JPH0862812A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH0862812A
JPH0862812A JP19557794A JP19557794A JPH0862812A JP H0862812 A JPH0862812 A JP H0862812A JP 19557794 A JP19557794 A JP 19557794A JP 19557794 A JP19557794 A JP 19557794A JP H0862812 A JPH0862812 A JP H0862812A
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JP19557794A
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Yoshitaka Goto
良孝 後藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来の水洗方法に代わり、多量の水を使用せ
ず、しかも処理後の画像安定性に優れ、さらに給排水の
ための自動現像機の設置場所の制約のないハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法の提供。 【構成】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン
化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料の処理方
法において、現像後、チオ硫酸塩を含む処理液で処理し
た後の水洗処理に代わり、下記一般式〔1〕で表される
化合物の少なくとも1種を含有し、pH5〜8の処理液
で処理することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
の処理方法により達成。 一般式〔1〕 Z−SM 〔式中、Zは含窒素複素環を含む6員環で、これらの基
はヒドロキシ基、−SO3M1基、−COOM2基(ここでM1
2は水素原子、アルカリ金属原子又はアンモニウム基
を表す)、置換又は無置換のアミノ基、置換又は無置換
のアンモニオ基からなる群から選ばれる少なくとも1つ
を有する置換基によって置換されているものを表す。M
は水素原子、アルカリ金属原子又はアンモニウム基、置
換又は無置換のアミジノ基を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料の処理方法に関し、詳しくは水洗処理に代わる画像保
存安定性のよいハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
は、一般に現像、定着、水洗、乾燥の工程で行われる。
このうち水洗処理に関しては、依然として多量の水が使
用されている。水洗処理に水を使用することは、水資源
の有効利用の面からみて好ましいことではなく、さらに
使用後の廃水の処理の点でも好ましくない。
【0003】今日、写真処理は自動現像機の使用が一般
的になっている。また、使い勝手も良いものになってい
る。現像、定着においては、単位面積を処理するのに必
要とされる処理液の量は少ないため、使用後の処理液は
小さな容器で回収が可能である。しかし、水洗処理では
単位面積を処理する水の量が多く、小さな容器では回収
することができない。また、これらの水洗水を供給する
ため、自動現像機で水道と結ばれ、また排水のため、排
水管と結ばれなくてはならない。この制約は自動現像機
の設置場所での大きな制約となっている。
【0004】この制約を除くために水洗処理を少量の水
を利用して行った場合、前工程の定着処理時、感光材料
中に含まれた定着液組成が十分水洗されずに感光材料中
に残ることとなり、所謂、水洗不足といわれる状態とな
り、出来上がった画像の保存時の安定性が極度に劣化す
るのである。水洗水が十分でないと処理後の画像の保存
中、特に高湿下で保存した場合の画像銀の色調が純黒を
失って茶色に変色したり、さらには非画像部にカブリを
発生してしまう。
【0005】水洗処理による多量の水を使用せずに少量
の処理液で処理を行い、水洗に代わる効果をもつ処理方
法が期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
して、本発明の課題は、水洗処理に代わり画像の保存安
定性のよい処理方法を得ることであり、処理後の画像保
存中、特に高湿下で保存した場合の画像銀の色調が純黒
色を失って茶色に変色したり、さらには非画像部にカブ
リを発生することのないハロゲン化銀写真感光材料の処
理方法を提供することにある。さらに水洗処理で多量の
水洗を使用せず、したがって自動現像機設置の際の制約
を除くことができるハロゲン化銀写真感光材料の処理方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、支
持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を
有するハロゲン化銀写真感光材料の処理方法において、
現像後、チオ硫酸塩を含む処理液で処理した後の水洗処
理に代わり、前記一般式〔1〕で表される化合物の少な
くとも1種を含有し、pH5〜8の処理液で処理するこ
とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に
より達成される。
【0008】以下、本発明について具体的に説明する。
【0009】本発明の処理液は、pH5〜8、好ましく
はpH6〜7、特に好ましくはpH7である。また、その
直前の処理工程である定着液の組成により種々の汚染を
受けることになるが、この汚染を除くための組成を含ん
でもよい。定着液中に含まれる硬膜剤成分であるアルミ
ニウム化合物の不溶化を防止するため、アミノポリカル
ボン酸及び他のアルカリ塩を使用してもよい。
【0010】さらに処理液を長期に使用することでの微
生物の発生を防止するための防ばい剤の併用も可能であ
る。
【0011】防黴手段としては、特開昭60-263939号に
記載された紫外線照射法、同60-263940号に記載された
磁場を用いる方法、同61-131632号に記されたイオン交
換樹脂を用いて純水にする方法、特開昭60-253807号、
同60-295894号、同61-63030号、同61-51396号に記載の
防菌剤を用いる方法を用いることができる。
【0012】更には、L.E.West“Water Qality Criteri
a”Photo Sci & Eng.Vol.9 No.6(1965)、M.W.Beach
“Microbiological Growths in Motion-Picture Proces
sing”SMPTE Journal Vol.85,(1976)、R.O.Deegan,
“Photo Processing Wash Water Biocides”J.Imaging
Tech.Vol.10,No.6(1984)及び特開昭57-8542号、同57-
58143号、同58-105145号、同57-132146号、同58-18631
号、同57-97530号、同57-157244号などに記載されてい
る防菌剤、防バイ剤、界面活性剤などに併用することも
できる。
【0013】更には、R.T.Kreimen 著J.Image,Tech1
0,(6) 242(1984)に記載されたイソチアゾリン系化合
物、リサーチ・ディスクロージャー第205巻、Item20526
(1981年、5月号)、に記載されたイソチアゾリン系化合
物、同第228巻、Item 22845(1983年、4月号)に記載さ
れたイソチアゾリン系化合物特開昭61-51396号に記載さ
れた化合物、などを防菌剤(Microbiocide)として併用
することもできる。
【0014】更に防バイ剤の具体例としては、フェノー
ル、4-クロロフェノール、ペンタクロロフェノール、ク
レゾール、o-フェニルフェノール、クロロフェン、ジク
ロロフェン、ホルムアルデヒド、グルタールアルデヒ
ド、クロルアセトアミド、p-ヒドロキシ安息香酸エステ
ル、2-(4-チアリゾン)-ベンゾイミダゾール、ベンゾイ
ソチアゾリン-3-オン、ドデシル-ベンジル-ジメチルア
ンモニウム-クロライド、N-(フルオロジクロロメチルチ
オ)-フタルイミド、2,4,4′-トリクロロ-2′-ハイドロ
オキシジフェニルエーテルなどがある。更に銀画像安定
剤の他に水滴むらを防止する目的で、各種の界面活性剤
を添加することができる。界面活性剤としては、陽イオ
ン型、陰イオン型、非イオン型及び両イオン型のいずれ
を用いてもよい。界面活性剤の具体例としては例えば工
学図書(株)発行の「界面活性剤ハンドブック」に記載
されている化合物などがある。
【0015】上記処理液中には画像を安定化する目的で
各種化合物を添加できる。例えば膜pHを調整するため
の各種の緩衝剤(例えばホウ酸塩、メタホウ酸塩、ホウ
砂、リン酸塩、炭酸塩、水酸化カリ、水酸化ナトリウ
ム、アンモニア水、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ポ
リカルボン酸などを組みあわせて使用)やホリマリンな
どのアルデヒドを代表例として挙げることができる。そ
の他、キレート剤、殺菌剤(チアゾール系、イソチアゾ
ール系、ハロゲン化フェノール、スルファニルアミド、
ベンゾトリアゾールなど)、界面活性剤、蛍光増白剤、
硬膜剤などの各種添加剤を使用してもよく、同一もしく
は異種の目的の化合物を2種以上併用してもよい。
【0016】また、処理液の膜pH調整剤として、塩化
アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、
リン酸アンモニウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ア
ンモニウム等の各種アンモニウム塩を添加するのが画像
保存性を良化するために好ましい。
【0017】本発明の処理液方法が適用できるのは一般
用感光材料(黒白撮影用ネガフィルム及びポジフィル
ム、黒白用印画紙)、製版用感光材料(リスフィルム、
写植用フィルム、写植用印画紙)、複写用感光材料(マ
イクロフィルム、グラフフィルム)、X線感光材料等を
挙げることができる。
【0018】次に本発明に用いられる一般式〔1〕で表
される化合物について詳述する。
【0019】式中、Zは、アルキル基、芳香族基若しく
はヘテロ環基であって、ヒドロキシ基、−SO3M1基、−C
OOM2基(ここでM1、M2は水素原子、アルカリ金属原
子、またはアンモニウム基を表す)、置換又は無置換の
アミノ基、置換若しくは無置換のアンモニオ基からなる
群から選ばれる少なくとも1つまたは、この群より選ば
れる少なくとも1つを有する置換基によって置換されて
いるものを表わす。Mは水素原子、アルカリ金属原子、
置換若しくは無置換のアミジノ基(これはハロゲン化水
素酸塩若しくはスルホン酸塩を形成してもよい)を表わ
す。
【0020】上記の群より選ばれる少なくとも1つを有
する置換基とは、炭素数20以下のもので好ましくは、置
換若しくは無置換のアルキルチオ基、置換若しくは無置
換のアルキルアミド基、置換若しくは無置換のアルキル
カルバモイル基、置換若しくは無置換のアルキルスルホ
ンアミド基、置換若しくは無置換のアルキルスルファモ
イル基である。
【0021】また、一般式〔1〕において、Zで表わさ
れる含窒素複素環基は好ましくは炭素数1〜32の単環又
は縮合環であり、窒素、酸素、硫黄のうちから独立に選
ばれるヘテロ原子を1つの環中に1〜6個有する6員環
であり、上記の他に置換基を有していてもよい。
【0022】一般式〔1〕においてアンモニオ基は好ま
しくは炭素数20以下であって置換基としては置換又は無
置換の直鎖、分岐、又は環状のアルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、ベンジル基、エトキシプロピル基、
シクロヘキシル基など)、置換又は無置換のフェニル
基、ナフチル基を表す。
【0023】一般式〔1〕の添加量は処理液1リッター
当り10×10-3〜6×10-3mol好ましくは、2.0×10-3〜4.
0×10-3molである。
【0024】以下、一般式〔1〕で表わされる化合物の
具体例を示すが、これらの化合物に限定されるものでは
ない。
【0025】
【化1】
【0026】本発明の定着液はチオ硫酸塩を含有し、チ
オ硫酸塩としてはリチウム、カリウム、ナトリウム、ア
ンモニウム塩などが挙げられ、好ましくはナトリウム塩
又はアンモニウム塩で特にアンモニウム塩で定着速度の
早い定着液が得られる。チオ硫酸塩の添加量は定着液1
リットル当たり0.1〜5モルで、より好ましくは0.5〜2.
0モルで、さらに好ましく0.7〜1.8モルである。最も好
ましいのは0.8〜1.5モルである。
【0027】本発明の定着液にはクエン酸、酒石酸、り
んご酸、こはく酸などの塩及びこれらの光学異性体など
が含まれる。クエン酸、酒石酸、りんご酸、こはく酸な
どの塩としてはこれらのリチウム塩、カリウム塩、ナト
リウム塩、アンモニウム塩など、酒石酸の水素リチウ
ム、水素カリウム、水素ナトリウム、水素アンモニウ
ム、酒石酸のアンモニウムカリウム、酒石酸のナトリウ
ムカリウムなどを用いてもよい。これらの中でより好ま
しいものとしてはクエン酸、イソクエン酸、りんご酸、
こはく酸及びこれらの塩である。最も好ましくはりんご
酸とその塩である。
【0028】定着液に用いるこれら化合物の添加量は定
着液1リットル当たり0.06〜1.5モルで、0.10〜1.0モル
が好ましく、より好ましは0.20〜0.60モルである。
【0029】本発明に係る定着液には前記の化合物の他
に種々の酸、塩、キレート剤、界面活性剤、湿潤剤、定
着促進剤などの添加剤を含有させることができる。酸と
しては例えば硫酸、塩酸、硝酸、ほう酸の如き無機酸類
や蟻酸、プロピオン酸、シュウ酸などの有機酸類などが
挙げられる。塩としては例えばリチウム、カリウム、ナ
トリウム、アンモニウムなどの塩が挙げられる。界面活
性剤としては例えば硫酸化物、スルフォン化物などのア
ニオン界面活性剤、ポリエチレンングリコール系、エス
テル系などのノニオン界面活性剤、或いは両性界面活性
などを用いることができる。湿潤剤としては例えばアル
カノールアミン、アルキレンングリコールなど、定着促
進剤としては例えばチオ尿素誘導体、分子内に三重結合
を有するアルコール類、チオエーテル類などを用いても
よい。これらの添加剤の添加量は定着液1リットル当た
り0.5〜20gである。
【0030】本発明の定着液のpHは3.0〜8.0が好まし
く、より好ましくは4.5〜7.0の範囲である。本発明に係
るハロゲン化銀写真感光材料の全処理時間は、Dry to D
ryで20秒〜60秒の範囲で処理される。
【0031】本発明に用いられるハロゲン化銀写真感光
材料は、支持体上に少なくとも1層の導電性層を設ける
ことが好ましい。導電性層を形成させる方法としては、
水溶性導電性ポリマー、疎水性ポリマー、硬化剤を用い
て形成する方法と金属酸化物を用いて形成する方法があ
る。これらのについては例えば特開平3-265842号の5〜
15頁に記載の方法を用いることができる。
【0032】本発明に使用されるハロゲン化銀写真感光
材料のハロゲン化銀乳剤としては塩化銀、臭化銀、塩臭
化銀、沃臭化銀及び塩沃臭化銀等を用いることができる
が好ましくは50モル%以上の塩化銀を含む塩臭化銀乳剤
又は塩沃臭化銀乳剤である。ハロゲン化銀粒子の平均粒
径は0.32μm以下が好ましく、特に好ましくは0.10〜0.3
2μmである。
【0033】単分散度としては(粒径の標準偏差)/
(粒径の平均値)×100で表される変動係数が15%以下
である単分散粒子が好ましい。本発明に係るハロゲン化
銀写真感光材料の塗布銀量は1m2当たり3.5g以下がよ
く、特に好ましくは1.5〜3.3gである。又、ハロゲン化
銀写真感光材料の総ゼラチン量は1m2当たり6.0g以下
でよく、好ましくは1.5〜5.5gである。
【0034】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
用いられる乳剤は、物理熟成又は化学熟成前後の工程
で、各種の写真用添加剤を用いることができる。このよ
うな工程で使用される化合物としては例えばリサーチ・
ディスクロージャー(RD)No.17643(1978年12月)同No.187
16(1979年11月)及び同No.308119(1989年12月)に記載さ
れている各種の化合物を用いることができる。これら3
つの(RD)に記載されている化合物種類と記載箇所を下記
に掲載した。
【0035】 添加剤 RD-17643 RD-18716 RD-308119 頁 分類 頁 頁 分類 化学増感剤 23 III 648 右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IVA 減感色素 23 IV 998 IVB 染料 25〜26 VIII 649〜650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜27 XI 650右 1005〜6 XI 可塑剤 27 XII 650右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IX 支持体 28 XVII 1009 XVII 本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に用いられる支
持体としては、上記のRDに記載されているものが挙げ
られ、適当な支持体としてはポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリオレフィン紙などで支持体表面は塗布
層の接着性をよくするために下引き層を設けたり、コロ
ナ放電や紫外線照射などが施されてもよい。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例にて具体的に述べる。
【0037】実施例1 (ハロゲン化銀乳剤Aの調製)同時混合法を用いて塩化
銀90モル%、沃化銀0.2モル%、残りは臭化銀からなる
塩沃臭化銀乳剤を調製した。同時混合時にK3RhBr6を銀
1モル当たり8.1×10-8モル添加した。得られた乳剤は
平均粒径0.20μmの立方体、単分散粒子(変動係数9
%)の乳剤であった。ついで乳剤を特開平2-280139号に
記載の変性ゼラチン(ゼラチン中のアミノ基をヘニルカ
ルバミルで置換したもので例えば特開平2-280139号の例
示G−8)で脱塩した。脱塩後のEAgは50℃で190mvであ
った。
【0038】得られた乳剤をpH5.4、EAg120mvに調整し
てから温度60℃にして塩化金酸を銀1モル当たり2.2×1
0-5モル添加し2分間撹拌後、S8を銀1モル当たり1.5
×10-6モル添加し、化学熟成を行った。熟成終了時に銀
1モル当たり以下を添加した。
【0039】4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラ
ザインデンを7.5×10-3モル、1-フェニル-5-メルカプト
テトラゾールを3.5×10-4モル及びゼラチンを28.4g添
加して乳剤液とした。
【0040】(ハロゲン化銀写真感光材料の調製)特開
平3-92175号の実施例1に記載の帯電防止加工を行った
厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの一
方の下塗り層上に、下記の処方1のハロゲン化銀乳剤を
銀量が3.0g/m2、ゼラチン量が1.6g/m2になるよう塗
布した。
【0041】さらにその上層に保護層として下記処方2
の塗布液をゼラチン量が0.8g/m2になるよう塗布し
た。又反対側の下塗り層上には下記処方3のバッキング
層をゼラチン量が1.9g/m2になるよう塗布し、さらに
その上層に下記の処方4の保護層をゼラチンが0.8g/m
2になるよう塗布し、試料を作成した。
【0042】処方1(ハロゲン化銀乳剤層組成)
【0043】
【化2】
【0044】 S−1(ソジウム-イソ-アミル-n-デシルスルホサクシネート) 0.64mg/m2 2-メルカプト-6-ヒドロキシプリン 1.7g/m2 EDTA 50mg/m2 処方2(乳剤保護層組成) S−1 12mg/m2 マット剤:平均粒径3.5μmの単分散シリカ 22mg/m2 1,3-ビニルスルホニル-2-プロパノール 40mg/m2
【0045】
【化3】
【0046】 処方3(バッキング層組成) サポニン 133mg/m2 S−1 6mg/m2 コロイドシリカ 100mg/m2
【0047】
【化4】
【0048】 処方4(バッキング保護層組成) マット剤:平均粒径5.0μmの単分散ポリメチルメタクリレート 50mg/m2 ソジウム-ジ-(2-エチルヘキシル)-スルホサクシネート 10mg/m2 得られた試料を以下のように評価した。自動現像機GR-2
6SR(コニカ〔株〕製)を使い、下記組成の現像液及び
定着液を用いて下記条件で処理した。
【0049】(処理済み試料の未露光部のカブリ濃度変
化)上記のように補充しながら試料を300m2処理した
後、ウエッジを介して露光した試料を処理した。その処
理済み試料を2等分し、片方を経時代用サーモ条件とし
て40℃、RH80%の条件下に3日間放置した後、濃度測定
し未露光部のカブリ濃度をもう一方の試料と比較した。
その濃度上昇の値を表1に示す。
【0050】 現像液組成(1リットル処方) 化合物A 0.2モル 亜硫酸ナトリウム 0.14モル ジメゾンS(1-フェニル-4-ヒドロキシメチル-4-メチル-3-ピラゾリドン) 2.3g 炭酸カリウム 0.8モル 5-メチルベンゾチリアゾール 0.25g 臭化カリウム 7.5g 化合物B 0.7ミリモル KOHでpHを10.3に調整。
【0051】 定着液組成(1リットル処方) チオ硫酸ナトリウム 1.0モル 亜硫酸ナトリウム 0.3モル メタ重亜硫酸ナトリウム 0.15モル エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.1モル リンゴ酸二ナトリウム 0.4モル グルタルアルデヒド 0.1モル 使用液として水を加えて1リットルとし、水酸化ナトリウム及び硫酸でpHを6 .0に合わせた。
【0052】(処理条件) (工程) (温度) (時間) 現像 38℃ 12秒 定着 35℃ 10秒 水洗 常温 10秒 乾燥 40℃ 12秒 合計 44秒 (各工程時間は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間も
含む) 本発明の処理液:一般式〔1〕の化合物2.0×10-3molを
水に溶解し、1リットルに仕上げ水酸化ナトリウムにて
pHを7に調整する。
【0053】自動現像機の各処理槽に上記現像液、定着
液を入れ、水洗槽での処理は次のように行った。
【0054】(1) 水洗槽に水を入れ、通常の水洗を行
う (2) 水洗槽に水を入れ、給水状態にはしない(溜水) (3) 水洗槽に本発明の処理液を入れる この状態で各25.2cm×30.3cmの印画紙を500枚処理し、処
理による各処理液の減量分は各々の液を加えた。また、
比較化合物として、下記化合物(2−1)を使用した。
添加量は、本発明の処理液の場合と同じである。
【0055】
【化5】
【0056】その処理済み試料を2等分し、片方を経時
代用サーモ条件として40℃、80%RHの条件下に3日間放
置した後、もう一方の試料と比較して画像部の変色性を
下記により評価した。
【0057】○:変色せず(黒色のまま)、 △:変色
は多少みられる(使用可能) ×:茶色に変色(使用不可) 得られた結果を表1に示す。表中化合物は処理液に添加
した化合物を表す。
【0058】
【表1】
【0059】表1から明らかなように水洗槽に本発明の
処理液を入れた処理方法で得た画像は、通常の水洗で得
た画像と同様で、水洗槽に水を入れ、給水状態にしない
溜水状態で得た画像よりはるかに優れており、これまで
一般的に行われている給水による水洗方法で得られる画
像と同様の十分な画像安定性が得られることがわかる。
【0060】実施例2 本発明の処理液を水酸化ナトリウムを加えてpHを8.5と
した以外は実施例1と同様の実験及びその評価を行っ
た。結果を表2に示す。
【0061】
【表2】
【0062】表2から明らかなように本発明の処理液が
pH8以上及び5以下であると、処理された感光材料の
状態が著しく悪い。これに対して本発明の処理液のpH
であれば十分な画像安定性が得られることが分かる。
【0063】
【発明の効果】本発明により、ハロゲン化銀写真感光材
料を処理した後、チオ硫酸塩を含む処理液で処理を行っ
た後、これまで多量の水を使用して水洗処理を行ってい
たのに代わり、本発明の方法で処理することで処理後の
画像銀の色調が、純黒色を失って茶色に変退色したり、
さらには非画像部にカブリを発生することがなく、多量
の水を使用して水洗処理して得る画像の安定性と同様の
安定な画像を得ることができ、これにより水資源の節約
となり、また多量の水を使用しないことから給排水施設
が必要でなくなり、使用場所の制約がないハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法を得ることができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料の処
    理方法において、現像後、チオ硫酸塩を含む処理液で処
    理した後の水洗処理に代わり、下記一般式〔1〕で表さ
    れる化合物の少なくとも1種を含有し、pH5〜8の処
    理液で処理することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料の処理方法。 一般式〔1〕 Z−SM 〔式中、Zは含窒素複素環を含む6員環で、これらの基
    はヒドロキシ基、−SO3M1基、−COOM2基(ここでM1
    2は水素原子、アルカリ金属原子又はアンモニウム基
    を表す)、置換又は無置換のアミノ基、置換又は無置換
    のアンモニオ基からなる群から選ばれる少なくとも1つ
    を有する置換基によって置換されているものを表す。M
    は水素原子、アルカリ金属原子又はアンモニウム基、置
    換又は無置換のアミジノ基を表す。〕
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