JPH0864300A - 防水コネクタ用ゴム栓 - Google Patents

防水コネクタ用ゴム栓

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JPH0864300A
JPH0864300A JP22103194A JP22103194A JPH0864300A JP H0864300 A JPH0864300 A JP H0864300A JP 22103194 A JP22103194 A JP 22103194A JP 22103194 A JP22103194 A JP 22103194A JP H0864300 A JPH0864300 A JP H0864300A
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JP
Japan
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rubber plug
cavity
tubular portion
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electric wire
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Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線に曲げが生じたときの防水機能の低下を
防止する。 【構成】 ゴム栓本体部21の端面には筒部23の基端
外周に沿った溝29が形成されている。電線32に曲げ
が生じたときに、曲げの外側において筒部23の曲げ変
形に伴ってその基端とゴム栓本体部21との間に生じる
引張力は、溝29が変形することによって緩和・吸収さ
れる。よって、ゴム栓本体部21が筒部23に引っ張ら
れてキャビティ31の内周から離間するということが防
止され、確実な防水機能が発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水コネクタに用いら
れるゴム栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防水コネクタにおいては、端子金具が挿
入されるキャビティの挿入側の開口から水が内部に侵入
することを防止するためにゴム栓が用いられる。ゴム栓
の従来例としては、図4に示すものがあり、このゴム栓
1は、外周にリップ部3が形成された筒形のゴム栓本体
部2の一端面から筒状の圧着部4を突出形成した形状を
なす。ゴム栓本体部2及び圧着部4に電線5を隙間なく
貫通させた状態で端子金具のバレル6を圧着部4にカシ
メることにより、ゴム栓1が端子金具に固着される。か
かる状態で端子金具と共にゴム栓1をキャビティ7内に
挿入すると、ゴム栓本体部2の外周のリップ部3がキャ
ビティ7の内周に弾性変形を生じつつ密着し、もって、
キャビティ7の内周とゴム栓1の外周との間から水がキ
ャビティ7内に侵入することが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴム栓1をキャビティ
7内に装着した状態において、キャビティ7の開口側か
ら外部へ延びている電線5に曲げ力が作用すると、曲げ
の内側においてはゴム栓1の開口部分が電線5から作用
する圧縮力のために変形し、その結果、曲げの外側にお
いては図5に示すように電線5とゴム栓1の内周との間
に隙間が生じる。このように電線5とゴム栓1との間に
隙間が生じると、この隙間を通ることによって水がキャ
ビティ7の奥の端子金具が収容されている空間内に侵入
する。
【0004】そこで、この対策としてゴム栓本体部の外
側の開口部に連続するように筒部を形成して、この筒部
内に電線を隙間なく貫通させるようにしておき、電線に
曲げ力が作用したときに曲げの外側において隙間が生じ
ることがないようにする、という手段が考えられる。し
かし、単に筒部を形成しただけでは、電線からの引張力
が筒部を介してゴム栓本体部に作用することとなり、そ
の結果、曲げの外側においてはゴム栓本体部が弾性変形
してキャビティの内周との間に隙間が生じてしまう虞が
ある。したがって、この場合にも防水機能が損なわれる
ことになる。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、電線からの曲げ力に対して高い防水機能を
発揮し得る防水コネクタ用ゴム栓を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明は、電線が貫通可能な筒
形をなし、端子金具が挿入されるキャビティの内周に密
着されるゴム栓本体部と、このゴム栓本体部の端面から
突出した筒部とを備え、ゴム栓本体部の端面には、筒部
の基端外周に沿った環状の溝が形成されている構成とし
たところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、溝が、筒部の基端外周と滑らかに連続する曲面で構
成されているところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、電線に作用する曲
げ力によって筒部が曲げ変形したときに、その筒部の曲
げ変形に伴ってその基端とゴム栓本体部との間に生じる
引張力は、溝が変形することによって緩和・吸収され
る。
【0009】請求項2の発明では、溝と筒部の基端との
連続部は滑らかな曲面によって連続しているから、この
部分においては筒部に曲げ力が作用したときに生じる応
力が局所的に集中せずに分散される。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、筒部とゴム栓
本体部との間の引張力が溝によって緩和・吸収されるか
ら、筒部が曲げ変形してもその曲げの外側においてゴム
栓本体部が引っ張られてキャビティの内周から離間する
ことが防止され、確実なシール機能を発揮させることが
できる効果がある。
【0011】請求項2の発明によれば、溝と筒部との連
続部に生じる応力が分散されるようになっているから、
応力が局所的に集中することに起因して筒部がゴム栓本
体部から破断することを防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1乃
至図3を参照して説明する。本実施例のゴム栓20は、
ゴム栓本体部21と、このゴム栓本体部21の一方の端
部から延びる圧着部22と、ゴム栓本体部21の他方の
端面21Aから延びる筒部23とを一体に成形したもの
である。
【0013】ゴム栓本体部21の外周面には、その圧着
部22寄りの位置に後述するキャビティ31の内周に密
着される周方向の3条のリップ部24が形成されてい
る。また、ゴム栓本体部21の外周面の筒部23側の位
置には、キャビティ31の開口部31Aを閉塞する径大
部25が形成されている。ゴム栓20の中空は、圧着部
22の先端面と筒部23の先端面とに開口する電線貫通
孔26となっている。この電線貫通孔26の内周には、
筒部23の先端位置及びゴム栓本体部21の圧着部22
側端部位置とに電線32の外周に密着されるリップ部2
7,28が形成されている。
【0014】かかるゴム栓20は、その電線貫通孔26
に電線32が貫通されると共に圧着部22に図示しない
端子金具のバレルがカシメられることによって端子金具
及び電線32と一体に組み付けられ、この組付け状態で
キャビティ31内に挿入される。キャビティ31に装着
した状態では、図2に示すように、ゴム栓本体部21の
外周のリップ部24がキャビティ31の内周面に弾性変
形しつつ水密状態に密着すると共に、同じくゴム栓本体
部21の径大部25がキャビティ31の開口部31Aに
おける口縁に沿った内周面及び外面に水密状態に密着し
てキャビティ31の開口部31Aを閉塞する。また、ゴ
ム栓20の電線貫通孔26内においては、その内周のリ
ップ部27,28が電線32の外周に弾性変形しつつ水
密状態に密着する。これにより、ゴム栓20の外周とキ
ャビティ31の内周との間、及び、ゴム栓20の内周と
電線32の外周との間においては、水が通過できないよ
うになっており、もって、キャビティ31の外部からそ
の端子金具が収容されている奥側の空間に向かって水が
侵入することが防止される。
【0015】本実施例のゴム栓20における筒部23
は、キャビティ31内に装着した状態においてその開口
部31A側のゴム栓本体部21の端面21Aから突出し
て設けられている。この筒部23の外径寸法はゴム栓本
体部21よりも小さく、したがって、筒部23はゴム栓
本体部21よりも曲げ変形を生じ易くなっている。
【0016】そして、ゴム栓本体部21の筒部23が形
成されている側の端面21Aには、筒部23の基端部外
周に沿った環形をなす溝29が形成されている。この溝
29は円弧形の断面形状をなしており、その溝29の内
周側の縁部は筒部23の基端部外周面に滑らかに連続し
ている。
【0017】次に、本実施例の作用について説明する。
筒部23から延びている電線32に外部からの曲げ力が
作用すると、その電線32が曲げ変形を生じるのに伴っ
て筒部23も弾性的に曲げ変形を生じ、この筒部23の
弾性復元力によって曲げ力が緩和・吸収される。また、
曲げの外側においては筒部23側からゴム栓本体部21
側に対して引張力が作用するが、この引張力は、図3に
示すように、ゴム栓20の溝29の内面を構成している
部分が溝29を広げるように弾性変形することによって
緩和・吸収される。したがって、引張力はゴム栓本体部
21に対して殆ど作用しないこととなり、ゴム栓本体部
21はその径大部25においてもリップ部24において
もキャビティ31の内周面から離間することがなく、ゴ
ム栓本体部21とキャビティ31との間の水密状態が保
持される。
【0018】さらに、電線32に曲げが生じたときに
は、筒部23が電線32と一体となって弾性的に曲げ変
形することから、曲げの外側において電線32と筒部2
3の内周との間に隙間が生じることもない。特に、本実
施例では、筒部23の内周にリップ部27が形成されて
いてこのリップ部27が電線32に食いつくようになっ
ているため、これによっても筒部23と電線32との間
に隙間が生じ難くなっている。
【0019】一方、曲げの内側においては、ゴム栓本体
部21と筒部23は電線32によって圧縮されるだけで
あるから、ゴム栓本体部21とキャビティ31との間及
び筒部23と電線32との間のいずれにも隙間が生じる
ことはない。
【0020】このように、本実施例のゴム栓20を用い
れば、電線32に曲げ力が作用してもゴム栓20とキャ
ビティ31との間及びゴム栓20と電線32との間は防
水性が保たれ、キャビティ31内への水の侵入を確実に
防止することができる。
【0021】また、本実施例では、溝29は筒部23の
基端外周と滑らかに連続しているから、この部分におい
ては電線32に曲げが生じたときに筒部23側からの引
張力によって生じる応力が局所的に集中せずに分散され
る。したがって、応力が局所的に集中することに起因し
て筒部23がゴム栓本体部21から破断することを未然
に防止することができる。
【0022】なお、本実施例では、ゴム栓20のキャビ
ティ31の外部に露出する端面21Aが外周側から中央
側に向かって出っ張ったテーパ状をなしていると共に、
径大部25がキャビティ31の開口部31Aを外側から
覆うようになっている。したがって、キャビティ31の
開口部31Aが上向きになった姿勢で取り付けられた場
合でも、キャビティ31外の水は、端面21A上をその
テーパの傾斜にしたがって外周側へ流れて、径大部25
の周縁からキャビティ31の開口部31Aよりも外側に
誘導されることとなり、キャビティ31内への水の侵入
を確実に防止できる。
【0023】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0024】(1)上記実施例では、溝29の断面形状
が円弧形である場合について説明したが、溝の断面は円
弧形以外の他の形状であってもよい。
【0025】(2)上記実施例では、溝29が筒部23
の基端外周に滑らかに連続する場合について説明した
が、溝と筒部の基端外周とが滑らかに連続しない構成と
してもよい。
【0026】(3)上記実施例では、ゴム栓本体部21
にキャビティ31の開口部31Aを覆う径大部25を形
成した場合について説明したが、本発明は、ゴム栓本体
部に径大部が形成されていないゴム栓にも適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のゴム栓の断面図
【図2】ゴム栓をキャビティに装着した状態の断面図
【図3】電線に曲げが生じた状態の断面図
【図4】従来例のゴム栓をキャビティに装着した状態の
断面図
【図5】従来例において電線に曲げが生じた状態の断面
図
【符号の説明】
20…ゴム栓 21…ゴム栓本体部 23…筒部 29…溝 31…キャビティ 32…電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が貫通可能な筒形をなし、端子金具
    が挿入されるキャビティの内周に密着されるゴム栓本体
    部と、このゴム栓本体部の端面から突出した筒部とを備
    え、前記ゴム栓本体部の端面には、前記筒部の基端外周
    に沿った環状の溝が形成されていることを特徴とする防
    水コネクタ用ゴム栓。
  2. 【請求項2】 溝が、筒部の基端外周と滑らかに連続す
    る曲面で構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の防水コネクタ用ゴム栓。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092626A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd ゴム栓及び防水コネクタ

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