JPH0849714A - 部材固定具の製造方法および部材固定具 - Google Patents

部材固定具の製造方法および部材固定具

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JPH0849714A
JPH0849714A JP33114194A JP33114194A JPH0849714A JP H0849714 A JPH0849714 A JP H0849714A JP 33114194 A JP33114194 A JP 33114194A JP 33114194 A JP33114194 A JP 33114194A JP H0849714 A JPH0849714 A JP H0849714A
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outer cylinder
cylinder
shaft
flange
bent
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Yoshimasa Osada
吉正 長田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打ち込みに際し、不都合に打ち込み層を破壊
しない部材固定具の提供。 【構成】 矩形平板の一方矩辺で複数の三角山が連なる
ように切除する工程と、三角山部分より他方矩辺側に隔
てた位置に孔をあける工程と、三角山部を持つ平板を長
辺に沿う中心軸線を持つ筒体に成形する工程と、筒体の
三角山部を錐状に成形する工程と、筒体の前記三角山部
より反対側端部を拡径屈曲する工程と、筒体の錐状端部
からドーナツ状板を挿入する工程と、筒体の錐状端部か
ら案内部材を挿入する工程と、筒体の拡径端部から棒状
の錨部材を挿入する工程と、筒体の拡径端部から軸を挿
入する工程とを含むこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釘,びょうなどの部材
固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の一例として、実開昭62ー
196914号公報に示されたものがある。この技術は
釘の脚部を軸方向に沿って一対の脚片に分割し、これら
脚片の間に曲がり易い薄い短冊板を挟ませたものであ
る。そして、気泡コンクリートへの釘の打ち込みに従
い、脚片下端から両脚片間にコンクリート層が進入し、
短冊板は上方へジグザグ状に折り畳まれていき、前記両
脚片は八字状に開き、錨となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、釘は打ち込みと同時に脚片が八字状に開いてい
くので打ち込み層を不都合に破壊し、空洞を生じさせ、
引き抜き耐力が弱い。
【0004】本発明は上記課題を解決し、打ち込みに際
し、不都合に打ち込み層を破壊しない部材固定具を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、矩形平板の一方矩辺で複数の三角山が連なるように
切除する工程と、前記三角山部分より他方矩辺側に隔て
た位置に孔をあける工程と、前記三角山部を持つ平板を
長辺に沿う中心軸線を持つ筒体に成形する工程と、前記
筒体の三角山部を錐状に成形する工程と、前記筒体の前
記三角山部より反対側端部を拡径屈曲する工程と、前記
筒体の前記錐状端部からドーナツ状板を挿入する工程
と、前記筒体の前記錐状端部から案内部材を挿入する工
程と、前記筒体の前記拡径端部から棒状の錨部材を挿入
する工程と、前記筒体の前記拡径端部から軸を挿入する
工程とを含むことである。
【0006】第2構成は、筒本体の一端にフランジを持
ち、他端付近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈
曲形成または別体固定された尖部と、前記外筒の一端か
ら挿入された軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在
され、または前記軸と一体に形成もしくは別体で固着さ
れ、他端が前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材と、前記
外筒フランジと前記軸頭との間に介在された離脱可能な
スペーサ筒とを含み、前記外筒は平板から筒状に屈曲成
形されてなり、前記外筒フランジは前記筒本体と別体の
ドーナツ状板とされ、前記筒本体の一端は拡径屈曲さ
れ、前記筒本体に前記ドーナツ状板が嵌合されたことで
ある。
【0007】第3構成は、筒本体の一端にフランジを持
ち、他端付近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈
曲形成または別体固定された尖部と、前記外筒の一端か
ら挿入され、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜
け止めとなる凸部が設けられた軸と、該軸の他端と前記
尖部との間に介在され、または前記軸と一体に形成もし
くは別体で固着され、他端が前記外筒の孔に臨んだ棒状
の錨部材とを含み、前記外筒は平板から筒状に屈曲成形
されてなり、前記外筒フランジは前記筒本体と別体のド
ーナツ状板とされ、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、
前記筒本体に前記ドーナツ状板が嵌合されたことであ
る。
【0008】第4構成は、筒本体の一端にフランジを持
ち、他端付近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈
曲形成または別体固定された尖部と、前記外筒の一端か
ら挿入され軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在さ
れ、または前記軸と一体に形成もしくは別体で固着さ
れ、他端が前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材とを含
み、前記外筒は平板から筒状に屈曲成形されてなり、か
つ、内周面には前記軸との締め代で抜け止めとなる凸部
が設けられ、前記外筒フランジは前記筒本体と別体のド
ーナツ状板とされ、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、
前記筒本体に前記ドーナツ状板が嵌合されたことであ
る。
【0009】第5構成は、筒本体の一端にフランジを持
ち、他端付近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈
曲形成または別体固定された尖部と、前記外筒の一端か
ら挿入された軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在
され、または前記軸と一体に形成もしくは別体で固着さ
れ、他端が前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材とを含
み、前記外筒は平板から筒状に屈曲成形されてなり、前
記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板とさ
れ、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に前
記ドーナツ状板が嵌合され、該錨部材は針金が逆U字状
に屈曲されてなり、前記軸が打撃されたとき、前記外筒
フランジが被固定物に達するまで、または、達する直前
まで、前記錨部材が前記外筒孔から出ない程度の摩擦力
を生じるよう、前記錨部材がその弾性復元力により前記
外筒内壁に押圧接触したことである。
【0010】
【作用】ハンマで軸の頭を打撃して打ち込んでいくと、
外筒と軸は、スペーサ筒があるため、それらが一体とな
って、外筒がフランジまで打ち込まれて止まる。続いて
打撃すると、外筒はフランジで移動が止められているの
で、軸の頭に圧縮されてスペーサ筒は破壊され分離す
る。続く打撃で、軸頭が外筒のフランジの表面まで打ち
込まれる。このとき、錨部材は、外筒の孔から出てい
き、下地材の内部に侵入する。これにより、引き抜き力
に対抗する錨となる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。図1,2,3において、外筒1
は鋼製の円筒本体1aの上端に同心の丸フランジ1bを
持ち、下端が屈曲されて尖部1dとなっている。また、
尖部1d付近の直径上に対向する2カ所に孔1cが設け
られる。該外筒の孔1cは外筒軸方向に長い長孔であ
る。外筒1は矩形平板から筒状に屈曲成形されてなる。
【0012】前記外筒フランジ1bは前記筒本体1aと
別体のドーナツ状板とされ、該ドーナツ状板の孔周縁が
下方に屈曲され、前記筒本体の上端は拡径屈曲され、前
記筒本体に前記ドーナツ状板が嵌合した状態で、該ドー
ナツ状板の屈曲部が絞られて前記筒本体に固着される。
【0013】鋼製の軸2の円柱本体2aは前記外筒1の
上端から挿入されて上端に同心の丸頭2bを持ち、前記
軸本体2aと前記頭2bとの境界には、頭側に拡がるテ
ーパ面2cが形成されている。また、前記軸2の下端面
には位置決め凹部2dが形成されている。そして、円柱
本体2aの外周には接着剤(または粘着剤)3が塗布さ
れ、これが外筒1の円筒本体1aの内面との粘着または
摩擦により、軸2は抜け止めされる。
【0014】棒状の錨部材4は、該軸2の下端と前記尖
部1cの上方との間に介在され、下端が前記外筒1の孔
1cに臨む。錨部材4は鋼からなる丸針金からなり、こ
れが逆U字状に屈曲され、針金の両端部4aが下側とな
り、これら両端部4aは前記外筒1の孔1c内に臨むよ
うに屈曲されている。
【0015】スペーサ筒6は外筒フランジ1bと軸頭2
bとの間に介在される。スペーサ筒6はプラスチック
(合成樹脂)の円筒からなり、軸方向を境として片側部
分で他の部分(厚肉部6a)よりも薄く(薄肉部6b)
されている。そして、前記片側部分(薄肉部6b)の前
記軸頭側端面において、薄肉部6bの上面が低くなるよ
うな傾斜面6cが設けられている。
【0016】前記スペーサ6と前記筒本体1aの境界に
はワッシャ9が介在されている。
【0017】以上において、図4で、軽量気泡コンクリ
ート下地材Bの表面に屋根瓦または木板等の外装材料A
を本発明の釘で固定する場合を説明する。ハンマで軸2
の頭2bを打撃して打ち込んでいくと、外筒1と軸2
は、スペーサ筒6があるため、それらが一体となって、
外筒1がフランジ1bまで打ち込まれて止まる。
【0018】続いて打撃すると、外筒1はフランジ1b
のために移動が止められているので、軸2の頭2bによ
り圧縮されて、スペーサ筒6の傾斜面6cおよび軸2の
テーパ面2cによって、軸心を境として厚肉部6a側へ
の半径方向分力がスペーサ筒6の上部に生じる。このた
めスペーサ筒6は仮想線示のごとく、上部から軸2より
半径方向にずれて傾いて行き、薄肉部6bが軸2に強圧
されて破れ軸2から外れる。そして、スペーサ筒は軸の
打ち込みに際し、勢いよく周囲に飛散することなく、ほ
ぼ一方向に緩やかに分離される。このとき、ワッシャ9
は、スペーサ筒6の下部が軸と外筒との間に喰い込むの
を防止する。
【0019】続く打撃で、接着剤3の付着が解かれ、軸
頭2bがワッシャ9を介して外筒1のフランジ1bの表
面まで打ち込まれる。このとき、錨部材4は、その軸方
向に順に外筒の孔1cから出ていき、下地材Bの内部に
侵入する。
【0020】ここで、軸2の下端面には位置決め凹部2
dがあるので、軸2と錨部材4の軸線がほぼ一致するよ
うに保持され、錨部材4はスムーズに外筒から出て行
く。また、孔1cが長孔となっているので、該孔に対す
る錨部材4の先端部の位置決めに厳しい精度が要求され
ない。しかも、孔1cの長さ方向に方向が案内されて、
錨部材4が外筒から出て行く場合もあり、この場合には
錨部材4は外筒から出た部分において、バランスのとれ
た姿勢となる。これにより、引き抜き力に対抗する錨と
なる。また、スペーサ筒6があるので、外筒1が完全に
打ち込まれるまでは軸2が外筒内を進まない。このた
め、外筒1の打撃完了後に初めて錨部材4が外筒から突
出していき、打ち込み層の周囲を不都合に破壊しない。
【0021】ここで、接着剤3は取り扱い中に軸2が外
筒1から抜け出たり、軸2の打ち込み中に錨部材4の弾
性復元力によって軸2に逆方向の力が働いたときに、こ
れに抵抗する。
【0022】次に本部材固定具の製造方法の一実施例を
図面に基づいて説明する。図17において、帯板が右へ
送られ、第1工程で帯板前端付近に、前記外筒孔1cに
相当する孔がプレスポンチであけられる。第2工程で、
帯板が矩形平板にプレスで切断される。第3工程で、矩
形平板の一方矩辺で複数(図示2個)の三角山が連なる
ように切除する。第4工程で、前記三角山部を持つ平板
を長辺に沿う中心軸線を持つ円筒体(外筒1に相当)に
成形する。第5工程で、前記筒体の三角山部を錐状(尖
部1dに相当)に成形する。第6工程で、前記筒体の前
記三角山部より反対側端部を拡径屈曲する。第7工程
で、前記筒体の前記錐状端部から、フランジ1bとなる
ドーナツ状板を挿入(圧入)する。これで、円筒体のス
プリングバック(弾性復元)が阻止される。第8工程
で、前記筒体の前記拡径端部から案内部材5を挿入す
る。第9工程で、前記筒体の前記拡径端部から棒状の錨
部材4を挿入する。第10工程で、前記筒体の前記拡径
端部から凸部3を持つ軸2を挿入する。
【0023】さてここで、第3工程で、2個の三角山の
高さはhだけ差が設けられる。これにより、第5工程で
三角山部が錐状に成形されたとき、図17の第8工程図
のごとく、山の低い方が高い方の内側へ入り込み、高い
方の山が鋭い尖状を呈する。
【0024】なお、第4工程の円筒曲げ作業時は、図1
8のような周知の金型で行われる。即ち、下型M1と上
型のポンチM2により、U曲げ加工され、次に半円筒型
面を持つ上下の型M3,M4により、カール加工が行わ
れ、円筒体となる。
【0025】また、第5工程の円錐加工は、図19のよ
うに、上向きポンチM5を囲んで円筒ガイドM6が設け
られ、これらの間に円筒体の外筒(仮想線示)が挿入さ
れる。そして、円錐孔を持つ上型M7が設けられる。そ
して、上型M7を下降させて、外筒の円錐部を成形(絞
りおよび屈曲)する。
【0026】第6工程の拡径加工は、図20のように下
型M8の穴に外筒の円錐部1dを下にして挿入し、上部
には、上向きテーパー面を持つ下型M9が位置する。そ
して、下向き円錐面を持つ上型ポンチM10が下降し、
拡径加工される。
【0027】なお、前記第1工程,第2工程,第3工程
は、これらの任意の組み合わせで、順序が変えられる。
【0028】図9aは外筒フランジの他の実施例を示
す。外筒フランジ1bは前記筒本体1aと別体のドーナ
ツ状板とされ、筒本体1aの上端は拡径屈曲される。そ
して、前記筒本体に前記ドーナツ状板が嵌合した状態
で、スリーブ11が前記外筒の他端から密接挿入され、
これらの部分が脱落しない組とされている。スリーブ1
1は合成樹脂の成型品からなり、円筒本体11aの一端
に外フランジ11b、他端に先細テーパ面11cが設け
られる。また、前記ドーナツ状板として皿バネまたは円
板バネが使用されたときは、振動や衝撃を緩衝し、被打
ち込み体に対する緩み止めとなる。
【0029】図5は他の実施例を示す。外筒の孔1cは
上側が切り出され、内側に屈曲されて、案内片1eが形
成され、これに錨部材4の下端が支持される。
【0030】図6は他の実施例を示す。外筒1下部の内
側で尖部1dと孔1cとの間には、円柱状案内部材5が
介在される。案内部材5の上端は、外筒1の軸方向にほ
ぼ直角をなす平坦面からなる。この場合は図6のよう
に、錨部材4の下部下面は案内部材5の上面により反力
を受けると共に、案内部材5の上面周縁の隅角部5aに
強力に押し付けられ、錨部材4の先端は上向きに屈曲し
ていく。続くハンマの打撃で、錨部材4が外筒孔1cを
通過する部分の上面も外筒孔1cの隅角1fに強力に押
し付けられる。この結果錨部材は外筒孔1cを通過する
部分において上下面で強力に挟まれた状態で、外筒から
出ていくので、“しごかれる”ことになり、上方にほぼ
円弧を描いて屈曲していく。
【0031】図7は更に他の実施例を示す。前記案内部
材5の下端を尖部として、前記外筒尖部1dに代えたも
のである。即ち、案内部材51は、外筒1の円筒本体1
aと同心の円柱部51aの下端に下向きの尖頭山部51
bが一体形成され、上端は平坦面とされる。そして、円
柱部51aの外周に円周溝51cが設けられ、これに前
記外筒1の下端の屈曲片1gがかしめ加工により嵌合さ
れる。
【0032】また、図8のように、外筒1が軸方向に沿
う複数の凹凸条があるように成形されたもので、固着力
が増加する。この場合は相対向する凸条間に錨部材4を
介在させ、これらの部分に孔1cを設ければ、錨部材4
の孔1cに対する位置決めが容易・確実となる。また、
この場合、軸2の外径を僅かに太くして、“締め代(し
めしろ)”を生じさせると、前記接着剤3が省略でき
る。また、図9のように、外筒1の軸断面が矩形(正方
形)の場合も、軸2の太さを大きくして締め代を作る
と、前記接着剤3が省略できる。
【0033】前記錨部材4は前記に代えて図10,11
のごとく、l(アルファベット筆記体小文字)字状線材
の両端が外方に向いて屈曲されたもの、或いは、図1
2,13のごとく、短冊薄板片が長さ方向に沿って下辺
から上辺手前まで切断され、人字状(又は入字状)に屈
曲されたものなどが適用される。また、J字状線材(図
示省略)が用いられ、外筒の1個の孔から出るようにし
てもよい。錨部材4は軸2と一体に形成され、または別
体で接着剤・溶接などで固着される。
【0034】錨部材として、通常の釘用の材料が用いら
れる。また、ステンレスばね鋼などのばね材を使えば、
弾力に富むので、地震などで外筒1と錨部材との位置関
係がずれても元の状態に戻り、固定強度が強い。
【0035】前記に代え、または前記と共にスペーサ筒
6の外周に、軸方向に沿う複数の溝6d(図1の仮想
線)を設ければ、この部分でも破壊する。
【0036】前記スペーサ筒6を設けない場合は、前記
接着剤3の固着力を大きくしておく。これにより、外筒
1が打ち込み終わるまでは、軸2と一体的に打ち込ま
れ、その後に接着剤3の固着が解かれ、軸2が外筒1内
に打ち込まれていく。また、図14のように接着剤3に
代えて、円柱本体2aの外周には複数の凸部3が円周方
向に等間隔で設けられ、これが外筒1の内面との“締め
代(しめしろ)”となり、外筒1が打ち込み終わるまで
は、両者は一体となっている。凸部3に代えて、軸方向
凸条が円周方向に配置して、または、円周凸条が設けら
れる。また、これらの凸部または凸条は外筒1の外側か
ら押圧(又は打撃)して、外筒1の内側に突出成形させ
てもよい。或いは図15のように、軸2の外周に円周溝
2cを設け、これにリングパッキン9を嵌め込んでもよ
い。これらの変形例はスペーサ筒6が設けられても適用
されるが、外筒と軸との付着力は軸が抜け出ない程度に
小さく定められる。
【0037】更に、前記スペーサ6を設けない場合は、
錨部材4は針金が逆U字状に屈曲されてなり、前記軸2
が打撃されたとき、前記外筒フランジ1bが被固定物に
達するまで、または、達する直前まで、前記錨部材4が
前記外筒孔1cから出ない程度の摩擦力を生じるよう、
前記錨部材4がその弾性復元力により前記外筒1の内壁
に押圧接触する。そして、実験例(実施例)として、軽
量気泡コンクリート下地材Bの表面に、木材板を固定し
た場合、およびパーティクルボードを固定した場合の寸
法例を示す。 錨部材4の丸針金の直径1.1mmの場合、外筒1の
内直径─外直径は、2.5─3.5mm,2.8─3.8m
m,3.0─4.0mm 外筒フランジ1bの直径は、8mm以上。 錨部材4の丸針金の直径1.2mmの場合、外筒1の
内直径─外直径は、3.2─4.2mm,4.5─5.5m
m,外筒フランジ1bの直径は、10mm以上。
【0038】図16は軸の他の実施例を示し、軸は頭を
有せず、軸の上部にシール材層8が塗布される。この場
合は、外筒1内への軸2の打ち込み後は、シール材層8
が雨水の侵入を阻止する。
【0039】図7に示す固定具の実施例のものを製造す
るには、図17に示す第3工程(三角山形成)および第
5工程(錐状形成)が削除される。そして、第8,9,
10工程に代えて、筒体の拡径端部より反対側端部か
ら、錨部材4と案内部材51を挿入し、該案内部材51
をかしめ加工、または、溶接で固定し、次に、筒体の拡
径端部から軸2を挿入する。
【0040】なお、図1,2,5,6に示す固定具を製
造する場合は、図17に示した第3工程の高さの差hは
当然に零(ゼロ)とされる。また、前記で板から円筒体
が成形されたとき、その継ぎ目に溶接を施してもよい。
【0041】また、外筒1が板からではなく、既製の丸
パイプからなる場合には、図17の第6工程と同様にフ
ランジ部が成形され、第7工程と同様にドーナツ状板が
挿入され(又はドーナツ状板を挿入せずに前記成形フラ
ンジ部だけとする)、次に図7のように錨部材4と案内
部材51が挿入され、案内部材51が固定される。
【0042】本発明は、釘,画びょう、畳びょう等,そ
の他の部材固定具として極めて広い用途に適用される。
また、被打ち込み部材の材料は前記のほか、木毛セメン
ト板,木材,畳等に適用される。
【0043】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0044】
【発明の効果】本発明の構成により、外筒の先端付近の
側面から、棒状の錨部材が棒の先端から長さ方向に突出
してくるので、錨部材は層を破壊することなくスムーズ
に侵入する。従って、固定具の根元の安定性もよい。ま
た、固定具の先端を尖頭形状に出来るので、打ち込み易
く、層を不都合に破壊しない。しかも、太さは外筒と軸
または外筒と錨部材とにより決まるので、従来のものよ
り細くでき、打ち込み易く、打ち込んだ釘の周囲の防水
もやり易い。そのうえ、錨部材の太さと材料強度および
長さを選択することにより、引き抜き耐力を自由に設計
できる。
【0045】また、スペーサ筒のため、外筒がほぼ完全
に打ち込まれるまでは軸が外筒内を進まない。従って、
外筒がほぼ完全に打ち込まれてから錨部材が外筒から突
出して行き、打ち込み層の周囲を不都合に破壊すること
ができるだけ阻止される。
【0046】外筒フランジは筒本体と別体のドーナツ状
板とされ、該ドーナツ状板の孔周縁が下方に屈曲され、
筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に前記ドーナ
ツ状板が嵌合した状態で、ドーナツ状板の屈曲部が絞ら
れ筒本体に固着される。従って、外筒にフランジを金型
とプレスで取り付けられ、多量生産に適する。
【0047】外筒フランジは筒本体と別体のドーナツ状
板とされ、筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に
前記ドーナツ状板が嵌合した状態で、スリーブが前記外
筒の他端から挿入され、これらの部分が組とされてい
る。従って、筒本体にフランジを取り付けるプレス設備
が要らない。また、防水シートを通して打ち込む場合、
スリーブの部分で防水効果が増す。
【0048】外筒フランジが皿バネや円板バネのとき、
緩衝による抜け止め効果がある。
【0049】外筒は板が筒体に屈曲それて作られるの
で、安価に製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1のIII─III端面図である。
【図4】使用状態断面図である。
【図5】外筒下部の第2実施例である。
【図6】外筒下部の第3実施例である。
【図7】外筒下部の第4実施例である。
【図8】外筒の他の実施例である。
【図9】外筒の他の実施例である。
【図9a】外筒フランジの他の実施例である。
【図10】錨部材の第2実施例の正面図である。
【図11】図10の左側面図である。
【図12】錨部材の第3実施例の正面図である。
【図13】図12の右側面図である。
【図14】外筒と軸との仮止め部の他の実施例図であ
る。
【図15】外筒と軸との仮止め部の他の実施例図であ
る。
【図16】軸の上部の他の実施例である。
【図17】製造工程図である。
【図18】成形金型の縦断面図である。
【図19】成形金型の縦断面図である。
【図20】成形金型の縦断面図である。
【符号の説明】
1…外筒 1a…筒本体 1b…フランジ 1c…孔
1d…尖部 2…軸 2a…本体 2b…頭 3…接着剤 4…錨部材 4a…端部 5…案内部材 6…スペーサ 8…シール材層 11…スリーブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形平板の一方矩辺で複数の三角山が連
    なるように切除する工程と、前記三角山部分より他方矩
    辺側に隔てた位置に孔をあける工程と、前記三角山部を
    持つ平板を長辺に沿う中心軸線を持つ筒体に成形する工
    程と、前記筒体の三角山部を錐状に成形する工程と、前
    記筒体の前記三角山部より反対側端部を拡径屈曲する工
    程と、前記筒体の前記錐状端部からドーナツ状板を挿入
    する工程と、前記筒体の前記錐状端部から案内部材を挿
    入する工程と、前記筒体の前記拡径端部から棒状の錨部
    材を挿入する工程と、前記筒体の前記拡径端部から軸を
    挿入する工程とを含むことを特徴とする部材固定具の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 筒本体の一端にフランジを持ち、他端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の一端から挿入され
    た軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在され、また
    は前記軸と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が
    前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材と、前記外筒フラン
    ジと前記軸頭との間に介在された離脱可能なスペーサ筒
    とを含み、 前記外筒は平板から筒状に屈曲成形されてなり、 前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
    され、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に
    前記ドーナツ状板が嵌合されたことを特徴とする部材固
    定具。
  3. 【請求項3】 筒本体の一端にフランジを持ち、他端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の一端から挿入さ
    れ、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜け止めと
    なる凸部が設けられた軸と、該軸の他端と前記尖部との
    間に介在され、または前記軸と一体に形成もしくは別体
    で固着され、他端が前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材
    とを含み、 前記外筒は平板から筒状に屈曲成形されてなり、 前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
    され、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に
    前記ドーナツ状板が嵌合されたことを特徴とする部材固
    定具。
  4. 【請求項4】 筒本体の一端にフランジを持ち、他端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の一端から挿入され
    軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在され、または
    前記軸と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が前
    記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材とを含み、 前記外筒は平板から筒状に屈曲成形されてなり、かつ、
    内周面には前記軸との締め代で抜け止めとなる凸部が設
    けられ、 前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
    され、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に
    前記ドーナツ状板が嵌合されたことを特徴とする部材固
    定具。
  5. 【請求項5】 筒本体の一端にフランジを持ち、他端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の一端から挿入され
    た軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在され、また
    は前記軸と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が
    前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材とを含み、 前記外筒は平板から筒状に屈曲成形されてなり、 前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
    され、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に
    前記ドーナツ状板が嵌合され、 該錨部材は針金が逆U字状に屈曲されてなり、前記軸が
    打撃されたとき、前記外筒フランジが被固定物に達する
    まで、または、達する直前まで、前記錨部材が前記外筒
    孔から出ない程度の摩擦力を生じるよう、前記錨部材が
    その弾性復元力により前記外筒内壁に押圧接触したこと
    を特徴とする部材固定具。
JP33114194A 1994-06-03 1994-12-07 部材固定具の製造方法および部材固定具 Pending JPH0849714A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038938A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Nippon Pillar Packing Co Ltd 静圧形ノンコンタクトガスシール

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JP2008038938A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Nippon Pillar Packing Co Ltd 静圧形ノンコンタクトガスシール

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