JPH083724Y2 - 摩擦材 - Google Patents
摩擦材Info
- Publication number
- JPH083724Y2 JPH083724Y2 JP6714193U JP6714193U JPH083724Y2 JP H083724 Y2 JPH083724 Y2 JP H083724Y2 JP 6714193 U JP6714193 U JP 6714193U JP 6714193 U JP6714193 U JP 6714193U JP H083724 Y2 JPH083724 Y2 JP H083724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- friction material
- value
- friction coefficient
- coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Braking Arrangements (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はクラッチフェーシング、
ディスクパッド、ブレーキライニング等の摩擦材に関す
る。
ディスクパッド、ブレーキライニング等の摩擦材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来用いられている摩擦材として例えば
クラッチディスクのクラッチフェーシングは、主にアス
ベスト等の不織布に結合剤となるフェノールレジン等を
含浸させて加熱加圧成形したものが一般的である。とこ
ろがそのような従来のクラッチフェーシングを使用した
場合、製造直後の摩擦面はその全面が必ずしもプレッシ
ャープレートやフライホイールに圧接しないので、使用
の初期状態においては所定の摩擦係数を得ることができ
ない。そのため従来のクラッチフェーシングは、その摩
擦面にレジンのコーティングを施す等、手間のかかる方
法で初期状態における摩擦係数の保持を図っていた。な
お先行技術として特開昭58−81238があり、鉄の
犠牲陽極となりうる金属を摩擦材の表面に0.5mg/
cm2〜8.0mg/cm2溶射、付着させてなる摩擦材
が開示されている。しかしその構造によっても摩擦係数
をある程度向上させることは可能であるが、製造直後の
摩擦係数は依然低く、所定の回数だけ使用してから出荷
したり或いは上述した処理方法を施す必要がある。
クラッチディスクのクラッチフェーシングは、主にアス
ベスト等の不織布に結合剤となるフェノールレジン等を
含浸させて加熱加圧成形したものが一般的である。とこ
ろがそのような従来のクラッチフェーシングを使用した
場合、製造直後の摩擦面はその全面が必ずしもプレッシ
ャープレートやフライホイールに圧接しないので、使用
の初期状態においては所定の摩擦係数を得ることができ
ない。そのため従来のクラッチフェーシングは、その摩
擦面にレジンのコーティングを施す等、手間のかかる方
法で初期状態における摩擦係数の保持を図っていた。な
お先行技術として特開昭58−81238があり、鉄の
犠牲陽極となりうる金属を摩擦材の表面に0.5mg/
cm2〜8.0mg/cm2溶射、付着させてなる摩擦材
が開示されている。しかしその構造によっても摩擦係数
をある程度向上させることは可能であるが、製造直後の
摩擦係数は依然低く、所定の回数だけ使用してから出荷
したり或いは上述した処理方法を施す必要がある。
【0003】
【考案の目的】本考案は摩擦面に疑似合金溶射被膜を形
成することにより、製造直後の初期段階における摩擦材
の摩擦係数の向上を図ることを目的としている。
成することにより、製造直後の初期段階における摩擦材
の摩擦係数の向上を図ることを目的としている。
【0004】
【考案の構成】本考案は、環状の摩擦材1の摩擦面3に
鉄の犠牲陽極となる金属と非犠牲陽極となる金属を3対
7ないし7対3の比率で含む疑似合金溶射被膜4を摩擦
面3の半径方向長さAの外周部の長さB、但し1/3・
A≦B≦2/3・Aに形成して初期域の高い摩擦係数を
確保するようにしたことを特徴とする摩擦材摩擦材であ
る。
鉄の犠牲陽極となる金属と非犠牲陽極となる金属を3対
7ないし7対3の比率で含む疑似合金溶射被膜4を摩擦
面3の半径方向長さAの外周部の長さB、但し1/3・
A≦B≦2/3・Aに形成して初期域の高い摩擦係数を
確保するようにしたことを特徴とする摩擦材摩擦材であ
る。
【0005】
【作用】疑似合金溶射被膜は摩擦材製造直後における初
期の摩擦係数を高い所定値に維持する。
期の摩擦係数を高い所定値に維持する。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を示す図1において、1は環
状の摩擦材で、Cは摩擦材1の軸線(中心のみ図示)で
ある。2は摩擦材1と同心の大径孔である。3は摩擦材
1の両側にある摩擦面で、その外周部分には疑似合金溶
射被膜4が全周にわたって形成される。
状の摩擦材で、Cは摩擦材1の軸線(中心のみ図示)で
ある。2は摩擦材1と同心の大径孔である。3は摩擦材
1の両側にある摩擦面で、その外周部分には疑似合金溶
射被膜4が全周にわたって形成される。
【0007】摩擦材1の材質としては、ガラス繊維やゴ
ムバインダ(アクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)またはスチレンブタジエンゴム(SBR)にフィラ
ー等の充填剤を加えたもの)等が採用される。
ムバインダ(アクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)またはスチレンブタジエンゴム(SBR)にフィラ
ー等の充填剤を加えたもの)等が採用される。
【0008】疑似合金溶射被膜4の質量は8mg/cm
2から25mg/cm2が好ましい。ここで疑似合金溶射
被膜とは、2種の金属または合金が融合していない状態
で溶射されているため、あたかも合金であるかのように
見える溶射被膜をいい、いわゆる融点以上に加熱されて
融合形成される一般の合金とは区別される。疑似合金溶
射被膜4を構成する金属としては亜鉛、及び黄銅等が採
用される。ことに亜鉛は鉄の犠牲陽極となり得るので2
種のうちの1種について亜鉛を採用することが好まし
い。
2から25mg/cm2が好ましい。ここで疑似合金溶射
被膜とは、2種の金属または合金が融合していない状態
で溶射されているため、あたかも合金であるかのように
見える溶射被膜をいい、いわゆる融点以上に加熱されて
融合形成される一般の合金とは区別される。疑似合金溶
射被膜4を構成する金属としては亜鉛、及び黄銅等が採
用される。ことに亜鉛は鉄の犠牲陽極となり得るので2
種のうちの1種について亜鉛を採用することが好まし
い。
【0009】本実施例においては外周から大径孔2まで
の摩擦面3の半径方向の長さをA、外周側の疑似合金溶
射被膜4が形成される範囲の長さをBとすると、長さB
は長さAの1/3から2/3迄の範囲に設定されてい
る。この構造を採用すると、図2に示すように特にプレ
ッシャープレート20の外周部がフライホイール21側
に傾斜している場合であっても、疑似合金溶射被膜4の
部分が軸線C方向に張出しているため、片当りによって
摩耗を低減するのに有効である。なお疑似合金溶射被膜
4を形成する範囲を摩擦面3の外周から半径方向の大径
孔2に至る間の長さAの少なくとも1/3の長さの外周
側(長さB)に設定すれば、いわゆる鳴きも少なくな
る。これは疑似合金溶射被膜4が軸線C方向に張出して
いるためまず外周部分がプレッシャープレート20やフ
ライホイール21に挟持されることによりクラッチの振
動を低減できるからである。この鳴きを低減するために
は、9.0mg/cm2以下の疑似合金溶射被膜4を用
いればよいが、付着量が0.4mg/cm2以下の場合
には、耐錆性が低下するので好ましくない。長さBを2
/3・Aまでふやしても、ほぼ同等の効果が得られる。
の摩擦面3の半径方向の長さをA、外周側の疑似合金溶
射被膜4が形成される範囲の長さをBとすると、長さB
は長さAの1/3から2/3迄の範囲に設定されてい
る。この構造を採用すると、図2に示すように特にプレ
ッシャープレート20の外周部がフライホイール21側
に傾斜している場合であっても、疑似合金溶射被膜4の
部分が軸線C方向に張出しているため、片当りによって
摩耗を低減するのに有効である。なお疑似合金溶射被膜
4を形成する範囲を摩擦面3の外周から半径方向の大径
孔2に至る間の長さAの少なくとも1/3の長さの外周
側(長さB)に設定すれば、いわゆる鳴きも少なくな
る。これは疑似合金溶射被膜4が軸線C方向に張出して
いるためまず外周部分がプレッシャープレート20やフ
ライホイール21に挟持されることによりクラッチの振
動を低減できるからである。この鳴きを低減するために
は、9.0mg/cm2以下の疑似合金溶射被膜4を用
いればよいが、付着量が0.4mg/cm2以下の場合
には、耐錆性が低下するので好ましくない。長さBを2
/3・Aまでふやしても、ほぼ同等の効果が得られる。
【0010】また外周側から1/3の範囲に限定した場
合には、まず外周部分がプレッシャープレート20やフ
ライホイール21に挟持されるため摩擦面3全面にわた
って溶射した場合に比べて比較的少ない溶射材で本考案
の効果を奏することができ、しかも摩擦材1全体の質量
を低減できるので、イナーシャが増加する恐れもない。
合には、まず外周部分がプレッシャープレート20やフ
ライホイール21に挟持されるため摩擦面3全面にわた
って溶射した場合に比べて比較的少ない溶射材で本考案
の効果を奏することができ、しかも摩擦材1全体の質量
を低減できるので、イナーシャが増加する恐れもない。
【0011】図3は摩擦材1の加工方法を示している。
5は溶射用トーチで、アーク式のものを採用している。
溶射材6はトーチ5の溶射口7から摩擦材1の摩擦面3
に溶射される。溶射材6としては上述した亜鉛及び黄銅
が採用される。なお溶射用トーチとしてはアーク式以外
のものを採用してもよい。
5は溶射用トーチで、アーク式のものを採用している。
溶射材6はトーチ5の溶射口7から摩擦材1の摩擦面3
に溶射される。溶射材6としては上述した亜鉛及び黄銅
が採用される。なお溶射用トーチとしてはアーク式以外
のものを採用してもよい。
【0012】(測定結果) 図4は、本考案を採用した場合の摩擦係数μとクラッチ
接続遮断サイクル数Cyとの関係を示すグラフであり、
図5は図4の初期サイクル数Cyにおける摩擦係数μの
値を拡大して示したグラフである。図4、図5中、X1
及びX2は本考案による疑似合金溶射被膜を有する摩擦
材を採用した場合の測定結果を示しており、Y1は溶射
被膜を形成していない従来の摩擦材、Y2は亜鉛のみを
溶射して形成した摩擦材による測定結果を比較したグラ
フである。
接続遮断サイクル数Cyとの関係を示すグラフであり、
図5は図4の初期サイクル数Cyにおける摩擦係数μの
値を拡大して示したグラフである。図4、図5中、X1
及びX2は本考案による疑似合金溶射被膜を有する摩擦
材を採用した場合の測定結果を示しており、Y1は溶射
被膜を形成していない従来の摩擦材、Y2は亜鉛のみを
溶射して形成した摩擦材による測定結果を比較したグラ
フである。
【0013】なおこの測定結果は以下の条件下で行なわ
れた。 クラッチサイズ(MM):225(外径) :150(内径) 摩 擦 材 の 材 質:F202 イナーシャ(KG.M.S2) :0.118 回 転 数 (RPM):1750 取付荷重 (KG)初期:495 試験後:474
れた。 クラッチサイズ(MM):225(外径) :150(内径) 摩 擦 材 の 材 質:F202 イナーシャ(KG.M.S2) :0.118 回 転 数 (RPM):1750 取付荷重 (KG)初期:495 試験後:474
【0014】(1) 従来例の測定結果 溶射被膜を形成していない摩擦材の場合:図4のY
1で示すように、サイクル数Cyの値が2〜18の間は
摩擦係数μが0.3を越えており良好な状態を示してい
るが、図5に示すようにサイクル数Cyの値が1の時の
摩擦係数μの値は概ね0.20であり、初期の摩擦係数
μの値が低くなっている。従ってこの摩擦材をそのまま
使用すると、車両運転初期時のトルク伝達が不十分とな
る恐れがある。
1で示すように、サイクル数Cyの値が2〜18の間は
摩擦係数μが0.3を越えており良好な状態を示してい
るが、図5に示すようにサイクル数Cyの値が1の時の
摩擦係数μの値は概ね0.20であり、初期の摩擦係数
μの値が低くなっている。従ってこの摩擦材をそのまま
使用すると、車両運転初期時のトルク伝達が不十分とな
る恐れがある。
【0015】 亜鉛のみを溶射して形成した摩擦材の
場合:図5のY2で示すように、サイクル数Cyの値が
1の時の摩擦係数μの値はほぼ0.22であり、上記Y
1の値に比べて若干向上するものの依然初期摩擦係数が
低い。従って溶射被膜を形成していない摩擦材をそのま
ま使用すると、上記と同様に車両運転初期時のトルク伝
達が不十分となる。
場合:図5のY2で示すように、サイクル数Cyの値が
1の時の摩擦係数μの値はほぼ0.22であり、上記Y
1の値に比べて若干向上するものの依然初期摩擦係数が
低い。従って溶射被膜を形成していない摩擦材をそのま
ま使用すると、上記と同様に車両運転初期時のトルク伝
達が不十分となる。
【0016】(2) 本考案の測定結果 8mg/cm2の亜鉛−黄銅疑似合金溶射被膜を形
成した摩擦材の場合:図4のX1で示すように、サイク
ル数Cyの値が2〜17の間は摩擦係数μの値が0.2
5以上であるのみならず、図5に示すように初期サイク
ル数Cyの値が1の時の摩擦係数μの値は概ね0.26
であり、運転初期の摩擦係数μの値も比較的高いことが
わかった。従って亜鉛−黄銅疑似合金溶射被膜を摩擦面
に形成することにより、運転初期時の摩擦係数μを高い
値に保持することができる。
成した摩擦材の場合:図4のX1で示すように、サイク
ル数Cyの値が2〜17の間は摩擦係数μの値が0.2
5以上であるのみならず、図5に示すように初期サイク
ル数Cyの値が1の時の摩擦係数μの値は概ね0.26
であり、運転初期の摩擦係数μの値も比較的高いことが
わかった。従って亜鉛−黄銅疑似合金溶射被膜を摩擦面
に形成することにより、運転初期時の摩擦係数μを高い
値に保持することができる。
【0017】 12mg/cm2の亜鉛−黄銅疑似合
金溶射被膜を形成した摩擦材の場合: 図4のX2で示
すように、サイクル数Cyの値が2〜100の間は摩擦
係数μの値が概ね0.30以上ときわめて良好であるの
みならず、図5のX2で示すように、初期サイクル数C
yの値が1の時の摩擦係数μの値は概ね0.28であ
り、運転初期の摩擦係数μの値がさらに高くなることが
わかった。従って12mg/cm2の亜鉛−黄銅疑似合
金溶射被膜を形成することにより一層運転初期時の摩擦
係数μを高い値に保持することができる。なお、上記
の疑似合金溶射被膜の亜鉛と黄銅の比率は1:1であ
るが、この比率については3〜7:7〜3の比率にまで
設定することが可能である。
金溶射被膜を形成した摩擦材の場合: 図4のX2で示
すように、サイクル数Cyの値が2〜100の間は摩擦
係数μの値が概ね0.30以上ときわめて良好であるの
みならず、図5のX2で示すように、初期サイクル数C
yの値が1の時の摩擦係数μの値は概ね0.28であ
り、運転初期の摩擦係数μの値がさらに高くなることが
わかった。従って12mg/cm2の亜鉛−黄銅疑似合
金溶射被膜を形成することにより一層運転初期時の摩擦
係数μを高い値に保持することができる。なお、上記
の疑似合金溶射被膜の亜鉛と黄銅の比率は1:1であ
るが、この比率については3〜7:7〜3の比率にまで
設定することが可能である。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、環状の摩
擦材1の摩擦面3に鉄の犠牲陽極となる金属と非犠牲陽
極となる金属を3対7ないし7対3の比率で含む疑似合
金溶射被膜4を摩擦面3の半径方向長さAの外周部の長
さB、但し1/3・A≦B≦2/3・Aに形成して初期
域の高い摩擦係数を確保するようにしたことを特徴とし
ているので、初期の摩擦トルクμを高い所定値に維持す
ることができる。従って本考案を採用した摩擦材を車両
に使用すると、運転初期時においても良好な伝達トルク
を得ることができる。従って製品納入後摩擦材のユーザ
は摩擦トルクを調整することなく直ちに車両に使用する
ことができる。
擦材1の摩擦面3に鉄の犠牲陽極となる金属と非犠牲陽
極となる金属を3対7ないし7対3の比率で含む疑似合
金溶射被膜4を摩擦面3の半径方向長さAの外周部の長
さB、但し1/3・A≦B≦2/3・Aに形成して初期
域の高い摩擦係数を確保するようにしたことを特徴とし
ているので、初期の摩擦トルクμを高い所定値に維持す
ることができる。従って本考案を採用した摩擦材を車両
に使用すると、運転初期時においても良好な伝達トルク
を得ることができる。従って製品納入後摩擦材のユーザ
は摩擦トルクを調整することなく直ちに車両に使用する
ことができる。
【0019】すなわち本考案によると単に高い摩擦係数
が得られるだけでなく、疑似合金溶射被膜を採用するこ
とによってサイクル数の初期状態において従来構造には
ない良好な摩擦係数を得ることができるのである。無論
本考案を採用することによって長期にわたって摩擦係数
が安定することはいうまでもない。さらに、疑似合金溶
射被膜4を摩擦面3の外周部のみに形成したので、クラ
ッチ接続時にまず外周部分がプレッシャープレート20
やフライホイール21に挾持されることになり、伝達ト
ルクを確保しながら摩擦係数の増大に有効であり、摩擦
面の摩耗を低減できるので摩擦面の錆を防止することが
できる。摩擦面3全面にわたって溶射する場合に比べて
比較的少ない溶射材で本考案の効果を奏することがで
き、しかも摩擦材1全体の質量を低減できるので、イナ
ーシャが増加する恐れも無い。
が得られるだけでなく、疑似合金溶射被膜を採用するこ
とによってサイクル数の初期状態において従来構造には
ない良好な摩擦係数を得ることができるのである。無論
本考案を採用することによって長期にわたって摩擦係数
が安定することはいうまでもない。さらに、疑似合金溶
射被膜4を摩擦面3の外周部のみに形成したので、クラ
ッチ接続時にまず外周部分がプレッシャープレート20
やフライホイール21に挾持されることになり、伝達ト
ルクを確保しながら摩擦係数の増大に有効であり、摩擦
面の摩耗を低減できるので摩擦面の錆を防止することが
できる。摩擦面3全面にわたって溶射する場合に比べて
比較的少ない溶射材で本考案の効果を奏することがで
き、しかも摩擦材1全体の質量を低減できるので、イナ
ーシャが増加する恐れも無い。
【図1】 本考案の摩擦材の正面図である。
【図2】 クラッチとプレッシャープレート、フライホ
イールの縦断面部分略図である。
イールの縦断面部分略図である。
【図3】 本考案の摩擦材の製造方法を示すアーク式溶
射用トーチと摩擦材の縦断面である。
射用トーチと摩擦材の縦断面である。
【図4】 本考案と従来の摩擦材における初期状態の摩
擦係数を比較した結果を示すグラフである。
擦係数を比較した結果を示すグラフである。
【図5】 図4の初期サイクル数における摩擦係数の値
を拡大して示したグラフである。
を拡大して示したグラフである。
1 摩擦材 2 大径孔 3 摩擦面 4 疑似合金溶射被膜
Claims (1)
- 【請求項1】 環状の摩擦材1の摩擦面3に鉄の犠牲陽
極となる金属と非犠牲陽極となる金属を3対7ないし7
対3の比率で含む疑似合金溶射被膜4を摩擦面3の半径
方向長さAの外周部の長さB、但し1/3・A≦B≦2
/3・Aに形成して初期域の高い摩擦係数を確保するよ
うにしたことを特徴とする摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6714193U JPH083724Y2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6714193U JPH083724Y2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 摩擦材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0656530U JPH0656530U (ja) | 1994-08-05 |
| JPH083724Y2 true JPH083724Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=13336339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6714193U Expired - Lifetime JPH083724Y2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083724Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP6714193U patent/JPH083724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0656530U (ja) | 1994-08-05 |
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