JPH0849400A - 入隅サイディングおよびサイディング入隅役物製作治具 - Google Patents

入隅サイディングおよびサイディング入隅役物製作治具

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JPH0849400A
JPH0849400A JP18349994A JP18349994A JPH0849400A JP H0849400 A JPH0849400 A JP H0849400A JP 18349994 A JP18349994 A JP 18349994A JP 18349994 A JP18349994 A JP 18349994A JP H0849400 A JPH0849400 A JP H0849400A
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JP
Japan
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siding
pressing
sidings
pressing means
angle
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Application number
JP18349994A
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Inventor
Mamoru Gochi
守 郷地
Masayuki Saga
正幸 佐賀
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ITOUGUMI MOKUZAI KK
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
ITOUGUMI MOKUZAI KK
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易かつ安価に製作できる入隅サイディング
およびその製造用のサイディング入隅役物製作治具の提
供。 【構成】 端縁部を表裏面に対して傾斜をなして切断さ
れた二枚のサイディング71,72の裏面73側に配置
されてこれらを角度をなして配置可能かつこれらの端縁
部を連結可能な第一および第二の当接面30,31を有
する本体20と、一方のサイディング71を第一の当接
面30側に押圧する第一の押圧手段40と、他方のサイ
ディング72を第二の当接面31側に押圧する第二の押
圧手段50とを備えたサイディング入隅役物製作治具1
0により、二枚のサイディング71,72を各傾斜切断
部分77で連結させた入隅サイディングを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の外壁に使用され
るサイディングの入隅部である入隅サイディングおよび
これを製作するサイディング入隅役物製作治具に係り、
サイディングの端材を利用して入隅部を製作する場合な
どに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、木質住宅等の建物の外壁には、
サイディングが使用されている。図4には、このサイデ
ィングを用いて形成された建物の外壁の概略構成の一例
が示されている。図4において、建物の外壁90は、木
質パネル等により形成された外壁本体91と、この外壁
本体91の外側表面に配置された複数のサイディング9
2とにより構成されている。これらの各サイディング9
2の隙間には、目地材93による防水処理が施されてい
る。また、外壁90の入隅部分におけるサイディング9
2の接続には、入隅ジョイナ94が用いられている。こ
の入隅ジョイナ94は、角度をなして配置された二枚の
サイディング92の各端縁部を図4中コの字状断面部分
で咬え込んでこれらを接続する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の外壁90の構造では、入隅部分におけるサイデ
ィング92の接続に、入隅ジョイナ94を用いているの
で、構造が複雑化して施工作業に手間がかかるうえ、部
品点数が増大し、建築コストが増大するという問題があ
った。また、建物の建築においては、サイディング92
に多くの端材が生じることから、この端材を有効に利用
して建築コストの低減を図ることが望まれている。
【0004】本発明の目的は、容易かつ安価に製作でき
る入隅サイディングおよびその製造用のサイディング入
隅役物製作治具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、二枚のサイデ
ィングをその各端縁部で連結させることにより入隅サイ
ディングを製作して前記目的を達成しようとするもので
ある。具体的には、本発明の入隅サイディングは、端縁
部を表裏面に対して傾斜をなして切断された二枚のサイ
ディングを各傾斜切断部分で連結させて形成されたこと
を特徴とする。ここで、二枚のサイディングは、通常の
大きさ(一般的な市販品の大きさ)のサイディングであ
ってもよく、これらの端材であってもよく、任意の大き
さのものを含む。また、サイディング端縁部の傾斜切断
部分の傾斜角は、例えば、45度等、表裏面に対して直
角または平行以外の全ての角度を含む。
【0006】そして、本発明のサイディング入隅役物製
作治具は、端縁部を表裏面に対して傾斜をなして切断さ
れた二枚のサイディングの裏面側に配置されてこれらを
角度をなして配置可能かつこれらの端縁部を連結可能な
第一および第二の当接面を有する本体と、一方のサイデ
ィングを他方のサイディングが当接された第一の当接面
側に押圧する第一の押圧手段と、他方のサイディングを
一方のサイディングが当接された第二の当接面側に押圧
する第二の押圧手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】ここで、二枚のサイディングのなす角度
は、例えば、90度等、任意の角度であってよく、18
0度(平行)以外の全ての角度を含む。また、サイディ
ング端縁部の傾斜切断部分の傾斜角は、例えば、45度
等、表裏面に対して直角または平行以外の全ての角度を
含む。また、第一および第二の当接面は、サイディング
の裏面の全面に渡って当接される構成となっている必要
はなく、サイディングの裏面の少なくとも一部に当接さ
れてサイディングを所望の状態に支持できる構成となっ
ていればよい。
【0008】また、本発明のサイディング入隅役物製作
治具において、第一または第二の押圧手段は、それぞれ
一方または他方のサイディングの連結部とは反対側の端
縁部を押圧する構成とされていることが望ましい。さら
に、このような端縁部を押圧する構成の押圧手段を有す
るサイディング入隅役物製作治具において、第一または
第二の押圧手段のうちのいずれか一方は、二枚のサイデ
ィングの少なくとも連結部近傍を含む部分の表面に当接
される表面当接部を有していることが望ましい。
【0009】また、以上に述べた本発明のサイディング
入隅役物製作治具は、第一または第二の押圧手段のうち
のいずれか一方が、次のような固定押圧式の押圧手段で
ある場合も含む。つまり、一方の押圧手段が、押圧時に
は固定されていて自ら押圧方向に進んでサイディングの
押圧を行うことはなく他方の押圧手段の押圧に起因して
サイディングから受ける力の反作用により押圧を行う構
成とされ、かつサイディングの着脱時には押圧方向の逆
方向に退避可能な構成とされている場合を含む。しか
し、第一および第二の押圧手段は、いずれも押圧方向お
よびその逆方向に自在に進退可能に構成されていること
が、二枚のサイディングのより一層確実な連結を行う上
で望ましい。
【0010】
【作用】このような本発明においては、二枚のサイディ
ングの各端縁部を表裏面に対して傾斜をなして切断し、
これらの各傾斜切断部分を連結させて入隅サイディング
を製作する。また、このような入隅サイディング、特に
役物(やくもの)としての入隅サイディングは、本発明
のサイディング入隅役物製作治具を用いて次のように製
作される。すなわち、本体に形成された第一および第二
の当接面上に、二枚のサイディングをその裏面を当接さ
せるようにして配置することにより、これらの二枚のサ
イディングを角度をなして配置するとともに、これらの
端縁部を連結可能な状態にする。そして、この状態で第
一の押圧手段により一方のサイディングを第一の当接面
(他方のサイディングが当接された当接面)側に押圧す
るとともに、第二の押圧手段により他方のサイディング
を第二の当接面(一方のサイディングが当接された当接
面)側に押圧する。
【0011】このようにして入隅サイディングを製作す
ることにより、前述した従来の外壁90(図4参照)の
場合のような入隅ジョイナ94を用いないでサイディン
グの入隅部分を形成できるので、外壁構造が簡略化され
て施工が容易になるうえ、部品点数が削減され、建築コ
ストの低減が図られる。また、サイディングの端材を用
いてサイディング入隅役物を製作することが可能となる
ので、端材の有効利用が図られ、これらにより前記目的
が達成される。
【0012】また、本発明のサイディング入隅役物製作
治具の第一または第二の押圧手段を、それぞれ一方また
は他方のサイディングの連結部とは反対側の端縁部を押
圧する構成とした場合には、特にサイディングに押圧を
行うための特殊な工夫(例えば、サイディングに切欠き
部分や穴を設ける、サイディングに釘やフック等の係合
用突起を設ける、あるいはサイディングの表面に凹凸を
設けるなど)を施す必要なく、容易かつ確実に押圧を行
うことが可能となる。
【0013】さらに、このような端縁部を押圧する構成
の押圧手段を有するサイディング入隅役物製作治具にお
いて、第一または第二の押圧手段のうちのいずれか一方
を、二枚のサイディングの少なくとも連結部近傍を含む
部分の表面に当接される表面当接部を有する構成とした
場合には、端縁部を押圧されたサイディングが倒れて当
接面から離れてしまうというような不都合が未然に防止
され、安定した状態でサイディングの押圧が行われる。
【0014】また、第一および第二の押圧手段を、いず
れも押圧方向およびその逆方向に自在に進退可能な構成
とした場合には、両方の押圧手段による押圧力調整およ
び押圧時のサイディング位置調整が可能となり、二枚の
サイディングのより一層確実な連結が実現されるうえ、
サイディングの着脱作業が容易に行われる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例のサイディング入隅役物製
作治具10の分解斜視状態が示されている。この治具1
0は、図1中二点鎖線で示された二枚のサイディング7
1,72を連結して本発明の入隅サイディングである一
つのサイディング入隅役物70を製作するための治具で
あり、図2には、各サイディング71,72を治具10
に取り付けた状態の側面図(図1中矢印A方向から見た
図)が示されている。また、図3には、サイディング入
隅役物70を用いて形成された建物の外壁1の断面構造
が示されている。
【0016】図1および図2において、治具10は、二
枚のサイディング71,72の裏面73側に配置される
本体20と、一方のサイディング71を押圧する第一の
押圧手段40と、他方のサイディング72を押圧する第
二の押圧手段50とを備えている。
【0017】本体20は、水平に配置される基板21
と、この基板21の上面の図中右側位置に固定された長
方形形状の水平板22と、基板21の図中右側端縁に基
板21と直角をなすように接続固定された長方形形状の
垂直板23と、この垂直板23の図中右側位置に固定さ
れた第二の押圧手段50を支持するための支持台24と
により構成されている。これらの基板21、水平板2
2、垂直板23、および支持台24の材質は、全て木材
となっている。
【0018】垂直板23の図中左側の面には、本体20
の上に垂直に配置されるサイディング72を当接支持す
るための第一の当接面である垂直当接面30が形成され
ている。水平板22の上面には、本体20の上に水平に
配置されるサイディング71を当接支持するための第二
の当接面である水平当接面31が形成されている。これ
らの垂直当接面30および水平当接面31のなす角度
は、製作されるサイディング入隅役物70の入隅部分の
角度に対応して90度となっている。
【0019】第一の押圧手段40は、サイディング71
の図中左側の端縁部75(連結部77とは反対側の端縁
部)に当接される端縁当接部42を有する木製で板状の
水平押圧部材41と、基板21の上面の図中左側位置に
固定された二つの水平クランプ45とにより構成されて
いる。水平クランプ45は、手動により操作可能なレバ
ー46と、倍力装置等を適宜介してこのレバー46の操
作により図中X方向に自在に進退可能とされた移動部4
7とを備えている。第一の押圧手段40は、二つの水平
クランプ44の各レバー46を操作して水平押圧部材4
1を各移動部47の先端で押して図中X方向に移動させ
ることにより、サイディング71の押圧を行うようにな
っている。
【0020】第二の押圧手段50は、サイディング72
の図中上側の端縁部76(連結部77とは反対側の端縁
部)に当接される端縁当接部52を有する木製で逆L字
状断面の垂直押圧部材51と、支持台24の上面に固定
された二つの垂直クランプ55とにより構成されてい
る。また、垂直押圧部材51は、水平に配置されるサイ
ディング71の表面78に当接される表面当接部53を
有しており、端縁当接部52の位置と表面当接部53の
位置との間の寸法H(図2参照)は、サイディング72
の図中上下方向の幅に対応したものとなっている。
【0021】垂直クランプ55は、手動により操作可能
なレバー56と、倍力装置等を適宜介してこのレバー5
6の操作により図中Q方向に回動可能とされた移動部5
7とを備えている。第二の押圧手段50は、二つの垂直
クランプ55の各レバー56を操作して押圧部材51を
各移動部57の先端で押して図中上下方向に移動させる
ことにより、サイディング72の押圧を行うようになっ
ている。
【0022】このような本実施例においては、以下のよ
うにしてサイディング入隅役物70を製作する。先ず、
連結部77となる端縁部が表裏面に対して45度に切断
された二枚のサイディング71,72を用意し、この4
5度に切断された部分に接着剤を塗る。また、これらの
サイディング71,72は、端材を利用して用意できれ
ば好適である。
【0023】次に、水平クランプ45の各移動部47を
押圧方向の逆方向に逃がしておき、この状態でサイディ
ング71をその裏面73が水平当接面31に当接される
ように水平に配置し、さらに水平押圧部材41をその端
縁当接部42がサイディング71の端縁部75に当接さ
れるように配置する。そして、水平クランプ45のレバ
ー46を操作して各移動部47を押圧方向に移動させて
水平押圧部材41に接触させる。これらの作業の終了段
階では、サイディング71の45度に切断された端縁部
(連結部77となる端縁部)は、サイディング72の4
5度に切断された端縁部の直下の位置にくるようにして
おく。
【0024】その後、垂直クランプ55の各移動部57
を押圧方向の逆方向に逃がしておき、この状態でサイデ
ィング72をその裏面73が垂直当接面30に当接され
るように垂直に配置し、さらに垂直押圧部材51をその
端縁当接部52がサイディング72の端縁部76に当接
されかつその表面当接部53がサイディング71の表面
78に当接されるように配置する。そして、垂直クラン
プ55のレバー56を操作して各移動部57を押圧方向
に回動させて垂直押圧部材51に接触させ、さらに力を
加えて押圧を行う。これらの作業の終了段階では、二つ
のサイディング71,72の各端縁部75,76には、
それぞれ第一、第二の押圧手段40,50からの押圧力
が作用している状態となる。また、必要に応じて水平ク
ランプ45を操作して各移動部47を押圧方向に移動さ
せてサイディング71の端縁部75からの押圧を積極的
に行ってもよい。
【0025】このような押圧状態を維持し、連結部77
の接着剤が乾いた後に、水平クランプ45および垂直ク
ランプ55を緩め、さらに水平押圧部材41および垂直
押圧部材51を取り外して完成したサイディング入隅役
物70を本体20から取り出す。以上のようにして製作
されたサイディング入隅役物70は、図3に示すよう
に、木質パネル等により形成された外壁本体2の外側の
入隅部分に配置され、他の平坦なサイディング3ととも
に建物の外壁1を構成する。また、サイディング入隅役
物70と他のサイディング3との隙間には、従来と同様
に目地材4による処理を施しておけばよい。
【0026】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、二枚のサイディング71,72
を連結部77で連結させて形成されたサイディング入隅
役物70を用いて建物の外壁1を形成することができる
ので、前述した従来の外壁90(図4参照)の場合のよ
うな入隅ジョイナ94を用いないでサイディングの入隅
部分を形成できるため、外壁構造を簡略化でき施工を容
易かつ迅速に行うことができるうえ、部品点数を削減で
き、建築コストを低減できる。また、治具10によりサ
イディングの端材を用いてサイディング入隅役物70を
製作することができるので、端材の有効利用を図ること
ができる。
【0027】さらに、治具10の第一、第二の押圧手段
40,50は、それぞれサイディング71,72の各端
縁部75,76(連結部77とは反対側の端縁部)を押
圧する構成となっているので、特に各サイディング7
1,72に押圧用の特殊な工夫を施す必要なく、容易か
つ確実に二枚のサイディング71,72の押圧を行うこ
とができる。
【0028】また、第二の押圧手段50の垂直押圧部材
51は、端縁当接部52の他に表面当接部53を有して
いるので、端縁部76を押圧されたサイディング72が
倒れて当接面30から離れてしまうというような不都合
を未然に防止でき、安定した状態でサイディング72の
押圧を行うことができる。さらに、端縁当接部52と表
面当接部53との間の寸法Hがサイディング72の幅に
対応したものとなっているので、サイディング72への
過度の押圧を未然に防止でき、連結部77の連結状態を
綺麗に仕上げることができ、高品質なサイディング入隅
役物70を製作することができる。
【0029】そして、第一、第二の押圧手段40,50
の水平クランプ45、垂直クランプ55は、いずれも各
レバー46,56を操作して水平押圧部材41、垂直押
圧部材51を押圧方向およびその逆方向に自在に進退さ
せることができるので、両方の押圧手段40,50によ
って押圧力調整を行うことができるとともに、両方の押
圧手段40,50によって押圧時の各サイディング7
1,72の位置調整を行うことができる。このため、二
枚のサイディング71,72をより一層確実に連結でき
る。
【0030】また、第一、第二の押圧手段40,50が
いずれも押圧方向およびその逆方向に自在に進退可能な
構成となっているので、各サイディング71,72の本
体20への取り付け作業および完成したサイディング入
隅役物70の本体20からの取り出し作業を容易に行う
ことができる。
【0031】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記実施例では、第二の押圧手
段50の垂直押圧部材51は、水平に配置されたサイデ
ィング71の表面78に当接される表面当接部53を有
していたが、この表面当接部53に加え、垂直に配置さ
れたサイディング72の表面78に当接される表面当接
部を有する構成としてもよい。
【0032】また、前記実施例では、第一、第二の押圧
手段40,50がいずれも押圧方向およびその逆方向に
自在に進退可能な構成となっていたが、第一、第二の押
圧手段40,50のうちのいずれか一方は、固定押圧式
の押圧手段としてもよい。例えば、水平クランプ45の
代わりに、押圧時に水平押圧部材41を本体20に対し
て固定でき、かつサイディング着脱時に水平押圧部材4
1を押圧方向と逆方向に逃がすことができる機構を設け
た第一の押圧手段としてもよく、このようにした場合に
は、押圧時においてサイディング71に第一の押圧手段
から積極的に押圧力が掛けられるのではなく、反作用に
より押圧力が掛かるようになる。
【0033】また、前記実施例では、第一、第二の押圧
手段40,50は、それぞれ水平クランプ45、垂直ク
ランプ55および水平押圧部材41、垂直押圧部材51
により構成されていたが、本発明の第一、第二の押圧手
段は、このような構成に限定されるものではなく、要す
るに、サイディング71,72をそれぞれ垂直当接面3
0側、水平当接面31側に押圧できる構成であればよ
い。例えば、水平押圧部材41、垂直押圧部材51を設
けずに、水平クランプ45、垂直クランプ55の各移動
部47,57で直接にサイディング71,72を押圧す
るようにしてもよい。また、水平クランプ45、垂直ク
ランプ55の代わりに、ねじ軸式、パンタグラフ式の進
退機構、あるいはシリンダ装置等を設けて水平押圧部材
41、垂直押圧部材51を移動させるようにしてもよ
い。
【0034】さらに、前記実施例では、垂直当接面30
と水平当接面31とのなす角度は90度とされていた
が、本発明の第一、第二の当接面のなす角度は、90度
に限定されるものではなく、製作するサイディング入隅
役物70の入隅部分の角度に応じて適宜設定すればよ
い。
【0035】そして、前記実施例では、第一、第二の当
接面は、それぞれ垂直当接面30、水平当接面31とな
っていたが、本発明の第一、第二の当接面の地面に対す
る配置角度は任意であり、例えば、第一、第二の当接面
が共に地面に対して45度をなす角度に配置されていて
もよい。つまり、本体20をMブロックのような形状と
してもよい。
【0036】また、前記実施例では、水平押圧部材4
1、垂直押圧部材51、および本体20の全てが木製と
なっていたが、これらは金属製、樹脂製等の他の材質で
あってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、二
枚のサイディングの各端縁部を連結して形成された入隅
サイディングを用いることにより、従来のような入隅ジ
ョイナを用いないで建物の外壁の入隅部分を形成できる
ので、外壁構造の簡略化により施工の容易化、迅速化、
部品点数の削減を図ることができ、建築コストを低減で
きるうえ、サイディングの端材を用いてサイディング入
隅役物を製作することができるので、端材の有効利用を
図ることができるという効果がある。
【0038】また、本発明のサイディング入隅役物製作
治具の第一または第二の押圧手段を、それぞれ一方また
は他方のサイディングの連結部とは反対側の端縁部を押
圧する構成とした場合には、特にサイディングに押圧用
の特殊な工夫を施す必要なく、容易かつ確実に押圧を行
うことができるという効果がある。
【0039】さらに、端縁部を押圧する構成の押圧手段
を有するサイディング入隅役物製作治具において、第一
または第二の押圧手段のうちのいずれか一方を、二枚の
サイディングの少なくとも連結部近傍を含む部分の表面
に当接される表面当接部を有する構成とした場合には、
端縁部を押圧されたサイディングが倒れて当接面から離
れてしまうというような不都合を未然に防止でき、安定
した状態でサイディングの押圧を行うことができるとい
う効果がある。
【0040】また、第一および第二の押圧手段を、いず
れも押圧方向およびその逆方向に自在に進退可能な構成
とした場合には、両方の押圧手段による押圧力調整およ
び押圧時のサイディング位置調整を行うことができるの
で、二枚のサイディングのより一層確実な連結を実現で
きるうえ、サイディングの着脱作業を容易に行うことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】前記実施例の側面図。
【図3】前記実施例のサイディング入隅役物を用いて形
成された外壁の断面図。
【図4】従来の外壁構造を示す断面図。
【符号の説明】
10 サイディング入隅役物製作治具 20 本体 30 第一の当接面である垂直当接面 31 第二の当接面である水平当接面 40 第一の押圧手段 41 第一の押圧手段を構成する水平押圧部材 45 第一の押圧手段を構成する水平クランプ 50 第二の押圧手段 51 第二の押圧手段を構成する垂直押圧部材 53 表面当接部 55 第二の押圧手段を構成する垂直クランプ 70 入隅サイディングであるサイディング入隅役物 71,72 サイディング 73 裏面 75,76 端縁部 77 連結部 78 表面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端縁部を表裏面に対して傾斜をなして切
    断された二枚のサイディングを各傾斜切断部分で連結さ
    せて形成されたことを特徴とする入隅サイディング。
  2. 【請求項2】 端縁部を表裏面に対して傾斜をなして切
    断された二枚のサイディングの裏面側に配置されてこれ
    らを角度をなして配置可能かつこれらの端縁部を連結可
    能な第一および第二の当接面を有する本体と、一方のサ
    イディングを他方のサイディングが当接された前記第一
    の当接面側に押圧する第一の押圧手段と、他方のサイデ
    ィングを一方のサイディングが当接された前記第二の当
    接面側に押圧する第二の押圧手段とを備えたことを特徴
    とするサイディング入隅役物製作治具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したサイディング入隅役
    物製作治具において、前記第一または第二の押圧手段
    は、それぞれ前記一方または他方のサイディングの連結
    部とは反対側の端縁部を押圧する構成とされていること
    を特徴とするサイディング入隅役物製作治具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載したサイディング入隅役
    物製作治具において、前記第一または第二の押圧手段の
    うちのいずれか一方は、前記二枚のサイディングの少な
    くとも連結部近傍を含む部分の表面に当接される表面当
    接部を有していることを特徴とするサイディング入隅役
    物製作治具。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれかに記載
    したサイディング入隅役物製作治具において、前記第一
    および第二の押圧手段は、いずれも押圧方向およびその
    逆方向に進退可能に構成されていることを特徴とするサ
    イディング入隅役物製作治具。
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