JPH0841183A - キサンテンポリマーおよびキサンテンコポリマーならびにそれらの製法 - Google Patents

キサンテンポリマーおよびキサンテンコポリマーならびにそれらの製法

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JPH0841183A
JPH0841183A JP7059588A JP5958895A JPH0841183A JP H0841183 A JPH0841183 A JP H0841183A JP 7059588 A JP7059588 A JP 7059588A JP 5958895 A JP5958895 A JP 5958895A JP H0841183 A JPH0841183 A JP H0841183A
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xanthene
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dimethylxanthene
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JP7059588A
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Andrew J Caruso
アンドリュー・ジェームズ・カルソ
Julia Lam Lee
ジュリア・ラム・リー
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/16—Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08G63/18—Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings
    • C08G63/181—Acids containing aromatic rings
    • C08G63/185—Acids containing aromatic rings containing two or more aromatic rings
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/66—Polyesters containing oxygen in the form of ether groups
    • C08G63/668—Polyesters containing oxygen in the form of ether groups derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高性能のキサンテン含有熱可塑性プラスチック
材料であるキサンテンポリエステル、キサンテンポリア
ミドおよびこれらのコポリマーの提供 【構成】アルキレンジオール、環式脂肪族ジオール、芳
香族ジオールまたはオルガノジアミンとキサンテンジカ
ルボン酸エステルまたはキサンテンジカルボン酸ハロゲ
ン化物との反応により得られるキサンテンポリエステル
またはキサンテンポリアミドが提供される。これらの非
晶質または結晶質でフィルム形成性の高性能熱可塑性プ
ラスチック材料は自動車用途に有用であり、キサンテン
のコポリマーおよびこのようなキサンテンポリマーのブ
レンドも包含される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キサンテンポリエステ
ル、キサンテンポリアミドおよびそれらのコポリマー、
ならびにそのようなキサンテンを含有するポリマーやコ
ポリマーを合成するのに使用するエステル化法、エステ
ル交換法およびアミド化法に係る。そのようなキサンテ
ン含有ポリマーを合成するにはキサンテン含有ジカルボ
ン酸またはそれに相当する酸ハロゲン化物やエステルの
ような誘導体を使用する。
【0002】
【従来の技術】プファイファー(Pfeifer) らの米国特許
第4,714,669号では、放射線に感受性のチオキ
サントンまたはキサントンを含有する重縮合物が提供さ
れている。このようなポリマーを製造するには、チオキ
サントンジカルボン酸ジフェニル(たとえば、チオキサ
ントン‐10,10‐ジオキシド‐2,6‐ジカルボン
酸ジフェニル)またはキサントンジカルボキシレート
(たとえば、キサントン‐3,6‐ジカルボン酸ジフェ
ニル)とアルキレンジオールとを反応させる。プファイ
ファー(Pfeifer) らの報告によると、チオキサントンま
たはキサントンの重縮合物の中には熱可塑性で融点の高
いものがある。しかし、このチオキサントン構造とキサ
ントン構造は放射線に感受性であるので、これらの材料
を利用するのは光不安定性が有利である用途に限られる
ことが多い。
【0003】したがって、さまざまな応用分野、たとえ
ば高性能のフィルム、繊維、射出成形品、押出し部材、
管、電線被覆、自動車用途たとえばコネクター、コンピ
ューターハウジング、包装用フィルムなどに適用するこ
とができる高性能のキサンテン含有熱可塑性プラスチッ
ク材料、たとえばキサンテンポリエステル、キサンテン
ポリアミドおよびこれらのコポリマーが提供されれば望
ましいであろう。
【0004】同時係属中の米国特許出願第08/21
8,397号に示されているように、酸触媒の存在下で
ビスフェノールA(BPA)を含有する物質(たとえば
BPAタール)またはBPAをアルキルフェノール(た
とえばm‐クレゾール、p‐クレゾールまたはこれらの
混合物)またはジアルキルフェノール(たとえば3,4
‐ジメチルフェノール)で変換させることによってポリ
アルキル化キサンテンを作成することができる。ほぼ定
量的な収率でフェノールが生成すると共に、次式に包含
されるポリアルキル置換された9,9‐ジメチルキサン
テンが良好な収率で生成する。
【0005】
【化7】
【0006】ただしこの式中で、R、R1 、R2 および
R3 は同じかまたは異なるC(1-4) のアルキル基、およ
び同じかまたは異なるC(1-4) のアルキル基と水素とで
構成される混合物より成る群の中から選択される。これ
らのキサンテンは容易に酸化してキサンテンカルボン酸
になることができる。これらのポリアルキル化9,9‐
ジメチルキサンテンの中には、3,6位、2,7位、
2,6位または3,7位が同じでも異なっていてもよい
2つのC(1-4) アルキル基で置換されているジアルキル
キサンテンが包含される。これらのジアルキル‐9,9
‐ジメチルキサンテンは酸化して、次式より成る群の中
から選択されるキサンテンジカルボン酸になることがで
きる。
【0007】
【化8】
【0008】これらのキサンテンジカルボン酸はまた、
標準的な手法で、対応する酸ハロゲン化物やジアルキル
エステル(たとえば、2,6‐ジメチルエステル、2,
7‐ジエチルエステル、2,6‐ジプロピルエステル)
または対応するジアリールエステル(たとえば、3,6
‐ジフェニルエステル)に変換することもできる。
【0009】
【発明の概要】本発明の基礎となった発見は、後に定義
するオルガノジアミンまたはジオール(たとえば、ポリ
アルキレングリコール、環式脂肪族ジオール、または芳
香族ジオール)と、次式(1)に包含されるキサンテン
ジカルボン酸、そのエステルまたは酸ハロゲン化物とを
反応させることによって高性能のキサンテンポリエステ
ルやキサンテンポリアミドを形成することができるとい
うことである。
【0010】
【化9】
【0011】ここで、R4 とR5 は同じかまたは異なる
C(1-20)の有機基(たとえば、アルキル、アリール、ま
たはこれらの置換誘導体、たとえばハロアルキルまたは
ハロアリールであり、メチルかフェニルが好ましい)の
中から選択され、R6 とR7 は好ましくは3,6位、
2,7位、または、2,6位もしくは3,7位に結合し
ており、COOH基、−COX基および−COOR8 基
より成る群の中から選択される。なお、Xはハロゲン原
子であり、R8 はC(1-13)の有機基、たとえばアルキル
基やアリール基、好ましくはメチルかフェニルである。
上記式(1)に含まれるキサンテンジカルボン酸エステ
ルのいくつかとその製法は米国特許出願第08/21
8,397号に示されている。
【0012】これらの9,9‐二置換キサンテン二酸
(エステル)を含む高性能のキサンテンポリエステル
は、テレフタレートやナフタレン‐2,6‐二酸(エス
テル)のような公知のポリエステル成分を主体とする物
質とは違って新規であり、しかもその物理的性質におい
て著しく相違している。特に、これらの新規な物質は一
般に非晶質であって結晶化に対して抵抗性であることが
判明したが、これに対して対応するテレフタレートを主
体とするもの(PETやPBT)またはナフタレン‐
2,6‐二酸(エステル)を主体とするもの(PENや
PBN)は結晶性が高いかあるいは容易に結晶質に変換
できる。場合によっては、結晶質のキサンテンポリエス
テルも得られる。たとえば、9,9‐ジメチルキサンテ
ン‐3,6‐ジカルボン酸ジメチル、ヘキサンジオール
および1,4‐シクロヘキサンジメタノールから融点が
292℃のポリエステルを製造することができる。
【0013】キサンテン二酸(エステル)を主体とする
ポリエステルは、対応するテレフタレートまたはナフタ
レン‐2,6‐二酸(エステル)を主体とするものより
ガラス転移温度(Tg)がかなり高いことが判明した。
たとえば、9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6‐二酸
ジメチルとエチレングリコールから得られたポリマーの
ガラス転移温度は164℃であることが判明したが、テ
レフタル酸ジメチルとエチレングリコールから得られた
対応するポリエステル(PET)のガラス転移温度は8
2℃である。これらの高いガラス転移温度のゆえに、
9,9‐ジメチルキサンテンジカルボン酸(エステル)
を主体とするポリエステルは高いTgの材料が必要とさ
れる用途において耐熱性熱可塑性プラスチック材料とし
て使用することができる。
【0014】また、特性が改良されたブレンドを得るた
めに、本発明のキサンテンポリエステルを他の物質(た
とえば、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリアリー
レート、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
エーテルイミドまたはポリエーテル)とブレンドしても
よい。さらに、キサンテンジエステルをジオールまたは
その混合物と反応させる際に、別のモノマーとして脂肪
族または芳香族の有機ジエステルまたは二酸(たとえ
ば、テレフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、ま
たはナフタレンジカルボン酸ジメチル)を存在させてコ
ポリマーを形成してもよい。このようなコポリマー中の
上記脂肪族または芳香族の単位は、キサンテン単位と脂
肪族、芳香族またはその混合物の単位との合計モル数に
対して1〜90モル%であることができる。イソフタル
酸、テレフタル酸、および2,6‐ナフタレン二酸のよ
うなナフタレン二酸の他に使用することができる有機二
酸誘導体の中にはアジピン酸のような脂肪族酸がある。
【0015】
【発明の詳細な開示】本発明により、次式(2)のキサ
ンテン単位を化学結合して含むキサンテンポリエステル
が提供される。
【0016】
【化10】
【0017】ここで、R4 とR5 はすでに定義した通り
であり、R9 はC(2-10)のアルケニル基、C(4-10)の環
式脂肪族基およびC(6-20)の芳香族基より成る群の中か
ら選択される二価の有機基である。本発明の別の一面に
おいては、(a)触媒量のエステル交換触媒の存在下
で、前記式(1)に包含されるキサンテンジカルボン酸
エステルと、C(2-10)のアルキレングリコール、C
(4-10)の環式脂肪族ジオール、C(6-20)の芳香族ジオー
ル、およびこれらのジオールの少なくとも1種とテレフ
タル酸ジアルキルエステルとの混合物より成る群の中か
ら選択される成分とを反応させ、(b)(a)の混合物
を減圧下で加熱して揮発性物質を分離することからなる
方法が提供される。
【0018】本発明のさらに別の局面においては、次式
(3)の単位を化学結合して含むキサンテンポリアミド
が提供される。
【0019】
【化11】
【0020】ここで、R4 とR5 はすでに定義した通り
であり、R10はC(2-20)の二価の有機基であり、R11と
R12は水素とC(1-4) のアルキル基より成る群の中から
選択される同じかまたは異なる基である。R、R1 、R
2 およびR3 に包含される基は、たとえば、メチル、エ
チル、プロピルおよびブチルである。R4 とR5 に包含
される基は、たとえば、R〜R3について示したアルキ
ル基、ハロアルキル基(たとえば、クロロメチル、クロ
ロプロピル)、アリール基(たとえば、フェニル、トリ
ル、キシリル、ナフチル)、ハロアリール(たとえば、
クロロフェニル)である。R8 に包含される基は、たと
えば、R〜R3 について示したC(1-4) のアルキル基、
ハロアルキル基(たとえば、クロロメチル)、C(6-13)
のアリール基(たとえば、フェニルまたはナフチル)、
ハロアリール基(たとえば、クロロフェニル)である。
【0021】本発明のさらに別の一面においては、
(c)式(1)に包含されるキサンテンジカルボン酸エ
ステルまたは酸ハロゲン化物とC(2-20)のオルガノジア
ミンとを反応させ、(d)(c)の混合物からポリ(キ
サンテンジカルボキシアミド)を回収することからなる
方法が提供される。
【0022】本発明の実施の際に使用することができる
キサンテンジカルボン酸の中には、9,9‐ジメチルキ
サンテン‐2,6‐ジカルボン酸、9,9‐ジメチルキ
サンテン‐2,7‐ジカルボン酸、および9,9‐ジメ
チルキサンテン‐3,6‐ジカルボン酸が包含される。
式(1)のキサンテンジカルボン酸エステルの中には、
9,9‐ジメチルキサンテン‐2,6‐ジカルボン酸ジ
メチル、9,9‐ジメチルキサンテン‐2,7‐ジカル
ボン酸ジメチル、および9,9‐ジメチルキサンテン‐
3,6‐ジカルボン酸ジメチルが包含される。
【0023】式(1)に包含されるキサンテンジカルボ
ン酸ハロゲン化物の中には、たとえば、9,9‐ジメチ
ルキサンテン‐2,6‐ジカルボン酸塩化物、9,9‐
ジメチルキサンテン‐2,7‐ジカルボン酸塩化物、お
よび9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6‐ジカルボン
酸塩化物がある。
【0024】本発明に従ってキサンテンポリエステルを
合成するには、式(1)に包含されるキサンテンジカル
ボン酸エステルとアルキレングリコールとを有効量のエ
ステル交換触媒の存在下で反応させるか、または対応す
る二酸をエステル化剤で処理した後エステル交換触媒で
処理することができる。キサンテンジカルボン酸をキサ
ンテンジカルボン酸エステルまたはそのオリゴマーに変
換する(それによって二酸から高分子量のポリエステル
に二段階で変換することができる)のに使用することが
できるエステル化剤としては、リチウム、カルシウム、
マグネシウム、マンガン、亜鉛もしくは鉛の酢酸塩、テ
トラアルコキシチタネート、鉛、アンチモン、スズもし
くはニオブの酸化物、またはアミンのような塩基性触媒
がある。
【0025】本発明で使用することができるエステル交
換触媒を例示すると、テトラオルガノチタネート(Ti
(OR13)4 )またはそれから誘導されるチタネート錯
体{ただし、R13はC(1-13)の有機基、たとえばC
(1-4) のアルキル基(たとえばメチル)またはアリール
基(たとえばフェニル、クロロフェニル、ナフチル)で
ある}、有機スズ化合物(酸化ジブチルスズ、ジブチル
スズジラウレートまたはジブチルスズジC(1-20)アルコ
キシド)、アンチモン、ゲルマニウム、チタン、鉛また
はニオブの酸化物または酸性誘導体、アンチモン、亜鉛
または鉛の酢酸塩、メタンスルホン酸またはリン酸のよ
うなプロトン酸、その他市販のポリエステル、たとえば
ポリ(エチレンテレフタレート)やポリ(1,4‐ブチ
レンテレフタレート)などの製造に通常用いられる触媒
などの1種以上の物質がある。エステル化剤の有効量と
は、エステル化用混合物の重量に対してエステル化剤が
0.01〜10重量%である。エステル交換触媒の有効
量とは、エステル交換用混合物に対して0.01〜1重
量%である。
【0026】本発明のポリエステルを製造するのに使用
することができる好ましいジオールの中には、エチレン
グリコール、1,4‐ブタンジオール、シクロヘキサン
‐1,4‐ジメタノール、ビスフェノールAおよびヒド
ロキノンのような化合物が包含される。ポリエステルの
製造の際の反応は0〜300℃で行なう。式(1)のキ
サンテンジカルボン酸エステルが好ましいが、その他各
種の方法もポリエステルの合成に使用することができ
る。たとえば、芳香族ジオールの水性塩と有機溶媒に溶
かしたキサンテン二酸塩化物との界面反応を使用するこ
とができる。さらに、前記の遊離の酸に対して、テレフ
タル酸ジアルキル、たとえばテレフタル酸ジメチルのよ
うな他の二酸誘導体とともに直接二段階のエステル化‐
重合を行なうことができる。
【0027】キサンテンポリアミドを製造するには、式
(1)に包含されるキサンテンジカルボン酸エステルま
たはハロゲン化物(たとえば、対応する塩化物)と、ポ
リアルキレンジアミンまたは適当なアリールジアミンと
を、0〜300℃の温度で反応させることができる。使
用することができるポリアルキレンジアミンの中には、
エチレンジアミン、1,4‐テトラメチレンジアミンお
よび1,6‐ヘキサメチレンジアミンのような化合物が
ある。アリールジアミンはm‐フェニレンジアミンまた
はp‐フェニレンジアミンである。
【0028】場合により有機溶媒を使用して、目的とす
るキサンテンポリアミドの生成と回収を容易にすること
ができる。さらに、二価のアリーレンジアミンとポリア
ルキレンジアミンの混合物を使用することもできる。本
発明のキサンテンポリエステルとキサンテンポリアミド
のMW(分子量)と骨格中の単位のタイプに関する特性
は、ゲル透過クロマトグラフィー、1 H−NMRスペク
トル、13C−NMRスペクトル、示差走査熱量分析など
によって決定することができる。
【0029】本発明のキサンテンポリマーは、キサンテ
ンポリエステルまたはキサンテンポリアミド100部に
対して0.1〜400部の割合の粘土、タルク、雲母、
シリカ、ガラス繊維、ウォラストナイト、炭素繊維など
の各種充填材で強化することができる。また、ポリスル
ホン、ポリカーボネート、ポリアリーレート、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルのような
他のポリマーとのブレンドを使用することもできる。
【0030】さらに、可塑剤、造核剤、ゴムの衝撃性改
良剤、安定剤、帯電防止剤、着色剤、および難燃剤(た
とえばハロゲンやリンを主体とするものであり、これら
は酸化アンチモンのような相乗剤と共に使用することが
できる)のような他の添加剤を使用することができる。
【0031】
【実施例の記載】当業者が容易に本発明を実施すること
ができるように、限定ではなく例示の意味で以下に実施
例を挙げる。特に断らない限り部とあるのはすべて重量
部である。実施例1 1,4‐ブタンジオール829mg(9.20ミリモ
ル)、テトラ(エチルヘキシル)チタネート0.004
9ml、9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6‐二酸ジ
メチル2.00g(6.13ミリモル)の混合物を窒素
雰囲気下で45分間180℃に加熱し、次いで30分間
250℃に加熱した。この間に全部で0.3270gの
メタノールとブタンジオールが集められた。250℃で
45分間たった後、混合物の圧力を30分間40〜10
0トルの減圧にし、その後45分間1トルにした。窒素
雰囲気下でへらを用いてひも状の生成物を取り出し、た
だちに水に浸した。Mn =55,486、Mw =12
1,173の強靱なポリエステル、すなわちポリ(1,
4‐ブチレン‐9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6‐
ジオエート)が1.59g(収率74%)得られた。カ
ーバー(Carver)プレスを用いて250℃でフィルムを製
造し、DSC用のサンプルをとった。Tg=124.3
℃。融点は観察されなかった。サンプルを180℃で2
4時間アニールしても、サンプルの結晶化が生じること
はなく、またTgにもまったく影響がなかった。1 HN
MR(CDCl3 ):δ=1.66(s,6H,C9 M
e2 )、1.97(br s,4H,CH2 b)、
4.35(br s,4H,CH2 a)、7.47
(d,J=8Hz,2H)、7.71(d,J=2H
z,2H)、7.76(d,d;J=2,8Hz,2
H)。実施例2 9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6‐二酸ジメチル
1.0002g(3.07ミリモル)、テレフタル酸ジ
メチル595.2mg(3.07ミリモル)、1,4‐
ブタンジオール828.6mg(9.20ミリモル)お
よびテトラ(エチルヘキシル)チタネート0.0049
mLの混合物を窒素下で1時間180℃に加熱した。メ
タノールを集めた。0.5時間温度を250℃に上げ
た。さらに0.5時間40〜100トルで、その後0.
75時間高真空で、混合物を250℃に加熱した。窒素
流下で混合物から熱い生成物を取り出し、ただちに冷水
に浸した。これを風乾したところやや褐色のガラスが
1.35g(理論値の76%)得られた。Mn =98,
270、Mw =225,333、Tg=80℃。この物
質はクロロホルムに可溶であった。1 H−NMR(CD
Cl3 ):δ=8.09(br s,4H)、7.73
(br m,4H)、7.47(br d,2H)、
4.43(br s,8H)、1.97(br s,8
H)、1.65(s,6H,C9 (CH3 )2 )。実施例3 1,4‐ブタンジオール828mg(9.20ミリモ
ル)、テトラ(エチルヘキシル)チタネート0.004
9mLおよび9,9‐ジメチルキサンテン‐2,7‐二
酸ジメチル2.000g(6.13ミリモル)の混合物
を窒素下で0.75時間180℃に、次いで0.5時間
250℃に加熱した。反応圧力を0.5時間40〜10
0トルに下げ、その後1時間1トルに減圧した。ひも状
の熱い反応生成物を取り出し、ただちに水に漬けた。こ
の強靱で褐色のひも状生成物を風乾したところクロロホ
ルムに可溶なポリエステルが得られた(1.876g、
理論値の87%)。Tg=97℃、Mn=18,65
0、Mw=40,900。1 H−NMR(CDC
l3 ):δ=8.15(d,J=2Hz,2H)、7.
90(d,d;J=2,8Hz;2H)、7.08
(d,J=8Hz,2H)、4.42(br m,4
H)、1.96(br m,4H)、1.68(s,6
H)。 実施例4 実施例2の手順に従って、テレフタル酸ジメチル59
5.3mg(3.07ミリモル)、1,4‐ブタンジオ
ール829mg(9.19ミリモル)、9,9‐ジメチ
ルキサンテン‐2,7‐二酸ジメチル1.0001g
(3.07ミリモル)およびテトラ(エチルヘキシル)
チタネート0.0049mLから成る混合物を加熱し
た。冷水に漬け、風乾した後Tg=74℃のコポリエス
テルを得た。Mn=33,800、Mw=161,89
2。1 H−NMR(CDCl3 ):δ=8.15(br
s,2H)、8.09(s,4H)、7.90(br
d,J=〜8Hz,2H)、7.09(d,J=8H
z,2H)、4.42(m,8H)、1.97(m,8
H)、1.68(s,6H)。実施例5 実施例4の手順に従って、9,9‐ジメチルキサンテン
‐3,6‐二酸ジメチル1.000g(3.07ミリモ
ル)、1,6‐ヘキサメチレンジアミン356.6mg
(3.07ミリモル)およびトルエン0.78mLから
成る混合物を1時間180℃に加熱した。次に混合物を
270℃に2時間加熱した。得られた混合物からひも状
の熱い生成物を取り出し、ただちに水に漬け、風乾し
た。非晶質の黄色固体(Tg=147℃)が989mg
(理論値の85%)得られた。この製法により得られた
生成物は実質的に9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6
‐カルボキシ単位と1,6‐ヘキサメチレンジアミン単
位が化学結合して成るポリアミドであった。このポリア
ミドは耐熱性ポリアミドとして有用であった。実施例6 実施例1の手順に従って、1,4‐ブタンジオール82
9mg、テトラ(エチルヘキシル)チタネート0.00
49mLおよび9,9‐ジメチルキサンテン‐2,6‐
ジカルボン酸ジメチル2.00gより成る混合物を76
0〜0.5トルの圧力で5時間にわたり180〜250
℃に加熱した。ひも状の熱いポリマーを反応混合物から
取り出し、ただちに水に漬けた。Tgが100℃の褐色
がかったポリマーが1.554g得られた。この製法に
よると、得られたポリマーはポリ(ブチレン‐9,9‐
ジメチルキサンテン‐2,6‐ジオエート)である。構
造は1 H−NMR(CDCl3 )で確認した。δ=8.
14(br s,1H)、7.91(br d,J=
8.4Hz,1H)、7.78(br d,J=8H
z,1H)、7.73(br s,1H)、7.49
(br d,J=8Hz,1H)、7.09(br
d,J=8.4Hz,1H)、4.42(br s,4
H)、1.97(br s,4H)、1.67(s,6
H)。実施例7 トランス‐1,4‐シクロヘキサンジメタノール1.3
24g(9.20ミリモル)、テトラ(エチルヘキシ
ル)チタネート1.7mgおよび9,9‐ジメチルキサ
ンテン‐2,7‐二酸ジメチル2.00g(6.13ミ
リモル)の混合物を反応容器に入れた。この反応容器を
窒素でパージし、180℃に予熱した塩浴中に入れた。
メタノールがゆっくりと留出して来た。180℃で1時
間たった後塩浴の温度を230℃に上げ、この温度に
0.5時間保った。反応混合物の加熱を続けながら40
〜100トルの圧力を15分間保ち、次いで1.5時間
1トルに変えた。反応が完了した。水に浸漬して生成物
を単離した。クロロホルムに不溶な生成物(2.100
g、理論値の84%)が融点332℃の白色固体として
単離された。この製法によって、得られた生成物はポリ
(トランス‐1,4‐シクロヘキサンジメチレン‐9,
9‐ジメチルキサンテン‐2,7‐ジオエート)であっ
た。実施例8 テトラ(エチルヘキシル)チタネート2.28mgを含
む9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6‐ジカルボン酸
ジメチル(1.34g、4.095ミリモル)、ナフタ
レン‐2,6‐ジカルボン酸ジメチル(1.00g、
4.095ミリモル)および1,4‐ブタンジオール
(1.108g、12.3ミリモル)を、蒸留ヘッドお
よび受け容器、メカニカルスターラーならびに真空口お
よび窒素導入口を備えた反応容器に仕込んだ。この容器
を窒素でパージし、180〜190℃の塩浴中に入れ、
常圧で1時間加熱した。この間受けフラスコ中にメタノ
ールが留出した。その後塩浴の温度をゆっくり1時間か
けて250℃まで上げた。次いで反応容器の圧力を30
分間40〜100トルに下げ、さらに1トルに減圧し
た。反応混合物の粘度は掻き混ぜることができなくなる
まで増大した。真空を解き、熱いポリマーをへらとピン
セットで反応容器から取り出し、ただちに水に漬けた。
次に、得られた金色で強靱なひも状のポリエステル生成
物を一晩減圧乾燥したところ、9,9‐ジメチルキサン
テン‐3,6‐二酸単位、ナフタレン‐2,6‐二酸単
位および1,4‐ジオキシブチレン単位で構成されるコ
ポリエステル(2.30g)が得られた。1 H−NMR
(CDCl3 ):δ=8.61(s,2H)、8.10
(br d,J=8.5Hz,2H)、7.98(br
d,J=8.4Hz,2H)、7.76(br d,
J=8.1Hz,2H)、7.71(br s,2
H)、7.46(br d,J=8.1Hz,2H)、
4.48(br s,4H)、4.44(br s,4
H)、2.01(m,8H)、1.64(s,6H)。
この物質の一部を260℃のカーバー(Carver)プレスで
成形したところ、強靱で透明なほぼ無色のフィルムが得
られた。そのDSCによるとTgは99℃であり、50
〜350℃の範囲には融解遷移はなかった。実施例9 9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6‐ジカルボン酸ジ
メチル(2.00g、6.13ミリモル)、ヘキサンジ
オール(0.1086g、0.92ミリモル)、テトラ
エチルヘキシルチタネート(TOT、3.7mg)およ
びトランス‐1,4‐シクロヘキサンジメタノール
(1.1926g、8.28ミリモル)を上記実施例1
に記載したようにして重合したところ、強靱な無色の固
体としてポリエステル生成物(2.15g、理論値の8
7%)が得られた。これをカーバー(Carver)プレスで2
70℃において成形したところ、Tg=172℃のクロ
ロホルム不溶性で強靱な可撓性フィルムが得られた。こ
のフィルムの一部を一晩200℃にアニールしたところ
Tmが292℃で融解熱が50.0J/gのポリマーの
結晶質サンプルが得られた。この製法により、得られた
ポリエステルは9,9‐ジメチルキサンテン‐3,6‐
二酸単位、ヘキサメチレン‐1,6‐ジオキシ単位およ
びシクロヘキサン‐1,4‐ジメチルオキシ単位を含有
するポリエステルである。
【0032】以上の実施例は本発明の実施の際に使用す
ることができる非常に多くの変形のほんの二、三の例に
関するのみであるが、本発明はこれらの実施例に先行す
る詳細な説明中に見られるようにずっと広範囲の各種反
応体や条件の使用にも関するものであると理解された
い。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、R4 およびR5 は同じかまたは異なるC(1-20)
    の有機基の中から選択され、R9 はC(2-10)のアルケニ
    ル基、C(4-10)の環式脂肪族基およびC(6-20)の芳香族
    基より成る群の中から選択される二価の有機基である]
    のキサンテン単位を化学結合して含むキサンテンポリエ
    ステル。
  2. 【請求項2】 コポリマー中のキサンテン単位およびテ
    レフタル酸単位の合計モル数を基準にして1〜90モル
    %のテレフタル酸単位を有する、請求項1記載のキサン
    テンコポリマー。
  3. 【請求項3】 コポリマー中のキサンテン単位およびイ
    ソフタル酸単位の合計モル数を基準にして1〜90モル
    %のイソフタル酸単位を有する、請求項1記載のキサン
    テンコポリマー。
  4. 【請求項4】 コポリマー中のキサンテン単位および
    2,6‐ナフタレン二酸単位の合計モル数を基準にして
    1〜90モル%の2,6‐ナフタレン二酸単位を有す
    る、請求項1記載のキサンテンコポリマー。
  5. 【請求項5】 2,6‐ナフタレン二酸単位、テレフタ
    ル酸単位およびイソフタル酸単位より成る群の中から選
    択される少なくとも2種の二酸単位の混合物を、コポリ
    マー中のキサンテン単位および二酸単位の合計モル数を
    基準にして1〜90モル%有する、請求項1記載のキサ
    ンテンコポリマー。
  6. 【請求項6】 式 【化2】 [式中、R4 およびR5 は同じかまたは異なるC(1-20)
    の有機基の中から選択され、R10はC(2-20)の二価の有
    機基であり、R11およびR12は水素およびC(1-4 ) のア
    ルキル基より成る群の中から選択される同じかまたは異
    なる基である]の単位を化学結合して含むキサンテンポ
    リアミド。
  7. 【請求項7】 式 【化3】 [式中、R4 およびR5 は同じかまたは異なるC(1-20)
    の有機基の中から選択され、R9 はC(2-10)のアルケニ
    ル基、C(4-10)の環式脂肪族基およびC(6-20)の芳香族
    基より成る群の中から選択される二価の有機基である]
    の単位を化学結合して含むキサンテンポリエステルの製
    造方法であって、(a)式 【化4】 [式中、R6 およびR7 はCOOH基、−COX基(た
    だしXはハロゲン原子)および−COOR8 基(ただし
    R8 はC(1-20)の有機基)より成る群の中から選択され
    る]に包含されるキサンテンジカルボン酸、エステルま
    たは酸ハロゲン化物と、C(2-10)のアルキレングリコー
    ル、C(4-10)の環式脂肪族ジオール、C(6 -20)の芳香族
    ジオールおよびこれらとテレフタル酸ジアルキルエステ
    ルとの混合物より成る群の中から選択される成分とを、
    有効量のエステル交換触媒の存在下で反応させ、(b)
    (a)の混合物を減圧下で加熱して揮発性物質を分離す
    ることからなる方法。
  8. 【請求項8】 式 【化5】 [式中、R4 およびR5 は同じかまたは異なるC(1-20)
    の有機基の中から選択され、R10はC(2-20)の二価の有
    機基であり、R11およびR12は水素およびC(1-4 ) のア
    ルキル基より成る群の中から選択される同じかまたは異
    なる基である]の単位を化学結合して含むキサンテンポ
    リアミドの製造方法であって、(c)式 【化6】 [式中、R6 およびR7 はCOOH基、−COX基(た
    だしXはハロゲン原子)および−COOR8 基(ただし
    R8 はC(1-20)の有機基)より成る群の中から選択され
    る]に包含されるキサンテンジカルボン酸、エステルま
    たは酸ハロゲン化物とC(2-20)のオルガノジアミンとの
    反応を生起させ、(d)(c)の混合物からキサンテン
    ポリアミドを回収することからなる方法。
  9. 【請求項9】 本質的に9,9‐ジメチルキサンテン‐
    3,6‐ジカルボキシ単位および1,4‐ブタンジオー
    ル単位が化学結合してなる、請求項1記載のポリエステ
    ル。
  10. 【請求項10】 本質的に9,9‐ジメチルキサンテン
    ‐3,6‐ジカルボキシ単位、1,4‐ブタンジオール
    単位およびテレフタレート単位が化学結合してなる、請
    求項1記載のポリエステル。
  11. 【請求項11】 本質的に9,9‐ジメチルキサンテン
    ‐2,7‐ジカルボキシ単位および1,4‐ブタンジオ
    ール単位が化学結合してなる、請求項1記載のポリエス
    テル。
  12. 【請求項12】 本質的に9,9‐ジメチルキサンテン
    ‐2,7‐ジカルボキシ単位、1,4‐ブタンジオール
    単位およびテレフタレート単位が化学結合してなる、請
    求項1記載のポリエステル。
  13. 【請求項13】 本質的に9,9‐ジメチルキサンテン
    ‐2,6‐ジカルボキシ単位および1,4‐ブタンジオ
    ール単位が化学結合してなる、請求項1記載のポリエス
    テル。
  14. 【請求項14】 本質的に9,9‐ジメチルキサンテン
    ‐2,7‐ジカルボキシ単位およびトランス‐1,4‐
    シクロヘキサンジメタノール単位が化学結合してなる、
    請求項1記載のポリエステル。
  15. 【請求項15】 本質的に9,9‐ジメチルキサンテン
    ‐3,6‐ジカルボキシ単位および1,6‐ヘキサメチ
    レンジアミン単位が化学結合してなる、請求項6記載の
    ポリアミド。
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