JPH08508775A - 酵素洗剤 - Google Patents
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- JPH08508775A JPH08508775A JP6522693A JP52269394A JPH08508775A JP H08508775 A JPH08508775 A JP H08508775A JP 6522693 A JP6522693 A JP 6522693A JP 52269394 A JP52269394 A JP 52269394A JP H08508775 A JPH08508775 A JP H08508775A
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Abstract
(57)【要約】
本発明の目的は、専ら酵素から成り、他の通常の洗剤成分を可能な限り排除した洗剤であって、最適化した組成を有する従来の洗剤に少なくとも匹敵する洗浄力を有する洗剤を提供することである。本発明の酵素洗剤は、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼ、並びに要すれば少量の界面活性剤および/またはビルダーを含有する。このような組成の洗剤は、それ自体洗剤として、または従来の洗剤用の洗浄助剤として使用し得る。
Description
【発明の詳細な説明】
酵素洗剤
本発明は、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼ、並びに要
すれば界面活性剤および/またはビルダーを含有する酵素含有洗剤に関する。
酵素を含有する洗剤および洗浄助剤は既知である。とりわけタンパク質分解酵
素は、洗濯用洗剤中に60年以上も使用されており、タンパク質汚れを除去する
のに非常に有効な成分であることが知られている。ドイツ連邦共和国特許出願公
開DE−OS1617189は、プロテアーゼおよび漂白剤を含有する洗剤に関
するが、該文献を単に例示として引用する。プロテアーゼに加えて、デンプン汚
れを除去する活性物質としてアミラーゼを含有する洗剤が、例えばドイツ連邦共
和国特許出願公開DE−OS2727463により、知られている。脂肪除去活
性物質としてリパーゼを含有する洗剤は、例えば次のような文献に記載されてい
る:欧州特許出願EP478050(該文献は、リパーゼと、該酵素の触媒活性
部位において可逆的に複合体を形成する安定剤とを含有する、好ましくは液体で
ある洗剤に関する)、欧州特許出願EP468102(該文献は、アニオン性お
よび/またはノニオン性界面活性剤、シュードモナス・プランタリー(Pseudomo
nas plantarii)由来のリパーゼ、および要すればビルダーを含有する洗剤に関
する)、欧州特許出願EP381431(該文献は、ある種のリパーゼ、ポリア
ルキレングリコールエステル0.1〜10%、界面活性剤5〜35%、および要
すればプロテアーゼを含有する水性液体洗剤に関する)、欧州特許出願EP37
6705(該文献は、界面活性剤(その少なくとも50%は、ノニオン性界面活
性剤である)10〜90%、C1−C4アルコール1〜10%、C1−C3カルボン
酸0.1〜5%、リパーゼおよびプロテアーゼを含有する液体洗剤に関する)、
欧州特許出願EP373850(該文献は、第一級アルキルスルフェートを含ん
で成る界面活性剤1〜60重量%、ある量のリパーゼ、および通常の成分を含有
する洗剤に関する)、欧州特許出願EP368589(該文献は、リパーゼ、石
鹸不含有アニオン性および/またはノニオン性界面活性剤6〜35重量%、およ
びビルダー(その少なくとも28重量%は、Naゼオライト、シトレート、カー
ボネートおよび
/または層状シリケートから成る)少なくとも45重量%を含有する顆粒状洗剤
に関する)。
一方、セルロース分解酵素の好ましい効果は、繊維製品からの汚れの除去より
も、むしろ、繊維製品を柔軟化し、繊維製品の色を鮮やかにし、外観を改良する
能力に存する。セルラーゼ含有洗剤は、例えば次のような文献により、知られて
いる:欧州特許出願EP120528(該文献は、アニオン性界面活性剤および
/またはノニオン性界面活性剤2〜50重量%、第三級アミン0.5〜15重量
%、およびセルラーゼを含有する繊維製品柔軟化洗剤に関する)、欧州特許出願
EP177165(該文献は、粘土鉱物およびセルラーゼを含有する繊維製品柔
軟化洗剤に関する)、欧州特許出願EP173398(該文献は、セルラーゼ、
および長鎖の第一級もしくは第二級モノアミンまたはジアミンを含有する洗剤に
関する)、欧州特許出願EP173397(該文献は、アニオン性界面活性剤お
よび/またはノニオン性界面活性剤2〜50重量%、カチオン性繊維製品柔軟剤
0.5〜15重量%、ビルダー80重量%まで、および真菌由来のセルラーゼを
含有するアルカリ性洗剤に関する)、欧州特許出願EP269169(該文献は
、セルラーゼ、および第三級窒素を有するジアミンもしくはポリアミン、または
対応するアンモニウム化合物を含有する洗剤に関する)。三種類までの酵素の組
み合わせを含有する洗剤も、例えば、欧州特許出願EP365103(該文献は
、プロテアーゼ0.1〜2重量%、セルラーゼ0.2〜1重量%、およびアミラー
ゼ2重量%までの組み合わせに関する)、欧州特許出願EP425214(該文
献は、プロテアーゼ、アミラーゼおよびリパーゼまたはセルラーゼの組み合わせ
に関する)により、知られている。
そのような既知の洗剤はいずれも、酵素成分以外に、多くの他の成分を含有し
、所望の洗浄効果を達成するためにはその量および組成の最適化が難しいという
欠点を有する。そこで、本発明の課題は、酵素のみから成る(すなわち、実質的
に他の通常の洗剤成分を含有しない)洗剤であって、組成を高度に最適化した標
準的な洗剤に少なくとも匹敵する洗浄性能を有し得る洗剤を提供することであっ
た。
この課題は、本発明により、少なくとも四種類の異なる酵素の組み合わせを含
有する洗剤によって解決された。
すなわち、本発明は、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼ
、並びに要すれば界面活性剤および/またはビルダーを含有する酵素洗剤に関す
る。
また、本発明は、タンパク質分解活性好ましくは10000〜75000PU
/g、脂肪分解活性好ましくは10000〜90000LU/g、デンプン分解活
性好ましくは1〜20KNU/g、およびセルロース分解活性好ましくは5〜1
50IU/gの酵素洗浄助剤を、洗剤もしくは漂白剤、または洗剤もしくは漂白
剤を含有する水性液体中で、洗浄力強化添加剤として使用することにも関する。
本発明に従って使用するのに適当なプロテアーゼは、微生物、とりわけ細菌ま
たは真菌から得ることのできる、アルカリ性域に至適pHを持つ酵素である。適
当なプロテアーゼは、例えば国際特許出願公開WO 92/07067、WO
91/02792、WO 88/03947もしくはWO 88/03946、
または欧州特許出願EP471265、EP416967もしくはEP3943
52により、知られている。最終的な洗剤が、好ましくは10000〜7500
0PU/g[プロテアーゼ単位/g;テンシド(Tenside)7、125(1970
)に記載の方法によって測定]、より好ましくは12500〜65000PU/
g、最も好ましくは15000〜45000PU/gの活性を有するような量で、
プロテアーゼを本発明の洗剤中に使用する。適当なプロテアーゼは、例えばBL
AP(商標)、サヴィナーゼ(Savinase、商標)、エスペラーゼ(Esperase、
商標)、マキサターゼ(Maxatase、商標)、オプテイマーゼ(Optimase、商標)
またはアルカラーゼ(A1ca1ase、商標)の名称で市販されている。
本発明の洗剤中に存在するリパーゼも、微生物、とりわけ細菌または真菌から
得られる酵素である。そのような酵素は、例えば、欧州特許出願EP20420
8、EP214761、EP258068、EP407225、および国際特許
出願公開WO 87/859により、知られている。適当な市販のリパーゼは、
例えば、リポラーゼ(Lipo1ase、商標)およびリポザイム(Lipozym、商標)で
ある。最終的な洗剤が、好ましくは10000〜90000LU/g[「リパー
ゼ活性単位」/g;EP258068の方法に従って、30℃/pH7におけるト
リブチ
リンの酵素加水分解によって測定]、より好ましくは15000〜80000L
U/g、最も好ましくは20000〜55000LU/gの活性を有するような量
で、リパーゼを本発明の洗剤中に使用する。
本発明に従って使用するのに適当なアミラーゼは、pH約10までのアルカリ
性域に至適pHを有することが好ましい、細菌または真菌から得ることのできる
酵素である。適当な市販品は、例えば、ターマミル(Termamyl、商標)およびマ
キサミル(Maxamyl、商標)である。最終的な洗剤が、好ましくは1〜20KN
U/g[ノボ(Novo)社の標準的な方法による「キローノボー単位」/g;エス・
ピー・コロウィック(S.P.Colowick)およびエヌ・ディ・カプラン(N.D.Kaplan
)、メソッズ・イン・エンザイモロジー(Methods in Enzymology)、第1巻、
1955、第149頁にピー・バーンフェルド(P.Bernfeld)が記載している方
法に基づいて、1KNUは、pH5.6/37℃でデンプン5.26gを分解する酵
素の量である]、より好ましくは1.5〜18KNU/g、最も好ましくは3〜1
6KNU/gの活性を有するような量で、アミラーゼを本発明の洗剤中に使用す
る。
本発明に従って使用するのに適当なセルラーゼも、細菌または真菌から得るこ
とのできる酵素で、好ましくはほぼ中性ないし弱アルカリ性のpH域(6〜9.5
)に至適pHを持つ。そのようなセルラーゼは、例えば、ドイツ連邦共和国特許出
願公開DE−OS3117250、同3207825、同3207847、同3
322950、並びに欧州特許出願EP265832、EP269977、EP
270974、EP273125およびEP339550により、知られている
。最終的な洗剤が、好ましくは5〜150IU/g[「国際単位」/g;エス・イ
ト(S.I to)らのアグリカルチュラル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー
(Agric.Biol.Chem.)、53、1275(1989)に記載のように、pH9.
0/40℃におけるNaカルボキシメチルセルロースの酵素加水分解によって測
定]、より好ましくは7.5〜140IU/g、最も好ましくは12〜130IU
/gのセルロース分解活性を有するような量で、セルラーゼを本発明の洗剤中に
使用する。適当な市販品は、例えば、ノボ・インダストリ(Novo Industri)の
セルザイム
(Celluzyme、商標)、または花王のKAC(商標)である。
本発明の洗剤は、液体、ペースト状、または固体の製剤の形態で存在し得る。
通常の酵素安定剤、例えばホウ素化合物(例えば有機ホウ素酸もしくはホウ酸ま
たはアルカリ金属ボレート)、アルカリ金属カルボキシレート(例えばギ酸ナト
リウム)、グリコール(例えばグリセロール、エチレングリコールまたはプロピ
レングリコール)、アミノアルコール(例えばモノー、ジーもしくはトリ−エタ
ノールアミンまたは−プロパノールアミン)、またはアルカリ土類金属カチオン
(例えばカルシウムイオン)の存在が、特に洗剤が液体またはペーストである場
合に望ましい。
好ましい一態様においては、本発明の洗剤は顆粒形態で存在する。顆粒状洗剤
においては、例えばドイツ連邦共和国特許DE1617232、ドイツ連邦共和
国特許出願公開DE−OS2032766および同4041752、並びに欧州
特許出願EP168526、EP170360、EP270608およびEP3
04331に記載されているように、前記酵素を担体に吸着させるか、殻形成材
料中に封入するか、または無機および/または有機担体材料と共に通常の顆粒の
形態で使用する。例えば、国際特許出願公開WO 90/09440およびWO
90/09428、並びにそこに挙げられた文献に記載されているように、酵素
を四種までの別の顆粒中に分けるか、または複数種の酵素を含有する顆粒の形態
で使用することができる。
本発明の洗剤は、酵素に加えて、洗剤中に通常用いられる既知の成分をも含有
し得る。しかし、本発明の洗剤は、要すれば安定化した酵素の他に含有する成分
は、界面活性剤および/またはビルダー(従来の洗剤におけるよりも顕著に少な
い量で使用し得る)のみであることが好ましい。通例、非常に少量の界面活性剤
が存在すれば、界面活性剤含量が明らかにより多い既知の万能洗剤に匹敵する洗
浄性能を達成するに充分である。すなわち、好ましい態様においては、本発明の
洗剤の界面活性剤含量は、洗剤全体に対して10重量%以下、とりわけ0.5〜
5重量%である。本発明の洗浄助剤は、ビルダーおよび界面活性剤を全く含有し
ないことが好ましい。以下挙げる使用可能な成分およびその量は、専ら、酵素顆
粒中に場合により存在する成分とその量であると理解すべきである。
本発明の洗剤中に要すれば存在する界面活性剤は、アニオン性、ノニオン性、
カチオン性もしくは両性界面活性剤、またはそれらの混合物である。アルキルポ
リアルコキシレート型のノニオン性界面活性剤を、要すればスルフェートまたは
スルホネート型の合成アニオン性界面活性剤と混合して使用することが好ましい
。適当なノニオン性界面活性剤は、炭素原子数10〜22、好ましくは12〜1
8の直鎖または分枝状アルコールのアルキルグリコシドおよびアルコキシレート
(とりわけエトキシレートおよび/またはプロポキシレート)を包含する。アル
コールのアルコキシル化度は、1〜20、好ましくは3〜10である。そのよう
な界面活性剤は、対応する飽和または不飽和アルコールと、対応するアルキレン
オキシドとの反応によって、既知の方法で製造し得る。脂肪アルコールの誘導体
が特に適当であるが、その分枝鎖異性体を用いて適当なアルコキシレートを調製
してもよい。すなわち、直鎖状ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシルまたはオ
クタデシル基を有する第一級アルコール、およびそれらの混合物のエトキシレー
トが、特に有用である。モノまたはポリ不飽和脂肪アルコール(例えば、オレイ
ルアルコール、エライジルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアル
コール、ガドレイルアルコールおよびエルシルアルコールを包含する)のアルコ
キシル化生成物、とりわけエトキシル化生成物を使用してもよい。また、前記ア
ルコールと同様のアルキル部分を有するアルキルアミン、ビシナルジオールおよ
びカルボン酸アミドの、対応するエトキシル化および/またはプロポキシル化生
成物も適当である。脂肪酸C1−C4アルキルエステルのエトキシル化および/ま
たはプロポキシル化生成物(国際特許出願公開WO 90/13533に記載の
方法により、合成し得る)、および/または脂肪酸ポリヒドロキシアミド(国際
特許出願公開WO 92/6984に従って合成し得る)を使用してもよい。本
発明の洗剤は、ノニオン性界面活性剤成分が、平均アルコキシル化度5〜10(
好ましくは6〜8)のアルコキシル化(とりわけエトキシル化)脂肪アルコール
である場合に、特に良好な洗剤性能を示す。
適当なスルホネート界面活性剤はとりわけ、アルカリ金属塩またはアンモニウ
ム塩の形態で存在する、直鎖状C9−C15アルキル基がベンゼン環に結合したア
ルキルベンゼンスルホネートである。スルホネート型の適当なアニオン性界面活
性剤は、脂肪酸エステルと三酸化イオウとを反応させ、次いで中和することによ
って得られるα−スルホエステル、とりわけ、C8−C22(好ましくはC12−C1 8
)脂肪酸とC1−C6(好ましくはC1−C4)直鎖状アルコールとから誘導する
スルホン化生成物、およびそのようなスルホン化生成物から誘導し得るスルホ脂
肪酸二塩をも包含する。
スルフェート型の適当な界面活性剤はとりわけ、アルカリイオン、アンモニウ
ムイオン、またはアルキルもしくはヒドロキシアルキル置換アンモニウムイオン
を対イオンとして有する第一級アルキルスルフェート(好ましくは直鎖状C10−
C20アルキル基を有する)を包含する。直鎖状アルコール(特に、炭素原子数1
2〜18のもの)、およびその分枝鎖類似体(いわゆるオキソアルコール)の誘
導体が特に適当である。すなわち、直鎖状ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシ
ルまたはオクタデシル基を有する第一級脂肪アルコール、およびそれらの混合物
の硫酸化生成物が、特に適当である。特に好ましいアルキルスルフェートは、獣
脂アルキル基(すなわち、実質的にヘキサデシルおよびオクタデシル基から成る
)を有する。アルキルスルフェートは、対応するアルコール成分と、通常の硫酸
化剤(とりわけ、三酸化イオウまたはクロロスルホン酸)とを反応させ、次いで
アルカリ、アンモニウム、またはアルキルもしくはヒドロキシアルキル置換アン
モニウム塩基で中和することによって、既知の方法で製造し得る。
前記アルコールの硫酸化アルコキシル化生成物(いわゆるエーテルスルフェー
ト)が、本発明の洗剤中に存在してもよい。そのようなエーテルスルフェートは
、1分子当たりエチレングリコール基を好ましくは2〜30個、より好ましくは
4〜10個有する。
本発明の洗剤はビルダーを40重量%まで、好ましくは20重量%以下、とり
わけ1〜5重量%の量で含有し得る。適当な水溶性有機ビルダーは、とりわけ、
ポリカルボン酸、特にクエン酸、および糖酸、並びにアクリル酸、メタクリル酸
、マレイン酸のポリマーおよびコポリマー(カルボン酸官能基を持たない重合性
物
質が少量共重合していてもよい)の群から選択するビルダーである。上記の酸は
通例、アルカリ金属塩(とりわけナトリウムまたはカリウム塩)の形態で使用す
る。そのような有機ビルダーは、好ましくは30重量%まで、より好ましくは2
5重量%まで、特に好ましくは1〜5重量%の量で使用する。本発明の洗剤がペ
ースト状または液体(特に水を含有するもの)である場合には、上記範囲の上限
に近い量を使用することが好ましい。
適当な水不溶性水分散性無機ビルダーは、とりわけ、結晶または非晶のアルカ
リ金属アルミノケイ酸塩であり、その使用量は40重量%以下、好ましくは20
重量%以下、より好ましくは1〜5重量%である。そのようなアルカリ金属アル
ミノケイ酸塩のうち、結晶アルミノケイ酸塩、とりわけゼオライトNaA、およ
び場合によりNaXが好ましい。固体顆粒状洗剤においては、上記範囲の上限に
近い量を使用することが好ましい。適当なアルミノケイ酸塩においては、とりわ
け、30μmを越える大きさの粒子は存在せず、好ましくは、10μmよりも小さ
い粒子が少なくとも80重量%を占める。そのカルシウム結合能は、100〜2
00mgCaO/gである(ドイツ連邦共和国特許DE2412837に従って測定
し得る)。上記アルミノケイ酸塩の代替品または部分的な代替品として適当なも
のは、結晶層状アルカリ金属ケイ酸塩であって、例えば欧州特許出願EP164
514に記載され、国際特許出願公開WO 91/8171の方法により得るこ
とのできるものである。
上記無機ビルダーに加えて、他の水溶性または水不溶性無機物質も本発明の洗
剤中に使用し得る。そのような物質とは、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属
炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩およびアルカリ金属硫酸塩、並びにそれらの混
合物である。このような更なる無機材料は、10重量%までの量で存在し得るが
、全く存在しないことが好ましい。
所望の弱アルカリ性のpH(とりわけpH約8.0〜9.5;1重量%水溶液とし
て測定)に調節するために、本発明の洗剤は、固体の無機および/または有機酸
または酸性塩、例えばアルカリ金属硫酸水素塩、コハク酸、アジピン酸またはグ
ルタル酸、およびそれらの混合物を含有し得る。そのような酸性物質は、本発明
の洗剤中に、好ましくは5重量%以下、より好ましくは0.1〜3重量%の量で
使用する。
本発明の洗剤は、洗剤中に通例存在する他の成分をも含有し得る。そのような
成分は、とりわけ、重金属錯化剤(例えばアミノポリカルボン酸および/または
ポリホスホン酸、並びにそれらの塩)、再沈着防止剤(例えばセルロースエーテ
ル)、色移り防止剤(例えばポリビニルピロリドン)、抑泡剤(例えばオルガノ
ポリシロキサンまたはパラフィン)、および他の酵素(特にオキシダーゼ、パー
オキシダーゼおよび/またはコラゲナーゼ)を包含する。そのような成分は、各
々5重量%まで、とりわけ0.1〜4重量%の量で、本発明の洗剤中に存在し得
る。
本発明の洗剤は、標準的なミキサー、とりわけドラム、ロール、リボンまたは
自由落下ミキサー内で、酵素粒子を混合することによって容易に調製し得る。使
用し得る他の粉末状成分、および要すれば液体または液化成分(特にノニオン性
界面活性剤を包含する)、並びに色素および香料は、酵素粒子に噴霧により混合
し得る。本発明の洗剤に、酵素に加えて他の成分を含ませる場合には、そのよう
な成分(耐熱性のもの)を、その水性スラリーを噴霧乾燥することによって既知
の方法で粉末状に変換し、それを酵素、および要すれば他の熱感受性成分(とり
わけ、例えばアルカリ金属パーボレートまたはアルカリ金属パーカーボネートの
ような漂白剤を包含する)と混合することが好ましい。他の成分を組み合わせる
のに、そのような成分を含有する顆粒または押出物を酵素成分に加えてもよい。
この組み合わせ方法は、比較的嵩密度の高い(好ましくは650〜900g/l)
本発明の洗剤の製造に、特に好ましい。
本発明の洗剤は、色および繊維製品に対し好ましく作用し、優れた洗浄作用を
示し、再沈着防止効果を有し(とりわけ、リパーゼを含有するからであると考え
られる)、洗濯物に柔軟感を付与する(とりわけ、セルラーゼを含有するからで
あると考えられる)。標準的なヨーロッパの家庭用万能洗剤の通常の用量(すな
わち約6〜8g/l洗浄液)よりも顕著に低い用量でも、上記のような有利な効果
がもたらされることは、注目に値する。
実施例
実施例1
下記第1表に示す組成の洗剤D1〜D4を、該表に示す量の酵素顆粒を単に混
合することによって調製した。
標準化した汚れを付けた綿布片を、ラウンデロメーター(Launderometer)内
で、第2表に挙げる洗浄液で洗った(W1:ラウリル硫酸ナトリウム0.32g/
l、7×エトキシル化C12−C18アルコール0.16g/l、ゼオライトNaA1.
2g/l; W2:W1と、酵素混合物(D1)1.6g/l; W3:ラウリル硫酸
ナトリウム0.64g/l、7×エトキシル化C12−C18アルコール0.32g/l、
ゼオライトNaA1.2g/l; W4:W3と、酵素混合物(D1)1.6g/l)。
試験条件:汚した布2gおよび汚していないバラスト布6g、洗浄液100ml、水
の硬度16゜d、温度40℃、加熱時間を含む洗浄時間30分間;UVを用いず
、460nmで反射率測定により評価。第2表に示す反射率値が得られた。ノニオ
ン性界面活性剤13.5重量%(7×エトキシル化脂肪アルコール12重量%お
よび
C12/C14アルキルグルコシド1.5重量%)、アニオン性界面活性剤(Na C1 6
/C18アルキルスルフェート)5重量%、石鹸14重量%、1,2−プロピレン
グリコール7重量%、エタノール5重量%、100重量%とする量の水を含有す
る市販液体洗剤を、指示された用量7.5g/lで含有する洗濯液W5を、比較の
ために同じ条件下に試験した。
ビルダーおよび界面活性剤を低濃度で含有するだけの洗浄液W1およびW3(
予想通り、それ自体は洗浄性能が不充分である)に、本発明の酵素洗剤を低用量
で加えると、従来の液体洗剤をより高用量で使用した場合よりも優れた洗浄性能
が達成されることがわかる。しかも、D1(用量1.6g/l)のみを含有する洗
浄液が、より高い用量の液体洗剤(第2表の液W5)に匹敵する洗浄性能を示す
場合があるということは、注目に値する。
実施例2
本発明の酵素洗浄助剤が、実際の条件下にも好ましい効果をもたらすことを示
すために、次のような試験を行った:7×エトキシル化C12/C18脂肪アルコー
ル25重量%、C12/C14アルキルグルコシド2重量%、Na C12/C14アルキ
ルスルフェート5重量%、石鹸16重量%、グリセロール5重量%、エタノール
7重量%、100重量%とする量の水、香料、および塩を含有する液体洗剤を調
製した。下記表に挙げる人工汚れをバーリーコーン・ハンドタオルに適用し、家
庭の清潔な洗濯物3.5kgと共に、市販の家庭用洗濯機[ミール(Mie1e)W7
01:多様(Bunt)洗濯プログラム・ノーマル、水量20l、デュッセルドルフ
都市水]で、40℃で洗濯した。一次洗濯結果を、実施例1と同様に反射率測定
によって評価した(3測定値の平均値)。用量は、液体洗剤が1.5g/l、およ
び実施例1の洗剤D4が1.6g/lであった。
本発明の洗浄助剤を用いた場合の洗浄性能は、液体洗剤自体の性能よりも、い
ずれの場合も顕著に高く、液体洗剤にアミラーゼ(ターマミルLDX300)0
.1重量%およびプロテアーゼ(アルカラーゼ2.5LDX)2重量%を組み合わ
せ(その分、水含量を低下する)、それを顕著に高い用量(4.6g/l)で使用
した場合と比較しても、顕著に高かった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.酵素含有洗剤であって、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセル ラーゼ、並びに10重量%以下の量のアニオン性、ノニオン性、カチオン性およ び/または両性界面活性剤、および/または40重量%以下の量のビルダーを含 有する洗剤。 2.10000〜75000PU/gのタンパク質分解活性を有するような量で プロテアーゼを含有する請求項1記載の洗剤。 3.10000〜90000LU/gの脂肪分解活性を有するような量でリパー ゼを含有する請求項1または2記載の洗剤。 4.1〜20KNU/gのデンプン分解活性を有するような量でアミラーゼを含 有する請求項1〜3のいずれかに記載の洗剤。 5.5〜150IU/gのセルロース分解活性を有するような量でセルラーゼを 含有する請求項1〜4のいずれかに記載の洗剤。 6.界面活性剤、とりわけノニオン性界面活性剤を、0.5〜5重量%含有する 請求項1〜5のいずれかに記載の洗剤。 7.水溶性または水不溶性ビルダー、とりわけゼオライトNaAを、20重量 %以下、とりわけ1〜5重量%含有する請求項1〜6のいずれかに記載の洗剤。 8.炭素原子数10〜22、とりわけ12〜18の第一級直鎖状アルコールの エトキシル化生成物であって、平均エトキシル化度5〜10、とりわけ6〜8の ものを界面活性剤として含有する請求項7記載の洗剤。 9.粒子の形態で存在し、酵素を、担体材料に吸着させた顆粒の形態で使用し た請求項1〜8のいずれかに記載の洗剤。 10.タンパク質分解活性好ましくは10000〜75000PU/g、脂肪分 解活性好ましくは10000〜90000LU/g、デンプン分解活性好ましく は1〜20KNU/g、およびセルロース分解活性好ましくは5〜150IU/g の酵素洗浄助剤の用途であって、洗剤もしくは漂白剤、または洗剤もしくは漂白 剤を含有する水性液体中の、洗浄力強化添加剤としての用途。
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