JPH0861490A - 自動変速機用油圧制御装置 - Google Patents
自動変速機用油圧制御装置Info
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- JPH0861490A JPH0861490A JP20188294A JP20188294A JPH0861490A JP H0861490 A JPH0861490 A JP H0861490A JP 20188294 A JP20188294 A JP 20188294A JP 20188294 A JP20188294 A JP 20188294A JP H0861490 A JPH0861490 A JP H0861490A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スプール弁の駆動力を減少し、部品点数の少
ない小型化可能な自動変速機用油圧制御装置を提供す
る。 【構成】 スプリング24の一部を収容するスプール弁
5の穴5bを含みスプール弁5とハウジング28とで形
成されるドレン圧ポート48c側の空間部5cは、常に
ドレン圧ポート48cと連通しているので、空間部5c
内の圧力は低圧のドレン圧となっている。また、スプー
ル弁5とピンガイド104間に形成される空間部5d
は、圧力抜き溝104aを介して窪み58と連通し常に
低圧のドレン圧となっている。スプール弁5の両端に設
けられる圧力室である空間部5cおよび空間部5dの圧
力は常にドレン圧に等しいため、スプリング24の付勢
力に抗してピン17がスプール弁5を押し上げる力も小
さくなるので、カムシャフト1の駆動力を小さくでき
る。
ない小型化可能な自動変速機用油圧制御装置を提供す
る。 【構成】 スプリング24の一部を収容するスプール弁
5の穴5bを含みスプール弁5とハウジング28とで形
成されるドレン圧ポート48c側の空間部5cは、常に
ドレン圧ポート48cと連通しているので、空間部5c
内の圧力は低圧のドレン圧となっている。また、スプー
ル弁5とピンガイド104間に形成される空間部5d
は、圧力抜き溝104aを介して窪み58と連通し常に
低圧のドレン圧となっている。スプール弁5の両端に設
けられる圧力室である空間部5cおよび空間部5dの圧
力は常にドレン圧に等しいため、スプリング24の付勢
力に抗してピン17がスプール弁5を押し上げる力も小
さくなるので、カムシャフト1の駆動力を小さくでき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速機構
を油圧で変速制御する自動変速機用油圧制御装置に関す
る。
を油圧で変速制御する自動変速機用油圧制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用等に多く利用されている自
動変速機は、回転駆動力を負荷に応じスムーズに伝達す
るため、油圧弁により油圧を調節し各摩擦係合装置を制
御して変速制御を行っている。変速制御は、乗員により
ある程度任意のギア位置を選択するセレクトレバーによ
る手動操作と、エンジンのスロットル開度や車速などか
らエンジン制御コンピュータにより適正なギア比になる
ように摩擦係合装置を決定する自動制御とにより行われ
る。回動駆動力を負荷に応じスムーズに伝達するため、
複数の油圧弁、アキュムレータ、電磁弁等を用いた油圧
回路で自動変速機の個々の摩擦係合装置の油圧を制御す
ることにより変速制御を実現している。このような構成
では、自動変速機内の摩擦係合装置の数だけ油圧弁が必
要になるため、装置が大型化して多くの部品を必要とす
るとともに、装置が複雑で製造コストが高いという問題
がある。
動変速機は、回転駆動力を負荷に応じスムーズに伝達す
るため、油圧弁により油圧を調節し各摩擦係合装置を制
御して変速制御を行っている。変速制御は、乗員により
ある程度任意のギア位置を選択するセレクトレバーによ
る手動操作と、エンジンのスロットル開度や車速などか
らエンジン制御コンピュータにより適正なギア比になる
ように摩擦係合装置を決定する自動制御とにより行われ
る。回動駆動力を負荷に応じスムーズに伝達するため、
複数の油圧弁、アキュムレータ、電磁弁等を用いた油圧
回路で自動変速機の個々の摩擦係合装置の油圧を制御す
ることにより変速制御を実現している。このような構成
では、自動変速機内の摩擦係合装置の数だけ油圧弁が必
要になるため、装置が大型化して多くの部品を必要とす
るとともに、装置が複雑で製造コストが高いという問題
がある。
【0003】このような問題を解決するため、複数の油
圧弁を一箇所にまとめた集積弁により、装置の小型、軽
量、簡素化を図ることが考えられる。このものでは、エ
ンジン制御コンピュータのフェイルシステム等により、
電子制御の自動制御機能が故障しても乗員がセレクトレ
バーを操作することにより、前進や後退の選択や、前進
時の変速段の選択をある程度行えるようになっている。
圧弁を一箇所にまとめた集積弁により、装置の小型、軽
量、簡素化を図ることが考えられる。このものでは、エ
ンジン制御コンピュータのフェイルシステム等により、
電子制御の自動制御機能が故障しても乗員がセレクトレ
バーを操作することにより、前進や後退の選択や、前進
時の変速段の選択をある程度行えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の集積弁により自動変速を制御する油圧制御装
置として油圧弁にスプール弁を用いるものでは、油圧ポ
ートから供給される油圧がスプール弁の一端側に加わる
構造のものがある。このものでは、油圧を切換える場
合、スプール弁の一端に加わる油圧に抗してスプール弁
を駆動する必要があるため、大きな駆動力を要するとい
う問題がある。小さな駆動力でスプール弁の切換えを行
うためには、スプール弁の受圧面積を小さくすることが
考えられるが、受圧部の強度が不足するという問題があ
る。また、スプール弁の両端に設けられる圧力室の圧力
を保持するため、シール部材等の部品点数が多くなると
いう問題がある。
うな従来の集積弁により自動変速を制御する油圧制御装
置として油圧弁にスプール弁を用いるものでは、油圧ポ
ートから供給される油圧がスプール弁の一端側に加わる
構造のものがある。このものでは、油圧を切換える場
合、スプール弁の一端に加わる油圧に抗してスプール弁
を駆動する必要があるため、大きな駆動力を要するとい
う問題がある。小さな駆動力でスプール弁の切換えを行
うためには、スプール弁の受圧面積を小さくすることが
考えられるが、受圧部の強度が不足するという問題があ
る。また、スプール弁の両端に設けられる圧力室の圧力
を保持するため、シール部材等の部品点数が多くなると
いう問題がある。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、スプール弁の駆動力を減少し、部品点
数の少ない小型化可能な自動変速機用油圧制御装置を提
供することを目的とする。
なされたもので、スプール弁の駆動力を減少し、部品点
数の少ない小型化可能な自動変速機用油圧制御装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の請求項1記載の自動変速機用油圧制御装置
は、自動変速機に設けられる複数の摩擦締結要素に加わ
る油圧を切換え、前記複数の摩擦締結要素の係合または
解除を行うことにより複数の変速段を切換え制御する自
動変速機用油圧制御装置であって、複数の摩擦締結要素
の各摩擦締結要素に加わる油圧を切換える複数のスプー
ル弁を有する集積弁と、前記複数のスプール弁に油圧を
切換える駆動力を伝達する動力伝達手段と、自動制御に
より前記動力伝達手段を駆動制御する自動切換え手段
と、手動操作により前記動力伝達手段を駆動制御する手
動切換え手段とを備え、前記複数のスプール弁の両端に
形成される圧力室の圧力は、ドレン圧であることを特徴
とする。
の本発明の請求項1記載の自動変速機用油圧制御装置
は、自動変速機に設けられる複数の摩擦締結要素に加わ
る油圧を切換え、前記複数の摩擦締結要素の係合または
解除を行うことにより複数の変速段を切換え制御する自
動変速機用油圧制御装置であって、複数の摩擦締結要素
の各摩擦締結要素に加わる油圧を切換える複数のスプー
ル弁を有する集積弁と、前記複数のスプール弁に油圧を
切換える駆動力を伝達する動力伝達手段と、自動制御に
より前記動力伝達手段を駆動制御する自動切換え手段
と、手動操作により前記動力伝達手段を駆動制御する手
動切換え手段とを備え、前記複数のスプール弁の両端に
形成される圧力室の圧力は、ドレン圧であることを特徴
とする。
【0007】本発明の請求項2記載の自動変速機用油圧
制御装置は、前記複数のスプール弁の両端に形成される
前記圧力室のいずれか一方の圧力室を前記複数の摩擦締
結要素のいずれかの摩擦締結要素と接続してドレン圧を
加えることにより、前記圧力室が接続された前記摩擦締
結要素を解除することを特徴とする。本発明の自動変速
機用油圧制御装置の前記摩擦締結要素に加わる油圧は、
請求項3に記載したように、前記スプール弁の往復動に
より、ライン圧、ライン圧とドレン圧との中間圧である
制御圧、ドレン圧の順番か、またはドレン圧、ライン圧
とドレン圧との中間圧である制御圧、ライン圧の順番に
切換え可能であることが望ましい。
制御装置は、前記複数のスプール弁の両端に形成される
前記圧力室のいずれか一方の圧力室を前記複数の摩擦締
結要素のいずれかの摩擦締結要素と接続してドレン圧を
加えることにより、前記圧力室が接続された前記摩擦締
結要素を解除することを特徴とする。本発明の自動変速
機用油圧制御装置の前記摩擦締結要素に加わる油圧は、
請求項3に記載したように、前記スプール弁の往復動に
より、ライン圧、ライン圧とドレン圧との中間圧である
制御圧、ドレン圧の順番か、またはドレン圧、ライン圧
とドレン圧との中間圧である制御圧、ライン圧の順番に
切換え可能であることが望ましい。
【0008】本発明の請求項4記載の自動変速機用油圧
制御装置は、前記自動切換え手段は前記動力伝達手段を
回転方向に駆動し、前記手動切換え手段は前記動力伝達
手段を軸方向に駆動することが望ましい。
制御装置は、前記自動切換え手段は前記動力伝達手段を
回転方向に駆動し、前記手動切換え手段は前記動力伝達
手段を軸方向に駆動することが望ましい。
【0009】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1または2記
載の自動変速機用油圧制御装置によると、スプール弁の
両端にそれぞれ形成される圧力室の圧力がドレン圧であ
り互いに等しいため、軸方向にスプール弁を駆動する駆
動力を小さくできる。このため、油圧制御装置を小型化
できる。
載の自動変速機用油圧制御装置によると、スプール弁の
両端にそれぞれ形成される圧力室の圧力がドレン圧であ
り互いに等しいため、軸方向にスプール弁を駆動する駆
動力を小さくできる。このため、油圧制御装置を小型化
できる。
【0010】また本発明の請求項3記載の自動変速機用
油圧制御装置によると、摩擦締結要素に加わる油圧がラ
イン圧、ライン圧とドレン圧との中間圧である制御圧、
ドレン圧の順番か、またはドレン圧、ライン圧とドレン
圧との中間圧である制御圧、ライン圧の順番に切換え可
能であるため、摩擦締結要素に加わる油圧の急激な変化
を低減できるので油圧切換えによる衝撃を緩和できる。
油圧制御装置によると、摩擦締結要素に加わる油圧がラ
イン圧、ライン圧とドレン圧との中間圧である制御圧、
ドレン圧の順番か、またはドレン圧、ライン圧とドレン
圧との中間圧である制御圧、ライン圧の順番に切換え可
能であるため、摩擦締結要素に加わる油圧の急激な変化
を低減できるので油圧切換えによる衝撃を緩和できる。
【0011】さらに本発明の請求項4記載の自動変速機
用油圧制御装置によると、手動切換え手段に比べ一般に
制御モードの少ない自動切換え手段により動力伝達手段
を回転方向に駆動しスプール弁を往復動させるため、動
力伝達手段の周方向の形状が簡単になるので、動力伝達
手段の径方向の体格を小さくできるとともにスプール弁
の駆動が容易になる。
用油圧制御装置によると、手動切換え手段に比べ一般に
制御モードの少ない自動切換え手段により動力伝達手段
を回転方向に駆動しスプール弁を往復動させるため、動
力伝達手段の周方向の形状が簡単になるので、動力伝達
手段の径方向の体格を小さくできるとともにスプール弁
の駆動が容易になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の自動変速機用油圧制御装置を車両用の自
動変速機(以下、「自動変速機」をATという)に適用
したシステム構成を図2に示す。図2において、EVは
電磁弁を表し、MVは集積弁を表す。
する。本発明の自動変速機用油圧制御装置を車両用の自
動変速機(以下、「自動変速機」をATという)に適用
したシステム構成を図2に示す。図2において、EVは
電磁弁を表し、MVは集積弁を表す。
【0013】車両用ATの動作は、周知のように自動ま
たは手動でトランスミッション300内のギヤ接続が切
換えられ、トルクコンバータ200に接続された図示し
ないエンジンからの回転力が車両の後輪または前輪に伝
達される。集積弁60とその周辺装置全体は、トランス
ミッション300下部のAT内部の図示しないオイルパ
ン内部にあり、オイルパン内部の油圧制御装置400の
周囲は油圧回路のドレンになっている。
たは手動でトランスミッション300内のギヤ接続が切
換えられ、トルクコンバータ200に接続された図示し
ないエンジンからの回転力が車両の後輪または前輪に伝
達される。集積弁60とその周辺装置全体は、トランス
ミッション300下部のAT内部の図示しないオイルパ
ン内部にあり、オイルパン内部の油圧制御装置400の
周囲は油圧回路のドレンになっている。
【0014】トランスミッション300内には、エンジ
ンの回転軸に直結して回転駆動される公知の油圧ポンプ
56が設けられており、各油圧装置からオイルパン等に
排出された駆動油を吸入ポート57より吸入し、ライン
圧制御弁64を介し各装置へ圧油を供給している。この
油圧ポンプ56からの圧油は、変動のある高ポンプ油圧
であり、電磁制御式圧力制御弁であるライン圧制御弁6
4により一定の高圧なライン圧に制御し各油圧機器へ供
給される。油圧制御装置400には2つの係合油圧制御
弁61、62が設けられており、トランスミッション3
00内にある後述する各摩擦係合装置の係合時に必要な
所定の制御圧にライン圧制御弁64から供給される圧油
のライン圧を任意に制御して集積弁60に圧油を供給し
ている。
ンの回転軸に直結して回転駆動される公知の油圧ポンプ
56が設けられており、各油圧装置からオイルパン等に
排出された駆動油を吸入ポート57より吸入し、ライン
圧制御弁64を介し各装置へ圧油を供給している。この
油圧ポンプ56からの圧油は、変動のある高ポンプ油圧
であり、電磁制御式圧力制御弁であるライン圧制御弁6
4により一定の高圧なライン圧に制御し各油圧機器へ供
給される。油圧制御装置400には2つの係合油圧制御
弁61、62が設けられており、トランスミッション3
00内にある後述する各摩擦係合装置の係合時に必要な
所定の制御圧にライン圧制御弁64から供給される圧油
のライン圧を任意に制御して集積弁60に圧油を供給し
ている。
【0015】集積弁60に供給されたライン圧または制
御圧の圧油は、図1に示す各スプール弁2、3、4、
5、6、7、8(SPと総称する)を介し、図2に示す
連通ポート39、40、41、42、43、44、45
からトランスミッション300内の摩擦係合装置である
多板クラッチ類C0、C1、C2や多板ブレーキ類B
0、B1、B2、B3に供給されている。スプール弁2
は連通ポート39を介してクラッチC0と接続し、スプ
ール弁3は連通ポート40を介してブレーキB3と接続
し、スプール弁4は連通ポート41を介してブレーキC
1と接続し、スプール弁5は連通ポート42を介してブ
レーキC2と接続し、スプール弁6は連通ポート43を
介してブレーキB0と接続し、スプール弁7は連通ポー
ト44を介してブレーキB2と接続し、スプール弁8は
連通ポート45を介してブレーキB1と接続している。
各摩擦係合装置は、トランスミッション300内にある
図示しないプラネタリギア等の各変速比を構成するギア
に連結されており、これら摩擦係合装置を係合または解
除することにより、変速比を切換えて車両の変速制御を
行っている。
御圧の圧油は、図1に示す各スプール弁2、3、4、
5、6、7、8(SPと総称する)を介し、図2に示す
連通ポート39、40、41、42、43、44、45
からトランスミッション300内の摩擦係合装置である
多板クラッチ類C0、C1、C2や多板ブレーキ類B
0、B1、B2、B3に供給されている。スプール弁2
は連通ポート39を介してクラッチC0と接続し、スプ
ール弁3は連通ポート40を介してブレーキB3と接続
し、スプール弁4は連通ポート41を介してブレーキC
1と接続し、スプール弁5は連通ポート42を介してブ
レーキC2と接続し、スプール弁6は連通ポート43を
介してブレーキB0と接続し、スプール弁7は連通ポー
ト44を介してブレーキB2と接続し、スプール弁8は
連通ポート45を介してブレーキB1と接続している。
各摩擦係合装置は、トランスミッション300内にある
図示しないプラネタリギア等の各変速比を構成するギア
に連結されており、これら摩擦係合装置を係合または解
除することにより、変速比を切換えて車両の変速制御を
行っている。
【0016】トランスミッション300に連結している
連通ポート39、40、41、42、43、44、45
の内、トランスミッション300に設置されている多板
クラッチC0、多板ブレーキB0に連通するポート3
9、43は、これらポートが同時に作動操作されると内
部的な構造からトランスミッション300が駆動不能と
なり損傷を与えてしまう恐れがあるので、同時に結合さ
れるのを防ぐため二重結合防止弁63が介在している。
その他の連通ポートは周知のトランスミッションに見ら
れるように、他の多板クラッチ、ブレーキ類は連通ポー
トからの油圧で係合または解除されトランスミッション
300内の変速のために複数のギアの連結状態を切換
え、ATとしての変速制御がなされる。なおブレーキ類
は実質的にクラッチと同類の摩擦要素であり、クラッチ
の片側をトランスミッションのボディに固定した構造と
なっているものがブレーキである。
連通ポート39、40、41、42、43、44、45
の内、トランスミッション300に設置されている多板
クラッチC0、多板ブレーキB0に連通するポート3
9、43は、これらポートが同時に作動操作されると内
部的な構造からトランスミッション300が駆動不能と
なり損傷を与えてしまう恐れがあるので、同時に結合さ
れるのを防ぐため二重結合防止弁63が介在している。
その他の連通ポートは周知のトランスミッションに見ら
れるように、他の多板クラッチ、ブレーキ類は連通ポー
トからの油圧で係合または解除されトランスミッション
300内の変速のために複数のギアの連結状態を切換
え、ATとしての変速制御がなされる。なおブレーキ類
は実質的にクラッチと同類の摩擦要素であり、クラッチ
の片側をトランスミッションのボディに固定した構造と
なっているものがブレーキである。
【0017】連結部11は、操作者が手動で前進、後
退、ニュートラル、パーキング等、車両の駆動状態を操
作するセレクトレバー500と機械的に接続されてい
る。ライン圧制御弁64から供給された圧油は、さらに
トルクコンバータ200のロックアップ(L/U)スリ
ップ制御を行うため、ロックアップ油圧制御弁65を介
しトルクコンバータ200に供給される。
退、ニュートラル、パーキング等、車両の駆動状態を操
作するセレクトレバー500と機械的に接続されてい
る。ライン圧制御弁64から供給された圧油は、さらに
トルクコンバータ200のロックアップ(L/U)スリ
ップ制御を行うため、ロックアップ油圧制御弁65を介
しトルクコンバータ200に供給される。
【0018】集積弁60は、複数ある油路を同時に切換
え制御できる集積型の弁である。図1に示すように、油
路を切換えるスプール弁SPは、カムシャフト1の軸に
垂直な方向にカムシャフト1の両側に並んで配置され、
それぞれ集積弁60のハウジング28に設けられた円筒
孔28a、28b、28c、28d、28e、28f、
28gに軸方向に摺動可能に挿入されている。
え制御できる集積型の弁である。図1に示すように、油
路を切換えるスプール弁SPは、カムシャフト1の軸に
垂直な方向にカムシャフト1の両側に並んで配置され、
それぞれ集積弁60のハウジング28に設けられた円筒
孔28a、28b、28c、28d、28e、28f、
28gに軸方向に摺動可能に挿入されている。
【0019】次に、スプール弁5を例にしスプール弁S
Pの構造を説明する。他のスプール弁はスプール弁5と
実質的に同一の構成である。図4(A)に示すように、
スプール弁5は円筒状に形成され、外側面中央部周囲に
環状の油路溝5aが設けられている。スプール弁5のカ
ムシャフト1側の端面はピン17と接する平面であり、
カムシャフト1と反対側の端部内部には円柱状の穴5b
が形成されている。この穴5bにスプリング24の一部
が収容されており、スプリング24は、カムシャフト1
側にスプール弁5を付勢することでカムシャフト1のカ
ム凹凸に追従してスプール弁5およびピン17を移動さ
せる。穴5bを含みスプール弁5とハウジング28とで
形成されるドレン圧ポート48c側の空間部5cは、常
にドレン圧ポート48cと連通しているので、空間部5
c内の圧力は低圧のドレン圧となっている。
Pの構造を説明する。他のスプール弁はスプール弁5と
実質的に同一の構成である。図4(A)に示すように、
スプール弁5は円筒状に形成され、外側面中央部周囲に
環状の油路溝5aが設けられている。スプール弁5のカ
ムシャフト1側の端面はピン17と接する平面であり、
カムシャフト1と反対側の端部内部には円柱状の穴5b
が形成されている。この穴5bにスプリング24の一部
が収容されており、スプリング24は、カムシャフト1
側にスプール弁5を付勢することでカムシャフト1のカ
ム凹凸に追従してスプール弁5およびピン17を移動さ
せる。穴5bを含みスプール弁5とハウジング28とで
形成されるドレン圧ポート48c側の空間部5cは、常
にドレン圧ポート48cと連通しているので、空間部5
c内の圧力は低圧のドレン圧となっている。
【0020】ピン17はピンガイド104に挿入され、
カムシャフト1の外周壁に形成されたカム凹凸に従い軸
方向にのみ移動できる。ピンガイド104は円筒状に形
成され、円筒孔28dを形成するハウジング28の内壁
に固定されている。ピンガイド104の外壁には、軸方
向全長に渡り圧力抜き溝104aが形成されている。ス
プール弁5とピンガイド104間に形成される空間部5
dは、圧力抜き溝104aを介してカムシャフト1の挿
入される窪み58と連通し常に低圧のドレン圧となって
いる。このため、ピン17とピンガイド104との摺動
部は密閉の必要がないので、ピン17およびピンガイド
104の加工はそれほど高い精度を要求されない。
カムシャフト1の外周壁に形成されたカム凹凸に従い軸
方向にのみ移動できる。ピンガイド104は円筒状に形
成され、円筒孔28dを形成するハウジング28の内壁
に固定されている。ピンガイド104の外壁には、軸方
向全長に渡り圧力抜き溝104aが形成されている。ス
プール弁5とピンガイド104間に形成される空間部5
dは、圧力抜き溝104aを介してカムシャフト1の挿
入される窪み58と連通し常に低圧のドレン圧となって
いる。このため、ピン17とピンガイド104との摺動
部は密閉の必要がないので、ピン17およびピンガイド
104の加工はそれほど高い精度を要求されない。
【0021】スプール弁5の両端に設けられる圧力室で
ある空間部5cおよび空間部5dの圧力は常にドレン圧
に等しいため、スプール弁5は軸方向に力を受けないの
でカムシャフト1側にスプール弁5を付勢するスプリン
グ24の付勢力は小さくてよい。スプリング24の付勢
力に抗してピン17がスプール弁5を押し上げる力も小
さくなるので、軸方向にカムシャフト1を駆動するセレ
クトレバー500の操作力を小さくできる。また、回転
方向にカムシャフト1を駆動する後述するステップモー
タ12の駆動力は小さくてよいので、小型のステップモ
ータ12を使用できる。また、スプール弁5の両端に設
けられた空間部5cおよび空間部5dとスプール弁5の
油路溝5aとの圧力差により、スプール弁5の外周面と
円筒孔28dの内壁面の間隙に油路溝5aからスプール
弁5の両端に向かって油が僅かに流れだす。この隙間に
流れ出した油は、円筒孔28dの軸芯に向かってスプー
ル弁5を向心させる作用をなす。従ってスプール弁5と
円筒孔28dを形成する内壁面との固着現象は起こら
ず、スプール弁5を移動させる力がさらに減少するので
カムシャフト1の駆動力を小さくできる。また、一般に
圧力バランスの平衡のためにスプール弁外壁の周方向に
設けるラビリンス溝が不要となる。
ある空間部5cおよび空間部5dの圧力は常にドレン圧
に等しいため、スプール弁5は軸方向に力を受けないの
でカムシャフト1側にスプール弁5を付勢するスプリン
グ24の付勢力は小さくてよい。スプリング24の付勢
力に抗してピン17がスプール弁5を押し上げる力も小
さくなるので、軸方向にカムシャフト1を駆動するセレ
クトレバー500の操作力を小さくできる。また、回転
方向にカムシャフト1を駆動する後述するステップモー
タ12の駆動力は小さくてよいので、小型のステップモ
ータ12を使用できる。また、スプール弁5の両端に設
けられた空間部5cおよび空間部5dとスプール弁5の
油路溝5aとの圧力差により、スプール弁5の外周面と
円筒孔28dの内壁面の間隙に油路溝5aからスプール
弁5の両端に向かって油が僅かに流れだす。この隙間に
流れ出した油は、円筒孔28dの軸芯に向かってスプー
ル弁5を向心させる作用をなす。従ってスプール弁5と
円筒孔28dを形成する内壁面との固着現象は起こら
ず、スプール弁5を移動させる力がさらに減少するので
カムシャフト1の駆動力を小さくできる。また、一般に
圧力バランスの平衡のためにスプール弁外壁の周方向に
設けるラビリンス溝が不要となる。
【0022】図1に示すように、各スプール弁SPの油
路溝は各円筒孔28a、28b、28c、28d、28
e、28f、28gに連通するライン圧ポート35a、
35b、35c、35d、35e、35f、35g(P
S と総称する)、制御圧ポート36a、36b、36
c、36d(PC1と総称する)、38e、38f、38
g(PC2と総称する)、連通ポート39H、40H、4
1H、42H、43H、44H、45Hと連通するよう
構成されている。連通ポート39L、40L、41L、
42L、43L、44L、45Lは、連通ポート39
H、40H、41H、42H、43H、44H、45H
に対しカムシャフト1と反対側に設けられ、スプール弁
SPがカムシャフト1側に近付いたときに円筒孔28
a、28b、28c、28d、28e、28f、28g
と連通する。連通ポート39Hおよび39L、40Hお
よび40L、41Hおよび41L、42Hおよび42
L、43Hおよび43L、44Hおよび44L、45H
および45Lはそれぞれスプール弁SPの側部近傍のハ
ウジング28内で連通して連通ポート39、40、4
1、42、43、44、45となり、対応する各摩擦係
合装置に接続している。
路溝は各円筒孔28a、28b、28c、28d、28
e、28f、28gに連通するライン圧ポート35a、
35b、35c、35d、35e、35f、35g(P
S と総称する)、制御圧ポート36a、36b、36
c、36d(PC1と総称する)、38e、38f、38
g(PC2と総称する)、連通ポート39H、40H、4
1H、42H、43H、44H、45Hと連通するよう
構成されている。連通ポート39L、40L、41L、
42L、43L、44L、45Lは、連通ポート39
H、40H、41H、42H、43H、44H、45H
に対しカムシャフト1と反対側に設けられ、スプール弁
SPがカムシャフト1側に近付いたときに円筒孔28
a、28b、28c、28d、28e、28f、28g
と連通する。連通ポート39Hおよび39L、40Hお
よび40L、41Hおよび41L、42Hおよび42
L、43Hおよび43L、44Hおよび44L、45H
および45Lはそれぞれスプール弁SPの側部近傍のハ
ウジング28内で連通して連通ポート39、40、4
1、42、43、44、45となり、対応する各摩擦係
合装置に接続している。
【0023】スプリングストッパ108、109は、ボ
ルト47によりハウジング28に固定されている。スプ
リングストッパ108、109のハウジング28に対向
する面にはカムシャフト1の軸方向に長板状の溝が形成
され、この溝がドレン圧ポート48a、48b、48
c、48d、48e、48f(Dr と総称する)を形成
している。ドレン圧ポートDr 内の圧力は低圧であるた
め、スプリングストッパ108、109とハウジング2
8との間を特にシールする必要はない。ドレン圧ポート
Dr は図3に示すように、カムシャフト1の軸方向に沿
った一方の側がスプリングストッパ108、109から
開口している。ドレン圧ポート48aは円筒孔28a
と、ドレン圧ポート48bは円筒孔28bおよび円筒孔
28cと、ドレン圧ポート48cは円筒孔28dと、ド
レン圧ポート48dは円筒孔28eと、ドレン圧ポート
48eは円筒孔28fと、ドレン圧ポート48fは円筒
孔28gとそれぞれ常に連通している。集積弁60は、
図示しないA/Tミッションのオイルパン内に設けら
れ、ハウジング28の周囲はドレン部として利用される
ため、各ドレン圧ポートDr からドレン圧ポート48を
介してハウジング28外のドレン部に圧油が排出され
る。
ルト47によりハウジング28に固定されている。スプ
リングストッパ108、109のハウジング28に対向
する面にはカムシャフト1の軸方向に長板状の溝が形成
され、この溝がドレン圧ポート48a、48b、48
c、48d、48e、48f(Dr と総称する)を形成
している。ドレン圧ポートDr 内の圧力は低圧であるた
め、スプリングストッパ108、109とハウジング2
8との間を特にシールする必要はない。ドレン圧ポート
Dr は図3に示すように、カムシャフト1の軸方向に沿
った一方の側がスプリングストッパ108、109から
開口している。ドレン圧ポート48aは円筒孔28a
と、ドレン圧ポート48bは円筒孔28bおよび円筒孔
28cと、ドレン圧ポート48cは円筒孔28dと、ド
レン圧ポート48dは円筒孔28eと、ドレン圧ポート
48eは円筒孔28fと、ドレン圧ポート48fは円筒
孔28gとそれぞれ常に連通している。集積弁60は、
図示しないA/Tミッションのオイルパン内に設けら
れ、ハウジング28の周囲はドレン部として利用される
ため、各ドレン圧ポートDr からドレン圧ポート48を
介してハウジング28外のドレン部に圧油が排出され
る。
【0024】スプール弁2、3、4、5の制御圧ポート
PC1は制御圧ポート36を介して係合油圧制御弁61に
接続され、スプール弁6、7、8の制御圧ポートPC2は
制御圧ポート38を介して係合油圧制御弁62に接続さ
れている。さらにライン圧ポートPS はライン圧ポート
35を介し、集積弁60にライン圧の圧油が直接供給さ
れるようにライン圧制御弁64に接続されている。
PC1は制御圧ポート36を介して係合油圧制御弁61に
接続され、スプール弁6、7、8の制御圧ポートPC2は
制御圧ポート38を介して係合油圧制御弁62に接続さ
れている。さらにライン圧ポートPS はライン圧ポート
35を介し、集積弁60にライン圧の圧油が直接供給さ
れるようにライン圧制御弁64に接続されている。
【0025】油圧ポートPS 、PC1、PC2、連通ポート
39H、40H、41H、42H、43H、44H、4
5H、39L、40L、41L、42L、43L、44
L、45Lは、それぞれ円筒孔28a、28b、28
c、28d、28e、28f、28gを形成するハウジ
ング28の内壁に環状に形成され、図3に示すように、
ライン圧ポートPS 、制御圧ポートPC1、PC2は、スプ
ール弁SPを挟んで連通ポート39H、40H、41
H、42H、43H、44H、45H、39L、40
L、41L、42L、43L、44L、45Lと180
°反対方向に向けてカムシャフト1の軸方向と垂直方向
に延びている。ライン圧ポートPS は制御圧ポートPC1
またはPC2よりもカムシャフト1から離れた位置に配置
されている。連通ポート39H、40H、41H、42
H、43H、44H、45Hは、それぞれ各ライン圧ポ
ートPS と制御圧ポートPC1またはPC2との間に配置さ
れ、連通ポート39L、40L、41L、42L、43
L、44L、45Lは、ライン圧ポートPS よりもドレ
ン圧ポートDr 側に配置されている。また本実施例で
は、ライン圧ポートPS 、制御圧ポートPC1、PC2は、
図示しないが、ハウジング28の側面で連通している。
この様に構成すると、ハウジング28内において各油圧
ポートPS 、PC1、PC2の間隔が十分にない場合でも、
各ポート間の隔壁の強度が十分にとれるという効果があ
る。
39H、40H、41H、42H、43H、44H、4
5H、39L、40L、41L、42L、43L、44
L、45Lは、それぞれ円筒孔28a、28b、28
c、28d、28e、28f、28gを形成するハウジ
ング28の内壁に環状に形成され、図3に示すように、
ライン圧ポートPS 、制御圧ポートPC1、PC2は、スプ
ール弁SPを挟んで連通ポート39H、40H、41
H、42H、43H、44H、45H、39L、40
L、41L、42L、43L、44L、45Lと180
°反対方向に向けてカムシャフト1の軸方向と垂直方向
に延びている。ライン圧ポートPS は制御圧ポートPC1
またはPC2よりもカムシャフト1から離れた位置に配置
されている。連通ポート39H、40H、41H、42
H、43H、44H、45Hは、それぞれ各ライン圧ポ
ートPS と制御圧ポートPC1またはPC2との間に配置さ
れ、連通ポート39L、40L、41L、42L、43
L、44L、45Lは、ライン圧ポートPS よりもドレ
ン圧ポートDr 側に配置されている。また本実施例で
は、ライン圧ポートPS 、制御圧ポートPC1、PC2は、
図示しないが、ハウジング28の側面で連通している。
この様に構成すると、ハウジング28内において各油圧
ポートPS 、PC1、PC2の間隔が十分にない場合でも、
各ポート間の隔壁の強度が十分にとれるという効果があ
る。
【0026】3種類の油圧ポートであるライン圧ポート
Ps 、制御圧ポートPC1、PC2、ドレン圧ポートD
r は、スプール弁2、3、4、5、6、7、8の移動に
よりいずれか一つが摩擦係合装置に接続するポート3
9、40、41、42、43、44、45と連通する。
各スプール弁SPがカムシャフト1の駆動により円筒孔
28a、28b、28c、28d、28e、28f、2
8gを移動する際、各円筒孔28a、28b、28c、
28d、29e、28f、28gに開口するライン圧ポ
ートPS の位置と対向する位置に各スプール弁SPの油
路溝が位置決めされると、各ライン圧ポートPS に供給
されるライン圧の圧油が各スプール弁SPの油路溝を経
由して連通ポート39、40、41、42、43、4
4、45から各摩擦係合装置に供給される。
Ps 、制御圧ポートPC1、PC2、ドレン圧ポートD
r は、スプール弁2、3、4、5、6、7、8の移動に
よりいずれか一つが摩擦係合装置に接続するポート3
9、40、41、42、43、44、45と連通する。
各スプール弁SPがカムシャフト1の駆動により円筒孔
28a、28b、28c、28d、28e、28f、2
8gを移動する際、各円筒孔28a、28b、28c、
28d、29e、28f、28gに開口するライン圧ポ
ートPS の位置と対向する位置に各スプール弁SPの油
路溝が位置決めされると、各ライン圧ポートPS に供給
されるライン圧の圧油が各スプール弁SPの油路溝を経
由して連通ポート39、40、41、42、43、4
4、45から各摩擦係合装置に供給される。
【0027】また、ライン圧の圧油と同様に、制御圧ポ
ートPC1、PC2から圧力調整された制御圧の圧油が各ス
プール弁SPに供給され、さらにスプール弁SPを介し
各摩擦係合装置へ制御圧の圧油が供給される構成になっ
ている。係合油圧制御弁61から制御圧ポート36に供
給された制御圧の圧油は、制御圧ポートPC1に接続する
スプール弁2、3、4、5にのみ供給される。同様に、
係合油圧制御弁62から制御圧ポート38に供給された
制御圧の圧油は、制御圧ポートPC2に接続するスプール
弁6、7、8にのみ供給される。その結果、係合油圧制
御弁62から供給された制御圧の圧油は多板ブレーキB
1、B0、B2にのみ供給され、係合油圧制御弁61か
ら供給された制御圧の圧油は多板ブレーキB3および多
板クラッチC0、C2、C1にのみ供給されることとな
る。
ートPC1、PC2から圧力調整された制御圧の圧油が各ス
プール弁SPに供給され、さらにスプール弁SPを介し
各摩擦係合装置へ制御圧の圧油が供給される構成になっ
ている。係合油圧制御弁61から制御圧ポート36に供
給された制御圧の圧油は、制御圧ポートPC1に接続する
スプール弁2、3、4、5にのみ供給される。同様に、
係合油圧制御弁62から制御圧ポート38に供給された
制御圧の圧油は、制御圧ポートPC2に接続するスプール
弁6、7、8にのみ供給される。その結果、係合油圧制
御弁62から供給された制御圧の圧油は多板ブレーキB
1、B0、B2にのみ供給され、係合油圧制御弁61か
ら供給された制御圧の圧油は多板ブレーキB3および多
板クラッチC0、C2、C1にのみ供給されることとな
る。
【0028】スプール弁SPがカムシャフト1側に近付
いたとき、連通ポート39L、40L、41L、42
L、43L、44L、45Lは円筒孔28a、28b、
28c、28d、28e、28f、28gと連通し、ド
レン圧ポートDr からドレン圧の圧油が連通ポート3
9、40、41、42、43、44、45を経由して各
摩擦係合装置に供給される。
いたとき、連通ポート39L、40L、41L、42
L、43L、44L、45Lは円筒孔28a、28b、
28c、28d、28e、28f、28gと連通し、ド
レン圧ポートDr からドレン圧の圧油が連通ポート3
9、40、41、42、43、44、45を経由して各
摩擦係合装置に供給される。
【0029】次に、スプール弁SPの位置と油路の切換
え作動とをスプール弁5を例にして説明する。他のスプ
ール弁についても同様に油路が切換えられる。図4
(A)は、ピン17によりスプール弁5が一番押し上げ
られた状態を示し、図4(C)はスプール弁5がカムシ
ャフト1に一番近付いた状態を示す。図4(B)では、
スプール弁5は図4(A)と図4(C)のほぼ中間の位
置にある。クラッチC2に接続する連通ポート42に切
換え供給される圧油の油圧はそれぞれ図4(A)でライ
ン圧、図4(B)で制御圧、図4(C)でドレン圧であ
る。
え作動とをスプール弁5を例にして説明する。他のスプ
ール弁についても同様に油路が切換えられる。図4
(A)は、ピン17によりスプール弁5が一番押し上げ
られた状態を示し、図4(C)はスプール弁5がカムシ
ャフト1に一番近付いた状態を示す。図4(B)では、
スプール弁5は図4(A)と図4(C)のほぼ中間の位
置にある。クラッチC2に接続する連通ポート42に切
換え供給される圧油の油圧はそれぞれ図4(A)でライ
ン圧、図4(B)で制御圧、図4(C)でドレン圧であ
る。
【0030】図4(A)において、油路溝5aはライン
圧ポート35dおよび連通ポート42Hと連通し、図4
(B)において、油路溝5aは制御圧ポート36dおよ
び連通ポート42Hと連通している。そして、油路溝5
aは連通ポート42Hを介して連通ポート42と連通し
ている。スプール弁5がカム凹凸に従い最もカムシャフ
ト1側に近付くと、図4(C)に示すように、連通ポー
ト42Hは油路溝5aとの連通を遮断される。一方連通
ポート42Lは空間部5cと連通し、空間部5cを介し
てドレン圧ポート48cと連通ポート42とが連通す
る。このように、ライン圧ポート35dおよび連通ポー
ト42Hまたは制御圧ポート36dおよび連通ポート4
2Hが油路溝5aを介して連通可能なように油路溝5a
は軸方向に所定長さで形成されている。
圧ポート35dおよび連通ポート42Hと連通し、図4
(B)において、油路溝5aは制御圧ポート36dおよ
び連通ポート42Hと連通している。そして、油路溝5
aは連通ポート42Hを介して連通ポート42と連通し
ている。スプール弁5がカム凹凸に従い最もカムシャフ
ト1側に近付くと、図4(C)に示すように、連通ポー
ト42Hは油路溝5aとの連通を遮断される。一方連通
ポート42Lは空間部5cと連通し、空間部5cを介し
てドレン圧ポート48cと連通ポート42とが連通す
る。このように、ライン圧ポート35dおよび連通ポー
ト42Hまたは制御圧ポート36dおよび連通ポート4
2Hが油路溝5aを介して連通可能なように油路溝5a
は軸方向に所定長さで形成されている。
【0031】連通ポート42が制御圧ポート36dと連
通して制御圧となるスプール弁5の位置は、スプール弁
5の全行程であるライン圧からドレン圧となる位置の中
間に配置されている。これにより、油圧切換え時、スプ
ール弁5は制御圧位置を必ず通過し油路溝5aが制御圧
ポート36dと連通状態になるため、制御圧の調圧によ
り油圧差を減少することができるので油圧切換え時の油
圧差による衝撃を低減できる。
通して制御圧となるスプール弁5の位置は、スプール弁
5の全行程であるライン圧からドレン圧となる位置の中
間に配置されている。これにより、油圧切換え時、スプ
ール弁5は制御圧位置を必ず通過し油路溝5aが制御圧
ポート36dと連通状態になるため、制御圧の調圧によ
り油圧差を減少することができるので油圧切換え時の油
圧差による衝撃を低減できる。
【0032】本発明では、例えばスプール弁の油路溝の
軸方向長を長くすることにより、連通ポートが制御圧ポ
ートと連通して制御圧となるスプール弁の位置に関係な
く、油圧切換え行程中、油圧切換え前に連通ポートに連
通していた油圧ポートと連通ポートとの連通が遮断する
前に連通ポートが他の油圧ポートと連通することができ
る。つまり油圧切換え行程中、連通ポートはいずれかの
油圧ポートと必ず少なくとも僅かに連通していることに
なる。これにより、油圧切換え行程中、連通ポート内の
圧力は油圧切換え前の圧力から油圧切換え後の圧力に徐
々に切換わるので、制御圧の調圧手段である係合油圧制
御弁がフェイルしても、油圧切換え時の油圧差による衝
撃を調圧によらず低減できる。また、連通ポートといず
れかの油圧ポートとが常に連通しているので、スプール
弁がロックした場合のフェイルセーフが実現できる。さ
らに本発明では、油路溝の軸方向長を長くすることに加
え、前述した連通ポートが制御圧ポートと連通して制御
圧となるスプール弁の位置をスプール弁の全行程である
ライン圧からドレン圧となる位置の中間に配置すること
により、スプール弁が油圧切換え行程中にロックしても
連通ポートが制御圧ポートと連通している可能性が高く
なる。このため、スプール弁のロック中であっても制御
圧を調圧することによりライン圧またはドレン圧相当の
圧油を連通ポートに供給可能となるので、さらに精度の
高いフェイルセーフを実現できる。
軸方向長を長くすることにより、連通ポートが制御圧ポ
ートと連通して制御圧となるスプール弁の位置に関係な
く、油圧切換え行程中、油圧切換え前に連通ポートに連
通していた油圧ポートと連通ポートとの連通が遮断する
前に連通ポートが他の油圧ポートと連通することができ
る。つまり油圧切換え行程中、連通ポートはいずれかの
油圧ポートと必ず少なくとも僅かに連通していることに
なる。これにより、油圧切換え行程中、連通ポート内の
圧力は油圧切換え前の圧力から油圧切換え後の圧力に徐
々に切換わるので、制御圧の調圧手段である係合油圧制
御弁がフェイルしても、油圧切換え時の油圧差による衝
撃を調圧によらず低減できる。また、連通ポートといず
れかの油圧ポートとが常に連通しているので、スプール
弁がロックした場合のフェイルセーフが実現できる。さ
らに本発明では、油路溝の軸方向長を長くすることに加
え、前述した連通ポートが制御圧ポートと連通して制御
圧となるスプール弁の位置をスプール弁の全行程である
ライン圧からドレン圧となる位置の中間に配置すること
により、スプール弁が油圧切換え行程中にロックしても
連通ポートが制御圧ポートと連通している可能性が高く
なる。このため、スプール弁のロック中であっても制御
圧を調圧することによりライン圧またはドレン圧相当の
圧油を連通ポートに供給可能となるので、さらに精度の
高いフェイルセーフを実現できる。
【0033】図1に示すように、ハウジング28のほぼ
中央に設けられた窪み58内に円柱状のアルミ製のカム
シャフト1が設けられている。カムシャフト1の材質を
アルミにするのは、カムシャフト1を鉄で製造すると鍛
造による製造となり製造コストが高くなるとともに重く
なり過ぎるからである。カムシャフト1は、軸受9、2
9に対し回転可能かつ軸方向に往復動可能に支持されて
いる。軸受9、29は、本発明では、滑り軸受、玉軸
受、コロ軸受や転がり軸受等を用いてもよい。軸受9は
ハウジング28の一端に圧入固定され、カムシャフト1
の一端の軸受部34を案内する。軸受29は、カムシャ
フト1の他端部を案内しており、サイドハウジング30
に圧入固定されている。サイドハウジング30はボルト
37によりハウジング28に固定されている。円柱状の
カムシャフト1の主要部分の外周面には各スプール弁S
Pを駆動するカムとして凹凸が形成されている。カムシ
ャフト1の軸受9近傍の円周面にカム面と反対側のスプ
ール弁6、7、8側に、所定の円弧幅で所定の軸方向長
さのギア歯53が形成されている。このため、カムシャ
フト1の回動駆動に用いるギアスペースを節約できカム
シャフト1の全長を縮小できる。また、カムシャフト1
の一端の軸受部34を他端部と異なる形状にするととも
にカムシャフト1の最大外径とすることにより、短い軸
長でカムシャフト1を支持可能であるためカムシャフト
1の全長を縮小できる。またギア歯53は、カムシャフ
ト1が軸方向に移動した場合においても、後述する中間
ギア52との噛合が外れないよう軸方向にギア溝が延設
されている。
中央に設けられた窪み58内に円柱状のアルミ製のカム
シャフト1が設けられている。カムシャフト1の材質を
アルミにするのは、カムシャフト1を鉄で製造すると鍛
造による製造となり製造コストが高くなるとともに重く
なり過ぎるからである。カムシャフト1は、軸受9、2
9に対し回転可能かつ軸方向に往復動可能に支持されて
いる。軸受9、29は、本発明では、滑り軸受、玉軸
受、コロ軸受や転がり軸受等を用いてもよい。軸受9は
ハウジング28の一端に圧入固定され、カムシャフト1
の一端の軸受部34を案内する。軸受29は、カムシャ
フト1の他端部を案内しており、サイドハウジング30
に圧入固定されている。サイドハウジング30はボルト
37によりハウジング28に固定されている。円柱状の
カムシャフト1の主要部分の外周面には各スプール弁S
Pを駆動するカムとして凹凸が形成されている。カムシ
ャフト1の軸受9近傍の円周面にカム面と反対側のスプ
ール弁6、7、8側に、所定の円弧幅で所定の軸方向長
さのギア歯53が形成されている。このため、カムシャ
フト1の回動駆動に用いるギアスペースを節約できカム
シャフト1の全長を縮小できる。また、カムシャフト1
の一端の軸受部34を他端部と異なる形状にするととも
にカムシャフト1の最大外径とすることにより、短い軸
長でカムシャフト1を支持可能であるためカムシャフト
1の全長を縮小できる。またギア歯53は、カムシャフ
ト1が軸方向に移動した場合においても、後述する中間
ギア52との噛合が外れないよう軸方向にギア溝が延設
されている。
【0034】ギア歯53に対向する位置に、カムシャフ
ト1の軸方向と平行な回転軸を有するステップモータ1
2が固定されている。ステップモータ12はハウジング
12a内に駆動部を収容し固定子を形成している。図示
しない電源から固定子である駆動部に駆動電流が供給さ
れ可動子である回転軸を回動させる。図3に示すよう
に、ステップモータ12のハウジング12aには渦巻状
のリターンスプリング54の一端が固定され、他端はス
テップモータ12の回転軸に固定されている。また、ス
テップモータ12のハウジングにはストッパピン55が
設けられ、ステップモータ12の回転軸にはストッパレ
バー31が固定されている。ストッパピン55にストッ
パレバー31が当接することによりステップモータ12
の回転角が制限されている。ステップモータ12の回転
軸にギア13が同心円状に固定され、このギア13とギ
ア歯53との間に、ギア歯53の形成されたカムシャフ
ト1の外径よりも大きな外径の中間ギア52が固定部材
32によりハウジング28に回転可能に取り付けられて
いる。ギア歯53が形成されている位置におけるカムシ
ャフト1の外径は、ギア13の外径よりも大きい。ステ
ップモータ12の駆動力は、ギア13、中間ギア52か
らギア歯53に伝達し、カムシャフト1を回動駆動す
る。
ト1の軸方向と平行な回転軸を有するステップモータ1
2が固定されている。ステップモータ12はハウジング
12a内に駆動部を収容し固定子を形成している。図示
しない電源から固定子である駆動部に駆動電流が供給さ
れ可動子である回転軸を回動させる。図3に示すよう
に、ステップモータ12のハウジング12aには渦巻状
のリターンスプリング54の一端が固定され、他端はス
テップモータ12の回転軸に固定されている。また、ス
テップモータ12のハウジングにはストッパピン55が
設けられ、ステップモータ12の回転軸にはストッパレ
バー31が固定されている。ストッパピン55にストッ
パレバー31が当接することによりステップモータ12
の回転角が制限されている。ステップモータ12の回転
軸にギア13が同心円状に固定され、このギア13とギ
ア歯53との間に、ギア歯53の形成されたカムシャフ
ト1の外径よりも大きな外径の中間ギア52が固定部材
32によりハウジング28に回転可能に取り付けられて
いる。ギア歯53が形成されている位置におけるカムシ
ャフト1の外径は、ギア13の外径よりも大きい。ステ
ップモータ12の駆動力は、ギア13、中間ギア52か
らギア歯53に伝達し、カムシャフト1を回動駆動す
る。
【0035】本実施例においては、ステップモータ12
の回転軸をカムシャフト1と平行に設置することによ
り、ギア13とギア歯53との間に中間ギア52をただ
一つ介在させるだけでステップモータ12の駆動力をカ
ムシャフト1に伝達可能であるとともに、コンパクトな
構成で大きな減速比が得られるので集積弁60を小型化
できる。さらにステップモータ12から中間ギア52に
伝達するトルクよりも中間ギア52からギア歯53に伝
達するトルクの方が大きくなるため、ステップモータ1
2のトルクを増幅してカムシャフト1に伝達できる。こ
のため、ステップモータ12の駆動力を小さくできるの
で、ステップモータ12を小型化可能である。また、ス
プール弁SPの内、カムシャフト1の軸方向の最外位置
に配置されているスプール弁2と5間にカムシャフト1
のカム面側に向けてステップモータ12を設置したこと
により集積弁60の全長を短くできるのでさらに集積弁
60を小型化できる。
の回転軸をカムシャフト1と平行に設置することによ
り、ギア13とギア歯53との間に中間ギア52をただ
一つ介在させるだけでステップモータ12の駆動力をカ
ムシャフト1に伝達可能であるとともに、コンパクトな
構成で大きな減速比が得られるので集積弁60を小型化
できる。さらにステップモータ12から中間ギア52に
伝達するトルクよりも中間ギア52からギア歯53に伝
達するトルクの方が大きくなるため、ステップモータ1
2のトルクを増幅してカムシャフト1に伝達できる。こ
のため、ステップモータ12の駆動力を小さくできるの
で、ステップモータ12を小型化可能である。また、ス
プール弁SPの内、カムシャフト1の軸方向の最外位置
に配置されているスプール弁2と5間にカムシャフト1
のカム面側に向けてステップモータ12を設置したこと
により集積弁60の全長を短くできるのでさらに集積弁
60を小型化できる。
【0036】カムシャフト1の軸受29側の端部には、
外部のセレクトレバー500と図示しないリンクを介し
機械的に連結されている連結部11が設けられており、
操作者がセレクトレバー500を操作することにより、
連結部11はセレクトレバー500に連動しカムシャフ
ト1を軸方向に駆動する。図1に示すカムシャフト1の
回転角は、図5に示すAT用ECU70からの指示によ
って制御され、ステップモータ12がカムシャフト1を
回転させて、カムシャフト1の円周面に設けられたカム
によりピン14、15、16、17、18、19、20
を介してスプール弁SPの位置を制御し、各油圧ポート
PS 、PC1、PC2、Dr のいずれかが連通ポート39、
40、41、42、43、44、45と連通し、図6の
油圧連通モードに従い所定の油圧が各摩擦係合装置に加
えられる。
外部のセレクトレバー500と図示しないリンクを介し
機械的に連結されている連結部11が設けられており、
操作者がセレクトレバー500を操作することにより、
連結部11はセレクトレバー500に連動しカムシャフ
ト1を軸方向に駆動する。図1に示すカムシャフト1の
回転角は、図5に示すAT用ECU70からの指示によ
って制御され、ステップモータ12がカムシャフト1を
回転させて、カムシャフト1の円周面に設けられたカム
によりピン14、15、16、17、18、19、20
を介してスプール弁SPの位置を制御し、各油圧ポート
PS 、PC1、PC2、Dr のいずれかが連通ポート39、
40、41、42、43、44、45と連通し、図6の
油圧連通モードに従い所定の油圧が各摩擦係合装置に加
えられる。
【0037】AT用ECU70は、図5に示すように加
速に際し変速段を下段にシフトするためのキックダウン
信号やセレクトレバー500がどのポジションにあるの
かを示すセレクトレバー信号等と、エンジンの駆動を制
御するエンジン(E/G)用ECU72からの信号によ
って、E/G用ECU72とデータを交換しながらステ
ップモータ12を駆動するモータ位置信号を出力し、同
時に各油圧制御信号を前述の係合油圧制御弁61、6
2、ライン圧制御弁64、ロックアップ油圧制御弁65
に出力する。この時E/G用ECU72とAT用ECU
70とが交換するデータとしては、図7に示すようにラ
ジエータの水温、スロットル開度、クランクシャフトの
クランク角、車速、タービン回転数等がある。
速に際し変速段を下段にシフトするためのキックダウン
信号やセレクトレバー500がどのポジションにあるの
かを示すセレクトレバー信号等と、エンジンの駆動を制
御するエンジン(E/G)用ECU72からの信号によ
って、E/G用ECU72とデータを交換しながらステ
ップモータ12を駆動するモータ位置信号を出力し、同
時に各油圧制御信号を前述の係合油圧制御弁61、6
2、ライン圧制御弁64、ロックアップ油圧制御弁65
に出力する。この時E/G用ECU72とAT用ECU
70とが交換するデータとしては、図7に示すようにラ
ジエータの水温、スロットル開度、クランクシャフトの
クランク角、車速、タービン回転数等がある。
【0038】カムシャフト1は、ある作動モードにおけ
るピン14、15、16、17、18、19、20との
当接位置から周方向および軸方向にそれぞれ所定幅で同
一径部分を設けてあるため、カムシャフト1が回転方向
またはスライド方向に駆動され小さな範囲で移動して
も、スプール弁SPが位置変化しない。このため、カム
シャフト1の位置決めに若干のずれを許容している。さ
らに、カムシャフト1が回転方向またはスライド方向に
全ストロークしたときにも、ピン14、15、16、1
7、18、19、20の側面と隣接スプールに対応した
カムシャフト表面のカム凹凸との間には若干の余裕が設
けてあり、万一の際にも、ピン14、15、16、1
7、18、19、20に大きな力が加わらないように考
慮されている。また、カム凹凸の隅部は、ピン14、1
5、16、17、18、19、20先端の曲率半径より
も大きな曲率半径に加工されており、カム凹凸に対する
ピンの追従がスムーズに行えるように配慮してある。
るピン14、15、16、17、18、19、20との
当接位置から周方向および軸方向にそれぞれ所定幅で同
一径部分を設けてあるため、カムシャフト1が回転方向
またはスライド方向に駆動され小さな範囲で移動して
も、スプール弁SPが位置変化しない。このため、カム
シャフト1の位置決めに若干のずれを許容している。さ
らに、カムシャフト1が回転方向またはスライド方向に
全ストロークしたときにも、ピン14、15、16、1
7、18、19、20の側面と隣接スプールに対応した
カムシャフト表面のカム凹凸との間には若干の余裕が設
けてあり、万一の際にも、ピン14、15、16、1
7、18、19、20に大きな力が加わらないように考
慮されている。また、カム凹凸の隅部は、ピン14、1
5、16、17、18、19、20先端の曲率半径より
も大きな曲率半径に加工されており、カム凹凸に対する
ピンの追従がスムーズに行えるように配慮してある。
【0039】セレクトレバー500のシフト位置は、通
常P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラ
ル)、D(ドライブ)、2(セカンド)、L(ロー)の
6位置であるが、パーキングおよびニュートラルの位置
については変速操作は実施されないので、自動変速処理
が実施されたとしても、トランスミッション300はト
ルクを伝達しないように設定されている。図6は、セレ
クトレバー500の各レンジおよび各変速レンジにおい
て各スプール弁SPがライン圧ポートPS 、ドレン圧ポ
ートDr 、制御圧ポートPc1、制御圧ポートPc2の何れ
のポートに接続されるかを示した図である。また制御圧
ポートPc1と制御圧ポートPc2はそれぞれ二つの係合油
圧制御弁61、62に接続しているので違う記号とした
が、とりうる圧力値の範囲(即ちライン圧を最高圧とし
てそれ以下の範囲)としては同じである。カムシャフト
1のカム形状は、図6に示される油圧連通モードで決ま
るスプール弁位置となるよう設計される。なおこのよう
にして制御されるATの各クラッチ類、ブレーキ類の動
作状態は図7に示すような構成となる。
常P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラ
ル)、D(ドライブ)、2(セカンド)、L(ロー)の
6位置であるが、パーキングおよびニュートラルの位置
については変速操作は実施されないので、自動変速処理
が実施されたとしても、トランスミッション300はト
ルクを伝達しないように設定されている。図6は、セレ
クトレバー500の各レンジおよび各変速レンジにおい
て各スプール弁SPがライン圧ポートPS 、ドレン圧ポ
ートDr 、制御圧ポートPc1、制御圧ポートPc2の何れ
のポートに接続されるかを示した図である。また制御圧
ポートPc1と制御圧ポートPc2はそれぞれ二つの係合油
圧制御弁61、62に接続しているので違う記号とした
が、とりうる圧力値の範囲(即ちライン圧を最高圧とし
てそれ以下の範囲)としては同じである。カムシャフト
1のカム形状は、図6に示される油圧連通モードで決ま
るスプール弁位置となるよう設計される。なおこのよう
にして制御されるATの各クラッチ類、ブレーキ類の動
作状態は図7に示すような構成となる。
【0040】カムシャフト1は連結部11によってセレ
クトレバー500と連結しているので、運転者による手
動操作でセレクトレバー500の位置選択が行われる
と、カムシャフト1はシャフト軸方向に移動し、カムシ
ャフト1の軸方向の凹凸でカムシャフト1に接するピン
14、15、16、17、18、19、20を動かし各
スプール弁SPを制御する。また、ステップモータ12
はAT用ECU70の指令により回動し、カムシャフト
1の円周方向の凹凸で各スプール弁SPの位置を制御す
る。
クトレバー500と連結しているので、運転者による手
動操作でセレクトレバー500の位置選択が行われる
と、カムシャフト1はシャフト軸方向に移動し、カムシ
ャフト1の軸方向の凹凸でカムシャフト1に接するピン
14、15、16、17、18、19、20を動かし各
スプール弁SPを制御する。また、ステップモータ12
はAT用ECU70の指令により回動し、カムシャフト
1の円周方向の凹凸で各スプール弁SPの位置を制御す
る。
【0041】図8はスプール弁4および7についてDレ
ンジ位置にあるカムシャフト1の軸方向断面図を示して
おり、変速段が第4速の位置にある状態である。スプー
ル弁4および7にそれぞれ接しているピン16および1
9は、他端がいずれもカムシャフト1の最大径の位置に
接しているのでスプール弁4および7を最大に押し上げ
ている。従って、スプール弁4および7はライン圧ポー
ト35c、35f(P S )と連通する位置に位置決めさ
れ、スプール弁4および7に連通する多板クラッチC1
および多板ブレーキB2にライン圧の圧油が供給され
る。
ンジ位置にあるカムシャフト1の軸方向断面図を示して
おり、変速段が第4速の位置にある状態である。スプー
ル弁4および7にそれぞれ接しているピン16および1
9は、他端がいずれもカムシャフト1の最大径の位置に
接しているのでスプール弁4および7を最大に押し上げ
ている。従って、スプール弁4および7はライン圧ポー
ト35c、35f(P S )と連通する位置に位置決めさ
れ、スプール弁4および7に連通する多板クラッチC1
および多板ブレーキB2にライン圧の圧油が供給され
る。
【0042】この状態から、AT用ECU70の指令に
よるステップモータ12の回転に応じ、3速(3rd)、
2速(2nd)、1速(1st)と、カムシャフト1は45
°間隔で回転し、その回転に応じピン16および19は
カムシャフト1の外周面に沿って移動する。図8に示し
た図の場合には、スプール弁4および7は3rdと4thに
おいて同一の位置であるが、2ndの変速段ではピン19
がカムシャフト1の中間径位置に移動し、スプール弁7
は制御圧ポート38fに連通する位置に移動され、連通
ポート44を介し多板ブレーキB2へ制御圧の圧油が供
給される。1stの変速段においても同様に、図6に示す
圧力分配が行われる。
よるステップモータ12の回転に応じ、3速(3rd)、
2速(2nd)、1速(1st)と、カムシャフト1は45
°間隔で回転し、その回転に応じピン16および19は
カムシャフト1の外周面に沿って移動する。図8に示し
た図の場合には、スプール弁4および7は3rdと4thに
おいて同一の位置であるが、2ndの変速段ではピン19
がカムシャフト1の中間径位置に移動し、スプール弁7
は制御圧ポート38fに連通する位置に移動され、連通
ポート44を介し多板ブレーキB2へ制御圧の圧油が供
給される。1stの変速段においても同様に、図6に示す
圧力分配が行われる。
【0043】セレクトレバー500を順に、2(前進第
2速)、D(前進自動変速段)、N(ニュートラル)、
R(リバース)、P(パーキング)にシフトした場合、
カムシャフト1は予め定められた距離だけ軸方向に移動
する。すると、回転移動の場合と同様にしてスプール弁
4および7は、図6に示す圧力分配が行われる。他の変
速段および他のレンジおよび他のスプール弁においても
同様の作動を示す。
2速)、D(前進自動変速段)、N(ニュートラル)、
R(リバース)、P(パーキング)にシフトした場合、
カムシャフト1は予め定められた距離だけ軸方向に移動
する。すると、回転移動の場合と同様にしてスプール弁
4および7は、図6に示す圧力分配が行われる。他の変
速段および他のレンジおよび他のスプール弁においても
同様の作動を示す。
【0044】次にDレンジ位置における変速動作を説明
する。他のレンジにおいても基本的な作動は同様であ
る。カムシャフト1は手動のDレンジの位置において、
カムの凹凸によりピンを介しスプール弁SPを図6のD
レンジの欄で示す油圧ポートで決まる油圧連通モードに
する。そしてカムシャフト1に対するAT用ECU70
の指示が、車速の4段階の内の1速モード(図6の
1st)であると、図6、図7に示すように、多板クラッ
チC0は、図1のライン圧ポート35からライン圧ポー
ト35a(図6のPS )、スプール弁2の油路溝、連通
ポート39を介しライン圧を受けて作動状態となる。多
板クラッチC1は同様に、制御圧ポート36から制御圧
ポート36c(図6のPC1)、スプール弁4の油路溝、
連通ポート41を介し制御圧を受け、車速等の状態によ
って制御圧が係合油圧制御弁61、62で調節され係合
状態が制御される。また、多板クラッチC2および多板
ブレーキB0はドレン圧ポート48c、48d(図6の
Dr )を通じてドレン圧ポート48に接続され、多板ブ
レーキB1、B2、B3もすべてドレン圧ポート48に
接続される。
する。他のレンジにおいても基本的な作動は同様であ
る。カムシャフト1は手動のDレンジの位置において、
カムの凹凸によりピンを介しスプール弁SPを図6のD
レンジの欄で示す油圧ポートで決まる油圧連通モードに
する。そしてカムシャフト1に対するAT用ECU70
の指示が、車速の4段階の内の1速モード(図6の
1st)であると、図6、図7に示すように、多板クラッ
チC0は、図1のライン圧ポート35からライン圧ポー
ト35a(図6のPS )、スプール弁2の油路溝、連通
ポート39を介しライン圧を受けて作動状態となる。多
板クラッチC1は同様に、制御圧ポート36から制御圧
ポート36c(図6のPC1)、スプール弁4の油路溝、
連通ポート41を介し制御圧を受け、車速等の状態によ
って制御圧が係合油圧制御弁61、62で調節され係合
状態が制御される。また、多板クラッチC2および多板
ブレーキB0はドレン圧ポート48c、48d(図6の
Dr )を通じてドレン圧ポート48に接続され、多板ブ
レーキB1、B2、B3もすべてドレン圧ポート48に
接続される。
【0045】そして1速モード状態からAT用ECU7
0が2速モード(図6の2nd)の指示状態になったとす
ると、AT用ECU70からの指示によってステップモ
ータ12がカムシャフト1を2速モード位置に回転さ
せ、各スプール弁SPの位置を変化させる。その結果、
図6のDレンジの2ndの欄に示すように、多板クラッチ
C1はライン圧ポート35c(図6のPS )を通じてラ
イン圧ポート35に接続され、多板ブレーキB2は制御
圧ポート38f(図6のPc2)を通じて制御圧ポート3
8に接続され、他のクラッチ、ブレーキは1速モードと
同じ状態が保持される。これらのモードによって決まる
油圧でトランスミッション300内のクラッチ類、ブレ
ーキ類が作動し1速モードと異なる変速比である2速モ
ードの状態となる。このように制御状態が決められてA
Tとしての機能を果たす。他のレンジ位置でも、またシ
フトダウン操作でも同様な動作で制御される。
0が2速モード(図6の2nd)の指示状態になったとす
ると、AT用ECU70からの指示によってステップモ
ータ12がカムシャフト1を2速モード位置に回転さ
せ、各スプール弁SPの位置を変化させる。その結果、
図6のDレンジの2ndの欄に示すように、多板クラッチ
C1はライン圧ポート35c(図6のPS )を通じてラ
イン圧ポート35に接続され、多板ブレーキB2は制御
圧ポート38f(図6のPc2)を通じて制御圧ポート3
8に接続され、他のクラッチ、ブレーキは1速モードと
同じ状態が保持される。これらのモードによって決まる
油圧でトランスミッション300内のクラッチ類、ブレ
ーキ類が作動し1速モードと異なる変速比である2速モ
ードの状態となる。このように制御状態が決められてA
Tとしての機能を果たす。他のレンジ位置でも、またシ
フトダウン操作でも同様な動作で制御される。
【0046】手動でセレクトレバー500を切換えレン
ジを変更すると、セレクトレバー500に連動した連結
部11によってカムシャフト1がスライドさせられて各
スプール弁SPの位置を切換え、図6の各レンジで指定
するような油圧連通モードにする。その状態で同時にE
CU70による制御でステップモータ12によりカムシ
ャフト1が回動駆動されて車速に対応した油圧連通モー
ドになり、自動制御が続行される。
ジを変更すると、セレクトレバー500に連動した連結
部11によってカムシャフト1がスライドさせられて各
スプール弁SPの位置を切換え、図6の各レンジで指定
するような油圧連通モードにする。その状態で同時にE
CU70による制御でステップモータ12によりカムシ
ャフト1が回動駆動されて車速に対応した油圧連通モー
ドになり、自動制御が続行される。
【0047】次に、フェイルセーフ機能に付いて説明す
る。フェイルは突然発生することもあり、車両において
は走行中に発生することが考えられるため、フェイル発
生と同時に対応する必要がある。ここで対応するフェイ
ルセーフは、装置自体が機械的な破損を生じる程度まで
のフェイルではなく、自動制御機能が不能となった場合
である。なんらかの理由で自動制御機能が不能状態にな
った場合、手動で変速操作を実施できるようにフェイル
セーフ設定する。通常、従来の車両で実施されているよ
うに、ATにおけるファイルセーフは、変速状態を現状
維持もしくは4速モード位置(高速モード側)にするよ
うにしている。これは、フェイル時にシフトダウンが生
じると、車両に突然エンジンブレーキがかかる状態とな
る場合があり、変速ショックを生じ危険であるため、必
ず高速側にシフトアップするようにしてショックの生じ
る危険性を避けるように処置がとられている。
る。フェイルは突然発生することもあり、車両において
は走行中に発生することが考えられるため、フェイル発
生と同時に対応する必要がある。ここで対応するフェイ
ルセーフは、装置自体が機械的な破損を生じる程度まで
のフェイルではなく、自動制御機能が不能となった場合
である。なんらかの理由で自動制御機能が不能状態にな
った場合、手動で変速操作を実施できるようにフェイル
セーフ設定する。通常、従来の車両で実施されているよ
うに、ATにおけるファイルセーフは、変速状態を現状
維持もしくは4速モード位置(高速モード側)にするよ
うにしている。これは、フェイル時にシフトダウンが生
じると、車両に突然エンジンブレーキがかかる状態とな
る場合があり、変速ショックを生じ危険であるため、必
ず高速側にシフトアップするようにしてショックの生じ
る危険性を避けるように処置がとられている。
【0048】図6の各油圧連通モードは、例として多板
クラッチC0(スプール弁2)の欄で示すと、通常使用
する範囲として本来太線の枠で囲った範囲内の連通位置
が必要なだけである。即ち、Lレンジにおいては、スピ
ードは1stおよび2nd状態だけであり、正常に動作して
いる間は3rdや4thに変速されることはない。同様に、
2レンジにおいては1st、2nd、3rdのみで、4thへは
変速されない。N、R、Pレンジにおいては、その作動
から変速されることはなく、1stのみである。そこで本
実施例においては、フェイル(故障)時のフェイルセー
フのため、未使用変速モード位置において、図6に示す
ように、油圧連通モードを限定しておく。即ち、高速側
である油圧連通モード位置に太枠範囲の右端の油圧連通
モードと同一の連通状態を維持するようになっている。
例えばLレンジにおいては、Lレンジにおける最高速モ
ードであるライン圧ポートPS と連通する2ndの油圧連
通モードを未使用の3rd、4thに設定する。以下、2レ
ンジ、Dレンジ、Nレンジ、Rレンジ、Pレンジにおい
ても同様である。
クラッチC0(スプール弁2)の欄で示すと、通常使用
する範囲として本来太線の枠で囲った範囲内の連通位置
が必要なだけである。即ち、Lレンジにおいては、スピ
ードは1stおよび2nd状態だけであり、正常に動作して
いる間は3rdや4thに変速されることはない。同様に、
2レンジにおいては1st、2nd、3rdのみで、4thへは
変速されない。N、R、Pレンジにおいては、その作動
から変速されることはなく、1stのみである。そこで本
実施例においては、フェイル(故障)時のフェイルセー
フのため、未使用変速モード位置において、図6に示す
ように、油圧連通モードを限定しておく。即ち、高速側
である油圧連通モード位置に太枠範囲の右端の油圧連通
モードと同一の連通状態を維持するようになっている。
例えばLレンジにおいては、Lレンジにおける最高速モ
ードであるライン圧ポートPS と連通する2ndの油圧連
通モードを未使用の3rd、4thに設定する。以下、2レ
ンジ、Dレンジ、Nレンジ、Rレンジ、Pレンジにおい
ても同様である。
【0049】さらに本実施例の場合、変速モード側、す
なわちカムシャフト1の回転方向側にフェイルセーフモ
ード位置を別途設けている(図6のフェイル欄)。この
フェイルセーフモード位置の作用については後述する。
まず4th位置をフェイルセーフ位置としている場合のフ
ェイル時の動作について説明する。何らかのフェイルが
発生したものとAT用ECU70が判断すると、変速状
態を決定しているカムシャフト1をステップモータ12
の駆動でフェイルセーフ位置(4速モード位置)にシフ
トする。強制的にこのフェイルセーフ位置に固定するこ
とで、自動制御は不能となっても、上述のように各レン
ジにおける高速段と同じ連通モードを4thに設定するた
め、手動操作によるレンジ切換え動作は作動する。
なわちカムシャフト1の回転方向側にフェイルセーフモ
ード位置を別途設けている(図6のフェイル欄)。この
フェイルセーフモード位置の作用については後述する。
まず4th位置をフェイルセーフ位置としている場合のフ
ェイル時の動作について説明する。何らかのフェイルが
発生したものとAT用ECU70が判断すると、変速状
態を決定しているカムシャフト1をステップモータ12
の駆動でフェイルセーフ位置(4速モード位置)にシフ
トする。強制的にこのフェイルセーフ位置に固定するこ
とで、自動制御は不能となっても、上述のように各レン
ジにおける高速段と同じ連通モードを4thに設定するた
め、手動操作によるレンジ切換え動作は作動する。
【0050】自動制御を行うAT用ECU70の処理プ
ログラムのうち、フェイルに関する処理の流れの概略を
示したものが図9(A)である。AT用ECU70は、
各種のセンサなどの異常信号や演算結果の食い違いなど
からフェイルかどうかの判定を行い、フェイルならば図
9(A)のフローチャートのステップ610の判断でフ
ェイル処理のステップ650へ移り、カムシャフト1を
フェイルセーフ位置(4速モード位置)に移動させる。
フェイルセーフ位置では完全には自動変速と同等の変速
機能を実現しなくなるが(例えばLレンジで2nd発進と
なるなど)、手動操作により少なくとも変速させる機能
は維持されることになる。
ログラムのうち、フェイルに関する処理の流れの概略を
示したものが図9(A)である。AT用ECU70は、
各種のセンサなどの異常信号や演算結果の食い違いなど
からフェイルかどうかの判定を行い、フェイルならば図
9(A)のフローチャートのステップ610の判断でフ
ェイル処理のステップ650へ移り、カムシャフト1を
フェイルセーフ位置(4速モード位置)に移動させる。
フェイルセーフ位置では完全には自動変速と同等の変速
機能を実現しなくなるが(例えばLレンジで2nd発進と
なるなど)、手動操作により少なくとも変速させる機能
は維持されることになる。
【0051】ステップモータ12の駆動制御にフェイル
が生じた場合、ステップモータ12の駆動を打ち切りリ
ターンスプリング54によってフェイルセーフ位置(4
速モード位置)まで強制的に移動させる。その場合が図
9(B)に示すフローチャートである。AT用ECU7
0は各種センサからステップモータ12の駆動制御がフ
ェイルしたと判断した場合、ステップモータ12をフリ
ーの状態にし、カムシャフト1をリターンスプリング5
4の復元力でフェイルセーフ位置(4速モード位置)に
シフトする。その状態でセレクトレバー500の操作に
よる手動のP、R、N、D、2、Lレンジの選択がなさ
れ、カムシャフト1は連結部11で移動させられて各ス
プール弁SPの位置を制御する。
が生じた場合、ステップモータ12の駆動を打ち切りリ
ターンスプリング54によってフェイルセーフ位置(4
速モード位置)まで強制的に移動させる。その場合が図
9(B)に示すフローチャートである。AT用ECU7
0は各種センサからステップモータ12の駆動制御がフ
ェイルしたと判断した場合、ステップモータ12をフリ
ーの状態にし、カムシャフト1をリターンスプリング5
4の復元力でフェイルセーフ位置(4速モード位置)に
シフトする。その状態でセレクトレバー500の操作に
よる手動のP、R、N、D、2、Lレンジの選択がなさ
れ、カムシャフト1は連結部11で移動させられて各ス
プール弁SPの位置を制御する。
【0052】本構成の場合いずれの変速モード位置にお
いてフェイルした場合においても変速ショックが軽減さ
れる構造となっている。例えば、セレクトレバー500
が2レンジにあり、変速モードが2ndにある時フェイル
したとすると、カムシャフト1は、低速側である1st側
へ移動することなく、フェイル時の2nd位置より順に、
3rd位置を経由して4thへシフトすることとなり、順に
高速段側へ切換わり、シフトダウン時に生じるようなエ
ンジンブレーキによるショック等が発生しない。
いてフェイルした場合においても変速ショックが軽減さ
れる構造となっている。例えば、セレクトレバー500
が2レンジにあり、変速モードが2ndにある時フェイル
したとすると、カムシャフト1は、低速側である1st側
へ移動することなく、フェイル時の2nd位置より順に、
3rd位置を経由して4thへシフトすることとなり、順に
高速段側へ切換わり、シフトダウン時に生じるようなエ
ンジンブレーキによるショック等が発生しない。
【0053】なお、このリターンスプリング54は、ハ
ウジング内部に設けられる構成でも、別の機構による力
を用いてもよい。また自動と手動とが入れ代わった構成
の場合、このリターンスプリング54の力は、どの部位
に設けようともカムシャフト1を軸方向にストッパ位置
までスライドさせる力を蓄えさせる構成とし、さらには
特に設けず、モータの力でリターンさせる構成であって
も構わない。
ウジング内部に設けられる構成でも、別の機構による力
を用いてもよい。また自動と手動とが入れ代わった構成
の場合、このリターンスプリング54の力は、どの部位
に設けようともカムシャフト1を軸方向にストッパ位置
までスライドさせる力を蓄えさせる構成とし、さらには
特に設けず、モータの力でリターンさせる構成であって
も構わない。
【0054】フェイル時のスプール弁の位置において、
カムシャフト1はリターンスプリング54の復元力によ
ってストッパレバー31がストッパピン55に当接する
位置まで移動することから、カムシャフト1のフェイル
セーフ位置として、通常利用されている4速モード位置
ではなく、フェイルセーフモード位置を別途設けてもよ
い。図6では4thの隣のフェイル欄で示される。即ち、
フェイルが発生する場合は突然の場合が殆どであり、ど
のような原因で発生するかが予想できない。場合によっ
ては油圧調整が機能を消失してしまうこともありえる。
そうすると油圧は急激に変化するので、油圧で作動させ
るクラッチ類も急激に変化する。するとATとしては変
速ショックが生じることから、このような変速ショック
を生じないようにする必要がある。そこで変速ショック
を防ぐためにフェイルセーフモード位置として、各スプ
ール弁の連通状態を通常使用しない半開の位置に固定し
半連通状態にして、フェイルによる急激な油圧変化を避
ける設定とする。これは特にクラッチ圧を直接制御する
本発明のようなシステムのATに対して有効な設定であ
る。油圧供給が正常のままの場合、半連通状態であって
も制御は正常に保たれるので、半連通状態にすることは
差し支えない。
カムシャフト1はリターンスプリング54の復元力によ
ってストッパレバー31がストッパピン55に当接する
位置まで移動することから、カムシャフト1のフェイル
セーフ位置として、通常利用されている4速モード位置
ではなく、フェイルセーフモード位置を別途設けてもよ
い。図6では4thの隣のフェイル欄で示される。即ち、
フェイルが発生する場合は突然の場合が殆どであり、ど
のような原因で発生するかが予想できない。場合によっ
ては油圧調整が機能を消失してしまうこともありえる。
そうすると油圧は急激に変化するので、油圧で作動させ
るクラッチ類も急激に変化する。するとATとしては変
速ショックが生じることから、このような変速ショック
を生じないようにする必要がある。そこで変速ショック
を防ぐためにフェイルセーフモード位置として、各スプ
ール弁の連通状態を通常使用しない半開の位置に固定し
半連通状態にして、フェイルによる急激な油圧変化を避
ける設定とする。これは特にクラッチ圧を直接制御する
本発明のようなシステムのATに対して有効な設定であ
る。油圧供給が正常のままの場合、半連通状態であって
も制御は正常に保たれるので、半連通状態にすることは
差し支えない。
【0055】図10(A)は上記のフェイルセーフモー
ド位置としてのスプール弁位置を決めるための、カムシ
ャフト1の回転方向の凹凸断面(一部)である。横軸は
カムシャフト1の回転方向を表しており、1速、2速、
3速、4速モード位置およびフェイルセーフ位置を表し
ている。縦軸はスプール弁の位置を表し、各油圧ポート
が連通ポートと連通する位置として、下からドレン圧ポ
ートDr 、制御圧ポートPC1、PC2、ライン圧ポートP
S 位置が示してある。図に示したハッチ付のグラフは、
カムシャフト1を回動駆動させた際のスプール弁の位置
を、スプール弁5に接続するクラッチC2におけるDレ
ンジ、およびスプール弁8に接続するブレーキB1 にお
ける2レンジについて示してある。4速モード(4th)
の位置にあるスプール弁5は、図10(B)に示すよう
に、スプール弁5に設けられた環状の油路溝5aがちょ
うどライン圧ポート35dに整合した位置となってい
る。それがフェイルセーフ位置になった場合、図10
(C)に示すように、スプール弁5の位置が下にずれ
て、油路溝5aがライン圧ポート35dに対して半連通
(半開)の位置になり、弁の開口度を狭くして油圧の変
化を遮る状態になる。従ってフェイル時の油圧状態と著
しく変化する場合においても、圧油は絞られた開口部か
ら徐々に流入、流出することとなるので、フェイルセー
フ位置へ変速されたときでも変速ショックを起こすこと
がない。
ド位置としてのスプール弁位置を決めるための、カムシ
ャフト1の回転方向の凹凸断面(一部)である。横軸は
カムシャフト1の回転方向を表しており、1速、2速、
3速、4速モード位置およびフェイルセーフ位置を表し
ている。縦軸はスプール弁の位置を表し、各油圧ポート
が連通ポートと連通する位置として、下からドレン圧ポ
ートDr 、制御圧ポートPC1、PC2、ライン圧ポートP
S 位置が示してある。図に示したハッチ付のグラフは、
カムシャフト1を回動駆動させた際のスプール弁の位置
を、スプール弁5に接続するクラッチC2におけるDレ
ンジ、およびスプール弁8に接続するブレーキB1 にお
ける2レンジについて示してある。4速モード(4th)
の位置にあるスプール弁5は、図10(B)に示すよう
に、スプール弁5に設けられた環状の油路溝5aがちょ
うどライン圧ポート35dに整合した位置となってい
る。それがフェイルセーフ位置になった場合、図10
(C)に示すように、スプール弁5の位置が下にずれ
て、油路溝5aがライン圧ポート35dに対して半連通
(半開)の位置になり、弁の開口度を狭くして油圧の変
化を遮る状態になる。従ってフェイル時の油圧状態と著
しく変化する場合においても、圧油は絞られた開口部か
ら徐々に流入、流出することとなるので、フェイルセー
フ位置へ変速されたときでも変速ショックを起こすこと
がない。
【0056】図10(C)の位置は、図10(A)にお
けるスプール弁5に接続するクラッチC2のDレンジに
限らず、他のスプール弁でも4速がライン圧ポートPS
と連通される場合は同様である。図11(A)は同様
に、DレンジにおけるクラッチC0に接続するスプール
弁2と2レンジにおけるクラッチC2に接続するスプー
ル弁5の位置を示した図で、フェイル時にはスプール弁
2の油路溝2aは図11(B)に示す位置に設定され
る。正常な状態は図11(C)である。油路溝2aが制
御圧ポート36aに連通する位置の場合、スプール弁2
は上下どちらに移動しても半連通状態とすることがで
き、カムシャフトの設計で望ましい方を選択すればよ
い。しかしながら、フェイルセーフ時のスプール弁位置
は、もし4速モード位置を半連通状態にする位置に設定
すると、スプール弁の移動量が少なくて済む。図12
(A)では、2レンジにおけるスプール弁5がフェイル
セーフ位置に位置決めされた際、下に移動して油路溝2
aと連通ポート42Hとが半連通状態になった状態を示
している。また、図10(A)に示すように、2レンジ
におけるスプール弁8は、4速モードにおいて連通ポー
ト45Lがドレン圧の油圧ポート48fに通ずる位置に
あり、これ以上下がらないので、図12(B)のように
少し上げた位置にし、連通ポート45Lとドレン圧ポー
ト48fとを半連通にする。
けるスプール弁5に接続するクラッチC2のDレンジに
限らず、他のスプール弁でも4速がライン圧ポートPS
と連通される場合は同様である。図11(A)は同様
に、DレンジにおけるクラッチC0に接続するスプール
弁2と2レンジにおけるクラッチC2に接続するスプー
ル弁5の位置を示した図で、フェイル時にはスプール弁
2の油路溝2aは図11(B)に示す位置に設定され
る。正常な状態は図11(C)である。油路溝2aが制
御圧ポート36aに連通する位置の場合、スプール弁2
は上下どちらに移動しても半連通状態とすることがで
き、カムシャフトの設計で望ましい方を選択すればよ
い。しかしながら、フェイルセーフ時のスプール弁位置
は、もし4速モード位置を半連通状態にする位置に設定
すると、スプール弁の移動量が少なくて済む。図12
(A)では、2レンジにおけるスプール弁5がフェイル
セーフ位置に位置決めされた際、下に移動して油路溝2
aと連通ポート42Hとが半連通状態になった状態を示
している。また、図10(A)に示すように、2レンジ
におけるスプール弁8は、4速モードにおいて連通ポー
ト45Lがドレン圧の油圧ポート48fに通ずる位置に
あり、これ以上下がらないので、図12(B)のように
少し上げた位置にし、連通ポート45Lとドレン圧ポー
ト48fとを半連通にする。
【0057】なお勿論、このフェイルセーフモード位置
を設けたカムシャフトにおいて、フェイルセーフ機能と
して、必ずしもスプール弁をこのフェイルセーフモード
位置にする必要はなく、モータによる移動で4速モード
位置近傍を利用しても構わない。
を設けたカムシャフトにおいて、フェイルセーフ機能と
して、必ずしもスプール弁をこのフェイルセーフモード
位置にする必要はなく、モータによる移動で4速モード
位置近傍を利用しても構わない。
【0058】以上説明した本発明の実施例では、集積弁
60は二方向の動きで制御され、即ち自動制御と手動操
作とを同時に兼ね備えてフェイルセーフ手段を有した油
圧制御を行う構造となっている。このため、自動制御が
異常のために制御が不能となっても手動操作によりAT
の制御を維持でき、特に下り坂や上り坂、山岳路、雪道
発進等の場合に不都合が生じることが防げる。またカム
シャフトに限らず自動、手動の機構を備えた油圧制御方
式ならば同様な効果を有する。このように本実施例で
は、自動、手動両制御機構を備えた集積弁によって軽
量、コンパクトでなおかつ信頼性の高いAT装置を提供
することができる。
60は二方向の動きで制御され、即ち自動制御と手動操
作とを同時に兼ね備えてフェイルセーフ手段を有した油
圧制御を行う構造となっている。このため、自動制御が
異常のために制御が不能となっても手動操作によりAT
の制御を維持でき、特に下り坂や上り坂、山岳路、雪道
発進等の場合に不都合が生じることが防げる。またカム
シャフトに限らず自動、手動の機構を備えた油圧制御方
式ならば同様な効果を有する。このように本実施例で
は、自動、手動両制御機構を備えた集積弁によって軽
量、コンパクトでなおかつ信頼性の高いAT装置を提供
することができる。
【0059】また本実施例では、図1に示すように、カ
ムシャフト1の両側にスプール弁SPを配置したので、
集積弁60はコンパクトな略平板状に構成されている。
配置上、上下方向の制約のある場所に適しており、例え
ばオイルパン内での配置も容易となる。本発明では、平
板状に限らず、例えば、カムシャフト軸を中心として屈
曲させるようにしてもよい。また本発明では、スプール
弁列をカムシャフトの片側に一列に配置させ細長くした
棒形状でももちろん構わない。これらの場合では、他の
装置、特にAT本体のトランスミッションの形状に合わ
せて設置余裕の少ないオイルパン内部などの周辺にコン
パクトに搭載することができる。
ムシャフト1の両側にスプール弁SPを配置したので、
集積弁60はコンパクトな略平板状に構成されている。
配置上、上下方向の制約のある場所に適しており、例え
ばオイルパン内での配置も容易となる。本発明では、平
板状に限らず、例えば、カムシャフト軸を中心として屈
曲させるようにしてもよい。また本発明では、スプール
弁列をカムシャフトの片側に一列に配置させ細長くした
棒形状でももちろん構わない。これらの場合では、他の
装置、特にAT本体のトランスミッションの形状に合わ
せて設置余裕の少ないオイルパン内部などの周辺にコン
パクトに搭載することができる。
【0060】また本実施例では、カムシャフト1に対す
るECU変速とマニュアル変速の割当は回転方向にEC
U変速、スライド方向にマニュアル変速を割り当ててい
る。これは、回転方向にカム面の凹凸変化の頻度が少な
くなるため、カムシャフト1の鋳造、成形等の加工が容
易になり製作上極めて有利になるからである。本発明で
は、カムシャフトの軸方向の直線運動によって自動制御
を行い、回転運動によって手動操作を行なうことも可能
である。この場合、ステップモータはカムシャフトを軸
方向に駆動し、セレクトレバーはカムシャフトを回転方
向に駆動する。
るECU変速とマニュアル変速の割当は回転方向にEC
U変速、スライド方向にマニュアル変速を割り当ててい
る。これは、回転方向にカム面の凹凸変化の頻度が少な
くなるため、カムシャフト1の鋳造、成形等の加工が容
易になり製作上極めて有利になるからである。本発明で
は、カムシャフトの軸方向の直線運動によって自動制御
を行い、回転運動によって手動操作を行なうことも可能
である。この場合、ステップモータはカムシャフトを軸
方向に駆動し、セレクトレバーはカムシャフトを回転方
向に駆動する。
【0061】また本発明では、カムシャフトは図示した
寸法に限らず、径を大きくして略円筒ドラムカムシャフ
トとしても構わない。またスプール弁の形状も、上述の
機能を持つ油圧弁であれば円筒に限らず、どのような形
状の弁であってもよい。なお一般的にスプール弁の個数
や油圧連通モードは、トランスミッションの構造に依存
して変わり、また多板ブレーキや多板クラッチの数や質
によって設定条件も変化する。
寸法に限らず、径を大きくして略円筒ドラムカムシャフ
トとしても構わない。またスプール弁の形状も、上述の
機能を持つ油圧弁であれば円筒に限らず、どのような形
状の弁であってもよい。なお一般的にスプール弁の個数
や油圧連通モードは、トランスミッションの構造に依存
して変わり、また多板ブレーキや多板クラッチの数や質
によって設定条件も変化する。
【0062】また本実施例では、カムシャフト1により
各スプール弁SPを駆動したが、本発明では、自動、手
動の機構を備えた油圧制御方式ならばどのように油圧弁
であるスプール弁を駆動してもよく、同様な効果を得る
ことができる。また本実施例では、カムとカムシャフト
1とを一体に形成したが、本発明では、外周面をカム形
状としたカムリングをシャフトに嵌め込んで図1に示す
カムシャフト構造としてもよく、その場合、ポート数変
更やポート組み合わせ変更などに対応しやすくなる。例
えば図示しないが、各スプール弁のあるハウジングの円
筒孔の周囲を1ブロックとして、この1ブロックをカム
シャフト軸方向に積み重ねる構成にすることで設計変更
を容易に行える。従って、そのような集積弁の構成は、
油圧弁とそのハウジングを1ブロック単位として、この
1ブロック単位を必要ポート数だけ積層したことが特徴
となる。
各スプール弁SPを駆動したが、本発明では、自動、手
動の機構を備えた油圧制御方式ならばどのように油圧弁
であるスプール弁を駆動してもよく、同様な効果を得る
ことができる。また本実施例では、カムとカムシャフト
1とを一体に形成したが、本発明では、外周面をカム形
状としたカムリングをシャフトに嵌め込んで図1に示す
カムシャフト構造としてもよく、その場合、ポート数変
更やポート組み合わせ変更などに対応しやすくなる。例
えば図示しないが、各スプール弁のあるハウジングの円
筒孔の周囲を1ブロックとして、この1ブロックをカム
シャフト軸方向に積み重ねる構成にすることで設計変更
を容易に行える。従って、そのような集積弁の構成は、
油圧弁とそのハウジングを1ブロック単位として、この
1ブロック単位を必要ポート数だけ積層したことが特徴
となる。
【図1】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御
装置の集積弁を示す断面図である。
装置の集積弁を示す断面図である。
【図2】本実施例の自動変速機装置のシステム構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】図1のIII 方向矢視断面図である。
【図4】スプール弁5の位置により切換わる油路を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】本実施例の信号線の入出力状態を示すブロック
図である。
図である。
【図6】集積弁の油圧連通モードを示す説明図である。
【図7】トランスミッションの多板クラッチ、多板ブレ
ーキの動作状態図である。
ーキの動作状態図である。
【図8】スプール弁4およびスプール弁7を駆動するカ
ムシャフトの形状を示す断面図である。
ムシャフトの形状を示す断面図である。
【図9】フェイル時判定を示すモータ制御のフローチャ
ートである。
ートである。
【図10】フェイルセーフ位置を有するカムシャフトの
概略説明図およびスプール弁5の動作説明図である。
概略説明図およびスプール弁5の動作説明図である。
【図11】フェイルセーフ位置を有するカムシャフトの
概略説明図およびスプール弁2の動作説明図である。
概略説明図およびスプール弁2の動作説明図である。
【図12】半連通状態によりフェイルセーフ制御を行う
スプール弁5および8の動作説明図である。
スプール弁5および8の動作説明図である。
1 カムシャフト(動力伝達手段) 2、3、4、5、6、7、8 スプール弁 9 軸受 11 連結部(手動切換え手段) 12 ステップモ−タ(自動切換え手段) 12a ハウジング 13 ギア 14、15、16、17、18、19、20ピン 28 ハウジング 29 軸受 34 軸受部 39、40、41、42、43、44、45連通ポート 35a、35b、35c、35d、35e、35f、3
5gライン圧ポート 36a、36b、36c、36d、38e、38f、3
8g制御圧ポート 48a、48b、48c、48d、48e、48fドレ
ン圧ポート 52 中間ギア 53 ギア歯 54 リターンスプリング 61、62 係合油圧制御弁 64 ライン圧制御弁 70 AT用ECU 72 E/G用ECU 200 トルクコンバータ 300 トランスミッション 500 セレクトレバー(手動切換え手段)
5gライン圧ポート 36a、36b、36c、36d、38e、38f、3
8g制御圧ポート 48a、48b、48c、48d、48e、48fドレ
ン圧ポート 52 中間ギア 53 ギア歯 54 リターンスプリング 61、62 係合油圧制御弁 64 ライン圧制御弁 70 AT用ECU 72 E/G用ECU 200 トルクコンバータ 300 トランスミッション 500 セレクトレバー(手動切換え手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 自動変速機に設けられる複数の摩擦締結
要素に加わる油圧を切換え、前記複数の摩擦締結要素の
係合または解除を行うことにより複数の変速段を切換え
制御する自動変速機用油圧制御装置であって、 複数の摩擦締結要素の各摩擦締結要素に加わる油圧を切
換える複数のスプール弁を有する集積弁と、 前記複数のスプール弁に油圧を切換える駆動力を伝達す
る動力伝達手段と、 自動制御により前記動力伝達手段を駆動制御する自動切
換え手段と、 手動操作により前記動力伝達手段を駆動制御する手動切
換え手段とを備え、 前記複数のスプール弁の両端に形成される圧力室の圧力
は、ドレン圧であることを特徴とする自動変速機用油圧
制御装置。 - 【請求項2】 前記複数のスプール弁の両端に形成され
る前記圧力室のいずれか一方の圧力室を前記複数の摩擦
締結要素のいずれかの摩擦締結要素と接続してドレン圧
を加えることにより、前記圧力室が接続された前記摩擦
締結要素を解除することを特徴とする請求項1記載の自
動変速機用油圧制御装置。 - 【請求項3】 前記摩擦締結要素に加わる油圧は、前記
スプール弁の往復動により、ライン圧、ライン圧とドレ
ン圧との中間圧である制御圧、ドレン圧の順番か、また
はドレン圧、ライン圧とドレン圧との中間圧である制御
圧、ライン圧の順番に切換え可能であることを特徴とす
る請求項1または2記載の自動変速機用油圧制御装置。 - 【請求項4】 前記自動切換え手段は前記動力伝達手段
を回転方向に駆動し、前記手動切換え手段は前記動力伝
達手段を軸方向に駆動することを特徴とする請求項1、
2または3記載の自動変速機用油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20188294A JP3637605B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 自動変速機用油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20188294A JP3637605B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 自動変速機用油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861490A true JPH0861490A (ja) | 1996-03-08 |
| JP3637605B2 JP3637605B2 (ja) | 2005-04-13 |
Family
ID=16448422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20188294A Expired - Fee Related JP3637605B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 自動変速機用油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3637605B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20188294A patent/JP3637605B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3637605B2 (ja) | 2005-04-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
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