JPH0868800A - 力顕微鏡 - Google Patents
力顕微鏡Info
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- JPH0868800A JPH0868800A JP22885594A JP22885594A JPH0868800A JP H0868800 A JPH0868800 A JP H0868800A JP 22885594 A JP22885594 A JP 22885594A JP 22885594 A JP22885594 A JP 22885594A JP H0868800 A JPH0868800 A JP H0868800A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 5
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 静電容量型の変位検出を行う力顕微鏡におい
て、検出動作を安定に行い、かつプローブ周辺部を外側
から視認しやすくする。 【構成】 プローブ11を先端部に設けたカンチレバー
37を備え、プローブの位置変化に伴うカンチレバーの
変位に基づいて力を検出する力顕微鏡であり、カンチレ
バーは中間部両側に捩じれ変形部38を介して本体部3
6に設けられ、カンチレバーの後部側の一面に可動電極
39を設け、かつこの可動電極39に対向する固定電極
33aを固定部側に設け、可動電極と固定電極の間の静
電容量の変化に基づいてカンチレバーの変位を検出す
る。捩じれ変形部はカンチレバーの中央部よりも先部側
に設けられることが望ましい。
て、検出動作を安定に行い、かつプローブ周辺部を外側
から視認しやすくする。 【構成】 プローブ11を先端部に設けたカンチレバー
37を備え、プローブの位置変化に伴うカンチレバーの
変位に基づいて力を検出する力顕微鏡であり、カンチレ
バーは中間部両側に捩じれ変形部38を介して本体部3
6に設けられ、カンチレバーの後部側の一面に可動電極
39を設け、かつこの可動電極39に対向する固定電極
33aを固定部側に設け、可動電極と固定電極の間の静
電容量の変化に基づいてカンチレバーの変位を検出す
る。捩じれ変形部はカンチレバーの中央部よりも先部側
に設けられることが望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は力顕微鏡に関し、特に、
試料表面からの微弱な原子間力や磁気力等を利用して試
料表面の微細な凹凸形状等を計測する力顕微鏡に関す
る。
試料表面からの微弱な原子間力や磁気力等を利用して試
料表面の微細な凹凸形状等を計測する力顕微鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】力顕微鏡とは、原子レベルの微細な測定
対象物から作用する力を検出し、測定対象物の表面形状
等を計測する顕微鏡である。この力顕微鏡の一般的な構
造としては、先部の自由端にプローブ(探針ともいう)
を設けたカンチレバーを備え、プローブが測定対象物に
原子レベルの距離で接近したとき、プローブが測定対象
物の表面に存在する原子から例えば原子間力や磁気力の
作用を受け、プローブが原子間力等の作用を受けてその
位置を変化させることによりカンチレバーがその弾性に
基づいて変位するように構成される。カンチレバーの変
位は、例えばトンネル顕微鏡を利用した変位計または光
学式の変位計を用いて検出される。
対象物から作用する力を検出し、測定対象物の表面形状
等を計測する顕微鏡である。この力顕微鏡の一般的な構
造としては、先部の自由端にプローブ(探針ともいう)
を設けたカンチレバーを備え、プローブが測定対象物に
原子レベルの距離で接近したとき、プローブが測定対象
物の表面に存在する原子から例えば原子間力や磁気力の
作用を受け、プローブが原子間力等の作用を受けてその
位置を変化させることによりカンチレバーがその弾性に
基づいて変位するように構成される。カンチレバーの変
位は、例えばトンネル顕微鏡を利用した変位計または光
学式の変位計を用いて検出される。
【0003】特開平4−369418号公報は力顕微鏡
の一つである原子間力顕微鏡の従来例を示す。この文献
に記載された原子間力顕微鏡は、片持ち梁の構造を有す
るカンチレバーを備え、カンチレバーの一面に電極を設
け、この電極に対向する支持台の面に他の電極を設け、
対向する電極同士によってコンデンサを形成する。カン
チレバーの先端に設けたプローブと試料表面の原子との
間で原子間力が作用し、それによってカンチレバーが変
位すると、電極間の距離が変化して電極間の距離で決ま
る静電容量が変化するという構造を有している。従っ
て、電極間の静電容量を検出することによってプローブ
を備えたカンチレバーの変位を計測することができ、こ
れによって原子間力を計測することができる。このよう
にして、カンチレバーの変位を計測とサーボ制御を組合
せることによって試料表面の微細な凹凸形状等を計測す
ることができる。
の一つである原子間力顕微鏡の従来例を示す。この文献
に記載された原子間力顕微鏡は、片持ち梁の構造を有す
るカンチレバーを備え、カンチレバーの一面に電極を設
け、この電極に対向する支持台の面に他の電極を設け、
対向する電極同士によってコンデンサを形成する。カン
チレバーの先端に設けたプローブと試料表面の原子との
間で原子間力が作用し、それによってカンチレバーが変
位すると、電極間の距離が変化して電極間の距離で決ま
る静電容量が変化するという構造を有している。従っ
て、電極間の静電容量を検出することによってプローブ
を備えたカンチレバーの変位を計測することができ、こ
れによって原子間力を計測することができる。このよう
にして、カンチレバーの変位を計測とサーボ制御を組合
せることによって試料表面の微細な凹凸形状等を計測す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カンチレバーに設けた
電極と支持台に設けた電極との間の静電容量の変化を利
用してカンチレバーの変位を検出する方式の従来の力顕
微鏡では、カンチレバーの変位量が微小な場合には、外
乱等の影響が大きくなり、安定して測定動作を行うこと
ができないという問題を有する。また従来の力顕微鏡で
は、カンチレバー先端のプローブ周辺部を外部から見る
ことが困難であるという構造上の不具合を有し、力顕微
鏡を操作する上で取扱いにくいという問題を有する。
電極と支持台に設けた電極との間の静電容量の変化を利
用してカンチレバーの変位を検出する方式の従来の力顕
微鏡では、カンチレバーの変位量が微小な場合には、外
乱等の影響が大きくなり、安定して測定動作を行うこと
ができないという問題を有する。また従来の力顕微鏡で
は、カンチレバー先端のプローブ周辺部を外部から見る
ことが困難であるという構造上の不具合を有し、力顕微
鏡を操作する上で取扱いにくいという問題を有する。
【0005】本発明の目的は、静電容量型の検出で安定
して動作し、かつプローブ周辺部が外側から視認しやす
い構造を有した力顕微鏡を提供することにある。
して動作し、かつプローブ周辺部が外側から視認しやす
い構造を有した力顕微鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明に係る力顕
微鏡は、力の作用を受けるプローブを先端部に設けたカ
ンチレバーを備え、プローブの位置変化に伴う前記カン
チレバーの変位に基づいて力を検出する力顕微鏡であ
り、カンチレバーは中間部両側に捩じれ変形部を介して
本体部に設けられ、カンチレバーの後部側の一面に第1
電極を設け、かつこの第1電極に対向する第2電極を固
定部側に設け、第1電極と第2電極の間の静電容量の変
化に基づいてカンチレバーの変位を検出するように構成
される。
微鏡は、力の作用を受けるプローブを先端部に設けたカ
ンチレバーを備え、プローブの位置変化に伴う前記カン
チレバーの変位に基づいて力を検出する力顕微鏡であ
り、カンチレバーは中間部両側に捩じれ変形部を介して
本体部に設けられ、カンチレバーの後部側の一面に第1
電極を設け、かつこの第1電極に対向する第2電極を固
定部側に設け、第1電極と第2電極の間の静電容量の変
化に基づいてカンチレバーの変位を検出するように構成
される。
【0007】第2の本発明は、第1の発明において、捩
じれ変形部がカンチレバーの中央部よりも先部側に設け
られる。
じれ変形部がカンチレバーの中央部よりも先部側に設け
られる。
【0008】
【作用】本発明では、中間部両側に設けた捩じれ変形部
でカンチレバーを支持することによりカンチレバーをシ
ーソ状に回転させるようにし、プローブで生じた位置変
化を、後部側の第1電極と第2電極が設けられた箇所で
拡大し、大きな静電容量の変化を生じさせる。静電容量
を検出するための電極の構造部を、カンチレバーの後部
側に設けることにより、カンチレバーの前部側の構造を
簡素にした。また捩じれ変形部を、カンチレバーの中央
部よりも先部側の位置に設けることにより、てこの原理
を利用して、プローブの位置変化を電極間の距離変化に
変換するときにプローブの位置変化を拡大することがで
き、静電容量の変化を大きくすることができる。またプ
ローブの上側には他の部材を設けないので、プローブを
上側から観察することができる。
でカンチレバーを支持することによりカンチレバーをシ
ーソ状に回転させるようにし、プローブで生じた位置変
化を、後部側の第1電極と第2電極が設けられた箇所で
拡大し、大きな静電容量の変化を生じさせる。静電容量
を検出するための電極の構造部を、カンチレバーの後部
側に設けることにより、カンチレバーの前部側の構造を
簡素にした。また捩じれ変形部を、カンチレバーの中央
部よりも先部側の位置に設けることにより、てこの原理
を利用して、プローブの位置変化を電極間の距離変化に
変換するときにプローブの位置変化を拡大することがで
き、静電容量の変化を大きくすることができる。またプ
ローブの上側には他の部材を設けないので、プローブを
上側から観察することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1を参照して本発明に係る力顕微鏡の全
体構成を説明する。先端部にプローブ11を備えたカン
チレバーユニット12は3次元走査装置13に固定さ
れ、3次元走査装置13はフレーム14の上部に固定さ
れる。試料15は、フレーム14の下部に固定された試
料台16の上に載置される。プローブ11の先端は試料
15の表面に対して原子レベルの距離で接近した状態で
臨んでいる。静電容量式の変位検出機構を備えたカンチ
レバーユニットの詳細な構造は、後述される。3次元走
査装置13は、カンチレバーユニット12の位置をX,
Y,Zの各軸方向に微動させる装置であり、一般に圧電
素子を利用して構成される。3次元走査装置13は、X
Y走査装置とZ微動装置を含む。XY走査装置は試料1
5の表面上でプローブ11を微細な距離でXY走査させ
るための装置であり、Z微動装置はプローブ11をZ軸
方向に微動させ、プローブ11と試料15の間の距離を
調整するための装置である。
体構成を説明する。先端部にプローブ11を備えたカン
チレバーユニット12は3次元走査装置13に固定さ
れ、3次元走査装置13はフレーム14の上部に固定さ
れる。試料15は、フレーム14の下部に固定された試
料台16の上に載置される。プローブ11の先端は試料
15の表面に対して原子レベルの距離で接近した状態で
臨んでいる。静電容量式の変位検出機構を備えたカンチ
レバーユニットの詳細な構造は、後述される。3次元走
査装置13は、カンチレバーユニット12の位置をX,
Y,Zの各軸方向に微動させる装置であり、一般に圧電
素子を利用して構成される。3次元走査装置13は、X
Y走査装置とZ微動装置を含む。XY走査装置は試料1
5の表面上でプローブ11を微細な距離でXY走査させ
るための装置であり、Z微動装置はプローブ11をZ軸
方向に微動させ、プローブ11と試料15の間の距離を
調整するための装置である。
【0011】XY走査制御部17はXY走査装置に対し
制御信号を与え、プローブ11が試料15の表面をXY
走査するようにXY走査装置を駆動する。Z方向サーボ
制御部18はZ微動装置に対して制御信号を与え、プロ
ーブ11と試料15の表面との間の距離が一定になるよ
うにZ微動装置を駆動する。
制御信号を与え、プローブ11が試料15の表面をXY
走査するようにXY走査装置を駆動する。Z方向サーボ
制御部18はZ微動装置に対して制御信号を与え、プロ
ーブ11と試料15の表面との間の距離が一定になるよ
うにZ微動装置を駆動する。
【0012】カンチレバーユニット12における可動部
側の電極と固定部側の電極の間の静電容量は、静電容量
検出回路19で検出される。上記のZ方向サーボ制御部
18は、静電容量検出回路19で検出される静電容量値
が一定になるようにサーボ用制御信号を生成する。
側の電極と固定部側の電極の間の静電容量は、静電容量
検出回路19で検出される。上記のZ方向サーボ制御部
18は、静電容量検出回路19で検出される静電容量値
が一定になるようにサーボ用制御信号を生成する。
【0013】演算・制御装置20は、Z方向サーボ制御
部18からサーボ用制御信号に関するデータを入力する
と共に、XY走査制御部17に対して走査用制御信号を
生成するためのデータを供給する。演算・制御装置20
では、走査用データとサーボ用制御データを利用して演
算処理を行い、試料12の測定表面の凹凸形状を算出
し、表示装置21に表示する。
部18からサーボ用制御信号に関するデータを入力する
と共に、XY走査制御部17に対して走査用制御信号を
生成するためのデータを供給する。演算・制御装置20
では、走査用データとサーボ用制御データを利用して演
算処理を行い、試料12の測定表面の凹凸形状を算出
し、表示装置21に表示する。
【0014】図2〜図4を参照してカンチレバーユニッ
ト12の構造を説明する。カンチレバーユニット12
は、最下層の基板31とスペーサ部材32と固定電極板
33と上部部材34を積層させた構造により作られる。
基板31は所要の剛性を有する絶縁性板材である。基板
31にはコ字型の開口部35が形成され、この加工によ
って基板本体部36と、カンチレバー37と、基板本体
部36とカンチレバー37を繋ぐ2箇所の捩じれ変形部
38が形成される。捩じれ変形部38は、カンチレバー
37の中間部両側に位置し、望ましくはその中央部より
も先部側に位置する。基板31と同じ剛性を有するカン
チレバー37は、捩じれ変形部38を中心としてシーソ
状に回転する。カンチレバー37の前部37aは先端が
尖った三角形状を有し、その先端部にプローブ11が設
けられる。カンチレバー37の後部37bの上面には相
対的に広い面積の電極39が設けられる。カンチレバー
37の変位と共に位置が変化するという意味で、電極3
9を以下「可動電極39」という。可動電極39の前部
は配線部39aとして捩じれ変形部38の上面および基
板本体部36の上面へ延設され、その延設された配線部
39aの端部にボンディングパッド40が形成される。
ト12の構造を説明する。カンチレバーユニット12
は、最下層の基板31とスペーサ部材32と固定電極板
33と上部部材34を積層させた構造により作られる。
基板31は所要の剛性を有する絶縁性板材である。基板
31にはコ字型の開口部35が形成され、この加工によ
って基板本体部36と、カンチレバー37と、基板本体
部36とカンチレバー37を繋ぐ2箇所の捩じれ変形部
38が形成される。捩じれ変形部38は、カンチレバー
37の中間部両側に位置し、望ましくはその中央部より
も先部側に位置する。基板31と同じ剛性を有するカン
チレバー37は、捩じれ変形部38を中心としてシーソ
状に回転する。カンチレバー37の前部37aは先端が
尖った三角形状を有し、その先端部にプローブ11が設
けられる。カンチレバー37の後部37bの上面には相
対的に広い面積の電極39が設けられる。カンチレバー
37の変位と共に位置が変化するという意味で、電極3
9を以下「可動電極39」という。可動電極39の前部
は配線部39aとして捩じれ変形部38の上面および基
板本体部36の上面へ延設され、その延設された配線部
39aの端部にボンディングパッド40が形成される。
【0015】固定電極板33はスペーサ部材32と上部
部材34の間にあって、固定部側に固定される。スペー
サ部材32は、絶縁体であって、上記開口部35の後部
側形状に一致する形状の切欠き部32aが形成される。
その結果、固定電極板33の一部33a(以下「固定電
極33a」という)は、スペーサ部材32の切欠き部3
2aのスペースを通して下方に臨み、可動電極39に対
向する。固定電極板33の後端部にはボンディングパッ
ド33bが形成される。
部材34の間にあって、固定部側に固定される。スペー
サ部材32は、絶縁体であって、上記開口部35の後部
側形状に一致する形状の切欠き部32aが形成される。
その結果、固定電極板33の一部33a(以下「固定電
極33a」という)は、スペーサ部材32の切欠き部3
2aのスペースを通して下方に臨み、可動電極39に対
向する。固定電極板33の後端部にはボンディングパッ
ド33bが形成される。
【0016】可動電極39のボンディングパッド40、
固定電極33のボンディングパッド33bには、前述の
静電容量検出回路19の入力部に接続された信号線が接
続される。対向する可動電極39と固定電極33aによ
ってコンデンサが形成され、この可動電極39と固定電
極33aの間の静電容量が静電容量検出回路19によっ
て検出される。可動電極39の位置変化によって可動電
極39と固定電極33aの距離が変化するので、上記静
電容量は変化する。
固定電極33のボンディングパッド33bには、前述の
静電容量検出回路19の入力部に接続された信号線が接
続される。対向する可動電極39と固定電極33aによ
ってコンデンサが形成され、この可動電極39と固定電
極33aの間の静電容量が静電容量検出回路19によっ
て検出される。可動電極39の位置変化によって可動電
極39と固定電極33aの距離が変化するので、上記静
電容量は変化する。
【0017】次に上記構造を有するカンチレバーユニッ
ト12の動作について説明する。このカンチレバーユニ
ット12は静電容量型の変位計を構成する。図3に示す
ように、カンチレバー37は捩じれ変形部38を中心に
回転する。カンチレバー38の先端部に設けられたプロ
ーブ11が、試料15の表面からの原子間力の作用を受
けてその位置を変化すると、可動電極39と固定電極3
3aとの間の距離が変換する。可動電極39と固定電極
33aに基づく静電容量は、両者の距離が変化すると変
化する。このような静電容量の変化は、静電容量検出回
路19によって検出される。Z方向サーボ制御部18
は、静電容量検出回路19で検出される静電容量が所定
の一定値に保持されるように、3次元走査装置13のZ
微動機構を制御し、プローブ11と試料15の表面との
距離を所定の一定距離に保持するようにサーボ制御を行
う。試料15の表面をXY走査を行いながら、Z軸方向
について上記サーボ制御を行うことによって試料15の
表面形状の情報を得ることができる。
ト12の動作について説明する。このカンチレバーユニ
ット12は静電容量型の変位計を構成する。図3に示す
ように、カンチレバー37は捩じれ変形部38を中心に
回転する。カンチレバー38の先端部に設けられたプロ
ーブ11が、試料15の表面からの原子間力の作用を受
けてその位置を変化すると、可動電極39と固定電極3
3aとの間の距離が変換する。可動電極39と固定電極
33aに基づく静電容量は、両者の距離が変化すると変
化する。このような静電容量の変化は、静電容量検出回
路19によって検出される。Z方向サーボ制御部18
は、静電容量検出回路19で検出される静電容量が所定
の一定値に保持されるように、3次元走査装置13のZ
微動機構を制御し、プローブ11と試料15の表面との
距離を所定の一定距離に保持するようにサーボ制御を行
う。試料15の表面をXY走査を行いながら、Z軸方向
について上記サーボ制御を行うことによって試料15の
表面形状の情報を得ることができる。
【0018】カンチレバー37の上記動作において、図
4に示すように、プローブ11側の先端部が例えばd1
の距離だけ上方に移動すると、後端側の可動電極39に
おける対向領域の中心部は下方に距離d2だけ移動す
る。この場合に、カンチレバー37における捩じれ変形
部38の位置は、前述の通りカンチレバー37の中央部
から先部側に設定されているために、図4に示すように
距離L1,L2(L1<L2)すると、距離d2はd1
・(L2/L1)として拡大した移動距離となり、プロ
ーブ11の変位が拡大される。従って、距離L1,L2
を上記のように選択することにより、プローブ11の位
置変化による距離は拡大され、可動電極と固定電極の間
に生じる静電容量の変化が大きくなるので、カンチレバ
ー37の変位の検出が容易になり、かつ検出感度が高く
なる。静電容量の変化を大きくすることができるので、
検出出力を大きくすることができ、安定した検出動作を
行うことができる。なお倍率(L2/L1)としては、
例えば2倍程度である。
4に示すように、プローブ11側の先端部が例えばd1
の距離だけ上方に移動すると、後端側の可動電極39に
おける対向領域の中心部は下方に距離d2だけ移動す
る。この場合に、カンチレバー37における捩じれ変形
部38の位置は、前述の通りカンチレバー37の中央部
から先部側に設定されているために、図4に示すように
距離L1,L2(L1<L2)すると、距離d2はd1
・(L2/L1)として拡大した移動距離となり、プロ
ーブ11の変位が拡大される。従って、距離L1,L2
を上記のように選択することにより、プローブ11の位
置変化による距離は拡大され、可動電極と固定電極の間
に生じる静電容量の変化が大きくなるので、カンチレバ
ー37の変位の検出が容易になり、かつ検出感度が高く
なる。静電容量の変化を大きくすることができるので、
検出出力を大きくすることができ、安定した検出動作を
行うことができる。なお倍率(L2/L1)としては、
例えば2倍程度である。
【0019】また図1〜図3に示されるように、カンチ
レバーユニット12においてプローブ11の上側等の周
辺部にはプローブ11を視認するのに障害となる部材が
設けられていないため、上側から試料15とプローブ1
1を同時に観察することができ、互いの位置関係を容易
に把握することができる。
レバーユニット12においてプローブ11の上側等の周
辺部にはプローブ11を視認するのに障害となる部材が
設けられていないため、上側から試料15とプローブ1
1を同時に観察することができ、互いの位置関係を容易
に把握することができる。
【0020】上記実施例によれば、カンチレバーユニッ
ト12を小型化することができる。また、小型化によっ
て、カンチレバーユニット12に直接に走査動作を行わ
せることができる。
ト12を小型化することができる。また、小型化によっ
て、カンチレバーユニット12に直接に走査動作を行わ
せることができる。
【0021】なお、捩じれ変形部38に関してカンチレ
バー37の形状を非対称な形状とすることによってプロ
ーブ11を試料15の方向に振動させ、これにより力の
勾配を検出する形式の力顕微鏡に利用することができ
る。
バー37の形状を非対称な形状とすることによってプロ
ーブ11を試料15の方向に振動させ、これにより力の
勾配を検出する形式の力顕微鏡に利用することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、カンチレバーの中央部よりも前側に設けた捩じれ
変形部でカンチレバーを支持してカンチレバーをシーソ
状に回転させるようにし、カンチレバー前部側のプロー
ブで生じた位置変化を、カンチレバー後部側の電極間の
距離の変化で拡大し、大きな静電容量変化を生じさせる
ようにしたため、安定して変位検出動作を行うことがで
きる。また静電容量を作る電極部分の構造をカンチレバ
ー後部側に設けたため、プローブ周辺部を上側から視認
しやすくなり、力顕微鏡の操作性が向上する。
れば、カンチレバーの中央部よりも前側に設けた捩じれ
変形部でカンチレバーを支持してカンチレバーをシーソ
状に回転させるようにし、カンチレバー前部側のプロー
ブで生じた位置変化を、カンチレバー後部側の電極間の
距離の変化で拡大し、大きな静電容量変化を生じさせる
ようにしたため、安定して変位検出動作を行うことがで
きる。また静電容量を作る電極部分の構造をカンチレバ
ー後部側に設けたため、プローブ周辺部を上側から視認
しやすくなり、力顕微鏡の操作性が向上する。
【図1】本発明に係る力顕微鏡の全体の装置構成を示す
図である。
図である。
【図2】カンチレバーユニットの外観斜視図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】カンチレバーの形態における距離関係を示した
側面図である。
側面図である。
11 プローブ 12 カンチレバーユニット 13 3次元走査装置 14 フレーム 15 試料 31 基板 32 スペーサ部材 33 固定電極板 33a 固定電極 34 上部部材 35 開口部 36 基板本体部 37 カンチレバー 38 捩じれ変形部 39 可動電極
Claims (2)
- 【請求項1】 力の作用を受けるプローブを先端部に設
けたカンチレバーを備え、前記プローブの位置変化に伴
う前記カンチレバーの変位に基づいて前記力を検出する
力顕微鏡において、 前記カンチレバーは中間部両側に位置する捩じれ変形部
を介して本体部に設けられ、前記カンチレバーの後部側
の一面に第1電極を設け、かつこの第1電極に対向する
第2電極を固定部側に設け、前記第1電極と前記第2電
極の間の静電容量の変化に基づいて前記カンチレバーの
変位を検出することを特徴とする力顕微鏡。 - 【請求項2】 請求項1記載の力顕微鏡において、前記
捩じれ変形部は前記カンチレバーの中央部よりも先部側
に位置することを特徴とする力顕微鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22885594A JPH0868800A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 力顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22885594A JPH0868800A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 力顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0868800A true JPH0868800A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16882941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22885594A Pending JPH0868800A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 力顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0868800A (ja) |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP22885594A patent/JPH0868800A/ja active Pending
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