JPH084836B2 - ワイヤ加温装置 - Google Patents
ワイヤ加温装置Info
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- JPH084836B2 JPH084836B2 JP5123590A JP12359093A JPH084836B2 JP H084836 B2 JPH084836 B2 JP H084836B2 JP 5123590 A JP5123590 A JP 5123590A JP 12359093 A JP12359093 A JP 12359093A JP H084836 B2 JPH084836 B2 JP H084836B2
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- heating
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Description
れた潤滑剤の乾燥に適したワイヤ加温装置に関する。
は、伸線等の加工を終えて加工機から排出されたワイヤ
が、その表面に潤滑剤を塗布されて巻き取り機に巻き取
られる。ライン速度は最近では例えば300m/分以上
と非常に速くなっている。
は、これまでは乾燥の容易なフロンを用いたものが使用
されていた。しかし、これまで使用されてきたフロンは
環境破壊原因の一つとされ、そのフロンに代わって開発
された代替フロンも環境への悪影響が懸念され、近い将
来使用禁止される予定になっている。
業界では、非フロン系潤滑剤の開発が進められており、
様々な調査研究の結果、水溶性の潤滑剤が最も有望な非
フロン系潤滑剤として考えられている。
かかる。ワイヤの表面に塗布された潤滑剤が充分に乾燥
されないでそのワイヤが巻き取られると、潤滑剤に残る
水分が逃げ場を失い、ワイヤの腐食等の原因になる。そ
のため、水溶性の潤滑剤を使用する場合は、高能率な加
温乾燥装置が必要となる。
考えられる。即ち、潤滑剤の塗布を終えたワイヤを加熱
炉に通し、高温の炉内雰囲気により潤滑剤を乾燥させ
る。加熱炉以外では、高周波誘導加熱装置が有望なワイ
ヤ加温装置と考えられる。
は雰囲気加熱のため、加熱に比較的長い時間を必要とす
る。ワイヤの製造ラインにおけるライン速度は、前述し
たように、300m/分以上と非常に速く、加熱に時間
がかかる加熱炉では、炉長が何十mにも及び、設備費が
嵩むのみならず、その加熱炉を既設のラインの組み込む
ことができないという致命的な問題がある。
望温度まで短時間で加温でき、長いラインを必要としな
い点では、有望な加温装置と言える。しかし、ワイヤが
細いため、数kHz以上の周波数を必要とし、加熱効率
の低下が避けられない。その上、ワイヤが溶接ワイヤの
場合には、金属のみからなるソリッドワイヤと、金属製
のフープ内にフラックスを充填したフラックス入りワイ
ヤとがあり、それぞれの透磁率が大きく異なるため、加
熱効率が一層低下する。そのため電気代が嵩み、操業採
算ベースすらも確保できない懸念がある。
発は殆ど終わり、水溶性潤滑剤が有望視されている。し
かし、その加熱乾燥装置が開発されていないために、水
溶性潤滑剤の適用遅れを招いており、小型で高効率なワ
イヤ加温装置が待望されている。
ッドワイヤ、フラックス入りワイヤの別なく高効率に加
温できる小型で経済的なワイヤ加温装置を提供すること
にある。
は中心軸と直角な方向に間隔をあけて並列され、それぞ
れの外周面に掛け巻かれたワイヤの走行に追従して同期
回転すると共に、少なくとも一方の外周面にワイヤが嵌
合する複数の周溝が設けられた1対のドラムと、このド
ラムの外筒内周面に接合され前記ドラムを加熱すること
により前記ワイヤを加温する電気ヒータと、前記ドラム
間に設けられワイヤの巻き始め側と巻き終わり側とに並
列方向に複数分割して配設されたテンションローラとを
具備しており、かつ前記ドラムの周溝の深さを、巻き始
め側から巻き終わり側に向かって徐々に浅くしたことを
特徴としている。
る。ワイヤはワイヤ加温装置に進入すると、1対のドラ
ムはワイヤの走行に追従して同期回転する。前記のワイ
ヤは各ドラムの外周面に半回ずつ交互に接触して加温さ
れる。ワイヤは加温されるに従ってその長さが徐々に伸
びる。しかしワイヤの巻き取り速度は巻き終わり側が巻
き始め側よりも大きいので、巻き終わり側でワイヤが弛
むことがない。また、熱膨張係数の大きいワイヤの場合
には、前記効果と相俟ってテンションローラによりワイ
ヤの弛みが完全に吸収される。そして、前記ワイヤは表
面の水溶性油滑剤を乾燥させて装置外に進出する。
する。図1は本発明の1実施例を示すワイヤ加温装置の
平面図、図2はワイヤ加温装置の側面図、図3はドラム
の外周部を拡大して示す断面図である。
滑剤塗布装置と巻き取り装置との間に設けられている。
潤滑剤塗布装置は、伸線等の加工を終えたワイヤの表面
に水溶性の潤滑剤を塗布する。潤滑剤の塗布を終えたワ
イヤ1は、ワイヤ加温装置に進入し、ここを通過する間
に潤滑剤の乾燥に必要な例えば80〜90℃の温度に加
温されてワイヤ加温装置から進出し、巻き取り装置へ向
かう。
示すように、ワイヤ1を加温するために、ワイヤ1の進
行方向に間隔をあけて配設された一対のドラム2a,2
bを備えている。ドラム2a,2bは、ワイヤ1の進行
方向に直角な水平軸5a,5bの各先端部に取り付けら
れ、架台3上のボックス4内に収容されている。
対の軸受6a,7aにより回転自在に支持されている。
軸受6a,7aの間には、水平軸5aを制動するため
に、ディスクブレーキ8aが設けられている。水平軸5
aの基端部には、後述するドラム2a内の電気ヒータに
通電を行うためのスリップリング9aと、ドラム2a内
のサーモカップルから信号を取り出すためのスリップリ
ング10aとが取り付けられている。
設けた一対の軸受6b,7bにより回転自在に支持さ
れ、軸受6b,7bの間にはディスクブレーキ8bが設
けられている。また、水平軸5bの基端部には、ドラム
2b内の電気ヒータに通電を行うためのスリップリング
9bと、ドラム2b内のサーモカップルから信号を取り
出すためのスリップリング10bとが取り付けられてい
る。
入孔11からボックス4に進入し、ボックス4の後面に
設けた進出孔12からボックス4の外に進出する。ボッ
クス4内では、ワイヤ1は、ドラム2a,2bの各外筒
13a,13bの外周面間に、隣接するワイヤ同士が接
触しないように例えば12回掛け巻かれている。
に、その外周面に掛け巻かれたワイヤ1が嵌合する複数
の周溝14aが、外筒13aの軸方向に所定の間隔をあ
けて形成されている。周溝14aは外筒13aの周方向
に連続するV溝であり、その深さは巻き始め側から巻き
終わり側にかけて徐々に浅くなっている。
にも、複数の周溝14bが外筒13bの軸方向に所定の
間隔をあけて形成されており、その深さは巻き始め側か
ら巻き終わり側にかけて徐々に浅くなっている。
15aが接合されている。電気ヒータ15aには、水平
軸5aの他端部に取り付けたスリップリング9aを介し
て通電が行われる。外筒13a内には更に、外筒13a
の温度を測定するサーモカップルが配設されており、そ
の出力信号は、水平軸5aの他端部に取り付けたスリッ
プリング10aを介して外部へ取り出される。
タ15bが接合されており、その電気ヒータ15bに
は、スリップリング9bを介して通電が行われる。ま
た、外筒13b内に設けたサーモカップルの信号が、ス
リップリング10bを介して外部へ取り出される。
2bの外周面間に掛け巻かれたワイヤ1の上段のワイヤ
列に張力を付加するテンションローラ16、17と、下
段のワイヤ列に張力を付加するテンションローラ18、
19とが設けられている。テンションローラ16は巻き
始め側のワイヤ列に張力を付加し、テンションローラ1
7は巻き終わり側のワイヤ列に張力を付加する。
り側のワイヤ列に張力を付加し、テンションローラ19
は巻き始め側のワイヤ列に張力を付加する。
ラム2a,2bを同期回転させるためにチェーン20に
より連結されている。
作を説明する。
外筒13aの温度が、ワイヤ1の表面に塗布された水溶
性潤滑剤の乾燥に適した例えば80〜90℃の温度とな
るように、電気ヒータ15aの出力が外筒13a内のサ
ーモカップルの出力信号を用いて制御される。同様に、
ドラム2bの外筒13bの温度が例えば80〜90℃の
温度となるように、電気ヒータ15bの出力が外筒13
b内のサーモカップルの出力信号を用いて制御される。
滑剤を塗布されたワイヤ1は、進入孔11からボックス
4内に進入する。ボックス4内のドラム2a,2bはワ
イヤ1の走行に伴って従動回転する。そのため、ボック
ス4内では、ワイヤ1は、ドラム2a,2bの外筒13
a,13bの各外周面に半周ずつ交互に接触し、その間
にドラム2a,2bの外筒13a,13bの加熱温度と
ほぼ同じ温度まで加温される。その結果、ワイヤ1は、
表面の水溶性潤滑剤を乾燥させてボックス4から進出
し、後段の巻き取り装置に巻き取られる。
触時間は、ワイヤ1の進行速度、ドラム2a,2bの外
径およびワイヤ1の掛け巻き回数によって決まる。ドラ
ム2a,2bの外径およびワイヤ1の掛け巻き回数は任
意に設定でき、これらを増加させてもワイヤ加温装置は
それぼど大きくならない。従って、小型の装置でも充分
な接触時間を確保でき、ワイヤ1の表面に塗布された潤
滑剤の完全乾燥を図ることができる。
a,2bを800mmの軸間距離をあけて配し、ワイヤ
1の掛け巻き回数を12回、ドラム2a,2bの加熱温
度を80℃として、実際にワイヤ1の加熱を行ったとこ
ろ、ライン速度が300m/分の場合にも、ワイヤ1の
表面に塗布された水溶性の潤滑剤を完全に乾燥させるこ
とができた。
てもライン方向の長さを約1800mmに抑えることが
でき、既存のライン内へ充分に組み込み得る大きさにで
きることを確認した。
a,2bを無駆動のドラムとし、その駆動にコストがか
からないだけでなく、ワイヤ1に対する加温効率が優
れ、その電気代を高周波誘導加熱装置に比して約1/2
0〜1/30に節約できることを確認した。
ヤ1を掛け巻くタイプのワイヤ加温装置では、ワイヤ1
が加熱されるに従ってその長さが徐々に伸び、巻き終わ
り側でワイヤ1が弛むことによりドラム2a,2bから
外れるおそれがある。この問題に対し、本実施例では、
ドラム2a,2bの外筒13a,13bの外周面に設け
た複数の周溝14a,14bの深さを、巻き始め側から
巻き終わり側へ徐々に浅くし、ドラム2a,2bにおけ
るワイヤ1の掛け巻き径を変化させているので、ワイヤ
1の加温膨張に伴う弛みが吸収される。
のワイヤ1を処理する関係から、ステンレス網のような
熱膨張係数の大きいワイヤ1を処理する場合には、ワイ
ヤ1の掛け巻き径の変化だけでは、ワイヤ1の弛みが完
全に吸収されない。そこで、ドラム2a、2b間に掛け
巻かれたワイヤ1に張力を付加するテンションローラ1
6、17およびテンションローラ18、19を、巻き始
め側と巻き終わり側とで独立して調節できる構成とし
た。
係なくそのワイヤ1の加温膨張に伴う弛みが完全に吸収
され、ドラム2a,2bからのワイヤ1の外れを確実に
防止することができた。
おけるワイヤ1の掛け巻き径を変化させるために、周溝
14a、14bの深さを変化させているが、これにより
外筒13a、13bの外周面の外径を変化させる構成に
比しドラム2a、2bの径を小さくすることができる。
従って装置全体が小型軽量化できることになる。
ョンローラ18,19については、巻き始め側と巻き終
わり側の2ロール構成に限らず、ワイヤ並列方向に更に
細分した多ロール構成とすることができる。
実施例ではドラム2a,2bの外周面間に長円形にワイ
ヤ1を掛け巻いているが、8の字状に掛け巻くこともで
き、その場合はドラム2aに接触しなかった側がドラム
2bに接触するので、ワイヤ1が直径方向の両側から加
熱される効果を期待できる。
の外径が変化しない場合等にはU溝でもよい。また、両
方のドラムの外周面に周溝を設けるのが望ましいが、一
方のドラムの外周面にのみ設けても良い。
温装置は、ドラムの外周面に設けたワイヤが嵌合する周
溝の深さを巻き始め側から巻き終わり側に向かって徐々
に浅く形成するとともに、加熱された一対のドラム間に
ワイヤを掛け巻いて走行させる構成のため、小型軽量で
設備費が安く、既設のラインにも問題なく組み込むこと
ができる。しかも、加温効率が高く、電気代等のランニ
ングコストが安く、経済性に著しく優れる。従って、例
えば溶接ワイヤの表面に塗布する潤滑剤の切り替えに貢
献し、その効果は溶接ワイヤ製造業界にとって、また環
境保全の観点からも非常に大きなものである。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】中心軸と直角な方向に間隔をあけて並列さ
れ、それぞれの外周面に掛け巻かれたワイヤの走行に追
従して同期回転すると共に、少なくとも一方の外周面に
ワイヤが嵌合する複数の周溝が設けられた1対のドラム
と、このドラムの外筒内周面に接合され前記ドラムを加
熱することにより前記ワイヤを加温する電気ヒータと、
前記ドラム間に設けられワイヤの巻き始め側と巻き終わ
り側とに並列方向に複数分割して配設されたテンション
ローラとを具備しており、かつ前記ドラムの周溝の深さ
を、巻き始め側から巻き終わり側に向かって徐々に浅く
したことを特徴とするワイヤ加温装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5123590A JPH084836B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ワイヤ加温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5123590A JPH084836B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ワイヤ加温装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06304642A JPH06304642A (ja) | 1994-11-01 |
| JPH084836B2 true JPH084836B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=14864370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5123590A Expired - Lifetime JPH084836B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ワイヤ加温装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084836B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29612374U1 (de) * | 1996-07-22 | 1996-11-07 | Knapp, Friedrich, 40477 Düsseldorf | Vorrichtung zum thermischen Behandeln eines mittels Heißdrahtverfahren zu verarbeitenden Schweißdrahtes |
| KR20120037412A (ko) * | 2009-07-27 | 2012-04-19 | 후지쇼지 가부시키가이샤 | 비드 와이어의 제조 방법 및 제조 장치 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0228314U (ja) * | 1988-08-01 | 1990-02-23 | ||
| JPH0347688U (ja) * | 1990-09-21 | 1991-05-02 |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP5123590A patent/JPH084836B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06304642A (ja) | 1994-11-01 |
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