JPH0858231A - 感熱記録媒体 - Google Patents
感熱記録媒体Info
- Publication number
- JPH0858231A JPH0858231A JP6223991A JP22399194A JPH0858231A JP H0858231 A JPH0858231 A JP H0858231A JP 6223991 A JP6223991 A JP 6223991A JP 22399194 A JP22399194 A JP 22399194A JP H0858231 A JPH0858231 A JP H0858231A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- thin film
- metal thin
- film layer
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 感熱記録媒体の金属薄膜層の適正な反射率を
確保して,熱破壊印字の視認性向上とバーコード読み取
り性の向上を図ることを課題とする。 【構成】 金属薄膜層を溶融破壊して破壊部,非破壊部
のコントラストにより可視情報を印字記録する感熱記録
媒体1の基材4(あるいは基材4上に着色層5を設けた
もの)の上に,例えば,MgCO3 ,CaCO3 ,Ba
SO4 等から選ばれ,その平均粒径が0.5〜20μ
m,樹脂固形分に対する重量比0.2〜2.0の無機顔
料を添加した下地層3を設け,その上に金属薄膜層2を
設けて,金属薄膜層2における反射率を15〜45%と
する。更に必要に応じ,金属薄膜層2の表面に保護層
6,基材4の裏面に着色層5,粘着剤層7,剥離紙8を
設ける。
確保して,熱破壊印字の視認性向上とバーコード読み取
り性の向上を図ることを課題とする。 【構成】 金属薄膜層を溶融破壊して破壊部,非破壊部
のコントラストにより可視情報を印字記録する感熱記録
媒体1の基材4(あるいは基材4上に着色層5を設けた
もの)の上に,例えば,MgCO3 ,CaCO3 ,Ba
SO4 等から選ばれ,その平均粒径が0.5〜20μ
m,樹脂固形分に対する重量比0.2〜2.0の無機顔
料を添加した下地層3を設け,その上に金属薄膜層2を
設けて,金属薄膜層2における反射率を15〜45%と
する。更に必要に応じ,金属薄膜層2の表面に保護層
6,基材4の裏面に着色層5,粘着剤層7,剥離紙8を
設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,金属薄膜層を溶融破壊
して破壊部,非破壊部のコントラストにより可視情報を
印字記録する感熱記録媒体に関する。
して破壊部,非破壊部のコントラストにより可視情報を
印字記録する感熱記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,金属薄膜層を溶融破壊して破壊
部,非破壊部のコントラストにより可視情報を印字記録
する感熱記録媒体は,バーコード,OCR文字,氏名,
有効期限などの個別情報を記録するものとして用いられ
ている。このような感熱記録媒体の印字方式において
は,光学読み取りを行うもの,例えば,バーコードは,
図3(a)に示すように,感熱記録媒体1に,波長63
0nm付近の光を光源101より入射角45°で入射
し,感熱記録媒体1の入射点の垂線より反対側15°以
内に受光部(センサー)102を設置し,反射量の多い
方を“白バー“,少ない方を“黒バー“として,散乱反
射光を検出することにより読み取りを行っている。すな
わち,溶融破壊部は“黒バー“,溶融非破壊部(金属薄
膜層の残部)は“白バー“として認識されなければなら
ないのに対し,使用する金属薄膜層2(Sn,Al等)
は正反射するため,受光部102に光が反射せず,非破
壊部も“黒バー“として読み取られてしまう。
部,非破壊部のコントラストにより可視情報を印字記録
する感熱記録媒体は,バーコード,OCR文字,氏名,
有効期限などの個別情報を記録するものとして用いられ
ている。このような感熱記録媒体の印字方式において
は,光学読み取りを行うもの,例えば,バーコードは,
図3(a)に示すように,感熱記録媒体1に,波長63
0nm付近の光を光源101より入射角45°で入射
し,感熱記録媒体1の入射点の垂線より反対側15°以
内に受光部(センサー)102を設置し,反射量の多い
方を“白バー“,少ない方を“黒バー“として,散乱反
射光を検出することにより読み取りを行っている。すな
わち,溶融破壊部は“黒バー“,溶融非破壊部(金属薄
膜層の残部)は“白バー“として認識されなければなら
ないのに対し,使用する金属薄膜層2(Sn,Al等)
は正反射するため,受光部102に光が反射せず,非破
壊部も“黒バー“として読み取られてしまう。
【0003】また,図3(b)に示すように,肉眼によ
る視認性についても,金属薄膜層2が,照明光103ま
たは照明光104からの光を正反射する場合に,各照明
光103,104と肉眼110の位置により,破壊部1
05,106ならびに非破壊部107,108ともに反
射光が確認されず,文字,図形等の情報が見えにくい。
る視認性についても,金属薄膜層2が,照明光103ま
たは照明光104からの光を正反射する場合に,各照明
光103,104と肉眼110の位置により,破壊部1
05,106ならびに非破壊部107,108ともに反
射光が確認されず,文字,図形等の情報が見えにくい。
【0004】このために,金属薄膜層2の背面に,金属
薄膜層2の表面の反射率を低下させて金属光沢を減少さ
せるための下地層3を設ける提案がある。まず,金属薄
膜層2の背面に,下地層を構成する樹脂中に,該樹脂と
相溶しない樹脂を混入し分散させ,(例えば,塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体樹脂に,非相溶性のウレタン樹
脂等を分散させる)表面に凹凸を有する下地層3を形成
した場合,金属薄膜層2の表面に均一で微細な凹凸を形
成することが難しく,安定したバーコードの読み取り性
能が得られない。また,層内剥離を生じ易くなり,耐久
性を求められる用途には使用できない欠点を持つ。さら
に,リン酸エステル等の界面活性剤を添加した場合,効
果を得るためには,多量に添加する必要があり,その場
合に,金属薄膜層2との接着が著しく悪くなる。
薄膜層2の表面の反射率を低下させて金属光沢を減少さ
せるための下地層3を設ける提案がある。まず,金属薄
膜層2の背面に,下地層を構成する樹脂中に,該樹脂と
相溶しない樹脂を混入し分散させ,(例えば,塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体樹脂に,非相溶性のウレタン樹
脂等を分散させる)表面に凹凸を有する下地層3を形成
した場合,金属薄膜層2の表面に均一で微細な凹凸を形
成することが難しく,安定したバーコードの読み取り性
能が得られない。また,層内剥離を生じ易くなり,耐久
性を求められる用途には使用できない欠点を持つ。さら
に,リン酸エステル等の界面活性剤を添加した場合,効
果を得るためには,多量に添加する必要があり,その場
合に,金属薄膜層2との接着が著しく悪くなる。
【0005】また,金属薄膜層2の背面に,金属薄膜層
2の表面を粗面化する顔料,有機系微粒子等を含有する
下地層3を形成することも提案されている。しかし,ま
ず,カーボンブラックを添加した下地層を形成した場
合,粒径が0.1μm以下であり,目的の光拡散が得ら
れない。また,下地層にマイクロシリカを添加した場
合,ポーラスな結晶構造であるため安定な金属薄膜層2
が得られず,十分なコントラストが得られない。さら
に,尿素−ホルマリン樹脂,スチレン/メタクリル酸共
重合体,ポリスチレン等の有機系ポリマー微粒子を添加
した下地層を形成した場合,十分な効果を得るために
は,多量に添加する必要があり,その場合,金属薄膜層
2との接着力の低下,層内剥離を生じ易くなる。
2の表面を粗面化する顔料,有機系微粒子等を含有する
下地層3を形成することも提案されている。しかし,ま
ず,カーボンブラックを添加した下地層を形成した場
合,粒径が0.1μm以下であり,目的の光拡散が得ら
れない。また,下地層にマイクロシリカを添加した場
合,ポーラスな結晶構造であるため安定な金属薄膜層2
が得られず,十分なコントラストが得られない。さら
に,尿素−ホルマリン樹脂,スチレン/メタクリル酸共
重合体,ポリスチレン等の有機系ポリマー微粒子を添加
した下地層を形成した場合,十分な効果を得るために
は,多量に添加する必要があり,その場合,金属薄膜層
2との接着力の低下,層内剥離を生じ易くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,感熱記録媒
体の金属薄膜層の適正な反射率を確保して,熱破壊印字
の視認性向上と光学的読み取り性の向上を図ることを課
題とする。
体の金属薄膜層の適正な反射率を確保して,熱破壊印字
の視認性向上と光学的読み取り性の向上を図ることを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
手段は,金属薄膜層を溶融破壊して破壊部,非破壊部の
コントラストにより可視情報を記録する感熱記録媒体で
あって,前記金属薄膜層の背面に無機顔料を添加した樹
脂バインダーからなる下地層を配設し,金属薄膜層の反
射率を15〜45%としたことを特徴とする感熱記録媒
体である。本発明の請求項2記載の手段は,前記金属薄
膜層2が金属蒸着層であることを特徴とする請求項1記
載の感熱記録媒体である。本発明の請求項3記載の手段
は,前記無機顔料がMgCO3 ,CaCO3 ,BaSO
4 あるいはその混合物から選ばれ,その平均粒径が0.
5〜20μm,下地層の樹脂固形分に対する重量比が
0.2〜2.0であることを特徴とする請求項1〜2い
ずれか1項に記載の感熱記録媒体である。
手段は,金属薄膜層を溶融破壊して破壊部,非破壊部の
コントラストにより可視情報を記録する感熱記録媒体で
あって,前記金属薄膜層の背面に無機顔料を添加した樹
脂バインダーからなる下地層を配設し,金属薄膜層の反
射率を15〜45%としたことを特徴とする感熱記録媒
体である。本発明の請求項2記載の手段は,前記金属薄
膜層2が金属蒸着層であることを特徴とする請求項1記
載の感熱記録媒体である。本発明の請求項3記載の手段
は,前記無機顔料がMgCO3 ,CaCO3 ,BaSO
4 あるいはその混合物から選ばれ,その平均粒径が0.
5〜20μm,下地層の樹脂固形分に対する重量比が
0.2〜2.0であることを特徴とする請求項1〜2い
ずれか1項に記載の感熱記録媒体である。
【0008】本発明の感熱記録媒体1の層構成は,図2
(a)〜図2(d)にその実施例の模式的な断面図が示
される。図2の各図の構成において,いずれも,感熱記
録媒体1の基材4の上側に金属薄膜層2を有し,金属薄
膜層2の背面には,無機顔料を添加した樹脂バインダー
からなる下地層2が設けられている。そして,感熱記録
媒体1の金属薄膜層2を溶融破壊した際に破壊部の下側
に着色部が設けられる。着色部は図2(a)に示すよう
に,下地層3と基材4との間に着色層5を設ける方法,
図2(b)に示すように,基材4そのものを着色する方
法,図2(c)のように基材4を透明にして基材4の下
側に設けた粘着剤層7を着色する方法,あるいは,図2
(d)に示すように,基材4を透明にして基材4の下側
に着色層5を設ける方法等をとることができる。また,
必要に応じ,感熱記録媒体1の金属薄膜層2の表面には
保護層6を設け,感熱記録媒体1の最下側には粘着剤層
7と剥離紙8を設けて,感熱記録媒体1に貼着性を持た
せることができる。
(a)〜図2(d)にその実施例の模式的な断面図が示
される。図2の各図の構成において,いずれも,感熱記
録媒体1の基材4の上側に金属薄膜層2を有し,金属薄
膜層2の背面には,無機顔料を添加した樹脂バインダー
からなる下地層2が設けられている。そして,感熱記録
媒体1の金属薄膜層2を溶融破壊した際に破壊部の下側
に着色部が設けられる。着色部は図2(a)に示すよう
に,下地層3と基材4との間に着色層5を設ける方法,
図2(b)に示すように,基材4そのものを着色する方
法,図2(c)のように基材4を透明にして基材4の下
側に設けた粘着剤層7を着色する方法,あるいは,図2
(d)に示すように,基材4を透明にして基材4の下側
に着色層5を設ける方法等をとることができる。また,
必要に応じ,感熱記録媒体1の金属薄膜層2の表面には
保護層6を設け,感熱記録媒体1の最下側には粘着剤層
7と剥離紙8を設けて,感熱記録媒体1に貼着性を持た
せることができる。
【0009】基材4は,シート状あるいは板状を呈して
おり,この基材4としてはナイロン,セルロースジアセ
テート,セルローストリアセテート,ポリスチレン,ポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル,ポリイミ
ド,ポリカーボネート,などのプラスチック類,銅,ア
ルミニウムなどの金属,紙,含浸紙等を単独であるいは
組み合わせて複合体として用いることができる。基体と
して要求される物性,例えば,強度,剛性,隠蔽性,光
不透過性等を考慮して上記材料の中から好ましいものを
適宜選定すればよい。
おり,この基材4としてはナイロン,セルロースジアセ
テート,セルローストリアセテート,ポリスチレン,ポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル,ポリイミ
ド,ポリカーボネート,などのプラスチック類,銅,ア
ルミニウムなどの金属,紙,含浸紙等を単独であるいは
組み合わせて複合体として用いることができる。基体と
して要求される物性,例えば,強度,剛性,隠蔽性,光
不透過性等を考慮して上記材料の中から好ましいものを
適宜選定すればよい。
【0010】下地層3は,無機顔料として,好適には,
MgCO3 ,CaCO3 ,BaSO4 あるいはその混合
物から選ばれ,その平均粒径が0.5〜20μm(好ま
しくは1〜15μm)で,樹脂バインダーに添加された
状態で,基材4上に設けられている。上記の無機顔料
は,比較的添加量が少なくて良好な結果が得られる。ま
た,金属薄膜層2との接着力に影響を及ぼさない。加え
て,耐熱性を持ち,金属薄膜層2の形成(特に真空蒸着
法)時に影響が少ない。さらに,上記の無機顔料は,粒
子がポーラスでないため,表面積が大きい多孔質の場合
に比し,金属薄膜層2を蒸着法で形成する場合,金属粒
子が吸着されることがなく,安定した金属薄膜層2が得
られ,隠蔽性に優れ,破壊部と非破壊部との間に十分な
コントラストが得られる。また,上記の無機顔料は,そ
の平均粒径が0.5μmより小さい場合には,非破壊部
の反射率が低下せず,効果が得られない。また,平均粒
径が20μmより大きい場合には,印字感度が低下し,
金属薄膜層2との接着力も低下する。結合力低下により
層内剥離を起こしやすい。
MgCO3 ,CaCO3 ,BaSO4 あるいはその混合
物から選ばれ,その平均粒径が0.5〜20μm(好ま
しくは1〜15μm)で,樹脂バインダーに添加された
状態で,基材4上に設けられている。上記の無機顔料
は,比較的添加量が少なくて良好な結果が得られる。ま
た,金属薄膜層2との接着力に影響を及ぼさない。加え
て,耐熱性を持ち,金属薄膜層2の形成(特に真空蒸着
法)時に影響が少ない。さらに,上記の無機顔料は,粒
子がポーラスでないため,表面積が大きい多孔質の場合
に比し,金属薄膜層2を蒸着法で形成する場合,金属粒
子が吸着されることがなく,安定した金属薄膜層2が得
られ,隠蔽性に優れ,破壊部と非破壊部との間に十分な
コントラストが得られる。また,上記の無機顔料は,そ
の平均粒径が0.5μmより小さい場合には,非破壊部
の反射率が低下せず,効果が得られない。また,平均粒
径が20μmより大きい場合には,印字感度が低下し,
金属薄膜層2との接着力も低下する。結合力低下により
層内剥離を起こしやすい。
【0011】基材4上に,無機顔料を添加した樹脂バイ
ンダーを塗布するにあたっては,無機顔料は,樹脂固形
分に対する重量比(P/V比)として,0.2〜2.0
(好ましくは0.5〜1.0)が用いられる。バインダ
ー樹脂としては,ブチラール樹脂,塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体樹脂,ウレタン樹脂,ポリエステル樹脂,
セルロース系樹脂,アクリル樹脂,スチレン/マレイン
酸共重合体樹脂等が用いられ,必要に応じてニトリルゴ
ムなどのゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマーなど
が添加される。また,無機顔料粒子が上記樹脂中に分散
されてなる分散物中に,必要に応じて,界面活性剤,シ
ランカップリング剤,ワックス,シリコーンオイル,カ
ーボンその他の顔料を添加することもできる。無機顔料
の添加量として,上記樹脂固形分に対する重量比が0.
2より少ない場合には,非破壊部の反射率が低下せず,
効果が得られない。また,樹脂固形分に対する重量比が
2より多い場合には,印字感度が低下し,金属薄膜層2
との接着力も低下する。また,結合力低下により層内剥
離を起こしやすい。
ンダーを塗布するにあたっては,無機顔料は,樹脂固形
分に対する重量比(P/V比)として,0.2〜2.0
(好ましくは0.5〜1.0)が用いられる。バインダ
ー樹脂としては,ブチラール樹脂,塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体樹脂,ウレタン樹脂,ポリエステル樹脂,
セルロース系樹脂,アクリル樹脂,スチレン/マレイン
酸共重合体樹脂等が用いられ,必要に応じてニトリルゴ
ムなどのゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマーなど
が添加される。また,無機顔料粒子が上記樹脂中に分散
されてなる分散物中に,必要に応じて,界面活性剤,シ
ランカップリング剤,ワックス,シリコーンオイル,カ
ーボンその他の顔料を添加することもできる。無機顔料
の添加量として,上記樹脂固形分に対する重量比が0.
2より少ない場合には,非破壊部の反射率が低下せず,
効果が得られない。また,樹脂固形分に対する重量比が
2より多い場合には,印字感度が低下し,金属薄膜層2
との接着力も低下する。また,結合力低下により層内剥
離を起こしやすい。
【0012】金属薄膜層2は,Sn,Te,Sb,I
n,Al,Bi,Pb,Zn等の金属あるいはこれらの
合金もしくはTe−カーバイトなどの上記金属の化合物
を,真空蒸着法,スパッタリング法,めっき法などによ
り基材4上(あるいは図1(a)においては着色層5
上)に形成することができる。この金属薄膜層2は,感
熱記録層としての役割を果たすため,低融点を有するこ
とが好ましい。また,金属薄膜層2の膜厚は,100Å
〜1μm好ましくは,500〜1000Å程度である。
n,Al,Bi,Pb,Zn等の金属あるいはこれらの
合金もしくはTe−カーバイトなどの上記金属の化合物
を,真空蒸着法,スパッタリング法,めっき法などによ
り基材4上(あるいは図1(a)においては着色層5
上)に形成することができる。この金属薄膜層2は,感
熱記録層としての役割を果たすため,低融点を有するこ
とが好ましい。また,金属薄膜層2の膜厚は,100Å
〜1μm好ましくは,500〜1000Å程度である。
【0013】着色層5は,エチルセルロース,エチルヒ
ドロキシエチルセルロース,セルロースアセテートプロ
ピオネート,酢酸セルロースなどのセルロース誘導体,
ポリスチレン,ポリ−α−メチルスチレンなどのスチレ
ン樹脂あるいはスチレン共重合樹脂,ポリメメタクリル
酸メチル,ポリメメタクリル酸エチル,ポリアクリル酸
エチル,ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂また
はメタアクリル樹脂の単独あるいは共重合樹脂,ロジ
ン,ロジン変成マレイン酸樹脂,ロジン変成フェノール
樹脂,重合ロジンなどのロジンエステル樹脂,ポリ酢酸
ビニル樹脂,クマロン樹脂,ビニルトルエン樹脂,塩化
ビニル樹脂,ポリエステル樹脂,ブチラール樹脂などの
バインダーに着色すべき色に応じて各種の顔料を添加
し,さらに必要に応じて,可塑剤,安定剤,ワックス,
グリース,乾燥剤,乾燥補助剤,硬化剤,増粘剤,分散
剤を添加した後,溶剤あるいは希釈剤で充分に混練して
なる着色塗料あるいはインキを用いて,通常のグラビア
法,ロ−ル法,ナイフエッジ法,オフセット法などの塗
布方法あるいは印刷方法により形成できる。
ドロキシエチルセルロース,セルロースアセテートプロ
ピオネート,酢酸セルロースなどのセルロース誘導体,
ポリスチレン,ポリ−α−メチルスチレンなどのスチレ
ン樹脂あるいはスチレン共重合樹脂,ポリメメタクリル
酸メチル,ポリメメタクリル酸エチル,ポリアクリル酸
エチル,ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂また
はメタアクリル樹脂の単独あるいは共重合樹脂,ロジ
ン,ロジン変成マレイン酸樹脂,ロジン変成フェノール
樹脂,重合ロジンなどのロジンエステル樹脂,ポリ酢酸
ビニル樹脂,クマロン樹脂,ビニルトルエン樹脂,塩化
ビニル樹脂,ポリエステル樹脂,ブチラール樹脂などの
バインダーに着色すべき色に応じて各種の顔料を添加
し,さらに必要に応じて,可塑剤,安定剤,ワックス,
グリース,乾燥剤,乾燥補助剤,硬化剤,増粘剤,分散
剤を添加した後,溶剤あるいは希釈剤で充分に混練して
なる着色塗料あるいはインキを用いて,通常のグラビア
法,ロ−ル法,ナイフエッジ法,オフセット法などの塗
布方法あるいは印刷方法により形成できる。
【0014】保護層6は,合成樹脂フイルムをラミネー
トするか,エクストルージョンコート法によるか,ある
いは合成樹脂塗料を塗布することなどによって形成する
ことができる。保護層6を形成する合成樹脂は,用途あ
るいは他層との密着性などを考慮して,上記着色層5を
形成するに際して用いられた合成樹脂類と同様なものが
広く用いられ得る。特に,熱硬化型の合成樹脂を用いる
と,表面の硬度,汚染の防止という点で有利であり,さ
らに紫外線硬化型の合成樹脂を含む塗料を用いれば,塗
布後の硬化が瞬時に行えるので好ましい。また保護層6
中にシリコ−ンなどを添加して表面を剥離性とすること
もできる。また,粘着剤層7及び剥離紙8は通常の方法
により最終的にラミネート加工により形成することがで
きる。上記の金属薄膜層2の反射率は15%より小さい
場合は,コントラスト不十分であり,反射率が45%よ
り大きい場合にもコントラスト不十分で,かつ,表面凹
凸による印字感度が低下する。
トするか,エクストルージョンコート法によるか,ある
いは合成樹脂塗料を塗布することなどによって形成する
ことができる。保護層6を形成する合成樹脂は,用途あ
るいは他層との密着性などを考慮して,上記着色層5を
形成するに際して用いられた合成樹脂類と同様なものが
広く用いられ得る。特に,熱硬化型の合成樹脂を用いる
と,表面の硬度,汚染の防止という点で有利であり,さ
らに紫外線硬化型の合成樹脂を含む塗料を用いれば,塗
布後の硬化が瞬時に行えるので好ましい。また保護層6
中にシリコ−ンなどを添加して表面を剥離性とすること
もできる。また,粘着剤層7及び剥離紙8は通常の方法
により最終的にラミネート加工により形成することがで
きる。上記の金属薄膜層2の反射率は15%より小さい
場合は,コントラスト不十分であり,反射率が45%よ
り大きい場合にもコントラスト不十分で,かつ,表面凹
凸による印字感度が低下する。
【0015】
【作用】本発明においては,金属薄膜層を溶融破壊して
破壊部,非破壊部のコントラストにより可視情報を記録
する感熱記録媒体の金属薄膜層の背面に無機顔料を添加
した樹脂バインダーからなる下地層を設けて,読み取り
装置からの入射光に対する金属薄膜層の反射率を15〜
45%としたことにより,金属薄膜層の適正な反射率を
確保して,熱破壊印字の視認性向上と光学読み取り性の
向上を図ることができる。
破壊部,非破壊部のコントラストにより可視情報を記録
する感熱記録媒体の金属薄膜層の背面に無機顔料を添加
した樹脂バインダーからなる下地層を設けて,読み取り
装置からの入射光に対する金属薄膜層の反射率を15〜
45%としたことにより,金属薄膜層の適正な反射率を
確保して,熱破壊印字の視認性向上と光学読み取り性の
向上を図ることができる。
【0016】
【実施例】以下,本発明を実施例により説明する。 (実施例1)図1(a)の層構成の例を挙げる。基材4
として,50μm厚みの透明なポリエステル樹脂フイル
ムを用い,着色層5を以下の組成物を用いてコーティン
グ法により形成した。 着色層5: 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100重量部 カーボン 30重量部 MEK 75重量部 トルエン 90重量部 ついで,下地層3を以下の組成物を用いてコーティング
法により形成した。 下地層3: 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100重量部 MgCO3 (平均粒径:10μm) 50重量部(P/
V=0.5) MEK 100重量部 トルエン 120重量部 次に,金属薄膜層2として,真空蒸着法によりSnを5
00Å厚みに形成した。更に,金属薄膜層2上に保護層
6を以下の組成物を用いてコーティング法により形成し
た。 保護層6: アクリル樹脂 100重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 80重量部 ポリエチレンワックス 12重量部 マイクロシリカ 8重量部 トルエン 100重量部 MEK 100重量部 最終的に,粘着剤層7と剥離紙8をラミネート加工法に
より形成した。
として,50μm厚みの透明なポリエステル樹脂フイル
ムを用い,着色層5を以下の組成物を用いてコーティン
グ法により形成した。 着色層5: 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100重量部 カーボン 30重量部 MEK 75重量部 トルエン 90重量部 ついで,下地層3を以下の組成物を用いてコーティング
法により形成した。 下地層3: 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100重量部 MgCO3 (平均粒径:10μm) 50重量部(P/
V=0.5) MEK 100重量部 トルエン 120重量部 次に,金属薄膜層2として,真空蒸着法によりSnを5
00Å厚みに形成した。更に,金属薄膜層2上に保護層
6を以下の組成物を用いてコーティング法により形成し
た。 保護層6: アクリル樹脂 100重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 80重量部 ポリエチレンワックス 12重量部 マイクロシリカ 8重量部 トルエン 100重量部 MEK 100重量部 最終的に,粘着剤層7と剥離紙8をラミネート加工法に
より形成した。
【0017】サーマルヘッドを用いて,印加エネルギー
密度1.0mJ/dotで印字したところ,以下の評価
が得られた。 評価: 接着: 良好(着色層5/下地層3/金属薄膜層2)の セロファンテープによる強剥離試験の結果 反射率: 非破壊部:25%,破壊部:1% PCS:0.96 (マクベス濃度反射計 PCM−II) 印字適正: 良好(破壊部反射率にて15%以上は視認性が 極端に低下する) バーコード読み取り性能: 良好(JIS X 0502では,PCSを0.75以上 と規定。ただし,実際的にハードを選ばない場合は, 0.85以上必要) 図1は,従来のバーコード読み取り光学系図1(a)に
相当する図であり,金属薄膜層2の表面が下地層3の影
響により正反射から拡散光109に変化したことを示
す。
密度1.0mJ/dotで印字したところ,以下の評価
が得られた。 評価: 接着: 良好(着色層5/下地層3/金属薄膜層2)の セロファンテープによる強剥離試験の結果 反射率: 非破壊部:25%,破壊部:1% PCS:0.96 (マクベス濃度反射計 PCM−II) 印字適正: 良好(破壊部反射率にて15%以上は視認性が 極端に低下する) バーコード読み取り性能: 良好(JIS X 0502では,PCSを0.75以上 と規定。ただし,実際的にハードを選ばない場合は, 0.85以上必要) 図1は,従来のバーコード読み取り光学系図1(a)に
相当する図であり,金属薄膜層2の表面が下地層3の影
響により正反射から拡散光109に変化したことを示
す。
【0018】(実施例2)実施例1において,着色層5
を無くし,基材4として黒色の50μmのポリエステル
フイルム(東レ(株)製X−21)を用いたほかは同一
条件で実施した。その結果,評価は下の通り。 評価: 接着: (下地層3/金属薄膜層2)のセロファンテープ による強剥離試験の結果良好 反射率: 非破壊部:25%,破壊部:2%,PCS:0.92 印字適正: 良好 バーコード読み取り性能: 良好
を無くし,基材4として黒色の50μmのポリエステル
フイルム(東レ(株)製X−21)を用いたほかは同一
条件で実施した。その結果,評価は下の通り。 評価: 接着: (下地層3/金属薄膜層2)のセロファンテープ による強剥離試験の結果良好 反射率: 非破壊部:25%,破壊部:2%,PCS:0.92 印字適正: 良好 バーコード読み取り性能: 良好
【0019】(実施例3〜7)及び(比較例1〜4)と
して実施例1の下地層3の添加剤,添加量を下記の表1
に記載する値に変えたほか,同一条件で実施した結果
を,上記実施例1及び実施例2を含めて表示した。それ
ぞれの例に応じて,下地層3の無機材料の材質,平均粒
径,樹脂固形分に対する重量比(P/V比),ならびに
各例での金属薄膜層2の反射率を非破壊部,破壊部,P
CS値で表した。表1の反射率において数値の前に×印
を付した結果は,結果が良くないことを示す。
して実施例1の下地層3の添加剤,添加量を下記の表1
に記載する値に変えたほか,同一条件で実施した結果
を,上記実施例1及び実施例2を含めて表示した。それ
ぞれの例に応じて,下地層3の無機材料の材質,平均粒
径,樹脂固形分に対する重量比(P/V比),ならびに
各例での金属薄膜層2の反射率を非破壊部,破壊部,P
CS値で表した。表1の反射率において数値の前に×印
を付した結果は,結果が良くないことを示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】感熱記録媒体の金属薄膜層の熱破壊印字
において,金属薄膜層表面に適切な凹凸を形成すること
により,光照射時に散乱光を発生させ,可視光受光方式
を利用したバーコード等の光学読み取り性能を向上させ
るとともに,視認性の向上をはかることができる。特
に,工程管理用,備品管理用,銘板,ネームなど光学読
み取りにより管理を行うバーコード管理ラベル用途にお
いて,熱,光,気候,薬品,擦過等に耐久性を要求され
る過酷な条件で使用される媒体として適している。
において,金属薄膜層表面に適切な凹凸を形成すること
により,光照射時に散乱光を発生させ,可視光受光方式
を利用したバーコード等の光学読み取り性能を向上させ
るとともに,視認性の向上をはかることができる。特
に,工程管理用,備品管理用,銘板,ネームなど光学読
み取りにより管理を行うバーコード管理ラベル用途にお
いて,熱,光,気候,薬品,擦過等に耐久性を要求され
る過酷な条件で使用される媒体として適している。
【図1】本発明実施例の感熱記録媒体のバーコード読み
取り光学系を説明する概念図である。
取り光学系を説明する概念図である。
【図2】本発明の感熱記録媒体の層構成の実施例を示す
模式的な断面図である。
模式的な断面図である。
【図3】従来の感熱記録媒体の光に対する反射状況を説
明する概念図であり,図3(a)はバーコード読み取り
光学系,図3(b)は肉眼による視認性を示す。
明する概念図であり,図3(a)はバーコード読み取り
光学系,図3(b)は肉眼による視認性を示す。
【符号の説明】 1 感熱記録媒体 2 金属薄膜層 3 下地層 4 基材 5 着色層 6 保護層 7 粘着剤層 8 剥離紙 101 光源 102 受光部 103 照明光 104 照明光 105 破壊部 106 破壊部 107 非破壊部 108 非破壊部 109 散乱光 110 肉眼 200 背面層
Claims (3)
- 【請求項1】 金属薄膜層を溶融破壊して破壊部,非破
壊部のコントラストにより可視情報を記録する感熱記録
媒体であって,前記金属薄膜層の背面に無機顔料を添加
した樹脂バインダーからなる下地層を配設し,金属薄膜
層の反射率を15〜45%としたことを特徴とする感熱
記録媒体。 - 【請求項2】 前記金属薄膜層2が金属蒸着層であるこ
とを特徴とする請求項1記載の感熱記録媒体。 - 【請求項3】 前記無機顔料がMgCO3 ,CaC
O3 ,BaSO4 あるいはその混合物から選ばれ,その
平均粒径が0.5〜20μm,下地層の樹脂固形分に対
する重量比が0.2〜2.0であることを特徴とする請
求項1〜2いずれか1項に記載の感熱記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6223991A JPH0858231A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 感熱記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6223991A JPH0858231A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 感熱記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0858231A true JPH0858231A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16806878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6223991A Pending JPH0858231A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 感熱記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0858231A (ja) |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP6223991A patent/JPH0858231A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5156709A (en) | Fusible white stripe transparency sheets | |
| JPH0858231A (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JPH08258415A (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JP2001199162A (ja) | 保護層転写シート | |
| WO1995000342A1 (en) | Process for the formation of a heat mode image | |
| JPH0536711Y2 (ja) | ||
| JPH08234665A (ja) | 透明粘着ラベル及び熱転写リボン一体型透明粘着ラベル | |
| JP2548914B2 (ja) | 記録媒体 | |
| JPH07266725A (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JPH0890915A (ja) | 感熱記録媒体 | |
| US6375784B1 (en) | Method of manufacturing reversible heat-sensitive recording medium and reversible heat-sensitive recording medium manufactured thereby | |
| JP3574296B2 (ja) | 可逆性感熱記録媒体 | |
| JP4416065B2 (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JPH0717103B2 (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JPH0719814Y2 (ja) | 光透過性を有する記録用シート | |
| JPH05229249A (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JPH10337972A (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JPH0939452A (ja) | 多色感熱記録媒体 | |
| JPH11138991A (ja) | 可逆性感熱記録シート | |
| JP2000062363A (ja) | 可逆性感熱記録媒体 | |
| JP3780978B2 (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| JPH1170740A (ja) | 印刷物およびこれに用いられる熱転写記録媒体 | |
| JPH05270153A (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JP2001039038A (ja) | 感熱転写媒体及び情報記録媒体 | |
| JP2000062326A (ja) | 可逆性感熱記録シートおよびそれを用いた情報表示媒体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030424 |