JPH0871162A - 薬液注入器具 - Google Patents
薬液注入器具Info
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- JPH0871162A JPH0871162A JP6209628A JP20962894A JPH0871162A JP H0871162 A JPH0871162 A JP H0871162A JP 6209628 A JP6209628 A JP 6209628A JP 20962894 A JP20962894 A JP 20962894A JP H0871162 A JPH0871162 A JP H0871162A
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- chemical
- liquid
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/14—Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
- A61M5/142—Pressure infusion, e.g. using pumps
- A61M5/145—Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons
- A61M5/148—Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons flexible, e.g. independent bags
- A61M5/152—Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons flexible, e.g. independent bags pressurised by contraction of elastic reservoirs
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 加圧状態で薬液を貯蔵し、かつ開口部から薬
液を流入および流出するバル−ン1と、バル−ン1を収
納しその開口と連通した薬液流出口および薬液流入口を
有するハウジング3と、前記薬液流出口から延びた薬液
流出アセンブリと、該薬液流出アセンブリbに配置され
た薬液量を制御するための流量制御部10とからなる薬液
注入器具において、前記バル−ン1が円筒形デイスク2
の胴の両面に夫々薬液流入により膨張しうるシ−トが設
けられてなる薬液注入器具。 【効果】 平面構造したシ−ト状バル−ンは、その厚さ
斑が管状体の厚さ斑より小さいので、薬液を流入させて
シ−トを膨張させた際のバル−ンの厚さ斑も小さい。そ
の結果、バル−ンからの薬液流出時圧力変動が少なく、
薬液が充満されたバル−ンは、バル−ン流出口での薬液
の流出速度の変動がないので、流量制御部入口での薬液
流入圧の変動も少なく、常時一定速度で薬液を人体に注
入することができる。
液を流入および流出するバル−ン1と、バル−ン1を収
納しその開口と連通した薬液流出口および薬液流入口を
有するハウジング3と、前記薬液流出口から延びた薬液
流出アセンブリと、該薬液流出アセンブリbに配置され
た薬液量を制御するための流量制御部10とからなる薬液
注入器具において、前記バル−ン1が円筒形デイスク2
の胴の両面に夫々薬液流入により膨張しうるシ−トが設
けられてなる薬液注入器具。 【効果】 平面構造したシ−ト状バル−ンは、その厚さ
斑が管状体の厚さ斑より小さいので、薬液を流入させて
シ−トを膨張させた際のバル−ンの厚さ斑も小さい。そ
の結果、バル−ンからの薬液流出時圧力変動が少なく、
薬液が充満されたバル−ンは、バル−ン流出口での薬液
の流出速度の変動がないので、流量制御部入口での薬液
流入圧の変動も少なく、常時一定速度で薬液を人体に注
入することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定量の薬液を血管、膀
胱等に、少しずつ持続して注入するための薬液注入器具
に関し、更に詳しくはバル−ン内に加圧状態で貯蔵した
薬液を、一定速度で少しずつ持続して患者に注入するこ
とができる薬液注入器具に関する。
胱等に、少しずつ持続して注入するための薬液注入器具
に関し、更に詳しくはバル−ン内に加圧状態で貯蔵した
薬液を、一定速度で少しずつ持続して患者に注入するこ
とができる薬液注入器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、抗生物質や抗ガン剤等の薬液
を血管、膀胱等に少しずつ注入する方法として、特開昭
50−108790号公報に弾性材料からなるバル−ンに薬液を
収納し、バル−ンの収縮力を利用して薬液を長時間にわ
たって人体に持続注入する器具が紹介されている。また
バル−ン材料としては特公昭59-48881号公報に合成ポリ
イソプレンを使用した薬液注入器具が紹介されている。
本発明者の一人も既に特開平4−2360号で天然ゴム製管
状体の中空内面がシリコ−ン樹脂膜で覆われた多層構造
をしたバル−ンを用いて、薬液を充填したバル−ンから
薬液をほぼ一定速度で供給する器具を特許出願してい
る。
を血管、膀胱等に少しずつ注入する方法として、特開昭
50−108790号公報に弾性材料からなるバル−ンに薬液を
収納し、バル−ンの収縮力を利用して薬液を長時間にわ
たって人体に持続注入する器具が紹介されている。また
バル−ン材料としては特公昭59-48881号公報に合成ポリ
イソプレンを使用した薬液注入器具が紹介されている。
本発明者の一人も既に特開平4−2360号で天然ゴム製管
状体の中空内面がシリコ−ン樹脂膜で覆われた多層構造
をしたバル−ンを用いて、薬液を充填したバル−ンから
薬液をほぼ一定速度で供給する器具を特許出願してい
る。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、かかる
バル−ン材料はいずれも一端が閉鎖された管状体あるい
は両端が開口された管状体からなるために膜厚が一定の
バル−ンを製造するのが困難で厚さ斑のある管状体しか
製造できなかった。そのために薬液を管状体に流入して
管状体を膨張させた時に、部分的に応力の集中が発生し
たりして膨張時のバル−ンの形態が変形したりするため
に、バル−ン内部の薬液を流出させたとき、バル−ン流
出口での薬液の流出速度が変動し、流量制御部入口での
薬液流入圧の変動によって常時一定速度で薬液を人体に
注入するという本発明の目的が達成されないことがしば
しば起こった。
バル−ン材料はいずれも一端が閉鎖された管状体あるい
は両端が開口された管状体からなるために膜厚が一定の
バル−ンを製造するのが困難で厚さ斑のある管状体しか
製造できなかった。そのために薬液を管状体に流入して
管状体を膨張させた時に、部分的に応力の集中が発生し
たりして膨張時のバル−ンの形態が変形したりするため
に、バル−ン内部の薬液を流出させたとき、バル−ン流
出口での薬液の流出速度が変動し、流量制御部入口での
薬液流入圧の変動によって常時一定速度で薬液を人体に
注入するという本発明の目的が達成されないことがしば
しば起こった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこれらの欠
点を解決するために鋭意研究した結果、これらの原因が
バル−ン膨張時の厚さ斑であることを見出し本発明に到
達した。すなわち、本発明は加圧状態で薬液を貯蔵し、
かつ開口部から薬液を注入および流出するバル−ンと、
該バル−ンを収納しその開口と連通した薬液流出口およ
び薬液流入口を有するハウジングと、前記薬液流出口か
ら延びた薬液流出アセンブリと、該薬液流出アセンブリ
に配置された薬液量を制御するための流量制御部とから
なる薬液注入器具において、前記バル−ンが円筒形デイ
スクの胴の両面に夫々薬液流入により膨張しうるシ−ト
が設けられてなる薬液注入器具である。また、本発明は
前記薬液注入器具において、シ−ト間に囲まれた円筒形
デイスクの内部に容積調整部材が設けられてなる薬液注
入器具である。
点を解決するために鋭意研究した結果、これらの原因が
バル−ン膨張時の厚さ斑であることを見出し本発明に到
達した。すなわち、本発明は加圧状態で薬液を貯蔵し、
かつ開口部から薬液を注入および流出するバル−ンと、
該バル−ンを収納しその開口と連通した薬液流出口およ
び薬液流入口を有するハウジングと、前記薬液流出口か
ら延びた薬液流出アセンブリと、該薬液流出アセンブリ
に配置された薬液量を制御するための流量制御部とから
なる薬液注入器具において、前記バル−ンが円筒形デイ
スクの胴の両面に夫々薬液流入により膨張しうるシ−ト
が設けられてなる薬液注入器具である。また、本発明は
前記薬液注入器具において、シ−ト間に囲まれた円筒形
デイスクの内部に容積調整部材が設けられてなる薬液注
入器具である。
【0005】
【作用】本発明は薬液をバル−ン内に充填して膨張した
バル−ンの収縮力を利用して、バル−ン内の薬液を患者
に注入するものであり、バル−ンから流出した薬液は薬
液流通チュ−ブに設置された薬液流出速度を制御する流
量制御部を経て該チュ−ブ下端部の接続具に連結された
穿刺針から患者に注入される。バル−ン内への薬液の流
入は、注射器のシリンジ内に充填された薬液をシリンジ
先端をバル−ン開口部に設置された薬液注入部に連通し
て流入する。平面構造したシ−ト状バル−ンは、その厚
さ斑が管状体の厚さ斑より小さいので、薬液を流入させ
てシ−トを膨張させた際のバル−ンの厚さ斑も小さい。
その結果、バル−ンからの薬液流出時圧力変動が少な
く、薬液が充満されたバル−ンは、バル−ン流出口での
薬液の流出速度の変動がないので、流量制御部入口での
薬液流入圧の変動もなく、常時一定速度で薬液を人体に
注入することができる。
バル−ンの収縮力を利用して、バル−ン内の薬液を患者
に注入するものであり、バル−ンから流出した薬液は薬
液流通チュ−ブに設置された薬液流出速度を制御する流
量制御部を経て該チュ−ブ下端部の接続具に連結された
穿刺針から患者に注入される。バル−ン内への薬液の流
入は、注射器のシリンジ内に充填された薬液をシリンジ
先端をバル−ン開口部に設置された薬液注入部に連通し
て流入する。平面構造したシ−ト状バル−ンは、その厚
さ斑が管状体の厚さ斑より小さいので、薬液を流入させ
てシ−トを膨張させた際のバル−ンの厚さ斑も小さい。
その結果、バル−ンからの薬液流出時圧力変動が少な
く、薬液が充満されたバル−ンは、バル−ン流出口での
薬液の流出速度の変動がないので、流量制御部入口での
薬液流入圧の変動もなく、常時一定速度で薬液を人体に
注入することができる。
【0006】
【実施例】以下実施例で本発明の一例を説明する。図1
は本発明の薬液注入器具の一実施例の説明図であって、
薬液を充満させたバル−ンを薬液流出アセンブリに接続
する前の状態を示す説明図であり、図2は本発明の薬液
注入器具のバル−ン体の製造手順を示す説明図であり、
図3は図1の薬液注入器具の薬液を充満させたバル−ン
体の断面図であり、図4は図3に示す薬液流出アセンブ
リのコネクタ−とバル−ンのロックアダプタ−の拡大断
面図であり、図5は図4に示すコネクタ−をロックアダ
プタ−に挿入したときの状態を示す説明図であり、図6
はシリンジ内薬液をバル−ンに注入する際の説明図であ
ってシリンジと薬液注入用バル−ン体が接続していない
状態を示す説明図であり、図7は図6に示すシリンジか
ら薬液をバル−ン内へ充填しているときの説明図であ
り、図8は本発明の薬液注入器具の薬液を充満させたバ
ル−ン体の他の実施例の断面図であり、図9および図10
は本発明薬液注入器具のバル−ン内の薬液充填量に対す
るバル−ン内圧の関係を示す図であり、図11は従来の薬
液注入器具におけるバル−ン内の薬液充填量に対するバ
ル−ン内圧の関係を示す図である。
は本発明の薬液注入器具の一実施例の説明図であって、
薬液を充満させたバル−ンを薬液流出アセンブリに接続
する前の状態を示す説明図であり、図2は本発明の薬液
注入器具のバル−ン体の製造手順を示す説明図であり、
図3は図1の薬液注入器具の薬液を充満させたバル−ン
体の断面図であり、図4は図3に示す薬液流出アセンブ
リのコネクタ−とバル−ンのロックアダプタ−の拡大断
面図であり、図5は図4に示すコネクタ−をロックアダ
プタ−に挿入したときの状態を示す説明図であり、図6
はシリンジ内薬液をバル−ンに注入する際の説明図であ
ってシリンジと薬液注入用バル−ン体が接続していない
状態を示す説明図であり、図7は図6に示すシリンジか
ら薬液をバル−ン内へ充填しているときの説明図であ
り、図8は本発明の薬液注入器具の薬液を充満させたバ
ル−ン体の他の実施例の断面図であり、図9および図10
は本発明薬液注入器具のバル−ン内の薬液充填量に対す
るバル−ン内圧の関係を示す図であり、図11は従来の薬
液注入器具におけるバル−ン内の薬液充填量に対するバ
ル−ン内圧の関係を示す図である。
【0007】図中1はシ−ト状バル−ン、2は円筒形デ
イスク、3はハウジング、4は疎水性フイルタ−、5は
逆止弁、6はリング状固定具、7はロックアダプタ−、
8は凹溝、9はド−ム状容積調整部材、10は流量制御
部、11は薬液流通チュ−ブ、12はコネクタ−部、13は連
通パイプ、14は薬液流出入口、15は中心軸を示す。図1
は本発明の薬液注入器具の一実施例の説明図であって、
薬液注入用バル−ン体aと薬液流出アセンブリbとから
構成されている。薬液注入用バル−ン体aは薬液が収容
される部分であるとともに、該薬液を人体の注入箇所へ
移動せしめる駆動部分であり、円筒形デイスク2の胴の
両面に貼られたシ−ト状バル−ン1が薬液によって膨張
してしている。バル−ン1の薬液はロックアダプタ−7
で薬液流出アセンブリbと連結し、薬液流通チュ−ブ11
および流量制御部10を経て接続具19に嵌着した注射針
(図示せず)から人体に注入される。ロックアダプタ−
7と反対側の端部には気体は通過させるが液体は通過さ
せない疎水性フイルタ−(図示せず)が設けられてい
る。
イスク、3はハウジング、4は疎水性フイルタ−、5は
逆止弁、6はリング状固定具、7はロックアダプタ−、
8は凹溝、9はド−ム状容積調整部材、10は流量制御
部、11は薬液流通チュ−ブ、12はコネクタ−部、13は連
通パイプ、14は薬液流出入口、15は中心軸を示す。図1
は本発明の薬液注入器具の一実施例の説明図であって、
薬液注入用バル−ン体aと薬液流出アセンブリbとから
構成されている。薬液注入用バル−ン体aは薬液が収容
される部分であるとともに、該薬液を人体の注入箇所へ
移動せしめる駆動部分であり、円筒形デイスク2の胴の
両面に貼られたシ−ト状バル−ン1が薬液によって膨張
してしている。バル−ン1の薬液はロックアダプタ−7
で薬液流出アセンブリbと連結し、薬液流通チュ−ブ11
および流量制御部10を経て接続具19に嵌着した注射針
(図示せず)から人体に注入される。ロックアダプタ−
7と反対側の端部には気体は通過させるが液体は通過さ
せない疎水性フイルタ−(図示せず)が設けられてい
る。
【0008】シ−ト状バル−ン1は円筒形デイスク2の
胴の両面に太鼓のように貼られている。図2はバル−ン
体aの製造手順を示す説明図であって、円筒形デイスク
2の胴の両面にシ−ト状のバル−ン1および1, が夫々
リング状の凹溝8を覆うように貼られた後に、O−リン
グ状の固定具6および6, を凹溝8に嵌着して固定し、
シ−ト状バル−ン1および1, が円筒形デイスク2に装
着される。図3には円筒形デイスク2の胴の両端に固定
具6で嵌着されたシ−ト状バル−ン1の断面図が図示さ
れている。円筒形デイスク2の内部は図3に示すように
空洞になっており、円筒形デイスク2の対向する両端の
一端は疎水性フイルタ−4が設けられ、他端は薬液が流
出入する薬液流通路からなっている。この疎水性フイル
タ−4は薬液流入時にはシ−ト状バル−ン1と1, の間
に残存している空気を追い出す役割をする部材であり、
ポリエステル、弗素樹脂またはこれらをラミネ−トした
ものなどで作製されている。本発明においては薬液流通
路と疎水性フイルタ−4とは円筒形デイスク2の対向す
る限定されるものでない。シ−ト状バル−ン1および1
, は薬液の流入によって膨張し、バル−ンの収縮圧力で
薬液がバル−ン内部から流出する機構になっている。
胴の両面に太鼓のように貼られている。図2はバル−ン
体aの製造手順を示す説明図であって、円筒形デイスク
2の胴の両面にシ−ト状のバル−ン1および1, が夫々
リング状の凹溝8を覆うように貼られた後に、O−リン
グ状の固定具6および6, を凹溝8に嵌着して固定し、
シ−ト状バル−ン1および1, が円筒形デイスク2に装
着される。図3には円筒形デイスク2の胴の両端に固定
具6で嵌着されたシ−ト状バル−ン1の断面図が図示さ
れている。円筒形デイスク2の内部は図3に示すように
空洞になっており、円筒形デイスク2の対向する両端の
一端は疎水性フイルタ−4が設けられ、他端は薬液が流
出入する薬液流通路からなっている。この疎水性フイル
タ−4は薬液流入時にはシ−ト状バル−ン1と1, の間
に残存している空気を追い出す役割をする部材であり、
ポリエステル、弗素樹脂またはこれらをラミネ−トした
ものなどで作製されている。本発明においては薬液流通
路と疎水性フイルタ−4とは円筒形デイスク2の対向す
る限定されるものでない。シ−ト状バル−ン1および1
, は薬液の流入によって膨張し、バル−ンの収縮圧力で
薬液がバル−ン内部から流出する機構になっている。
【0009】バル−ン1は、薬液が流入されていると球
状をしており、患者への薬液注入量、注入時間などに応
じて種々の大きさ、肉厚のものを用いることができ、本
発明においては特に限定されるものでない。本発明で使
用するバル−ン1材料としては、薬液を流入することに
よって膨張し、かつ膨張したバル−ンが薬液を流出する
収縮圧を有するものが好ましく、シリコ−ンゴム、ブチ
ルゴム、アクリロニトリルブタジェンゴム、ブタジェン
ゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、スチレンブタジ
ェンゴム、ペルプレン、クレイトンゴムなどの弾性重合
体または天然ゴム、これらの重合体混合物、またはこれ
らの物質の添加剤を除去したのち人体に無害の酸化防止
剤を添加した加工物質、またはラミネ−ト等が挙げられ
る。ラミネ−トとして使用される際には、これらの材料
は外層として使用され、内層には外層材料より収縮応力
の小さい弾性ゴムや熱可塑性樹脂が使用される。熱可塑
性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド等の未延伸、1
軸延伸または2軸延伸フイルムが挙げられる。
状をしており、患者への薬液注入量、注入時間などに応
じて種々の大きさ、肉厚のものを用いることができ、本
発明においては特に限定されるものでない。本発明で使
用するバル−ン1材料としては、薬液を流入することに
よって膨張し、かつ膨張したバル−ンが薬液を流出する
収縮圧を有するものが好ましく、シリコ−ンゴム、ブチ
ルゴム、アクリロニトリルブタジェンゴム、ブタジェン
ゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、スチレンブタジ
ェンゴム、ペルプレン、クレイトンゴムなどの弾性重合
体または天然ゴム、これらの重合体混合物、またはこれ
らの物質の添加剤を除去したのち人体に無害の酸化防止
剤を添加した加工物質、またはラミネ−ト等が挙げられ
る。ラミネ−トとして使用される際には、これらの材料
は外層として使用され、内層には外層材料より収縮応力
の小さい弾性ゴムや熱可塑性樹脂が使用される。熱可塑
性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド等の未延伸、1
軸延伸または2軸延伸フイルムが挙げられる。
【0010】図3において円筒形デイスク2の一端に薬
液流通路16が設けられており、短円筒状部材によってハ
ウジング3と一体に形成されている。ハウジング3はバ
ル−ン1が外部の鋭利な物体に触れて破損するのを防止
するとともに、バル−ン自体のピンホ−ルなどの欠陥に
よってバル−ン1から液洩れが発生した場合に外部に薬
液が飛散しないように薬液を密封する機能を果たす箇所
である。ハウジング3の適宜の箇所には空気抜きの開口
部(図示せず)が形成されており、該開口部に空気は通
過させるが薬液は通過させない疎水性フイルタ−が設け
られているのが好ましい。
液流通路16が設けられており、短円筒状部材によってハ
ウジング3と一体に形成されている。ハウジング3はバ
ル−ン1が外部の鋭利な物体に触れて破損するのを防止
するとともに、バル−ン自体のピンホ−ルなどの欠陥に
よってバル−ン1から液洩れが発生した場合に外部に薬
液が飛散しないように薬液を密封する機能を果たす箇所
である。ハウジング3の適宜の箇所には空気抜きの開口
部(図示せず)が形成されており、該開口部に空気は通
過させるが薬液は通過させない疎水性フイルタ−が設け
られているのが好ましい。
【0011】薬液流通路16には、図4〜図7に示される
ようにバル−ン3側からダックビルタイプの逆止弁5、
固定デイスク17およびシ−ル手段18が設けられている。
ダックビルタイプの逆止弁5は弁の閉鎖端がカモノハシ
の嘴のような尖った形状をしており、バル−ン1内部へ
の薬液の流通は許すが、その逆方向の流れは阻止する構
造となっている。逆止弁5としては、前記ダックビルタ
イプの弁のほかにも傘弁、フラップ弁、ポペット弁、ボ
−ル弁などを用いることができ、これらの弁材料として
は弗素樹脂、ナイロン、ポリオレフイン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカ−ボネ−ト、シリコ−ン樹脂などが挙げられ
る。固定デイスク17は逆止弁5の基板を支持するもので
あり、中央部には薬液の流出流入のための開口部が形成
されている。
ようにバル−ン3側からダックビルタイプの逆止弁5、
固定デイスク17およびシ−ル手段18が設けられている。
ダックビルタイプの逆止弁5は弁の閉鎖端がカモノハシ
の嘴のような尖った形状をしており、バル−ン1内部へ
の薬液の流通は許すが、その逆方向の流れは阻止する構
造となっている。逆止弁5としては、前記ダックビルタ
イプの弁のほかにも傘弁、フラップ弁、ポペット弁、ボ
−ル弁などを用いることができ、これらの弁材料として
は弗素樹脂、ナイロン、ポリオレフイン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカ−ボネ−ト、シリコ−ン樹脂などが挙げられ
る。固定デイスク17は逆止弁5の基板を支持するもので
あり、中央部には薬液の流出流入のための開口部が形成
されている。
【0012】接続具であるロックアダプタ−7と固定デ
イスク17により形成された環状凹所内には、シ−ル手段
18たるO−リングが配設されている。このO−リングの
内径は連通パイプの外径と同一もしくはそれより小さ
く、これによって連通パイプを薬液流通路16内に挿入し
たときのシ−ル性が高められるようになっている。ロッ
クアダプタ−7は内面がルア−テ−パ−状に形成された
ほぼ円筒状の接続具である。ロックアダプタ−7の端部
外周には薬液流出アセンブリbを接続するためのネジ部
21が形成されている。
イスク17により形成された環状凹所内には、シ−ル手段
18たるO−リングが配設されている。このO−リングの
内径は連通パイプの外径と同一もしくはそれより小さ
く、これによって連通パイプを薬液流通路16内に挿入し
たときのシ−ル性が高められるようになっている。ロッ
クアダプタ−7は内面がルア−テ−パ−状に形成された
ほぼ円筒状の接続具である。ロックアダプタ−7の端部
外周には薬液流出アセンブリbを接続するためのネジ部
21が形成されている。
【0013】薬液流出アセンブリbはロックアダプタ−
7に接続される接続具であるコネクタ−部12と、薬液量
を制御するための流量制御部10と、薬液流通チュ−ブ11
と、接続具19とで構成されている。コネクタ−部12の一
端にはロックアダプタ−7に接続されたときに、逆止弁
5を押し開いてバル−ン1内部に連通しうる長さを有す
る連通パイプ13が設けられている。この連通パイプ13は
ポリカ−ボネ−ト、ポリ塩化ビニル、ポリオレフインな
どの合成樹脂やステンレスなどの金属で作製することが
できる。連通パイプ13はコネクタ−部12の内周面に固着
されている。連通パイプ13の突出長さLは、図4に示さ
れるようにコネクタ−部12とロックアダプタ−7が接続
されたときにダックビルタイプの逆止弁5を押し広げう
る長さに設定されている。これにより逆止弁5の逆止効
果が強制的に解除されて、注入針を用いなくともバル−
ン1内に充填された薬液の流出が可能になる。コネクタ
−部12側のネジ部22はロックアダプタ−7に形成された
ネジ部21との螺合により薬液注入用バル−ン体aと薬液
流出アセンブリbとの接続が行われる。この接続は螺合
以外に嵌合で行うようにしてもよい。薬液の流出および
流入を一箇所の薬液流通路16で説明したが、本発明はそ
の実施例に限定されるものでなく、薬液の流出および流
入を別々の箇所から行ってもよい。例えば薬液流通路16
から薬液流出だけを行い、薬液流入は薬液流通路16の対
向する円筒形デイスク2の位置、すなわち疎水性フイル
タ−4が設置されている位置に設けてもよい。
7に接続される接続具であるコネクタ−部12と、薬液量
を制御するための流量制御部10と、薬液流通チュ−ブ11
と、接続具19とで構成されている。コネクタ−部12の一
端にはロックアダプタ−7に接続されたときに、逆止弁
5を押し開いてバル−ン1内部に連通しうる長さを有す
る連通パイプ13が設けられている。この連通パイプ13は
ポリカ−ボネ−ト、ポリ塩化ビニル、ポリオレフインな
どの合成樹脂やステンレスなどの金属で作製することが
できる。連通パイプ13はコネクタ−部12の内周面に固着
されている。連通パイプ13の突出長さLは、図4に示さ
れるようにコネクタ−部12とロックアダプタ−7が接続
されたときにダックビルタイプの逆止弁5を押し広げう
る長さに設定されている。これにより逆止弁5の逆止効
果が強制的に解除されて、注入針を用いなくともバル−
ン1内に充填された薬液の流出が可能になる。コネクタ
−部12側のネジ部22はロックアダプタ−7に形成された
ネジ部21との螺合により薬液注入用バル−ン体aと薬液
流出アセンブリbとの接続が行われる。この接続は螺合
以外に嵌合で行うようにしてもよい。薬液の流出および
流入を一箇所の薬液流通路16で説明したが、本発明はそ
の実施例に限定されるものでなく、薬液の流出および流
入を別々の箇所から行ってもよい。例えば薬液流通路16
から薬液流出だけを行い、薬液流入は薬液流通路16の対
向する円筒形デイスク2の位置、すなわち疎水性フイル
タ−4が設置されている位置に設けてもよい。
【0014】流量制御部10は薬液の流量を制御する部分
であり、本出願人が既に出願した特開平1-135356号や特
開平2-11160号で提案した下流側先端の閉塞されたパ
イプであって少なくとも1個の微細孔を有するパイプ、
多孔質ガラスパイプなどの有孔パイプ、内径が小径
のステンレスパイプなどを用いることができる。流量制
御部10は薬液流通チュ−ブ11の先端より前のコネクタ−
部12の中、あるいは薬液流通チュ−ブ11の先端より後で
接続具19とコネクタ−12との間に設けられる。
であり、本出願人が既に出願した特開平1-135356号や特
開平2-11160号で提案した下流側先端の閉塞されたパ
イプであって少なくとも1個の微細孔を有するパイプ、
多孔質ガラスパイプなどの有孔パイプ、内径が小径
のステンレスパイプなどを用いることができる。流量制
御部10は薬液流通チュ−ブ11の先端より前のコネクタ−
部12の中、あるいは薬液流通チュ−ブ11の先端より後で
接続具19とコネクタ−12との間に設けられる。
【0015】薬液流通チュ−ブ11は軟質ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエステルなどからなり、その
他端にはルア−テ−パ−状の接続具19が設けられ、接続
具を介して静脈針やPSVセットなどが接続される。接
続具19には静脈圧などにより薬液が逆流するのを防止す
るための逆止弁(図示せず)を装備してもよい。
ル、ポリプロピレン、ポリエステルなどからなり、その
他端にはルア−テ−パ−状の接続具19が設けられ、接続
具を介して静脈針やPSVセットなどが接続される。接
続具19には静脈圧などにより薬液が逆流するのを防止す
るための逆止弁(図示せず)を装備してもよい。
【0016】図8は本発明薬液注入器具の他の実施例を
示すバル−ン体の断面図である。中心軸15が円筒形デイ
スク2の中心点を通って円筒形デイスク2の一端から対
向する他端まで延びており、中心点を中心としてド−ム
状容積調整部材9が設けられている。ド−ム状容積調整
部材9は薬液をバル−ン内に流入させて膨張したバル−
ン内部の薬液量を調整するために設けられたものであ
る。ド−ム状容積調整部材9は中心軸15の中心点付近に
形成されたネジ状をした突条20に螺合して取りつけられ
る。中心軸15は管状体でその側壁に少なくとも1の薬液
流出入口14が形成されており、その一端には薬液流通路
16、他端には疎水性フイルタ−4が設けられている。薬
液流通路16から流入された薬液は、中心軸15の薬液流出
入口14からバル−ン内に流入され、バル−ン1を膨張さ
せる。次いで薬液を充満したバル−ンの収縮応力を利用
して薬液流通アセンブリbを経て実体に薬液が注入され
る。
示すバル−ン体の断面図である。中心軸15が円筒形デイ
スク2の中心点を通って円筒形デイスク2の一端から対
向する他端まで延びており、中心点を中心としてド−ム
状容積調整部材9が設けられている。ド−ム状容積調整
部材9は薬液をバル−ン内に流入させて膨張したバル−
ン内部の薬液量を調整するために設けられたものであ
る。ド−ム状容積調整部材9は中心軸15の中心点付近に
形成されたネジ状をした突条20に螺合して取りつけられ
る。中心軸15は管状体でその側壁に少なくとも1の薬液
流出入口14が形成されており、その一端には薬液流通路
16、他端には疎水性フイルタ−4が設けられている。薬
液流通路16から流入された薬液は、中心軸15の薬液流出
入口14からバル−ン内に流入され、バル−ン1を膨張さ
せる。次いで薬液を充満したバル−ンの収縮応力を利用
して薬液流通アセンブリbを経て実体に薬液が注入され
る。
【0017】次に、本発明の薬液注入器具の使用方法の
一例について説明する。薬液のバル−ンへの注入は、図
6および図7に示すように薬液通路内に注射器のシリン
ジ23を挿入し、このシリンジ23の針基24をロックアダプ
タ−7のルア−テ−パ−状の内周面に押しつけ、ロック
アダプタ−7のネジ部21とシリンジ23のネジ部25とで螺
合して装着させる。このときシリンジ20の針基24先端は
逆止弁5の入口側にある。挿入部は注入口が広くなった
分だけ、従来の注射針による場合に比較して充填圧が小
さくなり、注入が容易になるとともに短時間で注入操作
を終了させることができる。
一例について説明する。薬液のバル−ンへの注入は、図
6および図7に示すように薬液通路内に注射器のシリン
ジ23を挿入し、このシリンジ23の針基24をロックアダプ
タ−7のルア−テ−パ−状の内周面に押しつけ、ロック
アダプタ−7のネジ部21とシリンジ23のネジ部25とで螺
合して装着させる。このときシリンジ20の針基24先端は
逆止弁5の入口側にある。挿入部は注入口が広くなった
分だけ、従来の注射針による場合に比較して充填圧が小
さくなり、注入が容易になるとともに短時間で注入操作
を終了させることができる。
【0018】薬液を充填するにつれて、バル−ン1は膨
張する。この際、バル−ン1内に残存している内部空気
は疎水性フイルタ−4を通って外部に追い出される。ま
た、バル−ン1はハウジング3の内面に沿って膨張す
る。所定量の薬液充填が終わると注射器をロックアダプ
タ−7から抜き取る。次に図4に示されるように薬液流
出アセンブリbのコネクタ−部12とロックアダプタ−7
内とを接続する。この際、コネクタ−部12の連通パイプ
13は逆止弁5を押し広げて、バル−ン1内部と連通パイ
プ13とが連通状態になる。その後は接続具19を介してP
SVセットなどに接続し空気抜きなどの所定の操作を行
った後に患者の体内に薬液の注入が行われる。本発明の
実施例では薬液注入用バル−ン体aと薬液流出アセンブ
リbの接続を図4〜図7で説明したが、他に本出願人が
既に出願した特開平1-135360号公報に図示されている穿
刺針と栓体、あるいは予め薬液注入用バル−ン体aと薬
液流出アセンブリbとを接続しておいて三方活栓で薬液
の流入流出を行う方法、あるいは特開平2-11160号公報
に図示されたY字管で薬液の流入流出を行う方法も本発
明に含まれるものである。また、本発明のバル−ン材料
は特公平3-55142号公報、特表平1-501451号公報、特開
平2-11160号公報、特開平3-170163号公報等に記載され
た薬液注入器具にも使用されることができる。
張する。この際、バル−ン1内に残存している内部空気
は疎水性フイルタ−4を通って外部に追い出される。ま
た、バル−ン1はハウジング3の内面に沿って膨張す
る。所定量の薬液充填が終わると注射器をロックアダプ
タ−7から抜き取る。次に図4に示されるように薬液流
出アセンブリbのコネクタ−部12とロックアダプタ−7
内とを接続する。この際、コネクタ−部12の連通パイプ
13は逆止弁5を押し広げて、バル−ン1内部と連通パイ
プ13とが連通状態になる。その後は接続具19を介してP
SVセットなどに接続し空気抜きなどの所定の操作を行
った後に患者の体内に薬液の注入が行われる。本発明の
実施例では薬液注入用バル−ン体aと薬液流出アセンブ
リbの接続を図4〜図7で説明したが、他に本出願人が
既に出願した特開平1-135360号公報に図示されている穿
刺針と栓体、あるいは予め薬液注入用バル−ン体aと薬
液流出アセンブリbとを接続しておいて三方活栓で薬液
の流入流出を行う方法、あるいは特開平2-11160号公報
に図示されたY字管で薬液の流入流出を行う方法も本発
明に含まれるものである。また、本発明のバル−ン材料
は特公平3-55142号公報、特表平1-501451号公報、特開
平2-11160号公報、特開平3-170163号公報等に記載され
た薬液注入器具にも使用されることができる。
【0019】
【実施例1】厚さ150 μのポリエチレンシ−トと厚さ10
0 μの天然ゴムシ−トのラミネ−トシ−トを直径600mm
の円形シ−トに切断した。天然ゴムシ−トは、加硫され
た天然ゴムシ−ト(小峰ゴム社製)をアセトン・ヘキサ
ン混合溶剤(混合容積比1:2)でソックスレ−抽出を
3時間行い、天然ゴムシ−ト中の添加剤を抽出除去し
た。次いで該シ−トを1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン(以下BHTという)のアセト
ン・ヘキサン混合溶剤(混合容積比1:2)の溶液(濃
度0.01g/ml)中に25℃の温度で24時間浸漬し、該シ−ト
中に酸化防止剤であるBHTを含浸させた。
0 μの天然ゴムシ−トのラミネ−トシ−トを直径600mm
の円形シ−トに切断した。天然ゴムシ−トは、加硫され
た天然ゴムシ−ト(小峰ゴム社製)をアセトン・ヘキサ
ン混合溶剤(混合容積比1:2)でソックスレ−抽出を
3時間行い、天然ゴムシ−ト中の添加剤を抽出除去し
た。次いで該シ−トを1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン(以下BHTという)のアセト
ン・ヘキサン混合溶剤(混合容積比1:2)の溶液(濃
度0.01g/ml)中に25℃の温度で24時間浸漬し、該シ−ト
中に酸化防止剤であるBHTを含浸させた。
【0020】その後天然ゴムシ−トをエタノ−ルで洗浄
し25℃の温度で12時間乾燥させて製造した。この天然ゴ
ムシ−トをポリエチレンシ−トと接着剤を用いてラミネ
−トした。このラミネ−トシ−トのポリエチレンシ−ト
側を内側にして図2の方法で円筒形デイスクの胴の両面
に貼りつけ、図3のようなバル−ン体を成形した。この
バル−ン体に150ml の水を流入させてバル−ンを膨張さ
せ、薬液流出アセンブリbを取りつけて流出速度100ml/
時間で流出させた時のバル−ン内液量に対するバル−ン
内圧の関係を図9に示す。図9にみられるように水量の
増減に対してバル−ン内の水量が70ml以上ではバル−ン
内圧はほぼ一定の圧力で変動し、ほぼ一定の圧力で薬液
がバル−ンから流出することが示されている。
し25℃の温度で12時間乾燥させて製造した。この天然ゴ
ムシ−トをポリエチレンシ−トと接着剤を用いてラミネ
−トした。このラミネ−トシ−トのポリエチレンシ−ト
側を内側にして図2の方法で円筒形デイスクの胴の両面
に貼りつけ、図3のようなバル−ン体を成形した。この
バル−ン体に150ml の水を流入させてバル−ンを膨張さ
せ、薬液流出アセンブリbを取りつけて流出速度100ml/
時間で流出させた時のバル−ン内液量に対するバル−ン
内圧の関係を図9に示す。図9にみられるように水量の
増減に対してバル−ン内の水量が70ml以上ではバル−ン
内圧はほぼ一定の圧力で変動し、ほぼ一定の圧力で薬液
がバル−ンから流出することが示されている。
【0021】
【実施例2】実施例1のバル−ン体において、図8のよ
うな中心軸を円筒形デイスクの中心点に沿って設け、そ
の中心点に約30cm3 のド−ム状容積調整部材を設けたバ
ル−ン体に水100ml を流入させた。このバル−ン体を実
施例1と同様に薬液流出アセンブリを取りつけて流出速
度100ml/時間で流出させた時のバル−ン内液量に対する
バル−ン内圧の関係を図10に示す。図10にみられるよう
に水流入時と流出時のバル−ン内圧はほぼ一定の圧力で
変動し、実施例1のバル−ン体より均一な圧力で薬液が
バル−ンより流出することが示されている。
うな中心軸を円筒形デイスクの中心点に沿って設け、そ
の中心点に約30cm3 のド−ム状容積調整部材を設けたバ
ル−ン体に水100ml を流入させた。このバル−ン体を実
施例1と同様に薬液流出アセンブリを取りつけて流出速
度100ml/時間で流出させた時のバル−ン内液量に対する
バル−ン内圧の関係を図10に示す。図10にみられるよう
に水流入時と流出時のバル−ン内圧はほぼ一定の圧力で
変動し、実施例1のバル−ン体より均一な圧力で薬液が
バル−ンより流出することが示されている。
【0022】
【比較例1】一端が閉鎖したポリエチレン製管状体(内
径 4.3mm、外径 4.6mm、長さ60mm)を縦軸方向に折り畳
んだ後、閉鎖端付近の外面をシリコ−ンオイルに浸漬さ
せてシリコ−ンオイルの膜を形成させた。一方、一端が
閉鎖した加硫された天然ゴム製管状体(小峰ゴム社製)
を実施例1と同様に処理して処理済天然ゴム製管状体
(内径 5.0mm、外径 7.0mm、長さ95mm)を製造した。閉
鎖端付近の外面がシリコ−ンオイルで塗布されたポリエ
チレン製管状体を処理済天然ゴム製管状体の内部に挿入
してその隙間に更にシリコ−ンオイルを注入し両管状体
の開口部を固定させた後、ポリエチレン製管状体内部に
圧縮空気を注入することによって両管状体を膨張させ
た。処理済天然ゴム製管状体の長さをポリエチレン製管
状体に合うように切断した後天然ゴム製管状体の切断部
を閉鎖した。次いで、両管状体内部の空気を放出してバ
ル−ンを製造した。両管状体の隙間に存在するシリコ−
ンオイル層は全面にいきわたっており、その平均厚さは
0.09μm であった。このようにして製造したバル−ンを
用いて特開平4-96761号公報に記載のような薬液注入用
バル−ン体aを成形し、100ml の水を注射器のシリンジ
からバル−ン内部に注入した。ポリエチレン製管状体と
天然ゴム製管状体の間には空隙箇所はなく、天然ゴム製
管状体の内面がポリエチレン製管状体の外面に密着して
バル−ンは膨張した。次いで、図1に示す薬液流出アセ
ンブリbのコネクタ−部とロックアダプタ−とを接続す
ることによってバル−ン内の水は薬液流通チュ−ブ側へ
流出した。
径 4.3mm、外径 4.6mm、長さ60mm)を縦軸方向に折り畳
んだ後、閉鎖端付近の外面をシリコ−ンオイルに浸漬さ
せてシリコ−ンオイルの膜を形成させた。一方、一端が
閉鎖した加硫された天然ゴム製管状体(小峰ゴム社製)
を実施例1と同様に処理して処理済天然ゴム製管状体
(内径 5.0mm、外径 7.0mm、長さ95mm)を製造した。閉
鎖端付近の外面がシリコ−ンオイルで塗布されたポリエ
チレン製管状体を処理済天然ゴム製管状体の内部に挿入
してその隙間に更にシリコ−ンオイルを注入し両管状体
の開口部を固定させた後、ポリエチレン製管状体内部に
圧縮空気を注入することによって両管状体を膨張させ
た。処理済天然ゴム製管状体の長さをポリエチレン製管
状体に合うように切断した後天然ゴム製管状体の切断部
を閉鎖した。次いで、両管状体内部の空気を放出してバ
ル−ンを製造した。両管状体の隙間に存在するシリコ−
ンオイル層は全面にいきわたっており、その平均厚さは
0.09μm であった。このようにして製造したバル−ンを
用いて特開平4-96761号公報に記載のような薬液注入用
バル−ン体aを成形し、100ml の水を注射器のシリンジ
からバル−ン内部に注入した。ポリエチレン製管状体と
天然ゴム製管状体の間には空隙箇所はなく、天然ゴム製
管状体の内面がポリエチレン製管状体の外面に密着して
バル−ンは膨張した。次いで、図1に示す薬液流出アセ
ンブリbのコネクタ−部とロックアダプタ−とを接続す
ることによってバル−ン内の水は薬液流通チュ−ブ側へ
流出した。
【0023】実施例1ど同様に100ml/時間の流出速度で
水を流出させた時のバル−ン内液量に対するバル−ン内
圧の関係を図11に示す。図11にみられるように、薬液流
出時と流入時のバル−ン内圧に差があり一定の圧力でバ
ル−ン内の薬液が流出しなかったことを示す。
水を流出させた時のバル−ン内液量に対するバル−ン内
圧の関係を図11に示す。図11にみられるように、薬液流
出時と流入時のバル−ン内圧に差があり一定の圧力でバ
ル−ン内の薬液が流出しなかったことを示す。
【0024】
【発明の効果】平面構造したシ−ト状バル−ンは、その
厚さ斑が管状体の厚さ斑より小さいので、薬液を流入さ
せてシ−トを膨張させた際のバル−ンの厚さ斑も小さ
い。その結果、バル−ンからの薬液流出時圧力変動が少
なく、薬液が充満されたバル−ンは、バル−ン流出口で
の薬液の流出速度の変動がないので、流量制御部入口で
の薬液流入圧の変動も少なく、常時一定速度で薬液を人
体に注入することができる。特に、円筒形デイスクの中
心点にド−ム状容積調整部材を設けた薬液注入器具は流
量制御部入口での薬液流入圧の変動は殆どない状態で薬
液を人体に注入することができる。
厚さ斑が管状体の厚さ斑より小さいので、薬液を流入さ
せてシ−トを膨張させた際のバル−ンの厚さ斑も小さ
い。その結果、バル−ンからの薬液流出時圧力変動が少
なく、薬液が充満されたバル−ンは、バル−ン流出口で
の薬液の流出速度の変動がないので、流量制御部入口で
の薬液流入圧の変動も少なく、常時一定速度で薬液を人
体に注入することができる。特に、円筒形デイスクの中
心点にド−ム状容積調整部材を設けた薬液注入器具は流
量制御部入口での薬液流入圧の変動は殆どない状態で薬
液を人体に注入することができる。
【図1】本発明の薬液注入器具の一実施例の説明図であ
って、薬液注入用バル−ン体を薬液流出アセンブリに接
続する前の状態を示す説明図。
って、薬液注入用バル−ン体を薬液流出アセンブリに接
続する前の状態を示す説明図。
【図2】本発明の薬液注入器具のバル−ン体の製造手順
を示す説明図。
を示す説明図。
【図3】図1の薬液注入器具の薬液を充満させたバル−
ン体の断面図。
ン体の断面図。
【図4】図3に示す薬液流出アセンブリのコネクタ−と
バル−ンのロックアダプタ−の拡大断面図。
バル−ンのロックアダプタ−の拡大断面図。
【図5】図4に示すコネクタ−をロックアダプタ−に挿
入したときの状態を示す説明図。
入したときの状態を示す説明図。
【図6】シリンジ内薬液をバル−ンに注入する際の説明
図であってシリンジと薬液注入用バル−ン体が接続して
いない状態を示す説明図。
図であってシリンジと薬液注入用バル−ン体が接続して
いない状態を示す説明図。
【図7】図6に示すシリンジから薬液をバル−ン内へ充
填するときの説明図。
填するときの説明図。
【図8】本発明の他の薬液注入器具の薬液を充満させた
バル−ン体の他の実施例の断面図。
バル−ン体の他の実施例の断面図。
【図9】本発明の薬液注入器具のバル−ン内の薬液充填
量に対するバル−ン内圧の関係を示す図。
量に対するバル−ン内圧の関係を示す図。
【図10】本発明の薬液注入器具のバル−ン内の薬液充填
量に対するバル−ン内圧の関係を示す図。
量に対するバル−ン内圧の関係を示す図。
【図11】従来の薬液注入器具におけるバル−ン内の薬液
充填量に対するバル−ン内圧の関係を示す図。
充填量に対するバル−ン内圧の関係を示す図。
1 シ−ト状バル−ン 2 円筒形デイスク 3 ハウジング 4 疎水性フイルタ− 5 逆止弁 6 リング状固定具 7 ロックアダプタ− 8 凹溝 9 ド−ム状容積調整部材 10 流量制御部 11 薬液流通チュ−ブ 12 コネクタ−部 13 連通パイプ 14 薬液流出入口 15 中心軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【実施例1】厚さ150 μのポリエチレンシ−トと厚さ10
0 μの天然ゴムシ−トのラミネ−トシ−トを直径60mmの
円形シ−トに切断した。天然ゴムシ−トは、加硫された
天然ゴムシ−ト(小峰ゴム社製)をアセトン・ヘキサン
混合溶剤(混合容積比1:2)でソックスレ−抽出を3
時間行い、天然ゴムシ−ト中の添加剤を抽出除去した。
次いで該シ−トを1,3,5−トリメチル−2,4,6
−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン(以下BHTという)のアセトン・ヘ
キサン混合溶剤(混合容積比1:2)の溶液(濃度0.01
g/ml)中に25℃の温度で24時間浸漬し、該シ−ト中に酸
化防止剤であるBHTを含浸させた。
0 μの天然ゴムシ−トのラミネ−トシ−トを直径60mmの
円形シ−トに切断した。天然ゴムシ−トは、加硫された
天然ゴムシ−ト(小峰ゴム社製)をアセトン・ヘキサン
混合溶剤(混合容積比1:2)でソックスレ−抽出を3
時間行い、天然ゴムシ−ト中の添加剤を抽出除去した。
次いで該シ−トを1,3,5−トリメチル−2,4,6
−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン(以下BHTという)のアセトン・ヘ
キサン混合溶剤(混合容積比1:2)の溶液(濃度0.01
g/ml)中に25℃の温度で24時間浸漬し、該シ−ト中に酸
化防止剤であるBHTを含浸させた。
Claims (2)
- 【請求項1】 加圧状態で薬液を貯蔵し、かつ開口部か
ら薬液を流入および流出するバル−ンと、該バル−ンを
収納しその開口と連通した薬液流出口および薬液流入口
を有するハウジングと、前記薬液流出口から延びた薬液
流出アセンブリと、該薬液流出アセンブリに配置された
薬液量を制御するための流量制御部とからなる薬液注入
器具において、前記バル−ンが円筒形デイスクの胴の両
面に夫々薬液流入により膨張しうるシ−トが設けられて
なる薬液注入器具。 - 【請求項2】 シ−ト間に囲まれた円筒形デイスクの内
部に容積調整部材が設けられてなる請求項1または2記
載の薬液注入器具。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6209628A JPH0871162A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 薬液注入器具 |
| EP95113454A EP0702969A3 (en) | 1994-09-02 | 1995-08-28 | Apparatus for dosing a liquid medicine |
| US08/523,629 US5531688A (en) | 1994-09-02 | 1995-09-05 | Apparatus for dosing a liquid medicine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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