JPH0864775A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0864775A
JPH0864775A JP7162232A JP16223295A JPH0864775A JP H0864775 A JPH0864775 A JP H0864775A JP 7162232 A JP7162232 A JP 7162232A JP 16223295 A JP16223295 A JP 16223295A JP H0864775 A JPH0864775 A JP H0864775A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンチオフ電圧の異なる少なくとも2つのト
ランジスタのゲート凹所を活性層の底部に対して極めて
高精度で位置決めする。 【構成】 第1及び第2の少なくとも2つの埋込チャネ
ル電界効果トランジスタを有する半導体装置を製造する
に当り、基板1上に、Al含有量が零でない活性半導体層
13と、Alのない半導体キャップ層4と、ゲート用の孔51
が設けられたマスク層100 との積層体を設ける工程と、
弗素化合物によりキャップ層4に活性層13の上側面22ま
でエッチングし、この上側面上にAlF3のストッパ層3を
自動的に形成する工程と、ストッパ層3を除去し且つ第
1のトランジスタの領域を、マスク層を害することなく
除去しうる材料200 で被覆する工程と、活性層13中に第
1及び第2のトランジスタのゲート凹所52D,52 E間の
深さの差に等しい深さ62Eまで行なう第2非選択性エッ
チング工程と、前記の材料200 を除去する工程と、活性
層13中で第1のトランジスタのゲート凹所の底部レベル
42Dまで第1及び第2のトランジスタに対し同時に行な
う第3非選択性エッチング工程とを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋込チャネル型でピン
チオフ電圧が互いに異なる少なくとも2つの電界効果ト
ランジスタを形成する工程を有する、基板上に集積半導
体装置を製造する方法に関するものである。
【0002】ピンチオフ電圧が異なる電界効果トランジ
スタの中には、エンハンスメント型トランジスタ及びデ
プレション型トランジスタがある。
【0003】エンハンスメント型トランジスタとは、ゲ
ート−ソース間電圧が無い際に遮断しているトランジス
タ(ノーマルオフ型すなわちN−OFF型とも称され
る)を意味する。
【0004】デプレション型トランジスタとは、ゲート
−ソース間電圧が無い際に導通しているトランジスタ
(ノーマルオン型すなわちN−ON型とも称される)を
意味する。
【0005】エンハンスメント型トランジスタのピンチ
オフ電圧はデプレション型トランジスタのピッチオフ電
圧よりも正である。
【0006】以後簡単のために、デプレション型トラン
ジスタをDで表わし、エンハンスメント型トランジスタ
をEで表わす。これらのトランジスタは互いに異なる構
造をしている。すなわち、ゲート接点を形成する活性層
の厚さが互いに異なっている。この厚さはエンハンスメ
ント型トランジスタの方がデプレション型トランジスタ
よりも薄い。
【0007】この製造処理において本発明は、2つの型
D及びEを実現するための埋込チャネルを有するトラン
ジスタを具える半導体装置の場合のみに関するものであ
る。この場合、ゲート接点を支持する活性層はこのゲー
ト接点の下に埋込まれ、従ってゲート接点は、トランジ
スタの動作を制御する活性層の厚さをより正確に調整す
るように凹所内に配置される。
【0008】本発明は、特に、2つの型D及びEを同一
の1つの半導体基板上に存在させ且つ同じ処理中に形成
すべき高電子移動度トランジスタ(HEMT)を有する
集積半導体装置の実現に適用する。
【0009】本発明は、増幅段が電流源としての型Dの
トランジスタに対し反転モードの型Eのトランジスタを
有する集積回路を含む半導体装置の製造に適用されると
いうことを確かめた。
【0010】又、本発明は特に、大規模集積回路(LS
I)又は超大規模集積回路(VLSI)を形成するのに
適用されるということを確かめた。
【0011】
【従来の技術】2つの型の高電子移動度トランジスタを
同一の基板上に形成する工程を有する半導体装置の製造
処理は米国特許第5,023,675号明細書に記載さ
れており既知である。この米国特許明細書には、2つの
型、すなわちエンハンスメント型及びデプレション型の
トランジスタを1つの基板上に形成する処理が記載され
ている。この既知の処理によれば、まず最初に半導体材
料の活性層の積層体構造を形成する。この米国特許の図
5及び6を参照するに、この積層体は半絶縁性のInP
の基板21上にInGaAsの第1層22とInAlA
sの第2層23とを有し、これらの層がその界面に2次
元電子ガスを形成するためのヘテロ接合を構成してい
る。活性層のこの積層体上には、3つの副層、すなわち
n型にドーピングされたGaAsSbの下側副層24A
と、n型にドーピングされたInAlAsの中間副層2
4Bと、n型にドーピングされたGaAsSbの上側副
層24Cとより成るキャップ層24が存在する。
【0012】中間副層24Bはキャップ層24内のエッ
チングストッパ層として設けられ、その厚さは2〜3n
m程度である。
【0013】この処理は更に、2つの型のトランジス
タ、すなわちそれぞれ埋込チャネルを有するエンハンス
メント型及びデプレション型のトランジスタを形成する
工程を有する。これら2つの型の差を与えるために、埋
込チャネルの深さをそれぞれ異ならせており、その結
果、ショットキーゲート接点が存在するゲート凹所の底
部と2次元ガスが形成される界面との間に配置される活
性層は2つのトランジスタ間で異なる深さを有し、従っ
てこれらトランジスタの各々のデプレションモード又は
エンハンスメントモードの動作を明瞭にする。
【0014】これらの工程ではまず最初に、誘電体層2
5(SiO2 )を堆積し、これにソース及びドレインオ
ーム接点を形成するための孔をあける。この誘電体層2
5は処理中保持される。
【0015】次に、ホトレジスト層27をマスクとして
堆積し、これにエンハンスメント型トランジスタのゲー
ト用の孔27aを形成する。次に、エンハンスメント型
トランジスタの製造を開始する以下のエッチング工程を
以って処理を継続する。 − ゲート用の孔27aを通る誘電体層25の第1選択
性エッチング工程。 − ゲート用の孔27aを通るIn(インジウム)のな
い上側副層24Cの選択性の反応性イオンエッチング
(RIE)によるストッパ層24Bに至るまでの上側副
層24Cの第2選択性エッチング工程。この選択性のR
IEはストッパ層24Bで停止する。その理由は、スト
ッパ層24BはIn(インジウム)を含んでいる為であ
る。Inのない上側副層24CにおけるRIEレートと
Inを有するストッパ層24BにおけるRIEレートと
の比は、CCl2 2 及びHe(ヘリウム)の混合物を
用いた場合50である。 − H2 SO4 ,H2 2 ,H2 Oにおける湿式エッチ
ングによるInAlAsのストッパ層24Bにおける第
3選択性エッチング工程。
【0016】エンハンスメント型トランジスタに関する
限り、下側副層24Aの上側面が露出されると、処理が
一時的に停止される。次に、デプレション型トランジス
タを形成する以下の工程を開始する。 − ホトレジストマスク層へのゲート用の孔27bの形
成。 − このゲート用の孔27bを通る誘電体層25の第1
選択性エッチング工程。 − ゲート用の孔27bを通るストッパ層24bに至る
までの上側副層24Cの第2選択性エッチング工程。こ
の第2選択性エッチング工程はエンハンスメント型トラ
ンジスタを形成するためにすでに行なった第2選択性エ
ッチング工程に類似する。
【0017】デプレション型トランジスタに対するこの
第2選択性エッチング工程中、エンハンスメント型トラ
ンジスタの製造が以下の工程として再開される。 − 2つのトランジスタの各々の第2エッチング工程と
同じ選択性RIE手段によるゲート用の孔27aを通る
下側副層24Aの選択性エッチング工程。すなわちこの
処理では、デプレション型トランジスタの上側副層24
Cの選択性RIEがエンハンスメント型トランジスタの
下側副層24aの選択性RIEとほぼ同時に行なわれ
る。
【0018】その結果、これらの選択性エッチング工程
の終了時には、 − エンハンスメント型トランジスタは、エッチングが
活性層23の上側面の露出瞬時に停止された埋込チャネ
ルを有し、 − デプレション型トランジスタは、エッチングがスト
ッパ層24Bの露出瞬時に停止された埋込チャネルを有
する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した既知の処理は
種々の欠点を有し、ある幾つかの問題を解決できない。
まず第1に、選択性エッチング工程を5回行なう必要が
あるという欠点がある。このことは、集積回路の設計者
は半導体材料及びエッチング剤を選択する自由がないと
いうことを意味する。
【0020】本発明の目的は、処理を一層簡単にするこ
とにある。既知の処理には更に、キャップ層がトランジ
スタの型に応じて多く或は少なくエッチングされるだけ
である為にこの既知の方法により得られるトランジスタ
は実際には埋込チャネル型とはならないという欠点があ
る。このキャップ層は活性層ではなく、単にソース及び
ドレインオーム接点を改善するとともにオーム接点合金
の形成により生じる機械的及び電気的妨害から活性層を
保護する作用をするだけである。一方のトランジスタは
その構造中にキャップ層の下側副層24Aを有する。他
方のトランジスタのショットキーゲート接点は活性層2
3の上側面上に直接堆積される。従って、いずれの型の
トランジスタも、トランジスタのピンチオフ電圧を一層
正確に調整する埋込チャネル技術の動作上の改善の恩恵
を被らない。
【0021】最近の設計のトランジスタの製造でこのよ
うな正確な調整をいかに達成するかの問題が生じる。こ
れらの新規なトランジスタは極めて小型になっており、
このことはある層のドーピングレベルを極めて高くする
ことを意味し、従ってあらゆる寸法を僅か昔で僅かに大
きなトランジスタにとって必要とした場合よりも著しく
高精度にする必要がある。
【0022】ショットキーゲート接点を入れる凹所を有
し、この凹所はトランジスタの型に応じて活性層中に深
く又は浅くエッチング形成するトランジスタを形成する
際のこの精度上の問題を解決するには、この活性層の厚
さを正確に調整する必要があり、従ってピンチオフ電圧
を正確に調整する必要がある。
【0023】本発明の目的の1つは、各々が埋込チャネ
ルを有するもその深さが活性層中で互いに異なる2つの
型のトランジスタを同一の支持ウェファ上に適切に実現
する方法を提供せんとするにある。
【0024】更に、上述した既知の処理には、デプレシ
ョン型トランジスタの構造にキャップ層の一部が残存す
るという欠点がある。これによりブレークダウン電圧を
減少させ、このことは前述した極めて小型のトランジス
タにとって好ましいことではない。更にこの場合、トラ
ンジスタのゲートが電気的な欠点を受ける。
【0025】本発明の目的は、ブレークダウン電圧が前
記の米国特許のものに比べて改善され、キャップ層が実
際に欠陥に対するスペーサを構成する機能を達成するト
ランジスタを実現する方法を提供せんとするにある。
【0026】更に、前述した既知の処理には、ストッパ
層24Bの一部が2つのトランジスタのゲート凹所間に
残存するという欠点がある。肉薄(約2〜3nm)のこ
れらの層部分はその材料がInAlAsである為にアク
セス抵抗を高めないが、ブレークダウン電圧を減少せし
めてしまう。
【0027】本発明の他の目的は、完成後にストッパ層
の一部も残存せず、ストッパ層の材料に起因するアクセ
ス抵抗の増大を回避するとともに、トラッピング効果又
はブレークダウン電圧の減少を含む井戸の形成を回避す
る構造の埋込チャネルトランジスタを実現する方法を提
供せんとするにある。
【0028】概略的に言えば、本発明の目的はあるトラ
ンジスタが他のトランジスタよりも正又は負のピンチオ
フ電圧を有する複数のトランジスタ、例えばゲート凹所
の底部が活性層の底部に対して極めて高い精度で位置す
るエンハンスメント型及びデプレション型トランジス
タ、或いはピンチオフ電圧が互いに異なるいずれかの他
のトランジスタ組みを1つの支持ウェファ上に同時に形
成する方法を提供せんとするにある。
【0029】半導体装置を支持ウェファ上に多量生産す
る際の他の問題は生産品の有効度にある。トランジスタ
の性能が半導体ウェファの全表面積に亘って均一であ
る、すなわち予め決定した特性範囲内にある場合に生産
品の有効度は良好であるとみなされる。特にこれらの性
能はウェファの一方の縁部から他方の縁部まで(通常
7.6cm=3インチに亘って)且つウェファ同志で均
一でなければならない。
【0030】問題の重要性を表わすために、例えば、5
0nm程度の厚さの上側活性層中で15nm程度の深さ
に埋込チャネルを有するエンハンスメント型の電界効果
トランジスタを考慮しうる。このトランジスタは350
mV程度のピンチオフ電圧を有し、200mV及び70
0mV間で動作する。ゲート凹所の底部の位置決めにお
けるいかなる誤差によってもピンチオフ電圧に誤差を導
入する。例えば、この深さにおける結晶半導体材料の単
分子層1つの厚さ(単分子層は0.3nm程度の厚さを
有する)に相当する高さの誤差によりピンチオフ電圧に
22mVの誤差を導入する。その理由は、チャネル層の
最終厚さは活性埋込層の底部に対するゲート凹所の底部
の位置によって決定される為である。その結果、このよ
うな動作範囲の狭いエンハスメトン型トランジスタの場
合、ゲート凹所の底部の位置に結晶単分子層数個分の誤
差があると、このトランジスタの電気特性に著しい変化
が与えられる。
【0031】又、一例として、デプレション型の電界効
果トランジスタは上側活性層中で6nm程度の深さに埋
込チャネルを有し、この深さはエンハスメント型トラン
ジスタの凹所に対しほんの10nmも相違しない。
【0032】従って、この場合も前記と同じ理由が得ら
れ、ゲート凹所の底部の位置決めはいずれの型のトラン
ジスタに対しても極めて正確にする必要がある。又、2
つの異なる型のトランジスタを同一ウェファ上に形成す
る場合、ゲート凹所の底部の位置の誤差はチャネル層の
材料の結晶単分子層数個分の高さ、すなわち0.3nm
の数倍を越えてはならない。一般に、形成すべき2つの
型のトランジスタの特性上の距離間の差である約10n
mの値に関するこの誤差はできるだけ小さくする必要が
ある。
【0033】本発明の他の目的は、それぞれの型のトラ
ンジスタの埋込チャネルを高精度で形成するばかりでは
なく、同一の(1つの)支持ウェファのアセンブリ全体
に亘り且つウェファ同志間で極めて均一な性能としうる
半導体装置の製造方法を提供せんとするにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は、埋込チャネル
型の少なくとも2つの電界効果トランジスタを有し、一
方の電界効果トランジスタのゲート凹所の深さが他方の
電界効果トランジスタのゲート凹所の深さよりも浅くな
っている半導体装置を製造するに当り、 − 少なくとも、 ・アルミニウム含有量が零でない半導体化合物より成
り、ゲート凹所が形成される活性層と、 ・アルミニウムの無い半導体化合物のキャップ層と、 ・各電界効果トランジスタに対するゲート用の孔が開け
られたマスク層とを具える積層体を基板上に形成し、 − 前記の活性層の上側面にふっ化アルミニウムのスト
ッパ層が形成されるまで、ふっ素を有するエッチング化
合物を用いて前記の2つの電界効果トランジスタに対す
るゲート用の孔を経て前記のキャップ層に第1の選択性
エッチング工程を行ない、その後前記のストッパ層を除
去し、前に堆積されたマスク層を劣化させることなく除
去しうる被覆材料を前記の一方の電界効果トランジスタ
の領域に被覆し、 − 前記の2つの電界効果トランジスタのゲート凹所間
の深さの差に等しい深さの前記の他方の電界効果トラン
ジスタのゲート凹所の中間レベルまで、ゲート用の孔を
経て前記の活性層に第2の非選択性エッチング工程を行
ない、その後前記の被覆材料を除去し、 − 前記の一方の電界効果トランジスタのゲート凹所の
底部レベルまで、前記の2つの電界効果トランジスタの
2つのゲート用の孔を経て同時に前記の活性層に第3の
非選択性エッチング工程を行なうことを特徴とする。
【0035】本発明の方法によれば、各エッチング工程
前の半導体層の形成中ではなく、1つのエッチング工程
中でこのエッチング工程が進行している際にエッチング
ストッパ層が形成され、この形成されたエッチングスト
ッパ層は、 − エッチングストッパ層は前記のエッチング工程中、
活性層の上側面であり実際に、集積半導体装置が設けら
れる基板の全処理表面積に亘る再現可能な位置に自動的
に形成され、 − エッチングストッパ層は集積半導体装置が設けられ
る基板の全処理表面に亘る再現可能な基準レベルとして
作用するこの位置でこの進行中のエッチング工程を自動
的に停止し、 − エッチングストッパ層は進行中のエッチング工程を
停止させるのに充分な厚さに形成され、 − エッチングストッパ層は、処理を長びかせることな
く或いは既に形成された面を害することなく容易に除去
するのに充分薄い厚さに、特に従来の構造に存在するエ
ッチングストッパ層の約10分の1の厚さに形成され
る、という顕著な特性を有するという利点が得られる。
【0036】本発明の方法によって得られる他の利点
は、使用するエッチングストッパ層が処理中に除去され
るということである。この利点の為に、特に、このエッ
チングストッパ層は完成トランジスタにもはや存在せ
ず、従って形成されたトランジスタの性能は完成状態で
エッチングストッパ層が依然として存在しているトラン
ジスタと相違して寄生層によって悪影響を受けないとい
う事実が得られる。実際、現今のトランジスタに用いら
れているサブミクロンの寸法を考慮するに、いかなる不
要な素子もその寸法が小さくても動作に悪影響を及ぼす
こと明らかである。例えば、処理の終了時に残存するあ
るエッチングストッパ層は寄生抵抗を導入するか、或い
はトラッピング効果を生じる井戸(ウェル)を形成する
ということが知られている。又、アクセス抵抗を減少せ
しめうる組成のあるエッチングストッパ層は高電圧に耐
えられず、特に現在のサブミクロン寸法のトランジスタ
においてブレークダウンを生ぜしめるということも知ら
れている。
【0037】本発明の方法によって得られる更に他の利
点は、ゲート凹所の底部の高さレベルがエッチングスト
ッパ層によって正確に規定された高さレベルから開始し
て形成されるということである。従って、活性層の厚さ
を規定するために極めて重要な位置のこれら高さレベル
が、良好に制御されたエッチング工程により得られ、こ
れら高さレベル自体も良好に規定される。実際、エッチ
ングストッパ層が除去された瞬時からは、各非選択性エ
ッチング工程でエッチング除去すべき材料の厚さは極め
て薄くなり、従ってこのような薄いエッチング深さで生
じる誤差は極めて小さくなりうる。従って、ゲート凹所
の底部の位置の必要な精度が得られ、このことは極めて
重要なことである。その理由は、トランジスタを遮断及
び導通させる役割を果たすエンハスメント型及びデプレ
ション型トランジスタのチャネルの厚さが極めて薄く、
チャネルの最終厚さがいかに不正確であっても完成トラ
ンジスタの性能が著しく変動するということが分かって
いる為である。本発明によるトランジスタの性能は、数
千のトランジスタを大表面に亘って製造処理する場合で
も極めて良好で、信頼性があり、再現性に富んでいると
いうことを確かめた。
【0038】
【実施例】本発明は、基板上に少なくとも2つの埋込み
チャネルトランジスタを有する半導体装置の製造方法に
関するものであり、一方のトランジスタには、他方のト
ランジスタよりも大きな正又は小さな負のピンチオフ電
圧を有する第1の型、例えばエンハンスメント型、すな
わちゲート−ソース間電圧が零である場合に通常非導通
であるノーマルオフ型を表わす符号Eを付してあり、他
方のトランジスタには、他のピンチオフ電圧を有する第
2の型、例えばデプレション型、すなわちゲート−ソー
ス間電圧が零である場合に通常導通しているノーマルオ
ン型を表わす符号Dを付してある。
【0039】本発明はその適用に当って電子移動度の高
いトランジスタ(以後High Electron Mobility Transis
tor の略記であるHEMTと称する)を実現する場合に
つき説明するものである。
【0040】HEMT自体の特性は、デジタル又はアナ
ログにかかわらずあらゆる技術における集積回路の当業
者にとって周知である為、その詳細な説明は省略する。
【0041】一般に、エンハンスメント型HEMT及び
デプレション型HEMTの双方共基板1上に活性層の積
層体を有し、この積層体は少なくとも、 − わずかにドーピングされた、禁止帯幅の小さな第1
材料の第1層10と、 − 多量にn++型にドーピングされ、第1層10とで界
面20を有するヘテロ構造を形成する、禁止帯幅の大き
な第2材料の第2(活性)層13と、 − 多量にn++型にドーピングされた第3層4すなわち
キャップ層とを有している。
【0042】デプレション型(D)HETM及びエンハ
ンスメント型(E)HEMTの各々は、 − トランジスタのソース及びドレイン接点を形成する
2つのオーム接点パッドであって、金属−半導体合金に
よりキャップ層の表面に形成されたこれらオーム接点パ
ッド(デプレション型のトランジスタのオーム接点パッ
ドを5Dで示し、エンハンスメント型のトランジスタの
オーム接点パッドを5Eで示す)と、 − 上側の活性層13の材料上に直接堆積され、ショッ
トキーバリアを形成する金属ゲート接点パッド(デプレ
ション型のトランジスタの金属ゲート節点パッドを8D
で示し、エンハンスメント型のトランジスタの金属ゲー
ト接点パッドを8Eで示す)とを具えている。
【0043】このショットキーバリアは活性層13の底
部から極めて正確な距離の位置に、すなわち層13,1
0より成るヘテロ構造の界面20から極めて正確な距離
だけ離れた位置に位置させる必要がある。
【0044】図2を参照するに、金属ゲート接点パッド
8D及び8Eを凹所52D及び52E内にそれぞれ配置
し、これら凹所の底部42D及び42Eをヘテロ構造の
界面20から正確な距離ΔD及びΔEに位置させること
によりデプレション型D及びエンハンスメント型Eのト
ランジスタの動作及び性能を良好にすることができる。
これらの距離ΔD,ΔEは各型のトランジスタの活性層
13の有効厚さを表わす。この厚さはエンハンスメント
型すなわちノーマルオフ型又はデプレション型すなわち
ノーマルオン型のトランジスタの動作を厚さの値に応じ
て制御する。
【0045】図1においては、エンハンスメント型の電
界効果トランジスタ(E)が有する凹所の底部42Eが
上側の活性層13の上側面から15nm程度の距離he
にあり、この上側の活性層自体の厚さは50nm程度で
ある。キャップ層の上側面から測ったこのゲート凹所の
全深さをHE とする。
【0046】チャネル層の最終厚さはヘテロ構造の界面
20の位置に対するゲート凹所の底部の位置決めによっ
て決定される為、このようなエンハンスメント型トラン
ジスタにおいては、ゲート凹所の底部の位置決め誤差が
結晶単分子層数個分程度であってもその電気的な性能に
著しい変化を導入する。
【0047】デプレション型の電界効果トランジスタ
(D)が有する凹所の底部42Dは上側活性層13の上
側面から6nm程度の距離hd にする。従って、これら
2種類のトランジスタ(E及びD)は10nmよりも少
ない凹所の深さの差においてのみ互いに相違する。デプ
レション型の電界効果トランジスタにおいて、キャップ
層の上側面から測ったゲート凹所の全深さをHD とす
る。
【0048】従って、本発明による方法では、ゲート接
点パッド8D及び8Eを収容する凹所の底部52D及び
52Eの極めて正確な位置決めを達成する工程を提案す
るものである。本発明による方法の利点は、半導体材料
の結晶単分子層数個分以下の厚さの許容誤差を越えるこ
となくこの位置決めを可能にすることにある。1結晶単
分子層の厚さは0.3nm程度である。更に、この位置
決めは正確であるばかりではなく、通常7.6cm
(3″)の直径を有する処理すべきウェファの全表面積
に亘って且つ異なるウェファ間で見ても均一になる。
【0049】図1及び2のHEMTの構造体にはキャッ
プ層4を設けるのが有利である。このキャップ層4の第
1の機能は本発明の方法によって実現するトランジスタ
のソース及びドレイン抵抗を減少させることである。実
際、この多量にn++型にドーピングした層4はソース及
びドレインオーム接点パッド5D,5Eの下側に位置す
る領域における半導体材料の導電率を高める。
【0050】このキャップ層4はチャネル領域をソース
及びドレインオーム接点パッドの下側に位置する領域か
ら離間させる機能をも有する。後者の領域はオーム接点
パッド5E及び5Dを形成する金属−半導体合金を形成
する共晶溶融中に機械的且つ電気的に悪影響を受ける。
トランジスタ構造体(D及びE)の各々に所望精度で同
時にゲート凹所を実現する本発明の方法を図3〜7につ
き以下に説明する。
【0051】本発明の方法では、ゲート接点パッドを規
定するマスク孔に関するエッチング工程の自己整合を含
むエッチング工程を積層体に実行する。
【0052】本発明の方法によれば、従来の方法におけ
るように1つが誘電体材料より成り他の1つがホトレジ
ストより成る2つの層のマスク層を用いるのではなく、
例えばホトレジストより成る1つの通常のマスク層を用
いる。
【0053】図3に示すように、本発明の処理では半導
体材料の積層体を形成するものであり、この積層体の形
成には、少なくとも、 − 半絶縁性の砒化ガリウムより成る基板1の形成と、 − 厚さが100〜1000nm、好ましくは400n
mであり、故意にドーピングされていない砒化ガリウム
より成り禁止帯幅が狭い層10の成長と、 − 多量にn++型にドーピングされ、例えば1018cm
-3に等しい又はそれよりも多い割合でシリコン(Si)
のような不純物がドーピングされ、厚さが20〜80n
m、好ましくは50nmであり、禁止帯幅が下側の層1
0よりも広く、アルミニウム(Al)濃度を22%程度
とした砒化ガリウムアルミニウムの層13の成長とが含
まれる。
【0054】これらの層は半絶縁性の基板上に行うエピ
タキシアル成長により形成しうる。或いはまた、本発明
の変形例である図8に示すように、この積層体の処理に
は、基板1から出発する、 − 故意にドーピングされず、バッファ層と称され、厚
さが前記の例の層10と同じ砒化ガリウム(GaAs)
の層10の成長と、 − インジウム濃度が22%程度で、故意にドーピング
されておらず、厚さが0〜30nm、好ましくは10n
mで、チャネル層と称する砒化インジウムガリウム(G
aInAs)の層11の成長と、 − アルミニウム(Al)濃度が22%程度で、故意に
ドーピングされておらず、厚さが0〜5nm、好ましく
は3nmであり、スペーサ層と称する砒化ガリウムアル
ミニウム(GaAlAs)の層12の成長と、 − アルミニウム(Al)濃度が22%程度で1018
-3よりも高い割合で多量にn++型にドーピングされ、
厚さが0.3nm(結晶単分子層1つの厚さ)〜40n
m、好ましくは25nmであり、キャリヤ供給層と称す
る砒化ガリウムアルミニウム(GaAlAs)の層15
の成長と、 − アルミニウム(Al)濃度が22%程度で、故意に
ドーピングされておらず、厚さが10〜40nm、好ま
しくは25nmであり、ショットキー層と称する砒化ガ
リウムアルミニウム(GaAlAs)の層14の成長
と、1018cm-3よりも高い割合で多量にn++型にドー
ピングされ、厚さが5〜100nm、好ましくは50n
mである砒化ガリウム(GaAs)のキャップ層4の成
長とを含みうる。
【0055】この層システムでは、チャネル層11を形
成する砒化インジウムガリウム(GaInAs)材料の
禁止帯幅は狭く、順次の、ドーピングされないスペーサ
層12、多量にドーピングされたキャリヤ供給層15及
びショットキー層14を形成する砒化ガリウムアルミニ
ウム(GaAlAs)の禁止帯幅は広い。これらの条件
の下では、禁止帯幅の異なるスペーサ及びチャネル層1
2,11の界面に2次元電子ガスが形成される。この構
造のHEMTは仮像(pseudomorph)高電子移動度トラン
ジスタと称して知られており、現在前述した簡単構造の
HEMTよりも良好な性能を有する。その理由は、材料
の禁止帯幅間の差が仮像構造において大きくなる為であ
る。
【0056】それにもかかわらず、ゲート凹所が積層体
の上側部分に形成され、 − アルミニウム含有量が零でない半導体材料より成り
(アルミニウム含有量が零でないとは、例えば半導体化
合物の式中でアルミニウム(Al)濃度が0.1となる
ようにすることができ、このような少量の濃度で本発明
を実施するのに充分である)、凹所内にショットキー接
点が形成される上側層13又は14と、 − アルミニウムを含まない半導体材料より成るキャッ
プ層4とを少なくとも有しているいかなるトランジスタ
の製造にも本発明の方法を適用しうる。
【0057】半導体材料の積層体を例えばエピタキシア
ル成長により、好ましく当業者にとって既知の技術、例
えば分子線エピタキシアル(MBE)又は金属有機化学
蒸着(MOCVD)を用いて形成した後のトランジスタ
の製造処理は − 当業者にとって既知のいずれかの方法によりソース
及びドレインオーム接点パッド5D及び5Eを形成する
工程を有する。
【0058】次にゲート凹所を形成する方法を実行す
る。この方法は本発明によれば特に、 − 図3に示すように、ミクロン又はサブミクロン単位
とすることのできる2つの孔51D,51Eをあけたホ
トレジストマスク100を形成する工程(これらの孔は
形成すべき2つのトランジスタの後のゲート接点パッド
8D及び8Eを形成するためにこれら2つのトランジス
タに対し同時に且つ同じ寸法で形成するのが好ましく、
本発明の方法で後に形成すべきすべての孔はゲート用の
孔51D及び51Eに対して自己整合され、これらの孔
51D及び51Eはキャップ層4の上側面24を露出
し、マスク100にゲート用のミクロン又はサブミクロ
ン単位の孔を形成するのは当業者にとって既知のいずれ
かの方法、例えば電子ビームリソグラフィ方法によって
行なう)と、 − 図4に示すように、2つのトランジスタに対する孔
54D及び54Eを、アルミニウム(Al)元素を含む
半導体材料より成る下側の層13又は14(層13又は
14は形成するトランジスタがHEMTであるか仮像H
EMTであるかによる)の上側面22までキャップ層4
中に同時にエッチングする工程(このエッチング工程は
少なくともふっ素(F)を含む例えば塩素(Cl)との
活性化合物より成るプラズマを用いた反応性イオンエッ
チング(RIE)法により行ない、使用するプラズマは
例えばCCl2 2 を含むか或いはSiCl4 及びSF
6 の混合物を含むようにするのが好ましく、これらの条
件の下では、本例の場合砒化ガリウム(GaAs)より
成るキャップ層4の材料のエッチングが本例の場合砒化
ガリウムアルミニウム(GaAlAs)より成る下側の
層13又は14の材料に対して選択性となる)とを有す
る。
【0059】本発明による方法では、エッチング剤中に
存在するふっ素元素(F)と前記の下側層13又は14
の材料(GaAlAs)中に存在するアルミニウム元素
(Al)との反応によりふっ化アルミニウム(Al
3 )のストッパ層3が系統的に形成されるために上述
したエッチング工程が下側層13又は14の上側面22
の位置レベルで自動的に停止される。ふっ化アルミニウ
ムのこのストッパ層の厚さは一般に単分子層の1倍又は
2倍、すなわち0.3〜0.6nmであり、従って従来
既知の装置の構造で形成されるストッパ層の約10分の
1の厚さとなる。
【0060】本発明による方法は更に、 − 図5に示すように、基板1を単に水に浸す洗浄処理
により、前の工程で系統的に形成されたふっ化アルミニ
ウム(AlF3 )のストッパ層3を除去する工程を有す
る(この場合エッチング済は必要でなく、この工程によ
り砒化ガリウムアルミニウム(GaAlAs)より成る
下側層13又は14の材料の表面32を露出させる)。
【0061】本発明の他の利点はゲート用の孔と一致す
る表面のストッパ層3が除去されるということである。
従って、完成されるトランジスタはエッチングストッパ
層のうちで除去されない部分を含むことがない。エッチ
ングストッパ層が残存すると、これにより寄生抵抗やト
ラッピング効果を生ぜしめるか或いはブレークダウンの
おそれを生ぜしめる。
【0062】本発明の方法は更に、 − 図5に示すように、前に使用したマスク層100と
は異なる種類のホトレジスト材料の層200でデプレシ
ョン型のトランジスタ(D)の領域を被覆する工程を有
する。この層200の材料はその下側の層100を劣化
させることなく容易に除去しうる材料から選択する。例
えば、層100の材料としてPMMA(ポリメチルメタ
クリレート)のホトレジストを選択し、層200の材料
として水性現像剤を有するポジ形のホトレジストを選択
することができる。この場合、層200は、これを露光
し次に水性環境中で現像することにより下側層100に
損傷を及ぼすことなくいかなる瞬時にも所望通りに除去
することができる。
【0063】本発明方法は更に、 − 図6に示すように、ホトレジスト層100中の孔5
1E及びキャップ層4中の孔54Eを経るエンハンスメ
ント型トランジスタ(E)用のゲート凹所52E(図
2)の非選択性エッチング工程を有する。このエッチン
グ工程は、所定の半導体装置における2種類のトランジ
スタ(D及びE)間に存在せしめる必要のある深さの差
E −HD =he −hdに等しい深さとなるまで行な
う。
【0064】この非選択性のエッチング工程は、Cl2
又はBCl3 のような、ふっ素を有さないエッチング剤
を含むプラズマを用いる反応性イオンエッチング(RI
E)により行なうことができる。
【0065】有利な変形例では、この非選択性のエッチ
ング工程を、H3 PO4 又はH3 NO4 とH2 2 とH
2 Oとを3:1:20の割合で混合した混合体で湿潤状
態で行なうことができる。この場合、得られるエッチン
グされた表面が清浄となりエッチング処理により損傷さ
れない。
【0066】上述したいずれかの方法で行なうこのエッ
チング工程により、エッチングされた層13又は14の
上側面22に対する、エンハンスメント型トランジスタ
のゲート凹所52Eを形成する際の中間レベル62Eの
第1の位置決めを行なう。この第1の位置決めは、上側
面22がストッパ層3により規定されたものであり、こ
の上側面が前記の中間レベル62Eまでのゲート凹所の
このエッチングに対する開始レベルの基準として作用す
るという事実及びこの工程中エッチングすべき厚さは常
に薄いという事実、すなわちこのエッチング工程の厚さ
の値はデプレション型トランジスタ(D)の凹所とエン
ハンスメント型トランジスタ(E)の凹所との間の深さ
の差を得るのに約9nmであるという事実の為に正確と
なるものである。
【0067】このエッチングは良好に規定された表面2
2から開始され、エッチングすべき厚さは薄い(10n
mよりも薄い)為、半導体材料の多くとも数単分子層の
所要精度でこのようなエッチング工程をいかに実現する
かは当業者にとって既知である。実際、エッチング速度
はエッチング剤の濃度によって与えられる精度で分かる
ものであり、エッチング深さは所定の時間中のエッチン
グ速度の関数として分かるものである。従って、このよ
うな薄いエッチング深さで生じるおそれのある誤差自体
極めてわずかなものである。一方、基板(支持ウェフ
ァ)の一端から他端へのエッチング厚さに生じる誤差も
わずかである。その理由は、このエッチングに対する開
始基準面は基板全体に亘って同じである為である。従っ
て、エッチングは均一となる。
【0068】本発明の方法は更に、 − 図6に示すように、図5に示す工程で堆積した被覆
材料200をデプレション型トランジスタ(D)の領域
から除去する工程と、 − 図7に示すように、図6の工程で用いたのと同じエ
ッチング方法(Cl2 又はBCl3 を用いたRIE法或
いはH3 NO4 及びH2 Oを用いた湿式エッチング法)
により、ホトレジスト層100中の孔51D及び51E
とキャップ層4中の孔54D及び54Eとを経て、デプ
レション型トランジスタ(D)のゲート凹所52Dとエ
ンハンスメント型トランジスタ(E)のゲート凹所52
Eとに対し同時に非選択性のエッチングを行なう工程と
を有している。
【0069】このエッチング工程は約6nmの厚さに亘
って行ない、この値は活性性13又は14中のデプレシ
ョン型トランジスタ(D)のゲート凹所の全深さを表す
とともに、活性層13又は14,15,12がHEMT
又は仮像HEMTを実現する例に対し50nm程度の厚
さを有する場合、活性層13又は14中のエンハンスメ
ント型トランジスタ(E)のゲート凹所の全深さを約1
5nmにするのに必要な深さを表す。
【0070】このエッチング工程で、デプレション型ト
ランジスタのゲート凹所52Dの底部42Dが、エッチ
ングされた層13又は14の上側面22から開始するそ
の最終レベルに直接位置する。このエッチング工程も前
述したように半導体材料の多くとも数単分子層の所要精
度で正確に行なえる。その理由は、このエッチング工程
は良好に規定された表面22から開始され、エッチング
深さは浅い(≒6nm)為である。
【0071】このエッチング工程は同時に、既に正確に
規定された中間レベル62Eから開始するエンハンスメ
ント型トランジスタのゲート凹所52Eの底部42Eの
最終位置を規定する。底部42Eの位置決め精度は凹所
52Dの底部42Dに対して得られる位置決め精度と同
じである。その理由は、エッチング工程が一緒に行なわ
れる為である。その精度は半導体材料の数単分子層の許
容範囲内に保たれる。エンハンスメント型トランジスタ
(E)のゲート凹所の形成を2工程で行ない且つこの2
工程間でエッチングを再開するにもかかわらず、このゲ
ート凹所の底部42Eは極めて正確に位置決めされる。
その理由は、2工程の各々におけるエッチング深さが固
定の基準面(凹所51Eにおける基準面は面32であ
り、凹所51Dにおける基準面も面32である)から開
始され、一方後半のエッチング工程では2個所のエッチ
ング工程が一緒に行なわれる為にエンハンスメント型ト
ランジスタ(E)に対するエッチング深さがデプレショ
ン型トランジスタ(D)に対するエッチング深さと同じ
になる為である。デプレション型トランジスタ(D)の
凹所の底部42Dの位置に対し得られる精度はエンハン
スメント型トランジスタ(E)の底部42Eの位置に対
する精度と同じである。
【0072】本発明による方法を用いることにより、同
一の基板(半導体ウェファ)に形成するすべての多数の
(数千の)トランジスタの精度が所望精度範囲内で極め
て均一になるということを確かめた。エッチング深さの
関数であるパラメータを確かめるためにエッチング処理
中に電気的な検査を行なうことができる。
【0073】凹所52D,52EのエッチングをRIE
によって行なった場合には、所望に応じ、この乾式エッ
チング工程中に生じたひずみや欠陥を除去するために、
3PO4 又はH3 NO4 と、H2 2 と、H2 Oとの
3:1:20の比率での混合物により極めて少数の単分
子層に通す湿式エッチング処理を行なうことができる。
前記のひずみは熱処理によって除去することもできる。
【0074】本発明による方法は更に、 − 図2に示すように、金属層8E,8Dを堆積する工
程を有する。この堆積は、ゲート凹所の底部42D,4
2Eと接触する金属ゲート接点パッド8D,8Eを形成
するようにゲート用の孔51D,51Eを通してこれら
の孔51D,51Eの精度を以って行なわれる。この堆
積はホトレジスト層100の表面上にも行なわれ、その
後このホトレジスト層100を金属ゲート接点パッド8
D,8Eにとって必要としない金属層の部分にも沿って
行なうリフトオフ処理によって除去する。
【0075】図1及び2に示すように、エンハンスメン
ト型及びデプレション型トランジスタはメサ構造により
分離することができ、その結果2つの隣接トランジスタ
間に凹所70を形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つがデプレション型で他の1つがエンハンス
メント型である埋込チャネルHEMT型の2つの電界効
果トランジスタであって、これらのゲート凹所間に深さ
の差を必要とするものを示す断面図である。
【図2】図1の2つのトランジスタ及びこれらの関連素
子を示す断面図である。
【図3】図2のトランジスタの製造方法の一工程を示す
断面図である。
【図4】同じくその他の工程を示す断面図である。
【図5】同じくその更に他の工程を示す断面図である。
【図6】同じくその更に他の工程を示す断面図である。
【図7】同じくその更に他の工程を示す断面図である。
【図8】仮像HEMTを形成するのに有利な半導体積層
体の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 3 エッチングストッパ層 4 第3層(活性層) 5D,5E オーム接点パッド 8D,8E 金属ゲート接点パッド 10 第1層(活性層) 11 チャネル層 12 スペーサ層 13 第2層(活性層) 14 ショットキー層 15 キャリヤ供給層 20 界面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/812 29/778 9171−4M H01L 29/80 F 9171−4M H

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋込チャネル型の少なくとも2つの電界
    効果トランジスタ(D,E)を有し、一方の電界効果ト
    ランジスタ(D)のゲート凹所の深さが他方の電界効果
    トランジスタ(E)のゲート凹所の深さよりも浅くなっ
    ている半導体装置を製造するに当り、 − 少なくとも、 ・アルミニウム(Al)含有量が零でない半導体化合物
    より成り、ゲート凹所(52D,52E)が形成される
    活性層(13,14)と、 ・アルミニウム(Al)の無い半導体化合物のキャップ
    層(4)と、 ・各電界効果トランジスタ(D,E)に対するゲート用
    の孔(51D,51E)が開けられたマスク層(10
    0)とを具える積層体を基板(1)上に形成し、 − 前記の活性層(13,14)の上側面(22)にふ
    っ化アルミニウム(AlF3 )のストッパ層(3)が形
    成されるまで、ふっ素(F)を有するエッチング化合物
    を用いて前記の2つの電界効果トランジスタに対するゲ
    ート用の孔(51D,51E)を経て前記のキャップ層
    (4)に第1の選択性エッチング工程を行ない、その後
    前記のストッパ層(3)を除去し、前に堆積されたマス
    ク層(100)を劣化させることなく除去しうる被覆材
    料(200)を前記の一方の電界効果トランジスタ
    (D)の領域に被覆し、 − 前記の2つの電界効果トランジスタのゲート凹所
    (52D,52E)間の深さの差に等しい深さの前記の
    他方の電界効果トランジスタ(E)のゲート凹所の中間
    レベル(62E)まで、ゲート用の孔(51E)を経て
    前記の活性層(13,14)に第2の非選択性エッチン
    グ工程を行ない、その後前記の被覆材料(200)を除
    去し、 − 前記の一方の電界効果トランジスタ(D)のゲート
    凹所の底部レベルまで、前記の2つの電界効果トランジ
    スタ(D,E)の2つのゲート用の孔(51D,51
    E)を経て同時に前記の活性層(13,14)に第3の
    非選択性エッチング工程を行なうことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    において、CCl22 又はSiCl4 とSF6 との混
    合物としうるふっ素化合物を有するプラズマによる反応
    性イオンエッチングにより前記の第1の選択性エッチン
    グ工程を行なうことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体装置の製
    造方法において、Cl2 又はBCl3 を有しうる、ふっ
    素のない化合物を有するプラズマによる反応性イオンエ
    ッチングにより前記の第2及び第3の非選択性エッチン
    グ工程を行なうことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体装置の製造方法
    において、反応性イオンエッチングによりエッチングさ
    れた表面のひずみ及び欠陥を除去するために、前記のエ
    ッチング工程後に、H3 PO4 又はH3 NO4 とH2
    2 とH2 Oとの3:1:20の比率の混合物による最終
    処理を行なうことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の半導体装置の製
    造方法において、前記の第2及び第3の非選択性エッチ
    ング工程を、H3 PO4 又はH3 NO4 とH 2 2 とH
    2 Oとの3:1:20の比率の混合物のような、ふっ素
    のないエッチング化合物を用いた湿式処理で行なうこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の半
    導体装置の製造方法において、ふっ化アルミニウムのス
    トッパ層(3)の除去を水(H2 O)を用いた洗浄によ
    り行なうことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の半
    導体装置の製造方法において、高電子移動度の電界効果
    トランジスタを形成するために、基板(1)から出発す
    る半導体層の積層体が、少なくとも、 − 禁止帯幅の狭い半導体化合物より成る第1の活性層
    (10)と、 − アルミニウム含有量が零でなく、禁止帯幅が広く、
    前記の第1の活性層(10)とでヘテロ構造の界面(2
    0)を形成するために多量にドーピングされている半導
    体化合物より成る第2の活性層(13)であって、この
    第2の活性層中にはショットキーゲート接点(8D,8
    E)を入れるためのゲート凹所(52D,52E)が形
    成され、これらゲート凹所の底部(42D,42E)と
    前記のヘテロ構造の界面(20)との間の距離は、互い
    に異なる深さのゲート凹所を有する2つのトランジスタ
    であるデプレション型トランジスタ(D)及びエンハン
    スメント型トランジスタ(E)のようなピンチオフ電圧
    が互いに異なる2つのトランジスタを製造するために厳
    密に調整される当該第2の活性層(13)と、 − 前記のトランジスタ(D,E)に対するそれぞれの
    オーム接点(5D,5E)を設置する、多量にドーピン
    グされたキャップ層(4)とをこの順序で有するように
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の半
    導体装置の製造方法において、仮像高電子移動度電界効
    果トランジスタを形成するために、基板から出発する半
    導体層の積層体が、 − 禁止帯幅が狭い半導体化合物より成り故意にドーピ
    ングされないバッファ層(10)と、 − 禁止帯幅が狭い半導体化合物より成り故意にドーピ
    ングされないチャネル層(11)と、 − 禁止帯幅が広い半導体化合物より成り故意にドーピ
    ングされず、禁止帯幅の狭い隣接の層とでヘテロ構造を
    形成するスペーサ層(12)と、 − 禁止帯幅が広い半導体化合物より成り多量にドーピ
    ングされたキャリヤ供給層(15)と、 − 禁止帯幅が広く、アルミニウム含有量が零でなく、
    多量にドーピングされたショットキー層(14)であっ
    て、このショットキー層にショットキーゲート接点(8
    D,8E)を入れるためのゲート凹所(52D,52
    E)が形成され、これらゲート凹所の底部(42D,4
    2E)とヘテロ構造の界面(20)との間の距離は、互
    いに異なる深さのゲート凹所を有する2つのトランジス
    タであるデプレション型トランジスタ(D)及びエンハ
    ンスメント型トランジスタ(E)のようなピンチオフ電
    圧が互いに異なる2つのトランジスタを製造するために
    厳密に調整される当該ショットキー層(14)と、 − 前記のトランジスタ(D,E)のソース及びドレイ
    ンオーム接点(5D,5E)を設置する、多量にドーピ
    ングされたキャップ層(4)とを有するようにすること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の半導体装置の製
    造方法において、禁止帯幅が狭い前記の半導体化合物を
    砒化ガリウム(GaAs)とし、禁止帯幅が広い前記の
    半導体化合物を砒化ガリウムアルミニウム(GaAlA
    s)とし、前記の基板及びキャップ層を砒化ガリウム
    (GaAs)から形成することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
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