JPH0853531A - ブロックドイソシアネートおよびその粉体組成物 - Google Patents

ブロックドイソシアネートおよびその粉体組成物

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JPH0853531A
JPH0853531A JP7109675A JP10967595A JPH0853531A JP H0853531 A JPH0853531 A JP H0853531A JP 7109675 A JP7109675 A JP 7109675A JP 10967595 A JP10967595 A JP 10967595A JP H0853531 A JPH0853531 A JP H0853531A
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isocyanate
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powder
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JP7109675A
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Pierre Ardaud
アルドー ピエール
Jean-Marie Bernard
ベルナール ジャン−マリー
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Rhodia Chimie SAS
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Rhone Poulenc Chimie SA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コーティング用途に有用なブロックドイソシ
アネートを提供する。 【構成】 本発明のブロックドイソシアネートは、環が
ヒドロキシル化され、且つカルボニル基およびニトリル
基から選ばれた官能基を含む芳香族誘導体とイソシアネ
ートとの縮合により得られ、そしてその見掛けの融点が
少なくとも30℃であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の主題は新規の種類のブロックドイ
ソシアネートに関する。本発明はより詳細にはヒドロキ
シ芳香族誘導体を使用してブロックしたイソシアネート
および粉体の手段によるコーティング技術におけるその
使用に関する。
【0002】環境保護および作業における安全に関する
理由から、コーティング技術および特に塗料技術におい
て溶剤の使用を排除しようとする研究が益々なされてい
る。
【0003】この点に関して、粉体を使用するコーティ
ング技術は益々開発されている。
【0004】ブロックドイソシアネートは使用され始め
ているが、その使用は粉体の化学的な要求を満たす幾つ
かの化合物に限定されている。
【0005】第一の困難な点は、場所によって大きく変
化しうる通常の貯蔵条件下で粉体の形を保つようなブロ
ックドイソシアネート若しくはイソシアネート混合物を
発見することが困難であることによる。これは、これら
の化合物が比較的高い融点および/またはガラス転移温
度(Tg)であるということを必要とするであろう。
【0006】本研究の主題となる誘導体は必ずしも鋭い
融点を有せず、そしてこの場合には、それ故、見かけの
融点はコフラーブロック、または所謂キャピラリータイ
プの方法( 例えば、所謂、「Buchi 」融点) を使用する
ことのいずれかにより決定される。ガラス転移温度は熱
示差分析(DTA) により測定されることができる。
【0007】これらの化合物は、また、粉体が使用され
る条件下で反応しうるように充分に低いガラス転移温度
および融点を有するべきである。
【0008】更に、架橋反応から誘導される化合物は人
間および動物の健康および環境のいずれに対しても有害
であるべきでない。
【0009】従って、本発明の目的の1 つは、上記の制
約を満足する新規のブロックドイソシアネートを提供す
ることである。
【0010】本発明の他の目的は、ブロックドイソシア
ネートを含み、且つ、粉体の手段によりコーティングに
おいて使用されうる組成物を提供することである。
【0011】本発明の別の目的は上記の制約を満足する
イソシアネートの合成の方法を提供することである。
【0012】本発明の別の目的は、上記の制約を満足す
る、本発明に係るブロックドイソシアネートを使用する
方法を提供することである。
【0013】本発明により、これらの目的は、純粋なま
たは混合物としてのブロックドイソシアネートを使用す
ることにより達成され、これは、環がヒドロキシル化さ
れ、且つ、ニトリル基および好ましくはカルボニル基か
ら選ばれる官能基を含む芳香族誘導体とイソシアネート
との縮合により誘導される。
【0014】この種類の中で、見掛けの融点を決定する
ことができるものが選ばれるべきであり、ここで、この
測定は室温(20 ℃) で行われる。この融点は少なくとも
30℃(1個の有意な数値) であるべきであり、そして有利
には50℃である。
【0015】製品は塊にならないことが望ましく; この
為、粉砕され、そして室温で貯蔵されたときに、24時間
後に同様の粒子サイズを有する化合物が選択される。
【0016】塊になろうとする性質は、一般に、多かれ
少なかれガラス転移温度(Tg)に関連し、それ故、好まし
い化合物は少なくとも10℃(2個の有意な数値) 、有利に
は20℃(1個の、好ましくは2 個の有意な数値) 、そして
好ましくは30℃(2個の有意な数値) であるガラス転移温
度(Tg)を有するものである。
【0017】アルキルの選択は重要であることができ、
特にヒドロキシ安息香酸アルキル、より特にはパラ- ヒ
ドロキシ安息香酸エステルではアルキルの選択は重要で
ありうる。このように、アルキル部分が直鎖であり、且
つ、2 個以上の炭素を含むエステルは、不充分な高さの
融点を有するか、または、シロップ状であって、1 週間
〜数カ月の長期間の後に始めて結晶化する。そのことは
使用を困難にし、そしてそれ故好ましくない。それ故、
n-プロピル、n-ブチル、およびより一般的にはn-アルキ
ルエステルは使用が困難である。更に、同様の理由から
長鎖、特に炭素数が6 より大きいものも避けられるべき
である。
【0018】エチルは中間の場合であり、そして許容さ
れる結果を生じるが( 出発材料のその含分が、総量( 質
量) の2%未満、好ましくは1%未満の低いときのみ) 、優
秀でない。イソプロピルおよび特にメチルは好ましい。
【0019】ニトリルおよび好ましくはカルボニル官能
基は単結合で、または水素を含むカルコゲン、窒素また
は燐であることができる鎖構成要素、若しくは置換基ま
たは任意に置換されたメチレンを介して環に結合されて
いることができる。
【0020】もし、電子吸引性基と環の間に鎖構成要素
が介入すると電子吸引性効果が低下し、または消失する
のであれば、環上に他に電子吸引性基が存在せず、また
はこの基が必然的に電子が欠乏している( 例えば、6 員
複素環) のでない限り、環と電子吸引性基の直接結合が
好ましい。
【0021】カルコゲン鎖構成要素若しくは水素のみを
含む鎖構成要素、または、より低い程度にメチルは好ま
しく、周期律表の第二列( 酸素を含む列) の元素を基礎
とする鎖構成要素は好ましい。
【0022】本発明によると、純粋または混合物として
のブロックドイソシアネートはポリイソシアネートから
誘導され、即ち、少なくとも2 個のイソシアネート官能
基を有するもの、有利には2 個より多くのイソシアネー
トを有するもの( これらは一般に多かれ少なかれ縮合オ
リゴマーの混合物であるので、分数であることができ
る) から誘導され、それは通常、それ自体、単一のジイ
ソシアネートの予備縮合または予備重合から誘導された
ものであり、または、基本ジイソシアネート、即ち、他
のイソシアネート官能基との縮合( ビウレットの場合)
を受けておらず、または重合( ダイマーまたはトライマ
ー、特にイソシアヌル環を表すものの場合) を受けてい
ないイソシアネート官能基を含むものである。基本イソ
シアネートとして、少なくとも2 個のイソシアネート官
能基を含む炭化水素骨格からなるものを挙げることがで
きる。前記骨格はしばしばアリーレン基、アルキレン基
( アラルキレンを含む) 、例えば、ポリメチレン( 一般
にそして好ましくはヘキサメチレン) 、またはIPDIを形
成させるために必要なものである。骨格は特定の末端で
はアルキルであり、そして残りがアリールであることが
できる。これらの基本イソシアネートの平均分子量は有
利には大きくても300(1 個の有意な数値) であり、好ま
しくは大きくても200(1 個の有意な数値) である。
【0023】一般に、これらのプレポリマーまたはこれ
らの予備縮合体の平均分子量は2000(1個の有意な数値)
以下であり、より一般的には1000( 1 個の有意な数値、
好ましくは2 個の有意な数値) である。
【0024】このように、本発明に使用されるポリイソ
シアネートの中で、ビウレットタイプおよび二量体化ま
たは三量体化が4-、5-または6 員環を導くであろうもの
が挙げられる。6 員環の中で、種々のジイソシアネート
同士の、他のイソシアネートとの( モノ- 、ジ- 若しく
はポリイソシアネート) 、または二酸化炭素とのホモ若
しくはヘテロ三量体から誘導されたイソシアヌル環が挙
げられ、この場合、イソシアヌル環の窒素は酸素で置換
されている。
【0025】好ましいポリイソシアネートは少なくとも
1 個の脂肪族イソシアネート官能基を有するものであ
り、言い換えれば、本発明によりブロックされた少なく
とも1個のイソシアネート官能基が、有利に水素原子、
好ましくは二個の水素原子を有するSP3 タイプの炭素を
介して骨格に結合している。
【0026】イソシアネート基をブロックするように機
能する、環がヒドロキシル化された芳香族誘導体は、有
利には式(I)
【0027】Ar(R) n (Y-Z) m (OH)p (I) ( 式中、Arは芳香族残基であり、ここで、それはn 個の
置換基R 、ニトリルおよびカルボニル基から選ばれたm
個の極性基Z 、およびp 個のヒドロキシル基と結合して
いる。)
【0028】n 、m およびp の値は正の整数または0 で
あり、且つ、n+m+p の総数は置換可能な環の要素の数以
下であり、p は有利には2 以下であり、そして好ましく
は1である。
【0029】m は有利には2 以下であり、そして好まし
くは1 である。
【0030】n は有利には3 以下であり、そして好まし
くは0 、1 および2 から選ばれ、そしてより好ましくは
0 である。
【0031】R はブロック反応に関連する材料であり、
そして、一般には、炭化水素鎖であり、通常には用語の
語源上の意味でのアルキル鎖、即ち、ヒドロキシル官能
基が除去されたアルコールである置換基を表す。
【0032】2 個の隣接する置換基R は一緒に結合して
環を形成してよく、それは例えば、芳香族であってよ
い。
【0033】Z は、有利には、カルボニル官能性を有す
る基から選ばれる。これらの官能基の中で、アルコキシ
カルボニル基( または、言い換えればエステル官能基)
、アミド基、ケトン基が挙げられ、好ましい条件は、
カルボニル官能基( エステル、ケトンまたはアミド) に
対してα- 位に酸性水素を有せず( 言い換えれば、官能
基は有利には水素を含まず、または、含むとしても、こ
のpKa は少なくとも約20であり(1個の、好ましくは2 個
の有意な数値) 、そして好ましくは少なくとも約25であ
る);それ故、好ましいアミド( ラクトンまたは尿素まで
も含む) は有利には置換されており、好ましくはアミド
官能基の窒素上に水素がないようにまたは反応性水素が
ないように充分に置換されており、ここで、Y は2 価の
基、有利には-O- 、-S- 、-NR'- 、-CR'R"- から選ば
れ、R'およびR"は炭化水素基から選ばれ、それは有利に
は1 〜6 個の炭素原子のアルキル基、より有利には1 〜
4 個の炭素原子のアルキル基であり、好ましくはメチル
であり、より好ましくは水素であり、そしてY は好まし
くは単結合である。
【0034】極性基Z(一般にニトリル基および/または
カルボニル基から選ばれる) には、例えば、サリチル酸
のように基Z に隣接していないことが好ましい。
【0035】芳香族残基Arは1 個以上の環からなり、1
個より多くの環は有利には縮合複素環若しくは同素環で
ある。Arには2 個より多くの環を含まないことが好まし
く、そして好ましくは1 個より多くの環を含まない。
【0036】芳香族残基Arは1 個以上の複素環または同
素環からなることができ、通常には供給容易性から考え
て同素環である。しかし、6 員複素環の利点は、対応す
る同素環よりも非常に低い開放温度を有することであ
り、それは強調されるべきである。
【0037】環がヒドロキシル化された芳香族誘導体の
炭素の総数は20以下、好ましくは10個以下(1個の有意な
数値) であることが望ましい。
【0038】この環は有利には6 員環を含み、前記環は
炭素または窒素およびこれらの原子の価数に必要な数の
置換基からなる。
【0039】誘導体が最も満足される結果を提供する酸
の中で、ベンゼン環に結合した酸が挙げられる。このよ
うに、メタ- ヒドロキシ- およびパラ- ヒドロキシ- 安
息香酸並びにそのエステルは良好な結果を提供する。
【0040】既に述べたように、本発明によると、化合
物または得られる化合物の混合物は少なくとも30℃、好
ましくは50℃である見掛け融点を有することが望まし
い。
【0041】ガラス転移温度は少なくとも20℃、有利に
は40℃であることも好ましい。
【0042】250 ℃で30分以内に第一アルコールと完全
に反応するような本発明に係る化合物を選ぶことは好ま
しい。反応は90% 以上に達したならば完全と考えられ
る。本発明に最も有利なイソシアネートは、窒素原子が
SP3 混成の炭素およびより詳細には脂肪族イソシアネー
トに結合したものであり、特に、ポリメチレンジイソシ
アネートおよびその種々の縮合誘導体( ビウレット等)
およびその二- および三量体化誘導体に結合したもので
ある。
【0043】本発明によると、残存遊離イソシアネート
基の百分率が5%以下、有利には3%以下、好ましくは1%以
下であることが好ましく、そして時々必要である。最も
高い融点またはガラス転移温度は0.5%未満の百分率のと
きに得られる。環がヒドロキシル化された芳香族誘導体
の含分は有利には低く、即ち、5%以下であり、有利には
3%以下であり、好ましくは1%以下である。
【0044】本発明の説明の最初の部分で述べたよう
に、本発明は本発明に係るブロックドポリイソシアネー
トまたはブロックドポリイソシアネート混合物を含む粉
体組成物にも関する。
【0045】本説明において、粒子サイズの特徴は、し
ばしばn が1 〜99の数であるタイプdnの記号として参照
される。この記号は多くの技術分野においてよく知られ
ているが、化学の分野ではあまり使用されておらず、そ
のため、その意味を説明しておくことが有用であろう。
この記号は、粒子のn%( 重量基準であるが、重量は材料
の量ではなく、力であるから、より正確には質量基準で
ある) は前記サイズ以下である。
【0046】粉体組成物において、本発明に係るブロッ
クドイソシアネートは、有利には粒子集合体を構成し(
それは遊離には補助反応体と別個である) 、そのd90
200ミクロン以下、有利には100 ミクロン以下、好まし
くは50ミクロン以下であり、この粒子集合体は少なくと
も1 ミクロン、有利には5 ミクロン、好ましくは10ミク
ロンであるd10 を有する。
【0047】粉体組成物は、有利には、少なくとも1 種
のポリオール( 少なくともジオール) を含み、特定の場
合にはポリアミドを含む。アミン基または- オール( フ
ェノールまたは好ましくはアルコール) から選ばれた少
なくとも2 個の官能基を有する多官能性化合物を有する
ことも好ましく、そして上記の化合物は更に他の官能基
( 例えば、カルボン酸またはスルホン酸基にような酸官
能基) を有することもできるが、これらの官能基は縮合
または架橋を阻害しない場合に限る。
【0048】これらのポリオールまたはポリアミンは、
また、それ自体が粉体を形成し、そして上記の記載のよ
うな融点およびガラス転移温度の制限を満たす。
【0049】本発明に係る組成物の融点は少なくとも50
℃である融点を有することが好ましく、そして少なくと
も50℃の温度で粉体の焼結がないような軟化温度を有す
ることが更に望ましい。
【0050】そのガラス転移温度が少なくとも40℃であ
ることも好ましい。
【0051】有利には、粉体組成物は、少なくとも1 種
の触媒、一般にそして好ましくは錫または亜鉛を基礎と
した触媒をも含む。
【0052】適切な場合には、それは当該技術分野にお
いて一般的な添加剤、例えば、充填剤、顔料(TiO2 等)
および物性( 表面張力、老化および光に対する耐性、使
用容易性等) を向上させるための添加剤を含む。
【0053】本発明によると、1 つの合成方法は、溶剤
中において、フェノール類タイプの化合物のようなヒド
ロキシ芳香族化合物と、遊離のまたは部分的に遊離のイ
ソシアネート化合物とを接触させることからなる。
【0054】本発明に係る化合物およびそのプリカーサ
ーが下記の条件において安定なときには、合成は溶剤な
しに、溶融状態で行われうる。その後、最終製品は冷却
され、冷却は、例えば、反応混合物を冷壁に注ぐことに
より行われる急速冷却により得られうるフレークを製造
することにより行われる。得られたフレークは粉砕され
ることができる。良好な( 即ち、低い) 残存イソシアネ
ート官能基百分率を得るために、化学量論に非常に近い
量で環がヒドロキシル化された芳香族誘導体を導入する
ことが重要である。若干化学量論過剰量(0.5〜2%、好ま
しくは1%以下)は好ましい。
【0055】オール官能基にイソシアネート縮合用触媒
を加えることも好ましく、これらの縮合触媒はしばしば
錫または第三級アミンを基礎とする。
【0056】縮合の最終温度は有利には100 ℃以下(1個
の、好ましくは2 個の有意な数値)であり、好ましくは8
0℃以下であり、そして有利には少なくとも50℃であ
り、好ましくは少なくとも60℃である。実際、もし過剰
に加熱されたならば、遊離イソシアネートの百分率が高
すぎるようになる危険がある。
【0057】溶剤が存在するときには、それは好ましく
は、初期のイソシアネートの1 リットル当たり少なくと
も50、好ましくは100 、そしてより好ましくは少なくと
も200gを溶解するのに充分に極性であるように選ばれ
る。
【0058】一度、反応が完了すると、最終製品は標準
的な結晶化法により、そして好ましくは、結晶化の必要
性なしに沈殿を起こさせるのに充分に無極性の沈殿用化
合物の添加により、沈殿されるべきである。
【0059】沈殿用化合物は明らかに揮発性タイプであ
り、そして、通常、石油エーテルタイプまたはヘキサン
若しくはヘプタンタイプの軽質炭化水素タイプの化合物
である。軽質アルコール( 即ち、6 個以下の、好ましく
は4 個の炭素原子を含むアルコール) のエーテルを単独
または混合物として使用することも可能である。
【0060】炭素数が20以下で、4 以上であるアルカン
またはアルケンタイプの化合物は一般に使用される。
【0061】次の制限しない実施例は本発明を例示す
る。
【0062】例1 p-ヒドロキシ安息香酸メチルでブロックされたTolonate
HDT の合成 次の成分が500ml 反応器中に装填される。 - トロネートHDT (登録商標)の商品名で販売されるヘ
キサメチレンジイソシアネート三量体-54.2g(NCO当量=2
2.1%) - Solvesso 100(登録商標)=25g、 その後、数回の部分に分けて、攪拌しながら、室温にお
いて次の成分を加える。 - メチルp-ヒドロキシベンゾエート=47.6g(0.31 モル)
、 反応混合物を60℃に加熱し、そしてNCO 官能基が消失す
るまでこの温度を維持する。冷却後、所望の生成物( ブ
ロックドイソシアネート) が沈殿する。それを粉末に
し、そしてn-ヘキサンを使用して洗浄する。 - n-ヘキサン=41.2g 反応混合物( 塊) を濾過して、得られた固形分をヘキサ
ン数回分で洗浄し、その後、粉砕して、再び乾燥する。 - 得られた塊=95.7g - 融点=85 ℃ NMR で観測される3 個のピーク: 7.8ppm( カルバメートの窒素により保有された水素) 7.9ppm( カルバミド酸エステル基に対してオルト位の芳
香族水素) 7.10ppm(カルボニル基に対してオルト位の芳香族水素)
【0063】例2 上記製品の艶出し塗料 得られた中間体製品(I) を次のように配合する。 I=6.0g、 Demophen 690( 登録商標)=14.0g(%OH=2%) 、即ち、NCO/
OH=1、この2 種の粉体の混合物は50μn 未満の粒子サイ
ズの完全に均質混合物が得られるまで粉砕される。この
粉体の少量をスチールプレート上に300 μm の厚さの層
として適用し、そして30〜60分間、種々の温度で加熱処
理する。
【0064】硬化 30分 60分 試験溶剤 加熱された間の硬度 試験溶剤 加熱された間の硬度 (2) (1) (2) (1) 130 ℃ D M D M 160 ℃ D M D M 190 ℃ D M I VG 200 ℃ I VG I VG
【0065】得られたフィルムはその硬度およびその耐
溶剤性により定性化される。 (1)VG=非常に良好であり、M=中位である。 (2) メチルエチルケトンの液滴の付着性およびフィルム
劣化観測、D=溶剤作用によりフィルムが劣化され、I=溶
剤作用後にフィルムが無傷である。
【0066】例3 次の製品を反応器中に導入する。 -Tolonate HDT (登録商標):100g(0.529 モルNCO) それに次の成分を加える。 - p-ヒドロキシ安息香酸メチル:81.3g(0.529モル) 約85℃でブロックされる試薬が溶融するまで、この混合
物を加熱し、そして攪拌し、そして約100 ℃で、この媒
体は完全に無色透明である。それを120 ℃に加熱し、そ
してこの温度を1 時間保持する。冷却後、生成物は若干
粘着性の硬質ガムの形である。 Tg=8℃ ジブチルアミンで検定して、遊離NCO 基含分は約10% で
あると決定される。
【0067】例4 次の製品を反応器中に導入する。 -Tolonate HDT (登録商標):100g(0.529 モルNCO) それに次の成分を加える。 - p-ヒドロキシ安息香酸メチル:81.3g(0.529モル) - トリエチルアミン(TEA):0.2g 約85℃でブロックされる試薬が溶融するまで、この混合
物を加熱し、そして攪拌し、そして約100 ℃で、この媒
体は完全に無色透明である。それを100 ℃に維持した
後、ジブチルアミンで検定する。 100 ℃で1 時間: 遊離NCO=6.2% 100 ℃で2 時間: 遊離NCO=5.6% 100 ℃で5 時間: 遊離NCO=5.6%
【0068】例5 次の製品を反応器に導入する。 -Tolonate HDT (登録商標):100g(0.529 モルNCO) それに次の成分を加える。 - メチルp-ヒドロキシ安息香酸:81.3g(0.529モル) - トリエチルアミン(TEA):0.2g 約85℃でブロックされる試薬が溶融するまで、この混合
物を加熱し、そして攪拌し、そして約100 ℃で、この媒
体は完全に無色透明である。反応混合物を徐々に60℃に
まで冷却し、この温度を維持する。遊離NCO 基含分はジ
ブチルアミンにより検定されることにより測定される。 60℃で30分間: 遊離NCO=3.1% 60℃で1 時間: 遊離NCO=2.6% 60℃で4 時間: 遊離NCO=2.6%
【0069】例6 次の製品を反応器に導入する。 -Tolonate HDT (登録商標):100g(0.529 モルNCO) それに次の成分を加える。 - p-ヒドロキシ安息香酸メチル:81.3g(0.529モル) - トリエチルアミン(TEA):0.5g 約85℃でブロックされる試薬が溶融するまで、この混合
物を加熱し、そして攪拌し、そして約100 ℃で、この媒
体は完全に無色透明である。反応混合物を徐々に60℃に
まで冷却し、この温度を維持する。遊離NCO 基含分はジ
ブチルアミンにより検定されることにより測定される。 60℃で3 時間: 遊離NCO=1.2% 更に0.5gのTEA を反応媒体中に加え、再び、温度を維持
した後、遊離NCO 基を検定する。 60℃で3 時間: 遊離NCO=0.2% 冷却後、生成物は粉砕されうる硬質ガムの形である。 Tg=24 ℃
【0070】例7 手順は例4 と同一であるがメチルp-ヒドロキシベンゾエ
ートの代わりに次の製品を使用する。 p-ヒドロキシ安息香酸エチル:88.9g(0.529モル) 冷却後、生成物は固体ガムの形である。 Tg=18.8 ℃
【0071】例8 手順は例4 と同一であるがメチルp-ヒドロキシベンゾエ
ートの代わりに次の製品を使用する。 p-ヒドロキシ安息香酸ブチル:77.8g(0.529モル) 冷却後、生成物は固体ガムの形である。 Tg=5.5℃
【0072】例9 手順は例4 と同一であるがメチルp-ヒドロキシベンゾエ
ートの代わりに次の製品を使用する。 p-ヒドロキシ安息香酸イソプロピル:73.1g(0.529モル) 冷却後、生成物は固体ガムの形である。 Tg=23 ℃
【0073】例10 上記製品の艶出し塗料 得られた中間製品(I) メチルp-ヒドロキシベンゾエート
ブロックされたTolonate HDTを次のように配合した。 -I=38.3g -Johnson 587(登録商標)=61.7g (% OH=2.8%) 即ち、NCO/OH比=1:1 この2 種の粉体の混合物は、粒子サイズ50μm 未満の完
全に均質な混合物が得られるまで粉砕される。この粉体
の少量をスチールプレート上に200 μm の厚さの層とし
て適用し、そして種々の温度で30分間、加熱処理する。 硬化 30 分間 試験溶剤 加熱された間の硬度 (2) (1) 130 ℃ D M 140 ℃ D M 150 ℃ D M 160 ℃ I VG
【0074】得られたフィルムはその硬度およびその耐
溶剤性により定性化される。 (1)VG=非常に良好であり、M=中位である。 (2) メチルエチルケトンの液滴の付着性およびフィルム
劣化観測、D=溶剤作用によりフィルムが劣化され、I=溶
剤作用後にフィルムが無傷である。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環がヒドロキシル化され、且つカルボニ
    ル基およびニトリル基から選ばれた官能基を含む芳香族
    誘導体とイソシアネートとの縮合により得られ、そして
    その見掛けの融点が少なくとも30℃であることを特徴と
    するブロックドイソシアネート。
  2. 【請求項2】 前記イソシアネートがポリイソシアネー
    トであることを特徴とする請求項1記載のブロックドイ
    ソシアネート。
  3. 【請求項3】 前記(ポリ)イソシアネートが少なくと
    も1種の基本ジイソシアネート、そして好ましくは少な
    くとも部分的に脂肪族である基本ジイソシアネートから
    誘導されることを特徴とするブロックドイソシアネー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記イソシアネートが1種以上の基本イ
    ソシアネート(その少なくとも1種は有利には脂肪族で
    ある。)のビウレットまたはトライマータイプの化合物
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記
    載のブロックドイソシアネート。
  5. 【請求項5】 前記ヒドロキシル化芳香族誘導体が、式 Ar(R) n (Y-Z) m (OH)p (I) ( 式中、R は芳香族残基であり、R は炭化水素置換基で
    あり、一般に、アルキル置換基であり、Z はニトリル基
    およびカルボニル基から選ばれ、Y は二価の基から選ば
    れ、有利には単結合、-O- 、-S- 、-NR'- 、-CR'R"- で
    あり、R'およびR"は炭化水素基から選ばれ、前記炭化水
    素基は有利には1 〜6 個の、より有利には1 〜4 個の炭
    素原子のアルキル基であり、好ましくはメチルであり、
    より好ましくは水素であり、n+m+p はArの置換可能な環
    構成要素数以下である。)であることを特徴とするブロ
    ックドイソシアネート。
  6. 【請求項6】 p が1 であり、且つ、m が有利には2 以
    下であることを特徴とする請求項5記載のブロックドイ
    ソシアネート。
  7. 【請求項7】 Z が - アルコキシカルボニル、 - アミド、および、カルボニル基に隣接する炭素上に水
    素がないことを条件とするアルキルカルボニルからなる
    群より選ばれる請求項5または6のいずれか1項に記載
    のブロックドイソシアネート。
  8. 【請求項8】 ヒドロキシル基が官能基Z に隣接しない
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のブ
    ロックドイソシアネート。
  9. 【請求項9】 Arが炭素または窒素をベースとする6 員
    芳香環であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1項記載のブロックドイソシアネート。
  10. 【請求項10】 前記ヒドロキシル化芳香族誘導体がパ
    ラ- またはメタ- ヒドロキシ安息香酸誘導体であること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のブロッ
    クドイソシアネート。
  11. 【請求項11】 前記ヒドロキシル化芳香族誘導体がパ
    ラヒドロキシベンゾニトリル誘導体であることを特徴と
    する請求項1〜9のいずれか1項記載のブロックドイソ
    シアネート。
  12. 【請求項12】 見掛けの融点が少なくとも30℃である
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載の
    ブロックドイソシアネート。
  13. 【請求項13】 ガラス転移温度が少なくとも10℃であ
    ることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項記載
    のブロックドイソシアネート。
  14. 【請求項14】 イソシアネート基のうちの1 個の基の
    少なくとも1 個の窒素がSP3 - 混成の炭素に結合してい
    ることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載
    のブロックドイソシアネート。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項記載の
    ブロックドイソシアネートを粉体の形で含むことを特徴
    とする粉体組成物であって、特にコーティング用の組成
    物。
  16. 【請求項16】 亜鉛または錫を基礎とする触媒を更に
    含むことを特徴とする請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 ポリオール粉体を更に含むことを特徴
    とする請求項15または16のいずれか1項記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】 ポリアミドを粉体の形で更に含むこと
    を特徴とする請求項15〜17のいずれか1項記載の組
    成物。
  19. 【請求項19】 請求項1〜14のいずれか1項記載の
    前記ブロックドイソシアネートが独立した粒子の集合体
    からなることを特徴とする請求項15〜18のいずれか
    1項記載の組成物。
  20. 【請求項20】 請求項1〜14のいずれか1項記載の
    前記ブロックドイソシアネートを合成する方法であっ
    て、前記ヒドロキシル化芳香族誘導体と前記イソシアネ
    ートとを接触させることを含むことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 アルカンまたはアルケンタイプの無極
    性溶剤の添加の手段によるブロックドイソシアネートの
    沈殿工程を更に含むことを特徴とする請求項20記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 前記沈殿工程の無極性溶剤が約C4
    20のアルカンであることを特徴とする請求項20また
    は21のいずれか1項記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記溶剤は、イソシアネートが1 リッ
    トル当たり少なくとも50g 、有利には100g、そして好ま
    しくは200gの程度まで可溶性であることを特徴とする請
    求項20〜22のいずれか1項記載の方法。
  24. 【請求項24】 請求項1〜14記載の化合物の粉体を
    導入することを含み、前記粉体が100 ℃〜250 ℃の温度
    に加熱され、有利には130 ℃〜200 ℃に加熱されること
    を特徴とし、そして前記組成物がポリオールを含むこと
    を特徴とする粉体を架橋する方法。
  25. 【請求項25】 請求項15〜19記載のいずれか1項
    記載の粉体組成物を使用して得られたコーティング。
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