JPH083706A - 溶融金属めっき鋼板の製造方法およびその製造装置 - Google Patents
溶融金属めっき鋼板の製造方法およびその製造装置Info
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- JPH083706A JPH083706A JP13857494A JP13857494A JPH083706A JP H083706 A JPH083706 A JP H083706A JP 13857494 A JP13857494 A JP 13857494A JP 13857494 A JP13857494 A JP 13857494A JP H083706 A JPH083706 A JP H083706A
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- bath
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼板への溶融金属めっきに際して、スナウト
内溶融金属表面のドロスが鋼板に付着することを防止
し、めっき鋼板の表面品質を高める。 【構成】 スナウト内の溶融金属浴面下に設けた吹付け
ノズルからスナウト内の浴中鋼板面に溶融金属または非
酸化性ガスを、鋼板の進行方向とは逆方向に吹付ける。
内溶融金属表面のドロスが鋼板に付着することを防止
し、めっき鋼板の表面品質を高める。 【構成】 スナウト内の溶融金属浴面下に設けた吹付け
ノズルからスナウト内の浴中鋼板面に溶融金属または非
酸化性ガスを、鋼板の進行方向とは逆方向に吹付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属めっき鋼板を
製造する際に、鋼板へのドロス付着を防止して、めっき
外観およびめっき密着性の優れた溶融金属めっき鋼板を
得ることのできる溶融金属めっき鋼板の製造方法および
その製造装置に関するものである。
製造する際に、鋼板へのドロス付着を防止して、めっき
外観およびめっき密着性の優れた溶融金属めっき鋼板を
得ることのできる溶融金属めっき鋼板の製造方法および
その製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続溶融金属めっきラインには種々のタ
イプがあるが、一例として連続溶融Znめっきラインを図
3に示す。冷間圧延された鋼板1は、無酸化炉2で直接
加熱され、さらにH2 ガスによる還元性雰囲気の焼鈍炉
3で焼鈍、還元されて、続くスナウト4を経てZnポット
5に導かれ、シンクロール6によって直角に立ち上が
り、Znポット5上のガスワイパー7で所定の目付量に調
整された後、巻取りリール8により巻取られて製品とな
る。
イプがあるが、一例として連続溶融Znめっきラインを図
3に示す。冷間圧延された鋼板1は、無酸化炉2で直接
加熱され、さらにH2 ガスによる還元性雰囲気の焼鈍炉
3で焼鈍、還元されて、続くスナウト4を経てZnポット
5に導かれ、シンクロール6によって直角に立ち上が
り、Znポット5上のガスワイパー7で所定の目付量に調
整された後、巻取りリール8により巻取られて製品とな
る。
【0003】この場合、スナウト内のZn浴面5aおよび
スナウト外のZn浴面5bには、Zn酸化物(アッシュ)、
鋼板からのFeの溶出によるFe−Al系およびFe−Zn系の大
きなドロス等が多数浮遊している。これらの浮遊物はス
ナウト内に浸入、あるいは浴面から立ち上がる鋼板に付
着したり、巻き込まれて表面凹凸欠陥や不めっきを発生
し、製品品質を著しく低下させる。
スナウト外のZn浴面5bには、Zn酸化物(アッシュ)、
鋼板からのFeの溶出によるFe−Al系およびFe−Zn系の大
きなドロス等が多数浮遊している。これらの浮遊物はス
ナウト内に浸入、あるいは浴面から立ち上がる鋼板に付
着したり、巻き込まれて表面凹凸欠陥や不めっきを発生
し、製品品質を著しく低下させる。
【0004】そこで、従来はスナウト4内のZn浴面の浮
遊物を除去するためラインを停止し、焼鈍炉3内のH2
ガスをN2 ガスでパージし、スナウトを解放してZn浴面
5aの浮遊物を除去したり、鋼板が立ち上がるスナウト
外のZn浴面5bのドロスを定期的にかきとっていたが、
ライン停止、焼鈍炉内のN2 ガスパージ、浮遊物除去等
に長時間を要するので作業性が著しく劣っていた。
遊物を除去するためラインを停止し、焼鈍炉3内のH2
ガスをN2 ガスでパージし、スナウトを解放してZn浴面
5aの浮遊物を除去したり、鋼板が立ち上がるスナウト
外のZn浴面5bのドロスを定期的にかきとっていたが、
ライン停止、焼鈍炉内のN2 ガスパージ、浮遊物除去等
に長時間を要するので作業性が著しく劣っていた。
【0005】これらの浮遊物の除去や鋼板付着防止法に
関する公知技術としては、例えば特開昭60−181259号公
報、特開昭60−230969号公報、特開平3−197657号公報
記載の技術があり、浴面の浮遊物を攪拌装置で除去した
り、電磁ポンプで吸収したりする方法が開示されてい
る。また、本発明に類似した技術として特開昭63−1346
52号公報記載の技術があり、めっき浴中で鋼板に溶融金
属流を衝突させる方法、特開平2−141563号公報記載の
技術では溶融Zn浴に侵入する直前のストリップに溶融Zn
浴を噴霧する方法等が開示されている。
関する公知技術としては、例えば特開昭60−181259号公
報、特開昭60−230969号公報、特開平3−197657号公報
記載の技術があり、浴面の浮遊物を攪拌装置で除去した
り、電磁ポンプで吸収したりする方法が開示されてい
る。また、本発明に類似した技術として特開昭63−1346
52号公報記載の技術があり、めっき浴中で鋼板に溶融金
属流を衝突させる方法、特開平2−141563号公報記載の
技術では溶融Zn浴に侵入する直前のストリップに溶融Zn
浴を噴霧する方法等が開示されている。
【0006】これらの方法によってある程度浴面の浮遊
物が除去され、鋼板へのドロス付着が抑制されるが、前
記特開昭60−181259号公報、特開昭60−230969号公報、
特開平3−197657号公報記載の発明は、いずれも浴面を
攪拌したり、浴面に振動を与えることになるので、浴中
にドロスが巻き込まれ、鋼板に付着しやすいという欠点
がある。また、前記特開昭63−134652号公報記載の発明
は浴中(スナウトからシンクロール間)の鋼板面に、特
開平2−141563号公報記載の発明はスナウト内浴上(侵
入前)の鋼板面に溶融金属を衝突するものであるが、前
者はスナウトからシンクロール近傍浴中で鋼板面に溶融
金属を衝突させるので、ドロスがめっき浴全体に循環、
浮遊しやすく、結果的に鋼板に再付着しやすいこと、後
者はスナウト内浴上から鋼板に溶融金属を衝突させるの
で、吹付ける溶融金属の温度コントロールが難しく、結
果的に浴温、侵入板温が変動して、ドロスが増す等の欠
点があり、現状では対策が十分とは言えない。
物が除去され、鋼板へのドロス付着が抑制されるが、前
記特開昭60−181259号公報、特開昭60−230969号公報、
特開平3−197657号公報記載の発明は、いずれも浴面を
攪拌したり、浴面に振動を与えることになるので、浴中
にドロスが巻き込まれ、鋼板に付着しやすいという欠点
がある。また、前記特開昭63−134652号公報記載の発明
は浴中(スナウトからシンクロール間)の鋼板面に、特
開平2−141563号公報記載の発明はスナウト内浴上(侵
入前)の鋼板面に溶融金属を衝突するものであるが、前
者はスナウトからシンクロール近傍浴中で鋼板面に溶融
金属を衝突させるので、ドロスがめっき浴全体に循環、
浮遊しやすく、結果的に鋼板に再付着しやすいこと、後
者はスナウト内浴上から鋼板に溶融金属を衝突させるの
で、吹付ける溶融金属の温度コントロールが難しく、結
果的に浴温、侵入板温が変動して、ドロスが増す等の欠
点があり、現状では対策が十分とは言えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】連続溶融金属めっきラ
インのZn浴面には、Znの蒸気圧が高いため発生するアッ
シュ、また、雰囲気中のO2 によって酸化されたZn酸化
物、鋼板からのFe溶出によるドロス等が多数浮遊してい
る。特に、Zn、またはAl−Znインゴットの補給はスナウ
ト後方から行う場合が多いので、スナウト部近傍は局所
的な浴温低下、Al濃度増加によってドロス析出が多いと
考えられる。特にこれらの浮遊物はスナウト内に巻き込
まれ鋼板に付着し、表面品質を損なうことが多いことを
本発明者らは見出した。
インのZn浴面には、Znの蒸気圧が高いため発生するアッ
シュ、また、雰囲気中のO2 によって酸化されたZn酸化
物、鋼板からのFe溶出によるドロス等が多数浮遊してい
る。特に、Zn、またはAl−Znインゴットの補給はスナウ
ト後方から行う場合が多いので、スナウト部近傍は局所
的な浴温低下、Al濃度増加によってドロス析出が多いと
考えられる。特にこれらの浮遊物はスナウト内に巻き込
まれ鋼板に付着し、表面品質を損なうことが多いことを
本発明者らは見出した。
【0008】そこで、本発明はこのような浮遊物が多
く、鋼板への付着ドロスが多いスナウト内溶融金属表面
を鋼板が通過するときの鋼板へのドロス付着を防止し
て、めっき外観およびめっき密着性の優れた溶融金属め
っき鋼板を得ることのできる溶融めっき鋼板の製造方法
およびその製造装置を提供することを目的とするもので
ある。
く、鋼板への付着ドロスが多いスナウト内溶融金属表面
を鋼板が通過するときの鋼板へのドロス付着を防止し
て、めっき外観およびめっき密着性の優れた溶融金属め
っき鋼板を得ることのできる溶融めっき鋼板の製造方法
およびその製造装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、還元性雰囲気
中で焼鈍した被めっき鋼板を、スナウトを経て溶融金属
浴内に導きめっきする際に、スナウト内の溶融金属浴面
下に設けた吹付けノズルからスナウト内の浴中鋼板面に
溶融金属または非酸化性ガスを、鋼板の進行方向とは逆
方向に吹付けることを特徴とする溶融金属めっき鋼板の
製造方法であり、また、本発明は、還元性雰囲気中で焼
鈍した被めっき鋼板を、スナウトを経て溶融金属浴内に
導きめっきする溶融金属めっき鋼板の製造装置におい
て、スナウト内の溶融金属浴面下100 〜300mm 、かつ鋼
板との隙間10〜100mm の位置に、浴中鋼板面に溶融金属
または非酸化性ガスを、鋼板の進行方向とは逆方向に吹
付けるノズルを設けたことを特徴とする溶融金属めっき
鋼板の製造装置である。
中で焼鈍した被めっき鋼板を、スナウトを経て溶融金属
浴内に導きめっきする際に、スナウト内の溶融金属浴面
下に設けた吹付けノズルからスナウト内の浴中鋼板面に
溶融金属または非酸化性ガスを、鋼板の進行方向とは逆
方向に吹付けることを特徴とする溶融金属めっき鋼板の
製造方法であり、また、本発明は、還元性雰囲気中で焼
鈍した被めっき鋼板を、スナウトを経て溶融金属浴内に
導きめっきする溶融金属めっき鋼板の製造装置におい
て、スナウト内の溶融金属浴面下100 〜300mm 、かつ鋼
板との隙間10〜100mm の位置に、浴中鋼板面に溶融金属
または非酸化性ガスを、鋼板の進行方向とは逆方向に吹
付けるノズルを設けたことを特徴とする溶融金属めっき
鋼板の製造装置である。
【0010】
【作用】以下に本発明を具体的に説明する。溶融金属め
っき鋼板に発生しためっき表面欠陥部を調査したとこ
ろ、欠陥のほとんどは、アッシュ、ドロス、酸化物等の
付着に起因すると考えられた。そこで、本発明者らは連
続溶融Znめっきの場合を例に、Zn浴中の酸化物、ドロス
形態と鋼板への付着ドロスの関係を調査した。工業的規
模でGA、GIを製造するZn浴は、Fe−Al系、Fe−Zn系
ドロスの共存域で、浴トップ部には酸化物系ドロスとFe
−Al系のドロスを主体にした大きなFe−Zn系ドロスが、
浴ボトム部にはFe−Zn系の大きなドロスを主体にFe−Al
系ドロスが多数存在し、この部分を除いた浴中央部は、
比較的小さなドロスが浮遊していること、鋼板に付着す
るドロスは、浴トップ部のスナウト内のドロスがほとん
どで、このうち表面欠陥となるのは大きなドロス(酸化
物、アッシュも含む)が付着するためであること等を見
出した。これから、めっき表面欠陥をなくすにはスナウ
ト内に存在する多数の大きなトップドロス(酸化物、ア
ッシュ等を含む)をできるだけ形成しないか、あるいは
鋼板表面に付着させない、または除去することが重要で
ある。
っき鋼板に発生しためっき表面欠陥部を調査したとこ
ろ、欠陥のほとんどは、アッシュ、ドロス、酸化物等の
付着に起因すると考えられた。そこで、本発明者らは連
続溶融Znめっきの場合を例に、Zn浴中の酸化物、ドロス
形態と鋼板への付着ドロスの関係を調査した。工業的規
模でGA、GIを製造するZn浴は、Fe−Al系、Fe−Zn系
ドロスの共存域で、浴トップ部には酸化物系ドロスとFe
−Al系のドロスを主体にした大きなFe−Zn系ドロスが、
浴ボトム部にはFe−Zn系の大きなドロスを主体にFe−Al
系ドロスが多数存在し、この部分を除いた浴中央部は、
比較的小さなドロスが浮遊していること、鋼板に付着す
るドロスは、浴トップ部のスナウト内のドロスがほとん
どで、このうち表面欠陥となるのは大きなドロス(酸化
物、アッシュも含む)が付着するためであること等を見
出した。これから、めっき表面欠陥をなくすにはスナウ
ト内に存在する多数の大きなトップドロス(酸化物、ア
ッシュ等を含む)をできるだけ形成しないか、あるいは
鋼板表面に付着させない、または除去することが重要で
ある。
【0011】本発明者らは後者の鋼板表面に付着させな
い方法について実ラインおよび水モデル実験装置を用い
て種々調査した結果、スナウト内の浴中鋼板面に溶融金
属または非酸化性ガスを吹付けて、スナウト内鋼板近傍
の浴流動を制御すれば、スナウト内のドロス付着防止が
可能であることを見出した。図3で示したように、鋼板
1は、無酸化炉2で直接加熱され、さらにH2 ガスによ
る還元性雰囲気の焼鈍炉3で焼鈍、還元浄化されて、続
くスナウト4を経てZnポット5に導かれ、Znポット上の
ガスワイパー7によって所定の目付量に調整されるが、
この場合、図1に示すように、スナウト内(浴面下)の
鋼板1の両面に吹付けノズル9a、9bを、望ましくは
浴面下(h)100 〜300mm 、かつ鋼板との隙間(d)10
〜100mmの位置に配置し、溶融金属または不活性ガスを
鋼板巾1m当たり5〜30l/minの流量で吹付ければ、
スナウト内鋼板近傍では図2に示す浴流動が発生(水モ
デル実験から推定)して、結果的に鋼板界面のドロスの
付着を防止するものである(進行する鋼板界面に形成す
る速度境界層を抑制したり破壊すると推定される)。こ
の際、吹付けるノズルの形状、吹付け角度は鋼板界面に
形成する速度境界層を抑制したり、破壊すればよいので
特に規制しないが、スリット状で鋼板の進行方向とは逆
方向の成分を有するように吹付けるのが望ましい。
い方法について実ラインおよび水モデル実験装置を用い
て種々調査した結果、スナウト内の浴中鋼板面に溶融金
属または非酸化性ガスを吹付けて、スナウト内鋼板近傍
の浴流動を制御すれば、スナウト内のドロス付着防止が
可能であることを見出した。図3で示したように、鋼板
1は、無酸化炉2で直接加熱され、さらにH2 ガスによ
る還元性雰囲気の焼鈍炉3で焼鈍、還元浄化されて、続
くスナウト4を経てZnポット5に導かれ、Znポット上の
ガスワイパー7によって所定の目付量に調整されるが、
この場合、図1に示すように、スナウト内(浴面下)の
鋼板1の両面に吹付けノズル9a、9bを、望ましくは
浴面下(h)100 〜300mm 、かつ鋼板との隙間(d)10
〜100mmの位置に配置し、溶融金属または不活性ガスを
鋼板巾1m当たり5〜30l/minの流量で吹付ければ、
スナウト内鋼板近傍では図2に示す浴流動が発生(水モ
デル実験から推定)して、結果的に鋼板界面のドロスの
付着を防止するものである(進行する鋼板界面に形成す
る速度境界層を抑制したり破壊すると推定される)。こ
の際、吹付けるノズルの形状、吹付け角度は鋼板界面に
形成する速度境界層を抑制したり、破壊すればよいので
特に規制しないが、スリット状で鋼板の進行方向とは逆
方向の成分を有するように吹付けるのが望ましい。
【0012】吹付けノズルの位置は浴面下100 〜300mm
、かつ鋼板との隙間が10〜100mm が望ましい。ノズル
が浴面および鋼板に近いと浴面の振動が著しく、逆に遠
いと鋼板近傍の逆方向の浴流動が少なく、結果的に図2
に示す浴流動が得られにくくなるためである。また、吹
付ける溶融金属および非酸化性ガスの流量は鋼板巾1m
当たり5〜30l/min が望ましい。5l/min 未満では
目的とした浴流動が得られず(図2に示す浴流動が得ら
れない)、30l/min 超では浴面の振動が著しくなっ
て、浴面のドロスを巻き込んで鋼板に付着すると同時
に、他の品質欠陥として不めっき、めっき密着性の低下
等が発生して商品価値を損なうからである。スナウト内
浴中から吹付ける溶融金属としては、めっきする溶融金
属と同一のものであり、非酸化性ガスとしては例えばA
r、N2 、N2 +H2 混合ガス等が適当である。
、かつ鋼板との隙間が10〜100mm が望ましい。ノズル
が浴面および鋼板に近いと浴面の振動が著しく、逆に遠
いと鋼板近傍の逆方向の浴流動が少なく、結果的に図2
に示す浴流動が得られにくくなるためである。また、吹
付ける溶融金属および非酸化性ガスの流量は鋼板巾1m
当たり5〜30l/min が望ましい。5l/min 未満では
目的とした浴流動が得られず(図2に示す浴流動が得ら
れない)、30l/min 超では浴面の振動が著しくなっ
て、浴面のドロスを巻き込んで鋼板に付着すると同時
に、他の品質欠陥として不めっき、めっき密着性の低下
等が発生して商品価値を損なうからである。スナウト内
浴中から吹付ける溶融金属としては、めっきする溶融金
属と同一のものであり、非酸化性ガスとしては例えばA
r、N2 、N2 +H2 混合ガス等が適当である。
【0013】このように連続溶融金属めっきラインにお
いて、スナウト内の大きなドロスの付着防止を行うため
スナウト内の浴中鋼板面に吹付けノズルを設置すること
によって、浴表面の大きな浮遊物に起因する不めっき、
凹凸欠陥等の発生のない溶融金属めっき鋼板が得られ
る。本発明の効果は浴表面に浮遊物が多い溶融Znめっ
き、溶融Alめっき等において、とくに効果が大きい。
いて、スナウト内の大きなドロスの付着防止を行うため
スナウト内の浴中鋼板面に吹付けノズルを設置すること
によって、浴表面の大きな浮遊物に起因する不めっき、
凹凸欠陥等の発生のない溶融金属めっき鋼板が得られ
る。本発明の効果は浴表面に浮遊物が多い溶融Znめっ
き、溶融Alめっき等において、とくに効果が大きい。
【0014】
【実施例】極低炭素鋼を素材に図3に示す連続溶融Znめ
っきラインで図1に示す吹付けノズルを使用してZnめっ
きした。得られためっき鋼板表面のアッシュ、ドロス、
酸化物等の表面欠陥発生程度を調査した。めっき条件と
表面欠陥調査結果を表1に示した。なお、比較例として
図1に示す吹付けノズルを使用しない場合も示した。本
発明によって得られた溶融Znめっき鋼板の表面欠陥発生
程度は著しく減少していることがわかる。
っきラインで図1に示す吹付けノズルを使用してZnめっ
きした。得られためっき鋼板表面のアッシュ、ドロス、
酸化物等の表面欠陥発生程度を調査した。めっき条件と
表面欠陥調査結果を表1に示した。なお、比較例として
図1に示す吹付けノズルを使用しない場合も示した。本
発明によって得られた溶融Znめっき鋼板の表面欠陥発生
程度は著しく減少していることがわかる。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明は、連続溶融金属めっきラインに
おいて、スナウト内の大きなドロスの付着防止を行うた
めスナウト内浴中鋼板面に浴面から一定深さ、鋼板から
一定距離に設置した噴霧ノズルから溶融金属または非酸
化性ガスを鋼板面に鋼板進行方向とは逆方向に吹付ける
ことによって、浴表面の大きなアッシュ、ドロス、酸化
物等の付着防止を行うもので、これによって作業性、生
産性、製品品質の向上に著しく寄与できる。
おいて、スナウト内の大きなドロスの付着防止を行うた
めスナウト内浴中鋼板面に浴面から一定深さ、鋼板から
一定距離に設置した噴霧ノズルから溶融金属または非酸
化性ガスを鋼板面に鋼板進行方向とは逆方向に吹付ける
ことによって、浴表面の大きなアッシュ、ドロス、酸化
物等の付着防止を行うもので、これによって作業性、生
産性、製品品質の向上に著しく寄与できる。
【図1】本発明の吹付けノズルを有するZn浴のスナウト
部の断面図である。
部の断面図である。
【図2】スナウト内浴中から鋼板面に溶融金属および非
酸化性ガスを吹付けた時のスナウト内の浴流動を示す
(水モデル実験から推定)説明図である。
酸化性ガスを吹付けた時のスナウト内の浴流動を示す
(水モデル実験から推定)説明図である。
【図3】本発明方法を適用すべき連続溶融Znめっきライ
ンの一例を示す説明図である。
ンの一例を示す説明図である。
1 鋼板 2 無酸化炉 3 焼鈍炉 4 スナウト 5 Znポット 5a スナウト内のZn浴面 5b スナウト外のZn浴面 6 シンクロール 7 ガスワイパー 8 巻取りリール 9a 吹付けノズル 9b 吹付けノズル
Claims (2)
- 【請求項1】 還元性雰囲気中で焼鈍した被めっき鋼板
を、スナウトを経て溶融金属浴内に導きめっきする際
に、スナウト内の溶融金属浴面下に設けた吹付けノズル
からスナウト内の浴中鋼板面に溶融金属または非酸化性
ガスを、鋼板の進行方向とは逆方向に吹付けることを特
徴とする溶融金属めっき鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 還元性雰囲気中で焼鈍した被めっき鋼板
を、スナウトを経て溶融金属浴内に導きめっきする溶融
金属めっき鋼板の製造装置において、スナウト内の溶融
金属浴面下100 〜300mm 、かつ鋼板との隙間10〜100mm
の位置に、浴中鋼板面に溶融金属または非酸化性ガス
を、鋼板の進行方向とは逆方向に吹付けるノズルを設け
たことを特徴とする溶融金属めっき鋼板の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13857494A JPH083706A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 溶融金属めっき鋼板の製造方法およびその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13857494A JPH083706A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 溶融金属めっき鋼板の製造方法およびその製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083706A true JPH083706A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15225320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13857494A Pending JPH083706A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 溶融金属めっき鋼板の製造方法およびその製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083706A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012149295A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Jfe Steel Corp | スナウト内の異物除去装置およびその異物除去方法 |
| KR101359253B1 (ko) * | 2011-11-15 | 2014-02-06 | 주식회사 포스코 | 부유증발물 부착방지장치 |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP13857494A patent/JPH083706A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012149295A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Jfe Steel Corp | スナウト内の異物除去装置およびその異物除去方法 |
| KR101359253B1 (ko) * | 2011-11-15 | 2014-02-06 | 주식회사 포스코 | 부유증발물 부착방지장치 |
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