JPH08502653A - 形質転換内皮細胞 - Google Patents
形質転換内皮細胞Info
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Abstract
(57)【要約】
細胞のNFκB活性化が実質的に阻害されるようなIκB活性を有するタンパク質を発現する内皮細胞が、IκBが連続してタンパク質が内皮細胞活性化刺激の直後または予め決定された外部刺激の反応の要求に応じて発現されるように細胞の遺伝物質を改造して、例えば異種IκBコード化配列またはプロモーターを細胞内へ挿入することにより、調製し得る。このような内皮細胞を含む器官および組織は、有利に拒絶反応に感受性が低いため、移植、例えば異種移植に有用である。
Description
【発明の詳細な説明】
形質転換内皮細胞
本発明は異種移植および特に、それらを含む組織が異種移植受容体による拒絶
を余り受けないように改造されている内皮細胞に関する。更に具体的には、本発
明は、転写因子NFκBの活性を抑制する因子、および内皮細胞の活性化を阻害
および炎症進行を抑制するためのその使用を含む。
一致しない種の間の移植の成功の重要な間題は器官の超急性拒絶である。超急
性拒絶の発症に含まれる2つの主要要素:異種細胞に特異的な抗体の存在および
続く固定並びに受容体の補体系の活性化がある。この問題の解決法は、受容体の
補体制限因子を発現するトランスジェニック動物を記載したWO91/0585
5に提案されている。この方法では、トランスジェニック動物由米の器官が受容
体に移植された時、受容体の補体経路び活性化が制限因子により阻止される。
しかしながら、供与体器官の細胞は、受容体の凝固の促進および供与体器官の
内皮細胞の変化によりまた拒絶される。炎症の間、多くの異なった遺伝子の発現
は内皮細胞内で上向調節(up-regulated)されており、インターロイキン、転写
因子、接着分子および凝固系の成分のものを含む。多くのこれらの遺伝子の転写
は、転写因子NFκBを含む。
転写因子NFκBは細胞の細胞質に構成的に発現する。NFκB様タンパク質
による遺伝子転写の開始は、働いている転写因子の細胞質から核への転移を含む
翻訳後修飾の結果であると提案されている。この転位はIκBと呼ばれる阻害タ
ンパク質の修飾により制御されており、それはNFκBと結合し、複合体を作り
、それによりそれを細胞質内に保つ。適当な信号による細胞の刺激は、IκBの
修飾を導き、次にそのNFκBからの分離をもたらす。
IκBタンパク質のNFκBへの結合が、NFκBの核局限信号(NLS)を
マスクすると信じられている。細胞の、細胞型および細胞発達段階に依存する特
異的薬剤による刺激を受けて、IκBはNFκBへの結合をできなるするような
方法で修飾され、NFκBのIκBからの分離を導く。この修飾を導く信号は、
酸素ラジカルの発生を含み、IκBの特異的部位でのリン酸化を導くと信じられ
て
いる。結果として、NLSのマスクが外され、NFκBは核に転移し、そこでN
FκB部位に結合する。結局遺伝子の転写を導くことは、炎症進行に含まれる。
転写因子NFκBは、元々成熟B細胞から単離され、そこでそれらはκ軽鎖促
進剤中10量体(decameric)配列モチーフに結合する。NFκBはその細胞系
および細胞発達のその段階に特異的であると最初は信じられていたが、NFκB
様タンパク質が、上記のように多数の細胞型から単離されて以来、遺伝子転写の
誘発に一般的に含まれることが示されている。幾つかの誘導遺伝子の機能的に活
性なNFκB結合部位の同定により更に支持される(ビューエーレ、P.;19
91;BBA、1072、63−80頁。)。
NFκBは50kDサブユニット(p50)および65kDサブユニット(p65
)からなる異種2量体タンパク質である。p50およびp65のcDNAはクロ
ーン化され、300アミノ酸の領域にわたって相同性を示す。p50サブユニッ
トは哺乳類および鳥類から単離されたc−rel原癌遺伝子生産物および背のシ
ョウジョウバエ(Drosophila)遺伝子生産物と著しい相同性を示す。最近更なる
NFκB群の仲間、relBが血清刺激線維芽細胞由来の即時初期反応遺伝子と
してクローン化されている。
p50およびp65の両方は、別の特性を有するが、同種2量体を形成できる
:p50同種2量体は強力なDNA結合親和性を有するが、トランス作用性転写
はできず、一方p65同種2量体はDNAに弱い結合しかできないが、トランス
活性化できる。p50は、DNA結合および2量体化活性を有しない110kD前
駆体(p110)のアミノ末端部分として合成される。カルボキシ末端部分は、
細胞サイクル制御および分化に含まれる数個のタンパク質に発見されたモチーフ
、8個のアンキリン繰り返しを含む。4kb p50前駆体RNAと平衡して誘発
される短い(2.6kb)RNA種のクローニングは、別の結合または特異的プロ
モーター使用のいずれでも、110kDタンパク質のC−末端部分はまた独立して
発現できることを明らかにする。
3種のIκBα様タンパク質がクローン化されている:形質転換鶏リンパ球中
のrel−関連リンタンパク質として同定されたpp40(デービスら、Scienc
e
253(1991)、1268−1271);再生肝阻害因子1であるRL/
IF−1(テワールら、Mol.Cell.Biol.12(6)(1992)、2898
−2908)およびプラスチック表面への接着で、ヒトマクロファージにおいて
誘発される遺伝子の産物であるMAD−3(ハスキルら、Cell 65(1991
)、1281−1289)。
これら3種のIκBα様タンパク質は全て5個のアンキリン繰り返しを含む。
RL/IF−1はクローン化され、肝切除後30分以内に再生肝内に発現するこ
とが示されている。欠損変異誘発研究は、pp40の5個のアンキリン繰り返し
のうち4個が、DNA結合活性の阻害およびc−relとの結合に必須であり、
またC−末端領域も必要であることを明らかにしている。110kD p50前駆
体で処理したモノ特異的抗体での研究は、C−末端都分(IκB活性部位)は、
p50のアミノ末端領域に位置する核局限信号(NLS)をマスクすることを証
明している。
驚くべきことに、我々は、IκB発現が内皮細胞(EC)内で、EC活性化と
同じ刺激で、NFκBの急速翻訳後活性と比較して動態は遅いが、誘発されるこ
とを発見した。IκBの発現は、したがってEC活性化を阻害する自然に発生す
るフィードバック機構の存在を示すように思える。我々は、この発見を用い、移
植拒絶の予防の更なる方法の開発をしている。
従って、最初の態様において、本発明は細胞のNFκB活性化が実質的に完全
に阻害されるようなIκB活性を有するタンパク質を発現する内皮細胞を提供す
る。
本明細書の目的のために、“IκB活性を有するタンパク質”は、NFκBに
結合でき、NFκBの核への移動を予防しおよび/または細胞の遺伝物質のNF
κB結合部位に結合し、それにより遺伝子転写のNFκB媒介誘発を予防するタ
ンパク質である。このようなタンパク質は、いずれもこのNFκB結合および遺
伝子転写誘発阻害活性を有する、天然に発生するIκB様タンパク質、その一部
またはその同族体またはこれらの変異体であり得る。好ましい態様において、本
タンパク質は、直接本タンパク質を細胞の核のような特異的細胞成分に適合させ
る、1個またはそれ以上の信号配列を含み得る。
好ましくは本発明の内皮細胞は、内皮細胞活性化刺激の直後または予め決定さ
れた外部刺激の反応の要求に応じて、構成的に(即ち、連続しておよびNFκB
発現と比較して動態の遅延がなく)IκB活性を有するタンパク質を発現する。
典型的に、本発明の内皮細胞は細胞の遺伝物質の修飾の結果得られる。この修
飾はIκB活性を有するタンパク質の発現をコードする異種DNAの導入および
天然IκBコード配列の発現制御信号の改造または置換を含む。
したがって、一つの態様において、本発明の内皮細胞は、細胞により構造的に
発現され、IκB活性を有するタンパク質の発現をコードする異種DNA配列を
含む。
IκB活性タンパク質コード配列は、典型的に細胞にはまた異種であるプロモ
ーター配列と、タンパク質が構造的に発現されるように使用可能に連結している
。
別の態様において、本発明の内皮細胞は、タンパク質が内皮細胞活性化刺激の
直後または予め決定された外部刺激の反応の要求に応じて発現されるように、I
κB活性を有するタンパク質の構造的発現をコードするDNA配列と使用可能に
連結している異種誘導プロモーターDNA配列を含む。
異種誘導プロモーター配列と使用可能に連結しているタンパク質コード配列は
、天然IκBコード配列または異種IκBコード配列であり得、好適な信号配列
、例えば核特異的信号配列をコードする配列を含み得る。内皮細胞活性化刺激は
供与体組織または器官内の内皮の変化をもたらし、受容体内の凝固を刺激し、拒
絶反応に導く任意の刺激であり得る。予め決定された刺激は医薬、サイトカイン
または誘導プロモーター由来の発現を刺激する他の誘発剤の存在であり得る。例
えば、移植患者は医薬のような誘発剤で移植に続いて処置し、IκB発現を誘発
し、それにより供与体器官の内皮細胞の活性化および続く器官の拒絶を阻害し得
る。
任意の好適な誘導プロモーターを使用し得る。例えば、ゴセンおよびブジャー
ド[PNAS(1992)、89、5547−5551]により記載されたよう
な誘導プロモーターを使用し得る。
更なる態様において、本発明は、細胞により構造的に発現され、IκB活性を
有するタンパク質の発現をコードする異種DNA配列を内皮細胞に形質導入する
ことを含む、本発明の内皮細胞調整法を提供する。
更に別の態様において、本発明は、タンパク質が内皮細胞活性化刺激の直後ま
たは予め決定された外部刺激の反応の要求に応じて発現されるように、IκB活
性を有するタンパク質の発現をコードする天然DNA配列を、異種誘導プロモー
ターDNA配列と使用可能に連結することを含む本発明の内皮細胞の調整法を含
む。
好ましくは異種DNA配列は細胞のゲノムに包含されている。別法として、異
種配列は安定してまたは限定された期間、細胞内に染色体外的に維持され得る。
本発明により、最初は未知のIκB様タンパク質(以後ECI−6と呼ぶ)を
TNFαおよびIL−1αのような炎症性剤で刺激したブタ大動脈内皮細胞(P
AEC)中に同定した。本タンパク質およびIκB活性を有するその一部および
同族体は本発明の範囲内に含まれる。ECI−6のアミノ酸配列およびそれをコ
ードする天然DNA配列は配列番号1に記載する。IκB活性を有するタンパク
質はECI−6またはそれらの活性部分または活性同族体またはこれらの変異体
を含む。
したがって、好ましい態様において、IκB活性を有するタンパク質をコード
する異種配列は、配列番号1または2の1位から280位のタンパク質配列、ま
たはIκB活性を有するその一部と少なくとも70%、好ましくは少なくとも8
0%および更に好ましくは少なくとも90%の相同性である配列を含むタンパク
質をコードする。
特に好ましい態様において、異種配列は、1個またはそれ以上のリン酸化部位
(配列番号1のアミノ酸30から36、アミノ酸3gから47およびアミノ酸2
60から264)をなくすために改造されたタンパク質配列をコードする。この
改造は最初および3番目の配列の中心SerをGlyに、2番目の配列のTyr
をPheに変えることを含み得る。
IκB様活性を有するタンパク質はNFκBの核への移動を妨げおよび/また
は細胞の遺伝物質のNFκB結合部位へのNFκBの結合を阻害する。NFκB
結合の阻害は標準バイオアッセイ法を使用して測定し得る。例えば電気泳動運動
性移動測定が内皮細胞内のNFκB結合の阻害の検出に使用し得る。このような
測定の具体的な例は下記の通りである:
ブタ動脈内皮細胞を、10%ウシ胎児血清を含むダルベッコ修飾イーグル培地
を含む培養培地で成育させる。細菌性リポポリサッカライド100ngを2時間細
胞を刺激するのに使用し、次いで核タンパク質をディグナムら;1983;Nucl
.Acids Res.;11、1475−1489に記載のように抽出する。次いでRN
Aを、図1に示すcDNAのBamHI−Xholフラグメント(126から1
605塩基)を含むプラスミド(ストラタジーン(Stratagene)から得たブルー
スクリプトII(Bluescript II))からインビトロで転写する。転写反応は0.
25nM m7G(5’)ppp(5’)G(ベーリンガー(Boehringer))を加え
る以外、製造者のプロトコールに従って行う。
得られたRNAを、次いで小麦胚抽出物またはウサギ網状赤血球溶解物中のイ
ンビトロ転写に使用する;両方とも製造者のプロトコールに従って、アメリカ合
衆国、ウィスコンシン州、マジソンのプロメガ・コーポレーション(Promega Co
rporation)から得た。次いで、EMSAを、NFκB結合部位である標識16
量体BS−2オリゴヌクレオチド(以下の配列番号3に記載)を調整することに
より行う。結合反応を20℃で、pH7.9で15分、12%グリセロール、1
2mM HEPES、4mM Tris、60mM KCl、1mM EDTA
、1mM DTT、200μg/mlポリ(dl−dC)、300μg/mlウシ血清
アルブミン、0.2ng標識BS−2(100,000cpm)、5μg核タンパク
質および種々の量の翻訳タンパク質からなる全量15μl中で行う。NFκBの
BS−2オリゴヌクレオチドへの結合の阻害は、対照小麦胚またはウサギ網状赤
血球溶解物と比較することにより測定できる。
更なる態様において、本発明は内皮細胞を含む供与体組織または供与体器官を
提供する。供与体材料は、受容体にとって異種であり得、または同種であり得る
。好ましくは供与体材料はブタから得る。
供与体動物はトランスジェニック動物由来であり得る。別法として、異種DN
Aは既知の遺伝子治療技術により供与体器官の内皮細胞に形質導入し得る。好適
な技術はミラー、A.D.;1992;Nature、357、455−460に記載
されている。
他の態様において、本発明は上記で定義のような内皮細胞を有するトランスジ
ェニック非ヒト哺乳類を提供する。
異種DNAは、動物または動物の先祖に単個細胞段階または初期桑実胚段階で
導入し得る。工程は2から8個細胞段階の間で行い得るが、好ましい段階は単個
細胞段階である。配列を既知ように顕微鏡注射し得るか、レトロウィスルまたは
類似の系を使用し得る(ミラー、A.D.およびロスマン、G.T.;1989
;Biotechniques、7、No.9、980−990)。
好ましい哺乳類はブタである。
本発明はトランスジェニック哺乳類から得た供与体器官をまた提供する。
供与体器官および組織の提供に加えて、本発明は、上記のようなおよび例えば
発現のNFκB媒介誘発の阻害の利益を得るであろう内皮細胞の障害に関する本
明細書の別の場所の記載のようにIκBを発現する遺伝子的改造内皮細胞の提供
に通常また使用し得る。
更に別の態様において、本発明は、形質導入内皮細胞内で使用するための、I
κB活性を有し、1位アミノ酸で開始し、280位アミノ酸で終了する配列番号
1に記載のアミノ酸配列;または実質的に、すなわち少なくとも95%それらと
相同のアミノ酸配列;を含むタンパク質をコード化するヌクレオチド配列を提供
する。形質導入内皮細胞は、移植または平滑筋細胞内の制御発現のために使用し
得る。
ヌクレオチド配列は、更に図1に記載の配列のアミノ酸281から314をコ
ードするコドンを含み得る。好ましくはヌクレオチド配列は、配列が1個または
それ以上のリン酸化(アミノ酸30から36、アミノ酸39から47およびアミ
ノ酸260から264)をなくすために改造されているタンパク質をコード化す
る。
改造は好ましくは最初および3番目の配列の中心SerのGlyへの変化およ
び2番目の配列のTyrのPheへの変化をもたらす。
更なる態様において、本発明は異種信号配列を含むIκB活性を有するタンパ
ク質をコードするDNA配列を提供する。
信号配列は、典型的にはタンパク質を特異的細胞性成分へ向けさせるように適
応させる信号配列、好ましくは核特異的信号配列である。
更なる態様において、本発明はまたIκB活性を有し、
1)誘導プロモーターまたは
2)内皮細胞特異的プロモーター
(ここでプロモーターは該IκB活性タンパク質コード化DNA配列に天然のプ
ロモーターではない)と使用可能に連結したタンパク質をコードするDNA配列
を含む組換DNA構築物を提供する。
好ましくはプロモーターは誘導および内皮細胞特異的の両方である。
通常IκB活性タンパク質コード化配列は異種配列であり、信号配列を含むか
または配列番号1に関連した上記のような配列であり得る。
本発明は更に上記のヌクレオチド配列または組換DNA構築物を含む発現ベク
ターを提供する。
好ましくはベクターはレトロウィルスベクター、アデノウィルスベクター、ヌ
クレオチド配列とトランスフェリン−ポリカチオン結合体の複合体およびリポソ
ーム内で形成されたプラスミドから選択される。
好適なレトロウィルスベクターは、WO92/07573に記載されている。
好適なアデノウィルスベクターはローゼンフェルド、M.A.ら;1991;Sc
ience;252、432に記載されている。好適なトランスフェリン−ポリカチ
オン複合体はワグナー、E.ら;1991;Proc.Natl.Acad.Sci.USA;88
、4255−4259に記載されている。リポソーム複合体はスチュワート、M
.ら;1992;Human Gene Therapy、3、267−275に記載されている。
他の態様において、本発明はIκB様活性を有し、アミノ酸第1位で始まり、
アミノ酸第280位で終了する、図1に記載のアミノ酸配列を含むタンパク質を
提供する。
タンパク質は更に配列番号1のアミノ酸281から314を含み得る。これら
のアミノ酸は、他のタンパク質においてタンパク質不安定性を担うものとして報
告されている(ロジャーズら;1986;Science、234、364−368)
、PEST配列を含む。好ましくはこれらのアミノ酸はタンパク質中に存在せず
、これは停止コドンをアミノ酸280のコドンの後に導入することによりなし得
る。これはアミノ酸第281位のプロリンのコドンを、ポリメラーゼ連鎖反応に
より変異させることによりなし得る。
好ましくは本タンパク質のアミノ酸配列は1個またはそれ以上のリン酸化部位
(アミノ酸30から36、アミノ酸39から47およびアミノ酸260から26
4)をなくすように改造される。
この改造は最初および3番目の配列の中心SerのGlyへの変化および2番
目の配列のTyrのPheへの変化を含み得る。
更なる態様において、本発明は異種信号配列、例えば核特異的信号配列を含む
IκB活性を有するタンパク質を提供する。
一次拒絶が超急性拒絶であるため、上記で定義の内皮細胞および供与体器官が
、異種移植の移植拒絶の予防における補助的機能を有することは認識されるであ
ろう。従って、供与体器官の細胞の遺伝物質は、典型的にはまた受容体の補体経
路の活性が妨げられるように変える。WO91/05855に記載のように、こ
れは受容種の補体制限因子を発現するトランスジェニック動物の提供によりなし
得る。このような動物由来の供与体器官の内皮細胞は上記で定義の内皮細胞を提
供するために、遺伝子治療技術により修飾できる。別法として、上記で定義のベ
クターを単個細胞段階または初期桑実胚段階で、トランスジェニック動物に導入
できる。この方法において、得られるトランスジェニック動物は補体制限因子を
発現し、上記で定義の内皮細胞を有するであろう。
従って、更なる態様において、本発明はまた1個またはそれ以上のヒト補体制
限因子を発現する上記で定義の非ヒト内皮細胞、組織、供与体器官およびトラン
スジェニック動物を提供する。
タンパク質ECI−6をコードするRNAは、炎症性剤TNFαおよびIL−
1αで刺激されるブタ動脈内皮細胞(PAEC)から単離された。ECI−6R
NAは炎症性剤で刺激した後2時間以内に誘発され、4時間後に減少することが
分かった。少量が“未刺激”細胞中にまた検出された。LPSを伴ったシクロヘ
キシミドの添加は、信号の増強をもたらし、初期タンパク質合成が導入に必要で
はないことを示唆する。RNAは、活性化対未活性化内皮細胞を使用した差異ス
クリーニング研究を使用して同定した。
ECI−6のIκB活性を、インビトロDNA結合測定で試験し、リポポリサ
ッカライド(LPS)刺激PAECの核フラクションに存在するNFκB結合活
性を特異的に、用量依存的に阻害した。同様にウサギ網状赤血球溶解物に存在す
る内因性NFκBは、溶解物をECI−6で感作することにより阻害されたが、
対照溶解物ではされなかった。NFκB結合部位を示す未標識オリゴヌクレオチ
ドと競合的であるが、変異NFκB結合部位または未関係オリゴヌクレオチドと
は競合しないため、NFκBの結合は特異的であった。
タンパク質ECI−6はIκBタンパク質MAD−3と強い相同性(90%以
上)を示し、タンパク質pp40およびRL/IF−1と高い相同性を示す。
本発明の態様を実施例のみの方法で、図面を参考にしてここに記載し、この中
で、図面は:
図1は小麦胚抽出物中でインビトロ翻訳ECI−6の存在下核タンパク質のN
FκB部位への結合の阻害を説明するポリアクリルアミドゲルを示し、および
図2はウサギ網状赤血球溶解物中で内因性NFκBのIκB−2結合部位への
結合の阻害を説明するポリアクリルアミドゲルを示す。
実施例実施例1:誘発遺伝子のクローニング
a)刺激ブタ大動脈内皮細胞(PAEC)のcDNAライブラリーの調整
融合後のPAECをヒト組換TFNαおよびIL−1α(ゲンザイム(Genzym
e)から入手)の組み合わせで、それぞれ100U/mlの濃度で4および9時間
処理する。細胞を両方の時点で回収し、各々の時点の全細胞RNAを抽出し、マ
ニアティスら;1989;分子クローニング(Molecular Cloning)、コールド
・スプ
リング・ハーバー、7−10頁に記載の方法を使用して単離する。次いで、両方
の時点由来のRNAを集める。ポリA+RNA5μgを製造者のプロトコールに
従ってオリゴdTセルロース(ベーリンガー・マンハイム(Boehringer Mannhei
m))と調整する。
ファージλZap II中のcDNAライブラリーを製造者のプロトコールに従って
cDNA合成キット(ストラタジーン(Stratagene)、ラ・ジョラ、カリフォル
ニアを使用して調整する。次いでベクターの包装をギガパック・ゴールド・シス
テム(Gigapack Gold System)(ストラタジーン、ラ・ジョラ、カリフォルニア
)を使用して行う。約220万の一次クローンを得る。約5000プラークをス
クリーニングする。
b)プローブの調整およびスクリーニング
2個のプローブを調整する:1個は誘発されていないPAEC由来のRNAで
あり、他方はa)に記載のように誘発したPAEC由米である。未誘発プローブ
は、RNA1μgを逆転写酵素(ギブコ−BRL)により、製造者のプロトコー
ルに従って逆転写して製造する。32P−CTP50μCiを本反応に使用する。誘
発プローブは同様の方法で調整するが、次いでビオチニル化未誘発RNAで2回
サブトラクションする。ビオチニル化およびサブトラクションは、製造者のプロ
トコールに従って、サブトラクタ−I(Subtractor I)(インビトロジェン(In
Vitrogen)、サン・ディエゴ、カリフォルニア)を使用して行う。
PAECライブラリー由来の2個のレプリカを、一つは未誘発プローブおよび
他方は誘発プローブと共に、65℃で標準ハイブリッド形成条件下でスクリーニ
ングする(マニアティスら)。未誘発プローブと比較して強い信号を誘発プロー
ブに与えるファージを、ストラタジーンプロトコールを使用してインビボ除去に
よりサブクローニングする。
全ての場合、標準法によりノーザン分析を行う(マニアティスら)。製造者の
プロトコールに従ってオリゴ・ランダム・プライミング・キット(oligo random
priming kit)(ストラタジーン)で標識した誘発クローンの1.5kb Eco
RI−Xholフラグメントをプローブとして使用する。
cDNAクローンのヌクレオチド配列を、次いで製造者のプロトコールに従っ
てシークエンス・キット(ユーエス・バイオケミカルズ(US Biochemicals)、
クリーブランド、オハイオ)を使用して、ジデオキシ鎖停止法により測定する。
ヌクレオチド配列および予言されるアミノ酸配列を配列番号1に記載する。5回
のアンキリン繰り返しは、アミノ酸残基73から99、110から136、14
3から169、182から208および216から242であり、3個の有効な
CK−11 TYRおよびPKCリン酸化部位はそれぞれアミノ酸残基30から
36、39から47および260から264である。配列の5’部位(1−27
0位)はゲノムクローンから得られ、Xhol部位(285位)でcDNAとラ
イゲーションし、インビトロ翻訳に機能的なクローンを得る。
次いで、タンパク質配列をMAD−3、RL/IF−1およびpp40とUW
GCGソフトウェアのPILEUPプログラムを使用して比較し、これらのタン
パク質の高い相同性を有していることが分かる。タンパク質をECI−6と名付
ける。実施例2:インビトロ翻訳
配列番号1の126から1605位に対応するヌクレオチド配列を含む挿入を
含む線状化ベクター(10μg;ブルースクリプト(Bluescript))を、製造者
が推薦するように、全量100μlであるが、0.25mM m7G(g’)ppp
(5’)Gをまた含む中で、T7ポリメラーゼ(ストラタジーン)を使用してR
NAに転写する。次いで、キャッピングしたRNAをフェノールおよびクロロホ
ルムで抽出し、エタノール沈殿する。生産物の1/50を、製造者(プロメガ)
により推薦されるように、小麦胚抽出物またはウサギ網状赤血球溶解物のインビ
トロ翻訳に使用する。5、1、0.2および0.4μlのインビトロ翻訳に対応
する異なった濃度を、電気泳動運動性移動分析(EMSA)に使用した。実施例3:EMSA
使用するEMSAプロトコールはオースベル、Iおよびフレデリック、M(編
);1987;“カレント・プロトコールズ・イン・モレキュラー・バイオロジ
ー”、J.ウィリー&サンズ(J.Wiley&Sons)、12−2欄に記載
されて
いるものである。内皮細胞(EC’s)を10%ウシ胎児血清含有ダルベッコ修
飾イーグル培地で培養する。内皮細胞を細菌性リポポリサッカライド(LPS)
100ng/mlで2時間刺激し、次いで核タンパク質をディグナム、J.D.、レ
ボビッツ、R.M.およびレーダー、R.G.;1983;Nucl.Acids Res.;
11,1475−1489に記載のように抽出する。2重鎖26量体BS−2オ
リゴヌクレオチド(その配列は以後の配列番号4に記載;100,000cpm)
を、突出部分を放射活性三リン酸の存在下DNA−ポリメラーゼIのクレノー断
片で満たすことにより標識する。次いで、オリゴメクレオチドを12%グリセロ
ール、12mM HEPES、4mM Tris、60mM KCl、1mM EDTA
、1mM DTT、200μg/mlポリ(dl−dC)および300μg/mlウシ血
清アルブミンを含む15μl結合用緩衝液中でインキュベーションする。核タン
パク質15μgおよび翻訳ECI−6タンパク質5、1、0.2または0.04
μlを次いで加える。結合反応を30℃でpH7.9で15分続ける。BS−2
オリゴヌクレオチドへのNFκB結合の阻害は、対照小麦胚抽出物またはウサギ
網状赤血球溶解物と比較することにより測定できる。
方法をECI−6RNA存在下または不存在下で、核抽出物なしでウサギ網状
赤血球溶解物で繰り返す。
結合を冷BS−2、BS−1(配列は以後の配列番号5に記載)、ELκB(
以後の配列番号6に記載のような配列を有するブタELAM−1プロモーターの
結合部位)またはIgκB(以後の配列番号7に記載のような配列を有するヒト
免疫グロブリンカッパ軽鎖エンハンサーのNFκB結合部位)と競合するが、以
後の配列番号8に記載のような配列を有する変異NFκB部位とは競合しない。
500倍モル過剰の未標識オリゴヌクレオチドを競合測定に使用する。得られる
複合体をディグナムらに記載のように5%ポリアクリルアミドゲルで分離する。
結果は図3aおよび図3bに記載する。タンパク質ECI−6がNFκBのIκ
B−2結合部位への結合を阻害することが見られる。実施例4:一過性発現実験
最少NFκB反応プロモーターを、標準分子生物技術を使用してルシフェラー
ゼレポーター遺伝子ベクターUBT.Luc(デ・マーティンら、1993:ジ
ーン124、137−138)中に構築する。簡単に、5’および3’末端でそ
れぞれEcoRIおよびHindIII粘着を有するチミジンキナーゼプロモー
ター37bpを表す2本鎖オリゴヌクレオチドをpKSM13(ストラタジーン
)中にクローン化し、ベクターpKSM13−TKをもたらす。NFκB結合部
位を表すEcoRI粘着を有する二本鎖オリゴヌクレオチドの2つのコピーをp
kSM13−TK中にクローン化し、ベクターpKSM13−2xIgκB−T
Kをもたらす。構築物の正確さはDNA配列決定により確認する。2xIgκB
−TKフラグメントをNotIおよびHindIII(NotIVはEcoRI
部位の上流(5’)に位置する)で消化させることにより切除する。得られるフ
ラグメントを対応する制限酵素で切断したUBT.Luc中にライゲーションし
、ベクター2xIgκBTK.Lucをもたらす。2xIgκB−TKフラグメ
ントの配列は下記および配列番号9に示す:
本ベクターをリポフェクチン(BRL、添付のプロトコール参照)を使用して
NIH3T3中に形質導入する。ルシフェラーゼ測定は記載(デ・ウェットら、
1987:Mol.Cell.Biol.7、725−737)のように行う。背景以上の
ルシフェラーゼ発現は検出されない。2xIgκBTK.LucをNFκBのp
65サブユニット(CMV.p65)の発現ベクターと共に共形質導入した場合
、高濃度のルシフェラーゼが検出される。2xIgκBTK.LucおよびCM
V.p65に加えて、ECI−6/IκBaの発現ベクターを共形質導入した場
合、ルシフェラーゼの濃度は背景まで減少する。すべての形質導入はRSV.β
−ガラクトシダーゼ発現ベクターを内部対照として含有する。
PEST領域欠損変異体はアミノ酸ルシン280の後に停止コドンを導入する
ことにより、PCRにより産生する。
実施例5:初期PAECへのECI−6/IκB cDNAの安定形質導入のた
めの組換レトロウィルスの構築
5種のレトロウィルスのパネルをヒトスロンボモジュリン(thrombomodulin)
分子のPAECs(ブタ動脈内皮細胞)への高能率的形質導入が可能な組換レト
ロウィルスの産生について評価する。pNTK−2ベクターは、遺伝子が5’ウ
ィルスLTRにより動かされるベクターと同じくらい高く保存感染PAECs内
で最も高い力価の組換ウィルスを産生し、発現することが分かった。本研究の基
本として、pNTK−2はPAECにおけるECI−6/IκB cDNAの発
現のための組換レトロウィルスの構築に対して選択される。組換プロウィルスは
、pNTK−2プロウィルス内のtkプロモーターの下流の独特のXhol部位
内にECI−6 cDNAを含む約1kb部分的Xhol−Sallフラグメン
トの挿入により構築される。tkプロモーターに関してセンスおよびアンチセン
ス配向の両方を有し、BamHI消化により識別されるcDNAを含む純粋組換
体はE.coli XL−1ブルー内に回収される。アンチセンス構築物を対照
の目的で取る。PA317包装細胞系形質導入の能率を最大にするために、非常
に純粋なプラスミドをキアジェン(Qiagen)の細菌培養から単離する。ウィルス
生産物との不適合性同化の発生を最少にするために、センスおよびアンチセンス
構築物(10μg)を、プロウィルスの外部を開裂するHindIII制限エン
ドヌクレアーゼで線状化する。消化DNAを連続フェノール−クロロホルムおよ
びクロロホルム抽出およびエタノール沈殿で精製し、電気泳動緩衝液(PBSA
+20mMHEPES緩衝液、pH7.0)100μl内に一晩4℃で溶解する。
再可溶化は、形質導入前のアガロースゲル電気泳動で確認する。PA317包装
細胞を、13.7ミリ秒の時間定数を産生するバイオラッド(Biorad)エレクト
ロポレーターセットを使用して、0.25kVおよび500ミクロファラッドで形
質導入または疑似−形質導入(−DNA)する。生存細胞を新鮮培養培地20ml
に再懸濁し、選択の適応(0.8mg/ml G418)前に一晩インキュベーショ
ンする。7日の選択後、医薬耐性コロニーをセンスおよびアンチセンス形質転換
細胞から得るが、一方対照(−DNA)細胞は完全に死滅する。
コロニーを保存し、G418含有培地中のT−75フラスコに植える。フラス
コ上の融合以下対数相細胞のアリコートをLN2中に凍結する(親保存細胞)。
ウィルスを回収するための細胞を融合まで成育させ、ウィルスを完全培地20ml
に24時間にわたって回収する。ウィルス含有培地を、次いで懸濁液中のプロデ
ューサー細胞を殺すためおよび保存のために−80℃に急凍結する。2種の別の
ウィルスの回収を次いで行う。細胞をIκB発現に対して試験し、発現のNFκ
B関連誘発の阻害についてもまた測定する。
配列表
(1)一般的情報
(i)出願人:
(A)名称:サンド・リミテッド
(B)通り:ピー・ボックス
(C)都市:バーゼル
(D)州:ビー・エス
(E)国:スイス
(F)郵便コード(ZIP):ツェーハー 4002
(G)電話:061 324 1111
(H)ファックス:061 324 7572
(I)テレックス:965 050 55
(A)名称:サンド・パテント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・
ハフツンク
(B)通り:フンボルト・シュトラーセ
(C)都市:レラッハ
(D)州:ドイツ
(E)国:ドイツ
(F)郵便コード(ZIP):2340
(G)電話:0 7621/4 8014
(A)名称:サンド・エルフィンデュンゲン・フェルバルツングスゲゼルシャフ
ト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツンク
(B)通り:ブルンナー・シュトラーセ59
(C)都市:ウィーン
(D)州:オーストリア
(E)国:オーストリア
(F)郵便コード(ZIP):アー−1235 ウィーン
(ii)発明の名称:形質転換内皮細胞
(iii)配列の数:9
(iv)コンピューター読み取り可能形式
(A)媒介形式:フロッピー・ディスク
(B)コンピューター:IBM PC互換可能
(C)オペレーティング・システム:PC−DOS/MS−DOS
(D)ソフトウェアー:Patentln Release #1.0、バージョン#1.25
(EPO)
(v)現出願データ:出願番号:WO PCT/EP93/
(vi)優先権出願データ:
(A)出願番号:GB9222931.9
(B)出願日:1992年11月2日
(2)配列番号1の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:1604塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNA
(iii)ハイポセティカル:NO
(iii)アンチセンス:NO
(v)フラグメント型:中間部フラグメント
(vi)起源:
(A)生物名:サス・スクロファ(Sus scrofa)
(vii)直接の起源:
(B)クローン名:ECI-6
(ix)配列の特徴:
(A)特徴を表す記号:CDS
(B)存在位置:126..1070
(xi)配列の記載:配列番号1:
(2)配列番号2の情報:
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ:314アミノ酸
(B)配列の型:アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:タンパク質
(xi)配列の記載:配列番号2:
(2)配列番号3の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:16塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNA
(iii)ハイポセティカル:NO
(iii)アンチセンス:NO
(xi)配列の記載:配列番号3:
(2)配列番号4の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:26塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNA
(iii)ハイポセティカル:NO
(iii)アンチセンス:NO
(xi)配列の記載:配列番号4:
(2)配列番号5の情報:
(i)配列の特性:
(A)配列の長さ:27塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNA
(iii)ハイポセティカル:NO
(iii)アンチセンス:NO
(xi)配列の記載:配列番号5:
(2)配列番号6の情報:
(i)配列の特性:
(A)配列の長さ:30塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNA
(iii)ハイポセティカル:NO
(iii)アンチセンス:NO
(xi)配列の記載:配列番号6:
(2)配列番号7の情報:
(i)配列の特性:
(A)配列の長さ:24塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNA
(iii)ハイポセティカル:NO
(iii)アンチセンス:NO
(xi)配列の記載:配列番号7:
(2)配列番号8の情報:
(i)配列の特性:
(A)配列の長さ:26塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNA
(iii)ハイポセティカル:NO
(iii)アンチセンス:NO
(xi)配列の記載:配列番号8:
(2)配列番号9の情報:
(i)配列の特性:
(A)配列の長さ:105塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNA
(iii)ハイポセティカル:NO
(iii)アンチセンス:NO
(xi)配列の記載:配列番号9:
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年10月17日
【補正内容】
請求の範囲
1.細胞のNFκB活性化が実質的に完全に阻害されるようなIκB活性を有
するタンパク質を発現する内皮細胞。
2.内皮細胞活性化刺激の直後または予め決定された外都刺激の反応の要求に
応じて、構成的にIκB活性を有するタンパク質を発現する内皮細胞。
3.細胞により構造的に発現され、IκB活性を有するタンパク質の発現をコ
ードする異種DNAを含む、請求項2記載の内皮細胞。
4.タンパク質が内皮細胞活性化刺激の直後または予め決定された外部刺激の
反応の要求に応じて発現されるように、IκB活性を有するタンパク質の発現を
コードするDNA配列と使用可能に連結している異種誘導プロモーターDNA配
列を含む、請求項2記載の内皮細胞。
5.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列がまた異種
配列である、請求項4記載の内皮細胞。
6.IκB活性を有するタンパク質をコードするDNA配列が、配列番号1ま
たは2の1位から280位のタンパク質配列、またはIκB活性を有するその一
部と少なくとも70%である配列を含むタンパク質をコードする、請求項2から
5のいずれかに記載の内皮細胞。
7.IκB活性を有するタンパク質をコードするDNA配列が、1個またはそ
れ以上のリン酸化部位をなくすために改造された、請求項6記載の内皮細胞。
8.請求項1から7のいずれかに記載の内皮細胞を含む組織または供与体器官
。
9.受容体にとって異種である、請求項8記載の組織または供与体器官。
10.請求項1から7のいずれかに記載の内皮細胞を含む、トランスジェニッ
ク非ヒト哺乳類。
11.ブタである、請求項10記載のトランスジェニック非ヒト哺乳類。
12.請求項10または11記載のトランスジェニック非ヒト哺乳類から得ら
れる組織または供与体器官。
13.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードし、アミノ酸1位で開始
し、アミノ酸280位で終了する配列番号1に記載のアミノ酸配列を含む、DN
A配列。
14.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列が1個ま
たはそれ以上のリン酸化部位をなくすために改造された、請求項13記載のDN
A配列。
15.異種信号配列を含むIκB活性を有するタンパク質をコードするDNA
配列。
16.信号配列が核特異的信号配列である、請求項15記載のDNA配列。
17.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列と使用可
能に連結している誘導プロモーターを含み、上記プロモーターが上記DNA配列
に天然のプロモーター以外である、組換DNA構築物。
18.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列と使用可
能に連結している内皮細胞特異的プロモーターを含み、上記プロモーターが上記
DNA配列に天然のプロモーター以外である、組換DNA構築物。
19.プロモーターが誘導プロモーターである、請求項18記載の組換DNA
構築物。
20.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列が請求項
13記載のDNA配列である、請求項17、18または19記載の組換DNA構
築物。
21.請求項17から20のいずれかに記載の組換DNA構築物を含む発現ベ
クター。
22.レトロウィルスベクター、アデノウィルスベクター、内皮細胞特異的ウ
ィルスベクター、組換DNA構築物とトランスフェリン−ポリカチオン結合体の
複合体およびリポソーム内で形成されたプラスミドから選択される、請求項21
記載のベクター。
23.細胞により構造的に発現され、IκB活性を有するタンパク質の発現を
コードする異種DNA配列を内皮細胞に形質導入することを含む、請求項3記載
の内皮細胞の調製法。
24.タンパク質が内皮細胞活性化刺激の直後または予め決定された外部刺激
の反応の要求に応じて発現されるように、IκB活性を有するタンパク質の発現
をコードする天然DNA配列と異種誘導プロモーターDNA配列を使用可能に連
結させることを含む、請求項4記載の内皮細胞の調製法。
25.動物またはその先祖に単個細胞段階または初期桑実胚段階で、請求項2
1記載のベクターを導入することを含む、請求項10記載のトランスジェニック
非ヒト哺乳類の調製法。
26.非ヒト動物を請求項22記載のベクターで感染させることを含み、上記
ベクターが内皮細胞特異的ウィルスベクターである、請求項8記載の供与体器官
の調製法。
27.アミノ酸1位で開始し、アミノ酸280位で終了する、配列番号1記載
のアミノ酸配列を含む、IκB活性を有するタンパク質。
28.アミノ酸配列が、1個またはそれ以上のリン酸化部位をなくすために改
造されている、請求項27記載のタンパク質。
29.異種信号配列を含む、IκB活性を有するタンパク質。
30.異種核特異的信号配列を含む、請求項29記載のタンパク質。
31.1個またはそれ以上のヒト補体制限因子を発現する、請求項1−7のい
ずれかに記載の非ヒト内皮細胞、請求項8、9または12記載の組織または供与
体器官または請求項10または11記載のトランスジェニック動物。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C12N 5/10
// A61K 35/12 7431−4C
38/00 ABC
48/00 8314−4C
9455−4C A61K 37/02 ABC
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,M
G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD
,SK,UA,US,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.細胞のNFκB活性化が実質的に完全に阻害されるようなIκB活性を有 するタンパク質を発現する内皮細胞。 2.内皮細胞活性化刺激の直後または予め決定された外部刺激の反応の要求に 応じて、構成的にIκB活性を有するタンパク質を発現する内皮細胞。 3.細胞により構造的に発現され、IκB活性を有するタンパク質の発現をコ ードする異種DNAを含む、請求項2記載の内皮細胞。 4.タンパク質が内皮細胞活性化刺激の直後または予め決定された外部刺激の 反応の要求に応じて発現されるように、IκB活性を有するタンパク質の発現を コードするDNA配列と使用可能に連結している異種誘導プロモーターDNA配 列を含む、請求項2記載の内皮細胞。 5.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列がまた異種 配列である、請求項4記載の内皮細胞。 6.IκB活性を有するタンパク質をコードするDNA配列が、配列番号1ま たは2の1位から280位のタンパク質配列、またはIκB活性を有するその一 部と少なくとも70%である配列を含むタンパク質をコードする、請求項2から 5のいずれかに記載の内皮細胞。 7.IκB活性を有するタンパク質をコードするDNA配列が、1個またはそ れ以上のリン酸化部位をなくすために改造された、請求項6記載の内皮細胞。 8.請求項1から7のいずれかに記載の内皮細胞を含む組織または供与体器官 。 9.受容体にとって異種である、請求項8記載の組織または供与体器官。 10.請求項1から7のいずれかに記載の内皮細胞を含む、トランスジェニッ ク非ヒト哺乳類。 11.ブタである、請求項10記載のトランスジェニック非ヒト哺乳類。 12.請求項10または11記載のトランスジェニック非ヒト哺乳類から得ら れる組織または供与体器官。 13.配列番号1の1位から280位の配列と少なくとも95%の相同性であ る配列を含む、IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列。 14.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列が1個ま たはそれ以上のリン酸化部位をなくすために改造された、請求項13記載のDN A配列。 15.異種信号配列を含むIκB活性を有するタンパク質をコードするDNA 配列。 16.信号配列が核特異的信号配列である、請求項15記載のDNA配列。 17.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列と使用可 能に連結している誘導プロモーターを含み、上記プロモーターが上記DNA配列 に天然のプロモーター以外である、組換DNA構築物。 18.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列と使用可 能に連結している内皮細胞特異的プロモーターを含み、上記プロモーターが上記 DNA配列に天然のプロモーター以外である、組換DNA構築物。 19.プロモーターが誘導プロモーターである、請求項18記載の組換DNA 構築物。 20.IκB活性を有するタンパク質の発現をコードするDNA配列が請求項 13記載のDNA配列である、請求項17、18または19記載の組換DNA構 築物。 21.請求項17から20のいずれかに記載の組換DNA構築物を含む発現ベ クター。 22.レトロウィルスベクター、アデノウィルスベクター、内皮細胞特異的ウ ィルスベクター、組換DNA構築物とトランスフェリン−ポリカチオン結合体の 複合体およびリポソーム内で形成されたプラスミドから選択される、請求項21 記載のベクター。 23.細胞により構造的に発現され、IκB活性を有するタンパク質の発現を コードする異種DNA配列を内皮細胞に形質導入することを含む、請求項3記載 の内皮細胞の調製法。 24.タンパク質が内皮細胞活性化刺激の直後または予め決定された外部刺激 の反応の要求に応じて発現されるように、IκB活性を有するタンパク質の発現 をコードする天然DNA配列と異種誘導プロモーターDNA配列を使用可能に連 結させることを含む、請求項4記載の内皮細胞の調製法。 25.動物またはその先祖に単個細胞段階または初期桑実胚段階で、請求項2 1記載のベクターを導入することを含む、請求項10記載のトランスジェニック 非ヒト哺乳類の調製法。 26.非ヒト動物を請求項22記載のベクターで感染させることを含み、上記 ベクターが内皮細胞特異的ウィルスベクターである、請求項8記載の供与体器官 の調製法。 27.配列番号1の1位から280位の配列またはその活性部分または類似体 を含む、IκB活性を有するタンパク質。 28.アミノ酸配列が、1個またはそれ以上のリン酸化部位をなくすために改 造されている、請求項27記載のタンパク質。 29.異種信号配列を含む、IκB活性を有するタンパク質。 30.異種核特異的信号配列を含む、請求項29記載のタンパク質。 31.1個またはそれ以上のヒト補体制限因子を発現する、請求項1−7のい ずれかに記載の非ヒト内皮細胞、請求項8、9または12記載の組織または供与 体器官または請求項10または11記載のトランスジェニック動物。
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