JPH0858048A - ポリエステルフイルム - Google Patents
ポリエステルフイルムInfo
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- JPH0858048A JPH0858048A JP14868295A JP14868295A JPH0858048A JP H0858048 A JPH0858048 A JP H0858048A JP 14868295 A JP14868295 A JP 14868295A JP 14868295 A JP14868295 A JP 14868295A JP H0858048 A JPH0858048 A JP H0858048A
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- polyester film
- polyester
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Abstract
(57)【要約】
【構成】少なくとも片面に被膜を形成してなるポリエス
テルフイルムであって、該ポリエステルフイルムの再溶
融時の溶融粘度に起因するトルクの変化が初期トルクの
0.5〜3倍であることを特徴とするポリエステルフイ
ルム。 【効果】本発明のポリエステルフイルムは、再溶融時の
トルク変化を0.5〜3倍となる被膜を構成することに
より、回収性などの生産性に優れ、かつコンデンサ用途
における耐湿熱ライフ性、金属蒸着ガスバリア性、透明
ガスバリア性、インキ接着性などに優れたものが得られ
たものである。
テルフイルムであって、該ポリエステルフイルムの再溶
融時の溶融粘度に起因するトルクの変化が初期トルクの
0.5〜3倍であることを特徴とするポリエステルフイ
ルム。 【効果】本発明のポリエステルフイルムは、再溶融時の
トルク変化を0.5〜3倍となる被膜を構成することに
より、回収性などの生産性に優れ、かつコンデンサ用途
における耐湿熱ライフ性、金属蒸着ガスバリア性、透明
ガスバリア性、インキ接着性などに優れたものが得られ
たものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステルフイルムに
関するものであり、さらに詳しくは耐湿熱ライフ性に優
れたコンデンサ用金属化フイルム、バリア性に優れた包
装用フイルム、各種インキなどの接着改良に優れた用途
などに好適なポリエステルフイルムに関するものであ
る。
関するものであり、さらに詳しくは耐湿熱ライフ性に優
れたコンデンサ用金属化フイルム、バリア性に優れた包
装用フイルム、各種インキなどの接着改良に優れた用途
などに好適なポリエステルフイルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンデンサ用ポリエステルフイル
ムなどにおいてはその表面に各種被覆材料をコーティン
グすることが特開平5−275276号公報などで知ら
れており、特定物質をコートすることにより耐湿熱特性
を改良させることなどが知られている。
ムなどにおいてはその表面に各種被覆材料をコーティン
グすることが特開平5−275276号公報などで知ら
れており、特定物質をコートすることにより耐湿熱特性
を改良させることなどが知られている。
【0003】また、包装用のバリア性改良として蒸着フ
イルム(金属化フイルム)を用いることが知られてお
り、また、特開平5−338072号公報のように金属
酸化物の蒸着により透明バリア性を向上させることが知
られている。
イルム(金属化フイルム)を用いることが知られてお
り、また、特開平5−338072号公報のように金属
酸化物の蒸着により透明バリア性を向上させることが知
られている。
【0004】さらに、特公昭60−23983号公報で
はカルボキシル基濃度を特定量以上のものを複合し接着
性を改良することが提案されている。
はカルボキシル基濃度を特定量以上のものを複合し接着
性を改良することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記手法では
それぞれの目的に対してはそれなりの効果が期待できる
が、ポリエステルフイルムの製造においては、その収率
(原料投入量に対する製品量)が50〜70%とかなり
の部分が屑として発生する。この場合特に同一原料にお
いてはリサイクル使用が比較的簡単であるが、複合フイ
ルムや被覆フイルムにおいては被覆剤が基材ポリエステ
ルに混入することにより、着色,発泡,粘度低下、ゲル
化による異物の発生など問題が多く、その大半は屑とし
て処分される。
それぞれの目的に対してはそれなりの効果が期待できる
が、ポリエステルフイルムの製造においては、その収率
(原料投入量に対する製品量)が50〜70%とかなり
の部分が屑として発生する。この場合特に同一原料にお
いてはリサイクル使用が比較的簡単であるが、複合フイ
ルムや被覆フイルムにおいては被覆剤が基材ポリエステ
ルに混入することにより、着色,発泡,粘度低下、ゲル
化による異物の発生など問題が多く、その大半は屑とし
て処分される。
【0006】本発明においては、前述したコンデンサ用
途における耐湿熱ライフ特性に優れ、また金属蒸着バリ
ア性に優れた、さらに各種インキなどの接着性に優れ、
なおかつ、回収性に優れたポリエステルフイルムを提供
することを目的とするものである。
途における耐湿熱ライフ特性に優れ、また金属蒸着バリ
ア性に優れた、さらに各種インキなどの接着性に優れ、
なおかつ、回収性に優れたポリエステルフイルムを提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次ぎの構成、すなわち、少なくとも片
面に被膜を形成してなるポリエステルフイルムであっ
て、該ポリエステルフイルムの再溶融時のトルク変化が
初期トルクの0.5〜3倍であることを特徴とするポリ
エステルフイルムである。
達成するために、次ぎの構成、すなわち、少なくとも片
面に被膜を形成してなるポリエステルフイルムであっ
て、該ポリエステルフイルムの再溶融時のトルク変化が
初期トルクの0.5〜3倍であることを特徴とするポリ
エステルフイルムである。
【0008】本発明のポリエステルフィルムに用いられ
るポリエステルとは、エステル化によって高分子化され
ている結晶性の熱可塑性樹脂組成物であり、このような
ポリエステルはジカルボン酸成分とグリコール成分を重
縮合することによって得られる。
るポリエステルとは、エステル化によって高分子化され
ている結晶性の熱可塑性樹脂組成物であり、このような
ポリエステルはジカルボン酸成分とグリコール成分を重
縮合することによって得られる。
【0009】ジカルボン酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘ
キサンジカルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸な
どが挙げられ、グリコール成分としては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、シクロヘキサンジメタノールなどが挙げられる。
これらのうち酸成分としてはテレフタル酸、ナフタレン
−2,6−ジカルボン酸が好ましく、グリコール成分と
してはエチレングリコールが好ましい。
酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘ
キサンジカルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸な
どが挙げられ、グリコール成分としては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、シクロヘキサンジメタノールなどが挙げられる。
これらのうち酸成分としてはテレフタル酸、ナフタレン
−2,6−ジカルボン酸が好ましく、グリコール成分と
してはエチレングリコールが好ましい。
【0010】該ポリエステルの融点は250℃以上であ
るのが耐熱性の点から好ましく、また、300℃以下で
あるのが生産性の点から好ましい。このような好ましい
ポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレート、ポリ−1,4−シ
クロヘキシレンジメチレンテレフタレートを挙げること
ができる。
るのが耐熱性の点から好ましく、また、300℃以下で
あるのが生産性の点から好ましい。このような好ましい
ポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレート、ポリ−1,4−シ
クロヘキシレンジメチレンテレフタレートを挙げること
ができる。
【0011】これらのポリマには他の成分が共重合、ブ
レンドされていることは差し支えない。
レンドされていることは差し支えない。
【0012】該ポリエステルは、その極限粘度[η]が
0.50dl/g以上、好ましくは0.6dl/g以
上、より好ましくは0.65dl/g以上、さらに好ま
しくは0.7dl/g以上がコンデンサ用においては耐
圧性,機械特性,耐湿熱ライフ特性の点で好ましく、回
収性の点からも好ましい。
0.50dl/g以上、好ましくは0.6dl/g以
上、より好ましくは0.65dl/g以上、さらに好ま
しくは0.7dl/g以上がコンデンサ用においては耐
圧性,機械特性,耐湿熱ライフ特性の点で好ましく、回
収性の点からも好ましい。
【0013】このポリエステルフイルムは、二軸延伸フ
イルムであるのが機械的特性、熱的特性、電気的特性か
ら好ましい。
イルムであるのが機械的特性、熱的特性、電気的特性か
ら好ましい。
【0014】本発明の片面の被膜を形成する材料は特に
限定されるものではないが、コンデンサにおける耐湿熱
ライフ特性、金属蒸着バリア性付与、易接着性などの観
点から表面のカルボン酸濃度が特定量を有するものが好
ましい。
限定されるものではないが、コンデンサにおける耐湿熱
ライフ特性、金属蒸着バリア性付与、易接着性などの観
点から表面のカルボン酸濃度が特定量を有するものが好
ましい。
【0015】この表面のカルボン酸濃度は0.005以
上、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.01
5〜0.07であるのが良い。0.005未満ではコン
デンサにおける耐湿熱ライフ性や金属蒸着ガスバリア性
などの改良が不十分となる。また、必要以上に多くなる
と耐湿熱ライフ性などが悪化する方向になる。
上、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.01
5〜0.07であるのが良い。0.005未満ではコン
デンサにおける耐湿熱ライフ性や金属蒸着ガスバリア性
などの改良が不十分となる。また、必要以上に多くなる
と耐湿熱ライフ性などが悪化する方向になる。
【0016】この表面カルボン酸濃度を得る方法として
は、カルボン酸を末端および/または側鎖に多く有する
樹脂を表面に被覆する方法や、同様組成のブレンド品お
よびその表層積層法などにより得られる。
は、カルボン酸を末端および/または側鎖に多く有する
樹脂を表面に被覆する方法や、同様組成のブレンド品お
よびその表層積層法などにより得られる。
【0017】被膜成分としては、ポリエステル系樹脂
が、回収時の変色等を起こさず、回収性に優れるため、
好ましい。
が、回収時の変色等を起こさず、回収性に優れるため、
好ましい。
【0018】このカルボン酸は、特公昭60−2398
3のように末端カルボン酸を利用したものでは耐湿熱ラ
イフ特性、金属蒸着バリア性付与、易接着性は十分でな
い場合があり、側鎖またはペンダントにカルボン酸を有
するものが、優れており好ましい。
3のように末端カルボン酸を利用したものでは耐湿熱ラ
イフ特性、金属蒸着バリア性付与、易接着性は十分でな
い場合があり、側鎖またはペンダントにカルボン酸を有
するものが、優れており好ましい。
【0019】また、この側鎖にカルボン酸を有する、ポ
リエステル系樹脂としては、特開昭54−46294号
公報、特開昭60−209073号公報、特開昭62−
240318号公報、特開昭53−26828号公報、
特開昭53−26829号公報、特開昭53−9833
6号公報、特開昭56−116718号公報、特開昭6
1−124684号公報などに記載の3価以上の多価カ
ルボン酸を共重合した樹脂により製造することができ
る。また、これら以外の方法であってもよい。
リエステル系樹脂としては、特開昭54−46294号
公報、特開昭60−209073号公報、特開昭62−
240318号公報、特開昭53−26828号公報、
特開昭53−26829号公報、特開昭53−9833
6号公報、特開昭56−116718号公報、特開昭6
1−124684号公報などに記載の3価以上の多価カ
ルボン酸を共重合した樹脂により製造することができ
る。また、これら以外の方法であってもよい。
【0020】この3価以上の多価カルボン酸としては、
たとえばトリメリット酸、無水トリメリット酸、ピロメ
リット酸、無水ピロメリット酸、4−メチルシクロヘキ
セン−1,2,3−トリカルボン酸、トリメシン酸、
1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,
3,4−ペンタンテトラカルボン酸、3,3’,4,
4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、5,(2,5
−ジオキソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、5−(2,
5−ジオキソテトラヒドロフルフリル)−3−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸、シクロペンタンテトラ
カルボン酸、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボ
ン酸、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸、
エチレングリコールビストリメリテート、2,2’,
3,3’−ジフェニルテトラカルボン酸、チオフェン−
2,3,4,5−テトラカルボン酸、エチレンテトラカ
ルボン酸などが挙げられる。これらの中で特に好ましい
ものとしては、ポリエステル共重合体とした時、昇温と
ともに分子量が低下するが、降温とともに分子量が増加
する(必ずしも元の分子量である必要はない)、すなわ
ち、分子量が可逆的変化をするものが耐湿熱ライフ性や
ガスバルア性の向上効果のみでなく、再使用時の発泡や
溶融粘度低下、着色、ゲル化による異物の発生が起こり
難いため好ましい。この具体例としては、5−(2,5
−ジオキソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸などが挙げら
れる。
たとえばトリメリット酸、無水トリメリット酸、ピロメ
リット酸、無水ピロメリット酸、4−メチルシクロヘキ
セン−1,2,3−トリカルボン酸、トリメシン酸、
1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,
3,4−ペンタンテトラカルボン酸、3,3’,4,
4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、5,(2,5
−ジオキソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、5−(2,
5−ジオキソテトラヒドロフルフリル)−3−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸、シクロペンタンテトラ
カルボン酸、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボ
ン酸、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸、
エチレングリコールビストリメリテート、2,2’,
3,3’−ジフェニルテトラカルボン酸、チオフェン−
2,3,4,5−テトラカルボン酸、エチレンテトラカ
ルボン酸などが挙げられる。これらの中で特に好ましい
ものとしては、ポリエステル共重合体とした時、昇温と
ともに分子量が低下するが、降温とともに分子量が増加
する(必ずしも元の分子量である必要はない)、すなわ
ち、分子量が可逆的変化をするものが耐湿熱ライフ性や
ガスバルア性の向上効果のみでなく、再使用時の発泡や
溶融粘度低下、着色、ゲル化による異物の発生が起こり
難いため好ましい。この具体例としては、5−(2,5
−ジオキソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸などが挙げら
れる。
【0021】その他のポリエステル成分については、公
知のグリコール成分とジカルボン酸成分が用いられる
が、ポリエーテル成分は含まないのが耐湿熱ライフ性の
点で好ましい。
知のグリコール成分とジカルボン酸成分が用いられる
が、ポリエーテル成分は含まないのが耐湿熱ライフ性の
点で好ましい。
【0022】特開昭61−228030号公報などに示
されたポリエステルウレタン樹脂やアクリル系樹脂
(「水系塗料とコーティング技術」(株)技術情報協会
編に記載)では、再使用時発泡や溶融粘度低下、着色、
ゲル化による異物の発生が起こり易い。
されたポリエステルウレタン樹脂やアクリル系樹脂
(「水系塗料とコーティング技術」(株)技術情報協会
編に記載)では、再使用時発泡や溶融粘度低下、着色、
ゲル化による異物の発生が起こり易い。
【0023】本発明のポリエステルフイルムの再溶融時
の溶融粘度に起因するトルクの変化(以下再溶融時のト
ルク変化と言う)が初期トルクの0.5〜3倍の範囲で
あることが必要であり、好ましくは0.7〜2倍、より
好ましくは0.8〜1.7倍の範囲のものが回収性(着
色、発泡、溶融粘度低下、ゲル化による異物の発生な
ど)の観点から好ましい。0.5倍未満では、回収時に
溶融粘度低下が激しく、均一なキャスト性が得られない
ばかりか、発泡し、シート状成形が困難となる。また、
昇華物が激しくキャストドラムへの付着物が多くなり、
フイルムの表面欠点や破れを生じるなどの問題がある。
の溶融粘度に起因するトルクの変化(以下再溶融時のト
ルク変化と言う)が初期トルクの0.5〜3倍の範囲で
あることが必要であり、好ましくは0.7〜2倍、より
好ましくは0.8〜1.7倍の範囲のものが回収性(着
色、発泡、溶融粘度低下、ゲル化による異物の発生な
ど)の観点から好ましい。0.5倍未満では、回収時に
溶融粘度低下が激しく、均一なキャスト性が得られない
ばかりか、発泡し、シート状成形が困難となる。また、
昇華物が激しくキャストドラムへの付着物が多くなり、
フイルムの表面欠点や破れを生じるなどの問題がある。
【0024】また、3倍を超えるものでは、ゲル化が発
生し、フイルム内部および表面欠点となる。また、ゲル
化がひどくなる場合、発泡を起こしたり、延伸時の破れ
などを起こすなどの問題がある。
生し、フイルム内部および表面欠点となる。また、ゲル
化がひどくなる場合、発泡を起こしたり、延伸時の破れ
などを起こすなどの問題がある。
【0025】この被覆方法は、複合溶融押出法、ホット
メルトコート法、水以外の溶媒、水溶性及び/または水
分散性樹脂からのオフライン、インラインコート法など
が挙げられ、同様組成のブレンド品の複合などによって
も得られる。
メルトコート法、水以外の溶媒、水溶性及び/または水
分散性樹脂からのオフライン、インラインコート法など
が挙げられ、同様組成のブレンド品の複合などによって
も得られる。
【0026】上述の水溶性及び/または水分散性樹脂
は、水に溶解および/または分散可能なポリエステルで
あるが微量の溶媒を含むものであっても良い。しかし、
界面活性剤などの乳化剤を含むものでは、耐湿熱ライフ
性が悪化し易く、使用しない方がよい。この水溶性及び
/または水分散性樹脂は、前述した樹脂のカルボン酸を
中和し、カルボン酸塩とすることにより得られる。しか
し、このカルボン酸塩はフイルムに残存すると、耐湿熱
ライフ性が悪化したり、金属蒸着ガスバリア性フイルム
においてはガスバリア性が悪化するなどの問題が起こり
易いため、存在させないことが好ましい。このため、こ
の中和剤としては、その沸点が170℃以下、好ましく
は150℃以下、より好ましくは130℃以下であるの
が好ましい。
は、水に溶解および/または分散可能なポリエステルで
あるが微量の溶媒を含むものであっても良い。しかし、
界面活性剤などの乳化剤を含むものでは、耐湿熱ライフ
性が悪化し易く、使用しない方がよい。この水溶性及び
/または水分散性樹脂は、前述した樹脂のカルボン酸を
中和し、カルボン酸塩とすることにより得られる。しか
し、このカルボン酸塩はフイルムに残存すると、耐湿熱
ライフ性が悪化したり、金属蒸着ガスバリア性フイルム
においてはガスバリア性が悪化するなどの問題が起こり
易いため、存在させないことが好ましい。このため、こ
の中和剤としては、その沸点が170℃以下、好ましく
は150℃以下、より好ましくは130℃以下であるの
が好ましい。
【0027】本発明における被膜層の厚みは少なくとも
片面で、好ましくは0.01〜2.0μm、より好まし
くは0.02〜0.5μmである。0.01μm未満で
は耐湿熱ライフ性、ガスバリア性などの改良効果が不十
分となり易い。また、2.0μmを超えるものではコン
デンサ用途においては、各種電気特性の悪化やセルフヒ
ール性などが悪化し易い。
片面で、好ましくは0.01〜2.0μm、より好まし
くは0.02〜0.5μmである。0.01μm未満で
は耐湿熱ライフ性、ガスバリア性などの改良効果が不十
分となり易い。また、2.0μmを超えるものではコン
デンサ用途においては、各種電気特性の悪化やセルフヒ
ール性などが悪化し易い。
【0028】本発明におけるポリエステルフイルムの表
面は、表面粗さが0.002〜1.0μmであるのが好
ましく、0.002μm未満では、コンデンサの製造工
程での歩止まりが悪くなったり、フイルムの巻取性不良
などが生じ易くなる。1.0μmを超えるものでは、耐
湿熱ライフ性の悪化や、耐圧性の悪化などがコンデンサ
用途ではあり、金属蒸着ガスバリア性フイルムにおいて
はガスバリア性の悪化を起こすなどの問題が起こり易
い。
面は、表面粗さが0.002〜1.0μmであるのが好
ましく、0.002μm未満では、コンデンサの製造工
程での歩止まりが悪くなったり、フイルムの巻取性不良
などが生じ易くなる。1.0μmを超えるものでは、耐
湿熱ライフ性の悪化や、耐圧性の悪化などがコンデンサ
用途ではあり、金属蒸着ガスバリア性フイルムにおいて
はガスバリア性の悪化を起こすなどの問題が起こり易
い。
【0029】次に本発明の製造方法について説明するが
必ずしもこれに限定されるものではない。
必ずしもこれに限定されるものではない。
【0030】まず、基材となるポリエステルを押出機に
て溶融押出し、一方別の押出機から前述した被覆樹脂を
融点以上で押出し、複合フイルムとし、基材ポリエステ
ルおよび被覆樹脂のいずれか一方の低い方の樹脂のガラ
ス転移点以下に冷却、キャストし、基材ポリエステルの
ガラス転移点以上に加熱したのち、長手方向に2.8〜
7.5倍延伸し、さらにステンタにてガラス転移点以上
に予熱した後、3.0〜12倍に幅方向に延伸し、必要
により弛緩しながら基材ポリエステルの融点未満の温度
で熱固定する。
て溶融押出し、一方別の押出機から前述した被覆樹脂を
融点以上で押出し、複合フイルムとし、基材ポリエステ
ルおよび被覆樹脂のいずれか一方の低い方の樹脂のガラ
ス転移点以下に冷却、キャストし、基材ポリエステルの
ガラス転移点以上に加熱したのち、長手方向に2.8〜
7.5倍延伸し、さらにステンタにてガラス転移点以上
に予熱した後、3.0〜12倍に幅方向に延伸し、必要
により弛緩しながら基材ポリエステルの融点未満の温度
で熱固定する。
【0031】また、別の方法として、基材ポリエステル
のみの押出を行ない、同様にキャストし、長手方向の延
伸が終わったあと必要により、コロナ放電処理を行な
い、前述した水溶性および/または水分散性の被覆樹脂
を塗布し、同様に幅方向に延伸したのち、熱固定をする
ことによっても得られる。
のみの押出を行ない、同様にキャストし、長手方向の延
伸が終わったあと必要により、コロナ放電処理を行な
い、前述した水溶性および/または水分散性の被覆樹脂
を塗布し、同様に幅方向に延伸したのち、熱固定をする
ことによっても得られる。
【0032】また、別の方法として、被覆樹脂をホット
メルトコータにて溶融塗布する方法であっても良い。
メルトコータにて溶融塗布する方法であっても良い。
【0033】これらの方法においてその製品収率は、高
々50〜70%程度であり、この構成されたフイルムの
屑を前述の基材へ回収し、再使用するものであり、新し
いポリエステルと混合し、使用するものである。
々50〜70%程度であり、この構成されたフイルムの
屑を前述の基材へ回収し、再使用するものであり、新し
いポリエステルと混合し、使用するものである。
【0034】本発明のフイルムは、このように再使用し
ても全く問題のないフイルムが得られたものであり、そ
の回収量比は、100%回収しても問題ないが、好まし
くは70%、より好ましくは50%以下であるのが生産
性(吐出変動、厚みムラなど)の点で好ましい。
ても全く問題のないフイルムが得られたものであり、そ
の回収量比は、100%回収しても問題ないが、好まし
くは70%、より好ましくは50%以下であるのが生産
性(吐出変動、厚みムラなど)の点で好ましい。
【0035】この回収使用方法は、フイルムやシート状
のものを、フレーク状やその収縮処理したものまたは固
めた造粒品,再押出でチップ化したものなどいかなる方
法によってもよいが薄物フイルムにおいては造粒品やチ
ップ化品がよく、生産性などから造粒品による方法が好
ましい。
のものを、フレーク状やその収縮処理したものまたは固
めた造粒品,再押出でチップ化したものなどいかなる方
法によってもよいが薄物フイルムにおいては造粒品やチ
ップ化品がよく、生産性などから造粒品による方法が好
ましい。
【0036】このようにして得られたポリエステルフィ
ルムの少くとも片面に金属層を設けることにより、金属
化ポリエステルフィルムとすることができる。
ルムの少くとも片面に金属層を設けることにより、金属
化ポリエステルフィルムとすることができる。
【0037】該金属層は、金属蒸着や「薄膜の基本技
術」(東京大学出版会、1976)記載のスパッタリン
グやイオンプレーティング法等を用いて設けることがで
きるが、中でも金属蒸着が好ましい。
術」(東京大学出版会、1976)記載のスパッタリン
グやイオンプレーティング法等を用いて設けることがで
きるが、中でも金属蒸着が好ましい。
【0038】コンデンサの場合の内部電極となる金属蒸
着、金属蒸着ガスバリア性フイルムの蒸着は、真空蒸着
法によって得られ、蒸発源から金属を蒸着させ、本発明
のポリエステルフイルム上に蒸着膜を形成する。この蒸
発源としては抵抗加熱方式のボート形式や、輻射あるい
は高周波加熱によるルツボ形式や、電子ビーム加熱によ
る方式などがあるが、特に限定されない。また、その条
件などは通常の方法であれば良いが、基体の表面をマグ
ネトロン電極を使用し、6×10-1パスカル以下の圧力
で炭酸ガスの低温プラズマ雰囲気中で前処理し、この処
理面に連続して金属蒸着膜を設ける方法を用いることに
より、より一層ガスバリア性に優れるため好ましい。
着、金属蒸着ガスバリア性フイルムの蒸着は、真空蒸着
法によって得られ、蒸発源から金属を蒸着させ、本発明
のポリエステルフイルム上に蒸着膜を形成する。この蒸
発源としては抵抗加熱方式のボート形式や、輻射あるい
は高周波加熱によるルツボ形式や、電子ビーム加熱によ
る方式などがあるが、特に限定されない。また、その条
件などは通常の方法であれば良いが、基体の表面をマグ
ネトロン電極を使用し、6×10-1パスカル以下の圧力
で炭酸ガスの低温プラズマ雰囲気中で前処理し、この処
理面に連続して金属蒸着膜を設ける方法を用いることに
より、より一層ガスバリア性に優れるため好ましい。
【0039】この蒸着に用いる金属としては、Al、Z
n、Mg、Snなどの金属が好ましいが、Ti、In、
Cr、Ni、Cu、Pb、Feなども使用できる。これ
らの金属はその純度が99%以上、望ましくは99.5
%以上の粒状、ロッド状、タブレット状、ワイヤー状あ
るいはルツボの形状に加工したものが好ましい。
n、Mg、Snなどの金属が好ましいが、Ti、In、
Cr、Ni、Cu、Pb、Feなども使用できる。これ
らの金属はその純度が99%以上、望ましくは99.5
%以上の粒状、ロッド状、タブレット状、ワイヤー状あ
るいはルツボの形状に加工したものが好ましい。
【0040】また、この蒸着の場合は、特にアルミニウ
ムが生産性、コスト面から好ましく、少なくとも片面に
アルミニウムを蒸着して、アルミニウム蒸着膜を設ける
が、この時アルミニウムと同時あるいは逐次にたとえば
ニッケル、銅、金、銀、クロム、亜鉛などの他の金属成
分も蒸着することができる。
ムが生産性、コスト面から好ましく、少なくとも片面に
アルミニウムを蒸着して、アルミニウム蒸着膜を設ける
が、この時アルミニウムと同時あるいは逐次にたとえば
ニッケル、銅、金、銀、クロム、亜鉛などの他の金属成
分も蒸着することができる。
【0041】また、該アルミニウムの厚さは、使用目的
により異なるが20〜1000オングストロームである
ことがコンデンサ特性やガスバリア性の点で好ましい。
により異なるが20〜1000オングストロームである
ことがコンデンサ特性やガスバリア性の点で好ましい。
【0042】また、コンデンサ用途においては、さらに
アルミニウムの蒸着膜表面のアルミニウム酸化指数が
1.65以下、好ましくは1.45〜1.60が耐湿熱
ライフ性がより一層向上するため好ましい。
アルミニウムの蒸着膜表面のアルミニウム酸化指数が
1.65以下、好ましくは1.45〜1.60が耐湿熱
ライフ性がより一層向上するため好ましい。
【0043】また、金属アルミニウムを酸素雰囲気下で
の反応性蒸着をし、アルミニウム酸化膜層の内部に少な
くとも金属アルミニウムが1層設ける方法を用いること
によっても優れた透明ガスバリア性が得られる。
の反応性蒸着をし、アルミニウム酸化膜層の内部に少な
くとも金属アルミニウムが1層設ける方法を用いること
によっても優れた透明ガスバリア性が得られる。
【0044】また、本発明のポリエステルフイルムは1
80℃、30分の加熱収縮率が、コンデンサとしたのち
長手方向、横方向の合計で2.0%以下であるのが好ま
しい。
80℃、30分の加熱収縮率が、コンデンサとしたのち
長手方向、横方向の合計で2.0%以下であるのが好ま
しい。
【0045】本発明のフィルムは。コンデンサ用途以外
にも、食品、菓子類など各種の包装材料やインキ接着リ
ボン用途等にも優れたものである。
にも、食品、菓子類など各種の包装材料やインキ接着リ
ボン用途等にも優れたものである。
【0046】
(1)ポリエステルの極限粘度[η] ポリエステルをオルソクロロフェノールに溶解し、25
℃において測定した。
℃において測定した。
【0047】(2)被膜厚みの測定方法 被覆樹脂の溶剤により被覆樹脂を除去し、除去前の厚み
(T0 )と除去後の厚み(T1 )を安立電気(株)電子
マイクロメータK103Aを用い厚み測定した。
(T0 )と除去後の厚み(T1 )を安立電気(株)電子
マイクロメータK103Aを用い厚み測定した。
【0048】被覆厚み(T)=T0 −T1 サンプルは5cm角を取り、10点測定しその平均値を
用いた。
用いた。
【0049】また、別の方法としてはTEM(透過型電
子顕微鏡)などを用い、断面観察をし、前述の厚み計で
トータル厚みを測定し、断面観察により構成比を求める
手法であってもよく、観察しやすくするため、染色など
の事前処理を行なってもよい。
子顕微鏡)などを用い、断面観察をし、前述の厚み計で
トータル厚みを測定し、断面観察により構成比を求める
手法であってもよく、観察しやすくするため、染色など
の事前処理を行なってもよい。
【0050】(3)フイルムの表面粗さRa JIS−R601に準じて測定する。
【0051】(4)アルミニウム蒸着膜表面のアルミニ
ウム酸化指数 蒸着膜表面を軟X線光電子分光法で分析する。試料がコ
ンデンサとなっている時は解体して蒸着面を空気中に暴
露して試料とする。測定によって得られるピーク面積比
を各原子の相対感度因子で補正して得られる原子数比お
よび各原子の結合状態によりシフトしたピークを分割し
て求められる成分割合より、アルミニウム酸化指数O/
Alを(1)式によって求める。
ウム酸化指数 蒸着膜表面を軟X線光電子分光法で分析する。試料がコ
ンデンサとなっている時は解体して蒸着面を空気中に暴
露して試料とする。測定によって得られるピーク面積比
を各原子の相対感度因子で補正して得られる原子数比お
よび各原子の結合状態によりシフトしたピークを分割し
て求められる成分割合より、アルミニウム酸化指数O/
Alを(1)式によって求める。
【0052】O/Al=[O(Al oxide)/Al(Total)
]/[Al (III ) /Al(Total)] ここで[Al (III ) /Al(Total) ]はアルミニウム
原子のピークを分割して得られたAl (III ) の存在
比、また[O(Aloxide) /Al(Total) ]はアルミニウ
ムに対する全酸素濃度から酸素単体およびアルミニウム
以外の元素と結合した酸素濃度を差し引いて求められ
る。すなわち、例えば炭素と結合した酸素の濃度は、炭
素のピークを分割して求められる。この時、酸素を含む
官能基がいくつか考えられたり、あるいは結合エネルギ
ーが接近しているため分離ができない等、酸素の量が特
定できない場合には最も多くの酸素が炭素と結合してい
るものと見積もる。同様にして、他の元素に結合した酸
素についても結合酸素量を求め、合計した値を全酸素濃
度から差し引く。測定条件を以下に示す。
]/[Al (III ) /Al(Total)] ここで[Al (III ) /Al(Total) ]はアルミニウム
原子のピークを分割して得られたAl (III ) の存在
比、また[O(Aloxide) /Al(Total) ]はアルミニウ
ムに対する全酸素濃度から酸素単体およびアルミニウム
以外の元素と結合した酸素濃度を差し引いて求められ
る。すなわち、例えば炭素と結合した酸素の濃度は、炭
素のピークを分割して求められる。この時、酸素を含む
官能基がいくつか考えられたり、あるいは結合エネルギ
ーが接近しているため分離ができない等、酸素の量が特
定できない場合には最も多くの酸素が炭素と結合してい
るものと見積もる。同様にして、他の元素に結合した酸
素についても結合酸素量を求め、合計した値を全酸素濃
度から差し引く。測定条件を以下に示す。
【0053】 装置 :島津製作所製ESCA750 励起X線 :MgKα1.2線(1253.6e
V) エネルギー補正:C1Sメインピークの結合エネルギーを
284.6eVとする。
V) エネルギー補正:C1Sメインピークの結合エネルギーを
284.6eVとする。
【0054】光電子脱出角度:90度
【0055】(5)コンデンサの耐湿熱ライフ性 コンデンサを60℃、95%RHの雰囲気下で400V
DCを印加し、エージングして静電容量変化率を測定し
た。この静電容量変化率ΔC/Cが10%低下するまで
の時間で示し、耐湿ライフ試験結果とした。この時間が
長いほど耐湿熱ライフ性が良い。ここで、Cはエージン
グ前の静電容量、ΔCはエージング前後の静電容量変化
量である。
DCを印加し、エージングして静電容量変化率を測定し
た。この静電容量変化率ΔC/Cが10%低下するまで
の時間で示し、耐湿ライフ試験結果とした。この時間が
長いほど耐湿熱ライフ性が良い。ここで、Cはエージン
グ前の静電容量、ΔCはエージング前後の静電容量変化
量である。
【0056】(6)シート平均耐電圧 JIS−2110に準じ、シートBDV(絶縁破壊電
圧)DCにて測定した。陰極に厚み100μm、10c
m角アルミ箔電極、陽極に真鋳製25mmφ、500g
の電極を用い、この間にフイルムをはさみ、春日製高電
圧直流電源を用いて、100V/secの割合で昇圧し
ながら印加し、10mA以上の電流が流れた場合を絶縁
破壊したものとし、これを30回測定し、その平均値の
電圧で示した。
圧)DCにて測定した。陰極に厚み100μm、10c
m角アルミ箔電極、陽極に真鋳製25mmφ、500g
の電極を用い、この間にフイルムをはさみ、春日製高電
圧直流電源を用いて、100V/secの割合で昇圧し
ながら印加し、10mA以上の電流が流れた場合を絶縁
破壊したものとし、これを30回測定し、その平均値の
電圧で示した。
【0057】(7)コンデンサの製造 フイルムの片面に表面抵抗値が2Ωとなるようにアルミ
ニウムを真空蒸着した。その際、長手方向に走るマージ
ン部を有するストライプ状に蒸着した(蒸着部の幅8.
0mm、マージン部の幅1.0mmの繰り返し)。次に
各蒸着部の中央と各マージン部の中央に刃を入れてスリ
ットし、左もしくは右に0.5mmのマージンを有する
全幅4.5mmのテープ状に巻取リールにした。
ニウムを真空蒸着した。その際、長手方向に走るマージ
ン部を有するストライプ状に蒸着した(蒸着部の幅8.
0mm、マージン部の幅1.0mmの繰り返し)。次に
各蒸着部の中央と各マージン部の中央に刃を入れてスリ
ットし、左もしくは右に0.5mmのマージンを有する
全幅4.5mmのテープ状に巻取リールにした。
【0058】得られたリールの左マージンおよび右マー
ジンのもの各1枚づつを重ね合わせて巻回し、静電容量
約0.047μFの巻回体を得た。その際、幅方向に蒸
着部分がマージン部より0.5mmはみだすように2枚
のフイルムをずらして巻回した。
ジンのもの各1枚づつを重ね合わせて巻回し、静電容量
約0.047μFの巻回体を得た。その際、幅方向に蒸
着部分がマージン部より0.5mmはみだすように2枚
のフイルムをずらして巻回した。
【0059】この巻回体から芯材を抜いて、そのまま1
50℃、10kg/cm2 の温度、圧力で5分間プレス
した。これに両端面にメタリコンを溶射して外部電極と
し、メタリコンにリード線を溶接して巻回型コンデンサ
素子を得た。
50℃、10kg/cm2 の温度、圧力で5分間プレス
した。これに両端面にメタリコンを溶射して外部電極と
し、メタリコンにリード線を溶接して巻回型コンデンサ
素子を得た。
【0060】(8)溶液ヘイズ JIS−D−1003−52に準じて測定した。
【0061】(9)ガラス転移温度(Tg) パーキンエルマ社製DSCを用い、10mgをサンプリ
ングし、昇温速度20℃/minで測定し、求めた。
ングし、昇温速度20℃/minで測定し、求めた。
【0062】(10)表面のカルボン酸濃度 島津製作所製 ESCA750を使用し、次ぎの条件で
測定した。
測定した。
【0063】励起X線:MgKα1,2 線(1253.6eV) 光電子脱出角度θ:90゜ 標準サンプルは、ポリアクリル酸(PAA)フイルムを
使用した。
使用した。
【0064】標準サンプル、測定サンプル共に以下の気
相化学修飾反応を実施した。
相化学修飾反応を実施した。
【0065】
【化1】 試料フイルムと標準試料であるPAAフイルムを約1c
m角に切り、デシケータ中で空気雰囲気下、ピリジンと
ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)を触媒と
し、トリフルオロエタノール(TFE)により、フイル
ム表面カルボン酸のエステル化を行なった(試料フイル
ムとPAAフイルムは同一バッチで行なった)。
m角に切り、デシケータ中で空気雰囲気下、ピリジンと
ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)を触媒と
し、トリフルオロエタノール(TFE)により、フイル
ム表面カルボン酸のエステル化を行なった(試料フイル
ムとPAAフイルムは同一バッチで行なった)。
【0066】PAA標準試料からTFEとの反応率
(r)と反応触媒として用いたDCCの残留率(m)を
求め、各試料のC1S 、F1S のピーク面積にrとmを
配慮してフイルム表面カルボン酸濃度(−COOH/C
[total ])を求めた。
(r)と反応触媒として用いたDCCの残留率(m)を
求め、各試料のC1S 、F1S のピーク面積にrとmを
配慮してフイルム表面カルボン酸濃度(−COOH/C
[total ])を求めた。
【0067】(11)再溶融時のトルク変化の測定 [測定試料準備]測定試料を下記試験管に150gが充
填できるサイズにシートまたはフイルムを重ねて裁断
し、180℃の真空下で24hr以上乾燥したものを試
料とする。直径40mm、長さ250mmの試験管に撹
拌機を取り付け、その撹拌機と駆動モータ間にトルクメ
ータを取り付けたものを使用する。
填できるサイズにシートまたはフイルムを重ねて裁断
し、180℃の真空下で24hr以上乾燥したものを試
料とする。直径40mm、長さ250mmの試験管に撹
拌機を取り付け、その撹拌機と駆動モータ間にトルクメ
ータを取り付けたものを使用する。
【0068】[測定]試験管に150gの試料を入れ、
窒素気流下で試料基材融点+10〜50℃の範囲におい
て溶融し、全ポリマが融解直後のトルクを測定する(初
期トルクと言う)。この状態で2時間撹拌を続け、その
時のトルクを測定する(2時間後トルクと言う)。
窒素気流下で試料基材融点+10〜50℃の範囲におい
て溶融し、全ポリマが融解直後のトルクを測定する(初
期トルクと言う)。この状態で2時間撹拌を続け、その
時のトルクを測定する(2時間後トルクと言う)。
【0069】このトルクを用い、以下のようにして再溶
融時のトルク変化とした。
融時のトルク変化とした。
【0070】 2時間後トルク/初期トルク=再溶融時のトルク変化
【0071】(12)金属蒸着(または金属化)ガスバ
リア性用フイルムの蒸着方法 電子ビーム加熱型真空蒸着機を2×10-3パスカルまで
真空排気した後、圧力4×10-1パスカルまで炭酸ガス
を導入し、同軸円柱型マグネトロン電極を使用し、E値
200W・分/m2 の強度で低温プラズマ処理を行な
い、続いて、アルミニウムの真空蒸着を行なった。真空
蒸着はアルミナルツボ(日本カーボンセラム(株)製)
に粒状アルミニウム(真空冶金(株)製、純度99.9
9%)を充填して、アルミニウムを電子ビームで加熱溶
融せしめ、膜厚30nmのアルミニウム膜を形成した。
この時のフイルム冷却ドラムの温度は30℃でアルミニ
ウム蒸着フイルムを得た。
リア性用フイルムの蒸着方法 電子ビーム加熱型真空蒸着機を2×10-3パスカルまで
真空排気した後、圧力4×10-1パスカルまで炭酸ガス
を導入し、同軸円柱型マグネトロン電極を使用し、E値
200W・分/m2 の強度で低温プラズマ処理を行な
い、続いて、アルミニウムの真空蒸着を行なった。真空
蒸着はアルミナルツボ(日本カーボンセラム(株)製)
に粒状アルミニウム(真空冶金(株)製、純度99.9
9%)を充填して、アルミニウムを電子ビームで加熱溶
融せしめ、膜厚30nmのアルミニウム膜を形成した。
この時のフイルム冷却ドラムの温度は30℃でアルミニ
ウム蒸着フイルムを得た。
【0072】(13)透明ガスバリア性用フイルムの蒸
着方法 フイルム及びアルミニウムを真空蒸着機にセットし、真
空排気を行ない圧力5×10-5Torr以下になったと
ころでフイルムを走行させ、電子ビーム蒸発源に電力を
投入し、アルミニウムの蒸着を開始する。この際、蒸着
されるフイルム面近傍で巻出し側から100%酸素を導
入し、インラインの光線透過率計で比光線透過率が96
%となるよう酸素導入量を調整した。また膜厚をコント
ロールするため抵抗率計を用い蒸発速度とフイルム走行
速度を調整し、10nmの全膜厚に調整した。
着方法 フイルム及びアルミニウムを真空蒸着機にセットし、真
空排気を行ない圧力5×10-5Torr以下になったと
ころでフイルムを走行させ、電子ビーム蒸発源に電力を
投入し、アルミニウムの蒸着を開始する。この際、蒸着
されるフイルム面近傍で巻出し側から100%酸素を導
入し、インラインの光線透過率計で比光線透過率が96
%となるよう酸素導入量を調整した。また膜厚をコント
ロールするため抵抗率計を用い蒸発速度とフイルム走行
速度を調整し、10nmの全膜厚に調整した。
【0073】
【実施例】以下本発明を実施例に基づき説明する。
【0074】実施例1 被覆用塗剤として、テレフタル酸0.14mol、イソ
フタル酸0.86mol及びジエチレングリコール0.
35mol、ネオペンチルグリコール0.67molを
触媒の存在下、190〜220℃で溜出する水を除去し
ながら6時間反応し、その後、250℃減圧下にて1時
間縮合反応させプレポリマを得、次に5−(2,5−ジ
オキソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物0.14m
olを仕込み、140℃,3時間選択的モノエステル化
反応し、ポリマを得た。このポリマは酸価が66KOHmg/
gであった。さらにこのポリマをアンモニアで中和した
ものを水溶液とした。
フタル酸0.86mol及びジエチレングリコール0.
35mol、ネオペンチルグリコール0.67molを
触媒の存在下、190〜220℃で溜出する水を除去し
ながら6時間反応し、その後、250℃減圧下にて1時
間縮合反応させプレポリマを得、次に5−(2,5−ジ
オキソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物0.14m
olを仕込み、140℃,3時間選択的モノエステル化
反応し、ポリマを得た。このポリマは酸価が66KOHmg/
gであった。さらにこのポリマをアンモニアで中和した
ものを水溶液とした。
【0075】次に、熱可塑性樹脂としてポリエチレンテ
レフタレート(「η」=0.60)を用い、180℃で
真空乾燥し、押出機に供給し、290℃で溶融させたの
ちTダイよりシートを吐出させ、冷却ドラムにてキャス
トした。
レフタレート(「η」=0.60)を用い、180℃で
真空乾燥し、押出機に供給し、290℃で溶融させたの
ちTダイよりシートを吐出させ、冷却ドラムにてキャス
トした。
【0076】このフイルムを90℃に加熱し、長手方向
に3.5倍延伸し、コロナ放電処理を施したのち、前述
の塗剤をコートしたのち、90℃に予熱し、さらに10
0℃に加熱して幅方向に3.6倍に延伸し、引続き24
0℃で4%弛緩処理をし、5.4μmの二軸延伸フイル
ムを得た。コート厚みは0.1μmとした。
に3.5倍延伸し、コロナ放電処理を施したのち、前述
の塗剤をコートしたのち、90℃に予熱し、さらに10
0℃に加熱して幅方向に3.6倍に延伸し、引続き24
0℃で4%弛緩処理をし、5.4μmの二軸延伸フイル
ムを得た。コート厚みは0.1μmとした。
【0077】このフイルムを、クラッシャーにかけ粉砕
し、造粒化した。この造粒品を50%再使用し、再び同
様の製法で二軸延伸フイルムを得た。
し、造粒化した。この造粒品を50%再使用し、再び同
様の製法で二軸延伸フイルムを得た。
【0078】比較例1 被覆用塗剤として、実施例1の5−(2,5−ジオキソ
テトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸無水物をトリメリット酸
に変えた以外は実施例1と同様とし、二軸延伸フイルム
を得た。
テトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸無水物をトリメリット酸
に変えた以外は実施例1と同様とし、二軸延伸フイルム
を得た。
【0079】実施例2 被覆用塗剤として、実施例1の5−(2,5−ジオキソ
テトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸無水物を0.18mol
を仕込んだ以外は実施例1と同様とし、二軸延伸フイル
ムを得た。
テトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸無水物を0.18mol
を仕込んだ以外は実施例1と同様とし、二軸延伸フイル
ムを得た。
【0080】実施例3 造粒品を75%に増加させて使用した以外は、実施例2
と同様にし二軸延伸フイルムを得た。
と同様にし二軸延伸フイルムを得た。
【0081】比較例2 被覆用塗剤として、実施例1の5−(2,5−ジオキソ
テトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸無水物をピロメリット酸
に変えた以外は実施例1と同様とし、二軸延伸フイルム
を得た。
テトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸無水物をピロメリット酸
に変えた以外は実施例1と同様とし、二軸延伸フイルム
を得た。
【0082】比較例3 被覆しない以外は実施例1と同様にし、二軸延伸フイル
ムを得た。再使用についても同様とした。
ムを得た。再使用についても同様とした。
【0083】これらの結果を表1、表2に示した。この
結果から明らかなように、特定のカルボン酸によりコン
デンサ用途における耐湿熱ライフ性、金属蒸着ガスバリ
ア性、透明ガスバリア性に優れたものが得られるが、回
収性などの生産性を考慮すると再溶融時のトルク変化が
特定範囲にある時に良好な結果が得られることが判る。
結果から明らかなように、特定のカルボン酸によりコン
デンサ用途における耐湿熱ライフ性、金属蒸着ガスバリ
ア性、透明ガスバリア性に優れたものが得られるが、回
収性などの生産性を考慮すると再溶融時のトルク変化が
特定範囲にある時に良好な結果が得られることが判る。
【0084】
【表1】
【表2】
【0085】
【発明の効果】本発明のポリエステルフイルムは、再溶
融時のトルク変化を0.5〜3倍となる被膜を構成する
ことにより、回収性などの生産性に優れ、かつコンデン
サ用途における耐湿熱ライフ性、金属蒸着ガスバリア
性、透明ガスバリア性、インキ接着性などに優れたもの
が得られたものである。
融時のトルク変化を0.5〜3倍となる被膜を構成する
ことにより、回収性などの生産性に優れ、かつコンデン
サ用途における耐湿熱ライフ性、金属蒸着ガスバリア
性、透明ガスバリア性、インキ接着性などに優れたもの
が得られたものである。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも片面に被膜を形成してなるポ
リエステルフイルムであって、該ポリエステルフイルム
の再溶融時のトルク変化が初期トルクの0.5〜3倍で
あることを特徴とするポリエステルフイルム。 - 【請求項2】 該被膜表面のカルボン酸濃度が0.00
5以上であることを特徴とする請求項1に記載のポリエ
ステルフイルム。 - 【請求項3】 該被膜成分がポリエステル系樹脂からな
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のポ
リエステルフイルム。 - 【請求項4】 該被膜成分のカルボン酸が側鎖および/
またはペンダント形態で有することを特徴とする請求項
1〜請求項3のいずれかに記載のポリエステルフイル
ム。 - 【請求項5】 該被膜成分の分子量が昇温時低下し、か
つ降温時増加するものであることを特徴とする請求項1
〜請求項4のいずれかに記載のポリエステルフイルム。 - 【請求項6】 該被膜成分が5−(2,5−ジオキソテ
トラヒドロフルフリル)−3−メチル3−シクロヘキセ
ン−1,2−ジカルボン酸無水物を用いたものからなる
ポリエステルである請求項1〜請求項5のいずれかに記
載のポリエステルフイルム。 - 【請求項7】 少なくとも片面の被膜厚みが0.01〜
2μmであることを特徴とする請求項1〜請求項6のい
ずれかに記載のポリエステルフイルム。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
ポリエステルフイルムの少なくとも片面に金属層を設け
たことを特徴とする金属化ポリエステルフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14868295A JPH0858048A (ja) | 1994-06-15 | 1995-06-15 | ポリエステルフイルム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13323394 | 1994-06-15 | ||
| JP6-133233 | 1994-06-15 | ||
| JP14868295A JPH0858048A (ja) | 1994-06-15 | 1995-06-15 | ポリエステルフイルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0858048A true JPH0858048A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=26467634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14868295A Pending JPH0858048A (ja) | 1994-06-15 | 1995-06-15 | ポリエステルフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0858048A (ja) |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP14868295A patent/JPH0858048A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |