JPH0840948A - 芳香族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフルオロアルキルスルホネートと交差結合するための方法 - Google Patents

芳香族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフルオロアルキルスルホネートと交差結合するための方法

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JPH0840948A
JPH0840948A JP7101255A JP10125595A JPH0840948A JP H0840948 A JPH0840948 A JP H0840948A JP 7101255 A JP7101255 A JP 7101255A JP 10125595 A JP10125595 A JP 10125595A JP H0840948 A JPH0840948 A JP H0840948A
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Steffen Haber
シュテフェン・ハバー
Javier Manero
ヤフィーア・マネロ
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の技術の不利な点を解消する、芳香族ホ
ウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフルオ
ロアルキルスルホネートと交差結合する方法を提供す
る。 【構成】 触媒としての金属パラジウムの存在下に芳香
族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフ
ルオロアルキルスルホネートと交差結合することにより
多環式芳香族化合物を製造する方法であって、反応にお
いて、 a) 少なくとも1種の水溶性錯化配位子、及び b) 反応混合物に水性相を形成するための十分な水、 を加えることを含む前記方法。 【効果】 本発明の反応は化学選択的に進行し、エステ
ルあるいはニトリルのような親電子的な基でさえも、反
応の進行に有害な影響を与えない。本発明の水溶性錯化
配位子の水性相中での使用により、非常に高い収率と同
時に非常に高い純度で、そして特に錯化配位子による汚
染なしに多環式芳香族化合物を製造することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属パラジウムの触媒
作用で、芳香族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物あ
るいはペルフルオロアルキルスルホネートと交差結合
(cross-coupling)することにより多環式芳香族化合物
(polycyclic aromatic compounds) を製造するための方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】パラジウムにより触媒される、末端アル
キン類及び有機金属アルキル、アルケニル、アリルまた
はアリール化合物の、アルキル、アルケニル、アリルま
たはアリールハライド、あるいはペルフルオロアルキル
スルホネートとの交差結合反応は、有機合成の多くの分
野において長年利用の範囲が拡大されてきた(例えば、
B.M. Trost, T.R. Verhoeven in, Comprehensive Organ
ometallic Chemistry, Volume 8, p. 779 ff., Pergamo
n Press, Oxford 1982参照)。ホウ素酸類(boronic aci
ds) 及びその誘導体あるいはボラン類等のような芳香族
ホウ素化合物も、芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフ
ルオロアルキルスルホネートとの交差結合に使用されて
きた(例えば、N. Miyaura, T. Yanagi, A. Suzuki, in
Synthetic Communications 11 (1981) 513; EP-A 0 47
0 795及びEP-A0 354 434参照)。
【0003】これらに記載された方法は、有機溶媒に可
溶性のPd(0) 錯体、特にテトラキス(トリフェニルホス
ファン)パラジウム(0) を使用する、均質に触媒される
方法である。しかし、これらの方法が高い触媒のコスト
という欠点を有することは明らかであり、このため比較
的大きな生産規模(kg, t) への当該方法の経済的な移行
は困難になっている。さらに、均質な反応方法はパラジ
ウム触媒の効率的な再生を困難にしており、反応におい
て生成される製品と排出物の両方においてパラジウムに
よる汚染が起こりやすい。
【0004】また、水溶性パラジウム錯体が上記の結合
(coupling)反応に使用することができ、そして該反応
は純粋な水性系あるいは有機相及び水相を含む二相系で
行うことができることも知られている(例えば、US 5,0
43,510; A.L. Casalnuovo and J.C. Calabrese, J. Am.
Chem. Soc. 112 (1990) 4324及びJ.P. Genet et al.,
Synlett 1992, 715参照)。ここでは例えばトリフェニ
ルホスファン-3,3',3"-トリスルホン酸三ナトリウム(tp
pts) のような水溶性ホスファン配位子を使用して水溶
性パラジウム錯体を得ている。しかし、これらの方法は
水性相中で完全に均一に実施され、やはり上記したよう
な欠点を有し、二相系については有機相へのパラジウム
の飛沫同伴(entrainment)が見られる。
【0005】従って、触媒の不均質な使用による、これ
らの問題を回避する方法が開発された。ドイツ特許39 3
0 663 は液晶化合物の製造方法を記載しており、ここで
はハロゲン化物及びホウ素酸類を含む有機金属化合物
が、所望の場合には支持材料に保持された金属パラジウ
ムを使用して金属アルコキシドの存在下または不存在下
に不活性溶媒中で反応させられる。この方法では触媒コ
ストを有意に下げることができ、反応終了後には容易に
パラジウムを再生できるが、この方法は必ずしも所望の
結合生成物を満足な収率及び十分な純度で生成するもの
ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、前記した欠点を少なくとも部分的に解消する、芳香
族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフ
ルオロアルキルスルホネートと結合する方法を見出すこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】今回、驚くべきことなが
ら、塩基、触媒量の金属パラジウム及び少なくとも1種
の水溶性錯化配位子(water-soluble complexing ligan
d) の存在下における水性反応媒体中での例えばホウ素
酸類(boronic acids) のような芳香族ホウ素化合物と芳
香族ハロゲン化合物あるいはペルフルオロアルキルスル
ホネートとの反応が、優れた収率と非常に高い純度で多
環式芳香族化合物(polycyclic aromatic compounds) を
生成することが見出された。従って本発明は、触媒とし
ての金属パラジウムの存在下に芳香族ホウ素化合物を芳
香族ハロゲン化合物あるいはペルフルオロアルキルスル
ホネートと交差結合することにより多環式芳香族化合物
を製造する方法であって、反応において、 a) 少なくとも1種の水溶性錯化配位子、及び b) 反応混合物に水性相を形成するための十分な水、 を加えることを含む前記方法を提供するものである。
【0008】本発明の反応は化学選択的に(chemoselect
ively)進行し、エステルあるいはニトリルのような親電
子的な基でさえも、反応の進行に有害な影響を与えな
い。本発明の水溶性錯化配位子の水性相中での使用によ
り、非常に良好な収率と同時に非常に高い純度で、そし
て特に錯化配位子による汚染なしに多環式芳香族化合物
を製造することが可能となる。さらに、反応が完了した
後に固体として存在するパラジウム金属は容易に分離
し、再生し、触媒反応工程に再利用でき、これによりさ
らにプロセスのコストが下がり、廃棄物中のパラジウム
の存在が避けられる。
【0009】本発明の方法を実施するためには、芳香族
ホウ素化合物、芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフル
オロアルキルスルホネート、塩基、触媒量の金属パラジ
ウム及び水溶性配位子を、水または好ましくは水と1種
以上の不活性有機溶媒との混合物に加え、0℃〜200
℃、好ましくは30℃〜170 ℃、特に好ましくは50℃〜15
0℃、最も好ましくは60℃〜120 ℃の温度で1時間〜100
時間、好ましくは5時間〜70時間、特に好ましくは5
時間〜50時間攪拌する。反応が完了した後、固体として
得られるPd触媒を例えば濾過により分離し、粗生成物か
ら溶媒(単数または複数)を除去する。完全には水溶性
ではない生成物の場合は、粗生成物からの水相の分離の
間に配位子を完全に分離する。当業者に知られる、それ
ぞれの生成物に適合した方法、例えば再結晶、蒸留、昇
華、ゾーン溶融、融解結晶(melt crystallization)ある
いはクロマトグラフィー等により続いてさらに精製を行
うことができる。
【0010】本発明の方法は、水性相及び固相、即ち触
媒を含む二相系で行うことができる。この場合水性相は
水に加えて水溶性有機溶媒を含むことができる。しかし
反応は、水性相、有機相、及び固体触媒相を含む三相系
で行うのが好ましい。これは特に、使用する出発物質あ
るいは本発明により製造される生成物が完全には水溶性
ではない場合に当てはまる。本発明の方法に適する有機
溶媒は、例えば、ジエチルエーテル、ジメトキシメタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル、t-
ブチルメチルエーテル等のエーテル、ヘキサン、イソヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素、メタノール、エタノール、
1-プロパノール、2-プロパノール、エチレングリコー
ル、1-ブタノール、2-ブタノール、t-ブタノール等のア
ルコール、アセトン、エチルメチルケトン、イソブチル
メチルケトン等のケトン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、N-メチルピロリドン等のアミド、ア
セトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル等の
ニトリル、及びこれらの混合物である。
【0011】好ましい有機溶媒は、ジメトキシエタン、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル等のエー
テル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の炭化水素、メタノール、エ
タノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノ
ール、2-ブタノール、t-ブタノール、エチレングリコー
ル等のアルコール、エチルメチルケトン、イソブチルメ
チルケトン等のケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、N-メチルピロリドン等のアミド、及び
これらの混合物である。特に好ましい溶媒は、ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン等のエーテル、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素、
エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタ
ノール、t-ブタノール等のアルコール、及びこれらの混
合物である。
【0012】本発明の方法の特に好ましい態様において
は、水、1種以上の水に不溶性の溶媒、及び1種以上の
水に可溶性の溶媒を使用する。例としては、水、トルエ
ン及びエタノールの混合物、水、トルエン及びテトラヒ
ドロフランの混合物、水、トルエン及びアセトニトリル
の混合物が挙げられ、それぞれについて1:2:1の容
量比であることが好ましい。本発明の方法に好ましく使
用される塩基は、アルカリ金属及びアルカリ土類金属水
酸化物、アルカリ金属及びアルカリ土類金属炭酸塩、ア
ルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属及びアルカリ土類
金属酢酸塩、アルカリ金属及びアルカリ土類金属アルコ
キシド及び1級、2級及び3級アミンである。
【0013】特に好ましいものはアルカリ金属及びアル
カリ土類金属水酸化物、アルカリ金属及びアルカリ土類
金属炭酸塩、及びアルカリ金属炭酸水素塩である。最も
好ましいのは、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムの
ようなアルカリ金属水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナト
リウム及び炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩及
びアルカリ金属炭酸水素塩である。本発明の方法におい
ては、塩基は、芳香族ホウ素化合物を基準として、好ま
しくは100 〜1000モル% 、特に好ましくは100 〜500 モ
ル% 、格別に好ましくは150 〜400 モル% 、最も好まし
くは180 〜250 モル% の割合で使用される。
【0014】使用される触媒は金属形態のパラジウムで
あり、以下単にパラジウムとのみ記載するが、好ましく
はパラジウムは粉砕された形態であるか、あるいは支持
材料上にあるもの、例えば活性炭上のパラジウム、酸化
アルミニウム上のパラジウム、炭酸バリウム上のパラジ
ウム、硫酸バリウム上のパラジウム、ケイ酸アルミニウ
ム、例えばモンモリロン石上のパラジウム、SiO2上のパ
ラジウム及び炭酸カルシウム上のパラジウムであり、そ
れぞれの場合、0.5 〜10重量% のパラジウム含量を有す
るものである。特に好ましいのは、粉砕された形態のパ
ラジウム、活性炭上のパラジウム、炭酸バリウム及び/
またはカルシウム上のパラジウム及び硫酸バリウム上の
パラジウムであり、それぞれの場合、0.5 〜10重量% の
パラジウム含量を有するものである。最も好ましいの
は、5 〜10重量% のパラジウム含量を有する活性炭上の
パラジウムである。パラジウム及び支持材料に加えてさ
らに鉛のようなドーパントを含む触媒(リンドラー触
媒)を使用することも可能である。
【0015】本発明の方法においては、パラジウム触媒
は、芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフルオロアルキ
ルスルホネートを基準として、0.01〜10モル% 、好まし
くは0.05〜5 モル% 、特に好ましくは0.1 〜3 モル% 、
最も好ましくは0.1 〜1.5 モル% の割合で使用される。
本発明の方法に適する水溶性配位子は、例えば、スルホ
ン酸塩及び/もしくはスルホン酸基及び/またはカルボ
ン酸塩及び/もしくはカルボン酸基及び/またはホスホ
ン酸塩及び/もしくはホスホン酸基及び/またはホスホ
ニウム基及び/またはペルアルキルアンモニウム基及び
/またはヒドロキシ基及び/または適当な鎖長を有する
ポリエーテル基を含む。
【0016】水溶性配位子の好ましい種類は、上記の基
により置換された下記の種類の化合物、即ちトリアルキ
ルホスファン、トリシクロアルキルホスファン、トリア
リールホスファン、ジアルキルアリールホスファン、ア
ルキルジアリールホスファン等のホスファン類(phospha
nes)、トリピリジルホスファン及びトリフリルホスファ
ンのようなヘテロアリールホスファン類であって、リン
上の3つの置換基が同一あるいは異なってもよく、キラ
ルもしくは非キラルであり、配位子の1以上が複数のホ
スファンのリン基(phosphorus group)に結合でき、この
結合の一部が1種以上の金属原子であり得るもの、亜リ
ン酸塩類(ホスフィット類, phosphites) 、亜ホスフィ
ン酸エステル類(phosphinous esters)、亜ホスホン酸エ
ステル類(phosphonous esters)、ホスホール類(phospho
ls)、ジベンゾホスホール類及びリン原子を含む環式も
しくはオリゴ環式及び多環式化合物である。
【0017】水溶性錯化配位子の別の適当な例には、例
えば、上記に挙げた基により修飾されたビピリジン類、
フェナントロリン類、ポルフィリン類及びアリザリン類
が含まれる。
【0018】好ましく使用される水溶性ホスファンは式
(I) 〜(VII) のものである。
【化3】
【化4】
【0019】式中、記号及び指数は以下の意味を有す
る。 Aryl :1以上の置換基Rを有していてもよいフェニルま
たはナフチル基、 Alkyl:1〜8個の炭素原子を有する直鎖または分岐アル
キル基、 R, R':1〜18個の炭素原子を有するアルキル、アリール
またはアラルキル、 M :アルカリ金属、アルカリ土類金属またはNR4 、 X :ハロゲン、BF4 、OSO2CF3 、1/2[SO4]、 l, m :1〜8 n, o, p, q: 0、1〜8 s :0、1〜3
【0020】特に好ましい水溶性錯化配位子の例を以下
に示す(特に示さない限り、Rは式(I) 〜(VII) に示し
た意味を有する)。 1. スルホン化ホスファン
【化5】 (M=Na,NR4;n=1, 2, 3および6、p−および/ま
たはo−スルフィン化)
【化6】 R3-nP(p-C6H4SO3K) n R = C6H5、2-ピリジル、3-ピリ
ジル; n = 1-3 P[p-OC6H4SO3(NH(i-オクチル)3]3 1.1 辺縁部に親水性基を有するホスファン
【化7】
【0021】2. 4級化アミノアルキル及びアミノアリ
ール置換基を有するホスファン
【化8】 Y = -CH2CH2-、-CH(CH3)CH2-、-CH2CH(CH3)CH2- ; R =
CH3 ; X = I- 、Bu- 、Cl- 、OSO2CF3 - 、BF4 -
【0022】3. カルボキシル化ホスファン
【化9】
【0023】4. ヒドロキシアルキルまたはポリエーテ
ル置換基を有するホスフェート
【化10】
【0024】5. ホスフィノアルキルホスホニウム塩
【化11】
【0025】6. 亜リン酸塩(ホスフィット)(Phosph
ites) P[-OC6H4SO3{NH(i- オクチル)3}]3 最も好ましい水溶性ホスフィン配位子は以下のものであ
る。
【化12】
【0026】本発明の方法においては、水溶性配位子
は、芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフルオロアルキ
ルスルホネートを基準として、0.01〜20モル% 、好まし
くは0.05〜15モル% 、特に好ましくは0.05〜10モル% 、
最も好ましくは0.1 〜6 モル%の割合で使用される。所
望の場合は、2種以上の異なる水溶性配位子の混合物を
使用することもできる。本発明に従って使用される水溶
性錯化配位子は文献により多くのものが知られている。
合成については、例えば、W.A. Herrmann and C.W. Koh
lpainter, Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 32 (1993) 15
24及びそこに引用された文献に記載されており、あるい
は文献中に公知であり当業者によく知られている方法に
より実施できる。BINAS の製造は、例えば、ドイツ特許
出願P 42 44 274 に記載されている。
【0027】本発明の方法の出発化合物の一方は、式(V
III)の芳香族ホウ素化合物である。 Aryl-BQ1Q2 (VIII) 式中、Arylは芳香族基であり、Q1、Q2は同一であるかま
たは異なり、それぞれ-OH 、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-
アルキル、非置換またはC1-C4-アルキル、C1-C4-アルコ
キシもしくはハロゲンで置換されていてもよいフェニ
ル、またはハロゲンであり、あるいはQ1及びQ2は両者で
C1-C4-アルキレンジオキシ基、非置換であるか1または
2のC1-C4-アルキル基で置換されていてもよいメチレン
基を形成するか、あるいはQ1及びQ2及びホウ素原子は共
に式(IX):
【化13】 のボロキシン環の部分である。
【0028】好ましいのは、式(X) の芳香族ホウ素化合
物である。 R1(-A1)k(-M1)l-A2-BQ1Q2 (X) 式中、R1、A1、A2、M1、Q1、Q2、k 及びl は以下の意味
を有する。R1は、ベンジルオキシ、H 、F 、Cl、Br、-N
C 、-CN 、-CF3、-OCF3 または直鎖もしくは分岐鎖(不
斉炭素原子を有するか有しない)の1〜18個の炭素原子
を有するアルキル基であり、1または隣接しない2の-C
H2- 基は-O- 、-S- 、-CO-、-CO-O-、-O-CO-、-CO-S-、
-S-CO-、-O-CO-O-、-CH=CH- 、-C≡C-、-SO2- 、-CON
(H, C1-C8-アルキル)-、
【化14】 または-Si(CH3)2-に置き換えることができ、また前記ア
ルキル基の1以上の水素原子はF、Cl、BrまたはCNで置
き換えることができる;
【0029】A1は、1,4-フェニレン、ピラジン-2,5- ジ
イル、ピリダジン-3,6- ジイル、ピリジン-2,5- ジイ
ル、ピリミジン-2,5- ジイル、トランス-1,4- シクロヘ
キシレン、ナフタレン-2,6- ジイル、ここで1以上の水
素原子は同一または異なる置換基Lで置き換えることが
でき、LはR1について記載した意味を有するか、4,4-ジ
メチルイソオキサゾリンであり、シクロヘキシレンの1
または隣接しない2の-CH2- 基は-O- または-S- に置き
換えることができ、あるいは1,3,4-チアジアゾール-2,5
- ジイル、1,3-チアゾール-2,4- ジイル、1,3-チアゾー
ル-2,5- ジイル、チオフェン-2,4- ジイル、チオフェン
-2,5- ジイル、ピペラジン-1,4- ジイル、ピペラジン-
2,5- ジイル、ピペリジン-1,4- ジイル、ビシクロ[2.2.
2] オクタン-1,4- ジイル、1,3-ジオキサボリナン-2,5-
ジイルまたはトランス- デカリン-2,6- ジイルであ
る;A2は、1,4-フェニレン、ピラジン-2,5- ジイル、ピ
リダジン-3,6- ジイル、ピリジン-2,5- ジイル、ピリミ
ジン-2,5- ジイル、ナフタレン-2,6- ジイル、ここで1
以上の水素原子は同一または異なる置換基Lで置き換え
ることができ、LはR1について記載した意味を有する
か、4,4-ジメチルイソオキサゾリンであり、あるいは1,
3,4-チアジアゾール-2,5- ジイル、1,3-チアゾール-2,4
- ジイル、1,3-チアゾール-2,5- ジイル、チオフェン-
2,4- ジイルまたはチオフェン-2,5- ジイルである;
【0030】M1は、-O- 、-S- 、-CO-、-CO-O-、O-CO-
、-CO-S 、-S-CO-、-O-CO-O-、-CH2-O- 、-OCH2-、-CH
2CH2- 、-CH=CH- 、-C≡C-、-CH(CN)-CH2-、-CH2-CH(C
N)-、-CH=N-、-N=CH-、-CH2CH2CH2-O- 、-OCH2CH2CH
2-、-CH2CH2CO-O-、-O-COCH2CH2-である;Q1、Q2は同一
であるかまたは異なり、それぞれ-OH 、C1-C4-アルコキ
シまたはハロゲンであり、あるいはQ1及びQ2は両者でC1
-C4-アルキレンジオキシ基を形成するか、あるいはQ1
びQ2及びホウ素原子は共に式(IX):
【化15】 のボロキシン環の部分であり、k 、l はそれぞれ独立し
て0または1である。
【0031】R1は、好ましくは、ベンジルオキシ、H 、
F 、Cl、-CF3、-OCF3 、CNまたは直鎖もしくは分岐鎖
(不斉炭素原子を有するか有しない)の1〜18個の炭素
原子を有するアルキル基であり、1または隣接しない2
の-CH2- 基は-O- 、-CO-、-CO-O-、-OCO-、-O-CO-O-、-
CH=CH- 、-C≡C-、
【化16】 または-Si(CH3)2-に置き換えることができ、前記アルキ
ル基の1以上の水素原子はF、ClまたはCNで置き換える
ことができる。
【0032】R1は、特に好ましくは、ベンジルオキシ、
H または直鎖もしくは分岐鎖(不斉炭素原子を有するか
有しない)の1〜18個の炭素原子を有するアルキル基で
あり、1または隣接しない2の-CH2- 基は-O- 、-CH=CH
- 、-C≡C-、
【化17】 または-Si(CH3)2-に置き換えることができる。
【0033】A1は、好ましくは、1,4-フェニレン、ピラ
ジン-2,5- ジイル、ピリダジン-3,6- ジイル、ナフタレ
ン-2,6- ジイル、ピリジン-2,5- ジイル、ピリミジン-
2,5-ジイル、ここで1以上の水素原子は同一または異な
る置換基Lで置き換えることができ、LはR1について記
載した意味を有し、あるいはトランス-1,4- シクロヘキ
シレン、ここで1または隣接しない2の-CH2- 基は-O-
に置き換えることができ、あるいは1,3,4-チアジアゾー
ル-2,5- ジイルまたはビシクロ[2.2.2] オクタン-1,4-
ジイルである。A1は、特に好ましくは、1,4-フェニレ
ン、2-フルオロ-1,4- フェニレン、2,3-ジフルオロ-1,4
- フェニレン、2,6-ジフルオロ-1,4- フェニレン、2,5-
ジフルオロ-1,4- フェニレンであり、またピリジン-2,5
- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイル、ここで1以上の水
素原子は同一または異なる置換基Lで置き換えることが
でき、LはR1について記載した意味を有し、あるいはト
ランス-1,4- シクロヘキシレンである。
【0034】A2は、好ましくは、1,4-フェニレン、ピラ
ジン-2,5- ジイル、ピリダジン-3,6- ジイル、ピリジン
-2,5- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイル、ナフタレン-
2,6-ジイルであり、1以上の水素原子は同一または異な
る置換基Lで置き換えることができ、LはR1について記
載した意味を有する。A2は、特に好ましくは、1,4-フェ
ニレン、2-フルオロ-1,4- フェニレン、2,3-ジフルオロ
-1,4- フェニレン、2,6-ジフルオロ-1,4- フェニレン、
2,5-ジフルオロ-1,4- フェニレンであり、またピリジン
-2,5- ジイル、またはナフタレン-2,6- ジイルであり、
1以上の水素原子は同一または異なる置換基Lで置き換
えることができ、LはR1について記載した意味を有す
る。
【0035】M1は、好ましくは、-O- 、-CO-、-CO-O-、
-O-CO-、-O-CO-O-、-CH2-O- 、-O-CH2-、-CH2-CH2- 、-
CH=CH- 、-C≡C-、-CH2CH2CH2-O- 、-O-CH2CH2CH2- 、-
CH2CH2CO-O-または-O-CO-CH2CH2- である。M1は、特に
好ましくは、-O- 、-CH2-O- 、-O-CH2- 、-CH2CH2- 、-
CH=CH- または-C≡C-である。
【0036】最も好ましいのは、以下に示す式Xa〜Xhの
芳香族ホウ素酸である。
【化18】
【化19】
【0037】使用される芳香族ホウ素化合物は、公知で
あるか、例えばHouben Weyl Methoden der Organischen
Chemie, Georg Thieme-Verlag, Stuttgart, Volume 13
/3aに記載されているような公知の方法により製造する
ことができる。即ち、例えば、芳香族アルカリ金属及び
マグネシウム化合物から、トリアルコキシボランとの反
応及びその後の加水分解によりホウ素酸、好ましくは式
IIのホウ素酸を得ることができる。本発明の方法のため
の出発化合物の第2の種類は、芳香族ハロゲン化合物あ
るいは芳香族ペルフルオロアルキルスルホネートであ
り、好ましくは式(XI)のものである。 X-A3(-M2)m(-A4)n-R2 (XI)
【0038】式中、R2、A3、A4、M2、X 、m 及びn は以
下の意味を有する。R2は、ベンジルオキシ、H 、F 、C
l、Br、-NC 、-CN 、-CF3、-OCF3 、イソオキサゾリン
または直鎖もしくは分岐鎖(不斉炭素原子を有するか有
しない)の1〜18個の炭素原子を有するアルキル基であ
り、1または隣接しない2の-CH2- 基は-O- 、-S- 、-C
O-、-CO-O-、-O-CO-、-CO-S-、-S-CO-、-O-CO-O-、-SO2
- 、-CON(H, C1-C8-アルキル)-、-CH=CH- 、-C≡C-、
【化20】 または-Si(CH3)2-に置き換えることができ、前記アルキ
ル基の1以上の水素原子はF 、Cl、Br、またはCNで置き
換えることができる;
【0039】A4は、1,4-フェニレン、ピラジン-2,5- ジ
イル、ピリダジン-3,6- ジイル、ピリジン-2,5- ジイ
ル、ピリミジン-2,5- ジイル、ナフタレン-2,6- ジイ
ル、トランス-1,4- シクロヘキシレン、ここで1または
隣接しない2の-CH2- 基は-O- または-S- に置き換える
ことができ、1以上の水素原子は同一または異なる置換
基Lで置き換えることができ、LはR1について記載した
意味を有するかもしくはCHO 、あるいは4,4-ジメチルイ
ソオキサゾリンであり、あるいは1,3,4-チアジアゾール
-2,5- ジイル、1,3-チアゾール-2,4- ジイル、1,3-チア
ゾール-2,5- ジイル、チオフェン-2,4- ジイル、チオフ
ェン-2,5- ジイル、ピペラジン-1,4- ジイル、ピペラジ
ン-2,5- ジイル、ピペリジン-1,4- ジイル、ビシクロ
[2.2.2] オクタン-1,4- ジイル、1,3-ジオキサボリナン
-2,5- ジイルまたはトランス- デカリン-2,6- ジイルで
ある;
【0040】A3は、1,4-フェニレン、ピラジン-2,5- ジ
イル、ピリダジン-3,6- ジイル、ピリジン-2,5- ジイ
ル、ピリミジン-2,5- ジイル、ナフタレン-2,6- ジイル
であり、1以上の水素原子は同一または異なる置換基L
で置き換えることができ、LはR1について記載した意味
を有するかもしくはCHO 、あるいは4,4-ジメチルイソオ
キサゾリンであり、あるいは1,3,4-チアジアゾール-2,5
- ジイル、1,3-チアゾール-2,4- ジイル、1,3-チアゾー
ル-2,5- ジイル、チオフェン-2,4- ジイルまたはチオフ
ェン-2,5- ジイルである;M1は、-O- 、-S- 、-CO-、-C
O-O-、O-CO- 、-CO-S 、-S-CO-、-O-CO-O-、-CH2-O- 、
-OCH2-、-CH2CH2- 、-CH=CH- 、-C≡C-、-CH(CN)-CH
2-、-CH2-CH(CN)-、-CH=N-、-N=CH-、-CH2CH2CH2-O- 、
-OCH2CH2CH2-、-CH2CH2CO-O-、-O-COCH2CH2-である;X
は塩素、臭素、ヨウ素または-OSO2-CpF2p+1であり、p
は1〜10の整数であり;m 、n はそれぞれ互いに独立し
て0または1である。
【0041】R2は、好ましくは、ベンジルオキシ、H 、
F 、Cl、Br、-CN 、-CF3、-OCF3 または直鎖もしくは分
岐鎖(不斉炭素原子を有するか有しない)の1〜18個の
炭素原子を有するアルキル基であり、1または隣接しな
い2の-CH2- 基は-O- 、-CO-、-CO-O-、-O-CO-、-O-CO-
O-、-CH=CH- 、-C≡C-、
【化21】 または-Si(CH3)2-に置き換えることができ、前記アルキ
ル基の1以上の水素原子はF 、ClまたはCNで置き換える
ことができる。
【0042】R2は、特に好ましくは、ベンジルオキシ、
H 、Cl、Brまたは直鎖もしくは分岐鎖(不斉炭素原子を
有するか有しない)の1〜18個の炭素原子を有するアル
キル基であり、1または隣接しない2の-CH2- 基は-O-
、-CO-、-CO-O-、-O- 、-O-CO-、-O-CO-O-、-CH=CH-
、-C≡C-、
【化22】 または-Si(CH3)2-に置き換えることができる。
【0043】A3は、好ましくは、1,4-フェニレン、ピラ
ジン-2,5- ジイル、ピリダジン-3,6- ジイル、ピリジン
-2,5- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイル、ナフタレン-
2,6-ジイルであり、1以上の水素原子は同一または異な
る置換基Lで置き換えることができ、LはR1について記
載した意味を有するかあるいはCHO もしくは4,4-ジメチ
ルイソオキサゾリンであり、あるいは1,3,4-チアジアゾ
ール-2,5- ジイルである。A3は、特に好ましくは、1,4-
フェニレン、2-フルオロ-1,4- フェニレン、2,3-ジフル
オロ-1,4- フェニレン、2,6-ジフルオロ-1,4- フェニレ
ン、2,5-ジフルオロ-1,4- フェニレンであり、またピラ
ジン-2,5- ジイル、ピリダジン-2,5- ジイル、ピリミジ
ン-2,5- ジイルまたはナフタレン-2,6- ジイルであり、
1以上の水素原子は同一または異なる置換基Lで置き換
えることができ、LはR1について記載した意味を有する
かあるいはCHO もしくは4,4-ジメチルイソオキサゾリン
である。
【0044】A4は、好ましくは、1,4-フェニレン、ピラ
ジン-2,5- ジイル、ピリダジン-3,6- ジイル、ピリジン
-2,5- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイル、トランス-1,4
- シクロヘキシレン、ここで1または隣接しない2の-C
H2- 基は-O- に置き換えることができ、あるいはナフタ
レン-2,6- ジイルであり、1以上の水素原子は同一また
は異なる置換基Lで置き換えることができ、LはR1につ
いて記載した意味を有し、あるいは1,3,4-チアジアゾー
ル-2,5- ジイルまたはビシクロ[2.2.2] オクタン-1,4-
ジイルである。A4は、特に好ましくは、1,4-フェニレ
ン、2-フルオロ-1,4- フェニレン、2,3-ジフルオロ-1,4
- フェニレン、2,6-ジフルオロ-1,4- フェニレン、2,5-
ジフルオロ-1,4- フェニレンであり、またピリジン-2,5
- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイル、トランス-1,4- シ
クロヘキシレン、ナフタレン-2,6- ジイルであり、1以
上の水素原子は同一または異なる置換基Lで置き換える
ことができ、LはR1について記載した意味を有する。
【0045】M2は、好ましくは、-O- 、-CO-、-CO-O-、
-O-CO-、-O-CO-O-、-CH2-O- 、-O-CH2- 、-CH2CH2- 、-
CH=CH- 、-C≡C-、-CH2CH2CH2-O- 、-O-CH2CH2CH2- 、-
CH2CH2CO-O-または-O-CO-CH2CH2- である。M2は、特に
好ましくは、-O- 、-CO-、-CO-O-、-O-CO-、-O-CO-O-、
-CH2-O- 、-O-CH2- 、-CH2CH2- 、-CH=CH- 、-C≡C-、-
CH2CH2CH2-O- 、-O-CH2CH2CH2- 、-CH2CH2CO-O-または-
O-CO-CH2CH2である。X は、好ましくは、臭素、ヨウ素
またはOSO2-CpF2p+1 であり、ここでp は1〜10の整数
である。X は特に好ましくは臭素である。
【0046】最も好ましいのは、以下に示す式XI 1〜XI
24 の芳香族ハロゲン化合物である。
【化23】
【化24】
【化25】
【0047】式中、R2及びR3はそれぞれ、ベンジルオキ
シ、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル及び
ペンタデシルであり、またメチルオキシ、エチルオキ
シ、プロピルオキシ、ブチルオキシ、ペンチルオキシ、
ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノ
ニルオキシ、デシルオキシ、ウンデシルオキシ、ドデシ
ルオキシ、トリデシルオキシ、テトラデシルオキシ及び
ペンタデシルオキシである。
【0048】使用する芳香族ハロゲン化合物及びペルフ
ルオロアルキルスルホネートは、公知であるか、例えば
Houben Weyl, Methoden der Organischen Chemie, Geor
g Thieme Verlag, Stuttgart, Volumes 5/3 and 5/4に
記載されているような公知の方法により製造することが
できる。例えば、芳香族ハロゲン化物は、対応するジア
ゾニウム塩のジアゾニウム基を塩素、臭素またはヨウ素
で置き換えることにより得ることができる。さらに、ヒ
ドロキシ窒素ヘテロ環は、三ハロゲン化リン及びオキシ
三ハロゲン化リンによって対応するハロゲン化物に変換
することができる。
【0049】芳香族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合
物あるいはペルフルオロアルキルスルホネートと交差結
合するための本発明の方法は、同様に式XIの化合物を製
造するために使用することができる。X がOSO2-CnH2n+1
である式III のペルフルオロアルキルスルホネート
は、X がヒドロキシル基である対応する式III のアルコ
ールを、ペルフルオロアルカンスルホン酸またはその反
応性誘導体でエステル化することにより製造できる。対
応するペルフルオロアルカンスルホン酸は公知である。
このペルフルオロアルカンスルホン酸の適当な反応性誘
導体は、特に酸ハロゲン化物、主に塩化物及び臭化物、
並びに無水物である。
【0050】本発明の方法の生成物は多環式芳香族化合
物である。本発明の方法において形成される好ましい生
成物は、式(XII) の化合物である。 R1(-A1)k(-M1)l-A2-A3(-M2)m(-A4)n-R2 (XII) 式中、R1及びR2はそれぞれ互いに独立して、ベンジルオ
キシ、H 、F 、Cl、Br、-NC 、-CN 、-CF3、-OCF3 また
は直鎖もしくは分岐鎖(不斉炭素原子を有するか有しな
い)の1〜18個の炭素原子を有するアルキル基であり
得、1または隣接しない2の-CH2- 基は-O- 、-S- 、-C
O-、-CO-O-、-O-CO-、-CO-S-、-S-CO-、-O-CO-O-、-CH=
CH- 、-C≡C-、-SO2- 、-CON(H, C1-C8-アルキル)-、
【化26】 または-Si(CH3)2-に置き換えることができ、前記アルキ
ル基の1以上の水素原子はF、Cl、Br、またはCNで置き
換えることができる;
【0051】A1及びA4はそれぞれ互いに独立して、1,4-
フェニレン、ピラジン-2,5- ジイル、ピリダジン-3,6-
ジイル、ピリジン-2,5- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイ
ル、ナフタレン-2,6- ジイル、トランス-1,4- シクロヘ
キシレン、ここで1または隣接しない2の-CH2- 基は-O
- または-S- に置き換えることができ、1以上の水素原
子は同一または異なる置換基Lで置き換えることがで
き、LはR1について記載した意味を有するか、4,4-ジメ
チルイソオキサゾリンであり、あるいは1,3,4-チアジア
ゾール-2,5- ジイル、1,3-チアゾール-2,4- ジイル、1,
3-チアゾール-2,5- ジイル、チオフェン-2,4- ジイル、
チオフェン-2,5- ジイル、ピペラジン-1,4- ジイル、ピ
ペラジン-2,5- ジイル、ピペリジン-1,4- ジイル、ビシ
クロ[2.2.2] オクタン-1,4- ジイル、1,3-ジオキサボリ
ナン-2,5- ジイルまたはトランス-デカリン-2,6- ジイ
ルであり得る;
【0052】A2及びA3はそれぞれ互いに独立して、1,4-
フェニレン、ピラジン-2,5- ジイル、ピリダジン-3,6-
ジイル、ピリジン-2,5- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイ
ル、ナフタレン-2,6- ジイルであり、ここで1以上の水
素原子は同一または異なる置換基Lで置き換えることが
でき、LはR1について記載した意味を有するか、4,4-ジ
メチルイソオキサゾリン、もしくはA3の場合はCHO でも
よく、あるいは1,3,4-チアジアゾール-2,5- ジイル、1,
3-チアゾール-2,4- ジイル、1,3-チアゾール-2,5- ジイ
ル、チオフェン-2,4- ジイルまたはチオフェン-2,5- ジ
イルであり得る;M1及びM2はそれぞれ互いに独立して、
-O- 、-S- 、-CO-、-CO-O-、O-CO- 、-CO-S 、-S-CO-、
-O-CO-O-、-CH2-O- 、-OCH2-、-CH2CH2- 、-CH=CH- 、-
C≡C-、-CH(CN)-CH2-、-CH2-CH(CN)-、-CH=N-、-N=CH
-、-CH2CH2CH2-O- 、-OCH2CH2CH2-、-CH2CH2CO-O-、-O-
COCH2CH2-であり得る;k 、l 、m 、n はそれぞれ互い
に独立して、0または1である。
【0053】R1、R2、A1、A2、A3、A4、M1、M2、k 、l
、m 、n の好ましい種類及び特に好ましい種類は式II
及びIII について記載したものである。最も好ましいも
のは、以下に記載する式XII 1 〜XII 94の化合物であ
る。
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【0054】式中、R1、R2及びR3はそれぞれ、ベンジル
オキシ、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
ル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル
及びペンタデシルであり、またメトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ、ヘプト
キシ、オクトキシ、ノノキシ、デコキシ、ウンデコキ
シ、ドデコキシ、トリデコキシ、テトラデコキシ及びペ
ンタデコキシである。式XII の化合物は液晶物質として
の使用に適しており、また別の液晶化合物の製造のため
の中間体として使用できる。さらに、式I の化合物は、
医薬、化粧品、殺真菌剤、除草剤、殺虫剤、染料、洗剤
及びポリマーの前駆体として、およびこれらの添加剤と
して使用される。例えば、式XII 95〜XII 100 により示
されるような本発明により製造された化合物は、特に、
アンジオテンシンII阻害剤の価値ある前駆体である(例
えば、WO-A 89/12 1201 参照)。
【0055】
【実施例】本発明をさらに下記の実施例により説明する
が、これらに限定されるものではない。使用した略語は
以下の意味を有する。 mp. = 融点 X = 結晶 S = スメクチック SC = スメクチックC SA = スメクチックA N = ネマチック I = イソトロピック
【0056】実施例1 3.1 g の2-ブロモベンゾニトリル及び2.75 gの4-メチル
フェニルホウ素酸を20ml のトルエン及び10 ml のエタ
ノール中に溶解する。溶液を0.18 g (1 モル%)の活性炭
上のパラジウム(10 重量%)及び10 ml の水中の4.47 gの
炭酸ナトリウムと混合する。次に、0.36 mmol のトリフ
ェニルホスフィン-3,3',3"- トリスルホン酸三ナトリウ
ム(TTPTS) を加える。混合物を80℃で12時間加熱する。
反応が完了した後、混合物を室温に冷却し、有機相を分
離する。水性相をジクロロメタンと振盪することにより
3回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾
燥し、その後溶媒をロータリーエバポレーターで留去す
る。残渣を50 ml のn-ヘプタンから結晶化する(2.9 gの
4-メチル-2'-シアノビフェニル) 。融点49℃。
【化47】
【0057】実施例2 3.1 g の2-ブロモベンゾニトリル及び2.75 gの4-メチル
フェニルホウ素酸を20ml のトルエン及び10 ml のエタ
ノール中に溶解する。溶液を0.018 g (0.1モル%)の活性
炭上のパラジウム(10 重量%)及び10 ml の水中の4.47 g
の炭酸ナトリウムと混合する。次に、0.036 mmolのトリ
フェニルホスフィン-3,3',3"- トリスルホン酸三ナトリ
ウム(TTPTS) を加える。混合物を80℃で18時間加熱す
る。反応が完了した後、混合物を室温に冷却し、有機相
を分離する。水性相をジクロロメタンと振盪することに
より3回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム
で乾燥し、その後溶媒をロータリーエバポレーターで留
去する。残渣を50 ml のn-ヘプタンから結晶化する(2.7
gの4-メチル-2'-シアノビフェニル) 。
【化48】
【0058】実施例3 3.1 g の2-ブロモベンゾニトリル及び2.75 gの4-メチル
フェニルホウ素酸を20ml のトルエン及び10 ml のエタ
ノール中に溶解する。溶液を0.18 g (1 モル%)の活性炭
上のパラジウム(10 重量%)及び10 ml の水中の4.47 gの
炭酸ナトリウムと混合する。次に、0.18 mmol のBINAS
を加える。混合物を80℃で12時間加熱する。反応が完了
した後、混合物を室温に冷却し、有機相を分離する。水
性相をジクロロメタンと振盪することにより3回抽出す
る。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、その
後溶媒をロータリーエバポレーターで留去する。残渣を
50mlのn-ヘプタンから結晶化する(2.55 g の4-メチル-
2'-シアノビフェニル) 。
【化49】
【0059】実施例4 3.1 g の2-ブロモベンゾニトリル及び2.75 gの4-メチル
フェニルホウ素酸を20ml のトルエン及び10 ml のエタ
ノール中に溶解する。溶液を0.018 g (0.1モル%)の活性
炭上のパラジウム(10 重量%)及び10 ml の水中の4.47 g
の炭酸ナトリウムと混合する。次に、0.018 mmolのBINA
S を加える。混合物を80℃で12時間加熱する。反応が完
了した後、混合物を室温に冷却し、有機相を分離する。
水性相をジクロロメタンと振盪することにより3回抽出
する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、そ
の後溶媒をロータリーエバポレーターで留去する。残渣
を50 ml のn-ヘプタンから結晶化する(2.45 g の4-メチ
ル-2'-シアノビフェニル)。
【化50】
【0060】実施例5 25.77 g の2-ブロモベンゾニトリル及び22.86 g の4-メ
チルフェニルホウ素酸を166 mlのトルエン及び83 ml の
エタノール中に溶解する。溶液を0.15 g (0.1モル%)の
活性炭上のパラジウム(10 重量%)及び83 ml の水中の3
7.16 g の炭酸ナトリウムと混合する。次に、2.83 mmol
のTPPTS を加える。混合物を80℃で18時間加熱する。
反応が完了した後、混合物を室温に冷却し、有機相を分
離する。水性相をジクロロメタンと振盪することにより
3回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾
燥し、その後溶媒をロータリーエバポレーターで留去す
る。残渣を500 mlのn-ヘプタンから結晶化する(24.5 g
の4-メチル-2'-シアノビフェニル) 。
【化51】
【0061】実施例6 10.43 g (0.044 mol) の2,5-ジブロモピリミジン、10 g
(0.044 mol)の4-(フェニルメトキシ)ベンゼンホウ素
酸、0.475 g (0.00044 mol) の活性炭上のパラジウム(1
0 重量%)、TPPTS (0.001752 mol)、及び9.3 g (0.0876
mol)の炭酸ナトリウムを、100 mlのトルエン、50 ml の
エタノール及び30 ml の水中で80℃で48時間加熱する。
その後、パラジウム触媒を80℃で濾過により反応混合物
から分離する。反応混合物の水性下相を80℃で分離し、
その後有機相の溶媒をロータリーエバポレーターで留去
し、有機相を高真空(high vacuum)下で乾燥する。こ
のようにして得られた粗生成物をアセトニトリル(300 m
l)から結晶化し、14.5 g (2,5-ジブロモピリミジンに基
づいて収率93%)の5-ブロモ-2-[4-(フェニルメトキシ)
フェニル] ピリミジンを得る(HPLC による含量: 98%)。
【化52】
【0062】実施例7 27.7 g (100 mmol) の5-[1,3,2] ジオキサボロラン-2-
イル-2- オクチルオキシピリジン及び28.9 g (100 mmo
l) の5-ブロモ-2- オクチルオキシピリミジン、0.53 g
(0.5 mmol) の活性炭上のパラジウム、2 mmolのBINAS
及び21.2 g (200mmol) の炭酸ナトリウムを使用して、
実施例6の手順を繰り返す。これによりシリカゲルでの
クロマトグラフィーの後、39.7 g (96%)の生成物を得
る。
【化53】 相順序: X 64 SC 67 SA 91 I
【0063】実施例8 24.3 g (100 mmol) の2-ブロモ-5- ヘキシルピリミジン
及び21.9 g (100 mmol) の4-ヘキシルオキシベンゼンホ
ウ素酸、0.53 g (0.5 mmol) の活性炭上のパラジウム、
2 mmolのBINAS 及び21.2 g (200 mmol) の炭酸ナトリウ
ムを使用して、実施例6の手順を繰り返す。これにより
シリカゲルでのクロマトグラフィーの後、32.3 g (95%)
の生成物を得る。
【化54】 相順序: X1 15 X2 32 N 61 I
【0064】実施例9 3.1 g の2-ブロモベンゾニトリル及び3.9 g のp-(ベン
ジルオキシ)-フェニルホウ素酸を20 ml のトルエン及
び10 ml のエタノール中に溶解する。溶液を0.18 g (1
モル%)の活性炭上のパラジウム(10 重量%)及び10 ml の
水中の4.47 gの炭酸ナトリウムと混合する。次に、0.36
mmol のTPPTS を加える。混合物を80℃で12時間加熱す
る。反応が完了した後、混合物を室温に冷却し、有機相
を分離する。水性相をジクロロメタンと振盪することに
より3回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム
で乾燥し、その後溶媒をロータリーエバポレーターで留
去する。残渣を50 ml のn-ヘプタンから結晶化する(4.3
6 g の4-(ベンジルオキシ)-2'-シアノビフェニル) 。
【化55】
【0065】実施例10 3.1 g の2-ブロモベンゾニトリル及び3.9 g のp-(ベン
ジルオキシ)-フェニルホウ素酸を20 ml のトルエン及
び10 ml のエタノール中に溶解する。溶液を0.18 g (1
モル%)の活性炭上のパラジウム(10 重量%)及び10 ml の
水中の4.47 gの炭酸ナトリウムと混合する。次に、0.18
mmol のBINAS を加える。混合物を80℃で12時間加熱す
る。反応が完了した後、混合物を室温に冷却し、有機相
を分離する。水性相をジクロロメタンと振盪することに
より3回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム
で乾燥し、その後溶媒をロータリーエバポレーターで留
去する。残渣を50 ml のn-ヘプタンから結晶化する(4.3
gの4-(ベンジルオキシ)-2'-シアノビフェニル) 。
【化56】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 31/16 X C07B 61/00 300 C07C 1/32 13/28 15/14 69/017 Z 9546−4H 233/65 9547−4H 255/50 317/14 7419−4H C07D 211/08 237/08 239/26 241/12 261/08 277/22 285/12 401/04 239 C09K 19/12 9279−4H 19/30 9279−4H 19/32 9279−4H 19/34 9279−4H

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒としての金属パラジウムの存在下に
    芳香族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物あるいはペ
    ルフルオロアルキルスルホネートと交差結合することに
    より多環式芳香族化合物を製造する方法であって、反応
    において、 a) 少なくとも1種の水溶性錯化配位子、及び b) 反応混合物に水性相を形成するために十分な水、 を加えることを含む前記方法。
  2. 【請求項2】 式(XII): R1(-A1)k(-M1)l-A2-A3(-M2)m(-A4)n-R2 (XII) (式中、R1及びR2はそれぞれ互いに独立して、ベンジル
    オキシ、H 、F 、Cl、Br、-NC 、-CN 、-CF3、-OCF3
    たは直鎖もしくは分岐鎖(不斉炭素原子を有するか有し
    ない)の1〜18個の炭素原子を有するアルキル基であ
    り、1または隣接しない2の-CH2- 基は-O- 、-S- 、-C
    O-、-CO-O-、-O-CO-、-CO-S-、-S-CO-、-O-CO-O-、-CH=
    CH- 、-C≡C-、-SO2- 、-CON(H, C1-C8-アルキル)-、 【化1】 または-Si(CH3)2-に置き換えることができ、前記アルキ
    ル基の1以上の水素原子はF 、Cl、Br、またはCNで置き
    換えることができ、 A1及びA4はそれぞれ互いに独立して、1,4-フェニレン、
    ピラジン-2,5- ジイル、ピリダジン-3,6- ジイル、ピリ
    ジン-2,5- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイル、ナフタレ
    ン-2,6- ジイル、トランス-1,4- シクロヘキシレン、こ
    こで1または隣接しない2の-CH2- 基は-O- またはS に
    置き換えることができ、1以上の水素原子は同一または
    異なる置換基Lで置き換えることができ、LはR1につい
    て記載した意味を有するか、4,4-ジメチルイソオキサゾ
    リンであり、あるいは1,3,4-チアジアゾール-2,5- ジイ
    ル、1,3-チアゾール-2,4- ジイル、1,3-チアゾール-2,5
    -ジイル、チオフェン-2,4- ジイル、チオフェン-2,5-
    ジイル、ピペラジン-1,4-ジイル、ピペラジン-2,5- ジ
    イル、ピペリジン-1,4- ジイル、ビシクロ[2.2.2]オク
    タン-1,4- ジイル、1,3-ジオキサボリナン-2,5- ジイル
    またはトランス- デカリン-2,6- ジイルであり得、 A2及びA3はそれぞれ互いに独立して、1,4-フェニレン、
    ピラジン-2,5- ジイル、ピリダジン-3,6- ジイル、ピリ
    ジン-2,5- ジイル、ピリミジン-2,5- ジイル、ナフタレ
    ン-2,6- ジイル、ここで1以上の水素原子は同一または
    異なる置換基Lで置き換えることができ、LはR1につい
    て記載した意味を有するか、4,4-ジメチルイソオキサゾ
    リン、もしくはA3の場合はCHO でもあり、あるいは1,3,
    4-チアジアゾール-2,5- ジイル、1,3-チアゾール-2,4-
    ジイル、1,3-チアゾール-2,5- ジイル、チオフェン-2,4
    - ジイルまたはチオフェン-2,5- ジイルであり得、 M1及びM2はそれぞれ互いに独立して、-O- 、-S- 、-CO
    -、-CO-O-、O-CO- 、-CO-S 、-S-CO-、-O-CO-O-、-CH2-
    O- 、-OCH2-、-CH2CH2-、-CH=CH- 、-C≡C-、-CH(CN)-C
    H2-、-CH2-CH(CN)-、-CH=N-、-N=CH-、-CH2CH2CH2-O-
    、-OCH2CH2CH2-、-CH2CH2CO-O-、-O-COCH2CH2-であり
    得、 k 、l 、m 、n はそれぞれ互いに独立して、0または1
    である)の多環式芳香族化合物を、 式(VII): R1(-A1)k(-M1)l-A2-BQ1Q2 (VII) (式中、R1、A1、A2、M1、k 及びl は上記の意味を有
    し、 Q1、Q2は同一であるかまたは異なり、それぞれ-OH 、C1
    -C4-アルコキシ、C1-C4-アルキル、非置換であるかC1-C
    4-アルキル、C1-C4-アルコキシもしくはハロゲンで置換
    されていてもよいフェニル、またはハロゲンであり、あ
    るいはQ1及びQ2は両者でC1-C4-アルキレンジオキシ基、
    非置換であるか1または2のC1-C4-アルキル基で置換さ
    れていてもよいメチレン基を形成するか、あるいはQ1
    びQ2及びホウ素原子は共に式(IX): 【化2】 のボロキシン環の部分である)の芳香族ボロン化合物を
    式(XI): X-A3(-M2)m(-A4)n-R2 (XI) (式中、R2、R3、A3、A4、M2、m 及びn は上記の意味を
    有し、X は塩素、臭素、ヨウ素またはOSO2-CpF2p+1
    あり、p は1〜10の整数である)の化合物と反応させる
    ことにより製造する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 使用される水溶性錯化配位子が、ホスフ
    ァン、ホスフィット、亜ホスホン酸エステル、亜ホスフ
    ィン酸エステル、ホスホール、ビピリジン、フェナント
    ロリン、ポルフィリン及びアリザリンからなる群から選
    択される少なくとも1種の化合物である請求項1または
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 水溶性配位子が、芳香族ハロゲン化合物
    あるいは芳香族ペルフルオロアルキルスルホネートに基
    づいて0.1 〜20モル% の割合で添加される請求項3に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 使用される塩基が、アルカリ金属及びア
    ルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属及びアルカリ土
    類金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属
    及びアルカリ土類金属酢酸塩、アルカリ金属及びアルカ
    リ土類金属アルコキシド及び1級、2級及び3級アミン
    からなる群から選択される少なくとも1の化合物である
    請求項1〜4の1以上に記載の方法。
  6. 【請求項6】 塩基が、芳香族ホウ素酸に基づいて100
    〜500 モル% の割合で使用される請求項5に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 50〜150 ℃の間の温度で行われる請求項
    1〜6の1以上に記載の方法。
  8. 【請求項8】 交差結合反応が、水と、エーテル、炭化
    水素、アルコール、ケトン、アミド及びニトリルからな
    る群から選択される少なくとも1種の化合物とを含む溶
    媒混合物中で行われる請求項1〜7の1以上に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 使用される触媒が、粉砕された形態のパ
    ラジウム、活性炭上のパラジウム、酸化アルミニウム上
    のパラジウム、硫酸バリウム上のパラジウムまたは炭酸
    カルシウム上のパラジウムであり、それぞれの場合につ
    いて0.5 〜10重量% のパラジウム含量を有するものであ
    る請求項1〜8の1以上に記載の方法。
  10. 【請求項10】 液晶混合物中の成分としての、または
    液晶混合物用成分の合成における中間体としての請求項
    1〜9の1以上に記載の方法を使用して製造された化合
    物の使用。
  11. 【請求項11】 アンジオテンシンII阻害剤合成におけ
    る中間体としての請求項1〜9の1以上に記載の方法を
    使用して製造された化合物の使用。
JP7101255A 1994-04-26 1995-04-25 芳香族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物あるいはペルフルオロアルキルスルホネートと交差結合するための方法 Pending JPH0840948A (ja)

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