JPH0850328A - 磁気情報記録装置 - Google Patents

磁気情報記録装置

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JPH0850328A
JPH0850328A JP6185692A JP18569294A JPH0850328A JP H0850328 A JPH0850328 A JP H0850328A JP 6185692 A JP6185692 A JP 6185692A JP 18569294 A JP18569294 A JP 18569294A JP H0850328 A JPH0850328 A JP H0850328A
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JP
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signal
film
ppm
feeding speed
ppm signal
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Hideomi Hibino
秀臣 日比野
Norikazu Yokonuma
則一 横沼
Kazuyuki Kazami
一之 風見
Yoichi Yamazaki
陽一 山崎
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Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムの給送速度や記録データ量が変化し
ても、正しく磁気記録できるようにする。 【構成】 CPU3とヘッドドライブ用IC6を有する
磁気情報記録装置に適用され、CPUはフィルムに記録
すべきデータを読み込んでデータ量を演算し、そのデー
タ量に応じてPPM信号の信号レベルの変化位置を定め
る。次にフィルム給送速度を検出して、給送速度に応じ
た周波数でヘッドドライブ用IC6にPPM信号を送出
する。CPU3はPPM信号を送出している間は信号線
TSの信号レベルを監視し、ローレベルに変化すると、
ヘッドドライブ用IC6に温度異常が起こったと判断し
てデータの送出を停止する。また、フィルムがパーフォ
レーション位置まで移動したか否かも監視し、パーフォ
レーション位置まで移動すると、フィルム給送を停止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドの温度異常
を検出し、温度異常が検出されるとフィルムへの磁気記
録を行なわないようにした磁気情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気媒体に磁気記録する方式として、P
PM(Pulse PositonModulatio
n)記録方式が知られている。図12はPPM記録方式
の信号波形を示す。PPM記録方式では、信号周期を常
に一定にし、1周期内での信号変化位置の違いによって
「0」と「1」を判別する。例えば、信号周期の先頭か
ら半周期までに信号波形が変化する場合を「0」、半周
期より後で信号波形が変化する場合を「1」とする。例
えば、図12では、信号周期の先頭から4分の1周期の
所で信号周期が立ち下がる場合を「0」(この場合をビ
ットロケーション25%のPPM信号と呼ぶ)、信号周
期の先頭から4分の3周期の所で立ち下がる場合を
「1」(この場合をビットロケーション75%のPPM
信号と呼ぶ)としている。
【0003】このようにすると、データ線の遅延等で信
号周期の立ち下がり位置が多少ずれても正しくデータを
送信することができる。すなわち、図12において、
「0」のデータを送信する場合、本来なら先頭から4分
の1周期の位置で立ち下がるべきデータがデータ線の遅
延等によって多少遅れて立ち下がっても、半周期までに
信号波形が立ち下がれば「0」のデータとして認識され
るため、データの送信エラーが起りにくくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】PPM記録方式を用い
ることによって、日付や露出情報等の撮影に関する情報
をフィルムに磁気記録するカメラが知られている。この
種のカメラにおいて、撮影に関する情報をPPM信号に
変換する場合、カメラ内部のCPU等によってソフト
的に変換する方法と、カメラ内部にPPM信号変換回
路を設けてハード的に変換する方法が考えられる。の
場合、PPM信号の信号変化位置をタイマで管理するの
が一般的である。例えば、PPM信号の「1」を出力す
る場合、1周期の先頭から75%までの時間をタイマで
計測し、75%の位置に達すると、ハイレベルからロー
レベルに信号を切り換えるようにする。ところが、タイ
マによって信号変化位置を制御すると、PPM信号を出
力している間CPUはその処理に占有されるため、その
間他の処理が中断され、撮影準備が整うまでに時間がか
かるおそれがある。このため、処理能力に優れたCPU
を用いなければならず、コストアップを招く要因とな
る。一方、の場合、CPUの外部にPPM変換回路を
設けなければならず、コストアップになるとともに、回
路の追加によりカメラの小型化が妨げられる。
【0005】本発明の目的は、PPM記録方式でフィル
ムに磁気記録する際、フィルムの給送速度や記録データ
量が変化しても、正しく磁気記録できるようにした磁気
情報記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1に対応
づけて本発明を説明すると、本発明は、各種情報をPP
M信号に変換して出力するPPM信号変換手段3と、P
PM信号変換手段3から出力されたPPM信号に基づい
て磁気ヘッドを駆動するヘッド駆動手段12とを備え、
フィルムの巻き上げに応じて磁気ヘッドによってフィル
ムに各種情報をPPM記録方式で磁気記録する磁気情報
記録装置に適用され、フィルムを1駒分巻き上げる間に
記録すべきデータ量を演算するデータ量演算手段を備
え、データ量演算手段によって演算されたデータ量に基
づいてPPM信号の1周期内の信号変化位置を定めるよ
うにPPM信号変換手段3を構成することにより、上記
目的は達成される。。請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載された磁気情報記録装置において、データ量演
算手段によって演算されたデータ量が多いほど信号変化
位置を1周期内の半周期位置に近づけるようにPPM信
号変換手段3を構成するものである。請求項3に記載の
発明は、請求項1または2に記載された磁気情報記録装
置において、PPM信号の周期を所定周波数のクロック
の周期の複数倍とし、信号変化位置をクロックを基準と
して定めるようにPPM信号変換手段3を構成するもの
である。請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載
された磁気情報記録装置において、フィルムの給送速度
を検出する給送速度検出手段2を備え、給送速度検出手
段2によって検出された給送速度に応じてPPM信号の
周期を定めるようにPPM信号変換手段3を構成するも
のである。請求項5に記載の発明は、請求項1〜3に記
載された磁気情報記録装置において、フィルムの給送速
度を検出する給送速度検出手段2を備え、データ量演算
手段によって演算されたデータ量と給送速度検出手段2
によって検出された給送速度とに応じてPPM信号の周
期を定めるようにPPM信号変換手段3を構成するもの
である。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明では、フィルムを1駒巻
き上げる間に記録すべきデータ量をデータ量演算手段に
よって演算し、そのデータ量に基づいてPPM信号変換
手段3はPPM信号の1周期内の信号変化位置を定め
る。請求項2に記載の発明のPPM信号変換手段3は、
データ量が多いほど信号変化位置を1周期内の半周期位
置に近づける。請求項3に記載の発明のPPM信号変換
手段3は、所定周波数のクロックの複数周期をPPM信
号の1周期とし、また、このクロックを基準として、P
PM信号の1周期内の信号変化位置を定める。請求項4
に記載の発明のPPM信号変換手段3は、給送速度検出
手段2によって検出されたフィルム給送速度に応じてP
PM信号の周期を定める。請求項5に記載の発明のPP
M信号変換手段3は、データ量演算手段によって演算さ
れたデータ量と給送速度検出手段2によって検出された
フィルム給送速度とに応じてPPM信号の周期を定め
る。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】
−第1の実施例− 以下、図1〜8を用いて本発明による磁気情報記録装置
の第1の実施例を説明する。本実施例では、磁気情報記
録装置をカメラ内部に設けた例について説明する。図1
は磁気情報記録装置の全体構成を示すブロック図であ
る。図1の1はフィルムFの給送を行なうフィルム給送
回路、2はフィルムFの給送速度および給送量を検出す
るフィルムエンコーダである。3は後述する図6,7の
処理の他、カメラ各部の制御を行うCPUであり、レリ
ーズボタンの半押しによりオンするスイッチSW1と、
全押しによりオンするスイッチSW2が接続されてい
る。4はフィルム上のパーフォレーションを検出するパ
ーフォレーション検出回路であり、このパーフォレーシ
ョン検出回路4にはフィルムFを挟んで両側に配設され
るフォトインタラプタ5からの信号が入力される。な
お、フォトインタラプタ5の代わりにフォトリフレクタ
を用いてもよい。
【0010】6は磁気ヘッド7の駆動を制御するヘッド
ドライブ用ICである。このヘッドドライブ用IC6内
部には、電源回路11、ヘッドドライブ回路12および
サーマルシャットダウン回路13が含まれている。この
うち、電源回路11は、CPU3からの指示に応じてヘ
ッドドライブ回路12に電圧を供給するか否かを切り換
える。ヘッドドライブ回路12は、磁気ヘッド7に流す
電流量および電流の方向を制御する。サーマルシャット
ダウン回路13は、ヘッドドライブ用IC6の温度が所
定温度以上になると、温度異常を報知する信号TSを出
力する。
【0011】図2はヘッドドライブ用IC12の内部回
路図、図3は図2の動作を示すタイミングチャートであ
る。図2に示すように、ヘッドドライブ回路12は、C
PU3から出力されたPPM信号の信号レベルを反転す
るインバータINV1〜5と、磁気ヘッド7に流す電流
の方向に応じてオン・オフを切り換えるトランジスタT
r1〜4と、トランジスタTr1〜4とインバータIN
V1〜5の間に介挿される抵抗R1〜8と、磁気ヘッド
7に発生するサージ電圧を抑制するためのダイオードD
1,2と、トランジスタTr1〜4に流す電流量を調整
する抵抗R9とからなる。
【0012】一方、サーマルシャットダウン回路13
は、温度検出回路101、トランジスタTr5,6およ
び抵抗R10〜13からなる。温度検出回路101で
は、ヘッドドライブ回路12の温度が第1の基準温度以
上か否かを判断し、第1の基準温度以上であれば、信号
線TSをローレベルに、信号線L1およびL2をハイレ
ベルにする。その後に温度が第2の基準温度以下になる
と、信号線TSをハイレベルに、信号線L1およびL2
をローレベルにする。
【0013】以下、図3のタイミングチャートを用いて
ヘッドドライブ用IC6の動作を説明する。電源回路1
1とCPU3は図2に示すように信号線PCで接続され
ており、CPU3が信号線PCをハイレベルにすると、
電源回路11は信号線VEを介してサーマルシャットダ
ウン回路13内のインバータINV1〜5に電源電圧を
供給する。CPU3から出力されたPPM信号は信号線
SO、インバータINV1〜5および抵抗R1,3,
5,7を介してトランジスタTr1〜4のベース端子に
入力される。
【0014】ここで、信号線SOがローレベルの場合
(図3の(a)領域)、インバータINV1〜3の出力
はハイレベル、インバータINV4,5の出力はローレ
ベルになるため、トランジスタTr2,3はオン、トラ
ンジスタTr1,4はオフする。したがって、不図示の
バッテリからの電流は、抵抗R9→トランジスタTr3
→磁気ヘッド7→トランジスタTr2へと流れる。すな
わち、磁気ヘッド7には図示のB→Aに電流が流れる。
逆に、信号線SOがハイレベルの場合(図3の(b)領
域)、インバータINV1〜3の出力はローレベル、イ
ンバータINV4,5の出力はハイレベルになるため、
トランジスタTr2,3はオフ、トランジスタTr1,
4はオンする。したがって、バッテリからの電流は、抵
抗R9→トランジスタTr1→磁気ヘッド7→トランジ
スタTr4へと流れる。すなわち、磁気ヘッド7には図
示のA→Bに電流が流れる。磁気ヘッド7に流れる電流
の方向が変わると、磁気ヘッド7に接触しているフィル
ム上の磁化の方向も変化する。
【0015】磁気ヘッド7にA→Bに向かって電流が流
れている最中に、ヘッドドライブ回路12の温度が第1
の基準温度以上になると(図3の(c))、温度検出回
路101は信号線TSをローレベル、信号線L1および
L2をハイレベルにする。このため、トランジスタTr
5,6はともにオンし、トランジスタTr5,6のコレ
クタ端子と接続されたトランジスタTr2,4のベース
端子はともにローレベルになり、トランジスタTr2,
4はともにオフする。したがって、磁気ヘッド7に電流
が流れなくなり、フィルムFへの磁気記録は中止され
る。
【0016】このように、図2のサーマルシャットダウ
ン回路13は、温度が第1の基準温度以上になると、ヘ
ッドドライブ回路12内のトランジスタTr2,4を強
制的にオフして磁気ヘッド7に電流が流れないようにす
る。その後温度が徐々に低くなり、第2の基準温度以下
になると(図3の(d)領域)、温度検出回路101は
信号線TSをハイレベルに、信号線L1とL2をローレ
ベルにする。信号線TSがハイレベルになると、CPU
3は温度が下がったことを認識して、再度信号線SOを
介してPPM信号を送出する。
【0017】図4はCPU3によるPPM信号の作成方
法を説明する図である。本実施例では、フィルム巻き上
げ期間中のフィルムFの移動を利用して磁気記録を行な
うため、フィルムFを1駒巻き上げる間に1駒分の磁気
記録を完了する必要がある。このため、記録すべきデー
タ量が多い場合には、データ密度を高く、すなわちPP
M信号の周期を短くしなければならない。
【0018】一方、前述したように、PPM記録方式で
は、1周期中の信号レベルの変化位置の違いによって
「0」と「1」を判別する。例えば、「1」を出力する
場合は1周期内の半周期位置よりも後ろで信号レベルを
変化させ、「0」を出力する場合は半周期位置より前で
信号レベルを変化させる。
【0019】また、フィルムFの給送速度は常に一定で
はなく時間とともに図5のように変動する。例えば、フ
ィルム給送速度が図5のA点のときにPPM信号の
「1」を磁気記録する場合のフィルム上の磁化状態は図
4(a)のようになる。図4(a)において、右矢印は
ハイレベルを示す磁化状態、左矢印はローレベルを示す
磁化状態である。一方、A点よりフィルム給送速度が遅
いB点のときの磁化状態は図4(b)のようになり、A
点に比べてフィルム上の磁化領域は短くなる。すなわ
ち、フィルム給送速度が遅いほどフィルムFに密に記録
される。
【0020】ところが、フィルムFに磁気記録すべきデ
ータ量が多い場合は、もともとフィルムFに密に記録す
る必要があり、このとき図5のB点のようにフィルム給
送速度が遅くなると、さらにフィルムFに密に記録され
る結果となる。このため、PPM信号の「1」を記録す
る場合には、ローレベルの磁化領域が極端に短くなり、
磁化状態が右矢印から左矢印に変化しないおそれがあ
る。したがって、PPM信号の周期が短い場合すなわち
磁気記録すべきデータ量が多い場合には、信号レベルの
変化位置を1周期内の半周期位置に近づけるのが望まし
い。
【0021】逆に、図5のC点のようにフィルムFの給
送速度が速くなると、図4(c)に示すようにフィルム
上の磁化領域が長くなる。一方、PPM信号の周期が長
い場合すなわち磁気記録すべきデータ量が少ない場合も
フィルム上の磁化領域が長くなる。ところが、PPM信
号の周期が長い場合に、1周期の途中でフィルム給送速
度が速くなると、図4(d)に示すように信号レベルの
ローレベルの期間が図4(c)に比べて長くなる。この
ため、PPM信号の「1」を出力する場合の信号レベル
の変化位置を1周期の半周期位置に近づけると、ハイレ
ベルを示す磁化領域の長さとローレベルを示す磁化領域
の長さに差が生じなくなり、「1」を記録したのか
「0」を記録したのか明確に区別できなくなるおそれが
ある。したがって、PPM信号の周期が長い場合すなわ
ち磁気記録すべきデータ量が少ない場合には、信号レベ
ルの変化位置を半周期位置から遠ざけた方がよい。
【0022】以上より、本実施例では、磁気記録すべき
データ量に応じて信号レベルの変化位置を以下のように
変えるようにした。 データ量が多い場合: 「0」は33%、「1」は6
6% データ量が少ない場合:「0」は25%、「1」は7
5%
【0023】図6,7はCPU3の動作を示すフローチ
ャートであり、レリーズボタンが半押しされると、CP
U3はこのフローチャートの処理を開始する。図6のス
テップS1では、不図示の選択スイッチによって磁気記
録すべきデータが選択されたか否かを判定する。フィル
ム上に磁気記録されるデータとしては、撮影日付、シャ
ッタ速度、絞り量、色温度または撮影者が指定する任意
文字等があり、本実施例では選択スイッチで選択された
データだけを磁気記録する。ステップS1の判定が否定
されるとステップS2に進み、レリーズボタンが全押し
されたか否かを判定する。判定が否定されるとステップ
S1に戻り、判定が肯定されるとステップS3に進む。
ステップS3では、予め定められたデータを読み込む。
ステップS3の処理を行うのは、撮影者が選択スイッチ
によって磁気記録すべきデータを選択しなかった場合で
あり、この場合にはデフォルトのデータを磁気記録す
る。
【0024】ステップS1の判定が肯定されるとステッ
プS4に進み、レリーズボタンが全押しされたか否かを
判定する。判定が否定されるとステップS4に留まり、
判定が肯定されるとステップS5に進む。ステップS5
では、選択されたデータを読み込んだ後、ステップS6
に進む。ステップS6では、シャッタ制御等の撮影動作
を行なう。ステップS7では、ステップS3またはS4
で読み込んだデータに基づいて記録データを作成する。
ステップS8では記録データの記録密度を算出する。ス
テップS9では記録密度が所定値より高いか否かを判定
する。判定が否定されるとステップS10に進み、信号
レベルの変化位置を25%および75%として記録デー
タをPPM信号に変換する。一方、ステップS9の判定
が肯定されるとステップS11に進み、信号レベルの変
化位置を33%および66%として記録データをPPM
信号に変換する。
【0025】ステップS10またはS11の処理が終了
するとステップS12に進み、フィルム給送回路1に信
号を送り、フィルムFの給送を開始する。ステップS1
3では、信号線PCをハイレベルにする。これにより、
図2に示すヘッドドライブ用IC6の電源回路11はイ
ンバータINV1〜5に電源電圧を供給する。ステップ
S14では、フィルムエンコーダ2を用いてフィルム給
送速度を検出する。ステップS15では、フィルム給送
速度に基づいて記録データの記録周波数を算出する。ス
テップS16では、ステップS10またはS11で作成
したPPM信号を、ステップS15で算出した記録周波
数でヘッドドライブ用IC6に転送する。この転送は信
号線SOを介して行われる。
【0026】ステップS17では、信号線TSがローレ
ベルか否かすなわち温度異常か否かを判定する。判定が
否定されるとステップS18に進み、全データの転送を
終了したか否かを判定する。判定が否定されるとステッ
プS16に戻り、判定が肯定されるとステップS19に
進む。ステップS19では、フィルムFが1駒分巻き上
げられたか否かを判定する。この判定はパーフォレーシ
ョン検出回路4を用いて行う。判定が否定されるとステ
ップS19に留まり、判定が肯定されるとステップS2
0に進む。ステップS20では、フィルムFの給送を停
止して処理を終了する。
【0027】一方、ステップS17の判定が肯定される
とステップS21に進み、信号線SOからのPPM信号
の出力を中止してステップS17に戻る。その後、ヘッ
ドドライブ用IC6内部の温度が第2の基準温度以下に
なると、信号線TSがハイレベルになるため、ステップ
S17の判定が否定されて磁気記録が再開される。な
お、本実施例では、正常に復帰すると磁気記録を再開す
るようにしたが、必ずしも再開する必要はなく、エラー
表示を行った後再度1駒巻き戻して磁気記録をやり直し
てもよい。
【0028】以上、図6,7の処理をまとめると、磁気
記録すべきデータを読み込んでデータ量を検出し、その
データ量に応じてPPM信号の信号レベルの変化位置を
定める。次にフィルム給送速度を検出して、給送速度に
応じた周波数でPPM信号を出力する。CPU3は、P
PM信号を出力しているときに継続して信号線TSの信
号レベルを監視し、ローレベルに変化した場合には、ヘ
ッドドライブ用IC6に温度異常が起こったと判断して
データの出力を停止する。また、フィルムFがパーフォ
レーション位置まで移動したか否かも監視し、パーフォ
レーション位置まで移動すると、フィルム給送を停止す
る。
【0029】図8は図7のステップS16の処理の具体
例であり、シリアルデータ「101」をPPM信号に変
換して転送する例を示す。図8(a)はCPU3に入力
される基準クロックSCKの3周期分をPPM信号の1
周期としており、1周期内の信号変化位置を「0」が3
3%、「1」が66%としている。一方、図8(b)は
基準クロックSCKの4周期分をPPM信号の1周期と
し、1周期内の信号変化位置を25%と75%としたも
のである。図8(a),(b)のいずれの場合も、CP
U3は基準クロックSCKの複数倍をPPM信号の1周
期とし、また1周期内の信号変化位置を基準クロックS
CKの整数倍の位置にしている。このように、基準クロ
ックSCKを用いると、シリアルデータを簡易かつ迅速
にPPM信号に変換できる。
【0030】以上に説明したように、第1の実施例で
は、ヘッドドライブ用IC6内部の温度が第1の基準温
度を越えると、CPU3からのPPM信号の出力を停止
するとともに、磁気ヘッド7に記録電流を流さないよう
にしたため、ヘッドドライブ用IC6内部の温度上昇を
確実に抑えることができる。また、CPU3はPPM信
号を作成する場合に、記録すべきデータ量に応じてPP
M信号の信号変化位置を変えるようにしたため、磁気記
録中にフィルム給送速度が変化しても、フィルム上の磁
化状態を常に安定させることができる。さらに、フィル
ム給送速度に応じてPPM信号の周波数を定めるように
したため、データ量が多くてもすべてのデータを漏らさ
ず磁気記録できる。
【0031】−第2の実施例− 第2の実施例は、ヘッドドライブ用ICの内部構成を第
1の実施例より簡略化したものであり、それ以外はすべ
て第1の実施例と共通するため、以下ではヘッドドライ
ブ用ICの構成および動作のみを説明する。図9は磁気
情報記録装置の第2の実施例の全体構成を示すブロック
図、図10は第2の実施例におけるヘッドドライブ用I
C6Aの内部回路図、図11は図10の動作を示すタイ
ミングチャートである。図9,10では、図1,2と共
通する部分には同一符号を付しており、以下では相違点
を中心に説明する。図10の温度検出回路101は信号
線POを介して電源回路11と接続されており、ヘッド
ドライブ用IC6A内部の温度が第1の基準温度以上に
なると、温度検出回路101は信号線POをハイレベル
にする。図9の電源回路11は信号線POがハイレベル
になると、信号線VEをローレベルにする。すなわち、
第1の基準温度以上になると、電源回路11はインバー
タINV1〜5への電源電圧の供給を停止する。
【0032】以下、図11のタイミングチャートを用い
て第2の実施例のヘッドドライブ用IC6Aの動作を説
明する。ヘッドドライブ用IC6A内部の温度が第1の
基準温度以上になると(図11の(e))、温度検出回
路101は信号線POをハイレベル、信号線TSをロー
レベルにする。これにより、電源回路11は信号線VE
をローレベルにしてインバータINV1〜5への電圧供
給を停止する。したがって、トランジスタTr2,4は
いずれもオフし、磁気ヘッド7には電流が流れなくな
る。一方、信号線TSがハイレベルになったことがCP
U3によって検出されると、CPU3は信号線PCをロ
ーレベルにする(図10の(f))。この信号線PCは
電源回路11に入力されるため、このとき仮に信号線V
Eがローレベルでなくても、電源回路11は信号線VE
をローレベルにする。
【0033】このように、第2の実施例では、電源回路
11に温度異常か否かを示す信号を2本入力するため、
そのうちの一本が断線等しても電源回路11は温度異常
を検出でき、温度異常時に確実にインバータへの電圧供
給を停止できる。また、第1の実施例と異なり、トラン
ジスタのベース端子の制御は行なわないため、第1の実
施例に比べて回路が簡易化する。
【0034】上記各実施例では、PPM信号の信号レベ
ルを1周期内でハイレベルからローレベルに変化させた
が、ローレベルからハイレベルに変化させてもよい。ま
た、PPM信号の信号変化位置も実施例には限定されな
い。図6のステップS9〜S11では、2種類の信号変
化位置を設けているが、データ量に応じてもっと細かく
信号変化位置を変更してもよい。上記実施例では、電源
回路11、サーマルシャットダウン回路13およびヘッ
ドドライブ回路12をワンチップにまとめてヘッドドラ
イブ用IC6の中に入れた例を示したが、これらの回路
をすべて個別部品で構成してもよい。上記第1の実施例
では、温度検出回路101によって温度異常が検出され
るとトランジスタTr5,6をオフさせているが、トラ
ンジスタTr5,6をオフさせる代わりに、例えば抵抗
R1にバッテリ電圧が供給されないようにしてもよい。
すなわち、温度異常時に磁気ヘッドに電流が流れないよ
うものであれば、どのような制御を行なってもよい。図
7のステップS15では、フィルム給送速度に基づいて
PPM信号の記録周波数を定めたが、ステップS8で求
めたデータ量とフィルム給送速度の双方を考慮に入れて
記録周波数を定めてもよい。
【0035】このように構成した実施例にあっては、図
6のステップS10,S11がPPM信号変換手段に、
ヘッドドライブ回路12がヘッド駆動手段に、温度検出
回路101が異常判断手段に、図6のステップS8がデ
ータ量演算手段に、フィルム給送回路1が給送速度検出
手段に、それぞれ対応する。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、フィルムを1駒巻き上げる間に記録すべきデータ
量を予め演算し、そのデータ量に基づいてPPM信号の
1周期内の信号変化位置を定めるため、フィルムに磁気
記録している最中にフィルム給送速度が途中で変化して
も、安定に磁気記録できる。請求項2に記載の発明によ
れば、記録すべきデータ量が多いほどPPM信号の1周
期内の信号変化位置を半周期位置に近づけるようにした
ため、磁気記録中にフィルム給送速度が変化しても1周
期内のパルス幅が狭くなりすぎることがなく、フィルム
上の磁気記録状態を良好に保てる。請求項3に記載の発
明によれば、所定周波数のクロックを用い、PPM信号
の周期をこのクロックの複数倍とし、また信号変化位置
をこのクロックを基準として定めるようにしたため、各
種情報からPPM信号への変換を簡易かつ迅速に行なえ
る。請求項4に記載の発明によれば、フィルム給送速度
に応じてPPM信号の周期を定めるようにしたため、電
源電圧の変動等によってフィルム給送速度が変化して
も、すべての情報をフィルムに磁気記録できる。請求項
5に記載の発明によれば、フィルム給送速度と記録すべ
きデータ量に応じてPPM信号の周期を定めるようにし
たため、フィルム給送速度およびデータ量に関係なく、
すべての情報をフィルムに磁気記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気情報記録装置の第1の実施例
のブロック図。
【図2】図1に示すヘッドドライブ用ICの内部回路
図。
【図3】図2の動作を示すタイミングチャート。
【図4】フィルム給送速度に応じてフィルム上の磁化状
態がどのように変化するかを示す図。
【図5】フィルムを1駒巻き上げる間のフィルム給送速
度の変化を示す図。
【図6】CPUの動作を示すフローチャート。
【図7】図6に続くフローチャート。
【図8】基準クロックとPPM信号との関係を示す図。
【図9】本発明による磁気情報記録装置の第2の実施例
のブロック図。
【図10】図9に示すヘッドドライブ用ICの内部回路
図。
【図11】図10の動作を示すタイミングチャート。
【図12】PPM信号を説明する図。
【符号の説明】
1 フィルム給送回路 2 フィルムエンコーダ 3 CPU 4 パーフォレーション検出回路 5 フォトインタラプタ 6 ヘッドドライブ用IC 7 磁気ヘッド 11 電源回路 12 ヘッドドライブ回路 13 サーマルシャットダウン回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 陽一 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種情報をPPM信号に変換して出力す
    るPPM信号変換手段と、 前記PPM信号変換手段から出力された前記PPM信号
    に基づいて磁気ヘッドを駆動するヘッド駆動手段とを備
    え、 フィルムの巻き上げに応じて前記磁気ヘッドによって前
    記フィルムに前記各種情報をPPM記録方式で磁気記録
    する磁気情報記録装置において、 前記フィルムを1駒分巻き上げる間に記録すべきデータ
    量を演算するデータ量演算手段を備え、 前記PPM信号変換手段は、前記データ量演算手段によ
    って演算されたデータ量に基づいて前記PPM信号の1
    周期内の信号変化位置を定めることを特徴とする磁気情
    報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された磁気情報記録装置
    において、 前記PPM信号変換手段は、前記データ量演算手段によ
    って演算されたデータ量が多いほど前記信号変化位置を
    前記1周期内の半周期位置に近づけることを特徴とする
    磁気情報記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された磁気情報
    記録装置において、 前記PPM信号変換手段は、前記PPM信号の周期を所
    定周波数のクロックの周期の複数倍とし、前記信号変化
    位置を前記クロックを基準として定めることを特徴とす
    る磁気情報記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載された磁気情報記録
    装置において、 前記フィルムの給送速度を検出する給送速度検出手段を
    備え、 前記PPM信号変換手段は、前記給送速度検出手段によ
    って検出された給送速度に応じて前記PPM信号の周期
    を定めることを特徴とする磁気情報記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3に記載された磁気情報記録
    装置において、 前記フィルムの給送速度を検出する給送速度検出手段を
    備え、 前記PPM信号変換手段は、前記データ量演算手段によ
    って演算されたデータ量と前記給送速度検出手段によっ
    て検出された給送速度とに応じて前記PPM信号の周期
    を定めることを特徴とする磁気情報記録装置。
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