JPH086398Y2 - 高周波誘電加熱装置の加熱室内部照明装置 - Google Patents

高周波誘電加熱装置の加熱室内部照明装置

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JPH086398Y2
JPH086398Y2 JP1989135078U JP13507889U JPH086398Y2 JP H086398 Y2 JPH086398 Y2 JP H086398Y2 JP 1989135078 U JP1989135078 U JP 1989135078U JP 13507889 U JP13507889 U JP 13507889U JP H086398 Y2 JPH086398 Y2 JP H086398Y2
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heating chamber
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JP1989135078U
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好修 阿曽
正二 馬場
光造 石田
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株式会社帝国電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高周波誘電加熱装置の加熱室内部照明装置
に係わる。
(従来の技術) 従来、例えば特開昭60−96879号公報または実開昭61
−20180号公報に記載されているように、平行平板電極
に高周波電圧を印加してこの平行平板電極間に収容した
被加熱物に高周波誘電加熱を付与することにより、被加
熱物の昇温、解凍または乾燥などを行なう高周波誘電加
熱装置が知られている。
(考案が解決しようとする課題) このような高周波誘電加熱装置では、平行平板電極を
配設した加熱室を金属製壁体にて包囲して高周波遮蔽を
施しているので、高周波誘電加熱を停止して加熱室の扉
を開けなければ被加熱物が目視できず、そのため、被加
熱物の状態変化を目視にて観察しながら被加熱物に付与
する高周波電力を調整する必要がある場合には、適時、
高周波誘電加熱を中断して加熱室の扉を開けて被加熱物
を観察しなければならず、作業がきわめて煩雑で非能率
的である。
特に、密封タンクにて形成した加熱室を減圧しながら
被加熱物である木材に高周波誘電加熱を付与する木材の
減圧高周波乾燥装置においては、昇温された木材を外気
に晒すとひび割れが生じるため、高周波誘電加熱を半日
程度中断して木材の温度を外気温近くにまで下げてから
でないと加熱室の扉を開けることができず、目視観察を
行なう度に乾燥終了時期が半日程度ずつ延期されること
となり生産性が大幅に低下する。
そこで、加熱室に金網にて高周波遮蔽を施した覗き窓
を設けることが考えられるが、前記金網が金属板に比べ
て高周波遮蔽能力に劣ることを考慮して覗き窓の面積を
狭くすると加熱室の内部が暗くなって被加熱物を明瞭に
観察することができず、特に前記木材の減圧高周波乾燥
装置においては、加熱室を減圧する関係上、プラスチッ
クやガラスなどの透明体を用いて覗き窓を気密に形成し
なければならず、強度上およびコスト的に覗き窓の面積
が狭く限定されるので被加熱物の目視観察はさらに難し
くなる。
これに対処するには加熱室に商用電源や蓄電池などに
て点灯する照明装置を内設することが考えられるが、こ
のような照明装置は、ランプ口金部やソケットおよびそ
の配電線などの金属部が平行平板電極間以外を流れる高
周波、謂ゆる加熱室内漏洩高周波によって誘導加熱され
て昇温したり、木材などの被加熱物の昇温に伴って生じ
るガスや水蒸気によって発錆して、電気的接触不良を起
こすなど、早期故障に至り易く実用的ではない。
そこで、例えば実開昭51−145643号公報に記載されて
いるように、加熱室の被加熱物を配置する空間に放電ラ
ンプを直接設置し、高周波によって放電ランプを励起発
光させて照明することが考えられるが、高周波を適当に
緩和して放電ランプの破壊を防止するために複数の孔が
あけらけたシールド板で放電ランプを覆う必要があり、
そのシールド板で放電ランプの光が遮られて照明が暗く
なってしまい、しかも、放電ランプやシールド板を加熱
室の被加熱物を配置する空間に配置するので、その被加
熱物を配置する空間を狭くし、被加熱物の出し入れによ
るシールド板や放電ランプの破損が発生する問題があ
る。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、加熱室
に配設した平行平板電極間に収容した被加熱物の状態変
化が外部から明瞭に目視観察でき、加熱室の被加熱物を
配置する空間が狭くなったり、被加熱物の出し入れによ
る放電ランプの破損の発生もない高周波誘電加熱装置の
加熱室内部照明装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の高周波誘電加熱装置の加熱室内部照明装置
は、金属製壁体にて高周波遮蔽を施した加熱室に高圧電
極板と接地電極板とからなる平行平板電極を配設した高
周波誘電加熱装置において、前記加熱室に金網にて高周
波遮蔽を施した覗き窓を設け、前記高圧電極板とこの高
圧電極板に対面する前記金属製壁体の部分との空間にそ
の高圧電極板の縁部と金属製壁体との間隙に臨んで放電
ランプを配設したものである。
(作用) 本考案の高周波誘電加熱装置の加熱室内部照明装置に
おいては、高圧電極板とこの高圧電極板に対面する金属
製壁体の部分との空間に流れる加熱室内漏洩高周波の一
部により、放電ランプが励起発光されて、放電ランプが
臨む高圧電極板の縁部と金属製壁体との間隙を通じて加
熱室の内部が照明される。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図および第2図は、本考案を木材の減圧高周波乾
燥装置に適用した一実施例を示す。
金属製の密閉タンク1にて形成した加熱室2の天井部
3に絶縁碍子4にて高圧電極板5を懸架し、前記加熱室
2の下底部に敷設したレール6上に載架した台車7に接
地電極板8を貼設して、前記加熱室2に高圧電極板5と
接地電極板8とからなる平行平板電極9を配設する。そ
して前記高圧電極板5を高圧接続線10を介して、接地電
極板8を接地接続線11および密閉タンク1の金属製壁体
12を介して、それぞれ気密構造の導波管13に接続し、こ
の導波管13から可変インダクタンスなどにて構成した高
周波整合装置14および導波管15を介して高周波発振器16
に接続し、前記加熱室2にこの加熱室2を減圧する真空
ポンプ17を接続する。
なお、被加熱物18としての木材18aは、接地電極板8
上に順次積み重ねた後、台車7ごと加熱室2内へ移動さ
せることによって平行平板電極9間に収容し、その後、
接地電極板8に接地接続線11を接続して加熱室2の扉19
を閉める。
以上の構成は、従来の木材の減圧高周波乾燥装置と同
様であり、次に本考案の特徴部分の構成について説明す
る。
前記平行平板電極9間に収容した木材18aが外部から
目視できるように、加熱室の側方にフランジ部20を突設
し、このフランジ部20の内径部に高周波遮蔽用の金網21
を溶接取着し、前記フランジ部20と押え環22との間にガ
ラスまたはプラスチックからなる透明体23をOリング24
を介して気密に挾持して覗き窓25を形成し、高圧電極板
5の接地電極板8とは反対面に絶縁体からなる複数の支
持部材26を取着してこの支持部材26間に放電ランプとし
ての蛍光ランプ27を装架し、すなわち、高圧電極板5と
この高圧電極板5に対面する金属製壁体12の部分との空
間28に蛍光ランプ27を配設する。
次にこの実施例の作用について説明する。
木材18a内の水分の飽和蒸気温度を低くするために真
空ポンプ17にて加熱室2を一定の低圧力に減圧しなが
ら、高周波発振器16にて平行平板電極9間に高周波電圧
を印加して高周波電流を流すと、この平行平板電極9間
に収容した木材18aは高周波誘電加熱が付与されて昇温
され、木材18a内の水分が蒸発して真空ポンプ17にて外
部へ排出されて乾燥が進行される。
そして、加熱室2の金属製壁体12が接地電極板8に導
通して同電位であることから、前述のように平行平板電
極9間に高周波電圧を印加すると、高圧電極板5とこの
高圧電極板5に対面する金属製壁体12の部分、すなわち
天井部3の金属製壁体12の部分との空間28を通って高周
波電流が漏洩し、この加熱室内漏洩高周波の一部が蛍光
ランプ27を通過するため、蛍光ランプ27が励起発光さ
れ、金属製壁体12にて反射されて加熱室2の内部が照明
されるので、高周波誘電加熱中の木材18aの状態変化が
外部から覗き窓25を介して目視にて明瞭に観察できる。
従って、目視観察の度に高周波誘電加熱を中断して加
熱室2の扉19を開けるという煩雑で非能率的な作業から
解放され、特に木材の減圧高周波乾燥装置においては目
視観察を行なう度に乾燥終了時期が半日程度ずつ延期さ
れて生産性が大幅に低下する問題が解消される。
次に、第3図および第4図は、本考案を高周波解凍装
置に適用した実施例を示し、高周波遮蔽を行なうための
薄板からなる金属製壁体12を内側に断熱材29を外側に併
設した箱体30にて加熱室2を形成し、この加熱室2の天
井部3に絶縁碍子4にて高圧電極板5を懸架し、前記箱
体30の底部の金属製壁体12を接地電極板8に兼用して、
前記加熱室2に高圧電極板5と接地電極板8とからなる
平行平板電極9を配設し、前記高圧電極板5を高圧接続
線10を介して、接地電極板8を側部および天井部3の金
属製壁体12を介して、それぞれ高周波整合装置14に接続
し、さらに導波管31にて高周波発振器16に接続し、加熱
室2の一側方の上方から吸込んだ空気を冷却して平行平
板電極9間に通風し、加熱室2の他側方から高圧電極板
5と加熱室2の天井部3との空間を通って循環させるよ
うに、熱交換器32とそのファン33とからなる冷却装置34
のクーラユニット35を平行平板電極9の一側方に配設す
ることにより、絶縁体の平板36に載せた被加熱物18とし
ての被解凍物18bを平行平板電極9間に収容して、この
被解凍物18bの表面に冷風を吹きつけながら高周波誘電
加熱を付与して解凍する従来の高周波解凍装置を構成す
る。
そして、本考案を適用するために、加熱室2の扉19に
窓孔37をあけ、この窓孔37を塞ぐように、高周波遮蔽用
の金網21を扉19の金属製壁体12側にプラスチックからな
る透明体23を扉19の断熱材29側それぞれビス止め取着し
て覗き窓25を形成し、加熱室2の天井部3に絶縁体から
なる複数の支持部材26を取着してこの支持部材26間に蛍
光ランプ27を装架し、すなわち、高圧電極板5とこの高
圧電極板5に対面する金属製壁体12の部分との空間28に
蛍光ランプ27を配設する。
この実施例においても、前記実施例と同様に、高圧電
極板5とこの高圧電極板5に対面する加熱室2の天井部
3の金属製壁体12の部分との空間28を流れる加熱室内漏
洩高周波の一部によって蛍光ランプ27が励起発光され、
金属製壁体12にて反射されて加熱室2の内部が照明され
るので、高周波誘電加熱中の被加熱物18としての被解凍
物18bの状態変化が外部から覗き窓25を介して目視にて
明瞭に観察できる。
なお、前記蛍光ランプ27に代えて、可視光線とともに
紫外線を発光する水銀ランプなどの放電ランプを採用す
れば、加熱室2の内部が照明されることに加えて紫外線
による殺菌効果が生じるので食品の解凍に最適である。
また、この高周波解凍装置を被加熱物18の表面に冷風
を吹きつけないで被加熱物18に高周波誘電加熱を付与す
る用途に用いる場合など、加熱室2内の空気と外気との
遮断を必要としない場合は、透明体23を省いて覗き窓25
を形成してもよい。
なお、加熱室内漏洩高周波を利用して放電ランプ27を
発光させるので照明用の電源設備が不要であり、そのた
め照明装置が高周波による昇温に起因して、および被加
熱物から生じるガスや水蒸気による発錆に起因して電気
的絶縁不良を起こして故障に至ることがなくきわめて長
寿命であり、および電力費が不要となり、さらに放電ラ
ンプ27はフィラメントが切れたものでも使用でき謂ゆる
廃物利用が可能であり、きわめて安価につく。
(考案の効果) 本考案の高周波誘電加熱装置の加熱室内部照明装置に
よれば、高圧電極板とこの高圧電極板に対向する加熱室
の金属製壁体の部分との空間にその高圧電極板の縁部と
金属製壁体との間隙に臨んで放電ランプを配設するとと
もに高周波遮蔽を施した覗き窓を設けるだけの、または
この覗き窓が既に備わっている場合は前記放電ランプを
配設するだけの、きわめて簡単な構成を付加することに
よって、高圧電極板から前記空間を流れる加熱室内漏洩
高周波の一部によって放電ランプが励起発光されて加熱
室の内部の照明が行なわれるので、高周波誘電加熱中の
被加熱物の状態変化を外部から覗き窓を介して目視にて
明瞭に観察することができ、しかも、放電ランプを前記
空間に配設することによりシールド板などが必要なく、
放電ランプが臨む高圧電極板の縁部と金属製壁体との間
隙を通じて加熱室の被加熱物を配置する空間を明るく照
明でき、さらに、加熱室の被加熱物を配置する空間が狭
くなったり、被加熱物の出し入れによる放電ランプの破
損の発生もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を木材の減圧高周波乾燥装置に適用した
一実施例を示す横断面図、第2図は同上縦断面図、第3
図は本考案を高周波解凍装置に適用した一実施例を示す
縦断面図、第4図は同上横断面図である。 2……加熱室、5……高圧電極板、8……接地電極板、
9……平行平板電極、12……金属製壁体、21……金網、
25……覗き窓、27……放電ランプとしての蛍光ランプ、
28……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製壁体にて高周波遮蔽を施した加熱室
    に高圧電極板と接地電極板とからなる平行平板電極を配
    設した高周波誘電加熱装置において、 前記加熱室に金網にて高周波遮蔽を施した覗き窓を設
    け、前記高圧電極板とこの高圧電極板に対面する前記金
    属製壁体の部分との空間にその高圧電極板の縁部と金属
    製壁体との間隙に臨んで放電ランプを配設した ことを特徴とする高周波誘電加熱装置の加熱室内部照明
    装置。
JP1989135078U 1989-11-21 1989-11-21 高周波誘電加熱装置の加熱室内部照明装置 Expired - Lifetime JPH086398Y2 (ja)

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JPH0374497U JPH0374497U (ja) 1991-07-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51145643U (ja) * 1975-05-16 1976-11-22
JPS6096879A (ja) * 1983-10-31 1985-05-30 松下電工株式会社 高周波乾燥法
JPS6120180U (ja) * 1984-07-11 1986-02-05 株式会社 帝国電機製作所 高周波誘電加熱装置

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