JPH0856569A - 水中油型乳化組成物 - Google Patents
水中油型乳化組成物Info
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Abstract
性、伸展性、ホイップ性に優れた水中油型乳化組成物、
及びその製造方法を提供する。この乳化組成物は食品、
化粧品等に用いられる。 【構成】融点又はSFC(Solid Fat Content;固体脂
指数)の異なる油脂及び/又は配合油の各々の水中油型
乳化物の混合物からなる水中油型乳化組成物である。こ
の水中油型乳化組成物は、融点又はSFCの異なる油脂
及び/又は配合油を別々に水中に乳化させて各々の水中
油型乳化物を作り、その後これらの水中油型乳化物を混
合したり、或いは融点又はSFCの異なる油脂及び/又
は配合油を順次に水中に乳化分散させて製造する。
Description
野における、油脂を油相とする水中油型乳化組成物に関
する。更に詳しくは融点又はSFCの異なる油脂及び/
又は配合油を油相とする水中油型乳化物を混合してなる
水中油型乳化組成物、及びその製造方法に関する。
濃縮乳、ホイップクリーム、コーヒーホワイトナー、パ
イ・ロールイン用乳化脂等の食品、或いは化粧品など種
々の分野で知られている。これらの水中油型乳化物は油
相が油脂で構成されることが多い。従来は、油相として
単一の油脂も用いられているが、その水中油型乳化物の
目的用途に応じて二種以上の油脂を配合した配合油を用
いるのが通例であった。そして従来は、製品たる水中油
型乳化物の粘度、固さ、保形性、伸展性、可塑性、ホイ
ップ性能などの調節には、配合油の成分割合の調合によ
る融点、SFCの調整、及び油相区分の配合油と水相区
分の蛋白質、糖類等との配合割合の調整などで行なって
いる。
展性、可塑性、ホイップ性能などの調節には乳化剤の選
定も重要であるが、配合油の融点、SFCの調整が特に
重要である。しかして、配合油の融点、SFCの調整に
よって、水中油型乳化物の粘度、固さ、保形性、伸展
性、可塑性、ホイップ性能などの物性を調節するのは、
特に融点差の大きい二種の油脂、例えばサラダ油と固体
脂を混合した配合油を使用する場合には、両者の微妙な
混合比率が、水中油型乳化物の粘度、固さ、保形性、伸
展性、可塑性、ホイップ性能などに大きく影響を及ぼす
ため、非常に難しく苦心を要した。
に鑑みなされたもので、油相を構成する配合油の調整に
苦心を要することなく、粘度、固さ、保形性、伸展性、
可塑性、ホイップ性能などの物性の調節が容易な、また
極めて広範な温度域で乳化状態が安定な新規な水中油型
乳化組成物、及びその製造方法を提供することを目的と
する。
相とする水中油型乳化物の粘度、固さ、保形性、伸展
性、可塑性、ホイップ性能などの物性の調節について種
々検討する過程において、融点又はSFCが異なる油脂
及び/又は配合油を原料にして、これらで別々に水中油
型乳化物を製造し、その後これらの水中油型乳化物を混
合した水中油型乳化組成物は、融点又はSFCの異なる
油脂を事前に配合した配合油を原料にして水中に乳化し
た従来の水中油型乳化物には見られない種々の特性を有
することを知見し、この知見を従来のマヨネーズ、ホイ
ップクリーム、コーヒーホワイトナー、パイ・ロールイ
ン用乳化脂、化粧品等の水中油型乳化物の改質に利用す
ることを思い付き、本発明を完成した。
る油脂及び/又は配合油の各々の水中油型乳化物の混合
物からなることを特徴とする水中油型乳化組成物である
(請求項1)。本発明について詳しく説明する。本発明
で用いる油脂は、例えばオリーブ油、綿実油、大豆油、
ナタネ油、トウモロコシ油、ヤシ油、パーム核油等の植
物性油脂、魚油、ラード、乳脂等の動物性油脂及びそれ
らの硬化油又は分別油などである。また本発明で用いる
配合油とは、上述の油脂を二種以上混合したものであ
る。この配合油の油脂の組合せに当たっては、これを水
中に乳化した際、乳化安定性を損ねるような油脂の混合
を避けることは勿論である。そして、本発明ではこれら
の油脂、配合油について、融点又はSFC(Solid Fat
Content;固体脂指数、油脂中の固体脂の量を表す)が
異なるものを二種或いは二種以上組み合わせて使用す
る。
温固体の一種以上の固体脂との組合せ、融点の異なる二
種以上の固体脂の組合せ、SFCの異なる二種以上の固
体脂の組合せ、常温液体の配合油と常温固体の配合油と
の組合せ、融点の異なる二種以上の配合油の組合せ、S
FCの異なる二種以上の配合油の組合せ、常温液体の配
合油と固体脂との組合せ、融点の異なる固体脂と配合油
の組合せ、SFCの異なる固体脂と配合油の組合せなど
で、目的に応じて適宜組合せ使用する。
は、具体的には、例えば液体油を水中に乳化した水中油
型乳化物と固体脂を水中に乳化した水中油型乳化物との
混合物、融点の高い固体脂を水中に乳化した水中油型乳
化物と融点の低い固体脂を水中に乳化した水中油型乳化
物との混合物、SFCの高い固体脂を水中に乳化した水
中油型乳化物とSFCの低い固体脂を水中に乳化した水
中油型乳化物との混合物、融点の高い配合油を水中に乳
化した水中油型乳化物と融点の低い配合油を水中に乳化
した水中油型乳化物との混合物、更にはSFCの高い配
合油を水中に乳化した水中油型乳化物とSFCの低い配
合油を水中に乳化した水中油型乳化物との混合物、融点
の高い配合油を水中に乳化した水中油型乳化物と融点の
低い固体脂を水中に乳化した水中油型乳化物との混合
物、更にはSFCの高い固体脂を水中に乳化した水中油
型乳化物とSFCの低い配合油を水中に乳化した水中油
型乳化物との混合物などである。
た水中油型乳化組成物を例示したが、本発明の水中油型
乳化組成物は、融点又はSFCが異なる油脂及び/又は
配合油の二種以上の各々の水中油型乳化物の混合物、す
なわち二種以上の水中油型乳化物の混合物でもよい。こ
の二種又は二種以上の水中油型乳化物の混合は、撹拌す
ることにより容易に行なえる。また、混合は任意の割合
で行なえる。しかして、水中油型乳化物の種類、混合割
合を変えることによって、水中油型乳化組成物の粘度、
固さ、保形性、伸展性、可塑性、ホイップ性能などの物
性を調節できる。そのため、所望とする物性の水中油型
乳化組成物を簡単に得ることができる。
又は配合油を原料にして、これらで別々に水中油型乳化
物を製造し、その後これらの水中油型乳化物を混合した
水中油型乳化組成物は、融点又はSFCの異なる油脂を
事前に配合した配合油を原料にして水中に乳化した従来
の水中油型乳化物には見られない物性を有する。例え
ば、液体油を水中に乳化した水中油型乳化物と固体脂を
水中に乳化した水中油型乳化物との混合物を例にとる
と、この水中油型乳化物を混合した水中油型乳化組成物
は、液体油と固体脂とを配合した配合油を水中に乳化し
た水中油型乳化物に比し、乳化物の粘度、固さ、乳化の
安定性、パンに塗った時の伸び、パイ・ペーストリーの
生地に包み込んだ時の伸展性及びホイップ性及びその保
形性を大きく改良することができる。また、大豆硬化油
(融点32℃)を水中に乳化した水中油型乳化物とパー
ム油(融点36℃)を水中に乳化した水中油型乳化物と
を混合した水中油型乳化組成物を例にとると、この水中
油型乳化組成物は、大豆硬化油(融点32℃)とパーム
油(融点36℃)とを混合した配合油を水中に乳化した
水中油型乳化物に比し、特に低温で柔らかく、伸展性が
あり、且つ、温度変動に対する調度変化が少ないため、
広い温度域で使い易く、しかも口どけも良好という長所
がある。このことは他の水中油型乳化物の混合物組成物
にも言える。
種又は二種以上の油脂を事前に混合した配合油を油相に
して乳化した従来の水中油型乳化物に比し、更に、
(1)乳化安定性がよく、また広い温度域での安定性に
優れており、(2)乳化組成物が柔らかく扱いやすい、
(3)可塑性、伸展性が優れ、パン等に塗りやすく、ま
たパイ・ペーストリーの生地に包んだ場合の伸展性に優
れている、(4)温度変動に対する稠度変化が少ないの
で使用できる温度幅が広い、(5)口当たりがマイルド
でソフト感があり、口どけも良好である、という長所を
持つ。本発明の水中油型乳化組成物は、食品用として
は、パン用スプレッド、ホイップクリーム、コーヒーホ
ワイトナー、パイ・ロールイン用乳化脂等に用いること
ができる。またマヨネーズ類の如く酢等を配合した酸性
水中油型乳化物にも適用できる。
を使用して水中に乳化させて乳化組成物となす。本発明
において使用する乳化剤は、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、大豆レシチン等各種の乳化剤、卵黄、卵黄加水分
解物、リゾホスファチド、キラヤ抽出物、レシチン、カ
ゼインナトリウム、各種アルブミン等通常使用されるも
のが全て使用可能で、水中油型乳化物のpH、塩濃度、
使用する油脂、配合油の種類、融点を勘案して選択する
ことができる。乳化剤は、0.01〜10重量%使用す
る。
法について説明する。この製造方法の一つは、融点又は
SFCの異なる油脂及び/又は配合油を別々に水中に乳
化させて各々の水中油型乳化物を作り、その後これらの
水中油型乳化物を混合することを特徴とする水中油型乳
化組成物の製造方法である(請求項2)。
いて水中油型乳化物を製造する場合は、乳化剤を含有す
る水相中に液体油からなる油相を添加して、常法に従い
乳化する。この時の乳化温度は油相が液体油であるから
低い温度で行うのがよい。また固体脂を用いて水中油型
乳化物を製造するには、乳化剤を含有する加温した水相
中に、撹拌しながら、加熱して溶融させた固体脂を添加
する常法の乳化方法を採用することができる。この際乳
化は、油相が固体脂であるから、固体脂の融点以上の温
度で行う。配合油の場合も上記と同様にして乳化するこ
とができる。固体脂と液体油とを事前に混合した配合油
を水中に乳化する場合には、常温液体の油の割合が多く
なると、この水中油型乳化物は油分離を生じ易く、安定
な乳化状態が得られにくいが、液体油と固体脂とを別々
に水中に乳化し、これら乳化した状態で両者を混合する
請求項2の発明を採用すると、液体油の水中油型乳化物
の配合割合を多くしても安定な乳化物が得られる。請求
項2の発明にはこのような効果もある。
法は、融点又はSFCの異なる油脂及び/又は配合油を
順次に水中に乳化分散させることを特徴とする水中油型
乳化組成物の製造方法である(請求項3)。この製造方
法において、融点又はSFCの異なるの油脂及び/又は
配合油を順次に水中に乳化分散するに際し、融点又はS
FCの高い油脂又は配合油から順に乳化させてもよいし
(請求項4)、また融点又はSFCの異なる油脂及び/
又は配合油を順次に水中に乳化分散するに際し、融点又
はSFCの低い油脂又は配合油から順に乳化させてもよ
い(請求項5)。
例えば、水と乳化剤等からなる水相を撹拌しながら、ま
ず融点又はSFCの高い油脂又は配合油を添加し乳化さ
せ、その後融点又はSFCの低い油脂又は配合油を添加
し乳化させて本発明の水中油型乳化組成物を得る。請求
項5の発明は油相の乳化手順が請求項4の逆で、例え
ば、水と乳化剤等からなる水相を、撹拌しながら、まず
融点又はSFCの低い油脂又は配合油を添加し乳化さ
せ、その後融点又はSFCの高い油脂又は配合油を添加
して乳化させて本発明の水中油型乳化組成物を得る。上
記いずれの場合も、二種以上の油脂及び/又は配合油を
用い、水相に順次に添加してもよく、また油脂又は配合
油が常温固体の場合は、加熱溶融し液状にしてから水相
に添加する。この時水相も加温しておく。請求項4の方
法で得た水中油型乳化組成物は使用適温が低温側に広く
安定であり、請求項5の方法で得た水中油型乳化組成物
は高温側での伸展性、可塑性に優れている。これら請求
項3〜5の発明の製造方法によると、同一の乳化槽を使
用して目的とする水中油型乳化組成物が、温度、時間を
制御することで効果的に実施できる利点がある。
その製造方法は、上記した食品分野以外の水中油型乳化
組成物全般に広く適用可能である。例えば、油相がワッ
クス、ホホバ油など二種以上の油脂類で構成されている
水中油型乳化組成物を採用する乳液、クレンジングクリ
ーム等の化粧品の分野に適用できる。
8.0重量部、10%加塩殺菌チルド卵黄8.0重量
部、15%アルコール酢4.0重量部とを、40℃に加
温し、激しく撹拌して乳化させて水中油型乳化物(H)
を得た。なお、上記のパーム分別油のSFCは、0℃、
10℃、20℃、25℃、30℃及び35℃において、
それぞれ77.5、70.1、68.7、52.3、3
0.2、及び6.2であった。大豆油を精製したサラダ
油80重量部、水8.0重量部、10%加塩殺菌チルド
卵黄8.0重量部、15%アルコール酢4.0重量部と
を常温で混合し、激しく撹拌して乳化させて水中油型乳
化物(S)を得た。なお、大豆サラダ油のSFCは0で
ある。上記の水中油型乳化物(H)と上記の水中油型乳
化物(S)とを表1の割合で混合し、よく撹拌した。両
者は如何なる割合でも良好に混ざり、安定な乳化物が得
られた。これらの混合物について、それぞれの混合物の
固さ測定(25℃、レオメーター応力、アダプター5m
m平板)を行った。その結果を表1に示す。
する水中油型乳化物(H)とサラダ油を油相とする水中
油型乳化物(S)とは種々の割合でよく混ざり合い、固
体脂を油相とする水中油型乳化物(H)の割合を多くす
る程、固さ測定値が大きくなる。
ム分別油と大豆油(サラダ油)とを表2の割合で混合した
混合油80重量部と、水8.0重量部と、10%加塩殺
菌チルド卵黄8.0重量部と、15%アルコール酢4.
0重量部とを混合し、40℃に加温した後、激しく乳化
して水中油型乳化物を得た。得られた水中油型乳化物の
固さを測定した。その結果を表2に示す。
脂)と大豆油(サラダ油)と混合した配合油を原料に用
いて乳化する方法では、配合油の混合割合が乳化物の固
さに大きく影響し、乳化物にソフト感がない。また大豆
油の割合が50重量%以上になると、乳化物は油分離を
起こし製品にならない。なお、硬化油のみを原料とした
乳化物の固さは22.4g/cm2であった。
4.0重量部の代わりに水を置き換えて用いた以外は、
実施例1と同様に行って80重量%油分の水中油型乳化
物(H)及び(S)を調製し、表3に示される配合割合
で両者を混合した。この混合物、すなわち本発明の水中
油型乳化組成物の固さの測定結果を表3に示す。
の代わりに水を置き換えて用いた以外は、比較例1と同
様に行つて水中油型乳化物を調製した。この乳化物の固
さを測定した。その結果を表4に示す
重量部、10%加塩卵黄8重量部及び15%アルコール
酢4重量部を混合し、40℃に加温し、激しく撹拌して
乳化させ水中油型乳化物を調製した。この乳化物に、そ
の温度を保ったまま、更に大豆サラダ油40重量部を添
加し、激しく撹拌して乳化させて、最終油分80重量%
の水中油型乳化物を得た。この乳化物の固さの測定結果
を表5に示す。
豆サラダ油の乳化順序を変更して行なった。すなわち、
大豆サラダ油40重量部、10%加塩卵黄8重量部及び
15%アルコール酢4重量部を混合し、激しく撹拌して
乳化させ水中油型乳化物を調製した。この乳化物を40
℃に加温し、融点35℃のパーム分別油40重量部を添
加し、激しく撹拌して乳化させて、最終油分80重量%
の水中油型乳化物を得た。この乳化物の固さの測定結果
を表5に示す。
豆サラダ油とを1:1に混合した配合油80重量部、1
0%加塩卵黄8重量部及び15%アルコール酢4重量部
を混合し、40℃に加温し、激しく撹拌して乳化させ油
分80重量%の水中油型乳化物を調製した。この乳化物
の固さの測定結果を表5に示す。
も固くならず、パイ・ペーストリーの生地に包み込み圧
延した場合の伸展性が良好である。また実施例4の水中
油型乳化組成物は、高温側でもある程度の固さを保って
おり、安定性のよいことを示している。これに対し比較
例3の水中油型乳化物は低温では固くソフト感がなく、
高温では急激に柔らかくなって、保持性がなくなる。
化油(融点35℃)、ヤシ油、大豆サラダ油〕45重量
部、脱脂粉乳4.5重量部、ヘキサメタリン酸ソーダー
0.1重量部、乳化剤(主成分;ソルビタン脂肪酸エス
テル、シュガーエステル及びグリセリンモノ脂肪酸エス
テルの7:2:1の混合物)1.0重量部及び水49.
4重量部を原料に用いてホイップクリームを製造した。
なお、上記の大豆硬化油のSFCは、0℃、10℃、2
0℃、25℃、30℃及び35℃において、それぞれ6
7.0、57.0、48.1、35.0、18.1、及
び5.2であった。上記ヤシ油のSFCは、0℃、10
℃、20℃及び25℃において、それぞれ83.5、7
0.7、36.6及び5.9であった。大豆サラダ油の
SFCは0である。
タリン酸ソーダー、乳化剤及び水を上記割合で混合した
水相に、大豆硬化油(融点35℃)45重量部を添加し
乳化させて水中油型乳化物を調製し、また(b)脱脂粉
乳、ヘキサメタリン酸ソーダー、乳化剤及び水を上記割
合で混合した水相に、ヤシ油と大豆サラダ油を1:1の
割合で混合した配合油45重量部を添加し乳化させて水
中油型乳化物を調製した。そして、上記の(a)乳化物
及び(b)乳化物を4:1の割合で混合し、ホイップク
リームを製造した。このホイップクリームのホイップ性
を測定した。その結果を表6に示す。実施例6では、脱
脂粉乳、ヘキサメタリン酸ソーダー、乳化剤及び水を上
記割合で混合した水相に、まず大豆硬化油(融点35
℃)36重量部を添加して乳化させ、次いでヤシ油とサ
ラダ油との1:1の配合油9重量部を添加して乳化させ
てホイップクリームを製造した。このホイップクリーム
のホイップ性を測定した。その結果を表6に示す。
乳、ヘキサメタリン酸ソーダー、乳化剤及び水を上記割
合で混合した水相に、まずヤシ油とサラダ油との1:1
の配合油9重量部を添加して乳化させ、次いで大豆硬化
油(融点35℃)36重量部を添加して乳化させてホイ
ップクリームを製造した。このホイップクリームのホイ
ップ性を測定した。その結果を表6に示す。比較例4で
は、常法通り、油脂として、大豆硬化油(融点35℃)
80重量%、ヤシ油10重量%及び大豆サラダ油10%
を溶融混合した単一の配合油45重量部を用い、脱脂粉
乳、ヘキサメタリン酸ソーダー、乳化剤及び水を上記割
合で混合した水相に、水中油型に乳化させてホイップク
リームを製造した。このホイップクリームのホイップ性
を測定した。その結果を表6に示す。
昇温振盪とうでも凝固せず、また、ヒートショックにも
耐性があり、乳化状態が良い。また、ホイップに要する
時間も短く、オーバーランも好ましい値で、ホイップク
リームを絞った保形性も比較例4と比べ非常に良好であ
った。
及び/又は配合油の各々の水中油型乳化物を混合してな
る本発明の水中油型乳化組成物は、従来の予め融点又は
SFCが異なる二種以上の油脂を混合した配合油を水相
に乳化したのみの水中油型乳化物に比し、乳化状態が安
定で、乳化物の粘度が低く、固さも軟らかく扱い易く、
乳化物の使用適温幅が広がり、また、可塑性、伸展性が
あってパン等に塗りやすく、かつ温度変動に対する稠度
変化が少なく、口当たりがマイルドでソフト感があり、
口どけも良好である。したがって、製パンや製菓におけ
るフィリング材やトッピング材、ロールイン用乳化脂に
好適である。また本発明における上記の乳化物は二種以
上を任意の割合で混合できるので、この混合によって、
粘度、固さ、保形性、伸展性、可塑性、ホイップ性能な
どの乳化物の物性を容易に調節でき、したがって所望の
物性を有する乳化組成物を簡単に得ることができる。ま
た本発明の製造方法によると、本発明の水中油型乳化組
成物を容易に製造することができ、特に請求項3〜5の
方法によると、一つの乳化槽によって本発明の水中油型
乳化組成物を製造できる利点がある。また、本発明は食
品以外の化粧品等の他の水中油型乳化の分野にも適用で
きる有用性がある。
Claims (5)
- 【請求項1】融点又はSFC(Solid Fat Content;固
体脂指数)の異なる油脂及び/又は配合油の各々の水中
油型乳化物の混合物からなることを特徴とする水中油型
乳化組成物。 - 【請求項2】融点又はSFCの異なる油脂及び/又は配
合油を別々に水中に乳化させて各々の水中油型乳化物を
作り、その後これらの水中油型乳化物を混合することを
特徴とする水中油型乳化組成物の製造方法。 - 【請求項3】融点又はSFCの異なる油脂及び/又は配
合油を順次に水中に乳化分散させることを特徴とする水
中油型乳化組成物の製造方法。 - 【請求項4】融点又はSFCの異なる油脂及び/又は配
合油を順次に水中に乳化分散するに際し、融点又はSF
Cの高い油脂又は配合油から順に乳化させることを特徴
とする請求項3記載の水中油型乳化組成物の製造方法。 - 【請求項5】融点又はSFCの異なる油脂及び/又は配
合油を順次に水中に乳化分散するに際し、融点又はSF
Cの低い油脂又は配合油から順に乳化させることを特徴
とする請求項3記載の水中油型乳化組成物の製造方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19862494A JP3593619B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 水中油型乳化組成物 |
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| JP19862494A JP3593619B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 水中油型乳化組成物 |
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|---|---|
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ID=16394301
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|---|---|
| JP (1) | JP3593619B2 (ja) |
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