JPH0868359A - 熱駆動装置 - Google Patents

熱駆動装置

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JPH0868359A
JPH0868359A JP20546894A JP20546894A JPH0868359A JP H0868359 A JPH0868359 A JP H0868359A JP 20546894 A JP20546894 A JP 20546894A JP 20546894 A JP20546894 A JP 20546894A JP H0868359 A JPH0868359 A JP H0868359A
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JP
Japan
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heat
temperature space
cylinder
displacer
high temperature
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Application number
JP20546894A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichiro Utsunomiya
敬一郎 宇都宮
Mitsuo Fukuda
光男 福田
Masaharu Ohori
正春 大堀
Hirotaka Hayashi
広高 林
Masaaki Haba
政明 羽場
Eiji Nozawa
栄治 野沢
Takuya Suganami
拓也 菅波
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料費の低減により熱駆動装置の製造コスト
を低減する。 【構成】 高温側シリンダ9と高温側ディスプレーサ1
0及び熱再生器16並びに高温側中温部熱交換器17を
備えた第1のガス作動装置1と、これにほぼ相同の構成
の第2のガス作動装置を有する熱駆動装置における高温
側シリンダ9を、高温となるシリンダヘッド側37部分
については耐熱合金で形成し、比較的高温にならない側
は別の比較的安価な金属材料で形成した筒体の溶接によ
り構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スターリングエンジン
や熱駆動型ヒートポンプ装置など、ヴィルミエサイクル
を用いた熱駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヴィルミエサイクルを用いた熱駆動装置
として、例えば熱駆動型ヒートポンプ装置は基本的には
特開昭61ー44254号公報や特開平2ー4174号
公報に開示されているような構成を採っている。前者は
図11に示すように、第1と第2のガス作動装置20
0,201を備えている。第1のガス作動装置200
は、往復動されるディスプレーサ202により作動ガス
で満たされた内部が高温室203と中温室204とに区
画された高温シリンダ205と、この高温シリンダ20
5の高温室203と中温室204とを、高温室203側
から中温室204側に順に連設した高温側熱交換器20
6と熱再生器207と中温側熱交換器208とによる作
動ガス流路により連通させた構成で、高温側熱交換器2
06には加熱手段209が併設されている。
【0003】また、第2のガス作動装置201は、往復
動されるディスプレーサ210により作動ガスで満たさ
れた内部が低温室211と中温室212とに区画された
低温シリンダ213と、この低温シリンダ213の低温
室211と中温室212とを、低温室211側から中温
室212側に順に連設した低温側熱交換器214と熱再
生器215と中温側熱交換器216とによる作動ガス流
路により連通させた構成である。
【0004】第1と第2のガス作動装置200,201
の中温室204,212は、各ガス流路の末端に設けら
れた連通部により相互に連通している。高温シリンダ2
05と低温シリンダ213とは概ね直角をなして基部に
おいて結合され、その結合部分にはクランク機構部21
7が組み込まれ、これにより高温側と低温側の各ディス
プレーサ202,210がある位相差をもって往復動す
るように構成されている。
【0005】後者も基本的には前者と同様の構成で、概
ね直角をなして基部側において結合された高温シリンダ
と低温シリンダとの結合部分に、高温シリンダと低温シ
リンダとで形成される平面に直角にクランク機構のクラ
ンク軸が配設され、このクランク軸にクランク機構部を
動かすスターターモータの回転軸が連結されている。
【0006】このような熱駆動型ヒートポンプ装置は、
いずれも外燃機関に属するスターリングエンジンと同様
にヴィルミエサイクルを利用した基本構造を持ち、高温
側熱交換器206で強制的に作動ガスを加熱する外部加
熱方式により、低温側熱交換器214から低温熱媒体
を、中温側熱交換器208,216から中温熱媒体をそ
れぞれ取り出して、低温熱媒体を冷房に、中温熱媒体を
暖房に利用するようにしたものである。
【0007】第1のガス作動装置200や第2のガス作
動装置201のシリンダ部分は具体的には、例えばスタ
ーリングエンジンに関する特開平1ー262354号公
報に示されているような構成が採用されている。即ち図
12に示すように、高温シリンダ205のシリンダヘッ
ドに作動ガスが流れるヒータ管218がロウ付けにさ
れ、高温シリンダ205の内周面に形成された凹部には
熱再生器207と中温側熱交換器208が高温シリンダ
205と同心状に組込まれている。熱再生器207と中
温側熱交換器208の内周面側は、高温シリンダ205
内に嵌合されディスプレーサ202に対する摺動面を構
成する薄肉のインナーライナ219により被覆されてい
る。熱再生器207自体は複数枚のメッシュの積層によ
り構成されている。
【0008】ヒータ管218と熱再生器207との間に
は、熱再生器207とヒータ管218との間のガス流路
を形成するスペーサ220が組込まれている。このスペ
ーサ220は、熱再生器207の上端がディスプレーサ
202の下死点から始まる位置に熱再生器207を位置
決めするもので、位置決めされた熱再生器207の下端
は中温側熱交換器208に当る位置まで下方に延びてい
る。また、ディスプレーサ202が上死点の時には、デ
ィスプレーサ202の下端部は熱再生器207の最下部
より低い位置になるように設定されている。
【0009】ディスプレーサ202が上死点にある時の
高温室203の容積及びディスプレーサ202が下死点
にある時の中温室204の容積は、上死点隙間及び下死
点隙間と称され、いわゆる死容積と呼ばれ、性能を低下
させる原因となる空間である。従って、上死点隙間及び
下死点隙間はディスプレーサ202と高温シリンダ20
5或いはクロスヘッドが接触しない程度に極力狭くする
必要があることから、上死点隙間や下死点隙間に関与す
る部品は非常に厳しい加工精度が維持されている。
【0010】ディスプレーサ202が下降し、中温室2
04の作動ガスが高温室203へ流込むとき、熱再生器
207は高温室203の高温から、中温側熱交換器20
8の高温側の入口の温度までの温度分布を持つ。ディス
プレーサ202が下死点にきた時でも高温の高温室20
3とこれより温度の低い熱再生器207の部分とはイン
ナーライナ219を挟んで接することがないようになっ
ているため、この部分での熱損失は軽減されている。デ
ィスプレーサ202が上死点にまで上昇した時も、ディ
スプレーサ202の下端部は熱再生器207の最下部よ
り低い位置にあり、中温室204より温度の高い熱再生
器207の部分とはインナーライナ219を挟んで接す
ることがないようになっているため、この部分での熱損
失も軽減されている。なお、低温シリンダ213側につ
いてもほぼ同様な構成で機能的にもほほ同じである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の熱駆動
装置においては、高温シリンダ205は温度強度を確保
する必要から、全体が高価な耐熱合金(ハステロイ等)
で構成されるため、製作費が高騰し非常にコストが高く
なるといった問題点がある。また、上死点隙間及び下死
点隙間を狭くする必要があるため、上死点隙間や下死点
隙間に関与する部品に非常に厳しい加工精度が要求され
ることもコストを押し上げる要因になっている。そのう
え、高温室203から熱再生器207上部への熱の侵
入、熱再生器207下部から中温室204への熱の侵入
が薄肉のインナーライナ219で防止されているだけな
ので依然として存在し、熱損失による性能の低下も問題
点として残っている。この問題は低温シリンダ213側
についても同様に存在している。
【0012】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題とするところは、材料
費の低減や加工精度の緩和により熱駆動装置の製造コス
トを低減することであり、シリンダまわりの熱移動を防
止して熱駆動装置の性能の向上を図ることであり、ま
た、熱駆動装置の性能を安定させることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、シリンダとディスプレーサ及び熱
再生器並びに熱交換器を備えた第1と第2のガス作動装
置を有する熱駆動装置における高温側である第1のガス
作動装置のシリンダを、高温となる部分については耐熱
合金で形成し、比較的高温にならない部分は別の比較的
安価な金属材料で形成した筒体の溶接により構成する手
段を採用する。
【0014】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、シリンダとディスプレーサ及び熱再生器並びに熱交
換器を備えた第1と第2のガス作動装置を有する熱駆動
装置における第1のガス作動装置又は第2のガス作動装
置の少なくとも一方のディスプレーサにディスプレーサ
が上死点にある時のディスプレーサの上面とシリンダと
の隙間である上死点隙間を調整する隙間調整機構を設け
る手段を採用する。
【0015】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項2にかかる手段とともに、ディスプレーサと
これを往復動させる機構との連結部に、ディスプレーサ
が下死点にある時のディスプレーサの下面とシリンダと
の隙間である下死点隙間を調整する隙間調整機構を設け
る手段を採用する。
【0016】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、シリンダとディスプレーサ及び熱再生器並びに熱交
換器を備えた第1と第2のガス作動装置を有する熱駆動
装置における第1のガス作動装置の熱再生器又は第2の
ガス作動装置の熱再生器の少なくとも一方を当該シリン
ダの内周部に同心状に組込み、その内周面又は外周面の
少なくとも一方に断熱材料よりなる断熱層を設ける手段
を採用する。
【0017】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項4にかかる手段における断熱層をセラミック
により構成するとともに、その断熱層を金属容器に密閉
収納する手段を採用する。
【0018】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、高温側
である第1のガス作動装置のシリンダを、高温となる部
分についてのみ高価な耐熱合金で形成し、比較的高温に
ならない部分はそれに応じて別の比較的安価な金属材料
で構成することができる。
【0019】請求項2にかかる前記手段においては、第
1のガス作動装置又は第2のガス作動装置のディスプレ
ーサの隙間調整機構の操作によって当該ディスプレーサ
が上死点にある時のディスプレーサの上面とシリンダと
の隙間である上死点隙間を調整することができる。
【0020】請求項3にかかる前記手段においては、第
1のガス作動装置又は第2のガス作動装置のディスプレ
ーサの隙間調整機構と、ディスプレーサとこれを往復動
させる機構との連結部に設けた隙間調整機構との操作に
より、ディスプレーサが上死点にある時のディスプレー
サの上面とシリンダとの隙間である上死点隙間と、ディ
スプレーサが下死点にある時のディスプレーサの下面と
シリンダとの隙間である下死点隙間とを共に調整するこ
とができる。
【0021】請求項4にかかる前記手段においては、第
1と第2のガス作動装置における高温空間又は低温空間
から熱再生器上部への熱の侵入経路及び熱再生器から中
温空間への熱の侵入経路、又は熱再生器上部からシリン
ダ壁を通り熱再生器下部や中温空間への熱の侵入経路
が、断熱層により遮断される。
【0022】請求項5にかかる前記手段においては、請
求項4にかかる作用とともに断熱層が金属容器に密閉収
納されているので、振動や熱により断熱層を形成してい
るセラミックが劣化したとしても、セラミックの塵が熱
再生器に侵入したり、シリンダ内に侵入したりすること
がなくなる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例1.図1はこの発明の一実施例としての熱駆動装
置である熱駆動型ヒートポンプ装置の構成を示した断面
図である。始めにこの図1に基づいてその全体の構成に
ついて説明する。図1に示すこの熱駆動型ヒートポンプ
装置は、第1と第2のガス作動装置1,2と、これらを
動作させるクランク機構部3,4及びスタータモータ5
とを主体として構成され、フレーム6にコイルスプリン
グを備えた懸架装置7により弾性的に懸架されたベース
8上に取付けられている。第1のガス作動装置1と第2
のガス作動装置2とは、ベース8上に近接状態に並立さ
れた各クランク機構部3,4の上部にそれぞれ設けら
れ、各クランク機構部3,4間の中央部に各クランク機
構部3,4の初期動作のための単一のスタータモータ5
が配置されている。
【0024】第1のガス作動装置1は高温側シリンダ9
と、この高温側シリンダ9内を往復動する高温側ディス
プレーサ10を備えている。高温側シリンダ9にはヘリ
ウムガス等の作動ガスが充填され、高温側ディスプレー
サ10はこの高温側シリンダ9内をシリンダヘッド側の
高温空間11と、クランク機構部3側の高温側中温空間
12とに区画している。高温側シリンダ9の下端はクラ
ンク機構部3の外殻を構成しているクランクケース13
の上端に連結され、クランクケース13内のクランク室
上部に嵌装されたロッドシール部14により高温側シリ
ンダ9の高温側中温空間12とクランク室との気密が保
持される。
【0025】高温側シリンダ9の高温空間11と高温側
中温空間12とは、高温空間11側から高温側中温空間
12側に順に連設したヒータ管15と熱再生器16と高
温側中温部熱交換器17とによるガス流路により連通さ
れている。ヒータ管15は、高温側シリンダ9のシリン
ダヘッドに複数本角状に並列配管され、高温側シリンダ
9の上部側にキャップ状に被冠装着された燃焼装置18
の燃焼室19にそれぞれ配設されている。これらのヒー
タ管15の一端は高温空間11にそれぞれ臨み、他端は
熱再生器16に連絡している。
【0026】熱再生器16と高温側中温部熱交換器17
とは高温側シリンダ9の内壁面に形成された凹部20に
熱再生器16を上側に、高温側中温部熱交換器17を下
側にしてそれぞれ高温側シリンダ9に同心状に組付けら
れ、それらの内周側は、高温側シリンダ9における高温
側ディスプレーサ10との摺動面を形成するインナーラ
イナ21により被覆されている。
【0027】第2のガス作動装置2も低温側シリンダ2
2と、この低温側シリンダ22内を往復動する低温側デ
ィスプレーサ23を備えている。低温側シリンダ22に
もヘリウムガス等の作動ガスが充填され、低温側ディス
プレーサ23はこの低温側シリンダ22内をシリンダヘ
ッド側の低温空間24と、クランク機構部4側の低温側
中温空間25とに区画している。低温側シリンダ22の
下端はクランク機構部4の外殻を構成するクランクケー
ス26の上端に連結され、クランクケース26内のクラ
ンク室上部に嵌装されたロッドシール部27により低温
側シリンダ22の低温側中温空間25とクランク室との
気密が保持される。
【0028】低温側シリンダ22の低温空間24と低温
側中温空間25とは、低温空間24側から低温側中温空
間25側に順に連設した低温側熱交換器28と熱再生器
29と低温側中温部熱交換器30とによるガス流路によ
り連通されている。低温側熱交換器28と熱再生器29
と低温側中温部熱交換器30とは低温側シリンダ22の
内壁面に形成された凹部20に低温側熱交換器28を上
側に、熱再生器29を中間に、低温側中温部熱交換器3
0を下側にして、それぞれ低温側シリンダ22に同心状
に組付けられ、それらの内周側は、低温側シリンダ22
における低温側ディスプレーサ23との摺動面を形成す
るインナーライナ21により被覆されている。
【0029】第1のガス作動装置1の高温側中温空間1
2と、第2のガス作動装置2の低温側中温空間25と
は、それぞれの底部を形成しているロッドシール部1
4,27に形成した連通孔を経て各クランクケース1
3,26に設けられた接続口に通じ、この接続口同士を
繋いだ外部連通管31により相互に連通している。
【0030】第1のガス作動装置1と第2のガス作動装
置2の高温側ディスプレーサ10と低温側ディスプレー
サ23とは、それぞれそれらの下部に設けられたクラン
ク機構部3,4により所定の位相差(この実施例では9
0°である)をもって高温側シリンダ9内と低温側シリ
ンダ22内をそれぞれ往復動する。各クランク機構部
3,4は図1に示すようにほぼ相同の構成で、それらの
間に組付けられた両軸型のスタータモータ5の回転軸の
各端にクランクシャフトが連結されている。
【0031】各クランクシャフトにはクランクケース1
3,26内においてクランクシャフトの回転運動を往復
直線運動に変換するコンロッド32の大径端が枢着され
ている。各コンロッド32の小径端は、クランクケース
13,26の上部側に形成された筒部33に摺動可能に
組込まれたクロスヘッド34にピンにより連結され、ク
ランクシャフトの一回転により、クロスヘッド34が筒
部33内を上下に一往復動する。各クロスヘッド34の
上部と高温側ディスプレーサ10及び低温側ディスプレ
ーサ23の下端とはロッドシール部14,27を貫いて
設けた連結ロッド35,36によりそれぞれ連結され、
高温側ディスプレーサ10と低温側ディスプレーサ23
はそれらに連結されたクロスヘッド34と同期してそれ
ぞれ高温側シリンダ9内と低温側シリンダ22内の上死
点と下死点の間を往復直線動する。各ロッドシール部1
4,27を貫く連結ロッド35,36は、ロッドシール
部14,27の摺動面を気密状態で上下動する。
【0032】続いて上記した基本構成の熱駆動型ヒート
ポンプ装置の動作について説明する。燃焼装置18の運
転により燃焼装置18が燃焼を開始すると、燃焼室19
にある各ヒータ管15は通常400℃〜800℃に加熱
され、高温側中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換
器30とはそれぞれ35℃〜80℃になり、スタータモ
ータ5の駆動により起動する。スタータモータ5の駆動
とともに各クランク機構部3,4により、高温側ディス
プレーサ10は高温側シリンダ9内を、低温側ディスプ
レーサ23は低温側シリンダ22内をそれぞれ90°の
位相差をもって往復動を始める。
【0033】作動ガスは、第1のガス作動装置1では高
温側ディスプレーサ10の動きにより高温空間11から
ヒータ管15、熱再生器16、高温側中温部熱交換器1
7を経て高温側中温空間12に至る順の移動と、この逆
順での移動を交互に繰り返し、第2のガス作動装置2で
は低温側ディスプレーサ23の動きにより低温空間24
から低温側熱交換器28、熱再生器29、低温側中温部
熱交換器30を経て低温側中温空間25に至る順の移動
と、この逆順での移動を交互に繰り返す。この間、作動
ガスの作動空間の体積は一定であり、作動ガスの温度と
圧力とが変化する。作動ガスの圧力の変化は第1のガス
作動装置1と第2のガス作動装置2とは外部連通管31
で連通しているため瞬時に伝わり、圧力は全作動空間に
おいて一様になる。
【0034】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサ10が上死点にある時、熱再生器16は高温の作動
ガスの通過により加熱され蓄熱されている。高温空間1
1は容積がない状態であり、高温側中温空間12に移動
した作動ガスは低温側シリンダ22の作用を受けて圧力
が上がり発熱し、高温側中温部熱交換器17により放熱
される。この状態は熱的プロセスとしては等温圧縮であ
る。この時、第2のガス作動装置2の低温側ディスプレ
ーサ23は、シリンダヘッド側への移動途中にあり、作
動ガスは低温空間24から低温側中温空間25へ移動し
ている。熱再生器29は低温空間24からの低温ガスに
熱を奪われその蓄熱量が減少していく。熱再生器29か
らの受熱により加熱されて低温側中温空間25へ移動す
る作動ガスにより、低温側シリンダ22内の作動ガスの
平均温度が上昇し、圧力が上昇する。この状態は熱的プ
ロセスとしては等容加熱(体積一定の状態変化)であ
る。
【0035】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサ10が上死点から下降途中になると、作動ガスは高
温側中温空間12から高温空間11へ移動する。熱再生
器16は高温側中温空間12からの作動ガスに熱を奪わ
れその蓄熱量が減少していく。熱再生器16からの受熱
により加熱されて高温空間11へ移動する作動ガスによ
り、高温側シリンダ9内の作動ガスの平均温度が上昇
し、圧力が上昇する。この状態は熱的プロセスとしては
等容加熱である。この時、第2のガス作動装置2の低温
側ディスプレーサ23は上死点になり、熱再生器29は
低温の作動ガスの通過により冷却され蓄冷されている。
低温空間24は容積がない状態であり、低温側中温空間
25に移動した作動ガスは高温側シリンダ9の作用を受
けて圧力が上がり発熱し、低温側中温部熱交換器30に
より放熱される。この状態は熱的プロセスとしては等温
圧縮である。
【0036】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサ10が下死点になると、作動ガスは高温側中温空間
12から高温空間へ11へ移動する。熱再生器16は高
温側中温空間12からの作動ガスに熱を奪われその蓄熱
量はほぼ無くなっている。高温空間11の容積は最大の
状態にあり、熱再生器16からの受熱により加熱され、
高温空間11に移動した作動ガスは低温側シリンダ22
の作用を受けて圧力が下がり膨張して放熱するが、ヒー
タ管15を通じて燃焼装置18から吸熱するので、熱的
プロセスとしては等温膨張となる。この時、第2のガス
作動装置2の低温側ディスプレーサ23は上死点から下
降途中になっていて、作動ガスは低温側中温空間25か
ら低温空間24へ熱再生器29により冷却されて移動し
ていく。熱再生器29により冷却されて低温空間24へ
移動する作動ガスにより、低温側シリンダ22内の作動
ガスの平均温度が上昇し、圧力が上昇する。この状態は
熱的プロセスとしては等容冷却である。
【0037】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサ10が下死点からシリンダヘッド側への移動途中に
なると、作動ガスは高温空間11から高温側中温空間1
2へ移動している。熱再生器16は高温空間11からの
高温の作動ガスによりその蓄熱量を増加させていく。熱
再生器16により冷却されて高温側中温空間12へ移動
する作動ガスにより、高温側シリンダ9内の作動ガスの
平均温度が下降し、圧力が減少する。この状態は熱的プ
ロセスとしては等容冷却である。この時、第2のガス作
動装置2の低温側ディスプレーサ23は下降していき下
死点になる。低温側ディスプレーサ23が下死点になる
と、作動ガスは低温側中温空間25から低温空間24へ
熱再生器29に冷却されて移動している。低温空間24
の容積は最大の状態にあり、熱再生器29により冷却さ
れ低温空間24に移動した作動ガスは高温側シリンダ9
の作用を受けて圧力が下がり膨張して放熱するが、低温
側熱交換器28により吸熱されるので熱的プロセスとし
ては等温膨張となる。
【0038】上記したサイクルが繰り返されて、高温側
中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換器30とから
暖房出力が、低温側熱交換器28から冷房出力がそれぞ
れ得られる。上記サイクルは、初期運転をスタータモー
タ5により起こせば、その後はスタータモータ5の動力
を必要とすることなく自律的な運転が可能である。
【0039】この実施例の熱駆動型ヒートポンプ装置の
特徴は、高温側シリンダ9及び高温側ディスプレーサ1
0や低温側ディスプレーサ23並びに熱再生器16,2
9の各構成にある。以降においてこれらについて詳述す
る。
【0040】高温側シリンダ9は図2に示すように熱再
生器16の中心線方向の中間部に対応する位置でシリン
ダヘッド側37とクランクケース側38とに分割構成さ
れている。シリンダヘッド側37は運転時には高温(6
00℃程度)にさらされるため、温度強度の高い特殊耐
熱合金(MX合金)で形成され、クランクケース側38
はシリンダヘッド側37に比べ低い温度(70℃〜80
℃)にさらされるため、それに応じた温度強度の例えば
ステンレス合金や炭素鋼などの金属材料により筒状に形
成されている。シリンダヘッド側37とクランクケース
側38の合せ面39は胴突きにされ溶接されている。
【0041】高温側シリンダ9の合せ面39の溶接箇所
は、溶接部に応力がかからないように図3に示すように
熱再生器16の中心線方向の中間部に対応する位置に設
定されている。図4は高温側シリンダ9の高さとその温
度分布を示したもので、熱再生器16の位置で温度分布
が大きく変化する。熱再生器16の中間部に合せ面39
を設定することにより、異種金属材の溶接によっても機
能的に問題のない高温側シリンダ9が構成できる。特殊
耐熱合金(MX合金)は高価で、全てを特殊耐熱合金で
形成すると材料費が高騰し、コストが非常に高くなる
が、必要最小限を特殊耐熱合金で構成し、他の部分は比
較的安価な金属材料で構成することにより材料費を抑え
ることができ、高温側シリンダ9の製造コストを大幅に
低減することができる。
【0042】この実施例では高温側シリンダ9を2分割
に構成したものを示したが、クランクケース側38につ
いてはその温度分布(図4参照)に基づいてさらに分割
して構成することもできる。この場合の分割箇所も温度
分布に応じて設定し、溶接により固着することになる。
【0043】高温側ディスプレーサ10や低温側ディス
プレーサ23は図5に示すようにヘッド側40と連結ロ
ッド35,36と連結する基部側41とに分割されてい
る。ヘッド側40と基部側41とはねじ嵌めにより気密
状態に連結されている。ヘッド側40は基部側41に外
嵌合され、その端面42は、基部側41に形成された段
部43に対向し、それらの間には図6に示すようなリン
グ状の隙間調整部材44が挟み込まれている。ねじ嵌め
の構造と、向き合う端面42と段部43及び隙間調整部
材44とで隙間調整機構が構成されている。挟み込む隙
間調整部材44の厚さを変えると、高温側シリンダ9又
は低温側シリンダ22との基部側41の相対位置を変え
ないで、ヘッド側40の高温側シリンダ9又は低温側シ
リンダ22との相対位置を変えることができる。即ち、
高温側ディスプレーサ10又は低温側ディスプレーサ2
3が上死点にある時の当該ディスプレーサ10,23の
上面と当該シリンダ9,22との隙間である上死点隙間
を隙間調整部材44の厚さを調整する簡単な操作で調整
することができる。
【0044】また、高温側ディスプレーサ10や低温側
ディスプレーサ23の連結ロッド35,36との連結部
には、もう一つの隙間調整機構が設けられている。即
ち、連結ロッド35,36端にはねじが切られ、ねじ部
の元側には基部側41に形成された連結孔に挿通させる
挿通部45が他の部分より段差46をもって小径に構成
されている。連結ロッド35,36のねじ部には基部側
41の内側においてナット47が締め込まれ、段差46
とこれに向き合う基部側41の連結孔の孔縁との間には
リング状の隙間調整部材48が挟み込まれている。挟み
込む隙間調整部材48の厚さを変えると高温側シリンダ
9又は低温側シリンダ22とのヘッド側40の相対位置
を変えないで基部側41の高温側シリンダ9又は低温側
シリンダ22との相対位置を変えることができる。即
ち、高温側ディスプレーサ10又は低温側ディスプレー
サ23が下死点にある時の当該ディスプレーサ10,2
3の下面と当該シリンダ9,22との隙間である下死点
隙間を隙間調整部材48の厚さを調整する簡単な操作で
調整することができる。
【0045】上記二つの隙間調整部材44,48の厚さ
を調整すれば上死点隙間も下死点隙間も共に調整するこ
とができ、一方の隙間を調整するときに他方の隙間は変
らないので個別に最適に調整していけばよく、調整操作
は容易である。上死点隙間及び下死点隙間はいわゆる死
容積と呼ばれ、性能を低下させる原因となる空間であ
り、極力狭くする必要があるが、上死点隙間や下死点隙
間に関与する部品の加工精度を緩くしても二つの隙間調
整機構によって調整できるので、加工費を低減すること
ができコストの低減が実現する。
【0046】実施例2.この実施例は熱駆動装置におけ
る高温側シリンダ9や低温側シリンダ22に組込まれる
熱再生器16,29に関するもので、その他の基本構成
は上記実施例1により示したものと同じであるので、そ
れらの説明は省略する。なお、実施例1と同一部分につ
いては実施例1と共通の符号を用いることとする。ま
た、熱再生器16,29の一方は蓄熱であり、他方は蓄
冷であるが機能は同じなので以降の説明は高温側シリン
ダ9に設けられる熱再生器16で代表するものとしてこ
の熱再生器16について説明することにする。
【0047】図2に示すように熱再生器16の高温側シ
リンダ9に対する高さ位置はスペーサ49により位置決
めされている。スペーサ49は高温側シリンダ9と同材
料、若しくはそれより線膨張率の低い材料により管体状
に形成された本体に中心線方向に多数のガス流路50を
設けた構成で、高温側シリンダ9の内周壁に形成された
凹部20の上端側に組込まれ、シリンダヘッド側37に
形成された作動ガスのガス流路と熱再生器16とを作動
ガスの流通を可能に連絡している。このスペーサ49に
より、熱再生器16の上端が高温側ディスプレーサ10
の下死点から始まる位置に位置決めされ、下端は高温側
中温部熱交換器17に当る位置に規定される。また、高
温側ディスプレーサ10が上死点の時には、高温側ディ
スプレーサ10の下端部は熱再生器16の最下部より低
い位置になるように設定されている。
【0048】熱再生器16自体は複数枚のメッシュ部材
51の積層により円筒体に構成され、その内周と外周は
図7、図8に示すようなセラミックやその他の断熱材料
よりなる断熱層52で被覆されている。断熱層52は熱
再生器16の組付けにより、内周側はインナーライナ2
1に接触し、外周側は高温側シリンダ9の凹部20の内
周面に接触することになる。この断熱層52により第1
のガス作動装置1における高温空間11から熱再生器1
6上部への熱の侵入経路及び熱再生器16から高温側中
温空間12への熱の侵入経路、又は熱再生器16上部か
らシリンダ壁を通り熱再生器16下部や高温側中温空間
12への熱の侵入経路が遮断され、インナーライナ21
のみによる熱の遮断より遥かに優れた熱の遮断が実現
し、熱損失の抑制により性能が向上する。また、断熱層
52は高温空間11から熱再生器16上部への熱の侵入
を防止するので、同様の目的を果たすべく位置決め機能
を果たしているスペーサ49を短く構成し、或いは全く
排除することも可能になる。スペーサ49を短くした
り、排除できれば高温側シリンダ9の全長も短くでき、
構成の簡素化と小寸法化によるコストの低減に寄与する
効果は大きなものとなる。なお、断熱層52を内周側又
は外周側の片方に設けてもそれ相当の熱侵入を防止する
効果は得られる。
【0049】実施例3.この実施例は、実施例2と同様
に熱駆動装置における高温側シリンダ9や低温側シリン
ダ22に組込まれる熱再生器16,29に関するもの
で、その他の基本構成は上記実施例1や実施例2により
示したものと同じであるので、それらの説明は省略す
る。なお、実施例1や実施例2のものと同一部分につい
てはそれらと共通の符号を用いることとする。また、熱
再生器16,29の一方は蓄熱であり、他方は蓄冷であ
るが機能は同じなので以降の説明は高温側シリンダ9に
設けられる熱再生器16で代表するものとしてこの熱再
生器16について説明することにする。
【0050】熱再生器16の高温側シリンダ9に対する
高さ位置はスペーサ49により位置決めされている。ス
ペーサ49により熱再生器16の上端は高温側ディスプ
レーサ10の下死点から始まる位置に位置決めされ、下
端は高温側中温部熱交換器17に当る位置に規定され
る。また、高温側ディスプレーサ10が上死点の時に
は、高温側ディスプレーサ10の下端部は熱再生器16
の最下部より低い位置になるように設定されている。
【0051】熱再生器16自体は複数枚のメッシュ部材
51の積層により円筒体に構成され、その内周と外周は
図9、図10に示すようなセラミックによる断熱層52
で被覆されている。断熱層52は金属容器53に密閉さ
れ封入されている。これ以外の構成は実施例2のものと
同じであるので説明は省略する。
【0052】この実施例3では断熱層52が金属容器5
3に密閉収納されているので、運転による振動や熱によ
り断熱層52を形成しているセラミックが劣化したとし
ても、セラミックの塵が熱再生器16に侵入したり、高
温側シリンダ9内に侵入したりすることがなくなり、性
能を安定させることができる。これ以外の機能は実施例
2のものと同じであるのでその説明は省略する。なお、
この実施例についてもスペーサ49を短く構成し、或い
は全く排除することも可能になる。また、断熱層52を
内周側又は外周側の片方に設けてもそれ相当の熱侵入を
防止する効果は得られる。
【0053】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1の発明によれば、高温側である第1のガス
作動装置のシリンダを、高温となる部分についてのみ高
価な耐熱合金で形成し、比較的高温にならない部分はそ
れに応じて別の比較的安価な金属材料で構成することが
でき、材料費の低減により製造コストが低減する。
【0054】請求項2の発明によれば、第1のガス作動
装置又は第2のガス作動装置のディスプレーサの隙間調
整機構の操作によって当該ディスプレーサが上死点にあ
る時のディスプレーサの上面とシリンダとの隙間である
上死点隙間を調整することができ、高い加工精度を維持
しないで済むので加工費が低減し製造コストが低減す
る。
【0055】請求項3の発明によれば、二つの隙間調整
機構の操作により、ディスプレーサが上死点にある時の
ディスプレーサの上面とシリンダとの隙間である上死点
隙間と、ディスプレーサが下死点にある時のディスプレ
ーサの下面とシリンダとの隙間である下死点隙間とを共
に調整することができ、高い加工精度を維持しないで済
むので加工費が低減し製造コストが低減する。
【0056】請求項4の発明によれば、第1と第2のガ
ス作動装置における高温空間又は低温空間から熱再生器
上部への熱の侵入経路及び熱再生器から中温空間への熱
の侵入経路、又は熱再生器上部からシリンダ壁を通り熱
再生器下部や中温空間への熱の侵入経路が、断熱層によ
り遮断されるので熱損失が低減し性能が向上する。
【0057】請求項5の発明によれば、請求項4にかか
る効果とともに断熱層が金属容器に密閉収納されている
ので、振動や熱により断熱層を形成しているセラミック
が劣化したとしても、セラミックの塵が熱再生器に侵入
したり、シリンダ内に侵入したりすることがなくなり、
性能が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す熱駆動型ヒートポンプ
装置の断面図である。
【図2】この発明の実施例1の熱駆動型ヒートポンプ装
置における第1のガス作動装置の主要部の断面図であ
る。
【図3】この発明の実施例1の熱駆動型ヒートポンプ装
置における高温側シリンダの断面図である。
【図4】この発明の実施例1の高温側シリンダの温度分
布を示す説明図である。
【図5】この発明の実施例1の熱駆動型ヒートポンプ装
置におけるディスプレーサの断面図である。
【図6】この発明の実施例の熱駆動型ヒートポンプ装置
におけるスペーサの平面図である。
【図7】この発明の実施例2の熱駆動型ヒートポンプ装
置における断熱層の平面図である。
【図8】図7の断熱層の断面図である。
【図9】この発明の実施例3の断熱層と金属容器の平面
図である。
【図10】図9の断熱層と金属容器の断面図である。
【図11】従来の熱駆動型ヒートポンプ装置の構成を示
す構成図である。
【図12】従来の他の熱駆動装置の高温シリンダまわり
の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1のガス作動装置 2 第2のガス作動装置 3 クランク機構部 4 クランク機構部 9 高温側シリンダ 10 高温側ディスプレーサ 11 高温空間 12 高温側中温空間 15 ヒータ管 16 熱再生器 17 高温側中温部熱交換器 21 インナーライナ 22 低温側シリンダ 23 低温側ディスプレーサ 24 低温空間 25 低温側中温空間 28 低温側熱交換器 29 熱再生器 30 低温側中温部熱交換器 35 連結ロッド 36 連結ロッド 37 シリンダヘッド側 38 クランクケース側 39 合せ面 40 ヘッド側 41 基部側 44 隙間調整部材 48 隙間調整部材 49 スペーサ 52 断熱層 53 金属容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 広高 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 羽場 政明 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 野沢 栄治 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 菅波 拓也 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動するディスプレーサにより作動ガ
    スで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画され
    たシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温空
    間側から中温空間側に順に連設したヒータ管と熱再生器
    と熱交換器とによるガス流路により連通させ、上記ヒー
    タ管には加熱手段が備えられた第1のガス作動装置と、
    往復動するディスプレーサにより作動ガスで満たされた
    内部が低温空間と中温空間とに区画されたシリンダの上
    記低温空間と中温空間とを、上記低温空間側から中温空
    間側に順に連設した低温側熱交換器と熱再生器と熱交換
    器とによるガス流路により連通させた第2のガス作動装
    置とを備えた熱駆動装置であって、上記第1のガス作動
    装置のシリンダを、そのシリンダヘッド側を耐熱合金で
    形成し、それより下の部分を上記シリンダヘッド側とは
    異るシリンダヘッド側より耐熱性の低い金属材料で形成
    した筒体の溶接により構成したことを特徴とする熱駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 往復動するディスプレーサにより作動ガ
    スで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画され
    たシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温空
    間側から中温空間側に順に連設したヒータ管と熱再生器
    と熱交換器とによるガス流路により連通させ、上記ヒー
    タ管には加熱手段が備えられた第1のガス作動装置と、
    往復動するディスプレーサにより作動ガスで満たされた
    内部が低温空間と中温空間とに区画されたシリンダの上
    記低温空間と中温空間とを、上記低温空間側から中温空
    間側に順に連設した低温側熱交換器と熱再生器と熱交換
    器とによるガス流路により連通させた第2のガス作動装
    置とを備えた熱駆動装置であって、上記第1のガス作動
    装置又は第2のガス作動装置の少なくとも一方の上記デ
    ィスプレーサに、該ディスプレーサが上死点にある時の
    上記ディスプレーサの上面と上記シリンダとの隙間であ
    る上死点隙間を調整する隙間調整機構を設けたことを特
    徴とする熱駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の熱駆動装置であって、
    ディスプレーサとこれを往復動させる機構との連結部に
    該ディスプレーサが下死点にある時の上記ディスプレー
    サの下面と上記シリンダとの隙間である下死点隙間を調
    整する隙間調整機構を設けたことを特徴とする熱駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 往復動するディスプレーサにより作動ガ
    スで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画され
    たシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温空
    間側から中温空間側に順に連設したヒータ管と熱再生器
    と熱交換器とによるガス流路により連通させ、上記ヒー
    タ管には加熱手段が備えられた第1のガス作動装置と、
    往復動するディスプレーサにより作動ガスで満たされた
    内部が低温空間と中温空間とに区画されたシリンダの上
    記低温空間と中温空間とを、上記低温空間側から中温空
    間側に順に連設した低温側熱交換器と熱再生器と熱交換
    器とによるガス流路により連通させた第2のガス作動装
    置とを備えた熱駆動装置であって、上記第1のガス作動
    装置の上記熱再生器又は上記第2のガス作動装置の熱再
    生器の少なくとも一方を当該上記シリンダの内周部に同
    心状に組込むとともに、その内周面又は外周面の少なく
    とも一方に断熱材料よりなる断熱層を設けたことを特徴
    とする熱駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の熱駆動装置であって、
    断熱層をセラミックにより構成するとともに、その断熱
    層を金属容器に密閉収納したことを特徴とする熱駆動装
    置。
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