JPH0873164A - 車椅子用ステップ付エスカレータの制御装置 - Google Patents

車椅子用ステップ付エスカレータの制御装置

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JPH0873164A
JPH0873164A JP20873094A JP20873094A JPH0873164A JP H0873164 A JPH0873164 A JP H0873164A JP 20873094 A JP20873094 A JP 20873094A JP 20873094 A JP20873094 A JP 20873094A JP H0873164 A JPH0873164 A JP H0873164A
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JP
Japan
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wheelchair
escalator
steps
landing
deceleration
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JP20873094A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ogawa
豊 小川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、中間踊場付きエスカレータにおいて
車椅子使用者の移送の安全性を確保できる車椅子用ステ
ップ付エスカレータの制御装置を提供する。 【構成】エスカレータ1の中間部に中間踊場101を有
する中間踊場付きエスカレータにおいて、車椅子用踏段
が踊場に達したことを検出する中間踊場減速開始リミッ
トスイッチ43、45と、車椅子用踏段が踊場を通過し
たことを検出する中間踊場通過確認リミットスイッチ4
4、46のそれぞれの検出出力に応じて車椅子使用者に
対し音声メッセージによる注意を促すとともに、これら
中間踊場減速開始リミットスイッチ43、45の検出出
力から中間踊場通過確認リミットスイッチ44、46の
検出出力が発生するまでの間、踊場を通過する車椅子用
踏段の走行速度を減速する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子用のステップを
備えた車椅子用ステップ付エスカレータの制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、車椅子使用者の外出する機会が増
える傾向にあり、このような車椅子使用者が車椅子に乗
ったままで利用できるようにした車椅子用ステップ付き
エスカレータが、鉄道駅構内などの階段に設置されるよ
うになっている。
【0003】このような車椅子用ステップ付きエスカレ
ータでは、特に、車椅子使用者に心理的な負担を与えな
いことが重要であるが、エスカレータの運転効率や、一
般利用者に対するサービスの向上をも欠かせないことで
あり、このため、従来では、車椅子使用者が利用する場
合も、通常運転中のエスカレータを一時的でも停止する
ことなく、車椅子運転に切り換えて、車椅子使用者が利
用できるようにしている。
【0004】図8は、このような車椅子用ステップ付き
エスカレータの概略構成を示している。この場合、エス
カレータ1は、複数の踏段2を無端に連結し、下階の乗
降口3と上階の乗降口4との間に傾斜して走行可能に設
置され、通常運転モードでは、各踏段2によって段差が
形成されている。
【0005】上下階の各昇降口3、4には、付勢装置
5、6を設けている。これら付勢装置5、6は、車椅子
モードの際に、所定位置の2つの踏段2を互いの上面が
面一になるようにした車椅子用踏段を形成し、通常モー
ドにより、これら踏段2での段差を復帰させるようにし
たものである。ここで、7a、7b、7cは車椅子用踏
段を示し、8はトラス、9はエスカレータ1の駆動源で
ある三相誘導電動機を示している。
【0006】下階の各昇降口3には、係員を呼び出すた
めの係員呼出しボタン11、エスカレータ1の欄干に設
けられた車椅子切り換えスイッチ12、運転乗込み確認
ボタン13、降り確認ボタン14、車椅子運転停止ボタ
ン15および再起動ボタン16を設けている。また、上
階の昇降口4には、運転乗込み確認ボタン17、降り確
認ボタン18、車椅子運転停止ボタン19および再起動
ボタン20を設けている。これらの各ボタン13〜20
は、車椅子運転モード時に有効になるものである。
【0007】一方、エスカレータ1の上下階端近くに減
速開始リミットスイッチ21、22を設け、また、下階
側乗降口3に乗込み減速リミットスイッチ23、乗込み
オーバランリミットスイッチ24および降りオーバラン
リミットスイッチ25を設け、また、上階昇降口4にも
乗込み減速リミットスイッチ26、乗込みオーバランリ
ミットスイッチ27および降りオーバランリミットスイ
ッチ28を設けている。なお、これらの各スイッチ21
〜28は、車椅子運転モード時に車椅子用踏段7a、7
b、7cに設けられた突出片(図示せず)の係合により
動作するようにしている。
【0008】ここで、減速開始リミットスイッチ21、
22は、車椅子用踏段7a、7b、7cを各昇降口3、
4において減速させるための減速開始位置を検出し、乗
込み減速リミットスイッチ23、26は、車椅子Qの乗
込み時に、各車椅子用踏段7a、7b、7cを減速させ
るための減速開始位置を検出し、乗込みオーバランリミ
ットスイッチ24、27は、車椅子Qの乗込み時に、各
昇降口3、4で微速走行している各車椅子用踏段7a、
7b、7cが所定の位置、例えば乗込み完了すべき位置
を越えてもなお走行を続けていることを検出し、そし
て、オーバランリミットスイッチ25、28は、車椅子
Qの降り動作時に各昇降口3、4にて微速走行している
各車椅子用踏段7a、7b、7cが所定の位置、例えば
降り完了すべき位置を越えてもなお走行を続けているこ
とを検出するものである。
【0009】このように構成した車椅子用ステップ付き
エスカレータでは、図9に示すように、まず、一般乗客
の輸送が完全に終了したことを確認した上で、時刻aで
車椅子切り換えスイッチ12を操作すると、エスカレー
タ1は通常運転から車椅子運転モードに切替わり、付勢
装置5、6により車椅子用踏段7a、7b、7cが形成
され、車椅子運転モードにより走行される。そして、い
ま車椅子用踏段7aが下階の昇降口3に近付いて時刻b
で乗込み減速リミットスイッチ23が動作すると、エス
カレータ1は、減速され、例えば3.5m/minの低
速度で運転される。この速度は、車椅子Qがエスカレー
タ1に乗込みやすく、かつ介添え人も余裕を持って乗込
み操作できる程度の速度である。
【0010】この状態から、時刻cで車椅子Qがエスカ
レータ1に乗込み、その後、介添え人が時刻dに運転乗
込み確認ボタン17を操作すると、エスカレータ1は加
速して規定速度30m/minで運転される。
【0011】その後、車椅子用踏段7aが上階の昇降口
4に近付いて時刻eで減速開始リミットスイッチ22が
動作すると、エスカレータ1は再び減速され、例えば
7.5m/minの低速度で運転される。この状態か
ら、時刻fでエスカレータ1から車椅子Qの降り動作を
行い、その後、介添え人が時刻gに降り確認ボタン18
を操作すると、エスカレータ1は通常運転に復帰して、
通常速度(30m/min)で運転されるようになる。
【0012】従って、このような車椅子用ステップ付き
エスカレータの制御によれば、車椅子使用者の心理的な
負担を与えることなく、しかも車椅子の乗り降りの際に
エスカレータを一時的でも停止させることがない効率の
良い運転を実現している。
【0013】ところで、最近になって、建物の構造上の
制約や高揚程エスカレータの恐怖心を和らげる目的で、
エスカレータの中間部に水平な踊場をもった、いわゆる
中間踊場付きエスカレータが開発されている。
【0014】そして、このような中間踊場付きのエスカ
レータについても、上述した車椅子用ステップ付エスカ
レータの運転方式を採用したものが要望されるようにな
っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
中間踊場付きエスカレータについて、上述の車椅子用ス
テップ付エスカレータと同様な運転を実行した場合、車
椅子使用者がエスカレータに乗込んだ後、エスカレータ
が規定速度30m/minまで加速すると、この規定速
度の状態のままで中間部の踊場部分を通過することにな
る。ところが、この中間部の踊場部分では、規定速度3
0m/minでエスカレータの傾きが変化するため、車
椅子使用者によっては恐怖感を感じることがある。特
に、下降運転の場合には、中間部の水平な踊場部分を通
過したところから、傾斜部に侵入する箇所では、この傾
向が顕著に現れる。
【0016】また、中間部の水平な踊場部分で不用意に
車椅子が移動し、所定の車椅子搭載位置からずれたよう
な場合、傾斜部に入ったところで、車椅子が水平となら
ず、傾いたままになることもあり、危険を招くという問
題点もあった。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、中間踊場付きエスカレータにおいても車椅子使用者
の移送を安全に行うことができる車椅子用ステップ付エ
スカレータの制御装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の踏段を
無端に連結し上下階の乗降口の間に傾斜して走行可能に
設けるとともに、走行路の途中に水平な踊場を有する構
造をなし、且つ前記踏段を複数個使用して車椅子用踏段
を形成可能にした車椅子用ステップ付エスカレータの制
御装置において、前記上下階の乗降口間を走行する前記
車椅子用踏段が前記踊場に達したことを検出する第1の
検出手段と、前記車椅子用踏段が前記踊場を通過したこ
とを検出する第2の検出手段と、前記第1および第2の
検出手段の検出出力により所定の情報を報知する情報報
知手段とにより構成している。
【0019】また、本発明は、前記第1の検出手段の検
出出力から前記第2の検出手段の検出出力が発生するま
での間、前記踊場を通過する前記車椅子用踏段の走行速
度を減速する減速手段を有するように構成している。
【0020】また、本発明は、前記上下階の乗降口間を
走行する前記車椅子用踏段の運転方向を検出する運転方
向検出手段を有し、この運転方向検出手段の所定の運転
方向に応じた検出出力により前記減速手段での減速動作
を許容するように構成している。
【0021】また、本発明は、前記減速手段での減速動
作を選択的に設定する選択手段を有するように構成して
いる。また、本発明では、前記報知手段は、音声メッセ
ージ生成手段、警報手段、表示手段の少なくとも1つか
ら構成するようにしている。
【0022】
【作用】この結果、本発明によれば、走行路の途中に踊
場を有する車椅子用ステップ付のエスカレータにおい
て、車椅子用踏段が踊場に達したことを検出する第1の
検出手段と車椅子用踏段が踊場を通過したことを検出す
る第2の検出手段のそれぞれの検出出力により所定の情
報を報知できるようになるので、踊場通過の際にエスカ
レータの乗り心地に変化があっても車椅子用踏段に乗っ
た車椅子使用者に対し適確な注意を与えることができ、
車椅子使用者への不要な恐怖心を取除くことができる。
【0023】また、本発明によれば、第1の検出手段の
検出出力から前記第2の検出手段の検出出力が発生する
までの間、踊場を通過する車椅子用踏段の走行速度を減
速するようにできるので、エスカレータの走行状態に変
化を生じる踊場通過まで車椅子使用者の移送を安全に行
うことができる。
【0024】また、本発明によれば、車椅子用踏段の運
転方向を運転方向検出手段により検出し、この検出出力
が所定の運転方向に応じたものであったときのみ、踊場
を通過する車椅子用踏段の走行速度を減速するようにで
きるので、特に恐怖感を持ちやすい下り運転でのみ減速
運転を適用することにより、この下り運転での車椅子使
用者への不要な恐怖心を取り除くことができ、また、上
り運転については減速せずに通常運転で運行できること
からエスカレータの運転効率を高めることができる。
【0025】また、本発明によれば、踊場を通過する車
椅子用踏段の減速動作を選択的に設定できるので、必要
に応じてのみエスカレータの中間踊場での減速動作を行
うようにでき、エスカレータの運転効率をさらに高める
ことができる。
【0026】また、本発明によれば、踊場通過の際に車
椅子使用者に注意を与える手段として、音声メッセー
ジ、警報、表示などが用いられるようになるので、警告
音や表示器での視覚を通じての表示が可能で、車椅子使
用者に注意を促す手段が多様化できる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。 (第1実施例)図1は本発明か適用される中間踊場付き
エスカレータの概略構成を示すもので、図8と同一部分
には、同符号を付している。この場合、エスカレータ1
は、走行路の中間部に水平な中間踊場101を有してい
る。
【0028】そして、このようなエスカレータ1の中間
踊場101の下階側口には、車椅子運転停止ボタン51
および再起動ボタン52を設け、また、上階側口には、
車椅子運転停止ボタン53および再起動ボタン54を設
けている。これらの各ボタン51〜54は、車椅子運転
モード時に有効になるものである。
【0029】また、エスカレータ1の中間踊場101の
上下階側口近くに中間踊場減速開始リミットスイッチ4
3、45を設けるとともに、中間踊場通過確認リミット
スイッチ44、46を設けている。
【0030】ここで、中間踊場減速開始リミットスイッ
チ43、45は、車椅子用踏段7a、7b、7cが中間
踊場101に達したことを検出し、これら車椅子用踏段
7a、7b、7cの移動速度を減速させるための減速開
始位置を出力するものである。また、中間踊場通過確認
リミットスイッチ44、46は、車椅子用踏段7a、7
b、7cが中間踊場101を通過したことを検出するも
のである。
【0031】そして、エスカレータ1の中間踊場101
の上下階側口近くにスピーカ42、42を設けている。
これらスピーカ42、42は、車椅子使用者に対するメ
ッセージなどを出力するためのものである。
【0032】なお、47は、通常運転キースイッチであ
る。図2は、このような中間踊場付きエスカレータの運
転制御装置を示している。図において、30は運転制御
回路で、この運転制御回路30は、マイコンなどにより
構成されている。この運転制御回路30は、CPU30
1、メモリ302、入力回路303および出力回路30
4により構成している。
【0033】そして、この運転制御回路30では、車椅
子切り換えスイッチ12からの信号h、運転乗込み確認
ボタン13、降り確認ボタン14、車椅子運転停止ボタ
ン15、再起動ボタン16、運転乗込み確認ボタン1
7、降り確認ボタン18、車椅子運転停止ボタン19、
再起動ボタン20、車椅子運転停止ボタン51、再起動
ボタン52、車椅子運転停止ボタン53、再起動ボタン
54からの信号i、減速開始リミットスイッチ21、2
2、乗込み減速リミットスイッチ23、乗込みオーバラ
ンリミットスイッチ24、降りオーバランリミットスイ
ッチ25、乗込み減速リミットスイッチ26、乗込みオ
ーバランリミットスイッチ27、降りオーバランリミッ
トスイッチ28からの信号j、減速開始リミットスイッ
チ43、45、中間踊場通過確認リミットスイッチ4
4、46からの信号kおよび通常運転キースイッチ47
からの信号lを、それぞれ入力回路303に取込み、こ
れら信号h〜lに基づいてCPU301より出力回路3
04を介して所定の制御出力を発生するようにしてい
る。この場合、CPU301は、予めメモリ302に格
納された通常運転モードおよび車椅子運転モードの制御
プログラムに従った動作を実行するようになっている。
【0034】運転制御回路30の出力回路304には、
電動機9の駆動回路36を接続するとともに、音声合成
装置41を介してスピーカ42を接続している。ここ
で、駆動回路36は、三相交流電源34にコンバータ装
置31を接続し、このコンバータ装置31に直流平滑コ
ンデンサ35を介してインバータ装置32を接続し、こ
のインバータ装置32に電動機9を接続したもので、通
常運転モードまたは車椅子運転モードでは、運転制御回
路30の出力回路304からの運転信号s1 がコンバー
タ装置31、運転信号s2 がインバータ装置32にそれ
ぞれ与えられ、これらコンバータ装置31、インバータ
装置32からのフィードバック信号f1 、f2 を運転制
御回路30に戻すことにより、これらコンバータ装置3
1およびインバータ装置32が運転制御され、電動機9
が可変速度制御されるようになっている。また、音声合
成装置41は、運転制御回路30の出力回路304から
出力される音声合成信号mに基づいて合成音声によるメ
ッセージを生成するもので、このメッセージをスピーカ
42より出力するようにしている。
【0035】このように構成した中間踊場付きエスカレ
ータでは、図3に示すように、一般乗客の輸送が完全に
終了したことを確認した上で、時刻aで車椅子切り換え
スイッチ12を操作すると、エスカレータ1は通常運転
から車椅子運転モードに切替わり、付勢装置5、6によ
り車椅子用踏段7a、7b、7cが形成され、車椅子運
転モードにより走行される。
【0036】そして、いま車椅子用踏段7aが下階の昇
降口3に近付いて時刻bで乗込み減速リミットスイッチ
23が動作したとすると、エスカレータ1は、減速さ
れ、例えば3.5m/minの低速度で運転される。こ
の速度は、車椅子Qがエスカレータ1に乗込みやすく、
かつ介添え人も余裕を持って乗込み操作できる程度の速
度である。
【0037】そして、時刻cで車椅子Qがエスカレータ
1に乗込み、介添え人が時刻dに運転乗込み確認ボタン
17を操作すると、エスカレータ1は、加速され規定速
度30m/minで運転される。
【0038】この状態から、図4に示すフローチャート
が実行される。この場合、ステップ401で、中間踊場
減速開始リミットスイッチ43が動作したかを判断す
る。この場合、中間踊場減速開始リミットスイッチ43
が動作するまでは、エスカレータ1は、規定速度30m
/minで走行し続ける。
【0039】そして、図3に示す時刻eで中間踊場減速
開始リミットスイッチ43が動作すると、ステップ40
2に進み、運転制御回路30から出力される音声合成信
号mにより、音声合成装置410を通しスピーカ42よ
り「速度が遅くなります。」のメッセージが出力され
る。
【0040】そして、ステップ403で、エスカレータ
1が減速され、例えば7.5m/minの低速度の運転
に移行される。また、ステップ404で、運転制御回路
30から出力される音声合成信号mにより、音声合成装
置410を通してスピーカ42より「水平部に入りま
す。」のメッセージが出力され、さらに、ステップ40
5で、同様にしてスピーカ42より「所定の位置から車
椅子を移動させないで下さい。」のメッセージが出力さ
れる。
【0041】そして、ステップ406で、中間踊場通過
確認リミットスイッチ44が動作したかを判断する。こ
の場合、中間踊場通過確認リミットスイッチ44が動作
するまでは、ステップ405での「所定の位置から車椅
子を移動させないで下さい。」のメッセージが繰り返え
される。
【0042】なお、ここで、何等かの異常が発生したよ
うな場合は、車椅子運転停止ボタン51または53を操
作して、エスカレータ1の運転を一時停止し、安全が確
認できたならば再起動ボタン52または54を操作して
エスカレータ1の運転を再開するようにすればよい。
【0043】その後、図3に示す時刻fで中間踊場通過
確認リミットスイッチ44が動作すると、ステップ40
7に進み、運転制御回路30から出力される音声合成信
号mにより、音声合成装置410を通してスピーカ42
より「速度が早くなります。」のメッセージが出力さ
れ、ステップ408で、エスカレータ1は、加速され規
定速度30m/minで運転される。
【0044】その後、車椅子用踏段7aが上階の昇降口
4に近付いて時刻gで減速開始リミットスイッチ22が
動作すると、エスカレータ1は再び減速され、例えば
7.5m/minの低速度で運転される。この状態か
ら、時刻hでエスカレータ1から車椅子Qの降り動作を
行い、その後、介添え人が時刻iに降り確認ボタン18
を操作すると、エスカレータ1は通常運転に復帰して、
通常速度(30m/min)で運転されるようになる。
【0045】なお、上述では、車椅子使用者が上りのエ
スカレータを利用し場合について述べたが、下りのエス
カレータを利用する場合も上述したと同様である。従っ
て、このような第1実施例によれば、エスカレータ1の
中間部に中間踊場101を有する中間踊場付きエスカレ
ータにおいて、車椅子用踏段が踊場に達したことを検出
する中間踊場減速開始リミットスイッチ43、45と、
車椅子用踏段が踊場を通過したことを検出する中間踊場
通過確認リミットスイッチ44、46のそれぞれの検出
出力に応じて車椅子使用者に対し、音声メッセージによ
り適確な注意を与えるようにできるので、踊場通過の際
にも車椅子使用者に不要な恐怖心を与えることがなくな
り、安全性な運転が確保できる。
【0046】また、中間踊場減速開始リミットスイッチ
43、45の検出出力から中間踊場通過確認リミットス
イッチ44、46の検出出力が発生するまでの間、踊場
を通過する車椅子用踏段の走行速度を減速するようにし
ているので、エスカレータ走行状態に変化を生じる踊場
通過まで車椅子使用者の移送を安全に行うことができ、
走行の安全性を確保できる。 (第2実施例)この第2実施例は、中間踊場で減速する
のは、特に恐怖心を持ちやすい下り運転のみにしたもの
である。この場合、同第2実施例に用いられる中間踊場
付きエスカレータは、図1と同様であり、また、この中
間踊場付きエスカレータの運転制御装置については、図
2に示す運転制御回路30の入力回路303に、図示破
線で示すように、上りまたは下りの運転方向を指示する
運転方向信号nを入力するようにし、この運転方向信号
nによりCPU301側で上りまたは下りの運転方向を
判断するようにしている。その他は、図2と同様であ
る。
【0047】しかして、このような構成において、車椅
子使用者がエスカレータ1に乗込み、介添え人が運転乗
込み確認ボタン17を操作し、エスカレータ1が規定速
度30m/minまで加速されると、この状態から、図
5に示すフローチャートが実行されようになる。この場
合、ステップ501で、中間踊場減速開始リミットスイ
ッチ43が動作したかを判断する。この場合、中間踊場
減速開始リミットスイッチ43が動作するまでは、エス
カレータ1は、規定速度30m/minで走行し続け
る。
【0048】そして、中間踊場減速開始リミットスイッ
チ43が動作すると、ステップ502で、エスカレータ
1の運転方向が下り運転かを判断する。この場合、エス
カレータ1の運転方向は、運転方向信号nにより判断さ
れる。
【0049】ここで、下り運転と判断した場合は、ステ
ップ503に進み、運転制御回路30から出力される音
声合成信号mにより、音声合成装置410を通しスピー
カ42より「速度が遅くなります。」のメッセージが出
力される。
【0050】そして、ステップ504で、エスカレータ
1は、減速され、例えば7.5m/minの低速度の運
転に移行される。また、ステップ505で、運転制御回
路30から出力される音声合成信号mにより、音声合成
装置410を通してスピーカ42より「水平部に入りま
す。」のメッセージが出力され、さらに、ステップ50
6で、同様にしてスピーカ42より「所定の位置から車
椅子を移動させないで下さい。」がメッセージされる。
【0051】そして、ステップ507で、中間踊場通過
確認リミットスイッチ44が動作したかを判断する。こ
の場合、中間踊場通過確認リミットスイッチ44が動作
するまでは、ステップ506での「所定の位置から車椅
子を移動させないで下さい。」のメッセージが繰り返さ
れる。
【0052】その後、中間踊場通過確認リミットスイッ
チ44が動作すると、ステップ508に進み、再びエス
カレータ1の運転方向が下り運転かを判断する。そし
て、ここでも運転方向が下り運転と判断すると、ステッ
プ509で、運転制御回路30から出力される音声合成
信号mにより、音声合成装置410を通してスピーカ4
2より「速度が早くなります。」のメッセージが出力さ
れ、ステップ510で、エスカレータ1は、再び加速さ
れ規定速度30m/minで運転される。
【0053】一方、エスカレータ1の運転方向が上り運
転の場合は、ステップ502で、運転方向信号nにより
下り運転でないと判断する。すると、ステップ503、
ステップ504を飛ばして、ステップ505に進み、ス
ピーカ42より「水平部に入ります。」のメッセージが
出力される。また、ステップ508でも、運転方向信号
nにより下り運転でないと判断すると、ステップ50
9、ステップ510を飛ばして直ちに処理を終了する。
【0054】従って、このような第2実施例によれば、
エスカレータ1の中間踊場101で減速するのは、特
に、恐怖感を持ちやすい下り運転でのみとし、上り運転
については減速せずに通常運転で運行するようにしたの
で、車椅子使用者の安全性を確保できると同時に、エス
カレータの運転効率を高めることもできる。 (第3実施例)この第3実施例は、中間踊場で減速をせ
ずにメッセージのみを出力するようにしたものである。
この場合、同第3実施例に用いられる中間踊場付きエス
カレータおよび該中間踊場付きエスカレータの運転制御
装置については、上述した図1および図2と同様であ
る。
【0055】しかして、このような構成において、車椅
子使用者がエスカレータ1に乗込み、介添え人が運転乗
込み確認ボタン17を操作し、エスカレータ1が規定速
度30m/minまで加速されると、この状態から、図
6に示すフローチャートが実行されようになる。この場
合、ステップ601で、中間踊場減速開始リミットスイ
ッチ43が動作したかを判断する。この場合、中間踊場
減速開始リミットスイッチ43が動作するまでは、エス
カレータ1は、規定速度30m/minで走行し続け
る。
【0056】そして、中間踊場減速開始リミットスイッ
チ43が動作すると、ステップ602に進み、運転制御
回路30から出力される音声合成信号mにより、音声合
成装置410を通しスピーカ42より「水平部に入りま
す。」のメッセージが出力され、さらに、ステップ60
3で、同様にして、スピーカ42より「所定の位置から
車椅子を移動させないで下さい。」がメッセージされ
る。
【0057】そして、ステップ604で、中間踊場通過
確認リミットスイッチ44が動作したかを判断する。こ
の場合、中間踊場通過確認リミットスイッチ44が動作
するまでは、ステップ603での「所定の位置から車椅
子を移動させないで下さい。」のメッセージが繰り返さ
れる。
【0058】その後、中間踊場通過確認リミットスイッ
チ44が動作すると、処理を終了する。従って、このよ
うな第3実施例によれば、エスカレータ1の中間踊場1
01において減速を行わず、メッセージのみを出力する
ようにし、車椅子使用者に対し必要な注意を適確に与え
るようにできるので、車椅子使用者の不要な恐怖心を取
除くことで安全性を確保でき、また、エスカレータ1の
中間踊場101での減速動作を最低限に止めることがで
き、エスカレータの運転効率をさらに高めることもでき
る。 (第4実施例)この第4実施例は、中間踊場での車椅子
用踏段の減速を選択的に設定できるようにしたものであ
る。この場合、同第4実施例に用いられる中間踊場付き
エスカレータは、図1と同様であり、また、この中間踊
場付きエスカレータの運転制御装置については、図2に
示す運転制御回路30の入力回路303に、図示破線で
示すように、減速切換えスイッチ48を接続するように
構成し、その他は、図2と同様にしている。ここで、減
速切換えスイッチ48は、中間踊場101での車椅子用
踏段の減速動作の可否を選択的に設定するものである。
【0059】しかして、このような構成において、車椅
子使用者がエスカレータ1に乗込み、介添え人が運転乗
込み確認ボタン17を操作し、エスカレータ1が規定速
度30m/minまで加速されると、この状態から、図
7に示すフローチャートが実行されようになる。この場
合、ステップ701で、中間踊場減速開始リミットスイ
ッチ43が動作したかを判断する。この場合、中間踊場
減速開始リミットスイッチ43が動作するまでは、エス
カレータ1は、規定速度30m/minで走行し続け
る。
【0060】そして、中間踊場減速開始リミットスイッ
チ43が動作すると、ステップ702で、減速切換えス
イッチ48が減速動作を選択しているかを判断する。こ
こで、減速動作を選択していると判断した場合は、ステ
ップ703に進み、運転制御回路30から出力される音
声合成信号mにより、音声合成装置410を通しスピー
カ42より「速度が遅くなります。」のメッセージが出
力される。
【0061】そして、ステップ704で、エスカレータ
1は、減速され、例えば7.5m/minの低速度の運
転に移行される。また、ステップ705で、運転制御回
路30から出力される音声合成信号mにより、音声合成
装置410を通してスピーカ42より「水平部に入りま
す。」のメッセージが出力され、さらに、ステップ70
6で、同様にしてスピーカ42より「所定の位置から車
椅子を移動させないで下さい。」がメッセージされる。
【0062】そして、ステップ707で、中間踊場通過
確認リミットスイッチ44が動作したかを判断する。こ
の場合、中間踊場通過確認リミットスイッチ44が動作
するまでは、ステップ706での「所定の位置から車椅
子を移動させないで下さい。」のメッセージが繰り返さ
れる。
【0063】その後、中間踊場通過確認リミットスイッ
チ44が動作すると、ステップ708に進み、再び減速
切換えスイッチ48が減速動作を選択しているかを判断
する。そして、ここでも減速動作を選択していると判断
すると、ステップ709で、運転制御回路30から出力
される音声合成信号mにより、音声合成装置410を通
してスピーカ42より「速度が早くなります。」のメッ
セージが出力され、ステップ710で、エスカレータ1
は、再び加速され規定速度30m/minで運転され
る。
【0064】一方、減速切換えスイッチ48が減速動作
を選択していない場合は、ステップ702で、減速動作
を選択していないと判断する。すると、ステップ70
3、ステップ704を飛ばして、ステップ705に進
み、スピーカ42より「水平部に入ります。」のメッセ
ージが出力される。また、ステップ708でも、減速動
作を選択していないと判断すると、ステップ709、ス
テップ710を飛ばして直ちに処理を終了する。
【0065】従って、このような第4実施例によれば、
エスカレータ1の中間踊場101での減速は、エスカレ
ータ1を利用する車椅子使用者の判断に任せ、任意に選
択できるようにしたので、必要に応じてのみエスカレー
タ1の中間踊場での減速動作を行うようになり、エスカ
レータの運転効率をさらに高めることができる。 (第5実施例)この第5実施例は、車椅子使用者に注意
を促す手段として、音声合成装置41の他に、チャイム
や表示器を設けるようにしたものである。この場合、同
第5実施例に用いられる中間踊場付きエスカレータは、
図1と同様であり、また、この中間踊場付きエスカレー
タの運転制御装置については、図2に示す運転制御回路
30の出力回路304に、図示破線で示すように、チャ
イム49および表示器50を接続するように構成し、そ
の他は、図2と同様にしている。
【0066】このようにすれば、音声合成装置41によ
りスピーカ42より出力されるメッセージに限らず、チ
ャイム49による警告音や表示器50による視覚を通じ
ての文字表示が可能になり、車椅子使用者に注意を促す
手段が多様化でき、確実に注意を伝達することができる
ようになる。なお、本発明は、上記実施例にのみ限定さ
れず、要旨を変更しない範囲で、適宜変形して実施でき
る。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、踊場
通過の際に、車椅子用踏段に乗った車椅子使用者に対し
適確な注意を促すことにより、車椅子使用者への不要な
恐怖心を取除くことができ、しかも、踊場を通過する車
椅子用踏段の走行速度を減速することにより、車椅子使
用者の移送の安全性を確保することもできる。また、踊
場通過の際の減速動作を選択的に行うようにもできるの
で、エスカレータの運転効率を高めることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す図。
【図2】第1実施例に用いられる運転制御装置の概略構
成を示す図。
【図3】第1実施例の運転状況を説明するためのタイミ
ングチャート。
【図4】第1実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図5】本発明の第2実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図6】本発明の第3実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図7】本発明の第4実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図8】従来の車椅子用ステップ付きエスカレータの概
略構成を示す図。
【図9】従来の車椅子用ステップ付きエスカレータの運
転状況を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1…エスカレータ、 101…中間踊場、 2…踏段、 3…下階の乗降口、 4…上階の乗降口、 5、6…付勢装置、 7a、7b、7c…車椅子用踏段、 8…トラス、 9…三相誘導電動機、 11…係員呼出しボタン、 12…車椅子切り換えスイッチ、 13、17…運転乗込み確認ボタン、 14、18…降り確認ボタン、 21、22…減速開始リミットスイッチ、 23、26…乗込み減速リミットスイッチ、 24、27…乗込みオーバランリミットスイッチ、 25、28…降りオーバランリミットスイッチ、 30…運転制御回路、 301…CPU、 302…メモリ、 303…入力回路、 304…出力回路、 31…コンバータ装置、 32…インバータ装置、 34…三相交流電源、 35…直流平滑コンデンサ、 36…駆動回路、 41…音声合成装置、 42…スピーカ、 43、45…中間踊場減速開始リミットスイッチ、 44、46…中間踊場通過確認リミットスイッチ、 47…通常運転キースイッチ、 48…減速切換えスイッチ、 49…チャイム、 50…表示器、 51、53…車椅子運転停止ボタン、 52、54…再起動ボタン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の踏段を無端に連結し上下階の乗降
    口の間に傾斜して走行可能に設けるとともに、走行路の
    途中に水平な踊場を有する構造をなし、且つ前記踏段を
    複数個使用して車椅子用踏段を形成可能にした車椅子用
    ステップ付エスカレータの制御装置において、 前記上下階の乗降口間を走行する前記車椅子用踏段が前
    記踊場に達したことを検出する第1の検出手段と、 前記車椅子用踏段が前記踊場を通過したことを検出する
    第2の検出手段と、 前記第1および第2の検出手段の検出出力により所定の
    情報を報知する情報報知手段とを具備したことを特徴と
    する車椅子用ステップ付エスカレータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の検出手段の検出出力から前記
    第2の検出手段の検出出力が発生するまでの間、前記踊
    場を通過する前記車椅子用踏段の走行速度を減速する減
    速手段を有することを特徴とする請求項1記載の車椅子
    用ステップ付エスカレータの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記上下階の乗降口間を走行する前記車
    椅子用踏段の運転方向を検出する運転方向検出手段を有
    し、該運転方向検出手段の所定の運転方向に応じた検出
    出力により前記減速手段での減速動作を許容することを
    特徴とする請求項2記載の車椅子用ステップ付エスカレ
    ータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記減速手段での減速動作を選択的に設
    定する選択手段を有することを特徴とする請求項2記載
    の車椅子用ステップ付エスカレータの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、音声メッセージ生成手
    段、警報手段、表示手段の少なくとも1つから構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の車椅子用ステップ付
    エスカレータの制御装置。
JP20873094A 1994-09-01 1994-09-01 車椅子用ステップ付エスカレータの制御装置 Pending JPH0873164A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322790A (ja) * 2000-05-17 2001-11-20 Toshiba Corp 車椅子用踏段付きエスカレータの運転装置
JP2001335271A (ja) * 2000-05-24 2001-12-04 Toshiba Corp エスカレータおよびエレベータの制御装置
JP2009067533A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Mitsubishi Electric Corp エスカレーターの安全装置
US10399824B2 (en) 2017-01-11 2019-09-03 Otis Elevator Company Passenger conveyor system and starting/stopping control method thereof
CN114476912A (zh) * 2022-01-18 2022-05-13 上海爱登堡电梯集团股份有限公司 一种带引导行为不便者乘梯装置的自动扶梯

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