JPH0866194A - ヒト腫瘍壊死因子ミューテインをコードする遺伝子 - Google Patents
ヒト腫瘍壊死因子ミューテインをコードする遺伝子Info
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- JPH0866194A JPH0866194A JP7024673A JP2467395A JPH0866194A JP H0866194 A JPH0866194 A JP H0866194A JP 7024673 A JP7024673 A JP 7024673A JP 2467395 A JP2467395 A JP 2467395A JP H0866194 A JPH0866194 A JP H0866194A
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- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/52—Cytokines; Lymphokines; Interferons
- C07K14/525—Tumour necrosis factor [TNF]
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規なヒト腫瘍壊死因子ミューテインをコー
ドする遺伝子の提供。 【構成】 ヒト腫瘍壊死因子において、69位のCys
が他のアミノ酸により置換されているミューテイン、6
9位のCysと101位のCysが他のアミノ酸により
置換されているミューテイン、N−末端の4個のアミノ
酸が除去されているミューテイン、又はN−末端の8個
のアミノ酸が除去されているミューテインをコードする
DNA、該DNAを含んで成るベクター、並びに該ベク
ターにより形質転換された宿主。
ドする遺伝子の提供。 【構成】 ヒト腫瘍壊死因子において、69位のCys
が他のアミノ酸により置換されているミューテイン、6
9位のCysと101位のCysが他のアミノ酸により
置換されているミューテイン、N−末端の4個のアミノ
酸が除去されているミューテイン、又はN−末端の8個
のアミノ酸が除去されているミューテインをコードする
DNA、該DNAを含んで成るベクター、並びに該ベク
ターにより形質転換された宿主。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はヒト蛋白質因子の組換
生産に関する。これは特に、腫瘍に対して選択的に毒性
である蛋白質及び比活性について改良されているそのミ
ューテインの製造に関する。
生産に関する。これは特に、腫瘍に対して選択的に毒性
である蛋白質及び比活性について改良されているそのミ
ューテインの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】腫瘍壊死因子(TNF)としてよく知ら
れるようになった因子は最初Carswell等、Proc.Natl.Ac
ad.Sci.(USA) (1975) 72:3666により見出された。バシ
ルス・カルメッテ−グリン (Bacillus Calmette-Gurin)
(BCG) のごとき免疫増強剤によりあらかじめ感作された
マウス、ラビット又はラットであってエンドトキシン処
理されたものの血清が、移植された腫瘍を担持するマウ
スに注射された場合に受容者に不所望の副作用を伴わな
いで該腫瘍の広範な出血を惹起する物質を含有すること
が見出された。
れるようになった因子は最初Carswell等、Proc.Natl.Ac
ad.Sci.(USA) (1975) 72:3666により見出された。バシ
ルス・カルメッテ−グリン (Bacillus Calmette-Gurin)
(BCG) のごとき免疫増強剤によりあらかじめ感作された
マウス、ラビット又はラットであってエンドトキシン処
理されたものの血清が、移植された腫瘍を担持するマウ
スに注射された場合に受容者に不所望の副作用を伴わな
いで該腫瘍の広範な出血を惹起する物質を含有すること
が見出された。
【0003】従って、この血清は腫瘍細胞に対して選択
的に壊死作用を有しそして正常な組織とのその反応につ
いては中立的であり、それ故にTNFと称される物質を
含有することが予想された。全体動物に注射された場合
にこの選択的な腫瘍破壊を生じさせる能力がTNFを定
義する標準的なインビボアッセイ法となった。
的に壊死作用を有しそして正常な組織とのその反応につ
いては中立的であり、それ故にTNFと称される物質を
含有することが予想された。全体動物に注射された場合
にこの選択的な腫瘍破壊を生じさせる能力がTNFを定
義する標準的なインビボアッセイ法となった。
【0004】TNFはまた細胞培養物中にも生産され
た。Matthews等、Brit.J.Cancer (1981) 44:418 は、
BCG注射されたラビット由来の単核食細胞の培地中に
TNF活性を得ることができた〔Mannel等、Infect.Imm
un.(1980) 30:523 ;同 (1981) 33:156 〕。細胞培養
後にBCG感染されたマウスからのマクロファージ富化
腹腔滲出細胞から得られるTNF活性はエンドトキシン
により誘導された。
た。Matthews等、Brit.J.Cancer (1981) 44:418 は、
BCG注射されたラビット由来の単核食細胞の培地中に
TNF活性を得ることができた〔Mannel等、Infect.Imm
un.(1980) 30:523 ;同 (1981) 33:156 〕。細胞培養
後にBCG感染されたマウスからのマクロファージ富化
腹腔滲出細胞から得られるTNF活性はエンドトキシン
により誘導された。
【0005】新生物細胞に対する選択的細胞毒性を担当
する因子を精製する試みが行われたが全体動物の血清中
又は組織培養培地中に極めて小量のみ存在する様である
ため完全な精製を行うことは不可能であった。さらに、
蛋白質(1又は複数)は明らかに不安定であり、そして
2つの最近の米国特許 No.4,447,355及び No.
4,457,916は、例えばアルブミン又は炭水化物
材料の添加により調製物の活性を安定化する方法に向け
られている。
する因子を精製する試みが行われたが全体動物の血清中
又は組織培養培地中に極めて小量のみ存在する様である
ため完全な精製を行うことは不可能であった。さらに、
蛋白質(1又は複数)は明らかに不安定であり、そして
2つの最近の米国特許 No.4,447,355及び No.
4,457,916は、例えばアルブミン又は炭水化物
材料の添加により調製物の活性を安定化する方法に向け
られている。
【0006】他人によって開発された標準的精製法を用
いるこれらの開示の方法においては、約1×106 ユニ
ット/mgのTNF調製物の比活性を得ることが可能であ
り、このユニットはネズミL−M細胞(ATCC CC
L 1.2)に対する細胞毒性についてのインビトロ・
アッセイにおいて定義されたものである。しかしなが
ら、TNFについてのインビボ(Carswell)腫瘍壊死ア
ッセイにおいて活性であり、且つアミノ酸配列情報を得
ることができるために十分な純度を有する材料を得るこ
とは不可能であった。
いるこれらの開示の方法においては、約1×106 ユニ
ット/mgのTNF調製物の比活性を得ることが可能であ
り、このユニットはネズミL−M細胞(ATCC CC
L 1.2)に対する細胞毒性についてのインビトロ・
アッセイにおいて定義されたものである。しかしなが
ら、TNFについてのインビボ(Carswell)腫瘍壊死ア
ッセイにおいて活性であり、且つアミノ酸配列情報を得
ることができるために十分な純度を有する材料を得るこ
とは不可能であった。
【0007】確かに、純粋な細胞毒性蛋白質が入手不可
能であるため、現在のところ、癌細胞に対して選択的な
壊死作用を有する蛋白質をいかに多く得ることができる
か明らかでない。Carswell等(前掲)のインビボ法はT
NFを定義する標準として承認されている。これらの因
子の種間交差活性(cross species activity) のため、
このアッセイ法はある意味において便利で診断的であ
る。
能であるため、現在のところ、癌細胞に対して選択的な
壊死作用を有する蛋白質をいかに多く得ることができる
か明らかでない。Carswell等(前掲)のインビボ法はT
NFを定義する標準として承認されている。これらの因
子の種間交差活性(cross species activity) のため、
このアッセイ法はある意味において便利で診断的であ
る。
【0008】しかしながら、細胞毒性についての一層便
利なインビトロアッセイ法がTNF活性の指標としてし
ばしば使用される。この方法は、このインビトロアッセ
イ法とTNFを定義する試験との間に1:1の相互関係
が存在するか否かについてかなりの混乱があるにもかか
わらず使用されている。確かに、インビトロアッセイに
おいて活性である形質転換されたB−セルライン由来の
蛋白質が“リンホトキシン”と命名され、均一に精製さ
れ、そして部分的に配列決定された(ゼネンテック、ヨ
ーロッパ特許出願公開 No.0100641、1984年
2月15日公開)。
利なインビトロアッセイ法がTNF活性の指標としてし
ばしば使用される。この方法は、このインビトロアッセ
イ法とTNFを定義する試験との間に1:1の相互関係
が存在するか否かについてかなりの混乱があるにもかか
わらず使用されている。確かに、インビトロアッセイに
おいて活性である形質転換されたB−セルライン由来の
蛋白質が“リンホトキシン”と命名され、均一に精製さ
れ、そして部分的に配列決定された(ゼネンテック、ヨ
ーロッパ特許出願公開 No.0100641、1984年
2月15日公開)。
【0009】リンホトキシンは、それが非マクロファー
ジ由来であるため、“TNF”とは異る蛋白質であると
予想されている。さらに、リンホトキシンに対して調製
された抗−血清はマクロファージから精製された細胞毒
性因子(TNF)と交差反応しない〔 Stone-Wolff, D.
等、J.Exp.Med. (1984) 159 :828 〕。
ジ由来であるため、“TNF”とは異る蛋白質であると
予想されている。さらに、リンホトキシンに対して調製
された抗−血清はマクロファージから精製された細胞毒
性因子(TNF)と交差反応しない〔 Stone-Wolff, D.
等、J.Exp.Med. (1984) 159 :828 〕。
【0010】腫瘍細胞に対して特異的に向けられた細胞
毒性効果を発揮することができる明確にされた蛋白質配
列を提供することは、言うまでもなく、悪性疾患の診断
及び治療の両者のために大きな利益をもたらすであろ
う。さらに、これらの因子の幾つかは抗−寄生活性を有
するようであり、BCGを注射されたマウスの血清由来
のTNFと称する蛋白質が、インビボ及びインビトロに
おいてマラリア寄生体〔プロスモジウム・ファルシパリ
ウム(Plasmodium falciparium) に対して細胞毒的影響
を示すことが示されている〔 Haidans等、Infect.Immu
n.(1983) 42:385〕。
毒性効果を発揮することができる明確にされた蛋白質配
列を提供することは、言うまでもなく、悪性疾患の診断
及び治療の両者のために大きな利益をもたらすであろ
う。さらに、これらの因子の幾つかは抗−寄生活性を有
するようであり、BCGを注射されたマウスの血清由来
のTNFと称する蛋白質が、インビボ及びインビトロに
おいてマラリア寄生体〔プロスモジウム・ファルシパリ
ウム(Plasmodium falciparium) に対して細胞毒的影響
を示すことが示されている〔 Haidans等、Infect.Immu
n.(1983) 42:385〕。
【0011】
【発明の開示】ヒト前骨髄球性白血病セルライン(HL
−60,ATCC No CCL240)が、適切に誘導さ
れた場合、腫瘍壊死因子を有意な量で生産することが示
された。この因子が精製され、配列決定され、そして組
換技法によって生産された。従って、第1に、ヒト腫瘍
細胞に対して選択的に細胞毒性である化学的に定義され
た因子が存在する。
−60,ATCC No CCL240)が、適切に誘導さ
れた場合、腫瘍壊死因子を有意な量で生産することが示
された。この因子が精製され、配列決定され、そして組
換技法によって生産された。従って、第1に、ヒト腫瘍
細胞に対して選択的に細胞毒性である化学的に定義され
た因子が存在する。
【0012】これは、医療において使用するために十分
な量の材料を提供し、活性を改良するためにプログラム
された変形を行い、そして生物中の腫瘍の存在を検出す
るための適切な診断試験を設計する機会をもたらす。す
なわち、この蛋白質の組換源の入手可能性は、この有用
なペプチドの治療及び診断のための操作の実施可能性を
もたらす。以上の形態のTNFが腫瘍形態に応答してヒ
トによりおそらく天然に生産されるであろうが、組換生
産によりもたらされる柔軟性並びに質及び量の保証がな
ければ、その性質を利用する手段を手にすることができ
ない。
な量の材料を提供し、活性を改良するためにプログラム
された変形を行い、そして生物中の腫瘍の存在を検出す
るための適切な診断試験を設計する機会をもたらす。す
なわち、この蛋白質の組換源の入手可能性は、この有用
なペプチドの治療及び診断のための操作の実施可能性を
もたらす。以上の形態のTNFが腫瘍形態に応答してヒ
トによりおそらく天然に生産されるであろうが、組換生
産によりもたらされる柔軟性並びに質及び量の保証がな
ければ、その性質を利用する手段を手にすることができ
ない。
【0013】従って、1つの観点において、この発明は
組換ヒトTNFミューテインをコードするDNA配列、
形質転換宿主にTNFを発現する能力を付与することが
できる形質転換ベクター、こうして形質転換された組換
体宿主に関する。他の観点において、この発明は特にグ
リコシル化された形又はグリコシル化されていない形の
ミューテインに関する。これらのミューテインは、腫瘍
細胞を選択的に殺すそれらの能力において、図1に示す
一次配列のTNF(mTNF)に匹敵し、又はそれより
活性が高い。これらのミューテインは、4個又は8個の
N−末端アミノ酸残基が除去されている対応する蛋白
質、及び69位のCys又は69位と101位のCys
が他のアミノ酸により置換されているミューテインを包
含する。
組換ヒトTNFミューテインをコードするDNA配列、
形質転換宿主にTNFを発現する能力を付与することが
できる形質転換ベクター、こうして形質転換された組換
体宿主に関する。他の観点において、この発明は特にグ
リコシル化された形又はグリコシル化されていない形の
ミューテインに関する。これらのミューテインは、腫瘍
細胞を選択的に殺すそれらの能力において、図1に示す
一次配列のTNF(mTNF)に匹敵し、又はそれより
活性が高い。これらのミューテインは、4個又は8個の
N−末端アミノ酸残基が除去されている対応する蛋白
質、及び69位のCys又は69位と101位のCys
が他のアミノ酸により置換されているミューテインを包
含する。
【0014】
A.定義 この明細書において使用する場合、“腫瘍壊死因子”
(TNF)は、腫瘍細胞に対して選択的細胞毒性である
ことができ、図1に示されるものと実質的に同等のアミ
ノ酸配列に関する。この定義に合致するアミノ酸配列は
後に記載する連続性ネズミ結合組織セルラインL−92
9に基くインビトロ細胞毒性アッセイにおいて活性でな
ければならない。TNF活性のこの定義は、Carswell等
(前掲)によるこの用語を造り出した開示中に示されて
いるそれとは正確に同一ではない。
(TNF)は、腫瘍細胞に対して選択的細胞毒性である
ことができ、図1に示されるものと実質的に同等のアミ
ノ酸配列に関する。この定義に合致するアミノ酸配列は
後に記載する連続性ネズミ結合組織セルラインL−92
9に基くインビトロ細胞毒性アッセイにおいて活性でな
ければならない。TNF活性のこの定義は、Carswell等
(前掲)によるこの用語を造り出した開示中に示されて
いるそれとは正確に同一ではない。
【0015】しかしながら、ヒト腫瘍細胞に対するこの
インビトロ細胞毒性アッセイにより確認される活性は、
このアッセイを用いる腫瘍壊死因子としての性質決定が
正当化されるに十分な有用性の保証をもたらす。下記の
ごとく、L−929に対する細胞毒性は他のヒト腫瘍に
一般化されるようである。上に特定した細胞毒性アッセ
イにおいて活性な因子とCarswellにより要約されている
インビボアッセイにおいて活性な因子との間に実質的な
オーバーラップが存在すると予想される。
インビトロ細胞毒性アッセイにより確認される活性は、
このアッセイを用いる腫瘍壊死因子としての性質決定が
正当化されるに十分な有用性の保証をもたらす。下記の
ごとく、L−929に対する細胞毒性は他のヒト腫瘍に
一般化されるようである。上に特定した細胞毒性アッセ
イにおいて活性な因子とCarswellにより要約されている
インビボアッセイにおいて活性な因子との間に実質的な
オーバーラップが存在すると予想される。
【0016】この発明のTNF蛋白質は、懸濁されてい
るか又は溶液であればその環境のpHに依存して、あるい
は固体の形であれば結晶化又は沈澱の際のその環境のpH
に依存して、医薬として許容される塩の形であることが
でき、又は中性の形であることができる。この蛋白質の
遊離アミノ基は言うまでもなく、例えば無機酸、例えば
塩酸、リン酸もしくは硫酸、又は有機酸、例えば酢酸、
グリコール酸、コハク酸もしくはマンデル酸と共に酸付
加塩を形成することができる。
るか又は溶液であればその環境のpHに依存して、あるい
は固体の形であれば結晶化又は沈澱の際のその環境のpH
に依存して、医薬として許容される塩の形であることが
でき、又は中性の形であることができる。この蛋白質の
遊離アミノ基は言うまでもなく、例えば無機酸、例えば
塩酸、リン酸もしくは硫酸、又は有機酸、例えば酢酸、
グリコール酸、コハク酸もしくはマンデル酸と共に酸付
加塩を形成することができる。
【0017】遊離カルボキシル基は、塩基、例えば無機
塩基、例えばナトリウム、カリウム又はカルシウムの水
酸化物、及び有機酸、例えばピペリジン、グルコサミ
ン、トリメチルアミン、コリン又はカフィインと共に塩
を形成することができる。さらに、蛋白質は他の生物学
的物質、例えばリピド及びサッカライドとの結合によ
り、又は側鎖修飾、例えばアミノ基のアセチル化、ヒド
ロキシル側鎖のリン酸化、又はスルヒドリル基の酸化に
より修飾され得る。TNF活性が保持される限り、これ
らの修飾のすべてがこの発明の範囲に属する。
塩基、例えばナトリウム、カリウム又はカルシウムの水
酸化物、及び有機酸、例えばピペリジン、グルコサミ
ン、トリメチルアミン、コリン又はカフィインと共に塩
を形成することができる。さらに、蛋白質は他の生物学
的物質、例えばリピド及びサッカライドとの結合によ
り、又は側鎖修飾、例えばアミノ基のアセチル化、ヒド
ロキシル側鎖のリン酸化、又はスルヒドリル基の酸化に
より修飾され得る。TNF活性が保持される限り、これ
らの修飾のすべてがこの発明の範囲に属する。
【0018】最後に、一次アミノ酸配列のある種の変形
がなお、図1に示される配列に比べて実質上同等の又は
増強された活性を有する蛋白質をもたらすことができる
ことが理解される。これらの変形は、部位特定変異誘発
によるごとく意図的であってもよく、又はTNF生産宿
主中における変異によるごとく偶然的であってもよい。
特定の変形がTNF活性を有する蛋白質を導くであろう
ことは予想されず、そしてどの変形が許容されるかをあ
らかじめ予想することはできないが、上記のようにTN
F活性が保持されている限りこれらの変形のすべてが
“TNF”の定義に含まれる。
がなお、図1に示される配列に比べて実質上同等の又は
増強された活性を有する蛋白質をもたらすことができる
ことが理解される。これらの変形は、部位特定変異誘発
によるごとく意図的であってもよく、又はTNF生産宿
主中における変異によるごとく偶然的であってもよい。
特定の変形がTNF活性を有する蛋白質を導くであろう
ことは予想されず、そしてどの変形が許容されるかをあ
らかじめ予想することはできないが、上記のようにTN
F活性が保持されている限りこれらの変形のすべてが
“TNF”の定義に含まれる。
【0019】特に、図1に示される配列のN−末端の最
初の10個までのアミノ酸(10番目のアミノ酸を含
む)を欠くミューテインが示されている構造のTNFに
匹敵するか又はそれより高い比活性を有することが見出
され、そして後で説明する。比活性のパターンは、6〜
8個のN−末端アミノ酸が除去された場合に最適活性を
伴って、ベル形曲線に従うようである。従って、TNF
の定義は特にこれらの切り取られた形態を包含する。明
らかに、N−末端からの10個までのアミノ酸の除去は
生物学的活性を破壊せず、しかし事実、しばしばそれを
増強するからである。
初の10個までのアミノ酸(10番目のアミノ酸を含
む)を欠くミューテインが示されている構造のTNFに
匹敵するか又はそれより高い比活性を有することが見出
され、そして後で説明する。比活性のパターンは、6〜
8個のN−末端アミノ酸が除去された場合に最適活性を
伴って、ベル形曲線に従うようである。従って、TNF
の定義は特にこれらの切り取られた形態を包含する。明
らかに、N−末端からの10個までのアミノ酸の除去は
生物学的活性を破壊せず、しかし事実、しばしばそれを
増強するからである。
【0020】従って、この明細書においてTNFの定義
は特に、図1に示すものと実質上同じアミノ酸配列を有
するが、しかしその図中に示されるN−末端配列におい
て1〜10個のアミノ酸を欠く蛋白質を包含する。Shir
ai, T.等、Nature (1985) 313 :803-806 が、ヒト−ゲ
ノムバンクから得られたDNAから造成された発現ベク
ターを用いて組換TNFを製造したことが注目される。
この造成物においては、コードされた蛋白質は図1に示
されるN−末端配列の最初の2アミノ酸を欠いている。
は特に、図1に示すものと実質上同じアミノ酸配列を有
するが、しかしその図中に示されるN−末端配列におい
て1〜10個のアミノ酸を欠く蛋白質を包含する。Shir
ai, T.等、Nature (1985) 313 :803-806 が、ヒト−ゲ
ノムバンクから得られたDNAから造成された発現ベク
ターを用いて組換TNFを製造したことが注目される。
この造成物においては、コードされた蛋白質は図1に示
されるN−末端配列の最初の2アミノ酸を欠いている。
【0021】明らかではないがしかしラビットTNFゲ
ノム構造に関連するらしい理由で、Shirai等は、正しい
N−末端はこの明細書において示されている位置の3位
から始まると予想し、そしてこのために前記ベクターを
造成した。その結果、Shiraiにより製造されたTNFは
N−末端配列 Ser-Ser-Ser-Arg-Thr等を有する。Shirai
により製造されたTNFはインビボ活性を有することが
示された。この蛋白質の活性と、この発明の組換生産さ
れたmTNF及びTNFミューテインのそれとの直接比
較は現在のところ得られていない。
ノム構造に関連するらしい理由で、Shirai等は、正しい
N−末端はこの明細書において示されている位置の3位
から始まると予想し、そしてこのために前記ベクターを
造成した。その結果、Shiraiにより製造されたTNFは
N−末端配列 Ser-Ser-Ser-Arg-Thr等を有する。Shirai
により製造されたTNFはインビボ活性を有することが
示された。この蛋白質の活性と、この発明の組換生産さ
れたmTNF及びTNFミューテインのそれとの直接比
較は現在のところ得られていない。
【0022】さらに、図1に示すTNFのC−末端から
の除去も無害であると予想される。17個までのアミノ
酸の除去をコードする遺伝子の造成も行われた。米国特
許 No.4,518,584は生物学的に活性な蛋白質の
システインが除去されたミューテインを記載している。
TNFの場合においては、69位のシステインの中性ア
ミノ酸による置き換えが活性なTNF蛋白質をもたら
す。101位のシステインも不必要なようであり、そし
てこの位置にこれに代る中性アミノ酸を有するミューテ
イン、並びにシステイン69及び101の両者が置き換
えられたミューテインも調製された。
の除去も無害であると予想される。17個までのアミノ
酸の除去をコードする遺伝子の造成も行われた。米国特
許 No.4,518,584は生物学的に活性な蛋白質の
システインが除去されたミューテインを記載している。
TNFの場合においては、69位のシステインの中性ア
ミノ酸による置き換えが活性なTNF蛋白質をもたら
す。101位のシステインも不必要なようであり、そし
てこの位置にこれに代る中性アミノ酸を有するミューテ
イン、並びにシステイン69及び101の両者が置き換
えられたミューテインも調製された。
【0023】これらのミューテインもまた、この発明の
方法に従って、変形してTNF活性を保持しておりそし
てインビボ及びインビトロにおいて増強された比活性を
有するであろう切り取られた形を得ることができる。こ
れらのミューテインはN−末端の1〜10個のアミノ
酸、C−末端におけるアミノ酸の配列、又はこの両者を
欠いている。これらのミューテインもまた特徴的にTN
Fの定義に属する。
方法に従って、変形してTNF活性を保持しておりそし
てインビボ及びインビトロにおいて増強された比活性を
有するであろう切り取られた形を得ることができる。こ
れらのミューテインはN−末端の1〜10個のアミノ
酸、C−末端におけるアミノ酸の配列、又はこの両者を
欠いている。これらのミューテインもまた特徴的にTN
Fの定義に属する。
【0024】最後に、天然源から精製されたTNFをモ
デルとして使用して遺伝子が造成された。3位及び4位
の2個のセリン残基が除去されているミューテインをコ
ードする遺伝子及び15位及び16位の his-valカプレ
ットが val-serにより置換されているミューテインをコ
ードする遺伝子が調製された。
デルとして使用して遺伝子が造成された。3位及び4位
の2個のセリン残基が除去されているミューテインをコ
ードする遺伝子及び15位及び16位の his-valカプレ
ットが val-serにより置換されているミューテインをコ
ードする遺伝子が調製された。
【0025】記号に関し、便宜上図1中1〜157と番
号を付したアミノ酸配列を有する蛋白質を参照として使
用し、そしておそらく勝手にmTNF(成熟TNF)と
称されるであろう。mTNFとの相同性を有しそしてT
NFの生物学的活性を示す他のすべてのアミノ酸配列は
mTNFのミューテインと称され、そして図中に示され
る残基の番号を用いてmTNFからの差異にしいて示さ
れるであろう。
号を付したアミノ酸配列を有する蛋白質を参照として使
用し、そしておそらく勝手にmTNF(成熟TNF)と
称されるであろう。mTNFとの相同性を有しそしてT
NFの生物学的活性を示す他のすべてのアミノ酸配列は
mTNFのミューテインと称され、そして図中に示され
る残基の番号を用いてmTNFからの差異にしいて示さ
れるであろう。
【0026】例えば、69位のシステインの置換を有す
るミューテインは置換された残基及び位置の番号を用い
て示され、例えば69位においてシステインの代りにセ
リンを有するペプチドはser69TNFとして示される
であろう。残基が単に欠失している場合には、それはd
es−残基として命名され、従って例えば、3位及び4
位のセリンが除去されているミューテインはdes-ser3de
s-ser4TNFと称されるであろう。
るミューテインは置換された残基及び位置の番号を用い
て示され、例えば69位においてシステインの代りにセ
リンを有するペプチドはser69TNFとして示される
であろう。残基が単に欠失している場合には、それはd
es−残基として命名され、従って例えば、3位及び4
位のセリンが除去されているミューテインはdes-ser3de
s-ser4TNFと称されるであろう。
【0027】N−末端の除去は、▽及びそれに次ぐ欠失
の数を用いて対応する数のアミノ酸を欠くものとして示
されるであろう。例えば、図1に示した蛋白質に比較し
て1個のN−末端アミノ酸を欠くミューテインは▽1T
NFとして命名されるであろう。C−末端の欠失につい
ては、▽の次に最後の残っている残基の番号及びマイナ
ス記号が付されるであろう。従って、C−末端から7個
のアミノ酸が除去されているミューテインについては名
称は▽150−TNFであろう。上記の変化の組み合わ
せが行われる場合、名称はそのすべてを示し、例えば△
1des-ser3des-ser4ser69▽150−TNFとなるであろ
う。
の数を用いて対応する数のアミノ酸を欠くものとして示
されるであろう。例えば、図1に示した蛋白質に比較し
て1個のN−末端アミノ酸を欠くミューテインは▽1T
NFとして命名されるであろう。C−末端の欠失につい
ては、▽の次に最後の残っている残基の番号及びマイナ
ス記号が付されるであろう。従って、C−末端から7個
のアミノ酸が除去されているミューテインについては名
称は▽150−TNFであろう。上記の変化の組み合わ
せが行われる場合、名称はそのすべてを示し、例えば△
1des-ser3des-ser4ser69▽150−TNFとなるであろ
う。
【0028】mTNFのミューテインのすべてが組換に
より又は意図的に製造されるわけではない。確かに、
D.1.h.に後記するHL−60により分泌されるT
NFの22個のN−末端アミノ酸について得られた配列
を図1に示される推定される配列の対応する部分と比較
することにより、両蛋白質はTNF活性を示すにもかか
わらず一次構造中にわずかな変化が存在することがわか
る。
より又は意図的に製造されるわけではない。確かに、
D.1.h.に後記するHL−60により分泌されるT
NFの22個のN−末端アミノ酸について得られた配列
を図1に示される推定される配列の対応する部分と比較
することにより、両蛋白質はTNF活性を示すにもかか
わらず一次構造中にわずかな変化が存在することがわか
る。
【0029】具体的には、推定される配列は、HL−6
0由来の蛋白質の4〜12位と推定れる配列の6〜14
位の間で示される相同性を回復する前に3位のセリンの
次に追加の一対のセリン残基を有する。さらに、HL−
60由来蛋白質の13位及び14位は var-serであり、
推定される配列の対応する15位及び16位は his-var
である。“作用可能に連結された”とは、複数の構成成
分がそれらの通常の機能を行うように配置されている並
置を意味する。従って、コード配列に作用可能に連結さ
れている制御配列は該コード配列の発現を行うことがで
きる。
0由来の蛋白質の4〜12位と推定れる配列の6〜14
位の間で示される相同性を回復する前に3位のセリンの
次に追加の一対のセリン残基を有する。さらに、HL−
60由来蛋白質の13位及び14位は var-serであり、
推定される配列の対応する15位及び16位は his-var
である。“作用可能に連結された”とは、複数の構成成
分がそれらの通常の機能を行うように配置されている並
置を意味する。従って、コード配列に作用可能に連結さ
れている制御配列は該コード配列の発現を行うことがで
きる。
【0030】“制御配列”は、1又は複数のDNA配列
であって、目的のコード配列に作用可能に連結された場
合に、該DNA配列と適合性の宿主中で該コード配列の
発現を行うことができるものを意味する。このような制
御配列は原核生物及び真核生物宿主の両者におけるプロ
モーター、及び原核生物においてはさらにリボゾーム結
合部位配列、そして真核生物においてはターミネーショ
ンシグナルを含む。発現を行うために必要であるか又は
好ましい追加のファクターも後で特定されよう。この明
細書において使用する場合、“制御配列”は単に、使用
される特定の宿主において発現を行うために必要とされ
るすべてのDNA配列に関する。
であって、目的のコード配列に作用可能に連結された場
合に、該DNA配列と適合性の宿主中で該コード配列の
発現を行うことができるものを意味する。このような制
御配列は原核生物及び真核生物宿主の両者におけるプロ
モーター、及び原核生物においてはさらにリボゾーム結
合部位配列、そして真核生物においてはターミネーショ
ンシグナルを含む。発現を行うために必要であるか又は
好ましい追加のファクターも後で特定されよう。この明
細書において使用する場合、“制御配列”は単に、使用
される特定の宿主において発現を行うために必要とされ
るすべてのDNA配列に関する。
【0031】“細胞”、“組換宿主”、又は“宿主細
胞”はしばしば交換可能に使用され、そして文脈から明
らかになるであろう。これらの用語は直接の対象細胞、
及び言うまでもなくそれらの子孫を包含する。環境中で
の偶然変異及び変化のため、すべての子孫が親細胞と正
確に同一というわけではないことが理解される。しかし
ながら、上記の用語が使用される場合、このような変化
した子孫も含まれる。
胞”はしばしば交換可能に使用され、そして文脈から明
らかになるであろう。これらの用語は直接の対象細胞、
及び言うまでもなくそれらの子孫を包含する。環境中で
の偶然変異及び変化のため、すべての子孫が親細胞と正
確に同一というわけではないことが理解される。しかし
ながら、上記の用語が使用される場合、このような変化
した子孫も含まれる。
【0032】B.一般的記載 ヒトTNFをコードするDNA配列を得るために下に示
される方法は例示的であり且つ典型的なものである。他
の方法を使用することもできる。完全なDNA配列がイ
ントロンを含まない形で得られたので、そしてこの明細
書中に開示するので、言うまでもなく目的とするDNA
配列を得るために同じ方法を反復する必要はない。
される方法は例示的であり且つ典型的なものである。他
の方法を使用することもできる。完全なDNA配列がイ
ントロンを含まない形で得られたので、そしてこの明細
書中に開示するので、言うまでもなく目的とするDNA
配列を得るために同じ方法を反復する必要はない。
【0033】のみならず、発現のためにこの明細書に例
示するのと同じ系を使用する必要もない。C項において
さらに詳細に示すように、目的とするTNFの生産を行
うために使用され得るであろう種々の宿主及び制御配列
が当業界において入手可能である。例示される方法にお
いて、B.1.項に記載するようにTNFを分泌するよ
うに、ヒト前骨髄球性白血病セルラインHL−60が改
良された誘導法によって誘導された。この蛋白質は、
B.2.項において記載するように新規な精製法を用い
て均一に精製され、そして生ずる精製された蛋白質がア
ミノ酸配列決定にかけられた。
示するのと同じ系を使用する必要もない。C項において
さらに詳細に示すように、目的とするTNFの生産を行
うために使用され得るであろう種々の宿主及び制御配列
が当業界において入手可能である。例示される方法にお
いて、B.1.項に記載するようにTNFを分泌するよ
うに、ヒト前骨髄球性白血病セルラインHL−60が改
良された誘導法によって誘導された。この蛋白質は、
B.2.項において記載するように新規な精製法を用い
て均一に精製され、そして生ずる精製された蛋白質がア
ミノ酸配列決定にかけられた。
【0034】これがプローブ混合物の造成を可能にし、
このプローブが次に、B.3.項に記載するように適切
なコード配列を得るために使用された。このコード配列
は、適当な原核性制御系を含有しそして哺乳類細胞での
発現のためにウィルスプロモーターを用いるベクター中
に連結することにより、この例示における発現のために
使用された。
このプローブが次に、B.3.項に記載するように適切
なコード配列を得るために使用された。このコード配列
は、適当な原核性制御系を含有しそして哺乳類細胞での
発現のためにウィルスプロモーターを用いるベクター中
に連結することにより、この例示における発現のために
使用された。
【0035】cDNA配列の検索からすでに得られてい
るDNA配列のミューテインを生じさせるためコード配
列中の変形を行った。このような変形はプライマー指令
変異誘導により行われ、そして増強された活性を示す短
縮された形のTNFが提供された。
るDNA配列のミューテインを生じさせるためコード配
列中の変形を行った。このような変形はプライマー指令
変異誘導により行われ、そして増強された活性を示す短
縮された形のTNFが提供された。
【0036】B.1.改良された誘導法 誘導にかけるセルラインHL−60ヒト前骨髄球性白血
球セルラインはそれ自体比較的未分化である。分化する
ことが許容されれば、このものは一層特異的に規定され
た細胞タイプのコロニーを形成する。その後の事象に依
存して、このものは顆粒球に、又は単球に成熟し、この
単球は次にさらに分化してマクロファージになることが
できる。マクロファージ画分がTNFのインビボ生産を
担当すると予想される。他方、見かけ上密接に関連して
いるリンホトキシンはBリンパ球により生産されると考
えられる。
球セルラインはそれ自体比較的未分化である。分化する
ことが許容されれば、このものは一層特異的に規定され
た細胞タイプのコロニーを形成する。その後の事象に依
存して、このものは顆粒球に、又は単球に成熟し、この
単球は次にさらに分化してマクロファージになることが
できる。マクロファージ画分がTNFのインビボ生産を
担当すると予想される。他方、見かけ上密接に関連して
いるリンホトキシンはBリンパ球により生産されると考
えられる。
【0037】対象細胞により生産されるTNFのレベル
は誘導法の改良により10〜20倍増加し得ることが見
出された。Gifford, G等により考案された既知の方法
(私信)は20%血清中で37℃、30分間、10μg
/mlでのホルボル(phorbol)エステル12−O
−テトラデカノイルホルボル−13−アセテート(TP
A)による処理を用いる。
は誘導法の改良により10〜20倍増加し得ることが見
出された。Gifford, G等により考案された既知の方法
(私信)は20%血清中で37℃、30分間、10μg
/mlでのホルボル(phorbol)エステル12−O
−テトラデカノイルホルボル−13−アセテート(TP
A)による処理を用いる。
【0038】次に、細胞培養物が回転沈降され、そして
インシュリン及びトランスフェリン(各10μg/ml)
が補充された無血清培地中10μg/mlのエンドトキシ
ンにより処理される。最初のインキュベーションにおい
て無血清培地を用いてホルボルエステルの濃度を100
μg/mlに低下せしめることにより、そしてエンドトキ
シン処理の段階において10μMカルシウムイオノホー
レA23817を添加することにより、エンドトキシン
と共にインキュベートした後の上清中のTNFの含量が
実質的に増加する。
インシュリン及びトランスフェリン(各10μg/ml)
が補充された無血清培地中10μg/mlのエンドトキシ
ンにより処理される。最初のインキュベーションにおい
て無血清培地を用いてホルボルエステルの濃度を100
μg/mlに低下せしめることにより、そしてエンドトキ
シン処理の段階において10μMカルシウムイオノホー
レA23817を添加することにより、エンドトキシン
と共にインキュベートした後の上清中のTNFの含量が
実質的に増加する。
【0039】B.2.TNFの精製 さらに、誘導された細胞培養物からTNFを精製するた
めの改良された方法が開示される。この方法はTNFを
含有する上清を、TNFの吸着を許容しない条件下で陰
イオン交換樹脂により処理し、次にTNF含有画分をサ
イズ分画用ゲルで処理して活性画分を得、次にこれをS
DS−PAGEにかけることを含んで成る。SDS−P
AGEからのTNF含有画分をHPLCによりさらに精
製する。
めの改良された方法が開示される。この方法はTNFを
含有する上清を、TNFの吸着を許容しない条件下で陰
イオン交換樹脂により処理し、次にTNF含有画分をサ
イズ分画用ゲルで処理して活性画分を得、次にこれをS
DS−PAGEにかけることを含んで成る。SDS−P
AGEからのTNF含有画分をHPLCによりさらに精
製する。
【0040】第1段階において、陰イオン交換樹脂に適
用する前に、TNFを含有する上清を場合によっては例
えば市販の濃縮用フィルター、例えばアミコン中空繊維
又はミリポアペリコン限外濾過ユニットで処理すること
により濃縮する。次に、濃縮物を適当な陰イオン交換樹
脂、例えばDEAEアガロース、DEAEセルロース、
又はQAEアガロース、好ましくはDEAEアガロース
で処理する。処理条件、すなわちpHが約7〜9で合計塩
濃度が約0.01〜0.07Mの溶液は、TNF活性が
支持体に吸着しないようなものである。
用する前に、TNFを含有する上清を場合によっては例
えば市販の濃縮用フィルター、例えばアミコン中空繊維
又はミリポアペリコン限外濾過ユニットで処理すること
により濃縮する。次に、濃縮物を適当な陰イオン交換樹
脂、例えばDEAEアガロース、DEAEセルロース、
又はQAEアガロース、好ましくはDEAEアガロース
で処理する。処理条件、すなわちpHが約7〜9で合計塩
濃度が約0.01〜0.07Mの溶液は、TNF活性が
支持体に吸着しないようなものである。
【0041】次に、非結合画分を、例えば任意の市販の
サイズ分画用ゲル、例えば約70,000ダルトンの分
子量排除を有するセファデックスG−75スーパーファ
イン(ファルマシア)を用いるゲル濾過によりさらに精
製する。ゲルで処理した後のTNF含有画分を次に適当
な条件下でSDS−PAGEにかけ、そしてTNF活性
を含有するゲルスライスを回収する。SDS−PAGE
は Laemmli等、Nature(1970) 227 :680 の方法に従っ
て行われそしてこれは当業界においてよく知られている
技法である。適切な範囲内での特定の条件の変更は可能
でありそしてよく理解される。
サイズ分画用ゲル、例えば約70,000ダルトンの分
子量排除を有するセファデックスG−75スーパーファ
イン(ファルマシア)を用いるゲル濾過によりさらに精
製する。ゲルで処理した後のTNF含有画分を次に適当
な条件下でSDS−PAGEにかけ、そしてTNF活性
を含有するゲルスライスを回収する。SDS−PAGE
は Laemmli等、Nature(1970) 227 :680 の方法に従っ
て行われそしてこれは当業界においてよく知られている
技法である。適切な範囲内での特定の条件の変更は可能
でありそしてよく理解される。
【0042】次に、SDS−PAGEからの活性含有画
分を逆相HPLCにかけ、そして0.1%TFA中0〜
60%アセトニトリルグラジエントにより溶出する。使
用することができる他のグラジエント溶出系は酢酸及び
n−プロパノールを含む。こうして得られるヒトTNF
はN−末端アミノ酸の配列決定を可能にするのに十分に
純粋である。
分を逆相HPLCにかけ、そして0.1%TFA中0〜
60%アセトニトリルグラジエントにより溶出する。使
用することができる他のグラジエント溶出系は酢酸及び
n−プロパノールを含む。こうして得られるヒトTNF
はN−末端アミノ酸の配列決定を可能にするのに十分に
純粋である。
【0043】B.3.コード配列の単離 HL−60細胞から調製されたmRNAは、標準的な卵
母細胞翻訳系に加えられた場合、L−929細胞毒性ア
ッセイにおいて活性なTNF因子の生産を行うことがで
きる。オリゴマープローブの相対効率を、このmRNA
調製物と前インキュベートした場合にこの翻訳系におけ
るTNFの生産に負の影響を与えるそれらの能力により
試験することができた(“ハイブリド捕捉”)。
母細胞翻訳系に加えられた場合、L−929細胞毒性ア
ッセイにおいて活性なTNF因子の生産を行うことがで
きる。オリゴマープローブの相対効率を、このmRNA
調製物と前インキュベートした場合にこの翻訳系におけ
るTNFの生産に負の影響を与えるそれらの能力により
試験することができた(“ハイブリド捕捉”)。
【0044】卵母細胞系での画分の翻訳により所望のT
NFコードmRNAがすでに同定されている場合、キナ
ーゼ処理されたプローブへハイブリダイズするmRNA
グラジエントのラジオオートグラフィーにより、前記の
基準を一層精密なものにすることができる。蛋白質中の
配列 Asp-Lys-Pro-Val-Alaをコードする4個のプール
(それぞれがmRNAに相補的であるように設計された
16個の14−マーを含む)のいずれが正しい配列を含
有しているかを決定することが可能であった。
NFコードmRNAがすでに同定されている場合、キナ
ーゼ処理されたプローブへハイブリダイズするmRNA
グラジエントのラジオオートグラフィーにより、前記の
基準を一層精密なものにすることができる。蛋白質中の
配列 Asp-Lys-Pro-Val-Alaをコードする4個のプール
(それぞれがmRNAに相補的であるように設計された
16個の14−マーを含む)のいずれが正しい配列を含
有しているかを決定することが可能であった。
【0045】16個のオリゴマーのこの混合物がTNF
コードmRNAのみにハイブリダイズするために十分に
特異的ではないことをNorthernブロットにより
示すことができたので、これらの“ハイブリド捕捉”実
験を8対の14−マーを用いて反復した。1対がmRN
Aを特異的にハイブリダイズするのに好結果をもたらし
た。
コードmRNAのみにハイブリダイズするために十分に
特異的ではないことをNorthernブロットにより
示すことができたので、これらの“ハイブリド捕捉”実
験を8対の14−マーを用いて反復した。1対がmRN
Aを特異的にハイブリダイズするのに好結果をもたらし
た。
【0046】一旦十分に特異的なプローブが同定した
後、目的のTNFをコードするmRNA画分から形成さ
れたcDNAライブラリーを検索するためにこれを使用
した。28個の好結果のハイブリダイズするコロニを拾
い、プラスミドDNAを単離し、そして幾つかの挿入部
を配列決定した。完全なコード配列を含有するプラスミ
ド調製物をpE4と命名し、そしてコード配列源として
使用した。追加のプラスミド調製物pB11を哺乳動物
発現のために使用した。
後、目的のTNFをコードするmRNA画分から形成さ
れたcDNAライブラリーを検索するためにこれを使用
した。28個の好結果のハイブリダイズするコロニを拾
い、プラスミドDNAを単離し、そして幾つかの挿入部
を配列決定した。完全なコード配列を含有するプラスミ
ド調製物をpE4と命名し、そしてコード配列源として
使用した。追加のプラスミド調製物pB11を哺乳動物
発現のために使用した。
【0047】B.4.TNFの発現 pE4の挿入部のヌクレオチド配列決定は、言うまでも
なく、コード配列の位置及び挿入部中の利用可能な制限
部位の分析を可能にした。相同性は完全ではなかった
が、正しい置き換えを容易に行うことができた。操作を
容易にするため、成熟蛋白質のN−末端アミノ酸のため
のコドンと位相を合わせて且つそのすぐ前にATG開始
コドンを置き、そしてこのATGのすぐ上流にHind
III 部位を含有せしめるのが望ましかった。これは部位
特定変異誘発により達成された。
なく、コード配列の位置及び挿入部中の利用可能な制限
部位の分析を可能にした。相同性は完全ではなかった
が、正しい置き換えを容易に行うことができた。操作を
容易にするため、成熟蛋白質のN−末端アミノ酸のため
のコドンと位相を合わせて且つそのすぐ前にATG開始
コドンを置き、そしてこのATGのすぐ上流にHind
III 部位を含有せしめるのが望ましかった。これは部位
特定変異誘発により達成された。
【0048】その詳細は後で記載する。次に、この適切
な開始シグナルを有するコード配列を2つの部分、すな
わちHindIII /PstI断片及びPstI/Bam
HI断片に切り取り、そしてこれらの断片を制御配列を
含有する宿主発現ベクターに挿入することが可能であっ
た。他の方法として、完全な配列をHindIII 断片と
して切り取ることができた。使用される特定の宿主発現
ベクターは、HindIII 部位の上流のtrpプロモー
ター及び下流BamHI部位を含有するpTRP3、並
びに同様に配置されたPL プロモーターを含有するpF
C54.t及びpPLOPである。
な開始シグナルを有するコード配列を2つの部分、すな
わちHindIII /PstI断片及びPstI/Bam
HI断片に切り取り、そしてこれらの断片を制御配列を
含有する宿主発現ベクターに挿入することが可能であっ
た。他の方法として、完全な配列をHindIII 断片と
して切り取ることができた。使用される特定の宿主発現
ベクターは、HindIII 部位の上流のtrpプロモー
ター及び下流BamHI部位を含有するpTRP3、並
びに同様に配置されたPL プロモーターを含有するpF
C54.t及びpPLOPである。
【0049】これらの発現ベクターを適当なE.コリ
(E.coli)宿主に形質転換し、そして得られた形
質転換体をTNFの生産をもたらす条件下で培養した。
音波処理し、そして次に音波処理物をチャオトロピック
剤(chaotropic agent) で処理して目的のTNFを可溶
化することによりTNFを細胞から回収することがで
き、又は該音波処理物を直接アッセイすることができ
る。
(E.coli)宿主に形質転換し、そして得られた形
質転換体をTNFの生産をもたらす条件下で培養した。
音波処理し、そして次に音波処理物をチャオトロピック
剤(chaotropic agent) で処理して目的のTNFを可溶
化することによりTNFを細胞から回収することがで
き、又は該音波処理物を直接アッセイすることができ
る。
【0050】最初の発現はE.コリ中で達成された。し
かしながら、C.1項において非常に詳細に記載するご
とく、pE4又はpB11からのコード配列を、他の原
核生物、酵母、組織培養物、又は植物細胞中での発現に
適する制御配列に連結することもできた。哺乳動物細胞
中での発現は実際にpB11のSV40プロモーターを
用いて達成された。適切な宿主の選択は、分泌を行う可
能性、翻訳後プロセシングを行う可能性、及び適切な増
殖条件下での目的の蛋白質を高レベルで生産する能力を
含む多くの因子に依存するであろう。
かしながら、C.1項において非常に詳細に記載するご
とく、pE4又はpB11からのコード配列を、他の原
核生物、酵母、組織培養物、又は植物細胞中での発現に
適する制御配列に連結することもできた。哺乳動物細胞
中での発現は実際にpB11のSV40プロモーターを
用いて達成された。適切な宿主の選択は、分泌を行う可
能性、翻訳後プロセシングを行う可能性、及び適切な増
殖条件下での目的の蛋白質を高レベルで生産する能力を
含む多くの因子に依存するであろう。
【0051】B.5.アッセイ B.5.a.細胞毒性アッセイ法 L−929アッセイ系は、TNF活性の迅速な測定を可
能にする改良された便利なインビトロアッセイ法であ
る。Carswellのインビボ腫瘍壊死アッセイとの相関の程
度は現在のところ知られていない。しかしながら、これ
は特にネズミ腫瘍細胞を使用するので、相関性は高いと
予想される。EPO公開 No.0100641(前掲)に
おいてリンホトキシンと称される蛋白質もこのアッセイ
において活性を与える。
能にする改良された便利なインビトロアッセイ法であ
る。Carswellのインビボ腫瘍壊死アッセイとの相関の程
度は現在のところ知られていない。しかしながら、これ
は特にネズミ腫瘍細胞を使用するので、相関性は高いと
予想される。EPO公開 No.0100641(前掲)に
おいてリンホトキシンと称される蛋白質もこのアッセイ
において活性を与える。
【0052】このアッセイ法は概念において、ネズミL
−M細胞及びメチレンブルー染色を使用する米国特許 N
o.4,457,916に開示されているものに類似す
る。L−929アッセイ法はヒト腫瘍セルライン細胞毒
性と相関する(HL−60由来TNFについて)ことが
示された(D.1.b項を参照のこと)。
−M細胞及びメチレンブルー染色を使用する米国特許 N
o.4,457,916に開示されているものに類似す
る。L−929アッセイ法はヒト腫瘍セルライン細胞毒
性と相関する(HL−60由来TNFについて)ことが
示された(D.1.b項を参照のこと)。
【0053】この発明のL−929アッセイ系におい
て、L−929細胞はミクロタイタープレート中で単層
として一夜調製される。試験サンプルをプレートにわた
って2倍稀釈し、UV照射し、そして次に調製された細
胞単層上に加える。次に、ウエル中の培地を1μg/ml
アクチノマイシンDにする。プレートを37℃にて18
時間インキュベートし、そしてプレートを顕微鏡下で視
覚的にスコアーする。ウエル中の細胞死の程度を示す2
5%,50%,75%及び100%の標示を各ウエルに
与える。TNF活性の1ユニットを50%の死滅を生じ
させる稀釈の逆数として定義する。
て、L−929細胞はミクロタイタープレート中で単層
として一夜調製される。試験サンプルをプレートにわた
って2倍稀釈し、UV照射し、そして次に調製された細
胞単層上に加える。次に、ウエル中の培地を1μg/ml
アクチノマイシンDにする。プレートを37℃にて18
時間インキュベートし、そしてプレートを顕微鏡下で視
覚的にスコアーする。ウエル中の細胞死の程度を示す2
5%,50%,75%及び100%の標示を各ウエルに
与える。TNF活性の1ユニットを50%の死滅を生じ
させる稀釈の逆数として定義する。
【0054】さらに、このアッセイ法の一層高感度の変
法が開発された。この方法は、試験サンプル及びアクチ
ノマイシンDにより処理された場合に、前ラベルされた
細胞からの35Sでラベルされたペプチドの放出をモニタ
ーする。アッセイ法のこの変法は力価を定量するため、
例えば卵母細胞により翻訳された物質の相対力価を評価
するために使用することができる。
法が開発された。この方法は、試験サンプル及びアクチ
ノマイシンDにより処理された場合に、前ラベルされた
細胞からの35Sでラベルされたペプチドの放出をモニタ
ーする。アッセイ法のこの変法は力価を定量するため、
例えば卵母細胞により翻訳された物質の相対力価を評価
するために使用することができる。
【0055】要約すれば、活発に増殖しているL−92
9の培養物を、2%の透析されたウシ胎児血清が補充さ
れたメチオニン不含有培地中で35S−メチオニン(20
0μCi/ml)により3時間ラベルする。次に細胞を洗浄
し、そして96ウエルプレート中にプレートし、そして
一夜インキュベートし、そして次の日に試験サンプルの
2倍稀釈物及び1μg/mlのアクチノマイシンDで処理
する。
9の培養物を、2%の透析されたウシ胎児血清が補充さ
れたメチオニン不含有培地中で35S−メチオニン(20
0μCi/ml)により3時間ラベルする。次に細胞を洗浄
し、そして96ウエルプレート中にプレートし、そして
一夜インキュベートし、そして次の日に試験サンプルの
2倍稀釈物及び1μg/mlのアクチノマイシンDで処理
する。
【0056】次に、培養物を37℃にて18時間インキ
ュベートする。次に、各ウエルからの100μlの上清
アリコートを他の96ウエルプレートに移し、酸(TC
A)沈澱せしめ、そしてガラス繊維フィルター上に回収
する。フィルターを95%エタノールで洗浄し、乾燥
し、そして計数する。すべてのアッセイにNP40洗剤対
照を含めて細胞からの放射能の最大放出を測定する。次
に、35S放出(%)を処理細胞と未処理対照との間のカ
ウントの差をNP40処理細胞と未処理細胞との間のカン
トンの差で除した比率、すなわち、
ュベートする。次に、各ウエルからの100μlの上清
アリコートを他の96ウエルプレートに移し、酸(TC
A)沈澱せしめ、そしてガラス繊維フィルター上に回収
する。フィルターを95%エタノールで洗浄し、乾燥
し、そして計数する。すべてのアッセイにNP40洗剤対
照を含めて細胞からの放射能の最大放出を測定する。次
に、35S放出(%)を処理細胞と未処理対照との間のカ
ウントの差をNP40処理細胞と未処理細胞との間のカン
トンの差で除した比率、すなわち、
【0057】
【数1】 で表わされる比率により計算する。TNFの力価が高く
なるに従ってこの比率が高い値となる。上記のアッセイ
法は、対象細胞としてヒト腫瘍セルラインを使用するた
めに便利に変更される。上記のL−929細胞の場合と
同様にしてユニットを定義し、そして放出(%)を計算
する。
なるに従ってこの比率が高い値となる。上記のアッセイ
法は、対象細胞としてヒト腫瘍セルラインを使用するた
めに便利に変更される。上記のL−929細胞の場合と
同様にしてユニットを定義し、そして放出(%)を計算
する。
【0058】B.5.b.インビボアッセイ 調製物はまた、腫瘍を殺し又はその成長を抑制し、そし
て該腫瘍を担持する動物を死亡から保護するその物質の
能力を用いて、TNF活性について試験することができ
る。Balb/cマウスに種々のタイプの腫瘍細胞を皮
下注射することにより局在化した腫瘍を形成せしめた。
腫瘍セルラインは腹水からの細胞懸濁物として得られる
MethAマウス線維肉腫、及び1mm3 の細胞塊として
投与されるMCF−7ヒト乳癌を包含した。
て該腫瘍を担持する動物を死亡から保護するその物質の
能力を用いて、TNF活性について試験することができ
る。Balb/cマウスに種々のタイプの腫瘍細胞を皮
下注射することにより局在化した腫瘍を形成せしめた。
腫瘍セルラインは腹水からの細胞懸濁物として得られる
MethAマウス線維肉腫、及び1mm3 の細胞塊として
投与されるMCF−7ヒト乳癌を包含した。
【0059】アッセイのため、雌性Balb/cマウス
(19〜22g)に26ゲージ針により0.1mlの媒体
中に5×105 個の線維肉腫細胞を含有する懸濁液又は
MCF−7塊を皮下注射した(繊維肉腫懸濁液は8日目
の腹水から細胞の計数及び血清不含有培地による稀釈に
より調製した)。9〜10日後、腫瘍が触知可能になっ
たとき、試験すべきTNFの量(マウス当り1μgの範
囲)を注射し、そしてその後の日に所望によりTNF投
与を反復した。腫瘍の体積を測定することにより、及び
生存率により結果を評価した。
(19〜22g)に26ゲージ針により0.1mlの媒体
中に5×105 個の線維肉腫細胞を含有する懸濁液又は
MCF−7塊を皮下注射した(繊維肉腫懸濁液は8日目
の腹水から細胞の計数及び血清不含有培地による稀釈に
より調製した)。9〜10日後、腫瘍が触知可能になっ
たとき、試験すべきTNFの量(マウス当り1μgの範
囲)を注射し、そしてその後の日に所望によりTNF投
与を反復した。腫瘍の体積を測定することにより、及び
生存率により結果を評価した。
【0060】B.6.TNFミューテインの生産 この発明は、最適活性の蛋白質を得るために有利なmT
NFの多数の変形を意図する。前記B.5.a項の細胞
毒性アッセイにおいて匹敵する又は増加した比活性をも
たらす一次アミノ酸配列の幾つかの特定の変化を得た。
mTNFの配列からの最初の10個又はそれより少い数
のアミノ酸の除去の幾つかは、“天然”組換蛋白質の比
活性と同等か又は数倍高い比活性を有する蛋白質をもた
らす。mTNFのシステイン除去ミューテインもまた、
これらのミューテインのN−末端除去形がそうであると
同様に、TNF活性を示す。
NFの多数の変形を意図する。前記B.5.a項の細胞
毒性アッセイにおいて匹敵する又は増加した比活性をも
たらす一次アミノ酸配列の幾つかの特定の変化を得た。
mTNFの配列からの最初の10個又はそれより少い数
のアミノ酸の除去の幾つかは、“天然”組換蛋白質の比
活性と同等か又は数倍高い比活性を有する蛋白質をもた
らす。mTNFのシステイン除去ミューテインもまた、
これらのミューテインのN−末端除去形がそうであると
同様に、TNF活性を示す。
【0061】これらのミューテインの幾つかの製造は、
TNFのためのコード配列を含有する発現ベクターを所
望のコード配列に対応するプライマーを用いて部位特定
変異誘発にかけることにより行われる。こうして、コー
ド配列中に適切な変化を有する変形された発現ベクター
が得られる。得られた変形されたベクターを適当な宿主
に形質転換し、次にこれをコードされたミューテインの
生産をもたらす条件下で培養する。次に、これらのミュ
ーテインは“天然蛋白質”と同様に細菌培養物から精製
され、そして低下していないか又は増強されている活性
を有することが示される。
TNFのためのコード配列を含有する発現ベクターを所
望のコード配列に対応するプライマーを用いて部位特定
変異誘発にかけることにより行われる。こうして、コー
ド配列中に適切な変化を有する変形された発現ベクター
が得られる。得られた変形されたベクターを適当な宿主
に形質転換し、次にこれをコードされたミューテインの
生産をもたらす条件下で培養する。次に、これらのミュ
ーテインは“天然蛋白質”と同様に細菌培養物から精製
され、そして低下していないか又は増強されている活性
を有することが示される。
【0062】特に、▽4TNFミューテイン及び▽6−
10TNFミューテインは2つの点においてmTNFに
明らかに卓越している。すなわち、これらは一層高い比
活性を有し、そしてこれらは“きれいな”生成物として
生産される。後に一層詳細に示すように、これらの好ま
しい具体例の幾つかについて、精製された蛋白質の活性
は細胞毒性アッセイにおいてmTNFにより示されるそ
れよりも数倍高い。さらに、等電点電気泳動ゲル上での
挙動により証明されるように、精製された組換mTNF
は側鎖の変形を有するらしい一群の蛋白質を示すのに対
して、これらのミューテインはこの方法にかけられた場
合本質的に1個のバンドを与える。
10TNFミューテインは2つの点においてmTNFに
明らかに卓越している。すなわち、これらは一層高い比
活性を有し、そしてこれらは“きれいな”生成物として
生産される。後に一層詳細に示すように、これらの好ま
しい具体例の幾つかについて、精製された蛋白質の活性
は細胞毒性アッセイにおいてmTNFにより示されるそ
れよりも数倍高い。さらに、等電点電気泳動ゲル上での
挙動により証明されるように、精製された組換mTNF
は側鎖の変形を有するらしい一群の蛋白質を示すのに対
して、これらのミューテインはこの方法にかけられた場
合本質的に1個のバンドを与える。
【0063】C.標準的方法 細胞を形質転換し、ベクターを造成し、メッセンジャー
RNAを抽出し、cDNAライブラリーを調製する等の
ために使用される技法のほとんどは当業界において広く
実施されており、そしてほとんどの実施者は特定の条件
及び方法を記載する標準的手段に親しんでいる。しかし
ながら、便宜上次の項がガイドラインとして役立つであ
ろう。
RNAを抽出し、cDNAライブラリーを調製する等の
ために使用される技法のほとんどは当業界において広く
実施されており、そしてほとんどの実施者は特定の条件
及び方法を記載する標準的手段に親しんでいる。しかし
ながら、便宜上次の項がガイドラインとして役立つであ
ろう。
【0064】C.1.宿主及び制御配列 原核生物はほとんどの場合E.コリの種々の株により代
表される。しかしながら、他の微生物株、例えばバシル
ス、例えばバシルス・ズブチリス(Bacillussubtili
s)、シュードモナス(Pseudomonas) の色々な種、又は
他の細菌株を使用することもできる。このような原核生
物系において、宿主と適合性の種に由来する複製開始点
及び制御配列を含有するプラスミドベクターが使用され
る。
表される。しかしながら、他の微生物株、例えばバシル
ス、例えばバシルス・ズブチリス(Bacillussubtili
s)、シュードモナス(Pseudomonas) の色々な種、又は
他の細菌株を使用することもできる。このような原核生
物系において、宿主と適合性の種に由来する複製開始点
及び制御配列を含有するプラスミドベクターが使用され
る。
【0065】例えば、E.コリは、 Boliver等、Gene
(1977) 2:95によるE.コリ株由来のプラスミドであ
るpBR322の誘導体を用いて形質転換される。pB
R322はアンピシリン及びテトラサイクリン耐性のた
めの遺伝子を含有しそしてそれ故に所望のベクターの造
成において維持されるか又は破壊されることができる追
加のマーカーを提供する。
(1977) 2:95によるE.コリ株由来のプラスミドであ
るpBR322の誘導体を用いて形質転換される。pB
R322はアンピシリン及びテトラサイクリン耐性のた
めの遺伝子を含有しそしてそれ故に所望のベクターの造
成において維持されるか又は破壊されることができる追
加のマーカーを提供する。
【0066】この明細書において転写開始のためのプロ
モーター及び場合によってはオペレーターをリボゾーム
結合配列と共に包含するものとして定義される一般に使
用される原核性制御配列には、α−ラクタマーゼ(ペニ
シリナーゼ)及びラクトース(lac)プロモーター系
〔 Chang等、Nature (1977) 198 1056 〕、及びトリプ
トファン(trp)プロモーター系〔 Goeddel等、Nucl
eic Acids Res. (1980) 8:4057〕、並びにラムダ由来
PL プロモーター及びN−遺伝子リボゾーム結合部位
〔 Shimatake等、Nature (1981) 292 :128 〕(これ
は、1984年2月8日に出願され、そして同じ承継人
に承継された係属中の出願 No.578,133中に記載
されているようにポータブル制御カセットとして有用に
されている)のごとき一般に使用されるプロモーターが
含まれる。しかしながら、原核生物に適合性の任意の入
手可能なプロモーター系を使用することができる。
モーター及び場合によってはオペレーターをリボゾーム
結合配列と共に包含するものとして定義される一般に使
用される原核性制御配列には、α−ラクタマーゼ(ペニ
シリナーゼ)及びラクトース(lac)プロモーター系
〔 Chang等、Nature (1977) 198 1056 〕、及びトリプ
トファン(trp)プロモーター系〔 Goeddel等、Nucl
eic Acids Res. (1980) 8:4057〕、並びにラムダ由来
PL プロモーター及びN−遺伝子リボゾーム結合部位
〔 Shimatake等、Nature (1981) 292 :128 〕(これ
は、1984年2月8日に出願され、そして同じ承継人
に承継された係属中の出願 No.578,133中に記載
されているようにポータブル制御カセットとして有用に
されている)のごとき一般に使用されるプロモーターが
含まれる。しかしながら、原核生物に適合性の任意の入
手可能なプロモーター系を使用することができる。
【0067】細菌のほかに、真核性微生物、例えば酵母
を宿主として使用することもできる。パン酵母であるサ
ッカロミセス・セレビシエー(Saccharomyces cerevisi
ae)の実験室株が最も使用される。但し他の多くの菌株
も一般に入手可能である。2ミクロン複製開始点を用い
るベクターが例示される(Broach, J.R., Meth.Enz.(19
83) 101 :307 )が、酵母での発現のために適当な他の
ベクターが知られている〔例えば、Stinchcomb等、Natu
re (1979) 282 :39;Tschempe等、Gene (1980) 10:15
7 ;及びClarke, L.等、Meth.Enz.(1983) 101 :300 を
参照のこと〕。
を宿主として使用することもできる。パン酵母であるサ
ッカロミセス・セレビシエー(Saccharomyces cerevisi
ae)の実験室株が最も使用される。但し他の多くの菌株
も一般に入手可能である。2ミクロン複製開始点を用い
るベクターが例示される(Broach, J.R., Meth.Enz.(19
83) 101 :307 )が、酵母での発現のために適当な他の
ベクターが知られている〔例えば、Stinchcomb等、Natu
re (1979) 282 :39;Tschempe等、Gene (1980) 10:15
7 ;及びClarke, L.等、Meth.Enz.(1983) 101 :300 を
参照のこと〕。
【0068】酵母ベクターのための制御配列には解糖系
酵素の合成のためのプロモーターが含まれる〔Hess等、
J.Adv.Enzyme Reg.(1968) 7:149 ; Holland等、Bioc
hemistry (1978) 17:4900〕。当業界において知られて
いる他のプロモーターには3−ホスホグリセレートキナ
ーゼのプロモーター〔Hitzeman等、J.Biol.Chem. (198
0) 255 :2073〕、並びに他の解糖系酵素、例えばグリ
セルアルデヒド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、
ヘキソキナーゼ、ピルベートデカルボキシラーゼ、ホス
ホフラクトキナーゼ、グルコース−6−ホスフェートイ
ソメラーゼ、3−ホスホグリセレートムターゼ、ピルベ
ートキナーゼ、トリホスフェートイソメラーゼ、ホスホ
グルコースイソメラーゼ、及びグルコキナーゼのプロモ
ーターが含まれる。
酵素の合成のためのプロモーターが含まれる〔Hess等、
J.Adv.Enzyme Reg.(1968) 7:149 ; Holland等、Bioc
hemistry (1978) 17:4900〕。当業界において知られて
いる他のプロモーターには3−ホスホグリセレートキナ
ーゼのプロモーター〔Hitzeman等、J.Biol.Chem. (198
0) 255 :2073〕、並びに他の解糖系酵素、例えばグリ
セルアルデヒド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、
ヘキソキナーゼ、ピルベートデカルボキシラーゼ、ホス
ホフラクトキナーゼ、グルコース−6−ホスフェートイ
ソメラーゼ、3−ホスホグリセレートムターゼ、ピルベ
ートキナーゼ、トリホスフェートイソメラーゼ、ホスホ
グルコースイソメラーゼ、及びグルコキナーゼのプロモ
ーターが含まれる。
【0069】増殖条件により転写が制御されるという追
加の利点を有する他のプロモーターはアルコールデヒド
ロゲナーゼ2、イソチトクロームC、酸性ホスファター
ゼ、窒素代謝に関連する分解酵素、並びにマルトース及
びガラクトースの資化を担当する酵素(Holland、前掲)
である。さらに、コード配列の3′末端においてターミ
ネーター配列が望ましいと信じられる。
加の利点を有する他のプロモーターはアルコールデヒド
ロゲナーゼ2、イソチトクロームC、酸性ホスファター
ゼ、窒素代謝に関連する分解酵素、並びにマルトース及
びガラクトースの資化を担当する酵素(Holland、前掲)
である。さらに、コード配列の3′末端においてターミ
ネーター配列が望ましいと信じられる。
【0070】このようなターミネーターは酵母由来配列
中コード配列に続く3′非翻訳領域中に見出される。例
示されるベクターの多くがエノラーゼ遺伝子含有プラス
ミドpeno46〔 Holland, M.J.等、J.Biol.Chem.
(1981) 256 :1385〕又はYEp13から得られるLE
U2遺伝子〔Broach, J.等、Gene (1978) 8:121 〕が
含まれるが、酵母適合性プロモーター、複製開始点及び
他の制御配列を含有する任意のベクターが適当である。
中コード配列に続く3′非翻訳領域中に見出される。例
示されるベクターの多くがエノラーゼ遺伝子含有プラス
ミドpeno46〔 Holland, M.J.等、J.Biol.Chem.
(1981) 256 :1385〕又はYEp13から得られるLE
U2遺伝子〔Broach, J.等、Gene (1978) 8:121 〕が
含まれるが、酵母適合性プロモーター、複製開始点及び
他の制御配列を含有する任意のベクターが適当である。
【0071】言うまでもなく、多細胞生物由来の真核宿
主細胞培養物中でポリペプチドをコードする遺伝子を発
現せしめることも可能である。例えば、Tissue Culture
s 、アカデミックプレス、Cruz及び Patterson編 (197
3)を参照のこと。有用な宿主セルラインにはベロ細
胞、ヒーラ細胞、及びチャイニーズハムスター卵巣(C
HO)細胞が含まれる。
主細胞培養物中でポリペプチドをコードする遺伝子を発
現せしめることも可能である。例えば、Tissue Culture
s 、アカデミックプレス、Cruz及び Patterson編 (197
3)を参照のこと。有用な宿主セルラインにはベロ細
胞、ヒーラ細胞、及びチャイニーズハムスター卵巣(C
HO)細胞が含まれる。
【0072】このような細胞のための発現ベクターは一
般に哺乳類細胞と適合性のプロモーター及び制御配列、
例えばシミアンウイルス40(SV40)由来の一般に
使用される初期及び後期プロモーター〔 Fiers等、Natu
re (1978) 273 :113 〕、及び他のウイルスプロモータ
ー、例えばポリオーマ、アデノウイルス2、ウシパピロ
ーマウイルス、又は鳥肉腫ウイルス由来のプロモーター
が含まれる。
般に哺乳類細胞と適合性のプロモーター及び制御配列、
例えばシミアンウイルス40(SV40)由来の一般に
使用される初期及び後期プロモーター〔 Fiers等、Natu
re (1978) 273 :113 〕、及び他のウイルスプロモータ
ー、例えばポリオーマ、アデノウイルス2、ウシパピロ
ーマウイルス、又は鳥肉腫ウイルス由来のプロモーター
が含まれる。
【0073】哺乳類細胞宿主系形質転換の一般的観点は
1983年8月16日に与えられたAxel等の米国特許 N
o.4,399,216に記載されている。今やさらに、
発現を最適化するために“エンハンサー”領域が重要な
ようであり、これらは一般に非コードDNA領域中プロ
モーター領域の上流又は下流に見出される配列である。
1983年8月16日に与えられたAxel等の米国特許 N
o.4,399,216に記載されている。今やさらに、
発現を最適化するために“エンハンサー”領域が重要な
ようであり、これらは一般に非コードDNA領域中プロ
モーター領域の上流又は下流に見出される配列である。
【0074】必要であれば、複製開始点はウイルス源か
ら得ることができる。しかしながら、染色体への組込み
が真核生物におけるDNA複製の一般的機構である。植
物細胞も今や宿主として使用することができ、そして植
物細胞と適合性の制御配列、例えばノパリン・シンサー
ゼプロモーター及びポリアデニレーションシグナル配列
〔Depicker, A.等、J.Mol.Appl.Gen.(1982) 1:561 を
使用することができる。
ら得ることができる。しかしながら、染色体への組込み
が真核生物におけるDNA複製の一般的機構である。植
物細胞も今や宿主として使用することができ、そして植
物細胞と適合性の制御配列、例えばノパリン・シンサー
ゼプロモーター及びポリアデニレーションシグナル配列
〔Depicker, A.等、J.Mol.Appl.Gen.(1982) 1:561 を
使用することができる。
【0075】C.2.形質転換 使用される宿主細胞に依存して、そのような細胞に適す
る標準的技法を用いて形質転換が行われる。 Cohen, S.
N., Proc.Natl.Acad.Sci.(USA) (1972) 69:2110により
記載されるような塩化カルシウムを用いるカルシウム処
理、又はManiatis等、Molecular Cloning :A Laborato
ry Manual (198) コールドスプリングハーバープレス、
254頁に記載されているRbCl2 法を原核細胞、又
は実質的な細胞壁障壁を含有する他の細胞のために使用
した。
る標準的技法を用いて形質転換が行われる。 Cohen, S.
N., Proc.Natl.Acad.Sci.(USA) (1972) 69:2110により
記載されるような塩化カルシウムを用いるカルシウム処
理、又はManiatis等、Molecular Cloning :A Laborato
ry Manual (198) コールドスプリングハーバープレス、
254頁に記載されているRbCl2 法を原核細胞、又
は実質的な細胞壁障壁を含有する他の細胞のために使用
した。
【0076】アグロバクテリウム・チュメファシエンス
(Agrobacterium tumefaciens)による感染〔Shaw, C.
H.等、Gene (1983) 23:315 〕をある種の植物細胞のた
めに使用する。このような細胞壁を有しない哺乳類細胞
のためには、Graham及びvander Eb, Virology (1978) 5
2:546 のリン酸カルシウム沈澱法が好ましい。酵母へ
の形質転換はVan Solingen, P.等、J.Bact.(1977) 130
:946 及び Hsiao, C.L.等、Proc.Natl.Acad.Sci.(US
A) (1979) 76:3829の方法に従って行う。
(Agrobacterium tumefaciens)による感染〔Shaw, C.
H.等、Gene (1983) 23:315 〕をある種の植物細胞のた
めに使用する。このような細胞壁を有しない哺乳類細胞
のためには、Graham及びvander Eb, Virology (1978) 5
2:546 のリン酸カルシウム沈澱法が好ましい。酵母へ
の形質転換はVan Solingen, P.等、J.Bact.(1977) 130
:946 及び Hsiao, C.L.等、Proc.Natl.Acad.Sci.(US
A) (1979) 76:3829の方法に従って行う。
【0077】C.3.cDNA及び遺伝子ライブラリー
の検索 cDNA又はゲノムライブラリーはコロニーハイブリダ
イゼーション法を用いてスクリーニングする。各ミクロ
タイタープレートを2株のニトロセルロース濾紙(S&
SタイプBA−85)上にレプリカし、そしてコロニを
37℃にて14〜16時間、50μg/mlのAmpを含
有するL寒天上で増殖せしめる。コロニを細胞溶解し、
そして500mM NaOH、1.5M NaClにて5
分間処理することによりDNAをフィルターに固定し、
そして5×標準食塩クエン酸塩(SSC)により2回そ
れぞれ5分間ずつ洗浄する。
の検索 cDNA又はゲノムライブラリーはコロニーハイブリダ
イゼーション法を用いてスクリーニングする。各ミクロ
タイタープレートを2株のニトロセルロース濾紙(S&
SタイプBA−85)上にレプリカし、そしてコロニを
37℃にて14〜16時間、50μg/mlのAmpを含
有するL寒天上で増殖せしめる。コロニを細胞溶解し、
そして500mM NaOH、1.5M NaClにて5
分間処理することによりDNAをフィルターに固定し、
そして5×標準食塩クエン酸塩(SSC)により2回そ
れぞれ5分間ずつ洗浄する。
【0078】フィルターを空気乾燥し、そして80℃に
て2時間加熱する。2枚のフィルターを42℃にて6〜
8時間、フィルター当り10mlのDNAハイブリダイゼ
ーション緩衝液〔5×SSC、pH7.0、5×デンハー
ト溶液(ポリビニルピロリドン+フィコール及びウシ血
清アルブミン;1×=各0.02%)、50mMリン酸ナ
トリウム緩衝液、pH7.0、0.2%SDS、20μg
/mlポリU、及び50μg/ml変性サケ精子DNA〕と
ハイブリダイズせしめる。
て2時間加熱する。2枚のフィルターを42℃にて6〜
8時間、フィルター当り10mlのDNAハイブリダイゼ
ーション緩衝液〔5×SSC、pH7.0、5×デンハー
ト溶液(ポリビニルピロリドン+フィコール及びウシ血
清アルブミン;1×=各0.02%)、50mMリン酸ナ
トリウム緩衝液、pH7.0、0.2%SDS、20μg
/mlポリU、及び50μg/ml変性サケ精子DNA〕と
ハイブリダイズせしめる。
【0079】サンプルを、所望の厳しさに依存する条件
下でキナーゼ処理されたプローブとハイブリダイズせし
める。典型的な中程度の厳しさの条件は、プローブを含
有するDNAハイブリダイゼーション緩衝液1〜5ml/
フィルターと共に24〜36時間42℃の温度を用い
る。より高い厳しさのためには高い温度及びより短い時
間が用いられる。フィルターを、37℃にて30分間ず
つ4回、2×SSC、0.2%SDS及び50mMリン酸
ナトリウム緩衝液(pH7)により洗浄した。次に2×S
SC及び0.2%SDSにより2回洗浄し、空気乾燥
し、そして−70℃にて2〜3日間オートラジオグラフ
処理する。
下でキナーゼ処理されたプローブとハイブリダイズせし
める。典型的な中程度の厳しさの条件は、プローブを含
有するDNAハイブリダイゼーション緩衝液1〜5ml/
フィルターと共に24〜36時間42℃の温度を用い
る。より高い厳しさのためには高い温度及びより短い時
間が用いられる。フィルターを、37℃にて30分間ず
つ4回、2×SSC、0.2%SDS及び50mMリン酸
ナトリウム緩衝液(pH7)により洗浄した。次に2×S
SC及び0.2%SDSにより2回洗浄し、空気乾燥
し、そして−70℃にて2〜3日間オートラジオグラフ
処理する。
【0080】C.4.ベクターの造成 所望のコード配列を及び制御配列を含有する適当なベク
ターの造成は当業界においてよく理解されている標準的
連結及び制限技法を用いる。単離されたプラスミド、D
NA配列、又は合成されたオリゴヌクレオチドは開裂さ
れ、仕立てられ、そして所望の形に再連結される。
ターの造成は当業界においてよく理解されている標準的
連結及び制限技法を用いる。単離されたプラスミド、D
NA配列、又は合成されたオリゴヌクレオチドは開裂さ
れ、仕立てられ、そして所望の形に再連結される。
【0081】部位特異的DNA開裂は、適当な制限酵素
(1種又は複数種)で処理することにより、当業界で一
般に理解されている条件下で行い、そして具体的な条件
はそれらの市販制限酵素の製造者により特定されてい
る。例えば、ニューイングランドビオラブスの製品カク
ログを参照のこと。一般に約1μgのプラスミド又はD
NA配列を1ユニットの酵素により約20μlの緩衝液
中で行う。この発明の例においては、典型的には過剰の
制限酵素を用いてDNA基質の完全な消化を保証する。
(1種又は複数種)で処理することにより、当業界で一
般に理解されている条件下で行い、そして具体的な条件
はそれらの市販制限酵素の製造者により特定されてい
る。例えば、ニューイングランドビオラブスの製品カク
ログを参照のこと。一般に約1μgのプラスミド又はD
NA配列を1ユニットの酵素により約20μlの緩衝液
中で行う。この発明の例においては、典型的には過剰の
制限酵素を用いてDNA基質の完全な消化を保証する。
【0082】37℃にて約1〜2時間のインキュベーシ
ョン時間が実施可能であるが、これと異ることもでき
る。各インキュベーションの後、フェノール/クロロホ
ルムを用いる抽出により蛋白質を除去し、そして次にエ
ーテル抽出することもでき、そしてエタノールにより沈
澱せしめることにより水性画分から核酸を回収し、次に
セファデックスG−50スピンカラムに通す。所望によ
り、開裂された断片のサイス分離を標準的技法を用いる
ポリアクリルアミドゲル又はアガロースゲル電気泳動に
より行うことができる。サイズ分離の一般的技法は Met
hods in Enzymology (1980) 65:499-560 に見出され
る。
ョン時間が実施可能であるが、これと異ることもでき
る。各インキュベーションの後、フェノール/クロロホ
ルムを用いる抽出により蛋白質を除去し、そして次にエ
ーテル抽出することもでき、そしてエタノールにより沈
澱せしめることにより水性画分から核酸を回収し、次に
セファデックスG−50スピンカラムに通す。所望によ
り、開裂された断片のサイス分離を標準的技法を用いる
ポリアクリルアミドゲル又はアガロースゲル電気泳動に
より行うことができる。サイズ分離の一般的技法は Met
hods in Enzymology (1980) 65:499-560 に見出され
る。
【0083】制限酵素開裂された断片は、E.コリDN
Aポリメラーゼの大断片(Klenow)を用いて、4
種類のデオキシヌクレオチドトリホスフェート(dNT
P)の存在下で20〜25℃にて約15〜25分間のイ
ンキュベーション時間を用いて、50mM Tris(pH
7.6)、50mM NaCl、6mM MgCl2 、6mM
DTT及び5〜10μM dNTP中で処理すること
により平滑末端化することができる。Klenow断片
は5′接着末端をフィルインするが、4種類のdNTP
が存在していても突出3′単鎖をチューバックする。
Aポリメラーゼの大断片(Klenow)を用いて、4
種類のデオキシヌクレオチドトリホスフェート(dNT
P)の存在下で20〜25℃にて約15〜25分間のイ
ンキュベーション時間を用いて、50mM Tris(pH
7.6)、50mM NaCl、6mM MgCl2 、6mM
DTT及び5〜10μM dNTP中で処理すること
により平滑末端化することができる。Klenow断片
は5′接着末端をフィルインするが、4種類のdNTP
が存在していても突出3′単鎖をチューバックする。
【0084】所望により、接着末端の性質により指定さ
れる制限内で唯一の又は選択されたdNTPを供給する
ことにより選択的修復を行うことができる。Kleno
wで処理した後、混合物をフェノール/クロロホルムで
抽出し、そしてエタノール沈澱を行い、次にセファデッ
クスG−50スピンカラムに通す。適当な条件下でのS
1ヌクレアーゼによる処理が単鎖部分の加水分解をもた
らす。
れる制限内で唯一の又は選択されたdNTPを供給する
ことにより選択的修復を行うことができる。Kleno
wで処理した後、混合物をフェノール/クロロホルムで
抽出し、そしてエタノール沈澱を行い、次にセファデッ
クスG−50スピンカラムに通す。適当な条件下でのS
1ヌクレアーゼによる処理が単鎖部分の加水分解をもた
らす。
【0085】合成オリゴヌクレオチドは、 Matteucci
等、J.Am.Chem.Soc. (1981) 103 :3185のトリエステル
法により、又は市販の自動オリゴヌクレオチド合成機を
用いて調製する。アニーリングに先立つ、又はラベル化
のための単鎖のキナーゼ処理は、50mM Tris(pH
7.6)、10mM MgCl2 、5mMジチオスレイトー
ル、1〜2mM ATP、1.7pmole 32P−ATP
(2.9 mCi/mmole)、0.1mMスペルミジン、0.1
mM EDTAの存在下で、過剰の、例えば0.1nmole
の基質に対して約10ユニットのポリヌクレオチドキナ
ーゼを用いて達成される。
等、J.Am.Chem.Soc. (1981) 103 :3185のトリエステル
法により、又は市販の自動オリゴヌクレオチド合成機を
用いて調製する。アニーリングに先立つ、又はラベル化
のための単鎖のキナーゼ処理は、50mM Tris(pH
7.6)、10mM MgCl2 、5mMジチオスレイトー
ル、1〜2mM ATP、1.7pmole 32P−ATP
(2.9 mCi/mmole)、0.1mMスペルミジン、0.1
mM EDTAの存在下で、過剰の、例えば0.1nmole
の基質に対して約10ユニットのポリヌクレオチドキナ
ーゼを用いて達成される。
【0086】連結は15〜30μlの容積中で次の標準
的条件及び温度で行う:20mM Tris−HCl(pH
7.5)、10mM MgCl2 、10mM DTT、33
μg/ml BSA、10mM〜50mM NaCl;及び
“接着末端”連結のためには40μM ATP、0.0
1〜0.02(Weiss) ユニットのT4 DNAリガーゼ、
0℃、又は“平滑末端”連結のためには1mM ATP、
0.3〜0.6(Weiss)ユニットのT4 DNAリガー
ゼ、14℃。分子間“接着末端”連結は通常、33〜1
00μg/mlの全DNA濃度(5〜100nM全末端濃
度)で行う。分子間平滑末端連結(通常、10〜30倍
モル過剰のリンカーを用いる)は1μM全末端濃度で行
う。
的条件及び温度で行う:20mM Tris−HCl(pH
7.5)、10mM MgCl2 、10mM DTT、33
μg/ml BSA、10mM〜50mM NaCl;及び
“接着末端”連結のためには40μM ATP、0.0
1〜0.02(Weiss) ユニットのT4 DNAリガーゼ、
0℃、又は“平滑末端”連結のためには1mM ATP、
0.3〜0.6(Weiss)ユニットのT4 DNAリガー
ゼ、14℃。分子間“接着末端”連結は通常、33〜1
00μg/mlの全DNA濃度(5〜100nM全末端濃
度)で行う。分子間平滑末端連結(通常、10〜30倍
モル過剰のリンカーを用いる)は1μM全末端濃度で行
う。
【0087】“ベクター断片”を用いるベクターの造成
において、ベクター断片は一般に細菌アルカリホスファ
ターゼ(BAP)で処理して5′のリン酸を除去し、そ
してベクターの再連結を防止する。BAP消化は、pH8
にて約150mM Tris中で、Na+ 及びMg++の存
在下1μgのベクター当り約1ユニットのBAPを用い
て60℃にて約1時間行う。
において、ベクター断片は一般に細菌アルカリホスファ
ターゼ(BAP)で処理して5′のリン酸を除去し、そ
してベクターの再連結を防止する。BAP消化は、pH8
にて約150mM Tris中で、Na+ 及びMg++の存
在下1μgのベクター当り約1ユニットのBAPを用い
て60℃にて約1時間行う。
【0088】核酸断片を回収するため、調製物をフェノ
ール/クロロホルムで抽出しそしてエタノール沈澱を行
い、そしてセファデックスG−50スピンゲルに適用し
て脱塩する。別の方法として、不所望の断片の追加の制
限酵素消化により2重消化されたベクターにおいて再連
結を回避することができる。
ール/クロロホルムで抽出しそしてエタノール沈澱を行
い、そしてセファデックスG−50スピンゲルに適用し
て脱塩する。別の方法として、不所望の断片の追加の制
限酵素消化により2重消化されたベクターにおいて再連
結を回避することができる。
【0089】配列の変更を必要とするcDNA又はゲノ
ムDNA由来のベクターの部分のために、部位特定プラ
イマー指令変異誘発を用いる。これは、目的の変異を代
表する限定されたミスマッチを除くほか変異すべき単鎖
ファージDNAに相補的なプライマー合成オリゴヌクレ
オチドを用いて行う。要約すれば、ファージに相補的な
鎖の合成を指令するためのプライマーとして合成オリゴ
ヌクレオチドを用い、そして得られた2本鎖DNAをフ
ァージを支持する宿主細菌中に形質転換する。形質転換
された細菌の培養物を上層寒天中にプレートし、ファー
ジを担持する単一細胞からのプラークを形成せしめる。
ムDNA由来のベクターの部分のために、部位特定プラ
イマー指令変異誘発を用いる。これは、目的の変異を代
表する限定されたミスマッチを除くほか変異すべき単鎖
ファージDNAに相補的なプライマー合成オリゴヌクレ
オチドを用いて行う。要約すれば、ファージに相補的な
鎖の合成を指令するためのプライマーとして合成オリゴ
ヌクレオチドを用い、そして得られた2本鎖DNAをフ
ァージを支持する宿主細菌中に形質転換する。形質転換
された細菌の培養物を上層寒天中にプレートし、ファー
ジを担持する単一細胞からのプラークを形成せしめる。
【0090】理論的には、新しいプラークの50%は単
一鎖として変異した形を有するファージを含有し、50
%はもとの配列を有するであろう。得られたプラーク
を、正確にマッチするハイブリダイゼーションを許容す
るがしかしもとの鎖とのミスマッチがハイブリダイゼー
ションを回避するのに十分であるような温度において、
キナーゼ処理された合成プライマーとハイブリダイズせ
しめる。次に、プローブとハイブリダイズするプラーク
を拾い、培養し、そしてDNAを回収する。部位特定変
異法の詳細は具体的な例において後記する。
一鎖として変異した形を有するファージを含有し、50
%はもとの配列を有するであろう。得られたプラーク
を、正確にマッチするハイブリダイゼーションを許容す
るがしかしもとの鎖とのミスマッチがハイブリダイゼー
ションを回避するのに十分であるような温度において、
キナーゼ処理された合成プライマーとハイブリダイズせ
しめる。次に、プローブとハイブリダイズするプラーク
を拾い、培養し、そしてDNAを回収する。部位特定変
異法の詳細は具体的な例において後記する。
【0091】C.5.造成物の確認 下記の造成物において、プラスミド造成物の正しい連結
の確認においてはまず、E.コリゼネティック・ストッ
ク・センターから得られるE.コリMM294株(CG
SC#6135)を連結混合物により形質転換する。好
結果の形質転換体を、アンピシリン、テトラサイクリン
もしくは他の抗生物質耐性により、又はプラスミド造成
の態様に依存して他のマーカーを用いて選択する。
の確認においてはまず、E.コリゼネティック・ストッ
ク・センターから得られるE.コリMM294株(CG
SC#6135)を連結混合物により形質転換する。好
結果の形質転換体を、アンピシリン、テトラサイクリン
もしくは他の抗生物質耐性により、又はプラスミド造成
の態様に依存して他のマーカーを用いて選択する。
【0092】次に、形質転換体からのプラスミドを、場
合によってはクロラムフェニコール増幅〔 Clewell, D.
B., J.Bacteriol. (1972) 110 :667 〕の後、 Clewel
l, D.B.等、Proc.Natl.Acad.Sci.(USA) (1969) 62:115
9の方法に従って調製する。単離されたDNAを制限酵
素処理により分析し、そして/又は Messing等、 Nucle
ic Acids Res (1981) 9:309 によりさらに記載された
Sanger, F.等、Proc.Natl.Acad.Sci.(USA) (1977) 74:
5463のジデオキシ法により、又は Maxam等、 Methods i
n Enzymology (1980) 65:499 の方法により配列決定す
る。
合によってはクロラムフェニコール増幅〔 Clewell, D.
B., J.Bacteriol. (1972) 110 :667 〕の後、 Clewel
l, D.B.等、Proc.Natl.Acad.Sci.(USA) (1969) 62:115
9の方法に従って調製する。単離されたDNAを制限酵
素処理により分析し、そして/又は Messing等、 Nucle
ic Acids Res (1981) 9:309 によりさらに記載された
Sanger, F.等、Proc.Natl.Acad.Sci.(USA) (1977) 74:
5463のジデオキシ法により、又は Maxam等、 Methods i
n Enzymology (1980) 65:499 の方法により配列決定す
る。
【0093】C.6.例示される宿主 この発明においてクローニング及び発現のために使用さ
れる宿主菌株は次の通りである。クローニング及び配列
決定、並びにほとんどの細菌プロモーターの制御のもと
での造成物の発現のため、E.コリMM294株(前
掲)、Talmadge, K.等、Gene (1980) 12:235 ;Mesels
on, M.等、Nature (1968) 217 :1110を宿主として使用
した。PL NRBS プロモーターの制御のもとでの発現の
ため、E.コリK12 MC1000ラムダ溶原株N7
N53cI857 SusP80、ATCC 39531(以
後、MC1000−39531と称する場合がある)を
使用する。
れる宿主菌株は次の通りである。クローニング及び配列
決定、並びにほとんどの細菌プロモーターの制御のもと
での造成物の発現のため、E.コリMM294株(前
掲)、Talmadge, K.等、Gene (1980) 12:235 ;Mesels
on, M.等、Nature (1968) 217 :1110を宿主として使用
した。PL NRBS プロモーターの制御のもとでの発現の
ため、E.コリK12 MC1000ラムダ溶原株N7
N53cI857 SusP80、ATCC 39531(以
後、MC1000−39531と称する場合がある)を
使用する。
【0094】M13ファージ組換体のため、ファージ感
染に感受性のE.コリ株、例えばE.コリK12株DG
98を使用する。DG98株は1984年7月13日に
ATCCに寄託され、そして受託番号1965を有す
る。 D.ヒトTNFのクローニング及び発現 次に、ヒト−TNF−1のためのコード配列を取得し、
この配列の発現ベクターへ配置し、そして目的の蛋白質
の発現を得るための方法を例示する。
染に感受性のE.コリ株、例えばE.コリK12株DG
98を使用する。DG98株は1984年7月13日に
ATCCに寄託され、そして受託番号1965を有す
る。 D.ヒトTNFのクローニング及び発現 次に、ヒト−TNF−1のためのコード配列を取得し、
この配列の発現ベクターへ配置し、そして目的の蛋白質
の発現を得るための方法を例示する。
【0095】D.1.ヒトTNFの調製及び精製 D.1.a.TNFの誘導 高濃度(約2×106 細胞/ml)の定常期のHL−60
細胞を遠心分離し、血清の非存在下でRPMI1640
培地で洗浄し、そして次に1×107 細胞/mlの濃度に
再懸濁した。次に、細胞を一定撹拌を伴って37℃にて
30分間、懸濁培養において、100ng/mlのホルボー
ルエステル、12−O−テトラデカノイルホルボール−
13−アセテート(TPA)で処理した。
細胞を遠心分離し、血清の非存在下でRPMI1640
培地で洗浄し、そして次に1×107 細胞/mlの濃度に
再懸濁した。次に、細胞を一定撹拌を伴って37℃にて
30分間、懸濁培養において、100ng/mlのホルボー
ルエステル、12−O−テトラデカノイルホルボール−
13−アセテート(TPA)で処理した。
【0096】培養物を遠心し、上清をデカントし、細胞
を10μg/mlの細菌リポポリサッカライド(LPS)
及び10μMのCaイオノホーレ(A23817)を含
有するRPMI中に1×107 細胞/mlで一定撹拌のも
とで37℃にて4時間再懸濁した。細胞を1200rpm
にて10分間回転沈降せしめ、そして上清を8000rp
m にて20分間再遠心分離した。得られた上清をD.
1.b項の精製法において用いて天然TNFを得た。
を10μg/mlの細菌リポポリサッカライド(LPS)
及び10μMのCaイオノホーレ(A23817)を含
有するRPMI中に1×107 細胞/mlで一定撹拌のも
とで37℃にて4時間再懸濁した。細胞を1200rpm
にて10分間回転沈降せしめ、そして上清を8000rp
m にて20分間再遠心分離した。得られた上清をD.
1.b項の精製法において用いて天然TNFを得た。
【0097】D.1.b.TNFの精製 D.1.a.項において誘導されたHL−60から調製
された約4〜8lの上清をアミコン中空繊維(1平方フ
ィートのカートリッジ/10,000MWカットオフ)に
より約300mlに濃縮した。濃縮された培養液を遠心し
て細胞破片を除去し、そして上清を30mM炭酸水素アン
モニウム緩衝液(pH8.2)により6.2mSの電導度に
調製した。この溶液をPM10(アミコン)膜を用いる
限外濾過によりさらに濃縮し、そして濃縮された液を遠
心分離(20,000×g、10分間)により透明にし
た。
された約4〜8lの上清をアミコン中空繊維(1平方フ
ィートのカートリッジ/10,000MWカットオフ)に
より約300mlに濃縮した。濃縮された培養液を遠心し
て細胞破片を除去し、そして上清を30mM炭酸水素アン
モニウム緩衝液(pH8.2)により6.2mSの電導度に
調製した。この溶液をPM10(アミコン)膜を用いる
限外濾過によりさらに濃縮し、そして濃縮された液を遠
心分離(20,000×g、10分間)により透明にし
た。
【0098】次に、上清を、30mM炭酸水素アンモニウ
ム/1mM NaCl(pH8.2)中で平衡化したDEA
Eイオン交換カラムに適用し、そしてカラムを同じ緩衝
液で洗浄した。画分を集め、そして蛋白質を280nmで
モニターした。これらの非結合画分をL−929細胞毒
性アッセイを用いてアッセイし、そしてTNF活性を有
する画分をプールし、そして限外濾過により再度濃縮し
た。
ム/1mM NaCl(pH8.2)中で平衡化したDEA
Eイオン交換カラムに適用し、そしてカラムを同じ緩衝
液で洗浄した。画分を集め、そして蛋白質を280nmで
モニターした。これらの非結合画分をL−929細胞毒
性アッセイを用いてアッセイし、そしてTNF活性を有
する画分をプールし、そして限外濾過により再度濃縮し
た。
【0099】この濃縮物を、30mM炭酸水素アンモニウ
ム緩衝液(pH7.4)中で平衡化したセファデックスG
75スーパーファイン(ファルマシア)に適用した。同
じ緩衝液により洗浄することによって得られた非結合画
分を280nmにおいてモニターし、そしてTNFについ
てアッセイした。ピークTNF生物活性を含有する画分
を凍結乾燥した。
ム緩衝液(pH7.4)中で平衡化したセファデックスG
75スーパーファイン(ファルマシア)に適用した。同
じ緩衝液により洗浄することによって得られた非結合画
分を280nmにおいてモニターし、そしてTNFについ
てアッセイした。ピークTNF生物活性を含有する画分
を凍結乾燥した。
【0100】凍結乾燥された蛋白質をLaemmli SDSサ
ンプル緩衝液中で再懸濁し、そしてSDS−ポリアクリ
ルアミドゲル上で電気泳動した。ゲルを2mmの切片に細
断し、そして各切片からの蛋白質を1mlの30mM炭酸水
素アンモニウム緩衝液(pH7.4)中へ浸漬しそして室
温にて一夜振とうすることにより溶出した。
ンプル緩衝液中で再懸濁し、そしてSDS−ポリアクリ
ルアミドゲル上で電気泳動した。ゲルを2mmの切片に細
断し、そして各切片からの蛋白質を1mlの30mM炭酸水
素アンモニウム緩衝液(pH7.4)中へ浸漬しそして室
温にて一夜振とうすることにより溶出した。
【0101】TNF生物活性を有する切片を、0.1%
トリフルオロ酢酸(TFA)中で平衡化されたバイダッ
ク(Vydac)C−4逆相HPLCカラム上に適用
し、そして0.1%TFA中0%〜60%アセトニトリ
ルの直線グラジエントを用いて活性を溶出した。蛋白質
を280nm及び214nmにおいてモニターし、そして画
分を凍結乾燥後にバイオアッセイし、そして30mM炭酸
水素アンモニウム緩衝液(pH7.4)中に懸濁した。T
NF活性を含有する画分を再度凍結乾燥した。得られた
蛋白質は配列決定分析のために使用するのに十分な純度
を有していた。ガス相シーケンサー(アプライド・ビオ
システムス社)を用いて配列を決定した。最初の22個
のアミノ酸から得られた配列を次に示す。
トリフルオロ酢酸(TFA)中で平衡化されたバイダッ
ク(Vydac)C−4逆相HPLCカラム上に適用
し、そして0.1%TFA中0%〜60%アセトニトリ
ルの直線グラジエントを用いて活性を溶出した。蛋白質
を280nm及び214nmにおいてモニターし、そして画
分を凍結乾燥後にバイオアッセイし、そして30mM炭酸
水素アンモニウム緩衝液(pH7.4)中に懸濁した。T
NF活性を含有する画分を再度凍結乾燥した。得られた
蛋白質は配列決定分析のために使用するのに十分な純度
を有していた。ガス相シーケンサー(アプライド・ビオ
システムス社)を用いて配列を決定した。最初の22個
のアミノ酸から得られた配列を次に示す。
【0102】
【表1】
【0103】さらに、精製された蛋白質(G−75ゲル
から)を他のヒト腫瘍及び正常セルラインを基材(su
bstrate)として用いるL−929細胞毒性アッ
セイの変法を用いて試験した。L−929細胞に対する
このアッセイにおいて毒性であったG−75画分は、H
S 939T(黒色腫系)、BT−20(乳癌)、A42
7(肺癌)、HT−1080(結腸癌)、及びHT−2
9(結腸癌)に対しても毒性であった。これらの画分は
HS 939S k(皮膚線維芽細胞)、ヒーラ細胞(頸
癌)、HS 27F(包皮線維芽細胞)、又はCOS7
(SV−40で形質転換されたサルの細胞)に対して毒
性でなかった。
から)を他のヒト腫瘍及び正常セルラインを基材(su
bstrate)として用いるL−929細胞毒性アッ
セイの変法を用いて試験した。L−929細胞に対する
このアッセイにおいて毒性であったG−75画分は、H
S 939T(黒色腫系)、BT−20(乳癌)、A42
7(肺癌)、HT−1080(結腸癌)、及びHT−2
9(結腸癌)に対しても毒性であった。これらの画分は
HS 939S k(皮膚線維芽細胞)、ヒーラ細胞(頸
癌)、HS 27F(包皮線維芽細胞)、又はCOS7
(SV−40で形質転換されたサルの細胞)に対して毒
性でなかった。
【0104】D.2.コード配列の調製 ヒトTNFをコードするイントロン不含有DNA配列を
この明細書に記載する方法により調製した。誘導された
場合に大量のTNFを生産するヒト前骨髄球性白血病セ
ルラインHL−60系(No CCL240としてATCC
から入手)を、cDNAライブラリーを得るためのmR
NA源として使用した。これらの細胞から精製されたT
NFから決定された蛋白質配列に基いて造成されたオリ
ゴヌクレオチドプローブを用いてこのcDNAライブラ
リーを検索し、蛋白質の完全コード配列を回収した。
この明細書に記載する方法により調製した。誘導された
場合に大量のTNFを生産するヒト前骨髄球性白血病セ
ルラインHL−60系(No CCL240としてATCC
から入手)を、cDNAライブラリーを得るためのmR
NA源として使用した。これらの細胞から精製されたT
NFから決定された蛋白質配列に基いて造成されたオリ
ゴヌクレオチドプローブを用いてこのcDNAライブラ
リーを検索し、蛋白質の完全コード配列を回収した。
【0105】D.2.a.濃縮されたmRNAの調製 次の様にしてHL−60細胞から全メッセンジャーRN
Aを抽出しそして精製した。HL−60細胞をTNF生
産のためにD.1.a.に記載したようにして誘導し、
そして4時間の細胞懸濁液を遠心分離により収得した。
全細胞質性リボ核酸(RNA)を次のようにして単離し
た。すべての段階は4℃で行う。細胞をPSB(リン酸
緩衝化塩溶液)で2回洗浄し、そして10mMバナジルア
デノシン錯体〔Berger, S.L.等、Biochem.(1979) 18 :
5143〕を含有するIHB(140mM NaCl、10mM
Tris、1.5mM MgCl2 、pH8)に懸濁す
る。
Aを抽出しそして精製した。HL−60細胞をTNF生
産のためにD.1.a.に記載したようにして誘導し、
そして4時間の細胞懸濁液を遠心分離により収得した。
全細胞質性リボ核酸(RNA)を次のようにして単離し
た。すべての段階は4℃で行う。細胞をPSB(リン酸
緩衝化塩溶液)で2回洗浄し、そして10mMバナジルア
デノシン錯体〔Berger, S.L.等、Biochem.(1979) 18 :
5143〕を含有するIHB(140mM NaCl、10mM
Tris、1.5mM MgCl2 、pH8)に懸濁す
る。
【0106】エチレンオキシドポリマータイプの非イオ
ン性洗剤を0.3%になるように加えて核膜ではなく細
胞膜を溶解した。1,000×gにて10分間遠心分離
することにより核を除去した。核後の上清をTE〔10
mM Tris、1mMエチレンジアミン四酢酸(EDT
A)、pH7.5〕で飽和したフェノール/クロロホルム
(1:1)〔0.5%ドデシル硫酸ナトリウム(SD
S)及び10mM EDTAを含有する〕等容量に加え
た。
ン性洗剤を0.3%になるように加えて核膜ではなく細
胞膜を溶解した。1,000×gにて10分間遠心分離
することにより核を除去した。核後の上清をTE〔10
mM Tris、1mMエチレンジアミン四酢酸(EDT
A)、pH7.5〕で飽和したフェノール/クロロホルム
(1:1)〔0.5%ドデシル硫酸ナトリウム(SD
S)及び10mM EDTAを含有する〕等容量に加え
た。
【0107】上清を4回再抽出しそして2,000×g
にて10分間遠心して相分離した。サンプルを0.25
M NaClに調製し、2容量の100%エタノールを
添加し、そして−20℃に貯蔵することによりRNAを
沈澱せしめた。RNAを5,000×gにて30分間ペ
レット化し、70%及び100%のエタノールで洗浄
し、そして乾燥した。ポリアデニル化(ポリA+ )メッ
センジャーRNA(mRNA)を全細胞質RNAからオ
リゴdTセルロース上でのクロマトグラフィーにより得
た〔Aviv, J.等、Proc.Natl.Acad.Sci.(1972) 69:1408
-1412 〕。
にて10分間遠心して相分離した。サンプルを0.25
M NaClに調製し、2容量の100%エタノールを
添加し、そして−20℃に貯蔵することによりRNAを
沈澱せしめた。RNAを5,000×gにて30分間ペ
レット化し、70%及び100%のエタノールで洗浄
し、そして乾燥した。ポリアデニル化(ポリA+ )メッ
センジャーRNA(mRNA)を全細胞質RNAからオ
リゴdTセルロース上でのクロマトグラフィーにより得
た〔Aviv, J.等、Proc.Natl.Acad.Sci.(1972) 69:1408
-1412 〕。
【0108】すなわち、RNAをETS(10mM Tr
is、1mM EDTA、0.5%SDS、pH7.5)に
2mg/mlの濃度で溶解した。この溶液を65℃にて5分
間加熱し、次に迅速に4℃に冷却した。RNA溶液を室
温にした後、これを0.1MNaClに調整し、そして
結合緩衝液(500mM NaCl、10mM Tris、
1mM EDTA、pH7.5)によりあらかじめ平衡化し
たdTセルロースカラムに通した。
is、1mM EDTA、0.5%SDS、pH7.5)に
2mg/mlの濃度で溶解した。この溶液を65℃にて5分
間加熱し、次に迅速に4℃に冷却した。RNA溶液を室
温にした後、これを0.1MNaClに調整し、そして
結合緩衝液(500mM NaCl、10mM Tris、
1mM EDTA、pH7.5)によりあらかじめ平衡化し
たdTセルロースカラムに通した。
【0109】流過液をさらに2回カラムに通し、そして
カラムを10容量の結合緩衝液で洗浄した。ポリA+ m
RNAをETSのアリコートにより溶出し、TEを飽和
したフェノール・クロロホルムにより1度抽出し、そし
て0.2MへのNaCl及び2容量の100%エタノー
ルの添加により沈澱せしめた。RNAを2回再沈澱せし
め、70%エタノール中で1回、そして次に100%エ
タノール中で洗浄した後に乾燥した。
カラムを10容量の結合緩衝液で洗浄した。ポリA+ m
RNAをETSのアリコートにより溶出し、TEを飽和
したフェノール・クロロホルムにより1度抽出し、そし
て0.2MへのNaCl及び2容量の100%エタノー
ルの添加により沈澱せしめた。RNAを2回再沈澱せし
め、70%エタノール中で1回、そして次に100%エ
タノール中で洗浄した後に乾燥した。
【0110】ポリA+ mRNAを、10mM Tris−
HCl(pH7.4)、1mM EDTA、10mM NaC
l及び0.1%SDS中でのシュークロースグラジエン
トにより分画した。ベックマンSW40ローター中3
8,000rpm にて17時間遠心した後、mRNAをグ
ラジエントからエタノール沈澱により回収した。mRN
Aを卵母細胞に注入しそして卵母細胞抽出物を細胞毒性
活性についてアッセイすることによりTNFmRNAを
含有する画分を同定した。ピーク活性を含有する画分を
プールしてcDNAライブラリーの造成のために使用し
た。
HCl(pH7.4)、1mM EDTA、10mM NaC
l及び0.1%SDS中でのシュークロースグラジエン
トにより分画した。ベックマンSW40ローター中3
8,000rpm にて17時間遠心した後、mRNAをグ
ラジエントからエタノール沈澱により回収した。mRN
Aを卵母細胞に注入しそして卵母細胞抽出物を細胞毒性
活性についてアッセイすることによりTNFmRNAを
含有する画分を同定した。ピーク活性を含有する画分を
プールしてcDNAライブラリーの造成のために使用し
た。
【0111】D.2.b.cDNAライブラリーの造成 ポリAテイルのオリゴdTプライミング及びAMU逆転
写酵素を用い、 Okayama, H.等、Mol.Cell Biol. (198
3) 3:280(引用によりこの明細書に組み入れる)を用
いて濃縮された16SmRNA画分からcDNAを調製
した。この方法は高い比率の十分に長いコドンをもたら
し、そして宿主ベクターとしてそこに記載されておりそ
して著者から容易に入手することができる2つのベクタ
ー、すなわちpcDV1及びpL1の部分を使用する。
得られたベクターは近位BamHI及びXhoI制限部
位を含むベクター断片間に挿入部を含有する。このベク
ターはpBR322の複製開始点及びAmp耐性遺伝子
を含有する。
写酵素を用い、 Okayama, H.等、Mol.Cell Biol. (198
3) 3:280(引用によりこの明細書に組み入れる)を用
いて濃縮された16SmRNA画分からcDNAを調製
した。この方法は高い比率の十分に長いコドンをもたら
し、そして宿主ベクターとしてそこに記載されておりそ
して著者から容易に入手することができる2つのベクタ
ー、すなわちpcDV1及びpL1の部分を使用する。
得られたベクターは近位BamHI及びXhoI制限部
位を含むベクター断片間に挿入部を含有する。このベク
ターはpBR322の複製開始点及びAmp耐性遺伝子
を含有する。
【0112】cDNAライブラリーを調製するための他
の方法は、言うまでもなく当業界において良く知られて
いる。今や古典的となった1つの方法は、オリゴdTプ
ライマー、逆転写酵素、ポリdGによる2本鎖cDNA
のテイル形成、及び所望の制限部位において開裂されて
おりそしてポリdCによりテイル形成されているpBR
322又はその誘導体のごとき適当なベクターへのアニ
ーリングを用いる。この代替可能な方法の詳細な記載は
例えば本承継人と同じ承継人に承継された米国特許出願
No.564,224中に見られる(これを引用によりこ
の明細書に組み入れる)。
の方法は、言うまでもなく当業界において良く知られて
いる。今や古典的となった1つの方法は、オリゴdTプ
ライマー、逆転写酵素、ポリdGによる2本鎖cDNA
のテイル形成、及び所望の制限部位において開裂されて
おりそしてポリdCによりテイル形成されているpBR
322又はその誘導体のごとき適当なベクターへのアニ
ーリングを用いる。この代替可能な方法の詳細な記載は
例えば本承継人と同じ承継人に承継された米国特許出願
No.564,224中に見られる(これを引用によりこ
の明細書に組み入れる)。
【0113】この発明において使用される方法において
は、濃縮されたmRNA(5μg)を、22℃にて5分
間10mMメチル水銀で処理することによって変性し、そ
して100mM 2−メルカプトエタノールを添加するこ
とにより解毒した〔Payvar,F.等、J.Biol.Chem. (1979)
254 :7636-7642 〕。プラスミドpcDV1をKpm
Iで開裂せしめ、dTTPでテイル形成し、そして変性
したmRNAをアニールした。このオリゴdTプライム
ドmRNAを逆転写酵素で処理し、そして新しく合成さ
れたDNA鎖にdCTPによりテイル形成した。
は、濃縮されたmRNA(5μg)を、22℃にて5分
間10mMメチル水銀で処理することによって変性し、そ
して100mM 2−メルカプトエタノールを添加するこ
とにより解毒した〔Payvar,F.等、J.Biol.Chem. (1979)
254 :7636-7642 〕。プラスミドpcDV1をKpm
Iで開裂せしめ、dTTPでテイル形成し、そして変性
したmRNAをアニールした。このオリゴdTプライム
ドmRNAを逆転写酵素で処理し、そして新しく合成さ
れたDNA鎖にdCTPによりテイル形成した。
【0114】最後に、pcDV1ベクターの不所望の部
分をHindIII による開裂によって除去した。これと
は別に、pL1をPstIにより開裂せしめ、dGTP
によりテイル形成し、HindIII により開裂せしめ、
そして次にpcDV1ベクター断片により延長されたポ
リTテイル形成されたmRNA/cDNAコンプレック
スに、E.コリ・リガーゼを用いて連結し、そしてこの
混合物をDNAポリメラーゼI(Klenow)、E.
コリ・リガーゼ、及びRNアーゼHで処理した。生じた
ベクターをE.コリK12 MM294に形質転換して
AmpR とした。
分をHindIII による開裂によって除去した。これと
は別に、pL1をPstIにより開裂せしめ、dGTP
によりテイル形成し、HindIII により開裂せしめ、
そして次にpcDV1ベクター断片により延長されたポ
リTテイル形成されたmRNA/cDNAコンプレック
スに、E.コリ・リガーゼを用いて連結し、そしてこの
混合物をDNAポリメラーゼI(Klenow)、E.
コリ・リガーゼ、及びRNアーゼHで処理した。生じた
ベクターをE.コリK12 MM294に形質転換して
AmpR とした。
【0115】D.2.c.プローブの選択 精製されたTNF配列のアクリル酸8−12のコード配
列に相補的なオリゴマーを調製した。コドンの冗長性の
ため、合計64種類の14−マーをこの部分をコードす
るメッセンジャーに対する相補性の候補とする。合計6
4種類の14−マーを調製し、そして16種類ずつの4
個のプールに分けた。
列に相補的なオリゴマーを調製した。コドンの冗長性の
ため、合計64種類の14−マーをこの部分をコードす
るメッセンジャーに対する相補性の候補とする。合計6
4種類の14−マーを調製し、そして16種類ずつの4
個のプールに分けた。
【0116】各プールを、上記のようにして調製したシ
ュークロースグラジエント画分した濃縮されたmRNA
調製物と混合し、そしてこの混合物を卵母細胞翻訳系に
注入した。未処理のメッセンジャーRNAを用いて対照
試行を行った。卵母細胞系で生産された蛋白質をL−9
29細胞毒性アッセイ(35S放出)にかけ、対照及びm
RNAと3つのオリゴマープールとの混合物を注射され
た卵母細胞由来の蛋白質が活性を示した。この“ハイブ
リド捕捉”アッセイにおいて、次の配列:
ュークロースグラジエント画分した濃縮されたmRNA
調製物と混合し、そしてこの混合物を卵母細胞翻訳系に
注入した。未処理のメッセンジャーRNAを用いて対照
試行を行った。卵母細胞系で生産された蛋白質をL−9
29細胞毒性アッセイ(35S放出)にかけ、対照及びm
RNAと3つのオリゴマープールとの混合物を注射され
た卵母細胞由来の蛋白質が活性を示した。この“ハイブ
リド捕捉”アッセイにおいて、次の配列:
【0117】
【表2】 を有するプールで処理されたメッセンジャーを注入され
た卵母細胞のみ不活性であった。このオリゴマープール
の特異性を、誘導されたHL−60細胞及び未誘導HL
−60細胞の両者から上記のようにして調製した濃縮し
たmRNA、並びにリンホトキシンを生産することが知
られている細胞から得られた対応するmRNA画分との
“ドット・ブロット”ハイブリダイゼーションを用いて
さらに決定した。
た卵母細胞のみ不活性であった。このオリゴマープール
の特異性を、誘導されたHL−60細胞及び未誘導HL
−60細胞の両者から上記のようにして調製した濃縮し
たmRNA、並びにリンホトキシンを生産することが知
られている細胞から得られた対応するmRNA画分との
“ドット・ブロット”ハイブリダイゼーションを用いて
さらに決定した。
【0118】このプールは誘導されたmRNAには良好
にハイブリダイズしたが、しかし未誘導細胞又はリンホ
トキシン生産細胞からの対応する画分とはハイブリダイ
ズしなかった。しかしながら、プローブとしてキナーゼ
処理されたプールを用いるNorthernブロット
は、これが18S(リボゾーム)RNA画分及びpBR
322DNAと交差ハイブリダイズする配列を含有する
ことを示した。
にハイブリダイズしたが、しかし未誘導細胞又はリンホ
トキシン生産細胞からの対応する画分とはハイブリダイ
ズしなかった。しかしながら、プローブとしてキナーゼ
処理されたプールを用いるNorthernブロット
は、これが18S(リボゾーム)RNA画分及びpBR
322DNAと交差ハイブリダイズする配列を含有する
ことを示した。
【0119】従って、この好結果のプールを、8対の1
4−マーとしてその構成員を合成し、その各対を用いて
上記のようにして“ハイブリド捕捉”アッセイを行うこ
とによりさらに分画した。次の配列:
4−マーとしてその構成員を合成し、その各対を用いて
上記のようにして“ハイブリド捕捉”アッセイを行うこ
とによりさらに分画した。次の配列:
【0120】
【表3】 を有する対のみが、卵母細胞中でのTNFの合成の阻害
において好結果であった。分画された誘導されたHL−
60mRNA画分、誘導された全HL−60ポリA+ R
NA、未誘導HL−60ポリA+ RNA、及びpBR3
22DNAを用いるドット・ブロット実験は、目的のメ
ッセンジャーにハイブリダイズするために前記の14−
マー対が特異的であること、及び他の対が不能であるこ
とを確認した。
において好結果であった。分画された誘導されたHL−
60mRNA画分、誘導された全HL−60ポリA+ R
NA、未誘導HL−60ポリA+ RNA、及びpBR3
22DNAを用いるドット・ブロット実験は、目的のメ
ッセンジャーにハイブリダイズするために前記の14−
マー対が特異的であること、及び他の対が不能であるこ
とを確認した。
【0121】D.2.d.コード配列の回収 上に調製したcDNAをD.2.c.において同定した
14−マー対を用いて検索した。プローブとハイブリダ
イズする28個のコロニーを拾い、培養し、そしてプラ
スミドDNAを単離した。
14−マー対を用いて検索した。プローブとハイブリダ
イズする28個のコロニーを拾い、培養し、そしてプラ
スミドDNAを単離した。
【0122】全配列をコードするのに十分な長さの挿入
部を含有するプラスミドを選択し、そしてB.5項にお
いて前記したようにして、細胞毒性アッセイの35S放出
形式と組合わせたハイブリド翻訳を用いて正しい配列に
ついて幾つかのプラスミドをアッセイした。ハイブリド
翻訳アッセイは、試験配列が未分画調製物から正しいm
RNAを回収することを利用し、これは回収されたメッ
センジャーを注入した卵母細胞翻訳系により生産された
蛋白質をアッセイすることにより確認される。
部を含有するプラスミドを選択し、そしてB.5項にお
いて前記したようにして、細胞毒性アッセイの35S放出
形式と組合わせたハイブリド翻訳を用いて正しい配列に
ついて幾つかのプラスミドをアッセイした。ハイブリド
翻訳アッセイは、試験配列が未分画調製物から正しいm
RNAを回収することを利用し、これは回収されたメッ
センジャーを注入した卵母細胞翻訳系により生産された
蛋白質をアッセイすることにより確認される。
【0123】試験すべきプラスミドcDNAをフィルタ
ーに結合せしめ、そして誘導されたHL−60細胞から
単離されたポリA+ RNAにより前記フィルターを処理
する。次に、フィルターを溶出し、溶出物を卵母細胞翻
訳系に注入する。卵母細胞を蛋白質について抽出し、次
にこれをL−929毒性アッセイの35S形式において試
験する。E2〜E4,E6、及びE8と称する若干のハ
イブリダイズするクローンについての結果を下に示す。
ーに結合せしめ、そして誘導されたHL−60細胞から
単離されたポリA+ RNAにより前記フィルターを処理
する。次に、フィルターを溶出し、溶出物を卵母細胞翻
訳系に注入する。卵母細胞を蛋白質について抽出し、次
にこれをL−929毒性アッセイの35S形式において試
験する。E2〜E4,E6、及びE8と称する若干のハ
イブリダイズするクローンについての結果を下に示す。
【0124】
【表4】
【0125】(A+ 及びB+ はシュークロースグラジエ
ントにより得られた濃縮されたmRNAを用いる対照で
あり、E1及びpBR322は陰性対照である。) 挿入部の制限分析及び部分配列決定は、2つの候補プラ
スミドpE4及びpB11が完全なTNFコード配列を
有するらしいことを示した。pE4についてのこの分析
の結果を図2に示す。
ントにより得られた濃縮されたmRNAを用いる対照で
あり、E1及びpBR322は陰性対照である。) 挿入部の制限分析及び部分配列決定は、2つの候補プラ
スミドpE4及びpB11が完全なTNFコード配列を
有するらしいことを示した。pE4についてのこの分析
の結果を図2に示す。
【0126】pE4を配列決定し、そして3つの可能な
リーディングフレームすべての翻訳から推定されるアミ
ノ酸配列を、精製された蛋白質のN−末端配列決定によ
り決定された天然成熟TNFの既知のN−末端配列とマ
ッチさせることにより、TNFのための正しいリーディ
ングフレームを同定した(図1を参照のこと)。成熟蛋
白質中のアミノ酸配列には、1位のバリンから出発して
番号を付す。
リーディングフレームすべての翻訳から推定されるアミ
ノ酸配列を、精製された蛋白質のN−末端配列決定によ
り決定された天然成熟TNFの既知のN−末端配列とマ
ッチさせることにより、TNFのための正しいリーディ
ングフレームを同定した(図1を参照のこと)。成熟蛋
白質中のアミノ酸配列には、1位のバリンから出発して
番号を付す。
【0127】前記のごとく、相同性は完全ではなかっ
た。しかしながら、高度の相同性により正しいcDNA
が選択されていたことが示された。図2に示す実験的に
決定された制限開裂部位の証明も与えられる。1.1kb
PstI断片中の3′PstI部位の上流のHind
III は終止コドンの下流にあり、従って後記のごとき上
流領域の変形の後コード配列をHindIII カセットと
して切り出すことを可能にする。
た。しかしながら、高度の相同性により正しいcDNA
が選択されていたことが示された。図2に示す実験的に
決定された制限開裂部位の証明も与えられる。1.1kb
PstI断片中の3′PstI部位の上流のHind
III は終止コドンの下流にあり、従って後記のごとき上
流領域の変形の後コード配列をHindIII カセットと
して切り出すことを可能にする。
【0128】D.3.DNA配列から決定されるヒトT
NFの特徴付け 図1中に示されるcDNA配列から推定されるように、
成熟TNF蛋白質は157個のアミノ酸残基を含有し、
そしてグリコシル化を伴わないで約17,354の分子
量を有する。リーダー配列は、最初の利用可能なMet
出発コドンから始まっておよそ76個のアミノ酸を含有
する様である。69位及び101位に2個のシステイン
残基が存在し、活性構造がジスルフィド結合を含有する
可能性を導く。
NFの特徴付け 図1中に示されるcDNA配列から推定されるように、
成熟TNF蛋白質は157個のアミノ酸残基を含有し、
そしてグリコシル化を伴わないで約17,354の分子
量を有する。リーダー配列は、最初の利用可能なMet
出発コドンから始まっておよそ76個のアミノ酸を含有
する様である。69位及び101位に2個のシステイン
残基が存在し、活性構造がジスルフィド結合を含有する
可能性を導く。
【0129】D.4.発現ベクターの調製 D.4.a.N−末端コドンの変形 成熟蛋白質の発現を行うために、成熟蛋白質のN−末端
バリン(図1中lとして示される)をコードするGTC
配列にすぐ先行してATG開始コドンを導入し、そして
適当な宿主発現ベクターへの連結のためにATGのすぐ
上流にHindIII 部位を設けるのが便利であった。こ
れは、C.4項に記載した部位特定変異誘発により達成
した。さらに詳細には、コード配列の上流部分を含有す
るDNA断片をPstIによりpE4から切り出し、ア
ガロースゲル電気泳動により単離し、電気溶出により回
収し、そしてバクテリオファージM13mp18のPs
tI部位に連結した。
バリン(図1中lとして示される)をコードするGTC
配列にすぐ先行してATG開始コドンを導入し、そして
適当な宿主発現ベクターへの連結のためにATGのすぐ
上流にHindIII 部位を設けるのが便利であった。こ
れは、C.4項に記載した部位特定変異誘発により達成
した。さらに詳細には、コード配列の上流部分を含有す
るDNA断片をPstIによりpE4から切り出し、ア
ガロースゲル電気泳動により単離し、電気溶出により回
収し、そしてバクテリオファージM13mp18のPs
tI部位に連結した。
【0130】連結されたファージを凍結されたコンピテ
ントE.コリK12株DG98(ATCC#3976
8)に形質導入し、そしてシグマ社(セントルイス)か
ら入手したイソプロピルチオガラクトシド(IPTG)
5×10-4M及び40μg/mlのX−galを含有する
培地上にプレートすることにより培養した。非−α−補
完白色プラークは新たな培地に拾い上げた。予想される
(1.1kb)サイズの挿入部を含有する組換体単鎖ファ
ージDNAについてミニ−カルチュアーをスクリーニン
グした。クローン4.1と称する目的とする組換体ファ
ージの構造を制限酵素分析を用いて確認した。
ントE.コリK12株DG98(ATCC#3976
8)に形質導入し、そしてシグマ社(セントルイス)か
ら入手したイソプロピルチオガラクトシド(IPTG)
5×10-4M及び40μg/mlのX−galを含有する
培地上にプレートすることにより培養した。非−α−補
完白色プラークは新たな培地に拾い上げた。予想される
(1.1kb)サイズの挿入部を含有する組換体単鎖ファ
ージDNAについてミニ−カルチュアーをスクリーニン
グした。クローン4.1と称する目的とする組換体ファ
ージの構造を制限酵素分析を用いて確認した。
【0131】次の配列: 5′−GAAGATGATCTGACCATAAGCTTTGCCTGGGCC −3′ を有する化学合成された精製された33−マーオリゴデ
オキシリボヌクレオチドを用いて、成熟TNF蛋白質の
第1アミノ酸(バリン)をコードするGTCコドンの前
にHindIII 制限酵素部位及びATG−開始コドンを
導入した。
オキシリボヌクレオチドを用いて、成熟TNF蛋白質の
第1アミノ酸(バリン)をコードするGTCコドンの前
にHindIII 制限酵素部位及びATG−開始コドンを
導入した。
【0132】10pmole のオリゴヌクレオチドを、10
mM NaCl、20mM Tris−HCl(pH7.
9)、20mM MgCl2 及び20mM β−メルカプト
エタノールを含有する混合物15μl中で、67℃にて
5分間及び42℃にて25分間加熱することにより2.
6μgのssクローン4.1DNAとハイブリダイズせ
しめた。
mM NaCl、20mM Tris−HCl(pH7.
9)、20mM MgCl2 及び20mM β−メルカプト
エタノールを含有する混合物15μl中で、67℃にて
5分間及び42℃にて25分間加熱することにより2.
6μgのssクローン4.1DNAとハイブリダイズせ
しめた。
【0133】このアニールされた混合物を氷上で冷却
し、そして次に0.5mMの各dNTP、17mM Tri
s−HCl(pH7.9)、17mM MgCl2 、83mM
NaCl、17mM β−メルカプトエタノール、5ユ
ニットのDNAポリメラーゼIKlenow断片を含有
する反応混合物25μlの初期容量に調製し、37℃に
て1時間インキュベートした。80℃に加熱することに
より反応を停止し、そしてこの反応混合物を用いてコン
ピテントDG98細胞を形質転換し、寒天プレート上に
プレートし、そして一夜インキュベートしてファージプ
ラークを得た。
し、そして次に0.5mMの各dNTP、17mM Tri
s−HCl(pH7.9)、17mM MgCl2 、83mM
NaCl、17mM β−メルカプトエタノール、5ユ
ニットのDNAポリメラーゼIKlenow断片を含有
する反応混合物25μlの初期容量に調製し、37℃に
て1時間インキュベートした。80℃に加熱することに
より反応を停止し、そしてこの反応混合物を用いてコン
ピテントDG98細胞を形質転換し、寒天プレート上に
プレートし、そして一夜インキュベートしてファージプ
ラークを得た。
【0134】変異したクローン4.1プラークを含有す
るプレート、及び変異していないクローン4.1ファー
ジプラークを含有する2枚のプレートを4℃に冷却し、
そして寒天プレート上に第1の乾燥フィルターを5分間
置き、そして第2のフィルターを25分間置くことによ
って、各プレートからファージプラークを2枚のニトロ
セルロースに移した。
るプレート、及び変異していないクローン4.1ファー
ジプラークを含有する2枚のプレートを4℃に冷却し、
そして寒天プレート上に第1の乾燥フィルターを5分間
置き、そして第2のフィルターを25分間置くことによ
って、各プレートからファージプラークを2枚のニトロ
セルロースに移した。
【0135】次に、このフィルターを、0.2N Na
OH、1.5M NaCl及び0.2%トリトンX−1
00に浸漬した厚いフィルター上に5分間置き、そして
0.5M Tris−HCl(pH7.5)及び1.5M
NaClに浸漬したフィルター上にさらに5分間置く
ことによって中和した。このフィルターを、2×SSC
浸漬したフィルター上で同様にして洗浄し、乾燥し、そ
して真空オーブン中で80℃にて2時間加熱した。
OH、1.5M NaCl及び0.2%トリトンX−1
00に浸漬した厚いフィルター上に5分間置き、そして
0.5M Tris−HCl(pH7.5)及び1.5M
NaClに浸漬したフィルター上にさらに5分間置く
ことによって中和した。このフィルターを、2×SSC
浸漬したフィルター上で同様にして洗浄し、乾燥し、そ
して真空オーブン中で80℃にて2時間加熱した。
【0136】2枚のフィルターを42℃にて4時間、フ
ィルター当り10mlのDNAハイブリダイゼーション緩
衝液〔5×SSC、pH7.0、4×デンハート溶液(ポ
リビニルピロリドン、フィコール及びウシ血清アルブミ
ン、1×=各0.02%)、0.1%SDS、50mMリ
ン酸ナトリウム緩衝液、pH7.0、及び100μg/ml
変性サケ精子DNA〕により前ハイブリダイズせしめ
た。
ィルター当り10mlのDNAハイブリダイゼーション緩
衝液〔5×SSC、pH7.0、4×デンハート溶液(ポ
リビニルピロリドン、フィコール及びウシ血清アルブミ
ン、1×=各0.02%)、0.1%SDS、50mMリ
ン酸ナトリウム緩衝液、pH7.0、及び100μg/ml
変性サケ精子DNA〕により前ハイブリダイズせしめ
た。
【0137】プライマーをラベルされたATPと共にキ
ナーゼ処理することにより32P−ラベル化プローブを調
製した。フィルターを、フィルター当り1〜5mlのDN
Aハイブリダイゼーション緩衝液中5×106cpm/mlの
32P−ラベル化プライマーに64℃にて8時間ハイブリ
ダイズせしめた。
ナーゼ処理することにより32P−ラベル化プローブを調
製した。フィルターを、フィルター当り1〜5mlのDN
Aハイブリダイゼーション緩衝液中5×106cpm/mlの
32P−ラベル化プライマーに64℃にて8時間ハイブリ
ダイズせしめた。
【0138】フィルターを室温にて10分間、0.1%
SDS、20mMリン酸ナトリウム(緩衝剤)及び6×S
SC中で1回;37℃にて20分間、緩衝剤及び2×S
SC中で1回;50℃にて20分間、緩衝剤及び2×S
SC中で1回;並びに最後に60℃にて20分間、緩衝
剤及び1×SSC中で洗浄した。フィルターを空気乾燥
し、そして−70℃にて4時間オートラジオグラフ処理
した。
SDS、20mMリン酸ナトリウム(緩衝剤)及び6×S
SC中で1回;37℃にて20分間、緩衝剤及び2×S
SC中で1回;50℃にて20分間、緩衝剤及び2×S
SC中で1回;並びに最後に60℃にて20分間、緩衝
剤及び1×SSC中で洗浄した。フィルターを空気乾燥
し、そして−70℃にて4時間オートラジオグラフ処理
した。
【0139】変異したクローン中に新たなHindIII
制限部位を形成するためにオリゴヌクレオチドプライマ
ーを選択したので、このプライマーとハイブリダイズし
た多数のクローンからのRF−DNAをこの制限酵素に
より消化した。新しいHindIII 制限部位を有する変
異したクローン4.1プラークの1つを拾い、そしてD
G98の培養物中に接種し、ssDNAを培養上清から
調製し、そしてdsRF−DNAを細胞ペレットから調
製した。正しい配列をジデオキシ配列決定法により確認
した。
制限部位を形成するためにオリゴヌクレオチドプライマ
ーを選択したので、このプライマーとハイブリダイズし
た多数のクローンからのRF−DNAをこの制限酵素に
より消化した。新しいHindIII 制限部位を有する変
異したクローン4.1プラークの1つを拾い、そしてD
G98の培養物中に接種し、ssDNAを培養上清から
調製し、そしてdsRF−DNAを細胞ペレットから調
製した。正しい配列をジデオキシ配列決定法により確認
した。
【0140】正しく合成された鎖を単離し、そしてPs
tI及びHindIII (部分的)により、又はHind
III のみにより開裂せしめて発現ベクターに連結した。
tI及びHindIII (部分的)により、又はHind
III のみにより開裂せしめて発現ベクターに連結した。
【0141】D.4.b.発現ベクターの造成 原核性発現のため、コード配列(幾らかの3′非翻訳ヌ
クレオチドと共に)をdsM13−AW701から2つ
の方法で切り出した。第1の方法においては、dsM1
3−AW701をPstIで消化し、そして次にHin
dIII で部分消化してHindIII −PstI TNF
コード配列を得た。(M13−AW701中には幾つか
のHindIII 部位が存在するためHindIII 部分消
化が必要である。)
クレオチドと共に)をdsM13−AW701から2つ
の方法で切り出した。第1の方法においては、dsM1
3−AW701をPstIで消化し、そして次にHin
dIII で部分消化してHindIII −PstI TNF
コード配列を得た。(M13−AW701中には幾つか
のHindIII 部位が存在するためHindIII 部分消
化が必要である。)
【0142】DNA断片の部分消化は、DNAの完全消
化のために必要な制限酵素量の1/10を用いることに
より行うことができる。混合物をその酵素について適当
な温度においてインキュベートし、そして消化混合物の
アリコートを10分間の間隔で1時間まで取り出した。
次に、これらのアリコートをゲルに負荷し、そしてDN
A断片を分析した。必要とされるDNA断片の最高収量
をもたらした時点を制限酵素による調製的消化のために
使用し、そして適切な断片を電気溶出によりゲルから精
製した。
化のために必要な制限酵素量の1/10を用いることに
より行うことができる。混合物をその酵素について適当
な温度においてインキュベートし、そして消化混合物の
アリコートを10分間の間隔で1時間まで取り出した。
次に、これらのアリコートをゲルに負荷し、そしてDN
A断片を分析した。必要とされるDNA断片の最高収量
をもたらした時点を制限酵素による調製的消化のために
使用し、そして適切な断片を電気溶出によりゲルから精
製した。
【0143】TNF遺伝子の3′−非コード配列を含有
するPstI/BamHI断片を、pE4から、酵素P
stI及びBamHIによるDNAの消化の後に精製し
た。HindIII /PstI断片及びPstI/Bam
HI断片は一緒になってコード配列+DNAの600bp
3′非翻訳部分を構成する。2つの断片を次のようにし
て、HindIII /BamHI消化した宿主ベクターp
TRP3に連結した。
するPstI/BamHI断片を、pE4から、酵素P
stI及びBamHIによるDNAの消化の後に精製し
た。HindIII /PstI断片及びPstI/Bam
HI断片は一緒になってコード配列+DNAの600bp
3′非翻訳部分を構成する。2つの断片を次のようにし
て、HindIII /BamHI消化した宿主ベクターp
TRP3に連結した。
【0144】pTRP3(下記を参照のこと)はE.コ
リtrpプロモーター及びリボゾーム結合部位を含有す
る。pTRP3をHindIII 及びBamHIで消化
し、そしてベクター断片をアガロースゲル上で精製し
た。次に、単離された断片を上記のHindIII /Ps
tIセグメント及びPstI/BamHIセグメントと
共に3方連結により連結し、そしてこの混合物を用いて
E.コリMM294をAmpR に形質転換してpAW7
01を得た。
リtrpプロモーター及びリボゾーム結合部位を含有す
る。pTRP3をHindIII 及びBamHIで消化
し、そしてベクター断片をアガロースゲル上で精製し
た。次に、単離された断片を上記のHindIII /Ps
tIセグメント及びPstI/BamHIセグメントと
共に3方連結により連結し、そしてこの混合物を用いて
E.コリMM294をAmpR に形質転換してpAW7
01を得た。
【0145】第2の方法においては、dsM13−AW
701をHindIII により消化し、そして遺伝子を含
有する断片をアガロースゲル上で単離した。この単離さ
れた断片を、HindIII により開裂されBAPにより
処理されたpTRP3に連結し、そしてE.コリMM2
94に形質転換してpAW702を得た。
701をHindIII により消化し、そして遺伝子を含
有する断片をアガロースゲル上で単離した。この単離さ
れた断片を、HindIII により開裂されBAPにより
処理されたpTRP3に連結し、そしてE.コリMM2
94に形質転換してpAW702を得た。
【0146】PL プロモーター及びバシルス・ポジティ
ブ・レトロレギュレトリー配列を含有するpFC54.
t(ATCC39789)又はpPLOP(下記を参照
のこと)を宿主ベクターとして使用することもできる。
これらのベクターをHindIII 及びBamHIにより
消化し、そして制御配列を含有する大プラスミド断片を
アガロース上で精製する。上記のようにして調製したT
NF遺伝子のHindIII /PstI部分及びPstI
/BamHI部分を、3方連結により、これらのベクタ
ーのHindIII 及びBamHI部位に連結してそれぞ
れプラスミドpAW711及びpAW712を得る。
ブ・レトロレギュレトリー配列を含有するpFC54.
t(ATCC39789)又はpPLOP(下記を参照
のこと)を宿主ベクターとして使用することもできる。
これらのベクターをHindIII 及びBamHIにより
消化し、そして制御配列を含有する大プラスミド断片を
アガロース上で精製する。上記のようにして調製したT
NF遺伝子のHindIII /PstI部分及びPstI
/BamHI部分を、3方連結により、これらのベクタ
ーのHindIII 及びBamHI部位に連結してそれぞ
れプラスミドpAW711及びpAW712を得る。
【0147】他の方法として、pE4からの精製された
HindIII 断片を、HindIIIで開されBAPで処
理されたpFC54.t又はpPLOPに連結してそれ
ぞれpAW713及びpAW714を得る。
HindIII 断片を、HindIIIで開されBAPで処
理されたpFC54.t又はpPLOPに連結してそれ
ぞれpAW713及びpAW714を得る。
【0148】D.4.c.原核性宿主中でのTNFの発
現 pAW701及びpAW702をE.コリMM294に
形質転換し、そしてtrpプロモーターを抑制する条件
下で培養物を増殖せしめる。トリプトファンの涸渇によ
る誘導の後、TNFの生産が開始された。同様にして、
pAW711を造成し、そしてE.コリMC1000−
39531中に形質転換し、そして細胞を高温により誘
導した。誘導条件下で数時間培養した後、細胞を音波処
理し、L−929細胞毒性アッセイにより音波処理物が
TNFを含有することを確認した。結果は次の通りであ
る。
現 pAW701及びpAW702をE.コリMM294に
形質転換し、そしてtrpプロモーターを抑制する条件
下で培養物を増殖せしめる。トリプトファンの涸渇によ
る誘導の後、TNFの生産が開始された。同様にして、
pAW711を造成し、そしてE.コリMC1000−
39531中に形質転換し、そして細胞を高温により誘
導した。誘導条件下で数時間培養した後、細胞を音波処
理し、L−929細胞毒性アッセイにより音波処理物が
TNFを含有することを確認した。結果は次の通りであ
る。
【0149】
【表5】 INF活性のユニットはB.5.項に定義した通りであ
る。
る。
【0150】D.4.d.真核性宿主中でのTNFの発
現 前記D.2.d項のcDNAライブラリーから単離され
たベクターpB11はTNFコード配列に作用可能に連
結されたSV40プロモーターを含有する。28個の陽
性にハイブリダイズするコロニーのすべて(特にpE4
及びpB11を含む)はこの連結を含有すると予想さ
れ、そしてそれ由に適当な哺乳動物宿主中で発現するこ
とができる。
現 前記D.2.d項のcDNAライブラリーから単離され
たベクターpB11はTNFコード配列に作用可能に連
結されたSV40プロモーターを含有する。28個の陽
性にハイブリダイズするコロニーのすべて(特にpE4
及びpB11を含む)はこの連結を含有すると予想さ
れ、そしてそれ由に適当な哺乳動物宿主中で発現するこ
とができる。
【0151】従って、pB11を用いてCOS−7モン
キー腎細胞を形質転換し、そしてこの細胞をSV40プ
ロモーターの誘導を行う条件下で培養した。シグナル配
列がpB11中になお存在し、そして哺乳動物細胞系に
おいて機能するため、TNFは培地に分泌された。単層
を形成したCOS−7細胞上の上清中のTNFをL−9
29細胞からの35Sの放出によりアッセイし、次の結果
を得た。
キー腎細胞を形質転換し、そしてこの細胞をSV40プ
ロモーターの誘導を行う条件下で培養した。シグナル配
列がpB11中になお存在し、そして哺乳動物細胞系に
おいて機能するため、TNFは培地に分泌された。単層
を形成したCOS−7細胞上の上清中のTNFをL−9
29細胞からの35Sの放出によりアッセイし、次の結果
を得た。
【0152】
【表6】
【0153】D.5.組換TNFの特徴付け D.5.a.精製 pAW711により形質転換されたE.コリDG95
(MC1000−59531に類似するラムダ溶原株)
を37℃にて標準的増殖培地中で約0.5のOD600 に
増殖せしめ、そして次に温度を42℃に上昇せしめるこ
とにより誘導した。
(MC1000−59531に類似するラムダ溶原株)
を37℃にて標準的増殖培地中で約0.5のOD600 に
増殖せしめ、そして次に温度を42℃に上昇せしめるこ
とにより誘導した。
【0154】2時間後、細胞を音波処理し、そしてL−
929細胞毒性アッセイ(前記)を用いて音波処理物が
TNF活性を含有していることを確認した。次に、音波
処理物をDEAEセファロースカラム(ファルマシア)
に適用し、そして緩衝液(10mM Tris、pH8.
2、1mM NaCl)により洗浄した。10mM Tri
s(pH8.2)中0.02M,0.04M,0.1M、
及び0.8M NaClによる段階的滴出によりTNF
活性を含有する画分を得た。
929細胞毒性アッセイ(前記)を用いて音波処理物が
TNF活性を含有していることを確認した。次に、音波
処理物をDEAEセファロースカラム(ファルマシア)
に適用し、そして緩衝液(10mM Tris、pH8.
2、1mM NaCl)により洗浄した。10mM Tri
s(pH8.2)中0.02M,0.04M,0.1M、
及び0.8M NaClによる段階的滴出によりTNF
活性を含有する画分を得た。
【0155】TNF活性のほとんどが0.04M Na
Clにおいて溶出した。これらの画分を限外濾過により
濃縮し、そして次にフェニルTSK−5PWカラム(L
KB)を用いるHPLCによりさらに精製した。TNF
は0.1Mリン酸ナトリウム(pH7.0)中1.8M硫
酸アンモニウムの存在下でカラムに結合し、そして0に
まで低下する硫酸アンモニウム濃度によりカラムを展開
した場合約0.4M塩化アンモニウムにおいて溶出し
た。TNFを含有する画分を限外濾過により濃縮し、そ
してGH75サイズ分画カラム(アミコン)に適用して
純粋なTNFを得た。
Clにおいて溶出した。これらの画分を限外濾過により
濃縮し、そして次にフェニルTSK−5PWカラム(L
KB)を用いるHPLCによりさらに精製した。TNF
は0.1Mリン酸ナトリウム(pH7.0)中1.8M硫
酸アンモニウムの存在下でカラムに結合し、そして0に
まで低下する硫酸アンモニウム濃度によりカラムを展開
した場合約0.4M塩化アンモニウムにおいて溶出し
た。TNFを含有する画分を限外濾過により濃縮し、そ
してGH75サイズ分画カラム(アミコン)に適用して
純粋なTNFを得た。
【0156】D.5.b.TNFミューテインの分離 等電点電気泳動は、前項に記載したようにして調製され
たTNFが5.8〜6.5の間の異るpI値の幾つかの
種から成ることを示した。すべての主要な種は予想され
た成熟TNF(mTNF)であることが示されたが、汚
染ミューテイン形▽4TNFも存在した。等電点電気泳
動ゲルの結果はTNFの多数の変形体が存在することを
示した。
たTNFが5.8〜6.5の間の異るpI値の幾つかの
種から成ることを示した。すべての主要な種は予想され
た成熟TNF(mTNF)であることが示されたが、汚
染ミューテイン形▽4TNFも存在した。等電点電気泳
動ゲルの結果はTNFの多数の変形体が存在することを
示した。
【0157】調製的規模において▽4TNFからmTN
Fを分離するため、D.5.項に記載したEDTAセフ
ァロースカラムを高度の分画を用いて溶出し、主mTN
Fピークの溶出の前に、約0.03N NaClにおい
て▽4TNFが富化された画分を得た。富化された▽4
TNF画分を濃縮し、そして前記の条件のもとでHPL
CのためにフェニルTSK−5PWカラムに適用した。
Fを分離するため、D.5.項に記載したEDTAセフ
ァロースカラムを高度の分画を用いて溶出し、主mTN
Fピークの溶出の前に、約0.03N NaClにおい
て▽4TNFが富化された画分を得た。富化された▽4
TNF画分を濃縮し、そして前記の条件のもとでHPL
CのためにフェニルTSK−5PWカラムに適用した。
【0158】富化された画分のHPLCは上記のように
約0.4硫酸アンモニウムにおいてmTNF含有ピーク
をもたらし、そして0.1Mホスフェート(pH7)から
脱イオン水への逆グラジエントの場合に溶出する精製さ
れた▽TNFを脱イオン水と共にカラムに適用した。▽
4TNFピーク画分を濃縮し、そして前記のようにして
GH75上でさらに精製し、ゲル上での等電点電気泳動
において5.8のpIを有する均一な▽4TNFを得
た。280nmにおける吸収により同定される、前記のG
H75精製段階から得られる▽TNFピークを含む画分
の比活性を試験した。次の結果が得られた。
約0.4硫酸アンモニウムにおいてmTNF含有ピーク
をもたらし、そして0.1Mホスフェート(pH7)から
脱イオン水への逆グラジエントの場合に溶出する精製さ
れた▽TNFを脱イオン水と共にカラムに適用した。▽
4TNFピーク画分を濃縮し、そして前記のようにして
GH75上でさらに精製し、ゲル上での等電点電気泳動
において5.8のpIを有する均一な▽4TNFを得
た。280nmにおける吸収により同定される、前記のG
H75精製段階から得られる▽TNFピークを含む画分
の比活性を試験した。次の結果が得られた。
【0159】
【表7】 純蛋白について予想されるピークにわたって一貫してい
る平均比活性は1.3×108 U/mgである。これはm
TNFのそれに比べて約10倍高い。 D.5.c.mTNF及び▽4TNFの確認 2種類のTNFのアミノ酸組成が下記の結果をもって比
較された。
る平均比活性は1.3×108 U/mgである。これはm
TNFのそれに比べて約10倍高い。 D.5.c.mTNF及び▽4TNFの確認 2種類のTNFのアミノ酸組成が下記の結果をもって比
較された。
【0160】
【表8】
【0161】両蛋白質は組成について比較した場合cD
NA配列から予想される組成と合理的に一致するが、し
かしながら▽4TNFは2個のセリン、1個のバリン、
及び1個のアルギニン残基を欠いているようであった。
N−末端配列からのこれらの残基の除去は自動蛋白質シ
ーケンサー上での▽4TNFの配列決定により確認さ
れ、最初の10個のアミノ酸の配列が次のように与えら
れた。 Ser-Arg-Thr-Pro-Ser-Asp-Lys-Pro-Val-Ala この配列と図1中の推定アミノ酸配列との比較は、この
配列が最初の4個のアミノ端残基Val-Arg-Arg-Ser を欠
くがこれに続く位置に一致するN−末端配列を有するこ
とを示している。
NA配列から予想される組成と合理的に一致するが、し
かしながら▽4TNFは2個のセリン、1個のバリン、
及び1個のアルギニン残基を欠いているようであった。
N−末端配列からのこれらの残基の除去は自動蛋白質シ
ーケンサー上での▽4TNFの配列決定により確認さ
れ、最初の10個のアミノ酸の配列が次のように与えら
れた。 Ser-Arg-Thr-Pro-Ser-Asp-Lys-Pro-Val-Ala この配列と図1中の推定アミノ酸配列との比較は、この
配列が最初の4個のアミノ端残基Val-Arg-Arg-Ser を欠
くがこれに続く位置に一致するN−末端配列を有するこ
とを示している。
【0162】D.6.▽4TNFの遺伝子の調製及び
E.コリによるその発現 次の配列: 5′−CACTCGGGGTTCGAGACATAAGCTTTGCCTGGGCC −3′ を有する化学合成された精製された15−マーオリゴデ
オキシリボヌクレオチドを用いてプールアウトし、そし
てこれによってメチオニン開始コドンから下流の4個の
N−末端アミノ酸をコードする12ヌクレオチドを除去
した。
E.コリによるその発現 次の配列: 5′−CACTCGGGGTTCGAGACATAAGCTTTGCCTGGGCC −3′ を有する化学合成された精製された15−マーオリゴデ
オキシリボヌクレオチドを用いてプールアウトし、そし
てこれによってメチオニン開始コドンから下流の4個の
N−末端アミノ酸をコードする12ヌクレオチドを除去
した。
【0163】10pmole のオリゴヌクレオチドを2.6
μgのssクローンM13−AW701 DNAに、1
00mM NaCl、20mM Tris−HCl(pH7.
9)、20mM MgCl2 及び20mM β−メルカプト
エタノールを含有する混合物15μl中で、67℃にて
5分間及び42℃にて25分間加熱することによりハイ
ブリダイズせしめた。
μgのssクローンM13−AW701 DNAに、1
00mM NaCl、20mM Tris−HCl(pH7.
9)、20mM MgCl2 及び20mM β−メルカプト
エタノールを含有する混合物15μl中で、67℃にて
5分間及び42℃にて25分間加熱することによりハイ
ブリダイズせしめた。
【0164】アニールされた混合物を氷上で冷却し、そ
して次に0.5mMずつのdNTP、17mM Tris−
HCl(pH7.9)、17mM MgCl2 、83mM N
aCl、17mM β−メルカプトエタノール、及び5ユ
ニットのDNAポリメラーゼI Klenow断片を含
有する反応混合物の25μlの最終容量に調製し、37
℃にて1時間インキュベートした。80℃に加熱するこ
とにより反応を停止し、そして反応混合物を用いてコン
ピテントDG98細胞を形質転換し、寒天プレート上に
プレートし、そして一夜インキュベートしてファージプ
ラークを得た。
して次に0.5mMずつのdNTP、17mM Tris−
HCl(pH7.9)、17mM MgCl2 、83mM N
aCl、17mM β−メルカプトエタノール、及び5ユ
ニットのDNAポリメラーゼI Klenow断片を含
有する反応混合物の25μlの最終容量に調製し、37
℃にて1時間インキュベートした。80℃に加熱するこ
とにより反応を停止し、そして反応混合物を用いてコン
ピテントDG98細胞を形質転換し、寒天プレート上に
プレートし、そして一夜インキュベートしてファージプ
ラークを得た。
【0165】変異したクローンM13−AW701プラ
ークを含有するプレート、及び非変異クローンM13−
AW701ファージプラークを含有する2枚のプレート
を4℃に冷却し、そして第1の乾燥したフィルターを寒
天プレート上に5分間置き、そして第2のフィルターを
25分間置くことにより各プレートからファージプラー
クを2枚のニトロセルロースフィルターに移した。
ークを含有するプレート、及び非変異クローンM13−
AW701ファージプラークを含有する2枚のプレート
を4℃に冷却し、そして第1の乾燥したフィルターを寒
天プレート上に5分間置き、そして第2のフィルターを
25分間置くことにより各プレートからファージプラー
クを2枚のニトロセルロースフィルターに移した。
【0166】次に、これらのフィルターを、0.2M
NaOH、1.5M NaCl及び0.2%トリトンX
−100中に浸漬した厚いフィルター上に置き、そして
0.5M Tris−HCl(pH7.5)及び1.5M
NaClに浸漬したフィルター上に5分間置くことに
より中和した。フィルターを同様にして2×SSCに浸
漬したフィルター上で2回洗浄し、乾燥し、そして次に
真空オーブン中で80℃にて2時間加熱した。
NaOH、1.5M NaCl及び0.2%トリトンX
−100中に浸漬した厚いフィルター上に置き、そして
0.5M Tris−HCl(pH7.5)及び1.5M
NaClに浸漬したフィルター上に5分間置くことに
より中和した。フィルターを同様にして2×SSCに浸
漬したフィルター上で2回洗浄し、乾燥し、そして次に
真空オーブン中で80℃にて2時間加熱した。
【0167】2枚のフィルターを42℃にて4時間、フ
ィルター当り10mlのDNAハイブリダイゼーション緩
衝液〔5×SSC(pH7.0)4×デンハート溶液(ポ
リビニルピロリドン、フィコール及びウシ血清アルブミ
ン、1×=それぞれ0.02%)、0.1%SDS、5
0mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)及び100μ
g/mlの変性サケ精子DNA〕と前ハイブリダイズせし
めた。フィルターを、フィルター当り1〜5mlのDNA
ハイブリダイゼーション緩衝液中5×106cpm/mlの32
P−ラベル化プライマーに64℃にて8時間ハイブリダ
イズせしめた。
ィルター当り10mlのDNAハイブリダイゼーション緩
衝液〔5×SSC(pH7.0)4×デンハート溶液(ポ
リビニルピロリドン、フィコール及びウシ血清アルブミ
ン、1×=それぞれ0.02%)、0.1%SDS、5
0mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)及び100μ
g/mlの変性サケ精子DNA〕と前ハイブリダイズせし
めた。フィルターを、フィルター当り1〜5mlのDNA
ハイブリダイゼーション緩衝液中5×106cpm/mlの32
P−ラベル化プライマーに64℃にて8時間ハイブリダ
イズせしめた。
【0168】フィルターを、室温にて10分間、0.1
%SDS、20mMリン酸ナトリウム(緩衝剤)及び6×
SSC中で1回;37℃にて20分間、緩衝剤及び2×
SSC中で1回;50℃にて20分間、緩衝剤及び2×
SSC中で1回;及び最後に60℃にて20分間、緩衝
剤及び1×SSC中で洗浄した。フィルターを空気乾燥
し、そして−70℃にて4時間オートラジオグラフ処理
した。
%SDS、20mMリン酸ナトリウム(緩衝剤)及び6×
SSC中で1回;37℃にて20分間、緩衝剤及び2×
SSC中で1回;50℃にて20分間、緩衝剤及び2×
SSC中で1回;及び最後に60℃にて20分間、緩衝
剤及び1×SSC中で洗浄した。フィルターを空気乾燥
し、そして−70℃にて4時間オートラジオグラフ処理
した。
【0169】陽性クローンからのRF−DNAをHin
dIII で処理し、そして変異したTNFコード配列を含
有する断片をゲル電気泳動により単離した。回収された
配列をHindIII 開裂されそしてBAP処理されたp
AW711に連結してpAM736を得た。12個のヌ
クレオチドの除去の存在をHindIII 及びPvuIIに
よる制限分析により確認した。pAW711により生成
される146bp HindIII /PvuII断片に比べて
pAW736は134bp HindIII /PvuII断片
を含有する。pAW736は1985年4月10日にA
TCCに寄託され、そしてNo. 53092の受託番号を
有する。
dIII で処理し、そして変異したTNFコード配列を含
有する断片をゲル電気泳動により単離した。回収された
配列をHindIII 開裂されそしてBAP処理されたp
AW711に連結してpAM736を得た。12個のヌ
クレオチドの除去の存在をHindIII 及びPvuIIに
よる制限分析により確認した。pAW711により生成
される146bp HindIII /PvuII断片に比べて
pAW736は134bp HindIII /PvuII断片
を含有する。pAW736は1985年4月10日にA
TCCに寄託され、そしてNo. 53092の受託番号を
有する。
【0170】pAW736で形質転換されたE.コリD
G95を前記のようにして増殖せしめそして誘導した。
音波処理物を前記のようにして調製し、そしてアリコー
トを12.5%SDS−PAGEを用いて分析した。▽
4TNFを正確に前記のようにして音波処理物から精製
し、そして前に調製した▽4TNFと同一であることが
等電点電気泳動により示された。単離された▽4TNF
をL−929細胞毒性アッセイを用いて試験し、そして
約2×108 U/mgの比活性を有することが示された。
G95を前記のようにして増殖せしめそして誘導した。
音波処理物を前記のようにして調製し、そしてアリコー
トを12.5%SDS−PAGEを用いて分析した。▽
4TNFを正確に前記のようにして音波処理物から精製
し、そして前に調製した▽4TNFと同一であることが
等電点電気泳動により示された。単離された▽4TNF
をL−929細胞毒性アッセイを用いて試験し、そして
約2×108 U/mgの比活性を有することが示された。
【0171】D.7.TNFのその他のミューテインの
造成及び活性 D.7.a.造成 D.6項に前記したのと正確に同様の方法により、図1
に示される配列に比べて最初の3〜11個のアミノ酸残
基を欠くTNF除去ミューテインを調製した。図3は得
られるベクターの名称、及び除去を生じさせるために使
用した部位特異的変異誘発において使用したオリゴマー
を示す。この図はまた、▽156−、▽150−、及び
▽140−TNF、並びにdes-ser3des-ser4及びval15s
er16ミューテインのベクターの名称及びこれらの造成の
ために使用したオリゴマーを示す。
造成及び活性 D.7.a.造成 D.6項に前記したのと正確に同様の方法により、図1
に示される配列に比べて最初の3〜11個のアミノ酸残
基を欠くTNF除去ミューテインを調製した。図3は得
られるベクターの名称、及び除去を生じさせるために使
用した部位特異的変異誘発において使用したオリゴマー
を示す。この図はまた、▽156−、▽150−、及び
▽140−TNF、並びにdes-ser3des-ser4及びval15s
er16ミューテインのベクターの名称及びこれらの造成の
ために使用したオリゴマーを示す。
【0172】ser65又はser101 ミューテイン 同様にして、オリゴヌクレオチド指令変異誘発を用い
て、TNF活性を有するがしかしcys69が他のアミノ
酸に変えられているか又は除去されており、そして/又
はcys101 が置き換えられているか又は除去されてい
るミューテインをコードする変異TNF遺伝子を得る。
cys69からser69への例示的な転換のために好まし
いオリゴヌクレオチドプライマーは、 5′−CATGGGTGCTCGGGCTGCCTT −3′ である。
て、TNF活性を有するがしかしcys69が他のアミノ
酸に変えられているか又は除去されており、そして/又
はcys101 が置き換えられているか又は除去されてい
るミューテインをコードする変異TNF遺伝子を得る。
cys69からser69への例示的な転換のために好まし
いオリゴヌクレオチドプライマーは、 5′−CATGGGTGCTCGGGCTGCCTT −3′ である。
【0173】このオリゴヌクレオチドはTNF遺伝子の
コドン69と対合するトリプレット中にT→Aの変化を
有する。同様にして、101位のコドンと対合するトリ
プレットに対応する変化を含むプライマーを用いてcy
s101 をser101 に転換することができる。
コドン69と対合するトリプレット中にT→Aの変化を
有する。同様にして、101位のコドンと対合するトリ
プレットに対応する変化を含むプライマーを用いてcy
s101 をser101 に転換することができる。
【0174】D.4.a項に記載したようにしてpE4
のPst処理により調製されたクローン4.1を、D.
4.a項に記載したのと実質上同様であるがしかし次の
プライマー: 5′−CATGGGTGCTCGGGCTGCCTT −3′ (これは69位のシステインに隣接する配列に相補的で
あるがしかしTGCからAGCへの変化を行うコドンに
相補的なヌクレオチドを含有する)を用いる部位特定変
異誘発にかけた。変異したプラークを前記のようにして
同定しそして配列決定により確認した。
のPst処理により調製されたクローン4.1を、D.
4.a項に記載したのと実質上同様であるがしかし次の
プライマー: 5′−CATGGGTGCTCGGGCTGCCTT −3′ (これは69位のシステインに隣接する配列に相補的で
あるがしかしTGCからAGCへの変化を行うコドンに
相補的なヌクレオチドを含有する)を用いる部位特定変
異誘発にかけた。変異したプラークを前記のようにして
同定しそして配列決定により確認した。
【0175】目的とする変異を含有する1つのプラーク
MB−AW731をAvaI及びPstIで消化し、そ
してこの断片をPstI/AvaIで消化したpAW7
11に連結した。連結混合物をE.コリMC1000・
39531に形質転換してAmpR にし、そしてプライ
マープローブを用いて形質転換体を正しい配列について
スクリーニングした。pAW731と称する1つのコロ
ニーを変形された配列の発現のために用いた。pAW7
31は1985年1月25日にATCCに寄託され、そ
して受託番号No. 53007を有する。同様にして、s
er101 TNFのための発現ベクターであるpAW74
1を調製した。
MB−AW731をAvaI及びPstIで消化し、そ
してこの断片をPstI/AvaIで消化したpAW7
11に連結した。連結混合物をE.コリMC1000・
39531に形質転換してAmpR にし、そしてプライ
マープローブを用いて形質転換体を正しい配列について
スクリーニングした。pAW731と称する1つのコロ
ニーを変形された配列の発現のために用いた。pAW7
31は1985年1月25日にATCCに寄託され、そ
して受託番号No. 53007を有する。同様にして、s
er101 TNFのための発現ベクターであるpAW74
1を調製した。
【0176】システイン−69及び/又はシステイン−
101が除去されたTNFミューテインをコードするD
NA配列を用いてN−末端又はC−末端が除去されたミ
ューテインを変形して対応する“ダブル”ミューテイン
形を得る。これらのミューテインのための発現ベクター
を、これらの変形を含有するDNAコード領域のスイッ
チ部分を適切な制限酵素を用いて断片化して上に調製し
たベクターに入れることにより造成する。
101が除去されたTNFミューテインをコードするD
NA配列を用いてN−末端又はC−末端が除去されたミ
ューテインを変形して対応する“ダブル”ミューテイン
形を得る。これらのミューテインのための発現ベクター
を、これらの変形を含有するDNAコード領域のスイッ
チ部分を適切な制限酵素を用いて断片化して上に調製し
たベクターに入れることにより造成する。
【0177】ser69,ser101 、及びser69se
r101 TNF形をそれぞれプラスミドpAW731,p
AW732、又はpAW735から得る。特に、プラス
ミドpAW731は広範に前記されており、pAW73
2及びpAW735はser10TNF及びser69se
r101 TNFをコードし、そして同様にして製造され
る。こうして得られた発現ベクターをE.コリに形質転
換し、そして細胞を培養し、そして上記のようにして誘
導して目的の蛋白質を得る。得られるTNFミューテイ
ンはmTNFに匹敵して活性である。
r101 TNF形をそれぞれプラスミドpAW731,p
AW732、又はpAW735から得る。特に、プラス
ミドpAW731は広範に前記されており、pAW73
2及びpAW735はser10TNF及びser69se
r101 TNFをコードし、そして同様にして製造され
る。こうして得られた発現ベクターをE.コリに形質転
換し、そして細胞を培養し、そして上記のようにして誘
導して目的の蛋白質を得る。得られるTNFミューテイ
ンはmTNFに匹敵して活性である。
【0178】D.7.b.他のミューテインの発現 pAW731を担持するE.コリMC1000−395
1を増殖せしめそしてD.5.a.項に記載したように
して高温において誘導した。誘導された細胞からの音波
処理物をアッセイし、そしてpAW711形質転換体と
およそ同じml当りのTNF活性を有することが見出され
た。しかしながら、SDS分析は、これらの抽出物中の
17kb TNF蛋白質の量は約5倍少なく、ser69T
NFの比活性は変化していない蛋白質のそれよりも高い
ことが示された。
1を増殖せしめそしてD.5.a.項に記載したように
して高温において誘導した。誘導された細胞からの音波
処理物をアッセイし、そしてpAW711形質転換体と
およそ同じml当りのTNF活性を有することが見出され
た。しかしながら、SDS分析は、これらの抽出物中の
17kb TNF蛋白質の量は約5倍少なく、ser69T
NFの比活性は変化していない蛋白質のそれよりも高い
ことが示された。
【0179】後に記載する方法に従って、精製され(9
5%)た未変化の蛋白質をDTT及びヨードアセテート
で処理することにより還元しそしてアルキル化した。未
処理の蛋白質は2.6×104 U/mlの活性を有してい
たが、還元された蛋白質、又は還元されアルキル化され
た蛋白質は4.4〜4.8×104 U/mlの活性を有し
ていた。
5%)た未変化の蛋白質をDTT及びヨードアセテート
で処理することにより還元しそしてアルキル化した。未
処理の蛋白質は2.6×104 U/mlの活性を有してい
たが、還元された蛋白質、又は還元されアルキル化され
た蛋白質は4.4〜4.8×104 U/mlの活性を有し
ていた。
【0180】
【表9】
【0181】pAW711について前記したのと全く類
似する方法により、TNFのN−末端除去ミューテイン
をコードする図3に記載するプラスミドをE.コリに形
質転換し、そして形質転換された細胞を培養し、そして
誘導して目的蛋白質の生産を得た。mTNF及び▽4T
NFについて前記したのと同様にして、こうして得られ
た組換蛋白質を精製しそしてアッセイした。L−929
細胞毒性アッセイにおいて、これらのミューテインの比
活性は▽6−8TNFを最高とするベル形曲線を示し
た。これらのミューテインの比活性はmTNFのそれよ
りも5〜10倍高いと算定される。これらの結果を図4
に示す。
似する方法により、TNFのN−末端除去ミューテイン
をコードする図3に記載するプラスミドをE.コリに形
質転換し、そして形質転換された細胞を培養し、そして
誘導して目的蛋白質の生産を得た。mTNF及び▽4T
NFについて前記したのと同様にして、こうして得られ
た組換蛋白質を精製しそしてアッセイした。L−929
細胞毒性アッセイにおいて、これらのミューテインの比
活性は▽6−8TNFを最高とするベル形曲線を示し
た。これらのミューテインの比活性はmTNFのそれよ
りも5〜10倍高いと算定される。これらの結果を図4
に示す。
【0182】さらに、これらのミューテインは、組換生
産の条件下でmTNFよりも均一な形で生産されるよう
である。これは図5及び図6に例示されており、これら
はそれぞれ、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動及
び等電点電気泳動ゲルにかけられた場合のmTNF及び
種々のミューテインの精製された調製物を示す。各図
は、pAW711(mTNF)、並びにそれぞれ4,
6,7,8,9、及び10個のN−末端アミノ酸を欠く
pAW736,pAW739,pAW737,pAW7
40,pAW741及びpAW742の発現生成物につ
いての結果を示す。
産の条件下でmTNFよりも均一な形で生産されるよう
である。これは図5及び図6に例示されており、これら
はそれぞれ、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動及
び等電点電気泳動ゲルにかけられた場合のmTNF及び
種々のミューテインの精製された調製物を示す。各図
は、pAW711(mTNF)、並びにそれぞれ4,
6,7,8,9、及び10個のN−末端アミノ酸を欠く
pAW736,pAW739,pAW737,pAW7
40,pAW741及びpAW742の発現生成物につ
いての結果を示す。
【0183】図5において、すべての蛋白質は均一のよ
うであり、調製物が単離された蛋白質のサイズに関して
純粋であることを示している。しかしながら、図6の結
果は、pAW711(mTNF)発現の生成物がpI値
を異にする蛋白質の混合物であること示し、従って一次
配列の側鎖の変形を示している。pAW736の生成物
は変形した側鎖を有する少量の蛋白質を含有するようで
あるが、その他のプラスミドの発現生成物はきれいなよ
うである。
うであり、調製物が単離された蛋白質のサイズに関して
純粋であることを示している。しかしながら、図6の結
果は、pAW711(mTNF)発現の生成物がpI値
を異にする蛋白質の混合物であること示し、従って一次
配列の側鎖の変形を示している。pAW736の生成物
は変形した側鎖を有する少量の蛋白質を含有するようで
あるが、その他のプラスミドの発現生成物はきれいなよ
うである。
【0184】D.8.インビボアッセイの結果 組換生産されたmTNF(rTNF)はB.5.b.項
に前記したインビボアッセイにおいて活性であった。図
7及び図8は、ネズミの線維肉腫及びの増殖及び宿主の
生存に対するrTNFの0.5,1.0及び2.0μg
の注射の効果を示す。これらのアッセイにおいて、TN
Fの各示された投与レベルは個々の注射当たりの量を示
す。注射は腫瘍を移植した後9日に開始し、そして1日
おきに合計6回の注射の間継続した。
に前記したインビボアッセイにおいて活性であった。図
7及び図8は、ネズミの線維肉腫及びの増殖及び宿主の
生存に対するrTNFの0.5,1.0及び2.0μg
の注射の効果を示す。これらのアッセイにおいて、TN
Fの各示された投与レベルは個々の注射当たりの量を示
す。注射は腫瘍を移植した後9日に開始し、そして1日
おきに合計6回の注射の間継続した。
【0185】図7は、TNF注射の開始を示す0時点か
ら始まる腫瘍の増殖に対するTNFの効果を示す。底線
にそう矢印は投与時を示す。これらの結果は、静脈内投
与された6×0.5μgのrTNFさえ、対照と比較し
て腫瘍体積の有意な増加を防止することを示している。
図8は、TNF注射の最終日としての0時点(すなわち
図7の10日目)から始まる生存率を示す。この結果は
生存率(%)が3投与レベルのすべてにおいて劇的に改
良されることを示している。
ら始まる腫瘍の増殖に対するTNFの効果を示す。底線
にそう矢印は投与時を示す。これらの結果は、静脈内投
与された6×0.5μgのrTNFさえ、対照と比較し
て腫瘍体積の有意な増加を防止することを示している。
図8は、TNF注射の最終日としての0時点(すなわち
図7の10日目)から始まる生存率を示す。この結果は
生存率(%)が3投与レベルのすべてにおいて劇的に改
良されることを示している。
【0186】MCF−7腫瘍を移植されたマウスにおい
て、腫瘍移植後7日に静脈内TNF注射を始めた。第1
の注射(2μg)は毒性であり(10マウス中5マウス
が死亡)、そして合計5回の追加の間1日おきに行われ
たその後の注射は、1μg/マウスで行った。マウスに
はさらに、1μgのエストラジオールを筋肉内に0日、
2日、4日、7日、9日及び11日目に注射した。14
日間にわたり、TNFを注射されたマウスの腫瘍体積は
30mm3 から50mm3 にわずかに増加したが、対照のそ
れは30mm3 から130mm3 に増加した。
て、腫瘍移植後7日に静脈内TNF注射を始めた。第1
の注射(2μg)は毒性であり(10マウス中5マウス
が死亡)、そして合計5回の追加の間1日おきに行われ
たその後の注射は、1μg/マウスで行った。マウスに
はさらに、1μgのエストラジオールを筋肉内に0日、
2日、4日、7日、9日及び11日目に注射した。14
日間にわたり、TNFを注射されたマウスの腫瘍体積は
30mm3 から50mm3 にわずかに増加したが、対照のそ
れは30mm3 から130mm3 に増加した。
【0187】D.9.pPLOPの造成 pPLOPは1984年12月18日にATCCに寄託
され、そして受託番号No. 39947を有する。その造
成を下に記載する。 D.9.a.複製開始点 pCS3は高温においてpPLOP宿主ベクターの高コ
ピー数をもたらす複製開始点を提供する。その造成は1
983年10月14日に出願された米国特許出願No. 5
41,948に広範に記載されている(これを引用によ
りこの明細書に組み入れる)。pCS3は1982年6
月3日に寄託されており、そして受託番号ATCC N
o. 39142を有する。
され、そして受託番号No. 39947を有する。その造
成を下に記載する。 D.9.a.複製開始点 pCS3は高温においてpPLOP宿主ベクターの高コ
ピー数をもたらす複製開始点を提供する。その造成は1
983年10月14日に出願された米国特許出願No. 5
41,948に広範に記載されている(これを引用によ
りこの明細書に組み入れる)。pCS3は1982年6
月3日に寄託されており、そして受託番号ATCC N
o. 39142を有する。
【0188】pCS3はpEW27及びpOP9に由来
する。pEW27はE.M.Wong, Proc.Natl.Sci. (USA)
(1982) 79:3570に記載されている。このものはその複
製開始点の近傍にコピー数の温度制御をもたらす変異を
含有する。これらの変異の結果として、高温において高
コピー数の複製が生ずるが、しかし低温においては低コ
ピー数の複製が生ずる。
する。pEW27はE.M.Wong, Proc.Natl.Sci. (USA)
(1982) 79:3570に記載されている。このものはその複
製開始点の近傍にコピー数の温度制御をもたらす変異を
含有する。これらの変異の結果として、高温において高
コピー数の複製が生ずるが、しかし低温においては低コ
ピー数の複製が生ずる。
【0189】pOP9は全温度において高コピー数のプ
ラスミドであり、このものはColE1タイプのプラス
ミドpOP6〔Gelfand, D. 等、Proc.Natl.Acad.Sci.
(USA) (1978) 75 :5869〕からのEcoRI/PvuII
開始点含有断片をpBR322に挿入することにより造
成された。挿入前に、この断片は次のようにして変形さ
れた。50μgのpOP6を20ユニットずつのBam
HI及びSstIにより完全消化した。
ラスミドであり、このものはColE1タイプのプラス
ミドpOP6〔Gelfand, D. 等、Proc.Natl.Acad.Sci.
(USA) (1978) 75 :5869〕からのEcoRI/PvuII
開始点含有断片をpBR322に挿入することにより造
成された。挿入前に、この断片は次のようにして変形さ
れた。50μgのpOP6を20ユニットずつのBam
HI及びSstIにより完全消化した。
【0190】SstI 3′突出末端を除去しそしてB
am5′末端をフィルインするため、消化されたpOP
6 DNAをE.コリDNAポリメラーゼI(Klen
ow)により、まず3′SstI突出末端を除去するた
めに20℃における、及び次に5′末端を修復するため
に9℃における2段階反応において処理した。
am5′末端をフィルインするため、消化されたpOP
6 DNAをE.コリDNAポリメラーゼI(Klen
ow)により、まず3′SstI突出末端を除去するた
めに20℃における、及び次に5′末端を修復するため
に9℃における2段階反応において処理した。
【0191】平滑末端断片を消化しそして0.02pmol
e を使用してコンピテントDG75〔O'Farrell, P. 等
J.Bacteriology (1978) 134 :645-654 〕を形質転換し
た。形質転換体を50μg/mlアンピシリンを含有する
Lプレート上で選択し、そして3.3kbの除去、Sst
I部位の喪失、及び新たに形成されたBamHI部位の
存在についてスクリーニングした。
e を使用してコンピテントDG75〔O'Farrell, P. 等
J.Bacteriology (1978) 134 :645-654 〕を形質転換し
た。形質転換体を50μg/mlアンピシリンを含有する
Lプレート上で選択し、そして3.3kbの除去、Sst
I部位の喪失、及び新たに形成されたBamHI部位の
存在についてスクリーニングした。
【0192】pOP7と称する1つの候補を選択し、そ
して25μgのpOP7を20ユニットのBamHIで
消化し、E.コリDNAポリメラーゼI断片(Klen
ow)で修復し、そしてT4DNAリガーゼにより再連
結することによりBamHI部位を除去した。コンピテ
ントDG75を0.1μgのDNAで処理し、そして形
質転換体を50μg/mlのアンピシリンを含有するLプ
レート上で選択した。候補をBamHI制限部位の喪失
についてスクリーニングした。pOP8を選択した。p
OP9を得るため、pBR322からのAvaI(修
復)/EcoRITetR 断片を調製し、そして単離
し、そしてpOP8からの単離されたPvuII(修復)
/EcoRI 3560bp断片に連結した。
して25μgのpOP7を20ユニットのBamHIで
消化し、E.コリDNAポリメラーゼI断片(Klen
ow)で修復し、そしてT4DNAリガーゼにより再連
結することによりBamHI部位を除去した。コンピテ
ントDG75を0.1μgのDNAで処理し、そして形
質転換体を50μg/mlのアンピシリンを含有するLプ
レート上で選択した。候補をBamHI制限部位の喪失
についてスクリーニングした。pOP8を選択した。p
OP9を得るため、pBR322からのAvaI(修
復)/EcoRITetR 断片を調製し、そして単離
し、そしてpOP8からの単離されたPvuII(修復)
/EcoRI 3560bp断片に連結した。
【0193】1.42kb EcoRI/AvaI(修
復)TerR (断片A)と3.56kbEcoRI/Pv
oII AmpR (断片B)の連結はEcoRI末端の分
子間連結を促進するため2段階反応において0.5μg
の断片B及び4.5μgの断片Aを用いた。
復)TerR (断片A)と3.56kbEcoRI/Pv
oII AmpR (断片B)の連結はEcoRI末端の分
子間連結を促進するため2段階反応において0.5μg
の断片B及び4.5μgの断片Aを用いた。
【0194】コンピテントDG75を5μlの連結混合
物で形質転換し、そして形質転換体をアンピシリン(5
0μg/ml)含有プレート上で選択した。AmpR T
etR 形質転換体から単離されたpOP9は、高コピー
数、コリシン耐性、EcoRI,BamHI,PvoII
及びHindIII のための1個の制限部位、HincII
のための2個の制限部位、並びに適切なサイズ及びHa
eIII 消化パターンを示した。
物で形質転換し、そして形質転換体をアンピシリン(5
0μg/ml)含有プレート上で選択した。AmpR T
etR 形質転換体から単離されたpOP9は、高コピー
数、コリシン耐性、EcoRI,BamHI,PvoII
及びHindIII のための1個の制限部位、HincII
のための2個の制限部位、並びに適切なサイズ及びHa
eIII 消化パターンを示した。
【0195】pCS3を得るため、50μgのpEW2
7 DNAをPvuII及びEcoRIにより完全消化し
た。同様に、50μgのpOP9をPvuII及びEco
RIにより完全消化し、そして3.3kb断片を単離し
た。0.36μg(0.327pmole )のpEW27断
片及び0.35μg(0.16pmole )のpOP9断片
を連結し、そしてE.コリMM294を形質転換するの
に用いた。AmpR TetR 形質転換体を選択した。
好結果のコロニーをまず30℃及び41℃においてβ−
ラクタマーゼアッセイプレート上でスクリーニングし、
そして次に30℃及び41℃における増殖の後にプラス
ミドDNAレベルについてスクリーニングした。pCS
3と称する好結果の候補を配列決定により確認した。
7 DNAをPvuII及びEcoRIにより完全消化し
た。同様に、50μgのpOP9をPvuII及びEco
RIにより完全消化し、そして3.3kb断片を単離し
た。0.36μg(0.327pmole )のpEW27断
片及び0.35μg(0.16pmole )のpOP9断片
を連結し、そしてE.コリMM294を形質転換するの
に用いた。AmpR TetR 形質転換体を選択した。
好結果のコロニーをまず30℃及び41℃においてβ−
ラクタマーゼアッセイプレート上でスクリーニングし、
そして次に30℃及び41℃における増殖の後にプラス
ミドDNAレベルについてスクリーニングした。pCS
3と称する好結果の候補を配列決定により確認した。
【0196】D.9.b.PL NRBS 挿入部の調製 PL ファージプロモーター及びN−遺伝子(NRBS )の
ためのリボゾーム結合部位を含有するDNA配列をpF
C5から、そして最終的にShimatake 及び Rosenberg,
Nature (1981) 292 :128 により掲載されたpKC30
の誘導体から得た。pKC30はpBR322からのH
indIII /BamHIベクター断片中にクローン化さ
れたラムダファージからの2.34kb断片を含有する。
PL プロモーター及びNRBS はpKC30中BglII及
びHpaI部位間を占める。pKC30はEcoRI部
位に転換されたBglII部位を有する。
ためのリボゾーム結合部位を含有するDNA配列をpF
C5から、そして最終的にShimatake 及び Rosenberg,
Nature (1981) 292 :128 により掲載されたpKC30
の誘導体から得た。pKC30はpBR322からのH
indIII /BamHIベクター断片中にクローン化さ
れたラムダファージからの2.34kb断片を含有する。
PL プロモーター及びNRBS はpKC30中BglII及
びHpaI部位間を占める。pKC30はEcoRI部
位に転換されたBglII部位を有する。
【0197】PL プロモーターにすぐ先行するBglII
を次のようにしてEcoRI部位に転換した。pKC3
0をBglIIにより消化し、Klenow及びdNTP
で修復し、そしてT4リガーゼによりEcoRIリンカ
ー(ニューイングランド ビオラブスから入手)に連結
し、そしてE.コリK12株MM294ラムダ+ に転換
した。プラスミドをAmpR TetR 形質転換体から
単離し、そして所望の配列を制限分析及び配列決定によ
り確認した。
を次のようにしてEcoRI部位に転換した。pKC3
0をBglIIにより消化し、Klenow及びdNTP
で修復し、そしてT4リガーゼによりEcoRIリンカ
ー(ニューイングランド ビオラブスから入手)に連結
し、そしてE.コリK12株MM294ラムダ+ に転換
した。プラスミドをAmpR TetR 形質転換体から
単離し、そして所望の配列を制限分析及び配列決定によ
り確認した。
【0198】生じたプラスミドpFC3をPvuI及び
HpaIにより2重消化して約540bpの単離された断
片を得、そしてKlenow及びdATPで処理し、次
にS1ヌクレアーゼで処理して3′末端配列−AGGAGAA
(−AGGAGA部分はNRBS である)を有する平滑末端断片
を生成せしめた。この断片をEcoRIで制限処理して
5′−EcoRI(接着末端)及びHinfI(部分修
復、S1平滑)−3′末端を有する347塩基対DNA
断片を得る。
HpaIにより2重消化して約540bpの単離された断
片を得、そしてKlenow及びdATPで処理し、次
にS1ヌクレアーゼで処理して3′末端配列−AGGAGAA
(−AGGAGA部分はNRBS である)を有する平滑末端断片
を生成せしめた。この断片をEcoRIで制限処理して
5′−EcoRI(接着末端)及びHinfI(部分修
復、S1平滑)−3′末端を有する347塩基対DNA
断片を得る。
【0199】pFC5を完成するため、pβI−Z15
を用いてNRBS の3′にHindIII 部位を形成した。
pβI−Z15は1984年1月13日にATCC N
o. 39578として寄託された。これは、ATG+l
acZに融合したβ−IFNの140bpを含有する配列
をpBR322に融合せしめることによって調製され
た。pβI−Z15においては、pBR322のEco
RI部位が維持されており、そして挿入部はβ−IFN
のATG開始コドンにすぐ先行するHindIII 部位に
含有する。pβI−Z15をHindIII で制限処理
し、Klenow及びdNTPで修復し、そして次にE
coRIにより消化した。
を用いてNRBS の3′にHindIII 部位を形成した。
pβI−Z15は1984年1月13日にATCC N
o. 39578として寄託された。これは、ATG+l
acZに融合したβ−IFNの140bpを含有する配列
をpBR322に融合せしめることによって調製され
た。pβI−Z15においては、pBR322のEco
RI部位が維持されており、そして挿入部はβ−IFN
のATG開始コドンにすぐ先行するHindIII 部位に
含有する。pβI−Z15をHindIII で制限処理
し、Klenow及びdNTPで修復し、そして次にE
coRIにより消化した。
【0200】生じたEcoRI/HindIII (修復)
ベクター断片を上記のEcoRI/HinfI(修復)
断片に連結し、そして連結混合物を用いてMC1000
−39531を形質転換した。好結果の造成物を含有す
る形質転換体を、ラクトース最少培地上で34℃にて増
殖するが30℃にて増殖しない能力により同定した。
ベクター断片を上記のEcoRI/HinfI(修復)
断片に連結し、そして連結混合物を用いてMC1000
−39531を形質転換した。好結果の造成物を含有す
る形質転換体を、ラクトース最少培地上で34℃にて増
殖するが30℃にて増殖しない能力により同定した。
【0201】(形質転換体を30℃及び34℃において
X−gal−Ampプレート上に、並びに30℃及び3
4℃において最少ラクトースプレート上にプレートし
た。適切な造成物を有する形質転換体は両温度において
X−gal−Ampプレート上で青色であるが、最少ラ
クトース培地上では34℃においてのみ増殖する。)良
結果の造成物をpFC5と称した。
X−gal−Ampプレート上に、並びに30℃及び3
4℃において最少ラクトースプレート上にプレートし
た。適切な造成物を有する形質転換体は両温度において
X−gal−Ampプレート上で青色であるが、最少ラ
クトース培地上では34℃においてのみ増殖する。)良
結果の造成物をpFC5と称した。
【0202】D.9.c.pPLOPの完成 次に、PL 及びNRBS 制限配列を設けるためにpCS3
を変形した。pCS3をHindIII で消化し、そして
次にEcoRIで消化した。ベクター断片をP L NRBS
を含有するpFC5からの単離されたEcoRI/Hi
ndIII と連結し、そしてE.コリMM294に形質転
換した。単離されたプラスミドDNAの正しい構成を制
限分析及び配列決定により確認し、そしてプラスミドを
pPLOPと命名した。
を変形した。pCS3をHindIII で消化し、そして
次にEcoRIで消化した。ベクター断片をP L NRBS
を含有するpFC5からの単離されたEcoRI/Hi
ndIII と連結し、そしてE.コリMM294に形質転
換した。単離されたプラスミドDNAの正しい構成を制
限分析及び配列決定により確認し、そしてプラスミドを
pPLOPと命名した。
【0203】D.10.pTRP3の造成 pTRP3は1984年12月18日にATCCに寄託
され、そして受託番号No. 39946を有する。この造
成は次の通りである。HindIII 部位の後にtrp制
御配列を含有する宿主ベクターを造成するため、アテヌ
エーター領域を欠くtrpプロモーター/オペレーター
/リボゾーム結合部位配列を、スタンホード大学C.Yano
fskyから入手したpVH153から得た。trp配列は
当業界においてよく知られた種々のプラスミドから得ら
れる。
され、そして受託番号No. 39946を有する。この造
成は次の通りである。HindIII 部位の後にtrp制
御配列を含有する宿主ベクターを造成するため、アテヌ
エーター領域を欠くtrpプロモーター/オペレーター
/リボゾーム結合部位配列を、スタンホード大学C.Yano
fskyから入手したpVH153から得た。trp配列は
当業界においてよく知られた種々のプラスミドから得ら
れる。
【0204】pVH153をHhaI(これは、露出さ
れた3′接着末端を残してtrpプロモーターのちょう
ど5′を切断する)により処理し、Klenowにより
平滑末端化し、そしてTagIにより部分分解した。t
rpリーダーのATG開始コドンに先行する6ヌクレオ
チドであるTagI部位における制限に対応する99bp
断片を単離し、そして次にEcoRI(修復)/Cla
I消化されたpBR322に連結してpTRP3を得
た。
れた3′接着末端を残してtrpプロモーターのちょう
ど5′を切断する)により処理し、Klenowにより
平滑末端化し、そしてTagIにより部分分解した。t
rpリーダーのATG開始コドンに先行する6ヌクレオ
チドであるTagI部位における制限に対応する99bp
断片を単離し、そして次にEcoRI(修復)/Cla
I消化されたpBR322に連結してpTRP3を得
た。
【0205】下記のプラスミドがアメリカン・タイプ・
カルチュア・コレクション,ロックビル,MD,米国
(ATCCに寄託された。これらの寄託は特許手続上の
微生物の寄託の国際的承認に関するブタペスト条約及び
その規則(ブタペスト条約)の規定のもとになされた。
これは、寄託の日から30年間にわたる生存培養物の維
持を保証する。
カルチュア・コレクション,ロックビル,MD,米国
(ATCCに寄託された。これらの寄託は特許手続上の
微生物の寄託の国際的承認に関するブタペスト条約及び
その規則(ブタペスト条約)の規定のもとになされた。
これは、寄託の日から30年間にわたる生存培養物の維
持を保証する。
【0206】これらの生物は、ブタペスト条約に基き、
そして該当する米国特許が発効した後に無制限の入手可
能性を保証する出願人とATCCとの合意に従って、A
TCCから入手可能にされるであろう。寄託された菌株
の入手可能性は、いずれかの政府の権威のもとにその特
許法に従って与えられた権利を侵害して発明を実施する
許諾であると解釈してはならない。
そして該当する米国特許が発効した後に無制限の入手可
能性を保証する出願人とATCCとの合意に従って、A
TCCから入手可能にされるであろう。寄託された菌株
の入手可能性は、いずれかの政府の権威のもとにその特
許法に従って与えられた権利を侵害して発明を実施する
許諾であると解釈してはならない。
【0207】
【表10】
【図1】図1はpE4の完全ヌクレオチド配列及びヒト
TNFの推定されるアミノ酸配列を示す。
TNFの推定されるアミノ酸配列を示す。
【図2】図2はpE4中の挿入部の制限地図を示す。
【図3】図3は発現用プラスミド及び種々のTNFミュ
ーテインのためのそれらを造成するために使用されたオ
リゴマーを示す図である。
ーテインのためのそれらを造成するために使用されたオ
リゴマーを示す図である。
【図4】図4は幾つかのTNFミューテインの比活性の
比較を示すグラフである。
比較を示すグラフである。
【図5】図5は精製された組換TNF(rTNF)ミュ
ーテインに対して行われたSDSゲルを示す電気泳動図
である。
ーテインに対して行われたSDSゲルを示す電気泳動図
である。
【図6】図6は精製されたrTNFミューテインに対し
て行われた等電点電気泳動ゲルの結果を示す図である。
て行われた等電点電気泳動ゲルの結果を示す図である。
【図7】図7は腫瘍担持マウスにおけるTNF活性のイ
ンビボ試験の結果を示すグラフである。
ンビボ試験の結果を示すグラフである。
【図8】図8は腫瘍担持マウスにおけるTNF活性のイ
ンビボ試験の結果を示すグラフである。
ンビボ試験の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/21 8828−4B 5/10 C12P 21/02 L 9282−4B // A61K 38/00 ADU (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:91) A61K 37/02 ADU (31)優先権主張番号 760661 (32)優先日 1985年7月30日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ワング,アリス エム. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94596, ウォールナット クリーク,プロビデンス コート 2423 (72)発明者 ラドナー,マーサ ビー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94804, リッチモンド,バレット アベニュ 2800 (72)発明者 クリーセイ,アブラ エー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94611, ピードモント,ランドン コート 8 (72)発明者 リン,レオ エス. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94539, フリーモント,ロス ピノス ストリート 40880 (72)発明者 バン アレスデル,ジャネル エヌ. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94804, リッチモンド,サーティファースト スト リート 519
Claims (3)
- 【請求項1】 次のアミノ酸配列: X−Ser Asp Lys Pro Val Ala His Val Val Ala Asn Pro Gln Ala Glu Gly Gln Leu Gln Trp Leu Asn Arg Arg Ala Asn Ala Leu Leu Ala Asn Gly Val Glu Leu Arg Asp Asn Gln Leu Val Val Pro Ser Glu Gly Leu Tyr Leu Ile Tyr Ser Gln Val Leu Phe Lys Gly Gln Gly X01 Pro Ser Thr His Val Leu Leu Thr His Thr Ile Ser Arg Ile Ala Val Ser Tyr Gln Thr Lys Val Asn Leu Leu Ser Ala Ile Lys Ser Pro X02 Gln Arg Glu Thr Pro Glu Gly Ala Glu Ala Lys Pro Trp Tyr Glu Pro Ile Tyr Leu Gly Gly Val Phe Gln Leu Glu Lys Gly Asp Arg Leu Ser Ala Glu Ile Asn Arg Pro Asp Tyr Leu Asp Phe Ala Glu Ser Gly Gln Val Tyr Phe Gly Ile Ile Ala Leu (上記アミノ酸配列において: (1)Xはアミノ酸配列: Val Arg Ser Ser Ser Arg T
hr Proを表わし、X01はCys以外のアミノ酸を表わ
し、そしてX02はCysを表わすか;あるいは(2)X
はアミノ酸配列: Val Arg Ser Ser Ser Arg Thr Proを
表わし、X01はCys以外のアミノ酸を表わし、そして
X02はCys以外のアミノ酸を表わし;あるいは(3)
Xはアミノ酸配列: Ser Arg Thr Proを表わし、X01は
Cysを表わし、そしてX02はCysを表わし;あるい
は(4)Xは存在せず、X01はCysを表わし、そして
X02はCysを表わす)により表わされる腫瘍壊死因子
ミューテインをコードするDNA。 - 【請求項2】 次のアミノ酸配列: X−Ser Asp Lys Pro Val Ala His Val Val Ala Asn Pro Gln Ala Glu Gly Gln Leu Gln Trp Leu Asn Arg Arg Ala Asn Ala Leu Leu Ala Asn Gly Val Glu Leu Arg Asp Asn Gln Leu Val Val Pro Ser Glu Gly Leu Tyr Leu Ile Tyr Ser Gln Val Leu Phe Lys Gly Gln Gly X01 Pro Ser Thr His Val Leu Leu Thr His Thr Ile Ser Arg Ile Ala Val Ser Tyr Gln Thr Lys Val Asn Leu Leu Ser Ala Ile Lys Ser Pro X02 Gln Arg Glu Thr Pro Glu Gly Ala Glu Ala Lys Pro Trp Tyr Glu Pro Ile Tyr Leu Gly Gly Val Phe Gln Leu Glu Lys Gly Asp Arg Leu Ser Ala Glu Ile Asn Arg Pro Asp Tyr Leu Asp Phe Ala Glu Ser Gly Gln Val Tyr Phe Gly Ile Ile Ala Leu (上記アミノ酸配列において: (1)Xはアミノ酸配列: Val Arg Ser Ser Ser Arg T
hr Proを表わし、X01はCys以外のアミノ酸を表わ
し、そしてX02はCysを表わすか;あるいは(2)X
はアミノ酸配列: Val Arg Ser Ser Ser Arg Thr Proを
表わし、X01はCys以外のアミノ酸を表わし、そして
X02はCys以外のアミノ酸を表わし;あるいは(3)
Xはアミノ酸配列: Ser Arg Thr Proを表わし、X01は
Cysを表わし、そしてX02はCysを表わし;あるい
は(4)Xは存在せず、X01はCysを表わし、そして
X02はCysを表わす)により表わされる腫瘍壊死因子
ミューテインをコードするDNAを含んで成るベクタ
ー。 - 【請求項3】 次のアミノ酸配列: X−Ser Asp Lys Pro Val Ala His Val Val Ala Asn Pro Gln Ala Glu Gly Gln Leu Gln Trp Leu Asn Arg Arg Ala Asn Ala Leu Leu Ala Asn Gly Val Glu Leu Arg Asp Asn Gln Leu Val Val Pro Ser Glu Gly Leu Tyr Leu Ile Tyr Ser Gln Val Leu Phe Lys Gly Gln Gly X01 Pro Ser Thr His Val Leu Leu Thr His Thr Ile Ser Arg Ile Ala Val Ser Tyr Gln Thr Lys Val Asn Leu Leu Ser Ala Ile Lys Ser Pro X02 Gln Arg Glu Thr Pro Glu Gly Ala Glu Ala Lys Pro Trp Tyr Glu Pro Ile Tyr Leu Gly Gly Val Phe Gln Leu Glu Lys Gly Asp Arg Leu Ser Ala Glu Ile Asn Arg Pro Asp Tyr Leu Asp Phe Ala Glu Ser Gly Gln Val Tyr Phe Gly Ile Ile Ala Leu (上記アミノ酸配列において: (1)Xはアミノ酸配列: Val Arg Ser Ser Ser Arg T
hr Proを表わし、X01はCys以外のアミノ酸を表わ
し、そしてX02はCysを表わすか;あるいは(2)X
はアミノ酸配列: Val Arg Ser Ser Ser Arg Thr Proを
表わし、X01はCys以外のアミノ酸を表わし、そして
X02はCys以外のアミノ酸を表わし;あるいは(3)
Xはアミノ酸配列: Ser Arg Thr Proを表わし、X01は
Cysを表わし、そしてX02はCysを表わし;あるい
は(4)Xは存在せず、X01はCysを表わし、そして
X02はCysを表わす)により表わされる腫瘍壊死因子
ミューテインをコードするDNAを含んで成るベクター
により形質転換された宿主。
Applications Claiming Priority (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US66102684A | 1984-10-15 | 1984-10-15 | |
| US67036084A | 1984-11-09 | 1984-11-09 | |
| US06/730,696 US4677064A (en) | 1984-11-09 | 1985-05-02 | Human tumor necrosis factor |
| US730696 | 1985-07-30 | ||
| US670360 | 1985-07-30 | ||
| US661026 | 1985-07-30 | ||
| US760661 | 1985-07-30 | ||
| US06/760,661 US4677063A (en) | 1985-05-02 | 1985-07-30 | Human tumor necrosis factor |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60504592A Division JP2675294B2 (ja) | 1984-10-15 | 1985-10-03 | ヒト腫瘍壊死因子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0866194A true JPH0866194A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=27505306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7024673A Pending JPH0866194A (ja) | 1984-10-15 | 1995-01-19 | ヒト腫瘍壊死因子ミューテインをコードする遺伝子 |
Country Status (11)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0200748B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0866194A (ja) |
| AU (1) | AU589919B2 (ja) |
| BG (1) | BG60238B1 (ja) |
| DE (1) | DE3581730D1 (ja) |
| DK (1) | DK279886D0 (ja) |
| ES (1) | ES8704547A1 (ja) |
| FI (1) | FI862531L (ja) |
| IL (1) | IL76699A (ja) |
| NO (1) | NO174970C (ja) |
| WO (1) | WO1986002381A1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US5288852A (en) * | 1984-03-06 | 1994-02-22 | Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd. | Human tumor necrosis factor polypeptides |
| DE19975063I2 (de) * | 1984-03-06 | 2005-08-18 | Dainippon Pharmaceutical Co | DNS den menschlichen Tumornekrosisfaktor kodierendund das menschliche Tumornekronisfaktor-Polypepti d. |
| JPS6248634A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-03-03 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | 新規アミノ酸組成物、その製造方法及び該アミノ酸組成物を含有する医療組成物 |
| CA1286843C (en) * | 1985-10-30 | 1991-07-23 | Leo S. Lin | Purification method for proteins |
| US5425940A (en) * | 1986-04-09 | 1995-06-20 | Cetus Oncology Corporation | Combination therapy using interleukin-2 and tumor necrosis factor |
| EP0251037B1 (en) * | 1986-06-20 | 1994-06-15 | Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd. | Novel human TNF polypeptide mutants and DNAs encoding said mutants |
| FR2601678B1 (fr) * | 1986-07-18 | 1989-11-24 | Inst Nat Sante Rech Med | Peptides comprenant la sequence seryl-aspartyl-lysyl-prolyle, procede pour l'extraction du tetrapeptide correspondant, et applications, notamment a la protection de la moelle osseuse au cours de traitements anticancereux par la chimiotherapie |
| WO1988006625A2 (en) * | 1987-02-26 | 1988-09-07 | Cetus Corporation | Arginine-depleted human tumor necrosis factor |
| DE3837012A1 (de) * | 1988-01-15 | 1989-07-27 | Knoll Ag | Verwendung von tnf und lt zur herstellung von arzneimitteln |
| JPH0797997B2 (ja) * | 1988-04-28 | 1995-10-25 | 帝人株式会社 | 新規生理活性ポリペプチド |
| DE3841754A1 (de) * | 1988-12-12 | 1990-06-13 | Basf Ag | Neue tnf-peptide |
| DE3841768A1 (de) * | 1988-12-12 | 1990-06-13 | Basf Ag | Neue tnf-peptide |
| DE3841764A1 (de) * | 1988-12-12 | 1990-06-13 | Basf Ag | Neue tnf-peptide |
| DE3843534A1 (de) * | 1988-12-23 | 1990-07-12 | Basf Ag | Neue tnf-polypeptide |
| GB8905606D0 (en) * | 1989-03-11 | 1989-04-26 | Scras | Peptides |
| ATE148992T1 (de) | 1989-08-16 | 1997-03-15 | Chiron Corp | Zusammensetzungen zur hemmung der bildung von proteinhormon und deren verwendungen |
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| DE3472793D1 (en) * | 1983-12-26 | 1988-08-25 | Asahi Chemical Ind | A novel physiologically active polypeptide |
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-
1985
- 1985-10-03 WO PCT/US1985/001921 patent/WO1986002381A1/en not_active Ceased
- 1985-10-03 FI FI862531A patent/FI862531L/fi not_active Application Discontinuation
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