに限定するものではな
い。たとえば、第12図のナット1Aにおけるストッパ11
A、第13図のナット1Bにおけるストッパ11B、あるいは第
14図のナット1Cにおけるストッパ11Cなどのように、仮
止め用係止爪26と当接し、かつナットの頭部の回転作用
によって仮止め用係止爪26を通過させ得る適宜形状のも
のとなし得る。
9,10の両端において両螺旋突条9,10を接続した形状とし
たが、ストッパ11の形状はこれに限定するものではな
い。たとえば、第12図のナット1Aにおけるストッパ11
A、第13図のナット1Bにおけるストッパ11B、あるいは第
14図のナット1Cにおけるストッパ11Cなどのように、仮
止め用係止爪26と当接し、かつナットの頭部の回転作用
によって仮止め用係止爪26を通過させ得る適宜形状のも
のとなし得る。
また本実施例において、螺旋突条9,10は、それぞれ軸
部2の外周部を半周するピッチとしたが、螺旋突条9,10
は複数の突条が軸部2の軸心に対して対称に所定ピッチ
数軸部2の外周部に設けても良い。さらに、螺旋突条9,
10を左巻き方向に形成することも可能である。
部2の外周部を半周するピッチとしたが、螺旋突条9,10
は複数の突条が軸部2の軸心に対して対称に所定ピッチ
数軸部2の外周部に設けても良い。さらに、螺旋突条9,
10を左巻き方向に形成することも可能である。
[考案の効果] 本考案の仮止め式のナットは、前記したストッパの作
用により、輸送時等の仮止め状態を維持したいときに
は、十分に大きな組付け強度で部品に仮止めされる。従
ってナットと部品とを仮止め状態で一体的に取扱うこと
ができる。
用により、輸送時等の仮止め状態を維持したいときに
は、十分に大きな組付け強度で部品に仮止めされる。従
ってナットと部品とを仮止め状態で一体的に取扱うこと
ができる。
そして仮止めしたナットを積極的に部品と分離したい
ときには、ストッパを通過する作用力により、簡単に仮
止めを解除できる。従ってナットと部品のいずれか一方
の取替えができる。
ときには、ストッパを通過する作用力により、簡単に仮
止めを解除できる。従ってナットと部品のいずれか一方
の取替えができる。
また、本考案のナットは部品の長孔の取付け孔の長手
方向に沿う仮止め用係止爪に仮止めされることにより、
長孔内の所定位置でスタッドボルトを嵌合することがで
き、スタッドボルト位置のバラツキを長孔内において許
容してボデーに取付けることができる。
方向に沿う仮止め用係止爪に仮止めされることにより、
長孔内の所定位置でスタッドボルトを嵌合することがで
き、スタッドボルト位置のバラツキを長孔内において許
容してボデーに取付けることができる。
第1図〜第14図は本考案の実施例に関し、第1図はナッ
トの斜視図、第2図はパイプ保持具とナットの仮止め状
態図、第3図はナットの正面図、第4図は第3図IV−IV
線における断面図、第5図は第3図P視方向図、第6図
はパイプ保持具の正面図、第7図はパイプ保持具の側面
図、第8図は取付け孔を主体とした断面図、第9図は仮
止め状態図、第10図は仮止め状態の要部拡大図、第11図
はパイプ保持具のボデー取付け状態図、第12図及び第13
図及び第14図はストッパ形状を主体としたナット別例図
である。 第15図は従来のパイプ保持具及びナットの斜視図、第16
図は仮止めした従来ナットの第15図XVI−XVI線における
状態図、第17図は仮止めした従来ナットの第15図XVII−
XVII線における状態図、第18図は初期考案パイプ保持具
の取付け孔部分を主体とした斜視図、第19図は従来の仮
止め用係止爪と螺旋突条を主体とした略体図である。 1,1A,1B,1C…ナット 2…軸部 3…嵌合孔 5…頭部 6…フランジ止め部 9,10…螺旋突条 11…ストッパ 21…パイプ保持具 25…取付け孔 26…仮止め用係止爪 31…ボデー 32…スタッドボルト
トの斜視図、第2図はパイプ保持具とナットの仮止め状
態図、第3図はナットの正面図、第4図は第3図IV−IV
線における断面図、第5図は第3図P視方向図、第6図
はパイプ保持具の正面図、第7図はパイプ保持具の側面
図、第8図は取付け孔を主体とした断面図、第9図は仮
止め状態図、第10図は仮止め状態の要部拡大図、第11図
はパイプ保持具のボデー取付け状態図、第12図及び第13
図及び第14図はストッパ形状を主体としたナット別例図
である。 第15図は従来のパイプ保持具及びナットの斜視図、第16
図は仮止めした従来ナットの第15図XVI−XVI線における
状態図、第17図は仮止めした従来ナットの第15図XVII−
XVII線における状態図、第18図は初期考案パイプ保持具
の取付け孔部分を主体とした斜視図、第19図は従来の仮
止め用係止爪と螺旋突条を主体とした略体図である。 1,1A,1B,1C…ナット 2…軸部 3…嵌合孔 5…頭部 6…フランジ止め部 9,10…螺旋突条 11…ストッパ 21…パイプ保持具 25…取付け孔 26…仮止め用係止爪 31…ボデー 32…スタッドボルト
Claims (1)
- 【請求項1】自動車等のボデーに取付ける部品に設けた
長孔の取付け孔の長手方向に沿う内周部より突出する幅
広の一対の仮止め用係止爪に仮止めし、かつボデーのス
タッドボルトに嵌合させて前記部品を前記ボデーに固定
するための樹脂製のナットであって、 前記ナットは工具に適合する所定形の頭部とスタッドボ
ルトに挿着する筒状の軸部とよりなり、軸部の外周部に
は、前記一対の仮止め用係止爪にそれぞれ係合する2条
の螺旋突条が設けられ、かつ螺旋突条の軸部先端側には
前記仮止め用係止爪と当接するストッパが突設されてな
ることを特徴とした仮止め式ナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990046680U JPH083699Y2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 仮止め式ナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990046680U JPH083699Y2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 仮止め式ナット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH045508U JPH045508U (ja) | 1992-01-20 |
| JPH083699Y2 true JPH083699Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31561970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990046680U Expired - Lifetime JPH083699Y2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 仮止め式ナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083699Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0356646Y2 (ja) * | 1987-11-11 | 1991-12-20 |
-
1990
- 1990-05-01 JP JP1990046680U patent/JPH083699Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH045508U (ja) | 1992-01-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |