JPH084807B2 - 加工性の良好な極薄研摩仕上げオ−ステナイト系ステンレス鋼鋼帯の製造方法 - Google Patents
加工性の良好な極薄研摩仕上げオ−ステナイト系ステンレス鋼鋼帯の製造方法Info
- Publication number
- JPH084807B2 JPH084807B2 JP62104488A JP10448887A JPH084807B2 JP H084807 B2 JPH084807 B2 JP H084807B2 JP 62104488 A JP62104488 A JP 62104488A JP 10448887 A JP10448887 A JP 10448887A JP H084807 B2 JPH084807 B2 JP H084807B2
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- Japan
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- steel strip
- austenitic stainless
- stainless steel
- finish
- hardness
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は改良された極薄研摩仕上げオーステナイト系
ステンレス鋼鋼帯の製造方法に関する。
ステンレス鋼鋼帯の製造方法に関する。
建築外装用鋼板などに用いられるオーステナイト系ス
テンレス鋼鋼板は、外観上の理由から研摩仕上げを施し
たものが多く使用されている。従来、この種の研摩仕上
げ鋼帯は、その用途から厚さが1mm〜3mm程度のものが最
も一般的であった。しかし、近年製造コスト低減、作業
性向上の目的から板厚の薄い鋼帯が望まれており、特に
建築外装用クラッド鋼板の外板などに使用される研摩仕
上げオーステナイト系ステンレス鋼鋼板は板厚0.3mm以
下と非常に薄いものが要求されている。このような極薄
(0.3mm以下)オーステナイト系ステンレス鋼鋼帯に研
摩仕上げを施す際にも従来の板厚(1mm〜3mm)の研摩仕
上げ工程同様、熱間圧延→焼鈍酸洗→冷間圧延→焼鈍酸
洗→研摩仕上げという製造工程をとっていた。すなわ
ち、焼鈍酸洗後の加工性の良好な、軟質な当該鋼帯に研
摩仕上げを施していた。
テンレス鋼鋼板は、外観上の理由から研摩仕上げを施し
たものが多く使用されている。従来、この種の研摩仕上
げ鋼帯は、その用途から厚さが1mm〜3mm程度のものが最
も一般的であった。しかし、近年製造コスト低減、作業
性向上の目的から板厚の薄い鋼帯が望まれており、特に
建築外装用クラッド鋼板の外板などに使用される研摩仕
上げオーステナイト系ステンレス鋼鋼板は板厚0.3mm以
下と非常に薄いものが要求されている。このような極薄
(0.3mm以下)オーステナイト系ステンレス鋼鋼帯に研
摩仕上げを施す際にも従来の板厚(1mm〜3mm)の研摩仕
上げ工程同様、熱間圧延→焼鈍酸洗→冷間圧延→焼鈍酸
洗→研摩仕上げという製造工程をとっていた。すなわ
ち、焼鈍酸洗後の加工性の良好な、軟質な当該鋼帯に研
摩仕上げを施していた。
しかし、このような製造工程で極薄研摩仕上げオース
テナイト系ステンレス鋼鋼帯を製造しようとすると、次
のような問題がある。
テナイト系ステンレス鋼鋼帯を製造しようとすると、次
のような問題がある。
(1)板厚が薄く軟質であるため、研摩仕上げ中に鋼帯
表面に異物の押し込みなどの疵が発生し、表面品質が劣
化する。
表面に異物の押し込みなどの疵が発生し、表面品質が劣
化する。
(2)前記の表面疵を回避するため、硬質な材料に研摩
仕上げを施したものは、表面疵は軽減されるものの製品
の加工性が劣り、ユーザーで加工する際、曲げ割れなど
が発生する。
仕上げを施したものは、表面疵は軽減されるものの製品
の加工性が劣り、ユーザーで加工する際、曲げ割れなど
が発生する。
(3)軟質な材料に研摩仕上げを行った後、材料の軟質
化を図るために焼鈍酸洗したのでは、表面状態が劣化す
る。
化を図るために焼鈍酸洗したのでは、表面状態が劣化す
る。
従って本発明においては、表面品質が良好で且つ加工
性の良好な極薄研摩仕上げオーステナイト系ステンレス
鋼鋼帯の製造方法を提供することを目的とする。
性の良好な極薄研摩仕上げオーステナイト系ステンレス
鋼鋼帯の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、研摩仕
上げ前に調質圧延を行い鋼帯の硬さを表面疵が出来ない
適正な硬さに調整し、更に加工性を改善するため、研摩
仕上げ後還元雰囲気中で歪とり焼鈍を行う。
上げ前に調質圧延を行い鋼帯の硬さを表面疵が出来ない
適正な硬さに調整し、更に加工性を改善するため、研摩
仕上げ後還元雰囲気中で歪とり焼鈍を行う。
本発明は、極薄研摩仕上げオーステナイト系ステンレ
ス鋼鋼帯の製造方法において、研摩仕上げ前に調質圧延
を行い、研摩仕上げ後還元雰囲気中で歪とり焼鈍を行う
ことを特徴とする方法を提供する。
ス鋼鋼帯の製造方法において、研摩仕上げ前に調質圧延
を行い、研摩仕上げ後還元雰囲気中で歪とり焼鈍を行う
ことを特徴とする方法を提供する。
本発明は主としてSUS 304,SUS 301,SUS 304Lなどのオ
ーステナイト系ステンレス鋼の鋼帯を対象とするもので
あるが、これに限定されるものではない。研摩仕上げ前
に調質圧延を施し、研摩仕上げ後還元雰囲気中で歪とり
焼鈍を行う。
ーステナイト系ステンレス鋼の鋼帯を対象とするもので
あるが、これに限定されるものではない。研摩仕上げ前
に調質圧延を施し、研摩仕上げ後還元雰囲気中で歪とり
焼鈍を行う。
研摩仕上げ前に調質圧延を行うのは、研摩仕上げの際
発生する鋼帯表面への異物の押し込みなどの表面疵を軽
減するためであり、製品の加工性を保つためには必要以
上に当該鋼帯の硬さを上げないことが重要である。そこ
で、表面疵を軽減するために必要最小限の鋼帯の硬さを
設定する必要がある。
発生する鋼帯表面への異物の押し込みなどの表面疵を軽
減するためであり、製品の加工性を保つためには必要以
上に当該鋼帯の硬さを上げないことが重要である。そこ
で、表面疵を軽減するために必要最小限の鋼帯の硬さを
設定する必要がある。
代表的なオーステナイト系ステンレス鋼としてSUS 30
4とSUS 304Lの表面疵発生率と硬さの関係について、硬
さがHMv250以上であれば、製品として問題ない程度の表
面疵発生率にとどめることができる。従って、研摩仕上
げ前に行う調質圧延は、鋼帯の硬さがHMv250以上になる
ように調整する必要がある。
4とSUS 304Lの表面疵発生率と硬さの関係について、硬
さがHMv250以上であれば、製品として問題ない程度の表
面疵発生率にとどめることができる。従って、研摩仕上
げ前に行う調質圧延は、鋼帯の硬さがHMv250以上になる
ように調整する必要がある。
このように硬さを調整することにより、表面疵を軽減
した研摩仕上げオーステナイト系ステンレス鋼鋼帯は、
調質圧延による硬さの調整に加えて、研摩仕上げ工程で
の表面加工によって硬さが更に上昇しており、加工性が
劣っている。
した研摩仕上げオーステナイト系ステンレス鋼鋼帯は、
調質圧延による硬さの調整に加えて、研摩仕上げ工程で
の表面加工によって硬さが更に上昇しており、加工性が
劣っている。
そこで、当該鋼帯に歪とり焼鈍を加え、加工性を改善
する必要があるが、その際次のような条件に対処する必
要がある。
する必要があるが、その際次のような条件に対処する必
要がある。
研摩仕上げを既に施しているので、表面性状を変えな
いように焼鈍しなければならない。
いように焼鈍しなければならない。
オーステナイト系ステンレス鋼は特定温度域で鋭敏化
を起こし耐食性が劣化するので、その鋭敏化温度域を避
け、且つ加工性改善のため充分な焼鈍を行う必要があ
る。
を起こし耐食性が劣化するので、その鋭敏化温度域を避
け、且つ加工性改善のため充分な焼鈍を行う必要があ
る。
前記については、還元性雰囲気中で焼鈍を行うこと
により、鋼帯表面に焼鈍による酸化スケールを発生させ
ず、かつ表面性状を変えることなく歪とり焼鈍を行え
る。
により、鋼帯表面に焼鈍による酸化スケールを発生させ
ず、かつ表面性状を変えることなく歪とり焼鈍を行え
る。
前記については、鋭敏化を起さずかつ加工性が改善
される焼鈍温度を設定する必要がある。
される焼鈍温度を設定する必要がある。
代表的なオーステナイト系ステンレス鋼であるSUS 30
4は、950℃以上の焼鈍で鋭敏化を起こさず、且つ充分な
加工性が得られる。ただし1100℃を越えると通板時に鋼
帯の形状が劣化する恐れがあり、またこの1100℃を越え
る焼鈍を施しても加工性の改善効果は変わらないので焼
鈍温度の上限は1100℃とする。
4は、950℃以上の焼鈍で鋭敏化を起こさず、且つ充分な
加工性が得られる。ただし1100℃を越えると通板時に鋼
帯の形状が劣化する恐れがあり、またこの1100℃を越え
る焼鈍を施しても加工性の改善効果は変わらないので焼
鈍温度の上限は1100℃とする。
SUS 304Lの場合は800℃以上の焼鈍で鋭敏化を起こさ
ず、且つ充分な加工性が得られる。ただし1100℃を越え
るとSUS 304の場合と同様に通板時に鋼帯の形状が劣化
する恐れがあり、また1100℃を越える焼鈍を施しても加
工性が変わらないので焼鈍温度の上限は1100℃とするの
である。
ず、且つ充分な加工性が得られる。ただし1100℃を越え
るとSUS 304の場合と同様に通板時に鋼帯の形状が劣化
する恐れがあり、また1100℃を越える焼鈍を施しても加
工性が変わらないので焼鈍温度の上限は1100℃とするの
である。
このように、各々の鋼種ごとに鋭敏化を起こさず、且
つ充分な加工性が得られる温度域を設定することによっ
て、研摩仕上げを施し且つ加工性良好な極薄オーステナ
イト系ステンレス鋼鋼帯を得ることができる。
つ充分な加工性が得られる温度域を設定することによっ
て、研摩仕上げを施し且つ加工性良好な極薄オーステナ
イト系ステンレス鋼鋼帯を得ることができる。
本発明者らは、SUS 304鋼鋼帯の研摩仕上げにおける
表面疵と硬さの関係について調査し、第1図に示す結果
を得た。この図によれば、硬さが250HMv以上であれば、
表面疵の発生を製品採取可能限界内に押えることができ
ることがわかる。
表面疵と硬さの関係について調査し、第1図に示す結果
を得た。この図によれば、硬さが250HMv以上であれば、
表面疵の発生を製品採取可能限界内に押えることができ
ることがわかる。
またSUS 304とSUS 304L鋼について焼鈍温度と硬さ伸
びおよび鋭敏化温度域を調べた。結果を第2図(SUS 30
4)と第3図(SUS 304L)に示す。これによれば、SUS 3
04は950℃以上の温度、SUS 304Lは800℃以上の温度で焼
鈍することによって鋭敏化を起さず、かつ充分な加工性
が得られることがわかる。
びおよび鋭敏化温度域を調べた。結果を第2図(SUS 30
4)と第3図(SUS 304L)に示す。これによれば、SUS 3
04は950℃以上の温度、SUS 304Lは800℃以上の温度で焼
鈍することによって鋭敏化を起さず、かつ充分な加工性
が得られることがわかる。
実施例 素材として、SUS 304およびSUS 304L鋼の板厚0.15m
m、板幅1000mmの鋼帯を調質圧延→研摩仕上げ→歪とり
焼鈍という工程順で処理した。
m、板幅1000mmの鋼帯を調質圧延→研摩仕上げ→歪とり
焼鈍という工程順で処理した。
歪とり焼鈍はH2+N2混合ガスの雰囲気中でSUS 304に
ついては1000℃で、SUS 304Lについては900℃で行っ
た。
ついては1000℃で、SUS 304Lについては900℃で行っ
た。
第1表に調質圧延後の鋼帯の硬さおよび研摩仕上げ時
の表面疵発生率を示す。第1表に示したように、調質圧
延後の硬さがHMv250〜400程度であれば、表面疵発生率
は低く製品として充分使用し得る。HMv250未満となると
疵発生率が高くなり、製品として採取できない。
の表面疵発生率を示す。第1表に示したように、調質圧
延後の硬さがHMv250〜400程度であれば、表面疵発生率
は低く製品として充分使用し得る。HMv250未満となると
疵発生率が高くなり、製品として採取できない。
第2表に歪とり焼鈍前の硬さと伸び、および歪とり焼
鈍後の硬さと伸びを示す。第2表に示したように、歪と
り焼鈍によって充分な加工性が得られた。
鈍後の硬さと伸びを示す。第2表に示したように、歪と
り焼鈍によって充分な加工性が得られた。
前記した製造工程を通板した当該鋼帯は、表面状態も
良好であり、またユーザーで使用した際の加工性評価を
良好であった。
良好であり、またユーザーで使用した際の加工性評価を
良好であった。
〔効 果〕 以上のように、本発明は前記目的を達成するものであ
り、次のような効果がある。
り、次のような効果がある。
(イ)研摩仕上げ前に調質圧延を行い、鋼帯の硬さを制
御することにより、研摩仕上げ時の押し込みなどによる
疵を軽減でき、良好な表面状態を得ることができる。
御することにより、研摩仕上げ時の押し込みなどによる
疵を軽減でき、良好な表面状態を得ることができる。
(ロ)還元雰囲気にて歪とり焼鈍を行うことにより、表
面状態を損なわず歪とり焼鈍ができる。
面状態を損なわず歪とり焼鈍ができる。
(ハ)研摩仕上げ後、歪とり焼鈍を行うことにより、製
品の加工性が良好な極薄研摩仕上げオーステナイト系ス
テンレス鋼鋼帯を得ることができる。
品の加工性が良好な極薄研摩仕上げオーステナイト系ス
テンレス鋼鋼帯を得ることができる。
第1図は、硬さと表面疵発生率の関係を示す。 第2図は、SUS 304鋼における鋭敏化温度域と焼鈍温度
による硬さ、伸びの変化を示す。 第3図は、SUS 304L鋼における鋭敏化温度域と焼鈍温度
による硬さ、伸びの変化を示す。
による硬さ、伸びの変化を示す。 第3図は、SUS 304L鋼における鋭敏化温度域と焼鈍温度
による硬さ、伸びの変化を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】極薄研摩仕上げオーステナイト系ステンレ
ス鋼鋼帯の製造方法において、研摩仕上げ前に調質圧延
を行い、研摩仕上げ後還元雰囲気中で歪とり焼鈍を行う
ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】極薄SUS 304鋼鋼帯を使用し、研摩仕上げ
前に、調質圧延によって硬さをHMv250以上に調整し、研
摩仕上げ後、光輝焼鈍炉で還元雰囲気で950℃以上1100
℃以下の温度で歪とり焼鈍を行うことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の極薄研摩仕上げオーステナイト
系ステンレス鋼鋼帯の製造方法。 - 【請求項3】極薄SUS 304L鋼鋼帯を使用し、研摩仕上げ
前に、調質圧延によって硬さをHMv250以上に調整し、研
摩仕上げ後、光輝焼鈍炉で還元雰囲気で800℃以上1100
℃以下の温度で歪とり焼鈍を行うことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の極薄研摩仕上げオーステナイト
系ステンレス鋼鋼帯の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62104488A JPH084807B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 加工性の良好な極薄研摩仕上げオ−ステナイト系ステンレス鋼鋼帯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62104488A JPH084807B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 加工性の良好な極薄研摩仕上げオ−ステナイト系ステンレス鋼鋼帯の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63273501A JPS63273501A (ja) | 1988-11-10 |
| JPH084807B2 true JPH084807B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=14381932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62104488A Expired - Lifetime JPH084807B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 加工性の良好な極薄研摩仕上げオ−ステナイト系ステンレス鋼鋼帯の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084807B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59197524A (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-09 | Nisshin Steel Co Ltd | 耐汚染性に優れた研摩仕上げステンレス鋼帯の製造法 |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP62104488A patent/JPH084807B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63273501A (ja) | 1988-11-10 |
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