JPH08510758A - ドラメクチンの製造方法および駆虫性中間体 - Google Patents
ドラメクチンの製造方法および駆虫性中間体Info
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Abstract
(57)【要約】
Description
【発明の詳細な説明】
ドラメクチンの製造方法および駆虫性中間体
発明の背景
本発明は、下記式(I)
の化合物(以下、ドラメクチン(doramectin)と称する)を製造する際の新規な
中間体および前記中間体の改良製造方法に関するものである。さらに本発明は、
それ自身で駆虫性化合物となる前記中間体の用途にも関するものである。さらに
本発明は、下記式(II)
の化合物からのドラメクチンの改良製造方法にも関するものである。
ドラメクチンは、アベルメクチンとして知られる種類の二次代謝産物に属する
広スペクトルの駆虫剤(antiparasitic and anthelm
intic agent)である。ドラメクチンは、たとえばATCC 312
67、31271もしくは31272のようなアベルメクチン生産株の微生物、
すなわちストレプトミセス・アベルミチリス(Streptomyces avermitilis)を好
気性条件下で無機塩と同化可能な炭
素源および窒素源とを含有する水性栄養培地にて、たとえば米国特許第5,08
9,480号(参考のため、ここに引用する)に記載されたように発酵させて製
造することができる。アベルメクチン生産性微生物の他の菌株はストレプトミセ
ス・アベルミチリス ATCC 53568であり、これはダットン等、ジャー
ナル・オブ・アンチビオチックス、第44巻、第357〜65頁(1991)]
に記載されている。ストレプトミセス・アベルミチリスATCC31267、3
1271、31272および53568は現在アメリカン・タイプ・カルチャー
・コレクション(the American Type Culture Collection)、12301パーク
ローン・ドライブ、ロックビル、メリーランド20852、USAにブタペスト
条約の規定により寄託されている。
上記式(I)の化合物を産生する発酵過程に際し、各種の副生物を分離するこ
とができる。上記微生物の発酵に際し分離しうる主たる副生物は上記式(II)の
構造を有する。ストレプトミセス・アベルミチリスATCC53568の発酵ブ
イヨンからの式(II)を有する化合物の分離はダットン等(上記)に記載されて
いる。式(II)の化合物は、米国特許第5,089,
480号において開示され、且つクレームされた活性駆虫性化合物である。しか
しながら、ドラメクチンが好適である。本発明の方法は、式(II)の副生物をよ
り有益な駆虫剤、すなわち式(I)のドラメクチンまで変換させることにより式
(II)の副生物を利用する。
この方法における全変換は、C−23ヒドロキシル基を除去して分子のC−2
2〜C−23位置にオレフィンを残すことである。若干異なるアベルメクチンに
対し同じ変換をもたらす低収率の方法も報告されている。たとえばC−25シク
ロヘキシル基がsec−ブチル基である場合、連続する5工程によって約3.6
%の全収率における変換が得られている[Mrozik等、テトラヘドロン・レ
タース(1982)、第23巻、第2377〜78頁]。この従来技術の方法に
おける低収率に鑑み、出発物質をより効率的にドラメクチンまで変換させる方法
を案出することが望ましい。
したがって本発明の目的は、式(II)の化合物をドラメクチンまで高い全収率
にて変換させることにある。さらに本発明の目的は、この方法の有用な中間体を
提供することにある。
発明の要点
本発明は、式(III)
[式中、R1は(C2〜C5)アルカノイルまたはアリールオキシアセチルであり
、R2は水素またはアリールオキシチオカルボニルである]
の新規な中間体を提供する。
さらに本発明は、式(IV):
[式中、R1は(C2〜C5)アルカノイルまたはアリールオキシアセチルである
]
の新規な中間体をも提供する。
本発明の特に好適な化合物は、R1が(C2〜C5)アルカノイル、フェノキシ
アセチルもしくは(C1〜C4)アルキルフェノキシアセチルであり、R2が水素
もしくは(C1〜C4)アルキルフェノキシチオカルボニルである式(III)の化
合物である。この群に入る特に好適な化合物は、R1がアセチルもしくはフェノ
キシアセチルであり、R2が水素もしくはp−トリルオキシチオカルボニルであ
る式(III)の化合物である。
本発明の特に好適な化合物はさらに、R1が(C2〜C5)アルカノイル、フェ
ノキシアセチルもしくは(C1〜C4)アルキルフェノキシアセチルである式(IV
)の化合物である。この群に入る特に好適な化合物は、R1がアセチルもしくは
フェノキシアセチルである式(IV)の化合物である。
さらに本発明は式(I)
の化合物の製造方法をも提供し、この方法は順次に
(a)式(II)
の化合物を式(R4CO)2OもしくはR4COX[式中、R4はアリールオキシメ
チルであり、XはClもしくはBrである]のアシル化剤と反応させて、R1が
アリールオキシアセチルであり、R2がHである式(III)の化合物を生成させ;
(b)R1がアリールオキシアセチルであり、R2がHである式(III)の前記
化合物を式R3OC(=S)X[式中、R3はアリールであり、XはClもしくは
Brである]の化合物と反応させて、R1がアリールオキシアセチルであり、R2
がアリールオキシチオカルボニルである式(III)の化合物を
生成させ;
(c)R1がアリールオキシアセチルであり、R2がアリールオキシチオカルボ
ニルである式(III)の前記化合物を反応不活性溶剤中で約150〜約200℃
にて約2〜約48時間にわたり炭酸カルシウムの存在下に反応不活性ガスを連続
的に吹込み(sparge)ながら反応させて、R1がアリールオキシアセチル
である式(IV)の化合物を生成させ;
(d)R1がアリールオキシアセチルである式(IV)の前記化合物をアルコー
ル溶剤中で塩基と反応させて式(I)の化合物を生成させる
ことからなっている。
この方法における特に好適な方法は、前記反応不活性ガスを窒素とする方法で
ある。特に好適な方法における格別の方法は、塩基をNH3、KOH、KCN、
Na2CO3、NaHCO3もしくはNaOAcとする方法である。一層好適な方
法は、本発明の特に好適な化合物を用いるような方法である。
さらに本発明は式(I)の化合物の以下の製造方法にも向られ、この方法は順
次に
(a)式(II)の化合物を式(R4CO)2OもしくはR4
COX[式中、R4は(C1〜C4)アルキルであり、XはClもしくはBrであ
る]のアシル化剤と反応させて、R1が(C1〜C4)アルカノイルであり、R2が
Hである式(III)の化合物を生成させ;
(b)R1が(C1〜C4)アルカノイルであり、R2がHである式(III)の前
記化合物を式R3OC(=S)X[式中、R3はアリールであり、XはClもしく
はBrである]の化合物と反応させて、R1が(C1〜C4)アルカノイルであり
、R2がアリールオキシチオカルボニルである式(III)の化合物を生成させ;
(c)R1が(C1〜C4)アルカノイルであり、R2がアリールオキシチオカル
ボニルである式(III)の前記化合物を反応不活性溶剤中で約150〜約200
℃にて約2〜約48時間にわたり炭酸カルシウムの存在下に反応不活性ガスを連
続的に吹込みながら反応させて、R1が(C1〜C4)アルカノイルである式(IV
)の化合物を生成させ;
(d)R1が(C1〜C4)アルカノイルである式(IV)の前記化合物を水素化
リチウムアルミニウム(lithium aluminum hydride)、シアノ硼水素化ナトリウ
ム(sodium cyanoborohy
dride)もしくはトリエチル硼水素化リチウム(lithium triethylborohydride)
と反応不活性溶剤中で反応させて式(I)の化合物を生成させる
ことからなっている。
この方法における特に好適な方法は、反応不活性ガスを窒素とする方法である
。一層好適な方法は、本発明の特に好適な化合物を用いる方法である。
さらに本発明は寄生虫病に罹患した哺乳動物を処置する方法をも提供し、この
方法は前記哺乳物に駆虫上有効量の式(III)もしくは(IV)の化合物を投与す
ることからなっている。
発明の詳細な説明
本発明の化合物は、以下詳細に説明する本発明の方法により容易に製造される
。
本発明による式(I)の化合物はドラメクチン、すなわち参考のためここに引
用する米国特許第5,089,480号に記載された有用な駆虫剤である。ドラ
メクチンは、本発明の上記式(IV)の化合物から、この式(IV)の化合物を水素
化リチウムアルミニウム、シアノ硼水素化ナトリウムまたはトリエチル
硼水素化リチウムと反応させることにより或いは開裂すべきエステルの性質に応
じエステルをけん化させることにより製造される。
R1が(C2〜C5)アルカノイルである場合、(C2〜C5)アルカノイルオキ
シ基は、R1が(C2〜C5)アルカノイルである式(IV)の前記化合物を水素化
リチウムアルミニウム、シアノ硼水素化ナトリウムもしくはトリエチル硼水素化
リチウムと反応不活性溶剤中で約−100〜約0℃の温度にて約15分間〜約2
4時間にわたり反応させることによりヒドロキシル基まで変換される。この反応
に適する反応不活性溶剤は還元剤の選択に依存し、限定はしないがジエチルエー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メトキシメチルエーテルおよび1
,2−ジメトキシエタンのような溶剤から選択される。この反応に特に好適な還
元剤はトリエチル硼水素化リチウムであり、特に良好な溶剤はテトラヒドロフラ
ンである。一般に試薬と基質との混合の過程では−78〜−70℃の温度が短時
間(一般に約15分間〜1時間)にわたり維持される。混合が完了した直後(一
般に15分間〜1時間以内)に温度を徐々に室温まで上昇させる。反応混合物の
反応停止させると共に式(I)
の生成化合物を当業者に知られた標準法により単離する。
R1がアリールオキシアセチルである場合は、アリールオキシアセチルオキシ
基を、R1がアリールオキシアセチルである式(IV)の化合物をアルカリ金属水
酸化物とアルコール性溶剤中で約−75〜約0℃の温度にて約15分間〜約24
時間にわたり反応させることによりヒドロキシ基まで変換させる。特に好適なア
ルカリ金属水酸化物は水酸化カリウムであり、特に好適な溶剤はメタノールであ
る。一般に反応は−35℃の温度にて約1時間にわたり行われ、その後に式(I
)の化合物を当業者に知られた標準法により単離する。或いは、この反応はアル
カリ金属水酸化物の代わりにアンモニアを用いて行うこともできる。アンモニア
を使用する場合、反応は一般に約−35〜約0℃にて約1〜約16時間にわたり
行われる。好ましくは反応はメタノール中で−15℃にて約5〜6時間にわたり
行われる。式(I)の生成化合物は当業者に周知された有機化学の標準法により
単離される。
本発明の式(IV)の化合物は、本発明の式(III)の化合物をたとえば限定は
しないが2−メトキシエチルエーテルもしくは2−エトキシエチルエーテルのよ
うな高沸点溶剤中で約
150〜約200℃の温度にて約2〜約48時間にわたり反応させることにより
本発明の方法で容易に製造される。最大収率を得るには、反応混合物にたとえば
窒素もしくはアルゴンのような反応不活性ガスを連続的に吹込む。反応は156
〜158℃にて2−メトキシエチルエーテル中で窒素ガスを連続的に吹込みなが
ら12時間にわたり行うのが特に好適である。反応が完結した際、式(IV)の生
成化合物を当業者に知られた標準法により単離する。
R2がアリールオキシチオカルボニルである本発明の式(III)の化合物は、R2
が水素である本発明の式(III)の化合物を式R3OC(=S)X[式中、R3は
上記の意味を有する]のハロチオノホルメートと反応不活性溶剤中でたとえばピ
リジンもしくは4−ジメチルアミノピリジンのようなプロトン捕捉剤の存在下に
約30分間〜約12時間にわたり反応させて本発明の方法にしたがい製造される
。この反応に適する反応不活性溶剤は酢酸エチル、1,2−ジメトキシエタン、
2−メトキシメチルエーテル、2−メトキシエチルエーテル、芳香族溶剤、たと
えばトルエン、キシレンおよびベンゼン、並びに塩素化溶剤、たとえばクロロホ
ルムおよび塩化メチレンを包含す
る。この反応に好適な溶剤は酢酸エチルもしくはトルエンである。反応は2〜4
時間にわたり進行させることが好ましい。反応混合物を40℃乃至特定反応につ
き選択される溶剤のほぼ還流温度にて加熱する。反応混合物を反応停止させ、R2
がアリールオキシチオカルボニルである式(III)の生成化合物を標準法により
単離する。
R2が水素であり、R1が(C2〜C5)アルカノイルもしくはアリールオキシア
セチルである本発明の式(III)の化合物は、本発明の方法により容易に製造さ
れる。式(II)の化合物を反応不活性溶剤中でたとえば限定はしないがピリジン
、4−ジメチルアミノピリジン、ピペリジン、ピロリジン、トリエチルアミン、
モルホリンもしくはジイソプロピルエチルアミンのようなプロトン捕捉剤の存在
下にアシル化剤と約−75〜約0℃の温度にて約5分間〜約8時間にわたり反応
させる。この反応に適する反応不活性溶剤は芳香族溶剤、たとえばトルエン、ベ
ンゼンもしくはキシレン、または塩素化溶剤、たとえば塩化メチレン、クロロホ
ルムもしくは1,2−ジクロルエタンを包含する。適するアシル化剤は酸ハロゲ
ン化物(一般に酸塩化物)もしくは酸無水物である。酸塩化物をこの反応でアシ
ル化剤と
して使用する場合、特に好適な有機アミンはピリジンである。酸無水物をアシル
化剤としてこの反応に使用する場合、特に好適な有機アミンはトリエチルアミン
である。これら反応に一般に好適な溶剤はアシル化剤として酸塩化物もしくは酸
無水物のいずれを用いる場合にも塩素化溶剤である。塩化メチレンが特に好適で
ある。反応が完結した際、反応混合物を反応停止させ、R2が水素であると共に
R1が(C2〜C5)アルカノイルもしくはアリールオキシアセチルである式(III
)の生成化合物を有機化学の標準法により単離する。
式(II)の化合物は、米国特許第5,089,480号(参考のためここに引
用する)に記載されたように、アベルメクチン生産株のストレプトミセス・アベ
ルミチリス、たとえばATCC31267、31271もしくは31272の発
酵によって分離することができる。式(II)の化合物を得るための他の方法は、
ダットン等、ジャーナル・オブ・アンチビオティックス、第44巻、第357〜
65頁(1991)に記載されたように、ストレプトミセス・アベルミチリス
ATCC53568の発酵ブイヨンからの分離を包含する。
本発明の新規な化合物(III)〜(IV)は、式(II)の化合
物から式(I)の化合物、すなわちドラメクチンを合成する際の中間体として有
用である。
さらに本発明の新規な化合物(III)〜(IV)は駆虫剤としても有用である。
駆虫剤としての前記化合物(III)〜(IV)の有用性は、たとえばグラチオン等
、ベテリナリー・パラサイトロジー、第42巻(1992)、第273〜279
頁に記載されたようにインビボげっ歯動物モデルでの前記化合物の活性により示
される。
式(III)および(IV)の化合物は極めて活性な駆虫剤であって駆虫剤、殺外
部寄生虫剤(ectoparasiticide)、殺虫剤および殺ダニ剤としての格別の用途を
有する。
式(III)および(IV)の化合物は、特にしばしば線虫として記載される群の
寄生虫によって生ずると共に豚、羊、馬および牛に重大な経済的損失をもたらし
、家畜動物および家禽類に影響を及ぼす特に蠕虫病を包含する内部寄生虫によっ
て生ずる各種の症状を処置および予防するのに有効である。さらにドラメクチン
は、たとえば犬におけるイヌ糸状虫属並びにたとえば鉤虫属、アメリカ鉤虫属、
回虫属、ストロンギロイデス属、旋毛虫属、毛細線虫属、鞭虫属、ぎょう虫属の
ような各種の寄生
虫、さらに血液または他の組織および器官に存在するたとえばフィラリア虫のよ
うな寄生虫、並びにストロンギロイデス属および旋毛虫属の腸外ステージ(extr
a intestinal stage)を含む、各種の動物に影響を与える他の線形動物に対して
も効果的である。
式(III)および(IV)の化合物は、特に動物および鳥類の節足動物外部寄生
虫、たとえばダニ(ticks and mites)、シラミ、ノミ、クロバエ、咬む昆虫(b
iting insects)、並びに牛および馬に影響を与えうる移動性の双翅目幼虫を含
む、外部寄生虫感染の処置および予防にも価値がある。
さらに式(III)および(IV)の化合物は、たとえばゴキブリ、イガ、カツオ
ブシムシおよびイエバエのような家庭害虫に対し活性な殺虫剤であると共に、貯
蔵穀類および農業植物の害虫、たとえばハダニ、アブラムシ、ケムシ、並びに移
動性の直翅目昆虫たとえばバッタに対しても有用である。
式(III)および(IV)の化合物は、直面する特定用途および処理される宿主
動物の特定種類、並びに関与する寄生虫もしくは昆虫に適する組成物として投与
される。駆虫薬として使用するには化合物をカプセル、巨丸剤(bolus)、
錠剤また
は好ましくは液体飲薬(drench)として経口投与することができ、或いは
注射、注入(pour−on)または体内埋植(implant)として投与す
ることもできる。この種の組成物は常法で標準的な獣医学慣行にしたがい作成さ
れる。たとえばカプセル、巨丸剤もしくは錠剤は、活性成分を適する微細な希釈
剤またはキャリヤーと混合し、崩壊剤および/または結合剤(たとえば澱粉、乳
糖、タルク、ステアリン酸マグネシウムなど)をさらに含有させて作成すること
ができる。飲薬組成物は、活性成分を水溶液中に分散剤もしくは湿潤剤などと共
に分散させて作成することができ、注射用組成物は無菌溶液として作成すること
ができ、たとえば溶液を血液に対し等張性にするのに充分な塩類もしくはグルコ
ースなどの他の物質をも含有することができる。これら組成物は処理すべき宿主
動物の種類、感染の程度および種類、並びに宿主の体重に応じて活性化合物の重
量に関し変化することができる。一般に経口もしくは注射投与につき、1回の投
与として或いは1〜5日間にわたる分割投与として示し動物体重1kg当り約0
.001〜10mgの投与量にて充分であるが、それより多量もしくは少量の範
囲が指示される場合もあることは勿論であり、これらも本発
明の範囲内である。経口もしくは注射投与につき、一層好適な投与量は1回の投
与として或いは1〜5日間にわたる分割投与として示し動物体重1kg当り約0
.02〜2mgである。
代案として、これら化合物は飼料と一緒に投与することもでき、この目的で濃
縮餌添加物もしくはプレミックスを通常の動物餌と混合すべく作成することもで
きる。
殺虫剤として使用すると共に農業害虫を処理するには、化合物をスプレー、粉
剤、エマルジョンなどとして標準的な農業慣行にしたがい施用する。
上記及び添付した請求の範囲において、「反応不活性溶剤」という用語は、出
発物質、試薬、中間体もしくは生成物と、所望生成物の収率に悪影響を及ぼすよ
う相互作用しない任意の溶剤を意味する。「反応不活性ガス」という用語は、出
発物質、試薬、中間体もしくは生成物と、所望生成物の収率に悪影響を与えるよ
う相互作用しない任意のガスを意味する。
上記及び添付した請求の範囲において、「アリール」という用語は、フェニル
または適宜1〜3個の(C1〜C4)アルキル、(C1〜C4)アルコキシもしくは
ハロで置換されたフェニルを意味する。
上記及び添付した請求の範囲において、「アリールオキシ」という用語は、フ
ェノキシまたは適宜1〜3個の(C1〜C4)アルキル、(C1〜C4)アルコキシ
もしくはハロで置換されたフェノキシを意味する。
以下、実施例により本発明をさらに説明する。しかしながら、本発明はこれら
特定の実施例のみに限定されないことを了解すべきである。
実施例1 R1がフェノキシアセチルであり、R2が水素である式(III)の化合物
400mLの塩化メチレンおよび10mLの無水ピリジンにおける20gの式
(II)の化合物の溶液を窒素下で−78℃まで冷却し、15.1mLの塩化フェ
ノキシアセチルを10分間かけて滴下した。この反応混合物を−70〜−78℃
にて1.5時間保ち、次いで250mLの重炭酸ナトリウムの飽和溶液で反応停
止させた。混合物を1.5時間撹拌し、有機層を分離し、250mLの重炭酸ナ
トリウム飽和溶液で再抽出し、次いで無水MgSO4で脱水した。次いで溶剤を
減圧除去して25.7gの純度97%の標記生成物をオフホワイト色の固体
(収率96%)として得た。HPLC保持時間は7.9分間であった[Ultr
asphere ODS 5μ、25cm×4.6mm(ベックマン);メタノ
ール:アセトニトリル:水 559:383:58;1.5mL/min;UV
245nm)。
実施例2 R1がフェノキシアセチルであり、R2がp−トリルオキシチオカルボニルである 式(III)の化合物
100mLのトルエンおよび30mLの無水ピリジンにおける10gの実施例
1の標記化合物の溶液を窒素下で100℃まで加熱し、7.7mLのO−p−ト
リルクロロチオノホルメートを5分間かけて添加した。この混合物を100±5
℃に2時間維持して反応を完結させ、約50℃まで冷却し、次いで溶剤を減圧除
去して褐色残留物を得た。これを120mLのトルエンに溶解させ、溶液を12
0mLの水で抽出し、次いで100mLの重炭酸ナトリウム飽和溶液で2回抽出
した。分離した有機層を約80mLまで濃縮し、濾過し、次いで2個のシリカゲ
ルカートリッジを装着したPrep−500system(ウォータース・アソ
シエーツ社)によりクロマトグラフに
かけた。溶出用溶剤は75:25のヘキサン:酢酸エチルとした。生成物を含有
するフラクションを合し、溶剤を減圧除去して9.8gの純度95.7%の生成
物を淡黄色−褐色固体(収率83.2%)として得た。HPLC保持時間は15
.2分間であった[Ultrasphere ODS 5μ、25cm×4.6
mm(ベックマン);メタノール:アセトニトリル:水 559:383:58
;1.5mL/min;UV245nm]。
実施例3 5,4″−O−ジフェノキシアセチル−ドラメクチン(R1がフェノキシアセチ ルである式IVの化合物)
90mLの2−メトキシエチルエーテルにおける8.5gの実施例2の標記化
合物の溶液に4.5gの炭酸カルシウムを添加した。次いで混合物を156〜1
58℃まで良く撹拌しながら加熱すると共に、窒素流を連続的に吹込んだ。15
6〜158℃にて24時間の後、混合物の分析は6.68gの生成物(収率90
%)の存在を示した。混合物を濾過した後、溶剤を減圧蒸発させて生成物を黄色
ガムとして得た。HPLC保持時間は10.4分間であった[Ultrasph
ere OD
S 5μ、25cm×4.6mm(ベックマン);メタノール:アセトニトリル
:水 559:383:58;1.5mL/min;UV245nm]。
実施例4 5,4″−O−ジフェノキシアセチル−ドラメクチン(R1がフェノキシアセチ ルである式(IV)の化合物)
20mLの2−エトキシエチルエーテルにおける1gの実施例2の標記化合物
の溶液に500mgの炭酸カルシウムを添加した。次いで混合物を185℃まで
良く撹拌しながら加熱すると共に、窒素流を連続的に吹込んだ。185℃にて5
時間の後、混合物を室温まで冷却させて濾過した。溶液のHPLC分析[Ult
rasphere ODS 5μ、25cm×4.6mm(ベックマン);メタ
ノール:アセトニトリル:水 559:383:58;1.5mL/min;U
V245nm]は796mgの生成物(収率91%)の存在を示した。
実施例5
ドラメクチン(式(I)の化合物)
1mLの2−メトキシエチルエーテルおよび3.5mLのメタノールにおける
500mgの実施例3の標記化合物の溶液を
−35℃まで冷却し、2.1mLの2Mメタノール性KOH溶液を1分間かけて
滴下した。この混合物を良く撹拌しながら−35℃に1時間維持して反応を完結
させ、次いで0.5mLのメタノールに溶解させた252mgの氷酢酸を添加し
た。冷却を止め、2.2mLの水を1時間かけて滴下し、結晶化が開始した。室
温にて1時間にわたり撹拌した後、結晶を濾過によって集め、0.5mLづつの
7:3 メタノール:水で2回洗浄し、次いで減圧オーブンにて乾燥させた。メ
タノール/水からの再結晶化により272mgの純度93.8%の生成物(収率
70.6%)を得た。HPLC保持時間は6.5分間であった[Ultrasp
here ODS 5μ、25cm×4.6mm(ベックマン);メタノール:
アセトニトリル:水 860:51:89;1.5mL/min;UV245n
m]。
実施例6
ドラメクチン(式(I)の化合物)
75mLのメタノールにおける6.6gの実施例3の標記化合物の−15℃ま
で冷却された溶液に、メタノールにおけるアンモニア飽和溶液75mLを添加し
た。この混合物を−15℃に5.5時間維持して反応を完結させ、次いで窒素を
30分間
にわたり吹込んだ。揮発性物質を減圧除去し、得られた淡黄色油状物を45mL
のメタノールで溶解させ、この溶液を濾過により清澄させた。この溶液に5mL
の水を滴下し、結晶化が開始した。混合物を室温にて2時間にわたり撹拌し、次
いで6.3mLの水を2.5時間かけて添加した。さらに1.5時間撹拌した後
、固体を濾過により集め、2.5mLづつのメタノール:水(7:3)で2回洗
浄した。減圧オーブンにて室温で24時間乾燥させた後、3.75gの純度87
.7%の生成物(収率64%)を得た。
実施例7 R1がアセチルであり、R2が水素である式(III)の化合物
200mLの塩化メチレンにおける20gの式(II)の化合物の溶液に窒素下
で28.6gのトリエチルアミンと1.06gの4−ジメチルアミノピリジンと
を添加した。この溶液を−5℃〜0℃まで冷却し、14.5gの無水酢酸を5分
間かけて滴下した。この混合物を0℃に20分間維持して反応を完結させ、次い
で200mLの重炭酸ナトリウム飽和溶液で0℃にて反応停止させた。有機層を
飽和重炭酸ナトリウムで2回再抽出し、脱水し(MgSO4)、次いで溶剤を減
圧除去して
22.2gの純度95%の生成物を白色固体(収率96.7%)として得た。H
PLC保持時間は6.6分間であった[Ultrasphere ODS 5μ
、25cm×4.6mm(ベックマン);メタノール:アセトニトリル:水 9
02:36:62;1.0mL/min;UV245nm]。
実施例8 R1がアセチルであり、R2が水素である式(III)の化合物
100mLのトルエンにおける5gの式(II)の化合物のスラリーに、窒素下
で7.24gのトリエチルアミンと266mgの4−ジメチルアミノピリジンと
を添加した。この混合物を−15℃まで冷却し、3.58gの無水酢酸を5分間
かけて滴下した。混合物を−10〜−15℃で30分間撹拌して反応を完結させ
、50mLの飽和重炭酸ナトリウム水溶液で反応停止させ、室温にて1時間撹拌
した。有機層を50mLの飽和重炭酸ナトリウム水溶液で2回再抽出し、Dea
n−Stark装置により溶剤を部分蒸留して脱水した。この溶液をHPLC[
Ultrasphere ODS 5μ、25cm×4.6mm(ベックマン)
;メタノール:アセトニトリル:水 902:36:62;1.0mL/min
;UV245nm]
により分析し、5.27gの生成物(収率96.5%)を含有することが判明し
た。
実施例9 R1がアセチルであり、R2がp−トリルオキシチオカルボニルである式(III) の化合物
200mLの酢酸エチルにおける20gの実施例7の標記化合物の溶液に窒素
下で60mLの無水ピリジンを添加し、次いで22.2gのO−p−トリルクロ
ロチオノホルメートを添加して黄色沈殿物を生成させた。この混合物を良く撹拌
しながら2時間にわたり加熱還流させて反応を完結させ、次いで室温まで冷却し
た。揮発性物質を減圧除去し、残留物を150mLの酢酸エチルと150mLの
水との間に分配させ、有機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で2回および水で
1回抽出した。酢酸エチル層を脱水し(MgSO4)、溶剤を減圧除去した。残
留物を25mLの酢酸エチルおよび5mLの塩化メチレンに溶解させ、この溶液
を濾過により清澄させると共に、2個のシリカゲルカートリッジが装着されたP
rep−500system(ウォータース・アソシエーツ社)によりクロマト
グラにかけた。溶出用溶剤は70:25:5のヘキサン:酢酸エチル:
塩化メチレンとした。生成物を含有するフラクションを合し、溶剤を減圧除去し
て19g(収率82.6%)の生成物を淡黄色固体として得た。HPLC保持時
間は17.1分間であった[Ultrasphere ODS 5μ、25cm
×4.6mm(ベックマン);メタノール:アセトニトリル:水 902:36
:62:1.0mL/min;UV245nm]。
実施例10 5,4″−O−ジアセチル−ドラメクチン(R1がアセチルである式(IV)の化 合物)
9.5gの炭酸カルシウムの懸濁物を156〜158℃まで加熱すると共に、
窒素流を連続的に吹込んだ。この混合物に18.7gの実施例9の標記化合物を
添加し、加熱し、撹拌し、次いで窒素の吹込みを25時間にわたり続けた。50
℃まで冷却した後、混合物を濾過し、溶剤を減圧除去した。残留物を55mLの
塩化メチレンに溶解させ、25mLの酢酸エチルと70mLのヘサンとを添加し
、溶液を濾過し、次いで2個のシリカゲルカートリッジが装着されたPrep−
500system(ウォータース・アソシエーツ社)によりクロマトグラフに
かけた。溶出用溶剤は70:25:5のヘキサン:酢酸エチル:
塩化メチレンとした。生成物を含有するフラクションを合し、溶剤を減圧除去し
て13.7gの純度87%の生成物を黄色固体(収率74.8%)として得た。
HPLC保持時間は11.1分間であった[Ultrasphere ODS
5μ、25cm×4.6mm(ベックマン);メタノール:アセトニトリル:水
902:36:62;1.0mL/min;UV245nm]。
実施例11 5,4″−O−ジアセチル−ドラメクチン(R1がアセチルである式(IV)の化 合物)
25mLの2−エトキシエチルエーテルにおける504mgの実施例9の標記
化合物の溶液に250mgの炭酸カルシウムを添加した。次いで混合物を183
〜185℃まで良く撹拌しながら加熱すると共に、窒素流を連続的に吹込んだ。
183〜185℃にて1.5時間の後、混合物の分析は364.4mgの生成物
(収率84.7%)の存在を示した。
実施例12
ドラメクチン(式(I)の化合物)
145mLの無水テトラヒドロフランにおける7.3gの実
施例10の標記化合物の−72℃まで冷却された窒素下の溶液に、59.5mL
のテトラヒドロフランにおける1.0Mトリエチル硼水素化リチウム溶液を45
分間かけて滴下した。反応混合物を−72〜−70℃にて1時間撹拌し、次いで
徐々に室温まで加温して反応を完結させた。次いで混合物を75mLの水および
75mLの塩化メチレンで反応停止させ、1時間撹拌した。層を分離させ、水層
を75mLの塩化メチレンで抽出し、有機層を合して75mLの飽和重炭酸ナト
リウム水溶液で2回洗浄した。溶剤を減圧蒸発させ、残留物を54mLのメタノ
ールに溶解させ、溶液を濾過により清澄させた。この溶液に20分間かけて6.
9mLの水を滴下し、結晶化が開始した。この混合物を室温にて15分間撹拌し
、次いで6.2mLの水を30分間かけて滴下した。混合物を18時間撹拌し、
固体を濾過により集め、2mLづつの75:25のメタノール:水で2回洗浄し
、減圧オーブン内で乾燥させて4.27gの純度89.5%の生成物(収率57
.3%)を得た。
実施例13
熱的脱離反応に対する窒素吹込みの作用
55mLの2−メトキシエチルエーテルにおける5.3gの
実施例2の標記化合物の溶液に2.5gの炭酸カルシウムを添加した。次いで混
合物を良く撹拌しながら157℃まで加熱すると共に、窒素流をガス分散チュー
ブを介し連続的に吹込んだ。154〜157℃にて30時間の後、混合物を室温
まで冷却させ、濾過し、次いでHPLC[Ultrasphere ODS 5
μ、25cm×4.6mm(ベックマン);メタノール:アセトニトリル:水
559:383:58;1.5mL/min;UV245nm]により分析した
。この分析は3.93gの5,4″−O−ジフェノキシアセチル−ドラメクチン
(収率84.8%)の存在を示した。
この実施例を、実施例2の標記化合物の同一ロットの使用を含む同一の条件下
で、ただし窒素を吹込まずに反覆した。この場合の生成物の収率は47.5%で
あり、窒素吹込みの有利な作用を示した。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BG,BR,BY,CA,CN,
CZ,HU,JP,KR,KZ,LV,NO,NZ,P
L,RO,RU,SI,SK,UA,US,UZ
(72)発明者 ギブソン,ステイーブン・ピー
イギリス国、ケント・シー・テイー・13・
3・エヌ・ジエイ、サンドウイチ、ラムス
ゲート・ロード(番地なし)
(72)発明者 ムルテイアシヨー,チヤールズ・ウイリア
ム
アメリカ合衆国、コネチカツト・06359、
ノース・ストニントン、ノーウイツチ―ウ
エスターリイ・ロード・274
(72)発明者 スカラボウノス,コンスタンチン
アメリカ合衆国、コネチカツト・06385、
ウオーターフオールド、イースト・フオー
フ・ロード・7
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 式(III): [式中、R1は(C2〜C5)アルカノイルまたはアリールオキシアセチルであり ; R2は水素またはアリールオキシチオカルボニルである]を有する化合物。 2. R1が(C2〜C5)アルカノイル、フェノキシアセチ ルまたは(C1〜C4)アルキルフェノキシアセチルであり、R2が水素または( C1〜C4)アルキルフェノキシチオカルボニルである請求の範囲第1項に記載の 化合物。 3. R1がC6H5OCH2C(=O)−である請求の範囲第2項に記載の化合物 。 4. R2が水素である請求の範囲第3項に記載の化合物。 5. R2がp−CH3−C6H5OC(=S)−である請求の範囲第3項に記載の 化合物。 6. R1がCH3C(=O)−である請求の範囲第2項に記載の化合物。 7. R2が水素である請求の範囲第6項に記載の化合物。 8. R2がp−CH3−C6H5OC(=S)−である請求の範囲第6項に記載の 化合物。 9. 式(IV): [式中、R1は(C2〜C5)アルカノイルまたはアリールオキシアセチルである ] を有する化合物。 10. R1が(C2〜C5)アルカノイル、フェノキシアセチルまたは(C1〜C4 )アルキルフェノキシアセチルである請求の範囲第9項に記載の化合物。 11. R1がCH3C(=O)−である請求の範囲第10項に記載の化合物。 12. R1がC6H5OCH2C(=O)−である請求の範囲第10項に記載の化 合物。 13. 式(I): の化合物を製造するに際し、順次に (a)式(II): の化合物を式(R4CO)2OもしくはR4COX[式中、R4はアリールオキシメ チルであり、XはClもしくはBrである]のアシル化剤と反応させて、式(II I): [式中、R1はアリールオキシアセチルであり、R2は水素である] の化合物を生成させ; (b)R1がアリールオキシアセチルであり、R2が水素である前記式(III) の化合物を式R3OC(=S)X[式中、R3はアリールであり、XはClもしく はBrである]の化合物と反応させて、R1がアリールオキシアセチルであり、 R2がアリールオキシチオカルボニルである式(III)の化合物を生成させ; (c)R1がアリールオキシアセチルであり、R2がアリールオキシチオカルボ ニルである式(III)の前記化合物を反応不活性溶剤中で約150〜約200℃ にて約2〜約48時間にわたり炭酸カルシウムの存在下に反応不活性ガスを連続 的に吹込みながら反応させて、式(IV): [式中、R1はアリールオキシアセチルである] の化合物を生成させ; (d)R1がアリールオキシアセチルである式(IV)の前記化合物をアルコー ル溶剤中で塩基と反応させて式(I)の化合 物を生成させる ことを特徴とする前記式(I)を有する化合物の製造方法。 14. 反応不活性ガスが窒素である請求の範囲第13項に記載の方法。 15. 塩基がNH3、KOH、KCN、Na2CO3、NaHCO3もしくはNa OAcである請求の範囲第14項に記載の方法。 16. 式(I): の化合物を製造するに際し、順次に (a)式(II): の化合物を式(R4CO)2OもしくはR4COX[式中、R4は(C1〜C4)アル キルであり、XはClもしくはBrである]のアシル化剤と反応させて、式(II I): [式中、R1は(C1〜C4)アルカノイルであり、R2が水素である] の化合物を生成させ; (b)R1が(C1〜C4)アルカノイルであり、R2は水素である式(III)の 前記化合物を式R3OC(=S)X[式中、R3はアリールであり、XはClもし くはBrである]の化合物と反応させて、R1が(C1〜C4)アルカノイルであ り、R2がアリールオキシチオカルボニルである式(III)の化合物を生成させ; (c)R1が(C1〜C4)アルカノイルであり、R2がアリールオキシチオカル ボニルである式(III)の前記化合物を反応不活性溶剤中で約150〜約200 ℃にて約2〜約48時間にわたり炭酸カルシウムの存在下に反応不活性ガスを連 続的に吹込みながら反応させて、式(IV): [式中、R1は(C1〜C4)アルカノイルである] の化合物を生成させ; (d)R1が(C1〜C4)アルカノイルである式(IV)の 前記化合物を水素化リチウムアルミニウム、シアノ硼水素化ナトリウムもしくは トリエチル硼水素化リチウムと反応不活性溶剤中で反応させて式(I)の化合物 を生成させる ことを特徴とする前記式(I)の化合物の製造方法。 17. 不活性ガスが窒素である請求の範囲第16項に記載の方法。 18. R1が(C1〜C4)アルカノイルである式(IV)の前記化合物をトリエ チル硼水素化リチウムと反応させることを含む請求の範囲第17項に記載の方法 。 19. R1が(C1〜C4)アルカノイルである式(IV)の前記化合物を−78 〜−70℃の温度で前記トリエチル硼水素化リチウムと混合し、−78〜−70 ℃の前記温度を15分間〜1時間にわたり維持し、次いで前記温度を室温に調整 することを含む請求の範囲第18項に記載の方法。 20. 式(IV): [式中、R1は(C2〜C5)アルカノイルもしくはアリールオキシアセチルであ る] の化合物を製造するに際し、式(III): [式中、R1は(C2〜C5)アルカノイルもしくはアリールオキシアセチルでり 、R2はアリールオキシチオカルボニルである] の化合物を反応不活性溶剤中で約150〜約200℃にて約2〜約48時間にわ たり炭酸カルシウムの存在下に反応不活性ガスを連続的に吹込みながら反応させ ることを含む前記式(IV)の化合物の製造方法。 21. 反応不活性ガスが窒素である請求の範囲第20項に記載の方法。 22. 寄生虫病に罹患した哺乳動物を治療するに際し、前記哺乳動物に駆虫上 有効量の請求の範囲第1項に記載の化合物を投与することを含む哺乳動物の治療 方法。 23. 寄生虫病に罹患した哺乳動物を治療するに際し、前記哺乳動物に駆虫上 有効量の請求の範囲第9項に記載の化合物を投与することを含む哺乳動物の治療 方法。
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