JPH084894B2 - 連続鋳造設備におけるローラテーブル駆動制御方法及び制御装置 - Google Patents

連続鋳造設備におけるローラテーブル駆動制御方法及び制御装置

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JPH084894B2
JPH084894B2 JP63183865A JP18386588A JPH084894B2 JP H084894 B2 JPH084894 B2 JP H084894B2 JP 63183865 A JP63183865 A JP 63183865A JP 18386588 A JP18386588 A JP 18386588A JP H084894 B2 JPH084894 B2 JP H084894B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続鋳造設備において、ピンチロールの出
側ローラテーブルの駆動制御方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
第5図は連続鋳造設備のピンチロール最終部及びピン
チロールの出側ローラテーブルの側面図及び駆動システ
ムを表している。図中1は鋳片、2はピンチロール2−
11〜2−1n及び2−21〜2−2nよりなるピンチロール
群、3はロール3−1〜3−nを備えた出側ローラテー
ブル、12は鋳片1の搬送長を測定するメジャリングロー
ルである。ローラテーブル3の駆動用電動機4−1〜4
−nは、かご形誘導電動機を適用した場合を示す。
従来においては、ローラテーブル3の駆動用電動機4
−1〜4−nは、接触器7,8により低電圧電源5とイン
バータ電源6による切替運転が行われていた。すなわ
ち、鋳造中はピンチロール群2の引抜力により鋳片1が
搬送され、ローラテーブル3の駆動用電動機4−1〜4
−nは定格電圧の約1/4程度の低電圧電源5に接続さ
れ、ローラテーブル3のメカニカルロス程度のトルクを
補給する運転を行っていた。
鋳造が終了して、鋳片1の尾端がピンチロール群2を
抜け出ると、ローラテーブル用電動機4−1〜4−nは
低電圧電源5よりインバータ電源6に切り替えられ、鋳
片1を搬送できる大きさのトルクを発生する運転を行っ
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来のローラテーブルの運転方法では、低
電圧電源5とインバータ電源6の2種類の電源を必要と
し、低電圧電源5とインバータ電源6を切り替える接触
器7,8が必要であった。また、鋳片1がピンチロール群
2により引き抜かれ、ローラテーブル3に移行した後に
低電圧電源5からインバータ電源6に切り替えていたた
め、ローラテーブル3の搬送トルクが小さく、最終ピン
チロール2−1n,2−2n一基で搬送トルクを発生しなけれ
ばならない。このため、鋳片1が最終ピンチロール2−
1n,2−2nを通過する時は最終ピンチロール2−1n,2−2n
に負荷が掛かり過ぎ、円滑な引抜運転が行われないとい
う問題があった。
本発明は、このような従来の運転方法の問題点に鑑み
てなされたものであり、ローラテーブルの駆動用電動機
を一つの電源で駆動するとともに、円滑な引抜運転を行
うことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明の連続鋳造設備のロ
ーラテーブル制御方法は、インバータで駆動される誘導
電動機によってローラ群を駆動する連続鋳造設備のロー
ラテーブル制御方法において、前記インバータの出力電
圧−周波数特性を可変とする手段を具備し、連続鋳造機
のピンチロールによって鋳片が鋳造されている時は、前
記インバータの電圧−周波数特性を下げることによりロ
ーラテーブル駆動用電動機の発生トルクを低く抑え、鋳
造が終了し、引抜力に寄与するピンチロール数が減少す
るにしたがって前記インバータの電圧−周波数特性を徐
々に高くしてローラテーブル駆動用電動機の発生するト
ルクを徐々に増加させることを特徴とする。
また、本発明の連続鋳造設備のローラテーブル制御装
置は、インバータで駆動される誘導電動機によってロー
ラ群を駆動する連続鋳造設備のローラテーブル制御装置
において、前記インバータの出力電圧−周波数特性を可
変とする手段と、鋳片の位置を検出する手段とを具備
し、該検出手段により検出された鋳片の位置が連続鋳造
機のピンチロール群の間にあるときは前記インバータの
電圧−周波数特性を下げ、鋳片を噛み込んでいるピンチ
ロールの数が減少するにしたがって前記インバータ電圧
−周波数特性を徐々に高くする手段を備えたことを特徴
とする。
〔作用〕
本発明においては、ピンチロール内の鋳片の状態によ
り、ローラテーブル用電動機駆動のインバータのV/F出
力特性の設定を適切に行い、駆動力を制御する。すなわ
ち、インバータ出力の電圧−周波数特性(以下V/F特性
という)を第3図のように可変する機能を持たせる。す
なわち、第3図の−の特性は高いV/F特性を示し、
−の特性は低いV/F特性を示している。これは誘導
電動機のトルクが同一周波数で出力電圧比の約2乗に比
例することを利用している。
連続鋳造機の鋳片の後端のトラッキングにより鋳造中
は、インバータのV/F特性を低く抑えてローラテーブル
のメカニカルロスを補充するトルクを発生させるに止
め、鋳造が終了し、ローラテーブルによる引抜きを開始
後、鋳片の搬送に寄与するピンチロール数が減少してゆ
くに従ってインバータのV/F特性を徐々に高くしてす
る。
これにより、単一の電源によりローラテーブルを駆動
でき、また引抜運転時のトルクの急変を防止して最終ピ
ンチロールに掛かる負荷を軽減することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。
第1図は、本発明に係るローラテーブル制御装置を備
えた連続鋳造設備の概略図である。同図において、第5
図に示した従来の構成と同様の構成要素については同一
の番号を付して説明を省略する。
本発明においては、ローラテーブル駆動用電動機4−
1〜4−nを駆動する電源として、単一のインバータ10
を用い、このインバータ10のV/F特性をV/F制御装置11に
よって可変する構成としている。第4図にV/F制御装置1
1とインバータ10の内部ブロック図を示す。
鋳造運転中は、第3図の直線−のようにV/Fの出
力特性を下げ、電動機の発生するトルクがローラテーブ
ルのメカニカルロスを補給する大きさのトルク程度とな
るように運転する。周波数指令はローラテーブルとピン
チロール回転速度とが等しくなるように与える。
次に、第2図のように鋳造が終了し、鋳片1の尾端が
ピンチロール内を通過していく過程で、鋳片1に接触し
引抜き力を与えるピンチロールの本数が少なくなるに従
ってV/F出力特性を第3図の直線−に向かって徐々
に持ち上げてゆく。このことにより、ローラテーブル3
は駆動力を徐々に増し、鋳片1の引抜き力に寄与し、ピ
ンチロールの負荷を軽減することになる。
鋳片1の引抜が完了し、鋳片1がピンチロールからロ
ーラテーブル3に移行した後は、インバータ10のV/F出
力特性は第3図の−の特性で運転され、鋳片1を搬
送する駆動力を発生する。
鋳片1の鋳造終了から前述の引抜モードが開始する
が、オペレータが引抜モードに切り替えた時点からの鋳
片1の尾端の移動の検出には、メジャリングロール12の
回転を検出するパルスゼネレータPGの出力を用いる。す
なわち、パルスゼネレータPGの出力である測長パルスが
V/F制御装置11に入力されると、鋳片1に接触して搬送
に寄与しているピンチロールの本数を求めることができ
る。鋳片1に接触しているピンチロールの本数が3→2
→1と少なくなるに従い、V/F下げ指令を緩める指令、
即ちF/V指令を上げる指令を行う。インバータ10内で
は、第4図に示すような演算を行って、インバータベー
スドライバに与える出力周波数と出力電圧を生成する。
第4図において、13はV/F急変防止用直線加速器、14
はV/F下げ指令(例えば0〜10Vの電圧で与えられる)に
対してゲイン1〜0を決定するパターンである。15は定
格周波数に対するモータ定格電圧を決定するパターンで
あり、モータを可変周波数の範囲で定トルク特性を得る
ためのV/Fパターンをインバータにセットしておくもの
である。このV/Fパターン15で、モータは定格トルク
(鋳片を搬送するトルク)を発生する。16は掛算器であ
り、周波数指令に対する電圧がテーブル15によって決定
され、その値とテーブル14によって決定されたV/F下げ
ゲインを掛算する。ゲインは0〜1であるので、出力電
圧を割引きする(V/Fを下げる)ことになる。
鋳造中は、周波数指令としてピンチロールの速度指令
と同じ値がPLCより与えられる。V/F下げ指令は、V/Fの
ゲインが1以下の値、例えば0.3程度となるようにV/F制
御装置11より与えられる。本例では、V/F下げ指令7V
で、ゲインが0.3となる。これはV/Fを30%下げることに
なる。
鋳片尾端が接近したときは、周波数指令として同じく
ピンチロールの速度指令と同じ値がPLCより与えられ
る。V/Fのゲインを0.3より徐々に1に近づけてゆく。本
例ではV/F下げ指令を7Vから0Vに下げていく。
鋳片尾端がピンチロールを抜けると、周波数指令とし
て、ピンチロールの速度と関係なく、ローラテーブルが
単独で鋳片の搬送を行う速度指令を与える。V/F下げ指
令は、V/Fのゲインが1、すなわち下げ指令が0Vとなる
ように決定する。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明においては、鋳造中はイ
ンバータにてV/F特性を下げてメカニカルロスを発生す
る運転が可能であるため、従来のような低電圧電源及び
開閉器を必要としない。またローラテーブルはピンチロ
ールと同じ速度で運転されるため、鋳片との接触が円滑
になる。
鋳造が終了し、鋳片尾端がピンチロールを抜ける手前
でローラテーブルの駆動力がピンチロールの引抜き力に
寄与するように運転するため、特に引抜きスタンドと呼
ばれる他のピンチロールより比較的容量の大きい最終駆
動ロールを備えていない連続鋳造設備においては、最終
駆動ロールが過負荷となることがなく、円滑な引抜き運
転が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略図、第2図は鋳片引
抜状態を示す概略図、第3図は本発明によるインバータ
のV/F特性図、第4図はインバータ内部のブロック図、
第5図は従来装置の構成を示す概略図である。 1:鋳片、2:ピンチロール群 2−11〜2−1n,2−21〜2−2n:ピンチロール 3:ローラテーブル、3−1〜3−n:ロール 4−1〜4−n:ローラテーブル駆動用電動機 10:インバータ、11:V/F制御装置 12:メジャリングロール 13:直線加速器 14:V/F下げ指令パターン 15:V/F変換パターン 16:掛算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータで駆動される誘導電動機によっ
    てローラ群を駆動する連続鋳造設備のローラテーブル制
    御方法において、前記インバータの出力電圧−周波数特
    性を可変とする手段を具備し、連続鋳造機のピンチロー
    ルによって鋳片が鋳造されている時は、前記インバータ
    の電圧−周波数特性を下げることによりローラテーブル
    駆動用電動機の発生トルクを低く抑え、鋳造が終了し、
    引抜力に寄与するピンチロール数が減少するにしたがっ
    て前記インバータの電圧−周波数特性を徐々に高くして
    ローラテーブル駆動用電動機の発生するトルクを徐々に
    増加させることを特徴とする連続鋳造設備におけるロー
    ラテーブル駆動制御方法。
  2. 【請求項2】インバータで駆動される誘導電動機によっ
    てローラ群を駆動する連続鋳造設備のローラテーブル制
    御装置において、前記インバータの出力電圧−周波数特
    性を可変とする手段と、鋳片の位置を検出する手段とを
    具備し、該検出手段により検出された鋳片の位置が連続
    鋳造機のピンチロール群の間にあるときは前記インバー
    タの電圧−周波数特性を下げ、鋳片を噛み込んでいるピ
    ンチロールの数が減少するにしたがって前記インバータ
    の電圧−周波数特性を徐々に高くする手段を備えたこと
    を特徴とする連続鋳造設備におけるローラテーブル駆動
    制御装置。
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