JPH0859937A - 防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents

防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィルム

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JPH0859937A
JPH0859937A JP19420494A JP19420494A JPH0859937A JP H0859937 A JPH0859937 A JP H0859937A JP 19420494 A JP19420494 A JP 19420494A JP 19420494 A JP19420494 A JP 19420494A JP H0859937 A JPH0859937 A JP H0859937A
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JP
Japan
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antibacterial
weight
antifungal
parts
vinyl chloride
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JP19420494A
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English (en)
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Kazuharu Torii
一春 鳥居
Kiyohito Hattori
清仁 服部
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初期の防菌防黴性が優れ、且つ同効果の持続
性が優れた防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィルムの提
供。 【構成】 塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、可
塑剤10〜120重量部、防菌防黴剤0.05〜2.0
重量部及び安定剤を0.1〜10重量部配合してなる塩
化ビニル系樹脂フィルムにおいて、可塑剤として2−プ
ロピルヘプタノールまたは2−プロピルヘプタノールと
4−メチル−2−プロピルヘキサノールとの混合物であ
って、4−メチル−2−プロピルヘキサノールの含有量
が30重量%以下であるものとフタル酸とのジエステル
を用いることを特徴とする防菌防黴性塩化ビニル系樹脂
フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、初期の防菌防黴効果が
優れ、且つ同効果の持続性が改良された防菌防黴性塩化
ビニル系樹脂フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂フィルムは、可塑剤の
配合量により、柔軟性を自由に調整できることから、防
水シーツ、ベビーパンツ、シャワーカーテン、テーブル
クロス、アコーディオンカーテン、床材、壁材、歯ブラ
シケース、デスクマット等広範囲に使用されているが、
可塑剤の影響により、細菌、黴が繁殖しやすいという問
題があり、この対策として、防菌防黴剤を配合してい
る。しかし、このような塩化ビニル系樹脂フィルムにお
いては、初期防菌防黴効果の優れるものは、洗濯、ドラ
イクリーニング等の繰り返しにより、同効果の低下度合
いが大きく、又逆に同効果の持続性が優れるものは、初
期の防菌防黴効果が小さいという欠点があり、両者を満
足するものは得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】初期の防菌防黴性が優
れ、且つ同効果の持続性が優れた防菌防黴性塩化ビニル
系樹脂フィルムの提供。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな従来技術の状況に鑑み、初期の防菌防黴効果が優
れ、且つ同効果の持続性が優れた防菌防黴性塩化ビニル
系樹脂フィルムを見出すべく鋭意検討を重ねた結果、2
−プロピルヘプタノールまたはこれを主成分とする炭素
数10のアルコールとフタル酸とのジエステルと、特定
の防菌防黴剤を配合した塩化ビニル系樹脂フィルムが優
れた効果を発揮することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の要旨は、塩化ビニル系樹脂100重量部
に対して、可塑剤10〜120重量部、防菌防黴剤0.
05〜2.0重量部及び安定剤を0.1〜10重量部配
合してなる塩化ビニル系樹脂フィルムにおいて、可塑剤
として2−プロピルヘプタノールまたは2−プロピルヘ
プタノールと4−メチル−2−プロピルヘキサノールと
の混合物(以下、合わせて「C10アルコール」とい
う)であって、4−メチル−2−プロピルヘキサノール
の含有量が30重量%以下であるものとフタル酸とのジ
エステルを用いることを特徴とする防菌防黴性塩化ビニ
ル系樹脂フィルム、に存する。
【0005】以下、本発明につき詳細に説明する。本発
明において塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニルの単独重
合体の他、塩化ビニルを主成分とする他の共重合可能な
コモノマーとの共重合体等、塩化ビニルを主な構成単位
とする樹脂をいう。共重合可能なコモノマーとしては、
例えばエチレン、プロピレン、アクリロニトリル、酢酸
ビニル、マレイン酸またはそのエステル、アクリル酸ま
たはそのエステル、メタクリル酸またはそのエステルが
挙げられる。本発明の防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィ
ルムには、可塑剤としてC10アルコールとフタル酸と
のジエステルを使用する。C10アルコールは、その中
の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピ
ルヘキサノールの重量比(以下「C10アルコール組成
比」と記す)が、100/0〜70/30、好ましくは
100/0〜80/20の範囲にあるものを用いる。C
10アルコールの組成比が、70/30よりも2−プロ
ピルヘプタノールが少なくなると、初期の防菌防黴効果
が低下する。
【0006】C10アルコールの組成比が100/0〜
80/20の範囲にあるときが、特に防菌防黴効果に優
れた防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィルムが得られる。
本発明の防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィルムで用いら
れる可塑剤の量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対
して10〜120重量部、好ましくは20〜110重量
部である。可塑剤量が10重量部未満であると、初期の
防菌防黴効果が発現されず、120重量部を越えると、
可塑剤のブリードにより、防菌防黴剤が漏出し、防菌防
黴効果の持続性が低下する。本発明の防菌防黴性塩化ビ
ニル系樹脂フィルムで用いる防菌防黴剤は、通常使用さ
れる防菌防黴剤であればいずれでも良く、例えば、フェ
ノールエーテル系、リン酸カルシウム−銀系、ゼオライ
ト−銀系、ベンズイミダゾール系、第4級アンモニウム
塩、ハロアルキルチオ系及びピリジン系が挙げられる。
【0007】例えば、フェノールエーテル系としては、
10,10’−オキシビスフェノキサアルシン、リン酸
カルシウム−銀系としては、アパサイダーA((株)サ
ンギ)、ゼオライト−銀系としては、バクテキラー(ニ
チメン(株))、ベンズイミダゾール系としては、2−
(4−チアゾル)ベンズイミダゾール、2−ベンズイミ
ダゾールカルバミン酸メチル、2−(メトキシカルボニ
ル)ベンズイミダゾール、第4級アンモニウム塩として
は、セシルジメチルエチルアンモニウムブロミド、N−
(3−クロルアリル)ヘキシミニウムクロリド、ヘキサ
デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ハロア
ルキルチオ系としては、N−(フルオロジクロロメチル
チオ)フタルイミド、N,N−ジメチル−N’−(ジク
ロロフルオロメチル)チオ−N’−フェニルスルファミ
ド、ピリジン系としては、2,3,5,6−テトラクロ
ル−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2−ピリジオ
ール−1−オキシドナトリウム、2−ピリジンチオール
−1−オキシド亜鉛が挙げられるが、本発明はこれに限
定されるものではない。
【0008】本発明の防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィ
ルムで用いる防菌防黴剤の量は、塩化ビニル系樹脂10
0重量部に対して0.05〜2.0重量部、好ましくは
0.1〜1.5重量部である。防菌防黴剤の量が0.0
5重量部未満であると、充分な防菌防黴効果が得られ
ず、2.0重量部を越えると、フィルムの製膜加工時、
熱による樹脂の劣化を促進し、変色を大きくしたり、フ
ィルム使用時、防菌防黴剤のフィルム表面へのブルーム
が多くなり、衛生上問題がある。
【0009】本発明の防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィ
ルムで用いる安定剤は、塩化ビニル系樹脂用の安定剤で
あれば、本発明の目的を損なわない範囲で特に制限なく
使用でき、例えば、バリウム−亜鉛系、カルシウム−亜
鉛系、錫系、鉛系及びマグネシウム、アルミニウム、ケ
イ素等の無機塩を主成分とした安定剤を用いることがで
きる。安定剤の使用量は、塩化ビニル系樹脂100重量
部に対して、0.1〜10重量部、好ましくは、1〜5
重量部の範囲で使用する。安定剤の使用量が0.1重量
部未満では、製膜加工時の熱安定性が充分でなく、製膜
が難しくなり、10重量部を越えて使用すると、製膜
後、経時変化によりブリード、ブルームが発生し、製品
として使用ができなくなる。
【0010】本発明の防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィ
ルムには、本発明の目的を損なわない範囲で、上述の必
須成分の他に、通常塩化ビニル系樹脂フィルムに使用さ
れる添加剤、例えば、滑剤、難燃剤、充填剤、着色剤、
紫外線吸収剤等を使用してもよい。滑剤としては、高級
脂肪酸またはその金属塩類、各種パラフィン、高級アル
コール類、天然ワックス類等が、難燃剤としては、三酸
化アンチモン、水酸化アルミニウム、トリアリールフォ
スフェート等のリン酸エステル類等が、充填剤としては
炭酸カルシウム、クレー、タルク、シリカ系微粉末等が
挙げられる。本発明の防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィ
ルムは、塩化ビニル系樹脂に上述の配合成分に各種の添
加剤を必要に応じ添加、混合し製膜する。混合機として
は、塩化ビニル系樹脂の加工に通常使用される、ブレン
ダー、スーパーミキサー、バンバリーミキサー、ミルロ
ール等が用いられ、これら混合した組成物をカレンダー
ロール、押出機等により製膜する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施の態様を実施例を用いて
更に詳しく説明するが、本発明は、その要旨を越えない
限り、以下の実施例に限定されるものではない。 <塩化ビニル樹脂フィルムの評価> (1)防菌性 シェイクフラスコ法(黄色ブドウ状球菌の、24時間処
理後の滅菌率を示す)により、評価した。
【0012】
【数1】
【0013】(2)防黴性 JIS Z2911(培養1週間後の菌糸の発育状態を
観察)により評価した。なお、評価基準は次の通りであ
る。 3:試験片の接種した部分に菌糸の発育が認められな
い。 2:試験片の接種した部分の菌糸の発育面積が1/3を
こえない。 1:試験片の接種した部分の菌糸の発育面積が1/3を
こえる。 (3)ブリード性、ブルーム性 40℃×7日ギヤオーブンで処理後、フィルム表面を目
視観察した。 (4)熱変色性 180℃×40分ギヤオーブンで処理後、フィルムの変
色状態を、初期のそれぞれとグレースケールで等級評価
した。 グレースケール:JIS L0804 評価:変色無←5−4−3−2−1→変色著しい
【0014】実施例1〜9、比較例1 〔実施例1〕塩化ビニル樹脂(三菱化成ビニル(株)製
KR800)100重量部、可塑剤としてC10アル
コール中の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2
−プロピルヘキサノール組成比が、100/0のフタル
酸ジエステルを80重量部、ベンズイミダゾール系防菌
防黴剤2−(4−チアゾル)ベンズイミダゾール1.0
重量部及びバリウム−亜鉛系安定剤(共同薬品(株)製
KV−69L−3)3重量部をビーカー中で予備混合
した後、表面温度170℃のカレンダーロールで5分間
混練し、100μm厚みのフィルムに製膜した。得られ
たフィルムについて評価し、結果を表−1に示した。 〔実施例2〕可塑剤として、C10アルコール中の2−
プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘキ
サノール組成比が70/30のフタル酸ジエステルを使
用する以外は、実施例1と同様にしてフィルムに製膜し
た。得られたフィルムについて評価し、結果を表−1に
示した。
【0015】〔実施例3〕可塑剤として、C10アルコ
ール中の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−
プロピルヘキサノール組成比が80/20のフタル酸ジ
エステルを使用する以外は、実施例1と同様にしてフィ
ルムに製膜した。得られたフィルムについて評価し、結
果を表−1に示した。 〔実施例4〕可塑剤として、C10アルコール中の2−
プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘキ
サノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを使
用し、防菌防黴剤としてフェノールエーテル系防菌防黴
剤10,10’−オキシビスフェノキサアルシンを使用
する以外は、実施例1と同様にしてフィルムに製膜し
た。得られたフィルムについて評価し、結果を表−1に
示した。
【0016】〔実施例5〕可塑剤として、C10アルコ
ール中の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−
プロピルヘキサノール組成比が80/20のフタル酸ジ
エステルを使用し、防菌防黴剤としてリン酸カルシウム
−銀系防菌防黴剤アパサイダーA((株)サンギ)を使
用する以外は、実施例1と同様にしてフィルムに製膜し
た。得られたフィルムについて評価し、結果を表−1に
示した。 〔実施例6〕可塑剤として、C10アルコール中の2−
プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘキ
サノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを使
用し、防菌防黴剤としてゼオライト−銀系防菌防黴剤バ
クテキラー(ニチメン((株)を使用する以外は、実施
例1と同様にしてフィルムに製膜した。得られたフィル
ムについて評価し、結果を表−1に示した。
【0017】〔実施例7〕可塑剤として、C10アルコ
ール中の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−
プロピルヘキサノール組成比が80/20のフタル酸ジ
エステルを使用し、防菌防黴剤として第4級アンモニウ
ム塩系防菌防黴剤セシルジメチルエチルアンモニウムブ
ロミドを使用する以外は、実施例1と同様にしてフィル
ムに製膜した。得られたフィルムについて評価し、結果
を表−1に示した。 〔実施例8〕可塑剤として、C10アルコール中の2−
プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘキ
サノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを使
用し、防菌防黴剤としてハロアルキルチオ系防菌防黴剤
N−(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイミドを使
用する以外は、実施例1と同様にしてフィルムに製膜し
た。得られたフィルムについて評価し、結果を表−1に
示した。
【0018】〔実施例9〕可塑剤として、C10アルコ
ール中の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−
プロピルヘキサノール組成比が80/20のフタル酸ジ
エステルを使用し、防菌防黴剤としてピリジン系防菌防
黴剤2,3,5,6−テトラクロル−4−(メチルスル
ホニル)ピリジンを使用する以外は、実施例1と同様に
してフィルムに製膜した。得られたフィルムについて評
価し、結果を表−1に示した。 〔比較例1〕可塑剤として、C10アルコール中の2−
プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘキ
サノール組成比が60/40のフタル酸ジエステルを使
用する以外は、実施例1と同様にしてフィルムに製膜し
た。得られたフィルムについて評価し、結果を表−1に
示した。
【0019】実施例10〜11、比較例2〜3 〔実施例10〕可塑剤として、C10アルコール中の2
−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘ
キサノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを
10重量部配合した以外は、実施例1と同様にしてフィ
ルムに製膜した。得られたフィルムについて評価し、結
果を表−2に示した。 〔実施例11〕可塑剤として、C10アルコール中の2
−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘ
キサノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを
120重量部配合した以外は、実施例1と同様にしてフ
ィルムに製膜した。得られたフィルムについて評価し、
結果を表−2に示した。
【0020】〔比較例2〕可塑剤として、C10アルコ
ール中の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−
プロピルヘキサノール組成比が80/20のフタル酸ジ
エステルを5重量部配合した以外は、実施例1と同様に
してフィルムに製膜した。得られたフィルムについて評
価し、結果を表−2に示した。 〔比較例3〕可塑剤として、C10アルコール中の2−
プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘキ
サノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを1
40重量部配合した以外は、実施例1と同様にしてフィ
ルムに製膜した。得られたフィルムについて評価し、結
果を表−2に示した。
【0021】実施例12〜13、比較例4〜5 〔実施例12〕可塑剤として、C10アルコール中の2
−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘ
キサノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを
使用し、防菌防黴剤としてベンズイミダゾール系防菌防
黴剤2−(4−チアゾル)ベンズイミダゾールを0.0
5重量部配合する以外は、実施例1と同様にしてフィル
ムに製膜した。得られたフィルムについて評価し、結果
を表−3に示した。 〔実施例13〕可塑剤として、C10アルコール中の2
−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘ
キサノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを
使用し、防菌防黴剤としてベンズイミダゾール系防菌防
黴剤2−(4−チアゾル)ベンズイミダゾールを2.0
重量部配合する以外は、実施例1と同様にしてフィルム
に製膜した。得られたフィルムについて評価し、結果を
表−3に示した。
【0022】〔比較例4〕可塑剤として、C10アルコ
ール中の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−
プロピルヘキサノール組成比が80/20のフタル酸ジ
エステルを使用し、防菌防黴剤としてベンズイミダゾー
ル系防菌防黴剤2−(4−チアゾル)ベンズイミダゾー
ルを0.03重量部配合する以外は、実施例1と同様に
してフィルムに製膜した。得られたフィルムについて評
価し、結果を表−3に示した。 〔比較例5〕可塑剤として、C10アルコール中の2−
プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘキ
サノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを使
用し、防菌防黴剤としてベンズイミダゾール系防菌防黴
剤2−(4−チアゾル)ベンズイミダゾールを2.5重
量部配合する以外は、実施例1と同様にしてフィルムに
製膜した。得られたフィルムについて評価し、結果を表
−3に示した。
【0023】実施例14〜15、比較例6〜7 〔実施例14〕可塑剤として、C10アルコール中の2
−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘ
キサノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを
使用し、バリウム−亜鉛系安定剤0.1重量部を配合す
る以外は、実施例1と同様にしてフィルムに製膜した。
得られたフィルムを評価し、結果を表−4に示した。 〔実施例15〕可塑剤として、C10アルコール中の2
−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘ
キサノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを
使用し、バリウム−亜鉛系安定剤10重量部を配合する
以外は、実施例1と同様にしてフィルムに製膜した。得
られたフィルムを評価し、結果を表−4に示した。
【0024】〔比較例6〕可塑剤として、C10アルコ
ール中の2−プロピルヘプタノールと4−メチル−2−
プロピルヘキサノール組成比が80/20のフタル酸ジ
エステルを使用し、バリウム−亜鉛系安定剤0.05重
量部を配合する以外は、実施例1と同様にしてフィルム
に製膜した。得られたフィルムを評価し、結果を表−4
に示した。 〔比較例7〕可塑剤として、C10アルコール中の2−
プロピルヘプタノールと4−メチル−2−プロピルヘキ
サノール組成比が80/20のフタル酸ジエステルを使
用し、バリウム−亜鉛系安定剤12重量部を配合する以
外は、実施例1と同様にしてフィルムに製膜した。得ら
れたフィルムを評価し、結果を表−4に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】<評価結果>実施例1〜9、比較例1 表−1より次のことがわかる。C10アルコール組成比
100/0の実施例1、同70/30の実施例2、同8
0/20の実施例3は、シェイクフラスコ法の滅菌率が
99%と、非常に良好な防菌効果が見られた。因みに、
滅菌率が90%以上であれば、充分な防菌効果があると
認められる。これに対して、C10アルコール組成比6
0/40の比較例1では、滅菌率が45%であり、充分
な防菌効果があるとはいえない。また、C10アルコー
ル組成比80/20のベースで、フェノールエーテル系
防菌防黴剤10,10’−オキシビスフェノキサアルシ
ンを使用した実施例4、リン酸カルシウム−銀系防菌防
黴剤アパサイダーAを使用した実施例5、ゼオライト−
銀系防菌防黴剤バクテキラーを使用した実施例6、第4
級アンモニウム塩系防菌防黴剤セシルジメチルエチルア
ンモニウムブロミドを使用した実施例7、ハロアルキル
チオ系防菌防黴剤N−(フルオロジクロロメチルチオ)
フタルイミドを使用した実施例8、ピリジン系防菌防黴
剤2,3,5,6−テトラクロル−4−(メチルスルホ
ニル)ピリジンを使用した実施例9は、それぞれ滅菌率
が99%と、充分な防菌効果が認められた。防黴剤の効
果は、防菌性と同様な傾向がみられ、実施例1〜9は、
JIS Z2911の防黴試験で、菌糸の発育が全くみ
られず(ランク3)、良好な防黴性が認められた。これ
に対して、比較例1は、試験片の3分の1程度に菌糸の
発育がみられ、充分な防黴効果は認められなかった。
【0030】実施例10〜11、比較例2〜3 表−2より次のことがわかる。実施例10の可塑剤量1
0重量部では、シェイクフラスコ法による滅菌率が95
%と、良好な防菌効果と、防黴性も試験片に菌糸の発育
がみられず(ランク3)良好であった。これに対して、
比較例2の可塑剤量5重量部では、その配合量が少ない
ことから、滅菌率が40%、黴の発育が、試験片の3分
の1にみられ、充分な防菌防黴効果が認められない。ま
た、実施例11の可塑剤量120重量部では、滅菌率が
99%、黴の発育もみられず(ランク3)、良好であ
り、可塑剤のブリードも認められないが、比較例2の可
塑剤量140重量部では、可塑剤のブリードにより、洗
濯試験10回後の滅菌率が10%、黴の発育が、試験片
の3分の1以上にみられ、防菌防黴効果の持続性が劣っ
た。
【0031】実施例12〜13、比較例4〜5 表−3より次のことがわかる。実施例12、13の防菌
防黴剤量が、それぞれ0.05、2.0重量部では、シ
ェイクフラスコ法による滅菌率が、それぞれ98%、9
9%と、充分な防菌効果が認められ、防黴性もJIS
Z2911の防黴試験で、試験片に菌糸の発育がみられ
ず、良好な防黴性を示している。これに対して比較例4
の防菌防黴剤量が0.03重量部では、滅菌率が30
%、防黴性も、試験片の3分の1以上に菌糸の発育がみ
られ、防菌防黴効果が認められない。比較例5の防菌防
黴剤量が、2.5重量部になると、その配合量が多すぎ
て、180℃×40分ギヤオーブン処理後のフィルム変
色が著しく、フィルムの安定生産ができない。
【0032】実施例14〜15、比較例6〜7 表−4より次のことがわかる。実施例14、15の安定
剤量が、それぞれ0.1、10重量部では、ブリード、
ブルームが発生せず且つ180℃×40分ギヤオーブン
処理後のフィルム変色性の評価も良好であるが、比較例
6の同0.05重量部では、その配合量が少なすぎてフ
ィルム変色性の評価が劣り、比較例7の同12重量部で
は、その配合量が多すぎてブリード、ブルームの発生が
みられ、製品として使用できない。
【0033】
【発明の効果】本発明の防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フ
ィルムは、初期の防菌防黴性に優れ、且つ洗濯、ドライ
クリーニング等の繰り返しによる防菌防黴性の低下度合
いが少ないことから、防水シーツ、ベビーパンツ、シャ
ワーカーテン等の、洗濯、クリーニングの頻繁に行われ
る用途にも、充分に防菌防黴性の持続効果を発揮でき、
その利用価値はすこぶる高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A01N 33/12 101 43/40 101 E 43/78 A 47/04 101

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
    て、可塑剤10〜120重量部、防菌防黴剤0.05〜
    2.0重量部及び安定剤を0.1〜10重量部配合して
    なる塩化ビニル系樹脂フィルムにおいて、可塑剤として
    2−プロピルヘプタノールまたは2−プロピルヘプタノ
    ールと4−メチル−2−プロピルヘキサノールとの混合
    物(以下、合わせて「C10アルコール」という)であ
    って、4−メチル−2−プロピルヘキサノールの含有量
    が30重量%以下であるものとフタル酸とのジエステル
    を用いることを特徴とする防菌防黴性塩化ビニル系樹脂
    フィルム。
  2. 【請求項2】 C10アルコール中の、2−プロピルヘ
    プタノールと4−メチル−2−プロピルヘキサノールと
    の重量比率が、100/0〜80/20である請求項1
    に記載の防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィルム。
JP19420494A 1994-08-18 1994-08-18 防菌防黴性塩化ビニル系樹脂フィルム Pending JPH0859937A (ja)

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